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2015年9月10日 (木)

栃木で50年に1度の大雨、栃木、茨城に大雨特別警報・3

気象庁は未明に栃木県に、朝に茨城県にそれぞれ大雨特別警報を発表し、自治体の避難情報に従って安全を確保するよう呼び掛けた。栃木県では1人が心肺停止、1人が行方不明となり、茨城県内では鬼怒川が氾濫した。

栃木、茨城、千葉の各県では土砂災害や河川の氾濫などのため計約16万人に避難指示が出された。

栃木県では日光市・今市で10日午前10時40分までの48時間雨量が613.5ミリに上るなど、観測史上最多雨量を記録する地点が続出した。関東と東北南部では土砂災害警戒情報が各地に出された。

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リンク:〔はん濫発生〕最上小国川 山形県最上町ではん濫 厳重警戒を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔はん濫発生〕吉田川 宮城県富谷町ではん濫 厳重警戒を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府調査団を派遣へ=大雨被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>不明女性を発見、死亡を確認 鹿沼の土砂崩れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔関東大雨〕災害救助法の適用に伴う各種支援措置(9/10現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 自衛官480人を派遣 ヘリやボートで404人を救助 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>鬼怒川堤防決壊 12人不明、690人取り残される - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川決壊12人不明=濁流救助待ち690人―2避難所750人孤立・茨城県常総市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 常総市の災害対策本部も孤立 庁舎入り口まで水迫る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明女性発見、死亡=栃木の土砂崩れ現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 排水作業始まる、復旧工事は11日に開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>電柱につかまり「助かった」 鬼怒川決壊の常総 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 浸水地域32ヘクタール、域内に住宅6500棟 鹿沼市で土砂から女性、救出急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>土砂崩れで不明女性、心肺停止で発見 栃木・鹿沼 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>救助活動の海保ヘリ乗員が語る緊迫の現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>埼玉で「氾濫危険水位」超えは元荒川など四つに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下が大雨被害を心配 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>茨城で牙をむいた鬼怒川 懸命の救出作業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 天皇陛下、豪雨被害に「心配しています」とご憂慮 ウガンダ大統領とご会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激しい濁流、堤防えぐられ、住宅地に容赦なく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>民家の屋根から「助けて」 鬼怒川決壊の茨城・常総 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>南会津で土砂崩れ 一時286世帯667人孤立 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鬼怒川決壊…12人不明、住宅多数が流される - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>暴れ川「坂東太郎」 群馬も一時ヒヤリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>鉄道網ズタズタ JR東日本や私鉄各線 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>学校連絡網で「先生の胸の高さまで浸水」埼玉・越谷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>鬼怒川の堤防が決壊 12人が不明 茨城・常総 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>「ゴォー」うなり声の濁流 決壊・鬼怒川の堤防 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 鬼怒川決壊、7人が行方不明 常総市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雨特別警報、栃木・茨城の一部で解除…気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雨>鬼怒川温泉 ホテルの一部が崩落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 9都県警が援助隊員405人派遣 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木、茨城大雨 海保、震災以来の本格的な陸上災害派遣 11人を救助 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:車の屋根に妊婦、電柱に人…=各地から救助ヘリ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

〔はん濫発生〕最上小国川 山形県最上町ではん濫 厳重警戒を
レスキューナウニュース 9月11日(金)2時55分配信

11日02:50、山形県の最上小国川にはん濫発生情報が発表されました。(山形県最上総合支庁河川砂防課・山形地方気象台共同発表)

発表によると、最上小国川では、山形県最上町大字富澤(赤倉温泉)(右岸)付近よりはん濫しました。周辺流域では、家屋への浸水、道路の冠水などのおそれがあります。自治体から発表される避難情報などに十分注意してください。


〔はん濫発生〕吉田川 宮城県富谷町ではん濫 厳重警戒を
レスキューナウニュース 9月11日(金)2時25分配信

11日02:20、宮城県の吉田川にはん濫発生情報が発表されました。(北上川下流河川事務所・仙台管区気象台共同発表)

発表によると、吉田川では、宮城県富谷町三ノ関(右岸)付近よりはん濫しました。周辺流域では、家屋への浸水、道路の冠水などのおそれがあります。自治体から発表される避難情報などに十分注意してください。


政府調査団を派遣へ=大雨被害
時事通信 9月11日(金)1時53分配信

 政府は11日、関東地方の大雨被害を受け、茨城、栃木両県に政府調査団を派遣すると発表した。
 
 調査団は赤沢亮正内閣府副大臣を団長に関係省庁の幹部ら19人で構成。同日午前、茨城、栃木両県庁を訪れ、被害状況の説明などを受ける。 


<大雨>不明女性を発見、死亡を確認 鹿沼の土砂崩れ
毎日新聞 9月11日(金)1時48分配信

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日が暮れる中も続く行方不明者の捜索活動=栃木県鹿沼市で2015年9月10日午後6時9分、猪飼健史撮影

 栃木県鹿沼市日吉町で10日未明、土砂崩れが起きて小林フミ子さん(63)が行方不明になった現場で、栃木県警は同日午後11時ごろ、心肺停止状態の女性を発見した。女性は搬送先の病院で死亡が確認され、小林さんと身元が判明した。死因は窒息死。小林さんは木造2階建ての自宅1階で就寝中、流れ込んできた土砂に巻き込まれたとみられ、自宅の中で土砂などに埋まった状態で見つかった。


〔関東大雨〕災害救助法の適用に伴う各種支援措置(9/10現在)
レスキューナウニュース 9月11日(金)1時30分配信

台風18号などによる大雨に対する災害救助法の適用に伴い、適用地域の被災者に対し、各機関から発表されている支援措置を以下にまとめました。
措置内容の詳細および最新情報については、各Webサイトなどでご確認ください。

■災害救助法適用地域
 茨城県:古河市、結城市、下妻市、常総市、筑西市、結城郡八千代町、猿島郡境町

■災害救助法適用に伴う各種支援措置
・金融機関による特別措置など

【行政】
<茨城県・内閣府>
平成27年台風第18号等による大雨に係る災害救助法の適用について【第1報】
http://www.pref.ibaraki.jp/kyujo01.html
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/20150910_03kisya.pdf

<関東財務局・日本銀行>
台風第18号等による大雨にかかる災害に対する金融上の措置について
http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp031000200.html
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2015/rel150910a.pdf

【通信】
<NTT東日本>
台風18号の大雨の影響により被災された地域のお客様に対する支援措置について
http://www.ntt-east.co.jp/ibaraki/information/detail/20150910_2.html

<NTTドコモ>
平成27年台風18号等による大雨に係る災害救助法の適用地域に対する支援措置
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/150910_03_m.html

<KDDI>
台風18号等による大雨の被害に伴う支援について
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/09/10/1356.html

<ソフトバンク>
平成27年台風第18号などの影響に伴う支援措置について
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/info/2015/20150910_02/

【金融】
<常陽銀行>
大雨により被害にあわれたお客さまへの対応について
http://www.joyobank.co.jp/news/pdf/20150910_04.pdf


