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2015年6月27日 (土)

フランス、チュニジア、クウェートなどで同時多発テロ・2

フランス南東部グルノーブル近郊で26日午前10時(日本時間午後5時)ごろ、ガス工場がアラビア語で書かれた旗を掲げた男に襲撃され、複数の死傷者が出た。男は車で工場に侵入後、ガスタンクに車をぶつけて爆発させた。数人の負傷者が出た模様だ。爆発物を所持していたとの情報もあり、工場を爆破しようとしたとみられる。

一方、北アフリカ・チュニジア北部の保養地スースで26日昼(日本時間26日夜)、銃で武装した集団がホテルを襲撃し、地元メディアによると、外国人を含む少なくとも28人が死亡、36人が負傷した。内務省報道官は「テロ攻撃」との見方を示した。襲撃犯の1人が治安部隊との交戦で死亡。治安部隊は他に犯行に関与した人物がいる可能性もあるとみて、現場一帯で捜索を続けている。
これまでのところ日本人が巻き込まれたとの情報はない。

チュニジアでは今年3月、首都チュニスの博物館がイスラム過激派に襲撃され、日本人を含む外国人観光客ら22人が死亡。同国政府はテロ警戒態勢を強めていた。

また、中東クウェートの首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスク(イスラム教礼拝所)で26日、自爆テロによるとみられる爆発があった。同国内務省によると、礼拝中の信徒25人が死亡、202人が負傷した。
チュニジア、クウェートの両事件とも、スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)がネット上に犯行声明を出した。

最初のニュース

リンク:仏工場テロ、殺害手口は「イスラム国」に類似 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英国人、チュニジア脱出 テロに衝撃、観光客ら数千人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:観光地に武装警官増員=チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:イスラム国 実体ない“バーチャル領土”拡大 テロの宣伝効果、共鳴者生む恐れ - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:チュニジアのテロ現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:それぞれの事件、異なる標的=関連解明は困難―4カ国の襲撃事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モスク自爆犯はサウジ人=関与の運転手逮捕―クウェート - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米当局、独立記念日に向けテロ警戒を呼び掛け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏ガス工場襲撃の容疑者、切断された頭部と共に「自分撮り」か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:フランスのテロ現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯の学生、過激思想に共鳴か - 速報:@niftyニュース.
リンク:相次ぐテロに米「戦術連携見当たらぬ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4カ国テロ 浸透する過激思想、ラマダン攻撃指令に呼応の可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4カ国テロ 死者100人超 「イスラム国」系2件声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4カ国テロ チュニジアの犯人、外国人を狙って乱射か 死者100人超す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中東などで相次ぐテロ、4事件で犠牲者百人超か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>モスク80カ所閉鎖 テロ事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:巡回する治安要員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム過激派の関与焦点=チュニジアのホテル襲撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:断食月テロ、当局が関連捜査 - 速報:@niftyニュース.
リンク:4カ国同時多発テロ 「イスラム国」シンパの犯行か…日本も例外ではない - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ、動機の解明難航か=政府、再発防止に全力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:クウェートのモスクでもテロ 27人死亡、227人負傷 ISIS犯行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアでホテル襲撃、37人死亡 ISISが犯行声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<4カ国テロ>個別発生か…米国務省「戦術調整なし」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:過激派テロ、4か国に…仏現場にアラビア語の旗 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

仏工場テロ、殺害手口は「イスラム国」に類似
読売新聞 6月29日(月)8時21分配信

 フランス南東部サンカンタンファラビエの化学工場で26日起きたテロ事件で、仏メディアは28日、拘束されたヤシン・サリ容疑者(35)が警察の調べに対し、勤務先の配達会社幹部(54)の頭部を切断したことを認めたと一斉に伝えた。

 厳戒下の仏国内で、またも過激思想に傾倒したとみられる人物によるテロとなり、衝撃が広がっている。

 「切られた首を直視できず、吐き気を催すほどだったそうだよ」。事件現場近くで無職アムドさん(62)が語った。頭部が工場前の柵にぶら下げられた様子を知人から聞いたばかりで、興奮気味だった。

 オランド大統領は事件を「疑いようのないテロ」と糾弾。AFP通信によると、仏国内でのテロで首を切られた被害者が出たのは初めてで、「イスラム国」などイスラム過激派が敵を殺害する際に使う手口をほうふつとさせる。首の近くには、アラビア語が書かれた白色と黒色の2枚の旗が見つかった。サリ容疑者は、幹部の頭部を切断後、車両で工場内に突っ込み、爆発を起こしたとみられている。

 仏政府によると、サリ容疑者は2006~08年、過激派に関連する人物として、監視対象となっていた。今回の犯行でスマートフォンを使って、切断された頭部と自分自身の画像をカナダに送信していたことも判明。カナダを経由し、中東の過激派に向けて犯行をアピールする画像を送る狙いだったともいわれる。

 一方、リヨン郊外にあるサリ容疑者の自宅近くでは27日、会社員フィリップ・オベールさん(43)は「今はどこでもテロが起こる。逃げ場所がないじゃないか」と憤った。


英国人、チュニジア脱出 テロに衝撃、観光客ら数千人
産経新聞 6月29日(月)7時55分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】チュニジアのホテル襲撃テロで最大の犠牲者を出した英国の外務省は28日、「さらなるテロの危険がある」との声明を発表し、イスラム過激派によるテロに警戒を呼びかけた。衝撃を受けた英国人の観光客数千人がチュニジアから脱出する騒ぎとなっている。

 英BBC放送によると、チュニジアには観光客など英国人約2万人が滞在、テロ直後の27日には約千人が脱出した。28日にはチャーター便が飛び、約2500人が脱出を予定している。

 40人近くが犠牲となったテロで、英外務省は27日、英国人少なくとも15人が死亡したと発表した。死者数は最終的に二十数人になる恐れがあるという。英国人が犠牲になったテロでは、2005年7月のロンドン同時テロ以来となる重大事件としている。


