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2015年11月30日 (月)

三菱MRJが初飛行・4

三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」が、11日午前9時半すぎに県営名古屋空港を離陸、待望の初飛行を行なった。同11時すぎに同空港に無事着陸、飛行時間は約1時間半となった。

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リンク:MRJの型式証明取得と飛行試験の技術審査の対応で愛知県が国土交通大臣訪問 - 速報:@niftyニュース.
リンク:「必ず飛ぶ。心配していなかった」特集・MRJ、それぞれの初飛行(ANA編) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJに専門調査官、安全委「支えるつもりで」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、飛行試験中の写真 遠くに富士山も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、11月27日に3回目の飛行試験を実施 - 速報:@niftyニュース.
リンク:MRJ、初飛行時の動画 コックピットや飛行中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、「MRJ」初飛行の動画を追加公開 コクピット内やMRJ初飛行を成功させたスタッフの映像を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「国産MRJ」を待ち受ける国際競争の相手 小型航空機は自動車に次ぐ「産業」になるのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、4分38秒の新たな初フライト動画公開--その瞬間の機長等機内の様子も - 速報:@niftyニュース.

以下、参考のために同記事を引用

MRJの型式証明取得と飛行試験の技術審査の対応で愛知県が国土交通大臣訪問
2015年12月14日(月)13時15分配信 マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

愛知県は12月11日、次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の型式証明取得に向けた国土交通省航空機技術審査センター(県営名古屋空港に設置)に関する要望活動として、12月16日に石井啓一国土交通大臣を訪問することを発表した。

訪問には大村秀章愛知県知事のほか、細谷孝利名古屋商工会議所専務理事と三浦司之中部経済連合会常務理事が同行し、16日16:30~16:45に中央合同庁舎3号館4階国土交通大臣室にて要望活動を行う。

要望内容としては、MRJの量産初号機の納入時期(2017年4月~6月)に間に合わせるため、型式証明の取得に向け審査能力の充実を図ること、また今後、米国を中心に行われるMRJの飛行試験の技術審査に係る経費など必要な予算を確保することを予定している。

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「必ず飛ぶ。心配していなかった」特集・MRJ、それぞれの初飛行(ANA編)
Aviation Wire 12月11日(金)13時46分配信

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ANA整備センター名古屋技術駐在の小林部長。客室では手荷物収納棚の大型化がANAの要望として挙がった=15年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「787もだったけれど、私が関わった飛行機は皆遅れると言われてしまう」。自嘲気味にこう話すのは、全日本空輸(ANA/NH)の篠辺修社長。2007年から導入プロジェクト長を務めたボーイング787型機は、度重なる納入遅延を乗り越え、2011年9月に787-8初号機(登録番号JA801A)を受領した。

【MRJ試験5号機はANAカラー】

 ANAが今待ち続けているのは、ローンチカスタマーとなった三菱航空機のリージョナルジェット機「MRJ」。1カ月前の11月11日に県営名古屋空港(小牧空港)での初飛行を成功させた。海外出張に向かう途中、成田空港でMRJの初飛行成功を知った篠辺社長は、「ホッとした」と当時を振り返る。そして、12月11日までにMRJは計3回の飛行試験を実施している。

 MRJのローンチカスタマーであるANAは、航空会社側の要望を三菱航空機に伝えるため、整備部門の担当者を派遣している。今年4月からは、整備センター名古屋技術駐在の小林宏至部長が、県営名古屋空港内にある三菱航空機本社でプロジェクトを進めている。

 小林部長は787の開発時、ボーイングと航空会社がタッグを組んで開発する「ワーキング・トゥギャザー」のチームメンバーとして、2004年からシアトルに4年間駐在した。機体の胴体や主翼、ランディングギアなど構造整備に携わってきた小林部長にとって、787のワーキング・トゥギャザーに参加したことは、MRJでも参考になったという。MRJの開発でANA側のメンバーは、小林部長ら787に携わった人が多く集まった。

