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2015年6月 3日 (水)

那覇空港で自衛隊ヘリが全日空機の進路を横断して離陸中断、直後に着陸機

3日午後1時25分ごろ、沖縄県那覇市の那覇空港で、離陸許可(クリアランス)を得て離陸滑走中の同空港発新千歳行きの全日空1694便・ボーイング737―800型機の前方進路上を、の久米島に向かうために離陸した航空自衛隊那覇基地所属のCH-47型ヘリコプターが横切ったため全日空機が離陸を中断(リジェクト・テイクオフ)した直後、同機が滑走路を出る前に日本トランスオーシャン航空の新石垣発同空港行き610便・ボーイング737―400型機機が同じ滑走路に後方から着陸するトラブルが発生した。
いずれもけが人はなかった。気象庁那覇航空測候所によると、当時の天候は晴れで、約25キロ先まで見通せる状況だった。

全日空機の進路を横切ったヘリは離陸許可を得ていなかったが、パイロットは「民間機への離陸許可を自分に出たと誤認した」と話しているという。
また同空港の航空管制は、全日空機の離陸中断の直後、着陸態勢に入っていた日本トランスオーシャン航空機に対して、着陸復航(ゴーアラウンド)の指示を出したが、同航空では、管制の指示を受けたときは同機はすでに着地して逆噴射(スラストリバーサ)を作動させており、ゴーアラウンドは不可能な状態だったと主張しているという。

同空港の滑走路は3000メートルで、管制は自衛隊機も含め国土交通省那覇空港事務所が担当している。

運輸安全委員会は、一連のトラブルを事故につながりかねない重大インシデントとし、航空事故調査官3人を派遣した。航空自衛隊も調査チームを設置、原因調査にあたる。

4日までの調査では、航空自衛隊ヘリのパイロットが、全日空機への離陸許可(クリアランス)を自分へのものと誤認した原因は、パイロットが管制塔(コントロールタワー)に対して、交信内容の復唱(リードバック)による確認を行なったにもかかわらず、通信の一時的なスタック(送信の輻輳による通信不能状態)によって管制官に聞き取れなかった可能性が高いためと見られる。

残る疑問は、日本トランスオーシャン航空機に対するゴーアラウンドの指示が出たのが接地後だったにせよ、同機のパイロットは、それ以前の進入継続中(ファイナルアプローチ)の段階で、滑走路の視認(ランウェイ・インサイト)と着陸の可否を確認する距離/高度(デシジョンハイト/ミニマム)を通過する時点で、滑走路上の支障の有無を目視によって確認しないまま着陸操作を続行したのかという点の解明が必要と思われる。

仮に着陸滑走路の前方に全日空機を視認していたにもかかわらず、明白な根拠のないまま危険はないものと判断していたとすれば、航空法や運航規定に違背していた疑いもあり、日本トランスオーシャン航空の主張は幾分不自然に感じられる。引き続き事実の徹底的な糾明を望む。

リンク:「原因は聞き間違い」報告書まとめ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミス複合し旅客機接近=15年の那覇空港トラブル―運輸安全委が報告書 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那覇空港トラブル>空自ヘリの勘違い指摘 安全委報告書 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自ヘリ、副操縦士が許可勘違い・機長確認せず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇空港トラブル ヘリ離陸、防衛相が誤認を認める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ復唱「聞いていない」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:那覇空港、「空自ヘリが誤認」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:那覇空港トラブル 国交省「管制ミスなし」 JTA機への指示、時期を修正 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇管制官「空自ヘリの復唱、聞こえなかった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那覇空港>空自ヘリの交信届かず 離陸確認、混信か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自機の復唱聞こえず=通信重なる? 詳細調査―那覇空港トラブル・国交省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇空港、管制指示の時期焦点に - 速報:@niftyニュース.
リンク:那覇空港、滑走路共用で過密に…自衛隊と民間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那覇空港>管制「着陸前に指示」…JTAと食い違い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:離陸妨害、那覇空港の調査開始…運輸安全委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:運輸安全委が調査開始、沖縄 - 速報:@niftyニュース.
リンク:那覇空港 着陸やり直し指示、いつ? JTA機「着陸後」、管制「飛行中」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇空港あわや衝突 ヘリ横切り離陸中止、そこへ別機着陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「考えられないミス」…空港管制官との交信焦点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那覇空港>空自ヘリ、滑走路を無断横断 旅客機が離陸中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空自ヘリ横切り、全日空機が離陸中止…那覇空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那覇空港であわや衝突 - 速報:@niftyニュース.
リンク:自衛隊ヘリ、離陸機直前横切る=「許可得た」誤認、飛び立つ―滑走中止、直後に別機 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「原因は聞き間違い」報告書まとめ
ホウドウキョク 4/28(金) 7:23配信

2015年、沖縄の那覇空港で、全日空機が離陸する直前に自衛隊のヘリコプターが滑走路を横切ったトラブルで、運輸安全委員会は、自衛隊機のパイロットが、離陸許可を聞き間違えたことが原因とする報告書をまとめた。
このトラブルは、2015年6月、那覇空港で、自衛隊のヘリコプターが滑走路を横切り、全日空機が離陸を中止したうえ、直後に同じ滑走路に日本トランスオーシャン機が着陸したもの。
運輸安全委員会は、自衛隊機のパイロットが、管制官から全日空機に出された離陸許可を、自衛隊機へのものと聞き間違えたことが原因とする報告書をまとめた。
国土交通省は、管制指示で、ほかの航空機の情報提供を徹底するなどの再発防止策を講じている。


