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2015年11月15日 (日)

フランス・パリで多発テロ、120人以上死亡・7

フランスの首都パリで13日夜(日本時間14日未明)、飲食店や劇場、サッカー競技場など複数の地点で、銃撃や爆発などがおきた。劇場では観客らが人質になったと伝えられる。オランド仏大統領は同夜、テレビ演説で「前例のないテロが起きた」と断定し、国内に非常事態を宣言した。

少なくとも120人が死亡した。AP通信がフランス治安当局の話として伝えた。

ロイター通信などによると、週末を過ごす客でにぎわう13日夜、パリ10区のレストランと近くの劇場で銃撃が起きた。目撃者の証言では、劇場内で60人程度の観客らが人質になった。劇場内からは、散発的な銃声が聞こえているという。

また、ドイツとフランスの親善試合が行われたサッカー競技場では、少なくとも2回の爆発が起きた。自爆テロとみられており、犯人とみられる2人を含む35人程度が死亡したもよう。

オランド大統領は、「われわれは結束し、断固戦う」と国民に訴えた。非常事態の宣言にともない、フランスと周辺国の国境が閉鎖された。

フランス国内では、今年1月、イスラム過激派により週刊紙本社が銃撃されるテロ事件が起き、計17人が死亡した。

オバマ米大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難した。

※以上、産經新聞の報道による。

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リンク:パリ襲撃事件、実行犯の父親と兄を拘束 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロンドン郊外の空港で避難騒ぎ、仏人男が銃所持の疑い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同時テロ、世界経済の不安材料に…東京株下落も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ受け警戒強化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:30分間に7カ所襲撃=パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:追悼する市民ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ犠牲者悼み献花=パリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 日産、パリへの社員の渡航禁止 パリ近郊に拠点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ISISが犯行声明、ベルギーで逮捕者 パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:30分間に7カ所襲撃=3チームで分刻みの犯行―パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フィギュア=フランス杯、パリ同時攻撃で中止に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:試合中に爆発音 フランスW杯競技場で“悪夢の一夜” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「100m先で機関銃 街全体パニック」近藤拓実君 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フランス大統領のイスラム国「犯行声明」見方は尚早 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:襲撃直前、コンサート会場内の写真 パリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:襲撃受けたホールから脱出する人々、仏紙記者がスマホで撮影 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリア情勢 来年1月までに直接交渉 アサド政権と反体制派 多国間外相協議で一致 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ現場近くでバラを手向ける女性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロの犠牲者を悼む男女 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時多発テロ 容疑者、ギリシャ離島から欧州入りか 発見のシリア旅券でギリシャ政府確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<パリ同時多発テロ>過激主義に屈するな - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ルーブル・凱旋門・エッフェル塔…一斉に閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ連続襲撃、現場にシリア難民の旅券 「3チームに分かれ襲撃」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者3人、身元判明=現場にシリア難民の旅券―3グループで犯行か・パリ同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 修学旅行の作新、全員の無事確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」、高度に組織化、異文化標的 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 犯人は容赦なく乱射 無差別「まるで戦場」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 旅行会社、ツアー中止相次ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 国内に共犯、揺れる仏 厳戒すり抜け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 米、G20で結束提起へ 有志連合の空爆に拍車 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 首相「断固非難」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ サミット・五輪に暗雲…狙われたソフトターゲット - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 卑劣犯行に世界が怒り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ同時テロ 各国首脳が声明 仏国民への連帯表明「できる限りの支援を」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

パリ襲撃事件、実行犯の父親と兄を拘束
AFP=時事 11月15日(日)11時37分配信

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パリ連続襲撃事件を受け、ライトアップを中止したエッフェル塔付近で警戒に当たる警官ら(2015年11月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】13日夜にパリ(Paris)で起きた連続襲撃事件で、警察は14日、コンサートホール「バタクラン(Bataclan)」で銃を乱射した実行犯1人の父親と兄を拘束し、それぞれの自宅を家宅捜索した。捜査状況に詳しい関係者がAFPに語った。

パリ連続襲撃、ベルギーで数人拘束 容疑者使用の車と関連

 この実行犯はバタクランで遺体となって発見され、29歳の仏国籍の男と判明した。父親の自宅はパリから東に約130キロ離れたロミイシュルセーヌ(Romilly-sur-Seine)という小さな町に、34歳の兄の自宅はパリの南に位置するエソンヌ(Essonne)県にある。

 これに先立つ同日、パリ検察のフランソワ・モラン(Francois Molins)検事が語っていたところによると、この実行犯はイスラム過激派に近い人物として警察に把握されていたものの、これまでテロ捜査の対象にはなっていなかったという。

 一連の襲撃はイスラム過激派の犯行とみられ、少なくとも129人が死亡、352人が負傷する仏史上最悪の事態となった。負傷者の多くは深刻な容態にある。【翻訳編集】 AFPBB News


ロンドン郊外の空港で避難騒ぎ、仏人男が銃所持の疑い
CNN.co.jp 11月15日(日)11時36分配信

(CNN) ロンドン南郊のガトウィック空港で14日、銃を処分しようとしていたとみられるフランス人の男が拘束され、利用客らが一時避難する騒ぎがあった。

警察によると、前夜にパリで同時多発テロが起き、当局が警戒を強めるなかでの出来事だった。

同日午前9時30分頃、男が「不審物」を捨てていたとの目撃情報を受けて警察が出動した。

居合わせた旅行者の話によると、警察は同空港にある南北2つのターミナルのうち北ターミナルから利用者数百人を退去させ、建物から約100メートル離れた場所まで避難させた。

地元警察は声明で「私物と銃のような物を押収し、検査に回した」と発表した。

パリの南西約175キロに位置するバンドーム出身の男(41)がその場で逮捕された。チェックインや手荷物検査は済ませていなかったという。

警察幹部によると男は取り調べを受けているが、不審な行動を取った意図などはまだ判明していない。


同時テロ、世界経済の不安材料に…東京株下落も
読売新聞 11月15日(日)11時24分配信

 パリで13日に起きた同時テロは企業や個人の経済活動を萎縮させ、世界の金融市場に悪影響を与える可能性がある。

 世界経済は中国の景気減速や米国の利上げなど懸案を抱えており、今回のテロは新たな不安材料となりそうだ。

 「短期的に300円程度、値下がりする可能性がある。物流が滞り、欧州全体の景気回復が遅れるだろう」。大和証券の木野内栄治氏はテロの影響をこう予想する。

 過去の大規模なテロ事件は、株価の下落につながった例が多い。2001年の米同時テロの際は日経平均株価(225種)が約680円下落した。

 東京株式市場は国内企業の中間決算が好調だったことや為替相場で円安が進んだことが好感され、日経平均は11月4~12日まで7営業日続けて上昇していた。直近では1万9700円近くまで上昇し、「近く2万円台を回復する」(アナリスト)との見方が出ていたが、テロが回復基調に水を差す可能性がある。


