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2015年7月 2日 (木)

東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、緊急停止 2人死亡 焼身自殺の疑い・5

30日午前11時半ごろ、JR東海道新幹線東京発新大阪行き「のぞみ225号」(16両編成)が新横浜―小田原間を走行中、火災が起きて白煙が上がり、緊急停止した。JR東海や消防によると、1号車両デッキのトイレで乗客が油をかぶり、火を付けた。2人が心肺停止、2人がけがをした。

「のぞみ225号」は非常ブザーが鳴動したため、神奈川県小田原市上町で緊急停止した。同列車前方車輌の乗客は後方車輌に避難誘導されたのち、小田原駅で下車した。 

東海道新幹線はこの事故の影響により運行を見合わせていたが、午後2時ごろから運行を再開した。

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リンク:新幹線放火、巻き添え死悼む - 速報:@niftyニュース.
リンク:放火男、複数の消費者金融に借金 - 速報:@niftyニュース.
リンク:新幹線火災踏まえ警備強化、太田国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線で手荷物検査はできる?専門家がコストを試算 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神奈川県警、新幹線放火で検証 1号車半分が焼損 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「やっていけない」議員に訴え=新幹線で焼身自殺の男―神奈川県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線焼身自殺>1号車中央付近まで激しく燃えた状態 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:放火のすす、2号車まで…新幹線車両検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火、炎と煙一気に広がる - 速報:@niftyニュース.
リンク:<JR東海>在来線の駅や車内でも「不審なら通報」呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1号車前寄り、激しく焼損=新幹線放火被害の車両検証―神奈川県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線“焼身自殺”容疑者、凶行の背景には何が…西荻窪で流しの過去も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東海道新幹線放火 危険物の車内持ち込みルール 太田国交相「改善の検討必要」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>事件車両を検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:火災の新幹線車両を検証 - 速報:@niftyニュース.
リンク:新幹線切符は掛川行き=通過駅、自殺目的か―神奈川県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火 ガソリン使用、計画的自殺か 乗車券とともに前日購入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>ガソリン、前日に購入…自宅近くのGSで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>「不審な行為」も情報提供を…JR東海 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:前日にガソリン7リットル購入 - 速報:@niftyニュース.
リンク:新幹線放火 ガソリン誰でも購入可能 規制強化は困難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火事件で、安全性は揺らいだのか? - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線“焼身自殺”惨事から身を守るには テロの場合、先頭車両が狙われやすい - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:車両内、ガソリン成分を検出…新幹線放火殺人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者「家賃払えない、貯蓄もない」区議に相談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東海道新幹線放火 案内表示板、車内放送に「不審行為」追加 JR東海 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>液体はガソリン 前日、自宅近くで購入か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線「不審行為」にも注意喚起 - 速報:@niftyニュース.
リンク:「不審な行為」も注意喚起呼び掛け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「不審行為」も注意喚起対象=乗客に、新幹線火災受けJR東海 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東海道新幹線放火 警察庁長官、新幹線警戒強化を指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東海道新幹線>非常ブザー説明文、火災時は押さないで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>自殺の男、ポリタンクでの販売断られる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「年金少ない」家賃値引きも/林崎容疑者の横顔 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

新幹線放火、巻き添え死悼む
2015年7月5日(日)20時33分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で巻き添えになり死亡した横浜市青葉区の整体師桑原佳子さん(52)の通夜が5日、同区の斎場で営まれた。参列者は「優しくて温厚な人だった。許せない」と悼んだ。

 桑原さんの友人の男性(63)は「穏やかな人だった。面識のない人がやったことに突然巻き込まれ、悔しかったと思う。犯人を許せない」と憤った。桑原さんが以前勤めた職場の上司という男性(59)は「温厚な人で、地道に頑張りながら子育てと仕事を両立していた」と振り返った。桑原さんの夫は憔悴した様子で、会場にはすすり泣く声が絶えなかったという。


放火男、複数の消費者金融に借金
2015年7月4日(土)22時20分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で、焼身自殺した林崎春生容疑者(71)が約10年前から昨年末まで複数の消費者金融などに借金の返済を続けていたことが4日、出身地の岩手県に住む70代の姉への取材で分かった。姉は「自殺の原因は借金だと思う。追い詰められていたんじゃないか」と話している。

 林崎容疑者の自宅から弟が持ち帰った遺品の中から、消費者金融や個人宛てに借金を返済したとみられる明細が約200枚出てきた。

 明細を見ると、消費者金融の口座に月7千~1万数千円を振り込んだもののほか、個人名義の口座に月7万~十数万円を払い込んでいた。


新幹線火災踏まえ警備強化、太田国交相
レスポンス 7月4日(土)16時0分配信

太田昭宏国土交通相は7月3日の閣議後会見で、東海道新幹線での火災事故を踏まえ、巡回頻度を増やすなど当面の警備強化と「見せる警備」を行っていく考えを示した。

7月1日に警察庁とJR各社による緊急会議で確認したもので、そのうえで危険物の持ち込み規制のあり方や車両側で改善すべき点についても検討していくことになった。

太田国交相は「JR各社は、できることからまず実施しようと、例えばJR東海では車内や駅の放送やテロップに「不審な行為」を追加し、注意喚起を行っている」と述べた。

車内への危険物持ち込み規制について国交相は「各社の旅客営業規則で原則禁止されているが、例外として可燃性液体でも3kg以内のものは持ち込むことができる。今回の事案を踏まえ、危険性の程度や持ち込みのニーズなどを勘案し、ルールに改善すべき点がないか、検討を行う必要がある」と述べた。

《レスポンス 編集部》


新幹線で手荷物検査はできる?専門家がコストを試算
THE PAGE 7月4日(土)10時0分配信

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東海道新幹線の小田原駅を警戒する警察官=6月30日(ロイター/アフロ)

 東海道新幹線での放火事件を受け、一部では空港のような手荷物検査が必要ではないかとの意見が出ている。新幹線での手荷物検査は、現実的に可能なのだろうか。交通コンサル会社「ライトレール」社長で、「満員電車がなくなる日」の著書がある阿部等さんにその費用を試算してもらった。

手荷物検査レーンはいくつ必要?
 新幹線乗り場で空港並みの荷物検査をすると考えると、1人の検査にかかる時間は約30秒。駅に手荷物検査レーンを1つ作ると、1分で2人が通過できるので、1時間では2人×60分で120人を検査することができる。

