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2015年12月18日 (金)

橋下徹大阪市長が退任

5月の「大阪都構想」住民投票における僅差でのを機に、否決政界引退を表明してきた橋下徹大阪市長が18日、任期満了を迎え退任する。当面は弁護士業に専念し、その一環として国政政党おおさか維新の会の法律政策顧問に就く意向の橋下氏。しかし、盟友の松井一郎代表(府知事)が「ことあるごとに力を借りていく」と述べるなど現役の雰囲気は消えていない。最近では橋下氏自身が「政治家の出処進退は嘘をついても良い」と公言しているだけに、本格復帰はいつか-に関心が集まっている。

リンク:安倍首相、橋下氏と3時間以上会談 「慰労会」も両者に“思惑” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相と橋下氏が会談=憲法改正など議論か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、都内で橋下氏と会談…憲法改正議論か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>橋下氏と会談 松井氏と菅長官も同席 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相と橋下氏が会談 憲法改正などで意見交換か 菅長官と松井代表も同席 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、橋下氏に国政進出を打診か 「民間人として入閣」説も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:“橋下ロス”正念場おおさか維新 「与党でも野党でもない」カリスマ失い埋没危機も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏、今夜首相と会談 退任直後、話すテーマと言えば? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏暴露ツイッターやる 市長退任「政治知って」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:放っておいて…橋下氏「政界復帰」の見方も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下劇場閉幕 政界復帰「分からない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下節、ラストもメディア批判 「二、三、文句を」「明日から私人」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>橋下氏と19日午後、意見交換へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏、政界引退「まずは一人でコンビニに行くことを目標に」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏「行列のできる―」で復帰も!?テレビ出演備え画像消去を指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「まず一人でコンビニに行く」橋下氏、笑顔で市役所を去る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下徹氏、ツイッターで橋下政治塾開校だ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏「これ以上やれと言っても無理」8年間の改革、記者クラブとの戦いを振り返る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大阪市の橋下市長退任記者会見【全文2】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【全文】橋下氏「メディアは検証が足りない」市長退任会見で不満を語る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最後まで橋下節=「私人、ほっといて」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大阪市の橋下市長退任記者会見【全文1】 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政治家に未練「ない」=橋下大阪市長が退任 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(9完)「この先は有料メルマガで…」 きわどい話も「墓場まで持って行かぬ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「むちゃに耐えてもらった…」橋下氏、大阪市幹部に最後の謝辞 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(8)“戦い”済んで…「日本のメディアにはすごい力がある」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏引退 まるでアイドル?市民ら500人、大歓声…市長退任セレモニー、涙流す人も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(7)「政治部の記者、蹴散らしてやる」一方で菅長官を絶賛 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(6)「都構想と憲法改正は一緒だ」 改憲へ「最大のチャンスが参院選」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏 当面の目標は「1人でコンビニに行く」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(5)「僕がやってきたこと…鼻くそみたい」国の形変えるのは「憲法改正」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(4)「万人から好かれては政治はできない」あるべき政治家像を強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長が退任「持てる力は全部出し切った」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(3)“幻想主義”と朝日批判「話し合いでやったら他の改革進まない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:橋下氏ポスター撤去、維新指示…TV出演布石か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(2)一番腹が立つのは「何もやっていない8年間」と言うコメンテーター - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長退任会見(1)慰安婦報道では「僕の発言きっかけに朝日が誤報認めた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:菅官房長官「橋下氏はまさに捨て身で仕事に取り組んだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋下市長>大阪市民に謝意 退任会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<菅官房長官>任期満了の橋下市長を評価 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏は法律政策顧問に=おおさか維新 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下大阪市長が退任 引退表明も漂う現役感 いつ復帰?に関心 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

安倍首相、橋下氏と3時間以上会談 「慰労会」も両者に“思惑”
スポニチアネックス 12月20日(日)7時1分配信

 安倍晋三首相は19日、大阪市長を退任した橋下徹氏と東京都内のホテルで3時間以上にわたって会談した。首相には、今後の政権運営での協力を求めるとともに、来年1月4日召集の通常国会や参院選をにらみ、野党を分断したい思惑がありそうだ。菅義偉官房長官や国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎大阪府知事も同席した。

 橋下氏はおおさか維新の法律顧問に就く方向で、党に影響力を残すとの見方がある。将来的には国政に進出するとの臆測もくすぶっている。

 会談では、首相が目指す憲法改正などをめぐり意見交換した可能性がある。会談に先立ち、首相は都内で行われている「2015年報道写真展」を鑑賞。その際、記者団に「(会談は)慰労会だ。ご苦労さまと言おうと思っている」と述べた。


安倍首相と橋下氏が会談=憲法改正など議論か
時事通信 12月19日(土)21時35分配信

 安倍晋三首相は19日夜、大阪市長を退任した橋下徹氏と東京都内で食事を共にしながら約3時間半会談した。
 首相と橋下氏の会談は6月以来で、双方が持論とする憲法改正などをめぐって意見交換したとみられる。
 会談には、菅義偉官房長官と、国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎大阪府知事も同席。終了後、4氏とも会談内容を記者団に明らかにしなかった。首相は開始前に都内で記者団に、会合の目的は政界引退を表明した橋下氏の「慰労会だ」と説明した。
 ただ、おおさか維新の前代表の橋下氏をめぐっては、将来の国政進出も取り沙汰されている。首相が橋下氏との関係を重視する背景には、来年1月4日召集の通常国会や夏の参院選を見据え、野党共闘にくさびを打つ思惑もありそうだ。


安倍首相、都内で橋下氏と会談…憲法改正議論か
読売新聞 12月19日(土)20時29分配信

 安倍首相は19日夜、国会近くのホテルで、大阪市長を退任した橋下徹氏(おおさか維新の会前代表)と約3時間半会談した。

 橋下氏は政界を引退したが、今後も影響力を維持し、将来は国政進出もありうるとの見方がくすぶる。18日の退任直後の会談で、こうした見方が一層強まりそうだ。

 会談には、菅官房長官とおおさか維新代表の松井一郎・大阪府知事も同席した。首相と橋下氏の会談は今年6月以来だ。

 会談に先立ち、首相は東京都内で記者団に、「慰労会だ。(橋下氏に)ご苦労さまと言おうと思う」と語った。来夏の参院選や、首相と橋下氏がともに意欲を示す憲法改正などを巡り議論したとみられる。

 橋下、松井両氏は政局の節目で首相や菅氏と会談し、首相官邸とのパイプの太さを誇示してきた。11月の大阪府知事・大阪市長のダブル選を目前に控えた10月末には、松井氏が首相官邸を訪ねて菅氏と会談したこともあった。


<安倍首相>橋下氏と会談 松井氏と菅長官も同席
毎日新聞 12月19日(土)19時39分配信

 安倍晋三首相は19日夜、大阪市長を18日に退任した橋下徹氏と東京都内で食事を共にしながら会談した。首相と橋下氏の会談は6月以来。安倍政権が来夏の参院選後を目指す憲法改正などについて、意見交換したとみられる。会談は3時間半近くに及んだ。

 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)と菅義偉官房長官が同席。首相はこれに先立ち記者団に「慰労会だ」と説明した。

 政界引退を表明した橋下氏だが、与野党から国政に進出するとの観測が出ている。首相は橋下氏とのパイプをアピールすることで、1月4日召集の通常国会に向け、野党連携をけん制する狙いもありそうだ。【青木純】


安倍首相と橋下氏が会談 憲法改正などで意見交換か 菅長官と松井代表も同席
産経新聞 12月19日(土)18時42分配信

 安倍晋三首相は19日夜、都内のホテルの日本料理店で約8年間の政治活動を終えて引退した橋下徹前大阪市長と会談した。菅義偉官房長官とおおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事も同席した。4人の会談は6月14日以来。首相と橋下氏は双方が目指す憲法改正や、来年夏の参院選の連携などについて意見交換したとみられる。

 首相は会談前、記者団に「(橋下氏の)慰労会だ。『ご苦労さま』と言おうと思う」と述べた。関係者によると、会談は首相側が持ちかけたという。

 憲法改正について、橋下、松井両氏は参院選で自民、公明、おおさか維新の3党で改正の発議に必要な「3分の2以上」を確保すべきだと強調。橋下氏は「安倍首相にしかできない」と述べている。首相側には参院選を視野におおさか維新の協力を取り付けたいとの思惑もありそうだ。

 自民党推薦候補と橋下氏側が対決した11月の大阪ダブル選で、菅氏は中立の立場をとった。首相も大阪都構想に理解を示し、橋下氏らと気脈を通じてきた。首相は都構想が住民投票で否決された後の6月の会談で、引退を表明した橋下氏に政界復帰を期待する発言をしており、この日も話題に上ったとみられる。

 橋下氏は法律政策顧問として今後もおおさか維新に関与するが、党内には政界復帰への期待が大きい。首相が野党のトップと個別に会談するのは異例で、他の野党は「野党の分断工作」との懸念を強めそうだ。


安倍首相、橋下氏に国政進出を打診か 「民間人として入閣」説も
夕刊フジ 12月19日(土)16時56分配信

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かつては笑顔で握手を交わした2人。これからの関係はどうなる(写真:夕刊フジ)

 安倍晋三首相が19日夜、東京都内で橋下徹前大阪市長と会談する。安倍首相は憲法改正で橋下氏と気脈を通じていることで知られ、橋下氏に「国政進出」を打診する可能性もある。橋下氏は18日に任期満了で大阪市長を退任したばかり。同日の記者会見では「(政界への)未練はない」と断言していたが、復帰への意欲は十分のようだ。

 「明日からは私人。1人でコンビニに行くのが楽しみ」

 橋下氏は18日の退任会見で晴れて“自由の身”になれることの喜びを語ったが、「引退初日」の楽しみはコンビニではなく、安倍首相と会うことだった。会談には菅義偉官房長官、松井一郎大阪府知事も同席する。この4人の会談は今年6月にも都内で行われている。

 橋下氏は、軽減税率をめぐる安倍政権の対応について、ツイッターなどで「凄すぎる」と絶賛し、安倍首相への尊敬の念を隠さない。

 一方の官邸サイドも、橋下氏を高く評価。菅官房長官は18日の記者会見で「地方分権や行政改革に大なたを振るった。まさに捨て身で仕事に取り組んできた」とその功績をたたえた。会談では安倍首相が橋下氏に国政進出を打診する可能性もありそうだ。

 橋下氏は当面は弁護士として活動し、自ら結成した国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問を務める。ただ、永田町では「民間人として入閣するのでは」(事情通)との憶測も出始めている。


“橋下ロス”正念場おおさか維新 「与党でも野党でもない」カリスマ失い埋没危機も
産経新聞 12月19日(土)11時18分配信

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退任会見で政治生活を振り返る橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区(写真:産経新聞)

 18日で政界を引退した橋下徹氏は最後の記者会見で「憲法改正は絶対必要だ」と訴え、なお政治への関心の強さをうかがわせた。ときに敵対者を“口撃”する型破りの政治手法で、中央政界にも影響を与えた橋下氏。強烈なカリスマが表舞台を去ったおおさか維新の会は「与党でも野党でもない是々非々路線」を目指すが、「橋下ロス」の今後が正念場となる。

 退任会見での橋下氏は首相官邸との親密ぶりを隠そうとしなかった。与党が消費税再増税時の軽減税率導入を決めたことを挙げ、「押し切った官邸はすごい」と持ち上げたかと思えば、大阪都構想に一定の理解を示してきた菅義偉官房長官を「感謝している。とんでもない政治家だ」と絶賛。これには、菅氏も会見で「ありがたく受け止めたい」と応じた。

 両者を結びつけるのは憲法改正だ。橋下氏は会見で、9条改正ではなく統治機構改革が重要だと強調。同時に、来年夏の参院選では自公両党とおおさか維新で改正の発議に必要な「3分の2以上」を「確保するのが大切だ」とも訴えた。

 おおさか維新には、安全保障関連法の審議過程で対案の提出を強く求めた議員が多い。「責任野党」として、安倍晋三政権とつかず離れずの関係を持ちたいとの思いもある。一方、おおさか維新が与党との一体化を進めれば埋没する危険もはらむ。同党の国会議員は19人で、衆参とも単独で法案を提出できず、質疑の時間も限られる。

 他の野党はすでに、「与党の補完勢力」(民主党幹部)と見て野党幹事長会談などの枠組みから外しており、来年の通常国会も継続する方針だ。おおさか維新幹部は「けんかを売られた方が燃える」としているが、やせ我慢を強いられる局面も予想される。

 松井一郎代表(大阪府知事)は18日、橋下氏の引退を「休憩だ」と記者団に強調。「日本に必要な政治家だ。また政治の世界で思う存分暴れてくれる」と期待を寄せた。(酒井充)


橋下氏、今夜首相と会談 退任直後、話すテーマと言えば?
産経新聞 12月19日(土)10時51分配信

 安倍晋三首相と菅義偉(すが・よしひで)官房長官が19日夜、東京都内のホテルで、大阪市長を退任した橋下徹氏と国政政党おおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事と会談することが18日、関係者への取材で分かった。

 政界引退を表明した橋下氏の労を、安倍首相と菅官房長官がねぎらう。橋下氏が賛同する憲法改正や来夏の参院選の情勢についても意見交換するとみられる。

 安倍首相は9月の民放番組で、橋下氏の将来的な国政進出について「可能性があるのではないか」と述べており、市長退任直後の会談は憶測を呼びそうだ。


橋下氏暴露ツイッターやる 市長退任「政治知って」
日刊スポーツ 12月19日(土)10時8分配信

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花束を手に退庁する橋下徹大阪市長(撮影・渦原淳)

 橋下徹大阪市長(46)が任期満了を迎えた18日、約8年間の政治生活に幕を下ろした。退任記者会見では「これ以上、やれって言われても無理。自分の持てる力はすべて出し切った」とすがすがしい表情を見せた。引退後は国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問に就任するが、プライベートでは政界の“暴露話”もあるツイッターでの「橋下政治塾」開催プランも明かした。

 約1時間30分の退任会見。「まずは文句を言いたい」。冒頭からいつもの調子でメディア批判を繰り広げたが、最後は本音を漏らした。「明日からは私人です」「1人でコンビニに行きたい」「朝から公園に1人で行きたい」。警護がつく、制約ある8年を感じさせた。

 一方で、政治家としてワナにはめられそうになったこともあったという。「これが政治の世界ですよ、ということも知ってもらいたい。ボクは墓場まで持っていきませんよ」。冗談たっぷりに月1回か週1回のツイッターを使った有料の「橋下政治塾」の“開校”も口にした。

 03年の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」への出演を機に、茶髪にサングラスの型破りな弁護士としてブレークした。レギュラー番組9本、年収は約3億円に。「税金を役所に無駄遣いされて頭に来た」。08年2月、全国最年少の38歳で大阪府知事になった。政治家の原点は納税者の代弁者として既得権益に切り込むことだった。

 国政転身への待望論もあるが、政界引退には「未練はない」ときっぱり。テレビ出演などに関しては、オファーがあれば検討するという。市役所正面では市民や職員ら約800人が見守る中、「橋下コール」に笑顔で手を振った。「橋下劇場」が、ひとまず閉幕した。【松浦隆司】


放っておいて…橋下氏「政界復帰」の見方も
読売新聞 12月19日(土)8時10分配信

 橋下徹大阪市長(46)(おおさか維新の会前代表)が18日、任期満了で退任した。橋下氏は政治活動の一線から退くものの、法律政策顧問として、おおさか維新の会には影響力を維持し続けるとみられる。

 与野党には、橋下氏が将来国政選挙に出馬し、政界復帰するとの見方も強い。

 18日の記者会見で今後の去就を尋ねられた橋下氏は「私人なんだから放っておいてくださいよ」と煙に巻いた。法律政策顧問の具体的な業務も「守秘義務」だとして明かさなかった。ただ、憲法改正の議論に「関わっていく」と明言、「行政、政党運営のアドバイス」にも意気込みを示した。

 19日には、おおさか維新の松井代表(大阪府知事)とともに上京し、気脈を通じる菅官房長官と都内のホテルで会談する予定だ。名目は慰労会だが、「政界復帰に向けた布石」と見る向きがもっぱらだ。


