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2015年7月24日 (金)

東日本大震災・原発事故関連のニュース・2027

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:<サブドレン>相双漁協が計画容認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川内原発で重大事故訓練 再稼働の手続き、最終段階 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:建屋カバーの本格解体開始 - 速報:@niftyニュース.
リンク:102歳自殺で東電提訴へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:<福島第1原発>地元漁協が放出容認…汚染地下水浄化、海へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東電、トレンチ汚染水除去にめど - 速報:@niftyニュース.
リンク:川内原発で重大事故訓練 再稼働へ最終段階 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:再稼働へ川内原発で大規模訓練…重大事故を想定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:再稼働前に、重大事故訓練=川内1号機、検査官立ち会い―九電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浄化地下水、放出容認へ=県漁連、8月上旬にも―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:重大事故想定の訓練開始、九電 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<相馬野馬追>砂煙上げ人馬疾走 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【カメラが去ったあと・被災地の今】4年間海に沈んでいたまち・石巻市長面 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<川内原発>重大事故想定し大規模訓練 再稼働前の義務 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:志賀原発にベント設備到着 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<相馬野馬追>騎馬武者たちの勇壮な姿に歓声 福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島・南相馬市で夏の伝統行事「相馬野馬追」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:李登輝氏が被災地で慰霊碑に献花 - 速報:@niftyニュース.
リンク:相馬野馬追、震災前のにぎわい=20万人超来場見込む―福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最後完成の災害公営住宅鍵渡し式 - 速報:@niftyニュース.
リンク:李登輝氏が被災地訪問=慰霊碑に献花―宮城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発への怒り刻む 川内村に復興祈念の石碑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<女川原発>30キロ圏5市町避難計画固まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住民帰還へ医療体制整備=原発周辺復興で提言案―復興庁検討会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3号機プールの最大がれき撤去へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:「堆肥売れず損害」 東電と国に5億円請求 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<放射線監視装置>納入業者、福島県を提訴へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大震災>大船渡線と気仙沼線「鉄道復旧を断念」案を提示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR大船渡・気仙沼線の鉄路復旧断念を正式表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大船渡、気仙沼線の復旧断念=JR東―震災復興、自治体に温度差 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR東、鉄道での復旧断念 - 速報:@niftyニュース.
リンク:川内1号機、再稼働近づく=起動前の検査終了―規制委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川内原発1号機、再稼働前の検査終了 8月10日にも再稼働へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川内原発、起動前の検査すべて終了 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<サブドレン>相双漁協が計画容認
河北新報 7月28日(火)9時45分配信

  東京電力福島第1原発建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げて浄化後に海洋放出する計画で、相馬双葉漁協(福島県相馬市)は27日、理事会を開き、計画を容認する意向を固めた。早期の漁業再生には汚染水対策の進展が不可避と判断した。

  いわき市漁協も条件付きで容認する方向で意見を集約している。近く開かれる県漁連の組合長会議で正式決定されれば、サブドレン計画が本格的に動きだすことになる。

  相双漁協の判断は理事の全会一致。計画容認に併せ、国や東電に対する要望をまとめることも確認した。風評被害対策の徹底などが盛り込まれるとみられる。

  ことし2月に発覚した汚染雨水の流出を受け、協議は中断を強いられた。5月には耐圧ホースからの漏出トラブルもあり、原発近くで操業してきた漁業者が反発。東電は計画に理解を得るため、説明会を開くなどしてきた。

  佐藤弘行組合長は「漁業再生のためには協力できるところは協力していかなければならない。汚染水対策が進めば、まだ操業できていない海域の縮小を図っていきたい」と話した。


川内原発で重大事故訓練 再稼働の手続き、最終段階
産経新聞 7月28日(火)7時55分配信

 九州電力は27日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働に向け、重大事故を想定した総合訓練を始めた。東京電力福島第1原発事故と同様に全交流電源の喪失を想定し、作業員の対応手順を原子力規制委員会が確認。訓練は30日まで実施される予定で、再稼働の手続きは最終段階を迎えた。

                  ◇

 視察した規制委の更田(ふけた)豊志委員長代理は「新規制基準は(原発を運転する上で)最低限の安全要求だが、(九電は)その事故対応能力を備えている」と評価した。

 審査に合格した原発は再稼働前に、重大事故を想定した訓練が義務付けられている。重大な問題が見つかれば、規制委はやり直しを含め改善を指導するため、再稼働の日程にも影響する。

 この日午前10時から始まった訓練は、地震による津波などで全交流電源が喪失し、炉心の冷却機能が失われた状況を想定して行われた。

 中央制御室では全ての運転員が防護マスクを着用する様子や、炉心に注水する代替ポンプを動かすための非常用発電機をケーブル経由で遠隔操作する様子も報道陣に公開した。

 川内1号機は早ければ8月10日ごろに原子炉を起動させて再稼働し、13日前後に発電と送電の開始を予定している。


建屋カバーの本格解体開始
2015年7月28日(火)7時26分配信 共同通信

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 福島第1原発1号機の原子炉建屋カバー解体作業で、取り外される屋根のパネル=28日午前7時2分(共同通信社ヘリから)

 東京電力は28日、福島第1原発1号機の原子炉建屋カバーの本格的な解体作業を始めた。屋根部分の6枚あるパネルのうち1枚を撤去。2016年度中にカバーの解体を終えた上で、がれき撤去や機材の設置を進め、20年度中に使用済み核燃料プールに残る燃料392体の取り出し開始を目指す。