栃木、茨城大雨 自衛官480人を派遣 ヘリやボートで404人を救助
産経新聞 9月11日(金)0時46分配信

 防衛省は10日、栃木、茨城両県の大雨災害を受け、自衛官480人、航空機15機、車両70両、ボート40隻などを派遣し、被災者の救助や土嚢による水防活動に当たったと発表した。10日午後8時現在で、ヘリコプターやボートにより計404人を救助した。防衛省によると、ヘリによる救助活動は打ち切ったが、地上での災害支援活動は夜を徹して行われる。


<大雨>鬼怒川堤防決壊 12人不明、690人取り残される
毎日新聞 9月11日(金)0時32分配信

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、関東と東北地方は10日、記録的な大雨が降り、茨城県常総市新石下で鬼怒川の堤防が決壊、浸水域は約20平方キロに及び、約6500棟が浸水した。県によると、同市内で12人が行方不明になっているという。また警察庁によると、決壊現場周辺では午後11時現在、約690人が取り残され、警察や自衛隊が捜索・救助活動を続けている。


鬼怒川決壊12人不明=濁流救助待ち690人―2避難所750人孤立・茨城県常総市
時事通信 9月11日(金)0時12分配信

 関東地方を中心に降り続いた大雨の影響で、増水していた鬼怒川の堤防が10日午後0時50分ごろ、茨城県常総市三坂町付近で決壊し、住宅地など川の東側の広い範囲に濁流が流れ込んだ。
 同市によると、12人が行方不明となっており、逃げ遅れた多数の住民が民家などに取り残された。警察や自衛隊などがヘリコプターやボートで約600人を救助したが、警察庁によると、同日午後11時現在で孤立した避難所を含めておよそ690人が救出を待っている。
 警察と自衛隊、消防は約1200人態勢で、夜を徹して捜索、救助活動を進めた。
 気象庁が栃木、茨城両県に出した大雨特別警報は、常総市など一部地域を除き解除された。警察庁などによると、栃木県で1人が死亡、1人が重体、各地で21人が重軽傷を負った。
 茨城県などによると、鬼怒川の決壊で常総市の約6500棟が浸水し、多数の家屋が流された。浸水面積は鬼怒川と小貝川に挟まれた地域の約32平方キロで、約10キロ下流の常総市役所付近にまで及んだ。救助要請を受け消防などが現地に向かったものの、連絡がつかない人など不明者が12人いる。60代と70代の男性が流されたほか、数人が家ごと流されたとの目撃情報がある。
 警察庁などによると、取り残された約690人のうち、約560人は避難所の地域交流センターに、約100人は大型スーパー内におり、危険が差し迫った状況ではないという。
 常総市によると、同センターなど市内の避難所2カ所の約750人が、周囲の冠水で孤立している。茨城県警によると、同県全域で約5700人が避難した。
 国土交通省によると、決壊したのはJR石下駅西側の鬼怒川左岸堤防で、堤防の高さは市街地から3~4メートル、厚みは約4メートル。長さは当初、約20メートルだったが、その後拡大し約140メートルに達した。
 同日午前6時以降、上流の3カ所で川の水があふれているのを国交省職員が確認。決壊の恐れがあるとして警戒を続けていた。同省は現場にポンプ車などを派遣し、排水作業を進める。
 鬼怒川の堤防が決壊したのは、1949年8月以来。 


栃木、茨城大雨 常総市の災害対策本部も孤立 庁舎入り口まで水迫る
産経新聞 9月11日(金)0時2分配信

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鬼怒川が氾濫し集まった多くの避難市民ら=10日午後、茨城県常総市(蔵賢斗撮影)(写真:産経新聞)

 茨城県常総市の災害対策本部が置かれている同市役所(同市水海道諏訪町)周辺では、10日の日没後も水かさが増し続け、市庁舎が水に囲まれる形で孤立状態となった。

 水は市庁舎1階の入り口付近まで迫っており、市職員が浸水を食い止めようと、土嚢(どのう)を積むなどの対応に追われた。市庁舎は3階建てで、市職員のほか住民らも避難している。


不明女性発見、死亡=栃木の土砂崩れ現場
時事通信 9月11日(金)0時2分配信

 栃木県警によると、鹿沼市の土砂崩れ現場で10日夜、心肺停止状態の女性が見つかった。
 女性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。亡くなったのは、同市日吉町の無職小林フミ子さん(63)。
 県警によると、同日午前3時50分ごろ、鹿沼市日吉町で住宅の裏山が崩れた。小林さんの自宅に土砂が流れ込み、連絡が取れなくなっていた。
 同県では、日光市内で配水管の清掃作業をしていた20代の男性が水路に流され、意識不明の重体になっている。 


栃木、茨城大雨 排水作業始まる、復旧工事は11日に開始
産経新聞 9月10日(木)23時50分配信

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増水した鬼怒川が決壊、常総市三坂町は一面が水没した=10日午後、茨城県常総市(本社チャーターヘリから・大山文兄撮影)(写真:産経新聞)

 茨城県常総市の鬼怒川で発生した洪水災害で、国土交通省関東地方整備局は10日、ポンプ車による排水作業を開始したことを明らかにした。決壊した堤防の復旧工事も11日中に着工するという。

 同局によると、茨城県常総市内の「八間堀水門」へ同局のポンプ車5台を集め、10日午後10時には排水作業を開始。5台分の排水力は1分当たり計180立方メートルになる。11日にはさらに13台を浸水地域へ追加派遣するという。

 また、堤防の復旧作業に当たる施工業者との協議を終え、10日夜には工事用スペースを確保する作業に入った。11日中には復旧工事に着手し、約2週間で仮の堤防を設置する計画だという。


<大雨>電柱につかまり「助かった」 鬼怒川決壊の常総
毎日新聞 9月10日(木)23時34分配信

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大雨で鬼怒川が決壊し、車の上や電柱につかまり救助を待つ男性=茨城県常総市で2015年9月10日午後1時47分、本社ヘリから

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、鬼怒川が決壊した茨城県常総市では、12人が行方不明となり、最大で約990人が孤立状態となった。

 同市三坂町のタクシー運転手、坂井正雄さん(64)は、昼ごろ水位を確認しにいったところ、足元から堤防が壊れ始めた。周囲から「決壊したぞー!」と大きな声も上がった。急いで自宅へ向かい、あとわずかの距離で玄関という庭先であふれてきた水に流された。

 「一気に来た。ひざぐらいの深さだったけど流れが強くてとても抵抗できなかった」。少し流されたところに立っていた電柱に何とかつかまったが、水位はどんどん上がる。電柱をよじ登ると、近所の家が流され出し、妻と息子がいるはずの自宅の方向を見ると、既に流されていた。

 息子は数メートル先を流れていく車の屋根に乗っていた。お互い身動きできないままだった。2本先の電柱が倒れるのが見え、自分の電柱も倒れるかもしれないと思った。流れてきた材木を押さえ、電柱が倒れたらその材木につかまるつもりだった。

 ヘリで救助され、市内の体育館につくと、妻もいた。家の屋根に上がって救助されたという。息子も無事。「あんな勢いで水があふれるなんて想像したことはなかった。運が良かったとしか言いようがない」。九死に一生を得た坂井さんは、家族とともにほっとした表情を見せた。

 「こんなに水につかるなんて初めて。怖かった」。同市小保川の秋葉京子さん(65)は濁流に足をとられながら、5時間以上かけて約5キロを歩き、隣の下妻市にある市立宗道小学校の避難所にたどり着いた。