 11月11日、初飛行を終えたMRJが到着すると小林部長は「必ず飛ぶんだ、という気持ちだったので、心配はしていなかった」と心境を語った。その背景には、「プログラムが始まってからデリバリーまで、どの辺が大変なのかがわかった」という、787の開発過程を間近で見た経験があった。

 2008年3月27日、ANAはオプション10機を含む25機を発注。ANAと三菱航空機は両社で情報を共有するため、「コラボレイティブ・パートナーシップ(CP)」活動を同年から始めた。APU(補助動力装置)の付け方や、貨物室の扉の開き方など、実際に運航する上で課題となる、整備性や安全性、客室の快適性などについて、ANAがリクエストを出した。

 こうした航空会社側の要望は、現在どのように実現されているのだろうか。そして、最初の運航会社となるANAは、どのような準備を進めていくのだろうか。

◆要望反映から人材育成へ

 小林部長が名古屋に着任したのは今年4月。直後に初飛行の実施時期が、予定の4-6月期から9-10月期へ後ろ倒しとなった。「9月、10月で間に合わないとは思わなかった」と、スケジュール変更を聞いた際に感じたという。

 ANAが三菱航空機へリクエストした項目は、整備性や安全性、快適性など約600件で、このうち約6割が採用された。客室では手荷物収納棚の大型化。収納棚のロックも確実にかかるようにし、客室乗務員がロックを確認しやすくした。

 整備面では、機体全体で部品を交換しやすくしたほか、MRJは脚が長く地上高が高いことから、駐機場の地上電源設備(GPU)と機体をつなげる場所を、身長が低い人でも作業しやすい場所に変更し、APUも整備性を高めた。貨物扉も、空港での作業安全性を配慮した開き方に変更された。

 コックピットについても、操縦桿の握り具合やパネルの配置、視認性に始まり、ライトのボリュームをどの程度動かすとどのくらい光量が変化するのが良いのかなど、機内外の細部にも運航する側ならではの要望を出した。

 「客室の快適性や安全性、整備性だけではなく、働きやすさも要望した」と、小林部長は話す。こうした作業は、徐々に終盤へ向かっており、「量産機が形になったところで区切りがつく」(小林部長)という。

 機体への要望反映が一段落すると、運航や整備といった実際に飛ばすための準備が占める割合が高まってくる。整備プログラムは三菱側が作るが、国家資格である一等航空整備士の教育など、ANA側も人員育成を進めていかなければならない。

 MRJの型式証明取得は2017年上期、量産初号機のANAへの引き渡しは2017年4-6月期をそれぞれ予定している。小林部長は、「乗員や整備士の育成が本格化するのは、引き渡しの1年前くらいから」と今後の見通しを話す。

◆型式証明だけではなく「全部が大変」

 ANAグループで航空機を調達するのは、持株会社であるANAホールディングス(9202)だ。運航するのは地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)で、現在ボーイング737-500型機(126席)で運航する路線を中心に、MRJへの置き換えを進めていく。

 しかし当初、飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)の初飛行は2011年、量産初号機のANAへの納入は2013年の予定だった。これが主翼の材料を複合材から金属に変更したことなどで、1年遅れが決定。初飛行を2012年7-9月期、量産初号機納入を2014年4-6月期としたが、2012年4月には2回目の延期が決まり、初飛行は2013年10-12月期、初号機納入を2015年度の半ば以降に伸ばした。

 そして、2013年8月22日の3回目のスケジュール見直し発表により、初号機の引き渡しは2017年4-6月期と大幅に延期された。初飛行は5度の延期を経て11月11日となったが、ANAへの引き渡し予定は、この2013年8月発表の時期を維持している。

 度重なる納入延期となっているMRJ。ANAホールディングスのグループ経営戦略室経営企画部機材計画チーム主席部員の小平(こひら)久仁雄さんは、「737-500のうち、使える機体の退役時期をずらしている」と、現状を説明する。