 水素爆発で大破した1号機の建屋上部が姿を見せるのは、カバーが試験的に取り外されていた昨年12月以来。

 屋根は幅約7メートル、長さ約42メートルのパネルを6枚並べた構造。8月上旬以降に2枚目のパネルを取り外し、年内にも6枚全ての撤去を終える。


102歳自殺で東電提訴へ
2015年7月28日(火)2時0分配信 共同通信

 東京電力福島第1原発事故による強制避難を前に精神的に追い詰められたとして、2011年4月に福島県飯舘村の自宅で自殺した大久保文雄さん=当時(102)=の遺族3人が、計約6千万円の賠償を東電に求め福島地裁に提訴することが27日、分かった。29日に提訴する予定。

 関係者によると、大久保さんは11年4月11日、飯舘村が計画的避難区域に指定されるという政府の方針をテレビのニュースで知った。家族に「避難したくない。ちょっと長生きしすぎたな」と漏らしたという。翌12日朝、自分の部屋で首をつって亡くなっているのが見つかった。


<福島第1原発>地元漁協が放出容認…汚染地下水浄化、海へ
毎日新聞 7月27日(月)21時31分配信

 東京電力福島第1原発の建屋周辺の井戸(サブドレン)からくみ上げた汚染地下水を浄化して海に流す計画について、福島県北中部の相馬双葉漁協は27日、理事会を開き、容認する方針を決めた。同県南部のいわき市漁協は既に容認を決めている。両漁協の方針を受けて県漁業協同組合連合会(県漁連)も受け入れ、8月上旬にも風評対策などを盛り込んだ各漁協の要望をまとめて国と東電に伝える。浄化処理後の水の海洋放出を認めるのは初となる。

 サブドレン計画は、建屋内に流れ込む地下水を減らし高濃度汚染水の増加を抑えることなどが目的。原子炉建屋を囲む41本の井戸から地下水をくみ上げ、浄化装置で処理し、放射性物質の濃度を基準以下にして海に放出する。漁協側は、本格的な漁業再開のために容認を決断した。

 東電は昨年5月、汚染前の地下水を海に流す「地下水バイパス」を開始。東電によると1日約400トンあった地下水流入を約300トンに減らしたという。サブドレン計画で更に半減できるとみている。

 国と東電は昨年8月、計画を表明。地元漁協との交渉が大詰めを迎えた今年2月、原子炉建屋屋上にたまっていた汚染水が排水路から外洋に流出していたことが発覚。県漁連は容認に向けた意見集約を先送りした。【岡田英、大塚卓也、栗田慎一】


東電、トレンチ汚染水除去にめど
2015年7月27日(月)20時3分配信 共同通信

 東京電力は27日、福島第1原発3号機の海側にあるトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)内にあった汚染水の抜き取りが今月中にも終了する見通しになったと明らかにした。既に汚染水抜き取りを終えた2号機の海側トレンチ内をコンクリートで埋める作業も今月ほぼ完了し、トレンチ内の汚染源の除去にめどが立った。

 福島県いわき市で開かれた廃炉・汚染水対策に関する現地調整会議で東電が報告した。3号機のトレンチ内をコンクリートで埋める作業を8月まで続け、建屋内から高濃度の汚染水がトレンチを通じて海へ流れるのを防ぐ。


川内原発で重大事故訓練 再稼働へ最終段階
産経新聞 7月27日(月)18時54分配信

 九州電力は27日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働に向け、重大事故を想定した総合訓練を始めた。東京電力福島第1原発事故と同様に全交流電源の喪失を想定し、作業員の対応手順を原子力規制委員会が確認。訓練は30日まで実施される予定で、再稼働の手続きは最終段階を迎えた。

 視察した規制委の更田(ふけた)豊志委員長代理は「新規制基準は(原発を運転する上で)最低限の安全要求だが、(九電は)その事故対応能力を備えている」と評価した。

 審査に合格した原発は再稼働前に、重大事故を想定した訓練が義務付けられている。重大な問題が見つかれば、規制委はやり直しを含め改善を指導するため再稼働の日程にも影響する。

 この日午前10時から始まった訓練では、地震による津波などで全交流電源が喪失し、炉心の冷却機能が失われた状況を想定した。

 中央制御室では全ての運転員が防護マスクを着用する様子や、炉心に注水する代替ポンプを動かすための非常用発電機をケーブル経由で遠隔操作する様子も報道陣に公開した。

 川内1号機は早ければ8月10日ごろに原子炉を起動させて再稼働し、13日前後に発電と送電の開始を予定している。


再稼働へ川内原発で大規模訓練…重大事故を想定
読売新聞 7月27日(月)15時36分配信

 九州電力は27日、川内(せんだい)原子力発電所1号機(鹿児島県)の再稼働に向け、重大事故を想定した大規模訓練を始めた。

 訓練は30日までの予定で、再稼働の手続きは最終段階を迎えた。

 安全審査に合格した原発は、再稼働する前に、重大事故を想定した訓練を実施することが義務づけられている。電源や冷却機能を失って原子炉の核燃料が溶け、放射性物質が漏れ出すシナリオを想定、事故発生後24時間の動きを4日間に分けて訓練する。九電社員ら約90人と原子力規制委員会の検査官ら15人が参加する。

 27日は、規制委の更田(ふけた)豊志・委員長代理が訓練を視察。中央制御室で、様々なトラブルの状況判断を行う運転員の動きや、水素爆発を防ぐ「電気式水素燃焼装置」の起動手順などを確認した。一方、九電は、非常時の電源確保のため敷地内に配備している大容量空冷式発電機を中央制御室から遠隔操作で始動させる訓練を報道陣に公開した。