ミス複合し旅客機接近=15年の那覇空港トラブル―運輸安全委が報告書
時事通信 4/27(木) 10:04配信

 那覇空港で2015年、航空自衛隊のヘリコプターが許可なく離陸し、旅客機2機の接近を招いたトラブルで、運輸安全委員会は27日、調査報告書をまとめた。

 ヘリが許可を得たと誤解するなど複数のミスが重なったと分析した。

 トラブルは15年6月3日午後1時24分に起きた。全日空機(乗員乗客83人)が滑走路を加速中、前方上空を空自ヘリが横断したため離陸を中止。約10秒後に着陸した日本トランスオーシャン(JTA)機(同44人)に約570メートルまで接近された。

 空自ヘリは離陸許可を求めた際、管制官から「スタンバイ」を指示された。「呼ぶまで無線送信を待て」の意味だが、ヘリ側は「出発に備えるように」と誤解。続いて求めたホバリング(空中静止)が許可されたこともあり、全日空機に出された離陸許可を自機への許可と取り違えた。ヘリ側は発言を正確に聞き取れなかったが、管制官に内容を確認しなかった。

 報告書は「不確かな場合は確認を求める基本的な対応が必要」と指摘。トラブルの後、空自は機長と副操縦士の相互確認や目視の徹底など再発防止策を取った。国土交通省も離着陸許可に使う用語を滑走路と、誘導路など滑走路以外で区別するよう通達した。


<那覇空港トラブル>空自ヘリの勘違い指摘 安全委報告書
毎日新聞 4/27(木) 10:01配信

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那覇空港の二重トラブルの経緯

 那覇空港(那覇市)で2015年6月、航空自衛隊のヘリが前を横切ったために滑走中の全日空機が離陸を中止したところ、その後方から日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸した二重トラブルで、国の運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した。空自ヘリの機長が、管制官が全日空機へ出した離陸許可を自機への許可と取り違えたことなどが原因と指摘。管制官への確認の徹底が必要と結論付けた。

 このトラブルで、全日空機と後方のJTA機は滑走路上で約570メートルまで接近。大惨事につながりかねない状況だった。

 運輸安全委によると、空自ヘリの機長(31)は、管制官から「スタンバイ(こちらが呼ぶまで待ってください)」と指示されたのを「スタンバイデパーチャー(出発に備えるように)」と勘違いしたと分析。管制官が「迅速な離陸」を伝えたのは全日空機に対してだったが、ヘリの機長がはっきりと聞き取れず、副操縦士(31)が復唱したため、自機への離陸許可と取り違えた可能性が高いとした。目視でも全日空機に気付くのが遅れ、「交信を一部でも聞き取れなかった場合は、確認を求める基本的な対応が必要」と指摘した。

 さらに報告書は、無線交信の聞き取りにくさにも言及。無線で全日空機とヘリの復唱が重なり、出力の小さいヘリからの音声が小さかったため、管制官が機長の間違いに気付けなかった可能性があるとした。国土交通省には、そういった無線の特性を周知するよう求めている。

 一方、JTA機の機長(49)は滑走路上に全日空機がいるのを確認していたが、管制官からの許可を受け、いったん着陸態勢に。その後、着陸のやり直しを指示された時には接地の直前で、指示を認識した時にはエンジンを逆噴射しており、やり直しをしなかった。報告書は「(JTA機は)安全のため臨機の措置をとったと考えられる」と結論づけたが、管制官に対しては「全日空機が離陸滑走の開始が遅いと感じた時点で、JTA機に着陸やり直しの指示などをすべきだった」と、判断の遅れを指摘した。

 このトラブルを受け、空自は機長と副操縦士の間で、管制官からの指示に認識の食い違いがある場合は、管制官に再確認することなどを徹底。国交省は、ヘリに滑走路を横断する管制指示や許可を出さない運用を始めた。【酒井祥宏】

 ◇【ことば】那覇空港の二重トラブル

 2015年6月3日午後1時24分ごろ、新千歳行きの全日空機(乗客乗員83人)が滑走路(3000メートル)を離陸する直前、沖縄県・久米島経由で宮古島へ向かう7人が乗った航空自衛隊のヘリに気付き、離陸を中止。ヘリは滑走路を横切った。全日空機から離陸中止の報告を受け、管制官は着陸許可を出していた新石垣発のJTA機(乗客乗員44人)に着陸のやり直しを指示したが、そのまま全日空機がとどまる滑走路に着陸。けが人はいなかった。


空自ヘリ、副操縦士が許可勘違い・機長確認せず
読売新聞 6月11日(木)21時34分配信

 那覇空港(那覇市)で3日、無許可で離陸した航空自衛隊のヘリが滑走路上空を横切り、全日空機が離陸を取りやめるなどしたトラブルで、空自那覇基地は11日、ヘリ関係者から聞き取った調査結果を公表した。