 東海道新幹線の1日平均乗車人数は、東京駅で9万3千人(2013年度)だ。このうち10%強がピーク時の1時間に乗車しているとして、東京駅からピーク時の1時間に乗車する乗客数は約1万人と想定される。盆暮れ、大型連休や正月などは、1時間あたり約1万2千人とみられる。

 このうち80%の人が手荷物を持っているとして、手荷物検査が必要なのは東京駅で1万2千人×80%=9600人。この人数を1レーンで検査できる120人で割ると、東海道新幹線だけで80レーンが必要な計算となる。

一人あたり500から1000円の値上げに?
 東海道・山陽・九州新幹線に導入する場合、1つの手荷物検査レーンを1時間稼働させるのに、人件費、設備投資や維持管理費、電力費、地代その他を合わせて約2万円の費用がかかるとする。

 東京駅や新大阪駅などの手荷物検査レーンはピークの1時間に1レーン100人以上を検査する高稼働率になる一方、山陽・九州新幹線の中小駅は稼働率は低いが、地代は安く済む。これらを考えて、平均して1時間に1レーン40人中32人検査した場合1人500円、20人中16人を検査した場合1人1000円となる。

 よって、空港並みの手荷物検査を新幹線で行うためには、1人あたり500~1000円程度運賃を値上げするか、税金を投じる必要がある。東京駅では東海道新幹線だけでもピーク時対応のため80の手荷物検査レーンを作らなければならないことになり、そのための広大な駅の面積の確保も必要だ。

新幹線の安全策の対案は
 阿部さんは手荷物検査という方法に関し、「莫大なコストとスペースを必要とし、現実的ではない。利用者の利便性も下がる」と話す。対案の一つとして、国土交通省が検討してきた「不審者検知・追跡システム」の活用をあげる。駅構内や列車内の監視カメラを増設することで、荷物を放置した人や挙動不審な人をモニター上で検知して追跡し、必要に応じて駅係員や車掌が現地に急行するシステムだ。

 阿部さんは「プライバシー侵害との関係をどう整理するかが課題となるが、今回の事件から連想されるテロの脅威を考えるなら、社会的合意はまとまるのではないか。技術的には充分に可能で、税金の投入や多少の運賃アップで実行が可能」としている。阿部さんの考える鉄道テロ対策については、講談社「現代ビジネス」住みたい街2015【沿線革命】http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44005に詳しく記載されている。

 国土交通省鉄道局の担当者は手荷物検査の是非について、「1つの提案ではあるが、(導入するかどうかについては)どちらともいえない」と話し、今後の対策としては「まず各社に警備を強化するところから始めてもらい、対応について引き続き検討していきたい」と話した。(THE EAST TIMES)


神奈川県警、新幹線放火で検証 1号車半分が焼損
産経新聞 7月4日(土)7時55分配信

 神奈川県小田原市内を走行中の東海道新幹線で起きた放火事件で、林崎春生(はるお)容疑者(71)=東京都杉並区=がガソリンに火を付けた1号車は約半分が焼損し、林崎容疑者が倒れていた前方付近は座席の背もたれが溶けてアルミ製の骨組みがむき出しとなるなど、激しく損傷していたことが3日、県警への取材で分かった。県警は同日、JR東海の三島車両所(静岡県)で事件のあった「のぞみ225号」の車両を現場検証し、燃焼状況を調べた。

 神奈川県警によると、1号車だけでなく、巻き添えで死亡した桑原佳子さん(52)が倒れていた1号車と2号車との間のデッキもすすだらけで、2号車2列目の座席まですすが付着。この付近まで煙が充満していたことが判明した。


「やっていけない」議員に訴え=新幹線で焼身自殺の男―神奈川県警
時事通信 7月4日(土)5時11分配信

 東海道新幹線のぞみ車内の放火事件で、焼身自殺した東京都杉並区の林崎春生容疑者(71)が6月中旬、知り合いの同区議に「年金だけではやっていけない」と訴えていたことが4日、分かった。同容疑者には家賃の未納など生活苦をうかがわせる事情もあり、神奈川県警が事件との関連を調べている。
 この区議によると、6月12日ごろ、同容疑者から連絡があり、電話で相談を受けた。仕事を辞めて、収入は月約12万円の年金のみで、「家賃が大変で住民税も払えない。年金だけでこの先やっていけない」と語ったという。区議は生活保護の申請などの対応策を再度話し合うことにしたが、連絡が途絶えた。
 同容疑者は「5月分の家賃も払っていない」とも話していたという。6月支払い分は期限の30日まで相手先口座に振り込まないまま、同日、自殺した。知人らにも年金支給額の不満などを漏らしていた。 


<新幹線焼身自殺>1号車中央付近まで激しく燃えた状態
毎日新聞 7月3日(金)21時53分配信

 東海道新幹線で林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が焼身自殺し、女性が巻き添えとなり死亡した事件で神奈川県警は3日、静岡県内のJR東海三島車両所で事件車両(16両編成)の検証を実施した。林崎容疑者が火を放った先頭1号車は座席13列のうち7列目付近まで激しく燃え、すすは2号車2列目まで付いていた。

 県警は検証で、難燃性の座席カバーが3列目まで溶け骨組みが露出し、7列目までアルミ製の天板が落下していたことを確認。1号車最前部デッキはほとんど焼けておらず、客室とデッキを仕切る自動ドアが閉まり、煙や熱風が2号車方向に集中的に流れたとみている。気道熱傷で窒息死した桑原佳子さん(52)は1、2号車の間のデッキに倒れていた。【村上尊一、福永方人】


放火のすす、2号車まで…新幹線車両検証
読売新聞 7月3日(金)21時43分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線で男が焼身自殺し、女性1人が死亡した事件で、県警は3日、東海道新幹線三島車両所(静岡県長泉町)で車両の現場検証を行った。

 出火場所の先頭1号車の前方から中央付近まで座席の骨組みがあらわになるほど激しく燃え、すすは2号車前方まで達していた。

 県警幹部によると、現場検証は、焼身自殺した東京都杉並区西荻北、林崎(はやしざき)春生容疑者(71)の殺人、現住建造物等放火容疑で実施した。

 1号車全13列のうち、林崎容疑者がガソリンをかぶって焼身自殺した1列目付近から3列目にかけての座席は難燃性の布が焼け落ち、アルミ製の骨組みだけになっていた。通路の床も激しく焼け、樹脂製の窓は高熱によって溶けていた。4~7列目も、天井の蛍光灯カバーが溶けるなどしていた。


