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2015年11月23日 (月)

フランス・パリで多発テロ、129人が死亡・36

フランスの首都パリで13日夜(日本時間14日未明)、飲食店や劇場、サッカー競技場など複数の地点で、銃撃や爆発などがおきた。劇場では観客らが人質になったと伝えられる。オランド仏大統領は同夜、テレビ演説で「前例のないテロが起きた」と断定し、国内に非常事態を宣言した。

フランス治安当局の発表では、この同時テロで129人が死亡した。

ロイター通信などによると、週末を過ごす客でにぎわう13日夜、パリ10区のレストランと近くの劇場で銃撃が起きた。目撃者の証言では、劇場内で60人程度の観客らが人質になった。劇場内からは、散発的な銃声が聞こえているという。

また、ドイツとフランスの親善試合が行われたサッカー競技場では、少なくとも2回の爆発が起きた。自爆テロとみられており、犯人とみられる2人を含む35人程度が死亡したもよう。

オランド大統領は、「われわれは結束し、断固戦う」と国民に訴えた。非常事態の宣言にともない、フランスと周辺国の国境が閉鎖された。

フランス国内では、今年1月、イスラム過激派により週刊紙本社が銃撃されるテロ事件が起き、計17人が死亡した。

オバマ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難した。

※以上、産經新聞の報道による。

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リンク:<パリ同時多発テロ>仏軍入隊ネット受け付け 事件前の3倍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>共和党のトランプ氏「テロ拘束者に水責めを」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ、フランスのホテルやレストランに重し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:オランド仏大統領:空爆続ける、アサド政権はシリアの未来担えない - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:握手を交わす英仏首脳 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ、ベルギーでさらに16人拘束 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブリュッセル、23日も警戒、地下鉄網など依然閉鎖-22日に16人拘束 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対テロ新組織創設、来月上旬に前倒し…首相表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ銃撃戦、容疑者のDNA鑑定進む 仏空母が臨戦態勢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:オバマ大統領、対シリア・イスラム国戦略変えず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 400万人の無事を伝えた「SNS」 現地の状況も瞬時に世界へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー、パリ攻撃関連の捜索で16人拘束 首都厳戒続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:16人拘束、逃走容疑者含まれず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:弾痕残るパリ郊外のアパート、容疑者拘束作戦の現場 映像公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏、米当局による「水責め」復活を呼び掛け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ連続襲撃】ベルギーで16人拘束 アブデスラム容疑者含まれず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>死亡の女 1年前に急変 首謀者に感化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロとイスラム教結びつけるのは不公正…指導者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>首謀アバウド容疑者父「息子はデビル」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏「イスラム嫌悪」拡大…暴力・嫌がらせ増加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー首都、一斉摘発で16人拘束 仏テロ主要容疑者は含まれず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米NY発のトルコ航空機、カナダに緊急着陸 爆弾予告で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:競技場自爆犯の写真公開=3人目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:9・11の予兆を米CIAに通報できる凄腕・仏諜報機関がついていけぬテロリストの進化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ攻撃中に「身の安全を確保する」ためのアドヴァイス:英当局 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ被害の米バンドボーカル、劇場の惨劇語る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロで露呈した「イスラム国」の戦略的限界 中東では八方ふさがり!? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:オバマ氏歴訪 「アジア重視」テロにかすむ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国際テロ情報収集ユニット設置 首相「来月上旬にも」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏空母きょう臨戦態勢 空爆能力3倍、露と共同作戦も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対テロ戦、欧州に“ズレ” フランス支持も「飛び火」を危惧 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:競技場の自爆犯、3人目の写真公開 パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:競技場自爆犯の写真公開=3人目、難民に紛れ侵入か―パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:厳戒下、21人拘束=仏テロ実行犯、依然逃走中―学校休校、都市機能停止・ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<パリ同時多発テロ>仏軍入隊ネット受け付け 事件前の3倍
毎日新聞 11月23日(月)19時59分配信

 【パリ賀有勇】戦後最悪の同時多発テロに見舞われたパリ。エッフェル塔は青白赤のフランス国旗の色にライトアップされ、多くの市民が集うパリ中心部の共和国広場などでは、至る所で仏国歌「ラマルセイエーズ」が歌われている。仏軍によると事件後、インターネットで受け付ける仏軍への入隊希望者が3倍となっているといい、「愛国心」の高まりが目に見える形で表れている。

 事件から1週間を迎えた20日、パリに住む飲食店従業員のケビン・アビスさん(24)は、強い雨が降り続く中、パリ近郊バンセンヌにある仏軍施設の門をたたいた。

 「テロ事件で心の引き金を引かれた」。アビスさんは入隊の動機をこう語る。事件当夜以来、テレビにくぎ付けになっている。一般市民が襲われたことに対する憤りがわき起こり、いてもたってもいられなくなった。

 父も祖父も2001年まで存続した徴兵制で軍隊経験があったが、自身は入隊など考えたこともなかった。しかし、今年1月の週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件後から軍人になることが頭をかすめるようになり、今回の事件は「国に仕えて国民を守りたい」という決意を固める決定打になった。

 入隊希望者の急増についてアビスさんは「自分たちに脅威が差し迫っているということに気づき始めたのではないか」と話す。両親には、まだ入隊を伝えていない。「自分で決めたことだ。親に支持されなくても祖国のために尽くす思いは揺るがない。国のために死ねるなら本望だ」

 入隊の応募方法はインターネット経由と直接の2通りある。仏軍によると、インターネットでの入隊希望者は14年には1日平均100~150人だったが、シャルリーエブド襲撃事件後、約500人に増加。今回はさらにその3倍の約1500人に膨れ上がっているという。不況の影響で若者の働き口がなく入隊希望者が増えている状況に事件が拍車をかけた形だ。仏軍広報担当者は「驚くべきことだ」と話した。

 一方、まだあどけなさが残る高校3年生のアントワーヌ・テシエさん(17)は卒業後に入隊する手続きを済ませ、神妙な面持ちで軍施設から出てきた。

 幼い頃から軍人になりたいと考えていたテシエさんは、事件をきっかけに入隊しようとする風潮を批判する。「入隊は簡単なものではなく、祖国を守る契約を結ぶ重みがある。衝動で入隊する人は必ず後悔するはずだ」と淡々と語った。

 テロ事件を受けたオランド大統領は、16日に開かれた上下両院合同議会で、19年まで国防予算を削減しない方針を打ち出している。


<米大統領選>共和党のトランプ氏「テロ拘束者に水責めを」
毎日新聞 11月23日(月)19時33分配信

 【ワシントン及川正也】2016年米大統領選共和党指名争いに出馬している不動産王トランプ氏は22日、米ABCテレビで、過激派組織「イスラム国」(IS)対策に関連し、ブッシュ前政権時代に中央情報局(CIA)などが実施した「水責め」などテロ拘束者に対する過酷な尋問を「復活させる」と述べた。溺れている感覚になる水責めなど過酷な尋問は国際法で禁じられている拷問と同様に非人道的とされ、批判が出そうだ。

 過酷な尋問は米議会などの批判を受けて現在は禁止されている。トランプ氏は「ISは人質を斬首している。水責めは彼らが米国人(の人質)にやっていることに比べれば取るに足らないものだ」と指摘した。

 また、同じく候補者の元神経外科医カーソン氏は同テレビで、パリ同時多発テロを受けたテロ対策として公共施設などでの監視を強化すべきだとの見解を示した。カーソン氏は具体的にモスク(イスラム教礼拝所)や教会、学校、ショッピングモールなどを挙げ、「あらゆる大規模施設を監視すべきだ」と指摘した。


パリ同時多発テロ、フランスのホテルやレストランに重し
Bloomberg 11月23日(月)19時21分配信

  (ブルームバーグ):フランスのサービス業の活動拡大は11月にペースが鈍化した。同月13日のパリ同時多発テロがホテルやレストランに悪影響を与えているもようだ。

英マークイット・エコノミクスの23日の発表によると、仏サービス業の購買担当者指数(PMI)は11月が51.3と、10月の52.7から低下し3カ月ぶり低水準となった。マークイットによれば、調査は12-20日に実施され回答の60%がテロ後に寄せられた。

マークイットのエコノミスト、ジャック・ケネディ氏は「テロの長期的な影響はまだ分からないが、PMIデータは今四半期のGDPも緩やかに増加したことを示唆している」と述べた。7-9月(第3四半期)は0.3%成長だった。