 ヘリの副操縦士が全日空機への離陸許可を自機への許可と勘違いしたことに加え、ヘリの機長が交信状況や内容を確認していなかったことが原因と説明している。

 発表によると、当時、副操縦士が同空港の管制官と交信しており、全日空機に出された離陸許可をヘリへの許可と勘違いした。副操縦士の隣に座っていた機長は、機体の安全確認や別の隊員への指示などを行っており、交信状況や内容を確認していなかった。

 副操縦士は全日空機への許可内容を復唱し、ヘリは離陸。その際、2人は周囲を目視で確認したが、ヘリの機首が南側を向いていたため、ヘリ後方の北側で待機していた全日空機は見えなかったという。


那覇空港トラブル ヘリ離陸、防衛相が誤認を認める
産経新聞 6月6日(土)7時55分配信

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管制官と各機の主なやり取りと各機の行動(写真:産経新聞)
 ■着陸問題、国交省「接地前か不明」

 航空自衛隊のヘリコプターと民間機2機が絡む那覇空港の離着陸トラブルで、中谷元(げん)防衛相は5日、空自ヘリによる管制指示の誤認があったと認めた。一方、着陸許可のタイミングをめぐっては日本トランスオーシャン航空(JTA)機側と、ヘリ離陸時の必要なやり取りの有無をめぐっては空自ヘリ側とで、それぞれ管制官と主張に食い違いがあることが分かった。1分余りの間に重なった数々のミス。管制官と各機との間で何があったのか-。

 ◆復唱めぐり食い違い

 発端となったトラブルは3日午後1時24分ごろに発生。滑走路を離陸走行中だった全日空機の前方上空を空自ヘリが左から右へ横切った。全日空機は離陸を中止。管制官も即座に離陸取りやめを指示した。

 離陸順は全日空機が先で、ヘリは管制官から近くの誘導路上で待機するよう指示されていた。ところがその後、ヘリは全日空機に離陸を許可した無線を自らへの許可と誤認し、離陸してしまったという。

 管制官から指示を受けた操縦士は無線で内容を復唱するのが鉄則。国土交通省などによると、管制官側はヘリに待機を指示した際、ヘリ側の復唱を確認していたが、ヘリが離陸許可を誤認した際の復唱は「聞いていない」という。

 一方で、5日になってヘリの操縦士が「離陸許可を復唱した」と話していることも判明し、ここでも食い違いが出てきた。

 ただ、複数機が同時交信した場合、うち1人の声しか聞こえなくなることもあるといい、こうした状況が生じた可能性もある。

 ◆「余裕はあったはず」

 トラブルはそれだけで終わらなかった。離陸を中止した全日空機がとどまっている滑走路に向かい、後続のJTA機が着陸のため進入してきた。

 国交省によると、管制官は即座に着陸やり直しを指示し、それと前後して全日空機には、誘導路へ避難するよう指示したという。

 しかし、着陸は最後まで実行され、停止していた全日空機の「400~500メートル」(JTA機パイロット)後方まで接近した。

 やり直し指示のタイミングについて、国交省は「JTA機が滑走路の端より内側に入った後。接地の前か後かは不明」と説明。一方のJTA機側は「着陸後だった」と話している。

 那覇空港での離着陸経験が豊富な元日航機長は「管制官がヘリに気付くのが遅れ、指示も遅れたように思える。JTA機が来るまで各機に一つずつ指示を与える余裕はあったはず」と指摘。また、那覇空港には、速度が出た状態でもすぐに滑走路から離脱できるよう進行方向の斜め前方に伸びる誘導路が複数あるといい、「全日空機も停止するのではなく、離脱した方がよかった」と話している。

 ◆指示タイミング焦点

 今回のトラブルについては、運輸安全委員会が原因究明のための調査を進めており、事故調査官らは4日に当事者からの聞き取りを実施。焦点となる管制官による指示のタイミング、各機とのやり取りの内容などを調べたとみられる。

 ただ、同委員会は「それほど難しい案件ではないだろう」と指摘する。実際に現地調査は同日のみで終えており、今後は飛行データを記録するフライトレコーダーと、コックピット内の会話を記録するボイスレコーダーを調べることで、詳細な時系列とともに機体がどのように動いたのか、管制側と各機でどういうやり取りがあったのかなどが、明らかになるためだ。

 航空評論家の青木謙知さんは「調べればすぐに原因は判明するが、それぞれ勘違いや思い込みもあるのだろう。そもそも狭い間隔で飛行機を離着陸させるのは危険で、そういう意味では純粋なヒューマンエラーだ」としている。


ヘリ復唱「聞いていない」
2015年6月5日(金)12時9分配信 共同通信

 航空自衛隊のヘリコプターなど3機が関係した那覇空港のトラブルで、発端となった空自ヘリが離陸する際、離陸許可の内容を復唱するヘリからの無線交信を管制官が「聞いていない」と話していることが5日、国土交通省への取材で分かった。

 管制官から指示を受けたパイロットは、内容を復唱するのが航空管制の鉄則。ヘリのパイロットは当時、全日空機への許可を自らへの許可と誤認しており、管制官が復唱を聞いていればヘリの離陸を止めることができたとみられる。

