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2016年1月27日 (水)

先進技術実証機 ATD-X(X-2)、いよいよ来月中旬に初飛行

防衛省が将来のステルス戦闘機開発に生かすために、三菱重工業やIHIなどとともに研究開発を進めてきた「先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X)」の動向については、これまで断続的動向が伝えられて来たが、いよいよ来月(2月)中旬をめどに初飛行させることが決定した。

同機は3月に防衛省が製造元の三菱重工業から正式に受領し、2017年3月までの1年間で技術の有効性などを検証し、18年度ごろまでに現行の戦闘機の後継を国産化するかどうかを決定する。

同機は現在、三菱重工小牧南工場(愛知県豊山町)で機体やエンジンの試験を進めており、今月下旬に地上滑走試験を開始、その後は初飛行を含め2回程度の試験飛行ののち、3月末に防衛装備庁岐阜試験場に納入される予定。

同機の形式はX-2と発表された。

リンク:進技術実証機「X-2」、4月下旬の初飛行に向けたテスト継続 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス機飛行、今月下旬にも=地上滑走試験終了後―防衛省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス試作機、納入遅れへ - 速報:@niftyニュース.
リンク:<ステルス実証機>「X2」の地上滑走試験 中谷防衛相視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産初のステルス実証機、地上滑走実験を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス実証機「X―2」、初飛行は3月にずれ込み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:純国産戦闘機、ビジネス化への大きな期待と高いハードル - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「心神」とも呼ばれた先進技術実証機、型式は「X-2」に 2月初飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本のステルス実証機、型式は「X-2」に 2月中旬以降に初飛行へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛装備庁、開発中のステルス機を2月中旬に初飛行へ…型式は「X-2」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス全容“キャッチ” 実証機初公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:公開された国産初ステルス機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ステルス」技術確立へ。純国産戦闘機は飛び立つか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本のステルス実証機は何を狙うのか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産初のステルス実証機「X―2」を初公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<防衛装備庁>国産初のステルス「先進技術実証機」X2公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産のステルス研究機「X-2」、2月に初飛行へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛装備庁、ステルス試作機公開 - 速報:@niftyニュース.
リンク:国産ステルス機を初公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス機を初公開=次期戦闘機開発技術―2月飛行・防衛装備庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「日本版ステルス機」お披露目 米軍「第5世代」を上回る「心神」! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「先進技術実証機」いよいよ来月中旬に初飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス戦闘機、初飛行へ…実証機で2月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス実証機初飛行へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:国産の次世代戦闘機開発に向け、ステルス実証機初飛行へ-防衛省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:先進技術実証機「年内初飛行は厳しい」 防衛装備庁幹部 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

先進技術実証機「X-2」、4月下旬の初飛行に向けたテスト継続
レスポンス 4月12日(火)10時15分配信

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名古屋空港で滑走試験を進めている先進技術実証機「X-2」。

MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の試験飛行で注目されている名古屋空港だが、MRJ以上に航空ファンから注目を集めているのが先進技術実証機「X-2」だ。防衛装備庁が開発を進めているもので、4月下旬の初飛行に向けた滑走テストを続けている。

[関連写真]

X-2は、今年1月の型式命名まで「ATD-X(Advanced Technological Demonstrator-X)」と呼ばれてきた。一部では「心神(霊峰としての富士山の意)」という非公式名称も使用されている。「レーダーに反映されにくいステルス技術」や、「推力偏向機構を用いた高運動性能」など、日本が今後開発を進めていく次世代戦闘機に必要とされる(であろう)技術を実証するための機体であり、X-2が次世代戦闘機のプロトタイプというわけではない。

MRJと同様に三菱重工業が製造を担当し、小牧南工場に隣接する名古屋空港を利用した滑走テストを行っているが、初飛行までに必要不可欠な高速滑走試験はまだ実施されていない。初飛行の予定もこれまでに数度の延期がなされ、最新の予定では「4月下旬見込み」となっている。

《レスポンス 石田真一》


ステルス機飛行、今月下旬にも=地上滑走試験終了後―防衛省
時事通信 4月5日(火)19時57分配信

 防衛省は5日、開発を進めている国産ステルス機「X―2」の初飛行について、今月下旬になるとの見通しを明らかにした。

 X―2は、航空自衛隊F2戦闘機の後継機となる次世代戦闘機に適用するレーダーに探知されにくいステルス技術などを検証するために開発された実証機。防衛装備庁は1月下旬、報道陣に機体を公開し、2~3月までに7回の地上滑走試験を実施していた。


国産ステルス試作機、納入遅れへ
2016年3月13日(日)16時29分配信 共同通信

X2
 ステルス戦闘機開発に向け、三菱重工業などが製造している試作機「先進技術実証機」=1月、愛知県豊山町

 国産初となるステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注により三菱重工業などが製造する試作機「先進技術実証機」の納入が、期限である今月末に間に合わない可能性が高いことが13日、防衛省関係者への取材で分かった。

 納入の前提となる地上滑走試験や初飛行を含む飛行試験の終了が予定より遅れているためで、機体の納入は4月中旬以降になる見通し。試作機をめぐっては、エンジンや操縦系統でさらなる検証が必要となり、昨年3月末だった納入期限を延長した経緯がある。