 ANAグループでは、737-500だけではなく、ボンバルディアQ400(DHC-8-400)型機(74席)で運航する路線も一部、MRJで置き換えていく。このため、MRJの座席数は88席程度となる見通しだ。

 機体開発や導入について、小平さんは「ボーイングやエアバスとは、“共通言語”で話し合いが始まる」と説明する。「三菱側は当初、予備部品をどの位、どの空港に置かなければならないかや、旅客機としてのロジスティック面など、わからないことも多かったのでは」(小平さん)と、自衛隊機やボーイング機の主要部位を手掛ける三菱にとって、参画した半民半官の日本航空機製造によるYS-11型機以来の旅客機作りは、手探りだったのではと察する。

 初飛行について小平さんは「ここまでこぎ着けたことは賞賛すべきこと。お疲れさまでしただけれど、これからが本番」と、旅客機の立ち上げの難しさを語る。

 今後の難関と言われる型式証明についても、「型式証明だけではなく、実際の運航に近づくので全部が大変だろう」と、国産初のジェット旅客機が完成後も、定期便として飛び続けることが、これまでの開発とは異なる苦労になるだろうと指摘する。

 旅客機の開発は、初飛行や航空会社への引き渡しがゴールではない。運航が始まれば、最長で20年程度は面倒を見ていかなければならない。初飛行を成功させたMRJ。2017年の乗客を乗せたフライトまで、まだまだ厳しい道のりが続く。(おわり)


MRJに専門調査官、安全委「支えるつもりで」
読売新聞 12月4日(金)17時0分配信

 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験飛行をめぐり、国の運輸安全委員会は来年度、万が一の事故やトラブル発生に備えて、同機の専門知識を持った調査官を配置する方針を固めた。

 特定の航空機に特化した調査官の配置は初めて。

 MRJは11月11日に初の試験飛行を果たし、今後は国が就航の安全性を認める「型式証明」を取得するため、計2500時間の試験飛行を日米両国で重ねる。

 試験飛行では様々な不具合が起きる可能性もあり、トラブルが発生した場合、航空機の製造国や登録国に調査協力が求められるケースが多い。運輸安全委は、米国でのトラブル発生に備えて3人程度の専門調査官を置く。運輸安全委は「MRJを支えるつもりで有事に備えたい」としている。


MRJ、飛行試験中の写真 遠くに富士山も
Aviation Wire 12月1日(火)18時4分配信

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11月19日に実施した2回目の飛行試験に臨むMRJ(三菱航空機提供)

 三菱航空機は12月1日、国産初のジェット旅客機「MRJ」について、飛行試験時の写真を公開した。

【11月19日と27日に実施した飛行試験】

 同社は12月1日までに飛行試験を3回行っている。2回目は11月19日に、3回目は27日に、それぞれ実施した。

 飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)での初飛行は、11月11日に実施。午前9時35分に愛知県の県営名古屋空港を離陸し、1時間27分後の午前11時2分、同空港へ着陸した。離陸と着陸の瞬間には、招待客から歓声と拍手があがった。

 初飛行後は飛行試験を繰り返し、試験結果を基に機体の改良を進めている。初号機は2016年4-6月期(第2四半期)をめどに、米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を開始する見込み。飛行試験機は5機製造する。このうち4機は完成後、日本で一定期間の試験後、米国で飛行試験を行う。


MRJ、11月27日に3回目の飛行試験を実施
2015年12月1日(火)15時48分配信 マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

三菱航空機および三菱重工業は12月1日、11月11日の初飛行に続く次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験を11月19日と27日に実施したことを公表した。

なお、11月11日に実施した初飛行に関してこのほど、コックピットの様子なども含めた4分38秒バージョンの動画も公開している。

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MRJ、初飛行時の動画 コックピットや飛行中
Aviation Wire 11月30日(月)19時1分配信

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愛知県上空を飛行するMRJの飛行試験初号機(YouTubeから)

