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2015年7月 1日 (水)

東海道新幹線の車内で乗客が油をまいて放火、緊急停止 2人死亡 焼身自殺の疑い・4

30日午前11時半ごろ、JR東海道新幹線東京発新大阪行き「のぞみ225号」(16両編成)が新横浜―小田原間を走行中、火災が起きて白煙が上がり、緊急停止した。JR東海や消防によると、1号車両デッキのトイレで乗客が油をかぶり、火を付けた。2人が心肺停止、2人がけがをした。

「のぞみ225号」は非常ブザーが鳴動したため、神奈川県小田原市上町で緊急停止した。同列車前方車輌の乗客は後方車輌に避難誘導されたのち、小田原駅で下車した。 

東海道新幹線はこの事故の影響により運行を見合わせていたが、午後2時ごろから運行を再開した。

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リンク:新幹線放火はガソリン - 速報:@niftyニュース.
リンク:新幹線放火容疑者 年金に不満、生活苦 犯行は家賃支払日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火 桑原さんの死因は窒息 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火容疑者 流しの歌手から職転々 生活苦、周囲に愚痴も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:賠償額 私鉄で1000万、新幹線ならより高額に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ガス欠」とガソリン購入試み=新幹線焼身自殺の前日―自宅に携行缶・林崎容疑者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>自殺の男、生活苦訴え 周囲に「年金少ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線テロの可能性も、放火事件で日本の安全性リスクが浮き彫りに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>東京駅から乗車 自殺の男、防犯カメラに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者、事件前日に燃料購入か…新幹線放火殺人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線への可燃物持ち込み見直し、検討を指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>油持ち込み見直し要請 国交省がJRに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:駅や新幹線車内での巡回警備徹底、警察庁が指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線放火>「未必の故意」で殺人容疑を適用 神奈川県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:所持品に現金なし=自殺の男、生活苦動機か―新幹線放火・神奈川県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線の「安全神話」は崩壊したのか 初の列車火災事故の報道めぐり議論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線に火災想定の排煙設備・防煙マスクなし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:燃えてる人間を消火、パニック乗客を誘導... 「のぞみ号」自殺事件、JR乗務員に「対応素晴らしい」の声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火事件、「迷惑」と言って何が悪いのか ネット上に巻き起こる芸能人「不謹慎」批判 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対策の再徹底指示=新幹線放火受け―警察庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火、自宅にガソリン缶 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<新幹線放火>巻き添えの桑原さんは、気道熱傷による窒息死 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線放火男、動機は年金不満か 「静かな感じ」の一方で怒鳴り声も… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線焼身自殺、「事件」なのか「事故」なのか 安全記録への影響は - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:リュックからタンク取り出す…車載カメラが記録 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:桑原さん「お伊勢参りへ」…悼む声多 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線焼身放火>油、前日に購入か 容疑者宅を捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線焼身放火>車両に排煙設備なく…対策後手に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新幹線焼身放火>笑顔のやさしい人…亡くなった桑原さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東海道新幹線放火 ポリタンクをリュックで持ち込み 車内カメラに映像 神奈川県警が容疑者宅を捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:前日にポリ容器「GS行く」=年金不満「自殺してやる」―新幹線放火・林崎容疑者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:乗客死亡に「未必の故意」…殺人容疑で自宅捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:捜査員、次々とアパートに=新幹線焼身自殺の71歳宅―東京・杉並 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新幹線で「焼身自殺」図って乗客が死傷、死亡した容疑者の法的責任を問えるのか? - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

新幹線放火はガソリン
2015年7月2日(木)9時33分配信 共同通信

 東海道新幹線の放火事件で焼身自殺した林崎春生容疑者(71)が車内に持ち込み火を付けた液体はガソリンだったとの検査結果が出ていたことが2日、消防関係者への取材で分かった。神奈川県警は密閉された車内で引火性の強い液体に着火した行為には、乗客が巻き添えで死んでも構わないという「未必の殺意」があったとみている。

 林崎容疑者は始発の東京駅から、ポリタンクをリュックに隠して乗車。県警は2日、ポケットに入っていた乗車券は通過駅の掛川(静岡)行きだったことを明らかにした。事件前日の6月29日に、自宅近くのJR西荻窪駅(東京)で現金購入する様子が駅のカメラに写っていた。


新幹線放火容疑者 年金に不満、生活苦 犯行は家賃支払日
産経新聞 7月2日(木)7時55分配信

 神奈川県小田原市内を走行中の東海道新幹線で起きた放火事件で、焼身自殺した東京都杉並区西荻北の職業不詳、林崎春生(はるお)容疑者(71)が年金の受給額に不満をもらし、事件当日は6月分の家賃の支払日だったことが1日、近隣住民などへの取材で分かった。県警は家賃が入金されていないことを把握しており、生活苦を悲観して自殺を図った可能性もあるとみて動機の解明を進めている。

 近隣住民らによると、林崎容疑者は事件前、2カ月ごとに受け取る年金額について「生活できない」「年金事務所で首でもつろうか」などと漏らしていたという。

 事件現場の1号車で見つかったリュックサックには、年金相談に関する電話番号が記された手書きのメモがあった。

 事件前日の6月29日には、ポリタンクを持って自宅近くのガソリンスタンドに行き販売を断られていたという。

 林崎容疑者が事件直前に東京駅の改札口を通過していたことも判明。1号車の車内カメラに、リュックサックから容量10リットル程度のポリタンクを取り出し、直後に自分の体に液体をかける姿が写っていた。

 県警は1日、殺人と現住建造物等放火の容疑で林崎容疑者の自宅アパートを家宅捜索。

 ガソリンなどの運搬に使う金属製の携行缶1個などを押収した。

 司法解剖の結果、林崎容疑者の死因は焼死だった。


新幹線放火 桑原さんの死因は窒息
産経新聞 7月2日(木)7時55分配信

 事件に巻き込まれ犠牲となった横浜市青葉区の整体師、桑原佳子(よしこ)さん(52)に外傷はなく、死因は気道熱傷による窒息死と判明した。理不尽な突然の死に周囲の人々は、一様にショックを隠し切れない様子だった。

 「昨夜のニュースで知り、正直驚いた。気持ちの整理がついていない」と話すのは、桑原さんが勤めていた横浜市港北区の整体院「SKP整体綱島店」の同僚、原田琢真さん(28)。「4人のスタッフのうち唯一の女性。施術も接客も丁寧で、男性にはない心配りができ、ほとんどのお客さまは常連さんだった」という。

 桑原さんの自宅マンションの管理組合理事長を務める矢田喜重さん(81)も「お会いすればいつもあいさつしていた。残念だ」と語る。

 夫の和隆さん(54)は1日、弁護士を通じ「今は突然のことなので、何もお話しすることができません。せめて、葬儀が終わるまでは、そっとしておいて下さい」とコメントを発表。自宅マンション1階の入り口と部屋の玄関にも、「突然のことなので、何もお話しできる心境ではありません。時期が来たら、こちらからお話しさせていただくことがあるかもしれません」などと記された紙が貼り出されていた。


新幹線放火容疑者 流しの歌手から職転々 生活苦、周囲に愚痴も
産経新聞 7月2日(木)7時55分配信

 新幹線の車内で面識のない女性を巻き込み、自らの命を絶った林崎春生容疑者は、きちょうめんな側面を周囲に見せる一方、金銭面の不満もこぼしていた。

 「真面目で、何事もこつこつやる」。40年来の知人の男性(73)は林崎容疑者をこう評した。

 ◆会うたび愚痴

 岩手県から上京し、「流し」の歌手をしていたという林崎容疑者。ギター片手に男性が経営していた居酒屋に来たことで顔見知りに。地元の草野球チームで一緒に汗を流したこともあったという。

