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2015年6月29日 (月)

フランス、チュニジア、クウェートなどで同時多発テロ・3

フランス南東部グルノーブル近郊で26日午前10時(日本時間午後5時)ごろ、ガス工場がアラビア語で書かれた旗を掲げた男に襲撃され、複数の死傷者が出た。男は車で工場に侵入後、ガスタンクに車をぶつけて爆発させた。数人の負傷者が出た模様だ。爆発物を所持していたとの情報もあり、工場を爆破しようとしたとみられる。

一方、北アフリカ・チュニジア北部の保養地スースで26日昼(日本時間26日夜)、銃で武装した集団がホテルを襲撃し、地元メディアによると、外国人を含む少なくとも28人が死亡、36人が負傷した。内務省報道官は「テロ攻撃」との見方を示した。襲撃犯の1人が治安部隊との交戦で死亡。治安部隊は他に犯行に関与した人物がいる可能性もあるとみて、現場一帯で捜索を続けている。
これまでのところ日本人が巻き込まれたとの情報はない。

チュニジアでは今年3月、首都チュニスの博物館がイスラム過激派に襲撃され、日本人を含む外国人観光客ら22人が死亡。同国政府はテロ警戒態勢を強めていた。

また、中東クウェートの首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスク(イスラム教礼拝所)で26日、自爆テロによるとみられる爆発があった。同国内務省によると、礼拝中の信徒25人が死亡、202人が負傷した。
チュニジア、クウェートの両事件とも、スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)がネット上に犯行声明を出した。

最初のニュース
2番目のニュース

リンク:チュニジアのリゾート銃撃、実行犯はリビアで訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:リビアで同時期に訓練 - 速報:@niftyニュース.
リンク:リビアで武器の訓練=ホテル襲撃実行犯―チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロンドンで大規模テロ訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ホテルのビーチ襲撃「想定外」=チュニジア大統領が認める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏工場襲撃の容疑者、ISとの関係を確認 検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ、宗教性を否定か - 速報:@niftyニュース.
リンク:チュニジア、観光業損失額は推計5.15億ドル ホテル襲撃受け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウィンブルドンでもテロを警戒、会場の警備を強化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警告されていた「ラマダン・テロ」 問われる対IS戦略の欠如 ISを2軍扱いしたオバマの失策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:観光支援へ緊急対策=ホテル襲撃で大打撃―チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<英首相>ISがテロ計画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<仏テロ>容疑者、個人的恨みか 宗教的な動機否定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアのテロで逮捕者 英国は大規模な対テロ演習実施へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア行きを待つ英空軍輸送機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアのテロ現場で献花する英内相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏ガス工場襲撃、容疑者が宗教的動機を否定 切断頭部と自撮り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアのリゾート襲撃事件、「多数の容疑者」を逮捕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアホテル襲撃、容疑者グループ逮捕 実行犯を支援か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」、英で攻撃計画=キャメロン首相警告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英国人の死者30人か=チュニジアのテロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ホテル襲撃、関係者逮捕=チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警戒するチュニジア治安要員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ホテル襲撃、関係者逮捕=チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シーア派への敵意あらわに=自爆犯メッセージか―クウェート - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>観光地に武装警官1000人 治安対策強化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」、英で攻撃計画=キャメロン首相警告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」戦闘員、英国で攻撃を計画=英首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」がクウェート自爆犯の音声公開、シーア派批判 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア・リゾート銃撃、満面の笑みで凶行40分超 目撃者証言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:人口6000人の町襲った仏のテロ-住民の間に恐怖や疑念強まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリア過激派に自撮り写真送付か - 速報:@niftyニュース.
リンク:襲撃テロ、後方支援に共犯者か - 速報:@niftyニュース.
リンク:仏ガス工場襲撃の自分撮り斬首写真はシリアに、捜査関係筋 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

チュニジアのリゾート銃撃、実行犯はリビアで訓練
AFP=時事 7月1日(水)11時31分配信

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チュニジア北部ポートエルカンタウィで起きた銃撃事件でひび割れた五つ星ホテル「リウ・インペリアル・マルハバ」の窓ガラス(2015年6月29日撮影)。 【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】チュニジア北部スース(Sousse)近郊のリゾート地で外国人観光客など38人が犠牲になった銃撃事件についてチュニジア当局は6月30日、実行犯はリビアで銃撃の訓練を受けていたと明らかにした。

【関連写真4枚】銃撃現場のビーチに花束

 事件は先月26日、ポートエルカンタウィ(Port el Kantaoui)の五つ星ホテル「リウ・インペリアル・マルハバ(Hotel Riu Imperial Marhaba)」前のビーチで、チュニジア人学生セイフッディン・レズギ(Seifeddine Rezgui)容疑者(23)が観光客らに向けてカラシニコフ(Kalashnikov)自動小銃を乱射したもの。レズギ容疑者は現場で射殺された。

 チュニジア内務省のラフィク・シェリー(Rafik Chelli)次官(治安問題担当)は、レズギ容疑者は今年3月に首都チュニス(Tunis)の国立バルドー博物館(National Bardo Museum)が武装集団に襲われ外国人観光客ら22人が死亡した事件の容疑者2人と同時期にリビアのトリポリ(Tripoli)の西に位置するサブラタ(Sabratha)に滞在していたとAFPに語った。

 サブラタにはリビアのイスラム過激派組織「アンサール・アルシャリーア(Ansar al-Sharia)」が運営する訓練キャンプがある。チュニジア人の若者を訓練するキャンプはここだけだという。

■「備えが不十分だった」と大統領

 一方、チュニジアのベジ・カイドセブシ(Beji Caid Essebsi)大統領は6月30日、仏ラジオ局ユーロップ・アン(Europe 1)のインタビューで、チュニスの博物館襲撃を受けイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」中は各地で警備を強化していたが、ビーチが襲撃されるとは全く想定していなかったと述べ、ポートエルカンタウィでの警備が不十分だっことを認めた。