 関係者によると、試作機は今後、数回の滑走試験を経て、飛行試験を2回行うことを計画している。


<ステルス実証機>「X2」の地上滑走試験 中谷防衛相視察
毎日新聞 2月24日(水)18時43分配信

 中谷元(げん)防衛相は24日、レーダーに探知されにくいステルス技術などを開発する実証機「X2」の地上滑走試験を愛知県豊山町の県営名古屋空港で視察した。X2は2009年度から開発しており、防衛省は来月中旬にも始まる飛行試験の結果を踏まえ、次期支援戦闘機を国産化するか、国際共同開発するかを18年度までに判断する。中谷氏は記者団に「戦闘機開発や航空機産業全体の技術革新などで大変期待が持てる」と述べた。


国産初のステルス実証機、地上滑走実験を公開
読売新聞 2月24日(水)13時5分配信

 レーダーに探知されにくい国産初のステルス性能を持つ戦闘機開発に向け、三菱重工業などが製造している先進技術実証機の地上滑走実験が24日午前、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)で行われ、報道陣に初めて公開された。

 実証機は、全長約14メートル、全幅約9メートル。レーダーに映りにくい炭素繊維の電波吸収材を採用しており、ステルス性能を備える。この日は、約500メートルを時速約100キロで滑走した。視察した中谷防衛相は「将来の我が国の戦闘機開発、航空機産業全体の革新に向けて期待が持てる」と語った。

 今後、数回の滑走実験を経て、3月中に初飛行を行う予定。政府は、実証機の研究結果を踏まえ、2018年度までに主力戦闘機「F2」の後継機を国産とするか、国際共同開発とするかを決める方針だ。


ステルス実証機「X―2」、初飛行は3月にずれ込み
ニュースイッチ 2月20日(土)8時10分配信

X2
1月下旬に公開された「X―2」

一部の試験や設計の検証に時間
 防衛装備庁は開発中のステルス実証機「X―2」について、22日からの週内に予定していた初飛行を2週間程度遅らせる。関係者によると、一部の試験や設計の検証に時間がかかっているためという。初飛行は3月7日の週以降になる見込みだ。

 X―2は、2030年代に配備する戦闘機に適用する技術を検証するために開発されている航空機。レーダーに捕捉されにくいステルス性や高運動性などを確認する。政府はX―2の開発成果などを踏まえ、18年度までに国産戦闘機を開発するか否か判断する。

 防衛装備庁は1月下旬、X―2の主契約者である三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で報道陣に機体を公開。初飛行の後、3月末までに機体を受領する方針で、2月には県営名古屋空港(同)の滑走路で地上走行試験を開始していた。


純国産戦闘機、ビジネス化への大きな期待と高いハードル
ニュースイッチ 1月31日(日)14時20分配信

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ステルス性やエンジンなど将来の戦闘機開発に生かすための技術を検証する(報道公開された先進技術実証機=X―2)

2月中旬に「先進技術実証機」が初飛行。ニッポンの航空宇宙産業の礎に
 防衛省が将来の戦闘機開発に生かすべく開発しているステルス研究機「先進技術実証機(X―2)」が2月中旬に初飛行する。同実証機では、戦後初の純国産戦闘機の開発に向け、ステルス性や高運動性などを国内技術で確立できるか検証する。ステルス性の指標となるレーダー反射断面積(RCS)を極力小さくするため、多くの最新技術が搭載される。

<民生品への効果大きく。一方で国庫負担8000億円>

 その一つが機体設計。機体は電波を横に逃がす形状とした。外板の一部もギザギザに接合し、ステルス性を高める。エンジンファンも前方から見えなくし、RCSを抑える。

 一方で複合材を多用し、複雑形状のステルス戦闘機ながら軽量化した。機体の大きさは全高約14×全幅約9×全高約4メートル。F2(約16×約11×約5メートル)よりひと回り小さい。機体は三菱重工業が製造を取りまとめた。製造には約220社が関わっており、エンジンはIHI、主翼や尾翼は富士重工業、操縦席周辺は川崎重工業が手がけた。

 三菱重工防衛・宇宙ドメイン航空機事業部の浜田充技監・技師長は「先進技術を得ることに加え、技術の継承、人材育成が進む。(戦闘機開発の)基盤を絶やさないことが重要だ」と語る。

 機体は3月に三菱重工から防衛省に納入し、17年3月までの1年間で技術の有効性などを検証する。その後、17年度末までに技術の達成可能性を見極め、18年度までに純国産戦闘機を作るかを決める方針だ。

 戦闘機の国産化に対する航空機関連企業の期待は大きい。航空機産業は民間向けと防衛向けが、技術面でも生産面でも深く結びついている。防衛向けの拡大は民間向けも含めた航空機産業の底上げにつながる。

<F2生産、1000社関与>

 日本航空宇宙工業会(SJAC)によると、14年度の航空機生産額(速報値)は1兆6613億円。うち約7割が民間向けで、防衛向けは3割にとどまる。ただ、10年前の04年度は防衛向けで6割強を占めていた。

 戦後、日本では、ライセンス生産や共同開発によって戦闘機や練習機を製造してきた。しかし日米共同開発の戦闘機「F2」が11年に納入を終え、国産戦闘機の新規製造は途絶えた。F2の機体生産には約1100社が関与。F2後継機の国産が決まれば防衛産業の基盤拡大につながる。

 11年に導入が決まった戦闘機「F35」は、米国からの輸入がベース。国内企業の参画は最終組み立て・検査(FACO)や整備、一部部品の製造などに限られる。永野尚富士重工業専務執行役員は「効率的で柔軟な機体運用に加え、防衛生産・技術を維持向上する上でも(戦闘機の)国産化を期待する」と語る。