原題:Paris Terror Attacks Act as Drag on French Hotels,
Restaurants(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Fergal O’Brien ,fobrien@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Fergal O’Brien ;
Andrew Atkinson
木下晶代 ,fobrien@bloomberg.net,a.atkinson@bloomberg.net


オランド仏大統領:空爆続ける、アサド政権はシリアの未来担えない
Bloomberg 11月23日(月)19時19分配信

  (ブルームバーグ):フランスのオランド大統領は23日、過激派組織「イスラム国」を標的とする空爆を続けるとし、シリアのアサド政権については同国の「未来を担えない」との認識を示した。

オランド大統領はパリでキャメロン英首相とともに会見。イスラム国に対する空爆を「強め、最大限の打撃を与えることを目指す」と言明した。

キャメロン首相は英仏両国が諜報面での共同作業を増やすことで合意したと述べ、シリア領内でのフランスの空爆を英国が支援するとも語った。

原題:Hollande Says Assad Is ‘Not the Future’ for Syria (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:パリ David Whitehouse ,dwhitehouse1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
David Whitehouse ;
Geraldine Amiel ,dwhitehouse1@bloomberg.net,gamiel@bloomberg.net


握手を交わす英仏首脳
時事通信 11月23日(月)18時52分配信

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フランスのオランド大統領(右)は23日、キャメロン英首相とパリのエリゼ宮(大統領府)で会談し、仏同時テロで犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」への攻撃を強化する方針で一致した。


パリ同時テロ、ベルギーでさらに16人拘束
CNN.co.jp 11月23日(月)16時43分配信

ブリュッセル(CNN) フランス、ベルギー両当局は22日も引き続きパリ同時多発テロ事件の捜査を続けた。ベルギーの連邦検察によると、同国内約20カ所の捜索で計16人が拘束されたが、銃や爆発物は発見されなかった。

拘束者らの身元は公表されていない。また、事件に関与した疑いで手配されているベルギー生まれのフランス人、サラ・アブデスラム容疑者は依然として逃走中だ。

一方、仏警察はツイッターを通し、テロ現場で死亡した実行犯の1人とされる男の写真を公開。この人物に関する情報の提供を呼び掛けた。男の名前は公表しなかった。

仏当局は23日以降、各地の学校で生徒たちのかばんを検査し、校内に入る全員の身元を確認するなど、警備を強化する方針だ。

ベルギーの首都ブリュッセルでも、テロ警戒レベルが最高まで引き上げられた状態が続く。地下鉄は運転を停止し、当局は市民らに大規模な集会を避けるよう呼び掛けている。


ブリュッセル、23日も警戒、地下鉄網など依然閉鎖-22日に16人拘束
Bloomberg 11月23日(月)16時10分配信

    (ブルームバーグ):ベルギー警察は23日も、ブリュッセルへの「差し迫った」攻撃を計画している恐れのある過激派組織「イスラム国」テロリスト集団の捜索を続けた。ブリュッセルは引き続き最高レベルの警戒下にあり学校や商店、地下鉄網も閉鎖されたままだ。

テロ警戒で週末も地下鉄や商店、飲食・娯楽施設は閉鎖されていた。特殊部隊が22日夕に一連の対テロ作戦を展開し16人を拘束したが、13日のパリ同時多発テロ事件に関わったとみられるサラ・アブデスラム容疑者は見つかっていない。政府は市民への深刻な脅威は去っていないと警告している。

原題:Brussels Stays on Lockdown Amid Hunt for Terror
Suspects (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Ian Wishart ;ブリュッセル Julia Verlaine ,iwishart@bloomberg.net,jverlaine2@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Alan Crawford
Corina Ruhe, John Martens ,acrawford6@bloomberg.net


対テロ新組織創設、来月上旬に前倒し…首相表明
読売新聞 11月23日(月)15時41分配信

 【クアラルンプール=橋本潤也】安倍首相は22日夕(日本時間22日夜)、クアラルンプール市内のホテルで記者会見し、パリ同時テロを踏まえた情報収集強化のための「国際テロ情報収集ユニット」について、「来月上旬にも設置する」と明らかにした。

 政府は当初、防衛省や警察庁からの出向者ら20人程度で発足させる同ユニットを、来年4月に外務省に新設する方針だったが、これを約4か月前倒しする。首相は会見で来年5月の伊勢志摩サミットに触れ、「テロ対策を一層強化していく。国際社会と連携した情報収集が喫緊の課題だ」と述べた。

 中国による南シナ海での人工島造成については「国際社会共通の懸念事項」だと改めて指摘し、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の海上保安機関などへの能力構築支援や、日米共同訓練を「これからも進めていく」と強調した。ただ、自衛隊による南シナ海での継続的な警戒監視活動については「具体的な計画はない」とし、人工島の12カイリ内で米海軍が行う巡視活動に日本が参加する可能性についても否定した。


パリ銃撃戦、容疑者のDNA鑑定進む 仏空母が臨戦態勢に
CNN.co.jp 11月23日(月)15時41分配信

(CNN) 仏当局は、18日にパリ北郊サンドニのアパートで実施した急襲作戦で死亡した男女3人のうち、自爆したとみられる身元不明の男のDNA鑑定を進めている。CNN系列局によれば、警察のデータベースに男のDNAと一致する人物の記録はないという。

この作戦では事件の首謀者とされるベルギー人、アブデルアミド・アバウド容疑者と、同容疑者の親族の女が死亡した。仏TF1テレビは、サンドニの急襲現場でこの女が警察部隊員らと押し問答する声の入ったビデオを公開した。

パリ検察の報道担当者によると、急襲作戦で拘束された8人のうち7人は21日に釈放された。残る1人はアパートの家主で、警察が拘束期間を23日以降まで延長した。

仏軍は同時テロを受け、ISISが「首都」と称するシリア北部ラッカでの空爆を強化している。オランド大統領はさらに、原子力空母シャルル・ドゴールが出撃すると発表。ルドリアン国防相は22日、空母が23日に臨戦態勢に入るとの見通しを示した。

仏当局者らによると、同国では事件後にオランド大統領がISISとの「戦争状態」を宣言したことを受け、軍への入隊志願者が急増しているという。


オバマ大統領、対シリア・イスラム国戦略変えず
ウォール・ストリート・ジャーナル 11月23日(月)14時27分配信

 オバマ米大統領は、パリ同時テロを受けてもシリアや過激派組織「イスラム国(IS)」に対する戦略を変えず、批判を寄せ付けない姿勢を維持している。

 フランスがテロ再発の阻止を大急ぎで進め、ベルギーがテロの脅威で警戒態勢を最高レベルに維持するなか、オバマ大統領は対シリアやIS戦略の大幅な変更要求を拒否し、テロに対して無関心、関わりも持たない印象を与えている。しかし、大統領の側近は、それは米国の長期的な安全保障を見据えた上での行動だと指摘する。

 そうしたアプローチは911米同時多発テロで大統領が得た教訓に根ざしている。大統領は、外国での軍事的占領はコストがかかる上に効果がないというだけでなく、米国の政策が将来的なテロへの恐怖にしばしば振り回されすぎていると考えている。

 大統領は22日、911同時多発テロを引き合いに「あの攻撃の後、われわれは一部恐怖に駆られ、まずい決断をした」とし、「われわれはじっくりと考える必要がある」と述べた。

 したがって、大統領のパリ同時テロへの対応には、世界、特に中東への米国の関わり方をどう根本的に変えるかや、自国でのテロの脅威に米国はどう対処するかについての大統領の長期的なビジョンが反映されている。

 ベン・ローズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「過去10年の教訓はわれわれに次のことを示してくれた。米国の地上部隊は、過激主義者やセクト主義者によって破壊された国々に安定や新たな統治体制をもたらすことはできず、地元部隊がわれわれの支援を受けながらそれを行う必要がある」と指摘。そのうえで「中東での地上戦は持続可能ではなく、米国が世界でリーダーシップを維持する能力や、米国の利益に重要なその他の事を世界で成し遂げる能力を最終的に損なうことになる」と述べた。

 こうした大統領の戦略は、13日のパリ同時テロ以降、特に共和党の大統領候補者から厳しい批判を浴びている。

 クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事は22日、米CNNテレビで「われわれは同盟国と協力するとともに、行動規則を改定し、効果をもたらす有意で直接的な方法でISに立ち向かうようにする必要がある」との見方を示した。さらに、ISを封じ込めたとの大統領の発言は「間違っていた」とし、「その翌日にパリで攻撃が始まった。これは、政権が示す事態の評価は信用できないということだ。今度はマリで攻撃が行われた。大統領はアルカイダが逃走中だと述べたが、それも明らかに間違っていた」と述べた。