 イラクとシリアの広い範囲を掌握するイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は、ポートエルカンタウィとチュニスの博物館の両方の事件で犯行声明を出している。【翻訳編集】 AFPBB News


リビアで同時期に訓練
2015年7月1日(水)6時12分配信 共同通信

 【チュニス共同】チュニジア中部スースのホテル襲撃テロで、実行犯で射殺されたセイフッディン・レズギ容疑者が、3月に首都チュニスの国立バルドー博物館で発生したテロの実行犯2人と同時期に隣国リビアで軍事訓練を受けていたことが6月30日、分かった。AP通信がチュニジア治安当局高官の話として伝えた。

 チュニジアの2件のテロの具体的関連が明らかになるのは初めて。リビアは内戦状態で国家が分裂しており、イスラム過激派が多数の訓練キャンプを設置。リビアの無秩序状態がチュニジアの直接的脅威になっていることが明らかになった。


リビアで武器の訓練=ホテル襲撃実行犯―チュニジア
時事通信 7月1日(水)5時43分配信

 【カイロ時事】チュニジア政府高官は30日、AFP通信に対し、中部スースのホテル襲撃事件の実行犯セイフッディン・レズギ容疑者が隣国リビアで武器の扱い方の訓練を受けていたと明らかにした。リビアでは、イスラム過激派「アンサール・シャリア」と行動を共にしていたという。
 この高官は「(容疑者は)リビアに不法渡航し、(同国西部)サブラタで訓練を受けていた」と語った。レズギ容疑者は26日、ホテルのビーチで38人を殺害した末、治安部隊に射殺された。
 チュニジアの首都チュニスでは今年3月、日本人3人を含む22人が殺害された博物館襲撃事件が起きた。この事件の実行犯も、アンサール・シャリアの下で訓練を行ったとされる。 


ロンドンで大規模テロ訓練
時事通信 6月30日(火)22時37分配信

 【ロンドン時事】英ロンドンで30日、テロ攻撃に備えた大規模な訓練が行われた。ロンドンでは2005年7月に地下鉄などを狙った同時テロが起き、市民52人が死亡。最近もチュニジアのホテル襲撃事件に大勢の英国人が巻き込まれており、当局は警戒を強めている。
 BBC放送によると、訓練は特定の情報に基づくものではなく、警官、兵士、救急隊員ら1000人が参加し、2日間にわたり地下鉄駅構内などで行われる。
 英国では昨年、過激派組織「イスラム国」の勢力拡大に伴いテロ警戒レベルが1段階引き上げられ、現在は5段階のうち上から2番目の「重大」。キャメロン首相は29日、イスラム国が英国で具体的な攻撃を計画していると警告を発した。 


ホテルのビーチ襲撃「想定外」=チュニジア大統領が認める
時事通信 6月30日(火)20時43分配信

 【カイロ時事】チュニジアのカイドセブシ大統領は30日放送の仏ラジオのインタビューで、チュニジア中部スースのリゾートホテルのビーチが襲撃され、38人が死亡した事件について、警備の想定外だったと認めた。AFP通信が伝えた。
 大統領は「事件に驚かされた」と述べ、イスラム教のラマダン(断食月)中の警備について「ビーチで行う必要があるとは考えていなかった」と語った。
 26日に起きた事件をめぐっては、現場で射殺された容疑者の男が、過激派組織「イスラム国」がラマダン中の「殉教」を呼び掛けたことに影響を受けていた可能性も指摘されている。 


仏工場襲撃の容疑者、ISとの関係を確認 検察
AFP=時事 6月30日(火)20時31分配信

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仏リヨン郊外サン・プリーストで、警察に連行されるヤシン・サルヒ容疑者(2015年6月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス東部リヨン(Lyon)近郊で起きたガス工場襲撃事件で、仏検察当局は30日、実行犯とされるヤシン・サルヒ(Yassin Salhi)容疑者について、「テロの動機」や、シリアのイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」とのつながりがあったと明らかにした。

仏ガス工場襲撃の自分撮り斬首写真はシリアに、捜査関係筋

 26日の事件で逮捕されたサルヒ容疑者は、雇用主の男性を殺害し遺体の頭部を切断した上、工場の爆破を試みたとされる。パリ(Paris)の検察幹部は、事件は雇用主に対する個人的憎悪が動機の面もある一方で、捜査結果は「サルヒ容疑者の行為の背後にあったテロの動機を示している」と説明。

 また、切断した頭部を鎖で柵にくくりつけ、イスラム過激派の旗2つで囲んだ行為は「フランス国内でのテロ行為、特に不信心者ののどをかき切るよう頻繁に呼びかけるダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)の命令に非常に正確に呼応するものだ」と指摘した。

 容疑者は、切断した頭部などを写した写真2枚をシリアで活動するイスラム過激派のフランス人に送付したことや、事件の動機がテロであったことを否定している。だが、容疑者は昨年11月にシリアに渡航したフランス人過激派、セバスチャン・ユニス(Sebastian Yunis)容疑者(30)と「頻繁に接触」していた。

 ユニス容疑者の知人に対する警察の捜査では、ユニス容疑者との連絡に使われていた電話が押収された。電話のメッセージアプリで事件当日に交わされた会話でユニス容疑者は、サルヒ容疑者のことを知っていると話し、「彼があれ(工場襲撃事件)を実行した理由の一つ」は自分だと認めていた。

 また、会話の中でユニス容疑者は、サルヒ容疑者が送った写真を公開する許可をISに求めたとも語っていた。【翻訳編集】 AFPBB News


仏テロ、宗教性を否定か
2015年6月30日(火)17時28分配信 共同通信

 【パリ共同】フランス南東部リヨン郊外のガス工場で1人が遺体で見つかったテロで、身柄を拘束されたヤシン・サルヒ容疑者(35)が、動機について「宗教的なものではない」として過激派組織「イスラム国」との関わりなどを否認していることが分かった。30日付のルモンド紙などが報じた。ただ、供述には不自然な点も多く、当局は慎重に捜査している。