「空白」に危機感も国産化へハードル高く
 業界では国内生産の空白に対する危機感が強い。11年にSJACが作成した資料では、16社中13社で他部門などに人材流出があり、人材が流出して5年後にその人材を戦闘機事業に戻すことは不可能と回答した企業が13社中12社あった。

 航空機関連企業では民間機と防衛省機の部品が同一の現場で生産されることが多い。民需と防需の双方で生産が増えれば、工場の稼働率向上につながる。長年、防衛関連を手がけてきた三菱重工の協力企業会「名航協力会」の会員企業の社長は「防衛省機の生産は我々の“本業”。国産戦闘機を待ち望んでいる」と期待を隠さない。

 民生品への技術波及効果も大きい。F2が採用した複合材の一体成形主翼の技術は、三菱重工による米ボーイング「787」の主翼につながった。レーダー技術は料金自動収受システム(ETC)に、チタンボルトの技術は医療用ボルトに応用された。

 ただ戦闘機の国産化にはハードルも高い。まず技術的な問題。防衛省はIHIとともに推力15トン級の戦闘機用エンジンを開発している。ステルス性を高めるため空気の採り入れ口は小さくしつつ、かつ大きな推力を出すため内部の燃焼温度を1800度C程度まで高める計画だが、技術の確立には一定の時間がかかるとみられる。

ステルス性など要素技術が高度になる中、開発費の高騰もネックだ。防衛省はF2後継機の開発経費が総額5000億―8000億円が必要だとみている。国費負担を前提としているため、予算措置は難航が必至だ。

<【私はこう見る】航空ジャーナリスト・青木謙知氏>

 政府は先進技術実証機の成果を活用し、純国産戦闘機の開発の是非を判断することになる。ただ戦闘機は技術の高度化に伴い開発費が膨大になり、単独開発へのハードルは高い。

 ドイツやイタリア、スペイン、英国は単独開発を断念し、国際共同事業とした。また今は単独開発のスウェーデン、フランスも「次はない」という見方が主流。これに米国も加われば将来戦闘機は西側諸国の国際共同開発になる可能性が高い。

 国際共同開発に進む場合、最先端の技術を保有しておけば諸外国に提示できるし、実証成果を備えていれば開発グループ内で重要な地位を占めることも可能だ。先進技術実証機の意義はそこにある。

 戦闘機の国産化は航空宇宙・防衛産業には新たなビジネスの機会となるが、一方で多額の税金投入には批判もあろう。政府は難しい判断を迫られる。現在は将来に向け、基礎研究やデータ収集を進める時期であり、先進技術実証機にはその役割を全うしてほしい。


「心神」とも呼ばれた先進技術実証機、型式は「X-2」に 2月初飛行
乗りものニュース 1月29日(金)12時0分配信

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「X-2」と型式が制定された先進技術実証機(写真出典:防衛省)。

名古屋空港から離陸
 防衛装備庁は2016年1月28日(木)、三菱重工業と契約して研究・試作を行っている「先進技術実証機」について、その型式を「X-2」とし、2月中旬以降に初飛行を実施すると発表しました。

 離陸飛行場は県営名古屋空港、着陸飛行場は航空自衛隊の岐阜基地が計画されています。

 この「先進技術実証機」は、その名の通り将来の国産戦闘機に適用できる先進的な要素を実証するために開発された、レーダーに探知されにくいステルス性を持つ実験機。2009(平成21)年度から開発が始められ、「心神」とも呼ばれます。


日本のステルス実証機、型式は「X-2」に 2月中旬以降に初飛行へ
sorae.jp 1月29日(金)12時0分配信

防衛省の防衛装備庁は1月28日、三菱重工業と研究している先進技術実証機について、「X-2」の型式を与えたと発表した。

初飛行は今年2月中旬以降に予定されており、愛知県にある県営名古屋空港を離陸し、航空自衛隊岐阜基地に着陸する計画だという。

先進技術実証機「X-2」は、将来の戦闘機開発に必要となる、新しい技術の実証やデータ収集を目的とした機体。

たとえば機体形状はステルス形状を採用している他、電波を吸収しやすい素材も使用することでレーダーに映りにくくなっている。また機体構造には新しい複合材が採用されており、ジェット・エンジンも国産のものを搭載。さらにエンジンは噴射ガスの向きを変えられる推力偏向パドルをもち、飛行制御コンピューターと組み合わせることで、空中で高い機動性を発揮することもできる。

開発は2009年度から始まり、機体を三菱重工、エンジンをIHIが担当している。

X-2そのものには戦闘機としての能力はなく、今後飛行試験を繰り返し、その結果を基に、次世代の日本の戦闘機開発をどのような形で進めるかが判断されることになる。


防衛装備庁、開発中のステルス機を2月中旬に初飛行へ…型式は「X-2」
レスポンス 1月29日(金)11時15分配信

防衛装備庁は、三菱重工業と研究試作したレーダー探知されにくい「ステルス機」の初飛行を2月中旬以降に実施すると発表した。

同庁では、三菱重工と契約して先進技術実証機となるステルス機を研究試作してきた。このステルス機を「X-2」と型式を制定して、2月中旬以降、初飛行する。

初飛行は県営名古屋空港を離陸して、航空自衛隊岐阜基地に着陸する予定。

先進技術実証機は、将来の戦闘機に適用が期待されるステルス機体形状やエンジンの推力偏向制御など、先進技術を盛り込んだ実験用の航空機。

《レスポンス レスポンス編集部》


ステルス全容“キャッチ” 実証機初公開
岐阜新聞Web 1月29日(金)9時6分配信

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報道陣に公開された国産ステルス機「X-2」=28日午後2時57分、愛知県豊山町、三菱重工業小牧南工場

