« 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・7 | トップページ | 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・9 »

2015年9月12日 (土)

栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・8

気象庁は未明に栃木県に、朝に茨城県にそれぞれ大雨特別警報を発表し、自治体の避難情報に従って安全を確保するよう呼び掛けた。栃木県では1人が心肺停止、1人が行方不明となり、茨城県内では鬼怒川が氾濫した。

栃木、茨城、千葉の各県では土砂災害や河川の氾濫などのため計約16万人に避難指示が出された。

栃木県では日光市・今市で10日午前10時40分までの48時間雨量が613.5ミリに上るなど、観測史上最多雨量を記録する地点が続出した。関東と東北南部では土砂災害警戒情報が各地に出された。

2番目の記事
3番目の記事
4番目の記事
5番目の記事
6番目の記事
7番目の記事

リンク:浸水範囲は40平方キロ - 速報:@niftyニュース.
リンク:大量泥水、排水に全力=国交省「あと数日で」―川面下がり水門開放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:壬生町に災害救助法=計8市町に―栃木県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中高生ボランティアも…豪雨被災地で片づけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>利根川増水 銚子の漁港に大量のゴミ漂着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>特養は孤立長期化? 体調不良でヘリ移送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>宮城「早く帰りたい」朝から家の後片付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相「生活再建に全力」…豪雨被災地を視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東日本豪雨 泥まみれ、亡き妻のアルバム、唯一のぬいぐるみ…悲しみに暮れる住民 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:水引き、荒れた自宅清掃=戸惑う住民「これからどうすれば」―宮城・大崎 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東日本豪雨 首相、茨城視察「人命救助に全力」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>「泥まみれ」家も道も車も出荷前の米も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚指定「できるだけ早く」=安倍首相、水害被災地を視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3日目、体調不良訴える人も=つくばみらい市の避難所―鬼怒川決壊・茨城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>安倍首相が常総市の決壊現場など視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>無事だった8歳児2人 常総は不明15人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:行方不明者16人に…捜索・救助、復旧が本格化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<宮城豪雨>仙台で崖崩れ多発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<関東・東北豪雨>茨城県常総市役所 非常電源復旧へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城・常総、百数十人孤立 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川堤防決壊 8歳の子供2人は無事が確認される 茨城県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:宮城の渋井川氾濫、震災4年半また古川五小が避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:越水「人災だ」住民反対押し切りソーラーパネル設置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地域センターに1000人避難 通路以外ぎゅうぎゅう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<宮城豪雨>決壊・氾濫 栗原1人死亡1人不明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救援物資、続々と=避難住民、カレーに笑顔―常総市の体育館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川堤防決壊 行方不明者15人に減る 7人と連絡取れる 常総市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川決壊、不明15人に=8歳児2人は無事―孤立解消へ救助急ぐ・茨城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:常総市、ライフライン断絶続く - 速報:@niftyニュース.
リンク:多くの人必要、復旧へボランティア受け付け開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東日本豪雨 首相、大雨被害で茨城、栃木視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川堤防決壊前から現地入りした担当記者が見た現場 一気に腰までの水「怖い」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東日本豪雨 特別警報また生かせず 自治体に避難勧告・指示遅れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東日本豪雨 東北でも線状降水帯 「温暖化進めば発生多発」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

浸水範囲は40平方キロ
2015年9月12日(土)15時57分配信 共同通信

 茨城県常総市の鬼怒川流域で、堤防が決壊した10日午後から11日午後1時までに浸水した範囲は計約40平方キロと推定されることが12日、国土地理院の調査で分かった。既に水が引いた地域も含まれるが、東京都江東区や大阪府富田林市に相当する広さだ。

 国土地理院は上空から撮影した画像を基に浸水した地域を推定し、地図を作成。浸水面積は10日午後6時時点で約21平方キロだったが、11日は下流方向に広がり、午前10時と午後1時の両時点とも約31平方キロだった。


大量泥水、排水に全力=国交省「あと数日で」―川面下がり水門開放
時事通信 9月12日(土)14時18分配信

124
住宅街にたまった水をくみ上げるポンプ=12日午後、茨城県常総市

 鬼怒川の堤防決壊では、茨城県常総市の市街地が広範囲に浸水した。
 国土交通省は、支流の水門開放やポンプ車による排水作業を急いでいる。市街地の水位は徐々に下がっており、好天が続けば数日間のうちに水が引く見通しという。
 決壊箇所から約10キロ下流側で、浸水地域の中でも低い所にある常総市役所には大量の泥水が押し寄せ、庁舎が冠水した。国交省は、庁舎から約600メートル離れた支流にある八間堀排水機場のポンプを10日夜から稼働。周辺にたまった水を毎秒30トンの勢いで、支流を通じて鬼怒川に戻し続けた。
 11日午前7時ごろには、鬼怒川の水位が下がり、水面が排水機場周辺よりも下になったため、ポンプを止め水門開放に切り替えた。決壊部からの水の流入も止まり、仮堤防の復旧工事も進められた。
 全国から集めたポンプ車40台を市役所周辺に投入。排水能力は毎分30~60トンと排水機場には劣るが、24時間態勢で排水を続けた。
 その結果、11日午前に市役所周辺で約1メートルあった水位は徐々に低下し、12日朝までに水が引いた。国交省関係者は「水門が開放できたのが大きい。水が引かないと復旧にも手を付けられないので、全力を注ぎあと数日間で排水作業にめどを付けたい」と話した。 


壬生町に災害救助法=計8市町に―栃木県
時事通信 9月12日(土)14時14分配信

 栃木県は12日、大雨により甚大な被害が発生したことを受け、新たに壬生町に災害救助法を適用することを決定した。
 適用は9日付。避難所設置などの費用を国と県が負担する。大雨に伴う県内での同法適用は計8市町となった。 


中高生ボランティアも…豪雨被災地で片づけ
読売新聞 9月12日(土)12時57分配信

 大雨による河川の増水で浸水被害を受けた栃木県鹿沼市では12日、県内外から駆けつけたボランティアが民家や福祉施設の片づけを手伝った。

 午前8時半に同市の市総合福祉センターで受け付けが始まると、約200人が集まった。ボランティアらは市内約50か所に分かれ、ぬれたタンスや布団、畳などを屋外に出す作業などを行った。

 同県大田原市の男子大学生(25)はフェイスブックで参加者を募り、知人の大学生や中高生15人と一緒に福祉施設で泥かきをした。男子大学生は「少しでも力になりたいと参加した。1日かけてみんなできれいにできるように頑張りたい」と話した。

