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2015年11月24日 (火)

フランス・パリで多発テロ、129人が死亡・38

フランスの首都パリで13日夜(日本時間14日未明)、飲食店や劇場、サッカー競技場など複数の地点で、銃撃や爆発などがおきた。劇場では観客らが人質になったと伝えられる。オランド仏大統領は同夜、テレビ演説で「前例のないテロが起きた」と断定し、国内に非常事態を宣言した。

フランス治安当局の発表では、この同時テロで129人が死亡した。

ロイター通信などによると、週末を過ごす客でにぎわう13日夜、パリ10区のレストランと近くの劇場で銃撃が起きた。目撃者の証言では、劇場内で60人程度の観客らが人質になった。劇場内からは、散発的な銃声が聞こえているという。

また、ドイツとフランスの親善試合が行われたサッカー競技場では、少なくとも2回の爆発が起きた。自爆テロとみられており、犯人とみられる2人を含む35人程度が死亡したもよう。

オランド大統領は、「われわれは結束し、断固戦う」と国民に訴えた。非常事態の宣言にともない、フランスと周辺国の国境が閉鎖された。

フランス国内では、今年1月、イスラム過激派により週刊紙本社が銃撃されるテロ事件が起き、計17人が死亡した。

オバマ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難した。

※以上、産經新聞の報道による。

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リンク:露巡航ミサイル“脅威の性能” 「イスラム国」掃討作戦で投入…米トマホーク匹敵 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロは経済に「ほとんど影響しない」と言える理由 - 加谷珪一 経済ニュースの文脈を読む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ネコ投稿に警察が「お礼」、テロ警戒のベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリへのフライト予約、同時攻撃後に30%近く減少 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ連続襲撃】「自爆ベルト」、パリのごみ置き場に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警官の代わりに「猫」投稿=ネットや報道も対テロで協力―ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:人違いで「テロ容疑者」に、モロッコ女性が恐怖語る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:生物・化学テロの懸念強まる=「イスラム国」、兵器保有か―仏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米軍、シリアでISの石油輸送車238台以上を空爆と - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:ベルギー厳戒、警察支援にネコ・ねこ・猫 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム教徒へのヘイト犯罪300%増加、英国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<フランス>空母から3都市空爆 IS支配のシリア領にも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー厳戒、市民は「猫」で対抗 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:まず「逃げろ」、テロが起きたらすべきこと 英ガイドブック - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アルカイダがISにライバル感情 マリで復活した「不死身の男」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国民の安全守る=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ連続襲撃】ベルギー、4人目起訴 ブリュッセルの警戒続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー>テロ警戒を継続 学校と地下鉄25日から再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対テロ組織発足へ準備加速=岸田外相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<有志国連合>対IS空爆強化で一致 59カ国参加の会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏、空母から初空爆…郊外で「自爆用」胴着発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イラク外相>「テロ計画、仏に通知」 事前に情報入手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<同時テロ>自爆ベルトか パリの地下鉄近くのゴミ箱で発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー首都、最高水準のテロ警戒1週間維持へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロを知らせる「報知器」を開発-発砲や爆発現場を瞬時に特定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<テロ資金>目立たない1万ドル以下・自力調達増える傾向 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏艦載機、シリアでも「イスラム国」空爆 司令施設など破壊 イラクでは武器庫破壊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリアへの空爆拡大、英首相が包括的戦略発表へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ警察、自爆ベストらしき不審物を発見 同時テロと関連か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏、空母からの攻撃を開始 オランド大統領は米ロ歴訪へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ郊外で「自爆ベルト」発見、逃走中の容疑者に関連か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯と5回交渉 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

露巡航ミサイル“脅威の性能” 「イスラム国」掃討作戦で投入…米トマホーク匹敵
夕刊フジ 11月24日(火)16時56分配信

 米国、フランスなど各国が連携する過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でロシアが抜群の攻撃力をみせている。ロシア国防省は20日、4日間でISの拠点826カ所を破壊したと発表。それでもプーチン大統領は「これではまだ不十分だ」とさらなる攻撃を厳命する徹底ぶり。そして実戦投入された巡航ミサイルは脅威の性能をみせる。

 ロシアのショイグ国防相は20日、テレビ回線でプーチン氏に空爆の「戦果」を報告。国営通信社スプートニクによると、4日間で戦略爆撃機などが522回出撃し、海上(カスピ海など)からの巡航ミサイルが101発、1400トンの爆弾が投下されたという。

 ロシア国防省は、兵士が「われわれのために、パリのために」と空爆用爆弾に書き込む映像も公開し、ロシアの存在感を世界に示す。

 そんな中、世界中の軍事専門家の目をくぎ付けにするのが、ロシアの最新型巡航ミサイルだ。高度や針路を変えながら、複雑なコースをたどって目標に命中するハイテク兵器。性能は米国の「トマホーク」にも匹敵するといわれている。

 ロシア空軍は長距離戦略爆撃機「Tu-160(ブラックジャック)」や、同「Tu-95MS(ベア)」などを投入しているが、公開された映像の中に驚くべきシーンがあったという。

 ロシアの安全保障・軍事情勢に精通する軍事アナリストの小泉悠氏は「実戦投入されたことがない最新鋭のステルス巡航ミサイル『Kh-101』が使用されていた。Tu-160から発射したとみられる」という。

 「Kh-101は射程3000キロとも5000キロともいわれ、非常に高いステルス能力を持つ最強ミサイル。シリアへの空爆ならば、射程の短い巡航ミサイルでも届く。試験的に発射したとみられるが、ロシアが高度な巡航ミサイルを持つことが明らかになった。米国にとっても脅威だろう」

 巡航ミサイルは10月7日に次いで11月20日にもカスピ海上の軍艦から発射された。小泉氏は「飛行距離は約1500キロでイラン、イラクを飛び越えている。プーチン大統領は2011年から20年まで『軍の装備近代化プログラム』を推進し約19兆ルーブル(約36兆円)をつぎ込んだ。ロシア軍のレベルは一気に高まっている」と説明する。

 このほか、ロシア経済紙RBK(電子版)は17日、国防省筋の話として、地中海に展開するロシア海軍の潜水艦から、ISが首都と称するシリア北部ラッカに向けて巡航ミサイルを発射したと伝えている。

 世界を震撼させた無差別テロで、くしくもロシアの最新兵器の高い能力が示されたようだ。


テロは経済に「ほとんど影響しない」と言える理由 - 加谷珪一 経済ニュースの文脈を読む
ニューズウィーク日本版 11月24日(火)16時43分配信

〔ここに注目〕テロ発生件数と全世界の実質GDP成長率

 パリで発生した同時多発テロから10日が経過した。主犯格とみられる人物の死亡は確認されたが、欧州全土では依然として緊張状態が続いている。実はここ数年、全世界的にテロの発生件数が増加の一途を辿っており、パリで発生した事件は全体のごく一部分に過ぎない。こうした状況から、今後もテロが頻発することによって、豊かな市場経済が維持できなくなるのではないかという懸念の声も聞かれる。

 テロの件数が急増しているというのは事実なのだが、過去を振り返ると、テロによって世界経済がダメージを受けたというケースは実はほとんどない。テロの目的のひとつは恐怖や不安を拡散させ、経済活動を停滞させることなので、その点においてテロリストはほとんど目的を達成していないと考えてよいだろう。パリの事件はショッキングな出来事ではあるが、少なくとも経済的な面において、過剰反応する必要はなさそうだ。

統計的に、テロと経済成長はほぼ無関係

 米メリーランド大学の調査によると、近年、テロの発生件数が急増している。2014年は約1万7000件のテロが発生し、これによって全世界で約4万4000人が死亡した。2000~2010年の発生件数は平均すると年2500件程度だったので、ここ2~3年の間に一気に増えたことになる。ただ、テロ1件あたりの死者数を見ると、大きく上昇しているわけではなく、小規模なテロが頻発している状況であることが分かる。

 テロが発生すると、人々は精神的に大きな影響を受けることになる。直接被害を受けた国では、精神的なショックからなかなか立ち直れず、経済活動が停滞する可能性がある。また観光地への旅行を控えるケースが増えてくるため、観光業や運送業にとっては直接的な影響が及ぶ。

 テロに対する警戒も経済活動を妨げる可能性がある。今のフランスはまさにそうなのだが、容疑者が欧州域内を自由に行き来していたことが問題視されており、政府は国境での警備活動を強化する方針を打ち出している。空港などにおける警備強化は、スムーズな人とモノの移動を抑制することになるだろう。