 全日空機からの復唱は管制官が聞いていた。交信が重なってヘリの復唱が聞こえなかった可能性もあり、運輸安全委員会は経緯を調べる。


那覇空港、「空自ヘリが誤認」
2015年6月5日(金)10時44分配信 共同通信

 中谷元・防衛相は5日の記者会見で、航空自衛隊ヘリコプター1機と民間機2機が関係した那覇空港の離着陸トラブルについて、空自ヘリコプターのパイロットが、管制官からの他機への離陸許可を自らへの許可と誤認したのが原因と明言した。「民間機への離陸許可を誤認識して、離陸してしまったために発生した」と述べた。

 再発防止に関し「航空機を保有する全部隊に、管制指示の厳守、基本手順の徹底を図るように指示した」と説明した。


那覇空港トラブル 国交省「管制ミスなし」 JTA機への指示、時期を修正
産経新聞 6月5日(金)7時55分配信

 航空自衛隊のヘリコプターと民間機2機が絡む那覇空港の離着陸トラブルで、国土交通省は4日、管制官の当時の判断や指示に「ミスはなかった」との考えを示した。一方、管制官のやり直し指示に対して着陸を実行した日本トランスオーシャン航空(JTA)機側が「着陸を継続した方が安全と判断した」と話していることもJTAへの取材で判明。妥当性をめぐり主張の食い違いが続いている。

 トラブルは3日午後に発生。那覇空港の滑走路で、離陸走行中の全日空機の前方上空を航空自衛隊のヘリコプターが横切った。全日空機は離陸を中止。直後にJTA機が同じ滑走路に着陸し、全日空機の後方で停止した。空自ヘリは全日空機への離陸許可を自らへの許可と誤認したとされる。

 この経緯について国交省の担当者は4日、管制官が空自ヘリに待機指示を出した▽その後も全日空機が離陸するため、ヘリに離陸許可を出していない▽全日空機の離陸中止を確認し、JTA機に着陸やり直しを指示した▽全日空機に誘導路への避難を指示した-などと説明。「今後の調査によるが、管制官側にミスの自覚はない」と述べた。

 一方、JTA機へのやり直し指示の時期をめぐっては「着陸前」としていた説明を、4日は「滑走路の内側に入った後」と修正、着陸前後のいずれかは不明とした。JTA機側は「着陸して逆推進装置(逆噴射)を作動後」としている。

 また、管制上の規定では航空機側が受けた指示内容を復唱したり、管制側が復唱内容に誤認がないか確認したりすることが定められているが、ヘリが離陸許可を誤認した際の確認のやり取りに問題がなかったかなども明らかになっていない。

 運輸安全委員会は同日、事故につながる恐れのあったトラブル「重大インシデント」として、航空事故調査官による現地調査を開始。管制官の指示のタイミング、各機とのやり取りが適切だったかも調べるとみられる。


那覇管制官「空自ヘリの復唱、聞こえなかった」
読売新聞 6月5日(金)7時37分配信

 那覇空港(那覇市)で離陸許可を受けたと勘違いした航空自衛隊のヘリが滑走路上空を横切り、滑走中の全日空機が離陸を取りやめるなどしたトラブルで、全日空機に離陸許可を出した管制官が「空自ヘリからの復唱は聞こえなかった」と証言していることが、国土交通省への取材でわかった。

 操縦士は管制官から受けた許可を復唱し、これを確認する管制官から特に指摘がなければ、許可を実行するのがルールとされる。今回、管制官がヘリからの復唱を認識できれば、その時点で勘違いを指摘してトラブルを防げた可能性があり、運輸安全委員会は詳しい経緯を調べる。

 3日にあったトラブルで、空自は、ヘリが全日空機への離陸許可を自分への許可と誤認したと説明している。同省は「復唱しないまま離陸することは通常考えられない」としており、ヘリの操縦士は安全委の調査に、離陸許可を復唱したとの説明をしているという。


<那覇空港>空自ヘリの交信届かず 離陸確認、混信か
毎日新聞 6月5日(金)7時0分配信

 那覇空港で航空自衛隊ヘリが離陸滑走中の全日空機の前方を横切り、全日空機がとどまる滑走路に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸した二重トラブルで、空自ヘリから管制塔に離陸許可を確認する無線交信が届いていなかったことが、国土交通省への取材でわかった。空自ヘリは全日空機に対する離陸許可を自機への許可と誤認し、離陸を確認する無線交信をしたものの、混信して管制官に聞こえなかったとみられる。国の運輸安全委員会は交信の詳しい内容を調べている。

 航空機の発着は、管制官が無線交信で待機や離陸、着陸許可などの指示を出し、パイロットは管制官の指示を無線で復唱して確認する。軍民共用の那覇空港の場合、自衛隊も民間機と同様に復唱する。

 国交省などによると、管制官は3日午後1時20分ごろ、空自ヘリに誘導路での待機を指示。この時は空自ヘリから管制官へ復唱が届いた。

 管制官は1時23分ごろ、新千歳行き全日空機に滑走路北端から離陸を許可。全日空機は復唱して離陸滑走を始めたが、空自ヘリが前方を横切って飛行したため離陸を中止した。関係者によると、空自ヘリからは離陸許可を確認する復唱があったが、全日空機からの復唱と重なって混信し、管制官には聞こえなかったとみられる。国交省航空局担当者は「ヘリから復唱が届いていれば止めている」と話す。

