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2015年11月21日 (土)

フランス・パリで多発テロ、129人が死亡・33

フランスの首都パリで13日夜(日本時間14日未明)、飲食店や劇場、サッカー競技場など複数の地点で、銃撃や爆発などがおきた。劇場では観客らが人質になったと伝えられる。オランド仏大統領は同夜、テレビ演説で「前例のないテロが起きた」と断定し、国内に非常事態を宣言した。

フランス治安当局の発表では、この同時テロで129人が死亡した。

ロイター通信などによると、週末を過ごす客でにぎわう13日夜、パリ10区のレストランと近くの劇場で銃撃が起きた。目撃者の証言では、劇場内で60人程度の観客らが人質になった。劇場内からは、散発的な銃声が聞こえているという。

また、ドイツとフランスの親善試合が行われたサッカー競技場では、少なくとも2回の爆発が起きた。自爆テロとみられており、犯人とみられる2人を含む35人程度が死亡したもよう。

オランド大統領は、「われわれは結束し、断固戦う」と国民に訴えた。非常事態の宣言にともない、フランスと周辺国の国境が閉鎖された。

フランス国内では、今年1月、イスラム過激派により週刊紙本社が銃撃されるテロ事件が起き、計17人が死亡した。

オバマ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難した。

※以上、産經新聞の報道による。

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リンク:「テロ関連のデマ」に強硬姿勢、伊首相 誤情報など相次ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリア難民に自宅開放=「薄情」と州知事批判―ムーア監督 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:難民・テロ対応、正念場=メルケル政権発足10年―独 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:EU、域外との国境検査を厳格化 年内にシェンゲン圏の改革案 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ便、例年の半分…親日家が日本語で観光情報 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ、犠牲者130人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安保理がテロ防止決議…仏非常事態、3か月延長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ郊外の急襲作戦、新たな遺体発見 自爆したのは男 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 国連安保理、テロ非難決議採択 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<マリ・ホテル襲撃>「アルカイダの分派組織と共同作戦」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時テロ>非常事態宣言3カ月延長 仏上院も可決  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー、首都のテロ警戒を最高レベルに 「差し迫った脅威」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<国連安保理>「前例のない脅威」対IS非難決議案を採択 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米マレーシア首脳会談>穏健主義思想の発信センター設置へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロから1週間、各地で犠牲者追悼 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:同時テロの現場に寄せられたメッセージ - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:シリア軍事作戦、呉越同舟の米露 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「テロ関連のデマ」に強硬姿勢、伊首相 誤情報など相次ぐ
AFP=時事 11月21日(土)15時19分配信

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イタリアのミラノ大聖堂前を巡回する警察官ら(2015年11月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】イタリアのマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相は20日、テロ関連のデマを飛ばした者には訴追も辞さないと警告した。イタリアでは爆発物を発見したという誤情報や偽の通報が相次いでいるほか、襲撃が差し迫っているといううわさがソーシャルメディアに出回っている。

イタリア人気観光地、テロの標的か 容疑者5人を追跡中

 ローマ(Rome)とミラノ(Milan)ではここ数日、いたずら電話を受けて地下鉄が運行を中止したり、駅から乗客が避難したりする事態が続いた。

 また、各地の警察にはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の黒い旗を見たとの通報が相次いでいるが、警察が現場に出動してみると破れた黒いプラスチック袋がテレビアンテナに引っかかっていただけというケースも1度や2度ではない。

 20日には、イタリアを南北に貫く高速道路のサービスエリアで、荷物が山積みになったショッピングカートが駐車場に放置されていたことから緊急体制が敷かれ、一部区間が一時通行止めとなった。

 ローマ市内の病院では、自動小銃を持った男が入ってきたと医師が通報したが、見間違いだったことが判明した。

 ソーシャルメディアでは、イタリア政府が仏パリ(Paris)で起きた大規模襲撃の危険が差し迫っていることを知っていながら情報を隠しているとのうわさが広まり、国民の間に不安が広がっている。うわさの元は1人の母親が娘に送ったメッセージとみられている。

 この母親は、状況は公表されているよりはるかに悪いがイタリアの指導者らが真実を語るとは信じられないと述べていた。レンツィ首相は20日、この母親の言い分はばかげていると一蹴。「私に言わせれば、こうした行為は人騒がせなデマという犯罪だ」「ヒステリーや不安に負けてはならない」と語った。

 この母親は20日遅く警察に名乗り出て、政府が情報を隠しているというメッセージは社会不安をあおるためではなく、10代の娘が外出しないようにするための作り話だったと明かした。【翻訳編集】 AFPBB News


シリア難民に自宅開放=「薄情」と州知事批判―ムーア監督
時事通信 11月21日(土)14時37分配信

 【ロサンゼルスAFP=時事】パリ同時テロを受けてシリアからの難民受け入れを阻止する動きが全米で広がる中、左派的政治姿勢で知られる映画監督マイケル・ムーア氏が、米ミシガン州の自宅をシリア難民に開放すると表明した。
 自身のフェイスブックで20日明らかにした。
 パリのテロでは、容疑者がシリアからの難民に紛れて欧州に入り込んだ疑いが浮上。米国では、ミシガン州を含む各地の知事が相次いで難民受け入れに反対している。
 ムーア氏は同州のスナイダー知事に対し「あなたの薄情で非キリスト教徒的行為に失望した」と怒りをあらわにした上で、国民に自分の例に続くよう呼び掛けた。


難民・テロ対応、正念場=メルケル政権発足10年―独
時事通信 11月21日(土)14時30分配信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル政権が発足して22日で10年を迎えた。
 メルケル首相(61)は欧州で最も影響力ある指導者の地位を不動にしたが、難民受け入れに積極姿勢を示した最近の対応には国内外から疑問が噴出。13日のパリ同時テロ後、テロ対策強化との兼ね合いで議論は複雑さを増した。国内調整だけでなく、欧州全体の交渉のかじ取りでも、首相は正念場を迎えている。
 首相はこれまで東京電力福島第1原発事故後の脱原発政策や欧州債務危機対応、ウクライナ問題での仲介で存在感を発揮。難民への寛容な政策も当初は称賛されたが、保護申請者数が急増し、国内の空気が変わった。
 メディアの世論調査によると、首相の11月の支持率は49%で過去4年で最低。ショイブレ財務相は「不注意なスキーヤーが雪崩を起こす」と語り、首相が難民殺到を招いたと暗に批判。政権内の足並みの乱れも表面化した。
 パリのテロでは、バルス仏首相が「犯行グループの一部が難民危機の混乱に乗じて入国したようだ」と指摘。難民への視線は厳しくなった。
 しかし、メルケル首相は「われわれは各国の安全と難民どちらにも責任を負っている」と述べ、立場を変えていない。テロ対策を強化した結果、難民保護がおろそかになってはいけないと訴え続けている。
 政府関係者は、首相には「開かれたドイツ・欧州」という看板を下ろすつもりはないと述べた。一方で「欧州連合(EU)で決めた各国の難民分担受け入れは仏テロで履行が難しくなっている」と認めた。首相の理念と現実の乖離(かいり)が大きくなってきた。
 マンハイム大学のケーニヒ教授(政治学)は、難民・テロ対策を首相にとって「在任中最大の課題」と見ている。ツァイト紙は難民問題を制御できていない現状に関し、メルケル時代の「終わりの始まり」と突き放した。
 メルケル首相は2017年秋で3期目の任期が終わる。以前は4選に意欲ありと観測も出たが、今は楽観的な雰囲気は大幅に後退している。