 防衛装備庁は28日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、次世代戦闘機の開発に向けた国産ステルス機「先進技術実証機」を初公開した。2月中旬以降、天候のいい日を選び、県営名古屋空港から岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地まで初飛行する予定。
 ステルス機の型式は「X-2」。全長14.2メートル、全幅9.1メートル、全高4.5メートルで、ミサイルなどの武器やレーダーは搭載していない。敵に探知されにくくするため電波吸収材を採用したほか、急旋回できる性能が特徴。2009年度から約394億円を投じ、試作を重ねてきた。
 製造元の三菱重工業によると、国産初の高推力エンジンはIHI、主翼や尾翼は富士重工業、座席は川崎重工業が供給。部品約30万点のうち約9割が国産で、部品供給企業は約220社という。2月の初飛行に伴い岐阜基地内にある防衛装備庁岐阜試験場に納入され、岐阜基地飛行開発実験団などと連携して最大200時間の飛行試験を実施。基本的な機動性やステルス性能を調べる。
 同庁は、飛行試験の際、X-2は無線で位置や航路をやり取りするため、レーダーに映らなくても民間機とのニアミスなどは起こらないとしている。


公開された国産初ステルス機
時事通信 1月29日(金)9時5分配信

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防衛装備庁が報道陣に公開した国産初のステルス機「X―2」=28日午後、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場


「ステルス」技術確立へ。純国産戦闘機は飛び立つか
ニュースイッチ 1月29日(金)7時55分配信

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戦闘機の開発の歴史

2月中旬に「先進技術実証機」が初飛行。ニッポンの航空宇宙産業の礎に
 防衛省が将来の戦闘機開発に生かすべく開発しているステルス研究機「先進技術実証機(X―2)」が2月中旬に初飛行する。1月28日には製造元の三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で機体が公開された。実証機の飛行で、2030年前後の世界情勢を見据えた戦闘機国産化の議論が本格化しそうだ。航空機の国際共同開発が増える中、日本は航空宇宙産業の技術・生産基盤をどう発展させるか問われる。

 先進技術実証機は防衛省が28年以降に配備する戦闘機の技術を検証する目的で開発している。プロジェクトの開始は09年度で、機体の開発費は約394億円。28年ごろに退役が始まる戦闘機「F2」の後継機種はレーダーに捕捉されにくいステルス戦闘機が有力。ただステルス技術は各国とも秘匿性が高く、防衛省は国内で技術開発する必要があると判断した。

 将来の戦闘機は高いレベルでのステルス性が求められる。同実証機の空力や制御技術を確かめる小型無人航空機を製作したAETアビエーション(名古屋市昭和区)の鬼頭誠社長は「戦闘機の開発競争で日本が有利なポジションを獲得するための手段」と同実証機の意義を説明する。

 同実証機では、戦後初の純国産戦闘機の開発に向け、ステルス性や高運動性などを国内技術で確立できるか検証する。ステルス性の指標となるレーダー反射断面積(RCS)を極力小さくするため、多くの最新技術が搭載される。

 防衛装備庁幹部は、実証機のステルス性能を「詳細は話せないが相当高いレベルにある」と言う。有人ステルス機を実用化しているのは世界でも米国のみで、ロシアと中国が飛行試験中、日本が初飛行すれば世界で4カ国目だ。

 ただ、1990年代もそうだったように、国産戦闘機の開発に対して今後、米国から横やりが入る可能性もある。純国産が難しいとすれば、海外との共同開発の中でいかにイニシアティブを取っていけるか。

 ステルスなどの技術獲得に満足することなく、それを活用して他国との交渉を有利に進める外交力が最も大切になる。せっかくの国産技術。「技術で勝って事業で負ける」という結末は避けなければいけない。


日本のステルス実証機は何を狙うのか?
dragoner | 軍事ブロガー/見習い猟師
2016年1月29日 0時1分配信

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防衛装備庁の技術実証機X-2(防衛省資料より)

ステルス技術”実証機”

防衛装備庁が研究試作を行っている先進技術実証機が、"X-2"の型式を与えられ、2月中旬に初飛行すると発表されました。(リンク:防衛装備庁リリース「先進技術実証機の初飛行等について」)

防衛装備庁は28日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、次世代戦闘機の開発などに向けた国産のステルス機「X―2」を初公開した。

(中略)

実証機は今後地上滑走試験を行い、2月中旬以降に初飛行を行う予定。県営名古屋空港(豊山町)から空自岐阜基地(岐阜県各務原市)まで飛行する。 

出典:国産ステルス機を初公開=次期戦闘機開発技術―2月飛行・防衛装備庁

このX-2については、一部のメディアで「国産ステルス戦闘機」という報道もなされていますが、自衛隊のF-2戦闘機の後継となる将来戦闘機開発に用いる技術データを集めるための実証機で、この機体に戦闘能力はありません。