新幹線放火、炎と煙一気に広がる
2015年7月3日(金)21時26分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で神奈川県警は3日、火災があった新幹線「のぞみ225号」の現場検証で2号車2列目の座席まですすが付着していたことを確認した。焼身自殺した林崎春生容疑者(71)はガソリンを自分の体にかけて着火しており、密閉された車内で熱風と煙が一気に広がったとみている。

 容疑者宅から押収した金属製携行缶から微量のガソリンが検出されたことも分かった。県警は、この携行缶を使ってガソリンを調達、ポリタンクに移し替えて乗車したとみている。事件前日、自宅近くで約7リットルを購入したことが判明している。


<JR東海>在来線の駅や車内でも「不審なら通報」呼びかけ
毎日新聞 7月3日(金)20時23分配信

 新幹線内で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件を受け、JR東海は3日、在来線の駅や車内でも、不審な行為をする人物に気づいたら駅員や乗務員に連絡するよう、電光掲示板や放送などで利用者に呼び掛ける案内を始めた。東海道新幹線では2日から同様の取り組みを行っている。

 JR東海管内の在来線計395駅のうち主要な約100駅が対象。これまでは不審物に対する呼び掛けが中心だった。【森有正】


1号車前寄り、激しく焼損=新幹線放火被害の車両検証―神奈川県警
時事通信 7月3日(金)19時38分配信

 神奈川県内で起きた東海道新幹線の放火事件で、県警は3日、殺人と現住建造物等放火容疑で、「のぞみ225号」(16両編成)の現場検証を行った。自殺した林崎春生容疑者(71)がガソリンをかぶり、火を付けたとされる先頭車両の1号車前寄り部分で、座席などが激しく焼けていた。
 事件では横浜市の桑原佳子さん(52)も死亡。1号車後方のデッキに倒れており、熱風を吸うなどして窒息死したと分かった。桑原さんの席は不明だが、乗客のいる密室状態の車内での放火で、県警は同容疑者が死者の出る可能性を認識できたとみている。
 県警によると、同容疑者は13列並ぶ座席の最前列付近の通路で焼死していた。前から3列目までは、難燃性ポリエステルの布で覆われた背もたれが溶け、アルミの骨組みが露出。樹脂製の窓ガラスは高熱で白濁し、4列目以降はすすで黒くなり、外が見えなくなっていた。
 天井から蛍光灯のプラスチックカバーが垂れ下がったり、アルミ板が落下したりしていた。
 すすは1号車全体に広がっていた。2号車は2列目付近までにとどまり、後方ではすすの付着は見られなかった。前方の自動ドアが閉じて、被害拡大を防いでいた。
 1号車では窓側より通路側の被害が大きく、ガソリンの爆発で熱風が通路を走ったとみられる。
 負傷者数について県警は、車掌2人が新たに治療中と判明したとして、28人に訂正した。 


新幹線“焼身自殺”容疑者、凶行の背景には何が…西荻窪で流しの過去も
夕刊フジ 7月3日(金)16時56分配信

 東海道新幹線「のぞみ」の車内で焼身自殺を図り、巻き添えになった女性1人が死亡、26人が重軽傷を負った放火事件。自殺した職業不詳の林崎春生(はるお)容疑者(71)は事件前、年金額に不満を漏らしていたとされるが、凶行に走らせたのはそれだけだったのだろうか。林崎容疑者を知る人物はかつて、同容疑者が幸せに身を置いていた時代をみかけていた。現在は1人暮らしでカップ酒がなぐさめだったという。古希を過ぎて“自爆”した男の素性を追った。

 JR西荻窪駅(東京都杉並区)から北へ徒歩10分。築48年の木造アパートの一室が、林崎容疑者の住まいだった。15年ほど前から住んでいたとみられる。

 約40年前から林崎容疑者を知る男性(73)は「当時から生活拠点は西荻窪だったようだ」と振り返る。

 「西荻窪駅南口の飲み屋街を回る流しの歌手の1人で、彼は北島三郎や三橋美智也を歌っていたと思う。オールバックの髪に背広を着て、駆け出しという雰囲気を感じた。1曲歌ってもらってお代は200円。自分が西荻窪で飲む機会が減るまでそれから5年間ほど(流しとしての)姿をみかけた」

 このころ、男性は林崎容疑者から1枚の写真を見せられたことがある。

 「彼がサイフのなかから取り出したものだったと思う。モノクロ写真に、彼ときれいな奥さんと男の子と女の子が写っていた。男の子は小学1年生で女の子は幼稚園の年長組ということだった」

 幸せな生活を誰かに自慢したかったのだろう。しかし、死の直前まで1人暮らしをしていた木造アパートを見る限り、妻と現在40代半ばになっているはずの子供たちと連絡がとれていたとは考えにくい。

 この男性は、13年前に西荻窪のパチンコ店で会った際の林崎容疑者の姿を鮮明に覚えている。背広できめていた風貌は一変していた。

 「つばつきの帽子をかぶって、作業ズボンをはいていた。以来、月に2~3回、店や街中で顔をあわせることがあった。『お酒飲みたいんだ』と言われることがあり、500円を渡してカップ酒をおごってやったことが何度もある。彼は年上の私のことを『先輩』と呼んでいた」

 流しの歌手をやめ、男性に対し、運送業に従事していると話した林崎容疑者。自宅近所の女性によれば、解体工事業の従業員だった時期があり、幼稚園の送迎バスの運転手を務めていた時期もあるという。

 「一昨年の秋ごろには清掃会社に就職したと聞いたが、1年ほどでやめてしまった。飽きっぽい性格で長続きしなかったのだろう」(先の男性)

 男性がパチンコ店で最後に林崎容疑者と会ったのは、事件を起こす2日前の6月28日だった。

 「本人は『1週間ほど1人で旅行に行ってきます』と言っていた。『これで土産でも買ってこいよ』といって1万円を渡してやると、涙を流さんばかりに喜んでいた。まさかこんなことになるとは…」

