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2015年5月17日 (日)

「大阪都構想」住民投票で否決、橋下徹氏引退表明・2

大阪市を廃止し、五つの特別区に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日、投開票された。反対が70万5585票で賛成の69万4844票をわずかに上回って、「大阪都構想」は否決され、廃止されるかどうかで揺れていた大阪市は従来どおりのかたちで存続することになり、府と市による非効率な「二重行政」を解消し、既得権を漁る妨害分子を排除して大阪を新生・改革させる望みは潰え去った。
愚劣な決定というべきだが、それもこれも大阪市民が自分で意思表示して選択した結果だから自業自得と言うべきだろう。「民主主義」とは自ら選択した結果は甘受するのが原則であるから。

それにしても、テロリストのTや共産党と手を組んでまで反対に回った自民党・大阪の不見識・無節操・強欲さにはほとほとあきれかえる。その態度・姿勢の悪辣さは、いつの日か必ず国政への批判となって跳ね返るだろう。そのときになって後悔するなよ。

なお、「大阪都構想」を提唱してきた橋下徹大阪市長は大勢判明後の記者会見で「市長の任期まではやるが、それ以降政治家はやらない」と述べ、12月の任期満了で政界を引退する考えを表明した。投票率は66.83%。

最初のニュース

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リンク:橋下市長が政界引退、「大阪都構想」わずか0・8%差で否決 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<大阪都構想>橋下市長と松井知事の会見・一問一答 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「政治家は終了」と明言=会見で時折笑みも―橋下大阪市長・「都構想」反対多数 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<大阪都構想>無党派層は割れる…出口調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大阪都構想>「暮らしへ影響」不安…市民は「ノー」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大阪都構想>維新・江田代表が辞意表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:橋下氏会見詳報(2)「僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険」政界引退を表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下氏会見詳報(1)「政治家冥利に尽きる活動できた」反対多数の結果にも感謝の言葉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋下市長が政界引退を明言「いらなくなれば交代です」 大阪都構想「住民投票」で敗北 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大阪都構想>民意つかむセンス/「独裁的」批判も…橋下氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大阪都構想>橋下劇場、閉幕へ…「負けは負け」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大阪都構想ドキュメント 自民、民主、共産、そして維新…縦横無尽入れ乱れ 橋下氏は政界引退表明 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

宣伝合戦・中傷ビラも多数…維新5億円超投じる
読売新聞 5月18日(月)7時32分配信

 「大阪都構想」を巡る住民投票は、将来の憲法改正の国民投票のあり方を占うものとなった。

 住民投票と国民投票は、一般の選挙に比べて運動の自由度が高い点が似ているためだ。

 住民投票では、テレビCMによる激しい宣伝合戦が展開された。賛成派の維新は、告示前の4月中旬から、投票日当日の橋下徹大阪市長による「ラストメッセージ」まで計9種類のCMを制作し、世論喚起を狙った。自民、民主両党の大阪府連も反対を呼びかけるCMを告示後から放送し、維新に対抗した。国民投票も、投票日2週間前までなら、CM放送が認められている。

 今回は、維新だけで1200万枚以上のビラを配布。互いに相手陣営を中傷しあうビラも飛び交った。維新は今回の運動に5億円超を投じたという。


橋下氏「まだ負けてます」当日つぶやきも及ばず
読売新聞 5月18日(月)7時15分配信

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淡々とした口調で住民投票の結果を振り返る大阪維新の会の橋下徹代表(左)と松井一郎幹事長(17日午後11時39分、大阪市内のホテルで)=金沢修撮影

 「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で、大阪市の有権者は17日、市を廃止して五つの特別区とする構想に「ノー」を突きつけた。

 明暗は僅差で分かれたが、都構想を提唱した橋下徹・大阪市長は同日深夜の記者会見で、市長の任期終了後の政界引退を表明。「都構想について、しっかり説明しきれていなかった僕自身の力不足」と敗北を認めた。

 橋下氏は終始、笑みを浮かべながら記者会見に臨んだ。「政治家ですから負けは負け。戦を仕掛けて、こちらがたたきつぶされた」と述べ、報道陣から政界引退の意思を確認されると、「(政界復帰は)ないです。負けるんだったら、住民投票を仕掛けるべきじゃない。住民の気持ちをくみ取れていなかった」と言い切った。

 また、一緒に会見した松井一郎・大阪府知事は、今年11月に知事の任期が切れることについて、「任期満了までは知事を務めるという気持ちだ」と語る一方、その後のことは言葉を濁した。

 橋下氏が求めて実現した住民投票だったが、告示後は苦戦続きだった。

 〈まだ負けてます。これから2時間が勝負です〉

 投票日も自身のツイッターで賛成票を投じるよう市民に呼びかけ、なりふり構わなかった。

 そもそも都構想は、橋下氏自身が「大学生が4年間かけて勉強しても理解しきれない」と言うほど複雑で、将来への不確定要素が多かった。反対派はそこを突き、「都構想で住民サービスは下がり、税は上がる」と攻勢を強めた。


橋下市長が政界引退、「大阪都構想」わずか0・8%差で否決
スポーツ報知 5月18日(月)7時5分配信

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大阪都構想住民投票の結果を受け、記者会見でさわやかな表情を見せる大阪市の橋下徹市長

◆住民投票開票結果 反対50・38%(705,585票)―賛成49・62%(694,844票)

 大阪市を廃止し、5つの特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が17日投開票され、大接戦の末に反対多数で否決された。1889年の市制施行で誕生した大阪市は、政令市のまま存続が決定。自らの政治生命を懸け、二重行政の解消などを訴えてきた大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)は、今年12月の市長任期を全うした上で政界引退することをあらためて明言した。

 死力を尽くしての敗北に、橋下氏はどこまでもすがすがしい表情だった。午後11時すぎから大阪市内のホテルで開かれた会見で「最高の舞台で、自分で政治家としての期限まで切らせてもらって、こんな最高の人生はない。本当に悔いなし」。2008年の府知事初当選から7年、大阪都構想を掲げ、10年4月に大阪維新の会をたち上げてから5年。自らの政治生命を懸けた戦いに敗れ、改めて政界引退を明言した。

 一大旋風を巻き起こした橋下人気も、反対派の強固な岩盤を突き崩すことはできなかった。告示後の世論調査で明らかな劣勢が伝えられる中、連日午前10時から午後9時すぎまで演説。最終日のこの日も、投票締め切り直前まで市内を回り、その合間にツイッターまで更新して支持を呼びかけた。しかし執念は実らず。「自分なりに悔いのない7年半。思う存分やらさせてもらった。大変幸せな7年半だった」。その表情は笑みに満ちていた。

 11年の大阪市長、大阪府知事のダブル選で都構想を争点に掲げ、松井一郎大阪府知事(51)とともに圧勝。その後、協力を約束していた公明党が府市両議会で反対に転じるなどし、都構想は何度も頓挫しかけた。それでも昨年3月には出直し市長選、同12月の衆院選では公明議員の対抗馬として自らの出馬もちらつかせるなどして難局を打開。強引との批判をたびたび浴びながら、住民投票までこぎつけた。

 今月上旬には、スポーツ報知の取材に「家族はこの7、8年、ずっと我慢。負担ばっかりです」と吐露。「父親がこれだけ批判されて、子供は普通ならグレてもおかしくない。自分で言うのもなんだけど、本当にできた子供です」と、7人の子を持つ父親の顔も見せた。この日も「なんとか8年分取り戻していきたい」と、あらためて感謝の気持ちを表現した。

 今年12月の任期までは市長職を全うするが、11月か12月に実施される次期市長選には立候補せず、弁護士に戻る。街頭演説中、支持する市民から「ここで辞めたらもったいない」と続投を期待されたが、「負けるなら住民投票を仕掛けるべきじゃない。住民のみなさんの気持ちをくみ取れていなかった」と、住民投票の再挑戦も否定。「これからは自分の人生。弁護士としてプロフェッショナルの仕事をしていく」と、高らかに宣言した。