 管制官は発着許可などの際、コールサインを使って航空機に呼びかける。全日空機のサインは「オールニッポン1694」、空自ヘリのサインは「ポニー41」。空自によると、ヘリの機長は約1850時間、副操縦士は約1700時間の飛行経験があるが、全日空機への離陸を許可するコールサインを自機へのサインと聞き間違えたという。

 その後も混乱が続いた。全日空機が滑走路中間を越えた付近の地点に止まったため、管制官は1時24分ごろ、着陸態勢だった新石垣発JTA機に着陸やり直しを指示したが、JTA機は着陸して滑走路中間より手前に止まった。JTAは「滑走路前方に全日空機がいるのは認識した上で着陸しても支障はないと判断した」と主張。ただ、両機の距離は約400~500メートルとみられ、追突の可能性もあった。

 JTAは「指示の時点ですでに着陸し、停止のための逆噴射も作動していた」と説明しているが、管制官は「指示は着陸の前だった」と説明しているといい、両者の主張は食い違っている。今回の二重トラブルについて、航空局の担当者は「現時点では管制官の判断ミスはないと考えているが、安全委の調査を待ちたい」と話している。

 一方、運輸安全委員会の航空事故調査官3人は4日、那覇空港での現地調査を終えた。着陸を指示したタイミングについて管制官とJTAの説明が食い違っていることについて、吉田真治主管調査官は「いつ管制指示が発せられたのか、データと照合しながら検証したい」と話した。【松本惇、町田徳丈、川上珠実】

 ◇「徹底的究明を」統合幕僚長

 那覇空港での二重トラブルで、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は4日の記者会見で「大変遺憾に思っているし、一歩間違えば大事故につながっていた。徹底的に原因究明をしなくてはならない」と述べた。【町田徳丈】


空自機の復唱聞こえず=通信重なる? 詳細調査―那覇空港トラブル・国交省
時事通信 6月4日(木)19時38分配信

 那覇空港で航空自衛隊のヘリが離陸滑走中だった旅客機前を横切ったトラブルで、ヘリのパイロットが離陸許可を受けたと勘違いして復唱した無線通信が、管制官に届いていなかったことが4日、国土交通省への取材で分かった。
 復唱が聞こえれば、管制官が即座に制止できたとみられるが、複数の無線交信が重なり聞き取れなかった可能性がある。運輸安全委員会の航空事故調査官は同日、那覇空港で関係者から事情を聴くなど、詳しい調査を進めた。 


那覇空港、管制指示の時期焦点に
2015年6月4日(木)17時48分配信 共同通信

 航空自衛隊ヘリコプター1機と民間機2機が関係した那覇空港の離着陸トラブルで、管制官から着陸やり直しの指示を受けた日本トランスオーシャン航空(JTA)機のパイロットが、そのまま着陸した理由を「着陸を継続した方が安全だと判断した」と話していることが4日、JTAへの取材で分かった。

 着陸やり直しの指示について、国土交通省はこれまで「着陸前に出した」としていたが、4日に「滑走路端を過ぎた後に出した。その時点で接地していたかは不明」と説明を後退させた。

 管制官の指示のタイミングが適切だったかも、運輸安全委員会の原因調査の焦点となりそうだ。


那覇空港、滑走路共用で過密に…自衛隊と民間
読売新聞 6月4日(木)17時38分配信

 航空自衛隊のヘリが無許可で滑走路上空を飛行し、全日空機が離陸をとりやめるなどのトラブルが重なった那覇空港は、自衛隊と航空各社が利用する過密空港として知られる。

 過去にも自衛隊機と民間機の異常接近(ニアミス)が発生している。

 国土交通省那覇空港事務所によると、同空港は民間と自衛隊の共用空港で、陸海空の3自衛隊と民間機が滑走路1本(3000メートル)を利用。2013年度の航空機の離着陸回数は14万8482回で、羽田、成田、福岡に次ぎ国内4位で、滑走路1本の空港としては福岡に次いで2番目に多い。

 1996年12月、同空港を離陸した直後のエアーニッポン機と、着陸のため進入してきた空自のF4戦闘機2機がニアミス。01年11月にも、空港を離陸したエアーニッポン機と、着陸しようとしていた空自の救難捜索機が約740メートルの距離に接近した。


<那覇空港>管制「着陸前に指示」…JTAと食い違い
毎日新聞 6月4日(木)15時1分配信

 那覇空港で航空自衛隊ヘリが離陸滑走中の全日空機の前方を横切り、全日空機がとどまる滑走路に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸した二重トラブルで、管制官が「JTA機が着陸する前の段階で、着陸やり直しを指示した」と説明していることが、関係者への取材でわかった。JTAは「指示を受けた時点ですでに着陸していた」と説明しており、両者の主張が食い違っている形だ。【松本惇、町田徳丈】