 歌手を辞めた後は解体業者、幼稚園の送迎バスの運転手として勤務。さらには清掃会社で働いていた。男性は「以前は(岩手の)親類の家に毎月9万円仕送りして『早く帰っておいでと言われている』なんて自慢げに話していた」と振り返る。

 しかし昨年、清掃会社を退職してからは、生活苦や年金支給額に対する不満を口にするように。「35年間払い続けてきて、2カ月で24万円しかもらえない。家賃を払って、税金や光熱費を払ったらほとんど手元に残らず、生活が成り立たない」。会うたびにこんな愚痴をこぼしていた。

 近所に住む知人の女性(68)には「区役所や年金事務所に『年寄りは死ねというのか』と言ってきた」と話していた。女性は犯行前日の6月29日、キャリーバッグの上に白いポリタンクを載せて歩く林崎容疑者を目撃。「どこ行くの」と尋ねると「ガソリンを買いに行く」と答えたという。

 ◆家賃滞納なし

 住んでいたアパートの管理人の男性によると、家賃はこれまでしっかりと払い込まれ、目立った近隣トラブルも聞いていないという。「借金が嫌いで、(料金の)滞納も考えられない」というのが林崎容疑者を知る人々の一致した見方だ。

 林崎容疑者と昨年秋、一緒に地域の清掃活動をしたという主婦(69)は「体調が優れず、仕事を休みがちなので収入も少ないと話していた。道端で会ってもお金の話題が多かった」。

 林崎容疑者の近所に住む男性(69)は「きっちりした人だったから、生活費が足りず先細りになっていく中、将来の見通しが立たなくなって悲観したのかな」と推測した。


賠償額 私鉄で1000万、新幹線ならより高額に
スポニチアネックス 7月2日(木)7時1分配信

 新幹線の車両を損壊し、遅延を生じさせたことで、林崎容疑者にばく大な損害賠償が請求されるとの指摘もある。JR東海は「現段階では請求するかしないか未定」としている。同社では、過去に飛び込み自殺や電車の遅延で損害を受けたケースで、賠償請求した例があるという。

 鉄道事故の損害賠償訴訟などに詳しい「自死遺族支援弁護団」の生越照幸弁護士は、「まずは容疑者の精神状態などから賠償責任があるかが問題」と指摘。遺族が責任を負う可能性もあるが「遺産の相続とともに賠償責任も放棄できる」。このため、請求自体されない例もある。

 ただ近年は私鉄やJRも、損害賠償を請求するケースが増えているという。生越弁護士は「ある大手私鉄で1000万円という例がある。新幹線なら、より高額になるとみられる」としている。


「ガス欠」とガソリン購入試み=新幹線焼身自殺の前日―自宅に携行缶・林崎容疑者
時事通信 7月2日(木)5時29分配信

 東海道新幹線のぞみ車内で男が焼身自殺し、女性が巻き添えになり死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)が事件前日、自宅近くのガソリンスタンド(GS)で「車がガス欠になった」と言ってガソリンを購入しようとしていたことが2日、神奈川県警への取材で分かった。県警は1日に行った同容疑者宅の家宅捜索で、ガソリン運搬用の20リットルサイズの金属製携行缶を押収しており、自殺で使った液体の入手経路を調べている。
 県警によると、林崎容疑者は10リットル程度の容量のポリタンクを自殺に使ったとみられ、遺体の近くに溶けたタンクが残っていた。車内の防犯カメラには、リュックからタンクを取り出して液体をかぶる様子が写っていた。
 同容疑者は事件前日の6月29日午後、台車にポリタンクを載せて東京都杉並区の自宅近くのGSを訪れ、「車がガス欠になったので入れてほしい」とガソリンを要求。しかし、ガソリンをポリタンクで運ぶのは消防法令に違反するため、GSは「携行缶でないと入れられない」と断ったという。県警は、同容疑者がその後、携


<新幹線放火>自殺の男、生活苦訴え 周囲に「年金少ない」
毎日新聞 7月2日(木)0時55分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった乗客が死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=は年金を受給しながらも生活苦を周囲に訴えていた。神奈川県警は、自殺と生活状況との関連について調べている。

 事件後、のぞみの車両に残されていた林崎容疑者のリュックサックには、小銭入れが入っていたが、現金はなかった。自殺を図る直前、「拾ったからあげる」と1000円札数枚を無関係の乗客に渡そうとしていたが、これだけが手持ちの現金だった可能性がある。リュックサックから見つかった手帳には、手書きのメモが書かれた紙切れがはさまれ、「年金相談」という文字と電話番号が記されていた。

 1日の林崎容疑者宅アパートの捜索では、キャッシュカードが見つかったが、預金通帳は発見されていない。借金の有無は判明していないという。

 林崎容疑者は、近所に住む女性(68)が経営する居酒屋の常連客だった。女性によると昨年、高齢を理由に清掃会社を辞め、年金を受給するようになった。だが「月の年金が約12万円で、約4万円の家賃と税金や光熱費を払うと手元にわずかしか残らない」などと受給額に不満を漏らしていたという。ある役所で「年寄りは早く死ねということか」と職員に詰め寄ったこともあった。

 アパートの大家の男性(49)によると、6・7月の家賃は6月末にまとめて振り込まれることになっているが、入金されなかった。これまで家賃を滞納したことはなかったが、1年ほど前には「生活が苦しいので家賃を安くしてほしい」と言っていた。

 林崎容疑者は岩手県から上京し、30代のころは流しの演歌歌手として居酒屋などで活動した。その後、鉄工所で働いたり、幼稚園の送迎バスの運転手をしたりしていた。居酒屋の常連でつくる草野球チームで仲間だった男性(73)は「まじめな男だった。経済的に追い詰められたのかもしれないが、人をまきこんだのが残念だ」と話している。【深津誠、一條優太】


新幹線テロの可能性も、放火事件で日本の安全性リスクが浮き彫りに
Bloomberg 7月2日(木)0時1分配信

  (ブルームバーグ):日本のテロへの脆弱さが懸念されている。2016年にG7サミット、20年に東京五輪を控える中、日本の観光とビジネスの大動脈、東海道新幹線の車内で乗客が自らに油のようなものをかけ火をつけ、本人含む2人が死亡、20人以上の負傷者が出たからだ。

「日本の技術の粋を集めた新幹線はテロの標的になる可能性がある」。警視庁に20年間在籍し、現在は企業や個人の危機管理対応を手掛けるコンサルタント会社を率いる大越修氏は警鐘を鳴らす。「乗り物や施設の安全対策について、真剣に見直すきっかけとするべきだ」。

事件は6月30日午前11時18分に新横浜を出発し、名古屋に向かう新幹線の先頭車両で起きた。警察と消防、JR東海によると、小田原駅手前で男が油のようなものをまいて火をつけた。男は死亡し、他に女性1人が死亡、重傷者が1人出るなどしている。

死亡した男は東京都杉並区の林崎春生容疑者(71)で、共同通信によると神奈川県警は1日、殺人と現住建造物等放火の疑いで容疑者宅を家宅捜索した。

鉄道を狙ったテロとしては、1995年3月20日にオウム真理教が地下鉄の複数の路線の車内で神経ガスのサリンをまき、乗客や駅員13人が死亡、6000人以上の負傷者が出た。2005年7月にはロンドン市内で地下鉄やバスが相次いで爆破され、56人が死亡した。

防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏は、模倣犯が出る可能性を指摘する。「フランスやチュニジアで発生しているように集団で徒党を組みテロ行為を行う可能性はゼロではない」と話す。「鉄道は密閉空間であり、狙われやすい」という。

「予想しなかった事件」

専任の五輪担当相に先週就任した遠藤利明氏は1日の会見で新幹線放火事件やドローンを利用した事件が起きたことに触れ「これまであまり予想しなかった事件が多発」しており、「サイバーテロ、もしかするとバイオテロだってないとは言えない」と述べた。東京五輪が「世界で一番、安心・安全・安定した大会」になるよう取り組むという。