 近所の主婦は「以前は、夕方に小型犬のヨークシャーテリアを毎日のように散歩させるのをみかけたが、犬が死んでしまったのかここ1年はそれもない。近所づきあいはなく、おとなしそうな人に見えた」と林崎容疑者を振り返る。

 かつて常連の居酒屋で野球チームを作るなど社交的な一面もあったという林崎容疑者。独居老人として過ごす孤独な生活が犯行の一因となったのだろうか。


東海道新幹線放火 危険物の車内持ち込みルール 太田国交相「改善の検討必要」
産経新聞 7月3日(金)11時55分配信

 太田昭宏国土交通相は3日の定例記者会見で、東海道新幹線の放火事件に関連し、JR各社がガソリンや灯油などの可燃物を重さ3キロ以内まで車内への持ち込みを認めていることについて、「危険性の程度やニーズを勘案しながら、ルール上で改善すべき点はないのか検討を行う必要がある」と述べた。

 国交省は1日に行われた新幹線を運行、または運行予定のJR5社との緊急会議で、現行ルールの見直しを要請している。

 鉄道営業法では車内への危険物の持ち込みを原則禁止しているが、同法に基づいてJR各社が定めている旅客営業規則では、例外規定として容器を含めた3キロ以内の可燃性液体を手回り品として持ち込むことが認められている。

 同規則は旧国鉄時代だった新幹線開業前の昭和33年に定められたもので、太田国交相は「灯油を日用品として持ち運ぶなどしていた時代の実情に合わせたもの」と述べ、JR各社とルール見直しの検討を進めていく方針を示した。


<新幹線放火>事件車両を検証
毎日新聞 7月3日(金)11時48分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線で林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、神奈川県警は3日、静岡県三島市のJR三島駅近くの車両基地にある事件車両(16両編成)を、殺人と現住建造物等放火容疑で検証した。

 林崎容疑者は先頭車両(1号車)でポリタンクを取り出し、入っていたガソリンを自分の体にかけて火を付けたとみられている。天井が約2メートルにわたってはがれ落ちるなど、車内では一時、激しい炎が上がったとされる。県警は多数の死傷者が出た1号車を中心に、内部の状況を確認した。

 線路沿いにあるJR東海・三島車両所には午前9時過ぎ、神奈川県警の捜査車両が続々と到着。捜査員13人がJR職員とともに、事務所棟から数百メートル離れた場所にある事件車両に徒歩で向かい、同10時半過ぎに検証を始めた。【村上尊一】


火災の新幹線車両を検証
2015年7月3日(金)11時29分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で神奈川県警は3日、当時の詳しい状況を調べるため、火災があった新幹線「のぞみ225号」の車両を、事件後から保管していた三島車両所(静岡県長泉町)で現場検証した。

 県警は、焼身自殺した林崎春生容疑者(71)が6月30日午前11時半ごろ、神奈川県小田原市を走行中の新幹線の1号車でリュックサックからポリタンクを取り出し、入っていたガソリンを自分の体にかけて放火したとして、殺人、現住建造物等放火容疑で調べている。


新幹線切符は掛川行き=通過駅、自殺目的か―神奈川県警
時事通信 7月3日(金)11時22分配信

 東海道新幹線のぞみ車内で男が焼身自殺し、巻き添えで女性が死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)が持っていた新幹線の切符は静岡県の掛川駅行きだったことが3日、神奈川県警への取材で分かった。掛川はのぞみの通過駅で、県警は同容疑者が自殺するため乗車した可能性があるとみて調べている。
 県警は同日、静岡県のJR東海三島車両所で、のぞみ車内の現場検証を行った。出火した1両目を中心に火災の詳しい状況を確認する。
 神奈川県警によると、林崎容疑者が事件前日の6月29日夕、東京都杉並区にある自宅の最寄りのJR西荻窪駅を訪れ、窓口で切符を購入していたことが同駅の防犯カメラで確認された。「東京都区内―掛川」の片道乗車券と新幹線の自由席特急券で、料金を現金で支払った。
 同容疑者は翌30日午前10時40分ごろ、東京駅の新幹線改札を通り、同11時発の新大阪行き「のぞみ225号」に乗車。神奈川県の新横浜―小田原間を走行中の11時半ごろ、先頭の1号車で隠し持っていたポリタンクのガソリンをかぶり、自ら火を付け自殺したとされる。切符は同容疑者のズボンのポケットに焼けずに残っていた。 


新幹線放火 ガソリン使用、計画的自殺か 乗車券とともに前日購入
産経新聞 7月3日(金)7時55分配信

 神奈川県小田原市内を走行中の東海道新幹線で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、焼身自殺した林崎春生(はるお)容疑者(71)が犯行時にまいた液体がガソリンだったことが2日、県警への取材で分かった。所持していた自由席特急券・乗車券は、この列車が通過する掛川駅(静岡県)までで、可燃性の高いガソリンとともに事件前日に購入していたことも判明した。

 県警は、密室の車内で引火性が高いガソリンに着火する行為に、乗客が巻き添えで死んでもかまわないという「未必の故意」があったとの見方を強めるとともに、計画的に新幹線車内での自殺を図った可能性が高いとみて調べている。

 捜査関係者によると、犯行に使われたポリタンクを鑑定した結果、ガソリンの成分を検出した。林崎容疑者は、事件前日の6月29日午前、東京都杉並区の自宅アパート近くのガソリンスタンドを訪れ、「車がガス欠になったのでガソリンをくれ」と依頼。容量20リットルの携行缶を買い、ガソリン約7リットルを千円で購入していた。また、林崎容疑者のズボンのポケットから見つかった自由席特急券・乗車券は同日夕方にJR西荻窪駅の窓口で購入されていた。

 JR東海によると、林崎容疑者が乗車した「のぞみ225号」は、東京駅ホームへ30日午前10時43分に入線し、11時に出発した。駅の防犯カメラには、林崎容疑者が新幹線改札口を10時42分に通過後、ホームへ上がる姿が写っており、すぐに乗車できる発車待ちの列車に飛び乗ったとみられる。


<新幹線放火>ガソリン、前日に購入…自宅近くのGSで
毎日新聞 7月3日(金)0時33分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、林崎容疑者が事件前日に自宅近くのガソリンスタンド(GS)でガソリン約7リットルと20リットル用の金属製携行缶を購入していたことが、神奈川県警の調べで分かった。同じ日に新幹線の切符も買っており、県警は自殺を決意した上で計画的に準備を進めた疑いがあるとみて調べている。