 では、テロの発生は、グローバルな経済活動にどれほどのマイナス影響を与えるのだろうか。メリーランド大学の調査結果をもとにテロと経済の関係について分析してみると、意外な結果となった。

 1980年以降におけるテロの発生件数と全世界の実質GDP(国内総生産)成長率をグラフ化してみると、見た目からは明確な相関が感じられない。試しに相関係数をとってみるとマイナス0.08となり、数字の上でも両者に明確な相関は見い出せなかった(ゼロに近いと相関がないと判断される)。学術的に厳密な分析ではないので、安易な結論は禁物だが、おおよその傾向をつかむには十分である。テロの発生は経済活動にあまり影響しないと考えて差し支えないだろう。

 株価も基本的には世界経済と強くリンクするので、テロと株価についても、似たような結果になることが予想される。実際、ダウ平均株価の年間上昇率とテロの発生件数を比較すると、相関係数はプラス0.05となった。やはりテロと株価もほとんど連動していないということになる。少なくとも数字の上からは、テロの発生は経済や投資に影響しないと考えてよさそうだ。

米国が軍事費を減らすとテロが増える

 日本人の多くは、これまで大規模なテロに巻き込まれたことはなかったと認識しており、一部の人は、もし国内で大規模なテロが起こったらどうなるのかと不安に感じている。だが日本は多くの人がイメージしているほど、テロと無縁な国家というわけではない。

 1991年には反イスラム的とされた書籍『悪魔の詩』を翻訳した筑波大学の助教授が何者かに暗殺されるという事件が起こっているし、1995年には地下鉄サリン事件が発生した。死者13名、負傷者6000名以上を出したこの事件は、負傷者数では世界のテロ事件の中でもトップクラスとなっている。グローバルに見ると、日本は9.11テロに匹敵する大規模テロを経験した国であり、実際、世界の警察・公安関係者の間では、そのように認識されている。

 だがこれらの事件によって、日本の経済活動が大きく停滞することはなかった。戦前の昭和期には、血盟団事件など右翼による要人殺害テロが頻発していたが、世界恐慌後に実施された高橋財政によるインフレ政策の影響が大きく、むしろ株価は好調に推移していた。過去においてもテロはあまり経済に影響していない。

 ただ、このところテロの発生件数が急増しているのは少々気がかりである。国際的なテロ事件の中でイスラム過激派が関与しているケースは多く、米国の外交戦略との関連性が高いことは容易に想像できる。ちなみに米国はオバマ政権の成立以後、世界の警察官として振る舞うことをやめ、中東への関与を大幅に低下させている。同時に史上最大規模の軍縮も併せて実施しており、中東方面に配備する軍の規模を縮小してきた。

 先ほどのテロの発生件数と米国の軍事費の増加ペース(1年あたりの増加率)について相関を取るとマイナス0.5という数字が出てくる。つまり米国が軍事費を増やすとテロが減り、軍事費を減らすとテロが増加するという関係である。あくまでこれは相関関係なので、明確な因果関係があるのかは分からない。だが、このところのテロ増加と世界の紛争に関知しないという米国の外交戦略は深く関係している可能性が高い。

 オバマ政権より前の時代、各国は、米国が中東に対して軍事力を行使することがテロの増加につながるとして米国を強く批判していた。だが、いざ米国が中東から手を引くと、今度は米国に対して中東への強い関与を求めるという皮肉な状況となっている。


ネコ投稿に警察が「お礼」、テロ警戒のベルギー
ウォール・ストリート・ジャーナル 11月24日(火)16時2分配信

 テロへの警戒が続くベルギーの首都ブリュッセルの警察当局は22日、警察の捜査の詳細についてネットへの掲載を自粛するよう呼びかけた。テロの容疑者らに警察の動向を察知されないためだ。これを受けてツイッターのユーザーらはインターネットでしかできないようなやり方で応じた。ネコを使って。

 ブリュッセルは23日も3日目となる厳戒態勢が続いた。同市では、今月13日に起きたパリ同時テロに関連するとみられるテロ組織の当局による一斉摘発が行われている。厳戒態勢の中で市民は自宅にとどまり、容疑者らに事前に悟られないよう、警察当局は市民にソーシャルメディアで警察の動向について投稿しないよう要請した。そこで、住民らは「#BrusselsLockdown」(ブリュッセル封鎖)というハッシュタグでネコの画像の投稿を始めた。

 このハッシュタグが広まるにつれ、世界中で多くの人々がこれに加わり、けんかを始めそうなネコの画像などを投稿した。ツイートは複数言語にわたり、このハッシュタグは22日だけでも20万6000回以上使用された。ブリュッセルの封鎖に関する投稿や、縄張りを守ろうとしているようなネコの画像などさまざまだった。

 ベルギー連邦検事室のエリック・ファンデルシプト報道官は、警察は「捜査への協力に対しメディアやソーシャルメディアユーザーに感謝したい」と述べた。

 ブリュッセルの警察当局は23日朝、キャットフードの画像をツイートした。ツイッター上にあふれ、テロリストの注意をそらそうとしてくれたネコたちへのご褒美といったところか。


パリへのフライト予約、同時攻撃後に30%近く減少
ロイター 11月24日(火)16時0分配信

[ロンドン 24日 ロイター] - 旅行情報会社フォワードキーズによると、130人の犠牲者が出た13日の同時攻撃後、世界からパリへの新規フライト予約が4分の1以上減少した。

今月14─21日の新規フライト予約は、前年同期から27%減少した。

同社のOlivier Jager最高経営責任者(CEO)は、ビジネスおよび家族や友人に会うためのフライトより、主にレジャー目的の利用の減少が押し下げ要因と分析。データ発表前のインタビューで「キャンセルの時期は終わったが、予約状況にはまだ回復の兆候が見られない。回復には何カ月もかかるだろう」と述べた。

クリスマスシーズンの予約は、前年を13%下回っている。

キャンセルについては、攻撃の翌週は前年比21%増となったが、ここ数日は前年並に落ち着いてきたという。


【パリ連続襲撃】「自爆ベルト」、パリのごみ置き場に
BBC News 11月24日(火)15時46分配信

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【パリ連続襲撃】「自爆ベルト」、パリのごみ置き場に

フランス警察は23日、市内の路上に放置されていた自爆用のベルトと思われるものを調べていると明らかにした。130人が犠牲になったパリ連続襲撃直後に容疑者の1人が通過したとされるモンルージュ地区で22日に、ごみの容器に入っているのを清掃員が発見したという。

AFP通信によると、警察は発見物が13日の連続襲撃で使用されたものと似ているとみている。起爆装置はついていないという。

これまでの調べによると、警察が入手した携帯電話動画から、襲撃に関与した疑いで指名手配されているサラ・アブデスラム容疑者が13日夜にこの地区にいたと考えられている。同容疑者の兄ブラヒム容疑者は、バタクラン・ホール近くで自爆死した。

ロイター通信によると捜査筋は、サラ・アブデスラム容疑者もこれを使って自爆しようとしたが故障のため爆発しなかったのではないかと推測している。

ベルギー連邦警察によると、22日の摘発で逮捕した16人のうち男性1人を130人が犠牲になったパリ襲撃に関与したとして、「テロ組織の行動およびテロ攻撃に参加した」罪で起訴した。ほかの15人は不起訴で釈放したという。

23日朝にはさらに5人が逮捕され、2人は釈放されたがほかの3人については取り調べを続けている。

ベルギー当局はすでに、モハメド・アムリ被告(27)、ハムザ・アトゥ被告(20)、および氏名未発表の男性1人を、パリ連続襲撃で指名手配中のサラ・アブデスラム容疑者を助けたとして起訴している。

一方でベルギー政府は、首都ブリュッセルに対するテロ攻撃の脅威が切迫しているとして21日から、テロ警戒レベルを最高の「4」に引き上げている。ミシェル首相は、攻撃の危険はいまだに深刻で切迫していると述べ、警戒レベルの維持を発表した。ただし学校や地下鉄は25日から再開する方針という。

米国務省は23日、「テロの脅威」が世界各地で高まっているとして、米市民に対して全世界を対象に渡航注意を勧告した。

仏政府はさらに23日、地中海東部に新たに配備した空母シャルル・ド・ゴールから、過激派勢力「イスラム国」(IS)への初の空爆作戦を実施。仏国防省によると、イラクやシリアのIS拠点を空爆した。シリアにおける主要拠点ラッカも空爆したという。