政府では東京五輪が開催される20年に訪日外国人旅行者数2000万人を目指した取り組みを進めている。14年には前年比29%増の1341万人で、過去最高だった。来年にはG7サミットが三重県志摩市で開かれ、各国の首脳が来日する予定。

国土交通省の資料によると、鉄道テロ対策として不審者をモニターで検知して追跡するシステムや、改札で爆発物の持ち込みを把握するシステムなどを鉄道事業者と共同で研究している。

利便性の確保

東京駅で新幹線に乗ろうとしていた丸山弘さん(74)は、今回のような事件は今後も起きるかもしれないとして、荷物検査などには理解を示す。一方で「新幹線は飛行機と違い、チケットさえあれば改札から数分で乗り込めるのが魅力。それが損なわれないような形での実施を希望する」と話す。

太田昭宏国土交通相は事件を受けて1日、JR5社の幹部を国交省に集め、緊急会議を開催した。太田氏は「安全の確保が最も大事だが、利便性の確保も重要な課題。車両の安全性の確保、警備体制の強化、危険物の持ち込み等、テロも視野に入れた幅広い安全対策をしっかりと詰めていく必要がある」と述べた。

JR東海の金子慎副社長は同会議後に記者団に対し「新幹線に安全に安心して乗ってもらえるようしっかり取り組んでいきたい」と話した。開業から50年の東海道新幹線の運輸収入は1兆1434億円(15年3月期)に上り、同社全体の92%にあたる。

バークレイズ証券の姫野良太アナリストは、JR東海はテロ対策を強化すべきで、同社の設備投資額全体からみれば「大きな障害になるとは思えない」と話す。「今後、外国人訪問客は一段と増加する傾向にあり、日本の鉄道のこれまでの安全水準を維持するために必要だ」と述べた。

記事に関する記者への問い合わせ先:
Tokyo 松田潔社 ;東京 高橋舞子 ,kmatsuda@bloomberg.net,mtakahashi61@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 ;
Andrew Davis
宮沢祐介, 広川高史 ,yokubo1@bloomberg.net,abdavis@bloomberg.net


<新幹線放火>東京駅から乗車 自殺の男、防犯カメラに
毎日新聞 7月1日(水)22時49分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった乗客が死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=は東京駅からのぞみに乗車していたことが神奈川県警の調べで分かった。県警は1日の自宅の捜索でガソリンなどの運搬に使う金属製携行缶を押収。林崎容疑者がかぶった液体の鑑定を進めている。

 県警は、司法解剖の結果として、林崎容疑者の死因を焼死、巻き添えになって死亡した桑原佳子さん(52)の死因を気道熱傷による窒息と発表した。

 県警によると、東京駅の防犯カメラに、林崎容疑者が改札を通る姿や、ホームを歩く様子が映っていた。カメラの記録では改札を通った時刻は6月30日午前10時42分だった。林崎容疑者のズボンのポケットからは自由席のチケットが見つかった。

 1号車のカメラには、林崎容疑者がデッキ付近でリュックサックから10リットル用ポリタンクを取り出し、液体をかぶる様子が映っていた。乗車前に駅のカメラに映った林崎容疑者はリュックサックを背負い、ポリタンクは手に持っていなかったという。県警は焼身自殺を図るまでの間、ポリタンクをリュックサックに隠していた可能性が高いとみている。

 1日に押収した金属製携行缶は20リットル用1個で、購入時期や使用した痕跡の有無を調べている。林崎容疑者は事件前日、ポリタンクを持ち運びながら「ガソリンスタンドに行く」と知人に話していたといい、県警は焼身自殺の準備をしていた可能性があるとみている。

 事件の直前、林崎容疑者は1号車の通路を行ったり来たりするなどしていた。事件を目撃した乗客は、同容疑者がうろつきはじめたのは新横浜駅を過ぎたころだったと話している。【福永方人、村上尊一】

 ◇周囲に生活苦訴え

 知人によると、林崎春生容疑者(71)は年金を受給していたが、周囲に生活苦を訴えていた。神奈川県警は1日の自宅の捜索で、手帳にはさまれた紙切れに手書きされたメモを押収。「年金相談」という文字と、電話番号が書かれていたといい、生活の状況と自殺との関連を調べている。

 林崎容疑者は近所に住む女性(68)が経営する居酒屋の常連客だった。女性によると、昨年、高齢を理由に清掃会社を辞め、年金を受給するようになった。最近、散歩中に会うと「月の年金が約12万円で、約4万円の家賃と税金や光熱費を払うと手元にわずかしか残らない」と不平を漏らし、役所で「年寄りは早く死ねということか」と職員に詰め寄ったこともあったという。

 自宅アパートの大家の男性(49)によると、6・7月の家賃は、6月末にまとめて振り込まれることになっているが、入金されていないという。これまで家賃滞納はなかったが、1年ほど前「生活が苦しいので家賃を安くしてほしい」と頼まれたという。

 林崎容疑者は岩手県から上京し、30代のころには流しの演歌歌手として居酒屋などで活動した。その後、鉄工所の工員や幼稚園の送迎バスの運転手として働いた。居酒屋の常連でつくる草野球チームで一緒だったという男性(73)は「まじめな男で、親戚に仕送りをしていたらしい。経済的に追い詰められたのかもしれないが、人をまきこんだのが残念だ」と話した。

 県警によると、事件後にのぞみの車両で見つかったリュックサックの中から小銭入れが見つかったが、現金は入っていなかった。一方で、自殺を図る直前、林崎容疑者は「拾ったからあげる」と1000円札数枚を無関係の乗客に渡そうとしていた。自宅から預金通帳は見つかっていない。【深津誠、一條優太】


容疑者、事件前日に燃料購入か…新幹線放火殺人
読売新聞 7月1日(水)22時25分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線内で男が焼身自殺し、乗客の女性1人が死亡した事件で、自殺した東京都杉並区西荻北、林崎(はやしざき)春生容疑者(71)が事件前日、燃料を購入しようと近所のガソリンスタンド(GS)を訪れていたことが1日、分かった。

 新幹線の車載カメラには、林崎容疑者が液体をかぶって火をつける様子が録画されており、神奈川県警は、燃料を用意するなど計画的に行動していた疑いがあるとみて捜査している。

 県警幹部によると、林崎容疑者は事件前日の6月29日に自宅近くのGSを訪れていた。ポリタンクを持って燃料を買おうとしたが、ガソリンや軽油は密閉性の高い金属製の携行缶でしか購入できないため、従業員が販売を断った。

 県警は1日、殺人と現住建造物等放火の疑いで林崎容疑者宅を捜索。トイレから、20リットルサイズの空の携行缶を押収しており、林崎容疑者が、GSでいったん販売を断られた後に携行缶を用意して燃料を購入した可能性があるとみている。


新幹線への可燃物持ち込み見直し、検討を指示
読売新聞 7月1日(水)21時48分配信

 走行中の東海道新幹線車内で男が焼身自殺し、煙を吸った女性が死亡した事件で、国土交通省は1日、新幹線を運行するJR5社の幹部らを集めて安全対策強化のための緊急会議を開き、一定量以内の可燃物の持ち込みを認めている現行ルールの見直しなどを検討するよう各社に指示した。

 太田国交相は会議の冒頭、「安心して新幹線を利用できる環境を確保したい。テロも視野に入れて安全対策を検討する」と述べた。

 来春に新幹線が開業予定のJR北海道を含めた5社は、3キロ・グラム以内なら、ガソリンや灯油などの可燃物を車内に持ち込むことを運送約款で認めている。可燃物の持ち込みは鉄道営業法では原則禁止だが、各社は「旅行中使用する少量を除く」とした国交省令の例外規定に沿って約款を定めている。「灯油を日用品として持ち運ぶなどしていた旧国鉄時代の実情に合わせて定めたと考えられる」(JR東海)という。