 規制委は4日間の訓練の内容を精査し、問題があれば改善を指導する。問題がなければ、九電は8月10日にも再稼働させる方針だ。


再稼働前に、重大事故訓練=川内1号機、検査官立ち会い―九電
時事通信 7月27日(月)15時16分配信

 九州電力は27日、8月中旬の再稼働を目指す川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で、重大事故を想定した総合訓練を始めた。
 原子力規制委員会の保安検査の一環として行われ、検査官15人が立ち会った。
 訓練は原子炉の配管から水が漏れたり、水を注入するポンプが使えなくなったりする重大事故を想定。30日まで4日間、九電社員らが1日52人態勢で行う。事故に備え避難対策が必要な30キロ圏内の住民は参加しない。
 27日は中央制御室で訓練を実施した。放射性物質の放出に備え、運転員はマスクを着用。敷地内にある非常用電源の遠隔操作スイッチを入れたり、水素爆発の防止装置を作動させたりした。防護服を着た運転員は制御室を出て、非常用電源の起動を確認。通話装置で制御室に連絡した。
 2日目以降は原子炉の冷却や、原子炉格納容器の温度・圧力を下げる一連の作業を訓練する。 


浄化地下水、放出容認へ=県漁連、8月上旬にも―福島第1
時事通信 7月27日(月)15時8分配信

 東京電力福島第1原発で1~4号機建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、浄化して海に流す計画について、原発北部海域の相馬双葉漁業協同組合(相双漁協)は27日、福島県相馬市で理事会を開き、実施を容認する方針を決めた。
 南部海域のいわき市漁協も同様の方針を決めており、県漁業協同組合連合会(県漁連)は8月上旬にも臨時の組合長会議を開き、計画容認を決定する見通し。
 サブドレン計画は汚染水の増加を抑制するため、東電が準備を進めている。理事会後、相双漁協の佐藤弘行組合長は、報道陣に「福島の漁業復興にプラスになる。協力しないといけない」と述べた。漁協は今後、風評対策の実施などを盛り込んだ要望書をまとめ、計画容認の条件とする。
 計画では建屋を囲む井戸約40本から地下水をくみ上げ、放射性物質濃度を大幅に下げて海に流す。東電は、建屋内に流入する1日300トンの地下水を半減できるとみており、汚染水対策の柱の一つに位置付けている。 


重大事故想定の訓練開始、九電
2015年7月27日(月)12時39分配信 共同通信

 九州電力は27日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した総合訓練を始めた。訓練には運転員や事故の対策要員約50人が参加し、事故発生から24時間以内に収束を図るための作業手順を確認。訓練は30日まで実施。

 27日の訓練は、地震による津波などで全交流電源を喪失し、炉心の冷却機能が失われた状況を想定。原子力規制委の更田豊志委員が中央制御室などで訓練を視察した。

 中央制御室では午前10時に訓練が始まると、警報ランプが赤く点滅。電源喪失を確認すると、原子炉が破損し、放射性物質が放出される可能性があることから、全ての運転員が防護マスクを着用した。


<相馬野馬追>砂煙上げ人馬疾走
河北新報 7月27日(月)12時15分配信

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砂煙を上げて騎馬が疾走した=26日午後、南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地

  国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は2日目の26日、福島県南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で甲冑(かっちゅう)競馬と神旗争奪戦を行った。馬群の激突と勇壮なよろい姿に、約5万2000人のスタンド席が沸いた。

  甲冑競馬は計7レース。背中の旗指し物をはためかせて騎馬武者が馬場を疾走した。神旗争奪戦には280騎が参戦し、花火で打ち上げられた神旗を目指してむちを振った。

  ことしは常磐自動車道の全線開通効果もあり、入場者数は昨年を6000人上回った。群馬県高崎市からツアーで訪れた無職天田育志さん(65)は「想像以上の迫力。これだけの騎馬が集まるのはすごい」と話した。


【カメラが去ったあと・被災地の今】4年間海に沈んでいたまち・石巻市長面
THE PAGE 7月27日(月)11時3分配信

 7月の太陽が照りつける水面が、きらきらと輝く。時折吹く風に、波が静かに立つ。
ここは、海ではない。湖でもない。かつては陸地で、住宅や田んぼが広がるまちがあった。

 宮城県石巻市長面(ながつら)地区は、岩手県岩手町から流れる北上川がその長い旅を終えて海へ注ぐ、河口付近に広がる。雄大な北上川と山々を背景に、夏は海水浴場としてにぎわう砂浜が、冬は河川敷になびく黄金色のヨシが美しい場所だった。山に囲まれた内湾の長面浦は波が立たず、森から流れ出る豊かな栄養素で、大きな牡蠣が育つ産地としても有名だ。

 146世帯が暮らしていたという長面地区の集落は、東日本大震災の津波ですべて流された。震災で土地は1メートル以上地盤沈下し、家の土台が残されたそのまちに、海水がなだれ込んだ。震災後の4年以上もの間、その場所は元から海であったかのように、広域が海に沈んだままになっていた。

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長面地区では排水作業が始まり、少しずつ陸地が現れてきた

 その海に沈んでいたまちが今、ようやく再び顔を出しつつある。現場では、元々陸地だった場所を囲むように板を打ち込み、先月から陸地に流れ込んだ推定約140万トンの水をポンプで抜くという大掛かりな作業が開始されている。だんだんと干上がっていく陸地では、震災で犠牲となった行方不明者の捜索が始まった。これまで海に浸かっていたこの場所では、4年以上の時を経てようやく今、陸上での捜索が可能となったのだ。長面地区のある石巻市河北総合支所管内では震災で416人が犠牲となり、いまだ42人の行方が分かっていない。

 7月11日の月命日。少しずつ陸地が現れてきた長面地区で、ショベルカーが稼働していた。ひっきりなしに動き、捜索のため、陸地の障害物などをどけているようすだった。行方不明者の捜索が終わると、この場所には土を盛り、農地として整備する計画だという。