警官の代わりに「猫」投稿=ネットや報道も対テロで協力―ベルギー
時事通信 11月24日(火)15時40分配信

 【ブリュッセルAFP=時事】パリ同時テロを受け厳戒下にあるベルギーで、インターネット上に、警戒中の警官の代わりに猫の画像があふれる現象が起きている。
 警察の要請を受けた動きとみられ、メディアも捜査に関する詳細な報道を自粛。ネットでは、一般利用者の多くも対テロに協力しているようだ。
 ベルギーでは21日にテロ警戒度を最高レベルに引き上げた直後から、捜査に当たる警官の画像などがツイッター上に次々と登場。活動に支障が出かねないと、警察が自粛を求めた。
 すると、なぜか猫の写真を投稿する動きが広がり、数千人が怪しげな猫、おびえた表情の猫、SF映画「スター・ウォーズ」に登場するストーム・トルーパーが猫に乗って移動する合成画像などを投稿。市民らの「協力」に、警察もツイッターに「われわれを助けてくれた猫たちに」というメッセージを添えて猫の餌の画像を投稿し、謝意を伝えた。
 一方、ベルギーのメディアの報道も抑制的。公共放送RTBF幹部は「ある程度は自粛(要請)を受け入れたが、取材は続けている。ベルギーに検閲は存在しない」と強調した。専門家は「(自粛要請が)ちゃんと機能していることは本当に驚きだ」と話している。


豪首相、東南アジア各国に情報共有呼び掛け パリ型攻撃阻止へ
ロイター 11月24日(火)15時9分配信

[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリアのターンブル首相は24日、議会演説で、同国と人的交流の深い東南アジア各国に対し、パリで発生したような同時多発攻撃を阻止するため情報共有の拡大を呼び掛けた。

インドネシアやマレーシア、シンガポールなどにはオーストラリアからの訪問者が多く、2002年にバリ島で発生したイスラム過激派による自爆攻撃では、88人のオーストラリア人を含む202人が犠牲となっている。

また、ターンブル首相は自国の司法機関に対し、犠牲者が多数発生する事件が起きた場合の準備態勢を確認するよう指示した。

同国は米主導の有志連合に参加し、過激派組織「イスラム国」への空爆を行っている。一部政治家からシリアへの派兵を求める声があるなか、同首相は軍事戦略を変更する計画はないとあらためて語った。

イラクやシリアでは、約120人のオーストラリア人が「イスラム国」など武装組織に参加しているとみられ、一部は「イスラム国」の指導的立場にあるとみられている。


人違いで「テロ容疑者」に、モロッコ女性が恐怖語る
CNN.co.jp 11月24日(火)14時59分配信

(CNN) パリの同時テロ事件に関連して各国の新聞が容疑者の女として掲載した写真に、別人のものが含まれていたことが分かった。容疑者と間違えられた女性はCNNの取材に応じ、写真のせいで不安に付きまとわれ、生活が一変してしまったと訴えている。

モロッコ中部の都市ベニメラルに住むナビラ・バッカーサさんは、海外の多数の新聞に掲載された自分の写真を見て驚いたと振り返る。写真には「アスナ・アイトブラセン容疑者。パリ郊外の急襲作戦で自爆死した女」という説明が付いていた。

バッカーサさんによると、この写真は元友人が記者に売りつけたものだという。掲載されたのは、浴槽の中のバッカーサさんを写した写真と、家族と一緒にいるところを写した写真の2枚。いずれもアイトブラセン容疑者の写真として掲載されていた。

インタビューの中でバッカーサさんは自身が写った写真をほかにも何枚か示し、「これを見てほしい。似ている部分はほんの少しだけ。写真を見れば誰だって違いが分かるし、互いに全然似ていないことが分かってもらえる」と訴えた。

バッカーサさんは15歳だった1998年、フランス北部の小さな町に移り住み、ファッションデザインの学位を取得して2007年にモロッコに帰国した。

問題の2枚の写真はフランスにいた当時、モロッコ系フランス人の女友達が撮影したという。その後、この友人とは仲たがいして、バッカーサさんがモロッコに帰国した後は一切接触していなかった。

「写真は友人が撮影した。パリの襲撃後、その友人が仕返しのため、フランスの記者に売り渡した」「別の友人から電話があり、私の写真が海外の新聞多数の1面に掲載されていると知らされた」とバッカーサさん。

モロッコのニュースサイトに「真実」を語っても、事態は収まらなかった。「家族はショックを受け、一部の親類は口をきいてくれなくなった。今はこの写真を売った女性と買った記者を提訴する準備を進めている」という。

「私の生活は激変した。仕事に行けなくなり、外出もできなくなって、常に恐怖の中で暮らしている」「もしフランスへ行けば、確実に多くの問題に直面するだろう」とバッカーサさんは肩を落とした。


生物・化学テロの懸念強まる=「イスラム国」、兵器保有か―仏
時事通信 11月24日(火)14時35分配信

 【パリ時事】パリ同時テロを受け、フランスで過激派組織「イスラム国」が新たに生物・化学兵器を使ったテロ攻撃を実行することへの懸念が強まっている。
 仏政府は「リスク回避のため、あらゆる措置を講じている」(ルドリアン国防相)と強調するが、次々と不安材料も明らかになっている。
 「イスラム国」は既に、シリアとイラクで化学兵器の一種であるマスタードガスを使用した疑いが濃厚だ。化学兵器開発に向け、科学者らを集めて研究や実験を進めているとの報道もある。
 ベルギーのメディアは、過激派の温床といわれる首都ブリュッセル西部モレンベーク地区で20日に行われた家宅捜索で「化学物質が押収された」と伝えた。事実なら、欧州域外からテロ目的で持ち込まれたか、欧州で調達され化学兵器製造に使われる寸前だった可能性も浮上する。
 一方、細菌やウイルスなどを用いる生物兵器については、残忍な攻撃手段もいとわない「イスラム国」でも扱いが難しいとされる。
 英軍事専門家ポール・ビーバー氏は中東の衛星テレビ局アルアラビアに対し、「(兵器の元となる病原菌の)入手は簡単だが、テロリスト自身が死んだり被害を負ったりせずに(攻撃を)実行するのは難しい」と指摘。大気中や水道にまき散らすには高度な能力と技術が必要だとしながらも、「テロ組織が化学・生物汚染物質をどこかで放つことはあり得る」と警鐘を鳴らす。


米軍、シリアでISの石油輸送車238台以上を空爆と
BBC News 11月24日(火)14時1分配信

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米軍、シリアでISの石油輸送車238台以上を空爆と

米国防総省は23日、シリア北東部で過激派勢力「イスラム国」(IS)が持つ石油輸送車238台以上を空爆で破壊したと発表した。

発表によると、米軍機のパイロットたちは、アルハサカとダイル・アッザウルの近くの精製拠点で石油を積み込もうと待機して駐車していたタンクローリーを発見した。民間人の運転手たちを追い払うために警告の砲撃を繰り返した後、輸送車の破壊を開始したという。

米軍は先週にも石油輸送車116台を空爆で破壊しており、新たな空爆について国防総省のデイビス報道官は「前回の空爆ともっぱら同じ方法で実施した。空爆に先駆けて、運転手たちに警告ビラを投下し、砲撃で警告した」と説明した。

民間人死傷の報告はないという。

空爆は21~22日の間に実行されたもので、国防総省はビデオを近く公開するとしている。

ISは制圧地域の油田から莫大な収入を得ている。

石油輸送車に対する空爆は、IS掃討の連合軍作戦における戦術変更の一部だ。これまで米軍などは、一般市民への影響を懸念して石油輸送ラインへの攻撃を控えていた。

米軍主導の有志国連合は、ISがシリアとイラクで広い地域を制圧したのを受けて2014年に空爆を開始。11月13日のパリ連続襲撃についてISが犯行声明を出したことから、米仏などが空爆を強化させている。


米NY州、テロ対策で通報アプリ導入
AFP=時事 11月24日(火)13時37分配信

【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)州の住民向けに、スマートフォン(多機能携帯電話)を使って不審な行動を当局に通報できるテロ対策アプリ「See Something, Send Something」(何かを見たら送信を)が23日、公開された。

米、「テロ脅威増加」で全世界に渡航危険情報

 同州にいる人々はこのアプリを使って、ショートメッセージや写真による情報をニューヨーク州情報センター(New York State Intelligence Center)に素早く送信できる。携帯端末にアプリをインストールした後、氏名と電話番号を入力した上で情報の送信が可能になる。