<新幹線放火>油持ち込み見直し要請 国交省がJRに
毎日新聞 7月1日(水)21時31分配信

 国土交通省は1日、新幹線を運行するJR各社の責任者を集めた緊急会議で、駅や車内の警備強化を要請した。また、火災時の排煙や避難経路、警備上の改善点について各社に検証を求めた。

 太田昭宏国交相は会議で「火災にとどまらずテロについても、幅広い安全対策が必要」と指摘。JR側は車両や主要駅での警備員巡回を増やす意向を示した。

 今回の事件では、可燃性液体が持ち込まれ、惨事につながった。容器を含め3キロ以内なら可燃性液体を車内に持ち込める規定があるが、国交省は各社に規定の見直しを要請した。

 一方、新幹線車両は異常時に対応する排煙装置がなく、車内に煙が回りやすい。JR側からは「火災で電源を止め、空調も止まったので排煙が難しくなった」との意見が出た。このため国交省は「設備、避難誘導について検証が必要」として、各社に現状や改善点の報告を求めた。

 JR東海の金子慎副社長は「巡回や不審物の点検は工夫しているが、もっと効果的にできないか検討したい」と話した。【松本惇】


駅や新幹線車内での巡回警備徹底、警察庁が指示
読売新聞 7月1日(水)20時59分配信

 東海道新幹線車内で男が焼身自殺し、乗客が死傷した事件を受け、警察庁は1日、駅や新幹線車内での巡回警備を徹底するよう、全国の警察に指示した。

 また、鉄道事業者への自主的な警備強化などの要請も指示した。


<新幹線放火>「未必の故意」で殺人容疑を適用 神奈川県警
毎日新聞 7月1日(水)20時39分配信

 東海道新幹線車内で男が焼身自殺して乗客が巻き添えになった事件で、神奈川県警は林崎春生容疑者(71)の自宅の家宅捜索で殺人と現住建造物等放火容疑を適用した。林崎容疑者は自分に火を付けたが、刑法は建造物や電車を焼損させた場合に放火容疑を適用することを定めており、警察は「自分に火を付けたかどうかではなく車内を燃やそうとしたことが放火にあたる」と判断した。

 一方で、逃げ場のない車内で火を放った結果、巻き添えになった乗客の女性が焼死したことも重視。乗客が死んでもかまわないという「未必の故意」があった可能性があるとして容疑に殺人を加えたとみられる。ただ警察幹部は「容疑はあくまで現段階のもので、今後の捜査で変わる可能性もある」としている。【長谷川豊】


所持品に現金なし=自殺の男、生活苦動機か―新幹線放火・神奈川県警
時事通信 7月1日(水)19時52分配信

 東海道新幹線のぞみ車内で男が焼身自殺を図り、女性が巻き添えになり死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)の所持品から現金が見つからなかったことが1日、神奈川県警への取材で分かった。林崎容疑者は周囲に年金受給額への不満を漏らしていたとされ、家賃の振り込みも怠っていた。県警は生活苦が動機となった可能性があるとみて、生活状況などを調べている。
 県警によると、林崎容疑者は事件の直前、乗客の女性に「拾ったからあげる」と千円札数枚を差し出す不可解な行動を取っていた。所持品には東京駅発の乗車券のほか、小銭入れもあったが、現金は入っていなかった。
 また、ポリタンクを隠していたとみられるリュックに入っていた手帳には、年金に関する相談先の電話番号をメモした紙片が挟まっていた。
 近所の知人によると、林崎容疑者は最近は職に就いておらず、6月中旬ごろから「年金が少ない」などと周囲に繰り返し不満を述べていた。県警によると、6月支払い分のアパート家賃が大家の口座に振り込まれておらず、生活苦に陥っていた可能性があるという。
 1日の自宅アパートの家宅捜索では、事件の動機に直接つながるメモなどは出なかった。県警は室内からキャッシュカードなどを押収し、生活実態の解明を進める。 


新幹線の「安全神話」は崩壊したのか 初の列車火災事故の報道めぐり議論
J-CASTニュース 7月1日(水)19時36分配信

 走行中の新幹線で71歳の男が油をまき散らして焼身自殺した事件は、52歳の女性が巻き添えで死亡し、26人が重軽傷を負った。新幹線としては過去に例のない規模の事件で、新幹線として初めての列車火災事故に認定された。2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、テロ対策と利便性とのバランスに苦慮することになるのは確実だ。

 そんな中で議論が広がりつつあるのが「安全神話」という言葉だ。この言葉を使うテレビ番組や新聞記事もいくつかあったが、今回の事故にJR側の落ち度はないという声も根強い。こういった言葉を使うことが「安易なレッテル張り」だとの見方もある。

■過去には車内の刺殺事件やホームでの死亡事故も...

 過去に新幹線で起こった事件事故としては、1988年に東京駅に停車していた「こだま」車内で男性が刺殺されたケースや、93年に静岡県内を走行中の「のぞみ」車内で覚せい剤を常用していた男がサバイバルナイフで男性を刺殺し、取り押さえようとして静岡県警の警察官に重傷を負わせたケースが知られている。1995年には、三島駅に停車していた「こだま」に飛び乗ろうとした男子高校生がドアに挟まれたが、「こだま」はそのまま発車。引きずられた末にホームから転落し、車両にひかれて死亡している。この三島の事故が、1964年の開業以来、JR側に責任があるとされる唯一の旅客死亡事故だ。

 こういった状況を「安全神話」と呼べるかをめぐり議論が起こっている。なお、広辞苑第6版では、「神話」の2番目の項目で「比喩的に、根拠もないのに、絶対的なものと信じられている事柄」と説明されている。

 6月30日の事故直後に発行された産経新聞の夕刊(大阪本社発行)の記事には、

  「開業から半世紀、安全神話を誇る東海道新幹線で」

という表現があった。夕刊では「新幹線火災 突然目前で火災 煙充満 新幹線内パニック」という見出しだったが、ウェブサイトの見出しには「安全神話に激震 『死ぬかと思った』車内パニック」と、「安全神話」の単語が登場した。

 毎日新聞は翌7月1日朝刊3面の特集記事で、事件が「東日本大震災でも死者を出さなかった新幹線の『安全神話』を揺るがす形となった」とした。神奈川県版でも「安全神話を誇る新幹線内での事件」という表現があった。

 7月1日朝刊時点では、朝日、読売、日経は「安全神話」の表現を避けている。

宮根氏は「新幹線という乗り物は非常に安全で安心であるけれども」とバランス取る
 テレビでは、7月1日昼の「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)が「女性が巻き添え 揺らぐ安全神話」と題して特集を組み、下平さやかアナウンサーが、

  「それにしても今回衝撃だったのは、安全に運行しているというイメージの新幹線の車内で起きたということかも知れませんね」

などと話し、やはりテロ対策と利便性との兼ね合いについても多くの時間を割いた。

 「安全神話」という言葉を使いながらバランスを取ろうとしていたのがミヤネ屋(読売テレビ)の宮根誠司氏で、鉄道アナリストの川島命三氏とのかけ合いで、

  「新幹線の『安全神話』が...って、新幹線そのものに何か大きな欠陥があったわけではない。新幹線という乗り物は非常に安全で安心であるけれども、こういう身勝手なことをする人がいるということも考えないと、これからはいけない時代になっちゃったということですね?」

 と呼びかけていた。


新幹線に火災想定の排煙設備・防煙マスクなし
読売新聞 7月1日(水)19時18分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線車内で男が焼身自殺した事件で、亡くなった桑原さんは煙を吸ったことが死因とみられ、密閉性の高い新幹線は火災時の排煙が難しいという課題が浮かんだ。