 震災後、全域が人の住めない「災害危険区域」に指定された長面地区周辺だが、辺りを見回すと、まだ人の姿が見える場所がある。長面地区から、内湾の長面浦を挟んだ向かい側にある「尾崎地区」。58世帯が暮らしていたというこの地区も震災後、人が住めない区域に指定されたが、長面浦や外洋で漁をしていた5人ほどの漁師が漁をするために、震災後も日中だけこの場所へ通い続けている。

通い続ける漁師たち
 尾崎地区を歩いていくと、プレハブの作業小屋の前でハモ漁のためのエサを用意している漁師に出会った。尾崎地区で生まれ育った神山正和さん(66)は、車で約30分の場所に再建した自宅から毎日この場所に通っているという。漁のある日も、ない日も、この場所で網を作ったり、海のようすを見に来たりする。「ここに、愛着はあるけどね。息子は漁師をやらないみたいだし、私で最後かな」と、さっぱりとした口調でエサとなるサンマをちぎっていく。

 神山さんは震災発生時に海に囲まれ孤島のようになった尾崎地区で、3日後にヘリコプターで救出されたという。震災の年の7月まで避難所生活を送った後、2年間プレハブの仮設住宅で生活。漁は、震災の1年後に自宅のあったこの場所で再開したそうだ。

 震災後は海へ出る航路が変化して漁場まで遠回りをしなければならず、船の燃料代は震災前の倍以上になっているという。平坦な道のりではなかったが、「ボランティアや支援に頼るのは好きではない」と、漁師の腕一本で生活を立て直してきた。「10年か15年かわからないけど、働ける限り漁師をやるよ。漁が好きだから」

 尾崎地区には、行政が震災後にこの場所を「災害危険区域」として指定する前に自宅を自費で修繕してしまっていた家が数軒あり、長面地区と違って今も家々が立ち並んでいる。震災前は全国的に有名だったという民宿も、古くからこの場所の守り神だった神社も残っている。この集落の文化と記憶を、今は日の出とともにこの場所に通い続ける数人の漁師たちが紡いでいる。
(安藤歩美/THE EAST TIMES)


連載【カメラが去ったあと・被災地の今】
東日本大震災から4年以上が経過し、報道陣も多くが撤収する中、被災地の現状を報道で目にする機会は少なくなってきました。ですが現場ではまだ復興は十分に進まず、仮設住宅に暮らす人も多くいます。被災地では今、何が起きているのでしょうか。東北在住の記者・安藤歩美が読者の目となり耳となり、東北各地の被災地の現状をリポートします。(随時掲載)


<川内原発>重大事故想定し大規模訓練 再稼働前の義務
毎日新聞 7月27日(月)10時48分配信

 九州電力は27日、8月中旬の再稼働を目指している川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で、東京電力福島第1原発事故のような重大事故の発生を想定した大規模な訓練を開始した。再稼働前の最後の訓練で、原子力規制委員会も立ち会い、新規制基準を受けて導入された安全対策が有効に機能するかや、九電の事故対応に問題がないかを点検する。30日まで。

 大規模訓練は、福島第1原発事故の教訓を踏まえた新規制基準で実施が義務付けられている。1号機で全交流電源を失った結果、原子炉を冷やす機能がなくなり炉心溶融に至った--との想定。九電は、52人体制で非常用電源や移動可能な冷却設備など福島事故後に導入した新設備を使い、4日かけて1号機を冷温停止させるまでを訓練する。

 川内原発の安全審査を担当した規制委の更田豊志委員長代理は、原子力規制庁の職員とともに、中央制御室での運転員の対応や、非常用電源を確保する作業などを点検する。

 今回の訓練について、規制委の田中俊一委員長は「(設備を)きちんと使いこなせるか大変重要で、単なる訓練ではない」と位置付けている。仮に九電の対応に重大なミスがあった場合は「訓練のやり直しもあり得る」(原子力規制庁幹部)としている。

 1号機は今月10日、原子炉へ核燃料157体を装着する作業を終えており、新規制基準の審査を経た再稼働第1号になる公算が大きい。しかし、事故が起きた場合の住民の避難計画は規制委の審査対象外で、国による実効性の担保はない。火山噴火リスクへの対策の具体化も先送りされており、課題は山積している。【鳥井真平】


志賀原発にベント設備到着
2015年7月27日(月)8時55分配信 共同通信

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 北陸電力志賀原発2号機に設置のため、荷揚げされる「フィルター付きベント」=27日午前、石川県志賀町

 北陸電力は27日、志賀原発2号機(石川県志賀町)に設置する事故対策設備「フィルター付きベント」を船で同原発に荷揚げした。北陸電は既存のベントや冷却装置でも安全確保は十分にできるとの立場を取っており「補完的な設備」としている。2015年度中の取り付け完了を目指す。

 フィルター付きベントは、事故時に原子炉格納容器の破損を防ぐため、放射性物質を低減させた上で内部の蒸気を外部に放出させる設備。

 北陸電は昨年8月、2号機の再稼働に向け、原子力規制委員会に新規制基準の適合審査を申請。


<相馬野馬追>騎馬武者たちの勇壮な姿に歓声 福島
毎日新聞 7月26日(日)20時59分配信

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甲冑競馬で勢い良く駆け抜ける騎馬武者たち=2015年7月26日、佐々木順一撮影

 相馬野馬追(のまおい)は26日、福島県南相馬市原町区の雲雀(ひばり)ケ原祭場地で甲冑(かっちゅう)競馬と神旗争奪戦が行われ、祭りのピークを迎えた。常磐道全線開通の追い風を受けて、祭場地の入場者は昨年より6000人多い約5万2000人と過去最高を記録。450騎の騎馬が同祭場地までの約3キロを1列になって行列した沿道では約6万3000人の観客が押し寄せ、戦国絵巻を連想させる騎馬武者たちの勇壮な姿に歓声を送った。