仏テロ受け警戒強化
時事通信 11月15日(日)11時12分配信

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パリで起きた同時テロ事件を受け、欧州各国は14日、緊急会合で自国内のテロ警戒レベル引き上げを検討するなど対応に追われた。写真はパリ郊外のシャルル・ドゴール国際空港で、警戒に当たる兵士。


30分間に7カ所襲撃=パリ同時テロ
時事通信 11月15日(日)11時12分配信

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パリ検察のモラン検事は14日の記者会見で、同時テロの推移を分刻みで説明した。実行犯は三つのチームに分かれ、競技場とレストラン、バタクラン劇場をそれぞれ襲撃。30分余りの間に7カ所を立て続けに襲った。


追悼する市民ら
時事通信 11月15日(日)11時12分配信

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14日夜、パリのレピュブリック広場で、同時テロ犠牲者を追悼する市民ら


テロ犠牲者悼み献花=パリ
時事通信 11月15日(日)11時12分配信

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パリ同時テロから丸1日となった14日夜、市中心部レピュブリック広場には市民ら数百人が集まり、献花したりろうそくに火をともしたりして犠牲者を追悼した。


パリ同時多発テロ 日産、パリへの社員の渡航禁止 パリ近郊に拠点
産経新聞 11月15日(日)11時8分配信

 パリ中心部の劇場などが襲撃された同時多発テロを受け、日産自動車は15日、パリへの社員の渡航を禁止したことを明らかにした。社員らの安全確保を優先する。現地に滞在中の約100人の出張者については、必要最低限の移動にとどめるなど注意を呼びかけている。

 テロ発生後、日産は提携する仏自動車大手ルノーと協力し、現地での情報収集や危機管理対応にあたっている。

 日産はパリ近郊に欧州法人の拠点があり、日本人を含む約450人が勤務している。今のところ、出張者を含め、テロの被害にあったなどの情報は入っていないという。


ISISが犯行声明、ベルギーで逮捕者 パリ同時テロ
CNN.co.jp 11月15日(日)10時53分配信

パリ(CNN) パリ中心部で13日夜に発生した同時多発テロで、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が14日、犯行声明を出した。ベルギーではこの事件に関連する初の逮捕者が報告されている。

パリ市内のコンサートホールや飲食店、郊外のサッカー競技場など6カ所が攻撃され、仏当局によると129人が死亡、352人が負傷した。負傷者のうち99人は重傷とされる。

コンサートホールでは少なくとも80人が死亡した。仏内務省は当初、ホールでの死者数を100人以上と発表したが、その後パリ検察が「80人前後」と訂正した。

ISISはインターネット上の声明で、ベルトに爆発物を装着し機関銃で武装した実行犯8人が、パリ市内で狙いを定めた複数の標的を攻撃したと述べた。

オランド仏大統領は14日未明、一連の攻撃を「戦争行為」と非難。「戦いは我々が主導する。容赦しない」と語った。大統領はテロが国外で計画されたとの見方を示し、ISISの犯行と断定した。

犯行声明の真偽は確認されていないが、米情報当局高官がCNNに語ったところによると、米政府もISISの犯行であることに「疑いの余地はない」との立場を示している。

ベルギー司法省の報道官によると、パリの現場付近から首都ブリュッセルで貸し出されたレンタカーが見つかったことを受け、同市郊外で家宅捜索が行われた。欧米の情報筋がCNNに語ったところによると、民家3軒が捜索の対象となった。

またパリの検察官は、現場のコンサートホールで実行犯らが使ったレンタカーを借りていた男がベルギー国境で拘束されたことを明らかにした。男はベルギーに在住するフランス人で、拘束時には別の車を運転し、ほかに2人が同乗していたという。

同検察官はさらに、コンサートホールで死亡した実行犯の1人はパリ南郊に住む30歳のフランス人であることが、指紋から判明したと述べた。この人物は犯罪歴があり、2010年に過激派思想に転向したとされるが、テロの罪に問われたことはなかったという。

仏メディアが警察筋の話として伝えたところによると、サッカー競技場前で見つかった実行犯2人の遺体の近くで、シリアとエジプトのパスポートがそれぞれ見つかった。同情報筋は、いずれも偽造パスポートの可能性が高いとの見方を示した。

仏当局は公共交通機関やパリ中心街で警戒態勢を敷いている。国内の空港は離発着を続けているが、欠航を決めた航空会社もある。一部の航空会社は、パリへの渡航を自主的に中止した乗客らへの返金に応じている。

パリ市当局によると、市内では事件後、多くの市民らがソーシャルメディアを通じて、自宅を被害者らに開放すると呼び掛けた。

ローマ法王フランシスコは14日、「断片的に起きている第3次世界大戦」の一部だと述べて犯行を非難した。

オバマ米大統領はオランド大統領と電話で会談して弔意を表し、世界各国と協力してテロに打ち勝つことを誓い合った。

犠牲者の中には少なくとも1人の米国人がいることが分かった。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の学生で、パリに1学期間滞在してデザインを学んでいたという。


30分間に7カ所襲撃=3チームで分刻みの犯行―パリ同時テロ
時事通信 11月15日(日)10時49分配信

 【パリ時事】パリ検察のモラン検事は14日の記者会見で、同時テロの推移を分刻みで説明した。
 実行犯は三つのチームに分かれ、競技場とレストラン、バタクラン劇場をそれぞれ襲撃。30分余りの間に7カ所を立て続けに襲う用意周到な犯行の様子が明らかになってきた。
 検事の会見や報道によると、最初の襲撃は13日午後9時20分(日本時間14日午前5時20分)。フランス対ドイツのサッカー親善試合をオランド仏大統領を含む8万人が観戦していた競技場のゲートD付近で、襲撃犯の1人が着用していた自爆ベストを起爆させた。犯人が死亡したほか、近くにいた1人が巻き込まれ、一連のテロの最初の犠牲者となった。
 その直後、カラシニコフ自動小銃で武装した複数の襲撃犯が、スペイン自動車会社セアトの黒い車でパリ10区に出現。同25分、バー「カリヨン」やカンボジア料理レストラン「プティカンボジュ」のテラス席で金曜の夜を楽しむ人々に向かって乱射し、15人を殺害した。現場からは約100発分もの薬きょうが見つかった。
 同30分、最初の襲撃があった競技場のゲートH付近で2人目の男が自爆。1人目と似た自爆ベストを着用していた。
 10区に隣接する11区では同32分に「アラボンヌビエール」、同36分には「ベルエキップ」と2カ所のカフェが相次ぎ銃撃され、計24人が死亡。いずれの現場でも、黒いセアト車に乗りカラシニコフを持つ襲撃犯が目撃されており、10区と同じチームによる犯行とみられる。同40分ごろには、自爆ベストを着用した男1人が11区にある別のバー「コントワール・ボルテール」で自爆死。巻き込まれた1人が負傷した。
 同じ頃、襲撃犯3人がバタクラン劇場付近にフォルクスワーゲンの黒い車で乗り付けた。3人は劇場内に侵入すると、コンサートに熱狂する若者らに向かって銃を乱射。89人を殺害して劇場内に立てこもった。
 同53分、競技場から約400メートル離れた地点で3人目の男が自爆。最初の襲撃からここまで、わずか33分間の凶行だった。