 国土交通省やJR各社によると、新幹線は高速で走っても気圧が変化しないよう、車両の気密性を高くしている。換気装置はあるが、火災を想定した排煙設備はなく、煙が大量だと一気に車外へ排出できない。

 国交省は「バッテリーを増強すれば、より強力な換気能力を持たせることは技術的に可能」としているが、その場合は車体が重くなるなどして走行性能が低下するという。航空機には、火災時に客室乗務員が消火作業を行えるよう、防煙マスクや耐火手袋が機内に備えられているが、新幹線に防煙マスクなどはない。

 避難誘導にも課題が残った。JR東海のマニュアルでは、火災時には火元の車両から1車両分以上離れた車両に乗客を避難させることになっている。国交省によると今回もマニュアル通りの誘導のはずだったが、桑原さんは逃げ遅れた。同省は、車掌らから当時の状況を聞き取るとしている。


燃えてる人間を消火、パニック乗客を誘導... 「のぞみ号」自殺事件、JR乗務員に「対応素晴らしい」の声
J-CASTニュース 7月1日(水)19時14分配信

 神奈川県小田原付近を走行中の東海道新幹線「のぞみ 255号」の車内で起こった、乗客の男が焼身自殺したとみられる事件で、インターネットには乗客らの対応にあたったJRの乗務員や駅員に、「素晴らしい」「レベル高すぎ」といった称賛の声が寄せられている。

 この事件は、油のような液体をかぶって火をつけた男が死亡したほか、女性の乗客一人が巻き込まれて死亡した。「安全」とみられていた新幹線での事件だけに、JRの関係者のみならずとも大きなショックを受けた。

■トンネルを抜けて安全な場所に車両を緊急停止

 東海道新幹線の車内で起こった事件は、先頭車両の1号車が火元で、炎や白い煙が立ちのぼり、車内が見通せないほどだったとされる。そのときの状況を、この新幹線に乗り合わせた乗客とみられる人がツイッターなどで、こう伝えていた。

  「のぞみ255号なんだけど、車内アナウンスで『1号車火災です!』とか言ってんだけど…」
  「車内は焦げ臭くて、電気も来てない」
  「熱い… 助けて」
  「マジ死ぬかと思った。新幹線乗ってたら、目の前で火災」
  「車内は蒸し風呂のよう」
  「今、警察や消防のサイレンが聞こえ始めた。復旧までもうしばらく時間がかかりそう」

と、現場の緊迫したようすがうかがえる。

 そうしたなか、こうした現場で新幹線の運転士や車掌らは、迅速かつ冷静で「素晴らしい」対応をみせたようだ。

 その対応について、JR東海は「現在、警察による捜査が進められているところで、詳細についてはお答えすることはできません」と話しているが、走行中の車内での火災に、トンネルを抜けて安全な場所に車両を緊急停止させ、消火器で火を消して車両の全焼や脱線などの事故を防いで、被害を最小限に抑えたことへの評価は高まるばかり。

インターネットでは、

  「自分も煙を吸ってケガしているのに、事件発生から小田原駅まで運転してから救急搬送された運転士と、逃げずに火を消した乗務員の勇気ある行動と仕事に対しての責任感は称賛されるべきだと思います」
  「素晴らしい! 本当に素晴らしいです」
  「新幹線の乗務員は今回の場合を含めて非常時に対応する訓練をきちんと行っていますから、乗務員が消火器で火災を落ち着いて消火できたと思いますね」
  「本当にすごい。燃えてる人間を消火して、パニックになっている乗客を誘導して、何が起こるかわからない車両を調べて、現場の状況を会社や警察に何度も報告する。これらをこなして当然とか、レベルが高すぎるでしょ...」

と、称賛の嵐。「新幹線の『安全』がこうした人によって支えられていることがよくわかった」との声も多く寄せられている。

「訓練は数多く、さまざまな事態に対応できるようにしている」
 さらには、事件の影響で続々と遅れて到着する新幹線から降りてくる乗客一人ひとりに対する駅員の接客も絶賛されている。

 ツイッターでは、

  「本日の新幹線の事件で散々な思いをしたのですが、無事東京に戻り改札を出る際にあまりにも駅員さんが『本日は本当に申し訳ありませんでした』と言い続けるので、逆に今日一日ご苦労様と言ったら、そんな事言われたら涙が出ますと泣かれてしまいました。日本人の職に対する意識の高さにこちらも涙が出てきました」

と、こんなつぶやきが拡散され、

  「本当に駅員さんはじめJRの方々は貶されることがあっても褒められることがありませんよね。でも、彼ら彼女らの真摯な仕事ゆえに安全運行があるわけで、私も感謝しながら使いたいものだと思います」
  「乗客も働く方々も何も悪くはない!日本の美学=人を思いやれるココロ。そこに私も泣かされました!」

と、JRの駅員の対応に感服する声は少なくない。

 JR東海は、「異常時の対応については、運転士、車掌にそれぞれ取り決めがありますが、その内容については控えさせていただきたい」と話すが、「ただ訓練の数は多く、さまざまな事態に対応できるようにしています」という。

 JRでは乗務員、駅員を問わず、単にマニュアルを覚えるだけでなく、「自分で考えて行動することを身につけてもらう」よう、心がけているようだ。


新幹線放火事件、「迷惑」と言って何が悪いのか ネット上に巻き起こる芸能人「不謹慎」批判
J-CASTニュース 7月1日(水)19時0分配信

 東海道新幹線「のぞみ」に発生した焼身自殺事件が、ネット上で思わぬ余波を生んでいる。事件の影響で足止めされた有名人がネット上に書き込んだ「迷惑」の一言が、「不謹慎発言」として拡散されてしまったのだ。

 事態を受けて書き込みを削除した芸能人もいる一方、そうした批判に冷ややかな目を向けるネットユーザーも少なくない。

■「人が死んでるんだぞ」

  2015年6月30日午前、神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ」に火災が発生し、焼身自殺を図った男性含む2人が死亡した。JR東海は30日、東海道新幹線の上下線106本に遅れが生じたと発表している。

 仕事のため新幹線を利用していた有名人も少なからず事故の影響を受けたようだ。ツイッターやラジオ番組では、タレント・森脇健児さん、さかなクン、歌手・清水翔太さんなどが一定時間足止めされたと明かしている。

 AKB48の飯野雅さんも同じく新幹線の中で足止めを食らっていた。30日12時50分ごろ、トークアプリ「755(ナナゴーゴー)」で新幹線が止まったと報告、スケジュールが狂ったのか、「私服だし着替えていきたいのにー」と不満をもらした。しかし、次の投稿にネットユーザーは色めき立つ。

  「(遅延の)理由知ってるけど、迷惑だよー」

 ごく普通の感想に見えるが、まとめサイトなどが即座に「不謹慎発言」として拡散した。その中では「人が死んでるんだぞ」「言ったいかんことくらい分かるやろ」などと非難の声が寄せられている。事態に気付いたのか、飯野さんは素早く投稿を削除し、その後何事も無かったかのように「うごいた!うごいた!」と経過を報告し続けた。

 一方、「別に何の問題もないでしょ」「何で言っちゃダメなの?」と、まとめサイトの見方を疑問視する人も多い。

尾木ママ「なんて自己チュー!」
 また、飯野さんの場合ほど拡散されなかったものの、「迷惑」と発言した有名人は他にもいる。「尾木ママ」こと教育評論家・尾木直樹さんは30日のブログで事件に触れ、「大変な迷惑!なんて自己チュー!」と厳しく指摘した。お笑いタレントの星田英利さんも同日、「自殺というより 放火テロやよな」「自殺するにもルールがある」などとツイッターで持論を語っている。ただ、ネット上を見る限り、これらの発言はある程度共感をもって受け止められているようだ。