EU、域外との国境検査を厳格化 年内にシェンゲン圏の改革案
AFP=時事 11月21日(土)13時52分配信

【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)の同時テロを受け、欧州連合(EU)は20日、シェンゲン協定(Schengen Agreement)に基づいてパスポートなしで移動できるシェンゲン圏の国境検査を厳格化し、同圏の改革案を年内にまとめることで合意した。

パリ同時テロ、強制捜査の現場で3人目の遺体 仏検察

 ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)仏内相は、より深い改革案がまとまるまでの間、シェンゲン圏域外との国境検査を速やかに厳格化することがEU緊急内相会合で合意されたと述べた。

 同内相は記者会見で「改正は絶対必要なもの」と指摘し、「域外との全ての国境で、移動の自由を享受する人々を含む全ての旅行者に体系的かつ義務的な検査を実施できるようにするため、(EUの政策立案・行政執行機関)欧州委員会は今年末までにシェンゲン協定の改革案を提示する」と述べた。

 EU内でパスポートを使わず移動できるシェンゲン圏には現在26か国が含まれている。これまで域外から来る非EU加盟国民に対してのみ行われていたデータベースでのテロや犯罪歴の照合が、今後はEU加盟国民に対しても実施される。

 130人が死亡したパリの事件では、主犯アブデルハミド・アバウド(Abdelhamid Abaaoud)容疑者ら2容疑者が、シリアから帰国した際に検査を逃れていた疑いがあり、シェンゲン協定への疑問が呈されていた。

 記録的な難民・移民の流入によってドイツなどのEU加盟国が一時的に国境検査を再導入した中で持ち上がった今回の計画は、EUの統合と自由の柱とされているシェンゲン協定にとってさらなる打撃となる。

 ルクセンブルクの国境の町の名を取って命名されたシェンゲン圏は1995年に誕生した。現在はEU加盟国28か国中22か国と、非加盟国のノルウェー、スイス、アイスランド、リヒテンシュタインが参加している。英国、アイルランド、クロアチア、ブルガリア、ルーマニア、キプロスはシェンゲン圏に含まれていない。【翻訳編集】 AFPBB News


パリ便、例年の半分…親日家が日本語で観光情報
読売新聞 11月21日(土)12時38分配信

 同時テロから1週間が経過し、旅行各社は日本からフランスへ向かうツアーを再開したが、依然として予約は低調で、回復の見通しは立っていない。

 そんな中、パリ在住の親日家が「大好きな日本の人に、またパリに来てほしい」と、ツイッターで現地の観光情報を日本語で発信し続けている。

 一時営業を休止していたパリの観光施設や交通機関が再開したことを受け、近畿日本ツーリストは16日、JTBも17日から、パリ滞在を含むツアーを再開した。しかし、予約は低調で、全日空によると、羽田発のパリ便(1日1便)の搭乗率は例年の約半分という。

 そんな中、パリ市内の出版社に勤務するグレゴアール・ヘロさん(40)が、日本語で自身のツイッターから現地の情報を発信し続けている。


パリ同時テロ、犠牲者130人に
AFP=時事 11月21日(土)12時28分配信

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フランス・パリで、同時テロの犠牲者を追悼するため同国国旗の色にライトアップされたエッフェル塔(2015年11月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で起きた同時テロで、負傷者1人が病院で死亡し、事件の犠牲者は130人となった。マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相が20日、発表した。

パリ同時テロから1週間、各地で犠牲者追悼

 バルス首相は同国上院で、犯人らは「(犠牲者を)無慈悲に殺害し、130人の命を奪った」と述べた。補佐官の1人も、負傷者の1人が病院で死亡したことを確認した。【翻訳編集】 AFPBB News


安保理がテロ防止決議…仏非常事態、3か月延長
読売新聞 11月21日(土)12時9分配信

 【ニューヨーク=水野哲也、パリ=石黒穣】国連安全保障理事会は、パリ同時テロから1週間となった20日、同テロを実行したイスラム過激派組織「イスラム国」によるテロ防止に向け、「あらゆる必要な措置」を国連加盟国に求める決議案を全会一致で採択した。

 フランス議会上院は20日、パリ同時テロ直後に発令された非常事態宣言を2月末まで3か月間延長する法案を可決し、同法が成立した。仏メディアによると、同時テロの首謀者とされるアブデルハミド・アバウド容疑者は実行犯の一人だった可能性が浮上した。

 決議案はフランスが主導し、19日に提出した。パリ同時テロや10月末のロシア旅客機墜落などを「イスラム国」の犯行と明示した上で、「最も強い表現で明確に非難する」とした。


パリ郊外の急襲作戦、新たな遺体発見 自爆したのは男
CNN.co.jp 11月21日(土)12時1分配信

(CNN) パリ検察は20日、パリ同時多発テロの首謀者とされるアブデルアミド・アバウド容疑者を標的として18日、警察がパリ郊外のサンドニで行った捜索について、死者が3人に上ったことを明らかにした。現場から身元不明の女の遺体が新たに見つかったという。

パリ検察は、当局による初期情報では捜索現場で自爆死したとされていたアスナ・アイト・ブラセン容疑者(26)について、自爆していなかったとも明らかにした。自爆したのは男だという。

検察当局はまた、パリ襲撃に関与した容疑者のうち2人が、ギリシャの同一の検問所を同じ日に通過して欧州入りしていたことも明らかにした。2人はパリ郊外のスタジアムの入り口付近で自爆した。

コンサートホール「ルバタクラン」の襲撃に関与したとして国際指名手配されているサラ・アブデスラム容疑者は依然、逃亡中。

また捜査に詳しい筋は20日、CNNに対し、同時テロが起きた夜、パリ近郊の駅の監視カメラに首謀者とされるアバウド容疑者の姿が写っていたことを明らかにした。日付時刻は13日の午後10時で、襲撃が起こっていたさなかだった。

フランスのバルス首相は20日、テロの影響で新たに1人が死亡、犠牲者は計130人に達したと発表した。


パリ同時多発テロ 国連安保理、テロ非難決議採択
産経新聞 11月21日(土)11時48分配信

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発生から1週間を迎え、雨が降る中、襲撃されたレストランに訪れる市民ら=20日、フランス・パリ(大西正純撮影)(写真:産経新聞)

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は20日、パリ同時多発テロを非難するとともに、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」との戦いに各国が立ち上がる決意を示す決議案を全会一致で採択した。

 決議は、イスラム国が「国際的な平和と安全への世界規模の前例のない脅威」になっていると強調。イスラム国への合流を図る外国人の渡航阻止とテロ資金遮断を加盟国に要求するとともに、テロ活動抑止に向けた各国間の「調整努力」も求めた。国際テロ組織アルカーイダ系の「ヌスラ戦線」なども脅威だと位置づけた。