 国の運輸安全委員会は4日、現地での調査を開始。着陸やり直しを指示した管制官の判断や、指示と着陸のタイミングなどについて詳しく調べる。

 トラブルは、3日午後1時20分過ぎ、新千歳空港行きの全日空機(乗員乗客83人)が滑走路北端から南方向へ離陸滑走していたところ、空自ヘリ(7人乗り)が前方の上空を横切り、急きょ離陸を中断した。滑走路に全日空機がとどまったため、管制官は着陸態勢に入っていた新石垣空港発のJTA機(ボーイング737-400、乗員乗客44人)に着陸やり直しを指示したが、JTA機はそのまま着陸した。

 JTAは、パイロットから聞き取った結果として、「管制官から着陸やり直しの指示があった時点で、すでに着陸していた」と説明。停止のための逆噴射も作動しており、そこから離陸態勢に入ることはかえって危険だと判断したとしている。しかし管制官は、全日空機が滑走路で停止したのとほぼ同時に着陸のやり直しを指示しており、JTA機が着陸する前だったと説明しているという。

 管制塔から滑走路までは距離があり、指示の段階で実際に機体が浮いていたかどうかは厳密には判断しにくい可能性がある。安全委は今後、フライトレコーダーなどを解析し、詳しい状況を調べる。那覇空港の航空管制は国土交通省の那覇空港事務所が担当し、トラブルのあった当時は全日空機やJTA機に同じ管制官が指示を出していた。

 またJTAは、停止した時のJTA機と前方の全日空機の距離は400~500メートルだったと説明。着陸について「安全を重視した判断だったが、国の調査を待ちたい」としている。


離陸妨害、那覇空港の調査開始…運輸安全委
読売新聞 6月4日(木)12時53分配信

 那覇空港(那覇市)で3日、航空自衛隊のヘリが無許可で滑走路上を飛行し、滑走中の全日空機が離陸をとりやめるなどしたトラブルで、運輸安全委員会の調査官3人が4日午前、同空港事務所に入り調査を始めた。

 このトラブルでは、全日空機が離陸を取りやめて滑走路上にいる状態で、同じ滑走路に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸していたことから、安全委は事故につながる恐れのあった「重大インシデント」とみて調べている。

 空自はヘリが全日空機への離陸許可を自機への許可と勘違いして離陸したと説明しているが、操縦士は管制官からの指示内容を復唱し、管制官がそれを再確認するルール。安全委は、管制官やヘリ操縦士への聞き取りを行い、当時の交信内容について確認する。

 また、管制を担当する国土交通省はJTA機の着陸前に着陸のやり直しを指示したとしているが、JTA側は「全日空機は離陸に向けて滑走を始め、距離も空いていたので安全に着陸できると判断した。着陸やり直しの指示は着陸後だった」などと説明している。


運輸安全委が調査開始、沖縄
2015年6月4日(木)10時59分配信 共同通信

 那覇空港で航空自衛隊のヘリコプターが離陸滑走中の全日空機の前を横切ったのを機に、滑走路上で旅客機同士が衝突しそうになったトラブルで、運輸安全委員会の航空事故調査官3人が4日、那覇空港事務所(那覇市)を訪れ、調査を始めた。

 3人は午前8時45分ごろ、空港事務所に到着。「関係者に話を聞き、何が起こったのか分析していく」と話した。今回のトラブルでは管制官とパイロットらとの意思疎通がどうなっていたかが焦点となっており、4日の調査では、管制塔からの滑走路の見え方も確認する予定。

 トラブルは3日午後1時25分ごろ、民間機と自衛隊機が共用する那覇空港で発生した。


那覇空港 着陸やり直し指示、いつ? JTA機「着陸後」、管制「飛行中」
産経新聞 6月4日(木)7時55分配信

 那覇空港で3日、直前のトラブルで離陸を中止していた全日空機の後方に、日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸、接近したトラブルで、着陸やり直しを指示したとする国土交通省と、指示があったのは着陸後とするJTA機の主張が食い違っている。

 国交省の発表によると、管制官は、最終進入中だった新石垣発のJTA機にやり直しを指示したが着陸、全日空機の後ろに接近した。

 だが、JTAの乗務員への聞き取りによると、JTA機は全日空機が滑走路上を進んでいることを認識。管制官からは着陸許可を得ており、全日空機が離陸滑走する姿を確認したので着陸を進めた。停止時の全日空機との距離は「400~500メートルだった」という。

 那覇空港は民間機と自衛隊機が共用し、管制は国交省の管制官が担当。航空アナリストの杉浦一機さんは「民間機や自衛隊機などさまざまな機体が同じ滑走路を利用する上、発着回数は多い。管制官にとって過酷な空港だ」として、管制ミスの可能性も指摘する。

 一方、航空自衛隊によると、全日空機の離陸直前に前方上空を飛行し、離陸中止の原因となった空自のヘリコプターの操縦士は「全日空機に出した管制官の離陸許可をヘリに対するものだと誤認した」と話しているという。

 防衛省からは「あり得ないトラブル」との声が上がった。ある空自幹部によると、ヘリの離陸時には管制官の指示を機長と副操縦士の2人で聞くといい、「両方が聞き間違えたのか」と首をかしげる。ヘリが所属する那覇基地の鈴木康彦司令は「事実関係は調査中だが、重大な事故に直結する可能性があるものと受け止めている」とのコメントを出した。