フィギュア=フランス杯、パリ同時攻撃で中止に
ロイター 11月15日(日)10時25分配信

[14日 ロイター] - フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯は14日、フランスのボルドーで競技を行う予定だったが、13日にパリで同時多発攻撃が起きたことを受け、各種目フリーの演技は中止となった。国際スケート連盟(ISU)が発表した。

13日に行われた男子ショートプログラム(SP)では宇野昌磨が首位、村上大介が3位だった。女子SPでは村上佳菜子が4位、今井遥は9位だった。

ISUは今後、同大会の成績について協議するという。


試合中に爆発音 フランスW杯競技場で“悪夢の一夜”
スポニチアネックス 11月15日(日)10時20分配信

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親善試合が行われていたパリ郊外のサッカー場のグラウンドに降りた大勢の観客(AP)

 パリ中心部の劇場や郊外の競技場近くなど6カ所で13日午後9時(日本時間14日午前5時)すぎ、ほぼ同時に乱射や爆発が起き、少なくとも市民ら128人が死亡、約250人が負傷した。爆発があった競技場でスポニチ本紙通信員も“恐怖の一夜”を体験した。

 それは試合開始後17分だった。突然のごう音。次いで第2のごう音。記者たちは顔を見合わせた。サッカーのクラブチームの試合ではサポーターが爆竹を使うが、この日はフランス―ドイツの親善試合。ましてや競技場は98年W杯フランス大会のメーン会場、スタッド・ド・フランス。オランド大統領も観戦していた。

 爆竹にしては光も煙も見えないと不可解に思ったが、ちょうど退屈な試合展開になっていたため「おっと、目が覚めた」と思った。その時、スタジアムが厳重警備で包囲され、完全封鎖されていたとは全く想像できなかった。

 昨年のW杯王者相手にフランスが2―0で勝利し、記者会見場に向かう準備をしていると、場内アナウンスが響いた。「アクシデントが起きた関係で、皆さん南出口から退出してください」。その時だ。報道陣出入り口に、突然サポーターの一群が押し寄せ、「みんな階段を上がれ!上がれ!」と怒号が響いた。「武装した男がウロウロしている!」の声も飛んだ。

 事態を把握できたのはその直後。家族に電話すると、「スタッド・ド・フランス周辺で自爆テロがあった」の答えが返ってきた。

 記者会見は中止。何百人もの観客が避難するため、スタンドからピッチに駆けだしていた。ほんの数十分前まで、両国の代表が走っていたグラウンドを、今度は何百人もの観客が出口を探して走り回っていた。異様な光景だった。

 約8万人の観客は、たった一つの出口へ急いだ。1時間30分ほどかけてスタジアムから出ると、警察車両と警官隊が道路を封鎖していた。駅では、電車は止まったまま動かず、ついには全員下車の指令が出た。

 何とかパリに到着。車のラジオをつけて、事態の大きさに凍りついた。犯人たちは、試合終了後に8万人の観衆が出てきたときに自爆することを計画していたという。それが、最初の自爆が何らかの原因で予定より早く起こってしまい、それに呼応して別の実行犯も自爆したらしい。

 もし試合を慌てて中止して、観衆を外に避難させていたら、大惨劇が起きていたかもしれない。私も無事だったかどうか――。帰宅しテレビのニュースを見て、また背筋が寒くなった。(パリ・結城麻里通信員)


「100m先で機関銃 街全体パニック」近藤拓実君
日刊スポーツ 11月15日(日)10時16分配信

 フランス・パリ中心部の劇場やサンドニの国立競技場近くなど少なくとも6カ所で13日午後9時(日本時間14日午前5時)すぎ、ほぼ同時に銃撃や爆発が相次ぎ、128人が死亡、約250人が負傷した。負傷者のうち80人が重体で犠牲者が増える恐れがある。オランド大統領は14日、テレビ演説で「過激派組織『イスラム国』の軍事部門が実行した」と断定した。

 「怖くて鳥肌がたった」。パリ市内の高校に通う近藤拓実レオナルド君(16)は13日午後9時ごろ、最初の事件の発生時、市内のレストランで友人とサッカーの親善試合をテレビ観戦していた。

 「事件が起こったから帰った方が良い」と友人から連絡を受け、自転車でレストランから友人の家に向かう途中で、バタクラン劇場の南側のカフェでの銃撃現場に遭遇したという。「100~200メートルくらい離れたところで、機関銃の音が聞こえた。夢中でその場を離れようとペダルをこぎました」と、振り返った。

 街には警察官や軍隊も出動しており、途中、警察官に呼び止められ銃口を向けられた状態で「すぐに逃げろ! 隠れろ!」と言われたという。「誰も信用できない中、銃を向けられるのは仕方ないけど、ショックでした」。道が封鎖されるなどしており、友人宅まで普段なら15分ほどのところを1時間以上かけて避難した。市内では携帯電話が通じにくくなっており、「街全体がパニックになっていました。友人の家に着いたときは、安心した」と話した。

 一夜明けた14日、近藤君は避難した友人宅から帰宅できた。帰る途中の街は、事件現場周辺に何重ものバリケードが設置され、何十台もの警察車両が止まり、バリケード内の住民は警官に守られるように帰宅するなど、見たこともない光景が広がっていた。高校は14、15日と、日曜をはさんだ月曜日の午前中まで休校になると連絡を受けたという。近藤君は「1月の事件から1年もたってないのに、また100人以上が亡くなる事件が起こった。恐ろしいし、心配です」と話した。


フランス大統領のイスラム国「犯行声明」見方は尚早
日刊スポーツ 11月15日(日)10時16分配信

 フランス・パリ中心部の劇場やサンドニの国立競技場近くなど少なくとも6カ所で13日午後9時(日本時間14日午前5時)すぎ、ほぼ同時に銃撃や爆発が相次ぎ、128人が死亡、約250人が負傷した。負傷者のうち80人が重体で犠牲者が増える恐れがある。オランド大統領は14日、テレビ演説で「過激派組織『イスラム国』の軍事部門が実行した」と断定した。

 ◆中東調査会上席研究員の高岡豊氏の話 フランスのオランド大統領はイスラム国による犯行という見方をしているというが、イスラム国の声明と言われているものを見る限りでは、実行犯しか知り得ない秘密の暴露もなく、すぐ「犯行声明」と言えるものではない。これまでのイスラム国の犯行声明には、出撃前の兵士の写真や名前、遺言などがみられるが、今回の声明にはそういった内容がない。イスラム国はシャルリエブド事件でもコメントは出したが直接関与しておらず、犯行声明は「アラビア半島のアルカイダ」が出していた。