 大統領のこうした姿勢は恐らく、来週にかけて行われる世界の首脳による過激主義への対策についての話し合いで試されることになる。オランド仏大統領はISの脅威に対する世界的な対応の見直しに向け相次ぎ外交活動を展開しており、24日にワシントンを訪れてオバマ大統領と会談し、その後、モスクワへと向かう予定だ。

 オバマ大統領は、9日間に及ぶ中東・アジア3カ国歴訪の締めくくりとなるマレーシアで記者会見し、オランド大統領が求めるISに対抗する国際的な「大連立」について、成功させる上で米国が必要と考える2点の変更にロシアのプーチン大統領が乗り出すかどうかはまだ不明だと述べた。

 その2点とは、シリアの空爆の標的をISのみとすること、シリア内戦の外交的解決の一環としてアサド大統領を退陣させることに最終的に同意することだ。大統領はロシアについて「彼らは優先順位を調整する意向だ」とし、「われわれはみなシリア国家を維持することに関心がある。誰も完全な混とんは望んでいない」と話した。


パリ同時多発テロ 400万人の無事を伝えた「SNS」 現地の状況も瞬時に世界へ
産経新聞 11月23日(月)14時26分配信

 パリ中心部で起きた同時多発テロで、交流サイト(SNS)の役割や存在の大きさが改めて際立っている。現地の多くの人々がフェイスブック(FB)や短文投稿サイトのツイッターを使って情報を発信したり、友人や知人の安否確認に活用されたからだ。FBでは事件後24時間のうちに利用者400万人以上の無事が確認された。こうした成果を受けてFBは16日までに、昨年10月に導入した自然災害時に使える「セーフティー・チェック」(安否確認機能)のサービスを人的災害などでも積極活用すると発表した。

 ■3億6000万人が受け取り

 11月15日付米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)や米CNNマネー(いずれも電子版)などによると、FBの安否確認機能は、災害現場の近くにいるとみられる利用者に安否を問う通知が送られる。利用者は「無事」「無事でない」「影響を受けた地域にいない」のいずれかを選ぶ。

 この機能を使うと、FBのネットワーク内でつながる友人らに通知される仕組みで、実に3億6000万人が友人らの安否情報を受け取るなど大きな成果を上げた。

 FBの安否確認機能は2011年の東日本大震災で大津波による甚大な被害が出たことを機に、大規模な自然災害で利用者同士が無事を確認し合えるサービスとして開発された。

 昨年10月のサービス開始以来、昨年12月にフィリピンを襲った台風ルビー(22号)や今年4月のネパール、10月のアフガニスタンの大地震など計5回の自然災害で利用された。

 今回の同時多発テロは130人以上の死者が出るなど被害が甚大だったため、人的災害として初めてこのサービスを使えるようにした。

 ■避難所提供、現場情報も

 一方、ツイッターは、パリ市民たちが「#PorteOuverte(フランス語でドアを開けろの意味)」というハッシュタグを使い、テロの影響で動けない観光客に避難場所の提供を呼びかけた。さらにツイッターが保有するライブ動画アプリ「ペリスコープ」には、バタクラン劇場などテロの現場を撮影した多くの動画が投稿され、ニュース・キュレーション機能「モーメント」には、報道機関や目撃者から投稿された画像、動画などが集められ、事件直後の様子が伝えられた。

 アルファベット傘下のグーグルは自社のスマートフォン(高機能携帯電話)やアイフォーン向けの通話アプリ「ハングアウト」で週末、フランスへの国際通話を固定電話も無料にして、家族や友人の安否確認ができるようにした。

 ■「なぜ今回だけ」批判

 こうしたSNSの機能は、安否や現地の状況を瞬く間に世界中に発信した。ただ、さまざまな動きに賛否が渦巻くのもまたSNSの特性ともいえる。

 FB利用者からは、12日に40人以上が亡くなったレバノンの首都ベイルートでの自爆テロの際、このサービスが利用できなかったことから「なぜパリだけで」といった批判が相次いだ。

 これに対し、FBのマーク・ザッカーバーグCEO(31)は15日、自身のFBのページに「世界では他にも多くの紛争が起きているという意見は正論」と認め、安否確認機能を今後、積極的に活用する考えを表明。アレックス・シュルツ副社長も「新しいことを始めるには、たとえ複雑な状況下であっても、初回を乗り切る必要がある。われわれにとって、それがパリだった」と、新たな挑戦への理解を求めた。

 米ノースカロライナ大のゼイネップ・タフェクシ准教授(情報・図書館学)はツイッターに「(FBが)何が『深刻で悲惨』かを決め、サービスを適用するという作業はなかなか簡単ではない」と指摘する。ただ、SNSが今後も重要な役割を担うことは間違いなさそうだ。


ベルギー、パリ攻撃関連の捜索で16人拘束 首都厳戒続く
ロイター 11月23日(月)13時44分配信

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11月22日、ベルギーの警察当局はパリ同時攻撃関連でブリュッセルで捜索を行い、16人を拘束した。写真はブリュッセルで警戒活動に当たる兵士ら(2015年 ロイター/YVES HERMAN)

[ブリュッセル 23日 ロイター] - ベルギーの警察当局は22日夜、パリ同時攻撃関連でブリュッセルで捜索を行い、16人を拘束した。攻撃に関与した疑いで国際手配中のサラ・アブデスラム容疑者は含まれていない。

ミシェル首相は22日の記者会見で、パリで起きたような同時攻撃の可能性に懸念を表明し、警戒水準を4段階の最高を維持する方針を明らかにした。23日も首都圏は地下鉄は運行停止、学校が休校になるなど多くの機能が停止する。

検察によると、捜索で武器や爆発物は見つからなかったという。

欧州連合(EU)関係者によると、23日のユーロ圏財務相会合は開催されるが、その他のEU関連会合は中止された。


16人拘束、逃走容疑者含まれず
時事通信 11月23日(月)13時13分配信

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ベルギー検察当局は23日未明、パリ同時テロに関連し、警察がブリュッセルなど22カ所の一斉捜索を行い、16人を拘束したと発表した。写真は22日、ブリュッセル中央駅前で警戒に当たる兵士。


弾痕残るパリ郊外のアパート、容疑者拘束作戦の現場 映像公開
AFP=時事 11月23日(月)12時25分配信

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仏パリでの連続襲撃事件で家宅捜索を受け、銃撃戦が起きた北郊サンドニのアパート。英ITVニュースが公開の動画からの静止画(撮影日不明)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】仏パリ(Paris)での連続襲撃事件に関係しているとして家宅捜索を受け、銃撃戦が起きた北郊サンドニ(Saint Denis)のアパート。内部の映像を英ITVニュース(ITV News)がこのほど公開した。【翻訳編集】 AFPBB News

【関連写真】各所に残る弾痕


トランプ氏、米当局による「水責め」復活を呼び掛け
AFP=時事 11月23日(月)12時10分配信

【AFP=時事】2016年米大統領選挙の共和党の候補者指名を争うドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)は22日、拷問だとして非難されている「水責め」と呼ばれる尋問手法の復活を呼び掛けた。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のしていることに比べれば水責めは「取るに足らないこと」だとしている。

全裸で監禁、水責め、直腸から栄養…CIAによる拷問の実態

 この提案は、フランスの首都パリ(Paris)での同時テロ事件を受け、テロの脅威への対応策として行ったもの。同氏は先週にも、米国内の全イスラム教徒を登録するよう呼び掛け、論争を引き起こしていたが、今回の米ABCニュース(ABC News)とのインタビューでは、強硬発言をさらにエスカレートさせた。

 トランプ氏はテロ容疑者に対する尋問の手段としての「水責め」について、「私だったら復活させる。水責めは、奴らがわれわれにしたこと、していること、(米国人ジャーナリストの)ジェームズ・フォーリー(James Foley)氏を斬首したことに比べれば、ピーナツ(取るに足らないこと)だ」と語った。

 水責めは、2001年9月11日の米同時多発テロの容疑者少なくとも3人への尋問に米中央情報局(CIA)が用いた手段だが、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が2009年に就任した直後にその使用を禁止した。

 トランプ氏は一方で、共和党の他の大統領選候補者などから非難が殺到していたイスラム教徒追跡やモスク(イスラム教礼拝所)閉鎖の主張については、自身の立場を若干修正。「モスクを閉鎖したいわけではない。モスクを監視したい。監視下に置かれたモスクならいい」と語った。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とABCニュースが行った最新の全国世論調査によると、共和党の候補指名争いでのトランプ氏の支持率は32%で、2位の元小児神経外科医のベン・カーソン(Ben Carson)氏に10ポイントの差を付け首位となっている。【翻訳編集】 AFPBB News