那覇空港あわや衝突 ヘリ横切り離陸中止、そこへ別機着陸
産経新聞 6月4日(木)7時55分配信

 3日午後1時25分ごろ、那覇空港の滑走路で、離陸走行中の全日空機の前方上空を航空自衛隊那覇基地所属のヘリコプターが横切った。全日空機は離陸を中止。直後に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が同じ滑走路に着陸し、全日空機の後方で停止しており、衝突の危険もあった。

 国土交通省は、管制官は滑走路上に全日空機がいたため、JTA機に着陸やり直しを指示したとするが、JTAの乗務員は同社の聞き取りに「指示は着陸後に受けた」と話している。

 JTA機は新石垣(沖縄県石垣市)発の610便ボーイング737(乗員乗客44人)で、全日空機は新千歳行き1694便ボーイング737(同83人)。各機とも、けが人はなかった。

 国交省によると、那覇空港と那覇基地の管制は一体化されている。横切った空自ヘリCH47は管制官の指示がないまま離陸した。

 運輸安全委員会は、トラブルが事故につながる恐れがある重大インシデントと判断、航空事故調査官3人を現地に派遣した。


「考えられないミス」…空港管制官との交信焦点
読売新聞 6月4日(木)7時38分配信

 「考えられないミス」。那覇空港で3日午後、無許可で離陸した航空自衛隊のヘリが滑走路上空を横切り、全日空機の離陸を妨害したトラブル。

 航空関係者からは、ヘリと管制官の間でどのようなやり取りがあったのかが焦点との見方が出ている。

 元運輸安全委員会事故調査官で第一工業大准教授の楠原利行さんは、「一歩間違えば重大事故につながる事案」とした上で、「自分が離陸許可を待っているときに他機に許可が出ると、自分への許可と思いこんでしまうことは時々ある。ただ、操縦士は勘違いしたとしても許可内容を復唱して確認するのが普通で、とうてい考えられないミス」と指摘。元日航機長で航空評論家の小林宏之さんは「民間では離陸許可を2人のパイロットが互いに声を出して確認しているが、自衛隊ではどのような方法をとっていたのか。ヘリ側と管制官とのやりとりも検証が必要だ」と話した。


<那覇空港>空自ヘリ、滑走路を無断横断 旅客機が離陸中止
毎日新聞 6月3日(水)21時40分配信

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自衛隊機と民間機のトラブルが起きた那覇空港の滑走路付近。手前に自衛隊機が並ぶ=那覇空港で2015年6月3日午後6時56分、比嘉洋撮影

 3日午後1時25分ごろ、那覇市の那覇空港の滑走路で、航空自衛隊のヘリ「CH47」が管制官の指示を受けずに滑走路を横切る形で離陸、離陸滑走中の全日空機が急きょ離陸を中止するトラブルがあった。管制官は着陸態勢の日本トランスオーシャン航空(JTA)機に着陸やり直しを指示したが、JTA機は全日空機が残る滑走路に着陸した。滑走路の長さは3000メートルで、航空機同士はそれぞれ数百メートル程度離れていたとみられ、接触はなくけが人もなかった。

 ◇JTA機、指示に背き着陸

 空自那覇基地によると、自衛隊ヘリのパイロットが、管制官からの全日空機への離陸許可を自機への離陸許可と誤認したという。トラブルがあった当時の航空機の詳細な位置や距離は判明していないが、深刻な事故となる危険性もあり、国の運輸安全委員会は重大インシデントとして航空事故調査官3人を現地に派遣し、調査を始めた。

 国土交通省などによると、離陸滑走中の全日空機は新千歳空港行きのボーイング737-800(乗客乗員83人)、着陸したJTA機は新石垣空港発のボーイング737-400(乗客乗員44人)。自衛隊ヘリにはパイロットら7人が乗務し、物資を搬送するため、沖縄県の久米島に向けて飛行するところだった。

 全日空機は午後1時20分過ぎ、管制官の離陸許可を得て、滑走路を北から南へ向けて時速約240キロのスピードで滑走して離陸しようとしたが、前方に自衛隊ヘリを見つけて離陸を中断。ヘリは管制官の指示を得ずに滑走路を横切り西方向に飛行していった。ヘリは滑走路の南端付近を飛行し、全日空機は滑走路の中間を越えたあたりで停止したとみられる。

 さらに、北の上空からは、JTA機が車輪を出して着陸直前だったため、管制官はJTA機に着陸のやり直しを指示したが、指示に従わず着陸した。その前方には全日空機が残っており、接触の危険性があった。

 那覇空港は民間機と自衛隊機が使用している。今回のトラブルについて、中谷元・防衛相は「大変遺憾。今後このような事案が発生しないよう再発防止、安全対策を講じる。国交省が行う調査については全面的に協力をしたい」と話した。【坂口雄亮、内橋寿明、町田徳丈】

 ◇「急ブレーキで前のめりに」

 那覇空港で離陸滑走中だった那覇発新千歳行きの全日空機の乗客は、別便に乗り換えて3日夜、新千歳空港に到着した。一歩間違えば大惨事になりかねないトラブルに一様に驚いていた。