 仮に、オランド大統領が断言した通り、イスラム国が実行したのであれば、イスラム国の組織の経営方針に大きな変化があった可能性があることになる。彼らにとってフランスを含む欧州は人、物、金を調達する資源調達源であり、欧州では作戦行動を行ったことがなかった。調達源自体を攻撃する作戦に出れば、資源収集は難しくなり自らの首を絞める結果になるからだ。組織の経営側と広報作戦の実行側の意思疎通がうまくいかず、目立てば何でもいいという方針転換があったのであれば、無軌道な広報が展開されることになる。


襲撃直前、コンサート会場内の写真 パリ
AFP=時事 11月15日(日)10時7分配信

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フランス・パリで起きた連続襲撃事件の現場の一つとなったコンサートホール「バタクラン」で、武装した4人の男が銃を乱射する直前に撮影された、バンド「イーグルス・オブ・デス・メタル」による公演の様子(2015年11月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)で13日夜に起きた連続襲撃事件の現場の一つとなったコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」で、事件の直前に撮影された写真。この後、アサルトライフルで武装した4人の男が会場に侵入して銃を乱射し、82人が死亡した。

【写真5枚】熱狂する観客ら

 公演中だった米カリフォルニア(California)州出身のバンド「イーグルス・オブ・デス・メタル(Eagles of Death Metal)」のメンバーは全員無事だったと伝えられている。プロモーターによると、同バンドは予定していた欧州ツアーを切り上げ、米国に帰国することを決めた。【翻訳編集】 AFPBB News


襲撃受けたホールから脱出する人々、仏紙記者がスマホで撮影
AFP=時事 11月15日(日)9時49分配信

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襲撃を受けたパリ市内のコンサートホール「バタクラン」から脱出する観客ら。仏紙ルモンドのダニエル・プセニー記者がスマートフォンで撮影した動画から(2015年11月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】13日夜に仏パリ(Paris)で起きた連続襲撃事件で、標的の一つであるコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」から人々が脱出する様子を、仏紙ルモンド(Le Monde)のダニエル・プセニー(Daniel Psenny)記者がスマートフォンで撮影した。

パリ連続襲撃、米バンドの一部スタッフ安否不明 メンバーは無事

 プセニー記者が撮影した動画には窓から脱出を試みる観客の姿も捉えられている。撮影後にプセニー記者自身も、けが人を助けようとした際に負傷した。一連の襲撃事件では少なくとも129人が死亡した。【翻訳編集】 AFPBB News


シリア情勢 来年1月までに直接交渉 アサド政権と反体制派 多国間外相協議で一致
産経新聞 11月15日(日)9時38分配信

 【ベルリン=宮下日出男】シリア内戦をめぐる米露など関係国による多国間外相級協議が4日、ウィーンで開催され、政治的解決に向けた政権移行を急ぐため、シリアのアサド政権と反体制派による直接交渉の来年1月1日までの実現を目指すことで一致した。パリの同時多発テロを受け、内戦終結への取り組みを加速する考えだが、主要な対立点は解消されておらず、実現の可否は不透明だ。

 ケリー米国務長官は協議後の記者会見で、パリのテロを実行したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」について「われわれ全員にとっての脅威」とした上、「シリアの流血をとめるときだ」と強調。同席したラブロフ露外相は協議結果を受け、「われわれが前進することを期待する」と述べた。

 協議後に発表された共同声明によると、関係国はアサド政権側と反体制派の直接交渉実現の目標期限で一致したほか、その後、1年半以内に新憲法の制定やそれに基づく選挙の実施を目指すことを支持した。

 ただ、欧米が最終的な退陣を求める一方、ロシアやイランが「シリア国民が決めるべきだ」とするアサド大統領の処遇については、「明らかにまだ異なっている」(ケリー氏)状態。

 今回の協議では、イスラム国や国際テロ組織アルカーイダ系のヌスラ戦線以外の反体制派のうち、どのグループを直接交渉に参加させるかについての議論も焦点だったが、AP通信によると、折り合えなかった。

 外交筋によると、協議ではパリのテロを受け、イスラム国打倒に向けた議論に比重が置かれ、その対応のためにも相違点を残したまま、政権移行を急ぐことを優先させた格好だ。

 協議は10月末の開催に続くもので、米露のほか、サウジアラビアやイランなどの中東諸国、欧州諸国など19カ国・機関が参加した。


テロ現場近くでバラを手向ける女性
時事通信 11月15日(日)9時14分配信

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14日、パリのバタクラン劇場近くで、バラを手向ける女性。


パリ同時テロの犠牲者を悼む男女
時事通信 11月15日(日)9時14分配信

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14日、パリのバタクラン劇場近くのろうそくや花が手向けられた場所でテロ犠牲者を悼む男女。


パリ同時多発テロ 容疑者、ギリシャ離島から欧州入りか 発見のシリア旅券でギリシャ政府確認
産経新聞 11月15日(日)9時1分配信

 【ベルリン=宮下日出男】パリ中心部の劇場などが襲撃され、約130人が犠牲となった同時多発テロで、ベルギー検察当局は14日、テロとの関連で数人を逮捕したと発表した。同国メディアは逮捕者は3人だと伝えた。今回の一連のテロで関係者が逮捕されたのは初めて。

 報道によると、約80人が死亡したパリの劇場付近では容疑者らが使用したとみられるベルギー・ナンバーの車両が発見。車は同国内でレンタルされていた。警察当局は14日、ブリュッセル郊外の関係先の家宅捜索を実施するとともに、3人を逮捕したという。

 ベルギーのミシェル首相は同日、3人のうち1人はテロが起きた13日夜、パリにいたとみれることを明らかにした。

 一方、ギリシャ政府は14日、パリの犯行現場の容疑者の遺体の近くで発見されたシリア旅券について、所持者が10月3日に同国の離島のレロス島から入国していたことを明らかにした。

 ロイター通信は警察当局者の話として、所持者が若い男性で、トルコから入ったと伝えた。出国した記録はないとう。ギリシャ側は登録時の指紋などの情報を仏側に提供し、捜査に協力している。

 欧州では大量の移民や難民がトルコからギリシャに到着後、バルカン半島を北上し、ドイツなどを目指しており、テロの容疑者がこうした動きに紛れ込んで、フランスに侵入した可能性がある。


<パリ同時多発テロ>過激主義に屈するな
毎日新聞 11月15日(日)9時0分配信

 100年前の欧州、中東は第一次世界大戦(1914~18年)の動乱にあった。英仏両国がドイツへの優位を勝ち取ったと同時に、西洋がオスマン・トルコ帝国を破り、イスラムへの優位を確立した戦いでもある。パリ同時多発テロはこの1世紀にわたるイスラム教徒の屈辱感に、民主化要求運動「アラブの春」以降の中東情勢の変化などが影響して起きた大悲劇といえる。