 また、同州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事は、13日に起きたパリ同時テロ事件を受け、ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority)が公共交通機関のテロ対策強化のために警官46人を雇用する計画を発表している。【翻訳編集】 AFPBB News


ベルギー厳戒、警察支援にネコ・ねこ・猫
BBC News 11月24日(火)13時16分配信

パリ連続襲撃で指名手配されているサラ・アブデスラム容疑者の捜索が続くベルギーでは、首都ブリュッセルへのテロ攻撃の危険が切迫していると、政府がテロ攻撃に対する警戒レベルを最高の「4」に引き上げた。そのなかで警察は22日の夜、市内警備と捜索にあたる警官たちの動きをインターネットに書き込まないよう、市民に呼びかけた。するとツイッターではたちまち、猫の写真があふれ始めた。

ツイッターでは21日から#BrusselsLockdown(ブリュッセル厳戒)というハッシュタグが広く使われていた。しかし22日夜に、連邦警察の公式アカウントが「警戒のため、ブリュッセル中心部の警察の活動についてソーシャルメディアに情報を流さないでください」と呼びかけた。

これを受けて多くのツイッター利用者は、警察の位置などについてのツイートがあったとしても目立たないようにするため、猫の写真やビデオを大量に投稿し始めた。

猫写真というだけでなく、報道関係者のように最新の情報を提供しながら警察に協力する人もいた……。

週末にかけて外出を控えるよう言われた自分たちの状況を、面白おかしくツイートするベルギーの人たちもいた。

一斉摘発作戦が終わり、16人が逮捕されると、当局は「ゆうべ手伝ってくれた猫のみなさん、どうぞ召し上がれ!  #ブリュッセル厳戒」とツイートし、市民に協力を感謝した。

ベルギー、お見事!


イスラム教徒へのヘイト犯罪300%増加、英国
AFP=時事 11月24日(火)13時13分配信

【AFP=時事】仏パリで同時テロが発生した翌週、英国でイスラム教徒を標的としたヘイトクライム(憎悪犯罪)の発生件数が300%増加したとの調査結果が23日、発表された。

ベルギー首都、最高水準のテロ警戒1週間維持へ

 英紙インディペンデント(Independent)が報道した調査結果によると、115件の暴行事件のうち「圧倒的多数」が、イスラム教の伝統的な服装をした14~45歳のイスラム教徒の少女や女性たちに対するものだった。

 加害者は主に15~35歳の白人男性で、実際の暴行件数は報告よりもさらに多い可能性があると同紙は指摘している。

 今回の調査結果は、モスクやイスラム教徒に対する身体的・物理的暴力や言葉による攻撃について記録している電話相談サービス「テル・ママ(Tell Mama)」が、イスラム教徒への憎悪犯罪に関する政府の作業部会に提出した報告書に基づいている。

 こうした暴力の大半は、バスや電車など公共の場所で発生しているというが「被害者からは、助けようとする人や慰めようとする人さえいなかったという声が聞かれる。被害者のうち16人は今後、外出することに恐怖を感じるとまで述べている」という。

 英国ではパリ同時テロ事件以前から、イスラム教徒などに対する憎悪犯罪が急激に増加していた。大ロンドン(Greater London)では2013年7月~14年7月にかけて、イスラム教徒に対する憎悪犯罪478件が報告されたが、翌14年7月~15年7月にかけてはこれが816件に増加した。英国には270万人のイスラム教徒が住んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News


<フランス>空母から3都市空爆 IS支配のシリア領にも
毎日新聞 11月24日(火)12時57分配信

 【パリ田中龍士】パリ同時多発テロを受け、フランス国防省は23日、地中海に展開中の原子力空母「シャルル・ドゴール」から出撃した艦載機が、過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置づけるシリア北部ラッカなどイラクとシリアの拠点都市3カ所を空爆したと発表した。仏空母艦載機によるIS空爆は初めて。国防省は、ラッカへの攻撃ではIS司令部を含む複数の施設の壊滅を狙ったと説明。フランスは今後、米国やロシアとも連携してISへの攻撃を一層強化するとみられる。

 仏国防省の発表によると、地中海東部に到着した空母から23日朝(日本時間同日夕)、主力戦闘機ラファール4機が発進。イラク軍の地上部隊と連携しながらイラク西部ラマディと北部モスルで武器庫などを空爆した。また、同日夜(同24日未明)からは、ラファール4機とヨルダンの基地から飛び立った戦闘機ミラージュ2機が、シリアのラッカでISの訓練施設や司令部を空爆した。

 在英民間組織シリア人権観測所は、フランスやロシアなどによるこれまでの空爆で、IS幹部の家族らがラッカが安全ではなくなったとしてイラクのモスルに移動を始めていると伝えていた。ISが「首都」と主張するラッカだけでなくイラクの拠点都市でも空爆を実施したのには、こうした理由があるとみられる。

 フランス軍は今月15日、ISがパリのテロへの関与を主張する犯行声明を発表したことを受け、ラッカのIS拠点を空爆。戦闘爆撃機10機を含む軍用機12機が参加して20発の爆弾を投下し、訓練基地などを破壊している。

 今回は空母にラファールなど26機を搭載し、空爆能力を3倍に強化。オランド大統領は「ISへの激しい空爆を計画している。できる限り打撃を与えるような標的の破壊を狙っている」と話していた。

 ラマディは今年5月に陥落し、ISの制圧が続く。空爆を実施する米軍は10月中旬、「奪還目前」(イラク駐留米軍のウォレン報道官)との見通しを示していた。一方で、モスルはISが昨年6月に制圧して以降、奪還の見通しは立っていない。


ベルギー厳戒、市民は「猫」で対抗
CNN.co.jp 11月24日(火)12時41分配信

(CNN) パリで起きた同時テロの影響で厳戒が続くベルギーの首都ブリュッセル。23日も学校は休校となり、地下鉄は閉鎖され、警察がテロ計画の摘発に全力を挙げる。

そうした中であえてユーモアのセンスを発揮するのがベルギー国民。ソーシャルメディアに猫の写真を大量に投稿し、テロの脅威に対抗している。

きっかけは、連邦警察が当局による捜索の動きを容疑者に察知されることを警戒して、市民に対し、テロ摘発活動に関するソーシャルメディアでの発言を控えるよう、ツイッターで呼びかけたことだった。

これに応えてツイッターのハッシュタグ「#BrusselsLockdown」は猫写真であふれ返った。警察の動きに関する情報は、猫に埋もれて実質的に見えなくなった。

猫にダース・ベイダーの仮装をさせて「フォースが共にありますように」と祈る投稿や、窓辺に集まった猫たちの写真に「窓に近付かないようにという呼びかけが、彼らに届いているかどうか」と笑わせる投稿も。

「速報:ベルギー警察がホバーキャットをテロ対策に使用」とツイートしたユーザーは、空飛ぶ猫の加工写真を掲載した。

ベルギー連邦警察もこうした市民の協力を評価している。感謝の印として23日、キャットフードの写真をツイッターに投稿し、「きのう私たちを助けてくれた猫たちのために」という一文を添えた。


まず「逃げろ」、テロが起きたらすべきこと 英ガイドブック
CNN.co.jp 11月24日(火)12時21分配信

(CNN) パリで同時多発テロが起こり、各国が対応を迫られるなか、2005年にロンドン同時多発テロが発生した英国では、事件に巻き込まれた際にどのようにすればいいのか、具体的な行動をガイドラインとしてまとめてネット上で公表している。

以下に、内容の一部を紹介する。

大急ぎで逃げる
・もし可能なら、逃げ出す
・最も安全な選択肢を考える
・安全なルートがあるか? あれば走る、なければ隠れる
・さらなる危険に身をさらすことなく、そこまでたどりつけるか
・他の人にも一緒に逃げるよう強く言って聞かせる
・持ち物は置いていく

隠れる
・もし逃げられなければ、隠れる
・襲撃者が見えているということは、逆に彼らから見つけられる可能性もある
・頑丈なレンガ造りの壁やしっかりと補強された壁など銃撃を避ける遮蔽(しゃへい)物を見つける
・出口を確認する
・捕まらないようにする
・静かにする。携帯電話の音を切る
・鍵をかけ、立てこもる
・ドアから離れる

伝える
・警察に電話する:警察に何を伝えればいいのか?
・場所:容疑者はどこにいるのか?
・移動経路:容疑者を最後に見たのはどこか?
・描写:襲撃者の人数、特徴、衣服、武器を説明すること
・さらなる情報提供:被害者、けがの種類、建物の情報、入り口、出口、人質の有無
・そして、もし安全に行えるなら、他の人々が建物の中に入ってこないようにする