橋下劇場閉幕 政界復帰「分からない」
産経新聞 12月19日(土)7時55分配信

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退庁セレモニーで花束を受け取り、笑顔を見せる橋下徹・大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所 (村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 橋下徹大阪市長が18日、市長任期の満了を迎え、大阪府知事時代も含めた約8年間の政治活動に幕を下ろした。今後は弁護士として活動し、自ら結成した国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問も務める。橋下氏は同日、市役所退任の記者会見に臨み、将来の政界復帰の可能性について問われ、「分からない」と含みを持たせた。

 橋下氏は会見で「持てる力は全部出した」と振り返った。また、「知事、市長、国政政党の代表をやった経験を弁護士として最大限活用したい」と語り、政策面でおおさか維新に関わることに意欲を示した。

 橋下氏は平成20年1月の知事選で当選。22年に大阪都構想を提案して政治団体・大阪維新の会を結成した。23年の大阪ダブル選で市長に転じ、24年には国政政党「日本維新の会」を立ち上げて党代表を兼務。今年5月の住民投票で都構想が否決され、政界引退を表明していた。


橋下節、ラストもメディア批判 「二、三、文句を」「明日から私人」
産経新聞 12月19日(土)7時55分配信

 「2万%ない」という言葉をひっくり返し、タレント弁護士から大阪府知事に転身して8年。常に大阪政界の中心にいた橋下徹大阪市長が18日、政治家人生に一区切りをつけた。退任会見では感傷的な雰囲気を感じさせず、晴れ晴れとした表情で、「やりがいのある仕事だった」と振り返った。

 「二、三、文句を言いたい」。午後1時すぎ、大阪市役所5階の市政記者室で開かれた退任会見。最初に切り出したのは、恒例となったメディア批判だった。文楽協会への補助金見直しや物議を醸した平成25年の慰安婦発言の際の報道内容に触れ、「検証が足りない」と苦言を呈した。

 一方、対決型といわれる政治手法で、政党や労働組合、業界団体など、数々の「敵」と対峙(たいじ)してきた8年間で最も手ごわかった相手を問われると、「あなた方、メディア。その場での議論を通じ、『自分の考えを改めないと』と感じたこともある」と持ち上げた。

 政界引退を表明するきっかけとなった大阪都構想については、今年5月の住民投票で賛否を問い反対多数になったものの、「僕がやれるところまではやった。反対派の人たちと話しながらまとめていくのは(後継指名した)吉村洋文市長の真骨頂だ」と語った。

 政界への未練を問われると「まったくない」。「明日からは私人。1人でコンビニに行くのが楽しみ。いろいろとやりたいことがある」と語った。

 ただ、抜群の知名度と発信力を誇る橋下氏の早期復帰を求める大阪維新の会関係者は多く、衆院との同日選も取り沙汰される来夏の参院選や、2年後の堺市長選への待望論も上がる。会見でも政界復帰の可能性を繰り返し問われたが、「今後は私人だからほっといて」とけむに巻いた。


<安倍首相>橋下氏と19日午後、意見交換へ
毎日新聞 12月19日(土)7時30分配信

 安倍晋三首相と大阪市長を退任した橋下徹氏が東京都内で19日午後、会談することが関係者への取材で分かった。菅義偉官房長官、おおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事も同席する。退任の報告や、憲法改正などについて意見交換するとみられる。橋下、松井両氏は安倍首相らと度々会談しており、おおさか維新は与党寄りの運営をするとの見方が強い。


橋下氏、政界引退「まずは一人でコンビニに行くことを目標に」
スポーツ報知 12月19日(土)7時5分配信

 大阪市の橋下徹市長(46)が18日、4年間の任期を終えて退任し、政界から引退した。大阪市役所で退任会見に臨んだ橋下氏は、いきなり「メディアに文句を言いたい」と切り出すなど、最後まで橋下節を連発。来夏の参院選出馬など政界復帰の可能性については「私人ですから放っといてください」と従来の返答を繰り返す一方、「やりたいことはいっぱいある。まずは一人でコンビニに行くことを目標にしたい」と冗談めかし、笑顔で市役所を去った。

 2008年の大阪府知事就任から約8年。史上初めて府知事と大阪市長を務め、国政政党も設立した風雲児が、笑顔で政治家生活に別れを告げた。「これ以上やれと言われても無理。自分が持てる力は全部出し切った」。政治生命をかけた大阪都構想の実現を見ないままの政界引退にも「未練? ない」と言い切った。

 退任会見は約1時間40分に及んだ。「家族には犠牲を強いっぱなしだった」と湿っぽくなる場面もあったが、冒頭からは15分間もメディア批判。「一番腹が立つのは『何もやってない8年間』と言うコメンテーター。それを使い続けるメディアにも腹が立つ」などと、橋下節は最後まで健在だった。一方で「メディアの権力チェックは民主主義に絶対に必要」とも語り、この日も予定を10分超えて質問を受け付けた。

 8年間の自身の仕事ぶりを「僕のテーマは住民サービスの転換。『あれもこれも』ではなく、『あれかこれか』を徹底的にやってきた」と評価。「特に行政の場では利害関係者が無限にいる。実行するしんどさは想像をはるかに超えていた」と振り返る一方、「38歳から46歳の一番エネルギーがある時。全力投球する仕事としては、やりがいのある仕事だった」と充実感を漂わせた。

 今後は弁護士活動を再開し、盟友の松井一郎大阪府知事(51)に代表を引き継いだ「おおさか維新の会」の法律顧問に就任する。「政策についても意見するのか」と“院政”に関する質問も飛んだが、「守秘義務がありますから。具体的には言えません」とニヤリ。「いろいろやりたいことはあるんですよ。コンビニもだし、朝、公園に行ったりとかね」と、私人としての自由を待ちわびる表情も見せた。

 衆院選とのダブル選実現もうわさされる来夏の参院選や、都構想前進に向けた2年後の堺市長選への出馬も取りざたされるが、「私人なんで全く分かりません。しばらくは弁護士。もうエネルギーは枯渇してます」と従来通りの回答でかわした橋下氏。しかし午後4時の退庁時には、約300人の市職員と約500人の市民が市役所前を埋め、根強い人気と影響力を証明した。「おおさか―」が早速、次期参院選で正念場を迎えるだけに、政界復帰を望む内外の声はやみそうにない。


橋下氏「行列のできる―」で復帰も!?テレビ出演備え画像消去を指示
スポーツ報知 12月19日(土)7時5分配信

 大阪市の橋下徹市長(46)が18日、4年間の任期を終えて退任し、政界から引退した。地域政党・大阪維新の会は、それに伴い、橋下氏が写った街頭ポスターやホームページ上の画像などを18日中にすべて撤去するよう、所属議員に指示した。橋下氏の政治色を消し、テレビ出演などをしやすくするための措置とみられる。

 橋下氏の人気によって勢力を拡大してきた大阪維新。議員からは不満や不安の声も上がりそうだが、ある大阪市議は数日前にメールで指示があったことを認め、「まあ仕方ない。橋下さんが今後の活動をしやすくするためだから」と語った。

 橋下氏の後援会によると、年明けからすでに10回程度の講演予定が決まったが、テレビ出演は未定。橋下氏はこの日の会見で「テレビ局のトップからしたら、僕に(出演の)オファーはしませんよ。(再三の報道批判で)腹が立ってると思いますよ」と笑い飛ばしたが、かつて出演していた日本テレビ系「行列のできる法律相談所」などへの復帰については「最初に出させてもらった経緯があるので、調整はしてくださいと言ってます」と優先する考えを示唆した。


「まず一人でコンビニに行く」橋下氏、笑顔で市役所を去る
スポーツ報知 12月19日(土)7時5分配信

 大阪市の橋下徹市長(46)が18日、4年間の任期満了を迎え、退任した。大阪市役所で退任会見に臨んだ橋下氏は「これ以上やれと言われても無理。自分の持てる力は全部出し切った」と充実の表情を浮かべる一方、「メディアに対して文句を言いたい」と切り出すなど、最後まで橋下節を連発。約500人の市民に見送られ、笑顔で市役所を去った。

 2008年の大阪府知事就任から約8年間、国政政党の代表も務めるなど全国的にも注目を集めた橋下氏。今後は「おおさか維新の会」の法律顧問就任を明言する一方、政界復帰、国政挑戦については「私人なんで全く分かりません。しばらくは弁護士」とこれまで通りの回答を繰り返した。「やりたいことはいっぱいある。まずは一人でコンビニに行く」と、私生活を楽しむ意欲も見せた。


橋下徹氏、ツイッターで橋下政治塾開校だ
日刊スポーツ 12月18日(金)20時15分配信

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退任会見をした橋下徹市長(撮影・松浦隆司)

 大阪府知事、大阪市長を歴任し、18日の任期満了をもって8年間の政治家生活を終えた橋下徹氏(46)は、大阪市役所で退任会見を行い、「ツイッターで橋下政治塾」を“開校”するアイデアを明かした。

 8年間の政治家生活を「エネルギーが枯渇した」と言い、未練はないと主張。今後は「私人に戻る」と弁護士業のほか、タレント活動も再開するとみられる。だがその一方で、ツイッター塾を開く計画も口にした。

 府政、市政の改革を断行し、ストレートな物言いが波紋を広げた8年だった。一方で、橋下氏の発信力、実行力を利用しようとする人々からの甘い誘いも「ありました」と話した。

 「ワナはいっぱいありましたよ。でも、あったとしても、今ここではしゃべりません。価値がある話なんで橋下政治塾でも開いて、ツイッターで討論とかしながら(ネタを)しゃべろうかな。週イチ(1回)くらいから始めようかな。僕は墓場まで持って行きませんよ! 『これが政治の世界ですよ』って(現状を)発信していきたい」

 政治家を取り巻く甘い誘惑、ワナの怖さを発信していく考えを明かした。橋下氏といえば、市長職在任中に“コスプレ不倫”が報じられる騒動もあった。だが、女性関係の甘いワナを問う質問には「それはないです」と言い切った。

 また、今後のテレビ出演については「ほんとに局からオファー、こないですよ。政治の色がついたし」と強調。19日以降、芸能活動の事務所担当者らと協議し、検討していく。

 ただし、日本テレビ系「行列の出来る法律相談所」や、故やしきたかじんさんとの親交から出演が多かった大阪・読売テレビの番組には「やはり最初に出させてもらったというのもあるので、そこは(事務所に)『調整してください』と言ってある」と話した。


橋下氏「これ以上やれと言っても無理」8年間の改革、記者クラブとの戦いを振り返る
ログミー 12月18日(金)20時5分配信

大阪市長退任にあたっての感想
司会:それでは質問をお受けします。ではまず、幹事社の毎日新聞さん。

記者:毎日新聞のヒラカワです。幹事社として2点質問します。市長退任にあたっての率直なご感想と市政運営、4年間を託された市民へのメッセージをお願いします。

橋下:まず市民のみなさんには住民投票をはじめ、その他の選挙を通じて非常に重要な判断を下していただいたことには本当に感謝いたしますし、僕からの問題提起というのは市民のみなさんに負担を負ってもらう、ある意味我慢をしてもらうところもたくさんありました。

そういうところについてご負担、ご迷惑、ご苦労をおかけしたというところは申し訳ないと思っていますが、それでも市民や府民のみなさんの多くが、僕が考えている大阪の将来像といいますか、そういうところに向かってみんなで「橋下、やっていることは問題があるかわからないけれど、それでも前に向かって進んでいこうよ」という形で支えてくださったことに非常に感謝していますね。

一番手強かったのは記者クラブ
あとは文句も言わせてもらってもいいですか? 読売の記事もそうですけど、本当になんでメディアというのは統計学の基礎も知らないのかなと思うんですが。

僕の任期中の数字の変化を出してもらうのはいいんですよ。僕がやったことが大阪をバラ色に変えたなんて思いませんよ。でも統計学をやるときには前の府政、市政との比較をやってもらわないと。

これは大阪がリーマンショック後、どん底のところで僕が引き継いで、それに対して「横ばいだから大したことない」「企業の流出もじゃっかん止まったくらいだ」と、そんなことで評価をされるわけですよ。僕がいきなりV字回復をさせたというわけではないけれども、前の状況と比較して欲しいと思いますよ。

はっきり言ってこ8年間は急に大阪がどんどん伸ばしたというわけではないですよ。以前どん底まで下がってた、それこそ直角まで落ちてきたいろんな大阪の数字をなんとか下げ止めたというところがある意味僕の役割であって、次の松井、吉村体制は僕がなんとか下げ止めたんで、次は上に向かって進んでいってくださいよというところですから。

僕が任期中にやったところで評価するのはいいんですが、もう少し政治の評価というのはロングスパンで。

僕は悪い部分は悪いと言ってもらっていいんだけど、以前と今を比較してもらってどうなんだというところはもっとちゃんと検証してもらいたいなと思いますけど。

感想でしたっけ? 感想なんて言ってもしょうがないんでね。市民のみなさんには本当に感謝しています。

8年間の記者クラブとの戦い
記者:ABCのキハラです。市長、長い間お疲れ様でした。

橋下:いえいえ。キハラさんも。8年のうち、間ちょっと抜けましたけどね。

記者:8年間、いろいろなものと戦ってこられたと思います。組織、団体、個人と戦ってこられたと思いますが一番手強かった相手は誰でしょうか。

橋下:キハラさん。

記者:それは光栄ですけども。

橋下:キハラさん。オクダさん。朝日新聞、毎日新聞みんな。メディア手強かったですども、みんな良かったですよ。みなさんは住民の代表なんでね。僕は全員と会話するわけにはいきませんから。僕はこれからも繰り返し、メディア批判を機会があれば言っていきたいと思いますけど。

政治家なんて現代社会で、地方部だったら各有権者とコミュニケーションをとれますが、都市部においては無理な話で、議会とメディアというのが有権者の代表で。

そういう意味では大阪府政記者クラブ、市政記者クラブ、勉強していない記者も中にはいましたけど、でもみんなしっかり勉強されて、いい指摘も受けて、その場で府政・市政を変えたこともあるし、議論を通じて自分の考えを改めなきゃいけないなと思うこともありました。それは何が手強かったかといえば、府政記者クラブ、市政記者クラブが手強かったですね。

改革をやれば反発が起こるのは当たり前
記者:メディア以外ではいかがでしょうか?

橋下:いやぁ、あとはもう別に……何か喧嘩しているわけでもないんでね。

記者:敵を作りすぎたという気持ちはないでしょうか?

橋下:ないですよ! 行政の世界で改革をやろうと思えば反対する人は出てくるんですから。だってか改革なんていうのは、補助金を、お金の使い方を変えるってことですから。一番重要なのは予算の使い方を変えるってことですから。

今までもらっていた人にとっては、反対ってなるのは当たり前じゃないですか。敵を作りすぎたもなにも、改革をするとなれば反発がどんどん出てくるのは当たり前だと思いますよ。

今までは改革じゃなくて、予算が与えられたところはそのまま放置しておいて、高度成長時代は新しい財源を分配する政治だったんでね、だから朝日新聞とか毎日新聞が言うように、対話と協調の政治というのが成り立ったんですよ。

でも限られた財源の中で政治をやろうと思えば、必ずそこに反発が出てきて、絶対に認められない。この補助金の引き上げは認められないという、そういう主張は必ず出てくるんですから。これは敵でもなんでもなくて、これは改革をやるには当然生じうる事態だと思ってますから。僕は敵だとは思ってないし、コンチクショーとも思っていないですから。

府政記者クラブ、市政記者クラブの人はこうやって直に議論するんでね、記者クラブのほうが間違っていると思えばバッと言っていけるんだけど……一番はコメンテーターたちですね。僕はどう評価されてもいいんですよ。「大阪府政、大阪市政、ここが問題だ」「このやり方が間違ってる」ってそれはいいんですけど。

一番腹立つのは「何もやっていない無駄な8年間だった」って。「あんたのコメンテーター期間のほうが無駄だろ」っていうんですよ、本当に。無駄っていうのはこんなに失礼な話はないですよ。僕は間違っていたこともあるかもわからないけど、やってきたことは間違いないので。これを全部無駄だと言ったら、これは政治の全否定になりますよ。

そういうことを平気で言うコメンテーターをメディアが使い続けることについて、そこだけは腹立つなという思いもありますけど。あとは別に、感情的に何か思うところはないです。

8年間のテーマは「住民サービスの転換」
記者:朝日新聞のイノウエです。改めて8年間の府市政を振り返ってみて、ご自身の評価はいかがでしょうか?