 常総市本石下のショッピングセンター「アピタ石下店」で昼食を買った後の午前10時半、店外の道路の水位がみるみる上がった。少し高いあぜ道で2時間待ったが、「ここにいてもしょうがない」と意を決し歩き出した。膝まで水につかり、脚にゴミや小枝が当たる。すれ違ったボートも「救助作業がある」と乗せてもらえなかった。

 見慣れたはずの街並みは見渡す限りの水面。段差も分からない。進んでは戻り、避難所に着いたのは午後4時ごろ。両脚とも擦り傷だらけだった。

 常総市の石下総合運動公園は救助ヘリの離着陸場となり、公園内の体育館には各地域から運ばれて来た住民が次々と身を寄せた。

 同市三坂町の渡辺和美さん(31)宅では正午過ぎ、庭に角材のような木が流れてきたり、家屋に水が入ってきたりするようになり、家族4人と貴重品を持って2階へ上がった。直後に「バリバリ」とガラスが割れ、1階は濁流にのまれた。「川の水があふれるなんて想像もしなかった。決壊を想定した避難訓練もしたことはない」という。

 同市若宮戸の会社事務所2階で数時間、救助を待った塚越馨さん(48)は「朝から徐々に浸水し始め、(1階は)昼前に胸の高さまで水が来た。あっという間に動けなくなった」と振り返った。

 市立豊田小学校では、10日夕の段階で150人が避難。自衛隊のヘリなど10機が上空を飛び、騒然とした雰囲気に包まれた。自家用車で家族と逃げてきた自営業の男性(57)は「水が迫ってきて怖かった。自宅がどうなったか心配だし、いつになったら帰れるのか」と険しい表情で話した。【林田七恵、山田奈緒、安味伸一、内橋寿明】


栃木、茨城大雨 浸水地域32ヘクタール、域内に住宅6500棟 鹿沼市で土砂から女性、救出急ぐ
産経新聞 9月10日(木)23時23分配信

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土砂崩れで住宅が埋まり、1人が行方不明になった現場=10日午前、栃木県鹿沼市(豊嶋茉莉撮影)(写真:産経新聞)

 茨城県災害対策本部は10日、鬼怒川の氾濫による浸水地域は約32ヘクタールに上り、このエリアには約6500棟の住宅があることを明らかにした。

 また、栃木県警は同日午後9時半ごろ、土砂が流れ込んだ栃木県鹿沼市日吉町の住宅で、行方不明になっていた女性とみられる人を見つけた。土砂に埋まっている状態で、救出を急いでいる。


<大雨>土砂崩れで不明女性、心肺停止で発見 栃木・鹿沼
毎日新聞 9月10日(木)23時19分配信

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、関東と東北地方は10日、記録的な大雨が降り、栃木県鹿沼市日吉町で同日未明に発生した土砂崩れで小林フミ子さん(63)が行方不明になった現場で、栃木県警は同日午後11時ごろ、心肺停止状態の女性を発見した。県警は小林さんとみて確認を急いでいる。小林さんは木造2階建ての自宅1階で就寝中、流れ込んできた土砂に巻き込まれたとみられ、女性は小林さん方の屋内で土砂に埋まった状態で見つかった。


<大雨>救助活動の海保ヘリ乗員が語る緊迫の現場
毎日新聞 9月10日(木)23時6分配信

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つり上げ救助を行ったときの様子を語る濱崎裕一機長(右)と上領直人副隊長=東京都大田区の海上保安庁羽田航空基地で2015年9月10日午後9時35分、米田堅持撮影

 記録的な大雨に見舞われた茨城県常総市で、救助に携わった海上保安庁のヘリコプターを操縦した機長と特殊救難隊員が10日、東京都大田区の羽田航空基地で報道陣の取材に応じた。

 現場の状況について濱崎裕一機長(38)は「家屋が多く浸水し、救助を求めて手を振っている人の姿が上空から見えた。特定の地域で、これほどの多くの人が救助を求めていることは少ない。海上と違って家の近くに送電線や鉄塔などの障害物があり、それらに注意しながら、危険が迫っていると思われる人から救助を行った」と浸水した家屋から救助にあたったときの様子を語った。

 つり上げ救助を行った羽田特殊救難基地の上領直人副隊長(30)は「つり上げられた人は、助かったとほっとしていた。機内でけがの有無やまだ取り残された人はいないかを聞いて情報収集にあたった。他の機関も救助にあたっているので、天気がこれ以上悪くならずに、早く救助されてほしい」と話した。

 海上保安庁は、10日の救助活動で15人を救助したという。【米田堅持】


<大雨>埼玉で「氾濫危険水位」超えは元荒川など四つに
毎日新聞 9月10日(木)22時56分配信

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校庭が冠水した越谷市立弥栄小学校=同市北川崎で、2015年9月10日午後5時22分、木村敦彦撮影

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、埼玉県は10日、台風18号に伴う被害状況を発表した。10日夜までに、死者や重傷者はいなかったが、上里町の神流川河川敷に取り残された60代男性が樹木に避難したところを救助され、軽いけがをした。

 県によると、累積雨量は春日部市と越谷市で350ミリに達し、平年の9月1カ月間の降水量を超えた。

 越谷市北部では、最も深刻な浸水被害が発生。同市増林の県立越谷東高校で校舎がひざ下まで浸水して休校になり、近隣の学校でも休校が相次いだ。

 一方、小鹿野町では民家の裏山の土砂が崩れ、廊下の窓ガラス2枚が壊れた。80代女性が住んでいたが、居間にいて無事だった。また坂戸市では、突風で民家の屋根瓦が約50枚はがれた。

 県内では、氾濫危険レベルが4段階で最も高い「氾濫危険水位」を超えた川が、元荒川など四つに上った。住宅被害は床上浸水が幸手市、春日部市、松伏町などで41棟、床下浸水が春日部市を中心に268棟に達した。ただ、被害が深刻で調査できていない越谷市は含まれておらず、同市だけで数百に達するとみられる。

 避難勧告は一時6市町に出されたが、10日夕までにさいたま市と八潮市の一部を残し、解除された。草加市など7市町で避難所が設置され、計39人が避難した。

 県は10日、鬼怒川が決壊した茨城県内に緊急消防援助隊62人と防災ヘリを派遣し、被災者の救助活動に当たっている。【鈴木梢】


両陛下が大雨被害を心配
読売新聞 9月10日(木)22時32分配信

 宮内庁幹部は10日、天皇、皇后両陛下が茨城県や栃木県などを襲った大雨による被害を心配されていることを明らかにした。

 同庁によると、両陛下は公務の合間にテレビなどで被害状況の把握に努められている。同日昼に皇居・宮殿でウガンダのムセベニ大統領夫妻と会見、昼食をともにした際にも、天皇陛下は大統領に「河川が増水し、氾濫している所もあるので心配しています」と語られたという。


<大雨>茨城で牙をむいた鬼怒川 懸命の救出作業
毎日新聞 9月10日(木)22時13分配信

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自衛隊のヘリコプターで救助され、避難先に運ばれてきた女性=茨城県常総市で2015年9月10日午後6時56分、大西岳彦撮影

 数十年に1度の豪雨が茨城県内を襲った。いつもは穏やかな鬼怒川が決壊し、茨城県常総市など県西部を中心に大きな被害をもたらした。逃げ遅れた多数の人が取り残され、懸命の救出作業が続く。10日午後8時時点で約1万人が避難しており、不安を抱えながら、避難所での夜を迎えた。