 また県警科学捜査研究所の鑑定で、林崎容疑者がかぶって火を付けた液体はガソリンだったことが判明した。

 県警によると、林崎容疑者は6月29日午前、自宅から約1キロのセルフ式GSを訪れ、男性店員に「ポリタンクはありますか」と尋ねた。理由を問われると「車がガス欠になった」と答えた。店員が、ガソリンを持ち帰る場合は金属製携行缶に入れないと購入できないことを説明すると、同店で1万円の20リットル用携行缶を購入。店員がこの携行缶にガソリン1000円分(約7リットル)を入れ、林崎容疑者は計1万1000円を現金で支払った。

 林崎容疑者は同日、別のGSでも「ガス欠」を理由にガソリンを購入しようとしたが、ポリタンクしか持っていなかったため販売を断られていた。

 ガソリンと一緒に購入したものと同一品とみられる新品の20リットル用携行缶は、1日の林崎容疑者宅の家宅捜索で発見された。林崎容疑者は新幹線に10リットル用ポリタンクを持ち込んでおり、県警は自宅などで移し替えた可能性が高いとみている。【村上尊一、福永方人】


<新幹線放火>「不審な行為」も情報提供を…JR東海
毎日新聞 7月2日(木)23時3分配信

 神奈川県内を走行中の東海道新幹線内で、男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、JR東海は2日から、新幹線の駅や車内などで「不審な行為」をする人物に気づいたら、駅員や乗務員に連絡するよう、利用者に協力を求める取り組みを始めた。

 同社によると、従来の利用者への呼びかけは、駅や車内で見つけた不審物に関してが中心だった。しかし、事件で焼身自殺した林崎春生容疑者(71)は、発車後も車内の通路を行き来したり、見知らぬ女性に金を渡そうとするなどしており、こうした「不審な行為」でも積極的に情報提供を求めることにした。

 この日は駅の電光掲示や案内放送の表現が切り替わった。駅員らによる巡回も強化する。【本多健】


前日にガソリン7リットル購入
2015年7月2日(木)19時38分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で神奈川県警は2日、焼身自殺した林崎春生容疑者(71)が車内に持ち込んだポリタンクからガソリンの成分を検出した、と明らかにした。事件前日の6月29日に、東京都杉並区の自宅近くにあるセルフ式ガソリンスタンドで約7リットルを購入したことも新たに判明した。

 県警は、容疑者が焼身自殺の計画を立て、前日から実行に向けた準備を重ねていたとみており、動機や経緯をさらに調べる。

 県警によると、林崎容疑者は事件前日、セルフスタンドに空の台車を持ってきて「車がガス欠になった」と説明、1万円の金属製携行缶と千円分(約7リットル)のガソリンを購入した。


新幹線放火 ガソリン誰でも購入可能 規制強化は困難
産経新聞 7月2日(木)18時32分配信

 東海道新幹線の放火事件で使われた液体はガソリンだったことが判明した。ガソリンの運搬は容器や量、購入方法などが消防法などで規制されている。しかし原則的には誰でも購入できるのが実情だ。東京五輪を控え、交通面でもテロ対策強化の必要性が指摘されているが、総務省消防庁は「現時点で規制強化などは検討していない」という。

 同庁によると、ガソリンは静電気でも引火する恐れがあり、危険物に指定されている。このため消防法はガソリンの運搬を規制。車への給油を除き、金属製容器なら30リットル、プラスチック製容器なら10リットルまでに限られる。また専用の容器が必要で、灯油用の容器に入れることは禁止されている。

 ガソリンスタンドでは、購入者が容器に入れることは禁止され、従業員が行うよう定められている。セルフ式スタンドの場合も、従業員が車以外にガソリンを給油しないようカメラでチェックしているという。

 ただ専用の容器さえあれば、用途などを説明しなくても誰でも購入することが可能だ。同庁担当者は「予備ガソリンを車に積むドライバーも多いほか、農業機械や除雪機などの燃料としてガソリン運搬は必須。利便性なども考慮すると、規制強化は難しい」とした。


新幹線放火事件で、安全性は揺らいだのか? - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
ニューズウィーク日本版 7月2日(木)17時0分配信

 今週、東京発新大阪行「のぞみ225号」の車内で発生した放火事件では、自殺した71歳の男の他にも1人が死亡し、重軽傷者は26人にもなりました。

 このような犠牲者が出たこと、負傷していない方でも大変な恐怖を経験された方がいる中では、二度と同じような事件を起こしてはならないという意見が出てくるのも当然だと思います。

 では、これで新幹線の安全性は揺らいだのでしょうか? 私はそうではないと思います。依然として日本の新幹線は、世界の公共交通機関の中でも最高水準の安全性を維持していると思います。

 まず、難燃性ということがあります。今回の事件では、大量のガソリンを撒いて放火するという悪質な方法で実行されました。目撃証言によれば、車両内が爆発したかのようにオレンジ色に包まれたと言います。ですが、結果的に車両の構造は破壊されず、隣の車両に延焼することもなく、備え付けの消火器で消火ができています。

 例えば2003年に発生した韓国・大邱市の地下鉄における放火事件(他編成に延焼して計192人が死亡)などと比較すると、その差は歴然としています。それどころか、消火後の車両はその編成のまま自走して小田原駅まで移動、その後も徐行運転で新丹那トンネルを通って三島の車両基地まで自走しているのです。

 その背景には、この新幹線N700系車両が徹底して難燃性を追求してきた成果があります。例えば車両のシートですが、これは難燃性ポリエステルで作られています。難燃性というと、何か燃えにくい化学物質でも塗ったり混ぜたりしているのかという印象を与えますが、そうではありません。「燃えると不燃性ガスを発生して延焼を防ぐ」「早く表面が炭化してそれ以上の延焼を防ぐ」「高分子技術を使って可燃性ガスの発生を抑える」といった対策が「分子レベル」で行われている素材を使っているのです。

 シートの肘掛にも以前のポリカーボネート素材に比べて、柔らかくしながら難燃性を確保した新素材が、このN700系用に開発されています。また、シートにカバーを固定するマジックテープには、国際宇宙ステーションの宇宙服に採用されたのと同じ技術(同一品ではありませんが)を使って難燃性を高めているのです。さらに、頭上の荷棚受けの部分には、軽量化のためにマグネシウムが使われているのですが、発火温度を高めるためにカルシウムを混ぜた新合金を開発して使用しています。

 今回大変にひどい事件が起こりましたが、このような難燃性技術の効果があったという評価は可能だと思います。新幹線は架線から交流2万5千ボルトの電気を取り込む構造上、スプリンクラー設備は漏電事故の危険性から採用はできません。ですから、このように内装材の難燃化、不燃化という対策を細かく突き詰めてきた歴史があるのですが、その方向性は間違っていなかったと思います。

 その一方で、危険物持ち込み対策を含めたセキュリティ確保という点では、今後に課題を残しました。では、具体的に新幹線ではどのような対策が可能なのでしょうか?