 フランスのドラートル国連大使は同日、決議について、「記録的な速さで採択された」と強調した上で、イスラム国殲滅(せんめつ)に向け「国際社会を束ねるための努力」を倍加させる考えを示した。

 米国のシソン国連次席大使も「世界規模の連帯と協調により、イスラム国とそのイデオロギーはいずれ打ち負かされる」と強調。ロシアのチュルキン国連大使も「犯罪の首謀者や実行者たちには取り返しの付かない処罰が下されるだろう」と語った。


<パリ同時テロ>1週間 「さあ街に出て…」手つなぐ人、人
毎日新聞 11月21日(土)11時36分配信

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ろうそくをともしテロ事件の犠牲者を追悼する女性=パリ中心部の共和国広場で2015年11月20日、賀有勇撮影

 ◇シャンソン歌手のアズナブールさん、追悼呼びかけ

 【パリ賀有勇、中西啓介】130人の犠牲者を出したパリ同時多発テロから1週間を迎えた20日夜、各地で追悼の集いが行われた。集会などは非常事態宣言で禁じられているが、多くの人々が自主的にパリ中心部の共和国広場や襲撃現場などを訪れ、ろうそくをともすなどして犠牲者の死を悼んだ。

 「街に出て音楽を奏でよう」。国民的なシャンソン歌手、シャルル・アズナブールさん(91)らは、最初のテロが起きた午後9時20分からの追悼を呼びかけた。フランス国民の団結の象徴になっている共和国広場では、市民が踊り出したり、手をつないで人の輪を作ったりした。

 パリ在住の会社員、クリステル・ブルーノさん(37)は2001年に米ニューヨークで同時多発テロを経験し、今年1月にはパリで仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件にも遭遇。3度目のテロを目の当たりにして、「生き残ったという罪悪感やテロリストへの怒りを共有するために来た。人種などの違いを超えて価値観を共有できる街だと世界中に伝えたい」と話した。

 追悼に参加した人々の思いからは、「テロに屈せず、自由を謳歌(おうか)する日常は失わない」との固い決意がうかがえた。

 テロリストが89人の命を奪ったバタクラン劇場の前では、犠牲者に花が手向けられ、ろうそくに灯がともされた。

 音楽家有志が前日にピアノを設置し、集まった人が思い思いに曲を奏でた。地元に住むビルジニさん(26)は「これまで人前でピアノを弾いたことはないが何かしなくてはと思った。音楽はこの国を結束させる象徴だ」と慣れない手つきで鍵盤をたたいた。

 事件直後にはピアニストが現場にピアノを運び込み、ジョン・レノンの「イマジン」を演奏して話題になった。企画した音楽家のリオネレさんは「ピアノは表現の自由の象徴。テロリストが死を恐れないと言うなら、我々は生きることを恐れない」と話した。

 劇場前には人気が高いジャック・ラング元文化相も訪れ、市民とビールを飲みながら国歌を歌った。ラング氏は「集い、歌い、楽しむという我々の文化は継続しなくてはならない」と訴えた。近くにいた女性が同氏に「私はチュニジア生まれのイスラム教徒。違いはあっても友達だ」と語りかけると、取り囲んだ人たちから大きな拍手が起きた。

 劇場から徒歩で約15分。カンボジア料理店やバーなどが襲われた現場ではにぎやかなイベントは行われず、訪れた人が静かに哀悼の意を表していた。地元の女子高生ナビラさん(17)は「怖いけど、来る必要があると思った」と話した。相次ぐテロや市街地での治安部隊の急襲作戦などに疲れ切った様子だった。

 花を供えていた女性(69)は「36年間この地区に住んでいる。私が1週間前のあの日、ここ(襲撃現場)にいた可能性だってあった。だからこそ、亡くなった人たちに連帯する気持ちを見せなくてはいけない」と話し、ろうそくの明かりを見つめていた。


<マリ・ホテル襲撃>「アルカイダの分派組織と共同作戦」
毎日新聞 11月21日(土)11時29分配信

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襲撃犯が人質をとったホテルのロビーに入った仏軍兵士=バマコで20日、AP

 ◇犯行声明のイスラム過激派「ムラビトゥン」が明らかに 

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・マリの首都バマコで起きたホテル襲撃事件で、犯行声明を出したイスラム過激派「ムラビトゥン」が、襲撃は国際テロ組織アルカイダの分派組織との共同作戦だったと明らかにした。ロイター通信が20日、マリの隣国モーリタニアのメディア報道として伝えた。アルカイダの関与が事実なら、1週間前にパリ同時多発テロを実行した過激派組織「イスラム国」(IS)への対抗意識が事件の背景となった可能性もある。

 ムラビトゥンが、共同作戦を実施したと名指ししたのは、アルカイダの北・西アフリカ分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)だ。

 ムラビトゥンの創設者、ベルモフタール司令官は元々AQIMの幹部で、2013年1月に日本人10人を含む多数の外国人を殺害したアルジェリア人質事件の首謀者だ。

 アルカイダ傘下にあったISは、シリアからの撤退命令を無視したことでアルカイダから絶縁され、両組織は対立の構図にある。

 従来アフリカではAQIM、ナイジェリアのボコ・ハラムなどアルカイダ系の過激派が主流だったが、今年3月にボコ・ハラムがISに忠誠を誓うなどISの影響力が拡大している。

 ムラビトゥンも今年5月、IS傘下入りが報じられたが、その後、ベルモフタール司令官がこれを否定し、分裂の可能性も指摘されていた。


<パリ同時テロ>非常事態宣言3カ月延長 仏上院も可決 
毎日新聞 11月21日(土)11時24分配信

 【パリ賀有勇】パリ同時多発テロを受け、フランス上院は20日、非常事態宣言を3カ月延長する法案を下院に続いて可決した。22日までに公布される見込み。オランド大統領はテロに柔軟に対応するため、非常事態宣言を発令しなくても強力な治安対策をとれるよう憲法改正に乗り出す方針。

 上院(348議席)は賛成336、反対0、棄権12の圧倒的多数で法案を可決した。事件後の世論調査では、84%が「安全のためには自由の制限を受け入れる」と回答していた。

 一方、地元メディアによると、19日の下院での採決で反対した議員は「テロリストが奪おうとしているのは我々の自由。なぜ自由を自ら制限するのか」「冤罪(えんざい)を防ぐためにも裁判所の令状は必要」などと訴えた。

 非常事態宣言は同時テロ直後に、オランド氏が発令した。仏全土で非常事態宣言が出されたのは、1962年まで続いたアルジェリア戦争以来。非常事態宣言によって、裁判所の捜索令状なしでの家宅捜索▽報道規制▽人や車の往来の制限▽集会開催や夜間外出の禁止▽カフェやレストランの閉店--などが可能になる。