観光地に武装警官増員=チュニジア
時事通信 6月29日(月)6時9分配信

 【カイロ時事】チュニジア当局は28日、中部スースで起きたホテル襲撃テロ事件を受け、武装した警官1000人を国内の観光地に新たに配置すると表明した。AFP通信が伝えた。
 武装警官の増員は7月1日に始まる。ホテルやリゾート地のビーチ、史跡などが配置先となる見通し。また、今後は従来警備に当たっていた警官も武器を所持する措置を取るという。 


仏テロ、会社幹部殺害認める供述
2015年6月28日(日)22時11分配信 共同通信

 【パリ共同】フランス南東部リヨン郊外にあるガス工場で起きたテロで、身柄を拘束された運送会社勤務、ヤシン・サルヒ容疑者(35)が、遺体で見つかった運送会社幹部(54)の殺害を認める供述を始めた。フランス公共ラジオが28日、報じた。

 一方、フランス民放テレビは、同容疑者が、切断された被害者の頭部と自身を一緒に「自撮り」して、メール送信していたと報じた。送信先はカナダの電話番号だったが、誰に宛てたのかなど詳細は不明。

 フランスの司法当局は殺害された運送会社幹部の検視を行い、首を絞められた痕と、のどを切られた痕があることを確認した。死因の特定には至っていない。


自爆テロ実行犯はサウジ国籍
2015年6月28日(日)21時19分配信 共同通信

 【カイロ共同】クウェート内務省は28日、首都クウェート市のイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で26日に起きた自爆テロの実行犯は、サウジアラビア国籍の男と判明したと発表した。事件当日の未明に空路で入国していた。国営クウェート通信が伝えた。

 内務省は組織的な犯行とみて、背後関係を捜査。サウジ国籍の男の関与が明らかになり、周辺国との連携強化が迫られそうだ。治安が安定していたクウェートにとって今回のテロは大きな衝撃で、宗派間の対立激化の懸念も指摘されている。

 自爆テロは金曜日の集団礼拝中に発生し、27人が死亡した。


<チュニジアテロ>「一匹オオカミ型」対策困難 欧米で頻発
毎日新聞 6月28日(日)21時17分配信

 チュニジア北部のリゾート地スースで26日に観光客ら38人が殺害されたテロ事件は、過激派組織「イスラム国」(IS)などに感化された男が単独で実行した「ローンウルフ(一匹オオカミ)型テロ」だった可能性が高まっている。中東でISが勢力を広げた昨年以降、この種のテロは欧米などで頻発。国際社会はインターネットを使った過激派のプロパガンダなどに警戒を強めているが、今回の事件はこうした対策が容易でないことを改めて浮き彫りにした。

 「容疑者はチュニジア人を見ると『ここから離れろ』と告げ、外国人だけを狙っていた」。事件を目撃したウエーターはロイター通信の取材にこう証言した。イスラム教徒の信仰心が高まるラマダン(断食月)が18日から始まり、26日は金曜礼拝が行われる日だった。このため、ビーチにイスラム教徒は少なく、大半は欧米人観光客だった。

 26日にはクウェートとフランスでもテロが相次いだ。

 クウェートではイスラム教シーア派モスク(礼拝所)を狙った自爆で27人が死亡。隣国サウジアラビアに拠点を置くISの分派組織が犯行声明を出した。クウェート当局は28日、テロの実行犯はサウジアラビア人のファハド・ガッバーア容疑者だったと発表した。事件当日の朝にクウェート入りしていたという。

 仏南東部グルノーブル近郊ではガス工場で爆発が発生。首を切断された遺体とともに、アラビア語が書かれた旗が見つかった。犯行声明は出ていない。

 チュニジアとクウェートの事件ではISが犯行声明を出しているものの、組織的な指示の下に実行された証拠はなく、3事件の関連性はいまだに不明だ。ただ、ISは事件の3日前、ラマダンを狙って「不信心者」を攻撃するよう世界各地の支持者に音声メッセージで呼びかけていた。これに感化された過激派が、神聖な金曜礼拝の日に合わせて各自でテロ事件を起こした可能性が高そうだ。

 ローンウルフ型テロは2011年、国際テロ組織「アルカイダ」が少人数で自発的にテロを行うよう呼びかけてから急増。パリで今年1月、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した週刊紙本社が襲撃されるなど、世界を震撼(しんかん)させる事件が相次いでいる。

 欧米などは、ISなど過激派組織の不当性や無慈悲さをアピールする動画を制作したり、地域の宗教指導者の協力を得たネガティブキャンペーンを展開したりしてきた。過激派の取り締まりを強化する立法なども行っている。

 スースでは27日夜、大勢の住民が事件現場で「NO!テロリズム」などと書かれた横断幕を掲げてデモ行進し、対テロへの連帯を改めて呼びかけた。だが、こうした取り組みにもかかわらず、世界各地に隠れたテロリスト予備軍には目が行き届かないのが実情だ。【三木幸治】


クウェート自爆テロの実行犯
時事通信 6月28日(日)20時39分配信

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クウェート市内のモスク(イスラム礼拝所)で起きた自爆テロの実行犯、ファハド・カバア容疑者=撮影日時不明
(EPA=時事)


クウェート自爆テロ関与の運転手
時事通信 6月28日(日)20時39分配信

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クウェート市内のモスク(イスラム礼拝所)で起きた自爆テロで、自爆犯を現場まで送り届けた車の運転手とされるアブドルラフマン・サウド容疑者(クウェート内務省提供)
(AFP=時事)


イスラム国 実体ない“バーチャル領土”拡大 テロの宣伝効果、共鳴者生む恐れ
産経新聞 6月28日(日)20時30分配信

 【カイロ=大内清】チュニジアとクウェートで26日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系によるテロが相次いだことは、シリア・イラクで支配地域を広げる一方で、領有実体のないバーチャルな“領土”を宣言して共鳴者を増やす同組織の戦略が一定の成功をおさめていることを示した。イスラム国が「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家」の樹立を一方的に宣言して1年となる29日を前に、宣伝効果を生んだ恐れがある。