 ◇常総、下妻

 下妻市唐崎の千代川体育館には、同市と常総市からの避難者310人ほどが過ごした。常総市若宮戸の農業、門井正志さん(62)は午前10時ごろ、家の前の道が60センチほど冠水したので避難してきたという。「ラジオもテレビも無くて情報がないから不安。家や仕事で使う農機具、育ててきた米も全部だめになって、今後の生活はどうなるのか」と表情を曇らせた。

 下妻市原の団体職員、猪瀬真子さん(36)は「ここまでひどくなるとは思っていなかった。3匹の愛犬を2階に置いてきてしまったので心配です」と話す。

 同市鎌庭のアルバイト、高橋敏夫さん(65)は「自然のことだから操れない。もうどうすることもできないな」とぼんやりと外を眺めた。

 常総市新石下の会社員、山崎貴弘さん(26)は、妻の実家がある若宮戸が冠水する映像をテレビで見て、「空想のようでまだ実感が持てない」と困惑した表情を見せた。避難が長期化するかもしれないため「仕事にも行けず、家も失って今後の生活がどうなるのか」と肩を落とした。

 泣き出す子どももいた。下妻市原の宗道小2年男児(8)は、なかなか降りやまない外の様子を見て、「おうちにかえれるのかな」とぽつりと語った。

 同体育館で夜を越す、常総市小保川のパート、中山知恵さん(55)は「早朝からの避難に加え、食事や風呂などで自由がきかず、疲れはたまっていくばかり。いつ帰れるのか不安です」と話した。

 ◇筑西

 筑西市では10日早朝から、鬼怒川沿いの8地区の住民1238世帯3093人に避難指示が出された。地元の消防団員は未明から夜通しで活動。同市下川島地区の秋田博さん(34)は「深夜3時に積んだ300個の土のうが、朝には見当たらなくなった。消防団として初めての経験」と豪雨の威力に驚いていた。

 近くの川島公民館では避難住民が80人を超え、午前10時ごろから面積が広い市立川島小学校(同市伊讃美)に移動。同市伊佐山、パート従業員、浅川ゆかりさん(23)は「あっという間に水が玄関先まで押し寄せてきた。小学校では情報源がラジオだけで、家がどうなっているか心配」と不安な表情だった。

 筑西市関本中の市立関城西小学校体育館には、避難指示の対象となった船玉地区など約300人の住民が避難。配布された災害用毛布を敷いて寝転んだり、壁にもたれたりとぐったりした様子が目立った。午前7時から避難した同市関本中下河原、会社員、田村敏広さん(59)は「まさかここまでひどくなるとは。肉体的にも精神的にもつらい」。体育館には、インターネットで配信されているニュースの音声や、子どもの泣き声、電話で安否を確認し合う声が響き続けた。

 午後5時15分、市の職員が一部の地区以外を対象に、避難指示から避難勧告への引き下げを伝えると、住民は家の状況を確認するためそれぞれ帰宅した。

 同市船玉の高台にある地区集会所「船玉田園都市センター」には一時約20世帯の約40人の住民が避難した。大雨により同日未明、鬼怒川の水があふれ、危険を感じた住民たちは同日午前2時ごろから自主的に集会所に避難したという。

 同市船玉、無職、田崎紀年さん(73)は「身の危険を感じ、妻と2人で午前2時ごろ避難してきた。その時はまだ車で移動できたが、朝になったら一帯は冠水していてもう自宅に近づけなかった。住民同士で声を掛け合い、朝になる前に避難して良かった」と話した。また、田崎さんは「おそらく家の中は水浸しになっていて心配だが、水が引くまでは近づけない。家まで水が流れ込んだのは初めてだ」と語った。

 同センターは、比較的安全な地域に住む住民が、避難した人のために、おにぎりやお菓子などを届け、住民同士で支え合っている。一方、同市は職員総出で鬼怒川沿いの各地区集会所に職員を配置し、住民の安全を守るよう努めている。同日昼前には、各集会所に水や非常食、毛布などを配布し、今後も全ての住民が自宅に戻れるまで支援する。【玉腰美那子、福沢光一】

 ◇古河

 栃木県野木町友沼、会社員、関卓嗣さん(44)は妻と子供4人、両親計8人で、最寄りの避難所「はなももプラザ」(古河市横山町)に避難してきた。関さんは「災害のエリアメールを注意して見ていた。住む地域が避難エリアに入ってすぐ、逃げることを決めた。家族みな無事でよかった」と話す。

 納屋などが浸水した同市江口、農業、鶴巻真佐子さん(60)は「夜の間中、雨あしが弱まらなくて不安だった。納屋には収穫したばかりのお米があった。多くがつかってしまった。玄米なので乾かせば何とかなりますが、こんなに水が迫ってきたのは初めてです」と話した。【若狭毅】


栃木、茨城大雨 天皇陛下、豪雨被害に「心配しています」とご憂慮 ウガンダ大統領とご会見
産経新聞 9月10日(木)22時12分配信

 天皇、皇后両陛下は10日、皇居・宮殿で、来日しているウガンダのムセベニ大統領夫妻と会見し、昼食会を催された。昼食会には皇太子さま、秋篠宮ご夫妻も同席された。

 宮内庁によると、昼食会の後、両陛下が大統領夫妻を宮殿の南車寄に見送られた際、大統領が東日本の豪雨被害に関連し「雨がずっと降り続いています」と言及。天皇陛下は「河川がだいぶ増水し、氾濫しているところもあるので心配しています」と応じられた。

 側近によると、両陛下は報道などで被害の様子を見て憂慮されているという。


激しい濁流、堤防えぐられ、住宅地に容赦なく
読売新聞 9月10日(木)21時40分配信

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屋根の上に避難し、自衛隊のヘリで救出された女性。犬を抱きかかえた男性が屋根の上に残っている(10日午後4時1分、茨城県常総市で)=菅野靖撮影

 決壊した堤防から、濁流が容赦なく住宅地へと流れ込んでいた――。

 10日午後4時頃、茨城県常総市の堤防決壊現場にヘリで近づくと、鬼怒川の東側に茶色く濁った水があふれ、南北約10キロに及ぶ広範囲で街や田んぼが水につかっていた。堤防は大きくえぐり取られており、相当強い水圧がかかったことをうかがわせた。

 川から流れ出た水は扇状に大きく広がり、川沿いにあったはずの民家は姿を消していた。辛うじて残った家も大きく傾き、孤立した家のベランダには人の姿も見えた。数機のヘリが上空にとどまり、住民らを引き上げる救助活動が行われていた。

 決壊地点から数十メートル離れたところに、1階部分が水没した2階建ての民家があった。じっと目をこらすと、屋根の上で白、緑、オレンジの3色が動いていた。白は被災者、緑は自衛隊員、オレンジは消防隊員のようだ。年代や性別は判別できなかった。緑とオレンジが白を挟み込むようにして立ち、白と緑がロープで上空のヘリへと引き上げられていった。

 道路や田んぼの境目はなくなり、茶色に染まっていた。生け垣に囲まれた民家は浸水が進むのが遅いのか、そこだけぽつんと島のように浮かんでいた。その間を縫うように進む1隻の赤いボートには3人の消防隊員が乗っており、浸水した民家に近づいては中をのぞき込み、被災者がいないかを確認していた。