 事件後、治安当局は令状なしで793カ所の家宅捜索を行い、164人に自宅軟禁を命じて警察の監視下に置き、武器など174点を押収している。


ベルギー、首都のテロ警戒を最高レベルに 「差し迫った脅威」  
CNN.co.jp 11月21日(土)11時7分配信

(CNN) ベルギー内務省の危機対策センターは21日までに、首都ブリュッセルでのテロ警戒レベルを最高水準に引き上げた。「深刻で差し迫った脅威があり、具体的な保安措置を取るとともに、市民に向けた具体的な勧告を行う必要がある」としている。

同センターは、コンサートやスポーツイベント、空港、駅など、大勢の人が集まる場所を避けるよう呼びかけている。

ベルギーではパリ同時多発テロに関連した捜索が行われ、テロリストのネットワークの特定が進められている。

最大の犠牲者が出たコンサートホール「ルバタクラン」の襲撃に関与したとして国際手配されているサラ・アブデスラム容疑者(26)は、ベルギーに向かっていた。警察は事件から数時間後に同容疑者の車を停止させ質問をしたが、その際はまだ事件への関与が発覚していなかった。同容疑者はベルギー生まれのフランス人。


<国連安保理>「前例のない脅威」対IS非難決議案を採択
毎日新聞 11月21日(土)11時3分配信

 ◇加盟国に「あらゆる必要な手段」取ることを求めて

 【ニューヨーク草野和彦】パリ同時多発テロを受け、国連安全保障理事会は20日、過激派組織「イスラム国」(IS)を「国際平和と安全にとって、前例のない脅威」と位置付け、ISによるテロ行為を防ぐため、加盟国に対して「あらゆる必要な手段」を取ることを求める非難決議案を全会一致で採択した。

 決議案を提出したデラットル仏国連大使は採択後、「国際社会が対ISで結集する法的、政治的な根拠となる」と意義を強調。フランスがシリア領内で実施しているIS空爆は今後、3倍規模に強化されるとして、関係国の支援を訴えた。

 決議は、パリのテロやシナイ半島上空でのロシア機爆破、ベイルートやアンカラなどでのテロについて「ISによる残酷なテロ攻撃を最も強い言葉で非難」するとともに、ISは「さらなる攻撃を行う能力と意図を持っている」と強調した。

 その上で、ISだけでなく、国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」などによるテロ行為の防止や、こうした組織がシリアやイラクに設けた「安全な隠れ家」の根絶に向けた取り組みを推進するため「あらゆる必要な手段」を取るよう求めた。

 決議には、新たに武力行使を容認する国連憲章第7章への言及はない。フランスが、憲章に規定された自衛権に基づいて実施中のIS空爆を追認し、加盟国にも支援を求める内容といえる。

 また決議は、イラクやシリアへの外国人戦闘員流入とテロ活動資金の廃絶への努力の強化も要請している。


<米マレーシア首脳会談>穏健主義思想の発信センター設置へ
毎日新聞 11月21日(土)10時46分配信

 ◇ISのような過激主義団体に対抗

 【マニラ和田浩明】オバマ米大統領は20日、東アジアサミット(EAS)参加のため訪問したクアラルンプールでマレーシアのナジブ首相と会談した。終了後、両首脳は記者団に対し、パリ同時多発テロで犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)のような過激主義団体に対抗するため、穏健主義思想の発信センターをマレーシアに設置することで合意したと明らかにした。

 オバマ氏は、ISなどの「破壊的でねじれた主張」に対抗する上で、イスラム教徒が多数を占め、対IS有志国連合の一員であるマレーシアの役割は「極めて重要だ」と指摘。ソーシャルメディアや学者、宗教指導者を通じた穏健なメッセージを発信するためのセンターの設置・運用を両国が推進することに意欲を示した。

 ナジブ氏もISを「悪だ。イスラムに反している」と厳しく批判。マレーシアにも系列グループがあることに触れ、有志国連合と連携し対抗していく意向を示した。

 ISは、インターネット上で人質を殺害するなどの暴力的な映像、動画などを拡散させている。さらに、短文投稿サイト「ツイッター」などソーシャル・ネットワーキング・サービスを使い、情報発信や要員募集、資金集めなどまで図っているとされる。これまで米国は、ISに対抗するための「情報戦」の重要性を訴えていた。

 一方、オバマ氏は中国の海洋進出が著しい南シナ海問題について「東南アジア諸国連合(ASEAN)の全ての国にとっての議題だ」と述べ、領有権争いの平和的解決や、航行・通商の自由などの国際規範の維持で米国も関係国との連携を続ける意向を示した。

 大筋合意した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について、ナジブ氏は来年1月に議会に提出し2年以内の実施を目指す意向を表明。オバマ氏も批准に期待を示した。


パリ同時テロから1週間、各地で犠牲者追悼
AFP=時事 11月21日(土)10時37分配信

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フランス西部ナントのブルターニュ大公城で、パリ同時テロの犠牲者を追悼する人々(2015年11月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で起きた同時テロから1週間を迎えた20日、犠牲者を追悼する催しが各地で開かれた。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真ギャラリー】悲しみと連帯を共有


マリ首都でホテル襲撃、21人死亡 イスラム武装勢力が犯行声明
CNN.co.jp 11月21日(土)10時35分配信

(CNN) 西アフリカ・マリの当局者によると、首都バマコで20日、武装集団が外交官らの滞在するホテルを襲撃したうえ、宿泊客ら数十人を人質に取り、少なくとも21人が死亡、少なくとも6人が負傷し病院に搬送された。イスラム武装勢力が犯行声明を出している。

マリ軍や国連治安部隊はバマコ近郊のホテル「ラディソン・ブル」で救出作戦を展開。マリ軍のクリバリー大佐によると、20日午後遅くの時点でホテル内に残っている人質はないという。米国家安全保障会議(NSC)のネッド・プライス報道官は声明で、襲撃が終結したと明かし、犠牲者に弔意を示した。

マリのアルアクバル通信によると、イスラム武装勢力「ムラビトゥン」が犯行声明を出した。アフリカ北部に拠点を置く「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」と共同で襲撃を実行したとしている。

ムラビトゥンは今回の襲撃について、政府軍がマリ北部に侵攻したことへの報復としているほか、フランス国内の捕虜の解放も求めているという。

マリに派遣されている国連平和維持活動部隊の報道官、オリビエ・サルガド氏によると、襲撃が始まったのは現地時間朝7時ごろ。自動小銃AK47を持った武装グループ2~3人が、外交官用のナンバープレートをつけた車両少なくとも1台から降り、発砲しながらホテルに入ったという。

マリはフランスの旧植民地で、国連軍や仏軍の助けを受けてイスラム過激派との戦いを続けており、サルガド氏によると、同ホテルには襲撃当時、和平協議に携わる外交団らが滞在。ホテルチェーンを展開するラディソンは、同ホテルには襲撃時、宿泊客140人と従業員30人の計170人がいたとしている。

ラディソン・ブルはバマコ近郊の高所得者層の住宅地にあるホテルで、外交官や企業経営者が集まる国際的な滞在拠点として知られる。国連部隊のトップ、モンギ・ハマディ氏によると、19日に始まった外交官会議が襲撃の理由となった可能性がある。