 三菱航空機は、国産初のジェット旅客機「MRJ」の初飛行時の動画を11月26日に公開した。離陸前後やコックピット、飛行中の様子などを掲載した。

 飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)での初飛行は、11月11日に実施。午前9時35分に愛知県の県営名古屋空港を離陸し、1時間27分後の午前11時2分、同空港へ着陸した。離陸と着陸の瞬間には、招待客から歓声と拍手があがった。

 初飛行時はインターネットサイト「USTREAM(ユーストリーム)」で生中継したものの、アクセスが殺到してつながらなくなり、離陸の瞬間を視聴できなかった人もいた。

 初飛行後は飛行試験を繰り返し、試験結果を基に機体の改良を進めていく。初号機は2016年4-6月期(第2四半期)をめどに、米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を開始する見込み。飛行試験機は5機製造する。このうち4機は完成後、日本で一定期間の試験後、米国で飛行試験を行う。

 合計受注数は、確定受注223機、オプション160機、購入権24機の計407機。ローンチカスタマーで量産初号機を受領予定の全日本空輸(ANA/NH)のほか、国内では日本航空(JAL/JL、9201)が32機発注しており、2021年から受領を予定している。今年6月にフランスで開催されたパリ航空ショーでは、受注獲得に至らなかった。


三菱航空機、「MRJ」初飛行の動画を追加公開 コクピット内やMRJ初飛行を成功させたスタッフの映像を公開
Impress Watch 11月30日(月)14時5分配信

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写真:Impress Watch

 三菱航空機と三菱重工業は11月11日、「MRJ」の飛行試験機初号機による初飛行を実施。その初飛行の模様を収めた動画を11月30日に追加で公開した。

【この記事に関する別の画像を見る】

 今回公開された動画では、格納庫を出るMRJや飛行中のコクピット内、初飛行前に円陣を組んで結束を深めるスタッフ、初飛行に成功した瞬間の三菱航空機の社内の様子など、機体の初飛行はもちろん、それに関わったスタッフの様子が収録されている。

 乗員2名が乗り込んだMRJは、11月11日9時35分、県営名古屋空港の34滑走路から離陸して空へ飛び立った。上空では水平飛行や旋回など基本特性のチェックが行なわれ。その後、MRJは11時頃に県営名古屋空港上空に姿を見せ、11時2分に着陸して初飛行を無事に完了した。

【トラベル Watch,柴田 進】


「国産MRJ」を待ち受ける国際競争の相手 小型航空機は自動車に次ぐ「産業」になるのか
J-CASTニュース 11月30日(月)12時0分配信

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国産旅客機としては53年ぶりに初飛行に成功したMRJ(写真:河村好昭/アフロ)

 三菱重工業の子会社「三菱航空機」が開発する国産初のジェット旅客機、「MRJ」(三菱リージョナルジェット)が2015年11月11日、初飛行に成功した。国産旅客機の初飛行はプロペラ機の「YS11」以来、53年ぶりだ。

 今回のMRJの初飛行は、2017年4~6月の全日空への初納入に向けて開発の最終局面に入ったというにとどまらず、日本の航空機産業が米欧大手メーカーの「下請け」から脱する大きな一歩を歴史に刻んだと言える。

■5000機の新規需要、部品は1機100万点

  「航空機が自動車に次ぐ大きな産業になる」

 中部経済産業局の波多野淳彦局長はMRJ初飛行後、記者会見で率直にこう語った。事実、MRJの初飛行を受けて、官民の関係者から日本の航空機産業への期待が広がっている。何しろ、部品点数は約100万点と自動車(約3万点)の30倍超で、産業としての裾野が広い。高度な安全性が求められる半面、部品価格も一般的に自動車より高いため、製造業にとって収益性も高い。

 国内航空機産業の生産市場規模は現在、米欧メーカーから部品を受注する「下請け」として年間約1.3兆円程度。米国航空機市場の10分の1程度にとどまる。MRJが軌道に乗ればこの状況が大きく変わる可能性がある。三菱航空機によれば、MRJが参入する小型機市場は今後20年で北米や中国などを中心に5000機以上の新規需要が見込まれる。MRJが軌道に乗れば、「自動車に次ぐ大きな産業」は決して遠い夢ではない。