 同紙などによると、容疑者は、工場から数百メートル離れた駐車場で被害者の運送会社幹部(54)の首を絞めた後、頭部を切断したと供述した。


チュニジア、観光業損失額は推計5.15億ドル ホテル襲撃受け
ロイター 6月30日(火)16時44分配信

[チュニス 30日 ロイター] - チュニジアのSalma Loumi観光相は29日夜、今月26日に起きたリゾートホテル襲撃事件を受け、2015年の観光業の損失額が少なくとも5億1500万ドルに上るとの推計を発表した。観光相は記者団に対し、「襲撃事件は経済に大きな影響を与えた。損失は大規模になる」と述べた。

チュニジアの昨年の観光収入は19億5000万ドルだった。観光セクターは国内総生産(GDP)の7%を占めている。

同国の観光地スースでは26日、男がホテルで銃を乱射し観光客ら39人が死亡した。


ウィンブルドンでもテロを警戒、会場の警備を強化
AFP=時事 6月30日(火)16時4分配信

【AFP=時事】英ロンドン(London)で開催されているテニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)では、国内におけるテロ警戒レベルに合わせ、会場での警備を強化している。

【写真】会場の警備の様子(全8枚)

 オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、AELTC)では、観客が入場する際に手荷物検査が行われ、コート内外で警察官の姿があちらこちらで見られる。

 英当局は、26日にチュニジアのビーチリゾートで発生した襲撃事件で、2005年のロンドン同時爆破テロ以降では最も多い犠牲者を出したことを受け、今大会でも警戒を強めている。

 英国では、2004年8月にテロ警戒レベルが5段階で2番目に高い「シビア」に引き上げられており、事件発生のリスクが高いとされている。

 ロンドン南西部の特別区を管轄する地元警察は、「ウィンブルドン選手権は、この地域の恒例行事であり、英国の一大スポーツイベントです」と述べた。

「これまでの運営計画を参考にしながら、2015年のウィンブルドン選手権の安全を確保するために必要な修正を施しました」

「今大会では、現在の警戒レベルに見合った警備が行われます」

 警察は、周辺地域のパトロールにあたる警察官の数を増やしたほか、道路の封鎖を行うことに加えて、「事件勃発の際にすぐさま出動できる機動隊」を配置しているという。【翻訳編集】 AFPBB News


警告されていた「ラマダン・テロ」 問われる対IS戦略の欠如 ISを2軍扱いしたオバマの失策
Wedge 6月30日(火)12時11分配信

 北アフリカのチュニジア、中東のクウエート、欧州のフランスという3大陸で先週末、ほぼ同時に起きたテロ事件は、70人近い犠牲者を出すという惨事になった。過激派組織「イスラム国」(IS)がイスラムの聖なるラマダン(断食月)期間中に引き起こしたことが濃厚だが、一部では複数国家にまたがる同時テロの危険性が警告されており、対IS戦略の欠如が露呈された格好だ。

イスラム国(ISIL)はなぜラマディ、 パルミラで勝利したのか

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チュニジアのテロ現場に捧げられる献花(画像:Getty Images)

殉教すれば、天国で10倍の報償
 今回のテロの伏線は3日前の6月23日にあった。IS公式スポークスマンのモハメド・アドナニが発表した声明だ。アドナニはこの中で、ラマダンを祝賀するための聖戦(ジハード)をイスラム教徒に呼び掛け、殉教すれば天国で「10倍の」報償が与えられることを確約すると訴えていた。

 ちなみに今年のラマダンは6月18日から7月16日までだ……。

 アドナニは昨年9月22日、米軍がシリアのIS拠点への空爆に踏み切った後、米国に同調する有志国の市民を殺害せよ、という声明を出し、カナダ・オタワの連邦議事堂の乱射、オーストラリア・シドニーのカフェへ立て込もり、パリのスーパー襲撃、チュニジアの博物館襲撃など声明に呼応したテロ事件を発生させた張本人である。

 この時は、これらの事件のほとんどがこの呼び掛けに勝手に応じたいわゆる一匹狼(ローン・ウルフ)による「母国育ちのテロ」だった。

 今回の3件もそれぞれ勝手にテロを起こしたのか、というとそうではなさそうだ。発生日は3件とも26日であり、午前9時半ごろにフランスのリヨン郊外のガス工場でまず爆発テロが起き、数分後に5000キロ弱離れたクウエート市のシーア派のモスクで自爆テロ、そして2時間後にチュニジアの海岸リゾート地スースの高級ホテルが銃撃テロに襲われた。つまりはほぼ同時刻に発生しているのだ。偶然というのは不自然過ぎる。

 このうちクウエートとチュニジアの事件はISが犯行声明を出したが、フランスの爆発テロとの関係は未確認だ。しかし、現場にISの旗に似せた旗や、逮捕された犯人の会社の上司の切断された頭部が残されていた手口などから、逮捕された犯人はISの信奉者であることが濃厚。こうした状況を総合すると、今回の3件のテロは、ISが少なくとも「日時を指定」して指示した可能性が強い。

  ISの今回のテロの狙いは何なのか。フランスのテロは、同国が米主導の有志連合の空爆作戦に参加していることへの報復の意味合いが強い。クウエートの事件は、背教者と見なすシーア派のモスクを攻撃することで、スンニ派との宗派紛争を激化させて混乱を作り出すことだろう。チュニジアのテロは、外国人観光客を殺害し、アラブの春で唯一民主化へゆっくりと動いている同国に打撃を与えて、元の不安定な状況に戻すのが狙いだ。

 ISにはその上で、国家樹立から1年という記念日(6月29日)を前に、自分たちが世界各地でテロを起こすほどに伸張し、有志国連合の空爆にもかかわらず強固な組織を維持していることをあらためて誇示する意図があったと見られている。