 クウェートのシーア派モスク(礼拝所)での自爆テロでは、イスラム国の「ナジュド(アラビア半島中央部)州」を名乗る組織が犯行声明を出した。

 同組織はアラビア半島に支配地域を持っているわけではないが、イスラム世界全体を治める「カリフ制国家」を標榜するイスラム国にとり、地域の過激派を引きつける重要な装置だ。

 イスラム国は昨年以降、同様の「州」や支部を中東・北アフリカ各地で宣言した。バーチャルな領土を拡大することで、戦闘員の受け皿やネットワーク作りを進めていると考えられている。

 クウェート当局は28日までに、実行犯を運んだ運転手や隠れ家を提供した人物らを逮捕。27日の葬儀には市民数千人が参加しテロには屈しない姿勢を見せた。

 ただ、湾岸アラブ諸国のスンニ派にはシーア派への敵意も根深くあることから、シーア派モスクを狙った今回のテロがイスラム国にとって格好の宣伝材料となるのは間違いない。

 一方、イスラム国は、チュニジア中部の保養地スースでのテロでもいち早く犯行声明を出し、襲撃犯を、水着姿の外国人らが集まる「ふらち者の巣」を攻撃したと称賛した。これも西洋的な価値観への敵意をあおる宣伝効果を狙ったものだ。

 ロイター通信が同国当局者の話などとして伝えたところでは、現場で射殺されたセイフッディン・レズギ容疑者(23)はここ半年ほどで過激化したとみられ、治安当局の監視対象に入っていなかったとされる。各地でも今後、こうした過激思想への新たな共鳴者が現れる可能性は高い。


4カ国テロ 英国人観光客数千人がチュニジア大脱出 「さらなるテロの危険」に警戒を
産経新聞 6月28日(日)20時29分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】チュニジアのホテル襲撃テロで最大の犠牲者を出した英国の外務省は28日、「さらなるテロの危険がある」との声明を発表し、イスラム過激派によるテロに警戒を呼びかけた。衝撃を受けた英国人の観光客数千人がチュニジアから脱出する騒ぎとなっている。

 英BBC放送によると、チュニジアには観光客など英国人約2万人が滞在、テロ直後の27日には約千人が脱出した。28日にはチャーター便が飛び、約2500人が脱出を予定している。

 40人近くが犠牲となったテロで、英外務省は27日、英国人少なくとも15人が死亡したと発表した。死者数は最終的に二十数人になる恐れがあるという。英国人が犠牲になったテロでは、2005年7月のロンドン同時テロ以来となる重大事件としている。

 キャメロン首相は27日に開いた治安対策会合で、無防備な観光客への襲撃を「野蛮な行為だ」と非難し、警察や赤十字の関係者から成るチームを派遣すると表明した。


ホテル銃撃、チュニジアでテロ撲滅訴えデモ行進
読売新聞 6月28日(日)20時28分配信

 【カイロ=溝田拓士】英BBC放送などによると、ホテル銃撃テロ事件で外国人観光客らが死亡したチュニジア北部の観光地スースで27日、地元住民ら数百人が犠牲者追悼とテロ撲滅を訴えてデモ行進した。

 ロイター通信によると、事件を受けて同日中に欧米の観光客3000人以上がスースを離れたといい、現地では影響が広がっている。

 現場から約100メートル離れた別のホテルの男性従業員は28日、読売新聞の電話取材に、「26日の事件以降、宿泊率が40%から15%まで激減した。警察が現場一帯を厳重に警戒している」と言葉少なに話した。


チュニジアのテロ現場
時事通信 6月28日(日)16時13分配信

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27日、花が置かれた、チュニジア中部スースのリゾートホテルの襲撃現場。


クウェートの自爆テロ犠牲者の葬儀
時事通信 6月28日(日)14時41分配信

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27日、クウェート市で行われた自爆テロ犠牲者の葬儀。


それぞれの事件、異なる標的=関連解明は困難―4カ国の襲撃事件
時事通信 6月28日(日)14時26分配信

 【カイロ時事】チュニジア、クウェート、フランス、ソマリアの4カ国で26日に相次いで発生し、計120人近くが死亡した事件では「タイミングを合わせて計画された同時多発テロだったのではないか」と疑う見方がくすぶっている。ただ、それぞれの事件は標的が全く異なる。いずれも過激思想に駆られた末の行動とみられるが、接点は見つかっていない。関連性の解明は困難だ。
 英国人ら外国人多数を含む38人が犠牲になったチュニジアのホテル襲撃事件は、目撃者の証言から「外国人を狙って銃撃を加えた」とみられている。ロイター通信によれば、現場にいたホテル従業員は「犯人はチュニジア人を見つけると『離れろ』と叫び、外国人を狙った」と証言した。
 クウェートでは、イスラム教シーア派のモスク(イスラム礼拝所)が標的となり、27人が殺害された。両国の事件では過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したが、組織的に関与したかは不透明だ。
 フランスの事件で拘束された容疑者は、同組織や国際テロ組織アルカイダに関心を寄せていたとされ、1人を残忍な手法で殺害した。狙ったのは米工業用ガス大手が所有する工場だった。
 ソマリアでは、地元で長年活動してきたアルカイダ系の過激派アルシャバーブの武装集団数十人が、アフリカ連合(AU)の平和維持部隊が駐留する基地を攻撃し、同部隊の約50人が死亡した。こちらはテロと言うより軍事作戦の色彩が濃い。
 過激派の動向に詳しいエジプト人アナリスト、モニル・アディブ氏は「過激派は互いに共鳴し、事件が同時多発的に起きたことに驚きはない」と指摘した。しかし、4事件の具体的な関連性については分析を避けている。 