【パリ連続襲撃】ベルギーで16人拘束 アブデスラム容疑者含まれず
BBC News 11月23日(月)11時31分配信

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【パリ連続襲撃】ベルギーで16人拘束 アブデスラム容疑者含まれず

ベルギー当局は22日、対テロ作戦を行い16人を拘束した。ただ、パリ連続襲撃事件の実行犯とみられるサラ・アブデスラム容疑者は依然として行方不明となっている。ベルギー検察が23日に明らかにした。

記者会見したベルギー検察のエリック・ファンデルシプト氏によると、作戦はブリュッセルとシャルルロワの22カ所で実施された。ブリュッセル郊外のモレンベックでは拘束された1人が警察の発砲で負傷した。

捜索では武器や爆発物は見つかっていない。

ベルギー政府は22日にパリ連続襲撃事件と同様の攻撃の「深刻かつ切迫した」危険があるとして、週明けも首都ブリュッセルでのテロ警戒態勢を最高の「レベル4」に維持すると発表した。大学などは休校し、地下鉄も運行を止める。ブリュッセルでは週末中も厳戒態勢がしかれていた。

記者会見したシャルル・ミシェル首相は、「複数の人物が複数の場所で同時に攻撃をするという、パリと同じようなことが起きる恐れがある」と述べた。

<英語ビデオ>ベルギー検察の会見

一方、連続襲撃事件の際に「スタッド・ド・フランス」競技場の近くで自爆した容疑者の1人が「M・アルマハモド」という名前で、先月3日にギリシャのレロス島に到着していたことがBBCの取材で分かった。

BBCのエド・トーマス記者がフランス警察が公開した容疑者の写真と、ギリシャ到着時の登録記録を突き合わせ確認した。男は、「アハマド・アルモハメド」と名乗るもうひとりの容疑者と一緒にシリア難民の集団に紛れていた。

これに先立ち、ヤン・ヤンボン内相はアブデスラム容疑者のみがベルギーに対する脅威ではないと述べた。

同相は地元テレビに対し「脅威はひとりのテロ容疑者よりも広範囲だ」と述べた。ただ、パリ同時襲撃事件の容疑者らについて述べたものなのか、別のグループによる攻撃の危険があるのかについては明らかではない。

週末のブリュッセルでは、警察に加え軍の兵士らが警戒にあたった。通常は大勢の人であふれる多くの公共の場所にはひと気がなかった。当局は市民に対して人ごみを避けるよう求めている。

当局が行方を追うサラ・アブデスラム容疑者の兄モハメドさんは22日、ベルギーのテレビに出演し、同容疑者に出頭するよう促した。2人は連続襲撃事件で自爆したブラヒム・アブデスラム容疑者の兄弟。

<英語ビデオ>ベルギーのテレビに出演したアブデスラム容疑者の兄

ベルギー当局はこれまでにパリ連続襲撃事件の容疑者として3人を起訴している。事件では過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。フランスのメディアは実行犯が9人おり、うち7人が事件で死亡したと報じている。


<パリ同時多発テロ>死亡の女 1年前に急変 首謀者に感化
毎日新聞 11月23日(月)10時36分配信

 【パリ賀有勇】パリ同時多発テロの首謀者とされるアブデルハミド・アバウド容疑者(28)とともに治安部隊の急襲作戦で死亡したアスナ・アイトブラセン容疑者(26)は、アバウド容疑者の影響を受けて過激思想に染まった可能性が高い。

 「アバウドの行方を知りたいなら、いとこを追え。名前はアスナ・アイトブラセンだ」

 13日のテロ発生から3日後、アバウド容疑者を追うフランス警察にモロッコの情報当局者4人が接触し、フランス在住のアイトブラセン容疑者を盗聴するよう勧めた。欧米メディアによると、警察は助言に従い、パリ近郊サンドニのアパートに潜伏していることを突き止めたという。

 アイトブラセン容疑者はパリ近郊で生まれ、両親は5歳で離婚。複数の里親に育てられた。15歳で里親の元を飛び出し、実母と暮らすようになった。

 パリ郊外オルネースーボワ市。低所得者向けに建てられた公営住宅団地の27号棟にアイトブラセン容疑者は暮らしていた。平日の昼間にもかかわらず、うつろな目をした若者が道ばたでたむろする。

 「昔はいい子だった」。呼び鈴を押そうとする記者に、中学生のころからアイトブラセン容疑者を知るザヒールさん(50)が話しかけてきた。アイトブラセン容疑者はよくザヒールさんの自宅を訪れ、幼い子供の面倒を見てくれたという。

 だが、成長するにつれ素行が悪くなっていった。週末にはパーティーをはしご。カウボーイハットに肌を露出した派手な服装で出かけていた。「酒やたばこ、薬物にも手を出し、いつも情緒不安定だった」という。

 アバウド容疑者と出会った時期は不明だ。しかし、1年前に突然自宅を飛び出し、1カ月半後に戻ってきた時には目以外の全身を黒い布で覆っていた。

 「もうすぐモロッコ系の人と結婚するの」。テロの数週間前、ザヒールさんにうれしそうに話した。「これだけは言いたい。彼女はここで過激化したのではない。誰かに洗脳されたんだ」。英タイムズ紙は兄の話として、テロの3週間前にアバウド容疑者と暮らすために家を出て行ったと報じた。

 仏検察当局はアイトブラセン容疑者が警察の急襲作戦の際に爆弾を自爆させて死亡したと発表したが、後に訂正。別の人物の自爆に巻き込まれた可能性がある。

 急襲作戦の様子を映した近隣住民のビデオには突入した治安部隊とアイトブラセン容疑者とみられる女のやりとりが録音されている。

 「助けて。お願いだから行かせて」「怖い。怖い。ここを離れたい」。窓辺で絶叫する女に治安部隊は「おまえのボーイフレンドはどこにいる?」と繰り返した。捜査当局はアイトブラセン容疑者がモロッコ系のアバウド容疑者と交際していたとみており、懇願は「ワナ」だと考えた可能性がある。続く攻撃--。「彼は私のボーイフレンドではない」。怒った女の声が聞こえた直後に、爆発が起き、会話は途絶えた。


テロとイスラム教結びつけるのは不公正…指導者
読売新聞 11月23日(月)10時36分配信

 【カイロ=久保健一】パリ同時テロを受け、イスラム教スンニ派の最高権威「アズハル機関」は21日、11か国のイスラム指導者を集めた「ムスリム長老会議」を開いた。

 機関の指導者アハマド・タイイブ師は演説で、「テロとイスラム教を結びつけるのは不公正だ」と述べ、イスラム過激派組織「イスラム国」の残虐行為は、イスラム教の教えとは無関係だと強調した。ただ、「イスラム国」がテロなどの根拠として聖典コーランや有名イスラム法学者の言説に触れていることについて、具体的反論はなかった。

 「イスラム国」を巡り、イスラム教の宗教界は有効な対策を打ち出せないでいる。「イスラム国」が依拠する教義の中に一般教徒が受け入れている教義と重なる部分もあることなどが背景にある。


<パリ同時多発テロ>首謀アバウド容疑者父「息子はデビル」
毎日新聞 11月23日(月)10時1分配信

 パリ同時多発テロの首謀者で、18日の治安当局による急襲作戦で死亡したアブデルハミド・アバウド容疑者(28)は、家族から「悪魔」と呼ばれていた。テロ治安部隊との銃撃戦で死ぬまでの軌跡をたどった。【パリ賀有勇】

 「安心した。息子はデビル(悪魔)だ」。治安当局の急襲作戦でアバウド容疑者が死亡したと報道された19日、父親のオマール・アバウド氏は弁護士を通じて米CNNテレビにコメントした。

 アバウド容疑者は1987年、モロッコ移民の両親の下に生まれ、ブリュッセルの移民街モレンベークで育った。人口の8割以上がイスラム教徒の貧困地区だが、父親は衣料品店を経営し、中流の暮らしをしていた。

 12歳の時、トップレベルの中学校に進学した。元同級生によると、アバウド容疑者は「いやなやつ」だった。クラスメートをいじめ、財布から金を盗む癖もあったという。教師にも反抗する問題児は、1年ほどで退学処分になり、その後は不良グループで窃盗などの犯罪に手を染めるようになっていったという。パリのテロ実行犯で逃亡中のサラ・アブデスラム容疑者(26)と知り合ったのもこの頃だ。近所に住む2人は2010年に強盗事件を起こした。