橋下:いや、評価は自分でやることじゃないですから。これも読売新聞の検証も、アラを探そうと思うからああいう話になるのかなと思うんですけど、大阪府政、大阪市政が景気や雇用の第一次責任者なのかというところもしっかりと見て、本当に反対のための反対論になるなと思うんですけど、ふだん僕が国政的なことを発言すると、「自治体の長として違うじゃないか」とか「もっと住民の暮らしを見ろ」とか「地に足のついた政治や行政をやれ」って言うわけですよ。

それで検証を見てみたら、工場の誘致とか、企業の流出どうのこうのって……企業の流出なんていうのは、流出状況を見てもしょうがないわけですよ。だって新規に事業を起こされているなんてのは大阪にたくさんあるんですよ。

だから新規事業者数とか、そういうもののトータルの中で、大阪府内に入ってきた企業と出ていった企業というのもひとつの要素としてあるのに、企業が入ってきた、出ていったってそんなミクロなところだけとらえられても……それだったら大阪全体のGDPとか大阪全体の経済の状況と国の役割、地方の役割っていうところもしっかり分析してもらわないと。

それで「地に足のついた政治や行政をやれ」って言われるのは、大阪市長としての住民サービスのところでしょ? 今税収が増え続けているわけではないですから、やっぱり一番検証をやってもらいたかったのは、どういうサービスをやめて、新しいサービスにしたのかっていう転換の是非について僕は徹底的に検証してもらいたかったなと思います。

これはやっぱり、自分の考え方が100パーセント正しいとは思っていないのでね。読売新聞の検証は市長が全部できることではないし、国との役割もあるんだし、仮に僕が雇用を増やした、有効求人倍率を増やしたと。たぶん読売新聞はそれをけずっているんですよ。その数字は。

なぜかというと、それはアベノミクス効果だって思っていると思うんで。雇用とか有効求人倍率の数字はけずっておいて、工場の立地数とか企業の流出数だけ持ってきて、いったい知事と市長の仕事とどんだけ関わりがあるんだと。

やっぱり自治体の長の一番の仕事は住民サービスであって、限られた財源なわけですから。新規の事業、新規の事業というわけにはいかないわけですよ。僕の大阪府政、大阪市政のテーマは「住民サービスの転換」ですよ。これをずっと挑戦してきたわけです。

もちろん新規の財源で新規事業を増やしたものもありますけど、基本的には何かをけずって何かを増やしたということをやり続けてきたんで、その住民サービスの転換については、僕はこここそ自治体の長の検証として一番やらなきゃいけないところだと思うんですよ。

これからの政治行政に求められるのは、住民サービスの転換です。それを僕は8年間徹底してやってきたつもりです。評価については僕が何点って言えるところではないですけど、ここまで大規模に住民サービスの転換に挑戦した自治体はないと思います。

それはもう、高齢者のみなさんには申し訳ないけど、現役世代のほうにもうちょっと税の配分を増やさせてほしいと。それは、借金を増やして税の配分をするんじゃなくて、高齢者のみなさんの狙い撃ちじゃないけれども、過剰に出していた補助金を大阪に足りない教育と子育てに回したということの挑戦をやり続けてきた8年ですけどね。

一部で支持をされなかった選挙もありましたけど、多くの選挙では支持を受けたということは、国民のみなさんにきちっと説明をして、きちんとやれば納得してもられるんだなというのは、非常に自信を持った8年ですね。これ以上やれと言っても無理です。もう自分の持てる力は全部出し切ったという感じです。

だから「無駄な8年」とかほざくコメンテーターとか腹が立ってしょうがない。本当に失礼極まりないですね。

大阪都構想に未来はあるのか
記者:一方で昨日、議会の呼びかけとして「これからは修正・妥協というものをして、議会を進めていってほしい」と。それはやはりご自身がやってきたこととは違うところですか?

橋下:それはそうですよ。反発をくらうようなことはだいたい僕がやり尽くしたんで、役所の中でも反対が起こりそうな改革プランを全部まとめましたから。あとは議会のみなさんときちっと議論・協議をして、維新の会の考えが100パーセント正しいわけではないですから。そこは修正を繰り返しながらまとめていく段階だと思います。

記者:ご自身の在任中に協議して修正していくことは難しかったんでしょうか?

橋下:当たり前じゃないですか!! 今も副市長と話してますけど、20年くらいかかるようなことを数年で協議までやってまとめるなんてことは、できるわけないじゃないですか。どこまで朝日新聞は幻想集団なんですか。そんなのプロセス考えてくださいよ。

記者:結果的に、地下鉄の民営化ですとか、議会の反対もあって進まなかったりというのはこれも仕方がないと。

橋下:当たり前ですよ。改革、改革とやり続けてきた中で、そのステージは無理に決まっているじゃないですか。だいたい改革のプランを考えたときに、4年の任期じゃ全部は無理なんですから。

朝日や毎日やその他のメディアが言うように、話し合い、話し合いでやってたら他の改革も進みませんよ。それだったら進める部分はどんどん進めていって、残ったものは次に送っていくと。

記者:4年で無理ということでしたら、2期、3期ということは考えられなかったんでしょうか?

橋下:だから住民投票で僕は負けたわけじゃないですか。

記者:だけど再び都構想というのは掲げられていくわけですよね?

橋下:それは吉村さんと松井さんがやっていくわけですから。

記者:ご自身がやっていくという考えは?

橋下:もうこういうメディアとの付き合いはしんどいんで、いいです。

記者:都構想というものに未来というものはございませんか?

橋下:いや、次がしっかりやってくれたらいいと思いますよ。僕がやれるところまではやりましたんで。ここまでできたというのも、普通じゃできないところまでできたと思っていますからね。何を言われようと、「それならアンタはできますの?」っていうところですから。

もう住民投票までできたというところ、大阪都構想の協定書というのも一応できあがっているんでね。ここから反対している人たちと、話し合いをしながらまとめていくっていうのは、吉村新市長の真骨頂だと思いますよ。あの人は本当に、そういう政治家としての能力は天下一品ですから。これはもう吉村さんの領域といいますかね。

もちろん、吉村さんのだけの力ではなくて、他会派のみなさんもある程度そういう意識を持ってくれていると思いますけどね。

記者:最後の質問になりますけど、ここで退くことについて未練や悔いはありませんか。

橋下:え?

記者:未練や悔いはありませんか。

橋下:ないですよ。


大阪市の橋下市長退任記者会見【全文2】
THE PAGE 12月18日(金)20時4分配信

 大阪市の橋下徹市長は18日、任期満了に伴い大阪市役所で退任会見を開いた。橋下市長は冒頭から「メディアへの注文したい」と話し、同市の文化予算に関する報道について言及し「検証能力がない」などと批判からスタート。また、これまでやってきたことに対しては「やるべきことはやった」「反発を食らうことはやり尽くした」などと述べた。

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大阪市の橋下市長退任記者会見

市長退任の感想と市民へのメッセージ
司会:それでは質問をお受けします。ご指名させていただきますので社名、氏名を名乗っていただいた上でお願いします。では、まず初め、幹事社の毎日新聞さん、お願いします。

毎日新聞:毎日新聞のヒラタです。幹事社として2点質問いたします。市長退任に当たっての、率直なご感想と、もう1点は市政運営、5年間預かった市民へのメッセージをお願いします。

橋下:まずは市民の皆さんには住民投票をはじめ、その他の選挙を通じて非常に重要な判断を下していただいたことには本当に感謝をしますし、それから僕からの問題提起っていうものは、市民の皆さんに負担を負ってもらう、ある意味我慢をしてもらうというところもたくさんありましたので、そういうところについてご負担、ご迷惑、ご苦労をお掛けしたというところは申し訳ないと思っていますが、それでも市民や、また府民の皆さんの多くは、僕が考えてる、いわゆる大阪の将来像といいますか、そういうところに向かってみんなで、まあ足元やってることはいろいろ問題あるかも分からないけども、それでも前に向かって進んでいこうよというような形で支えてくださったことに非常に感謝していますね。また文句もちょっと言わさせてもらっていいですか。ちょっとレベルがね、検証結果 もそうなんですが、あれもね、なんでメディアっていうのは統計学の基礎も知らないのかなって思うんですけど、いや、僕の任期中の変化を出してもらうのはいいんですよ。でも、僕がやったことが大阪をバラ色に変えてるなんて、それは思いませんよ。

 でも、統計学をやるときには、前の府政、市政との比較をやってもらわないと。やっぱり大阪がリーマンショック後、どん底状態のところで僕が引き継いでますよ。それで横ばいだとか、横ばいだから大したことない。企業の流出も若干止まったぐらいだとか、そんなことでもういろいろ評価をされるわけです。僕がいきなり何かV字回復を携わったわけではないけれども、それは前の状況と比べてどうだったのということを、ちゃんと比較してほしいなと思いますけどね。

 はっきり言って僕のこの8年間というのは、急に大阪をどんどん伸ばしたっていうわけではないです。以前、どん底までもう下がってた。もう傾きがそれこそ直角並みに落ちてきたいろんな大阪の数字を、なんとか下げ止めたっていうところが僕の、ある意味役割であったわけです。で、次の松井・吉村体制は、僕がなんとかここで下げ止めたので、次、上に向かって進んでいってくださいよっていうようなところですから、そういうところを見てね、まあ、僕がやったところの任期、任期中見て評価してもらうのはいいんだけれども、もうちょっと政治の評価っていうのはロングスパンで、いや、僕は悪い部分は悪いって言ってもらっていいんだけど、以前と比較してもらってどうなんだっていうところは、もうちょっとちゃんと検証してもらいたいなと思いますよ。

 で、感想でした? 感想なんてあまり言ってもしょうがない。市民の皆さんに本当に感謝してます。

8年間の戦いで一番手ごわかったのは?
司会:次、とまいりたいと思います。

朝日放送:ABCのキハラです。市長、長い間お疲れさまでした。

橋下:いえいえ。木原さん?

朝日放送:はい。

橋下:8年。間、ちょっと抜けましたけどね。

朝日放送:8年間、いろいろなものと戦ってこられたと思っております。組織、団体、個人、戦ってこられたと思いますけども、一番手ごわかった相手はなんでしょうか。

橋下:木原さん。

朝日放送:それは光栄ですけれども。

橋下:木原さん、オクダさん、朝日新聞、毎日、みんなメディア、いや、手ごわかったですけど良かったですよ。やっぱりそれは皆さんは住民の代表なんで、僕はもう全員と会話をするわけにはいきませんから、僕は繰り返し、これもメディア批判で、またこれはもう徹底的にいろんな機会があれば言っていきたいとは思いますけど、政治家なんかこれ、現代社会で、地方部だったら各有権者とコミュニケーション取れますけど、都市部においては無理な話で、メディアの皆さんがやっぱりこれはある意味、議会とメディアっていうのが有権者の代表で、そういう意味では大阪府政記者クラブ、市政記者クラブ、勉強してない記者も中にはいましたけども、でもやっぱりみんなしっかり勉強されて、いい指摘も受けて、その場で市政、府政、変えたこともあるし、議論を通じて自分の考え方を、これはちょっとあらためなきゃいけないなと感じたこともあるし、それはもう何が手ごわかったと言われれば、府政記者クラブ、市政記者クラブがそうだとは思いますけどね。

朝日放送:メディア以外ではいかがでしょうか。

橋下:いや、あとは手ごわいっていうのは別にね。なんか、けんかしてるわけではないですからね。

朝日放送:敵をつくりすぎたという気持ちは、今はないですか。

橋下:ないです。それはだって、敵をつくりすぎたも何も、だって物事何かやろうと思えば、それは行政の世界で改革をやろうと思えば反対する人が必ず出てくるから。だって改革なんていうのはこれ、補助金を、お金の使い道を変えるっていうことですからね。一番重要なことは予算の使い方を変えるっていうことですから、今までもらってた人にとっては、それは反対ってなる。当たり前じゃないですか。だからこれ、敵をつくりすぎたも何も、改革をやれば必ずそういう反発の声がどんどん出てくるっていうのは当たり前だと思いますよ。

 だから今までは改革じゃなくて、予算与えたところはそのまま放置しておいて、高度成長時代は新しい財源を分配する政治だったんですよね。だから、これは朝日新聞や毎日新聞が言うように、対話と協調の政治っていうのが成り立ったんです。でも、これ、限られた財源の中で政治をやろうと思えば、必ずそこに反発が出てきて、絶対に認められない、この補助金の引き上げは認められないっていう、こういう主張が必ず出てくるわけです。これは敵でもなんでもなくて、改革をやるには当然生じうる、そういう事態だと思っていますので、僕は敵だともなんとも思ってないし、何か感情的に今、こんちくしょうと思ってるわけでもなんでもないですね。

 それもだから、府政記者クラブ、市政記者クラブ、これは記者はこうやって、じかに議論をするんでね、僕も記者クラブも間違ってると思えば、ばーっと言っていけるからこうなんですけど、一番やっぱりこう、で、補助金の問題もこれは別に敵だともなんとも思っておりませんが、やっぱりあのコメンテーターたちですね、ええ。そこでまた、僕ね、どう評価されてもいいんですよ。大阪市政、大阪府政、ここが問題だ、あそこが問題だ、このやり方が間違ってるっていろいろ言うんですけども、一番腹立つのが何もやってない無駄な8年間だった。あんたのそのコメンテーター期間のほうが無駄だろって、思うんですよ。

 無駄っていうのがこんな失礼な話ないですよ。僕は無駄って、それは間違ったこともあるかも分からないし、何かあったかも分からないけども、それでもやってきたことは間違いないんで、これを全部無駄だって言ったら、もう政治というかそれの全否定になりますよ。そういうことを平気で言うコメンテーターっていうものをメディアが使い続けるっていうこと自体について、そこだけは腹立つなっていう思いはしますよ。あとは別に感情的に何かということはないですけど。

朝日放送:ありがとうございます。

8年間の府市政の自己評価について
司会:次、いかがでしょうか。

朝日新聞:朝日新聞のイノウエです。先ほどご自身のお話の中で、自分の役割は下げ止めることだと、いうところですけども、あらためて府市政8年間振り返って、ご自身として自分の府市政の評価というのはどうでしょう。

橋下:いや、評価は自分でやることではないですから。でね、これも読売新聞の検証も、本当にもうちょっと、なんて言うのかな、要はあらを探そうと思うからああいう話になるのかなと思うんですけど、大阪府政、大阪市政でね、景気や雇用の第1次責任者なのかっていうところもしっかり見て、検証するんだったら、自治体行政っていうのは普段いつも、本当、反対のための反対論に本当になるなと思うんですけども、普段、じゃあ僕が国政的なことをやって、それは自治体の長として違うじゃないかと。もっと住民の暮らしを見ろとか、地に足の付いたいろんな政治や行政をやれと言うわけです。

 検証を見てみたら、工場のそんな誘致とか、企業の流出どうのこうのって、それ、しかも企業の流出なんていうのは、流出状況を見たってしょうがないわけです。だって新規に事業を起こされてるなんていうことは、大阪たくさんあるわけですよ。だから新規に生まれた事業者数とかね、そういうもののトータルの中で大阪府内に入ってきた企業、出て行った企業っていうものも1つの要素としてあるのにね、企業が入ってきた、出て行ったって、そんなミクロなところだけ捉えられても、それだったら大阪全体のGDPとか、大阪全体のその経済の状況と、それからそれは国の役割、地方の役割っていうところも、しっかり分析してもらわないと。

 で、地に足の付いた政治や行政やれってよく言われるのは、やっぱり大阪市長としては住民サービスのほうでしょう。そしたら住民サービスで今、限られた財源、どんどん税収が増え続けてるわけじゃないですから、やっぱり一番検証をやってもらいたかったのはどういうサービスをやめて、新しいサービスをしたのかという、この転換の是非について、僕は徹底的に検証してもらいたかったなと思うんです。これはやっぱり自分の考え方が100%正しいとは思ってないのでね。