ISは2軍扱い 抜かった連携対策
 ISはもともと、予言者ムハンマドが神の啓示を受けた聖なる月、ラマダンを行動の時として重要視してきた。昨年は、ラマダンの初日に国家の樹立を宣言、その直後にムハンマドの後継者、カリフを自称する指導者のバグダディがイラクの占領中のモスルに現れ、ジハードを呼び掛ける説教を行った。国家の樹立を宣言する前の一昨年のラマダンでは、拷問で悪名高かったイラクのアブグレイブ刑務所を大胆に襲撃して過激派を解放した。

 米国の軍事問題の研究・分析機関である「戦争研究所」は、テロ事件前に発表したISの行動予測について「複数の国で同時多発テロの起きる危険性がある」とし、ラマダン期間中に各国がIS対応で一時的な強化をするよう求め、そうしなければ、暴力的な結果が生じる、と警告していた。

 オバマ大統領は1年前、「2軍チームが(名門バスケットチーム)ロサンゼルス・レイカーズのユニフォームを着たとしても、コビー・ブライアント(レイカーズの名選手)になれるわけではない」と述べ、ISを2軍として軽視していた経緯がある。

 もし大統領ら米政府指導部がISの主張や行動様式をきちんと理解して的確な初期対応を取っていれば、彼らがこのように急成長しなかった、との批判は米国内に今も強くある。

 今回の一連のテロ事件も、ラマダンに事件を起こしてきたISの行動様式をもっと真剣に分析して国際的に連携した対応を取っていれば、各国ともより効果的な対策が取れたはずだ。ラマダンはまだまだ続く。

 ISはチュニジアの事件後の声明で「次のテロがすぐに続く」と不気味な予告をしており、中東や米欧だけではなく、インドネシアなどISの信奉組織のあるアジア各国もテロ対策を厳しくすることが焦眉の急である。


観光支援へ緊急対策=ホテル襲撃で大打撃―チュニジア
時事通信 6月30日(火)11時42分配信

 【チュニスAFP=時事】チュニジアの観光地スースのホテルが襲撃され、英国人ら38人が死亡した事件を受け、チュニジア政府は29日、主要産業である観光業を支援する緊急対策を発表した。観光業界への緊急融資や、観光客を対象にした出国税免除が柱。
 このほか、中国、インド、イラン、ヨルダンからのパックツアー利用者は、入国時にビザが取得できるようにする。
 チュニジアの観光産業は国内総生産(GDP)の約7%を占め、約40万人の雇用を生み出しているが、博物館襲撃事件に続く惨事に国外からの観光客が激減。レキク観光相は、相次ぐ事件による損失が「少なくとも10億ディナール(約630億円)に上る」と見込んでいる。 


<英首相>ISがテロ計画
毎日新聞 6月30日(火)11時37分配信

 【ロンドン矢野純一】キャメロン英首相は29日、チュニジアで起きたテロ事件に関連し、過激派組織「イスラム国」(IS)が英国に対して具体的なテロを計画しているとBBCに語った。また、英国の治安当局が週内にも国内で大規模な対テロ訓練を行うことを明らかにした。

 キャメロン首相はBBCに対し、テロ計画の内容については明らかにしなかったが、この日の議会で「英国内で過去数カ月に4、5件のテロ計画を阻止した」と語った。現在、英国内のテロの脅威レベルは5段階で2番目に高いレベルとなっている。

 首相報道官は同日、チュニジアの事件の英国人犠牲者数を現段階で確認されたのは18人としたうえで、最終的には30人に上るとの見通しを明らかにした。チュニジアは英国から飛行機で約3時間半で、イタリアやフランスの地中海沿岸のビーチよりも手ごろな価格で旅行を楽しめるため近年、人気となっていた。


<仏テロ>容疑者、個人的恨みか 宗教的な動機否定
毎日新聞 6月30日(火)11時18分配信

 【パリ宮川裕章】仏南東部グルノーブル近郊のガス工場爆発事件で、仏捜査当局が殺人やテロ関連の容疑で拘束したヤシン・サリ容疑者(35)が捜査当局の調べに対し「宗教的な動機はない」と供述していることが29日、分かった。仏メディアが捜査関係者の話として一斉に報じた。サリ容疑者は、遺体が見つかった勤務先の工場の社長(54)と事件2日前に口論になっていたことも分かり、捜査当局はサリ容疑者の社長に対する個人的な恨みによる犯行と、テロの両面で捜査している。

 サリ容疑者は事件の2日前、社長に仕事上のミスを追及されたことに腹を立て、口論になっていたことが同僚の証言で分かった。事件当日には妻とも言い争いになっていた。サリ容疑者はリヨン近郊の駐車場で社長を殺害したと供述している。

 一方、サリ容疑者は宗教的な動機を否定しているが、現場にはイスラム過激派が使用するアラビア語の旗が置かれていた。また、サリ容疑者は事件当日、社長の切断された頭部と自分自身を撮影した写真を、シリアに滞在中とみられる知人に送っていたことも分かった。サリ容疑者は2006~08年に仏治安当局の監視対象になるなど過激派との接点もあり、捜査当局はテロ目的と怨恨(えんこん)が複合的に結びついた可能性もあるとみている。


チュニジアのテロで逮捕者 英国は大規模な対テロ演習実施へ
CNN.co.jp 6月30日(火)10時25分配信

(CNN) チュニジア北東部スースの海岸で観光客らが銃撃されたテロで、同国のガルサッリ内相は29日、事件に関与したとみられる集団を逮捕したと発表した。

事件は26日に発生し、欧州各地から訪れていた観光客ら少なくとも38人が死亡、39人が負傷した。死者のうち30人が英国人だった可能性があり、英国人が犠牲になったテロとしては、2005年にロンドンで起きた地下鉄爆破事件以来、最悪の規模。こうした状況を受けて、英国は大規模な対テロ演習を実施するという。

実行犯とされる学生、サイフディン・レズキ容疑者(24)は射殺された。イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が関与を示唆している。