 アバウド容疑者は、収監中に過激思想に染まった可能性がある。14年の初めごろ、突然、家族の前から姿を消し、シリアへ渡った。過激派組織「イスラム国」(IS)の機関誌や宣伝映像に繰り返し登場。欧米を挑発したり、遺体を車で引き回し仲間と笑ったりしている姿が映っていた。また、まだ13歳の弟をシリアに連れて行き、「最も若いIS戦士」に仕立て上げた。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、アバウド容疑者の死を知った父親は弁護士に「唯一残念なことは、生きて捕まえられなかったことだ」と話した。生きていれば尋問できた。弁護士によると、「家族はアバウド容疑者が道をはずれ、弟をシリアに連れて行った理由を知りたがっている」。

 モレンベークの住民は口を閉ざす。ある衣料品店の店員は「アバウド容疑者が父親の店を手伝っている姿はみたことがない」とだけ語った。


仏「イスラム嫌悪」拡大…暴力・嫌がらせ増加
読売新聞 11月23日(月)9時59分配信

 【パリ=本間圭一】イスラム過激派によるパリ同時テロが起きたフランスで、イスラム教徒への暴力や嫌がらせが増えている。

 実行犯の多くが仏国籍だったことなどを踏まえ、風当たりが強まっているのだ。オランド政権は、国民の分断や、欧州とイスラムの「文明の対立」が深まらないよう警戒している。

 南部マルセイユの地下鉄駅の出口で17日、頭を覆うスカーフ「ヘジャブ」を着たイスラム教徒の女性が、若い男に殴られ、軽傷を負う事件があった。イスラム団体「イスラム教フランス会議」によると、13日のテロ発生から19日までに、イスラム教徒への暴力や嫌がらせは、これを含めて24件発生した。

 パリ北部で暮らすイスラム教徒のサワ・ブバクさん(38)は「イスラム教徒が嫌いなフランス人もいる。なるべく外に出ないようにしている」と打ち明けた。被害を避けるため、「ヘジャブ」を身に着けないよう娘に言いつける親も増えているという。


ベルギー首都、一斉摘発で16人拘束 仏テロ主要容疑者は含まれず
AFP=時事 11月23日(月)9時43分配信

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ベルギーの首都ブリュッセルで、警察による摘発が行われているとされる地区で警備にあたる警察官ら(2015年11月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギー警察当局は22日、首都ブリュッセル(Brussels)で仏パリ(Paris)同時テロ事件に関連した一斉摘発を行い、16人の身柄を拘束した。検察当局が発表した。拘束された者の中には事件に関与したとみられているサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者は含まれていないという。

【関連写真 5枚】路上尋問も実施

 連邦検事室のエリック・ファンデルシプト(Eric Van Der Sypt)報道官は記者会見で、19か所で行った摘発で16人を拘束したと発表。うち1人は、警察に向かって走行していた車両に警官が発砲した際に負傷したという。

 一斉摘発に先立ち、ベルギー警察は警官らの動向が漏れないよう、ソーシャルメディアへの情報投稿を自粛するよう呼び掛けていた。

 ブリュッセルでは、パリ同時テロと同様の事件が起きる恐れがあるとして、警戒水準が最高レベルに引き上げられている。【翻訳編集】 AFPBB News


米NY発のトルコ航空機、カナダに緊急着陸 爆弾予告で
CNN.co.jp 11月23日(月)9時28分配信

(CNN) 米ニューヨークからトルコ・イスタンブールへ向かっていたトルコ航空の旅客機が爆破予告を受け、22日未明にカナダの東部ハリファクスの国際空港に緊急着陸した。

カナダ警察によると、同機には乗客乗員256人が乗っていた。

当局は、現地時間の午後10時50分ごろに爆破予告があったとして脅迫犯の特定を急いでいる。脅迫の具体的な手段には言及しなかった。

ハリファクスでは警察が爆発物探知犬を使って機内や荷物を調べたが、爆発物は見つからなかった。

乗客らは着陸後、いったんバスでターミナルへ運ばれて保安検査を受けた。同航空によれば、検査終了後は再び同機に搭乗して目的地へ向かう。

米国発の国際線が爆破予告で緊急着陸を余儀なくされたのは、この1週間で3度目。19日にはパリ行きのエールフランス航空機2機がハリファクスと米ソルトレークシティーにそれぞれ着陸したが、異常は見つからなかった。


競技場自爆犯の写真公開=3人目
時事通信 11月23日(月)9時19分配信

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パリ同時テロの際に競技場で自爆した3人目の男とみられる写真。フランス内務省が22日公開した。


9・11の予兆を米CIAに通報できる凄腕・仏諜報機関がついていけぬテロリストの進化
産経新聞 11月23日(月)9時4分配信

 パリ同時多発テロを受け、テレビのワイドショーで数多くの素人コメンテーターが、フランス諜報機関の不手際を非難している。情緒的不満・不安を誘発するテロリストの狙いに寄り添う直感的発言は軽過ぎるが、百数十人もの人々が亡くなっており、ほめられた結果ではない。が、手の内を明かすため公表できぬ未然防止案件は今年だけで10件前後。仏諜報機関は3000人以上が殺された9・11(米中枢同時テロ/2001年)の予兆も察知し、米側に伝えていて、実力は並ではない。しかし、今回がそうであるように、攻撃手法・標的変更の「選択権」はテロリスト側に有る。テロの“進化速度”に、民主主義国家の諜報機関と法律がついてゆけぬのが現実だ。小欄は9・11の前後、イスラム教徒の多い英国に駐在したが、中東や南・中央アジアにエージェントを送り込んでいた諜報関係者の嘆きは印象的であった。

 ■9・11の予兆を米に通報

 「移民三世以降をリクルートして、時間をかけナマリや文化をたたき込めば、それなりに仕上がる。だが、コーラを飲み、ハンバーガーを食べ、毎日シャワーを浴びられる生活はいかんともしがたい。現地での任務に耐え切れず、半年~1年で帰国する若い高学歴者は多い」

 仏諜報機関も同種の悩みを抱えながら、国内外でエージェント育成を手掛ける。例えば…

 《仏国防省対外安全保障総局=DGSE》は2000年、ウサマ・ビンラーディン(1957~2011年)がアフガニスタンでロシア・チェチェン共和国のイスラム過激派と米仏独航空会社数社の旅客機乗っ取りを謀議した事実を掌握。最終的にユナイテッド/アメリカン両社に的を絞る。情報源は、イスラム武装勢力タリバンと交戦中のアフガン軍閥が、ビンラーディン率いるアルカーイダに潜り込ませた間諜だったが、DGSE自体も、欧州でリクルートしたイスラム教徒を「聖戦士志願者」として、アルカーイダ訓練キャンプに送っていた。DGSEはCIA(米中央情報局)に通報したが、なぜか食いつかなかった。8カ月後、両航空会社機はニューヨークの世界貿易センターや米国防総省に突っ込む。

 パリ同時多発テロでも、各機関は発生後3日もたたぬ内に、国内過激派拠点など168カ所を一斉捜索し、武器を押収するとともに23人を逮捕。主犯ら一味が潜伏していたアジトも急襲した。当然ではあるが、要注意人物に常続的監視を行っていた証左でもある。とはいえ、仏内務大臣直轄の防諜組織・国内治安総局(DGSI)員三千数百人に比し、監視対象はインターネット普及も手伝い3000~5000人と急増。ところが、通信傍受など対象者1人の終日監視には20人前後が必要だ。刑事ドラマとは違い、24時間長期継続尾行・監視する場合は、顔を知られていない係官をかき集めウン百人単位のプロが要る。人員不足は明らかだ。従って、対象者が一定期間犯罪や不穏な動きをせぬ限り優先順位を下げ、諜報機関は「ベタ張り」数を絞る。

 ■あまりに厳しい証拠基準

 人手不足に加え、民主主義国家は限界を抱える。

 2012年、仏軍将兵3人+ユダヤ系学校教師と逃げる児童3人の頭部に至近距離で発砲し惨殺したアルジェリア系仏人モハメド・メラ(当時23歳)も09年よりDGSIの前身・内務省国家警察管轄の国内中央情報局(DCRI)の監視対象だった。10年末~11年までパキスタンやアフガンに渡り、戦闘訓練を施された。帰国の度、DCRIは危険度をつり上げた。(1)過激化しつつある前歴者(11年1月)→(2)特別監視対象者(9月)→(3)直接の脅威(11月)といった具合に。アフガン諜報機関もメラ入国をDCRIに連絡したが、渡航禁止措置すら採れなかった。結果、児童は髪の毛をつかまれ引き寄せられ、頭を撃ち抜かれ、あまつさえ首に付けたカメラで「瞬間」を撮影される。