 同県では、浸水被害があった栃木市や小山市でもボランティアが駆けつけ、作業をした。


<関東・東北豪雨>利根川増水 銚子の漁港に大量のゴミ漂着
毎日新聞 9月12日(土)12時55分配信

123
利根川が増水し、流木やゴミで埋まった川岸。岸壁と水面の境が分からなくなっている=千葉県銚子市本城町の船だまりで

 大雨による利根川の増水で、河口にある千葉県銚子市内の漁港施設には、大量の流木やゴミが漂着した。大雨から一転して晴れた11日、漁業関係者は流木などの撤去に追われた。

【現場写真特集】水が退き、砂埃が舞い始めた被災地域

 河口から約8キロ上流までの漁港区域沿岸は10日から水位が上昇し、本城町の船だまりは枯れ枝などでいっぱいになった。県銚子漁港事務所によると、第一~三漁港も含めた漂流物は11日夕時点で約6300立方メートル。陸に上げ、焼却処分する。【武田良敬】


<関東・東北豪雨>特養は孤立長期化? 体調不良でヘリ移送
毎日新聞 9月12日(土)12時42分配信

122
周囲が冠水し、孤立状態が続く特別養護老人ホーム「筑水苑」の1階=茨城県常総市で2015年9月12日午前7時7分、喜屋武真之介撮影

 関東・東北豪雨で、周辺が冠水し、高齢者約100人と職員約20人が孤立している茨城県常総市の特別養護老人ホーム「筑水苑(ちくすいえん)」(2階建て)に12日朝、腰の高さまで水が残る道を渡って記者がたどりついた。停電と断水も続く中、入所者らは食料を分け合いながらしのいでいたが、疲労の度合いはピークに達している。

 筑水苑は鬼怒川から東へ約1キロの田んぼに囲まれた郊外にあり、1階室内は泥水が残り、椅子や机が横倒しになったまま。1階の入所者が移ったため、2階の個室で収容しきれず、床に布団を敷いたりソファで寝たりしている。自家発電の量に余裕がないため、テレビはつけていない。職員が携帯電話で県担当者と連絡を取り、医薬品などの物資をボートで運び入れてきた。

 入所者は61~102歳。介護の必要度が高い要介護5、4で、認知症や車椅子の人も多く、職員は「励まし合うため共同スペースで過ごす時間を増やしていました」と話す。入所者のボートの避難は難しく、これまで人工透析が必要な男性と、気分が悪くなった女性2人をヘリで病院搬送した以外は、施設に残っていた。

 この日は午前8時ごろから2階で入所者が集まり、朝食を食べ始めた。メニューは非常用に備蓄していたレトルトのおかゆとサンマの缶詰。1階厨房(ちゅうぼう)は水没して使えず、2階のベランダでカセットコンロを使い調理した。

 市内では復旧作業が一部で始まったが、ここでは被災後2日間の不自由な生活で心労が募り、食事の会話も弾まない。記者が問いかけると、入所女性(84)は「川のそばの自宅がどうなったか分からない。今後どうなるのか」と言葉少なで、別の女性(78)は「持病の薬を運んできてもらい助かっているが、余計な気遣いが多く疲れた」と声を絞り出すように語った。

 午前9時ごろ、80代女性2人が体調不良を訴え、職員が救助ヘリの手配に追われた。孤立の長期化で、職員たちも厳しい状況に追い込まれている。介護職員の大高純也さん(36)は「ほぼ徹夜で働きづめでこちらも限界に近い。早く水が引いてくれるのを祈るだけ」と疲れ切った様子で話した。周囲の水が引けば、系列の別施設へ移動するという。【三上剛輝、土江洋範】


<関東・東北豪雨>宮城「早く帰りたい」朝から家の後片付け
毎日新聞 9月12日(土)12時37分配信

121
渋井川の堤防が決壊して浸水した住宅街では朝から自宅の状況を確認したり片付け作業をしていた=宮城県大崎市で2015年9月12日午前8時50分、佐々木順一撮影

 大雨で堤防が決壊した宮城県大崎市の渋井川周辺の住宅地では12日朝、一部水が引き、住民が早朝から浸水した家の後片付けに追われていた。同市内では一時1300人以上が避難したが、自宅に戻った人も多く、午前6時時点で183人に減った。

 渋井川周辺住民の避難所となった市立古川第五小体育館では、早朝から多くの住民が帰り支度。浸水地域の同市古川師山地区から避難した大村陸男さん(69)は「硬い床の上で、あまり寝付けなかった。家がどうなっているのか、早く確認したい」と、不安げな顔で車に乗り込んだ。高校3年の佐藤理菜さん(17)は「祖母が『腰が痛い』とつらそうだった。小学生の妹もいるし、一刻も早く家に帰りたい」と、荷物をまとめていた。

 渋井川近くの古川西荒井地区では膝の高さまで水が残る場所も。会社員、高橋亨さん(61)はポンプで床にたまった水を出す作業をしながら、「ボイラーを交換しないと風呂に入れない」とため息をついた。同じく会社員の横堀てつ子さん(59)は避難せず、夫と2階で一夜を明かした。自宅は1階の床上50センチまで浸水。救助ボートも「膝が悪いので動くのは大変と思い、断った」といい、疲れた様子で掃除の準備を始めていた。

 今後の見通しについて市は「ほとんどが自宅に戻るのでは」としたが、長期避難の意向調査も始める。【渡辺暢、山本有紀、本橋敦子】


安倍首相「生活再建に全力」…豪雨被災地を視察
読売新聞 9月12日(土)12時12分配信

120
決壊した鬼怒川の堤防の対岸から現場を視察する安倍首相(12日午前10時21分、茨城県常総市で)=代表撮影

 安倍首相は12日午前、豪雨で被災した茨城県常総市を視察した。

 鬼怒川の堤防決壊現場を見て回ったほか、避難所となっている同市石下総合体育館を訪れ、住民に「生活再建に全力を挙げます」などと語りかけた。

 首相はその後、記者団に「(行方不明者の)捜索救助活動に全力を投入していきたい」と述べた。また、被災者支援について、「市や県と協力しながら、生活物資や医療、住宅環境を確保していきたい。一日も早い排水を行い、決壊した堤防の早急な復旧に全力を投入する」と語った。