事件を受けて、スースには29日、英国とドイツ、フランスの各内相が駆け付けた。

ガルサッリ内相は3人との共同記者会見で「まず最初の一団を逮捕した」と発表。この集団は容疑者の背後にあった人脈の一角だと述べた。同内相はまた、政府が「反民主主義」や「憎悪」を扇動するモスク(イスラム教礼拝所)の閉鎖に踏み切ることもあり得ると語った。

チュニジアのシド首相は同日、CNNとのインタビューで、レズキ容疑者がテロ組織にかかわっていたことを示す情報は現時点でほとんどないと語る一方、同容疑者が「あるモスク」から影響を受けていた可能性を指摘。また、容疑者はソーシャルメディアを通してテロの準備を進めていたとの見方を示した。

英国のメイ首相は、各国がチュニジア当局と団結してテロに立ち向かうと強調した。内相らの会合に続き、各国の専門家らが集まって会合を開く予定だという。

キャメロン英首相の報道官は29日、死者のうち30人は英国人だった可能性があると述べた。英国人が犠牲になったテロとしては、2005年にロンドンで起きた地下鉄爆破事件以来、最悪の規模となる。

キャメロン首相は英下院で、今後数日のうちにロンドンで治安、緊急対策当局者らによる大規模な対テロ演習を実施すると発表した。事件から1週間後の7月3日には、全英で黙とうの時間を設けるという。

26日にはクウェートのモスクや、フランス南東部リヨン郊外の米国系工場でもテロが発生した。それぞれの事件の間に関連があったかどうかは明らかになっていない。


チュニジア行きを待つ英空軍輸送機
時事通信 6月30日(火)10時5分配信

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29日、ロンドン西方のブライズノートン空軍基地で、チュニジア行きを待つ英空軍のC17輸送機。


チュニジアのテロ現場で献花する英内相
時事通信 6月30日(火)10時5分配信

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29日、チュニジア中部スースのホテル襲撃テロの現場で、献花するメイ英内相(前列右から2人目の女性)。


仏ガス工場襲撃、容疑者が宗教的動機を否定 切断頭部と自撮り
ロイター 6月30日(火)9時27分配信

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 6月29日、フランス南東部リヨン郊外で起きたガス工場襲撃事件で、拘束されたヤシン・サルヒ容疑者(35)が、宗教的な動機はないと供述していることが分かった。写真は拘束時の同容疑者。28日撮影(2015年 ロイター/Emmanuel Foudrot)

[パリ 29日 ロイター] - フランス南東部リヨン郊外で起きたガス工場襲撃事件で、拘束されたヤシン・サルヒ容疑者(35)が、宗教的な動機はないと供述していることが分かった。関係筋が29日明らかにした。

関係筋によると、サルヒ容疑者は捜査当局に対し、ジハーディスト(イスラム聖戦士)ではないと主張。同容疑者は事件前日に妻と口論になり、その数日前には上司とも口論になったと話しているという。

この事件では、容疑者の上司の切断された頭部が工場のフェンスにつり下げられた状態で見つかった。そのすぐ近くにはイスラム教の信仰を示す文言が書かれた旗もあった。

また、サルヒ容疑者の電話を調べた結果、容疑者が逮捕前に切断頭部と自身の写真を撮り、メール送信していたことが分かっている。同容疑者は工場を爆破しようとした疑いも持たれている。


チュニジアのリゾート襲撃事件、「多数の容疑者」を逮捕
AFP=時事 6月30日(火)8時40分配信

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襲撃事件の犠牲者を悼むためチュニジアのスース郊外のビーチに花束を供える(手前左から右に)フランスのベルナール・カズヌーブ内相、ドイツのトマス・デメジエール内相、チュニジアのモハメド・ナジェム・ガルサッリ内相、英国のテリーザ・メイ内相(2015年6月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】チュニジア政府は29日、スース(Sousse)郊外のビーチリゾートで38人が殺害された襲撃事件で初めて容疑者を逮捕したと明らかにした。同日には英独仏の内相が事件現場を訪れ、イスラム過激派によるものとしては同国史上最悪規模となったこの事件の犠牲者らを追悼した。

チュニジア・リゾート銃撃、満面の笑みで凶行40分超 目撃者証言

 今月26日に発生した銃撃事件の現場に入ったテリーザ・メイ(Theresa May)英内相は、「テロリストに勝利はない」と明言。これに先立ちデービッド・キャメロン(David Cameron)英首相の報道官は、英国籍の犠牲者のうち18人の身元が特定され、英国人の死者は最終的に「約30人」に上る恐れがあると伝えた。

 チュニジアと独仏の内相らと共にビーチに追悼の花輪を手向けたメイ氏は、国籍を理由に英国人が標的になったことを示す証拠はないとしている。

 この襲撃事件についてはイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が犯行声明を出している。英国にとっては2005年ロンドン(London)同時爆破テロ以降としては最も多い犠牲者を出した事件となった。

 この事件でチュニジアの基幹産業である観光業が壊滅的な打撃を受けるという懸念が広がる中、同国のモハメド・ナジェム・ガルサッリ(Mohamed Najem Gharsalli)内相は、当局が「このテロ犯罪者の背後にあるネットワークから多数の人物」を逮捕したと発表した。

 ガルサッリ内相は、学生のセイフッディン・レズギ(Seifeddine Rezgui)容疑者(23)と特定された実行犯に対し、「物資や資金面で支援した人物」は全員逮捕すると警告した。

 チュニジア政府によると、犠牲者のうち25人の身元が確認された。うちアイルランド人が3人、ドイツ人が2人、ベルギー人が1人、ポルトガル人が1人、ロシア人が1人だという。また負傷者は39人で、うち25人が英国人だとしている。【翻訳編集】 AFPBB News


チュニジアホテル襲撃、容疑者グループ逮捕 実行犯を支援か
ロイター 6月30日(火)8時4分配信

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 6月29日、英国人観光客ら39人が死亡したチュニジアのリゾートホテル襲撃事件で、同国当局は実行犯と連携していたとして、複数の容疑者を逮捕。写真は犠牲者を追悼する少年。スースで27日撮影(2015年 ロイター/Zohra Bensemra)