 1月の仏風刺週刊紙本社銃撃犯兄弟も11年に監視対象にしながら13~14年に解除。今次多発テロでも、劇場襲撃犯は12年以後監視対象で、13年にはシリアに渡った。

 逮捕・起訴に向けた証拠基準もあまりに厳しいのだ。これでは人員不足をやり繰りして監視しても、テロリストを眺めるだけで終わり、やがて見失う。

 ■法律は沈黙できるか

 ところで、今次テロ被害に遭ったレストランの入り口を撮った写真にWiFiの表示が映っていた。小欄には、仏法整備の軌跡を彷彿させる一枚だった。

 フランスは1970年以降、パレスチナ組織やシリア/イラン政府機関、アルジェリア武装集団の標的と成り、対テロ関係法整備も9・11前から度々断行した。特に2004~05年のスペインやロンドンの同時爆破テロ(計247人死亡)に驚愕した06年の法改正は象徴的だ。その一項に《WiFi接続業者やネットカフェ、飲食店やホテルにも交信記録保存義務を拡大》が在る。

 他には▽イスラム過激思想の宣伝など、協定違反を犯す放送業者への免許取り消しといった制裁に関し、業者の対象を拡大▽国籍剥奪条件など刑の加重▽航空/船舶/鉄道(国際線)の予約記録や客の旅券・身分証など、データに関する自動処理権限▽特定の治安当局者による行政ファイルへのアクセス…。今夏には、裁判所の令状なしに電話の盗聴や通信傍受が行えるようになった。

 さらに今回同様、非常事態宣言が発動されれば▽令状なしでの家宅捜索▽報道規制▽国境封鎖・夜間外出禁止を含む人や車の往来制限▽集会の禁止▽飲食店閉店…を命じられるが、発動要件は高い。

 今次テロを受け、仏政府も憲法・法律改正や要員拡充をはじめ、より強硬な対抗策整備を目指すが、一連の整備と整備後の動きは憲法裁判所や議会、外部が注文を付けられぬ複数の完全独立機関が厳しく吟味する。人間の権利・自由を阻害する行為を民主主義は嫌う。既述した対テロ関係法や非常事態宣言は反対され、原案を薄めて発効した条項も多い。民主国家の採り得るノリシロは次第に狭まっているのである。間隙を縫い、テロリストは民主主義とIT社会を悪用し進化を止めない。

 国家・国民の生存を前に法律が一時沈黙できるか…わが国国会での空想的憲法論議のはるか前方を、欧米民主国家は問い掛け、苦悩しながら歩いている。(政治部専門委員 野口裕之)


テロ攻撃中に「身の安全を確保する」ためのアドヴァイス:英当局
WIRED.jp 11月23日(月)9時0分配信

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2015年11月18日撮影。

英国家テロ対策安全局(NCTSO)は、パリ同時多発テロを受け、銃器などの武器による攻撃を受けた際に「身の安全を確保する」「手引き」を英国家テロ対策安全局が発表した。
テロ攻撃を受けた場合、まずは、携帯電話をマナーモードにしよう。英政府当局の手引き(PDFファイル)にはそう書かれている。

発表されたPDFファイルはこちら

死んだふりをせずに、避難してから安全な隠れ場所を探す、というのが主なアドヴァイスだ。

手引きには、安全な場所が見つかったら、「携帯電話をマナーモードにして静かにする」よう書かれている。安全な場所としては、「レンガ造りの構造物」や「十分に強化された壁」の背後が理想的だ。

今回の手引きは、パリ同時多発テロ後に発表された。このテロでは、銃を持った男たちがバタクラン劇場に乱入して観客に無差別に発砲し、130人以上が死亡した。BBCの報道によれば、劇場にいた観客の多くは床に伏せて死んだふりをし、ひとりは義足により、自分が死んだとテロリストに思わせたという。

だが、NCTSOの手引きは、逃げたほうが安全であれば、持ち物を置いてほかの人と一緒に逃げることを勧めている。

「逃げられない場合は隠れよ」と手引きには書かれており、「攻撃者が見えるなら、相手からもこちらが見える可能性がある」と指摘している。

手引きでは、安全な場所に隠れたら、容疑者の居場所や死傷者に関する情報など、役に立ちそうな情報をできるだけ多く当局に伝えることを勧めている。また、事件に対応する警察官に「銃を向けられる」場合や、「手荒な扱いをされる」場合もあると警告している。


仏テロ被害の米バンドボーカル、劇場の惨劇語る
AFP=時事 11月23日(月)8時13分配信

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で13日に起きた同時テロ事件で、死者130人のうち89人が犠牲になった劇場「バタクラン(Bataclan)」で事件当時に公演を行っていた米ロックバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル(Eagles of Death Metal)」のボーカル、ジェシー・ヒューズ(Jesse Hughes)さんが、ニュースサイト「Vice.com」とのインタビューに応じ、死亡した観客の多くは友人を守ろうとして命を落としたと語った。

【写真5枚】襲撃直前、コンサート会場内の写真 パリ

 ヒューズさんは、公開されたインタビュー映像の抜粋の中で、「こんなに大勢の人が亡くなった大きな理由は、たくさんの人が自分の友人を置き去りにしなかったからだ。たくさんの人が、自分を盾にした」と語った。

 数人がバンドの楽屋に隠れて犯人の手を逃れようとしたが、ほぼ全員が命を落としたという。「犯人らは楽屋に入り、僕の革ジャケットの下に隠れていた子ども以外の全員を殺した」と、ヒューズさんは涙をこらえながら語った。

 インタビューの全編は今週公開される予定だ。【翻訳編集】 AFPBB News


パリ同時テロで露呈した「イスラム国」の戦略的限界 中東では八方ふさがり!?
現代ビジネス 11月23日(月)8時1分配信

 文/オリビエ・ロイ

対ISISにおいて、フランスは「孤立」している
 フランスのフランソワ・オランド大統領が宣言した通り、同国はイスラム国と戦争状態に入った。

 フランスは今日、ISISとも呼ばれるイスラム原理主義者のグループが自分たちの最大の敵であると考えている。中東にいるアメリカ人とは最前線で共闘し、またサヘル(中央アフリカ北部)では西側唯一の国としてISISと戦っている。

 フランスのISISとの戦いは最初に2013年にマリで始まり、現在、同国の武装部隊の割合は米国をはるかに凌ぐ。

 金曜日(11月13日)の夜、フランスはその代償を払うことになった。その後、すべての西側諸国から団結を表明するメッセージが相次いでいる。しかし、フランスは妙に孤立している。というのは、これまで、ISISが今日の世界にとって最大の戦略的脅威だとしてきた国は他にないからだ。

 中東における主要人物は、他の敵の方がより重要だと考えている。バッシャール・アル=アサドの主な敵はシリアの反対勢力だ。現在、これはロシアにとっての主要ターゲットでもあり、ロシアはアサドを支持している。

 実際アサドにとって、自分とISISの関係には何の問題もないことがメリットとなっている。それにより、イスラムのテロリズムに対する最後の砦という役割を演じられるとともに、西側諸国の目から見て、国民を暴力で抑圧することで失った政権の正当性を取り戻すことができるからだ。

 トルコ政府の立場は明白だ。彼らの主な敵は、クルド人の分離主義だ。シリアのクルド人がISISを制覇すれば、クルド労働党(P.K.K.)は安泰な地を見出しトルコに対する武装攻撃を始めかねない。

 シリアのクルド人であれ、イラクのクルド人であれ、自分たちにとっての新たな境界線を防御できる限り、ISISとは衝突したくない。

 彼らはアラブの世界が、これまでよりさらに細分化されることを望んでいる。シンジャルはクルド人の地域にあるので奪取したいが、モースルはイラクの手中に落ちるだろうから攻撃しないという立場だ。

 イラクのクルド人にとっての最大の危険は、イラク内に強力な中央政権が出現することだ。なぜなら、今日、既成事実となっているイラク・クルディスタンの独立が脅かされる可能性があるからだ。ISISは、そうしたいかなるスーパー・パワーが生まれるのも阻止する存在となっている。

実は誰も本気じゃない?
 一方イラクのシーア派は、米国からどれだけの圧力があろうとファルージャ奪回のために命を投げ出す気はなさそうだ。

 彼らは宗派の境界線は守るし、イラクの崩壊を許さないだろう。しかし、スンニ派少数民族をイラクの政治の主流に復活させることは急いでいない。もしそうしたら、彼らと権力を分け合わねばならないことになるからだ。