 首相は引き続き、自衛隊ヘリコプターで被災状況を確認し、昼に茨城県庁で橋本昌知事と意見交換した。


東日本豪雨 泥まみれ、亡き妻のアルバム、唯一のぬいぐるみ…悲しみに暮れる住民
産経新聞 9月12日(土)12時8分配信

 台風18号の影響で、鬼怒川の堤防が決壊し、住宅地に多くの被害が出た茨城県常総市では12日、入り込んだ水が一部で引き始めたため、自宅の状況を確認しに戻ったものの、変わり果てた姿に呆然(ぼうぜん)と立ち尽くす住民の姿が見られた。

 12日朝、堤防の決壊で冠水した同市新石下の自宅に戻った染谷邦夫さん(74)は途方に暮れていた。

 10日早朝、家の前の用水路を「ゴーッ」と水が流れる音に気付き、小学生の孫2人と着の身着のままで避難した。水が引き始めた11日に自宅の様子を見に戻ると、1階の床上まで押し寄せた泥水で居間にあった本棚が浮き上がり、倒れて水浸しになっていた。

 本棚には平成23年3月に亡くなった妻の良子さん=当時(67)=との思い出の詰まった4冊のアルバムが入っていたが、どれも無残に泥水にまみれていた。「ショックだった。避難の時は自分や孫の命を守るのに必死で、アルバムにまで思いが至らなかった」

 持病がある良子さんは体が弱かったが、旅行好きだった。アルバムには、良子さんが行き先やプランを決め、2人で訪れた北海道や九州、韓国などの写真が収められていた。

 「いつも嫁さんにひっぱられていたけれど、楽しかったなあ」と当時を振り返り、「乾かしても、もう元には戻らない。捨てるしかないよな」。さびしそうに、そうつぶやいた。

 決壊場所のすぐ近くにある同市三坂町では、会社員の女性(54)が、床下がむき出しになり、1階部分が流出してしまった自宅を前に、ぼんやりと立ちすくんでいた。

 「私の部屋は1階の奥だったんですけれど、何もないんですよ。何もです」

 静かに話しながら家の中を見渡す。めくれ上がった畳が隅に固まり、女性の部屋にあったはずのテレビは玄関近くに泥だらけで転がっていた。

 勤務先から直接避難先に向かっていた女性が12日朝、がれきの中から拾い上げたのは、泥に汚れた白いアザラシのぬいぐるみ。「これだけだけど、でも自分のものだから」。隣の家の男性が行方不明という。「何か知りませんか」。祈るような声が泥まみれの街に響いた。

 鬼怒川から300メートルほどの大房地区。建て売りの家が3軒並んだ場所では、施工業者が内部の清掃や床下にたまってしまった水を抜く作業に追われていた。業者の男性によると、「3軒のうち1軒は引き渡したばかりで、2軒も引き渡し先が決まって完成していた。できる限り直して引き渡すしかない」と言葉少なに語った。


水引き、荒れた自宅清掃=戸惑う住民「これからどうすれば」―宮城・大崎
時事通信 9月12日(土)12時5分配信

119
冠水から一夜明け、水没した軽乗用車を押してレッカー車に乗せる人たち=12日午前、宮城県大崎市

 渋井川の堤防が決壊し広範囲が冠水した宮城県大崎市。
 一夜明けた12日、住宅地を襲った水は引き始め、住民の多くは避難所を後にし自宅の清掃に当たった。しかし被害が大きかった地区では、荒れ果てた自宅を目の当たりにし、「これからどうすればいいのか」と戸惑う住民の姿もあった。
 同市古川西荒井の会社員紺野礼一さん(66)宅では、親戚ら7人が水没してエンジンがかからなくなった軽乗用車をレッカー車の荷台に乗せていた。妻千代美さん(60)によると、畳や倉庫にあった園芸用の肥料なども乾かした。しかし使えるものは少なく、「ほとんど買い替えなくちゃならない」とため息をついた。
 決壊した堤防から約100メートルの佐藤敏行さん(62)宅。昨秋リフォームしたばかりだが泥水が流入。家財や壁紙は茶色に変色、居間は文房具や台所にあった野菜などが散乱していた。妻一子さん(57)は「50センチぐらい水が入り、テレビなど家電もだめになった。片付けたいと思っていたが、手につかない」と漏らした。
 同市古川矢目の農業高橋清市さん(64)宅でも、家族らが流れ込んだ土を洗い出していた。1階が水浸しになり畳は使えない。納屋も冠水して農機具が壊れた可能性もあるという。「どうしようもない。自然の力だから怒っても何もならない」とあきらめ顔だった。 
東日本豪雨 首相、茨城視察「人命救助に全力」
産経新聞 9月12日(土)12時2分配信

 安倍晋三首相は12日午前、豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な水害に見舞われた茨城県常総市を視察した。首相は避難所訪問後、記者団に「警察、自衛隊、海上保安庁など最大限投入して捜索、救助活動に全力を投じていく」と述べた。

 また首相は、被災者の住宅再建や生活支援に関し、「多くの方々が将来に不安をもっている。支援策に全力を尽くしていく」と強調した。安倍政権は危機管理対応を最優先課題に掲げており、首相自ら現場を確認し、災害復旧や被災者の生活支援などに迅速に対応する方針だ。

 同日午前は、陸上自衛隊のヘリコプターで同市上空から被害状況を視察した後に避難所を訪れ、被災者を激励した。午後には茨城県庁で橋本昌知事と面談し、その後、栃木県庁で福田富一知事から被害状況の報告を受ける。


<関東・東北豪雨>「泥まみれ」家も道も車も出荷前の米も
毎日新聞 9月12日(土)11時52分配信

118
常総市立玉小学校の職員室で片付けをする教職員ら=茨城県常総市で2015年9月12日午前8時57分、宮武祐希撮影

 大災害をもたらした関東・東北豪雨から3日目の12日、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、徐々に水が引き、被害が明らかになってきた。めちゃくちゃになった自宅、寸断された道路、脱輪して傾いた放置車両、流れ寄せられたがれき……。生活再建に向けて何から手をつけたらいいのか? 市民は途方に暮れている。【加藤栄、林田七恵】

 鬼怒川の水が流れ出した地点から約1キロにある常総市若宮戸の住宅地には、汚れた木くずやドラム缶が道路に積み重なっていた。付近は穀倉地帯で、出荷前の米袋もあった。路面は厚さ約10センチの泥で覆われ、歩くのもままならない。