 要は読売新聞のあの検証の話とか、あんなもん市長が全部できる話じゃないし、国との役割のこともあるし、仮に大阪、僕がね、仮にですよ、何かじゃあ雇用を増やした、有効求人倍率を増やした、たぶん読売新聞はそれを削っているわけですよ、その数字は。なぜかといったら、それはアベノミクス効果だというふうに思っているわけですね。そしたら雇用とか有効求人倍率の数字を外しておいて、工場の立地数とか企業の流入数、あと出て行った流出数、そういうところの数字だけ持ってきて、それ、いったい地域の首長の仕事とどんだけ関わりあるんだと。

 やっぱり自治体の長の一番の仕事っていうのは住民サービスであって、しかも限られた財源なわけですから、新規の事業、新規の事業ってわけにはいかないわけですよ。僕の大阪府政、大阪市政のテーマは住民サービスの転換ですよ。住民サービスの転換。これをずっと僕は挑戦してきたわけです。だから、もちろん新規の財源で、真水で新規事業を増やしたものもありますけど、基本的には何かを削って何かを増やしたっていうことをやり続けてきたので、その住民サービスの転換については、僕はこここそ自治体の長の検証として一番やらなきゃいけないところだと思うんですよ。
 だからそれをやっぱり、いや、橋下さん、言うのは分かるけど、これは削ったのは違うんじゃないかと。で、削ったことだけを駄目っていうんじゃなくて、それを削ってこっち側に転換したという、削るのは分かるけど、これ増やすっていうのは、ここはおかしいんじゃないのとか、これからの政治行政に求められるのは住民サービスの転換です。これはニア・イズ・ベターの根本哲学が、住民サービスの選択なんですよね。あれもこれもじゃなくて、あれかこれかの時代に突入するって、みんなが言ってるわけです。それを僕は8年間徹底してやってきたつもりですから、本当はそういうところを徹底して検証してほしかった。

 で、その評価については僕が難点言えるところではないですども、でも、ここまで大規模に住民サービスの転換に挑戦したという自治体はないと思います。それはもうたった1つ、高齢者の皆さんには申し訳ないけれども、現役世代のほうにもうちょっと税の配分を増やさせてほしいと。いや、それは借金を増やして税の配分するんじゃなくて、高齢者の皆さんの狙い撃ちじゃないけど、やっぱり過剰に出していた補助金を、やっぱり今、大阪に足りない教育、子育て世帯のほうに回したということの挑戦をやり続けてきた8年ですけどね。でも、それでもきちんと選挙、まあ一部やっぱり支持をされなかった選挙もありましたけど、多くの選挙では支持を受けたということは、国民の皆さんにきちんと説明をして、きちんとやればそういうことを納得してくれるんだなということは、非常にこれは確信を持った8年ですね。

朝日新聞:今、お話をお伺いしますと、ご自身としてはやれるべきことはやったという。

橋下:やれました。これ以上やれって、無理です。もう自分で持てる力は全部出し切ったと、本当にもうそういう感じです。だから無駄な8年だって、そういうことをほざくようなコメンテーターは腹が立ってしょうがないです。これは本当に。これは本当にね、失礼極まりないですね、本当。

朝日新聞:一方で、きのう議会で、議会の呼び掛けとして、これからは修正、妥協というものをして、前に進めていってほしいと、そこはやはりご自身がやってきたところは違うところという部分を。

橋下:そりゃあそうです。もう僕がだいたいそういう反発を食らうようなことはだいたいやり尽くしたんで、そして、改革案、役所の中でも反対の声が湧き起こるであろう改革プランは全部まとめましたから、あとはやっぱり、議会の皆さんにきちっと議論をして、協議をして、維新の会の考えが100%正しいわけじゃないですから、そこはもう修正、修正を繰り返しながら、まとめていくっていう、そういう段階だと思いますよね。

朝日新聞:ご自身の在任中に協議して修正していくということは難しかったと。

橋下:当たり前じゃないですか。今も副市長と話、してますけど、20年ぐらいかかるようなところを、1つの案件でも20年ぐらいかかるようなところを、これ、数年でまとめ上げようなんていうのは、それで協議までやってまとめろなんて、そんなのできるわけないじゃないですか。どこまで朝日新聞はそんな幻想をしてるんですか。プロセスを考えてくださいよ。

朝日新聞:結果的に例えば地下鉄の民営化ですとか、議会との反発もあって進まなかったというんですけど、これも仕方がない。

橋下:当たり前です。それはもうそういう改革、改革をずっとやり続けた中で、そのステージは無理に決まってるじゃないですか。だいたい改革のプランなんて考えたときに、4年後にって、全部なんて無理なんですから。じゃあ、これ話し合い、話し合いで、朝日や毎日や、そのほかのメディアも言うように話し合い、話し合いでやってたらほかの改革も進みませんよ。それだったら進めるものだけはどんどん進めていって、最後の残る部分は次にきちっと送っていくと。

朝日新聞:4年で無理っていうことでしたら、もう2期、3期と考えられるんですけど。

橋下:だから住民投票で僕が負けたわけじゃないですか。

朝日新聞:でも、また再び都構想というものは考えていかれるんですか。

橋下:それは吉村さんと松井さんがやっていかれる。

朝日新聞:ご自身がやっていくというのは。

橋下:もう、こういうメディアとの付き合いはしんどいからいいです。

朝日新聞:そのへん未練というものはございませんか。

橋下:いや、だから次がしっかりやってくれたらいいと思ってます。僕がやれるところまではやりました。ここまでできる、ここまでできたっていうのでもう、まあ、普通じゃあできないところまでできたって思ってますから。それは何言われようが、ほんならあなたできますのっていうところですから。もう住民投票までできたっていうところ、で、大阪都構想の協定書っていうのは一応出来上がってるんです。ここから反対している人たちと話をしながらまとめていくっていうのは、吉村新市長の真骨頂だと思いますよ。あの人はもう本当に、そういう政治家としての能力はもう天下一品ですから。これはもう本当、吉村さんの良いところです。

 もちろん吉村さんだけの力じゃなくて、反対派の皆さんもある程度そういう意識は持ってくれてると思いますけどね。

朝日新聞:最後にしますけれども、あらためて聞きますけど、ここで引くことに未練や悔いっていうのはございませんか。

橋下:え?

朝日新聞:未練や悔いはありませんか。

橋下:ないですよ。

コメンテーターから政治家へ 実際やってみてどうだったか?
司会:ほかにいかがでしょうか。

毎日放送:すいません、毎日放送です。今、いったんこれでやりきったというところがおありだということですけども、先ほどから批判されています、コメンテーターから政治家になられたわけですけども、政治家、実際やってみて、やる前と、政治家という仕事を今、橋下さんはどういうふうに捉えてらっしゃいますでしょう。

橋下:やっぱり社会には絶対必要な存在ですよね。政治家なくして民主主義の国なんて成り立たないので、社会にとって絶対必要な存在。思った以上に、もう想像を絶するぐらい、思った以上というか、想像を絶するぐらい実行するしんどさ。言うのは簡単だなと。法人税減税なんてね、この経済政策を語る人たちってみんな言うわけですよ。法人税減税、規制緩和って。これはもうこの政治っていう場で、自分の考えを実行するっていうのはとてつもない、こんなしんどいことなのかっていうことを実感しました。あれ、法人税の減税なんて、だって、民主党政権のときなんてみんな、民主党の国会議員みんな言ってました。できないわけなんですよ。財務省やら何やらいろんなものが反対してきて、財務問題があって、党内の中でも財政規律派が反対してくる。

 で、僕は軽減税率は反対ですよ。軽減税率は反対だけれども、でもあれを押し切ってああいうふうにやっていくっていうのは、今回の首相官邸のあの政治ですよね。言うのは簡単ですけど、そんな、やるのがこんなにしんどいことなのかっていうのが、自分の想像を超えてました、コメンテーターのときのね。政務活動調査費とか、問題なのはコメンテーターやってたときに分かってたんですよ。で、こんなのはもう駄目じゃないかって言うのは簡単なんですよね。じゃあ、それを改めていくっていうのが、どれだけしんどいことか。もうこの、言うこととやることの違いっていうのは、自分なりには分かってたつもりなんですけども、政治の場において、政治行政の場、特に政治行政の場においてですね。行政っていうのはもう利害関係者が無限にいますから。そういう中で物事を実行するしんどさっていうのは、本当に想像を超えていましたよね。

毎日放送:政治家でしんどい部分っていうか、いろいろすり減らされる部分もあったと思いますし、敵を無駄につくってきたわけではないというとこだと思うんですけど、この間、8年間、ご家族も支えてこられたということで、今日の引退に当たってご家族に対しての思いっていうのはございますでしょうか。

橋下:それはお嫁さんにはいろいろ。いやいや、それはもう家族に一番負担掛けてますよ。ねえ、これは。いや、だからもうこれはまともにやったら、真面目に本気で政治なんて、やっぱりなかなかできないですもん、家族持ったらね。この8年、家族には本当に迷惑や犠牲を強いっ放しだったなっていうのはありますよね。

毎日放送:あと、最後に1点なんですけども、『ちちんぷいぷい』のちょっと番組関係者が心配していまして、都構想の住民投票のときに、この間、一番関係が変わったのが『ちちんぷいぷい』との関係だという、おっしゃっておりまして、で、今後この、政治家を引退されると、この関係というのは修復していただけるのか、みたいなことを心配してるんですけど。

橋下:(笑)。いや、だからそれもだから、それは政治家っていう立場とメディアっていう立場の中で、それは向こうだって権力チェックの役割があるんでね。僕だってこういう立場ですから、それは仕事としての関係でこういうふうになりますけども、別に何か、個人的に恨みつらみがあるとか、さっき言ったように、個人の関係というか、政治家、権力チェックと政治家の関係ということを超えた形で、人間として何か侮辱をしてきたとか、そういうことだったら許せないですけど、そうじゃなくて見解の相違とか、そういうところであれば、それは、僕は私人になるわけですから、何かそれを引きずって、そんなことを引きずってなんか商売するつもりはないです。だからといってすぐ出るとか、そんな話じゃないですよ。

毎日放送:ありがとうございました。


【全文】橋下氏「メディアは検証が足りない」市長退任会見で不満を語る
ログミー 12月18日(金)19時58分配信

市長任期中の未解決問題
司会:それでは橋下市長の退任会見を始めさせていただきます。市長よろしくお願いします。

橋下徹氏(以下、橋下):はい、退任会見なんですがちょっと2、3メディアに対して文句を言いたいところもあるので言わせてもらいます。

まず、中労委(中央労働委員会)命令の受け入れに関して、ちょっと報道内容について不満があります。

組合の事務所の退去に関する問題なんですけれども、あれは平成24年度分については僕の判断がちょっと拙速すぎたということで、不当労働行為の認定を受けて、司法でも違法判定を受けましたが、25年度以降は、条例に基づいてきちっと退去をお願いしたといいますか、退去使用許可をしなかったというところは、司法判断でもこれは適法だと。

25年、26年は適法だということが司法判断でも認められているところであり、もちろんこれは組合側が最高裁で争っていますが、中労委のほうも25年、26年は、不当労働行為と認定していませんので、これはきちっと不当労働行為として認定された年度をはっきり明示してもらいたいと思ってます。これはきちっとみなさんに文書を送付しました。

そして、労使関係についてなんですが、アンケート調査における損害賠償請求訴訟については、これは上告しないということは決定しました。

これは損害賠償請求、きちっと受け入れるということにしましたので、基本的には僕の任期中に認めるものはすべて認めて……確か先日も議会で案件を出していますが、国歌の斉唱条例ですね。あれに関しての中労委の審査についての和解を受け入れましたので、認めるものはすべて認めたのかなと思っています。

継続しているのが、組合のほうがまだ上告している事務所の明け渡しの問題と、あとこちらが勝ったやつですけども、相手側がまだ上訴してる入れ墨調査でしたっけ? いくつか残っているものもありますが、基本的にはほぼ解決しているのかなと思っております。

問題はメディアの検証能力のなさ
それから、「なにわの芸術応援募金」についても、文化についていろいろメディアが検証してもらっていることはありがたいことなんですが、一点どうしても言いたいこと、文化を守るというのはこれは当たり前のことで、そんなん百も承知です。

僕の問題提起は、じゃあ守るべき文化というのは誰が決めるんだと。非常にプロセスが曖昧で、一体これは誰が決めてんだというところが不明確。そして、そういう状況でありながら、文化予算と称して年間億単位のお金が毎年特定のところにだけ流れていると。

これは読売新聞の検証かな。どこの検証でもそうですけども、文化予算が減った減ったというんですけども、なんでメディアはみんな、普段予算の話になったら「中身が重要だ」ということを言うのに、文化予算になったら額ばっかり言うのかさっぱりわからないですね。

文化予算が減ったということで、僕が文化を軽視しているような検証の仕方になってますけど、普段は国の予算についてだって、自治体の予算についてだって、額じゃなくて中身じゃないかってことをみんな普段言ってるのに、なんで文化予算で中身を検証しないのかが、さっぱりわかりません。

今までの文化行政の問題点は、「文化を守れ」なんて、こんなん誰でも言えるんです。いい恰好するコメンテーターなんて……こんなん当たり前のことなんですけどね。「文化を守れ」って。

じゃあ守るべき文化は何で、そこにいくらのお金を出すべきなのか、そしてそのプロセスはどうなのかというところが僕が一番問題意識を持っておりまして。

そういう意味で今回のアーツカウンシルというところでしっかり評価してもらう、チャンスはみんな平等に。別に文化について、専門家なんて大阪府庁にも大阪市役所にもいないわけですよ。文化担当の職員なんてのも前職見たら通常の行政職をやっているわけです。

それが急に文化(担当)にきて、これが守るべき文化で、これぐらいの予算をつけていきましょうなんて判断できるわけがないんで。そういう意味で、専門のアーツカウンシルというものを設けて、やっぱりこれは税で守っていくことを中心にするんではなくて、寄付で守っていくというのが本来の文化を守っていくあり方です。これはもう世界の潮流です。

ただ、寄付といっても余裕のあるお金持ちからの寄付ではなくて、僕が今回挑戦したのは、役所に税金を払うくらいだったら文化のほうにお金を回したいという国民のみなさんがたくさんいらっしゃると思うので、余ったお金、余裕のあるお金から寄付をしてくださいというのではなくて、税金を払うか、文化に寄付をするかという選択ができるという新しい制度をつくったのが「なにわの芸術応援募金制度」であります。

この、どういう文化を守っていくのか、いくらのお金をつけていくのか。それを第三者的、専門的に評価する機関をつくって、そして行政職員が守るべき文化や額を決めるんじゃなくて、文化を支えていく主体は国民自体なわけですから、そういう人たちにお金の面で支えてもらう。

それは余裕のある国民のみなさんだけじゃなくて、役所に無駄遣いされるくらいだったら、文化のほうにお金を回したいという人に寄付に応じてもらうという、制度をつくったのが「なにわの芸術応援募金制度」でありまして、そういうことについてメディアはちょっと検証が足りないなと思います。

文化行政については額ばっかりが問題になって、その予算の中身についてはどこもしっかりと検証してきていない。ワッハ上方(大阪府立上方園芸資料館)なんていうところに毎年4億円も5億円も使っていたことを検証している報道がいっさいなかったんで、もう今はワッハ上方なくなりましたからね。

あんだけ大騒ぎして、年間4億も5億も使っていたことに関して、それがいいのかどうなのか。それだったら他の文化のほうに回せばいいのに、誰もそういうことをしっかり検証していないということは、メディアの検証能力のなさだなと僕は思っています。

慰安婦問題をめぐる日本の主張
それから、サンフランシスコ市長宛の公開書簡送付についても、これも僕の府政・市政について検証をしてもらっているのはありがたいんですが、慰安婦発言についても、まあ毎日新聞も読売新聞もそうかな。「この発言で維新の会は失速した」とか言ってますけど、はっきり言いますけど、あの発言があったから、朝日新聞が誤報の取り消しをやったんですからね。

誰もそこまで本気になって問題提起したり、何が問題点なのかということを言わずに、ちょろちょろといろんなところで小さく主張していたやつを、ああいう形で問題提起して、河野談話も問題じゃないかってことも言い出して、産経新聞はその直後ちょっと腰が引けたところもありましたけど、そのあと本当に頑張ってくれて、最後、朝日新聞の(朝鮮半島で女性を強制連行したと偽証した)「吉田証言」の取り消しにいたったということになります。