[スース(チュニジア) 29日 ロイター] - 英国人観光客ら39人が死亡したチュニジアのリゾートホテル襲撃事件で、同国当局は29日、実行犯と連携していたとして、複数の容疑者を逮捕した。内務省が発表した。

この事件では、学生のセイフッディン・レズギ容疑者が銃を乱射し、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。ガルサッリ内相は逮捕者の詳細は明らかにせず、レズギ容疑者についてはリビアで訓練を受けたかどうか当局が調べていると述べた。

一方、英仏独の内相は事件現場を訪れ献花。3カ国の内相は警察の訓練などを含め、チュニジアの治安強化に向けた支援を約束した。

実行犯は射殺されたレズギ容疑者1人とみられているが、ガルサッリ内相は「後方支援者であれ、事件に関与した容疑者を全て見つける」と全容解明に意欲を示した。


「イスラム国」、英で攻撃計画=キャメロン首相警告
時事通信 6月30日(火)0時14分配信

 英国のキャメロン首相は29日、過激派組織「イスラム国」が英国に対し、具体的な攻撃を計画していると警告した。BBCラジオで語った。また、チュニジアのホテル襲撃事件で負傷した観光客を避難させるため、英空軍の大型輸送機を派遣、英国人の遺体も本国に送還するという。
 キャメロン首相は「英国で惨事を起こすため、イラクやシリアで計画している者がいる」と述べ、「われわれは標的だ。宣戦布告されたのだ」と強調。また、メイ内相が29日、チュニジア閣僚との会合や現場視察のため、同国を訪問した。 


英国人の死者30人か=チュニジアのテロ
時事通信 6月29日(月)23時46分配信

 【ロンドンAFP=時事】キャメロン英首相の報道官は29日、チュニジア中部スースで起きたホテル襲撃テロ事件の犠牲者について「英国人18人の死亡を確認したが、英国人の死者数はもっと多い。約30人に増えるはずだ」と述べた。チュニジア政府に対し、残る遺体の身元確認を英当局が行えるよう求めているという。
 26日のテロ事件では38人が殺害された。 


ホテル襲撃、関係者逮捕=チュニジア
時事通信 6月29日(月)23時30分配信

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チュニジアのガルサッリ内相は29日、記者会見し、中部スースでのホテル襲撃事件をめぐり、関与が疑われる人物を「多数」逮捕したと明らかにした。写真は28日、テロの現場で犠牲者を思う人々。


警戒するチュニジア治安要員
時事通信 6月29日(月)23時29分配信

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29日、チュニジア中部スースのホテル襲撃現場で行われた献花式の警戒に当たる治安要員


ホテル襲撃、関係者逮捕=チュニジア
時事通信 6月29日(月)22時29分配信

 【カイロ時事】チュニジアのガルサッリ内相は29日、記者会見し、英国人ら外国人多数を含む38人が死亡した中部スースでのホテル襲撃事件をめぐり、関与が疑われる人物を「多数」逮捕したと明らかにした。AFP通信が伝えた。
 内相は、逮捕された容疑者たちについて「テロ犯罪の背後にあるネットワークに属する集団」と説明した。当局が事件に関連し、逮捕者が出たことに言及したのはこれが初めて。 


シーア派への敵意あらわに=自爆犯メッセージか―クウェート
時事通信 6月29日(月)21時35分配信

 【カイロ時事】クウェート市のイスラム教シーア派のモスク(イスラム礼拝所)で26日に起きた自爆テロ実行犯が事前に録音したとされる音声メッセージが、インターネット上に掲載された。メッセージはシーア派への敵意をあらわにしている。
 29日に確認された音声は、過激派組織「イスラム国」が投稿したとみられる。声の主はシーア派を「預言者ムハンマドを侮辱する神の敵」とののしり、「クウェートを含むあらゆる場所」での報復を誓っている。 


<チュニジア>観光地に武装警官1000人 治安対策強化
毎日新聞 6月29日(月)20時27分配信

 【スース(チュニジア北部)秋山信一】チュニジア観光・手工業省は28日、国内の観光地に7月から武装警察官を配置する方針を明らかにした。今年3月に首都チュニスで起きた国立博物館襲撃事件に続き、今月26日にスースのリゾートホテルで銃乱射事件が発生。いずれも外国人観光客が主な標的で、基幹産業である観光業へのダメージは大きく、政府の景気回復策にも悪影響が及ぶのは必至だ。

 声明によると、観光地の警備や観光客関連の事件を扱う観光警察官を武装させ、遺跡やリゾートホテル、ビーチなどに約1000人を配置する。さらに、ホテル警備員の訓練、金属探知機導入に対する補助なども検討する。

 スースの事件ではイスラム過激派の関与が疑われており、政府は事件後、過激派の影響下にあるとされる80カ所のモスクを閉鎖する方針を発表。治安対策の強化を国内外に印象づけている。

 矢継ぎ早の対応の背景には、2011年の民主化要求運動「アラブの春」による革命後の混乱から立ち直りかけていた観光業が、再び低迷するとの危機感がある。

 観光業は人口約1100万人のチュニジアで、約40万人の直接雇用を生んでいるとされる基幹産業だ。しかし、現地報道によると、今年1月から今回の事件直前までにチュニジアを訪れた観光客数は前年比で2割近く減少。さらに、スースの事件後、数千人の外国人観光客が緊急出国し、ホテルやツアーなどのキャンセルも相次いだ。

 スースで観光客相手のボディーペイント店を営むヒシャム・ベンブリさん(48)は「3月の事件で店の客は前年の4~5割まで減ったが、今回の事件でさらに1~2割まで落ち込むのではないか」と話した。

 ただ、治安対策の強化が奏功するかは不透明だ。ヨルダン大学戦略研究所のムーサ・シュテイウィー所長(中東政治)は「昨年の議会選挙で世俗政党が勝利し、穏健派イスラム主義者たちは疎外感を覚えている。締め付けの強化は、武力闘争を否定してきた穏健派の過激化を助長しかねない」と分析する。