<大雨>民家の屋根から「助けて」 鬼怒川決壊の茨城・常総
毎日新聞 9月10日(木)21時32分配信

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ワイヤでつり上げられ、陸上自衛隊のヘリに救助される住民=茨城県常総市で2015年9月10日午後2時ごろ(防衛省統合幕僚監部提供)

 川の堤防が決壊し、濁流となって家や車などを押し流した。茨城県や栃木県などを襲った記録的な大雨は、各地に大きな被害をもたらした。民家の屋根で救助を待つ人や、胸まで水につかりながら必死に逃げる人。土砂崩れも相次いだ。「堤防が崩れるなんて想像しなかった」。自然の猛威に住民たちは声を震わせた。

 鬼怒川が決壊した茨城県常総市では、12人が行方不明となり、最大で約990人が孤立状態となった。救助された住民は冷え切った体で避難先で不安な一夜を過ごした。

 同市本石下のショッピングセンター「アピタ石下店」には、周辺から避難した約50人が取り残され、自衛隊が救出を始めた。常総市の石下総合運動公園は救助ヘリの離着陸場となり、公園内の体育館には市内の各地域から運ばれて来た住民が次々と身を寄せた。

 同市三坂町の渡辺和美さん(31)宅では正午過ぎ、庭に角材のような木が流れてきたり、家屋に水が入ってきたりするようになり、家族4人と貴重品を持って2階へ上がった。直後に「バリバリ」とガラスが割れ、1階は濁流にのまれた。「川の水があふれるなんて想像もしなかった。決壊を想定した避難訓練もしたことはない」という。

 同市若宮戸の会社事務所2階で数時間、救助を待った塚越馨さん(48)は「朝から徐々に浸水し始め、(1階は)昼前に胸の高さまで水が来た。あっという間に動けなくなった」と振り返った。

 同市原宿の特別養護老人ホーム「L・ハーモニー石下」は1階まで浸水し、入所している高齢者57人とスタッフの24人が2階に避難した。救助を要請するか検討している。負傷者はいないという。

 施設によると、周辺も50センチ浸水した。入所者は落ち着いているものの、付近も含めて断水状態になっている。

 市立豊田小学校では、10日夕の段階で150人が避難。自衛隊のヘリなど10機が上空を飛び、騒然とした雰囲気に包まれた。自家用車で家族と逃げてきた自営業の男性(57)は「水が迫ってきて怖かった。自宅がどうなったか心配だし、いつになったら帰れるのか」と険しい表情で話した。

 約570人が避難している石下地区の市地域交流センターで断水状態となった。飲料水は市で確保し、トイレなどの洗浄水は雨水を利用しているという。原因は調査中で市は復旧を急いでいる。また東京電力によると、同市や筑西市の2000軒以上が停電状態となった。【安味伸一、内橋寿明、山田奈緒】


<大雨>南会津で土砂崩れ 一時286世帯667人孤立
毎日新聞 9月10日(木)21時16分配信

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増水した川により一部崩落した国道352号=福島県南会津町戸中で2015年9月10日午前6時41分、福島県提供

 ◇会津地方で50年に1度の大雨を記録

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、福島県内では9日夜から10日にかけ大雨が続き、会津地方では50年に1度の大雨を記録した。南会津町では国道の土砂崩れなどで一時286世帯667人が孤立。いわき市も10日正午から午後6時までに1時間あたり50ミリの降雨量を記録し、同市と昭和村は計1万1966世帯2万5353人に対し避難指示や勧告を出した。けが人は確認されていない。大雨は11日朝まで続くとみられ、福島地方気象台は注意を呼びかけている。【宮崎稔樹、土江洋範、喜浦遊】

 同気象台によると、8~10日にかけての県内の主な地点の48時間降水量は▽福島市鷲倉344.5ミリ▽南会津町舘岩314ミリ▽川内村264.5▽天栄村湯本237.5ミリ▽飯舘村233ミリ--だった。南会津町舘岩では観測史上最大となった。今回の会津地方の降雨量は過去のデータから50年に1度の大雨と言えるという。

 県によると、この大雨により昭和村は10日午前3時55分に48世帯109人に対し避難勧告を出し、午後0時半に解除した。いわき市は同日午後3時半に653世帯1632人に避難指示を出し、午後4時半と午後5時55分に計1万1265世帯2万3612人に対し避難勧告を出した。

 南会津町では、10日午前2~3時ごろに国道352号と国道289号が土砂崩れで通行止めになり、舘岩地区95世帯227人と田島地区191世帯450人が午後0時半まで孤立状態に。舘岩地区の女性(51)は「昨晩から朝にかけて雷雨がすごく、雨音で目が覚めた。町の防災無線の情報で孤立を知った。今のところ家に被害はなく、昼前からは雨脚も落ち着いてきたのでホッとしている」と話していた。

 また、同町では10日午前4時ごろ、桧沢(ひさわ)川にかかる町道の橋が流されているのを消防団が確認。長さ約45メートルのうち約30メートルが橋脚ごと流されたという。橋は補修中で、大雨のため9日夜から通行止めにしていた。

 建造物への被害では、10日午後7時現在で伊達市と二本松市で土砂流入による一部損壊が2棟。床上浸水が南会津町で4棟。床下浸水は須賀川市、南会津町、猪苗代町、昭和村の4市町村で計27棟あった。大雨により停電も午後8時現在で計3668世帯で発生した。学校の休校は県内で小学校11校、中学校7校、高校4校だった。

 また、福島県警は大雨の影響に対応するため、11日に行う津波行方不明者の一斉捜索の規模縮小を決めた。県警本部や中通り地方の警察官約200人が参加を見送り、沿岸部各署の計130人態勢で行う。

 交通機関のダイヤも乱れた。福島県内に関係するJR各線では10日、山形新幹線が終日上下線で運休。11日午前中も運転を見合わせる予定という。磐越西線の郡山-会津若松間などでも終日運転を見合わせた。

 会津鉄道は10日、始発から午後2時20分ごろまでの上下線31本を運休。特に雨の被害の大きかった南会津町内の会津田島-会津高原尾瀬口間は終日運休した。阿武隈急行も午後0時半ごろから富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間を運休させた。


鬼怒川決壊…12人不明、住宅多数が流される
読売新聞 9月10日(木)21時14分配信

 台風18号から変わった低気圧の影響で、関東や東北では10日も雨が続き、栃木県や福島県では50年に1度の規模の記録的な大雨となった。

 茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が決壊し、住宅が流され、市街地が広範囲に浸水。12人が行方不明になっているという。栃木県でも1人が死亡、別の川に流された1人が重体となったほか、読売新聞のまとめでは全国で25人が重軽傷を負った。被害全容はつかめておらず、さらに増える可能性がある。東北は11日も激しい雨が続く見込みで、気象庁は引き続き注意を呼びかけている。

 同庁によると、10日午後6時までの48時間雨量は、栃木県日光市で614ミリ、鹿沼市で483ミリ、茨城県古河市で271・5ミリを記録するなど、関東や東北の11か所で観測史上最多を更新した。同庁は10日未明から朝にかけて栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表、同日夜に一部解除した。

 鬼怒川は10日午後0時50分頃、常総市新石下付近(川幅約430メートル)の左岸堤防が約20メートルにわたって決壊した。県によると、この決壊などで約6500棟が浸水したと推定される。