X-2はステルス形状の機体に、国産の実証エンジンを2基搭載し、高運動性・ステルス性技術の実証を目的としています。実機として試作することで、個別に研究されてきた要素技術を一つの機体としてまとめるシステム・インテグレーションや、全体を制御するソフトウェアのノウハウを得る事も重要です。また、将来戦闘機のためだけでなく、日本が従来保有していなかったステルス機のデータを集めることで、日本周辺国で将来配備されるだろうステルス機に対する防空体制の検討にも役立つと期待されています。

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X-2に搭載される国産実証エンジンXF-5(防衛装備庁サイトより)

ところで、自衛隊では既にアメリカが開発しているF-35ステルス戦闘機の導入が決まっています。F-35を配備するなら、自前でステルス機の技術研究する必要は無いじゃないか、と思われる人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、F-35計画では自国が技術を持たないことが、自国の防衛計画上のリスクになる事が露呈しています。今回は初飛行を前にX-2の狙いは何か、現在の最新戦闘機開発を交えて紹介したいと思います。

超大国による技術の独占とその弊害

F-35は名目上は国際共同開発ですが、実際の開発はアメリカ主導で行われています。開発だけでなく、生産や機体のメンテナンスまでもアメリカの強い管理下にあり、海外での生産の最終工程はFACOと呼ばれる施設だけで行われ、ALGSと呼ばれるシステムにより全世界のF-35はパーツの一つに至るまで管理IDが振られ、アメリカが一括して管理しています(FACOとALGSについては、拙稿「F-35戦闘機導入に武器輸出三原則見直しが必要だったワケ」を参照下さい)。

アメリカはFACOやALGSをコスト削減策としてアピールしていますが、もうひとつの側面として、F-35の技術を外に漏らさない事でアメリカの軍事・外交上の優位性を保つという思惑があります。事実、前世代機のF-15は機体やエンジンの日本で国内メーカーによる製造が出来たのに対し、F-35では国内メーカーの製造割合は4割程度と伝えられているなど、日本側の裁量が大きく減っています。同盟国やユーザー国であっても、F-35の技術情報の開示は限られており、不満を持つ国もあります。

F35
米空軍のF-35戦闘機(米空軍サイトより)

同じ防衛装備品の輸出でも、現在行われているオーストラリアの次期潜水艦商戦で日本、ドイツ、フランス各国がオーストラリアへの技術移転や現地生産を提案し、オーストラリアへの技術情報の開示を強調しているのとは対照的です。通常動力潜水艦を開発出来る技術を持つ国が複数あるのに対し、今のところF-35に相当する第5世代ステルス戦闘機を開発出来る国は一部の超大国に限られており、かつての「西側」で第5世代戦闘機を開発しているのはアメリカしかありません。現状、NATOやEU構成国が入手可能な第5世代機はF-35しかないということになります。

この選択肢の無さが問題を招いています。F-35は開発が難航し、計画の大幅な遅延に加え、AFPによれば2014年の段階で1,670億ドルも開発予算を超過しており(AFPBB「なぜ米国はF35戦闘機に巨額を費やすのか?」)、調達価格の高騰が懸念されています。採用予定国にとっては、自国の防衛計画に大きな悪影響を及ぼしかねませんが、F-35の代わりになる選択肢はありません。結果、F-35計画に問題が出ても、そこから足抜け出来ないでいます。

F-35の次のための「武器」

超大国による技術の独占により、F-35のユーザー国は開発国側の都合や問題に、従来以上に引きずられるを得ません。代替案無き状況が生み出した理不尽です。

このような問題を避けるためにも、代替案はあるに越したことはありません。国内で次世代機が開発出来るのがベストですが、それには莫大な資金と時間が必要です。国際共同開発で負担を軽減するにしても、発言力を確保するには自前で技術を持っているかがカギとなります。自国で戦闘機を作らなくても、自国で技術を持っておく事が、自国の防衛計画へのリスクを回避するための「武器」にもなるのです。

まだF-35の配備も進んでいない状況ですが、早くも「次」を見据えた戦闘機計画が立ち上がり始めています。日本でも、X-2をはじめとした将来戦闘機に関する研究は平成30年度(2018年度)に成果がほぼ出揃う予定となっており、それを元にして「次」をどうするか方針が決まります。X-2は、F-35の「次」を見据えた一手でもあるのです。

F-35は様々な問題に直面しましたが、次はどうでしょうか? X-2が良い成果を残し、選択肢が少しでも広がれば良いのですが。


国産初のステルス実証機「X―2」を初公開
読売新聞 1月28日(木)21時2分配信

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報道公開されたステルス性能を持つ実証機(28日、愛知県豊山町で)=中根新太郎撮影

 防衛装備庁は28日、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能を備える国産初の先進技術実証機を、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で初めて公開した。

 実証機は全長約14メートル、全幅約9メートルで、型式は「X―2」。電波を反射・吸収するステルス性能のほか、エンジン噴射の向きを変えることで、高い機動性を可能にしたという。約400億円の開発費をかけ、防衛省が三菱重工やIHIなどとともに研究開発を進めてきた。

 初飛行は2月中旬以降を予定している。その後、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)を拠点に飛行実験を行ったうえで、2018年度までに後継機を国産とするか、国際共同開発とするか決める方針。


<防衛装備庁>国産初のステルス「先進技術実証機」X2公開
毎日新聞 1月28日(木)19時25分配信

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2月中旬以降に予定されている初飛行を前に機体が公開された先進技術実証機X2=愛知県豊山町で2016年1月28日午後2時43分、大竹禎之撮影