 まず、手荷物チェックに関してですが、諸外国の例では欧州のユーロスターや、中国の鉄道では手荷物全件のX線検査が行われています。ただ、この場合は空港のような保安検査場を設置するだけでなく、乗客は発車20分前に検査場に来なくてはならず、検査後の乗客を待たせるスペースなども必要となります。特に東海道も東北、上越、北陸も3~4分間隔で発車させている東京駅ではこのような対策は全く不可能です。

 現在建設中のリニア中央新幹線の場合、仮に手荷物の全件検査を行うとすると、大変な努力をして東京~名古屋間を40分で結んだのに、保安検査の関係で20分前に駅に来ないといけないということになり、何のための巨大投資かということになってしまいます。

 ですから、アメリカのアムトラックで行っているような、ランダム、つまり全員ではなく「抜き取り検査」を行うというのが現実的でしょう。例えばですが、乗車前の場合ですと、乗り継ぎの関係でギリギリになる人、自由席の席取りを急ぐ人などがいて混乱しますから、乗車後に座席でチェックする、場合によっては発車後にチェックをするという選択肢もあると思います。それでも、抑止効果はあると思われます。

 一方で、アメリカのアムトラックや中国の高鉄などでは、航空機と同じような実名記名式を採用しています。(ただしアムトラックは座席指定はなし)チケット購入時と検札時には写真入りIDを提示しないといけないというシステムです。

 ただ、日本の場合は「マルス」と呼ばれる指定券発行システムの歴史の中で「記名式」という思想を導入したことはなく、技術的に困難が伴います。またあらかじめブラックリストに乗っている人物のチェックは出来ても、今回のように無名の個人が自殺の手段として「初犯」の破壊行為を企図したような場合には抑止力はありません。ですから、コストを考えると適用は難しいのではないかと思います。

 1つ真剣に検討すべきなのは、不審な行動、不審な放置物などに関する通報システムです。アメリカのアムトラック(空港もそうですが)で言われている、If you See Something, Say Something.(「何か不審なものを見たら、通報してください」)ということですが、具体的には非常通報ボタンを各車両に設置するだけでは不十分だと思います。混雑時にはデッキなどへ行って通報するのは不可能だからです。例えば、車内wi-fiを拡大してスマホで通報できるなどのシステムは効果的と思います。乗客同士のトラブルなどを一々通報されては大変という懸念もありますが、乗客同士のトラブルが危険行為に発展する可能性もあるなか、検討に値するように思います。


新幹線“焼身自殺”惨事から身を守るには テロの場合、先頭車両が狙われやすい
夕刊フジ 7月2日(木)16時56分配信

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車内の火災で停車する東海道新幹線の車両(奥)と作業に当たる消防隊員ら=6月30日、神奈川県小田原市(写真:夕刊フジ)

 走行中の新幹線で油をまき散らし焼身自殺を図る-。車内で起きた事件・事故としては過去最悪の被害となった東京発新大阪行き東海道新幹線「のぞみ225号」(16両編成)の放火事件。神奈川県警は1日に油をかぶり死亡した東京都杉並区の林崎春生(はるお)容疑者(71)の自宅を殺人と現住建造物等放火容疑で家宅捜索。犯行に至った動機などの解明を進める。手荷物検査なしという利便性に潜む人為的なリスク。利用者はどう向き合っていけばいいのか。

 林崎容疑者は事件前日の6月29日、自宅周辺の住民にポリタンクを持ちながら「ガソリンスタンドに行く」と語っていたという。県警によると、同容疑者が1号車をうろついていた際、ポリタンクを持っていなかったことから、別の車両に隠していた可能性もあるとみて調べている。

 列島の大動脈、新幹線で起きた“自爆テロ”に関係者の衝撃は計り知れない。2020年東京五輪・パラリンピックの開催を控えており、テロ対策の面でも困難な課題を突き付けられた格好だ。

 国土交通省によると、ガソリンなど可燃性液体の持ち込みは鉄道営業法などに基づき禁止されているが、新幹線で荷物検査は実施されていない。混雑する駅で乗客全員を対象に短時間で検査をするのは難しいためだ。

 海外では、相次ぐテロへの対策として高速鉄道の主要駅などで乗客の荷物検査を行っているケースがある。英ロンドンと仏パリやベルギーのブリュッセルを結ぶ高速鉄道「ユーロスター」では、駅で乗客のパスポートを確認する際に荷物検査を実施している。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「新幹線は飛行機と違い、来た便にすぐ乗れる利便性が魅力だが、危険物の持ち込みに対し、これといった対策がない。今回の事件は、新幹線がテロの標的になりうることを実証した。新幹線そのものは安全だとしても、人為的な脅威には脆弱だと改めて示された」と話す。

 どうすれば危機を避けることができるのか。

 「不審人物がいると乗客が気付いたとしても、とれる行動は車両を移動してその場を離れるぐらいしかない。車両ごとに車掌と連絡をとれるインターホンなどを設置し、どの車両で問題が起きているのかすぐに伝えられるシステムを作ることが必要だろう。鉄道警察隊の人員を増やし、乗車前に明らかに不審だと思われる人間には声をかける体制を整えることも重要だ」(世良氏)

 脱線などを意図したテロの場合は、先頭車両が狙われやすいとの指摘もある。安全といわれる新幹線でも、こういう事件が起きかねないことを踏まえておくことが肝心だ。


車両内、ガソリン成分を検出…新幹線放火殺人
読売新聞 7月2日(木)16時38分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線で男が焼身自殺し、乗客の女性1人が死亡した事件で、神奈川県警と地元消防が車両内のガスの簡易検査を実施した結果、ガソリンの成分が検出されたことが捜査関係者への取材で分かった。