警察が到着しても、銃を突きつけられ、手荒く扱われ、質問され、襲撃者ではないとの区別がつかない場合もある。そうした場合は、落ち着いて両手を見えるようにし続け、脅威とみなされるような突然の動きを避け、当局者の指示に従うこと。


アルカイダがISにライバル感情 マリで復活した「不死身の男」
Wedge 11月24日(火)12時11分配信

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襲撃現場となったRadisson Blu hotel(Getty Images)

 西アフリカのマリの首都バマコで発生した高級ホテル襲撃事件は国際テロ組織アルカイダの分派によって引き起こされたが、過激派組織「イスラム国」(IS)によるパリの同時多発テロが引き金になった公算が強い。その背景には過激派世界の熾烈な功名争いやライバル意識がある。

ジハードの指針
 20日朝、武装集団が「アッラー・アクバル」(神は偉大なり)と叫んで同地の高級ホテル「ラディソンブル」を襲撃、外国人宿泊客ら約150人を人質に取って立てこもった。これに対してフランス軍の特殊部隊の支援を受けたマリの治安部隊が突入。銃撃戦の末、容疑者2人を射殺し、夜までに制圧したが、ロシア人6人や中国人、米国人を含む外国人ら19人が犠牲になった。治安部隊は容疑者数人を追っている。

 アルカイダ系の組織「アルムラビトン」が北アフリカのアルカイダ分派「サハラ首長国」と組んで実行した、との犯行声明を出した。「アルムラビトン」は米国務省が最も危険なテロ組織の1つとして指定するグループで、マリ北部やアルジェリア南部のサハラ砂漠などを活動拠点にしている。

欧米や中東のアナリストらによると、この襲撃はISによるパリの同時多発テロが誘因になっているのは明らかだという。同時多発テロは世界を震撼させたことでISから見れば、大きな成果になったが、ベイルート筋は「過激派世界の中でライバル関係にあるアルカイダは自分たちが依然、ISを凌ぐ力があることを誇示したかったのではないか」と指摘した。

ISの前身は「イラクのアルカイダ」という組織。2001年の米中枢同時テロ9・11を起こしたアルカイダが源流だ。同組織はその後、「イラクとシリアのイスラム国」を経て「イスラム国」となったが、ISが無差別の殺りくを繰り返し、これを諌めたアルカイダの指導者アイマン・ザワヒリの命令を聞かなかったため、破門され、それ以降、両者は対立関係にある。

しかし過激派の世界では、アルカイダの目標でもあるイスラム原理主義国家「カリフの府」を早々と樹立し、欧米”十字軍”と真っ向から戦っているISの方がはるかに上の存在になった。中東・アフリカにはアルカイダの分派は存在するが、ザワヒリのアルカイダ本家はパキスタンとアフガニスタン国境に隠れ潜み、影が薄いこともアルカイダの評判を落としている。

こうした劣勢を挽回しようとして起こしたのが今年1月のパリの風刺新聞社シャルリ・エブドの襲撃事件だった。この事件はアルカイダの分派「アラビア半島のアルカイダ」がザワヒリの指令を受けて起こしたものだが、アルカイダの存在をあらためて認識させることになった。

しかし、パリの同時多発テロで再びISがその力を圧倒的に示したことにアルカイダは焦りを強め、フランス軍が過激派掃討で軍事介入しているマリのホテルに大規模テロを仕掛けた、との見方が有力だ。ただしこの事件では、襲撃犯が人質の中からイスラム教徒を解放するなどザワヒリが発布した「ジハード(聖戦)の指針」を守り、ISとの違いを際立たせる形になった。

この指針は、イスラム教徒を巻き込むことを最小限にとどめる、というもの。襲撃犯はイスラム教徒だという人質には聖典コーランの一節を復唱させ、イスラム教徒であることを確認してから解放しており、アルカイダの支持者らはツイッターで「これこそイスラム教徒の真の行動だ」と称賛している。

また蘇った不死身の男
 「アルムラビトン」の指導者はモフタル・ベルモフタルという隻眼のアルジェリア人テロリストだ。2013年、アルジェリアのイナメナスにある天然ガス関連施設を襲ってプラント建設会社「日揮」の日本人従業員10人を含め外国人40人を殺害した首謀者でもある。

ベルモフタルは6月、リビア東部に潜伏していたところを米軍の暗殺作戦で戦闘爆撃機に攻撃された。リビア暫定政府は死亡したと発表したが、米国はベルモフタルが標的であったことは認めたものの、死亡を最終的に確認していないと慎重な姿勢を示していた。

米国が慎重だったのは、ベルモフタルはこれまでにも何度も死亡説が出ながら生き長らえてきた過去があるからだ。そのしぶとさから「不死身の王子」とも呼ばれているが、マリの襲撃はベルモフタルが計画、実行したテロである可能性が高い。「不死身の男」が再び蘇ったというわけだ。


国民の安全守る=菅官房長官
時事通信 11月24日(火)12時2分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、東京都内の靖国神社敷地内にある公衆トイレで爆発音があったことについて、「現在、テロかどうかを含めて警視庁で捜査中だ」と説明した。
 その上でパリ同時テロ事件に触れ、「わが国でテロがあってはならない中で、警戒態勢をしっかり敷いて、国民の安全、安心を守っていきたい」と語った。


【パリ連続襲撃】ベルギー、4人目起訴 ブリュッセルの警戒続く
BBC News 11月24日(火)11時46分配信

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【パリ連続襲撃】ベルギー、4人目起訴 ブリュッセルの警戒続く

ベルギー検察は23日、22日の一斉摘発で逮捕した男性を、13日のパリ連続襲撃に関与したとしてテロ関連罪で起訴したと発表した。パリ襲撃に関するベルギー当局による起訴はこれで4人目。一方でミシェル首相は、首都ブリュッセルで実施している最高レベルのテロ警戒を30日まで継続する方針を明らかにした。

ベルギー連邦警察によると、22日の摘発で逮捕した16人のうち男性1人を130人が犠牲になったパリ襲撃に関与したとして、「テロ組織の行動およびテロ攻撃に参加した」罪で起訴した。ほかの15人は不起訴で釈放したという。

23日朝にはさらに5人が逮捕され、2人は釈放されたがほかの3人については取り調べを続けているという。

ベルギー当局はすでに、モハメド・アムリ被告(27)、ハムザ・アトゥ被告(20)、および氏名未発表の男性1人を、パリ連続襲撃で指名手配中のサラ・アブデスラム容疑者を助けたとして起訴している。

一方でベルギー政府は、首都ブリュッセルに対するテロ攻撃の脅威が切迫しているとして21日から、テロ警戒レベルを最高の「4」に引き上げている。ミシェル首相は、攻撃の危険はいまだに深刻で切迫していると述べ、警戒レベルの維持を発表した。ただし学校や地下鉄は25日から再開する方針という。

<英語ビデオ> ミシェル・ベルギー首相が会見で「攻撃の脅威は切迫している」と

フランス警察は23日、パリ郊外モンルージュのゴミ捨て場に爆弾ベルトとみられるものを発見したと明らかにした。

携帯電話画像から、連続襲撃のあった13日夜深夜に指名手配中のアブデスラム容疑者が同地区にいたとみられている。同容疑者の兄ブラヒム・アブデスラム容疑者(31)は バタクラン・コンサート・ホール近くで自爆死したとされる。

ブリュッセル中心部の有名で美しいショッピングアーケード、ギャルリー・サンチュベールを今日歩いた。買い物客の数は片手で数えても余るほどだった。

居並ぶ有名チョコレート店で開いていたのは1軒のみ。店の外には警備の武装兵が並び、店の中には客はほとんどいなかった。

パステル色をした繊細なマカロンを選んでいたデンマークの観光客2人は、私が店に入ると肩越しに目線を向けてきた。

デリラさんは「確かに怖いです。それは認めます。ホテルのマネージャーには止めるよう言われたんですが、来てみようと思って。家族にお土産を買って、すぐに戻ろうって」と話す。

カウンターの後ろの販売員エバさんは、怖いと思うなら今日は休んでもいいと上司に言われたけれども、出勤することにしたと話す。

「もし今日休んだら、自分を裏切ることになると思うので。たとえお客さんが誰も来なくても」

厳戒態勢3日目のブリュッセルでは23日、大学や学校が休校となり、大型店舗やショッピングセンター、地下鉄もすべて休業した。普段は混雑する首都の街並みを、武装警官が警備して回った。