 自宅1階で泥をかき出していた会社員、瀬谷修夫(まさお)さん(65)は「家の中は泥まみれ。畳ははがれ、タンスは倒れていた。洋服や家具も使い物にならない」と困惑した表情を浮かべた。前日に戻り、夜はどうにか寝泊まりできる2階で休んだ。「職場の同僚が片付けを手伝いに来るので、家の中の道具を出しておこうと思っている。以前の生活に戻れるのだろうか」と不安を募らせた。

 近くの市立玉(たま)小学校でも、午前8時半から教職員15人が校舎内の泥をかき、ぬれた書類を乾かすため、黙々と外に運び出していた。壁の汚れが高さ約80センチまで浸水したことを示す。全校児童132人が無事だったことは幸いだ。柳康夫教頭は「平常に戻るには今月末までかかる。授業再開の見通しは全く立たない」と頭を抱えた。

 そこから南約2キロにある同市本石下(もといしげ)の「アピタ石下店」。決壊した日に141人が一夜を過ごしたショッピングセンターだ。従業員らは「泥が固まる前に」と掃除していた。

 近くの住宅では5人暮らしの建設会社員、近藤進さん(64)が、泥まみれになった孫(8)のおもちゃなどを整理していた。10日朝にはあっという間に孫の背丈ほどの泥水が押し寄せた。一人で歩けない母(86)や貴重品、食料を2階に上げるのが精いっぱいで、車は水没した。

 同市は指定場所にごみを持ち込むよう呼びかけているが、路上などに積み重ねられている。ごみ袋も無く、市民が運べないからだ。ごみの中に、「石下分署」と記された満タンのガソリン携行缶があった。約500メートル離れた消防分署から流れ着いたらしく、連絡を受けた消防隊員が回収した。

 運送会社員、長谷川昌好さん(51)は、流れ着いたタイヤなどを片付けながら、3年前に建てたマイホームを見やった。50センチの床上浸水に見舞われ、「もうちょっと住んでからだったら」とこぼした。

 「国は生活再建の資金援助をしてくれるのか」「がれきを片付けてほしい」「早く電気と水道の復旧を」--。出会った被災者は口々に、日常生活を取り戻す日が早く来ることを願った。


激甚指定「できるだけ早く」=安倍首相、水害被災地を視察
時事通信 9月12日(土)11時51分配信

 安倍晋三首相は12日、記録的な豪雨による水害に見舞われた茨城県常総市を訪れ、鬼怒川堤防の決壊現場などを視察した。
 この後、水戸市の茨城県庁で橋本昌知事と水害からの復旧・復興について協議。首相は激甚災害の指定を「できるだけ早く行いたい」と表明した。
 首相は、自衛隊ヘリコプターで常総市上空から被害状況を確認した後、同市内の避難所で被災者らを激励。首相は記者団に「一日も早く排水を行い、決壊した堤防を復旧し、被災者の生活再建の支援を行いたい」と強調した。
 続いて首相は栃木県も訪れ、洪水被害のあった鬼怒川温泉などを上空から視察。また、宇都宮市の同県庁で福田富一知事と会談し、観光への影響に関し「風評被害をどう払拭(ふっしょく)するかを考えていかなければならない」と述べた。 


3日目、体調不良訴える人も=つくばみらい市の避難所―鬼怒川決壊・茨城
時事通信 9月12日(土)11時48分配信

117
一変した風景に驚く被災者。左奥は決壊した堤防部分=12日午前、茨城県常総市

 茨城県常総市の鬼怒川堤防決壊による被災者の避難場所となっている茨城県つくばみらい市の総合運動公園体育館では12日、約330人が避難3日目を迎えた。
 朝から看護師と保健師が体調確認のため避難住民に話を聞いて回ったが、ぼうぜんとする高齢者の姿が目立ち、体調不良を訴える人も現れ始めた。
 「夫が風邪を引いてしまった」。常総市大崎町の無職飯田きよさん(81)方は1階が水没。2階で救助を待ち、11日朝に夫(91)と自衛隊のボートで避難した。飯田さんは「たいしたことはないが、年が年だから」と不安そう。
 夫はズボンを2枚重ねにするなど厚着をした上で、冷却シートを額に貼って椅子にもたれかかっていた。「大丈夫」と言うが、疲れた表情は隠せない。薬は近所の病院に頼んで用意してもらったという。
 体育館入り口に設置された大型テレビで報道される被害状況を食い入るように見詰めていた無職男性(76)は、「頭が真っ白」とつぶやいた。
 自宅アパートがある同市水海道橋本町で11日正午すぎに自衛隊のボートに救助された。衣服は泥で汚れたまま。「バスも電車も動いていない。いつ、どうやって家まで帰れるのかな」と困り果てた様子で話した。
 無料で使える固定電話も設置され、居場所を伝えるなど安否確認の連絡をする被災者の姿もあった。
 午前7時半ごろからは、県内の高校生ら20人以上がボランティア活動に訪れた。体育館内の掃除をしたり、新聞や水を避難者らに配ったりするなどしていた。 


<関東・東北豪雨>安倍首相が常総市の決壊現場など視察
毎日新聞 9月12日(土)11時42分配信

116
決壊した鬼怒川の堤防(左奥)の対岸から現場を視察する安倍晋三首相=茨城県常総市で2015年9月12日午前10時13分、代表撮影

 安倍晋三首相は12日午前、防衛省から自衛隊ヘリで茨城県常総市に入り、被災状況を視察した。鬼怒川の決壊現場周辺を視察し、避難所を訪れて「大変でしたね」などと声をかけてまわった。その後、首相は記者団に「連絡の取れない方の捜索救助に全力を投じる。被災者の皆さんもお疲れの様子だ。物資を確保して排水を早くやり、生活再建に取り組みたい」と話した。

【現場写真特集】水が退き、砂埃が舞い始めた被災地域

 同日昼には茨城県庁で橋本昌知事と会談する。午後には栃木県庁で福田富一知事から被害状況の説明を受ける。【加藤明子】


<関東・東北豪雨>無事だった8歳児2人 常総は不明15人
毎日新聞 9月12日(土)11時41分配信

 茨城県常総市は12日、午前9時現在の行方不明者が従来の22人から15人に減ったと発表した。茨城県警が確認作業を進めた結果、連絡が取れた。8歳児2人も無事だった。

 浸水により孤立状態の場所もあるため、県警などはヘリやボートなどを使い、救助活動を続けている。同市では午前9時現在、28カ所に4506人が避難している。一時孤立状態だった同市役所は、周辺の水が引き、同日未明からは車での行き来が可能になった。