マリでは2012年3月に軍部がクーデターを行った後の混乱に乗じ、アルカイダ系のイスラム過激派がマリ北部の大部分を制圧。以降、イスラム過激派との戦いに追われてきた。

過激派勢力が南部進出の構えを見せたことを受け、旧宗主国のフランスはマリ政府の要請により13年、軍事介入を開始。兵士ら数千人を投入し、過激派勢力を北部から掃討した。国連は同年、マリに平和維持部隊を派遣し、和平協議の継続のために安定した政府を維持することを目指していた。

ただ、米ワシントンに拠点を置くシンクタンク、アトンティック・カウンシルのアフリカ部門責任者、ピーター・ファム氏によると、イスラム過激派は都市部からは掃討されたものの、砂漠地帯で勢力を再結集。国連関係者らが集まる同ホテルは「不幸なことに格好の標的になっている」と指摘した。

フランスは人質救出作戦の訓練を受けた特殊部隊をマリに派遣したほか、米国の特殊部隊も民間人の避難に協力。オランド仏大統領はパリで記者団に対し、マリの状況打開を助けるため、「必要な支援」を提供すると約束した。

マリでは今年8月にも、中部セバレのホテルでイスラム過激派によるとみられる人質事件が起き、12人が死亡していた。


銃撃戦26歳自爆美女、昨年までは普通の人だった
日刊スポーツ 11月21日(土)10時17分配信

 自爆した女は、男友達が多い美人だった。20日付の英デーリーミラー紙電子版などは、パリ同時多発テロに絡み、フランス警察にアジトを急襲され、自爆死したアスナ・アイトブラセン容疑者(26)について報じた。知人らによると、数年前までクラブ通いを続け、パーティー好き。ミニスカートの洋服姿で飲酒し、イスラム教とは無縁にみえたという。昨年に過激な信者になったとみられる。

 女性自爆犯とされるアイトブラセン容疑者は、昨年までイスラム教とは無縁の生活を送っていた。英デーリーミラー紙電子版は、容疑者の写真3枚を掲載。うち2枚は洋服姿で、肌の露出も多い。英デーリーメール紙電子版に載った入浴時の写真は、胸元まで写っていた。イスラム教の過激思想に染まる前は、普通の若い美女だったとみられる。

 知人男性(26)は、ドイツとの国境の町クルズバルドで2~3年前、アイトブラセン容疑者の近所に住んでいたという。「彼女は2カ月ほど滞在した時があった。パーティーが好きで、いつも違う男性を連れてクラブに行って、酒を飲んでいた。たばこも好き。悪い評判ばかりだった」と振り返った。どの男性とも深い仲にならず、親友はいなかったという。別の知人男性(25)は「彼女はミニスカートをはいて、化粧をしていた。モスク(イスラム教礼拝所)に行くのは見たことがない」と話した。

 容疑者の幼少時に両親は離婚。同地ではモロッコ出身の父親が、約10年前から1人で暮らしている。パリ近郊で育った容疑者は、父親が住む団地に遊びに来ていた。父親がモロッコに戻っている間に友人らを連れ込んでパーティーを開き、隣人と騒音トラブルになることもあったという。

 デーリーミラー紙によると、昨年に仕事をやめ、イスラム教徒の服装「ヒジャブ」の着用を始めたという。母親が同紙の取材に応じ、娘が親戚によって洗脳されたことを明かした。「私のおい(姉妹の息子)が娘を洗脳した。おいは狂信的だった。かわいい娘だったのに、恐ろしいことをされた」と話した。

 容疑者は18日未明、パリ近郊サンドニの潜伏先で、踏み込んだ警察を前に着ていた爆発物入りのベストを起爆させた。銃撃戦で死亡したテロ主犯格アブデルハミド・アバウド容疑者との関係は分かっていない。


愛国機運アップ、フランス軍へ志願者が急増
日刊スポーツ 11月21日(土)10時17分配信

 フランス軍への志願者が急増している。フランス紙ルモンドによると、パリ同時多発テロ発生前の1日平均500人から、発生後は約3倍の1500人。インターネットによる応募が増えている。イスラム国にテロを起こされ、愛国機運が高まっている。軍の募集担当者は「予期せぬ現象だ」と話した。

 この傾向は今年1月のフランス新聞社襲撃事件の前後にもあり、昨年の1日の志願者数約130人が、今年は500人に増えていた。フランスはテロ多発を受け、軍事費削減の方向性を撤回。今年は1万5000人、来年は1万6000人を入隊させる予定だ。

 フランス軍の規模は昨年のデータで、約11万5000人。そのうちの約3000人はアフリカに配置されている。


バタクラン劇場
時事通信 11月21日(土)9時6分配信

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仏同時テロで銃撃現場となり、最大の犠牲者を出したバタクラン劇場=20日、パリ


劇場前に献花の列=パリ同時テロ
時事通信 11月21日(土)9時6分配信

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パリ同時テロの発生から1週間の節目となった20日夜、最大の犠牲者を出したバタクラン劇場や、付近のレピュブリック広場には犠牲者を悼むため大勢の人々が列をつくって献花に訪れた。写真は同劇場前。


同時テロの現場に寄せられたメッセージ
時事通信 11月21日(土)9時6分配信

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20日、パリ同時テロの現場となったバタクラン劇場前に寄せられた弔意のメッセージ。「兄弟のように理解し合わなければ、愚か者のようにみな滅びてしまう」と書かれている。


花束を見詰めるパリの人々
時事通信 11月21日(土)9時6分配信

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20日、パリ同時テロの現場となったバタクラン劇場前で、ささげられた花束を見詰める人々。


パリ同時多発テロ 難民に紛れ込み入国した「実行犯」は2人 対策迫られる欧州
産経新聞 11月21日(土)9時2分配信

 【パリ=宮下日出男】パリ同時多発テロで、仏検察当局は20日、新たに実行犯の1人が、欧州に大量流入する難民や移民に紛れ込んでギリシャに入国していたことを明らかにした。実行犯7人のうち、2人が難民を装っていたことになり、欧州連合(EU)は改めて流入対策を迫られそうだ。

 難民を装っていたのは、13日にパリ郊外サンドニの競技場付近で自爆した実行犯。近くで同様に自爆し、シリア旅券を所持していたアハマド・モハマド容疑者と同じ10月3日にギリシャで入国登録されていた。登録時の指紋が遺体のものと一致した。

 また、警察が18日に急襲したサンドニの犯行グループの潜伏先で見つかった3人目の遺体の身元は、女のアスナ・アイトブラセン容疑者(26)だと判明した。同容疑者は急襲で死亡した主犯格、アブデルハミド・アバウド容疑者のいとことみられている。

 一方、仏メディアによると、警察の襲撃時に自爆した容疑者1人は当初発表された女ではなく、男だったとの情報もある。当局が身元の確認を急いでいる。


危機感共有、打開策見えず=テロ対応一色のG20首脳会議〔深層探訪〕
時事通信 11月21日(土)8時27分配信

 世界を震撼(しんかん)させたパリ同時テロ発生直後の15、16両日にトルコ南西部アンタルヤで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議。オバマ米大統領ら各国首脳は危機感を共有し、対テロ戦でフランスとの連帯を表明した。ただ、シリア内戦や難民問題など危機の根源の打開に向けての道筋は示せなかった。