 12年に日本維新の会、14年に維新の党の共同代表として衆院選を戦い、国政でも自民、民主に次ぐ第3勢力を作り上げた。維新の党では来夏の参院選に向けて国政転出を望む声も根強い。08年の府知事選では「2万%ない」と断言しながら出馬した経緯があり、引退宣言には疑問がつきまとうが、橋下氏は「あの時は番組出演が決まっていて、出馬すると言うわけにはいかなかった。今は何も制約がない。政治家人生は終了です」と重ねて断言した。「光り輝く大阪を作る」との志は実現できないまま、政界を去る。その表情は、どこまでもさわやかだった。

 ◆橋下 徹(はしもと・とおる)1969年6月29日、東京都生まれ。45歳。府立北野高校を経て早大政経学部を卒業。タレント弁護士の先駆けとして2003年ごろからテレビ番組で活躍した。08年の大阪府知事選で初当選。10年4月に大阪都構想を掲げて「大阪維新の会」を設立。11年、知事を辞職して大阪市長選に出馬し、当選。12年には「日本維新の会」をたち上げ、国政にも進出する。14年3月、出直し市長選で再選。同年9月「結いの党」との合併で誕生した「維新の党」でも共同代表に就任したが、同年12月の衆院選後に辞任、最高顧問に就任した。


「たたきつぶす、と言ってたたきつぶされた」橋下市長に聞く
スポーツ報知 5月18日(月)7時4分配信

 ―負けた原因は。

 「僕自身への批判もあるし、都構想について説明しきれなかった僕の力不足」

 ―今後については。

 「弁護士やりますから。維新の党の法律顧問に雇ってもらえないか」

 ―笑顔の理由は。

 「政治家として思う存分やらせてもらった。自分としては悔いのない幸せな7年半だった」

 ―気持ちは変わらない?

 「政治ですから。負けは負け。たたきつぶす、と言ってたたきつぶされた」

 ―過去には自身の発言をくつがえした。

 「(08年の大阪府知事出馬を一度否定した際の)2万%って言わしたいんですか? あの時は番組の収録を抱え、『出ない』と言わないと放送できなかった。今はウソをつく必要はない。政治家は僕の人生からは終了です」

 ―10~20年後もない?

 「ない。僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。僕みたいなのが長くいるのは世の中に害です」

 ―悔しくないのか。

 「10対99とかボロカスにやられたならシュンとなるけど。本当に納得できる」

 ―テレビ番組へのオファーはありそうだが…。

 「求められたら今度は報酬求めますよ。7年間ずっとノーギャラ」

 ―また茶髪にする?

 「(苦笑して)もう似合わない。相当疲れているので、ちょっと精気取り戻しますよ」


橋下氏、夢破れた「大阪都」 引退表明「政治家終了です」
スポニチアネックス 5月18日(月)7時1分配信

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会見中、寂しげな表情を見せる橋下市長

 大阪市を廃止し5つの特別区に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の投開票が17日行われ、反対派が過半数を上回り都構想廃案が決まった。結果を受け大阪維新の会の橋下徹大阪市長(45)は「政治家は僕の人生で終了です」と政界からの引退を宣言。結果は反対が70万5585票、賛成が69万4844票。わずか1万741票差で大阪市の存続が決まった。

 午後11時10分すぎ、大阪市内の会見場にスーツ姿で現れた橋下氏。マイクを手に「大阪市民の皆さんに受け入れられず、間違っていたということになるんでしょうね」と悔しさをにじませながらも「政治家冥利(みょうり)に尽きる活動をさせていただき、ありがとうございました」と感謝の意を示した。

 注目はなんと言っても、橋下氏の進退問題。報道陣からの質問を受け「(12月の市長任期満了)それ以降は政治家はやりません」とあらためて政界からの“完全引退”を表明し、国政進出の噂も打ち消した。今後については「弁護士やります。維新(の党)の法律顧問に雇ってもらえないかと、さっき相談した」とちゃめっ気たっぷり。過去には前言を覆して大阪府知事選に立候補したことを指摘されると、「また2万%ないと言わせたいんですか?」と笑い、「政治家は僕の人生で終了です」と言い切り、潔さを見せた。

 僅差とはいえ、根強い人気を誇る本丸・大阪での敗北。今月初旬のスポニチ本紙取材では「公約に掲げてきた都構想を住民投票まで持ってこられ一定の仕事、役割は果たせた」と自己評価するも「これだけエネルギーを割いて結局住民の意向に沿っていなければ政治家の能力ナシ。運転能力のない運転手はハンドルを離さないといけない」としていた。

 4月27日の告示以降、21日間に及んだ賛成・反対両派による壮絶な論戦。最後の演説となった投票日当日の17日、大阪・なんば高島屋前では毒舌を封印。「一歩踏み出して光り輝く大阪を」との言葉に勢いはなく自民、公明、民主、共産各党の包囲網を破る起死回生の一撃にはならなかった。

 約210万4000人による“史上最大の住民投票”は、10年4月に都構想実現を掲げて大阪維新の会を立ち上げた橋下政治の集大成。パネルを使っての街頭演説は600回を超え、テレビ討論でも熱弁を振るった。

 CMや新聞広告、賛成を呼び掛ける自動音声電話も100万件かけるなど、約5億円を投じて大規模な広報作戦を展開。党員には街頭演説100回のノルマを課し、14日からは国会議員秘書や地方議員らを運動員として「1日1000人」を目標に市内に派遣した。

 “大看板”を守り抜けなかった維新の党。党勢衰退を避けられない状況となった。


橋下氏、政界引退表明も「舌好調」 NHK「麿」と共演したい?
J-CASTニュース 5月18日(月)5時42分配信

 「また2万パーセントって言わせたいんですか?」。大阪都構想が住民投票で否決された直後の会見で、橋下徹大阪市長は自身の進退について何度も記者から確認されると、こう笑い飛ばした。

橋下市長もう止まらない、慰安婦問題発言 「アメリカはずるい」「建前は止めた方が良い」

 2015年12月の任期満了に伴う市長辞職後は、政界を引退し、弁護士業に復帰すると明言。住民投票で敗れた直後にもかかわらず、会見では笑顔で終始饒舌だった。

■「市長を任期まではやるが、それ以降は政治をやりません」

 2015年5月17日、投開票された住民投票は賛成69万4844票、反対70万5585票の大接戦で否決された。直後に行った会見の冒頭で橋下氏は「間違っていた、ということになるんでしょうね」と淡々と振り返った。

 記者からはさっそく進退について質問が飛ぶと、

  「市長を任期まではやるが、それ以降は政治をやりません」

と明言。弁護士業に復帰するとし、

  「維新の党の法律顧問で雇ってもらえないかと、江田(憲司)代表に言いました。顧問料とりますよ、と」

と軽口を叩いた。

 住民投票で敗れたにもかかわらず、終始笑顔を見せる理由について聞かれると、

  「悔いのない政治家としての7年間だった。思う存分やらせてもらった。本当に幸せな7年だった」

と晴れやかな表情で語った。

 会見はおよそ2時間にわたり、深夜1時過ぎまで続いた。その中でも「本当に政界を引退するのか」という点に質問は集中。立候補しないといい続けて結局出馬した、08年の府知事選当時の前科を追及されると、

  「また2万パーセントって言わせたいんですか。あの時はテレビに出ていた関係から言えなかったけど、今は違います。僕の政治家としての人生は終了です」

と笑った。任期満了時に情勢が変わったとしても

  「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフでいいんです。求められた時に出てきて、いらなくなれば使い捨て。もう7年もやったんだから」