 県警は、自殺した東京都杉並区西荻北、林崎(はやしざき)春生容疑者(71)が火を放つ際に自らかぶった液体がガソリンだったとの見方を強め、科学捜査研究所で鑑定を進めている。

 捜査関係者によると、簡易検査は事件が起きた6月30日、JR小田原駅で乗客全員を降ろした後に車両を移した静岡県長泉町にある三島車両所で実施した。火災が起きた先頭1号車の車内で空気を採取し、ガスの簡易検査器で含有物質を調べたところ、ガソリンの成分が確認された。


容疑者「家賃払えない、貯蓄もない」区議に相談
読売新聞 7月2日(木)14時32分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線で焼身自殺した、東京都杉並区西荻北、林崎春生容疑者(71)が事件前の6月中旬頃、杉並区の区議に電話で「仕事を辞めて収入が年金だけになった。生活が大変になって困っている」と相談していたことが分かった。

 この区議によると、林崎容疑者は、「家賃が払えない。住民税の通知が来たが払えないし、このままでは生活できない。貯蓄もない」などと淡々と話したという。

 区議が「生活保護を申請できるかもしれない。一度会って話し合おう」と提案すると、林崎容疑者は「そうしましょう」と答えた。数日後、区議が林崎容疑者の携帯電話に連絡を入れても出ず、折り返しの電話もなかったという。

 林崎容疑者は2006年頃と09年にも、この区議に「金銭的に困っている」などという内容の相談をしていたという。


東海道新幹線放火 案内表示板、車内放送に「不審行為」追加 JR東海
産経新聞 7月2日(木)14時18分配信

 東海道新幹線の放火事件を受け、JR東海は2日、新幹線のすべての車内と停車駅で、車内放送や案内表示板の内容を見直し、「不審行為」への注意を付け加えた。これまでは不審物への注意と危険物の持ち込み禁止のみに触れていたが、乗客らに対し不審者にも注意を払ってもらい、警戒の目を強めるのが狙い。

 JR東海によると、新幹線の各車両に設置されている案内表示板の場合、これまでは「お客さまへのお願い」として、不審物や持ち主不明の荷物を見つけたら乗務員に知らせること、駅や車内に危険物を持ち込むことは禁じられていることが表示されていた。

 しかし、今回の事件を受け、「不審な物、行為にお気づきの方は、乗務員や駅係員までお知らせください」と内容を変えた。

 このほか、同社は駅係員による不審者らへの声かけも強化しているという。

 一方、JR東日本は、駅係員による「警戒中」と記された腕章の着用など、「見せる警備」の実施も検討しているという。

 国土交通省は1日に新幹線を運行、または運行予定のJR5社と会合を開き、不審者や不審物への警戒警備強化を指示していた。


<新幹線放火>液体はガソリン 前日、自宅近くで購入か
毎日新聞 7月2日(木)13時9分配信

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緊急停止した新幹線から運び出される乗客=神奈川県小田原市で2015年6月30日午後0時34分、本社ヘリから

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=がかぶった液体はガソリンだったことが小田原市消防本部の簡易検査で判明した。林崎容疑者は事件前日に自宅近くのガソリンスタンドでガソリンを買おうとして、店員に断られていた。神奈川県警はガソリンを入手した経緯を調べている。

 また、林崎容疑者が所持していた自由席の切符は、東京から掛川(静岡県)までのものだったことが県警の調べで分かった。事件前日の6月29日夕、JR中央線の西荻窪駅で切符を買う様子が防犯カメラに映っていた。掛川にはのぞみは停車しないことから、県警は当初から新幹線車内で自殺するつもりだったとみている。

 県警によると、林崎容疑者は29日午後、ポリタンクをカートに載せて自宅近くのガソリンスタンドを訪れ、店員に「車がガス欠になったので、ガソリンを入れてくれ」と求めた。店員が「携行缶でなければ入れられない」と言って断ると、そのまま立ち去った。その後、このガソリンスタンドには来ていない。

 林崎容疑者は車を持っておらず、免許証は失効していた。県警は「車がガス欠した」との話はうそとみている。

 ガソリンは爆発的に燃える危険があるためポリタンクなど消防法令に適合しない容器での運搬は禁じられている。県警は林崎容疑者の自宅から20リットル用の金属製携行缶1個を押収した。ポリタンクでのガソリン販売を断られたため購入した可能性があるとみている。

 林崎容疑者は、のぞみの1号車のデッキ付近でポリタンクに入っていた液体を体にかけ、ライターで火をつけて自殺を図った。乗客は一気に炎が上がる様子を目撃していた。【福永方人、村上尊一】


新幹線「不審行為」にも注意喚起
2015年7月2日(木)13時8分配信 共同通信

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 「不審な行為」についても注意を促す電光掲示板のメッセージ=2日午後、JR名古屋駅の新幹線改札口

 東海道新幹線の放火事件を受け、JR東海は2日、新幹線車内の電光掲示板で流すメッセージなどを変更したと発表した。これまで「不審物」を見つけた場合に乗務員に連絡するよう乗客に求めていたが、「不審な行為」も対象に加えた。

 JRによると、駅ホームの電光掲示板、車内放送や駅構内放送でも不審行為を見つけた場合に連絡を求める。

 事件では放火した男が、1号車内をうろつく行動を取っていたとの情報があった。乗客に対し不審行為への注意を促し、事件の再発防止につなげる。


「不審な行為」も注意喚起呼び掛け
時事通信 7月2日(木)13時2分配信

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東海道新幹線の車内で男が焼身自殺を図った事件を受け、不審な物だけでなく不審な行為についても注意喚起を呼び掛ける電光掲示板の表示=2日午後、JR東京駅


「不審行為」も注意喚起対象=乗客に、新幹線火災受けJR東海
時事通信 7月2日(木)12時47分配信

 東海道新幹線のぞみ車内で男が焼身自殺し、女性が巻き添えになり死亡した事件を受け、JR東海は2日から、従来の「危険物・不審物」に加え、「不審な行為」に気付いた場合も、駅員や乗務員に連絡するよう乗客に注意喚起を始めた。新幹線全駅の構内や車内などで放送や電光掲示板のテロップを通じて呼び掛ける。JR東海は今後、この他の安全対策についても検討するとしている。 