モスク自爆犯はサウジ人=関与の運転手逮捕―クウェート
時事通信 6月28日(日)14時8分配信

 【カイロ時事】クウェート内務省は28日、クウェート市のイスラム教シーア派モスク(イスラム礼拝所)で26日に起きた自爆テロの実行犯が、サウジアラビア人のファハド・カバア容疑者だったと発表した。国営クウェート通信が伝えた。
 カバア容疑者は、事件当日の明け方に空路でクウェートに入ったという。また、内務省は同容疑者を現場まで送り届けた車の運転手アブドルラフマン・サウド容疑者も逮捕した。
 サウジでは最近、過激派組織「イスラム国」との関連が指摘される勢力がシーア派モスクを狙った自爆テロを相次いで実行している。カバア容疑者の背後関係は明らかでないが、この勢力との関係も疑われている。
 一方、サウド容疑者は1989年生まれの不法滞在者という。AFP通信によれば、このほか車の所有者らの身柄も拘束。内務省は声明で「背後にある全情報と状況を白日の下にさらす」と強調した。
 27日には炎天下、テロの犠牲者の葬儀が行われ、大勢が参列した。 


米当局、独立記念日に向けテロ警戒を呼び掛け
CNN.co.jp 6月28日(日)12時9分配信

ワシントン(CNN) CNNが複数の捜査当局者から得た情報によると、米当局は7月4日の独立記念日に向け、国内でのテロに対する警戒強化を呼び掛けている。

国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)、国家テロ対策センターは28日までに、全米各地の捜査当局に対して共同で警告を発した。

具体的なテロ計画には言及しなかったが、独立記念日に合わせるなどして過激派が攻撃を仕掛ける恐れがあるとして警戒を促した。

米国では7月の独立記念日に続き、9月にはローマ・カトリック教会のフランシスコ法王の来訪も予定されている。米捜査当局者らは、イスラム過激派によるテロの脅威が近年になく高まっているとの見方を示す。

FBIと司法省の国家安全保障部門は数週間前から、テロ計画やイスラム過激派への支援が疑われる組織の摘発を加速。不審人物に対する監視も強化してきた。

国土安全保障省のジョンソン長官は26日、フランスとチュニジア、クウェートでのテロを受けた声明の中で、「独立記念日を前に国内各地の捜査当局との情報共有に努め、警戒を呼び掛けている」と述べた。


仏ガス工場襲撃の容疑者、切断された頭部と共に「自分撮り」か
AFP=時事 6月28日(日)8時58分配信

【AFP=時事】フランス東部サンカンタン・ファラビエ(Saint-Quentin Fallavier)にある米ガス化学製品メーカーの工場が26日に襲撃された事件のヤシン・サルヒ(Yassin Salhi)容疑者(35)が、勤務先の運送会社の経営者の切断された頭部と共に「自分撮り」写真を撮っていた可能性が浮上した。

仏ガス工場襲撃の容疑者「羊の皮をかぶった狼」

 捜査に近い筋によると同容疑者は、この写真をスマートフォン向けチャットアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」でカナダ国内の番号に送ったという。この番号は単に中継に使われただけの可能性もあり、捜査当局は写真の最終的な受取人が誰か調べている。

 容疑者は黙秘していたが27日夜から事件について話し始めた。この事件で犯行声明を出したイスラム過激派はない。【翻訳編集】 AFPBB News


フランスのテロ現場
時事通信 6月28日(日)8時34分配信

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フランスのガス工場テロ事件で、遺体の一部が見つかった現場=26日、南東部サンカンタンファラビエ


実行犯の学生、過激思想に共鳴か
2015年6月28日(日)8時12分配信 共同通信

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 27日、テロがあったチュニジア・スースのホテル付近をパトロールする軍兵士(AP=共同)

 【スース共同】チュニジア中部スースのホテル襲撃テロで射殺された実行犯の学生セイフッディン・レズギ容疑者(23)について、ロイター通信は27日、過去半年の間にイスラム武装勢力の勧誘を受け、過激思想に共鳴していた可能性があると伝えた。関係筋の話としている。

 政府は新たなテロを封じるため、過激派の拠点になっているとみられる国内約80のモスク(イスラム教礼拝所)を近く閉鎖することを決めた。

 米CNNテレビ(電子版)は当局者の見方として、レズギ容疑者が観光関係の仕事に関わっていたことがあり現場ホテルの様子を把握していた可能性があると伝えた。


相次ぐテロに米「戦術連携見当たらぬ」
産経新聞 6月28日(日)7時55分配信

 オバマ米大統領は26日、フランスやチュニジアなどで相次いだテロの状況報告を受けた。関係国と協力して背後関係の分析を急ぐ一方、国内でのテロに対する警戒を強めている。米国務省のカービー報道官は26日、テロの相互関係については「戦術レベルで連携していることを示すものは見当たらない」としながらも、いずれも過激思想に基づくものであるとの見方を示した。(ワシントン 加納宏幸)


4カ国テロ 浸透する過激思想、ラマダン攻撃指令に呼応の可能性
産経新聞 6月28日(日)7時55分配信

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テロや襲撃が相次いだ4カ国(写真:産経新聞)

 【カイロ=大内清、ベルリン=宮下日出男】中東・北アフリカやフランスなどで相次いだテロや襲撃はそれぞれ違う手口で行われ、標的も異なっていた。チュニジアとクウェートの事件ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が犯行声明を出したものの、ソマリアのアッシャバーブはイスラム国と競合関係にある国際テロ組織アルカーイダ系だ。一方で、フランスの事件も含めてイスラム過激思想の影響という共通点ものぞき、その残虐性が改めて印象付けられた。

 ◆海水浴客を装う

 26日昼、チュニジア中部スースにある五つ星ホテルのビーチに、パラソルを抱えた男が姿を現した。男はパラソルを広げると、中に隠していたカラシニコフ小銃を取り出し、海水浴や日光浴を楽しんでいた観光客たちに向けて乱射。ビーチは阿鼻叫喚に包まれた。同国当局者が地元メディアに明らかにしたところなどによると、男は短パンをはき、ビーチ利用者を装っていたという。

