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2015年11月16日 (月)

フランス・パリで多発テロ、129人が死亡・15

フランスの首都パリで13日夜(日本時間14日未明)、飲食店や劇場、サッカー競技場など複数の地点で、銃撃や爆発などがおきた。劇場では観客らが人質になったと伝えられる。オランド仏大統領は同夜、テレビ演説で「前例のないテロが起きた」と断定し、国内に非常事態を宣言した。

フランス治安当局の発表では、この同時テロで129人が死亡した。

ロイター通信などによると、週末を過ごす客でにぎわう13日夜、パリ10区のレストランと近くの劇場で銃撃が起きた。目撃者の証言では、劇場内で60人程度の観客らが人質になった。劇場内からは、散発的な銃声が聞こえているという。

また、ドイツとフランスの親善試合が行われたサッカー競技場では、少なくとも2回の爆発が起きた。自爆テロとみられており、犯人とみられる2人を含む35人程度が死亡したもよう。

オランド大統領は、「われわれは結束し、断固戦う」と国民に訴えた。非常事態の宣言にともない、フランスと周辺国の国境が閉鎖された。

フランス国内では、今年1月、イスラム過激派により週刊紙本社が銃撃されるテロ事件が起き、計17人が死亡した。

オバマ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難した。

※以上、産經新聞の報道による。

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リンク:仏大使「EU内でテロの温床が育まれてきた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>修学旅行の作新学院、第1陣20人帰国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>フィギュア日本の3選手も帰国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ、世界経済に影=欧州に時期悪く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>「無事に戻れてほっと」秋田の美容学校 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>テコンドー国際大会も中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロで仏への修学旅行13校中止 - 速報:@niftyニュース.
リンク:HIS「仏観光は大打撃」…日系企業は出張禁止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フランス、「イスラム国」司令部を空爆-さらなる攻撃の脅威を意識 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発攻撃、投資家の信頼損なう可能性=ECB副総裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 黒塗りの1面で抗議と哀悼 フランス各紙が特別版…「私はパリ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリア滞在ベルギー人が首謀者か=仏捜査関係筋―パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>平和首長会議「決して許さない」声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:経済問題は脇役=テロでG20首脳会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同時テロで23人拘束=仏内相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ連続襲撃、実行犯2人をさらに特定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:COP21、治安上の問題ない=駐日仏大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ フランスへの修学旅行や研修旅行、計画見直し相次ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ犠牲者を追悼する人々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同時テロ犠牲者を追悼するパリ市民 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広がる出張自粛=日本企業、欧州各国へも―仏テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:判明の容疑者、13年にシリア渡航=仏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏当局、テロリストさらに2人を特定-パリ同時多発テロ事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時攻撃のインパクト、9.11より小さい政策余地に不安も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリのテロを受け、東京都庁舎の仏国旗色ライトアップを実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム過激派の疑い、150か所を家宅捜索 フランス - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏首相:シリア空爆を継続する、テロリストはさらなる攻撃準備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに自爆犯2人特定=仏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:COP21の民間イベント中止=仏首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フランス株下落、同時多発テロ後週明けの取引-仏軍はラッカ空爆 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 日本人学校16日、17日は休校 治安状況など考慮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロは、ISISの軍事的弱体化のしるし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:パリ攻撃は9月決断か、反転攻勢に出る「イスラム国」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:法王「神に対する冒とく」…同時テロ厳しく非難 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

仏大使「EU内でテロの温床が育まれてきた」
読売新聞 11月16日(月)20時40分配信

 ティエリー・ダナ駐日フランス大使は16日、東京都内で記者団に対し、パリ同時テロの容疑者にフランス国籍の人物やベルギー出身者らが含まれていることを踏まえ、「欧州連合(EU)内でテロの温床が育まれてきたといえる」との見解を示した。

 その上で、「欧州の若者が、シリアやイラクに渡って訓練を受けてくる。国境の検問を強化しなければならない」と述べた。

 パリで30日から始まる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)については、「(議長国として)最大限、治安に注意する」と強調した。また、「初日の首脳級会合に何か国から何人の首脳が集まるかで(会議の)成否が決まる。会議を出発点に、地球温暖化を自分たちで何とかしようという機運が生まれてほしい」と語った。


<パリ同時多発テロ>修学旅行の作新学院、第1陣20人帰国
毎日新聞 11月16日(月)20時27分配信

 同時多発テロ発生時に修学旅行などでパリにいた学生らが相次いで帰国した。

 修学旅行で滞在していた作新学院高校(宇都宮市)2年生36人と引率教諭ら5人のうち第1陣の20人は16日夕、羽田空港に着き、バスで学校に戻った。13~18日の日程だったが、ルーブル美術館などの見学を中止し、帰国を早めた。

 一行は現地時間13日午後4時半ごろパリに到着。郊外のホテルでテロ発生を知った。現場から数キロ離れており、事件の混乱は感じなかったという。14日はホテルで現地ガイドからフランスの歴史や文化の話を聞いたという。【加藤佑輔】


<パリ同時多発テロ>フィギュア日本の3選手も帰国
毎日新聞 11月16日(月)20時26分配信

 パリの同時多発テロを受け、大会途中で中止されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ、フランス杯に出場していた日本の3選手が16日、成田空港着の航空機で帰国した。選手たちはほっとした表情を浮かべたが、一方で村上佳菜子選手(21)=中京大=は「まったく状況が分からなくて、ニュースを見て、本当に大変なことになっていてとても驚いた」と振り返った。宇野昌磨(しょうま)選手(17)=愛知・中京大中京高=は「フリーがなくなったことより、たくさんの方が犠牲になった。言葉がない」と沈痛な面持ちだった。