 サウジの人にとってもISISは主要な敵ではない。ISISは、彼らが常に支持してきたスンニ過激派の一部なのだ。そのため、それに対抗することはしない。彼らの敵は、あくまでイランだ。

 イラン人にとって、ISISは抑制したい相手であっても、必ずしもそれを粉砕することを望んでいるわけではない。ISISの存在により、サダム・フセイン統治下のイラクとの戦争中に大きな問題の種となったアラブスンニ派連合のようなものの復活が阻止されるからだ。

 そしてイスラエル。イスラエルはヒズボラがアラブ人と闘い、シリアが崩壊し、イランが先行き不透明な泥沼戦争に陥り、誰もがパレスチナが掲げる目標を忘れてくれることを、ひたすら望んでいるわけだ。

 つまり、どの地域のプレヤーたちも、ISISから土地を奪回するために軍隊を送り、武力を行使するつもりはないということだ。

 そして9.11の後と違い、米国にもその気はない。米国の今日の戦略は空爆による遠隔戦争を行うことであり、ワシントンには地上部隊を送ろうという政治的意思はない。封じ込めは必要なので、爆弾やドローンによるテロリスト殺害は今後も必要とされるだろう。

 しかし、戦争は歩兵部隊なしに勝つことはできない。

 おそらくフランスは、ISISを壊滅することを望み、それを試みる唯一の国だろう。だがフランスは、サヘルと中東という二つの戦線で戦争に従事する手だてを持たない。

ISISの戦略的限界が見えた
 しかしフランスがその野望を実現する方法がないなら、幸いなことに、ISISも同じ状況だ。

 以前のアルカイダ同様、ISISの成功は、メディアで大きく報道され、ソーシャルメディアで注目を集めることに依存する部分が大きくなりつつある。しかしISISのそのシステムは、もはや限界に達している。

 そこには、突出した二つの点があった。電光石火の速さでの領土拡大、そして、それが与えたショックと畏怖だ。

 ISISは、とてもイスラム「国」と呼べるようなものではない。なぜなら、タリバンと違い特定の領土や境界線を主張していないからだ。これは、永続的な征服モードで拡大するカリフの地位のようなものだ。

 ちょうどイスラムの最初の100年間に見られた拡大主義者の運動のように、次々と新たな土地を占領し世界中からイスラム教徒たちを結集させている。この特性は、何千人ものボランティアの心をとらえてきた。彼らは、中東の一部ではなく世界中のイスラム教徒のために闘うという考えに惹かれたのだ。

 しかし、ISISがリーチできる範囲には限度がある。すなわち、スンニ派アラブ人の擁護者を主張することで拡大できる地域は、もはや存在しないのだ。

 北にはクルド人が、東にはイラクのシーア派、西には現在ロシアに守られているアラウィ派が控え、すべてがISISと抗争している。

 そして南。シリアからの難民の大量流入を懸念するレバノン人、自国のパイロットの忌まわしい処刑に未だ動揺しているヨルダン人、そしてパレスチナ人のいずれも、ISISの魅力で屈服させることができない。

 こうして中東で行き詰まったISISは、今や大急ぎでグローバルなテロリズムに走っているわけだ。

最大の敵は自分自身
 ベイルートにおけるヒズボラに対する攻撃、シャルムエルシェイク発ロシア旅客機への攻撃、そしてパリでの攻撃には共通の目的がある。恐怖だ。

 しかし、ヨルダンのパイロットの処刑が、多民族から成るヨルダン人の間においてさえ愛国心に火をつけたように、パリ攻撃により、フランスではISISとの闘いが国を挙げての目標になるだろう。

 こうしてISISは、アルカイダと同じ壁にぶつかることになる。つまり戦略的に見て、グローバル化されたテロリズムは、もはや地上部隊なしで空爆をすること以上に効果的なものとはならないということだ。

 ISISがヨーロッパに住むイスラム教徒の支持を得られない点も、アルカイダとよく似ている。そこでリクルートできるのは、ごく少数に過ぎないのだ。

 問題は、金曜日に起きたパリ攻撃で火が付いた激しい憤りを、どのように行動で表すかということだ。

 2001年にアフガニスタンで行ったような、西側軍隊による大規模な地上作戦をやるとは思えないが、いずれにしても、それは問題外だろう。なぜなら、国際的介入をすれば、地域は終わりのない泥沼状態に陥る可能性があるからだ。

 現地勢力の組織化による攻撃も、各々の目標と隠れた動機が異なることを思うと可能性は低そうだ。それには、まずサウジアラビアとイランを筆頭に、地域の勢力間で政治的合意を締結することが必要になるからだ。

 ということで、道のりは遠い。

 ただし、ISISが自身の虚しい領土拡大の野望、もしくは海外で新たにリクルートされた人々と現地のアラブ人の間での緊張関係により突如崩壊する場合はその限りではない。いずれにしても、最大の敵はISIS自身である。

 翻訳/オフィス松村

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オリビエ・ロイ(Olivier Roy) 欧州大学院教授。フランスの主導的なイスラーム・中東問題専門家。仏語著書多数。英訳書に「Globalized Islam」など。


オバマ氏歴訪 「アジア重視」テロにかすむ
産経新聞 11月23日(月)7時55分配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】22日に閉幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議でオバマ米大統領は南シナ海の航行の自由に米国が積極的に関与し続ける姿勢を明確にし、帰国の途についた。アジア太平洋に世界戦略の重心を移すオバマ氏の「リバランス(再均衡)戦略」に対し、一部の国々から「どこまで本気なのか」とくすぶっていた疑念の払拭に一定の効果を挙げたといえる。ただ、パリやアフリカでのテロにより、せっかくの成果もかすみがちだったのは否めない。

 「最も強力な武器は(テロリストを)恐れないと示すことだ」。AP通信によると、オバマ氏が22日、1週間以上に及んだトルコとフィリピン、マレーシア歴訪の総括で出た言葉は「南シナ海」ではなかった。

 オバマ氏は一昨年、連邦政府機関の一部閉鎖への対応のためアジア歴訪を急遽(きゅうきょ)中止し、中国が隙をついて存在感を示した。去年は一連の会議に参加したものの中国への強い対応に踏み込まず、南シナ海での人工島造成と軍事拠点化を見過ごす結果を招いた。

 その反省に立って米国は今回、オバマ氏の歴訪を前に、人工島周辺を駆逐艦で通過する「航行の自由作戦」を実施。「有言実行」を示したオバマ氏は、フィリピン入りした17日、同国への巡視船追加提供など、周辺国の海上警備能力向上支援も発表した。

 ただ、米国の対応をめぐる世界の関心は、イスラム過激派テロ対策に向けられた。米政府高官はロイター通信に、今回の歴訪が「最悪のタイミング」で行われ「思ったようにいかなかった」と打ち明けた。

 中国が南シナ海で軍事拠点構築の手を緩めない中、オバマ氏は来年2月に米国で初開催となるASEANとの首脳会議を行い、リバランス戦略への支持と理解を訴え続ける方針だ。


国際テロ情報収集ユニット設置 首相「来月上旬にも」
産経新聞 11月23日(月)7時55分配信

 【クアラルンプール=坂本一之】安倍晋三首相は22日、訪問先のマレーシア・クアラルンプールで行った記者会見で、国際テロリズムの情報を一元的に集約する政府の「国際テロ情報収集ユニット」を来月上旬にも設置することを明らかにした。来年4月に外務省に新設する方針だったが、パリ同時多発テロを受け、大幅に前倒しする。

                   ◇

 首相は記者会見で、国際テロ情報収集ユニット創設について、来年に三重県で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を踏まえ、「国際社会と連携した情報収集の強化が喫緊の課題だ」と述べた。国内テロ対策については、水際対策や重要施設の警戒警備に必要な態勢や装備の整備を急ぎ、「テロの未然防止のためできる対策は全て講じる」と強調した。

 政府・与党がテロ対策の一環として導入を検討している共謀罪については「重要な課題と認識しているが、これまでの国会審議などで不安や懸念が示されていることを踏まえ、そのあり方を慎重に検討している」と述べるにとどめた。

 一方、中国が人工島造成を進める南シナ海への自衛隊派遣については「具体的な計画は有していない」と述べた。人工島12カイリ内に艦船を派遣する米国の「航行の自由」作戦に対し、「わが国がこれに参加することはない」と強調した。