 事件や事故が起こった際、交通機関などで影響を受けた人々がブログやSNSに「迷惑」と書き込み、賛否両論の議論を呼ぶ。こうした流れは、過去にもあった。

 2012年1月18日、小田急線の人身事故が通勤・通学ラッシュ時を襲ったこの日、松沢成文・神奈川県知事(当時)は「自殺者の心情は察するが、電車への飛び込み自殺は多くの利用者に多大な迷惑をかけるのでやめてほしい」とツイートした。

 これに「彼の見識を疑う」と批判が寄せられた一方、「そんなに批判される内容とも思えない」と擁護する意見も見られた。


対策の再徹底指示=新幹線放火受け―警察庁
時事通信 7月1日(水)18時41分配信

 東海道新幹線で放火事件が起きたことを受け、警察庁は1日、鉄道をめぐる安全確保の対策を改めて徹底するよう全国の警察に指示した。「他県でも危険物を使った違法事案が懸念される」として、既に実施している(1)駅などでの警察官の立哨や巡回(2)新幹線への警戒乗車(3)自主警備の強化と不審情報の通報を鉄道事業者に要請―を一層進めるよう求めた。 


新幹線放火、自宅にガソリン缶
2015年7月1日(水)18時30分配信 共同通信

 東海道新幹線放火事件で神奈川県警は1日、車内で焼身自殺した林崎春生容疑者(71)の東京都杉並区の自宅からガソリン運搬などに使われる金属製の20リットル入り携行缶1個を押収した。県警は容疑者がガソリンを使った可能性が高いとみており、携行缶の購入先を調べるとともに、ポリタンクに入れて車内に持ち込んだ液体の鑑定を進める。

 林崎容疑者が事件直前に東京駅から新幹線に乗っていたことも同日、分かった。駅の防犯カメラに姿が写っていた。

 これまでの調べで、林崎容疑者は事件現場の1号車でポリタンクに入った油のような液体を自分の体にかけ、ライターで火を付けている。


<新幹線放火>巻き添えの桑原さんは、気道熱傷による窒息死
毎日新聞 7月1日(水)18時14分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線で男が焼身自殺した事件で、神奈川県警は1日、巻き添えになって死亡した桑原佳子さん(52)の死因が気道熱傷による窒息だったことを明らかにした。自殺した林崎春生容疑者(71)は焼死だった。


新幹線放火男、動機は年金不満か 「静かな感じ」の一方で怒鳴り声も…
夕刊フジ 7月1日(水)16時56分配信

 走行中の東海道新幹線の車内で自分に火を付けて死亡した東京都杉並区の林崎春生容疑者。近隣住民との付き合いはほとんどなく、閑静な住宅街の一角にある古いアパートの一室で暮らしていた。自宅内で怒鳴り声を上げている姿が目撃されたり、年金の受領額が少ないと不満を漏らしたりしていたという。孤独な独居老人を凶行に走らせたものは何だったのか。

 「静かな感じで、特段変わった様子もなかった」。近所の50代女性はこう振り返る。20年ほど前、女性がこの地域に移り住んだときには、林崎容疑者はすでにアパートにいた。

 半年ほど前、林崎容疑者の部屋の窓ガラスが割れていたことがあった。アパートの管理会社からは「酔っぱらって窓をけ破った」と聞いたが、普段、酒に酔っているような様子はなかった。女性は数年前に一度だけ、長時間にわたって大声で怒鳴る声を聞いたとし、「部屋の中で身内と電話でしゃべっている様子だった」と振り返った。

 別の女性によると、林崎容疑者は年金受給額について「35年間払っているのに24万円しかもらえない」と、頻繁に訴えていた。一人暮らしで清掃会社で働いていたが、「仕事は辞めた。年金が少なく、生活できない」とも話していたという。

 凶行に走らせた動機について、新潟青陵大学大学院教授の碓井真史(まふみ)氏(社会心理学)は、「焼身自殺というのは一般的に『抗議の自殺』といわれる。死に至るまでの苦痛の度合いが高く、実行するまでのハードルが高いからだ。実行するには、強い意志が必要で、相当な覚悟がないとできない。新幹線や鉄道会社などに特別な思いがあった可能性がある。記憶に残る思い出や強い恨みなどだ」と指摘する。

 大勢の人が集まる新幹線を選んだことに、他の乗客を巻き添えにしようという“自爆テロ”的な意図があったのか。

 「通り魔は、自分の主張や存在をアピールするためになるべく多くの人を巻き込もうとするが、火を放つ直前の(乗客にお札をあげようかと問いかける)言動からは、そうした切迫感のようなものが感じられない。高齢者の場合、孤独が犯罪などの突発的な行動の引き金になることがある。精神的に不安定になり、現実感覚がないままにやってしまった可能性もある」(碓井氏)。心の闇の解明が待たれる。


新幹線焼身自殺、「事件」なのか「事故」なのか 安全記録への影響は
乗りものニュース 7月1日(水)16時42分配信

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世界の高速鉄道のなかで、「安全性」がセールスポイントになっている日本の「新幹線」(2010年2月、恵 知仁撮影)。

車内で乗客の死亡例がある新幹線
 2015年6月30日(火)、東海道新幹線の東京発新大阪行き「のぞみ225号」車内で乗客が焼身自殺し、その男は死亡。女性ひとりが巻き込まれ、亡くなりました。国土交通省は同日、新幹線初の「列車火災事故」に認定しています。

 1964(昭和39)年の誕生以来、車内の乗客が死亡する事故は1回も起こしていない新幹線。その安全の記録が、これで途絶えたことになるのでしょうか。

 実は新幹線車内で乗客が死亡した例は、過去にもあります。

 1993(平成5)年8月23日、静岡県内を走行中の博多発東京行き「のぞみ24号」のグリーン車で殺人事件が発生。乗客の男性ひとりが亡くなり、警察官ひとりも重傷を負いました。凶器は刃渡り30cmのナイフ。覚醒剤を使用していた犯人は殺人罪などで起訴され、懲役15年の判決が出されています。

 ただこれはいわゆる「殺人事件」で、「新幹線」に起因する「事故」ではありません。そのため、新幹線の死亡事故ゼロ記録にも変化はありませんでした。

 また過去に、新幹線に乗っていた客が、車内でではありませんが自殺した例もあります。2009(平成21)年2月21日、上越新幹線「Maxとき」367号の乗客が非常用のコックを操作して乗降用ドアを開け、走行中の新幹線から飛び降り自殺を図りました。2008年4月にも東海道新幹線で同様の飛び降り自殺が起きています。

 こちらも同様に、新幹線の死亡事故ゼロ記録へ影響は与えていません。

なぜ今回「列車火災事故」と判断されたのか
 しかし今回の新幹線車内における焼身自殺について、国土交通省は新幹線初の「列車火災事故」と認定しました。「新幹線」に起因する内容ではないにも関わらず、なぜ「事件」ではなく「事故」なのでしょうか。

 国土交通省に取材したところ、事件性の有無にかかわらず「構造物が燃えた」という判断で「火災事故」になったとのこと。そもそも「事件」と「事故」を分けて考え、そう判断されたわけではないのです。

 2003(平成15)年8月30日、長野県南木曽町内を走る中央本線の普通列車内で男が焼身自殺を図ったことがあり、このときも「列車火災事故」扱いになっているといいます。

 また同省によると、「煙が出た」程度では「火災事故」扱いにはならないものの、構造物が燃えたと判断されると「火災事故」になるそうです。そのため、仮に誰かが撒いた物だけが燃えた場合、それは「火災事故」ではありません。その火によって床や壁などへの類焼が確認されると、「火災事故」と判断されるといいます。