 イスラムでは7世紀以降「カリフ」と呼ばれる指導者がイスラム共同体を指導。オスマン帝国は1922年に崩壊し、イスラム社会はカリフを失った。中東地域の多くが英仏の植民地となり、イスラム教徒に西洋への屈辱感を植え付けた。

 第二次世界大戦で英仏両国は米国の支援を受けてナチズムに勝利、その後、共産主義にも勝った。欧米人の多くは民主主義や基本的人権の尊重といった価値の普遍性を信じ、欧米以外の地域も近代化すると欧米同様、世俗的で平和な社会に「進化」すると考えた。しかし、過激なイスラム主義者には西洋のそうした姿勢が価値の押しつけに映り、独善的な西洋を敵と考えた。最大のターゲットとなったのが西洋文明の体現者を自負するフランスだった。

 フランスの90年代はイスラム過激主義との戦いだった。92年にアルジェリアで軍事クーデターが発生し、フランスに逃れたイスラム主義者たちの一部は、仏政府がアルジェリア軍を支援していると考え、攻撃の矛先を仏社会に向けた。94年にはエールフランス機をハイジャックし、95年、パリ地下鉄を爆破した。

 仏政府は秘密情報・治安活動を強化。パリのイスラム過激派は90年代末、ロンドンに逃れた。しかし、2005年7月のロンドン地下鉄・バス同時多発テロで、英政府が取り締まりを徹底すると、過激派の一部はパリに戻った。

 11年に始まる「アラブの春」の欧州への影響も無視できない。シリアやイラクでイスラム過激派が勢力を拡大。最近では過激派組織「イスラム国」(IS)が「国家」を宣言し、バグダディ指導者は自らを「カリフ」と名乗った。一部のイスラム教徒はこれをカリフ制復活と受け止め、ISに栄光のイスラム復興をみた。

 こうした1世紀にわたるイスラム教徒の屈辱感と英仏両国の政策やアラブ情勢の変化の中で、1月のシャルリーエブド本社のテロや今回のテロも起きた。ただ、その背景にどれだけ、積もり積もった歴史的屈辱があろうとも、弱者を狙った無差別テロが正当化されるはずはない。私たちはイスラムの歴史への理解を深めながら、テロに毅然(きぜん)として立ち向かう必要がある。

 第一次世界大戦で英仏主体の連合国がオスマン帝国の首都コンスタンチノープルを陥落させたのが1918年11月13日。97年後のその日、パリで同時多発テロは起きた。キリスト文明とイスラム文明の争いの場となってきたトルコでは15日から、主要20カ国・地域首脳会議が開かれ、日本や欧米だけでなくサウジアラビアやインドネシアなどイスラム諸国指導者も参加する。国際社会はこの場を通じ、直面する問題が、「西洋」対「イスラム」にあるのではなく、過激主義に対する文明をかけた戦いであることを確認すべきだ。【小倉孝保・外信部長】


ルーブル・凱旋門・エッフェル塔…一斉に閉鎖
読売新聞 11月15日(日)8時53分配信

 【パリ=本間圭一、三好益史】パリ市内では14日、警察当局の厳戒態勢が続いた。全土で非常事態宣言が発令されたことを受け、空港や国境での出入国管理は一層厳しくなった。

 ノートルダム大聖堂などパリの観光名所は一斉に閉鎖され、各地で厳戒態勢が続いている。

 14日から閉鎖されたのは、ルーブル美術館のほか、凱旋(がいせん)門、エッフェル塔など。「テロ警戒」で軒並み閉鎖となった。パリのオルリー空港では14日朝、到着機の機内放送で「すべての乗客に臨時の身分証チェックが行われます」と案内が行われた。空港の警備員は、降り立った乗客の顔とパスポートを見ながら一人ひとり注意深く確認。荷物の中身を入念に確認するなど物々しい雰囲気に包まれた。


パリ連続襲撃、現場にシリア難民の旅券 「3チームに分かれ襲撃」
AFP=時事 11月15日(日)8時49分配信

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パリの連続襲撃事件を受けイタリア・トリノで開かれた集会で、フランス語で「私たちは人間だ」と書かれた紙を掲げる人(2015年11月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)で発生し少なくとも129人が死亡した連続襲撃事件で、仏検察当局は14日、死亡した容疑者の遺体のそばから、シリア国籍のパスポート(旅券)が見つかったと発表した。死亡した「テロリスト」は7人で、3つのチームに分かれて犯行に及んでいたという。

パリ連続襲撃、ベルギーで数人拘束 容疑者使用の車と関連

 フランソワ・モラン(Francois Molins)検事によると、犯人らは13日夜、3つのチームに分かれ、7回にわたる襲撃を連続して行った。パリ近郊のスタジアム「スタッド・ド・フランス(Stade de France)」で自爆した容疑者の遺体のそばから「1990年9月にシリアで生まれた人物の名前が書かれたシリア国籍のパスポートが見つかった」という。

 ギリシャのニコス・トスカス(Nikos Toskas)内務・行政再建副大臣(市民擁護担当)によると、パスポートは10月にギリシャのレロス(Leros)島で登録された難民申請者のものだった。