仏空母きょう臨戦態勢 空爆能力3倍、露と共同作戦も
産経新聞 11月23日(月)7時55分配信

 【パリ=宮下日出男】フランスのルドリアン国防相は22日、パリ同時多発テロを実行したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討のためシリア沖に派遣した原子力空母シャルル・ドゴールが「23日に臨戦態勢に入る」と仏メディアに明らかにした。同日にもシリアで空爆を実施しているロシアと共同軍事作戦を始める可能性がある。

 仏空軍は現在、アラブ首長国連邦やヨルダンを拠点とする多用途戦闘機12機で空爆を実施中。空母には戦闘機など26機が搭載されており、空爆能力は約3倍となる。

 一方、「深刻なテロの脅威がある」として21日から最高度警戒態勢に入ったベルギーのヤンボン内相は22日、ブリュッセルで攻撃を計画しているテロ犯数人の行方を捜査当局が追っていると明らかにした。

 政府に危機対応を助言する危機管理機関は22日、ブリュッセル首都圏の最高度警戒水準を維持すると発表した。

 同国では政府が21日、国民に大勢が集まる場所を避けるように勧告。地下鉄の運行が停止された。

 同国警察はパリでのテロの実行犯の一人で逃走中とされるサラ・アブデスラム容疑者も、国内に潜伏中とみて追跡中。サラ容疑者と連絡を取ったという友人は米メディアに、同容疑者がブリュッセルに潜伏し、シリアへの渡航を図っていると語った。同容疑者の逃走を助けた疑いなどでベルギーで逮捕された3人のうち1人の弁護士は、同容疑者が自爆用ベルトを着用している可能性があるとした。

 ブリュッセルはサラ容疑者ら一部実行犯の居住地で、主犯格のアブデルハミド・アバウド容疑者の出身地。仏メディアは検察当局の話として、同容疑者が警官隊に急襲され死亡した際に自爆したのは女のアスナ・アイトブラセン容疑者でなく、一緒に遺体が見つかった別の男だと伝えた。


対テロ戦、欧州に“ズレ” フランス支持も「飛び火」を危惧
産経新聞 11月23日(月)7時55分配信

 【パリ=宮下日出男】パリ同時多発テロを受け、フランスのオランド大統領は週明けから、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討に向けた外交活動を本格化させる。米露に加え、英独の首脳と相次ぎ会談して欧州の団結を確認したい考えだ。ただ、欧州諸国の中にはテロの「飛び火」を恐れ、現状を「戦争状態」と見なすフランスと距離を置く国も出ている。

 オランド氏は23日にキャメロン英首相をパリに迎えるのを手始めに、24日には訪米してオバマ大統領と会談。続いてパリに戻って翌25日にメルケル独首相と会い、26日には訪露し、プーチン大統領と会談する。

 オランド氏はテロ発生後、イスラム国を標的としたシリアでの空爆を強化。米露首脳とは両国がそれぞれ実施中のシリア空爆の調整などを図るとみられる。

 一方、欧州連合(EU)にはEU基本条約に基づく相互防衛援助を申請し、承認された。支援の内容はフランスと加盟国が個別に決めるが、キャメロン氏はすでにシリア空爆への議会手続きを進める意向を表明。オランダのルッテ首相も「真剣に検討中」とし、デンマークも可能性を排除しないとした。これまで空爆の対象をイラクに限定していたフランス以外のEU加盟国にも空爆をシリアに拡大する動きが出てきた。

 ただ、加盟国はフランス支持では一致するものの、リビアへの軍事介入でカダフィ政権転覆後の同国内が混乱した経験などから、軍事行動への慎重論も一部で根強い。ドイツは空爆参加を否定。イタリアも直接の軍事行動への参加に消極的だ。オランド氏は「フランスは戦争状態」との認識を示すが、メルケル氏は「戦争といえば国民が不安になる。それはイスラム国の勝利だ」と強調。レンツィ伊首相は「イタリアは戦争状態にない」と述べた。

 シンクタンク「カーネギーヨーロッパ」のジュディー・デンプシー氏は「これらの国は軍事介入でテロの標的になるのを恐れている」と指摘し、「介入の有無に関係なく『自国育ち』のテロリストは生まれる」と対応に疑問を呈した。


競技場の自爆犯、3人目の写真公開 パリ同時テロ
AFP=時事 11月23日(月)7時10分配信

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仏警察が公開した、パリ近郊サンドニの競技場「スタッド・ド・フランス」そばで自爆した容疑者の写真(2015年11月22日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で13日に起きた同時テロ事件で、同国の警察当局は22日、国立競技場「スタッド・ド・フランス(Stade de France)」の外で自爆した犯人3人のうち、最後の人物の写真を公開した。

【写真3枚】情報提供を呼び掛ける画像

 捜査当局は20日、この人物が10月3日、難民の中に紛れてギリシャのレロス(Leros)島に姿を現していたと発表している。同じくギリシャで難民に紛れていたもう一人の襲撃犯の写真も既に公開されているが、身元は不明のままだ。

 競技場の自爆犯3人のうち、これまでに身元が確認されたのはベルギーに居住していたフランス人のビラル・ハドフィ(Bilal Hadfi)容疑者(20)のみ。

 捜査関係筋によると、新たに写真が公開された男は、「モハマド・マハモド(Mohammad al-Mahmod)」の名義のシリア旅券(パスポート)をギリシャ当局に提示していた。レロス島に上陸した襲撃犯2人は、10月8日にギリシャのピレウス(Piraeus)港行きのフェリーに乗り、セルビアに向かう移民らに合流していた。【翻訳編集】 AFPBB News


競技場自爆犯の写真公開=3人目、難民に紛れ侵入か―パリ同時テロ
時事通信 11月23日(月)6時27分配信

 【パリ時事】フランス警察当局は22日、パリ同時テロの際に競技場で自爆した3人目の男の写真を公開した。
 AFP通信が捜査関係者の話として報じたところでは、男は10月3日にギリシャ南東レロス島で「モハンマド・マフモド」名義のシリア旅券を提示し、難民に紛れて欧州に侵入。仏当局は旅券が偽造だった疑いもあるとみて、身元につながる情報を求めている。
 これまでの調べでは、競技場襲撃班は仏国籍のビラル・アドフィ容疑者(20)および他の2人の少なくとも3人で構成されていたことが分かっている。2人目は「アフマド・モハンマド」名義のシリア旅券を所持し、3人目の男とともに10月3日にギリシャに入国していた。2人は10月8日にギリシャのピレウス港でフェリーに乗り、セルビアに向かったもようだ。
 飲食店襲撃班に所属していたサラ・アブデスラム容疑者(26)はベルギーに向かって逃走したとみられ、さらにもう1人が逃走中の可能性もある。当局は容疑者の身柄確保を目指し、全力を挙げている。


厳戒下、21人拘束=仏テロ実行犯、依然逃走中―学校休校、都市機能停止・ベルギー
時事通信 11月23日(月)5時11分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー検察当局は23日、パリ同時テロに関連し、警察が22日夜から23日にかけてブリュッセルなどで29カ所の一斉捜索を行い、21人を拘束したと発表した。
 ただ、テロの実行犯でベルギーに逃走したとみられる国際手配中のサラ・アブデスラム容疑者の拘束には至っていない。
 捜索で武器や爆発物は見つかっていないが、2万6000ユーロ(約340万円)の現金が押収された。また、22日夜に東部リエージュの検問で、BMWの乗用車が逃走したことを検察は確認したものの、その後の捜査で今回の捜索対象とは無関係と分かった。
 ベルギー政府は22日、安全保障に関する会議を開き、ブリュッセルのテロ警戒度を当面、最高レベルのまま維持することを決めた。政府は学校を臨時休校とするよう勧告。ブリュッセルの地下鉄運営会社は運行停止の継続を決定した。新たなテロを警戒し、ブリュッセルは週明けの23日、平日の都市機能の一部が停止する異例の事態に陥った。
 ミシェル首相は「脅威は深刻で差し迫っている」と説明。警察や軍によるブリュッセルの警戒態勢を一段と強化する姿勢を示した。ブリュッセルの日本人学校も休校を決定した。欧州連合(EU)は、重要度の高いユーロ圏財務相会合を23日に予定通り開催するが、閣僚理事会関係の大半の会合は中止した。
 当局はサラ容疑者がまだ国内に潜伏している可能性が高いとみて、大規模な捜索を続ける。ヤンボン内相はテレビ局VRTに対し、警戒度を最高レベルに引き上げたのはサラ容疑者の存在だけが理由かと問われ「残念だが、そうではない」と返答、組織的なテロの動きを把握していることを示唆した。

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