 新幹線初の「列車火災事故」に認定された今回の事態。「言葉の問題」はさておき、車内の排煙設備や警備体制など、新幹線のさらなる安全を考えさせられることになったのは事実です。ただ、新幹線が誕生から50年以上にわたって培ってきた「安全」自体に問題があり、それで「事故」が起きたわけではないのも、また事実です。


リュックからタンク取り出す…車載カメラが記録
読売新聞 7月1日(水)16時22分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線車内で男が焼身自殺し、乗客の女性1人が巻き添えとなって死亡した事件で、自殺した東京都杉並区西荻北、林崎(はやしざき)春生容疑者(71)が、自ら液体をまいて火をつける様子が車載カメラに記録されていたことが1日、分かった。

 神奈川県警は同日午前、殺人と現住建造物等放火の疑いで、林崎容疑者の自宅を捜索した。

 県警によると、火災が起きた先頭1号車の前方を映す車載カメラに、林崎容疑者が油のような液体をかぶって自らに火を放つ様子が記録されていたという。映像では、林崎容疑者は、1号車前方のデッキ付近に立ち、背負っていたリュックの中から10リットルサイズの白いポリタンクを取り出した。タンクに入っていた油のような液体を手ですくって体にかけた後、近くの乗客に短く話しかけ、直後にタンクを持ち上げて液体をかぶり、ライターで火をつけたという。

 県警は、林崎容疑者が人目につかないようリュックにタンクを入れて車内に持ち込んだ疑いがあるとみて、動機とともに液体の特定や、タンクの購入先を調べる。


桑原さん「お伊勢参りへ」…悼む声多数
読売新聞 7月1日(水)16時22分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線車内で男が焼身自殺した事件で、亡くなった桑原さんは、三重県伊勢市の伊勢神宮に向かう途中で事件に巻き込まれたとみられる。

 7年ほど前から横浜市内で展開する整体院に勤務。丁寧な応対と子ども好きな人柄で同僚や常連客に慕われていたといい、突然の訃報に悲しみと怒りが広がった。

 事件に巻き込まれる前の30日午前、桑原さんは自身のフェイスブックに、JR新横浜駅から「今年、早くも折り返し。今日は、これまでの平穏無事のお礼参りに伊勢神宮へ伺います」と書き込んでいた。

 桑原さんの投稿は旅先からのものが多く、旅行好きな一面をうかがわせる。6月中旬にはブルガリア旅行の様子を報告。民族衣装に身を包み、現地の女性たちと交流する写真に、「歓迎の儀式をして頂いた後、民族衣装に着替えてから花摘み。楽しかったです」とコメントを添えていた。

 フェイスブックには桑原さんの死を悼み、「悔しいですよね…自殺のまきぞえなんて酷すぎる」「私も新幹線を月一で利用していますので他人事ではありません」などと、2500件以上のコメントが寄せられている。


<新幹線焼身放火>油、前日に購入か 容疑者宅を捜索
毎日新聞 7月1日(水)15時0分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、乗客が巻き添えになって死亡した事件で、自殺した林崎春生容疑者(71)=東京都杉並区西荻北=が事件前日の6月29日、自宅近くでポリタンクを台車に乗せ、「ガソリンスタンドに行く」と近所の住民に話していたことがわかった。神奈川県警は林崎容疑者がポリタンクを隠して車内に持ち込んだ可能性が高いとみて経緯を調べている。

 県警は1日、林崎容疑者の自宅を殺人と現住建造物等放火容疑で家宅捜索した。

 容疑者宅の近所に住む顔見知りの60代女性によると、女性は29日午後、自宅近くでポリタンクを台車に乗せて歩いている林崎容疑者に会った。林崎容疑者は「ガソリンスタンドに行く」と話し、女性が「なぜ」と聞くと、「別に」と答えたという。女性によると、林崎容疑者は1年ほど前に清掃関係の仕事を辞めた。最近は出会う度に「年金が少ない。12万円の支給から家賃と光熱費を払ったら生活できない」などと不満を言っていたという。

 一方、県警によると、のぞみの1号車に設置されたカメラに、林崎容疑者がリュックサックからポリタンクを取り出す映像が映っていた。ポリタンクに入っていた液体をかぶる様子も映っていた。ポリタンクは白っぽい透明で、10リットルほどの大きさ。県警は1日、林崎容疑者と、事件にまき込まれて死亡した桑原佳子さん(52)の遺体を司法解剖する。【深津誠、福永方人】


<新幹線焼身放火>車両に排煙設備なく…対策後手に
毎日新聞 7月1日(水)15時0分配信

 東海道新幹線の焼身放火事件で、新幹線車両には異常時に対応した排煙設備がなく、煙が車内に回りやすい構造だったことから、国土交通省は火災発生時の新幹線車内の排煙のあり方について検討することにした。【松本惇、本多健】

 JR東海などによると、新幹線はトンネルに入る際、車内の気圧が急激に変化する現象を防ぐため、車内の気圧を一定に保つ仕組みになっている。換気装置はあるが、排煙設備はないという。

 排煙設備がないことについて、JR関係者は「燃えにくい材料の使用に徹することで被害を最小限に抑える取り組みを続けた経緯があり、建物にあるような排煙設備は想定しにくかった」と説明したうえで「今回のように車内に持ち込まれた可燃物が発火し、大量の煙が出る事態への対応は難しい」と話した。

 また、JRによると、車内で火災が発生した場合、消火作業で感電する可能性があるため、マニュアルで送電を止めて停電にしたうえで消火をすることになっている。

 関係者によると、今回の事件では緊急停止直後の午前11時41分に、消火作業に備えるために送電を止めた。停電で車両間の自動ドアは手動で開閉する状態になり、乗客は車掌により後続車両へ誘導された。

 ただ、火元の1号車と2号車の間の自動ドアは停電によって開いたままになっていた可能性が高いという。このため結果的に2両目以降に煙が広がった可能性がある。

 2011年5月に北海道で発生したJR石勝線の特急脱線、炎上事故でも車両内に煙が充満したため、国交省が対策の検討を始めた。車両間のドアを閉める仕組みについて議論されたが、乗客の避難誘導を優先する必要があり、鉄道の安全水準を定める国の技術基準の変更には至っていない。


<新幹線焼身放火>笑顔のやさしい人…亡くなった桑原さん
毎日新聞 7月1日(水)13時9分配信

 東海道新幹線の焼身放火事件で、死亡した横浜市青葉区、整体師、桑原佳子さん(52)が住むマンションには1日朝、桑原さんの夫が姿を見せた。疲れ切った表情で、報道陣の問いかけには答えず、「見てください」と話して用意した紙を自室の玄関に貼った。

 紙には「マスコミの方へ 今は突然のことなので、何もお話しできる心境ではありません。時期が来たらこちらからお話しさせて頂くことがあるかもしれません」などと書かれていた。

 また、桑原さんが勤務していた横浜市港北区にある整体院の同僚の男性(28)は同日、「いつも笑顔のやさしい人柄だった。お客にも信頼され、指名する人も多かった。巻き添えになったことについては、まだ気持ちの整理ができない」と沈んだ様子で話した。

 男性は桑原さんと3年ほど一緒に勤務した。

 職場では黙々と施術をこなしつつ、お客を気遣う桑原さんの姿が印象に残っているという。【村上尊一、国本愛】


東海道新幹線放火 ポリタンクをリュックで持ち込み 車内カメラに映像 神奈川県警が容疑者宅を捜索
産経新聞 7月1日(水)12時14分配信

 神奈川県小田原市上町付近を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で2人が死亡、26人が負傷した放火事件で、焼身自殺を図ったとみられる東京都杉並区西荻北の職業不詳、林崎春生容疑者(71)が、油のような液体が入ったポリタンクをリュックサックに入れ、車内に持ち込んでいたことが1日、県警への取材で分かった。