 同じ日、クウェートにあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)では男が身に着けていた爆弾を起爆させ礼拝者ら27人を殺害、負傷者も200人以上に上った。ロイター通信によるとクウェート当局は事件後、男と関連があるとみられる人物数人を逮捕した。

 ◆ネット上に声明

 この2つの事件では、イスラム国や、サウジアラビアを拠点とするイスラム国系組織が犯行声明を出し、実行犯らを称揚した。

 2つの事件が連携して実行されたのかどうかは不明だ。ただ、イスラム国は最近、支持者に対し、今月18日から始まったイスラム教のラマダン(断食月)中に「敵を攻撃し殉教せよ」と促す音声声明をネット上に掲載しており、実行犯たちがこれに影響されていた可能性は否定できない。

 ラマダンはイスラム教徒にとって最も神聖な月とされ、一般的には、この期間に善行を積めば通常の何倍もの功徳が得られると信じられている。イスラム過激派は、非イスラム教徒の外国人やシーア派などの敵対宗派に対するジハード(聖戦)を「絶対善」ととらえていることから、実行犯たちは、ラマダン中のテロを「善行」と確信していたことは間違いない。

 また、イスラム国にとっては、今月末が「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家」樹立を宣言してから丸1年にあたる。今の時期は、イスラム国の勢力の強さを見せつける格好の機会だといえることから、今後も各地でテロが続発する懸念も強い。

 ◆頭部切断の手口

 26日朝、フランス南東部リヨン郊外ではヤシン・サルヒ容疑者(35)の車がガス工場に突っ込み、大きな爆発と火災が発生した。車の付近では、同容疑者が勤務する運送会社の経営者(54)の切断された頭部が、イスラム教の信仰を示す文言が書かれた2枚の旗で覆われて見つかった。サルヒ容疑者がイスラム国などの過激派組織と直接の関係があったかは分かっていない。

 ただ頭部切断という残虐行為に、イスラム国が頻繁に流す「処刑映像」が影響している可能性は高く、事件はイスラム国などがまき散らす過激思想の脅威を改めて浮き彫りにしている。


4カ国テロ 死者100人超 「イスラム国」系2件声明
産経新聞 6月28日(日)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男、カイロ=大内清】フランスやチュニジア、クウェートで26日、ホテルやモスク(礼拝堂)などを狙ったテロが相次ぎ、AP通信は3件がほぼ同時刻に発生したと伝えた。ソマリアでもこの日、アフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊の基地が襲われ、イスラム過激派が関与したとみられる4件のテロや襲撃で100人以上の死者が出たもようだ。

 チュニジアとクウェートのテロでは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系の組織が犯行声明を出した。イスラム国は18日から始まったラマダン(断食月)期間中の攻撃を呼びかけていた。

 チュニジア中部の保養地スースのホテルやビーチでは男が銃を乱射、39人が死亡した。実行犯は学生の男1人とみられ、監視対象ではなかったという。ロイター通信によると犠牲者は英国人が多く、ドイツ人、ベルギー人らが含まれていた。男が外国人を選んで撃っていたとの証言もある。旅行会社が旅行者を出国させるため航空機10機を送り、すでに千人が帰国したという。

 クウェート市のシーア派のモスクの自爆テロでは少なくとも27人が死亡した。

 一方、フランス南東部リヨン郊外の工場襲撃事件では運送会社勤務、ヤシン・サルヒ容疑者(35)や妻らが逮捕され、見つかった切断された頭部は同社経営者(54)のものだった。ソマリアの首都モガディシオ近郊の基地襲撃では50人以上が死亡したもようだ。同国のイスラム過激派組織アッシャバーブが犯行声明を出した。


4カ国テロ チュニジアの犯人、外国人を狙って乱射か 死者100人超す
産経新聞 6月27日(土)23時2分配信

 【ベルリン=宮下日出男、カイロ=大内清】フランスやチュニジア、クウェートで26日、ホテルやモスク(礼拝堂)などを狙ったテロが相次ぎ、AP通信は3件がほぼ同時刻に発生したと伝えた。ソマリアでもこの日、アフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊の基地が襲われ、イスラム過激派が関与したとみられる4件のテロや襲撃で100人以上の死者が出たもようだ。

 チュニジアとクウェートのテロでは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系の組織が犯行声明を出した。イスラム国は18日から始まったラマダン(断食月)期間中の攻撃を呼びかけていた。

 チュニジア中部の保養地スースのホテルやビーチでは男が銃を乱射、39人が死亡した。実行犯は学生の男1人とみられ、監視対象ではなかったという。ロイター通信によると犠牲者は英国人が多く、ドイツ人、ベルギー人らが含まれていた。男が外国人を選んで撃っていたとの証言もある。旅行会社が旅行者を出国させるため航空機10機を送り、すでに千人が帰国したという。

 クウェート市のシーア派のモスクの自爆テロでは、少なくとも27人が死亡。当局者は、多数派のスンニ派と少数派のシーア派の敵対心をあおる目的で行われたとの見方を示した。

 一方、フランス南東部リヨン郊外の工場襲撃事件では運送会社勤務、ヤシン・サルヒ容疑者(35)や妻らが逮捕され、見つかった切断された頭部は同社経営者(54)のものだった。イスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義者と関係があったという。

 ソマリアの首都モガディシオ近郊の基地襲撃では50人以上が死亡したもようだ。同国のイスラム過激派組織アッシャバーブが犯行声明を出した。


中東などで相次ぐテロ、4事件で犠牲者百人超か
読売新聞 6月27日(土)22時58分配信

 【カイロ=溝田拓士】イスラム教の信仰心が高まるラマダン(断食月)に入り、26日には中東、北アフリカなどでイスラム過激派の犯行とみられるテロが相次いだ。

 4事件の犠牲者は100人超に上る可能性もある。

 チュニジア北部の観光地スースのホテル銃撃事件では、海外の観光客ら38人が死亡。クウェートでイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)が襲撃された事件では27人が死亡した。ソマリア南部レゴでは、アフリカ連合(AU)の平和維持部隊の基地が襲撃され、死者は50人近くに上るという。