 フランス・ボルドーで行われていたフランス杯は、13日にショートプログラム(SP)の演技を終え、14日にフリーが予定されていたが、13日夜の事件を受け、中止が決定。今井遥(22)=新潟県連盟=も含めた3選手は当初予定していたパリ経由からローマを経由する便に変更して帰国した。村上大介選手(24)=陽進堂=は現地から拠点の米国に戻ったという。【中村有花】


パリ同時テロ、世界経済に影=欧州に時期悪く
時事通信 11月16日(月)20時24分配信

 【ロンドン時事】パリ同時テロは、依然として脆弱(ぜいじゃく)な世界経済に影を落としかねない。
 とりわけ標的となったフランスを含む欧州はギリシャ債務危機の痛手から立ち直っておらず、問題が長期化すれば消費者心理などへの悪影響は避けられない。
 「テロ攻撃は、欧州にとって非常に危険な時期に起きた」―。英王立国際問題研究所のディレクター、ロビン・ニブレット氏はこう指摘する。ユーロ圏経済は最悪期を脱したとはいえ、引き続き低調だ。7~9月期の域内総生産(GDP)は前期比0.3%増と、前期の0.4%増から小幅減速。9月の失業率は10.8%と、なお高水準にある。
 欧州中央銀行(ECB)はデフレ懸念に対処するため、12月にも追加金融緩和に踏み切る公算が大きい。一方で米連邦準備制度理事会(FRB)は12月にも利上げを実施するとみられており、ドル先高観の強まりから新興国通貨が下落している。今回のテロは、不透明感の強い世界経済をさらに圧迫しかねない。


<パリ同時多発テロ>「無事に戻れてほっと」秋田の美容学校
毎日新聞 11月16日(月)20時23分配信

 ◇研修旅行中、16日午後に秋田空港に到着

 同時多発テロ発生時に修学旅行などでパリにいた学生らが相次いで帰国した。

 研修旅行中だった秋田市の県理容美容専門学校の2年生や引率者17人は16日午後、秋田空港に到着した。一行は英国を経て12日からパリに宿泊し、当初の予定通りの便で帰国した。引率した中島百合子教頭(53)によると、発生時は全員、ホテルにいたが、パトカーのサイレンの音が鳴り響くのが聞こえた。「生徒を守らなければという思いで一睡もできなかった。全員が無事に戻れてほっとした」と話した。

 佐々木実希さん(19)は、中島教頭からの連絡で事件を知り一時はパニックになったが、その後はホテルの部屋で友人とおしゃべりやトランプをして過ごした。「まさか自分の近くでこんなことが起きるなんて。多くの人が亡くなり、残念でいたたまれない」と表情を曇らせた。【山本康介】


<パリ同時多発テロ>テコンドー国際大会も中止
毎日新聞 11月16日(月)20時23分配信

 パリ同時多発テロの影響で、14、15両日にパリで予定されていたテコンドーの国際大会「フレンチオープン」が中止となっていたことが16日、全日本テコンドー協会への取材でわかった。日本からは選手・役員計19人が現地入りしていたが、全員の無事が確認されているという。

 協会からは、ジュニア部門に、中高生の男女選手6人、役員4人を派遣。11日に日本を出発し、パリに滞在していたという。13日夜にテロで急きょ、大会の中止が決定。選手団は現地時間の16日夜にパリを出発し、17日午後に成田空港に帰国する予定だという。

 また協会派遣とは別に、大東文化大などの選手・役員計9人も現地入りしていたが、いずれも無事で、一部は16日に帰国したという。【藤野智成】


テロで仏への修学旅行13校中止
2015年11月16日(月)20時15分配信 共同通信

 今月中にフランスへの修学旅行の出発を予定していた高校、専門学校のうち、パリ同時多発テロを受けて中止した学校が16日午後5時時点で、全国で13校あることが文部科学省の集計で分かった。修学旅行の延期を決めたのは3校、対応を協議中なのは6校だった。

 フランスへの修学旅行を中止したのは、今月18日に生徒185人と教員7人が出発予定だった浪速高校(大阪市)や、30日に生徒56人と教員3人が出発予定だった宇都宮文星女子高校(宇都宮市)など。一部の学校は旅行先を変更するという。


HIS「仏観光は大打撃」…日系企業は出張禁止
読売新聞 11月16日(月)20時4分配信

 パリ同時テロの影響で、仏に拠点を持つ主な日系企業が従業員の出張を禁止にするなど、影響が拡大している。

 キヤノンは16日、全社員にフランスへの出張を当面「全面禁止」とする通達を出した。仏ルノーが実質的な親会社の日産自動車は、14日深夜からパリへの新規出張を禁止している。

 マツダは年内の仏への出張自粛を決めた。資生堂は渡航自粛だけでなく、パリの事務所や仏中部の工場の従業員に不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。

 三菱東京UFJ銀行は、他の欧州諸国や中東、アフリカへの出張も、不急の場合は当面見合わせる方針を決めた。

 旅行業界では、HISの沢田秀雄会長が16日、「仏観光は大打撃を被り、影響は少なくとも数か月は続くだろう」との見方を示した。JTBの細野顕宏取締役も同日、「海外旅行(のツアー集客)にどのように波及するか、現時点では全く見通せない」と述べた。


フランス、「イスラム国」司令部を空爆-さらなる攻撃の脅威を意識
Bloomberg 11月16日(月)20時1分配信

    (ブルームバーグ):フランスはシリアにある過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点を空爆した。警察は国内5都市で強制捜査を実施。バルス首相はテロリストらが欧州でさらなる攻撃を準備していると警告した。