 また、過激派組織「イスラム国」(IS)の動向に詳しい評論家のヒシャム・ハシミ氏はスースの事件について「チュニジア国内のイスラム勢力が、ISから資金援助を受けるため、耳目を集める事件を起こした」との見方を示し、今後も同様の事件が続く可能性を指摘した。


「イスラム国」、英で攻撃計画=キャメロン首相警告
時事通信 6月29日(月)19時9分配信

 英国のキャメロン首相は29日、過激派組織「イスラム国」が英国に対し、具体的な攻撃を計画していると警告した。BBCラジオで語った。また、チュニジアのホテル襲撃事件で負傷した観光客を避難させるため、英空軍の大型輸送機を派遣、英国人の遺体も本国に送還するという。
 キャメロン首相は「英国で惨事を起こすため、イラクやシリアで計画している者がいる」と述べ、「われわれは標的だ。宣戦布告されたのだ」と強調。また、メイ内相が29日、チュニジア閣僚との会合や現場視察のため、同国を訪問すると公表した。 


「イスラム国」戦闘員、英国で攻撃を計画=英首相
ロイター 6月29日(月)17時34分配信

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 6月29日、キャメロン英首相は過激派組織「イスラム国」のイラクとシリアにいる戦闘員が「英国や他の場所で大規模な攻撃を計画している」とBBCラジオで語った。写真は26日、ブリュッセルで記者会見をする同首相(2015年 ロイター/Darren Staples)

[ロンドン 29日 ロイター] - キャメロン英首相は29日、過激派組織「イスラム国」のイラクとシリアにいる戦闘員が「英国や他の場所で大規模な攻撃を計画している」と警告。

「ISIL(イスラム国)が(イラクとシリアの)2国に存在している限り、われわれは脅威にさらされている」と述べた。BBCラジオで語った。

チュニジア中部スースでは26日、男が銃を乱射し最大30人の英国人観光客が犠牲になった。


「イスラム国」がクウェート自爆犯の音声公開、シーア派批判
ロイター 6月29日(月)16時12分配信

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 6月29日、過激派組織「イスラム国」は、26日にクウェート市内のイスラム教シーア派のモスクが自爆攻撃された事件の実行犯の声明とする音声クリップを公開した。写真は26日、爆発が起きたモスクで撮影(2015年 ロイター/Jassim Mohammed)

[ドバイ 29日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」は、26日にクウェート市内のイスラム教シーア派のモスクが自爆攻撃された事件の実行犯の声明とする音声クリップを公開した。

実行犯とされる男はソーシャルメディアに投稿された声明で、イスラム教の聖典コーランを引用しているほか、イスラムを侮辱した報いを受けるなどとしてシーア派への批判を展開している。

クウェート当局によると、男はサウジアラビア国籍のファハド・ガッバーア容疑者。この事件では27人が死亡し、「イスラム国」が犯行声明を出していた。

ロイターは声明の信ぴょう性を確認していない。


チュニジア・リゾート銃撃、満面の笑みで凶行40分超 目撃者証言
AFP=時事 6月29日(月)15時28分配信

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イスラム過激派組織「イスラム国」のチュニジア支部がツイッターで公開した、チュニジア北部スースで起きたホテル襲撃事件の実行犯とされる男の写真(撮影日不明、2015年6月27日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(一部更新、写真追加)その男はただの観光客に見えた――銃を手に殺りくを始めるまでは。チュニジア北部のリゾート、ポートエルカンタウィ(Port el Kantaoui)のビーチで外国人観光客ら38人が犠牲になった銃撃事件で、男が笑みを浮かべながら銃を撃っていたことが28日、目撃者の証言で明らかになった。

【関連写真 5枚】普段はのどかな海辺で…

 現場となった五つ星ホテル「リウ・インペリアル・マルハバ(Hotel Riu Imperial Marhaba)」のビーチに自宅が隣接しているアミル・ベン・ハジ・ハシン(Amir Ben Hadj Hassine)さん(22)は、事件が起きた26日について、最初の発砲音が聞こえてからセイフッディン・レズギ(Seifeddine Rezgui)容疑者が射殺されるまで「40~45分くらい銃声が続いた」とAFPに語った。ビーチに横たわった大勢の遺体の光景が忘れられないという。

 ハシンさんのいとこで事件当時ビーチにいたマレク(Malek)さん(16)は、レズギ容疑者が犯行に及ぶ瞬間を見ていた。

「男が手にしたビーチパラソルを砂に下ろし、しゃがみ込んだ。パラソルを立てようとするごく普通の動作に見えた。ところが次の瞬間、彼はカラシニコフ(Kalashnikov、自動小銃)を掴み、砂に向かって撃ち始めた」。周囲にいた人たちは皆、何が起きたのかと立ち上がったという。そこで目にしたのは、満面の笑みで観光客たちを撃つレズギ容疑者の姿だった。「みんな必死で逃げた」

 一方、セイフ(Seif)さん(21)は「信じがたい光景だった」と自分の体験を明かした。「男は落ち着きはらっていた。まるで、ダンスをするか音楽を聴いているみたいな様子で歩いていた」。レズギ容疑者はセイフさんたちのすぐ近くまで来たが、セイフさんたちを撃とうとはせず「あっちへ行け。お前らに用はない」と言ったという。

 複数の目撃者が、レズギ容疑者はビーチで外国人観光客を狙って撃っていたと語る。ただ、チュニジア保健省によれば、負傷者には7人のチュニジア人も含まれている。

 レズギ容疑者はビーチでの銃撃後、ホテルへ向かった。「すっかり落ち着いた様子でホテルへ入っていった」と、ハシンさんは回想する。

 アミルさんは、現場のビーチ周辺には警察の検問所が多く配置され、定期的な巡回が行われていたにもかかわらず、事件当時に警察官が見当たらなかったことがショックだったと話した。「警察が間に合わなかったことは、問題だ」