 防衛装備庁は28日、レーダーに探知されにくいステルス戦闘機の技術を開発する実証機を愛知県豊山町の三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で公開した。2月中旬以降に飛行試験を行う。型式は「X2」で、試験結果を踏まえ、2018年度までに次期戦闘機に技術を採用するか判断する。

 同庁によると、ステルス機能と高機動性を兼備した戦闘機の技術開発のため、09年度に実証機の製作を開始。同社を中心に、主翼に富士重工、エンジンにIHIなどの国内企業が関わり、部品の9割を国内調達した。

 地上試験はほぼ終了した。初飛行は、天候などから2月22日以降に実施する可能性が高いとしている。同町の県営名古屋空港から岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地まで飛び、同基地を拠点に試験を続けるという。【清藤天】


国産のステルス研究機「X-2」、2月に初飛行へ
AFP=時事 1月28日(木)18時43分配信

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愛知県にある三菱重工業・小牧南工場で、報道陣に公開された先進技術実証機「X-2」(2016年1月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】防衛装備庁は28日、愛知県にある三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)の小牧南工場で、先進技術実証機「X-2」を報道陣に公開した。ステルス技術の研究のために開発された同機は、2月に初めての試験飛行を行う予定。【翻訳編集】 AFPBB News

【関連写真】勇姿を現した「X-2」


防衛装備庁、ステルス試作機公開
2016年1月28日(木)17時36分配信 共同通信

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 ステルス戦闘機開発に向け、三菱重工業などが製造している試作機「先進技術実証機」=28日午後、愛知県豊山町

 防衛装備庁は28日、国産初のステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注を受けて三菱重工業などが製造している試作機「先進技術実証機」を、愛知県豊山町の同社工場で報道陣に初公開した。

 実証機の型式は「X2」。今後、地上滑走試験などを経て、2月中旬以降、同工場に隣接する愛知県営名古屋空港から航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)まで初飛行する予定。

 同庁によると、製造は国内の複数の防衛産業が参加し、2009年度に始まった。総経費は約394億円。全長14・2メートル、全幅約9・1メートル、全高4・5メートルで、レーダーに映りにくい炭素繊維の電波吸収材を採用している。


国産ステルス機を初公開
時事通信 1月28日(木)15時16分配信

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防衛装備庁は28日、三菱重工業小牧南工場で、次世代戦闘機の開発などに向けた国産のステルス機(写真)を初公開した。実証機の先進技術を生かして、航空自衛隊F2戦闘機の後継機を開発するのが狙い=愛知県豊山町


国産ステルス機を初公開=次期戦闘機開発技術―2月飛行・防衛装備庁
時事通信 1月28日(木)14時40分配信

 防衛装備庁は28日、三菱重工業の小牧南工場(愛知県豊山町)で、次世代戦闘機の開発などに向けた国産のステルス機「X―2」を初公開した。
 実証機の先進技術を生かして、航空自衛隊F2戦闘機の後継機を開発するのが狙い。
 機体は全長14.2メートル、全幅9.1メートル、全高4.5メートルで、通常の戦闘機より一回り小さい。レーダーに探知されにくい電波吸収材や機体を軽量化するために炭素繊維が使われている。2009年度から約394億円を投じ、機体を三菱重工、エンジンをIHIが開発した。
 実証機は今後地上滑走試験を行い、2月中旬以降に初飛行を行う予定。県営名古屋空港(豊山町)から空自岐阜基地(岐阜県各務原市)まで飛行する。


「日本版ステルス機」お披露目 米軍「第5世代」を上回る「心神」!
産経新聞 1月28日(木)12時4分配信

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報道陣に公開された先進技術実証機=28日、愛知県豊山町(彦野公太朗撮影)(写真:産経新聞)

 「先端技術を集めた兵器は美しい。秘密のベールに包まれた技術も神秘性をただよわせる」

 とは、官民の防衛関係者が兵器をお披露目するにあたり、一様に抱く感慨だ。愛知県内に在る三菱重工の工場で28日、同じ感慨を共有した。

 同日午後に公開されるのは、米軍のF-35といった「第5世代」戦闘機の上をうかがう、将来の「第6世代」戦闘機開発に備えた研究実験機《先進技術実証機》。富士山の別称「心神」という愛称の方がすっかり有名になった。三菱関係者が命名したとの言い伝えもあるが定かではない。

 ともあれ、零戦と縁が深いこの工場で生まれた心神が、武器輸出3原則緩和や防衛装備庁設立と相まって、戦後、大日本帝國陸海軍の傑作機復活を恐れる連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)がズタズタにした日本の航空機産業を蘇生させる先駆けと成る…そんな確かな手応えを感じた。

 特徴は、炭素繊維を駆使した敵レーダーに探知されず敵を捕捉できるステルス性能はじめ、耐熱素材や電子機器、小型化した燃料装置の導入に象徴される、わが国の得意技術を生かした点。結果、軽量化を図り高い運動性を可能にした。機体が失速しやすい姿勢を強いられようと、失速し難く工夫されたエンジンも、担当のIHIが開発に成功した。

 航空自衛隊出身の宇都隆史参院議員は「戦闘機開発は国家の体制を守る礎の一つになる。礎の構築は、わが国が独自の技術力をしっかりと確保して、初めて達成する」と、小欄に期待を語った。