と政治家に未練がないことを強調した。

「テレビ局は僕のこと大嫌いでしょ?」
 政界引退後にテレビ局から出演オファーが殺到するのではないかと聞かれると、

  「まったくないと思いますよ。テレビ局は僕のこと大嫌いでしょ?」

と皮肉りながらも

  「求められて、報酬があれば。これまではノーギャラでしたからね」

と含みを持たせた。さらに会見場に来ていた、「麿」の愛称で知られるNHKの登坂淳一アナ(43)のほうを見て、

  「登坂さんと一緒に(番組を)やりたい。僕より年上なのか年下なのか、ずっと気になってたんでね」

と冗談も飛ばした。結局、会見では政界引退すると一貫した姿勢だった。

「住民投票あかんかったら、今度は国政にいってほしい」
 それでも大阪での「橋下人気」は根強い。16日や17日、大阪なんばの街頭演説では、黒山の人だかりが沿道を埋めた。アイドルのコンサート会場のように、「ファイト」「頑張れ」と書かれたプラカードやうちわを手にする支持者もいるほどの熱狂ぶりだった。聴衆からは、

  「否決されても大阪のためにまだまだ頑張ってほしい」
  「住民投票あかんかったら、今度は国政にいってほしい」

と「政治家・橋下」に期待する声は多い。

 また大阪維新の会幹部も、住民投票の結果判明後に

  「橋下さんには改めてちゃんと話してもらわないと」

と橋下氏不在の党運営に不安をのぞかせていた。


維新、後継代表選びに着手
2015年5月18日(月)5時13分配信 共同通信

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 維新の党の松野頼久幹事長

 維新の党は18日、辞任を表明した江田憲司代表の後継選びに着手する。結党の原点である「大阪都構想」実現への道が絶たれ、最高顧問の橋下徹大阪市長が政界引退を表明した緊急事態だけに、司令塔不在の状況を早期に解消し、党の立て直しを急ぐ方針だ。後継は松野頼久幹事長を軸に調整が進むとみられる。

 江田氏は18日未明、都構想実現の住民投票の否決を受けて、辞任する考えを表明。その際、後継には松野氏がふさわしいとの認識を示した。

 18日夕方には、正副幹事長らによる会議を開いて対応を協議し、19日の執行役員会で代表選の実施に向けて話し合う。


橋下氏会見詳報(12完)「権力の座に就き続けるのは健全じゃない。やれるところまで精いっぱいやったつもり」
産経新聞 5月18日(月)2時48分配信

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による記者会見。両氏にもいくぶん疲労の色が見え始め…司会者から「あと1、2問でお願いします」とのアナウンスが入る》

 --橋下徹として市民にメッセージがあれば

 橋下氏「感謝している、それだけです。真剣に投票してくれた方への感謝」

 --あと半年で任期が終わる。改革途中や着手したばかりのものもある。これからというとき。あと半年、教育や西成区の問題にどう対応する

 橋下氏「やれるところまでやりますよ。選挙で負ければ、4年で終わるのは普通のことです。何度もやってたら権力は腐敗するし。任期ごとに変わることを前提に行政は継続しているんですよ。基本的には4年。僕らの仕事は4年」

 --橋下氏だからこそ西成の問題もここまで進めてこれた。西成が変わるチャンスが失われたかもしれない。これは仕方ないのか

 橋下氏「それは仕方ないこと。(西成を変えようという)政治家がまた出てきますよ。僕には(政治家を続け、西成を変える)そんな特殊能力もない。権力の座に就き続けるのは健全じゃない。僕はやれるところまで精いっぱいやったつもり。次の市長が出てくれば、(行政として)継続する事業もあれば、方針転換するものもある。そういうものだと思いますよ」

 《司会者から「これで終わり」とのアナウンス。時刻は日をまたいで午前1時すぎ。橋下、松井両氏の会見は約2時間に及んだ。会場内にいた支持者のまばらな拍手に送られ、橋下氏は晴れやかな表情で壇上から降りた》


橋下氏会見詳報(11)島田紳助氏へ報告「またメールして…」、故たかじん氏には…
産経新聞 5月18日(月)2時29分配信

 《記者会見のスタートから約2時間。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は時折、白いハンカチで口元をぬぐうしぐさを見せる。会見中、盛んに「選挙戦で疲れた」と口にするが、弁舌の勢いには衰えは見られない》

 --今後、プライベートで何がしたいか

 橋下氏「プライベートの時間なんて増えませんよ。もうちょっと市長のスケジュールを見てください。まったく空きはありませんよ」

 --橋下氏にとって、やしきたかじんさんの存在は切っても切れない。伝えたいことはあるか

 橋下氏「死んだ人に対しての言葉を、この場で言うべきではないでしょう。やれるところまでやったというか、力を残して中途半端にやるのは嫌だけど、全力でやった自負はあるので、たかじんさんも分かってくれるのではないですか」

 --島田紳助さんにも世話になったと思うが、どう報告するか

 橋下氏「またメールします。(ここで、大阪スポーツ記者が、紳助さんは悲しんでいると思いますか、と投げかける)僕が言うことではないですよ。メールをしておきます」

 --弁護士として活動再開するが、どんな弁護士になりたいか

 《橋下氏は、あきれたように笑いながら答える》

 橋下氏「子供に質問しているんじゃないんだから」

 --社会正義の実現、とか理想はあるか

 橋下氏「(再び苦笑しつつ)それはここで言う話じゃないでしょ」

 《ここで、質問は一転する。私生活の話から、市政へと話題が移ると、橋下氏の表情は一気に引き締まる》

 --任期満了後の退任が、「うめきた」再開発や、カジノ誘致など、大阪市の成長戦略にどう影響するか

 橋下氏「すでに国家戦略特区の方向性は示している。大阪府と市が協力して、一部の市職員は松井知事の下で仕事をしている。これはかつては考えられなかったことですよ。順調に進んでいます。今後は、どんな知事と市長が誕生するか。有権者の判断になると思います」

 --(選挙戦の中)市民の言葉で、橋下氏の心に残ったものはあるか

 橋下氏「なかなかコミュニケーションをとれないので。それを伝えるのはメディアの役割でしょう。何かあるのであれば、今言ってもらえれば。やっぱり大阪市は基礎自治体として、規模は大きすぎますよ。市民の声を聞くと言っても、表面的にしかできない。もちろん、市民と触れ合う中で心に残った言葉はあるが、いちいち紹介する必要はないでしょう」

 --市民からは「嫌われないでほしかった」との言葉もあった

 橋下氏「嫌われなかったら改革できないですよ。嫌われることを恐れてたら、改革なんて絶対できません。こんな政治家が不必要になったらチェンジする。これが民主主義でしょう」

 --自身の政治姿勢で変わったことは

 橋下氏「それはみなさんがどう変わったと見るかでしょう。一番変わったといえば、(毎日放送の情報番組)『ちちんぷいぷい』との関係が一番変わった。最初は僕の仕事を紹介してくれたりしていたのに、最後はケンカばっかりするようになりましたからね(笑い)」


橋下氏会見詳報(10)茶髪にメガネに戻るか「もう似合わない。相当疲れた男になってる」
産経新聞 5月18日(月)2時0分配信

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事の会見が続く中、会場の外では大阪に駆けつけた維新の党の江田憲司代表が大阪都構想の賛否を問う住民投票の否決を受け、辞任の意向を表明。報道陣からの質問は維新の行く末に及んだ》

 --大阪のみならず、全国で維新といえば橋下さんというふうにみんな思っている。橋下さんが政界引退されるだけでなく、江田代表も辞任するということで、維新全体が求心力失って弱体化するのでは、という懸念はないか

 橋下氏「別に人材がいる。大丈夫だ。維新は僕の個人商店じゃないんだから。特に大阪維新の会は優秀なメンバーがたくさんいる。かえって僕らがいなくなったほうが、彼らが活躍する機会が増えるのでいいのでは」