僕が何を問題視しているかというと、僕の発言をああいうふうに書いてもらってもいいんですけど、河野談話の話なんか何も書いていないし、ぜひ日本国民のみなさんにも知ってもらいたいのは、サンフランシスコは大阪市との姉妹都市ですけど、そこの教育委員会のほうがこんな決議をやっています。

女性の人権の問題を子供達に学ばせるのに、日本の慰安婦問題だけを取り上げて、それを教材にして、サンフランシスコはこれから教育をやっていくって言うんですよ。本当にこんなことでいいんですかってことですよ。

僕は慰安婦問題を正当化はしませんけど、しっかりと日本だけではなく、世界各国が必要としていたってことを、アメリカに対してだって言っていかないと、日本だけの問題として矮小化されて、サンフランシスコで旧日本軍の行為だけを取り上げて、教育がはじまっていくと。本当に残念だなと思いますね。

これは人権問題として、世界各国で考えていかなきゃいけないし、今の価値観で正当化なんて絶対できないし、そこで苦痛を味わった女性たちに対して思いをはせて、二度とこういうことがないように、政治でもメディアでもそうですけど、国民自体がそういう思いを決意していかなきゃいけないと。これは当たり前のことですけどね。

日本の問題として矮小化されて、アメリカでも同じようなことをいくらでもやっていたのに、それを日本の問題にすり替えて、サンフランシスコで教材をつかってこれから教育をしはじめていくと。

本当に残念で、こういうことはしっかりと声をあげていかなきゃいけない。そういう意味で僕は問題提起をしたつもりでありまして、朝日新聞が「吉田証言」の記事については取り消しにいたったと。

慰安婦の問題についても、これまではメディアに出ている自称インテリがとにかく全部フタをしてしまうという状況の中で、決して正当化はできないけれども、慰安婦問題についてはいろいろ考えるところはあるんだなと。当時、世界各国が必要としていたから、戦場における女性の人権問題がずっと解決されずに続いているわけですよ。

そういうところを正していくためにも、日本の問題として矮小化させずに、世界各国の普遍的な問題としてきっちりと取り組んでいくべきだと。日本国としても、世界各国に発信していかないと。とんでもない教育が世界で行われていくと。外交戦争になれば、中国の力が強いんですから、ほっといたらいろんなところで教材・教科書になってこれが教育されていく。由々しき問題、由々しき事態だと思っています。以上です。


最後まで橋下節=「私人、ほっといて」
時事通信 12月18日(金)19時53分配信

 18日午後1時から大阪市役所の記者会見室で、退任会見に臨んだ橋下徹市長。
 「大阪都構想」から憲法改正、報道機関への注文まで、まくし立てるように語る「橋下節」は健在で、記者とのやりとりは約1時間半に及んだ。
 普段はノーネクタイで通すこともあったが、この日は濃紺のスーツに白いワイシャツ、水色のしま模様のネクタイ姿。今後の身の振り方を問われると、「私人なので、ほっといて」と笑顔でかわす場面も。
 会見後には市幹部との会合に出席。「思う存分、仕事をやらせてもらった」と、晴れ晴れした表情で謝意を伝えた。
 市役所の正面玄関で午後4時から行われた退庁セレモニーでは、女性職員が花束を贈呈。集まった市民らから「ありがとう」「お疲れさま」と声が掛かると、駆け寄って一人一人と握手した。
 最後は手を振りつつ車に乗り込み、市役所を後にした。


大阪市の橋下市長退任記者会見【全文1】
THE PAGE 12月18日(金)19時45分配信

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大阪市の橋下徹市長退任の記者会見が18日に行われた

 大阪市の橋下徹市長は18日、任期満了に伴い大阪市役所で退任会見を開いた。橋下市長は冒頭から「メディアへの注文したい」と話し、同市の文化予算に関する報道について言及し「検証能力がない」などと批判からスタート。また、これまでやってきたことに対しては「やるべきことはやった」「反発を食らうことはやり尽くした」などと述べた。

中労委報道ほか、メディアに対して言いたい
司会:大変お待たせいたしました。それでは、橋下市長の退任会見を開始させていただきます。市長、よろしくお願いします。

橋下:退任会見なんですが、ちょっと2、3、メディアに対しての文句を言いたいところもあるので、ちょっと言わさせてもらいます。まず、中労委命令の受け入れに関して、ちょっと報道内容について不満があります。

 組合の事務所の退去に関する問題なんですけれども、あれは平成24度分については、僕の判断がちょっと拙速すぎたということで不当労働行為の認定を受け、司法でも違法認定 を受けましたが、25年度以降は条例に基づいてきちっと退去をお願いしたといいますか、処分をしなかった、使用許可をしなかったというところは司法判断でもこれは適法だと、25年は適法だということがまだ司法判断でも認められているところであり、もちろんこれは組合側が最高裁で争っていますが。中労委のほうも25年、26年は、不当労働行為と認定していませんので、これはきちっと不当労働行為として認定された年度をはっきり提示してもらいたいと思っています。これはきちっと皆さんに文書を送付しました。

 そして、労使関係についてなんですが、アンケート調査における損害賠償請求訴訟については、これは上告をしないということを決定しました。これは損害賠償請求訴訟についてきちんと受け入れるということにしましたので、基本的には僕の任期中に認めるものは全て認めて。先日も議会で案件立ってますが、国歌の斉唱条例ですね。あれに関しての中労委の審査については和解を受け入れましたので、認めるものは全て認めたのかなと思っています。司法判断が継続しているのが、組合のほうがまだ上告ですか、している事務所の明け渡しの問題と、あとはこちらが勝ったやつですけども、相手方がまだ上訴している入れ墨調査。いくつかちょっと残っているのがありますけれども、基本的にはほぼ解決というしたかなと思っています。

 それからなにわの芸術応援募金についても、文化についていろいろ振り返りでメディアが検証してもらっていることはありがたいことなんですが、1点、どうしても言いたいことは、文化を守るっていうのは当たり前のことで、これは百も承知です。僕の問題提起は、じゃあその守るべき文化っていうのは誰が決めるんだと。非常にプロセスが曖昧で、例えば誰が決めてるんだというところが不明確。そして、そういう状況でありながら、文化予算と称して年間億単位のお金が毎年、一定のところにだけ流れている。

 これ、読売新聞の検証かな。どこの検証でもそうですけど、文化予算が減った、減ったっていうんですけど、なんで普段予算の話になったら中身が重要だっていうことをみんなメディアは言うのに、この文化予算になったら額ばっかりいうのかってさっぱり分からないですね。文化予算が減った、減ったっていって、文化が何か、文化を僕が軽視しているような、そういう検証の仕方になっていますけど。普段は国の予算についてだって、自治体の予算についてだって、額じゃなくて中身じゃないかっていうことを、みんな普段言っているのにね、なんで文化、文化予算になれば中身を検証しないのはさっぱり分かりません。

 今までも文化行政の問題点は、文化を守れなんだけど、そんなの誰でも言えるんです。コメンテーターなんか、そんないい格好するコメンテーターなんかそんな当たり前のことなんですけどね、文化を守れって。じゃあ守るべき文化は何で、そこにいくらのお金を出すべきなのか。そしてそのプロセス、それはどうなのかっていうところを僕は一番問題意識を持っておりまして。そういう意味で、今回のアーツカウンシルっていうところでしっかり評価をしてもらう。チャンスはみんな平等に。そしてこの行政のある意味、行政職員。文化について別に専門家なんて、大阪府庁に、大阪市役所にもいないわけですよ。文化担当の職員だって前職見たら通常の行政職をやっているわけです。それが急に文化に来て、じゃあこれを守るべき文化で、これぐらいの予算を付けていきましょうなんて判断できるわけがないんですね。そういうわけで専門家のアーツカウンシルというのを設けて、やっぱりこれは税で、しかもこれ、税で守っていくことを推進するんじゃなくて、寄付で守っていくというのが本来の文化、守っていくやり方です。これ、世界の潮流ですから、寄付で守っていくというのは。

 ただ、寄付といっても単にお金持ちからの寄付じゃなくて、余裕のある人からの寄付じゃなくて、僕が今回挑戦したのは、役所に税金を払うぐらいだったら文化のほうにお金を回したいっていう、そういう国民の皆さん、たくさんいらっしゃると思うので、余ったお金から、余裕のあるお金から寄付をしてくださいということではなくて、税金を払うか文化に寄付をするか、この選択ができるっていう新しい制度を作ったのが、大阪のなにわの芸術応援募金制度でありまして、この、きちっとどういう文化を守っていくのか、いくらのお金を付けていくのか、それを第三者的に、専門的に評価する機関を作って、そして行政が、しかも行政職員が守るべき文化やその額を決めるんじゃなくて、ある意味、文化を支えていく主体は国民自身なわけですから、そういう人たちにお金の面で支えてもらう。しかもそれは余裕のある国民の皆さんからだけじゃなくて、役所で税金を納めるぐらいだったら、こんな役所に無駄遣いされるぐらいだったら文化のほうにお金を回したいという人に寄付に応じてもらうっていう、そういう制度をつくったのがなにわの芸術応援募金制度でありまして、そういうことについてちょっと検証が足りないなと。文化行政については額ばっかりが問題になって、その予算の中身についてどこもしっかりと検証してきていない。ワッハ上方なんていうところに、4億円も5億円も毎年使っていたなんていうことを検証してる報道が一切なかったんですね。今はもうなくなりましたからね、ワッハ上方。あんだけ大騒ぎして、年間4億も5億も使っていたことに関して、それはいいのかどうなのかって。それだったらほかの文化のほうに回しゃあいいのにね、誰もそういうところをしっかり検証していないっていうことは、メディアの検証能力のなさだっていうのを僕は思っています。

慰安婦発言問題について
 それから、サンフランシスコ市長宛の公開書簡送付についてもそうなんですけど、これもいろいろ僕の府政、市政について検証してもらってるところはありがたいんですが、慰安婦発言についても、まあまだ毎日新聞も読売もそうだな。とにかくこの発言で全て維新から失速したとかそういうこと言ってますけど、はっきり言いますけどあの発言があったから、朝日新聞があの報道取り消しやったんですからね。誰もそこまで本気になって問題提起をしたりとか、何が問題点なのかっていうことを言わずに、ちょろちょろちょろちょろ、いろんなところでちっちゃくしていたやつを、ああいう形で問題提起して河野談話ってものを問題じゃないかと言い出して、産経新聞はその直後、ちょっと腰が引けたところがありましたけど、そのあと産経新聞が、本当に頑張ってくれて、最後、朝日新聞の吉田調書の取り消しに至ったということになります。

 それで僕が何を話しているかというと、いや実際あの発言、ああいうふうに書いてもらっていいんですけども、河野談話の話なんか何も書いてないしね。そして何問題なのかというと、こういうこともぜひね、日本国民の皆さんに知ってもらいたいのは今回、サンフランシスコ市、大阪市との姉妹都市ですけど、そこの教育委員会のほうがこんな決議をやっています。女性の人権の問題っていう、そういうものを子供たちに学ばせるのに当たって日本の慰安婦だけを取り上げて、日本の慰安婦問題だけを取り上げて、それを教材にしてこれからサンフランシスコ市は教育をやっていくというんです。本当にこんなことでいいんですか、ってことですよ。

 だから僕は慰安婦問題、正当化はしませんけども、当時必要だった。それは世界各国が必要だったっていうことをしっかりとこれは、日本だけでなくて世界各国で必要だった、必要としていたということをアメリカに対してだって言っていかないと、これ、日本だけの問題として矮小化されて、私はこれはもういよいよ、こういうサンフランシスコ市のそういうところにも、日本だけを取り上げて教育が始まっていくと。本当に残念だなと思いますね。これは人権問題としてきちっと世界各国で考えていかなきゃいけないし、今の、確かにこれは正当化なんてことは絶対できないし、やはりそこで苦痛を味わった女性の方々に対してわれわれが思いをはせて、二度とこういうことがないように、しっかりと政治でもメディアでもそうですけども、国自体がそういう思い、決意をしていかなければいけない。これは当たり前のことですからね。

 日本の問題としてだけ矮小化されて、これはアメリカでも同じようなことをいくらでもやってたのにね。それを日本の問題にすり替えて、そしてサンフランシスコ市で教材を使って教育をこれからし始めていくと。非常に残念で、こういうところはしっかりと声を上げていかなきゃいけない。そういう意味で僕は問題提起をしたつもりでありまして、朝日新聞が吉田証言の記事については取り消しに至ったということと、慰安婦って問題についても多くの国民の皆さんが、これまではメディアに出てくる自称インテリがこの問題を取り上げると、とにかく全部ふたをしてしまうという、そういう状況の中で今、徐々に徐々に、慰安婦問題についてはいろいろ考えることがあるんだなと。決して正当化できないけれども当時、やはり戦時において、これは世界各国が必要としていたから戦場における女性の人権問題っていうものが、ずっとこれ、解決されずにいまだに続いているわけです。そういうところをやっぱり正していくためにも、この問題は日本の問題として矮小化させずに、世界各国の普遍的な人権問題としてきちんと取り組むべきということは、日本としても世界各国に向けて発信していかないと、とんでもないこういう教育がこれから世界で行われていく。

 外交戦争になれば、歴史戦争になれば中国の力なんていうのはもうすさまじく強いんですから。放っておいたらこれ、日本の問題だけとして、いろんなところで本当に教材、教科書になってこれが教育されていく。これは由々しき事態だというふうに思っております。以上です。


政治家に未練「ない」=橋下大阪市長が退任
時事通信 12月18日(金)19時12分配信

 任期満了に伴い、18日付で退任する大阪市の橋下徹市長(46)が同日午後、市役所で退任会見を開いた。
 市長退任をもって政界を引退すると表明しており、この日の会見でも政治家への未練を問われると、「ないです」と明言した。
 橋下氏は2008年2月に大阪府知事に就任し、11年12月に大阪市長へ転身。この間、国政政党「日本維新の会」(現維新の党)を結成し、代表を務めたこともあった。
 19日からは、自身が立ち上げた国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問として活動する。その役割に関し、「知事、市長と国政政党の代表をやった経験があるので、役所運営全般についてアドバイスできる」と説明。党の意思決定には関わらないと強調した。
 ただ会見で、憲法改正が争点の一つとなりそうな来夏の参院選について問われると、「日本を活力ある社会にするためには、行政の意思決定の在り方を変えないといけない。その手段として憲法改正が必要だ」と持論を展開。こうした言動は、おおさか維新の今後に影響を与えそうだ。
 自らの手で実現できなかった「大阪都構想」に関しては、「反対する人と話をしながらまとめていくのは、吉村洋文新市長の真骨頂だ」と指摘。後継する吉村氏の手腕に期待感を示した。
 一方、約8年にわたる政治家人生を振り返り、「これ以上やれと言われても無理。自分の人生で一番エネルギーがあるときに全力投球する、やりがいのある仕事だった」と笑顔を見せた。


橋下市長退任会見(9完)「この先は有料メルマガで…」 きわどい話も「墓場まで持って行かぬ」
産経新聞 12月18日(金)19時8分配信

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橋下市長の退任会見には、多くの記者が詰めかけた=18日午後、大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《「やりがいのある仕事だった」。悔いなき政治家人生を振り返った橋下徹大阪市長。厳しい表情から一転、なじみの記者からの質問に、ようやく表情を和らげた》

 --このままだと泣かれるような場面がないです

 橋下氏「いいです。文句ばっかり言って終わる方がいいでしょ」

 --今後のタレント活動の予定は

 橋下氏「これはもう、立場が私人になるとオファーを待つことになるわけです。(自分は)オファーをかけられない対象ですよ。あんだけやり合って、腹立ってると思いますよ」

 --古巣である番組「行列のできる法律相談所」などはどうか

 橋下氏「もともと最初に出させてもらった経緯がありますから調整をしてくださいとは言っていますが、今のこういう状況の中で『一私人なんだからいちいち呼ぶか!』ってなりますよ」

 --ギャラのつり上げ過ぎが原因では

 橋下氏「知りません」

 《突っ込んだ質問に苦笑を浮かべる橋下氏。それでも記者はなお食い下がる》

 --わなにかけられそうになったり、危なかったりした経験は

 橋下氏「いっぱいありますよ。この先はぜひ、有料メルマガに登録してください。週1か、月1でツイッターで討論をしたいと思います。面白いと自分が思っているだけかもしれないが。面白いと思ってくれるかどうかも判断してほしいです。山ほどある。『墓場まで持っていく』と言うが、僕は持っていきません。いろんなところでこれが政治の世界だと知ってほしいので」