米国からの情報を基に仏空軍のジェット戦闘機10機が15日夕方、シリア北部ラッカにあるISの司令部などを標的に空爆。テレビ局アルジャジーラによると、警察はパリとカレー、トゥールーズ、グルノーブルおよびベルギーとの国境に近いジューモンの5都市で強制捜査を実施した。トゥールーズでは捜査対象を200人ほどのテロ対策要員が包囲。弾薬と多額の現金が発見されたという。また、テロリストの少なくとも1人は10月にシリアからの難民として欧州に入ったもようだと仏検察当局が明らかにした。

バルス仏首相はRTLラジオとのインタビューで、「『イスラム国』を壊滅させるために全面作戦を取る」と表明。「テロ作戦が準備されていたこと、再び準備されつつあることをわれわれは知っている。フランスばかりでなく他の欧州諸国も標的だ」と語った。

フランスの週刊紙「シャルリー・エブド」の襲撃事件から1年もたたないうちに再びパリがテロの標的となり、約130人が犠牲になった。トルコで開催の20カ国・地域(G20)首脳会議に集まった首脳らはテロリストグループへの対抗策を強化する決意を示した。

13日の攻撃をめぐり、これまでに少なくとも17人が拘束された。当局はブリュッセル生まれのアブデスラム・サラ容疑者(26)の拘束に向けて捜索を強化。欧州と米国の治安当局は、銃撃と自爆テロによる同時多発攻撃の計画が、欧州でも最も警戒レベルの高い都市の一つでどのように発見を免れたかの解明を急いでいる。自爆などで死亡した7人のテロリストのうち5人の身元がこれまでに特定された。

テロ実行犯が中東からの難民として欧州入りしたかどうかが調査の焦点の一つだが、現場の1カ所ではアーマド・モハンマドというシリア生まれの25歳の人物のシリアのパスポートが発見されている。ギリシャ当局によるとこの人物は10月にギリシャからバルカン半島を通ってフランスに到達していた。

原題:France Bombs Islamic State as Valls Sees Threat of
More Attacks(抜粋)
France Bombs Islamic State as Valls Warns of More Attacks (1)

記事に関する記者への問い合わせ先:パリ Helene Fouquet ;パリ Matthew Campbell ;ワシントン Del Quentin Wilber ,hfouquet1@bloomberg.net,mcampbell39@bloomberg.net,dwilber@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Alan Crawford
Andrew Roberts, Vidya Root ,acrawford6@bloomberg.net


パリ同時多発攻撃、投資家の信頼損なう可能性=ECB副総裁
ロイター 11月16日(月)19時58分配信

[フランクフルト 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は16日、パリで13日に起きた同時多発攻撃を受け、投資家の信頼感が損なわれる可能性があると警告した。

副総裁はパリでの攻撃について「われわれが既に直面していた問題すべてを悪化させる可能性がある」と述べた。「現時点では市場は落ち着いて受け止めている」とした上で、信頼感が低下する状況をもたらすかもしれないとの考えを示した。

「今後の展開が信頼感に影響を与え、リスク回避の動きが強まる可能性がある」と述べた。


パリ同時多発テロ 黒塗りの1面で抗議と哀悼 フランス各紙が特別版…「私はパリ」
産経新聞 11月16日(月)19時51分配信

 【パリ=内藤泰朗】パリでの同時多発テロを受け、フランスの主要各紙は15日、普段は休刊している日曜日に特別版を一斉に発行した。リベラシオン紙は1面に記事を掲載せず、黒塗りの壁に花がささげられている写真を1面と最終面にかけて載せた。

 写真の最終面部分には「私はパリ」と壁に貼られたメッセージがあり、テロへの無言の抗議を示した。


シリア滞在ベルギー人が首謀者か=仏捜査関係筋―パリ同時テロ
時事通信 11月16日(月)19時43分配信

 ロイター通信は16日、フランス捜査関係筋の話として、シリアに現在滞在するベルギー国籍のアブデルハミド・アバウド容疑者がパリ同時テロの首謀者とみられると報じた。
 アバウド容疑者は、過去に欧州で複数のテロ事件を計画したとされる。
 仏ラジオによると、アバウド容疑者は27歳で、ベルギーの首都ブリュッセル近郊のモレンベーク地区出身。同地区は同時テロ実行犯も住んでいたとみられている。


<パリ同時多発テロ>平和首長会議「決して許さない」声明
毎日新聞 11月16日(月)19時42分配信

 161カ国・地域の6893都市が加盟する平和首長会議(会長=松井一実・広島市長)は16日、仏パリで13日夜(日本時間14日早朝)に発生した同時多発テロについて、「我々はいかなる状況でもこのような行為を決して許さない」とする非難声明を出した。全加盟都市にメールで送信し、各国政府や市民に広くメッセージを伝えるよう依頼した。パリ市も2002年3月に同会議に加盟している。

 声明では「もし非人道兵器の極みである核兵器がテロ組織に渡った時に、世界中の都市が陥れられる恐怖は計り知れない。一刻も早く核兵器を廃絶させ、その脅威から市民は解放されなければならない」と訴えている。【石川裕士】


経済問題は脇役=テロでG20首脳会議
時事通信 2015/11/16 19:31

 【アンタルヤ(トルコ)時事】トルコ・アンタルヤで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議では、直前にパリで発生した同時テロを受け、議論の主役はテロ対策に移り、当初目的とした経済問題の討議は脇役に回った。その背景には、議長国トルコが地政学的な観点からテロ対策を重視せざるを得なかったこともある。