 北海道登別市の無職、広瀬暁さん(87)は「離陸前に急に止まってびっくりした。そんな危険な状況だとは知らなかった」と話し、旭川市の主婦、清水秀子さん(53)は「飛行機が突然、急ブレーキをかけて前のめりになった。滑走路から逸脱した(広島空港の)事故を思い出して怖かった」と話した。

 また、出張で道内に来た沖縄県南風原(はえばる)町の神職、山野本竜規さん(39)は「着陸しようとした飛行機があったことは今、初めて知った。重大事故になりそうだったのなら、早く情報を教えてほしかった」と疲れた表情。夫婦で石垣島を旅行していたという登別市の無職男性(63)は「長年、飛行機であちこちを旅行してきたが、こんなことは初めて。飛行機に乗るのが少し怖くなるかもしれない」と困惑していた。【野原寛史】


空自ヘリ横切り、全日空機が離陸中止…那覇空港
読売新聞 6月3日(水)19時40分配信

 3日午後1時24分頃、那覇空港で、離陸のため滑走していた全日空機の前方を、許可を受けずに離陸した航空自衛隊のヘリが横切り、全日空機が離陸を取りやめた。

 さらに、全日空機が滑走路上にいる時に、日本トランスオーシャン航空機が後方から同じ滑走路に着陸。運輸安全委員会は、事故につながる恐れがある「重大インシデント」として調査を始めた。

 国土交通省によると、ヘリはCH47型機で、全日空機は新千歳行きのボーイング737―800型機(乗客乗員計83人)、トランスオーシャン機は新石垣発のボーイング737―400型機(乗客乗員計44人)。いずれもけが人はなかった。

 国交省などによると、全日空機が3000メートルある滑走路の北端から南向きに滑走を始めた直後、滑走路の南端付近をヘリが東から西へ横切る形で飛び去った。全日空機は離陸を取りやめ、滑走路の中ほどで急停止した後、誘導路に入った。

 トランスオーシャン機は着陸直前に管制官から着陸のやり直しを指示されたが、そのまま着陸。この時点で、全日空機はまだ誘導路には入っていなかった。トランスオーシャン機は着陸後、全日空機の手前で停止した。

 運輸安全委は現地に調査官3人を派遣し、トランスオーシャン機が着陸した時点での全日空機との距離や、ヘリが離陸した経緯などを調べている。


那覇空港であわや衝突
2015年6月3日(水)18時59分配信 共同通信

 3日午後1時25分ごろ、離陸のため那覇空港の滑走路で加速を始めた全日空機の前方上空を、航空自衛隊のヘリコプターが横切った。全日空機は離陸を中止して滑走路上で停止。その直後、日本トランスオーシャン航空(JTA)機が同じ滑走路に着陸して止まった。JTAによると400~500メートルまで接近。JTA機が着陸やり直しを求めた管制官の指示に反した可能性があり、衝突の危険もあった。

 国土交通省は、管制官は滑走路に全日空機がとどまっていたためJTA機にやり直しを指示したとしているが、JTAのパイロットは「指示は、着陸後に受信した」と同社の聞き取りに話した。


自衛隊ヘリ、離陸機直前横切る=「許可得た」誤認、飛び立つ―滑走中止、直後に別機
時事通信 6月3日(水)18時39分配信

 3日午後1時25分ごろ、那覇市の那覇空港で、離陸しようと滑走路上を加速中だった全日空機が、前方を航空自衛隊のヘリコプターが横切ったため離陸を中止し、同機が滑走路を出る前に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸するトラブルがあった。けが人などはなかった。
 横切ったのは空自那覇基地のヘリで、離陸許可を得ていなかった。同基地によると、パイロットは「民間機への離陸許可を自分に出たと誤認した」と話しているという。那覇空港の航空管制は、自衛隊機も含め国土交通省那覇空港事務所が担当している。
 運輸安全委員会は、一連のトラブルを事故につながりかねない重大インシデントとし、航空事故調査官3人を派遣した。空自も調査チームを設置、原因を調べる。
 国交省などによると、全日空1694便(ボーイング737―800型機)が離陸許可を受け滑走路を北から南へ走行していたところ、離陸した空自CH47輸送ヘリが滑走路上空を東から西へ横切った。
 全日空機の離陸中止後、管制官がJTA610便(同737―400型機)に着陸やり直しを指示したが、JTA機はそのまま着陸した。JTA社によると、パイロットは「指示を受けたのは、着地しエンジンを逆噴射した直後だった」と主張。両機の距離について「400~500メートルぐらいあったのではないか」としているが、同省は衝突の危険はなかったとみている。
 全日空機は新千歳空港に向かう予定で、乗客乗員83人が搭乗。JTA機は石垣空港(沖縄県)発で同44人が乗っていた。空自ヘリは滑走路に並行する誘導路から離陸。パイロットら7人が乗り、沖縄県・久米島まで人員や物資を輸送した。
 気象庁那覇航空測候所によると、当時の天候は晴れで、約25キロ先まで見通せる状況だった。
 中谷元防衛相は3日夜、防衛省で記者団に「このような事案が発生したことは大変遺憾。再発防止策、安全対策を講じる」と述べた。 

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