 一方、12日午前5時50分ごろ、宮城県栗原市栗駒稲屋敷の熊川で、宮城県警の捜索隊が横倒しになっている軽トラック1台を発見した。県警は不明になっている同市鶯沢の男性(62)の車とみて確認を急いでいる。車内に人はいなかった。【金森崇之、二村祐士朗】


行方不明者16人に…捜索・救助、復旧が本格化
読売新聞 9月12日(土)11時39分配信

115
行方不明者の捜索活動を行う自衛隊員(12日午前11時31分、茨城県常総市で)=佐々木紀明撮影

 東日本で降った記録的な豪雨で、堤防が決壊し広範囲に浸水被害が出た茨城県常総市と、宮城県大崎市で12日、地上からの行方不明者の捜索や救助、決壊した堤防の復旧工事が本格的に始まった。

 常総市は同日、連絡が取れるなどして行方不明者数が22人から15人に減ったと発表し、不明者の合計は宮城県栗原市の1人と合わせ計16人となった。排水作業や家屋のかたづけも徐々に進んでいるが、常総市内では依然188人が救助を待っており、12日午前11時現在、市内28か所の避難所に3318人が避難している。

 茨城県と常総市によると、不明者数が15人になった理由について、親族や関係者が不明者の所在を確認できたためとしている。


<宮城豪雨>仙台で崖崩れ多発
河北新報 9月12日(土)11時38分配信

114
斜面ごと崩落した太陽光パネル=11日午後5時40分ごろ、仙台市太白区羽黒台

 記録的豪雨の影響で、仙台市内では11日、崖崩れや地滑りが相次いで発生した。宮城県警によると、同日午後11時現在、けが人や被害に遭った住宅はないという。

 同日午後3時50分ごろ、太白区羽黒台で「崖崩れが起きた」と住民から110番があった。現場は斜面一面に太陽光パネルが設置されていたが、高さ約80メートル、幅約40メートルにわたって崩れ落ちた。

 崩落現場は住宅のすぐ側まで迫り、近くの70代の主婦は「近所の庭先まで崩れた。これ以上被害が広がらなければいい」と不安そうに語った。

 同日午前3時50分ごろには、青葉区川内三十人町で崖崩れが起き、高さ約7メートル幅約50メートルの崖が崩れ、土砂が道路をふさいだ。

 市災害対策本部によると、11日夜までに崖崩れや地滑りが6件発生し、状況を確認している。

[写真特集]崩落、決壊、冠水…記録的豪雨 東北の爪痕

http://photo.kahoku.co.jp/graph/2015/09/11/20150911khg000000000000c/001.html


<関東・東北豪雨>茨城県常総市役所 非常電源復旧へ
毎日新聞 9月12日(土)11時36分配信

 12日朝に孤立状態が解消された茨城県常総市役所は、断水が続いているものの、自家発電の非常電源が復旧する見通し。職員は周辺の状況確認や災害対応の業務に追われ、庁舎内で待機していた自衛隊員も救助活動に向かう準備を始めた。

 庁舎内では避難住民も含め一時約1000人近くが孤立。固定電話もつながらなくなるなど災害対策本部としての機能がまひに近い状態だった。【金森崇之】


茨城・常総、百数十人孤立
2015年9月12日(土)11時10分配信 共同通信

113
 浸水していた水が引き、がれきの中で行方不明となっている70代の父親を捜す女性=12日午前11時58分、茨城県常総市

 鬼怒川の堤防が決壊するなど大規模な被害が出た豪雨で、茨城県常総市は12日、午前9時現在で連絡が取れないのは15人と明らかにした。再確認で7人減ったとしている。県警や消防はヘリコプターを飛ばすなどして不明者の捜索を再開。11日時点で百数十人いたとみられる孤立住民の救出も急ぐ。宮城県でも1人が行方不明となっており、警察庁によると、一連の豪雨による死者は3人、けが人は27人。

 豪雨被害から初めての週末を迎えたが、浸水被害は広域にわたり、避難が長期化する恐れもある。常総市によると午前9時現在、市内外の28カ所の避難所に計4848人が避難している。


鬼怒川堤防決壊 8歳の子供2人は無事が確認される 茨城県警
産経新聞 9月12日(土)10時30分配信

112
鬼怒川の決壊した堤防付近では、復旧工事が進められている =12日午前、茨城県常総市 (川口良介撮影)(写真:産経新聞)

 鬼怒川の堤防決壊で行方不明とされていた8歳の子供2人について、茨城県警によると、無事が確認されたという。


宮城の渋井川氾濫、震災4年半また古川五小が避難所
日刊スポーツ 9月12日(土)10時18分配信

 関東地方に大きな被害をもたらした記録的豪雨は11日、東北地方も襲った。宮城県大崎市では、渋井川の堤防が十数メートルにわたって決壊した。付近の住宅約400世帯が浸水した。11年3月11日の東日本大震災から4年半だったこの日、震災時も避難所だった古川第五小学校の体育館には、未明から多くの人々が避難した。

 大崎消防署や陸上自衛隊のヘリが着陸すると被災者が運ばれ、自主避難の家族が集まった。避難所の1つとなった古川第五小学校の体育館。開設された11日未明から午後6時まで、ピーク時は約70世帯140人が避難した。

 大崎市周辺では11日未明に決壊した渋井川だけでなく、各用水路なども水があふれ、市内を縦断する国道4号を含む主要道路が各所で冠水。数カ所で通行止めになった。

 渋井川近くで、大きな被害を受けた同市・古川西荒井の鈴木憲一さん(60)はゴムボートと救助ヘリで搬送された。「午前5時ごろトイレに起きたら、車のボンネット近くまで水が来てた。慌てて動かそうとしたけどだめだった」。わずか10~15分たらずで胸まで漬かったという。

 同じく古川西新井から避難してきた伊藤真理子さん(41)は、停電にも見舞われ、貴重品だけを所持して着の身着のままだった。「気づいた時には遅かった。周辺が水浸しで暗かったし、(家族が)高齢なので動けなかった」と2階に避難。7時間近く自宅待機し、避難所までゴムボートと救助ヘリで運ばれた。

 この日は東日本大震災から4年半の月命日だった。当時、同小学校も避難所となり、約700人が1週間近く過ごした。「3・11」を経験した伊藤さんは当時を思い起こしつつ、「冬でなくて良かった」と安堵(あんど)の表情で振り返った。