同時テロで23人拘束=仏内相
時事通信 11月16日(月)19時28分配信

 【パリ時事】フランスのカズヌーブ内相は16日、同時テロに関与した疑いのある23人の身柄を16日までに拘束したと発表した。


パリ連続襲撃、実行犯2人をさらに特定
AFP=時事 11月16日(月)19時13分配信

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セルビアの日刊紙ブリッツの1面に掲載された、仏パリで起きた連続襲撃事件の現場で見つかったシリア国籍のパスポート(旅券)の写真。セルビアの首都ベオグラードで撮影(2015年11月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(一部更新)フランス検察当局は16日、パリ(Paris)連続襲撃事件の実行犯をさらに2人特定したと発表した。シリア人とフランス人の男で、仏人の男は過去に「テロ」謀議で起訴されたことがあったという。

パリ襲撃現場で発見のシリア難民旅券、所有者の身元公表

 1人は、パリ郊外のスタジアム、スタッド・ド・フランス(Stade de France)の外で自爆した人物で、シリア・イドリブ(Idlib)出身のアハマド・モハメド(Ahmad Al Mohammad)容疑者とみられている。検察当局の声明によれば、遺体の近くで発見されたシリア国籍のパスポート(旅券)が本物だとの確証はまだないが、指紋を照合した結果、10月にギリシャで登録されたものと一致したという。

 2人目は、パリ郊外ドランシー(Drancy)出身で、89人が死亡したコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」での襲撃に関与したサミ・アミムール(Samy Amimour)容疑者(28)。対テロ捜査関係者には、イエメンで未遂に終わった「テロ計画の共謀により、2012年10月19日に起訴された」ことが知られており、13年に観察処分に違反したため国際逮捕状が出されていた。

 アミムール容疑者の家族は、13日の事件の前にAFPが行ったインタビューで、同容疑者は13年にシリアに渡ったと答えていた。同容疑者の家族のうち3人は16日朝、警察に拘束されている。【翻訳編集】 AFPBB News


COP21、治安上の問題ない=駐日仏大使
時事通信 11月16日(月)19時11分配信

 ティエリー・ダナ駐日フランス大使は16日、都内で記者団と懇談し、パリでの同時多発テロを受け、30日からの「国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議」(COP21)の開催に治安上の問題はないとの考えを示した。
 懸念される参加者の安全確保について、会場となるルブルジェ国際会議場が「パリ市の郊外であり、特設会場は市内から離れているので、治安が確保できる」と述べた。


パリ同時多発テロ フランスへの修学旅行や研修旅行、計画見直し相次ぐ
産経新聞 11月16日(月)19時8分配信

 パリの同時多発テロを受け、国内の高校や専門学校では、予定していたフランスへの修学旅行や研修旅行を中止したり延期するなど計画を見直す動きが相次いでいる。文部科学省によると、テロ発生後の日程で今月中に訪仏することを同省に報告していた全ての学校が計画を見直したという。

 文科省によると、修学旅行や研修旅行で海外に行く場合、同省に事前報告するよう学校側に求めている。

 今月中に出発予定だった学校を集計したところ、全22校が計画見直しを決定したことが判明。来月に出発予定の学校のうち、2校についても計画を変更したという。

 今月23~29日に2年生約50人が研修旅行に行く予定だった日本デザイナー芸術学院(名古屋市)は「万が一のことを考えて見合わせた。保護者からも心配の声が出ている」と説明した。


仏テロ犠牲者を追悼する人々
時事通信 11月16日(月)19時7分配信

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15日夜、パリ中心部のレピュブリック広場で、ろうそくで平和のシンボルをつくり、同時テロの犠牲者を追悼する人々。


同時テロ犠牲者を追悼するパリ市民
時事通信 11月16日(月)19時6分配信

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15日夜、同時テロの犠牲者を追悼するためパリ中心部のレピュブリック広場に集まる市民。


広がる出張自粛=日本企業、欧州各国へも―仏テロ
時事通信 11月16日(月)19時0分配信

 パリ同時テロを受け、フランスに拠点を置く日本企業では16日、日本から同国や欧州への出張を自粛する動きが拡大した。
 三菱化学や三菱樹脂などは同日、日本からフランスへの出張を当面禁止し、欧州各国への出張も自粛するよう社員に指示した。リコーはフランス全土、新日鉄住金はパリへの出張を当面見合わせることにした。
 三菱東京UFJ銀行、富士通は不要不急のフランス出張を自粛するほか、マツダは今年末まで同国への渡航を制限する。サッポロホールディングスは、プライベートで渡仏する場合でも、事前に報告するよう社員に呼び掛けた。
 グループ内の複数の社員がフランスに出張している東芝や伊藤忠商事は、出張者に不要不急の外出を控えるよう注意喚起。日立製作所は現地駐在員に対し、外出を控え、安全確保に注意するように伝えた。
 トヨタ自動車はパリ市内の自動車販売店を14、15両日休業したが、16日には営業を再開。一部店舗で休業していたファーストリテイリングも同日、市内の「ユニクロ」6店の営業を通常通り始めた。資生堂は同市内の化粧品店を14日から休業しており、再開は「未定」としている。


判明の容疑者、13年にシリア渡航=仏
時事通信 11月16日(月)18時55分配信

 【パリ時事】仏同時テロの自爆犯として16日、新たに身元が判明したサミ・アミムール容疑者(28)の親族がAFP通信に対し、同容疑者が2013年にシリアへ行っていたと明らかにした。