 この発見により、事件の実行犯または共犯者が、内戦が続くシリアから逃れた人々に紛れ込んで欧州入りしていた疑いが浮上した。【翻訳編集】 AFPBB News


容疑者3人、身元判明=現場にシリア難民の旅券―3グループで犯行か・パリ同時テロ
時事通信 11月15日(日)8時9分配信

 【パリ時事】フランス当局は、パリで13日に起きた同時テロの実行犯について、1人の身元を特定した。
 パリ郊外生まれの仏国籍、オマル・イスマイル・モステファイ容疑者=(29)=で、パリ中心部のバタクラン劇場を襲撃後に死亡した1人。また、ベルギーの検察は15日、死亡した別の実行犯の2人がベルギー首都圏に住む仏国籍の人物だったと発表した。欧州メディアが伝えた。
 仏警察は15日までに、モステファイ容疑者の父や兄など親族6人を拘束した。同容疑者は軽犯罪で逮捕歴があり、かねて当局が監視対象としていたが、テロに絡んだ警戒対象だったかは不明。兄はAFP通信に弟とは絶縁状態だったと明かし、「常軌を逸した事件だ」と述べた。ベルギー検察は2人の名前や経歴などを明かしていない。
 14日に記者会見したパリ検察のモラン検事によると、テロによる死者は129人、負傷者は352人。事件現場では計7人の容疑者が死亡した。実行犯は「恐らく3グループに分かれて行動していた」という。
 ベルギー検察によると、犯行に使われた2台の車はベルギー登録の車で、先週初めに首都ブリュッセルでレンタルされた。ベルギーではこれまでに7人の身柄が拘束され、両国の捜査当局が連携して事件との関連を調べている。
 また、当局は15日、残る1台をパリ東方の郊外モントルイユで発見。車内から複数のカラシニコフ自動小銃が見つかった。黒い車体のこの車は3カ所の現場での銃撃に使用されたとみられている。
 また、ギリシャからの報道によると、テロの舞台の一つとなったパリ北部の競技場で、自爆犯の遺体近くに残されたシリア旅券に関し、ギリシャ政府は14日、ギリシャで10月に難民申請した人物のものだったと発表した。
 セルビア内務省によると、この人物はギリシャからマケドニアとの国境を越えてセルビアに入り、セルビアで亡命申請していた。ロイター通信が伝えた。中東から殺到する難民にテロ犯が紛れ込んでいた可能性が浮上したことで、難民受け入れをめぐる欧州の世論に影響を及ぼしかねない。
 旅券の所有者は1990年9月にシリアで生まれた男(25)で、当局は今回の事件まで危険性を把握していなかった。実行犯グループの中には、この男以外にもう1人、ギリシャで難民申請した人物がいる可能性が浮上している。
 一連の犯行は、仏軍のシリア空爆に対するイスラム過激派の報復との見方が強まっている。バルス仏首相は14日、テレビを通じ「テロとの戦いはシリア国土も対象となる。敵を壊滅しなければならない」と空爆を継続する意向を強調した。


パリ同時テロ 修学旅行の作新、全員の無事確認
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 「まずは生徒の安全を最優先に」-。140人以上が犠牲となったパリの同時多発テロ。修学旅行で到着したばかりだった作新学院高(宇都宮市一の沢)の生徒に被害はなく、全員の無事が確認されたが、同校は14日朝から終日対応に追われた。現地と連絡を取って情報収集に努め、まずは生徒らが無事に帰国できるよう万全を尽くすという。

 修学旅行でパリに行ったのは、同校の情報科学部美術デザイン科2年生36人と教職員3人。看護師と旅行会社の添乗員が付き添っていた。同校では現在、修学旅行で海外に行くのは同科だけで、本物の美術作品を見る貴重な機会という。

 14日朝、出勤中、ラジオで事件を知った同学部の金田利夫部長は現地と連絡を取り、生徒ら全員の無事を確認。その後、保護者に電話をかけたり、今後の日程を協議するなど対応に追われた。まず、14日は予定を全てキャンセルし、ホテルに待機。その後の日程については同日夕、船田元学院長らが対応を協議し、15日に保護者に説明する。

 生徒らは14~17日、パリ市内の美術館4館とエッフェル塔などの建築物を見学し、18日に帰国する予定だった。金田部長は「事前学習をしっかりやり、生徒たちは楽しみにしていた。本物を見る貴重な機会を奪われ、残念だが、まずは全員が無事に帰国できるよう、空港での安全や空港へのルートも考慮しなければならない」と話した。


「イスラム国」、高度に組織化、異文化標的
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が、パリ中心部で戦後フランス史上最大規模とされる同時多発テロを敢行した。事件は、ここ数年で急速に台頭したイスラム国が主要国の首都で高度に組織化されたテロ攻撃を遂行できる能力を備えている実態を鮮明にしたといえる。

 ◆「退廃的な場所」

 今回のテロでは、ショービジネスの中心であるパリの有名劇場のほか、イスラム教で禁じられている酒を提供するバーやカフェ、カンボジア料理のレストラン、米国資本のファストフード店など、原理主義的なイスラム教徒の目には「退廃的」と映る場所が標的となっている。イスラム教は教義で「世界で唯一の正しい宗教」とうたっており、過激派にとっては疑う余地のない「絶対の真理」だ。実行犯らは、市民の無差別殺傷と同時に異文化への攻撃を目的として標的を選定した可能性は極めて高い。

 また、それぞれの実行犯が連係することで混乱の拡大を狙ったとみられ、組織の内部で事件の全体図を計画・指示したり、武器弾薬などの調達を担ったりする「軍事部門」が高度な作戦遂行能力を備えていると考えられる。

 ◆勧誘の宣伝材料

 事件現場の一つとなったパリ中心部の劇場では、犯人の一人が自爆する直前に「オランド(仏大統領)が悪いのだ。シリアに介入すべきじゃなかった」と語ったという。2011年から内戦が続くシリアは、イスラム国や、国際テロ組織アルカーイダ系「ヌスラ戦線」などの活動拠点と化している。フランスは今年9月、対イスラム国軍事作戦を展開する米国などと足並みをそろえる形でシリアでの過激派への空爆に参加した。

 実行犯らにシリアでの戦闘経験があるかは不明だが、仏政府の外交・軍事政策に対する「報復」が動機なのは間違いなさそうだ。

 欧州では、アルカーイダ系組織が04年、スペインのマドリードで列車を爆破し、191人が死亡。05年には英国のロンドンでアルカーイダの影響を受けた4人が地下鉄やバスで自爆し、50人以上を殺害した。

 その後は、各国でテロ対策の強化が進む中、過激思想に共鳴した個人や少数のグループが引き起こす「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型のテロが目立つようになった。今回も仏国内の同調者が標的の下調べや外国からの実行犯の手引きに協力した可能性がある。

 また、今回のテロは被害規模の大きさなどから格好の宣伝材料になるといえ、今後はネット上の声明や機関誌などを通じたメンバー勧誘に最大限活用されるものとみられる。


パリ同時テロ 犯人は容赦なく乱射 無差別「まるで戦場」
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 フランスの首都パリで起きた同時多発テロは、いずれもパリ市民になじみ深い繁華街や競技場が舞台となっただけに、フランス社会に大きな衝撃が広がっている。テロ犯たちは、外国人観光客も多く訪れるパリ名物のオープンカフェも容赦なく狙った。「まるで戦場のようだ」「至る所に遺体が転がっていた」。犯行現場に居合わせた人たちは、涙ながらに恐怖の瞬間を語った。

 テロ犯らがライブ中に乱入して、一時、観客らを人質に取り立てこもったパリ中心部のバタクラン劇場。「犯人たちは無差別に銃を乱射していた。弾切れになると、さらに銃に弾を装填(そうてん)して銃撃を続けた」。現場に居合わせたあるジャーナリストは惨劇の様子を明らかにした。

 最初、多くの観客はライブの音にかき消され、犯人の襲撃に気付かなかったのだという。しかし、それがテロ犯の銃撃だとわかると、観客らは一斉に床に伏せた。そして、犯人たちがいる場所から離れた出口へと一気になだれ込み、劇場の中はパニックとなった。