 --国政の維新の党としてはどうか

 橋下氏「国政も同様だ。いいメンバーたくさんいるので」

 --政治家を引退されるということもあり、これから橋下さんにテレビ局からオファーが増えると思われるが

 橋下氏「知らないですよ(笑)。これまで相当テレビ局ともめているので、『橋下許さん』というテレビ関係者も多いのでは。でもこの7年半はノーギャラで出てたので、今度は文化人枠以外で出してもらえれば(笑)」

 《政治家引退後の自身の身の振り方について笑いを交えながら話す橋下氏。張り詰めていた会場の雰囲気も和らぎ始めた。ここで事務方のスタッフがまだ手を上げている報道陣の数を数え、橋下氏が「あと5名くらいですね」と確認。会見は終盤に近づきつつある》

 --「政治家人生に悔いなし」という橋下氏の言葉をとりあえず信じるとします。これまでに国政進出の話も出たことがあると思うが、ぶっちゃけて(国政進出に)色気が出たことはあるか

 橋下氏「いつの時代のことですか」

 --7年半前に政治家になられてからです

 橋下氏「ないですないです。都構想の実現に向けてずっと走り続けてきましたから」

 --(日本維新の会で共同代表を務めた)石原慎太郎氏から「将来の総理になれ」とも言われていたが、一度も(国政進出を考えたことは)なかったのか

 橋下氏「僕や石原さんは、議院内閣制の中で一番議員に向かないタイプ。人間関係の中で物事を決めていくのだから大変。僕は首長だからできているのだと思う。僕はそんなん、からっきしできない。5分も持たない」

 --たられば、になるが、橋下氏は住民投票で賛成多数になればもう一度市長選に出ると言っていた。世間はその後、国政に出ると思っていたと思うが

 橋下氏「やはり、(都構想では)堺市をどうにかしたいと思っていた。大阪100年のスパンで考えて。僕の政治家人生がどれくらいあるか分からないが、次のリーダーが出てくるまではと思っていた。今の東京と大阪のどこに違いがあるかと言えば、東京は市域拡大に成功したが、大阪は失敗したという点だと思う」

 --政治家を引退されたら、以前のように茶髪にメガネ姿に戻るのか

 橋下氏「もう似合わない。相当疲れた男になっています。これからは精気取り戻しますよ(笑)」

 --体調のお話をされましたが、大丈夫ですか

 橋下氏「体調は絶好調ですよ。運動不足でお腹は出ていますけどね。でも顔はやつれている。松井幹事長もですけれども、政治家は本当に顔に出てくるんです。これはだめですよ。もっと精気みなぎらないと」

 松井氏「最近目がしょぼしょぼするんですよね」

 橋下氏「それおじいちゃんじゃないですか」

 《橋下、松井両氏の軽妙な掛け合いで、会場もどっと笑いに包まれた。表情を一瞬緩めた橋下氏だが、マイクを握り直してまじめな表情で言葉を継いだ》

 橋下氏「自分の人生振り返って、ここまでやりきったことはない。高校時代のラグビー、あれはサボっていたこともあったけれども、弁護士目指していた大学時代のことを考えても。都構想は色んな人に支えられて、ここまでやり切らさせてもらった。公のために少しはやれたかなと。来年からは自分のために頑張ります」


橋下氏会見詳報(9)「聞いてましたが、責任問題ではないのでは」江田代表の辞任示唆に
産経新聞 5月18日(月)1時48分配信

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記者会見する大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(左)と大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事 =17日夜、大阪市北区(村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 《会見開始直前の会場の熱気は落ち着き始めた。丁寧に質問に応じる大阪維新の会代表の橋下徹市長と、幹事長の松井一郎府知事。記者の質問は、これまで二人三脚で歩んできた2人の関係に及んだ。「お互いへの思い」を聞かれた松井氏は「恥ずかしいんで、2人のときに話します」。このジョークに「夫婦じゃないんだから」と突っ込みを入れた橋下氏は“同志”への感謝を語った》

 橋下氏「松井知事がいなかったら政治グループの代表なんてできない。人間関係やまつりごとなど、この7年半、僕は一切煩わされることなく自分の考えを有権者に訴えられた。僕は実務家で人間関係築くのが下手ですから」

 --維新の党の江田憲司代表が責任を取って辞任する意向を表明した

 橋下氏「聞いてましたけど、都構想の話なので(江田氏の)責任問題ではないのではないかと。江田さんの思いがあるのでしょうから」

 松井氏「まさにそうですね。6年前、大阪の二重行政の問題を解決するには、大阪維新の会というローカルパーティーを立ち上げて解決しようと。国政政党の代表問題とは違うと思う。僕らはこれだけの時間をかけて住民投票を行って、悔いなく戦ったのである意味すがすがしい結果になっている。江田代表には維新の党を引っ張っていただきたいと思っているんですがね。江田代表も性格的には男気がある方だが、国政政党代表の責任問題の話ではないと思っています」

 --都構想は、国から権限と財源を取ってくるのが地方分権の戦いだとスタートした。ただ、国が「大阪を東京とのダブルエンジンにしよう」と本気で考えていると思うか

 橋下氏「毎日新聞にもさんざん文句を言ったが、僕が都構想をどれ位のスパンで考えているかといえば、100年ですよ。今回は、当初の案と違って『周辺自治体が入っていないじゃないか』といわれるが、一気にできるわけないですよ。知事、市長のダブル選を獲ることも普通じゃありえない。だから100年のスパンで考えて、徐々に広げていけばいいと思っていた。まず器を作ることが大事だと都構想を打ち上げた。全て一気に、というのは無理なので、大阪市からスタートして大阪都庁ができれば受け皿になって国から権限や首都機能を得てと。このときにはまたもめると思うが。大阪都庁ができて初めて国と渡り合える。知事もやったから分かるが、国からいきなりは財源はもらえない」

 《「都構想」についての持論を展開する橋下氏。負けを認めつつ、自らの案についての口調は次第に熱っぽくなっていく》

 橋下氏「権限と財源というが、政治闘争ですから。地方分権は、何でもかんでも市町村に渡せばいいとは思ってません。例えば、安全保障は市町村には無理です。可能なことを市町村に振り分けるんです。今回、都構想は…」

 《饒舌(じょうぜつ)だった橋下氏だが、突然「何、お話してましたっけ」と記者に質問内容を確認する場面も。会見は、1時間半近くに及び、珍しく橋下氏にも疲れが出てきたようだ》

 橋下氏「(国から権限などを得るのは)今の状況では無理。府市もそこまでの力はありません。権限の配分は政治闘争になる。お願いベースでは絶対無理。そのために大阪都庁、都知事の力がないと。これまで、ある程度のことやってきたという自負はありますよ」

 《記者の質問は、まだ終わりそうにない》


橋下氏会見詳報(8)「これ以上はもう無理。最後がこの結果、誰か本書いてくださいよ」
産経新聞 5月18日(月)1時34分配信

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による会見は約1時間半が経過。報道陣の質問も徐々に橋下氏個人に関するものが増えてきた》

 --政治家を引退すると何度も言っている。あえて聞かせてほしい。安倍晋三首相のようにリベンジした例もある。ご自身を重ねてしまわないか

 橋下氏「首相は僕よりもはるかにすごい政治家ですよ。首相と同じなんてありえない。リベンジとか言うが、最高の政治家人生を歩ませてもらった、何も悔いはない。こんな最高のことはないですよ。いろんなメンバーの中でやらせてもらって。自分の力を持てるだけ出した。これ以上はもう無理なんでね。最後がこの結果なんでね。誰か本書いてくださいよ」