 震災後5回目となった今回の野馬追で、標葉郷(しねはごう=現在の福島県浪江町、双葉町、大熊町)の騎馬武者45人全員が避難先から参加した。隊列を整える武者の怒号が響く行列の馬上に、本林耕作さん(80)の姿があった。出場60回目。「今年の馬はちょっと気性が荒いな」。手綱を引き締め、馬にムチを当てた。

 かつて標葉郷の全騎馬を指揮する副軍師を務め、若手から一目置かれる「功労者」。普段は茨城県つくば市で暮らすが、借り上げ住宅にけんすい用の鉄棒を取り付け、上半身の筋力の維持を欠かさない。

 浪江町の農家出身で、馬乗りは「子供の頃から得意だった」。東京の地下鉄工事の土砂運搬など多くの仕事を転々としたが、野馬追への出場は変わらなかった。

 震災で半壊した浪江の自宅には「(原発事故の影響で)生きている間には戻れないだろう」と話すが、怒りを周囲にぶつけるそぶりはない。避難の際に車に積み込み、今も部屋に飾ってある甲冑や馬具、60回分の野馬追のポスター、そして指導してきた標葉の後輩たちが「自分が生きた証しそのもの」だからだ。

 避難先から4年ぶりに戻り、「地域一帯が本番に向け徐々に盛り上がっていく雰囲気が新鮮だった」と話すのは、小高郷(現在の南相馬市小高区)の清信正幸さん(43)だ。

 社長を務める小高区の産業用モーター部品の製造工場は、12人いた従業員ごと千葉県東金市に避難。事業を再開していたが、今年3月に「福島の復興も大事」と南相馬市原町区に工場を新設した。4年ぶりに古里から出場し、早朝の馬乗りなど十分な訓練を積んで本番に臨んだ。

 今は妻と3人の子供が仙台に暮らし、南相馬市内に一緒に移った両親が住む家と自宅との「三重生活」だという。

 避難指示区域内にある小高区の自宅は1階が馬小屋で、相馬農業高校でも馬術部に所属していたという名手。野馬追には避難先からも出場を続け、今回が26回目。「幹部」として甲冑競馬や神旗争奪に出られる立場ではなくなったが、「若手を支えながら野馬追を発展させていきたい」と話した。【大塚卓也】


福島・南相馬市で夏の伝統行事「相馬野馬追」
産経新聞 7月26日(日)18時58分配信

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南相馬市の伝統行事・相馬野馬追が開催。神輿の行列を見送る騎馬武者=26日、福島県南相馬市(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)

 東北南部の梅雨明けが発表された26日、福島県南相馬市で夏の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」の本祭りがあり、よろい姿の騎馬武者が上空に打ち上げられた小旗を奪い合う「神旗争奪戦」などが行われた。

 昨年より約6千人多い約5万2千人が訪れた。さいたま市北区の男性(68)は「馬が走る地響きなど想像以上の臨場感だった」と話していた。


李登輝氏が被災地で慰霊碑に献花
2015年7月26日(日)17時46分配信 共同通信

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 宮城県岩沼市の「千年希望の丘」で慰霊碑に献花する台湾の李登輝元総統=26日午後

 来日中の台湾の李登輝元総統(92)は26日、東日本大震災のがれきで造成した宮城県岩沼市の「千年希望の丘」を訪れ、慰霊碑に献花し、被災者と交流した。

 被災地訪問を望んでいたという李氏は、慰霊碑に深々と一礼して花を手向け、鎮魂や記憶の意味が込められた鐘を鳴らして犠牲者を悼んだ。菊地啓夫市長から震災や復興状況の説明を受け「大変だったと思うがよく頑張ってくれました。ご苦労さまでした」と話した。

 李氏は、集まった被災者に「生きるためには奮闘すべきだ。津波対策として海岸地帯の植樹をやらないといけない」と述べて激励し、真剣な表情で聞く被災者の手を握っていた。


相馬野馬追、震災前のにぎわい=20万人超来場見込む―福島
時事通信 7月26日(日)17時21分配信

 東京電力福島第1原発事故の避難指示区域を開催地に含む伝統行事「相馬野馬追」が26日、福島県南相馬市で最大の見せ場を迎えた。
 武者姿の地元住民が馬を駆り、競走や旗の争奪戦で人馬一体の妙技を披露。主催者側によると、期間中の来客数は東日本大震災後初の20万人超が見込まれ、以前と同じにぎわいを取り戻した。
 この日は、各家庭に伝わるのぼり旗や甲冑(かっちゅう)を身にまとった騎馬450騎が市街地を練り歩き、会場へ。約11万平方メートルある敷地を所狭しと駆け回った。
 県内から家族で初めて訪れた岡島直樹くん(10)は「戦国時代みたいでかっこよかった。いつか自分も馬に乗って参加してみたい」と笑顔で話した。
 今回は、原発事故で建設が遅れていた常磐道が3月に全線開通したこともあり、首都圏をはじめとする団体客の来場数が好調。過去最高規模の計5692人から事前申し込みがあった。 


最後完成の災害公営住宅鍵渡し式
2015年7月26日(日)16時30分配信 共同通信

 東日本大震災で被災した宮城県亘理町で26日、町内で最後に完成した災害公営住宅の鍵の引き渡し式が開かれ、受け取った入居者は「やっと新生活が始まる」と期待を寄せた。町が計画した災害公営住宅477戸の整備が完了した。

 住宅は鉄筋3階建ての30戸で、2DK~3LDK。8月1日から入居が始まり、20戸が決まっている。交流できるように集会所や広場も設けた。

 引き渡し式は近くの交流センターで行われ、斎藤貞町長は震災発生以降、住まいの確保を重点課題として取り組んだとし「あの日から4年4カ月。やっと鍵をお渡しできる。大変お待たせしました」とあいさつした。