 国土交通省によると、事前の浸水想定区域は約10キロ下流までの約37平方キロ。同区域には約2万2000人が住んでいるが、最大で深さ5メートルの浸水となる恐れがある。

 茨城県などによると、11日午前0時までに常総市には計353人から救助要請があり、うち70人をヘリなどで救助した。ただ、要請を受けた後、12人と連絡が取れていないという。

 警察庁によると、10日午後11時現在、常総市の鬼怒川決壊現場付近で、約690人が救助を求めている。同市のショッピングセンター「アピタ石下」の約50人などが含まれているという。

 同市はこの日午前2時20分に、浸水エリアを含む2773世帯、8143人に避難指示を出していた。

 一方、栃木県鹿沼市では、土砂崩れに巻き込まれた無職、小林フミ子さん(63)が死亡した。ほかに、同県日光市で排水溝を点検していた20歳代の男性が川に流されて意識不明の重体となっている。

 11日午前0時現在の読売新聞のまとめでは、埼玉など10都県で25人が重軽傷を負った。床上浸水は茨城、栃木、埼玉など9都県で227棟、床下浸水は12都県で925棟に上った。茨城、栃木、宮城の3県で7万8658世帯の21万4383人に避難指示が、千葉など7県で46万1492世帯の100万3538人に避難勧告が、それぞれ出された。

 国交省によると、決壊などの河川の氾濫被害が出ているのは約30河川に及ぶ。

 交通にも影響が出た。JR東日本によると、山形新幹線は10日の新庄―福島間の運行を終日運休し、11日午前も運行を見合わせる。東武鉄道では、東武宇都宮線が安塚―西川田間での橋脚の流失などにより、全線で終日運転を見合わせた。

 日本道路交通情報センターによると、東北自動車道で佐野藤岡インターチェンジ(IC)から宇都宮IC間で上り下り共に通行止めとなっているほか、北関東自動車道でも、佐野田沼IC―桜川筑西ICも東西ともに通行止めが続いている。


<大雨>暴れ川「坂東太郎」 群馬も一時ヒヤリ
毎日新聞 9月10日(木)21時12分配信

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平常時に比べ大幅に増水した利根川。右奥は群馬県庁=前橋市大手町1で2015年9月10日午後5時31分、奥村隆撮影

 東日本大震災から11日で4年半。今度は北関東の各地が記録的な大雨に見舞われ、津波のような濁流に家屋や車両が次々に流された。茨城県や栃木県ほどの大きな被害がなかった群馬県内でも、防災や治水の取り組みが改めて問い直された。

 鬼怒川の堤防が決壊し、甚大な被害が出た10日、群馬県の防災ヘリ「はるな」も応援出動した。午後5時までに、茨城県常総市本石下地区で孤立していた住民11人を救出した。このほか、前橋市、高崎市、伊勢崎市の消防が計15隊62人による「緊急消防援助隊」を編成し、茨城県へ出動した。

 群馬を流れる利根川の水量も大幅に増えた。日本最大の流域面積を持ち、大洪水を繰り返してきた暴れ川「坂東太郎」。9日午後9時ごろに前橋市大手町の「県庁裏観測所」で避難判断水位(3.5メートル)を上回る3.68メートルを記録した。午後7時半には近くの952世帯2175人に避難準備情報が出た。しかし、上流で雨がやみ、水位が下がったため、今回は水害には至らなかった。

 1998年の台風5号の際には前橋市内の河川敷駐車場で車両85台が濁流にのまれ、2001年の台風15号では中州に取り残された50代男性がヘリで救出されたこともある。各自治体は河川の氾濫に備え、どのような取り組みをしているのか。

 伊勢崎市によると、利根川沿いに造られた市内の堤防は5・28メートルの水位まで耐えられる。避難先を記した防災マップを全戸配布済みで、インターネットでも閲覧できる。避難誘導は防災行政無線のほか、携帯電話への一斉メールも活用するという。担当者は「大惨事になる前にとにかく早めの避難を促すことが重要だが、市内には自力で外出できないお年寄りも多い。万が一の際には地域の人々の協力が欠かせない」と話している。

 前橋市は、県が5キロ四方ごとに提供する積算雨量や土壌雨量を独自に1キロ四方に細密化し、災害発生の危険がある地域を迅速に特定できるよう努めているという。【田ノ上達也、杉直樹、高橋努】


<大雨>鉄道網ズタズタ JR東日本や私鉄各線
毎日新聞 9月10日(木)21時9分配信

 大雨の影響で東日本のJRや私鉄各線は駅の冠水や線路の陥没、橋の流失などが相次ぎ、一部区間で終日運転を見合わせるなど混乱した。山形新幹線と奥羽線が11日午前中の運行再開を見送るなど、復旧に時間のかかるケースも出そうだ。

 JR東日本によると、雨量が規制値を超えたため、山形新幹線のほか、奥羽・磐越西・仙山・水戸・日光・烏山などの各線で終日運転を見合わせる区間が出た。武蔵野線は埼玉県越谷市内で線路の路盤が陥没し、約4時間運転を中断した。

 私鉄では栃木県内の東武鉄道で被害が目立った。日光・鬼怒川両線は線路の盛り土が流され、宇都宮線は橋が流失するなどして運転再開の見通しが立っていない区間がある。伊勢崎線(スカイツリーライン)も埼玉県内で冠水し、始発から午後5時過ぎまで一部が運休した。

 関東鉄道常総線も、鬼怒川が決壊し、茨城県常総市内の駅などが水没した。市内の運行関係の拠点にいた係員も多くが避難を迫られ、午後2時50分以降は全区間で運転を取りやめた。【本多健】


<大雨>学校連絡網で「先生の胸の高さまで浸水」埼玉・越谷
毎日新聞 9月10日(木)21時5分配信

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冠水した道路を自転車で通る少年=埼玉県越谷市船渡で2015年9月10日午後5時26分、橋本政明撮影

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、関東と東北地方は10日、記録的な大雨が降り、埼玉県内では、各地で道路や田畑が冠水したり、川が増水したりして、駅構内の浸水で電車が止まるなど交通機関も乱れた。新方(にいがた)川の支流・平新(へいしん)川があふれて一帯が水につかった越谷市北部では、小中学校が休校の措置を取った。

 同市によると、市内の198カ所が浸水し、国道4号など38カ所が通行止めになるなどの影響が出た。

 同市千間台東の東武鉄道せんげん台駅では、東口と西口のロータリーが冠水。バスなどが進入できなくなった。市は仮設ポンプで排水したが、駅前には一時、広範囲にわたって深さ約80センチの水がたまった。駅構内の線路も冠水し、同鉄道は北越谷-久喜駅間の上下線で一時、運転を見合わせた。

 同市大吉の新栄中学校は校庭が冠水、体育館などが浸水し、休校となった。同校2年の女子生徒(14)は「朝の時点では、先生の胸の高さまで浸水していると連絡網で回ってきた。午後に見に来たら、いつも使う校門が水浸しになっていて驚いた」と話した。

 また、近くに住む70代の無職男性は「このあたりはもともと水害の多い地域。中学校の南側に遊水池ができてからは大分よくなったが、さらに水害への対策が必要なのかもしれない」と語った。