戦前の日本では100万人雇用の受け皿
 日本の航空機産業の歴史を振り返ると、第2次世界大戦前は、旧三菱重工業が技術の粋を投入した「零式艦上戦闘機(ゼロ戦)」などの戦闘機を中心に栄え、年産約2万5000機の実績があり、100万人規模の雇用の受け皿ともなっていた。しかし、敗戦によってGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の日本弱体化政策の一環として、約7年間、航空機の開発生産が禁止され、技術伝承に空白が生じてしまった。航空機技術者の多くは自動車や鉄道に転身、それぞれの企業と産業はその後花開いたものの、航空機産業は世紀をまたいでも思うように発展できず、GHQの政策は結果的に見事成功したと言うほかない。

 1952年の航空機解禁後、日本は官民挙げて開発生産にあたった。それがYS11だった。東京五輪(1964年)で聖火を運ぶなど、航空機産業復活の象徴ともなったが、寄り合い所帯ゆえのコスト意識の薄さもあって、採算がとれずに赤字続きで、1973年に生産中止を余儀なくされた。生産した機体は180機余りにとどまった。

 MRJは、三菱重工業が子会社の三菱航空機を設立し、2008年に開発をスタート。ただ、半世紀近い空白も影響したようで、部品調達などに手間取ったため、当初の予定よりスケジュールは約4年遅れ、初飛行の延期は5回に及んだ。そうして迎えた初飛行だけに、三菱航空機をはじめとする関係者は一様に安堵した表情を見せていた。

カナダ・ブラジルに次いで、中国・ロシアも強敵に
 ただ、MRJ初飛行も全日空への初納入に向けた通過点に過ぎない。初納入まで約1年半。今後は、航空当局の審査に合格するために、限られた時間の中で2500時間に及ぶ試験飛行を実施し、約2000項目のチェックをクリアしなければならない。審査に当たる国土交通省もほぼ初めての経験だけに欧米当局から学びながら手探りのような状態だ。

 米ボーイングなどの大手メーカーがいないいわば「隙間」の小型機市場を狙っての参入だが、先行するカナダ・ボンバルディア、ブラジル・エンブラエルの2社との受注競争に打ち勝つ必要がある。MRJは両社よりも燃費性能を2割向上させ、客室を広く快適にしたことなどが「売り」だが、2社とも開発中の新型機の性能を上げており、予断を許さない。また、ここへきて中国、ロシアといった新興勢力も本格的に分け入ってくる気配が濃厚だ。MRJは初参入の市場で激しい競争にさらされることになる。

 また、国内部品メーカーの裾野を広げるといっても、人材を確保し技術レベルを高めるなど数々の難題をクリアする必要がある。MRJの部品の国産率は3割程度にとどまり、「伸びしろ」があるという期待はあるが、YS11の轍を踏まないためにも、関係者は高度な舵取りを試される局面が続く。


MRJ、4分38秒の新たな初フライト動画公開--その瞬間の機長等機内の様子も
2015年11月30日(月)11時42分配信 マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

三菱航空機および三菱重工業はこのほど、11月11日に実施した次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験機初号機初飛行に関する新たな動画を公開した。

同機は9時35分離陸速度に達して県営名古屋空港を飛び立ち、富士山を遠くに見ながら太平洋側の訓練空域へと進出、その後、上昇・下降・左右への旋回といった基本特性の確認を行った。最高高度は1万5,000ft(約4,500m)、最大速度は150Kt(約280Km/h)となり、11時2分に同空港に着陸し、1時間27分にわたる初飛行は成功裏に完了した。

新たに公開された動画は4分38秒バージョンで、外から同機の発着・離陸を映したシーンだけではなく、機内から撮影された映像や上空で旋回する様子、また、フライトを見守るスタッフたちの様子なども映されている。

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