 《週刊文春からの意外な?質問に思わず笑みをこぼした橋下氏。政治家家業を支えてくれた家族への感謝、とりわけ子供への思いを口にした》

 --おそらく政治家になるつもりがなくて、政治家になったと思うが

 橋下氏「(質問を遮る形で)いや、政治家になるつもりはあったよ。知事になったんだから」

 --いや、それまでで

 橋下氏「あぁそれまででね(苦笑)」

 --政治家になってご家族も苦労されたと思う。家族への思いなどがあれば

 橋下氏「文春ですよね(笑)。家族への負担は大きかった。全力で大阪府警が守ってくれた。それでも38歳から警護対象になって普通の生活が制限されることもあった。よく子供が耐えてくれた。それは相当ですよ。子供の世界ではあつれきとかあったんでしょうけど、うちの子供の学校がうまくやってくれて。父親が橋下徹だといろいろあるけど、子供の世界を築いてくれる友達がいてね。7年半、相当な負担をかけているから、任期満了後は(家族との時間を)取り戻していきますよ」

 --政治家引退後はテレビからのオファーもあると思うが

 橋下氏「全くないと思いますよ。テレビなんて僕のこと大嫌いでしょ(笑)」

 《「殺し合いになるよりマシ-」。住民投票の過程の意義を強調した橋下氏。“敗北”の結果ながら「民主主義」を持ち上げ続ける》

 --住民投票の物事の決め方について。0か100かの決め方。プラスとマイナスについて教えてほしい

 橋下氏「物事には話し合いと、それでは決められないことがある。僕は7年半の予算も全部通している。ただ、今回の大阪都構想は身分にかかわること。やるかやらないか。議員の身分もなくなるし、そこが危ぶまれるから(反対派が結集した)。話し合いでは無理な場合は住民投票の民意で決めないと。税金はかかるが、殺し合いになるよりマシですよ。もちろんこれは多額の税金を使って、納税者に感謝をしないといけない。殺し合いにならない、武力を使わない。ある意味、必要経費ですよ。武力行使に比べれば、なんて素晴らしい日本なのかと感激している」

 --今回は議会選挙などと比べて住民投票という手法。どこで民主主義のレベルが上がったと思ったのか

 橋下氏「違います。住民投票だから良いというわけではないですよ。ここまで知事とタウンミーティングを繰り返して住民に説明した。一方的な説明かも分からないけれど。ある意味、このプロセス全体が相当民主主義のレベルを上げたと思いますよ。それこそ大正時代の自由民権運動みたいな雰囲気でしたよ」


<大阪都構想>橋下氏の引退表明、市民も賛否
毎日新聞 5月18日(月)1時33分配信

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笑顔で記者会見会場を後にする大阪維新の会の橋下徹代表=大阪市北区で2015年5月18日午前1時3分、貝塚太一撮影

 橋下徹氏が政界引退を表明したことについて、市民からは賛否の声が上がった。発言通りに引退を求める声がある一方で、市長続投を望む声も少なからず聞かれた。

 反対票を投じた天王寺区、主婦、中野昭子さん(45)は「大阪は変わらないといけないとは思うが、橋下氏のやり方はあまりにも乱暴で、学校給食の混乱や公募校長の不祥事などの問題があったため、都構想にも反対した。都構想が実現しなかったら辞めると明言した約束は守ってほしい」と淡々と語った。

 一方、賛成票を入れた淀川区の会社員、田辺純さん(26)は「東京への一極集中となっている現状を変えてくれるのではと期待していたが、残念だ。大阪市の改革を実現させるためにも、市長として残ってほしい」と話した。西淀川区の男性会社員(55)も「都構想は全てがいいことばかりではないと思うが、まずは一歩踏み出してほしかった。橋下氏だから、住民投票も実現できたと思う。私利私欲に走らず、改革を進めてきた。辞めずに、これからも続けてもらいたかった」と残念そうな様子だった。

 また、大阪市内のアパレル販売員の20代女性は、都構想について「私たちの生活にどのような影響があるのか、最後まで分からなかった」として、投票には行かなかった。ただ、橋下氏の市長続投を希望しており、「大阪をどのように変えたいのか、もっと分かるまで説明を続けてほしい」と話した。【黄在龍、岡村崇】


大阪都構想 維新・松井氏「任期を満了まで務める」
産経新聞 5月18日(月)1時32分配信

 維新の党の松井一郎顧問(大阪府知事)は17日夜、大阪市内のホテルでの記者会見で、大阪都構想の賛否を問う住民投票で否決の結果が出たことについて「(市民)それぞれが判断した結果だ。真摯(しんし)に受け止める。究極の民主主義で決まった。支えてくれたみんなにはお礼を言いたい」と述べた。

 自身の進退については、「与えられた仕事をやりきろうと思っている。(大阪都構想が)反対されて感情的に(辞任すると)言ったと思われるのは嫌だ。とにかく任期を満了まで務める」と述べるにとどめた。


大阪都構想 「野党共闘進む」民主は歓迎 維新幹部「離党出るだろう」
産経新聞 5月18日(月)1時29分配信

 「大阪都構想」の賛否を問う住民投票否決を受け、維新の党からは悲観する声が相次いだ。一方、民主党幹部は同党主導で野党共闘が進むと歓迎。憲法改正論議で維新との連携を狙う政府・自民党は、維新の動向を注視する考えだ。

 維新幹部は「結党の原点の都構想が頓挫し、橋下徹最高顧問も政界引退すると言っている以上、離党する議員も出るだろう」と語った。

 民主党の枝野幸男幹事長は「市民の選択として『反対』の結論が出され、新たな転換点を迎えたことを重く受け止める」などとした談話を発表。閣僚経験者の一人は、同党主導で野党再編が進むとの見方を示した。

 一方、自民党幹部は「維新は野党的な性格が強まるだろう。改憲も消極姿勢に転じる可能性がある」と分析。公明党の斉藤鉄夫選対委員長は「大阪の判断を素直に受け入れる」と語り、別の同党幹部は「維新は橋下氏という旗頭を失った。改憲論議がスピードアップすることを心配しなくて済む」と安堵(あんど)の声を漏らした。

 共産党の山下芳生書記局長は「政治的立場の違いを超えた共同の勝利だ」と述べた。


<大阪都構想>橋下市長と松井知事の会見・一問一答
毎日新聞 5月18日(月)1時18分配信

 17日、大阪維新の会の記者会見であった橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事の主なやりとりは次の通り。

 橋下氏 大阪市民の皆さん、本当に重要な意思表示をしていただきましてありがとうございます。大変重く受け止めている。ぼくが提案した大阪都構想、市民の皆様に受け入れられなかったということで、やっぱり間違っていたということになるんでしょうね。本当によくいろんなことを考えていただいて、かなり悩まれたと思うし、非常に重い重い判断をされたと思うが、日本の民主主義を相当レベルアップしたかと思う。大阪市民の皆さんが、おそらく全国で一番、政治や行政に精通されている市民ではないかな。

 また、これだけ多くの税金を投入して大阪都構想というものをずっと進めてきた。特に大都市局、大阪府、大阪市の職員も、幹部はかれこれ5年以上ぼくに付き合ってくれている。大都市局以外にも関係各局の職員、相当なエネルギーを割いて、ここまでぼくに付き合ってくれて、最後こういう結論になった。あまりにも納税者の皆さんに対して失礼な言い方かも分からないが、政治家冥利につきる。本当にありがたく思っている。

 松井氏 この悩ましい問題に対し、二者択一の賛成か反対かという判断を求めた。本当に悩まれて判断された結果だと思う。この結果を真摯(しんし)に、謙虚に受け止め、賛成、反対双方とも問題があるというのは出たので、残された任期は精いっぱい、さまざまな問題解決に向けて働きたい。大阪府庁でも多くの職員が一生懸命、大阪都構想に向けて努力をしてくれた。支えてくれたみんなにお礼を言いたい。究極の民主主義で決まったので、しっかりと残りの任期を働いていきたい。

--敗因は?