李登輝氏が被災地訪問=慰霊碑に献花―宮城
時事通信 7月26日(日)16時6分配信

 来日中の台湾の李登輝元総統(92)は26日、東日本大震災で大きな被害の出た宮城県岩沼市を訪れ、「きれいな村をつくり上げてください」と被災者を激励した。
 
 李氏は、市沿岸部で津波よけとして整備が進められている人工の丘「千年希望の丘」を訪問。慰霊碑に献花し、碑の鐘を鳴らして一礼した。その後、菊地啓夫市長から被災の様子や復興状況について説明を受けた。
 李氏は、集まった約50人に「震災の様子はテレビで見ていた。大変だったと思う」と、台湾での地震や植樹活動などの話を交えてあいさつ。被災者らに「頑張ってください」と声を掛け、握手を交わした。 


原発への怒り刻む 川内村に復興祈念の石碑
河北新報 7月26日(日)9時25分配信

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石碑の穴には、5円硬貨や真ちゅう製の鍵などがメッセージとともにくくり付けられている

  東京電力福島第1原発事故に伴い一時、全村避難した福島県川内村で、復興を祈念した石碑が建てられた。「あしたを歩く」の碑文とともに、掛け替えのない古里を放射能で汚染された怒りを彫刻で表現し、村を襲った苦難を刻んでいる。

  同村の東側は福島第1原発から20キロ圏にあり、いまなお避難区域が残る。

  石碑は高さ約1.5メートル、幅約4メートル。朱色に塗った小さな穴を約70個掘ったのが表側で、製作した彫刻家浅賀正治さん(茨城県桜川市)は「原発事故で郷土を汚された住民の、岩盤に爪を立てるような思いを表現した」と説明する。

  穴には、5円硬貨や真ちゅう製の鍵などをくくり付け、「たくさんの笑顔に包まれますように」「復興して福島にしあわせ戻れ!」などと各地から寄せられたメッセージを記した和紙を添えた。

  5円硬貨は、茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」で1999年に臨界事故が起きた際、京都大の研究チームが放射能の影響を調べるため、周辺住民から集めたことにちなんだ。真ちゅうは、含有する亜鉛が被ばく線量の測定に使われている。

  石碑造りを提案し、御影石を提供した川内村の石材業「イシフクフタバ」の望月隆司社長は「福島第1原発をいつまでも見続けていくとの思いを込めた」と話した。

  「あしたを歩く」の碑文は、田村市の女性(31)が「あしたに向かい着実に進む村の姿」を思い描いて発案。村の公募で選ばれた。

  石碑は同村上川内の「あれ・これ市場」前に設置。15日の除幕式で遠藤雄幸村長は「新しい村づくりへ向け、『あしたを歩く』の言葉を胸に刻みながら、復興に取り組んでいきたい」と述べた。


<女川原発>30キロ圏5市町避難計画固まる
河北新報 7月26日(日)9時25分配信

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(写真:河北新報)

  東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)から30キロ圏にある7市町のうち、立地自治体の女川町と石巻市を除く5市町の重大事故を想定した広域避難計画の骨格がおおむね固まった。住民の意見聴取や説明会を経て、10月末にも予定される県原子力防災訓練からの実施を目指すが、実効性を高める上で課題は少なくない。

  7市町の避難対象者は約21万人で、県が昨年12月にガイドラインで示した広域避難先は表の通り。各市町は住民の具体的な避難先や移動手段、経路などを検討してきた。

  対象者が人口の9割に達する東松島市は「1割の住民を置いていけない」(防災課)と全市民の避難を想定。仙台市など3市2町に避難対象外の住民の受け入れも要請した。

  移動手段は主に自家用車で、自力で避難できない4000人にはバスを用意する。必要な100台以上を市単独では手配できず、県に調整を求める。

  8月以降に自主防災組織や市議会の意見を聞き、10月には住民説明会を開く。市防災課は「住民への周知徹底、避難者による渋滞発生の抑制など懸案は多い。安定ヨウ素剤の配布方法など国が方針を決めていないこともあり、もし女川原発を再稼働させるなら、それまでに決めてほしい」と訴える。

  美里、涌谷両町も30キロ圏にとどめず、事故の状況に応じて全町民避難を検討する。美里町の担当者は「30キロ圏の避難計画案は大体まとまったが、2万人超の全町民の避難先を県内で確保するのは困難。県外に探している」と明かす。

  登米市は津山、豊里地区の対象者1万人に加え、南三陸町と石巻市から計1万3000人を受け入れる。市全域の公共施設が避難場所となり、市は「2万人を超す受け入れとなると、現実的には相当の混乱が予想される」と困惑気味だ。

  現場の不安の声に、県原子力安全対策課は「最初から完璧なはずはなく、訓練すると想定外の事態も出てくる。訓練で浮かんだ課題の解決を繰り返し、実効性のある計画に仕上げていくことが大切」と説明する。

  原発がある女川町は避難対象者の実情把握のため個別調査を行っており、秋をめどに策定を目指す。対象者が15万人で、避難先が県内27市町村に及ぶ石巻市は当面5キロ圏と周辺について先行策定に取り組む。