仏当局、テロリストさらに2人を特定-パリ同時多発テロ事件
Bloomberg 11月16日(月)18時51分配信

    (ブルームバーグ):フランスの検察当局は、13日のパリ同時多発テロ事件の実行犯さらに2人の身元を特定した。1人は先月にギリシャから欧州に入ったことが強く示唆されるという。

パリ北郊の競技場「スタッド・ド・フランス」で見つかった自爆テロ実行犯の遺体と、ギリシャ当局が10月に難民として登録した人物との指紋に一致が見られたと、パリの検察当局が電子メールで発表した。アーマド・モハンマドというシリア生まれの25歳の人物のシリアのパスポートも競技場で発見されているが、パスポートの真偽はまだ確認されていないという。

当局はパリ東部のバタクラン劇場での攻撃に加わった1人についても、サミー・アミムールと特定。この人物は28歳で、2012年のイエメンでのテロに関連して捜査対象となったことがある。

これで、13日の攻撃で死亡した7人のテロリストのうち5人の身元が特定された。

原題:France Identifies Two More Assailants in Paris Terror
Attacks(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:パリ Matthew Campbell ,mcampbell39@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Vidya Root ,vroot@bloomberg.net


パリ同時攻撃のインパクト、9.11より小さい政策余地に不安も
ロイター 11月16日(月)18時34分配信

[東京 16日 ロイター] - パリ同時多発攻撃を受けた週明けの東京市場で、日本株やドル/円<JPY=EBS>は下げ渋った。現時点で市場インフラや世界経済への影響は限定的とみられているためだ。

しかし、各国が協調利下げに動いた2001年9月の米同時多発攻撃当時と比べ、政策発動の余地は小さい。深刻なリスクオフムードが強まっているわけではないが、政策期待のリスクオンも広がりにくい状態となっている。

<市場インフラへの影響みられず>

今回の事件が与えたショックは、01年9月11日の米同時多発攻撃を思い起こさせたが、金融市場の反応は比較的落ち着いている。

16日の市場で、日経平均<.N225>は、朝方300円安まで売られたものの、終値では203円安まで下げ幅を縮小。ドル/円も122円前半で下げ渋っている。一時、0.3%を割り込んだ10年長期金利<JP10YTN=JBTC>も再び大台に戻した。

米同時多発攻撃の翌日、01年9月12日の日経平均は682円安(6.4%)と急落。ドル/円も約1週間半でそれまでの121円付近から、115円後半まで下落した。当時と比べると市場のリスクオフの度合いは現時点では小さい。

「9.11」との違いの1つは、市場インフラへの影響がほとんどなかった点だ。

米同時多発攻撃では、一部の金融機関のホストコンピューターが被害に遭うなど、金融インフラに大きな影響があった。

ワールドトレードセンターおよびその周辺には主要な国債ブローカーやクリアリング銀行があり、米プライマリーディーラーによる国債取引高は通常の8割以下まで低下。国債を担保として借りることができなくなり、ドル調達コストも上昇。世界の金融マーケットは大きく混乱した。

<高まりにくい政策期待>

今回は実体経済への悪影響も限定的とみられている。16日の東京株式市場では、空運株が下落率トップ。観光業などへの悪影響が警戒された動きになったが、市場では「これで企業が設備投資をやめるということにはならないだろう。現時点ではグローバル経済への影響は限定的」(外資系証券エコノミスト)との見方が多い。

01年、既に減速していた米国経済は、同時多発テロの発生によって多大な被害を受けた。航空・保険・観光業界等への直接的影響だけでなく、消費者心理の冷え込みによって個人消費が減少、企業の設備投資も鈍化した。航空業界や観光業界等で解雇が相次ぎ、9月以降の失業率は大幅に上昇した。

このため、米連邦準備理事会(FRB)は01年9月17日に緊急利下げを実施。欧州中央銀行(ECB)、カナダ、スウェーデン、スイスも同日に協調利下げを行った。市場のセンチメントは回復し、米ダウ<.DJI>は11月には同時攻撃前の水準を回復した。

しかし、今回は、市場や経済への影響が限定的であるゆえに、政策期待も高まりにくいかもしれない。

FRBは12月の利上げを視界に入れているが、「米国や世界経済に対する影響が限定的である限り、金融政策判断に対する影響は大きくない」(シティグループ証券・チーフエコノミスト、村嶋帰一氏)とみられている。また、ECBが12月に追加緩和を決定するとの見方が市場でほぼコンセンサスになっており、今回の件で何か新しい政策期待が加わるわけではない。

<日米欧の乏しい追加緩和余地>

各国中銀は、これまでの超金融緩和策によって、今後取り得る政策の選択肢はそれほど多くはない。それゆえ金融緩和の度合いが引き上げられるとの期待も、高まりにくいのが現状だ。

2001年当時は、まだ下げられる金利があった。同時多発攻撃前の米国のフェデラルファンド(FF)金利は3.50%、ECBの政策金利も4.25%あった。大胆な政策対応が十分可能なレベルだったが、今は欧米ともほぼゼロ金利だ。

日銀は、01年9月18日、1)日銀当座預金が6兆円を上回ることを目標とした資金供給を実施、2)公定歩合を0.15%から0.10%に引き下げ、3)補完貸付制度の利用上限日数の引き上げを決定した。今はマネタリーベースを年間80兆円のペースで増加させる政策(当座預金は16日で247兆2000億円の見込み)をとっており、隔日の感がある。