 ◇及び腰の米国
 首脳会議の初日、会場の隅のソファに座ったオバマ大統領は、真剣な表情で相手に話し掛けていた。じっくり耳を傾けるプーチン・ロシア大統領。近年の米ロ関係の悪化からは想像しにくい光景だった。
 世界経済の成長を話し合うG20は、パリ同時テロを受け、異例のテロ対策一色となった。ロシアと中国は当初、経済問題以外を討議することに抵抗していたともいわれる。しかし、各国首脳は相次いで「決然たる姿勢」を表明。テロの根源となっている中東情勢への危機感もにわかに高まった。
 一方、オバマ、プーチン両氏が、中心議題のシリア危機で足並みをそろえたわけではい。過激派組織「イスラム国」打倒で一致するものの、シリアのアサド政権への対応など「隔たりがある」(ロシア高官)ためだ。
 オバマ氏は各国首脳らとの会談で、過激派掃討戦への「努力を倍増させる」と表明。その後に米政府高官が記者団に対し「米地上軍は派遣しない」と従来の方針を強調するなど及び腰も目立った。
 ◇ロシア、影響力拡大か
 「全世界の力を結集させることが必要だ」。
 プーチン大統領は14日のオランド仏大統領宛ての弔電、さらにアンタルヤで15日に開いた新興5カ国(BRICS)首脳会議で繰り返し訴えた。ロシアと同盟関係にあるシリアの内戦問題の解決で主導権を握る狙いがある。
 ロシアはシリア内戦の収拾策をめぐり、友好的なアサド政権の存続を前提としている。プーチン氏としては、パリ事件をきっかけとして、アサド大統領を含む「対テロ共同戦線」の構築に向けた流れをつかみたい意向だ。
 プーチン氏がG20で時間を割いて会談したのは、サウジアラビアやトルコの首脳ら。いずれもアサド政権存続に反対しており、直接交渉でてこ入れを図った可能性がある。G20の場でウクライナ危機を公に提起した国はなく、「国際的孤立」からの脱却が着実に進んでいると期待する見方もある。
 ◇欧州難民政策に批判も
 1月に起きたフランスでのテロ以降、対策を強化していた欧州連合(EU)各国は、パリでのテロを防げなかったことに衝撃を受けた。G20に出席したユンケル欧州委員長は15日の記者会見で「われわれの普遍的な価値への攻撃だ」と語り、首脳会議を欠席したオランド仏大統領を強力に援護した。
 ただし、欧州に押し寄せる難民の中にテロ容疑者が紛れ込んでいた疑いが浮上したことで、加盟国内からはEUのこれまでの政策を批判する声も噴出している。最大の難民受け入れ国ドイツのメルケル首相も「欧州の国境管理強化はドイツにとって必要不可欠だ」と述べ、流入抑制姿勢を明確にしている。
 G20声明では「全ての国に負担を求める」と訴えたものの、抜本策は見いだされなかった。2年間で16万人の難民をEU加盟国が分担して受け入れる計画が達成できない恐れもある。(アンタルヤ時事)


マリのホテル襲撃、アルカイダ系組織が犯行声明 27人死亡
AFP=時事 11月21日(土)8時22分配信

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マリの首都バマコで、武装集団の襲撃を受けた高級ホテル「ラディソン・ブル」から救出された人質を避難させる治安部隊(2015年11月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】西アフリカ・マリの首都バマコ(Bamako)で20日、イスラム過激派とみられる武装集団が高級ホテルを襲撃し宿泊客ら約170人を人質に立てこもった事件は、地元報道と治安情報筋によると発生から9時間後に特殊部隊が突入して人質を救出した。少なくとも27人の遺体が見つかったという。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「アルムラビトゥン(Al-Murabitoun)」が犯行声明を出している。

【写真10枚】緊迫の現場

 現場のマリ軍当局筋は、「人質事件は終了した。現在はホテルの安全確認作業を行っている最中だ」と述べた。治安当局筋によると、少なくとも27人の人質が死亡したという。救出作戦にはフランスの特殊部隊も参加したという。

 作戦には、襲撃を受けたホテル「ラディソン・ブル(Radisson Blu)」からほど近い米国大使館で会議に出席していた米特殊部隊員2人も参加し、米国人人質6人の救出に協力した。

「ラディソン・ブル」は西アフリカ随一の高級ホテルとして名高く、世界中から実業家や旅行客、政府関係者などが訪れる。全190室のホテル内には豪華なスパや屋外プール、会議室などがある。

 目撃者は今回の事件について、十数人の武装集団が襲撃してきたと話しているが、マリ軍当局筋は「テロリスト3人が射殺されたか自爆した」と報告しており、容疑者の数は最大で4人だとしている。

■ベルモフタール容疑者が主導か

 犯行声明を出した武装勢力「アルムラビトゥン」は、アルジェリア人のモフタール・ベルモフタール(Mokhtar Belmokhtar)容疑者を指導者として、2013年にアルカイダの西アフリカ支部として結成された組織。

 カタールを拠点とするテレビ局「アルジャジーラ(Al-Jazeera)」が報道した犯行声明録音では、男の声で「われわれアルムラビトゥンは、『イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic Maghreb、AQIM)』の兄弟たちとともに、ラディソンホテルにおける人質作戦を実行した」と話している。

 ベルモフタール容疑者は2013年1月にアルジェリアの天然ガス施設が襲撃され、日本人を含む少なくとも38人の人質が死亡した事件の首謀者とされ、ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏国防相によると数か国が行方を追っている。アルムラビトゥンは、アルジェリア人質事件を実行したアルカイダ系武装勢力「イスラム聖戦士血盟団(Signatories for Blood)」と、2012年にマリ北部の一部を制圧したイスラム武装勢力「西アフリカ統一聖戦運動(Movement for Oneness and Jihad in West Africa、MUJAO)」が合体して生まれた。

 仏パリ(Paris)で130人が死亡した同時テロから1週間が経ち、世界各地でイスラム過激派による襲撃事件への恐れが高まっている。【翻訳編集】 AFPBB News