 一方で、大震災の教訓も息づいていた。地元の建築会社はペットボトルの水を提供。近隣のスポーツクラブからはシャワー提供の申し出も受けた。避難所には大きな混乱もなく、午後になると家に戻る人の姿もあった。大崎市役所・総務課の木村博敏さん(45)は「食品は(市の)備蓄はあります。まだ被害の大きさが把握できていませんが、早く水がひいてほしい」と願った。【佐々木雄高】


越水「人災だ」住民反対押し切りソーラーパネル設置
日刊スポーツ 9月12日(土)10時18分配信

111
濁流が流れ込むきっかけになったと住民が訴えるソーラーパネル(撮影・三須一紀)

 鬼怒川から大規模な水害が発生した茨城県常総市で11日、住民の逆井(さかさい)正夫さん(67)が「これは人災だ」と訴えた。同市若宮戸地区では、昨年3月ごろから大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設されたことがきっかけで自然堤防が削り取られた。豪雨による濁流はその場所から越水し、住宅地をのみ込んだとみられる。

 近隣住民で最後までメガソーラーの建設に反対していたのは逆井さんだった。昨年3月ごろから常総市、国土交通省の担当者らに鬼怒川氾濫の恐れを訴えた。今回の水害では同市三坂地区の堤防が決壊し、若宮戸地区で越水が発生した。

 建設場所は私有地だったが、「生命や財産を失う不安があった。それらを守る権利が国民にはある」と声を上げ続けた。しかし、同年5月には、同市石下庁舎の職員に「何かあれば自己責任で逃げてください」と切り捨てられた。「鼻つまみ者にされたんだ」。役所に味方にされず、逆井さんは地域で孤立していった。

 高さ2~3メートルの自然堤防が約150メートルにわたって切り崩された。メガソーラー建設地に自宅が面している遠藤玲子さん(59)は「自然堤防と生い茂った木々のおかげで、2階からでも昔は鬼怒川は見えなかった」という。

 逆井さんは「本当に悔しいよ」と憤る。13年11月に病気で亡くした妻幸子さん(享年60)の遺骨は今も自宅にあった。がれきにまみれた幸子さんの車いすを手に「女房を守るためにも堤防を削るなとずっと戦ってきたんだ」と涙が噴き出た。自宅には濁流が流れ込み、妻が大好きだったバラや家庭菜園も全て流された。

 近隣住民の50代女性は建設業者に脅されたという。「危ないから山を崩さないでと言ったら『あんまり騒ぐと、ここに住めなくなるよ。いいんですか』とすごまれた」と振り返る。自宅が壊滅的被害を受けた20代女性は「住民一体となって市なり、国なり訴えたい」と怒りをあらわにした。

 削られた自然堤防の代わりには土のうが積み上げられただけだった。逆井さんは「危惧していたことが実際に起こった。こうなってからじゃないと、みんな分からねえんだ」と悔やんでも悔やみきれなかった。【三須一紀】


地域センターに1000人避難 通路以外ぎゅうぎゅう
日刊スポーツ 9月12日(土)10時18分配信

 茨城県常総市の地域交流センターでは1000人を超える避難者たちが一夜を明かした。

 自衛隊のボートに救助されたという男性(65)は「(10日は)毛布1枚とお茶とビスケットをもらった。朝になるとおにぎりや水、カップ麺も支給された。人が多くて通路以外はぎゅうぎゅうに埋まっていた」と振り返った。幼児を抱いた女性や妊婦、お年寄りが多かったという。朝になると周囲の水も引き、同センターを離れる人も増えたが、新たに避難してくる人もいた。自宅の2階で一夜を過ごし、避難してきた同市三坂町の女性(57)は「寝ている人が多いのか(館内は)静かだった。数人の小さい子どもは元気に遊んでましたよ」と話した。


<宮城豪雨>決壊・氾濫 栗原1人死亡1人不明
河北新報 9月12日(土)10時16分配信

110
渋井川(手前)の堤防の決壊で冠水した大崎市街地。中央を横切るのは国道4号。奥は東北新幹線=9月11日午後1時40分ごろ

 東北地方や関東地方を10日から11日にかけて襲った記録的な豪雨は、宮城、茨城、栃木の3県を中心に大きな被害をもたらした。仙台管区気象台は11日午前3時20分、宮城県に大雨特別警報を発表。午後7時半に全域で解除した。東北での特別警報発令は2013年8月の制度開始以来初めて。川の氾濫や崖崩れが各地で発生し、栗原市で1人が死亡、1人が行方不明となった。豪雨による死者は栃木県の2人を含め3人になった。大崎市では渋井川の堤防が決壊、大和町では吉田川から水があふれ中心部が孤立した。仙台市は約41万人に一時、避難勧告を出した。

 栗原市内では、川からあふれた水で軽自動車2台が流された。同市栗駒の高橋ひとみさん(48)が死亡し、同市鶯沢の男性(62)が行方不明となった。市内の国道4号では大型トラックが土砂崩れに巻き込まれ、八戸市の会社員鈴木将彦さん(37)が頭に大けがをした。

 大崎市では11日未明、渋井川の堤防が約20メートルにわたり決壊し、古川西荒井、古川稲葉の両地区が浸水。一時は約400世帯約1200人が孤立し、宮城県警や陸上自衛隊が170人態勢でヘリコプターやゴムボートで救助に当たった。

 宮城県大和町では11日未明、吉田川が氾濫し町役場が孤立。町は10日夜、541世帯1755人に避難指示を出していた。仙台市では青葉区川内三十人町で崖崩れが起き、泉区の七北田川の一部で水があふれた。

 宮城県によると、11日午後2時現在、11市町209カ所に避難所が設けられ、2014人が避難した。床上床下浸水は計134棟。

 村井嘉浩知事は山谷えり子防災担当相とテレビ会議を行い、激甚災害指定を要請した。県は仙台市、大崎市など8市町に災害救助法の適用を決めた。

 東北各県では、北上市和賀町で県道脇の斜面が崩れ通行止めとなり、夏油温泉の宿泊客ら66人が一時足止め。一関市は96世帯292人に避難指示を出した。

 山形県内では、最上町が赤倉地区で温泉旅館を含む20世帯80人に避難指示。いわき、南相馬の両市は計3484世帯に避難指示を出した。10日に国道352号で土砂崩れが起きた南会津町舘岩地区では313世帯833人が依然孤立状態。

 JR東日本によると、山形新幹線福島-新庄間と東北線など在来線11路線が始発から運転を見合わせた。高速道は東北道福島飯坂-築館インターチェンジ間など5路線の一部区間、国道は仙台市太白区の4号など6地点で通行止めとなった。