今回のパリ同時攻撃によるグローバル経済への影響が限定的とみられているのは、「フランスの観光客が減っても、そこで使わなくなったお金は、他の地域で消費される」(外資系証券エコノミスト)との見方があるためだ。しかし、他国に問題が波及すれば、01年の米国のように消費者心理自体が大きく落ち込みかねない。そのときの政策対応余地は14年前と比べ小さくなっている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、重見吉徳氏は「今は市場や経済への悪影響が限定的とみられているが、同時攻撃が他国に広がれば、様相は一変するかもしれない」と指摘。相場トレンドの転換点になりかねないと警戒感を示している。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)


パリのテロを受け、東京都庁舎の仏国旗色ライトアップを実施
THE PAGE 11月16日(月)18時29分配信

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ライトアップされた都庁舎(発表資料より)

東京都は、11月13日(金)(現地時間)に発生したパリのテロ事件を受け、犠牲者と家族に追悼と連帯の意を表するため、都庁舎のライトアップを始めた。

ライトアップは、11月15日(日)から開始。17日(火)まで、17時00分から23時00分まで。

都庁舎のほか、都立駒沢オリンピック公園オリンピック記念塔(東京都世田谷区駒沢公園1-1)でもライトアップする。


イスラム過激派の疑い、150か所を家宅捜索 フランス
AFP=時事 11月16日(月)18時25分配信

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仏パリの連続襲撃事件から2日が経過したレピュビュリック広場で警戒する警察官(2015年11月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)での連続襲撃事件を受け、仏警察当局はこれまでに全国150か所以上で、イスラム過激派とみられる人物を対象とした家宅捜索を行った。マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相が16日、発表した。

【写真特集】犠牲者の追悼続く、パリ連続襲撃

 パリの警察筋によると、16日の夜明け前にはパリ郊外ボビニー(Bobigny)を含む全国「数十か所」で家宅捜索が実施された。

 また南東部リヨン(Lyon)では13件の家宅捜索が行われ、5人が逮捕されたほか、ロケット弾発射装置1基、カラシニコフ銃1丁、複数の防弾チョッキや拳銃、戦闘用装備などの武器が押収された。

 さらに南部トゥールーズ(Toulouse)で少なくとも3人、アルプス地方のグルノーブル(Grenoble)でも少なくとも6人が逮捕され、銃や現金が押収されたと、それぞれ地元当局やメディアが伝えている。

 129人が死亡、350人以上が負傷した13日の連続襲撃事件後、フランスでは非常事態が宣言され、警察の捜査権限が拡大されている。【翻訳編集】 AFPBB News


仏首相:シリア空爆を継続する、テロリストはさらなる攻撃準備
Bloomberg 11月16日(月)18時18分配信

  (ブルームバーグ):フランスのバルス首相は16日、RTLラジオとのインタビューで、シリア空爆では意図した標的を攻撃したと述べた。

フランスは空爆を継続し、過激派組織「イスラム国」(IS)は壊滅するだろうと同首相は言明した。テロリストらはフランスおよび欧州他国でさらなるテロ攻撃を準備しているとも語った。

原題:France’s Valls Says Syria Air Strikes Will Continue(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:パリ David Whitehouse ,dwhitehouse1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Phil Serafino ,pserafino@bloomberg.net


新たに自爆犯2人特定=仏
時事通信 11月16日(月)18時11分配信

 【パリ時事】AFP通信によると、仏検察は16日、新たに自爆犯2人の身元を特定した。
 うち1人はシリア出身という。


COP21の民間イベント中止=仏首相
時事通信 11月16日(月)18時9分配信

 【パリ時事】フランスのバルス首相は16日、パリで30日に開幕する国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の際に民間団体などが実施するコンサートなどは中止し「協議だけに専念する」と述べた。


フランス株下落、同時多発テロ後週明けの取引-仏軍はラッカ空爆
Bloomberg 11月16日(月)18時4分配信

    (ブルームバーグ):13日のパリ同時多発テロ事件後の週明け16日朝の取引でフランス株式相場は下落。

フランスの株価指数、CAC40指数はパリ時間午前9時6分(日本時間午後5時6分)現在、 前週末比0.9%安で取引されている。13日の同時多発テロを受け、仏空軍は15日、シリア北部ラッカの過激派組織「イスラム国」(IS)司令部を爆撃した。

原題:French Stocks Drop, Dragging Europe Shares Lower,
After Attacks(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Sofia Horta e Costa ,shortaecosta@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Cecile Vannucci ,cvannucci1@bloomberg.net


パリ同時多発テロ 日本人学校16日、17日は休校 治安状況など考慮
産経新聞 11月16日(月)17時51分配信

 【パリ=森浩】パリ同時多発テロを受け、パリ日本人学校は16、17日の両日を休校とする。

 文部科学省などによると、日本人学校はパリ市街から20キロほど西にあり、事件現場からも離れているが、「パリ市街地から通ってくる児童・生徒も多く、治安状況などを考慮して決めた」(文科省)という。授業再開の日程は状況を見て判断するという。

 パリ日本人学校はフランス国内では唯一の日本人学校で、児童・生徒数は11月14日時点で200人。


パリ同時テロは、ISISの軍事的弱体化のしるし
ニューズウィーク日本版 11月16日(月)17時42分配信

 先週のパリ同時多発テロは、120人以上の犠牲者を出しただけではない。我々が知る「テロ」の概念が終わったことを示している。イスラム過激派がヨーロッパの一般市民を標的にしたテロはこれまでに何度もあった。しかし今回のように、連続攻撃によって無数の市民が殺害されたのは初めてだ。