最高「4」レベルの警戒を30日まで続けると発砲したミシェル首相は、「平常通りの生活に次第に戻っていかなくてはならない」と強調した。

ブリュッセルを除くベルギー国内は、攻撃が「可能で信憑性のあること」を意味する警戒レベル「3」状態にある。

フランスではパリをはじめ国内各地の学校で、緊急避難訓練の実施や校舎外での駐車を禁止するなどの措置を導入している。

仏政府はさらに23日、地中海東部に新たに配備した空母シャルル・ド・ゴールから、過激派勢力「イスラム国」(IS)への初の空爆作戦を実施。仏国防省によると、イラクやシリアのIS拠点を空爆した。シリアにおける主要拠点ラッカも空爆したという。

パリ連続襲撃を受けシリアやイラクのIS拠点空爆を強化すると表明していたオランド仏大統領は、23日朝にキャメロン英首相と共にバタクラン・ホール前の仮設慰霊碑で犠牲者を追悼した。

この後に大統領官邸のエリゼ宮で共同会見したキャメロン首相は、シリアでのIS空爆に英国も参加するべきと「強く確信している」とあらためて強調した上で、最終的に判断するのは英議会だと述べた。


<ベルギー>テロ警戒を継続 学校と地下鉄25日から再開
毎日新聞 11月24日(火)11時43分配信

 【ブリュッセル斎藤義彦】ベルギー検察当局は22~23日に拘束した21人のうち、1人をパリ同時多発テロに関与したとして逮捕した。具体的にどう関与したかは明らかにしていない。また、3人から事情を聴いているが、17人を釈放した。ベルギー政府は23日、ブリュッセル首都圏のテロ警戒水準を30日まで最高水準に維持することを決める一方、地下鉄と学校を25日から再開すると発表した。

 ミシェル首相は、交通機関や商店街、ショッピングセンターなどが標的になりうるとの見方を示した。学校と地下鉄は25日に段階的に再開するという。首相は「テロリストに国を死んだようにさせるわけにはいかない」と通常の生活に戻る理由を説明した。


対テロ組織発足へ準備加速=岸田外相
時事通信 11月24日(火)11時34分配信

 岸田文雄外相は24日、来月上旬の新設を目指す「国際テロ情報収集ユニット」に関し、「テロに関する国際情報収集能力を強化していく必要性は論をまたない」と述べ、作業を加速させる考えを強調した。
 閣議終了後、記者団の質問に答えた。
 同ユニットは、省庁横断で情報収集を行う新組織で、パリの同時テロ発生を受け、安倍晋三首相が前倒しで発足させる意向を示した。岸田氏は準備状況について、「在外公館に新たに配置する職員の具体的人数や各機関との関係について最終的調整を行っている」と語った。


<有志国連合>対IS空爆強化で一致 59カ国参加の会議
毎日新聞 11月24日(火)11時30分配信

 【ワシントン和田浩明】バイデン米副大統領は23日、ワシントンの国務省で開催された過激派組織「イスラム国」(IS)に対抗する有志国連合の会議で、空爆などの軍事作戦や国境管理、外国人戦闘員の流入を防ぐための情報共有といった対策を強化するよう呼びかけた。ホワイトハウスが発表した。

 アーネスト米大統領報道官によると、会議には有志国連合の構成国65カ国のうち59カ国の大使らが参加した。国務省によると、ISが犯行声明を出しているパリやベイルートなどでの最近のテロ事件を受け、各国の連携強化を確認。有志国連合担当のマクガーク大統領特使がこれまでのIS対策の成果を説明した。バーレーンやフランス、イラク、イタリアなども、イラクでISから奪還した地域の安定化に向けた警察官の訓練や避難民などへの人道支援、ISの資金源枯渇のための対策などを説明した。

 一方、ケリー米国務長官は同日、訪問先のアブダビでサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の外相らと会談し、IS対策やシリアの政権移行について協議した。国内諸派を代表した暫定政権の樹立を目指す移行計画では、シリア反体制派の統合が焦点だが、サウジが近く会合を開催する予定という。

 ケリー氏は米NBCテレビのインタビューで、これまでのIS対策に関し、支配地域の25%を奪還したり幹部を殺害したりするなど一定の成果が出ていることを強調した。一方で、国内外で広がっているオバマ政権への批判を念頭に、対応の強化の必要性にも言及し「これから数日の間に、(ISの主要拠点がある)シリアやイラクで攻撃を強化していく」と強調。ISへの対応に関し「恐怖に屈したり、パニックに陥ったりすべきではない」と述べ、冷静に戦略を遂行することが重要だとの考えを示した。


仏、空母から初空爆…郊外で「自爆用」胴着発見
読売新聞 11月24日(火)11時28分配信

 【パリ=石黒穣、ブリュッセル=三好益史】フランス国防省は23日、パリ同時テロを起こしたイスラム過激派組織「イスラム国」への報復作戦として、仏軍空母シャルル・ドゴールから戦闘機が出撃し、「イスラム国」の拠点に空爆を行ったと発表した。

 発表によると、地中海東部に到着した同空母から現地時間23日午前、戦闘機ラファール4機が発進、イラク西部ラマディと北部モスルで「イスラム国」の拠点を空爆した。同日夜には同空母のラファール4機が、ヨルダンの基地から出撃した仏軍ミラージュ戦闘機2機とともに、シリア北部ラッカの「イスラム国」拠点を空爆した。建物や車両倉庫などが標的となり、仏国防省は「『イスラム国』の指揮系統と戦闘能力に打撃を与えた」と成果を強調した。

 一方、仏BFMテレビなどによると、パリ南郊で23日、パリ同時テロの自爆犯が用いたものと類似の爆発物を仕込んだ「自爆用」胴着が見つかった。清掃作業中に道路脇のゴミ箱から発見され、雷管などは抜かれていたという。警察による携帯電話の解析で、実行犯の1人で指名手配中のサラ・アブデスラム容疑者(26)が、事件後に近くを通ったことが確認されている。


<イラク外相>「テロ計画、仏に通知」 事前に情報入手
毎日新聞 11月24日(火)11時27分配信

 来日中のイラクのジャファリ外相は23日、東京都内で一部メディアと会見し、イラク情報機関がフランスを標的にテロが計画されている情報を入手し、同国に通知していたことを明らかにした。イラクは過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘を続けており、ジャファリ氏は「ISのテロは世界中どこでも起こる。国際社会(全体)でISと戦う必要がある」と強調した。

 ジャファリ氏は、詳細は明らかにしなかったがパリ同時多発テロの前に仏に通知したとみられる。ほかに欧州諸国やイランが標的になっていたという。

 イラクの戦況については米軍主導の有志国連合とイラク軍、クルド人治安部隊などが連携し「この1年間で多くの都市をISから解放した」と説明。ただ、ISの動きについて「(より多くの)情報が必要だ」と述べ、有志国連合やロシア、イランと緊密に情報交換する意向を示した。

 ロシアがシリアでISなどを標的に空爆を行っていることについては、「イラクは(ロシアに空爆を求めることを)考えていない。もし(新しい)事態が起きたら、政府や国会で検討する」と述べるにとどめた。

 また、原油価格の下落で歳入が減少しているにもかかわらず、国防費を維持しているため「予算に問題がある」と説明。日本に財政支援や避難民のための一層の人道支援を求めた。【三木幸治】


<同時テロ>自爆ベルトか パリの地下鉄近くのゴミ箱で発見
毎日新聞 11月24日(火)11時26分配信

 【パリ賀有勇】パリ同時多発テロで使われた自爆ベルトに似た不審物が23日、パリ南郊モンルージュで見つかった。仏治安当局で内容物を分析している。テロに関与したとされ国際手配されているサラ・アブデスラム容疑者(26)がテロの起きた13日夜に付近で携帯電話を使用した形跡があり、捜査当局が関連を調べている。

 不審物は23日、パリ南郊の地下鉄13号線「シャティヨン・モンルージュ」駅付近の道路脇のごみ箱で、清掃作業員が発見した。

 仏捜査当局は、サラ容疑者の携帯電話の位置情報から、13日夜のテロの発生時間帯に、サラ容疑者がモンルージュ駅付近にいた可能性があるとみている。また仏ロプス誌などによると、事件後、サラ容疑者の逃走を手助けしたとして、ベルギー捜査当局が逮捕した男2人が当局に、サラ容疑者が自爆ベルトを装着していたと供述している。男2人はサラ容疑者から依頼され、パリ郊外からベルギーまで車で送ったことは認めたが、「テロの計画は知らなかった」として、事件への直接の関与は否定している。