 --コンサートホールをつくれなかったことに悔いはないか

 橋下氏「検討はしていたんですがね。ポンと行政が1つ建てるのではなく、(後継の)吉村(洋文)市長が次を考えてくれると思う。外国人も多く訪れ、エンターテインメントの需要が高まるが、行政がそれをやるには課題もある」

 「これで明日から、今日の12時から私人です。1人でコンビニに行くのが目標。色々やりたいことがある。朝から公園を回ったり。ツイッターで報告します…とそういうことを言っちゃいけないか」

 《約1時間40分続いた退任会見は終了時間を迎えた。前に歩み出た橋下氏は最後に『みなさん、どうもありがとうございました』と晴れやかな表情で一礼。足早に会見場を後にした》


「むちゃに耐えてもらった…」橋下氏、大阪市幹部に最後の謝辞
産経新聞 12月18日(金)18時54分配信

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大阪市長の退庁セレモニーで花束を受け取る橋下徹氏=18日午後、大阪市役所(村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 大阪市の橋下徹市長は18日、退任を前に最後の所属長会に出席し、市幹部らに「本当によく支えてもらい、思う存分仕事をさせてもらった」と謝辞を述べた。

 橋下氏は市幹部らに、自身の1期4年を振り返り「自分の思っていること、考えたことについては、違法にならない限りは全部やらせてもらった」と評価。「現場には相当な負担を掛けたと思うが、副市長はもちろん、局長、区長、本当によく支えてくれた。このようにさせてもらって幸せ」とねぎらった。

 さらに、「これだけむちゃに耐えてもらえたので、次の市長では十分余裕があるかも」と冗談を飛ばしてみせ、「また引き続き頑張ってください。ありがとうございました」と頭を下げた。


橋下市長退任会見(8)“戦い”済んで…「日本のメディアにはすごい力がある」
産経新聞 12月18日(金)17時23分配信

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退任の会見をする橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《今後の自身の活動について熱く語る橋下徹大阪市長。首長、政党の代表を経験した弁護士としての自負ものぞかせた》

 橋下氏「(今後の活動に)経験は生かしたい。自治体の長の経験者として、役所の方で何かあったときにアドバイスする。行政運営、政党運営、そういうことに関してできるのは、日本の中でも僕くらいしかいないのかなと思う」

 --高い評価をしている人もいる

 橋下氏「ありがたいですね。自分の経験は最大限、弁護士になったときに活用したい。まだ46歳だし、もったいない」

 《メディアを通じた発信で政治力を保ち続けた橋下氏。そのメディアの役割の重要性を熱く説いた》

 --有権者へのメッセージの伝え方はどう意識していた

 橋下氏「繰り返し言うが、民主主義で必要なのはメディア。まずは権力チェックで、日本のメディアにはすごい力がある。首相もひっくり返せる。僕くらいの政党の代表ならすぐクビをすげ替えられる。私人に戻れば、メディアの力は非常に頼りになる。もう一つは有権者とのつなぎ役。都構想のときに説明不足と言われたが、僕の責任もあるがメディアの責任もある。200万人の有権者一人一人に説明できない。住民説明会もやったが、トータルで4万人くらい。いかにメディアを通じて伝え得るかが一番重要だ」

 《「橋下劇場」といわれた発信戦略の一端も明かした》

 橋下氏「知事になったとき、組合交渉も見てもらおうと、フルオープンを徹底してやってきた。記者会見も質問がなくなるまで答え続けた。テレビを重視して、紙メディアを重視していないという人がいたがとんでもない。メディアのおごりだ。テレビや5大紙など有権者に伝える力のあるメディアには答えてきたつもりだ。フリーの記者にも全員に応じる時間は市長にはない。あとは地道な街頭演説やタウンミーティング。雪の中、パネルを使ってタウンミーティングしたのは僕くらいのもの」

 《政治家としての悲哀を多く語る橋下氏。しかし、ここまで突き動かしてきたのは何なのか。政治家としてのやりがいにも言及した》 

 --政治家には甘い蜜があるといわれるが、8年間、味わえたか

 橋下氏「甘い蜜あるなら教えてください。味はない。しんどいことばかりで『何のためにやっているんだ』となると思いますが、自分の思いを実行できるというのは甘いとかではないが、38歳から46歳、一番エネルギーあるときに全力投球するには、やりがいのある仕事だったと思う。金銭的にはまったく(おいしい部分は)ないけれど。言うだけではなく、実行できるというのは価値のある仕事だったと思う」


橋下氏引退 まるでアイドル?市民ら500人、大歓声…市長退任セレモニー、涙流す人も
産経新聞 12月18日(金)17時17分配信

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大阪市長の退庁セレモニーで花束を受け取る橋下徹氏=18日午後、大阪市役所(村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 大阪市の橋下徹市長の退任セレモニーが18日、市役所で行われた。大勢の市民らが詰めかけ、「ありがとーう」「橋下さーん」とアイドルに送るような大歓声を送った。

 セレモニーは午後4時から、市役所正面玄関で行われ、市職員や他会派も含めた市議らに加え、約500人の一般市民が駆けつけ、計約千人が集まった。「大阪を愛してくれてありがとう」と書かれた横断幕が掲げられ、橋下氏の顔をプリントしたTシャツを着込んだ女性ファンらが橋下氏の登場を待った。

 30台を超えるテレビカメラが向けられる中、橋下氏が市役所庁舎から姿を現すと、無数のフラッシュがたかれ、大きな拍手がわき起こった。橋下氏は秘書課の女性職員から花束を手渡された後、公用車に乗り込むまでの間、手を振りながら集まった市民らと握手。「ありがとう」と声を掛けられ、感激して涙を流す市民もいた。

 午前9時から場所取りをしたという大阪市港区の谷野米子さん(63)は「政治に興味を持たせてくれた橋下さんに感謝の気持ちを伝えたくて。政治家引退は寂しいけど、絶対に国政に帰ってきてくれると信じている」と涙をぬぐった。別の60代の女性は「生きててよかった」と感極まった様子だった。

 市役所前の御堂筋の沿道にも約30メートルにわたって見送りの列ができ、橋下氏は公用車の窓から最後まで手を振り続けた。


橋下市長退任会見(7)「政治部の記者、蹴散らしてやる」一方で菅長官を絶賛
産経新聞 12月18日(金)16時45分配信

 《“橋下節”が止まらない。ダークスーツに水色とシルバーのストライプのネクタイ姿で退任会見に臨んだ橋下徹大阪市長。開始から1時間を超えても終わる気配はない。ここで、市職員から「次の質問で最後」とのアナウンスが入った》

 --しつこいが、参院選で国政政党おおさか維新の会が議席の3分の2を取ることに意義があると発言しているが、今後どう関わるのか

 橋下氏「法律顧問ですからね」

 --選挙で前面に立つ気はない

 橋下氏「私人ですから」

 --憲法改正は必要だとしているが、今後仮にどういう社会状況になれば、燃えたぎるものが出て政治への思いが強くなる

 橋下氏「(毎日放送の情報番組)『ちちんぷいぷい』がなくなったら(笑)。そんなことないですよ、私人の生活なので、分かりません。しばらく弁護士です」

 《さらに手が上がり、記者の質問も終わる気配がない。質問は今後就任する国政政党おおさか維新の会の法律政策顧問の肩書に及んだ》

 --「法律顧問」と発言しているが、実際には「法律政策顧問」では

 橋下氏「知りません」

 --契約書にはどう明記されている

 橋下氏「契約の中身なので守秘義務があり、言えません」

 --もう疲弊したと発言しているが、エネルギーが枯渇しているようには見えない

 橋下氏「枯渇してますよ。無理してやっています。府政、市政記者クラブの追及にあわされたら枯渇します。記者もようせんでしょ。でも、東京から政治部の記者とかがポコッとやってきて、ろくでもない質問をする。蹴散らしてやりますよ」

 --まだまだやりたいのでは

 橋下氏「府政、市政記者クラブは優秀ですよ。そういうメンバーが全国の自治体の首長をつるしあげないと。なんでほかの人はしないのかな」 

 --菅義偉官房長官が読売新聞のインタビューで橋下氏を評価している

 橋下氏「菅官房長官にはお世話になった。変な意味に取られるとだめなんで注意しないとならないが、自治体の長としてはいろいろ政府に要望がある。そういう意味ではこちらの意をくんでくれ、感謝している。とんでもない政治家ですよね。とんでもないっす」

 --その菅さんが「将来的には戻ってくるのでは」と発言している

 橋下氏「そこは違う」

 《質問に応じた後、突然「『法律政策顧問』か『法律顧問』なのかはそんなに重要なのかな」とつぶやく橋下氏に、記者が質問の意図を説明する》

 --「政策」とつけば、政治家はやめても政界への関わりという印象が強かったので

 橋下氏「弁護士として、首長や国政政党の代表の経験は生かしたいなあと。そこにアドバイスする、僕のできる領域はそこなのかなあと。リーガルチェックだけでなく、政党や行政の運営にもアドバイスできるのは、僕にしかできないのかなと思っている。純粋にアドバイス依頼があれば行きますよ。従来の法律顧問ではなく、新しい弁護士の領域に挑戦したい」

 《何とか将来的な橋下氏の“政界復帰”の動きを探ろうとする記者たち。橋下氏は時折、笑みや軽口で応じる余裕を見せながら会見を続けた》


橋下市長退任会見(6)「都構想と憲法改正は一緒だ」 改憲へ「最大のチャンスが参院選」
産経新聞 12月18日(金)16時38分配信

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橋下市長の退任会見には、多くの記者が詰めかけた=18日午後、大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《橋下徹大阪市長の退任会見。報道陣は「引退後」について質問していく》

 --改めて今後どうするのか

 橋下氏「僕は私人になるんですから(笑)」

 --しかし、国政政党おおさか維新の会の法律政策顧問には就くと

 橋下氏「うん、そういうふうに(おおさか維新代表の松井一郎)知事から言われました。今、契約書を作っています。別に、(他の)弁護士は政策について意見を言っているわけでね。肩書は法律顧問でも、政策顧問でも…。顧問として、法律事務所として契約はきちっと結びます」

 --具体的にどんなことをしていくのか。松井代表は、法案を作る際のアドバイスを求めたいとしているが

 橋下氏「守秘義務の範囲です。受任者たる弁護士は一切言えません」

 《これまで政治について饒舌(じょうぜつ)に語っていたが、にわかに弁護士の顔になった橋下氏。ビジネスマンのようなスマイルでノーコメントとする橋下氏の“豹変(ひょうへん)ぶり”に、記者から思わず笑いが漏れる》

 --あくまで、私人として。それでも、政界引退ということですか

 橋下氏「ハッハッハ。引退じゃないですか」

 --ご自身が立ち上げた政党に、引き続き関わっていくと

 橋下氏「じゃあ自民党には、顧問弁護士いないんですか。あの人たちは、みんな政治家なんですか」

 --法律上のアドバイスをもらう弁護士は自民にもいると思うが、それと同じ形なのか、違うのか。よく分からない

 橋下氏「受任する業務は、守秘義務の範囲です。弁護士法で。記者のみなさんの取材源の秘匿とおんなじです」

 《納得がいかず質問を重ねる記者側と、「守秘義務」でかわす橋下氏との攻防は続く》

 --政治家としてではなく、一私人として関わる

 橋下氏「弁護士として関わります」

 --12日に行われた大阪維新の会の懇親会で、橋下氏は「来夏の参院選で自民、公明、おおさか維新で3分の2を目指す」と発言したと聞いている。この意図は

 橋下氏「ああ、あれは…。僕が言うことじゃないですよ。これはもう、松井代表の範疇(はんちゅう)。新聞がわざとニュアンスをね、おおさか維新は与党だということを示したくて…。僕は“したい”んじゃなくて“そういうふうになるだろう”と。そういうところが勝負になる、ということで言った。『一緒に組んでやろう』ということじゃないですよ」

 《おおさか維新の今後の立ち位置を見据え、慎重に発言をしているようだ》

 橋下氏「3分の2が(衆参両院で)必要だということで。僕は憲法改正が絶対必要だと思っているから。憲法はすぐ9条の問題とするが、僕は、統治機構を定める根本規範だと思っている。もちろん人権保障や安全保障もだが、何でもかんでも一緒に変えるのは無理。外交・安保は、安倍政権に賛否両論あるが一定、進めている。沖縄基地問題もそうだが、行政機構の意思決定が今の時代についてきていないと思っている。その部分は重要。衆院では、選挙をやったとしても(自公で)3分の2を取れるだろうと言われているので、参院で3分の2を確保することが大事だ」

 「でも、憲法改正を自己目的化したらいけない。手段なんだから。国民が安全に暮らし、地方自治体が活気を持っていく国にするためにも、憲法は大事だ。これまで、こういう憲法論はなかった。すぐに憲法変えたら戦争に巻き込まれる、とか。行政のやり方、意思決定の仕組みにひずみがある。これを正していくべきだ」

 《憲法と、自らがこだわる大阪都構想を重ね合わせる発言も続いた》

 橋下氏「都構想と同じ。バカなコメンテーターは、すぐに『都構想と経済発展は関係ない』と言うが、行政機構の意思決定のやり方を変えることで、実行力が変わってくる。都構想と憲法改正は一緒だと思っている。地方を活性化させるための憲法改正。その最大のチャンスが参院選です」

 --来夏の参院選で、憲法改正を掲げていくのか

 橋下氏「もっと日本を、地方を活力ある社会にする手段としての憲法改正、住民意思をもっと政治に反映させる手段としての憲法改正だ」

 --その動きに、どう関わっていくのか

 「僕は弁護士だって(笑)」

 《憲法問題から、再びメディア批判も》

 橋下氏「メディアに聞きたいのは、あれだけ9条の解釈の時に解釈の変更はダメだと大騒ぎしたけど、今回の(選択的夫婦別姓の)最高裁の憲法解釈はいいと。なんで内閣の憲法解釈はダメなのか。理屈が立っていないですよ。最高裁の憲法解釈を誰も批判していないじゃないですか」

 「憲法解釈は変えるのは当たり前なんですよ。解釈がこれでいいのか、と判断するのは、今は最高裁しかない。しかし最高裁では判断できないから内閣に委ねる、というのが統治機構改革。学者の言うことで違憲だと言ったら、世の中ぐちゃぐちゃになる」

 《橋下氏は、質問を続ける記者に「全然メモとってないよね(笑)」とツッコむ余裕もみせる》

 --憲法改正を語っていたが、本当に引退か

 橋下氏「弁護士だって、こういう話してるじゃないですか(笑)。大阪弁護士会の、何とか委員会に入ろうかなと思ってる」

 --本当に政治家を引退するのか

 橋下氏「何を言いたいの(笑)。政治家とはもう違うじゃないですか」


橋下氏 当面の目標は「1人でコンビニに行く」
日刊スポーツ 12月18日(金)16時24分配信

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退任会見を行った橋下徹大阪市長(撮影・村上久美子)

 橋下徹大阪市長(46)が18日、任期満了を迎え、同市役所内で退任会見を行った。府知事時代から8年の政治家生活に「これ以上、やれって言われても無理です。自分の持てる力を全部、出し切った」と、すがすがしい表情で語った。

【写真】橋下市長ラスト市議会 傍聴席から「次は永田町で」

 就任後は登退庁時のぶら下がり取材対応、原則として週1回の定例会見では、質問が途切れるまでメディアに対応した。その都度、報道のあり方をめぐり激しく対立。特定メディアを糾弾するなど、対立関係にあった。

 この日も最後の記者会見の冒頭で「メディアに文句を言いたい」と切り出し、市政運営や橋下市政の評価をめぐる記事に苦言を続けた。

 ただし、徹底的に論戦をかわしてきた背景には、各担当記者への“信頼”があったからのようだ。この日の会見で終盤には「府政、市政の(記者)クラブの皆さんはしっかり勉強されていて、優秀ですよ。たまに東京から政治部だとかから(記者が)来るじゃないですか。な~んにも勉強せずに。そういうのは蹴散らしてやりましたけどね」と、戦いが終わって“健闘”をたたえた。