 2002年にモスクワの劇場でチェチェンの武装勢力が観客を人質に取った事件は、こうした無差別テロの最初の事件として分類できる。ただこの事件では、死亡した人質のほとんどの死因はロシア政府軍の特殊部隊が使用した「無力化ガス」によるものだった。

 多くの専門家や政府関係者は、今回のテロを、過激派組織ISISが支配地域を越えて世界中でテロ攻撃を実行できるグローバルな組織に変貌した証しだと解釈するだろう。確かに新しいISISを、国際テロ組織アルカイダの前例に照らして見ることは可能だ。

4つの核保有国を相手に

 ただISISが中東以外の国でのテロに関与したのはこれが初めてではない。今年6月、チュニジアのリゾートビーチでISIS傘下の戦闘員が、欧米の観光客を中心に39人を銃撃して殺害した。アルカイダと対照的にISISはこれまで、中東のスンニ派国家の支配階層に標的を絞ってきた。

 ISISによる新たな「聖戦」は、アルカイダのそれよりはるかに狭い。ISISの目的は領土の獲得だ。現地に精通し、強固な決意と高い意欲を持つ戦闘員がそろった武装勢力でなければ達成できない。

 実のところ、今回の同時多発テロは、そんなISISの弱さと焦りを表している。レストランやコンサートホールを攻撃したのは、警備の堅い「ハード」な標的への攻撃能力が不足しているからだ。組織的な連続攻撃とは裏腹に、ISISは実は軍事的に追い込まれている。

 ISISに対抗する同盟勢力には、今や4つの核保有国(アメリカ、ロシア、フランス、イギリス)が加わり、トルコ、イランという中東の2つの大国も名を連ねている。

 ISISはその領土を失い、そしてこれからさらに失う情勢にある。指導層が「攻撃は最大の防御」という戦略に手を伸ばしたのはそのためだ。

 ISIS指導層には高等教育を受けた欧米出身者が含まれている。市民をテロの標的にすればその効果が高いことをよくわかっている。04年にスペインのマドリッドで発生した列車爆破テロでは、世論が外交政策を動かした。犠牲は約200人にのぼり、スペイン政府はイラク派兵からの撤退を決めた。これはアルカイダにとっては予想外の勝利で、ISISのような後発の武装勢力もこれに学んだ。

 しかしISISは、フランスのような大国がスペインと同じくテロを理由に中東から手を引くと信じてはいないだろう。ISISの指導層は、フランス社会が過去の同様の状況で驚くべき回復力と団結力を見せたことをよくわかっている(90年代にアルジェリアのイスラム過激派組織がフランス国内で連続テロを実施したときもそうだった)

 もしフランスの中東政策に影響を与えるのが目的でないとすれば、おぞましいテロの背後にある戦略目標は何なのか。

 パリ攻撃は、何より自分たちの「国」に見せるためのものなのだ。アメリカ率いる有志連合との戦いに勝ち目がないことを誰より知っているISIS(つい数日前には、クルド人部隊にイラク北部の要衝シンジャールを奪われたが、奪還する力もない)は、自らの支配地域での支持を固めるためにパリを攻撃した。

欧米にとってISは現実の脅威ではない

 IS指導者は今、軍事的ではなく政治的に思考している。他の過激派組織と同じく、ISISも民衆からの支持を維持したいと思っている。パリで同時多発テロを起こすことによって、ISは遠く離れた場所でも欧米人を「罰する」能力を誇示した。プロパガンダのため、そしてより大きな支持を集めるために。

 要するにそれは、「自国」で生き残るためのグローバル戦略だ。アイルランド共和軍(IRA)は80年代に似たような戦略をとった。イギリスからの独立を勝ち取るため、ヨーロッパ大陸でイギリス軍兵士や一般市民を殺したのだ。

 パリでいかに残虐な無差別殺人が行われようと、欧州各国はISISが現実の脅威ではないことを思い起こさなければならない。冷戦下のソ連と違い、ISISには西側の民主主義を破壊するほどの軍事力はない。それでも、寛容や平等といった西側の自由主義的価値観を揺るがして政治的な勝利を得ることはできるかもしれない。

 ISISは、欧州諸国が軍事行動を起こし、西欧とイスラムの間に新たな暴力の循環が始まることを望んでいる。9・11とアメリカの経験からフランスと欧州諸国が学ぶべきものがあるとすれば、それは均衡の大切さだ。フランス政府と欧州諸国は、テロ容疑者を法に従って裁かなくてはならない。一部の政治家から中東にもっと軍隊を送れ、という声が出るのは確実だが、そうしたところで新しいテロ攻撃は止められまい。

 軍隊や警察力による対応だけでもだめだ。ISISの新兵勧誘の土壌になっている、底辺の人々を社会に取り込む新しい政策が必要だ。それができて初めて、悪夢の聖戦士を葬り去ることができる。

*筆者はロンドン大学キングズ・カレッジ防衛研究所上級講師


焦点:パリ攻撃は9月決断か、反転攻勢に出る「イスラム国」
ロイター 11月16日(月)17時30分配信

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 11月15日、過激派組織「イスラム国」がシリアとイラクの支配地域で米国などから軍事的反撃を受けるなか、9月にフランスやその他の地域への攻撃を決断した可能性がある。パリで14日撮影(2015年 ロイター/Christian Hartmann)

[ベイルート 15日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」がシリアとイラクの支配地域で米国などから軍事的反撃を受けるなか、9月にフランスやその他の地域への攻撃を決断した可能性がある。