 地下鉄13号線は、3人の容疑者が自爆したパリ北郊の競技場付近の現場と直結しており、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明に盛り込みながら、実際にはテロが起きなかったパリ北部の18区も通っている。捜査当局は、サラ容疑者が競技場付近でのテロに関与した可能性や、18区でのテロ計画に関係していた可能性も視野に捜査を進めている。

 サラ容疑者は事件翌日の14日午前9時すぎ、黒のフォルクスワーゲン車「ゴルフ」に乗り、ベルギー国境に近い仏北部カンブレーの検問で、同乗した容疑者の男2人とともに職務質問を受けた。だが、サラ容疑者の国際手配の連絡前だったため、3人はその場をすり抜けた。ベルギー警察は同日午後、ブリュッセル西部モレンベーク地区で同じ「ゴルフ」車を発見し、男2人を逮捕したが、サラ容疑者は逃走していた。

 サラ容疑者と、カフェバー「コントワール・ボルテール」で自爆した兄のブラヒム容疑者(31)の2人は、テロ襲撃者グループの中で、車やホテルの手配を担当していたとみられる。サラ容疑者は劇場襲撃で使われた黒の車「ポロ」や、拠点となるホテルなども借りていた。また、ブラヒム容疑者もカフェなどの襲撃に使われた車の借り主だった。


ベルギー首都、最高水準のテロ警戒1週間維持へ
AFP=時事 11月24日(火)11時19分配信

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ベルギーの首都ブリュッセル市内を巡回する兵士ら(2015年11月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギーのシャルル・ミシェル(Charles Michel)首相は23日、首都ブリュッセル(Brussels)で敷いている厳戒態勢について、引き続きテロの脅威があるとして今後1週間は最高レベルの警戒水準を維持すると発表した。ただ、学校や地下鉄については24日から再開させるという。

パリ近郊で「自爆ベルト」発見 同時テロのものと類似

 ミシェル首相は記者会見で、「警戒レベル4の維持を決定した。これは、重大で差し迫った脅威が依然残っていることを意味する」と述べた。この警戒レベルは、30日に再検討する方針だという。

 さらに同首相は、13日にフランスの首都パリ(Paris)で発生した同時テロと同様の事件が起きる恐れがあるとして、軍と警察の大規模な配備を継続し、大勢の人出が見込まれる行事の開催数を減らす方針を示した。一方で、政府は治安当局と協力しながら「できる限り早く日常を取り戻せるよう」努力していると話した。

 ブリュッセルは21日から厳戒態勢下に置かれ、武装した警察や軍の部隊が静まり返った街頭をパトロールしている。22日夜には大規模な対テロ作戦が実施され、16人が拘束された。

 連邦検察当局の発表によると、このうちの1人が、パリの同時テロ事件に関与したとして、訴追された。ベルギーではこれまでに、同事件の主要容疑者とされるサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者のブリュッセルへの逃亡を助けたとして27歳と20歳の男2人が訴追された他、市内に入った同容疑者を支援したとして1人が訴追されている。【翻訳編集】 AFPBB News


テロを知らせる「報知器」を開発-発砲や爆発現場を瞬時に特定
ウォール・ストリート・ジャーナル 11月24日(火)11時17分配信

 パリやベイルート、ムンバイ、マリ、ケニアなどで起きたテロ攻撃から分かるように、私たちは(警察などの)法執行当局が常に警戒し続ける必要のある世界に生きている。今後、テロ防止策がうまく機能しなかった場合、テロ行為への対応を自ら迫られる人はとても多くなるだろう。

 ニューヨーク市やロンドンといった大都市には、テロに迅速に対応する精鋭部隊が存在するが、1つの問題がある。当局は攻撃が行われていることをいかにして迅速に知るのかという問題だ。

 米国の911(警察への通報)システムはその本質上、パリで起きたような攻撃の場合、現在何が発生しているかの理解が大幅に遅れる恐れがある。まず、現場に一番近い人々が通報できる可能性は非常に低い。なぜなら、恐らく彼らは逃げたり、隠れる場所を探したりしているからだ。実際に通報する人は現場から離れた場所にいる。このため、正確な現場の位置や攻撃の性格が分からない恐れがある。そして、911通報のシステム自体に問題がある。電話を受けた警察の通信指令係は、取り乱した通報者から情報を引き出そうとするため、それにかかる時間が長くなりがちだといったことだ。

 しかし、もっと良い方法があると米カリフォルニア州にあるSST社のラルフ・クラーク社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。クラーク氏の会社は「ショットスポッター(ShotSpotter)」という技術を20年近くかけて完成させようとしている。ショットスポッターは現在、世界の90以上の都市や町に配備されている。これはインターネットに接続したマイクロフォンを使い、三角測量の要領で発砲や爆発の正確な位置を特定する。

 クラーク氏は「われわれが提供できるのは、屋外での発砲の全体的な認識につながる視点だ」と述べる。彼によると、ショットスポッターだと最初の銃声から30~45秒以内に当局が通報を受けられるという。これに対し、従来の手法だと、攻撃を特定するのに何分もかかる。

 これまでのところ、ショットスポッターは設置費用が安くないため、銃犯罪の多い地域(平均的な都市だと、わずか数平方マイル程度の地域)にのみ配備されている。しかし、小型化と低価格化が進んでいるほか、最近発表されたゼネラル・エレクトリック(GE)との提携のおかげで、ショットスポッターは間もなく都市全体をカバーできるようになる、とクラーク氏は話している。

 そのカギを握るのは、なんと街灯だ。GEは「スマート・シティ」向けの製品を強力にプッシュしている。GEは、電気代や電球の交換費用節約のために都市が旧式の街灯をLED電灯に入れ替え続ける限り、各種追跡センサーが付いたモデルを選ぶ可能性が十分にあると主張している。交通状況から大気汚染に至るまであらゆるものを追跡するセンサーだ。

 クラーク氏によると、GEと交渉を始めた際、彼はGEのスマート街灯にショットスポッター用のセンサーとなるのに必要なものが実質的に全て入っていたことに驚いた。必要なのは、ショットスポッターのソフトウエアと安価なマイクだけだったという。同氏は「典型的な欧州の都市では銃犯罪はそれほど頻繁に発生しないが、彼ら欧州の当局がますます懸念しているのは、ムンバイで起きたようなテロ攻撃だ」と指摘する。

 ショットスポッターは四六時中「耳を澄ます」ことによって機能する。機械学習のアルゴリズムを使い、銃声と周囲の雑音とを区別するのだ。正確な時間と位置が記録されたデータはクラウドのサーバーに送られる。クラウドのサーバーはこのデータを使って音の発生した正確な場所を特定する。場所の特定は、少なくとも3つのマイクで音が拾われていれば可能だ。

 こうして、米国の都心部の銃犯罪を減らすために警察の支援用として当初開発された技術は、テロ攻撃という極めて異質な銃犯罪に対応するために、世界中に配備される可能性がある。

 クラーク氏は「われわれのこの技術で、ムンバイで起きたようなテロを予防することはできない。だが、非常に迅速で正確なアラームは、犯人が動き続けるなかで起きる被害を最小限にすることができる」と述べた。同氏は、このシステムを「発砲のファイアアラーム(報知器)」だと呼んでいる。


<テロ資金>目立たない1万ドル以下・自力調達増える傾向
毎日新聞 11月24日(火)11時0分配信

 【ロンドン坂井隆之】パリ同時多発テロのような欧州域内のテロのほとんどが1万ドル(約120万円)以下の少額で行われ、資金を親組織など外部に頼らない「自力調達型」が増えていることが、調査機関の調べでわかった。構成員の貯金や消費者金融からの借金など「合法的」な資金で賄うケースが増えており、当局は、資金面からテロ活動を把握することの難しさが増していると見て、警戒を強めている。

 ノルウェー国防省の防衛研究所が、1994~2013年に欧州で計画されたテロ事件40件について、裁判資料などを基に推計した。テロにかかる費用は、75%にあたる30件が1万ドル以下で、2万ドル(約240万円)を超える事件は04年にスペイン・マドリードで発生した列車爆破テロなど3件だけだった。10年に発生したデンマーク人風刺漫画家襲撃事件など3件の場合、凶器の購入費など100ドル(約1万2000円)に満たなかった。