[写真特集]崩落、決壊、冠水…記録的豪雨 東北の爪痕

http://photo.kahoku.co.jp/graph/2015/09/11/20150911khg000000000000c/001.html


救援物資、続々と=避難住民、カレーに笑顔―常総市の体育館
時事通信 9月12日(土)10時2分配信

 約300人が避難する常総市鴻野山の石下総合体育館では、避難所開設2日目の11日からボランティアによる炊き出しが始まり、薬や衣類などの救援物資が続々と運び込まれた。
 12日は午前8時半から、地元のサッカークラブの小中学生らが手作りのカレーを避難した人たちに振る舞った。
 会社員の慶野敏夫さん(65)は炊き出しのカレーを食べ、「温かい食べ物はありがたい。本当に助かる」と喜んだ。
 コメ農家の飯村正子さん(63)は衣類を手に取り、「こんなに優しさが身にしみたことはない」と笑顔を見せた。飯村さんは市内の自宅が床上浸水し、11日朝、夫(63)とともに自衛隊のヘリコプターで救助された。
 自宅アパートが水に漬かるなどした会社員の大久保拓也さん(41)は、東日本大震災で仙台市の当時の自宅が被災。およそ1カ月間、電気やガスが使えない生活を強いられ、「それに比べればありがたい」。妻の千春さん(35)も「ぜいたく過ぎるくらい」と感謝した。
 電気工事業の下舞春樹さん(26)は3カ月の長男を含む家族5人で避難。「粉ミルクもおむつも届き、不自由していない」と話す一方、「子どもが蚊に刺されないように虫よけマットがあれば」と要望した。
 飲料水などを届けに来た専門学校1年塚田沙姫さん(19)は、鬼怒川の堤防決壊で通っていた高校など見慣れた風景が変わってしまいショックを受けたという。「友達や彼氏も避難している。なるべく早く元に戻ってくれれば」と語った。 


鬼怒川堤防決壊 行方不明者15人に減る 7人と連絡取れる 常総市
産経新聞 9月12日(土)9時36分配信

 茨城県常総市の災害対策本部によると、鬼怒川の堤防決壊で行方不明となっていた22人のうち7人と連絡が取れたと発表した。現時点での行方不明者は15人だとしている。


鬼怒川決壊、不明15人に=8歳児2人は無事―孤立解消へ救助急ぐ・茨城
時事通信 9月12日(土)9時25分配信

109
決壊した堤防を修復する作業員=12日午前、茨城県常総市

 記録的な豪雨で鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市は12日、連絡が取れない人が同日午前9時現在で15人になったと発表した。
 10日の決壊から3日目。警察や自衛隊は不明者の捜索を急ぐとともに、泥水に囲まれて孤立している住民の救助を進める。
 茨城県警などによると、常総市では11日夜の時点で連絡が取れない人は22人いた。8歳の子ども2人も行方不明になっていたが、2人とも無事が確認できたという。
 県警などは、水が引いた場所で泥やがれきを取り除き、家屋の内部などを確認。上空からもヘリで捜索し、取り残された人がいないかを調べる。
 県などによると、常総市の浸水家屋は11日までに1万1000軒に上り、ヘリによる救助者だけでも1100人を超えた。
 住宅街に流れ込んだ泥水の水位は下がっているが、依然広範囲が冠水しており、自衛隊などはボートでの救助活動も続けた。
 国土交通省によると、12日はポンプ車34台を投入。鬼怒川支流の水門を開放して排水に当たった。堤防は約200メートルにわたって決壊しており、仮堤防の建設を急いでいる。
 一方、宮城県栗原市では、11日から行方が分からない男性(62)の車が12日朝、市内の熊川で横倒しになっているのが見つかった。男性の姿はなく、県警が捜索を続けている。
 警察庁によると、大雨による死傷者は12日午前10時現在で、死者が宮城、栃木両県で計3人、重軽傷者は茨城、静岡、愛知など10県で計27人。 


常総市、ライフライン断絶続く
2015年9月12日(土)9時12分配信 共同通信

 茨城県・鬼怒川の大規模水害では、堤防の決壊から丸2日近くたった12日も避難所は冠水による孤立状態が続き、電気や水道などライフライン復旧のめどは立っていない。避難者からは「一刻も早い供給を」との声が相次いでいる。

 常総市によると、11日深夜の時点でも鬼怒川東岸のほぼ全域で電気や水道の供給が停止。市幹部は「浄水場の水没で断水となった上、東京電力からは、切れた送電線が水につかって感電する恐れがあり、あえて停電にしていると聞いている」と説明している。


多くの人必要、復旧へボランティア受け付け開始
読売新聞 9月12日(土)9時2分配信

 東日本の大雨被害を受けた地域の一部では、復旧に向けたボランティアの受け付けが始まった。

 栃木県鹿沼市の市社会福祉協議会は災害ボランティアセンターを設置し、受け入れを始めた。11日は16人が土砂の撤去などを手伝った。同センターの担当者は「1軒の家を片づけるだけでも10~15人が必要。多くの人を受け入れられるよう態勢を作りたい」と話す。同県小山市や栃木市にも11日に同センターが設置され、ボランティアを募集している。各センターへの問い合わせは鹿沼市(0289・65・5191)、小山市(0285・22・9501)、栃木市(090・7828・4016)。

 茨城県常総市は、12日のセンター設置を目指して準備を進めている。宮城県大崎市と大和町もセンター設置を検討している。


東日本豪雨 首相、大雨被害で茨城、栃木視察
産経新聞 9月12日(土)8時44分配信

 安倍晋三首相は12日午前、台風18号の影響による大雨被害の状況を視察するため、陸上自衛隊のヘリコプターで茨城県常総市に入る。安倍政権は危機管理対応を最優先課題に掲げており、首相自ら現場を確認し、被災自治体の支援など対応を急ぐ方針だ。

 常総市では10日に鬼怒川の堤防が決壊。警察や消防、自衛隊が住民の救助活動を継続しているが、行方不明者が出ている。首相は被災地で、避難している住民らを激励する予定だ。

 午後には茨城、栃木両県庁を訪ね、説明を受ける。


鬼怒川堤防決壊前から現地入りした担当記者が見た現場 一気に腰までの水「怖い」
産経新聞 9月12日(土)8時0分配信

108
大雨の影響で鬼怒川が氾濫し住宅街に取り残された人がいないか探す自衛隊員=10日午後、茨城県常総市(蔵賢斗撮影)(写真:産経新聞)