 ロイター通信によると、チュニジア、クウェートのテロでは、イスラム過激派組織「イスラム国」がネット上に犯行声明を出した。ソマリアでは、イスラム過激派組織「アル・シャバブ」が犯行を認めている。


<チュニジア>モスク80カ所閉鎖 テロ事件
毎日新聞 6月27日(土)22時31分配信

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テロ事件の現場となった砂浜に花を手向ける女性=チュニジア北部スースで2015年6月27日、AP
 ◇クウェート、フランスの3カ国 対策強化

 26日に同時多発的にテロ事件が起きたチュニジアとクウェート、フランスの3カ国が、イスラム過激派対策の強化に乗り出した。チュニジア政府は「過激主義の温床になっている」として政府管轄外のモスク(イスラム礼拝所)約80カ所を閉鎖。中東有数の産油国クウェートは石油施設の警備を強化し、フランスは南東部の警戒体制を最高レベルに引き上げた。クウェートに続き、チュニジアの事件でも過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したことで、緊張が高まっている。【スース(チュニジア北部)秋山信一、サンカンタンファラビエ(仏南東部)宮川裕章】

 「モスクがテロに向かう悪意を拡散している」。チュニジアのシド首相は27日、過激思想を広めるモスクを強い口調で非難し、1週間以内に閉鎖する方針を発表した。中東の民主化要求運動「アラブの春」で2011年に独裁政権が崩壊した後、抑圧されてきたイスラム原理主義勢力が政府任命の導師を追放して一部のモスクを占拠、過激思想を広めてきたからだ。

 ISに参加するチュニジア出身の戦闘員は約3000人に及び、中東諸国で突出している。政府は、ISが29日の「建国」1周年を機にテロ活動を活発化させる恐れがあるとみて、多くの人が集まる遺跡や観光地に予備兵を配置し、警戒を強化する。シド氏は「我が国は恐怖の中にある。全員の協力がなければ、この戦争に勝つことはできない」と国民に連帯を呼びかけた。

 政府によると、北部のリゾート地スースで起きた高級ホテル襲撃事件の死者数は、38人に増加。犠牲者の多くは英国やベルギー、ドイツなどからの観光客だった。現場で射殺された実行犯の男は、約100キロ離れた北部シリアナ県の貧困地域で暮らす大学生で、海外への渡航歴はなかったという。

 ISはツイッターで「我々の兄弟が警備をくぐり抜け、売春宿を攻撃し、不信心者を殺害した」との犯行声明を発表したが、政府はISと事件の関係に言及していない。

 クウェートのイスラム教シーア派モスク爆破事件では、隣国サウジアラビアの首都リヤド周辺に拠点を置くISの分派組織が犯行声明を出した。この組織は5月、サウジでも同様の爆破テロを相次いで起こしてきた。テロの波が国境を越えた形で、クウェートはサウジと連携して対策に乗り出すとみられる。

 仏南東部グルノーブル近郊のガス工場爆発事件では、現場近くにイスラム過激派が使用するアラビア語の旗が置かれていたが、犯行声明は出ていない。オランド仏大統領は閣議を招集して対策を協議。バルス首相は「(26日の)テロに続く新たな攻撃」に警戒感を示した。

 26日には中東2カ国とフランスに加え、アフリカのソマリア南部レゴでも、イスラム過激派がアフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊を襲撃し、50人が死亡。一連の事件の死者数は少なくとも計116人に達した。


巡回する治安要員
時事通信 6月27日(土)19時21分配信

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27日、チュニジア中部スースで、襲撃事件が起きたホテルのビーチを巡回する治安要員。


イスラム過激派の関与焦点=チュニジアのホテル襲撃
時事通信 6月27日(土)18時26分配信

 【カイロ時事】チュニジア中部スースで26日起きたホテル襲撃事件では、これまでに外国人観光客多数を含む38人の死亡が確認された。過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したが、背後関係は明らかになっていない。同組織を含むイスラム過激派の関与の有無が今後の治安当局による捜査の焦点となる。
 報道によれば、ホテルを襲撃したのはチュニジア人の男(23)。電子工学を専攻する学生で、これまでにイスラム過激派との接点は確認されておらず、当局の監視リストにも入っていなかった。
 ただ、チュニジア当局は男が過激思想の影響を受けていた恐れもあるとみている。当局は、政府の管理下に入っていないイスラム礼拝所(モスク)で暴力をあおる説教などが行われていた可能性があるとして、国内約80のモスクを今後1週間以内に閉鎖する方針という。 


断食月テロ、当局が関連捜査
2015年6月27日(土)17時1分配信 共同通信

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 チュニジアの首都チュニスで26日、中部スースでのホテル襲撃テロに抗議する市民ら(ゲッティ=共同)

 【カイロ、パリ共同】チュニジア中部スースのホテル襲撃テロで、捜査当局は27日、射殺された実行犯の男と、クウェートとフランスで起きたテロとの関係など背後関係の捜査を本格化させた。チュニジアとクウェートの事件では過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表。具体的な関与は不明だが、イスラム教徒の信仰心が高まる「ラマダン(断食月)」中のテロを求めた同組織の呼び掛けに応じた犯行との見方が強まっている。

 AP通信によると、3カ国のテロは、26日のほぼ同時刻に発生した。死者数はスースが39人、クウェート市が27人、フランスのリヨン郊外が1人で、3件の合計は計67人。