 01年の米同時多発テロでは、犯行に総額約40万~50万ドル(4800万~6000万円)かかったとされるが、パリで1月に起きたシャルリーエブド社とユダヤ系スーパー襲撃事件は1万~2万ドル(約120万~240万円)とみられる。そのほぼ全額は、消費者金融からの借金や中古車の売却費用で賄われたという。

 こうした傾向について、日米欧のテロ資金監視当局で作る金融活動作業部会(FATF)は最新の報告書で「(欧州で主流の)小組織や個人によるテロは、人件費や組織の維持費がかからない分安上がりで、資金調達が容易」と分析する。テロに使う爆発物は、インターネットで作製方法を知れば、市販の材料で作ることも可能だ。十数万円で売買される自動小銃もあり、これらをそろえれば社会に不安を与えるテロを行える。

 少額なら資金調達も容易だ。同研究所によると、58%の組織は、貯金や給料といった組織構成員自身の「自己資産」を資金源にしていた。「盗み・強盗」や「違法売買」で資金を得ていた組織はそれぞれ3割以下にとどまる。海外の組織から資金支援を受けていた計画は調査対象の25%にとどまり、48%は全額を自前で調達していた。全額を自前で調達した組織の比率は、94~01年はゼロだったが、02~07年は44%、08~13年は61%と年々増えている。

 主要国はテロ防止策として、国境をまたぐ資金移動や、違法に稼いだ資金を適法な商取引などに見せかけるマネーロンダリング(資金洗浄)の監視を強化する方針だが、こうした対策が十分に効果を発揮しない恐れも生じる。FATFは「非合法活動は重要な資金源だが、合法・自力型の資金調達の増加に留意が必要だ」と監視強化を求めている。


仏艦載機、シリアでも「イスラム国」空爆 司令施設など破壊 イラクでは武器庫破壊
産経新聞 11月24日(火)11時0分配信

 【ベルリン=宮下日出男】パリ同時多発テロを受け、フランス国防省は23日、イラクとシリアの両国領内のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の拠点に対し、シリア沖の仏原子力空母シャルル・ドゴールから出撃した戦闘機による初の空爆を実施したと発表した。

 発表によると、中央欧州標準時の23日午前8時(日本時間23日午後4時)ごろ、空母に搭載された戦闘機がイラク上空の偵察飛行を開始。その後、地上のイラク軍部隊と連携し、イスラム国の二大拠点の一つの北部モスル、戦略的要衝の中部ラマディへの空爆を実施した。ラマディではイスラム国の武器庫を破壊し、作戦は約7時間続いた。

 同23日午後7時半(日本時間24日午前3時半)ごろには、イスラム国のもう一つの重要拠点であるシリア北部ラッカを、空母から出撃した戦闘機ラファール4機が、ヨルダンに配備された2機のミラージュ2000とともに空爆した。イスラム国の司令施設や整備施設を破壊したとしている。

 一方、テロへの厳戒が続くベルギーの検察は23日、ブリュッセル首都圏などでの22日夜以降の捜索で拘束した21人のうち、1人をパリのテロに関わった疑いで逮捕した。同国での多発テロ関与者の逮捕は4人目。残る拘束者のうち17人は釈放された。ミシェル首相は同日、首都圏の最高度の警戒水準を続ける一方、25日から地下鉄の運行や学校を再開する方針を示した。

 フランスではパリ南郊モンルージュの路上のゴミ箱から、不審な爆発物とベルトが見つかった。仏メディアなどによると起爆装置はついていないもよう。周辺は逃走中のテロ実行犯、サラ・アブデスラム容疑者が犯行後に潜んでいた可能性がある地域で、当局は関連を調べている。


シリアへの空爆拡大、英首相が包括的戦略発表へ
読売新聞 11月24日(火)10時45分配信

 【ロンドン=角谷志保美】英国のキャメロン首相は23日、イスラム過激派組織「イスラム国」への空爆をイラクからシリアに拡大するため、26日に議会で「イスラム国」打倒のための包括的戦略を発表すると述べた。

 来週にも議会から空爆拡大の承認を取り付けたい考えだ。

 キャメロン氏は23日の議会演説で、「イスラム国」について、「パリでの殺人が示すように、我が国の安全保障への直接の脅威だ」と強調した。英国内でテロ事件が起きた場合、最大1万人の軍部隊が警察とともに対応できる態勢を整える方針も示した。

 空爆拡大には、最大野党・労働党のコービン党首らが強く反対しているが、空爆賛成に回る野党議員も増えているとみられる。


パリ警察、自爆ベストらしき不審物を発見 同時テロと関連か
CNN.co.jp 11月24日(火)10時14分配信

パリ(CNN) 同時テロを捜査しているパリ警察は23日、パリ郊外のモンルージュで、ごみ箱の中から自爆用ベストのような不審物が見つかったことを明らかにした。これを受けて周囲の地区は封鎖された。不審物は爆弾処理班が回収し、爆発物が入っていたかどうかを調べているという。

CNN系列局は、同時テロの実行犯らが使った自爆用のベルトと同じ爆弾材料が入っていたと伝えている。同局と仏紙ルモンドが23日に伝えたところによると、国際手配されているベルギー生まれのフランス人、サラ・アブデスラム容疑者の携帯電話は事件直後、この地区にあったことが分かっているという。

一方、同時テロが準備されたとみられるベルギーでは23日、テロに関連して容疑者1人が起訴された。

ベルギーのミシェル首相によると、首都ブリュッセルのテロ警戒レベルは少なくとも30日まで、最高に引き上げられた状態が続く見通し。同首相は23日、学校や地下鉄の再開は26日以降になると述べた。

専門家らによると、ベルギー当局者らは現在、同時テロの犯行グループとは別の集団が爆発物や武器を用意し、テロを計画している可能性もあるとみて、警戒を強めている。


仏、空母からの攻撃を開始 オランド大統領は米ロ歴訪へ
CNN.co.jp 11月24日(火)9時44分配信

ブリュッセル(CNN) パリ同時多発テロを受け、フランス軍は23日、原子力空母シャルル・ドゴールから過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への攻撃を開始した。オランド仏大統領は今週、米国とロシアを訪問して、ISISに対する共闘を呼び掛ける。

仏国防省によると、地中海東部に配置されたシャルル・ドゴールから戦闘機が出撃し、イラクとシリアのISIS拠点を攻撃した。

仏軍からISISへの空爆に参加している航空機はこれで計38機。23日はイラクの北部モスルと中部ラマディ、シリア北部ラッカが標的になった。

オランド大統領はISISに対する国際的な共闘態勢を協議するため、24日に米ワシントンでオバマ米大統領と会談。25日にメルケル独首相と会い、さらに26日はモスクワでロシアのプーチン大統領とも会談する予定だ。

23日にはキャメロン英首相と会談し、欧州連合(EU)域内へ入る際の審査や情報の共有を強化することで合意した。


パリ郊外で「自爆ベルト」発見、逃走中の容疑者に関連か
ロイター 11月24日(火)9時33分配信

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 11月23日、フランスの捜査当局は、パリ近郊にあるごみ箱から自爆ベルトとみられる装置を発見した。写真は装置発見場所の付近に非常線を張る警官。(2015年 ロイター/Eric Gaillard)

[パリ/ブリュッセル 23日 ロイター] - フランスの捜査当局は23日、パリ近郊にあるごみ箱から自爆ベルトとみられる装置を発見した。また、同時多発攻撃の実行犯とされる男の位置情報が事件後、パリ市内2カ所で探知されていたことも分かった。

【ビデオ】パリ攻撃容疑者の捜索続く、市民生活に影響も

フランスとベルギーの当局は130人が死亡したパリの同時攻撃以降、大規模な捜索を実施。特に実行犯とされるサラ・アブデスラム容疑者(26)については、事件後に潜伏しているとみられるブリュッセルで行方を追っている。

捜査関係者によると、アブデスラム容疑者は事件後、レンタカーが乗り捨てられていたパリ北部のほか、市南部のシャティヨンにいたことが携帯電話の位置情報から判明。

また、シャティヨンに近い南部モンルージュでは、ごみ箱に自爆ベルトとみられる装置が捨てられているのが見つかった。捜査関係者は、このベルトがアブデスラム容疑者が所持していたものかはまだ判断できないとしている。


実行犯と5回交渉
時事通信 11月24日(火)9時29分配信

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パリ同時テロで最多の犠牲者が出たバタクラン劇場では、襲撃後に駆け付けた治安部隊が容疑者2人と5回にわたり電話で交渉していた。写真は同劇場周辺に展開する警官=13日撮影

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