ホテル襲撃、19人死亡=イスラム武装勢力か、100人以上人質―マリ
時事通信 11月21日(土)8時0分配信

 【ロンドン時事】西アフリカのマリからの報道によると、首都バマコで20日起きたイスラム過激派とみられる武装グループによる高級ホテルでの人質事件で、救出作戦を行った治安部隊は同日夕(日本時間21日未明)までに作戦をほぼ完了。
 ロイター通信によれば、マリのケイタ大統領は19人が死亡、7人が負傷したと発表した。他に武装グループ2人も死亡した。
 ただ、現場から計27人の遺体が見つかったという情報もあり、死者はさらに増える可能性がある。マリ政府高官によれば、宿泊客ら100人以上が一時人質に取られたが解放された。マリ政府は、全土に10日間の非常事態を宣言した。
 事件を受け旧宗主国フランスのルドリアン国防相は、アルカイダ系過激派組織「ムラビトゥン」指導者で、日本人を含め多数が犠牲になった2013年のアルジェリア人質事件の首謀者ベルモフタール容疑者が関与した可能性を指摘。また、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは「われわれムラビトゥンが(北アフリカで活動するテロ組織)『イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)』の兄弟たちの参加を得て人質作戦を実行した」と述べる男の音声を放送した。
 ベルモフタール容疑者はかつてAQIMの指導的地位に就いていたことがあるが、後に手勢を率いて分派を立ち上げたとみられている。たびたび死亡説が流れるが、確認されていない。
 複数の目撃者は、武装グループについて「10人以上いた」と証言している。しかし、マリ軍筋は「銃撃を受けたか自爆したかでテロリスト3人が死亡した」と主張。グループは全員で4人以上いなかったと推計している。見つかった27遺体の中に実行犯が含まれているかは明らかでない。
 20日は130人が犠牲となったパリ同時テロから1週間。イスラム過激派によるとみられるテロが立て続けに起きた背景には、パリ同時テロが世界各地のイスラム過激派を刺激し活動を活発化させている恐れも指摘される。国連の潘基文事務総長はマリの事件について「恐ろしいテロ攻撃だ」と強く非難した。
 襲われたのは米国系ホテルチェーン、ラディソンブルのホテル。フランス人、中国人、インド人らが宿泊していた。在マリ日本大使館によると、日本人の宿泊情報はない。マリ北部は12年、イスラム武装勢力に占領された。13年1月に仏軍が介入、掃討したが、武装勢力の抵抗は続いている。


過激思想が心の隙間に 普通の青年豹変 「イスラム国」参加
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 【パリ=森浩】パリ同時多発テロから20日で1週間が経過し、暗闇で銃を乱射した実行犯たちの素顔が明らかになってきた。普通の青年が突然、過激思想に目覚め、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に参加してテロリストとして養成された実態が浮かんでいる。

 ◆ブルカ着用を迫る

 「スポーツ好きで礼儀正しく、身なりもきれいだった」

 約90人が死亡したバタクラン劇場で自爆したサミ・アミムール容疑者について、周辺の住人はこう評した。育ったのはパリ郊外のドラシー。母はフェミニズムの運動家で家庭内は平穏。自身は市バスを運転する公務員だった。

 豹変(ひょうへん)したのは2013年ごろだ。アラビア語が不得手にもかかわらず、インターネットでイスラム教の説法を食い入るように見るようになり、家族の女性にブルカ(イスラム教徒の女性用の全身を覆う衣服)を着用するように迫った。

 あるとき、モスクの帰りに父にこうつぶやいたという。「ビンラーディンの誇りに触れられた」。米中枢同時テロの首謀者、ウサマ・ビンラーディン容疑者に憧憬の気持ちを示した。そしてシリアに渡り、イスラム国に参加した。

 ◆キリスト教系学校

 実行犯たちの指導的立場にあったのが、パリ近郊サンドニの銃撃戦で死亡したアブデルハミド・アバウド容疑者だ。モロッコ系ベルギー人で父親は衣料品店を経営。容疑者本人は厳格なカトリック系の学校を卒業しているという。

 信仰に興味を示していなかったが、2014年、内戦中のシリアに渡航しイスラム国に参加した。

 同容疑者はテロが起きた13日夜、パリ東部郊外モントルイユの地下鉄駅の監視カメラに写っていたという。同時テロの襲撃に加わっていた可能性が出ている。

 いわば普通の家庭に育った実行犯たち。在仏の犯罪専門家は「悩みを抱える青年期に心に隙間ができ、過激思想が入り込んできたのだろう。彼らのイスラム国加入の原因を徹底的に調べなければテロ根絶もありえない」と話した。


露、軍事行動の泥沼化危惧 地上部隊派遣に国内警戒
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン政権は、パリ同時多発テロを受けて露旅客機の爆弾テロについても公表し、報復としてシリアでの空爆作戦を強化した。ロシアはシリアのアサド政権温存を主な目的として同国に介入してきたが、より真剣に「イスラム国」に向き合わざるを得ない状況となった。プーチン政権が地上作戦に踏みきり、軍事行動が泥沼にはまることを危惧する見方が国内では出ている。

 プーチン政権は、エジプトで10月末に起きた露旅客機墜落が爆弾テロだったことを、パリ同時多発テロの情報が国民に浸透した後に発表。同時に空爆の頻度を2~3倍に高め、主要メディアを通じて「報復作戦」をアピールしている。

 ロシアの空爆はシリア西部に集中し、欧米は反体制派を標的にしていると批判してきた。旅客機テロ公表後のロシアは、イスラム国が首都と称する北部ラッカや、東部デリゾールでの成果を強調している。

 プーチン政権はまた、イスラム国掃討での国際協調の必要性をいっそう力説。国連安全保障理事会の決議を得られる「対テロ連合」形成を欧米に促し、それを通じて対露制裁緩和や国際的孤立の脱却を目指す考えだ。ただ、対テロ連携が本格的な関係改善につながるとの見方は少なく、一部識者や反政権派からは、プーチン政権が国際社会での「功」を焦り、欧米の望まない地上戦に踏み切ることへの懸念も出ている。


シリア空爆強化を クリントン氏「新段階」
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 【ワシントン=加納宏幸】来年11月の米大統領選で民主党最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は19日、パリ同時多発テロを受け、「イスラム国」掃討作戦に関しニューヨークで演説した。クリントン氏は「新たな段階に入る時だ」とし、有志連合による空爆を強化するため米軍の空爆誘導要員の派遣やシリアでの飛行禁止空域設定を主張した。

 オバマ大統領が大規模な地上部隊の派遣を否定していることに同調しながらも、同時多発テロを受けて「これは全世界による戦いであり、米国が主導しなければならない」と強調。シリア北部への飛行禁止空域の設定によってイスラム国の補給路を断ち、難民流出を防ぐべきだと訴えた。

 オバマ氏は飛行禁止空域に否定的だが、クリントン氏は掃討作戦の地上での戦況を転換し、シリア内戦の終結に向けた交渉にも有効であると断言。有志連合による空爆の増強、オバマ氏がシリアに最大50人規模で送るとしている特殊部隊の増派なども主張した。

 ロシアによるシリアへの軍事介入に関しては、イスラム国よりもシリアのアサド政権に対抗する穏健な反体制派勢力への攻撃に重点を置いているとしながらも、プーチン大統領がフランスのオランド大統領と会談することを挙げてプーチン政権の姿勢が「変化してきている」と指摘。イスラム国掃討作戦やアサド氏の退陣に向けたロシアの役割に期待を示した。