 同市北川崎の弥栄小学校の鈴木毅之校長は「午前6時半に既に学校の周りが冠水していたので、休校を決めて生徒に連絡した。教員は、来られる人は近くの北陽中に車を止め、そこから腰まで水につかりながら歩いて登校した。新方川東側は低い地域で、浸水しやすい」と困った様子だった。

 同市大松の北陽中学校の清水達哉教頭は「通学路の一部で部分的に冠水し、休校にした。2013年9月2日の竜巻でも被害を受けた地域なので、生徒には自分の身は自分で守ろうと日ごろから指導してきた。今回も土地が低い場所には近づかないよう指導していきたい」と話した。冠水した道路の様子を見に来た同市下間久里の横田智さん(74)も「自然には勝てないが、2年前の竜巻被害と同じ地域で水害とは……」と言葉を失っていた。

 また、同市弥栄町では多くの住宅が浸水し、マンホールから水が逆流して道をふさぐなどの被害が出た。60代の無職男性は家への浸水こそ免れたが、自宅前に駐車していた車がタイヤ半分の高さまで冠水した。雨が降りやんでも自宅前の泥かきに追われ、「この辺りは昔から水が出やすい」と嘆いた。近くの薬局の女性も「朝から一日水かきです」と忙しそうだった。

 一方、同市船渡に住む女性は「長年ここに住んでいるが、水が出たのは初めて」と話し、自宅が床上まで浸水した男性は「昨夜までは強い雨だけだったが、朝起きたら冷蔵庫が水に浮かんでいた。停電になり、トイレすら使えない」とあきらめ顔だった。

  ◇   ◇

 春日部市は大雨警報が発令された9日未明に警戒本部を設置。市職員らは市民から寄せられる冠水情報や浸水に関する相談など、対応に追われた。

 同市によると、9日午後2時からの4時間雨量は78.5ミリに達し、10日午後4時現在で市内の約200戸が床上・床下浸水の被害に遭った。国道4号や国道16号などの幹線道路が冠水で通行止めになり、市中心部でも、水につかったり縁石に乗り上げたりして動かなくなった乗用車が目立った。

 飯能市内を流れる入間川は9日夜から10日朝にかけて最大水位が約2メートル90センチまで上昇した。バーベキューで知られる同市飯能河原では、中州に渡ることができる冠水橋の橋桁が全てはずれ、橋が水没。普段は水位から2メートル以上も高いウッドデッキが上流からの流木で埋まった。

 デッキの後片付けに追われていた河原管理人の青木浩旺(ひろお)さん(68)は「年に3、4回は大水が出る。しかし、橋桁が全部はずされ、デッキが流木で覆われるなんて初めて」と雨量のすごさに驚いていた。

 東松山市内では9日夕、都幾川と市野川の水位が上昇して氾濫危険水位を超えたため、一時、周辺の3192世帯に避難勧告が出た。市内8カ所に一時設けられた避難所では、市職員が災害備蓄用品を持ち出すなど、市民の受け入れ準備に追われた。

  ◇   ◇

 また、県警災害警備連絡室は、鬼怒川が決壊した茨城県常総市などで孤立した被災者を救助するため、広域緊急援助隊警備部隊54人と地域部航空隊4人を派遣。午後5時現在でヘリで17人を救出したと発表した。県警には、台風18号に伴って110番通報が439件あったという。【鈴木篤志、木村敦彦、山寺香、橋本政明、海老名富夫、中山信】


<大雨>鬼怒川の堤防が決壊 12人が不明 茨城・常総
毎日新聞 9月10日(木)20時50分配信

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大雨の影響で鬼怒川(右)の堤防が決壊し、流れこんだ濁流にのまれた茨城県常総市の住宅街=2015年9月10日午後1時24分、本社ヘリから

 ◇栃木、茨城で決壊・破堤が6河川6カ所

 台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上する台風17号の影響で、関東と東北地方は10日、記録的な大雨が降り、茨城県常総市新石下で鬼怒川の堤防が決壊、浸水域は約20平方キロに及び、約6500棟が浸水した。県によると、同市内で12人が行方不明になっているという。また警察庁によると、決壊現場周辺では午後11時現在、約690人が取り残され、警察や自衛隊が捜索・救助活動を続けている。

 このほか、栃木県鹿沼市の土砂崩れ現場で女性が心肺停止状態で見つかった。栃木県日光市では、作業をしていた男性が排水用土管に吸い込まれ意識不明の重体。気象庁は、10日未明から朝に栃木、茨城県で発表した大雨の特別警報を、夜に一部自治体で解除した。

 国土交通省関東地方整備局などによると、午前6時過ぎから常総市と茨城県筑西市の計3地点で川の水位が堤防を越えてあふれる「越水(えっすい)」が発生。さらに、下流の常総市新石下で午後0時50分ごろに堤防が約20メートルにわたり決壊、夕方段階では約140メートルに拡大した。鬼怒川の決壊は1949(昭和24)年以来。鬼怒川を含め、栃木、茨城両県では、決壊・破堤が6河川6カ所、越水が16河川18カ所で起きた。

 警察庁によると、常総市の決壊現場周辺で孤立している約690人のうち約560人は地域交流センターにおり、安全は確保されている。「孤立しているので助けて」といった110番が相次ぎ、警察が救助したのは午後10時現在、茨城県で156人、栃木県で24人。自衛隊も茨城県知事から災害派遣要請を受け、午後8時現在で404人を救助した。

 毎日新聞の11日午前0時現在のまとめでは、東北、関東の9都県を中心に最大185万人に避難指示・勧告が出された。

 気象庁によると、関東の沖合から東北にかけ、発達した帯状の積乱雲が南北に連なる降水帯が長時間居座り続けた。雨が降り始めた7日午後6時から10日午後4時までの関東各地の総雨量は、栃木県日光市633・5ミリ▽埼玉県越谷市323ミリ▽茨城県古河市295・5ミリ--などで、50年に1度の大雨が降った所があった。福島県いわき市でも1時間に60ミリの激しい雨が降った。関東は11日明け方まで、東北は同日朝まで大雨が降る所がある。11日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、東北200ミリ▽北海道150ミリ▽関東100ミリ。

 警視庁など10都県の警察本部は広域緊急援助隊の要員455人を茨城県に派遣、8機のヘリを投入した。自衛隊はヘリなど航空機15機、ボート約40隻などを出動させた。【奥山はるな、狩野智彦、長谷川豊、町田徳丈】


<大雨>「ゴォー」うなり声の濁流 決壊・鬼怒川の堤防
毎日新聞 9月10日(木)20時41分配信

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塀の上で避難する男性=茨城県常総市若宮戸で2015年9月10日午前8時15分ごろ、庭木茂視撮影

 ゴォー、ゴオーと地の底から響くような低い「うなり声」に聞こえる濁流が渦巻きながら流れた。台風18号から変わった温帯低気圧と日本の東の海上を北上している台風17号の影響で、関東と東北地方南部は10日も大雨が続いた。茨城県常総市若宮戸の鬼怒川の堤防を越えた濁流のため、逃げ遅れ、ブロック塀の上で過ごして4時間がたった10日午前11時ごろからは、水かさが増え、勢いも増してきた。堅固と考えて逃げ場に選んだブロック塀が小刻みに揺れ始めた。