 さらには「ここの府政、市政の記者の皆さんもね、全国に散らばって、まだとんでもない行政、自治体をつるしあげないと」とエールまで送った。

 自分の人生哲学には「まず目標を決めて、そこに向かってあれやこれやとやっていく」と言い、政治家生活8年間の目標は「大阪都構想」だった。目的遂行のために国政政党を立ち上げ、首長職と兼任。安倍晋三首相とも会談するなど、国政への存在感も発揮し「(自民政権が)こちらの意をくんでくださったこともあり、そこは感謝しています。(国政政党の)効果は大ありでした」と振り返った。

 菅義偉官房長官は、その橋下氏の政界引退について「いったん引退して、また戻ってくるんじゃないか」と発言したが、これには「(菅氏は)まあ、とんでもない政治家ですよ。でも、それ(その発言)は違います」と政界復帰を否定。政治家エネルギーは「枯渇した」と言い、今後は「おおさか維新の会」の法律関連の顧問に就き、アドバイザー的な立場も担うとみられる。

 肩書の名称については「法律政策顧問か、法律顧問か、それも守秘義務です」とニヤリと笑った。会見では何度も政治家としての悔いや「やり残し」、将来的な復帰の可能性を問われたが「自分の経験は弁護士になったときに最大限活用したい。まだ46歳だから、もったいない」。

 政治家は甘い蜜、必ず戻る-との言葉を引き合いに質問されると「甘い? そんなん、あるんだったら教えてくださいよ。でも、38歳から46歳まで一番エネルギーのあるときに、全力投球するには、やりがいのある仕事だったと思います」。達成感を強調し、あくまでも政界との今後の関わりには言及しなかった。

 その政治家8年の最大の目標だった「大阪都構想」については、今年5月に住民投票までたどり着いたが否決の結論を得た。ただし、市民、府民に向けては「有権者に重要な判断をしていただいた。感謝している」と述べた。

 19日から私人に戻る橋下氏は「やりたいことがいっぱいある」。後任の吉村洋文新市長が誕生した数日後には「(退任後は)自分探しの旅でもしようかな」と口にしていたが、当面の目標には「今日の12時を回ったら(日付が変わったら)1人でコンビニに行こうかな。1人でコンビニが第一目標です」。続けて「朝になったら、公園を走りたい」と笑わせた。


橋下市長退任会見(5)「僕がやってきたこと…鼻くそみたい」国の形変えるのは「憲法改正」
産経新聞 12月18日(金)15時36分配信

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退任の会見をする橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《橋下徹大阪市長による退任会見開始から約1時間。内容は、橋下氏が政治生命を賭けて臨んだ5月の大阪都構想の住民投票、そして政治理念に移っていく》

 --5月17日の記者会見。これだけ世論が割れている中で住民投票に持っていくべきではないとの考えだったが

 橋下氏「住民投票に持っていくべきとかじゃなくて、あのタイミングでは負けるところで僕が設定したってのは、僕の政治判断のミスですねと言った。負けた全責任は僕にある。任期中にやろうと言っていたので、それを避けるつもりはない。そりゃ、自分で十何年かけて全部このペースでずっとやり続けられるかっていうのは、できるわけがない。のんべんだらりと毎日、無駄な8年間と言われるようなそんな生活を送ってきたわけじゃない。本気で政治をやろうと思ったらそれだけのエネルギーが必要で、次々次々引き継いで、次またエネルギーのある人に引き継いでもらうしか無理。まあお飾りの首長だったら20年、30年でもやれますけど」

 --政治家として、国と地方の関係見直しに取り組んできた。8年間やってきて、できた部分とできなかった部分は

 橋下氏「僕がやってきたことなんてしょうもないことですわ。全体で見たら鼻くそみたいなこと。憲法改正で国の意思決定のあり方を変えていかないと無理。個別政策で言えば、関空だって僕の権限ではないが、慰安婦発言と同じように、やっぱり政治家ってのはある意味火を付けていく役割がある。地元自治体の大阪府が伊丹空港廃止を掲げながらいろんなことをやってきたが、最後は伊丹と関空が経営統合をして、コンセッションでオリックスグループが買ってくれた。あれで関空の長年の懸案だった金利負担部分の話がなくなった。そういうのを言い出したらいろんなことをやってきたっていうのはあるが、自分で自慢できるものはない」

 --この間、2度の政権交代があった。地方分権は進んだか

 橋下氏「進まない。大阪都構想を見てもらっても分かる通り。何で大阪市議会議員があんなに反対するのかというと、大阪市議会議員は、全国の地方議会の中でも最高ステータス。役所がどれだけの権限を持っているかというと、大学も地下鉄も病院もある。そこに乗っかってる議員も自分の力と思ってしまう。国会議員も同じ。地方分権なんかやって、国が持っている権限が地方に移るのは国会議員としては耐えられない。普通のサラリーマンはなるべく仕事を少なくしようとするが、政治家の場合は汗かかずに役人にやらせるわけ。権限と財源を持っていることはプライドや気持ちいいものがある」

 「つくづく思ったが、地方分権、国の行政の形を変えようと思ったら、そういうことを本気で思っているメンバーが憲法改正をやるしかない。憲法は統治機構を定める骨格。本当に地方分権をやろうと考えれば、憲法を地方分権型の憲法にしていくのが最大のポイント。それをやっていく政治グループとして、既存政党じゃなくて国政政党おおさか維新。そういう第3のグループが出てきてもいいじゃないですか」

 --市長と国政政党の代表を兼ねる取り組み。得られた成果は

 橋下氏「めちゃくちゃある。政治なんか最後は政治力。松井(一郎)知事と菅官房長官は、信頼関係はある。国政政党をつくるかどうかじゃなくて、人間的にものすごく波長があって信頼関係がある。その関係を核にしたとしても、国政政党があるのとないのでは政治をやる上で全然違う」

 「僕のやり方っていうのは、目標を定めたらありとあらゆる方策を立てる。振り返れば、コメンテーターや評論家が『ジグザグにしている』というのは簡単だが、目標を定めてそこに進もうと思ったらまっすぐにできるわけがない。右に行くことがあれば左に行くこともある。僕の目標は大阪都構想。それに向かって何をすべきかは全部分かっていた。国政政党がなくてもできるかって言ったらできません。最後の住民投票が成立したのは、最終局面での衆院選があったからできた。国政政党がなければここまでは来られなかった」


橋下市長退任会見(4)「万人から好かれては政治はできない」あるべき政治家像を強調
産経新聞 12月18日(金)15時13分配信

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退任の会見をする橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《報道陣の問いに、舌鋒鋭く変わらない“橋下節”で応戦する橋下徹大阪市長。退任会見らしい寂寥感のようなものはみじんも感じられない》

 --人気と批判、両方あったが、政治家として自らをどう評価する

 橋下氏「自分で評価してどうするんですか。人気ではなく、政策について支持する、しないがあるのは当たり前。住民サービスの転換をやったのだから批判が出るのも当たり前。『税金の使い方を転換します』と言えば、賛成・反対が必ず出る。これからの時代の政治家はみんな、賛成・反対を背負った政治家でないと。万人から好かれては政治はできない」

 --『私のような政治家が長くやるのは危険』と言っていたが

 橋下氏「僕みたいな『転換』『転換』ばかり言っている政治家は良くないですよ。賛成・反対を問うのはワンポイントでいいわけ。個別の政策について選挙で問うわけじゃないですから。ワンイシューじゃだめだといつも言っているじゃないですか。じゃないとこの政策は向こうの政治家がいいが、こちらは合わないとなる」

 「僕は転換点を迎えたなと。8年前から転換をやってきたわけです。朝日が報じたが、財政問題もそう。重大な転換ですよ。放置していたら大阪府はもう5千万円、穴を空けていた。20~25年後にも。借金の問題を先送りしていた。使っちゃいけないお金を使うのはバチッとやめて、借金の返済、減債基金の積み立ては先送りをやめて、毎年均一に積み立てるルールを作った。僕の役割は方向性を変えること。補助金、税金の使い方、子育て・教育に回すお金が少なかったその方向性を変えた」

 《途切れることなく手が上がる報道陣。橋下氏は言葉に詰まることもなく、早口で発言を重ねていく》

 --子供が笑う大阪と言っていたが、どうなった

 橋下氏「うちの子供は笑っていないですよ。全体を見て判断して下さい。私学に行けない子が通うことができた。もともとは区長からの話だったんですが、残念ながら病で命を絶たれた高校生がいました。それがきっかけで院内学級を作ったり…。選挙の仕組み上、仕方ないんですけど、これまで過剰に高齢者にお金を回していた。政治家から見れば、投票率が低く、票にならない若い世代に金を回して、そこを評価してくれる子育て世帯も非常に多いんじゃないかと思いますね」

 --民営化に関して積み残しは

 橋下氏「民営化反対と言っていた役所のなかで、民営化プランをまとめるのがどれだけ大変か、いっぺん会社でやってみて下さい。社内で反対と言われていること、変えてみて下さい。朝日は慰安婦発言の取り消しにどれだけかかりましたか。民営化のプランを立てるところまでは僕の役割だったのかなと思う」

 --市役所解体を訴えてきた

 橋下氏「解体というのは、職員全員がクビになるということではない。意思決定のあり方を変えるということ。大阪府内に関西テレビの営業本部が2つあって、許す社長がいますか。それぞれの部長が違う意思決定をして。そんなわけないでしょ。大阪に営業本部長は1人でいい。都構想というのは組織論であって分かりにくいです。企業、大組織のトップに立つ人は限られている。意思決定をどうするかがいかに大切か」

 「意思決定のあり方、大阪全体の行政を見たら(府庁・市役所と)2つあるのは大問題。最大は議会です。まとまらない。これが大阪の大不幸です。大阪都構想というのは、僕は市長の立場だから府庁・市役所の組織論を言ってきましたが、府議会と市議会を一から作り直して、一から議会を作ろうというのが本質なんです。大阪における行政の意思決定のあり方を一ら作り直さないといけないと痛切に感じました」

 《ヒートアップしていく橋下氏。議論は大阪行政を超えて基地問題、憲法改正にまで発展する》

 橋下氏「説明しろとメディアに言われるけど、『都構想でいくらのお金が流れる』とかしょうもないこと言っててね。住民投票を通じて分かりやすい財政効果論からやってきた。それで一定、議論してもらった。次のステップは真正面から大阪における行政の意思決定を問いかけていく。住民も受け止められるレベルになっている。あそこまで住民投票をやる過程で、メディアに腹立つこともあったが、役所のあり方にものすごい関心度高まってますから」

 「今後、意思決定について議論してくれると僕は思う。ひいては国全体で。辺野古の問題もそう。メディアが騒ごうが、デモしようが、政府が進めていく。現実、僕は執行するその世界で生きていたから分かる。騒いでも仕方ない。日本の行政の意思決定機構を変えないといけない」

 「民主主義のプロセスを作らないといけない。それがひいては憲法論になる。憲法改正論というのは9条はちょっと置いておいていいと思う。なんでもかんでもやったら国民もパンクしますから。大事なのは行政機構の意思決定です。基地問題は本気で解決したいなら、意思決定論。ここにしぼった憲法改正をしないといけない。大阪市民なら、都構想を経験したからそうした議論も受け入れると思う」


橋下市長が退任「持てる力は全部出し切った」
読売新聞 12月18日(金)15時10分配信

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記者会見する橋下徹市長(18日午後1時15分、大阪市役所で)=菊政哲也撮影

 橋下徹大阪市長(46)(おおさか維新の会前代表)が18日、任期満了で退任した。

 市長任期限りで政界を引退すると表明しており、この日の退任会見では「これ以上やるのは無理。持てる力は全部出し切った。やりがいのある仕事だった」と語った。

 2008年の大阪府知事就任以降、約8年にわたる政治家人生に終止符を打つが、19日付でおおさか維新の法律政策顧問に就き、政策立案などには関与する。

 橋下氏は10年、大阪市を特別区に再編する「大阪都構想」の実現を目指して地域政党・大阪維新の会を旗揚げし、代表に就任。12年には日本維新の会を結成して国政に進出した。他党との合流・分裂を繰り返しながら、第3極の一角として国政に影響を及ぼした。

 今年5月、都構想の賛否を問う住民投票で敗れ、引退表明に追い込まれた。おおさか維新代表には今月13日付で松井一郎大阪府知事(51)が就き、後任の市長には吉村洋文氏(40)が就任する。


橋下市長退任会見(3)“幻想主義”と朝日批判「話し合いでやったら他の改革進まない」
産経新聞 12月18日(金)14時54分配信

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退任の会見をする橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《穏やかな表情は変わらない。橋下徹大阪市長は、身ぶり手ぶりを交えつつメディア批判を繰り返しながらも、「政治家として悔いはない」と晴れ晴れとした表情もみせた》

 --やるべきことはやったと思うか

 橋下氏「やりました。これ以上は無理。持てる力は全部出し切った。無駄な8年間とほざくコメンテーターはしょうもない。失礼極まりない」

 --(17日に市議会で)修正、妥協をしていく姿勢が必要と言っていたが

 橋下氏「反発食らうことは僕がやり尽くした。役所の中でも反対が巻き起こりそうな改革プランはやり尽くした。あとは議会にきちっと議論してもらう。維新の会が100%正しいわけではない」

 --話し合いは自身のときには難しかった

 橋下氏「当たり前ですよ。今、副市長とも話していますが、20年くらいかかるようなところを、一つの案件で。それを数年でやる。それを協議してまとめ上げる。どこまで朝日新聞は幻想主義なのか」

 --結果的に地下鉄民営化などは進まなかったが、仕方なかったか

 橋下氏「当たり前です。大体改革プラン考えたときに、4年後に全部無理です。朝日や毎日がいうように、話し合いでやったら、他の改革も進まない。それだったら、進めるところだけ進めていく。最後残る部分は次にきちっと送っていく」

 《話題は、政治家生命をかけて、敗れた大阪都構想の住民投票に移っていく》

 --また都構想は目指す

 橋下氏「それは(後継の)吉村(洋文)さんと松井(一郎・大阪府知事)さんにやってもらう」

 --ご自身でやるというのはない

 「こういうメディアとのやり取りは終わりです」

 《改めて引退の意思を強調し、会見が始まってから一番の笑顔をみせた》

 --未練はないか

 橋下氏「僕がやれるところまではやりました。ここまでできたというのは、普通じゃできないところまでできた。何言われようが、住民投票までできた。大阪都構想の協定書も一応できあがっている。ここから反対の人たちと話しながら、まとめていくのは、吉村新市長の真骨頂。あの人はそういう政治家としての能力は天下一品」

 《今は批判の対象としているコメンテーターから政治家に転身した橋下氏。実際に政治家になって、考えが変わったのか》

 -政治家になってみて、政治家をどうとらえているか

 橋下氏「社会には絶対必要。政治家なくして民主主義はない。ただ、思った以上に、想像を絶するくらい実行するしんどさがあった。言うのは簡単。法人税減税、規制緩和、みんな言うが、政治の場で自分の考えを実行するのは、とてつもなくしんどい。民主党政権のときに、みんな言っていたができるわけない。財務省も党内にも反対がある。(軽減税率を)押し切ってやったのは、首相官邸の政治だから。政務活動費も、政治家になる前から問題と分かっていたが、改めていくのはどれだけしんどいか。物事を実行するしんどさは想像を超えていた」

 --支えられたご家族への思いは

 「家族に一番負担をかけていますよ。まじめに本気で政治をやろうというのは、家族を持ったらできない。この8年、家族には迷惑かけた」

 《もともと、メディアの世界の人間だった橋下氏。政界引退とともに、対立してきたメディアとの関係はどうなるのか。橋下氏が批判の的としてきた毎日放送の記者から質問が出たが、橋下氏は笑顔で“雪解け宣言”をした》

 --都構想のときには、だいぶ批判されたが、(MBS=毎日放送=のテレビ番組の)「ちちんぷいぷい」の番組関係者は今後、関係修復してもらえるか心配している

 橋下氏「政治家の立場とメディアの立場がある。権力チェックするのがメディアの仕事。個人的な恨みはない。人間として侮辱するなら許せないが、見解の相違を引きずることはない。だからといって、すぐに出るわけではないですよ」