東海道新幹線放火 警察庁長官、新幹線警戒強化を指示
産経新聞 7月2日(木)12時19分配信

 警察庁の金高雅仁長官は2日の定例会見で、東海道新幹線放火事件を受けて、「鉄道や駅などで不審者への職務質問の徹底、警察官の新幹線の同乗のほか、鉄道事業者に対しては自主警備の強化や不審情報の警察への通報の要請などを一層推進する」との考えを示し、全国の警察本部に指示したことを明らかにした。

 さらに、「(来年開催予定の)伊勢志摩サミット、2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、国土交通省などと連携し対策を推進していきたい」と述べた。


<東海道新幹線>非常ブザー説明文、火災時は押さないで
毎日新聞 7月2日(木)11時46分配信

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火災があった新幹線の先頭車両デッキ付近を調べる捜査員ら=神奈川県小田原市で30日午後0時46分、本社ヘリから

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件では、新幹線の火災時の対応が改めて課題になっている。東海道新幹線の車内非常ブザーの説明文に、火災の場合は押さないで乗務員に連絡するよう求める記載があり、利用客から「非常用なのになぜ」という指摘が出ている。

 ブザーは1両に2カ所ある。その説明文には「ボタンを押すと電車は止まります」という記載とともに、「車両火災の場合は、このボタンは使用しないで乗務員にご連絡ください」と書かれている。

 JR東海によると、ブザーが押されると運転士は非常ブレーキをかけるが、火災では避難誘導にリスクがあるため、トンネルや橋での停止を避ける規定がある。ブザーだけでは火災かどうか分からないため、運転士は乗務員を通して情報を得る必要があるという。

 今回、運転士はブザーが鳴らされた約2分後にトンネルを避け停止させた。火元は運転席から扉を挟んだすぐ後方で爆発音らしき音もあり、すぐに火災に気付いたとみられる。

 最新型車両には各デッキに乗務員と直接話ができる非常用連絡装置もあるが、今回の車両にはなかった。JR東海は「今回の事件を受けて、今後の対策について社内で検討を進めています」としている。【本多健】


<新幹線放火>自殺の男、ポリタンクでの販売断られる
毎日新聞 7月2日(木)11時41分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が事件前日の29日、ポリタンクを持ってガソリンスタンドを訪れ、ガソリンを購入しようとしていたことが神奈川県警の調べでわかった。ポリタンクでは販売できないと店員に断られていた。

 また、林崎容疑者が東京駅からのぞみに乗車する際に購入した自由席のチケットは、掛川行きだったことが県警の調べでわかった。29日夕、JR中央線の西荻窪駅でチケットを買う様子が防犯カメラに映っていた。

 県警によると、林崎容疑者は29日午後、ポリタンクをカートに入れて自宅近くのガソリンスタンドを訪れ、店員に「車がガス欠になったので、ガソリンを入れてくれ」と求めた。店員が「携行缶でなければ入れられない」と言って断ると、そのまま立ち去った。その後、このガソリンスタンドには来なかったという。

 県警は1日、林崎容疑者の自宅を殺人と現住建造物等放火の容疑で捜索し、20リットル用の金属製携行缶1個を押収した。県警は、ポリタンクでの燃料の販売を断られたため、金属製携行缶を購入した可能性があるとみて、購入時期や使用の有無を調べている。

 ガソリンや軽油は揮発性が高く、爆発的に燃える危険が大きいため、ポリタンクなど消防法令に適合しない容器での保管や運搬は禁じられている。金属製携行缶なら可能で、市販されている。

 林崎容疑者は、のぞみの1号車のデッキ付近で、ポリタンクに入っていた液体を体にかけ、ライターで火をつけて自殺を図った。乗客は一気に炎が上がる様子を目撃しており、県警は液体の鑑定を進めている。【福永方人、村上尊一】


「年金少ない」家賃値引きも/林崎容疑者の横顔
日刊スポーツ 7月2日(木)10時12分配信

 6月30日に発生した東海道新幹線放火事件で、神奈川県警は1日、車内で焼身自殺した林崎春生容疑者(71)の東京都杉並区の自宅を家宅捜索し、ガソリン運搬などに使われる金属製の20リットル入り携行缶1個を押収した。県警は容疑者がガソリンを使った可能性が高いとみている。事件前日の6月29日には、自宅近くのガソリンスタンドにポリタンクを持参したが、給油を断られていた。周囲には年金受給額への不満を漏らし、「生活できない」などと話していた。

 林崎容疑者の古い知人たちは、「優しい人だったのに」と驚きを隠さなかった。知人らによると林崎容疑者は岩手出身。40年以上前、流しでバーなどを回っており、当時は「林さん」と呼ばれ北島三郎の歌をよく歌っていた。知人女性は「横浜から逃げてきた妊婦を好きになって、『あの子をおなかの子と一緒に俺がもらう』と話していたが、その子が亡くなってしまって泣いていた。今回の事件が結びつかない」と信じられないような様子で語った。

 林崎容疑者が3~4年前まで常連だった中華料理店の女性は「酔っぱらって来ることが多かったが、陽気な人だった」と振り返った。パチンコが好きで、15年ほど前には「勝った」と言い、店員にビールをごちそうしたり、小遣いを渡すこともあった。

 また、アパート近くの商店店主によると、事件の3~4日前に買い物に来たが、変わった様子はなかったという。週2回ほど同店で、1箱250円のたばこやアイス、発泡酒などを購入していた。酒を買う際、「これがないと眠れない」と話したこともあった。

 「仕事は辞めた。年金が少なく、ほとんど残らない。生活できない」。一方、約1年前に清掃会社を辞めたという林崎容疑者は周囲に、2カ月に1回支払われる年金24万円の金額について、不満をもらすことがあった。

 アパートの大家の男性によると、部屋は風呂なしの2Kで家賃は4万円前後。約1年前、家賃を下げてほしいと頼まれ、1000円引いて、2カ月分をまとめて振り込むことになった。先月末が支払期限だったが、振り込みはなかった。

 また、林崎容疑者を知る銭湯の常連客は「実家に月9万の仕送りをしている」と話していたという。【清水優、上岡豊】

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