4カ国同時多発テロ 「イスラム国」シンパの犯行か…日本も例外ではない
夕刊フジ 6月27日(土)16時56分配信

 フランス、チュニジア、クウェート、ソマリアの4カ国で26日(現地時間)、相次いでテロが発生し、計95人が死亡、負傷者は200人を超えた。クウェートのイスラム教モスク(礼拝所)での爆発に関しては過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出し、改めて世界に衝撃を与えた。専門家は、海外のイスラム過激派組織に感化された日本人による「ホームグロウン・テロ」の危険性を指摘している。

 「日本は中東の戦闘地域からは遠いが、今回のようなテロは十分に起こりえる」

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は警告する。

 その解説は後述するとして、クウェートのモスクで起きた自爆テロでは27人が死亡、イスラム国は「シーア派を狙った」と主張する犯行声明を出した。26日は宗教心が高揚するラマダン(断食月)の金曜日であり、ラマダン中のジハード(聖戦)を呼び掛けるイスラム国による同時多発テロの可能性は高い。

 フランス南東部リヨン郊外では、米国に本拠を置く企業「エア・プロダクツ」のガス工場に車が突っ込み爆発、工場で首を切られた状態で1人の遺体が見つかり、2人が負傷した。

 フランス検察当局のモラン検事が26日、記者会見し、実行犯とみられる運送会社勤務、ヤシン・サルヒ容疑者(35)のほか、妻ら3人を拘束したと明らかにした。容疑者は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら、ガスタンクを続けて爆破しようとしたが、消防隊員に阻止されたという。

 軍事アナリストの黒井文太郎氏が指摘する。

 「首を切断するのは、イスラム国のシンパに特徴的な行為だ。フランスからはこれまでに数千人がイスラム国に参加しているとみられ、実際の参加者とコネクションがある人間も含めれば、数万人規模にふくれあがる。指導者がひとたび『イスラムの敵と戦え』と呼びかければ、実行に移すシンパは少なくない」

 地中海に面したチュニジア中部スースのリゾートでも、銃で武装した男らが海岸のホテルを襲撃し37人が死亡したほか、英BBC放送によると、ソマリアではアフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊の基地が襲撃され、少なくとも30人が死亡、イスラム過激派が犯行声明を出した。

 前出の世良氏は「イスラム国は、ネットなどを通じて現体制の打破を訴えている」と指摘し、続ける。

 「日本の社会は貧富の差が広がり、将来に希望を持てない若者も多い。イスラム国に感化されている日本人も、顕在化していないだけで、相当数いるだろう」

 一連の惨事は、決してひとごとではない。


仏テロ、動機の解明難航か=政府、再発防止に全力
時事通信 6月27日(土)14時53分配信

 【パリ時事】フランス南東部リヨン郊外のガス工場襲撃事件から一夜明けた27日、当局は実行犯の男(35)の事情聴取を進めるなど捜査を本格化させた。男は過激思想に傾倒し、一時は政府の監視対象にもなっていた。地元メディアによると、男は詳しい供述を拒否しており、動機の解明は難航が予想される。
 事件が起きた26日、チュニジアやクウェートでもテロが相次ぎ、いずれも過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。フランスでも現場付近で「イスラム国」の凶行を連想させる頭部が切断された遺体が発見されたものの、同組織は沈黙。男が同組織への関心を強めていたとの報道もあるが、過激派の関与や背後関係は分かっていない。
 AFP通信によれば、男はスイスとの国境に近い仏東部ポンタルリエ出身。10代でアルジェリア系の父を亡くし、モロッコ系の母は自宅を売って失踪した。「彼は孤独だった。過激派には理想的な獲物だったのかもしれない」と男の少年時代を知るイスラム指導者は述べた。
 2013年になると、北アフリカの伝統衣装に身を包み、長いひげを生やした姿が目撃されるようになった。14年暮れに妻や子供3人と共にリヨン近郊の低所得者用住宅に引っ越してきた。
 パリの風刺週刊紙本社などが狙われた1月に続くテロ発生を受け、仏政府は再発防止に全力を挙げる。バルス首相は27日、「問題は新たなテロが起きるかどうかではなく、いつ起きるかだ」と指摘。オランド大統領は前日に続いて関係閣僚会議を招集、テロ警戒態勢の強化などを協議した。 


クウェートのモスクでもテロ 27人死亡、227人負傷 ISIS犯行
CNN.co.jp 6月27日(土)14時34分配信

(CNN) 国営クウェート通信によると、同国の首都クウェート市にあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で26日、爆弾によるとみられる爆発が起き、金曜礼拝中の宗徒ら少なくとも27人が死亡、227人が負傷した。

同国の治安当局者が明らかにした。イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が自爆攻撃による犯行を認めた。

ソーシャルメディア上には携帯電話のカメラがとらえた現場のモスク「サディク」内部の画像が掲載され、宗徒がほこりが舞い上がり、残骸が散乱する中をよろけながら歩く姿などが伝えられた。

クウェート通信によると、同国のヤアコブ・サナア司法相兼イスラム問題相は自国の安全保障と国家統一を脅かすことを狙ったテロ攻撃と弾劾した。

26日には北アフリカのチュニジアやフランス南東部でもテロ事件が続発、多数の犠牲者が出た。チュニジアの事件ではISISが犯行への関与を認めた。


チュニジアでホテル襲撃、37人死亡 ISISが犯行声明
CNN.co.jp 6月27日(土)13時31分配信

(CNN) チュニジア北東部のスースで26日、海岸沿いの観光ホテルが銃を持った男に襲撃され、少なくとも37人が死亡、36人が負傷した。同日には中東クウェートでもシーア派モスク(礼拝所)が襲撃され27人が死亡し、いずれの事件でもイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。フランス・リヨン近郊でも同日にテロ事件が発生し、世界各地でテロへの警戒が高まっている。

チュニジア保健省によると、殺害された37人の多くは、浜辺で遊んでいるところを襲撃された。各国当局なおdによると、国別の内訳で判明しているのは、英国人が5人、ベルギー人が3人、ドイツ人が1人、アイルランド人が1人のほか、フランス人もいるという。CNN系列のBFMTVがチュニジアのシド首相の話として伝えたところによると、犠牲者にはフランス人もいるという。