 鬼怒川の堤防が決壊するおよそ2時間前の10日午前10時半、大雨に見舞われた茨城県常総市には、すでに異変が確認されていた。

 県道24号沿いから北に走る道には、あふれた水が少しずつ押し寄せていた。カメラとパソコンを抱え、タクシーから飛び出すと、みるみるうちに水位が増していく。

 気づけば、腰ほどの高さまで達していた。流れも早く「正直怖い」と感じた。タクシーには引き返せず、やっとの思いでたどり着いたのが、住民の避難先となっていた地域交流センターだった。

 すでに多くの住民が避難し、幼い子供を連れた母親や大切な愛犬を抱える住民も。「めったにないことだから半信半疑で周囲の様子をうかがいながら避難してきた」。住民の鈴木美枝さん(88)は疲れた表情を浮かべた。

 身動きが取れず、自衛隊員や消防隊員、警察官に救助された住民も多かった。自営業の男性は「事務所は水浸し。すぐ復旧できるように頑張るしかない」と言い聞かせていた。

 センターでは約千人の住民が一夜を明かしたが、完全に孤立した場所で、支援物資がなかなか届かない。停電でトイレの水もながれず、携帯電話のバッテリーが切れ情報を入手する手段をなくす住民も続発した。

 ただ、少ない物資の中でも、住民らは食べ物を分け合うなど協力。翌朝の11日午前6時には支援物資も届いた。さらに水位も膝下まで下がりはじめ、ズボンのすそを上げて帰宅する住民も出始めた。

 その中に、妻を避難所に置き、1人自宅の様子を確認しようとする繁田実さん(74)がいた。一緒に向かうと、玄関先まで浸水してきたものの大きな損傷はなかった。

 「飛び出してきたから大事なものも1階にあるしよかった」。繁田さんに笑みがこぼれていた。(写真報道局 蔵賢人)


東日本豪雨 特別警報また生かせず 自治体に避難勧告・指示遅れ
産経新聞 9月12日(土)7時55分配信

 関東や東北地方を中心に降った豪雨は11日未明、宮城県大崎市の渋井川の決壊を引き起こした。前日には、茨城県常総市の鬼怒川も決壊しており、気象庁は連日、大雨の特別警報で警戒を呼びかけた。しかし、想定を超える雨脚に自治体側の対応は後手に回り、多くの住民が逃げ遅れる事態に。専門家は、住民の水害に対する危機感の薄れも指摘しており、被害が拡大した背景には複合的な要因が潜んでいそうだ。

 茨城県に大雨の特別警報が出されたのは、10日午前7時45分。特別警報発表に先立つ午前2時20分には、常総市も決壊地点の上流域に避難指示を発令し、機先を制する対応だった。

 しかし決壊地点の下流域への避難指示は遅れ、午前10時半になってからだった。決壊わずか2時間半前で、避難勧告や避難準備情報も出ていなかった。市によると、午前6時20分に上流が越水し、その対応に追われ発令が遅れたという。

 自治体の対応が後手に回ったという点では、渋井川が決壊した宮城県大崎市も同様だ。気象庁は11日午前3時20分に同県内に大雨の特別警報を発表。市は午前4時半、流域の古川西荒井地区や稲葉地区などに避難準備情報を発令した。

 市は午前5時前に市民からの通報で堤防決壊を把握したが、1段階高い避難勧告・指示を出す前に稲葉地区などは浸水し、住民らは孤立した。市は「避難指示を出して、住民を移動させるのはかえって危険」と考え、最終的に避難を断念せざるを得なくなった。

 特別警報は平成25年に導入された。23年に多くの死者を出した紀伊半島豪雨の反省を踏まえたもので、今回発表された栃木と茨城、宮城を含め計6件に上る。

 東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害・リスク心理学)は「気象庁は空振りをしても見逃しはしないというスタンスで発表している。(大崎市は)特別警報が発表されなくても避難勧告や避難指示はあってしかるべきだ」と指摘する。

 一方、鬼怒川と渋井川の流域の住民自身にも避難行動の遅れが目立った。広瀬名誉教授は「日本人は治水が進んでいるため発生しにくい水害に対し恐怖感が薄く、特別警報などを受けても危機感を抱きにくいのではないか」と指摘する。

 住民への取材ではすぐに避難しなかった理由について「自宅が2階建てだから大丈夫と思った」「決壊が起こるなんて想像しなかった」などの声が聞かれた。


東日本豪雨 東北でも線状降水帯 「温暖化進めば発生多発」
産経新聞 9月12日(土)7時55分配信

 関東地方に爪痕を残した豪雨は積乱雲が帯状に並ぶ「線状降水帯」が原因だったが、10日夜から11日朝にかけて東北地方に豪雨を降らせたのも、再び活発化した線状降水帯だった。気象庁によると、広範囲に及ぶ線状降水帯の発生はそれ自体珍しいという。ただ、こうした極端な気象現象は、温暖化の影響で将来的に増加傾向が予測される。

 関東上空では10日、台風18号から変わった温帯低気圧と台風17号の双方から暖かく湿った風が吹き込み、積乱雲が次々発生。線状降水帯は通常長さ100キロ程度だが、10日に発生したのは東西200キロ、南北500キロと巨大なものだった。

 気象庁によると、関東から東北地方にかけての上空では8月中旬以降、偏西風が南北に大きく蛇行している。10日に関東地方に甚大な被害をもたらした雨雲は衰退しつつ、偏西風に乗って東北地方へ北上した。一方、日本の東海上からは台風17号が列島へ接近。勢力を弱めていた雨雲は、台風から水蒸気を含んだ暖かく湿った風が供給されたことで再び活発化した。

 気象庁天気相談所の松本積(つもる)所長は「雨を降らせる環境は10日から11日にかけて継続していた」と話す。10日午後9時ごろには、福島県から秋田県にかけての広範囲で南北500キロ近くの線状降水帯が再び現れた。

 気象庁気象研究所気候研究部の尾瀬智昭部長は「これほど広範囲の線状降水帯は間違いなく極端な現象だ」と話す。極端な気象現象には地球温暖化との関係が指摘されている。

 温暖化で大気中に含まれる水蒸気量が増えると、一気に大量の雨が降るなど極端な気象現象が増えるとの見方は、多くの専門家の間で一致している。尾瀬部長は「温暖化が進めば極端な現象は多発する。過去の常識は通用しない」と警戒を呼びかけている。

« 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・7 | トップページ | 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・9 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/62273086

この記事へのトラックバック一覧です: 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・8:

« 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・7 | トップページ | 栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・9 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30