フランス軍、「イスラム国」拠点を空爆 同時攻撃受け最大規模に

シリア国内にいるイスラム国戦闘員の1人は、同組織のアブ・モハメド・アドナニ報道官が海外での活動を指示していたと話す。

「活動を開始するよう文書で2カ月前に指示があった。レバノンやフランス、その他の地域はすべて作戦の一部に含まれていた」と、この戦闘員はソーシャルメディアを通じて語った。

イスラム国は、13日に仏首都パリで発生し、少なくとも132人が死亡した同時多発攻撃について、フランスによる空爆への報復として実施したとする犯行声明を出した。

その前日には、レバノンの首都ベイルート郊外で2件の自爆攻撃を行い、43人の犠牲者を出した事件で犯行声明を出している。現場は、シリアでイスラム国と戦うイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点地区だった。

イスラム国はまた、乗客乗員224人が死亡した10月31日のロシア機墜落でも犯行声明を出している。ロシアはシリアの同組織に対し、独自に空爆作戦を開始していた。

また2人のトルコ治安筋は15日、ロイターに対し、当局が拘束した英国人が、パリで起きたような攻撃をイスタンブールでも計画していた可能性があると語った。

イスラム国はサウジアラビア、米国、ロシアも攻撃すると警告している。

<外国での作戦組織>

イスラム国の組織は複雑であり、秘密裏に運営されている。大まかに言えば、アブ・バクル・バグダディ容疑者がイスラム共同体の指導者「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」として組織の頂点に立ち、その下に強力な権限を持つ同容疑者の代理が存在する。また、軍事的・宗教的指導者らから成る評議会があり、同容疑者に戦略や軍事計画についてアドバイスを行っている。

イスラム国は、欧州を含む世界各地から多くのジハーディスト(聖戦主義者)志願者を引きつけているが、一部の欧州諸国による治安強化により、同組織の支配地域への流入が妨げられている。

その対抗策として、イスラム国は中東にある拠点から志願者たちに接触し、「一匹オオカミ」として、もしくは小さな集団を形成して自身が居住する国で独自に攻撃を実行するよう奨励している。

イスラム国戦闘員の1人によれば、休眠している下部組織同士は連絡を取り合わないが、「海外作戦」を指揮する特別組織の攻撃命令には応じるという。

この特別組織の責任者についてはほとんど知られていない。この戦闘員によると、同責任者はヨルダン国籍でシリアとイラクの指導部と緊密に連携し、両国を往来している人物だと語った。この責任者はニックネームでしか知られていないという。

米ニューヨーク・タイムズ紙が欧米当局者らの話として伝えたところによると、パリの容疑者らは実行前にシリアのイスラム国メンバーと通信していたという。

<フランス人の傲慢さを忘れない>

イスラム国戦闘員たちは、パリへの攻撃は組織内の士気を高めたと話す。同攻撃の前には、支配下に置いていたイラク北部の都市シンジャルのほか、シリアにあるイラク国境沿いの戦略的都市を失っていた。

シリア政府軍もロシア軍の空爆やヒズボラの支援を受け、軍事基地を奪還していた。

イスラム国は西側諸国内での攻撃をたびたび示唆するが、同組織の支持者たちは、イスラム教徒を差別しているためだとして、フランスとの戦いはとりわけ優先順位が高いと語る。

「これは始まりにすぎない。われわれはマリで味わった苦しみやフランス人の傲慢(ごうまん)さを絶対に忘れない」と、シリアにいる戦闘員は、西アフリカのマリ共和国でイスラム系武装組織に対して行われた仏主導の軍事行動に言及し、このように述べた。

<高まる反欧米感情>

仏当局によると、13日の事件は3つの編隊が組織的にバーやコンサートホール、スタジアムを襲撃。国境をまたいだ捜査が進むなか、検察当局は今回の事件について、仏国内のほか、中東、ベルギー、ドイツなど多国籍が絡んだ組織が関与したとみている。

米国主導の有志連合のほか、今ではロシアも軍事作戦を開始しており、イスラム国は一段と強化される反撃に苦しんでいる。

トルコもまた、外国人戦闘員がイスラム国支配地域に流入するのを阻止するため、国境警備を強化するよう国際社会から圧力を受けている。

米国主導の有志連合がシリアとイラクのイスラム国支配地域に空爆を始めてから、同組織の支持者たちの反欧米感情は劇的に高まった。そうした態度は今後も変わらないと彼らは話す。

「われわれはイデオロギーに基づいて行動している。イデオロギーをどうやって倒すのだ。もしくは信奉者である人をどうやって負かすというのだ。われわれ真のイスラム教徒に対する戦いが激しくなるほど、われわれの信仰やカリフ国家への献身も強まる」と、ある支持者は語った。

「(イスラム)国は明日何をするかは語らない。だが、罰を受けるのは世界であり、そうなるだろうと世界に向けて発信したのだ」

(Mariam Karouny記者 翻訳:伊藤典子 編集:新倉由久)


法王「神に対する冒とく」…同時テロ厳しく非難
読売新聞 11月16日(月)17時25分配信

 【ローマ=青木佐知子】ローマ法王フランシスコは15日、パリ同時テロについて、「暴力と憎悪の道は人類の諸問題を解決しない。神の名の下に、この道を正当化するのは神に対する冒とくだ」と述べ、厳しく非難した。

 バチカンで開かれた日曜恒例の祈りの集会で述べた。

 法王は、集まった数万人の信者らに対し、「いかにして人間の心が、世界中を震撼(しんかん)させるような恐ろしい行いを計画し、実行することができたのか」と語り、テロ犠牲者のための祈りを呼びかけた。法王は、中東でのイスラム過激派によるキリスト教徒の迫害など、宗教を理由にした暴力を繰り返し批判している。

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