 平成22年3月に国内企業群が開発を始めた心神は、今年3月の防衛省引渡しまでに初飛行を終える。その後、研究中だった最新技術を追加→試験飛行を反復→問題点をあぶり出し→分析→改善を施し→新たな技術を付加→再び飛行する。回転を止めず進化を求め続ける、以上の過程の繰り返しを軍事の要諦「スパイラル・セオリー」と呼ぶ。セオリーは心神が直接、空自の将来型戦闘機となるわけではない傍証でもある。

 むしろ「心神が生み出す数々の技術の完成度が、将来型戦闘機の生産・開発形態を決める」と言った方が正確だろう。日米両国は米国より技術情報供与を受け空自の次期戦闘機F-35を日本国内で組み立てる方針で同意したが、F-35導入後の将来型戦闘機を国産にするか、費用・技術上のリスクをシェアすべく外国との共同開発に踏み出すかは未定だ。

 関係者は「未定でよい」と言い切る。国産戦闘機製造への総合力を持てば、外国が注目し擦り寄ってくる。逆説的に言えば、国産戦闘機製造への総合力を持たぬと軍需大国に相手にされず、共同開発には参画できない。この関係者は「国産戦闘機を製造できる段階に昇った時点で、防衛技術基盤の発展や費用対効果、企業収益など国益を冷静に勘案し、国産か共同開発かを判断すればよい」と、まずは「国産力」蓄積を目指す方向が基本と考えている。

 もっとも、膨大な国防費にあえぐ米国からの共同開発に関する打診は今のところない。が、「国産・共同開発いずれにしても、海外に売り込むスキームは早期に構築しなければ」とも提言する。

 仮に国産にすれば開発費は5千億~1兆円超。一方で防衛省は、最低でも4兆円の新規事業誕生+8・3億円の経済波及効果+24万人の雇用創出を試算する。

 スキームといえばもう一つ必要だ。前述した武器輸出3原則緩和や防衛装備庁設立による「副作用」対策。3原則に縛られ兵器貿易と貿易管理面で「鎖国」状態だったぬるま湯時代とは違い、「開国」し、日本政府が外国との輸出入に乗り出した現在では必要となった、人材(ヒト)・技術(モノ)・利益(カネ)の流失を防ぐ法的管理スキームがないのだ。

 別の関係者は日本メーカーの具体名を挙げ(仮にA社)、「A社と提携関係を切って、ウチに来ないか?と、外国企業に手を突っ込まれる日本企業は次第に増えている」と証言。「開国」がもたらした現状をこう表現した。

 「舌なめずりするオオカミがうろつく荒野に置く、ヒツジが閉じこもっていたおりの扉が開いた」(野口裕之)


「先進技術実証機」いよいよ来月中旬に初飛行
ニュースイッチ 1月27日(水)8時10分配信

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先進技術実証機(防衛装備庁提供、写真の一部が修整されています)
2018年度に国産戦闘機の開発判断

 防衛省は将来のステルス戦闘機開発に生かすため研究開発を進めてきた「先進技術実証機」について、2月中旬をめどに初飛行させることを決めた。3月に製造元の三菱重工業から正式に受領し、2017年3月までの1年間で技術の有効性などを検証する。政府は18年度ごろをめどに、現行の戦闘機の後継を国産化するかどうか決める方針だ。

 防衛装備庁によると、同実証機は1月下旬に地上滑走試験を開始する。その後は初飛行を含め2回程度の試験飛行をした後、3月末に同庁岐阜試験場に納入される予定。現在は三菱重工小牧南工場(愛知県豊山町)で機体やエンジンの試験を進める。

 同実証機はレーダーに捕捉されにくい「ステルス性」や、高い運動性などを実証する機体だ。全長14メートル×全幅9メートル×高さ4メートルで、1機のみ製造されている。開発費は400億円弱。


国産ステルス戦闘機、初飛行へ…実証機で2月
読売新聞 1月26日(火)16時52分配信

 政府は、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能を持つ戦闘機の国産化に向け、初の飛行実験を2月中旬に行う。

 実験データなどは、主力戦闘機「F2」の後継機に生かされる予定だ。日本独自の技術を確立し、国内の防衛産業の基盤を維持する狙いもある。

 飛行実験は、防衛省が2009年から三菱重工業やIHIなどとともに研究開発を進めてきた先進技術実証機を使い、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)で行われる。実証機は全長14メートル、全幅9メートルで、機体の運動性能を高めるため、軽量の炭素繊維が使われている。関連費用は16年度予算案への計上分を含めると、約415億円に上る。

 16年3月に完了を予定している研究開発の最終段階に当たる。当初は14年度中に実験する予定だったが、エンジンの制御システムなどに欠陥が見つかり、先送りされてきた。防衛省は「原因究明と改良により、欠陥は克服された」としている。


ステルス実証機初飛行へ
2015年12月27日(日)15時36分配信 共同通信

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 ステルス戦闘機開発に向け、三菱重工業が中心となって製造している「先進技術実証機」=2014年5月、愛知県豊山町(防衛省技術研究本部提供、開発途上のため画像の一部がモザイク加工されています)

 国産初のステルス戦闘機開発に向けて、防衛省の発注を受け三菱重工業などが製造している試作機「先進技術実証機」の初飛行が来年2月にも行われる見通しであることが27日、防衛省関係者への取材で分かった。

 実証機は当初、ことし3月までに防衛省へ納入される予定だったが、エンジンや操縦系統でさらに検証が必要となったため、来年3月末まで納入期限を延長し、機体の作動確認を進めていた。