住民帰還へ医療体制整備=原発周辺復興で提言案―復興庁検討会
時事通信 7月25日(土)21時29分配信

 東京電力福島第1原発事故に伴い避難指示が出た福島県内の12市町村の将来像を議論する復興庁の有識者検討会は25日、県庁で会合を開き、提言の最終案をまとめた。
 住民帰還に向けた医療体制の整備やロボット関連など新産業集積による雇用創出、市町村の広域連携による行政サービス提供が柱。2020年には、避難指示区域のうち、現在は放射線量が高い帰還困難区域についても再編などの見直しを検討するとの方向性を示した。
 竹下亘復興相は会合後、提言を実現するための財源確保について「原発事故は国の責任。国家として責任を持って対応する」と記者団に語った。委員でもある内堀雅雄知事は「全体として一定の評価ができる」と話した。
 最終案は20年を復興の当面の目標年次と定め、医療や雇用など分野ごとに課題を提示。医療体制では、診療所の再開や二次救急医療体制の整備に向けた検討を始めるよう求めた。放射線量が低い地域に住宅や商業施設を集中させる復興拠点の整備など、一定の人口減少を前提としたまちづくりの必要性も指摘した。 


3号機プールの最大がれき撤去へ
2015年7月25日(土)18時37分配信 共同通信

 東京電力は、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで重さ35トンもある最大のがれきを月内にも撤去する。クレーンでの引き上げ作業中にトラブルがあればプールの水位低下や燃料破損につながる恐れもあるため、構内の全作業を中断する厳戒態勢で臨む方針だ。

 このがれきは、燃料を原子炉に出し入れする「燃料取扱機」。プールをまたぐように設置されていたが、2011年3月の原発事故の際、水素爆発で壊れ、ひしゃげた形でプールに落下した。

 東電は撤去のために専用の器具を開発。燃料取扱機の3カ所に器具を引っ掛けて2台のクレーンで引き上げる計画だ。


「堆肥売れず損害」 東電と国に5億円請求
河北新報 7月25日(土)15時5分配信

  東京電力福島第1原発事故の影響で牛の堆肥が売れず、多大な処分費用が発生したなどとして、郡山市の畜産農家「上野牧場」(上野一夫社長)が24日までに、5億円の損害賠償を東電と国に求める訴えを、福島地裁郡山支部に起こした。提訴は16日付。

  同牧場は郡山市と田村市の2カ所で約3000頭の肉牛を飼育し、県内最大規模。

  訴状などによると、牧場で発生した堆肥を野菜農家などに販売していたが、原発事故で農家が営農停止に追い込まれるなど流通できなくなった。堆肥の処分費用が約20億円に上るほか、昨年度の営業損害約2億円も支払われていないとして、5億円の賠償を求めた。今後請求の増額も検討している。

  東電福島広報部は「訴訟で請求内容などを詳しく伺った上で真摯(しんし)に対応したい」、国は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

  同牧場専務で上野さんの妻美知子さん(67)は「堆肥が処分できなければ畜産は行き詰まる。牛肉価格も風評被害で下落し、このままでは福島の畜産を守っていけなくなる」と訴える。


<放射線監視装置>納入業者、福島県を提訴へ
河北新報 7月25日(土)9時40分配信

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契約が解除され、「測定停止中」の紙が貼られたままのモニタリングポスト=24日、福島県飯舘村(写真は一部加工しています)

  東京電力福島第1原発事故の避難区域などに福島県が設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)に不具合が多発した問題で、契約を解除された納入業者が「解除は一方的で不当だ」として、県に約6000万円の損害賠償を求めて福島地裁に提訴することが24日、分かった。

  訴えを起こすのは福島市の電算処理会社「福島電子計算センター」。県から受け取るはずだった契約金のほか、ことし4月以降、不具合解消に要した人件費などを請求する。

  同社は南相馬市など8市町村に監視装置計77台を設置。4月1日の運用開始直後から、数値が異常に高くなるなどのトラブルが頻発し、県は同22日、「早期の改善が見込めない」として契約を解除した。

  同社によると、ことし1月、県と装置の納入契約を締結。データのテスト送信に必要なICカードの入手を県に再三申し入れたが、届くのが遅れたため、テストが十分にできなかった。県の担当者は当時、「装置の調整は4月以降で構わない」と同社に伝えていたにもかかわらず、調整完了前にデータを公開。不具合につながったという。

  同社幹部は「業者側の問題でトラブルが起きたと県が一方的に発表したのは納得できず、やむを得ず提訴する」と話す。

  県放射線監視室の和田穣室長は「訴状が届いた段階で対応したい」とコメントした。

  装置は原発周辺の市町村の要望に基づき、県が国の補助金で初めて設置。原子力規制庁のホームページを通して数値を公表するはずだった。数値の異常を把握しながら県の公表が遅れる不手際もあった。装置は撤去されず、放置されたままとなっている。


<大震災>大船渡線と気仙沼線「鉄道復旧を断念」案を提示
毎日新聞 7月24日(金)21時47分配信

 東日本大震災の後、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧しているJR大船渡線と気仙沼線について、JR東日本は24日、BRTの継続を本復旧とする案を沿線自治体に示した。今後、住民の要望に応じて延伸や新駅設置なども検討する。

 国土交通省で開かれた沿線自治体首長会議で、JR東は「持続可能な交通手段」としてBRTを提案。延伸による東北新幹線の駅へのアクセス向上なども盛り込んだ。

 これに対し、岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県気仙沼市、登米市、南三陸町のうち、気仙沼市を除く4市町はJR東の提案に理解を示した。今後、住民に説明し、次回会合までに受け入れの可否を判断するとみられる。一方で、気仙沼市の菅原茂市長は「住民に説明するには至らない内容で不十分だ」と批判。今後もJR東と協議を継続する考えを表明した。

 同社の試算では両線を鉄道で復旧する場合、安全確保のためルート移設が必要で、費用が1100億円に膨らむという。同社の深沢祐二副社長は「鉄路復旧については責任をもって提案できない」と述べた。戸田公明・大船渡市長は「地元と協力し、考えていこうとの立場もよく見える」と評価。南三陸町の佐藤仁町長も「現実を直視すれば、鉄路での復旧は不可能だ」との考えを示した。【松本惇】