 57歳の男性は英紙に「まさに修羅場だった。劇場には多くの犠牲者の血が流れ、まるで戦場のようだった」と語った。

 テロ犯たちがやみくもに銃撃していた様子は他の現場でも目撃されている。犯行の様子をマンションの一室から見ていたある男性は「犯人はあらゆる方向に銃を撃っていた。撃ち終わると、やってきた車に乗り、どこかへと去っていった」と語った。その後、周囲が静かになり、男性が通りに出ると、4、5人が凶弾に倒れ亡くなっていた。流れ弾に当たり、車の中で亡くなっていた運転手や同乗者もいたという。

 被害が集中するパリの繁華街では、オープンテラス席にいたカフェの客も犠牲になった。その様子を目撃した43歳のセラピストは英BBCに対して、犯人は20発ほど銃撃し、「プロフェッショナルな腕前だった」と証言した。

 一夜明けた14日のパリ中心部は人通りが少なく、前夜の悪夢が続いているようだった。現場で花を供えていた女子学生のマリアさん(21)は、「これからも(テロが)続くのかと思うと涙が出てくる」と表情を曇らせた。

 襲撃されたカフェに隣接する日本料理店にも、流れ弾が当たる被害が出ていた。「SUSHI MAKI」の看板を掲げる日本料理店はシャッターが下りたままで、砕けたガラス片が散らばっていた。(パリ 内藤泰朗)


パリ同時テロ 旅行会社、ツアー中止相次ぐ
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 旅行業界やフランスに進出している日本企業では、関係者の安否確認など対応に追われた。

 国内旅行最大手のJTBによると、パリに滞在していた同社のツアー客、三百数十人全員の無事を確認。同社は安全を考慮し14、15日にフランスに向かうパッケージツアーを中止した。

 他にも、日本旅行がパリに滞在する約160人の安否確認を進めるとともに、15、16日の出発で、パリを含むツアーの中止を決定。エイチ・アイ・エス(HIS)は仏国内を訪れる14~16日に出発予定のツアーについて、キャンセル料を全額免除する措置を取った。ツアー自体は予定通り行う。

 パリで眼鏡店を展開する三城は14日を臨時休業とした。「社員の安否は確認できたが、非常事態宣言が出ている状況などを考慮した」という。

 フランス国内でカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、パリ中心部の2店舗に関して臨時休業した。

 一方、日本国内の空港では、フランスから帰国し、テロの情報を耳にした観光客らが不安な表情を浮かべた。

 テロ発生2時間前にシャルル・ドゴール空港を飛び立ち、羽田空港に着いた神奈川県秦野市のパート、武田彰子さん(61)は「テロについては機内アナウンスもなく、今初めて知った。旅行中にお世話になった人たちが無事だといいが」と驚いた様子だった。


パリ同時テロ 国内に共犯、揺れる仏 厳戒すり抜け
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】パリの同時多発テロでオランド仏大統領は14日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の犯行だと明言し、国内の「協力者」の存在を指摘した。国内では社会に不満を感じるイスラム教徒も少なくないとされ、イスラム国に影響された若者が自国に矛先を向けた可能性もある。1月の連続テロから10カ月余り。「自由の国」は再び揺れている。

 「イスラム国が犯した自由の国への戦争行為だ。国外で計画され、国内に共犯者がいる」。オランド氏はテロから一夜明けた14日、国民向け演説で強調した。

 目撃者によると、実行犯はテロの現場でイスラム国を標的とするシリア空爆への仏軍参加を批判していた。フランスは9月、シリア内戦や難民・移民流入問題の打開が見通せないのを受け、イラクに限定していた空爆をシリアに拡大。ただ、シリアへ軍事介入しているのはフランスだけではなく、これだけが原因とはいい切れない。

 フランスではイスラム系住民が人口の約1割近くを占めるが、パリ郊外などに集まって暮らすなど社会に溶け込めず、差別などを感じる人々も少なくない。特に若者は過激な思想の影響を受けやすい土壌になっているといわれる。

 一方、フランスはカトリック教会との闘争で自由を勝ち取ってきた歴史的背景から、「世俗主義」を徹底。公共の場でイスラム教徒の女性が全身を覆う衣装「ブルカ」の着用なども禁じており、過激化した若者はこうした価値観への反発を一段と強める。

 イスラム教でタブーとされる預言者ムハンマドの風刺画を掲載した週刊紙シャルリー・エブド本社などが狙われた1月の連続テロの実行犯も、刑務所に収容中に過激な思想に影響された「自国育ち」のテロリストだった。

 欧州ではこうした若者がシリア内戦などに参加後、帰国し、テロを起こすことへの警戒が強く、仏当局も1月のテロ後、軍兵士や警官ら計約1万5千人を動員して国内の警備や過激派の監視を強化した。だが、監視対象者の数が多く、バルス首相も「テロが起きるかどうかでなく、いつ起きるかの問題」と述べていた。

 イスラム国など過激派は警戒が厳しく中東・北アフリカから遠い米国より、陸続きの国境が多い欧州を狙っているともいわれる。「自由」や「民主主義」といった欧州が重視する価値観への挑戦にどう対処するか、試練が続いている。


パリ同時テロ 米、G20で結束提起へ 有志連合の空爆に拍車
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 【ワシントン=青木伸行】フランスのオランド大統領が14日、パリの同時多発テロはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の犯行だと言明したことで、オバマ米政権は15日にトルコで開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合などで、イスラム国などに対する反テロ協力の強化を提起し、国際社会の結束を促す意向だ。

 今回のテロを受け、オバマ政権はイスラム国に対する空爆による攻撃を強化するとみられる。イラクとシリアではフランスを含む有志連合のイスラム国への空爆に拍車がかかりそうだ。

 今回のテロは、水際で防ぐための情報共有や、テロリストの流入と「国産テロリスト」の増殖阻止、テロ組織の資金源遮断など、国際社会の包括的なテロ対策と協力が不十分である現状を、改めて示した格好だ。トルコでは16日に米国、英国、ドイツなど5カ国の首脳会談も開かれ、テロ対策が協議される。

 また、ジェームズ・ウルジー元中央情報局(CIA)長官らは今回、イスラム国のメンバーがシリアなどからの避難民に紛れ込み、欧州や米国に流入する危険性を問題視している。

 ウルジー氏らは「欧州連合(EU)はシェンゲン協定により、国境などでの出入国審査が撤廃され開放されている」と脆弱(ぜいじゃく)性を指摘。「避難民を偽装し欧州に入ったテロリストが、米国へ渡航する危険性がある」と、避難民を扱う機構が必要だと論じている。


パリ同時テロ 首相「断固非難」
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 【イスタンブール=小川真由美】安倍晋三首相は14日午前(日本時間同日午後)、滞在先のトルコ・イスタンブールで同行記者団に対し、パリで起きた同時多発テロについて「強い衝撃と怒りを覚える。いかなる理由があろうともテロは許されない。断固非難する」と表明した。