 橋下氏 ぼく自身に対する批判もあるだろうし、都構想について説明しきれなかったぼく自身の力不足。

--市長の任期満了で政治家を退くのか。

 橋下氏 市長任期まではやるが、それ以降は政治家はやらない。これは前から言っていたことだ。

--市長だけでなく政治家は一切やらないのか。

 橋下氏 弁護士やりますから。維新の党の法律顧問として雇ってもらえないかと、さっき江田(憲司)代表に言った。まだ返事はもらっていない。

--結果とはうらはらに笑顔に見えるが、その気持ちは。

 橋下氏 自分なりにやってきたつもり。38歳からやってきて、無理してきたところもあるでしょうし。公の仕事でお返ししないといけないという思いから政治の世界に入ったが、有権者の皆さんからすれば、「橋下、お前やってきたことおかしいじゃないか」といろいろあるでしょう。自分なりには、悔いのない政治家としての7年半。あと半年あるが、思う存分やらさせてもらった。

--70万人が大阪都構想に賛成した。数を見て進退について気持ちの微妙な変化はないか。

 橋下氏 いや、ない。政治だから負けは負け。ここは公務員と違うところだ。昨日の街頭演説では、完全に戦をしかけた。たたきつぶすと言って、こっちがたたきつぶされた。この民主主義ってのはすごい。これだけの大層なけんかをしかけて、負けたのに命をとられない。ぼくはまた普通に生きて別の人生を歩める。絶対に民主主義のルール、体制は是が非でも守らなきゃいけない。そのためにはやっぱり報道だ。報道の自由は民主主義を支える根幹だから、メディアに頑張ってもらいたい。

--過去にも自身の進退発言をくつがえしたが、100%辞めるのか。

 橋下氏 また2万%と言わせたいんですか。あの時は番組の収録を抱えていて、「どうしても出ない」というふうに言わないと放送ができなかったので、ああいう言い方をした。もう政治家はぼくの人生では終了です。

--12月まで市長を続ける。将来、もう一度政治家になる可能性はあるか。

 橋下氏 ないですよそんなの。まず一つは、住民の皆さんの気持ちをくむ。負けるのだったら住民投票をしかけるべきでない。その判断が間違っている。住民の皆さんの考えをくみ取れていなかった。それは政治家として能力が一番欠けているところです。政治家は嫌われちゃいけない。民主主義である以上。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険。みんなから好かれる、敵のいない政治家が本来、政治をやらなければいけない。敵を作る政治家は本当にワンポイントリリーフで、いらなくなれば交代。権力は使い捨てが一番。それが健全な民主主義だ。ぼくみたいな敵をつくる政治家がずっと長くやるなんて世の中にとって害悪。でも8年間、僕みたいなスタイルでやっているのだから、大阪も相当問題を抱えていたのかもしれない。

--維新の看板政策が今回否定された。今後はどうするのか。

 橋下氏 維新の党の方は分からない。ふがいない(大阪維新の会の)代表で、メンバーに多大な迷惑をかけたが、次のリーダーをしっかり選んでもらって次のリーダーにしっかり引き渡していきたいなと思う。

--大阪維新の会では役職を退くのか。

 橋下氏 引き継ぎをどこかでやらないといけないと思っている。

 松井氏 任期満了までは、われわれも仲間に入れておいてもらう。


「政治家は終了」と明言=会見で時折笑みも―橋下大阪市長・「都構想」反対多数
時事通信 5月18日(月)1時7分配信

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が推進してきた「大阪都構想」は17日、市民による住民投票で、1万票余りの僅差で反対が賛成を上回った。同日深夜から市内のホテルで約200人の記者団を前に会見した橋下氏は深々と頭を下げ、「こういう結論になったが、政治家冥利(みょうり)に尽きる活動をやらせてもらい、本当にありがとうと市民に言いたい」と強調。「政治家は僕の人生からは終了」などと述べ、時折笑みを見せつつ、さばさばした表情で政界引退を明言した。
 2008年に大阪府知事に当選し、10年に大阪都構想を提唱し始めてから5年余りを経て迎えた住民投票。橋下氏は「自分なりにやれるところはやってきたつもり」と話し、「今は(もう)必要ではないということだ」と自分の役割が終わったとの認識を示した。
 一方、都構想に反対した自民党大阪府連からは安堵(あんど)の声が漏れた。市内で会見した同府連の竹本直一会長は「自民党の勝利というよりも、公明党、民主党、共産党、いろいろな団体が思いを同じくして闘った結果だ」と説明。花谷充愉自民党府議団幹事長は「市民が真っ二つになる大変嫌な投票だった」と振り返り、「しこりが残らないように頑張っていかないといけない」と語った。 


橋下氏会見詳報(7)「今さら何を言っても言い訳になる。僕たちの説明不足。これに尽きる」
産経新聞 5月18日(月)1時2分配信

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記者会見する大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(左)と大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事=18日未明、大阪市北区(村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 《記者会見の開始から1時間。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事は、疲れた様子もなく言葉をつないでいく。記者会見の中で、自身を「嫌われる政治家」と評した橋下氏。その表情はどこか吹っ切れたようにも見える。途中、打ち合わせのため橋下氏は一時退席。壇上には松井氏のみが残った》

 --反対派も死力を尽くしたと思うが、その動きをどうみるか

 松井氏「どちらも必死だった。こちらは二重行政を解消しようとしたし、あちらは市役所を守りながらでも改革できると主張した。議論がかみ合わないところはあったが、お互いに死力を尽くした。制度と政策の話が一緒になった。本来、大阪都構想は制度の話なのに、税金や水道代が上がるなど市民の負担が増えるとの相手側の主張を打ち消すのに苦労した」

 --情勢調査では、女性に対する集票力が弱いと出たが

 松井氏「目の前の生活不安に対し、特に女性は敏感に反応したのだろう。制度の話とは別だったのだが、なかなか誤解を解けなかった」

 --運動期間は短くなかったか

 松井氏「十分だった。ただ、大阪の問題を解消するという制度の話をするのに、反対派は不安点を挙げて、それが議論になった。大阪都構想への漠然たる不安。これを解消できなかった。メディアには、対案との比較をしてほしかったという思いはある」

 《打ち合わせを終え、橋下氏が再び壇上に》

 --大阪都構想への不安が競り勝ったということか

 橋下氏「今さら何を言っても言い訳になる。僕たちの説明不足。これに尽きる」

 --以前、橋下氏は最終的には市民の判断は保守的になると言ったが

 橋下氏「現状に不平不満がないと変化に一歩は踏み出せない。今が安定していれば、変化には踏み出せないでしょう。逆に言うと、この7年半、市民・府民に不平不満がないように役所改革をしてきたので、それで不平不満がなくなった。民主党から政権交代して、安倍政権が安定している。そして、自分で評価するわけではないが、府政や市政では、それまでの不平不満をそこそこ押さえることができつつあった。全体的な政治の状況の中で、変革を求める提案は受け入れられなかったのかな。ただ、安定しているのはいいこと。変革を求めるのは不平不満がある証拠ですから。自分の提案が実現できないのは悔しいが。世の中の安定の、バロメーターだったのではないか」

 --もっと早く住民投票に持ち込めば、結果は違ったと思うか

 橋下氏「逆に拙速だとして不安を感じたと思う。むしろ時期は早かったのかもしれない。ただ、前回のダブル選挙で大阪都構想を実現すると公約に掲げた以上、住民が、拙速かどうかを含めて判断すればいいと思っている」

 《ここで、TBS記者が手を挙げて質問を始める》

 --正確な数字はないが、浮動票の投票率が高かったとように思うが

 橋下氏「数字を把握していないので、感覚的に言われても答えようがない」

 《TBS記者は「すみません」と、質問を変える》

 --これは数字を持っています。66%を超える投票率があった。有権者の関心を高める工夫は何があるか

 橋下氏「それはメディアが考えてくださいよ。関係ないでしょう、そんな話は」

 《TBS記者、たたみかけるように質問を重ねる》

 --でも、関心を高めるのに何が役立ったと思うか

 橋下氏「(笑みを浮かべて)どう思います?」

 --投票日ぎりぎりまで演説したり、政治家だけでなくボランティアがチラシを配ったり、一般の人が政治参加したのも一因だと思う

 橋下氏「じゃあその通りです」


橋下氏会見詳報(6)「歴代の市長、議会ができなかったことをやってきた自負がある」
産経新聞 5月18日(月)0時57分配信

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会見をする大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長=17日、大阪市北区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による会見が続く》