 《質問は再び都構想に。橋下氏は「都構想は『必要十分条件』ではない」と熱弁をふるう》

 -都構想は統治機構改革だった

 橋下氏「都構想で経済成長ができるわけではない。成長戦略は全部あるが、(都構想ができていないので)実行する段階にない。都構想やったら、経済成長につながる必要十分条件と思っているが、都構想は必要条件だ」

 《自身が学力向上のため、導入してきた学校給食を例えに出し、さらに都構想の意義を強調する》

 橋下氏「学校給食もそう。給食食べたら、成績よくなるかといったら、よくなるわけはない。飯食うだけなら、太るだけ。都構想だけでは成長できない」


橋下市長、退任会見でメディアをチクリ「文化予算になると『減った』と…」
産経新聞 12月18日(金)14時49分配信

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任期満了の日を迎え、大阪市役所に笑顔で登庁する橋下徹市長=18日、大阪市北区(写真:産経新聞)
 橋下徹大阪市長は18日、大阪市役所(同市北区)に登庁し、退任記者会見に臨んだ。

 橋下氏は正午前、ダークスーツに、水色とシルバーのストライプのネクタイを身につけて登庁。カメラのフラッシュを浴びながら詰めかけた数十人の報道陣に「おはようございます」と声をかけ、記者の「いよいよ退任ですね」という言葉に笑顔でうなずいた。

 一方、午後1時からの退任会見では「最後だがメディアに文句を言いたい」と切り出し、市の文化予算などに関する報道に言及。「メディアは普段、国の予算でも『額じゃなくて中身だ』と言うのに、文化予算になると『減った、減った』と言う。検証能力がない」と批判した。


橋下氏ポスター撤去、維新指示…TV出演布石か
読売新聞 12月18日(金)14時49分配信

 橋下徹大阪市長(大阪維新の会前代表)が18日に退任するのに伴い、大阪維新の会が所属議員に対し、橋下氏の写った街頭ポスターやホームページ上の画像などを同日中にすべて撤去するよう指示していたことがわかった。

 退任後のテレビ出演などに向けた布石とみられる。

 維新は16日付で、「橋下市長の画像・動画などは18日中にすべて削除を。退任後に使用されると、(橋下氏に政治色がついて)メディア活動が一切できなくなる」と通達した。今後は、橋下氏の写ったチラシの配布や、維新議員が街頭活動で使用してきた橋下氏の音声の使用も禁止する。

 「橋下頼み」だった維新内からは、「いくら何でも冷たすぎる」(大阪市議)と不満の声も出ている。


橋下市長退任会見(2)一番腹が立つのは「何もやっていない8年間」と言うコメンテーター
産経新聞 12月18日(金)14時28分配信

 《「検証能力がない」。いきなり報道に対する「文句」から始まった橋下徹大阪市長の退任会見。冒頭約15分にわたる報道批判が終わると、記者からの質問が始まった。約8年に及ぶ政治家人生をどう振り返るのか》

 --退任にあたっての率直な感想と市民に対しての言葉は

 橋下氏「市民の皆さんには、住民投票をはじめそのほかの選挙を通じて重要な判断を下してくれたことに非常に感謝しています。僕からの問題提起は、市民に負担や我慢を負ってもらうことが多かった。そういう意味で負担やご迷惑をお掛けしたことは申し訳ないと思うが、僕が考えている大阪の将来像に『橋下は問題あるかもしれないが、それでも前を向いていこうとしている』と支持してくれたことはありがたい」

 《市民に向けて礼を述べた後、橋下氏は「また、不満をひとつ言えば…」と、読売新聞による施策の検証記事に注文をつけ始めた》

 橋下氏「僕がやったことが大阪をバラ色にしたとは思わない。でも、統計学を使って検証するならば、前府政、市政と比べてもらわないと。僕の8年間は、どん底まで下がっていた大阪の数字を何とか下げ止めた。次の松井(一郎・大阪府知事)、(後継の)吉村(洋文氏)体制は、次に進んでくださいよということ。在任中に評価してくれなくていいけど、政治家の評価はもっとロングスパンでしてほしい」

 《感想について問われると、橋下氏は『感想なんかあまり言ってもしようがない』と語り、重ねて市民への感謝を述べた》

 --8年間お疲れさまでした。これまでいろいろなものと戦ってきた。一番手強かった相手は

 橋下氏「あなたや朝日新聞などメディア。今後、メディア批判を徹底的に言っていくが…。府政、市政の両記者クラブの記者は、勉強していない人もいましたが、多くは勉強していて、その場で議論を通じて自分の考えを改めないと、と感じたこともある」

《「メディア以外には」と問われると、「けんかしているわけではないので、感情的にはこん畜生とは思っていない」と“敵”の存在をやんわり否定した橋下氏。「行政改革すれば反対する人が出てくるのは当然のこと」と余裕を見せたが、思い出したようテレビのコメンテーター批判を始めた》

 橋下氏「記者クラブの記者は議論できるけど、問題はコメンテーターたちですね。どう評価されてもいいんですよ。でも一番腹立つのは、『何もやっていない8年間』と言われること。あんたのコメンテーター期間の方が無駄だろうと思うし、こんな失礼なことはない。(これまでの施策で)間違いもあったかもしれないが、やってきたという点では間違いない。こうしたコメンテーターを使い続けるメディアには腹が立つ」

 --改めて府市の首長としての評価を振り返ると

 橋下氏「評価は自分でやることじゃない。読売(新聞)の検証記事もアラを探すからああいうことになるんでしょうけど。よく『地に足のついた行政をしろ』と言われるが、自治体の長の仕事は住民サービスでしょ。限られた財源で、どういうのをやめて新規事業をしたか、その検証をしてほしかった。限られた財源でのサービスの転換にずっと挑戦してきた」

 《「ここまで大規模に挑戦した自治体はない」と自負をのぞかせた橋下氏。発言は続いていく》


橋下市長退任会見(1)慰安婦報道では「僕の発言きっかけに朝日が誤報認めた」
産経新聞 12月18日(金)14時12分配信

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退任の会見をする橋下徹大阪市長=18日午後、大阪市北区の大阪市役所(柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 《18日の大阪市長任期満了をもって「政界引退」を表明している橋下徹市長の退任会見が午後1時すぎ、市役所で始まった。橋下氏が冒頭、自ら語り出したのは「メディアに文句を言いたい」ということだった》

 《会見場所となった市役所5階の記者室には、記者クラブ加盟社だけでなくスポーツ紙や出版社、インターネットメディア、共産党機関紙「赤旗」も含め、100人を超える記者やカメラマンが詰めかけ、入室前から静寂の中で緊張に包まれていた》

 《橋下氏が入室すると、一斉にカメラのフラッシュがたかれ、まぶしい光の中、橋下氏が硬い表情で口を開いた》

 橋下氏「退任会見なんですが、メディアに二、三、文句を言いたい。まず、中央労働委員会の命令の報道に不満がある」

 《橋下氏がまず挙げたのは、市役所に職員組合の事務所を置くことを不許可とした橋下氏の処分を不当労働行為と認定した中央労働委員会の命令が出たことに関係した報道についてだった》

 橋下氏「平成24年度分は僕の判断が拙速すぎたということで司法でも違法認定を受けたが、25年度以降は職員基本条例に基づいて適法だと認められ、中労委も不当労働行為と認定していない。記事では、年度を明示してほしい」

 《市長任期中、職員労働組合との“なれ合い”の見直しにも取り組んだ橋下氏。「裁判はいくつか残っているが、基本的にはほぼ解決したと思っている」と自賛した。さらにメディア批判は、各社の橋下氏退任企画記事に絡んでも続く》

 橋下氏「メディアが振り返るのはいいことだが、僕が文化を軽視しているかのような検証になっている。文化を守れなんて誰でも言えるが、じゃあ守るべき文化は何かを誰が決め、いくら出すべきかということが一番の問題意識だった。メディアの検証力の無さだ」

 《そして大阪市が「ふるさと納税」制度を活用して5月に導入した芸術団体への寄付制度「なにわの芸術応援募金」を紹介する》

 橋下氏「僕が挑戦したのは、役所に税金を払うぐらいなら文化に回すという人のために、税金を払うか文化に寄付するかという新しい制度を作ることだった」

 《発言はまだ続く。波紋を呼んだ戦時中の慰安婦をめぐる発言にも、自ら触れた》

 橋下氏「(慰安婦の碑または像の設置を支持する市議会決議案をめぐって)僕が公開書簡を送っていたサンフランシスコ市の市教委が、こんな決議をしている。女性の人権問題を子供に学ばせるにあたり、日本の慰安婦問題だけを取り上げて教材にする、と。ほんとにこれでいいんですか、ということですよ。こういうことを知ってほしい」

 《橋下氏は平成25年5月、慰安婦について「(先の大戦)当時は世界各国の軍が必要としていた」と発言。世界各国が反省すべきだとして「日本だけが批判を受けるのはアンフェア」と主張した》

 橋下氏「各社はあれで僕が失速したというが、朝日新聞はあれをきっかけにその後、『吉田証言』の誤報を認めた。産経新聞もがんばってくれた。問題を矮小化せず、普遍的な人権問題として世界中がきちっと取り組むべきで日本だけの問題ではない、と日本国としても発信していかないといけない。僕は問題提起をしたつもり。歴史戦争になれば、中国の力はすさまじく強いんですから」


菅官房長官「橋下氏はまさに捨て身で仕事に取り組んだ」
産経新聞 12月18日(金)14時7分配信

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は18日午前の記者会見で、橋下徹大阪市長が同日の市長任期満了をもって政界を引退すると表明していることに関し「地方分権や行政改革に大なたをふるった。まさに捨て身で仕事に取り組んできた」と評価した。大阪府知事と大阪市長を計8年間務めたことを踏まえ、「お疲れさまと申し上げたい」とねぎらった。

 今後の橋下氏の政治活動への期待については「ご本人の判断だ。私の立場でコメントは控えたい」と述べるにとどめた。


<橋下市長>大阪市民に謝意 退任会見
毎日新聞 12月18日(金)13時33分配信

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退任の記者会見をする橋下徹大阪市長=大阪市役所で2015年12月18日午後1時2分、幾島健太郎撮影

 任期満了を迎えた大阪市の橋下徹市長(46)は18日、市役所で退任記者会見を開き、「僕が考える大阪の将来像に向かい、前へ向かって進んでいこうと支えてくれたことに感謝している」と市民に謝意を述べた。大阪府知事を3年9カ月、市長を4年務め、地域政党「大阪維新の会」を率いた橋下氏は、この日で政治家を引退する意向だ。今後は国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問に就く予定で、来夏の参院選の構図に影響を及ぼしそうだ。

 午後1時から始まった会見には100人を超える報道陣が集まった。橋下氏はストライプのネクタイを締め、記者会見場に登場。市民に向けて「僕からの問題提起には市民に負担してもらうこともたくさんあった。迷惑、苦労をかけたのは申し訳なかった」とも述べた。

 橋下氏は、5月に大阪市で実施された住民投票で「大阪都構想」が否決されたため、「結果は重く受け止める」として政界から身を引く意向を表明した。政党の代表職も松井一郎府知事に譲り、今月12日付で党の役職から外れた。

 この日、橋下氏は会見終了後に市幹部を集めて訓示する。退庁時には職員や市議らが見送るセレモニーも予定されている。市長として受け取る報酬総額は約6700万円。給与を最大42%、退職金を81%カットしたため、本来の額(約1億4200万円)の半額程度となる。【念佛明奈】


<菅官房長官>任期満了の橋下市長を評価
毎日新聞 12月18日(金)13時10分配信

 菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、同日に任期満了を迎える大阪市の橋下徹市長(おおさか維新の会前代表)について「(大阪府)知事4年と市長4年の任期の間に、地方分権や行政改革に大なたを振るわれた」と評価した。橋下氏の国政転身の可能性については「ご本人が判断することだ」と述べるにとどめた。

 自民党大阪府連がおおさか維新と対立する中、菅氏は橋下氏らおおさか維新幹部とたびたび会談。5月の「大阪都構想」の住民投票などで橋下氏にエールを送っていた。【高本耕太】


橋下氏は法律政策顧問に=おおさか維新
時事通信 12月18日(金)12時14分配信

 おおさか維新の会の橋下徹前代表が大阪市長を任期満了で退任後、19日付で同党の法律政策顧問に就任することが決まった。
 同党の松井一郎代表(大阪府知事)が18日、記者団に明らかにした。松井氏は今後の党運営に当たり「(橋下氏に)いろいろ知恵は借りるつもりだ」と語った。


橋下大阪市長が退任 引退表明も漂う現役感 いつ復帰?に関心
産経新聞 12月18日(金)11時35分配信

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最後の市議会で発言する橋下徹大阪市長=17日午後、大阪市役所(写真:産経新聞)

 政界引退を表明してきた橋下徹大阪市長が18日、任期満了を迎え退任する。当面は弁護士業に専念し、その一環として国政政党おおさか維新の会の法律政策顧問に就く意向の橋下氏。しかし、盟友の松井一郎代表(府知事)が「ことあるごとに力を借りていく」と述べるなど現役の雰囲気は消えていない。最近では橋下氏自身が「政治家の出処進退は嘘をついても良い」と公言しているだけに、本格復帰はいつか-に関心が集まっている。

 「名誉毀損(きそん)の弁護士になろうか。徹底的にメディアを訴える」。最後の定例会見に臨んだ8日、橋下氏は恒例となった“記者いじり”を交えながら、市長退任後は「市民に寄り添う1弁護士になる」と強調した。

 法律事務所のホームページでは、「知事、市長、国政政党の代表を務めた経験を生かし、メディア対応や組織マネジメントの法的支援を提供する」と宣伝する。

 もともと「茶髪のタレント弁護士」として世間に知られるようになったが、芸能活動については、政治色が付いたことから「使ってくれるテレビ局はないでしょう」と否定的。実際にテレビの出演予定は「まだ何も決まっていない」(法律事務所スタッフ)という。

 橋下氏が「政治から足を洗う」と政界引退を表明したのは大阪都構想の賛否を問う住民投票に敗れた5月17日夜。しかし、ポスト都構想と期待された大阪戦略調整会議(大阪会議)が行き詰まり、維新の党との分裂が不可避となった8月には「法律顧問」として引退後も政治に関わる意思を示した。おおさか維新が発足した10月には、「一度、引退する」と将来の政治家としての復帰を示唆。11月の市長・知事のダブル選で完勝すると、今月12日、おおさか維新の法律政策顧問に就任し政策立案に関与していくことが正式に決まった。

 実際に、憲法改正による統治機構改革を目指してきた国政への関心は高い。消費税率引き上げに伴い導入される軽減税率の適用範囲の拡大をめぐり、自民党が公明党に大幅に譲歩したことを受け、10日、ツイッターで安倍晋三政権の官邸主導を「すごすぎる」と絶賛。「これで完全に憲法改正のプロセスは詰んだ」と安倍首相がめざす憲法改正に公明も賛同する可能性が高まるとの見方を示した。

 さらに12日のおおさか維新の党大会では、代表の辞任が正式に決まったにも関わらず、来年夏の参院選の目標に言及。「自民、公明とともに3分の2の議席を獲得できるか否かが最大の山場になる」と激を飛ばした。ある地方議員は「そこまで言うなら自分で出たら良いのに」と話したが、周辺には「党綱領で廃止を明記する参院に出るのか」と疑問視する見方が強い。

 参院選は、衆院選との同日実施が取り沙汰される。「党勢を拡大し大阪都構想実現の機運を高める」ために衆院比例近畿への立候補に期待する関係者もいる。

 一方で、都構想に政治生命をかけた橋下氏の心情を知る側近は、2年後の29年秋に迫った堺市長選での復帰を示唆する。都構想はもともと堺市を含めた府と大阪市の役所機能を再編する計画だ。堺市長選は25年の前回選挙で維新が敗れ、橋下氏の「常勝神話」が崩れた因縁の戦(いくさ)でもある。橋下氏は8日の会見で、国政進出を「国会議員なんてできない」と否定。一方、堺市長選については「私人になるから自由。何も約束はしない」と含みを持たせた。

 橋下市政への評価でもあった11月の大阪市長選で完勝し、「本格復帰の素地が整っていることは本人も分かっている」(維新幹部)だけに、その動向に注目が集まりそうだ。

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