 首相は犠牲者に弔意を表したうえで「私たちと価値を共有するフランスが困難に直面している。日本人はフランスの人々と常にともにある。強い連帯を表明する」と述べた。テロ対策については「より一層緊張感を持って、海外邦人の安全確保に万全を期していく」と強調した。15日からの20カ国・地域(G20)首脳会合では、地球規模で拡散する国際テロリズムを協議する会合が用意されており、首相は「テロとの戦い」に向け、欧米をはじめ参加各国と連携を強める考えだ。


パリ同時テロ サミット・五輪に暗雲…狙われたソフトターゲット
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 国際テロリズムの脅威が高まり、各国で対策強化が加速する中で発生したパリ同時多発テロ。来年5月に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)、5年後に東京五輪・パラリンピックを控える日本の警察当局にも衝撃が広がった。警備が比較的厳しくない「ソフトターゲット」が狙われたこともあり、「リスクの洗い出しと対策強化が急務」との声があがる。

 1月にイスラム過激派による風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の銃撃事件があり、テロ対策が強化されていたフランスを再び襲った惨劇。警察幹部は「テロを防ぐのはそれだけ難しい。万全はなく地道な対策を重ねるしかない」と重く受け止める。

 2005年の英国・グレンイーグルズ・サミットではロンドンで同時爆破テロが起きるなど、国際的イベントを狙うテロは後を絶たない。

 伊勢志摩サミットでは、会場の三重県だけでなく各国の大使館が集う東京など警備対象は全国に広がり、「多方面作戦を求められる」(警察幹部)形だ。

 全国の警察では、サイバー攻撃への対策をはじめ、重武装テロリストに立ち向かう特殊部隊や、NBC(核・生物・化学)テロに対処する部隊の能力向上が進む。交通インフラや、人が集まる場所では警戒を強化。普段から厳重な警備を行う国会などの重要施設でも、テロを想定した訓練が繰り返されている。

 ただ、今回の多発テロの標的となったのは政府機関や空港などではなく、劇場や競技場、飲食店といったソフトターゲットといわれる場所だった。国際テロリズムに詳しい公共政策調査会の板橋功氏は「同じケースをいかに防ぐか、今後の課題となる」と指摘する。

 板橋氏は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が今年、拘束した日本人2人の殺害を公表し、日本を標的と名指ししている点にも注目。「世界的注目を集める日本で、周到に準備した組織的テロが起こる恐れは十分ある」と話している。


パリ同時テロ 卑劣犯行に世界が怒り
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 13日のパリ同時多発テロで、多くの市民を巻き込んだ卑劣な犯行に各国から憤りの声が上がった。各国首脳は「市民を恐怖に陥れる非道な企て」(オバマ米大統領)などと非難し、約10カ月前の週刊紙本社銃撃事件の傷が癒えないフランス国民への哀悼を表明。国際社会が連帯しテロと対決していく姿勢を示した。

 ■オバマ氏「裁き受けさせる」

 【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は13日、パリ同時多発テロを受けホワイトハウスで緊急声明を発表し、「テロリストに裁きを受けさせ、いかなるテロネットワークであれ追及する」と述べた。大統領は「無実の民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と強く非難。テロと過激主義に立ち向かうとの決意を強調した。

 ホワイトハウス当局者は14日、国家安全保障会議(NSC)を召集することを明らかにした。米政府はフランス政府とテロ情報を共有しつつ、米国人被害の確認を急いでいる。国土安全保障省は「米国への直接的な脅威の兆候は、今のところない」とし、警戒レベルを引き上げていない。だが、ワシントンやニューヨークなどで警察官らが増員され、警戒を強めている。

 テロの発生は米大統領選挙の候補者による討論にも直ちに波及し、共和党では元神経外科医、ベン・カーソン氏が「中東からの避難民の米国への流入を遮断すべきだ」と主張。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は「これはイスラム過激派のテロリストが引き起こした戦争だ」と非難した。

 ■プーチン氏「非道な攻撃」非難

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は14日、パリでの同時多発テロを「非道なテロ攻撃」と非難し、オランド仏大統領と同国民へ哀悼と連帯の意を示す談話を発表した。ロシア人が犠牲者の大半を占めた10月末の同国旅客機墜落ではテロの可能性にできるだけ言及せず、政権批判を警戒してきた。

 パリ同時多発テロは国営メディアで大々的に報じられ、プーチン政権は「テロの脅威」を内政・外交の正当化につなげていくとみられる。

 欧米諸国は旅客機墜落が爆破テロとの見方を強めているが、プーチン政権は原因の特定にきわめて慎重で、国内報道も低調だった。

 ロシアは9月末、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討を名目にシリア空爆を開始しており、人命喪失が政権批判に転化することを懸念したと考えられている。

 プーチン政権は2000年代半ばまで、モスクワ劇場占拠事件(02年)など多数の大規模テロに見舞われ、テロを封じる過程で強権体制を固めた。経済悪化が続く中、政権はパリの事件を機に「テロとの戦い」を一層強調し、国内引き締めと国際的孤立からの脱却を図る公算が大きい。


パリ同時テロ 各国首脳が声明 仏国民への連帯表明「できる限りの支援を」
産経新聞 11月15日(日)7時55分配信

 パリで13日に起きた同時多発テロで、各国や国際機関の首脳らは事件直後から犯行を厳しく非難する声明などを出し、1月の週刊紙本社銃撃事件に続く惨劇に見舞われたフランス国民への連帯を誓った。

 最も敏感に反応したのが、フランスと関係の深い欧州各国だ。ドイツのメルケル首相は「大きな衝撃を受けた」との声明を発表し、「ドイツ国民の連帯感をフランス側に伝達した」と述べた。

 キャメロン英首相はフランスへの「できる限りの支援」を、イタリアのレンツィ首相は「パリや欧州での残虐なテロ攻撃に抵抗する」意思をそれぞれツイッターで表明した。

 欧州連合(EU)のトゥスク大統領はオランド仏大統領に送った書簡で「この攻撃はフランスに対するのと同時に欧州全体への暴力だ」と激しく非難。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も声明で、「テロとの戦いに団結する」と強調した。

 事件は瞬時に世界に伝わり、連帯の輪が広がった。オーストラリアのターンブル首相は「オーストラリア国民の祈りと思いはフランス国民とともにある」と表明。中国国営新華社通信によると、中国の習近平国家主席も14日、哀悼の意を表明し、オランド仏大統領に「(犯人の)野蛮な行為を強く非難する」と伝えた。

 国連総会のリュケトフト議長は「全世界が激怒しており、仏政府や国民と連帯する」との声明を発表。ローマ法王フランシスコは、14日、「このようなことを人間が行うとは理解できない」と述べて非難した。イタリアのテレビの電話取材にコメントした。

 一方、イラン学生通信によると、イランのロウハニ大統領は、14日に出発を予定していたフランスへの訪問を延期した。(塩原永久)

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