 --住民投票について、自民党大阪府連は反対していたが、安倍晋三首相や菅義偉官房長官は間接的にだが、応援しているというスタンスを示してきた。どう感じていたか

 橋下氏「自民党支持層に影響はあったと思いますよ。詳しいことは分かりませんけれども、あれだけ人気のある政権ですからね」

 松井氏「これまで一貫して、首相、官房長官ともに大阪都構想については異議があるが、住民投票に任せると話していた。その部分についてはぶれがなかったので、とてもありがたかった」

 --今回の住民投票で地域の中で賛成と反対が分かれ、地域の住民の間でしこりが残るのではという懸念の声もある

 橋下氏「しこりのないようにしてもらいたいと思います。民主主義ですから。終わればノーサイド。否決という結論が出た以上、何かしこりの残ることではないと思う。大阪市を存続させていくという方向でみんながまとまっていけばいいと思います」

 《自身も青春時代に身を投じたラグビーに例え、結果が出た以上、ノーサイドと話す橋下氏。報道陣の質問に時折頷きながら答えていく》

 --橋下氏は会見の冒頭で、自身のことを「嫌われる政治家」と言った。今回の住民投票についても、ほかのやり方はなかったのか

 橋下氏「なかったですね。松井氏とともにいろんなパターン考えてきた。みなさんここまで、住民投票までできると思っていましたか。もうこれしかないという、ギリギリのところで進めてきた」

 --嫌われる政治家は結果を出せないということにもなる。矛盾していないか

 橋下氏「僕はこれまで歴代の市長や議会ができなかったこと、手をつけてこなかったことをやってきたという自負がある。やはり僕は政治家というより実務家だ。政治家はいろんなことを受け止める包容力が必要だと思うが、僕は課題があればそれをクリアしていく人間。まわりにどう思われようがやる。これからもそういう政治家が求められる場面があると思う」

 《大阪都構想の賛否を問う住民投票は反対多数に終わったものの、自身のこれまでの政治活動について胸を張る橋下氏。ここで事務方から「打ち合わせがある」と告げられ、橋下氏が一旦壇上から退出した》


維新・江田代表、辞任の意向…執行部も退陣へ
読売新聞 5月18日(月)0時56分配信

 「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が反対多数となったことを受け、維新の党の江田代表は18日未明、代表を辞任する意向を表明した。

 現在の執行部は全員退陣する方向で調整しており、党代表選が行われる見通しだ。橋下氏の政界引退表明とあわせて、維新の党の求心力は低下しそうだ。

 江田氏は大阪市内のホテルで記者団に、「トップが責任を取らないといけない問題だ。これから一兵卒として支える」と述べた。「橋下氏を引退に追い込んだことは、党としてサポートが不十分だった」とも語った。

 同党は19日にも党執行役員会を開き、現執行部の退陣や、代表選について協議する。党内では、次期代表に松野幹事長を推す声も出ている。


江田代表が辞意表明
2015年5月18日(月)0時52分配信 共同通信

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 大阪都構想住民投票の結果を受け、報道陣の質問に答える維新の党の江田代表=18日未明、大阪市

 維新の党の江田憲司代表は18日未明、党代表を辞任する意向を表明した。「党の原点中の原点である大阪都構想が民意で否定され、責任を痛感している」と語った。松野頼久幹事長は、同党執行部が総退陣し、近く代表選を実施すると明らかにした。いずれも大阪市内で記者団に述べた。

 自身の後任代表について江田氏は「個人的には松野幹事長を中心にまとまって運営してほしい」と語り、松野氏がふさわしいとの認識を示した。

 江田氏は「希有な政治家である橋下徹大阪市長を引退に追い込んだ。サポートが全く不十分だった。しっかりけじめをつけたい」と説明した。


橋下氏会見詳報(5)「国民の奴隷ではない。今後はクライアントとして報酬を払って」引退は無責任と質問され
産経新聞 5月18日(月)0時49分配信

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会見をする大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長=17日、大阪市北区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 《これまでの会見では記者の質問に気色ばむ機会もしばしばあった大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長だが、この日は晴れやかな表情のままで“敗北”を認めていた》 

--住民投票運動のあり方や課題は

 橋下氏「市役所での会見のときに言いましたが、原則は自由がいいと思う。日本では公職選挙法でかなり強制的に(選挙)運動を制限していますが、これでは有権者に伝わらないです。メディアに比べれば、われわれの情報なんて微々たるもの。基本的には(運動は)自由にしなきゃならないと思う」

 --告示後は「大阪が変わるラストチャンスだ」と訴え続けてきた。今回の結果では変われないか

 橋下氏「いや、変わるチャンスは得たと思いますよ。賛成、反対票がこれほど出たんですから。お互い考えながら進んでいくと思う。僕は議会と対立関係ありましたが、これをきっかけにことが進んでいけばいい。僕らは負けた方ですから勝った方にきちんとお願いして協議したいと思う」

 松井氏「都構想自体は反対多数となったが、改革案件はまだあるのだから、賛成票の皆さんについては、改革が進まない部分への不満もある。議会で(都構想)反対の立場のみなさんと維新が話し合いをして改革をしてほしい」

 《いい足りなかったのか、橋下氏はテレビ討論会で自民側が主張した対案について言及する》

 橋下氏「大都市制度については、自民党の皆さんが対案として出されたわけだからこれはしっかり進んでいくと思いますよ。(自民党市議団の)柳本顕幹事長には、いつとの回答はいただいていませんが、これはぜひ進めていかないとならない」

 《記者からは、政界引退について無責任では、との質問も。それまで淡々と応じていた橋下氏がやや気色ばむ場面もあった》

 --政界引退するのは無責任ではないか。ほかにも原発再稼働問題や若者世代の年金問題など課題がある

 橋下氏「市長は一種の特別職で公務員ですから全体の奉仕者です。でも国民の奴隷ではありません。これからは自分の人生をしっかり歩んでいきたい。弁護士としてプロフェッショナルというプライドもある。万人に好かれることもない。依頼された仕事を、求められたら結果を出す人生を歩み出したい」

 --原発再稼働問題のときに「野田政権を倒す」とまで言っていたが

 橋下氏「国民の奴隷ではありません。職業選択の自由もあります。そういうことであれば、クライアントとして報酬を払ってくれるならやります」

 --今後、野党とはどう付き合っていく

 橋下氏「維新の会の執行部に確認してください。僕は執行部ではありませんから」

 《会見は30分を超えた。記者からの質問はまだ続いていく》


江田維新代表が辞任表明=住民投票の「責任痛感」
時事通信 5月18日(月)0時48分配信

 維新の党の江田憲司代表は18日未明、大阪市内で記者団に対し、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で反対が多数を占めたことを受け、党代表を辞任する意向を表明した。
 江田氏はその理由について「代表として責任を痛感している。けうな政治家、橋下徹大阪市長を引退に追い込んだ責任もある」と語った。 


橋下氏会見詳報(4)「最高の終わり方じゃないですか。ボロカスに負けたらシュンとするけど」
産経新聞 5月18日(月)0時46分配信

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会見をする大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長=17日、大阪市北区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎同府知事による敗北会見は開始から約20分が経過した。両氏とも穏やかな表情で報道陣の質問に答える》

 --11月に知事選、市長選がある。維新の会としての対応は

 橋下氏「それは何も考えていないので」

 --投票率が66・83%。今回、初めて投票所に行ったという人もいる。これほど大阪の街のことを考える機会もなかったと思うが

 橋下氏「ものすごい民主主義にとっては良いことですよ。通常の地方選挙なんかは(投票率は)30%台。そういうことがある中で、66%の人が投票所に足を運んでくれた。中身がすごくね、ものすごい難しいことですよ。大学生が1年間勉強しても分からないこと。メディアの情報も交えつつ、タウンミーティングも1回2時間ぐらいある中で(市民は)足を運んでくれた。反対集会に行った人もいるだろうし。大阪市の民主主義のレベルが上がったと思いますよ」