千葉港でテロ対策訓練 パリ事件受けて「より現実的」に
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 パリ同時多発テロの発生でテロに対する警戒が県内でも強まる中、千葉海上保安部は20日、千葉港の千葉中央埠頭(ふとう)(千葉市中央区)で「千葉港・木更津港テロ対策合同訓練」を実施した。同部によると、訓練は当初2020年東京五輪・パラリンピックなどに向けて計画されていたが、パリ同時多発テロを受け、急遽(きゅうきょ)、内容をより現実的なものに変更した。

 訓練では、凶悪なテロリストが現れたことを想定し、関係機関との連携の確認を行い、現場対処能力の向上を図った。南房総市の野島崎沖を航行中の国際大型旅客船からテロ集団が搭載船を盗み、千葉港沖に現れたという具体的な想定。関係6機関から約170人が参加し、水際でテロを防止するための実践訓練を行った。

 同部の巡視艇などが、発砲してくるテロ集団を追跡の末に制圧。東京入国管理局千葉出張所は、指紋や顔写真の照合により人質になりすましたテロリストを見抜いた。また、横浜税関千葉税関支署がX線検査装置を用いて発見した爆発物を、県警機動隊の爆発物等処理班が迅速に処理するなど、関係機関が連携した。

 同部の花井一浩部長は訓練後、「テロの侵入阻止には、今日の訓練のような高い対処能力と連携が重要だ」と講評。参加した木更津海上保安署の海老原岳人保安官(27)は「いつ日本もテロの標的になるかわからない。訓練を生かし、備えを万全にしておきたい」と話した。


街全体を恐怖に 複数施設を同時攻撃、ムンバイテロ参考か
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 パリ同時多発テロについて、「イスラム国」の犯行グループがインド最大の商業都市ムンバイで2008年11月に起きた同時テロ事件の手口を参考にしたとの見方が専門家の間で広がっている。複数の実行犯が駅や高級ホテルなどの民間施設を同時に襲い、市内を恐怖に陥れる手法が今回のテロに似ているためで、欧米などの警察当局は、警備の難しい大都市でのテロ阻止策に頭を悩ませている。

 欧州警察機関のウェインライト長官は19日、欧州議会で「ムンバイで起きたのと同じことが欧州で再現された」と話した。

 ムンバイでは、自動小銃や手投げ弾で武装したイスラム過激派ラシュカレトイバの構成員ら10人が市内の十数カ所を襲い、外国人を含む160人超を殺害。インドの特殊部隊が投入され、制圧まで3日を要した。

 米ブルッキングス研究所のブルース・ライデル氏は14日、ブログで「十分に武装したテロリストが、多数のソフトターゲットを同時に、かつ連続して攻撃する点」で両事件が類似していると指摘。パリのテロ犯がムンバイ事件をモデルにした可能性に触れた上で、「犯人はさらに長時間、襲撃を続けるつもりだったはずだ」との見方を示した。


マリ襲撃 仏テロに触発か オランド氏、警察50人派遣
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 【パリ=宮下日出男】新たな事件の発生で欧米諸国に再び衝撃が走った。西アフリカ・マリの首都バマコで起きた人質立てこもり事件。犯行声明を出した国際テロ組織アルカーイダ系の「血盟団」はマリで起きた複数のテロに関与した疑いがあり、パリ同時多発テロに触発されてテロに及んだ可能性もありそうだ。

 マリと歴史的な関係が深いフランスは約3年前、マリへの軍事介入に踏み切った。オランド仏大統領は20日、「あらゆる可能な手段をとる」と述べ、人質救出に全力を挙げる考えを表明。政府は精鋭の警察部隊50人を派遣した。

 人質にはフランス人も含まれているとの情報もあり、欧米メディアは救出されたとみられる人質たちの映像を繰り返し放映するなど、関心の高さを示した。

 武装グループが人質をとって立てこもったのは米国系の高級ホテル。「明らかにテロの標的となった」。現地に滞在し、ホテルをしばしば利用するというフランス人はメディアに語った。仏ラジオは「フランスだけでなく、欧米全体が標的だ」とも伝えた。

 フランスはマリの旧宗主国。マリでは2013年1月、イスラム過激派の武装勢力が中央政府と対立する北部の少数民族勢力と連携し、南部のバマコへの侵攻を図り、マリの要請を受けたフランスが軍事介入、武装勢力を掃討した。仏軍部隊は今も駐留を続ける。

 血盟団は日本人も犠牲にになった13年のアルジェリア人質事件の首謀者ベルモフタール容疑者が結成したとされる。

 バマコのレストランで3月、フランス人数人が死亡した銃撃事件や、中部セバレで8月に外国人らが犠牲になったホテル襲撃事件などで、犯行声明を出している。


シリア軍事作戦、呉越同舟の米露
産経新聞 11月21日(土)7時55分配信

 ■アサド氏処遇は/反体制派への攻撃は/米国内反対論は

 【ワシントン=青木伸行】パリ同時多発テロ後、フランスがイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対するロシアとの共同軍事行動に踏み切ったことで、シリア情勢で対立する米露の軍事協力の行方に注目が集まっている。アサド政権をめぐる根本的な相違を抱えたまま協力へと歩を進めるのか、課題は多く不透明だ。

 米露協力の行方を占うのは24日、ワシントンで行われるフランスのオランド大統領とオバマ米大統領の会談だ。オランド氏は、掃討作戦にロシアを加える「大連合」を唱え、米露協力を促す見通し。ただ、シリアの政権移行問題に関しては、アサド大統領を排除するという基本的な立場を堅持するとの見方が強い。

 元フランス国防省政策顧問のブルーノ・テルトレ氏は、米紙ウォールストリート・ジャーナルに「フランスはアサド氏が候補者になる大統領選挙を受諾しない。ロシアに戦術的な譲歩はできるが、戦略的譲歩はできない」としている。

 アサド氏の排除はオバマ氏としても譲れない一線だが、フランスの戦略はロシアとの軍事協力と、シリアの内戦や政権移行をめぐる外交解決とを、分離する動きを促す可能性もある。

 仮に、オバマ氏が「分離路線」に乗り、ロシアとの一定の軍事協力を決断する場合でも最低限、ロシアが反体制派への攻撃をやめることの担保が前提だ。国務省のカービー報道官は19日の記者会見で、政権移行へ「今後数週間での停戦合意」が先決だと強調した。停戦はロシアの攻撃を凍結させる側面を併せ持つ。

 しかし、米国内には「独裁者(ロシアのプーチン大統領)との協力は不要で、米国とNATO(北大西洋条約機構)だけで対処できる」(米人権財団のカスパロフ氏)など、米露協力への反対論がある。クリミアを併合したロシアへの警戒感と、欧米の経済制裁に苦しむロシアの国際的孤立脱却に、手を貸すことへの抵抗感は強い。

 シーア派の大国イランと連携するロシアとの協力には、スンニ派のアラブ諸国が反発しかねない。アサド氏の出身はシーア派の一派とされるアラウィ派で、同氏の排除が担保されない状況下では、オバマ氏もスンニ派諸国への困難な説得を強いられる。

 「フランスが新しい連合を望む理由はすべて、これまでの米国主導の掃討作戦が失敗だったことにある」(同紙)という論調がある中、オバマ氏は苦しい判断を迫られそうだ。

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