 県警は同日、殺人と現住建造物等放火の疑いで林崎容疑者の自宅アパートを家宅捜索した。動機の解明などを進めるとともに、林崎容疑者の遺体を司法解剖して死因を調べる。

 捜査関係者によると、1号車の車内に設置されたカメラには、運転席のすぐ後ろのデッキでリュックサックから容量が10リットル程度とみられるポリタンクを取り出し、直後に自分の体に液体をかける姿が写っていた。

 林崎容疑者のズボンのポケットからは乗車券も見つかったといい、県警は事件前の足取りを調べている。


前日にポリ容器「GS行く」=年金不満「自殺してやる」―新幹線放火・林崎容疑者
時事通信 7月1日(水)12時12分配信

 東海道新幹線のぞみ車内で乗客が焼身自殺を図り2人が死亡、26人が重軽傷を負った事件で、死亡した林崎春生容疑者(71)が事件前日、東京都杉並区の自宅近くでポリタンクを持ち、「ガソリンスタンド(GS)に行く」と話していたことが1日、知人への取材で分かった。約1カ月前から年金の受給額に不満を漏らすようになり、「自殺してやる」と話していたという。
 知人の女性(68)は6月29日午後3時ごろ、林崎容疑者が同区西荻北の路上で、空の白いポリタンクを小さな台車に載せて歩いているのを目撃した。女性が「どこに行くの? 」と声を掛けると、「ガソリンスタンド」とだけ答えたという。
 灯油を買いに行くと思った女性が「暑くなるんだから要らないでしょ」と尋ねたが、林崎容疑者は無言で立ち去った。この直後、帰って来た同容疑者を目撃したという女性の夫(73)は「ポリタンクが黒っぽく見えたが中身までは分からない」と話した。特段変わった様子はなかったという。
 林崎容疑者は1カ月ほど前から、この女性に対し「年金が少ない。年金基金の前で首をつってやる」と繰り返し話していたという。
 夫婦は、林崎容疑者と40年来の付き合いという。同容疑者は以前、ギターなどを持って酒場などで歌う「流し」や、幼稚園の送迎バス運転手など職を転々とし、昨年まで清掃会社に勤務していたが、最近は定職に就いていなかったという。
 女性は「(林崎容疑者は)理屈っぽい性格。こんなことをするような人じゃなかった。残念だ」と肩を落とした。 


乗客死亡に「未必の故意」…殺人容疑で自宅捜索
読売新聞 7月1日(水)12時4分配信

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線車内で男が焼身自殺し、乗客の女性1人が巻き添えとなって死亡した事件で、神奈川県警は1日午前10時過ぎ、殺人と現住建造物等放火の疑いで、自殺した東京都杉並区西荻北、林崎(はやしざき)春生容疑者(71)の自宅の捜索を始めた。

 県警は、逃げ場のない新幹線の車内で火を放った行為には、周囲の乗客が死亡してもかまわないという「未必の故意」があったと判断し、殺人容疑を適用した。

 林崎容疑者の自宅アパートには1日午前10時過ぎ、付近住民や報道陣が見守る中、神奈川県警の捜査員6人が捜索に入った。現場はJR西荻窪駅から北に約600メートル離れた閑静な住宅地で、捜査員は玄関口で室内をカメラで撮影するなどしていた。

 県警幹部によると、亡くなった横浜市青葉区の整体師桑原佳子(よしこ)さん(52)は、火災が起きた先頭1号車と2号車の間のデッキで倒れていた。荷物が残されていた1号車に乗車していたとみられる。遺体にやけどなど目立った外傷はなく、県警は煙を吸った一酸化炭素中毒死の可能性があるとみて、司法解剖して死因を特定する。林崎容疑者についても解剖を行う。

 県警や地元消防の発表によると、死亡した2人のほか、1~65歳の乗客26人(男性17人、女性9人)が救急搬送され、うち7人(男性4人、女性3人)が経過観察のため入院した。気道熱傷や一酸化炭素中毒の症状があるといい、大半が1号車の乗客だったとみられる。


捜査員、次々とアパートに=新幹線焼身自殺の71歳宅―東京・杉並
時事通信 7月1日(水)11時53分配信

 東海道新幹線「のぞみ」車内で焼身自殺した林崎春生容疑者(71)の東京都杉並区の自宅アパートには1日午前10時すぎ、段ボール箱を手にした神奈川県警の捜査員ら数人が次々と入った。
 県警によると、捜査1課と鑑識課員が1階の容疑者の部屋を捜索した。報道陣30人以上が詰め掛け、通り掛かった人は驚いた様子で捜索を見守った。捜索は2時間余りにわたって行われ、午後0時20分ごろ、捜査員が押収物を運び出した。
 アパートの周辺は住宅街で、近くに住む60代の主婦は「こんな近くに新幹線の事件を起こした男が住んでいたので驚いた。何か悩みがあったのでしょうか」と話していた。 


新幹線で「焼身自殺」図って乗客が死傷、死亡した容疑者の法的責任を問えるのか?
弁護士ドットコム 7月1日(水)11時32分配信

神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線下り「のぞみ225号」(16両編成)の車内で6月30日、火災が発生した。乗客の男性が1号車で油のような液体をかぶり、火をつけたという。男性は焼身自殺をはかったとみられている。

報道によると、油のような液体をかぶって火をつけたとみられる71歳の男性は死亡。また、乗客の50代女性も煙を吸って死亡した。そのほかに、1~65歳の乗客ら26人も煙を吸うなどして重軽傷を負い、うち7人が入院した。新幹線の車内で火災が起きるのは初めてで、新幹線内で起きた事件・事故で最悪の被害になったという。

神奈川県警は男性が焼身自殺を図ったとみて、殺人と現住建造物等放火の疑いで捜査していることが報じられているが、周りを巻き込むような自殺は犯罪なのか。また、死亡していたとしても法的責任を問うことはできるのだろうか。刑事事件にくわしい冨本和男弁護士に聞いた。

●放火の故意があったと考えられる

「そもそも、日本では自殺を処罰する法律はありません。したがって、自殺すること自体は犯罪ではありません」

冨本弁護士はこのように述べる。では、周りを巻き込むような形で自殺をした場合、どのような罪になるのだろうか。

「走行中の新幹線の車内で火災を発生させたということですから、現住建造物等放火罪(刑法108条)にあたる可能性があります。

新幹線車両のような閉じた空間で、揮発性の高い液体を被って火を付ければ、車両に燃え移ることは想定できます。

男性がまいたとされている『油のような液体』が揮発性の高いガソリンなどであった場合、少なくとも車両に燃え移っても構わないと考えていた、つまり、放火の故意があったと考えられます。

また、火災によって、他の乗客が死亡したり、負傷したりしたという点については、少なくとも、傷害罪や傷害致死罪にあたる可能性があります。

場合によって、周囲を巻き込んで煙や火で死者が出ても構わないと認識していた、つまり殺意があったとして、殺人に問われる可能性もあると思います」

容疑者が死亡してしまった場合、どんな手続きが待っているのだろうか。

「死者に刑事罰を科すことはできませんので、容疑者が死亡している場合は、不起訴となります。

容疑者が死亡したときは、適法に刑事裁判をする条件(訴訟条件)を欠くことになるからです(刑事訴訟法339条4号参照)。

具体的には、検察官が『被疑者死亡』の主文で不起訴裁定書という文書を作成し、不起訴処分にします。

ただし、容疑者の財産を相続した遺族が民事上の賠償責任を負う可能性はあると思います」

冨本弁護士はこのように述べていた。

【取材協力弁護士】
冨本 和男(とみもと・かずお)弁護士
債務整理・離婚等の一般民事事件の他刑事事件(示談交渉、保釈請求、公判弁護)も多く扱っている。
事務所名:法律事務所あすか
事務所URL:http://www.aska-law.jp

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