国産の次世代戦闘機開発に向け、ステルス実証機初飛行へ-防衛省
Bloomberg 12月3日(木)7時0分配信

    (ブルームバーグ):防衛省の発注を受け、三菱重工業などが製造している実験用航空機「先進技術実証機(ATD-X)」の初飛行が来年早期に行われる。レーダーによる発見を困難にするステルス技術が特徴で、同技術を持つ航空機の飛行に成功すれば米国、ロシア、中国に続く。日本を取り巻く安全保障環境が変化する中、国産での次世代戦闘機の開発に備える。

製造は1人乗りの1機のみで、費用は約400億円。防衛装備庁の将来戦闘機プログラム・マネジャーの土井博史氏は「2016年の早い段階」で三菱重が初飛行を行うと、ブルームバーグの取材で述べた。来年3月末をめどに防衛省が受領し、岐阜基地でステルス性能と高い運動性を両立させた技術の検証実験を始める。国産の戦闘機開発に関わる初飛行としてはF-2以来、約20年ぶりという。

日本の安全保障が不透明さを増す中での取り組みとなる。国防費を増加させる中国は、日本が実効支配する尖閣諸島の領有権を主張し、公船による領海への侵入や軍用機による領空への接近を繰り返す。こうした中、安倍晋三政権は9月、集団的自衛権の行使を可能とする安保関連法を成立させ、自衛隊の活動範囲を拡大させた。

国際軍事情報を分析するIHSジェーンズのアナリスト、ラクマニ・グプタ氏によると、ステルス機は米国が配備しており、中国、ロシア、インド、トルコも開発中。「日本周辺の安全保障環境はますます複雑になっており、日本は周辺国の空軍に匹敵する能力を維持しなければならない」と、取材に対し電子メールで回答した。

炭素繊維

土井氏によると、ATD-X開発は09年度から始まり、機体は三菱重、エンジンは開発から一貫してIHIが担当。最もレーダーが当たる機体の先端部分には、ステルス性能を持つ国産の炭素繊維複合材を使用している。コックピットのカバーである強化プラスチック製のキャノピーにも電波を反射しない日本製のステルスコーティングを施している。全長14メートルで、F-15(19.4メートル)やF-2(15.5メートル)より短い。

こうした現在配備されている戦闘機にステルス性能はなく、次世代で装備される。土井氏は周辺国がステルス機を開発する中で、「特性を理解し、研究することは防衛上重要」で、「日本の技術的な基盤を底上げすること」にもつながると話す。

防衛装備庁の吉田孝弘事業監理官は、現行のF-2は平成40年(2028年)代に更新が必要になるという。後継機は「国内で開発するとのオプションがあるが、その時に実証機で確立したこれらの技術を活用し、同時に日本の産業にも良い刺激を与えられればよい」と話す。ただ、「現時点では何も決まっていない」と述べた。日本は戦後、1970年代にF-1の機体を開発しており、後継F-2は米国のF-16をベースに米国と共同開発。戦後の純国産戦闘機はない。

「かなりの確率で追求」

三菱重の広報担当、生野英夫氏は初飛行に向けた製造状況について「個別の契約履行に関すること」として回答しなかった。IHIの広報担当者、高橋由起氏は「先進技術実証機の飛行試験を全力で支援していく」としている。

日本は、米国が開発したステルス戦闘機F-35を42機導入することを決めている。グプタ氏は、初飛行が成功すれば「日本はかなりの確率で次世代戦闘機の製造を追求するだろう」と述べた。

記事に関する記者への問い合わせ先:
Tokyo 松田潔社 ;東京 Chris Cooper ,kmatsuda@bloomberg.net,ccooper1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Anand Krishnamoorthy ;大久保義人
宮沢祐介, 中川寛之 ,anandk@bloomberg.net,yokubo1@bloomberg.net


先進技術実証機「年内初飛行は厳しい」 防衛装備庁幹部
ニュースイッチ 11月21日(土)9時18分配信

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研究開発を進める先進技術実証機(防衛整備庁提供)

将来の戦闘機開発につながる重要な検証

 防衛省は将来の戦闘機開発に生かすために研究開発を進めている「先進技術実証機」について、2016年1―3月をめどに初飛行させる方針だ。当初計画から約1年遅れとなる。初飛行の後は16年度末までの1年強で技術の有効性などを検証。18年度ごろをめどに政府が次世代戦闘機を開発するかどうか判断する。新型戦闘機の開発が決まれば、設計や製造に関わる国内防衛産業に追い風となる。

 防衛装備庁幹部は同実証機の初飛行について「年内は厳しい」ことを明らかにした。エンジンなどに改善点が残っているとみられる。同実証機に関する防衛省と三菱重工業の契約は今月末までだが、数カ月間延長する方向だ。

 防衛省は将来の戦闘機開発に向け、3次元CADを用いた「デジタルモックアップ」や先進技術実証機、エンジンシステムなどの研究を並行して進める。実証機は敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性や高い運動性などを実証する機体で、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で地上試験などを実施中。初飛行は当初15年3月末までの予定だったが、エンジン改修などのため延期していた。

 日米で共同開発し、11年に生産を終了した戦闘機「F2」は、主契約者の三菱重工をはじめ約1100社が携わったとされる。一方で政府が11年に導入を決めた次期戦闘機「F35」では、国内企業は最終組み立て工程やエンジン、電子機器の製造など一部しか手がけられず、防衛産業への恩恵は少ないとの見方がある。

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