 同事件に関してはイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が犯行声明を発表。実行犯について、「カリフ制国家の兵士」であり、ISの敵や「姦淫、悪行、背教の巣窟(そうくつ)」を標的としたと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News


人口6000人の町襲った仏のテロ-住民の間に恐怖や疑念強まる
Bloomberg 6月29日(月)11時32分配信

  (ブルームバーグ):ガス工場が襲撃され、男性1人の首が切断されるテロ事件が発生したフランスのリヨン近郊の町サンカンタンファラビエは今、事件の余波に苦しんでいる。人口約6000人のこの町で、住民の間で疑念と分裂が強まっている。

近隣住民たちは集団で行動し、26日に突然現れた報道陣の多数のカメラを歩きながら、そして自動車の窓からのぞいている。テロリストは切断した被害者の頭部をアラビア文字を記した旗と共に工場の入り口に置き、自動車で工場内に入るとガスタンクに突っ込んだ。この事件を受け、住民たちは感情を共有し事件の真相を知りたいと思っていた。

リヨンで法律学を学ぶアキン・イルマズさん(20)は、今回の事件によってイスラム教徒に対する敵意が強まるのではないかと心配している。イスラム教徒に対する反感は、1月にパリで発生した週刊紙「シャルリー・エブド」と食料品店襲撃事件によって高まっているとイルマズさんは話す。1月の襲撃事件では計17人が死亡した。

「このような行為はイスラムの評判を汚す。多くの人が物事を混同するだろう。人々はイスラムは敵だと思うだろう。シャルリー・エブド襲撃事件から短期間しかたっていないので混乱と誤解を生み出すに違いない」と、イルマズさんはインタビューで語った。

フランスのオランド大統領は今回の事件について、テロ行為であることは明らかだと指摘。政府は容疑者1人を逮捕し、共犯者がいるかどうか捜査している。容疑者はイスラム過激派「サラフィスト」との関連から2006-08年に監視下に置かれていた。

不安の声

サンカンタンファラビエの住民たちの不安の声を聞くと、イルマズさんが抱いている懸念は現実になる可能性があるようだ。

匿名で話したある男性は、事件に関する質問に答える中で、フランスは移民を歓待しすぎた代償を払っていると語った。  

娘と歩いていた女性は、もはや安全だと感じないと話す。近隣のより大きな市の人口が過去10年間に増加し、移民の子供たちである多くの若い失業者がこの中に含まれているからだと説明した。  

原題:Terror Attack Leaves French Town Grappling With Fear and
Hatred(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:
Saint Quentin Fallavier Angeline Benoit
;パリ Mark Deen ,abenoit4@bloomberg.net,markdeen@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Geraldine Amiel
Vidya Root, Celeste Perri ,gamiel@bloomberg.net


シリア過激派に自撮り写真送付か
2015年6月29日(月)9時43分配信 共同通信

 【パリ共同】フランス南東部リヨン郊外のガス工場で1人が殺害されたテロで、身柄を拘束されたヤシン・サルヒ容疑者(35)が、自身と被害者の運送会社幹部(54)の頭部が写った写真を「自撮り」し、メール送信した宛先は、シリアに滞在する過激派組織「イスラム国」のフランス人戦闘員だったことが分かった。フランス公共ラジオが28日、報じた。

 同組織からテロについて指示があったかどうかは不明だが、容疑者がテロの「成果」を報告した可能性がある。

 フランス捜査当局はサルヒ容疑者のほか、妻ら3人を拘束していたが、28日までに同容疑者を残し、拘束を解いた。


襲撃テロ、後方支援に共犯者か
2015年6月29日(月)9時19分配信 共同通信

 【スース共同】AP通信によると、チュニジア内務省のアルウィ報道官は28日、中部スースのホテル襲撃テロの実行犯の学生、セイフッディン・レズギ容疑者(22)を後方で支援していた複数の共犯者がいたとみて捜査していることを明らかにした。

 また、別の当局者は、現時点では犠牲者にチュニジア人は含まれていないと述べた。英スカイニューズ・テレビは28日、英国人の犠牲者は少なくとも30人に上る見通しだと伝えた。全員の身元確認はまだ終了していないが、「犯人が外国人を標的としていた」という目撃証言が裏付けられた。


仏ガス工場襲撃の自分撮り斬首写真はシリアに、捜査関係筋
AFP=時事 6月29日(月)8時55分配信

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仏サンプリーストの同容疑者の自宅から警察官に連れ出される、フランス東部サンカンタン・ファラビエの米ガス化学製品メーカー工場襲撃事件のヤシン・サルヒ容疑者(中央、2015年6月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス東部サンカンタン・ファラビエ(Saint-Quentin Fallavier)にある米ガス化学製品メーカーの工場が26日に襲撃された事件で、勤務先の運送会社の経営者の頭部を切断したと自供したヤシン・サルヒ(Yassin Salhi)容疑者(35)が「自分撮り」した写真が、シリアに送られていたことが分かった。捜査に近い筋が28日、明らかにした。

仏ガス工場襲撃の容疑者、切断された頭部と共に「自分撮り」か

 このニュースは、警察のテロ対策専門部門の取り調べのためサルヒ容疑者がフランス第2の都市リヨン(Lyon)から首都パリ(Paris)に移送されているさなかに明らかになった。

 捜査に近い筋によると、同容疑者は28日になって犯行を認め、経営者殺害をめぐる「状況についての詳細」について供述した。

 捜査当局は27日、同容疑者が自分自身と切断した頭部を一緒に写した写真1枚をスマートフォン向けチャットアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」でカナダ国内の番号に送ったことを把握したが、カナダの番号は中継に使われただけで本当の受取人の居場所は世界のどこでもあり得ると警告していた。

 イスラム過激派に合流するため数百人規模のフランス人がイラクやシリアに行っており、マニュエル・バルス(Manuel Valls)仏首相は28日、なんらかの形でイスラム教徒の理念に関わっているフランス人は約1800人に上ると述べていた。【翻訳編集】 AFPBB News

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