 この日の朝、茨城県筑西市で避難指示が出て、取材のため、同市川島へ向かった。しかし、常総市の鬼怒川堤防から水があふれ始め、進路を常総市若宮戸に変えた。堤防へ向かおうとしたところ、渋滞があり、前の車の運転手さんは「Uターンした方がいいよ」。消防ポンプ車の消防士から堤防への行き方を聞き、道を引き返す。

 堤防近くへ行くと、常総署のパトカーがいた。「写真を撮ったらすぐに逃げて」と警察官。他の報道陣とともに、川の水があふれた越水現場近くで、写真撮影を終えた。

 現場を離れようとしたら、民家の脇を歩く、高齢の腰の曲がった女性の姿が目に入った。「水が出て危ないですよ。避難しましょう」と声をかけた。女性は「本当か? 家の中に夫もいる」と答えた。通りの次の角から濁った水が出てきたのが見え、あせりを感じた。「逃げないと水に囲まれる」。常総署に電話を入れ、「高齢者2人が越水現場近くの民家にいます。救出をお願いします」と求めたが、同署は「もう現場に行かれません。民家の2階に避難するように声をかけてあげてください」。女性を家の中に入るように促し、家の中の男性に「2階に逃げてください」と声をかけた。そうこうするうちに、玄関に水が流れ込んできた。車の駐車場所まで行こうと女性宅の門を出た。

 ブロック塀が音を立てて崩れた。「怖い。ダメかな」と思い、必死に走った。水が道路にも増え出していた。車を急いで発進した。前を走る2人乗りの軽トラックの後ろについた。数メートル進むうちにドアの窓の高さまで濁った水が見えた。軽トラックが止まり、32歳と34歳の男性会社員が降りてきて、記者にも降りるように促した。1分前にはなかった濁流は一気に腰の高さとまでなった。目の前の学校給食用米飯製造所まで逃げられずに、高さ約1.8メートルのブロック塀を堅固と考え、3人でよじ登った。

 塀は幅20センチほど。揺れ出したころ、目を遠くにやると、民家の納屋の1階が水しぶきを上げながら濁流にのまれていった。ブロック塀のある民家の庭の植木が根こそぎ流された。少したつと、塀の横に建つ2階建て納屋のトタン製の壁がめくれ上がり、2階の床を濁流が流れ出始めた。濁流が塀の上に届きだしそうになってきた。

 塀が崩れるのも時間の問題と考え、2人と一緒に塀と納屋の間に立つ大きな木に登った。頭上を飛ぶヘリが増え、1機がはるか遠くで人を引き上げて救出するのも見えた。午前11時40分すぎ、県警機動隊のレスキュー隊のボートが3人を発見してくれた。

 男性会社員の2人には感謝している。「もう少しで(救助隊が)来るよ」「どのような形でも助かればうれしい」などと励まし合った。2人がいなければ、待ち続けることができなかったかもしれない。【つくば支局・庭木茂視】


栃木、茨城大雨 鬼怒川決壊、7人が行方不明 常総市
産経新聞 9月10日(木)20時30分配信

 茨城県常総市の鬼怒川決壊で、同市の災害対策本部は10日夜、7人の住民が行方不明になっていると発表した。警察庁によると、同市内などから救助を要請する110番通報が相次いでおり、約200人が救助を待っている状態だという。 


大雨特別警報、栃木・茨城の一部で解除…気象庁
読売新聞 9月10日(木)20時29分配信

 気象庁は10日午後8時、栃木県で発令していた大雨特別警報を足利市や那須烏山市など一部地域で解除した。

 茨城県でも日立市や鹿嶋市など一部地域で同警報を解除した。


<大雨>鬼怒川温泉 ホテルの一部が崩落
毎日新聞 9月10日(木)20時25分配信

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建物の一部が崩落した鬼怒川プラザホテル=栃木県日光市で2015年9月10日午後0時28分、本社ヘリから

 大雨被害は観光地も直撃した。栃木県日光市鬼怒川温泉では、ホテルの一部が崩落するなど、観光客たちは不安な1日を過ごした。

 10日午前7時半ごろ、日光市鬼怒川温泉滝にある鬼怒川プラザホテルで、鬼怒川岸に建てられた露天風呂と受水槽の建物が基礎ごと滑り落ちた。宿泊していた約250人にけがはなかった。販売部長の藤原敏明さん(47)は「営業時間中だっただけに、けが人がいなかったのは不幸中の幸い」と胸をなで下ろした。同ホテルは受水槽が落ちたことで水が使えず、18日に復旧を終え、19日の営業再開を予定しているという。

 横浜から友人2人と鬼怒川温泉を訪れていた20代の女性会社員は、東武日光線が止まり、鬼怒川温泉駅の待合室で代行バスを待っていた。「昨日は日光東照宮に行く予定だったが、雨が強くて諦めた。鬼怒川沿いのホテルに泊まったが、鬼怒川の音がすごくてなかなか寝付けなかった。明日は仕事なので早く帰りたい」と疲れた様子だった。【野田樹】


栃木、茨城大雨 9都県警が援助隊員405人派遣
産経新聞 9月10日(木)20時10分配信

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浸水した常総市で夜になり、埼玉県警のボートで救助された小学1年の小島凛音(りおん)さん(6)=10日午後6時34分、茨城県常総市(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)

 警視庁は10日、茨城県常総市の鬼怒川決壊で同日夕までに、警視庁や愛知、岐阜、福井、富山県警など計9都県警が広域緊急援助隊員計405人を被災地に派遣したことを明らかにした。


栃木、茨城大雨 海保、震災以来の本格的な陸上災害派遣 11人を救助
産経新聞 9月10日(木)20時8分配信

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海保のヘリに救出される人=10日午後、茨城県常総市本豊田(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)

 海上保安庁は10日、大雨による鬼怒川の堤防決壊のため、茨城県常総市内で取り残されていた住民ら計11人をヘリコプターでつり上げ、救助したと明らかにした。海保が陸上災害に本格的な救難チームを派遣したのは、平成23年の東日本大震災以来という。


車の屋根に妊婦、電柱に人…=各地から救助ヘリ
時事通信 9月10日(木)20時4分配信

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濁流に呑み込まれた住宅の屋根の上で救助を待つ人たち=10日午後3時39分、茨城県常総市上空(時事通信ヘリより)

 茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が突如決壊したことで瞬く間に水没し、大勢の住民が取り残された。
 車の屋根の上で助けを待つ妊婦、濁流にのまれまいと電柱に必死にしがみつく男性…。救助活動には県外からもヘリコプターが投入された。
 茨城県災害対策本部によると、決壊した堤防の北側にある本石下地区では、民家に避難していた「東さくら保育園」の園児ら18人を航空自衛隊の救難隊が救助。さらに同地区で、妊婦が軽乗用車の屋根の上で膝まで漬かりながら救助を待つ様子や、電柱につかまっている人、アパート1階の一室に閉じ込められた親子も確認され、いずれも消防隊や埼玉、群馬両県警のヘリによって無事助け出された。
 決壊した堤防近くの三坂町地区では屋根の上で助けを待つ人の姿もあり、茨城県の防災ヘリが救助に当たった。海上保安庁は、特殊救難隊のヘリなど3機を投入。橋の上に取り残されるなどしていた15人を救助した。
 首相官邸対策室によると、茨城、栃木両県の救助活動にはヘリ38機が出動し、約2300人が動員された。 

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