チュニジアの内務省は、襲撃犯は男1人で、死亡したとしている。目撃者の間では襲撃犯は複数いたとの証言もあり、内務省も当初は3人の犯行としていた。

内務省の報道官によれば、襲撃犯は学生で、付近の大学で工学の修士号を授与される予定だった。名前については明らかにしていない。

ISISは襲撃犯を「アブ・ヤフヤ・キラワニ」という男だと特定しているが、襲撃犯としてネット上に掲載された男の写真について、目撃者は実際の犯人と同一人物かは断言できないという。

複数の米当局者は、今回の襲撃について、ISISに感化された事件であるものの、ISISから直接の指示は受けていないとの見方を示した。

襲撃されたホテルの隣に滞在している英国人の男性によると、当初、聞こえたのは花火のような小さな音だったが、続いて浜辺から銃声が響いてきた。この時点で、浜辺はパニックになり、皆がホテルに逃げ帰った。銃声の合間に爆発音も聞こえたという。

26日午後の時点では、ホテルは比較的落ち着きを取り戻している。観光客の大半は避難し、地元住民や治安部隊がホテル内部を固めた。

一方、フランスでは26日、ガス工場が男に襲撃され、容疑者の上司の男性が頭部を切断されて殺害されたほか、クウェートでも同日、シーア派系モスクが襲撃され、少なくとも25人が死亡、200人以上が負傷するなど、テロが連鎖している。クウェートの事件については、ISISが犯行声明を出している。

こうしたテロの連鎖を受け、欧州各国は対応に追われている。スペイン内相によると、同国のテロ警戒レベルは5段階の4まで引き上げられた。英国のキャメロン首相は短文投稿サイト「ツイッター」で、「チュニジア、フランス、クウェートの襲撃で、陰惨な気分になっている」「我々は一致団結してテロリズムの恐怖と戦わねばならない」と述べた。


<4カ国テロ>個別発生か…米国務省「戦術調整なし」
毎日新聞 6月27日(土)12時48分配信

 【ワシントン和田浩明】チュニジア、クウェート、フランスで26日発生し数十人が死亡したテロ事件に関し、アーネスト米大統領報道官は「最も強い表現で非難する」とする声明を発表し、今後も被害国と協力してテロ対策を続けると述べた。カービー国務省報道官は同日の定例会見で一連の事件に関し「現時点では戦術面での調整はないと見ている」と述べ、個別に発生したとの認識を示した。

 カービー報道官は3事件に加えて東アフリカ・ソマリアの南部で起きたアフリカ連合(AU)平和維持部隊基地への攻撃も合わせて「恐るべきテロ攻撃」と批判した。

 カービー氏は事件は各国当局が捜査中で動機などは不明だと断りつつ、自らテロ組織に参加した外国人戦闘員が母国などに引き起こす脅威について「非常に深刻だ」と述べた。

 クウェートの事件では過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したと報じられている。チュニジアはISに参加した戦闘員が約3000人と推定され中東諸国でも突出して多い。

 シュルツ米大統領副報道官によると、事件はオバマ大統領にも報告されている。米国政府の安全保障や情報機関、警察の担当者が被害国と連絡を取り合い必要な支援を行っているという。一連の事件を受けた米国内での警戒レベル引き上げなどは行われていない。


過激派テロ、4か国に…仏現場にアラビア語の旗
読売新聞 6月27日(土)12時10分配信

 中東のクウェート、アフリカのチュニジアとソマリア、フランスの4か国で26日、イスラム過激派の犯行とみられるテロ事件が相次いだ。

 ロイター通信によると、クウェートとチュニジアで起きた二つの事件について、イスラム教過激派組織「イスラム国」がインターネット上に犯行声明を出した。「イスラム国」は23日、イスラム教徒の信仰心が高まるラマダン(断食月)に合わせて、イスラム教シーア派や異教徒への攻撃を支持者に促していた。

 チュニジア北部の観光地スースのホテルで起きた襲撃事件について、シド首相は27日、死者は38人だったと発表した。英国、ドイツ、ベルギーなどの外国人観光客が含まれているという。在チュニジア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたという情報はない。

 チュニジア内務省によると、男1人が日傘に自動小銃を隠してホテル内のプールやビーチにいた観光客に銃を乱射、爆弾を爆発させた。男はその場で治安部隊員に射殺された。現場に近い別のホテル従業員は読売新聞の電話取材に「銃声は約15分間続いた」と話した。ロイター通信によると、男は23歳の電子工学を学ぶ学生。犯行に加わっていた別の男1人が拘束されたとの情報もある。

 一方、ソマリアの南部レゴでは26日、アフリカ連合の国連平和維持活動(PKO)部隊の基地が襲撃され、AFP通信によると数十人が殺害された。イスラム過激派組織「アル・シャバブ」が基地を制圧したと主張する声明を出した。

 クウェートでイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)が標的となった事件で、同国政府は死者が27人にのぼったと発表した。(カイロ支局 溝田拓士、久保健一)

          ◇

 【サンカンタンファラビエ(フランス南東部)=本間圭一】サンカンタンファラビエの化学工場で26日に起きたテロ事件で、パリ検察は同日、記者会見し、ヤシン・サリ容疑者(35)が配達用の車両で工場内のガスボンベに突っ込んで爆発を起こし、さらに可燃性の化学物質が入った缶を開けようとしたことを明らかにした。これまでの捜査では、サリ容疑者や妻ら4人が拘束された。

 検察の発表などによると、工場入り口のフェンスには、車を所有する配達会社の幹部の切断された頭部がぶら下がり、その脇にアラビア語が書かれた黒と白の2本の旗がかかっていた。サリ容疑者はこの配達会社に運転手として勤務していた。サリ容疑者は現場で取り押さえられた時、「アッラー(イスラム教の唯一神)は偉大なり」と叫んだという。この事件では爆発により、2人が負傷した。

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