JR大船渡・気仙沼線の鉄路復旧断念を正式表明
読売新聞 7月24日(金)21時7分配信

 東日本大震災で被災した岩手・宮城県のJR大船渡線と宮城県のJR気仙沼線の復旧を話し合う「沿線自治体首長会議」が24日、東京都内で開かれた。

 JR東日本は鉄路復旧を断念し、暫定運行しているバス高速輸送システム(BRT)を継続する方針を正式に示した。JRは、両線の復旧に約1100億円かかることや利用客減少の予測を説明、BRTの利便性を強調した。

 沿線自治体の多くは、一定の理解を示したが、宮城県気仙沼市の菅原茂市長は「地域にとって価値の高いものでなければ解決にならない。今日の説明では不十分」とさらなる説明を求めた。沿線各自治体は、年内に開催予定の次回会合までに地元の意見をまとめ、BRTを受け入れるかどうかを表明する見通し。


大船渡、気仙沼線の復旧断念=JR東―震災復興、自治体に温度差
時事通信 7月24日(金)21時0分配信

 東日本大震災で被災したJR大船渡線と気仙沼線の不通区間について、JR東日本は24日、東京都内で開かれた国、沿線自治体との会議で鉄道としての復旧を断念する方針を表明した。国土交通省は年内に予定する次の会議で決着させたい考えだが、震災からの復興に取り組む沿線自治体の受け止めには温度差があり、先行きは不透明だ。
 JR東は震災後、大船渡線の気仙沼~盛間、気仙沼線の気仙沼~柳津間の不通区間をバス高速輸送システム(BRT)で代替し、「地域の足」を確保してきた。深沢祐二副社長は会議後、鉄道としての復旧について報道陣に「多額の費用が掛かる」と説明し、BRTの新駅設置や路線延伸などを検討する考えを示した。
 これに対し、宮城県気仙沼市の菅原茂市長は「市民が気仙沼線を切望する状況に変わりはない」と強調。「JR東の説明は地域観光振興などが不十分だ」と不満を漏らした。
 一方、同県南三陸町の佐藤仁町長は地盤かさ上げが進んでいる地域もあることから「従来通りのルートでの復旧は不可能だ。変更すれば費用が掛かり過ぎる」とJR側に理解を示した。 


JR東、鉄道での復旧断念
2015年7月24日(金)20時54分配信 共同通信

 JR東日本は24日、東日本大震災で被災し、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧した大船渡線と気仙沼線の一部区間について、現在のBRTを継続する案を示した。鉄道での本格復旧を事実上断念する内容。国土交通省で開かれた会合で、沿線自治体に説明した。深沢祐二副社長は、鉄道での復旧について「JRとして責任を持って提案できないと判断した」と記者団に語った。

 会合でJR東日本は、大震災以前から両線の利用客が低迷し「地域交通としての役割を果たせなくなる恐れがある状況になっていた」と指摘。「BRTは利便性の確保が可能で、復興に貢献する持続可能な交通手段」と説明した。


川内1号機、再稼働近づく=起動前の検査終了―規制委
時事通信 7月24日(金)20時14分配信

 原子力規制委員会は24日、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)で行われている使用前検査のうち、原子炉の起動に必要な検査を終えたことを明らかにした。
 九電が目指す8月中旬の再稼働の可能性が高まってきた。
 規制委は23、24日に川内1号機の格納容器などの検査を行い、特に問題はないと判断した。九電が27日から30日にかけて実施する重大事故対応訓練に問題がなければ、規制委が関わる再稼働前の主な手続きは終了する。
 一方、九電は24日、再稼働に向けた準備の一環として、8月4日から川内1号機原子炉内の水温や圧力を上昇させることを明らかにした。1週間程度かかると見込んでおり、その後に原子炉を起動させる方針。 


川内原発1号機、再稼働前の検査終了 8月10日にも再稼働へ
産経新聞 7月24日(金)19時23分配信

 原子力規制委員会は24日、九州電力川(せん)内(だい)原発1号機(鹿児島県)について、再稼働前に必要な使用前検査を終えた。原子炉に燃料を装荷した状態での検査が終了したことから、27日から予定されている重大事故を想定した総合訓練などを経て、早ければ8月10日にも再稼働する見通しだ。

 規制委や九電によると、23、24日に実施した検査では、原子炉格納容器下のプールに新たに設置した水位計の基本設計や性能を調べ、水を注入する構造に異常がないことを確認した。通常運転時と同じ出力で原発の総合的な性能を確認する最後の検査は、再稼働後の9月に実施する。

 また、今月27~30日に予定している再稼働前最後の事故対応訓練では、東京電力福島第1原発事故と同様に、原発の全交流電源が喪失し、炉心の冷却が困難になるという「最も過酷な事態」を想定して非常時の対応を確認する。

 訓練では、敷地内に新たに配備した大容量発電機の起動の手順や、可搬式のポンプなどを使った原子炉への注水の方法などを確認。27、28日には規制委の更(ふけ)田(た)豊志委員長代理が現場を訪れて、訓練の様子を視察する。


川内原発、起動前の検査すべて終了
読売新聞 7月24日(金)18時43分配信

 原子力規制委員会は24日、九州電力川内(せんだい)原子力発電所1号機(鹿児島県)の原子炉を起動するのに必要な「使用前検査」の項目をすべて終えたことを明らかにした。

 九電は、原子炉内を通る冷却水を一定の温度まで上げる作業を8月4日に始める。こうした準備が順調に進めば、九電は8月10日にも原子炉を起動し、再稼働させる方針だ。

 また、九電は今月27日からは重大事故を想定した大規模訓練も始める。

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