 --1万票差で都構想がダメになった。これは悔しくて仕方ないことだと思うが。何でそんなに晴れやかな表情なのか

 橋下氏「こんなの最高の終わり方じゃないですか。ボロカスに負けたのなら、シュンとするが、こんなに支持してもらってありがたい。維新の会のメンバーも大都市局も総力戦でやってくれて。これはもうトップとしてこんなにありがたい話はない。納得できる」

 《報道陣の質問にソツなく答える橋下氏だが、徐々に“恒例”のメディア批判も出始める》

 --今回はギリギリまで結果が読めなかった。どういう風にして待っていたのか

 橋下氏「そんなのメディアが数字を言い合うだけで、僕らは待つだけですから。こんな経験はそうそうさせてもらえないし。すごい経験をさせてもらった。ありがたいです。納税者の皆さんに感謝しないといけない」

 --結果が出た直後の率直な気持ちは

 橋下氏「いや、負けたなぁと。終わったと」

 《政治生命を賭した今回の住民投票。橋下氏は7年間の政治家業に「疲れた」と本音もこぼす》

 --先ほどから橋下さん、民主主義の素晴らしさとかを認めているが、ただ単に政治家として疲れたんじゃないですか

 橋下氏「(笑)。政治家やってたら疲れますよ。仕事やってたら皆さんも疲れるでしょ。(僕も)疲れていますよ。これで(政治家として)終わりは終わり」

 --しかし、これほどの僅差なので、賛成派の支持者は納得しないのでは。こんな意見が党内外からも飛び出したら、どうする

 橋下氏「現職市長で反対なわけですから、普通は市長はまぁ、まんべんなく好かれる(人がなるのが)通常の原理原則ですよ」

 --住民投票が始まる前、市長は憲法改正の国民投票の予行練習だと言っていた。今回学んだものは

 橋下氏「僕じゃなくてメディアでしょ。(住民投票が)告示になってから報道し始めて。どの段階から情報提供をしないといけないのか。テレビ局も全然ディベートの技術を学んでいないじゃないですか。そういうものを学んでいない放送局もある。きちんと伝わる会にしないと、正確な情報提供につながらない。質問会なのかディベートなのか分けないと、反対派の時間と(賛成派の意見が)同時間なんてありえないですよ。テレビ局は総務省のことを気にしているかわからないが、同時間の配分なんて…。国民投票のときもよく勉強してもらって情報提供をしてほしい」


<大阪都構想>無党派層は割れる…出口調査
毎日新聞 5月18日(月)0時37分配信

 大阪都構想の賛否を問う住民投票で、毎日新聞は17日、投票を終えた有権者を対象に出口調査を行い、投票行動を分析した。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長はこれまで無党派層から一定の支持を得てきたが、今回は無党派層の支持が伸びず、賛否はほぼ半々に分かれた。出口調査では都構想賛成は52%、反対は48%だった。

 大阪市内64カ所の投票所で調査し、有権者2781人(男性1390人、女性1391人)から回答を得た。投票者の4分の1を占めた期日前投票の出口調査は行っていない。

 支持政党は自民28%、維新22%、共産7%、公明7%、民主5%、支持政党なし28%だった。自民は支持層を固めきれず、4割が賛成に流れた。自民とともに都構想反対を訴えた公明、民主、共産は賛成を1~2割程度に抑えた。維新は97%が賛成。無党派層は賛成51%、反対49%だった。

 投票で最も重視した点を尋ねると、賛成の人は「行政の無駄が解消されるかどうか」が最多。反対の人では「都構想のメリットが明らかかどうか」が多く、都構想の不透明さへの懸念が根強かった。

 年齢別では、20~50代はいずれも賛成が上回ったが、60代以上では反対が多数を占めた。男女別では、女性は反対(52%)が多く、賛成が56%を占めた男性と対照的だった。出口調査は男女ほぼ同数を対象にしたが、実際の投票は女性が男性を約10万人上回っており、こうした違いが出口調査と開票結果の食い違いにつながった可能性がある。【戸上文恵】


<大阪都構想>「暮らしへ影響」不安…市民は「ノー」
毎日新聞 5月18日(月)0時35分配信

 大阪市民の判断は「現状維持」だった。賛否が拮抗(きっこう)した今回の住民投票。市民は「大阪都構想」の設計図となる協定書を慎重に吟味し、大阪が変わるチャンスとリスクをてんびんに掛け、最後に橋下徹市長に「ノー」を突き付けた。

 住民投票への関心は高かった。市が4月に開いた住民説明会には3万を超す人が参加し、1300件の質問も寄せられた。市民による自主的な勉強会も各地で開かれ、酒場でも論議が交わされた。

 橋下氏にとって、この日が集大成になるはずだった。2011年の大阪ダブル選では都構想を掲げて圧勝。ただ、今回は勝手が違った。大阪維新の会主催のタウンミーティングを今年1月から300回以上開いたが、「2時間しゃべっても、理解してもらうのは難しい」。イメージに過ぎなかった都構想が協定書として具体的に姿を現すと、暮らしに悪影響が出るとの不安が市民の間に広がった。

 世論調査で劣勢が伝わると、そうした不安を打ち消そうと演説内容も変えていった。「優しい大阪」を強調し、子育て世代や高齢者に訴えかけた。しかし、橋下氏自身、かつてほどの支持率はなく、無党派層を思ったほどに取り込めず、追い上げはかなわなかった。

 一方、反対派はなりふり構わぬ連携が功を奏した形だ。地域の集会では自民、公明、共産の市議らがそろって出席。与野党合同の街頭演説会も実施し「呉越同舟」と皮肉られた。支持層の一部は賛成に流れたが、「大阪市を守る」を合言葉に結束し、逃げ切った。

 投票率は双方の陣営の予想を上回り、66.83%に上った。「市民が都市の在り方を決める」。前代未聞の政治イベントには、市民140万人が参加して1票を投じた。今の大阪市で、よりよい都市を目指そう--。市民はそう決意した。【小林慎】


<大阪都構想>維新・江田代表が辞意表明
毎日新聞 5月18日(月)0時31分配信

 維新の党の江田憲司代表は18日未明、同党が推進した「大阪都構想」の住民投票が反対多数で否決された責任を取り、代表を辞任する意向を表明した。大阪市内で記者団に語った。


橋下氏会見詳報(3)「不甲斐ない代表でこういう結論に。次のリーダーを選んでもらい引き渡したい」
産経新聞 5月18日(月)0時27分配信

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会見する大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長と同会幹事長の松井一郎・大阪府知事=17日、大阪市北区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 《大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と、幹事長の松井一郎大阪府知事は、報道陣の質問に時折笑顔を見せながら、淡々と答えていく》

 --大阪都構想の再チャレンジは

 橋下氏「大都市局を中心にここまで頑張って制度設計をしてきた。ただ、自民、民主、公明、共産の意見を取り入れていない。今後、道州制を取り入れるようなときに、大阪都構想の設計図が参考資料になる。日本全国で統治機構改革を本気でやった地域は大阪しかない。

 いつの時かは分からないが、日本が危機的な状況になったとき、だれか政治家が登場して統治機構改革を打ち出したときに、この設計図を頼りにしてくれたらうれしい。設計図作りに骨をおってくれた大都市局のメンバーには、今後参考になることがあるかもしれないと、そう伝えたい」

 --維新の党、大阪維新の会は今後どうなる

 橋下氏「維新の党は分からない。大阪維新の会のメンバーは、大阪都構想を抱えて4月の統一地方選に職を投げ捨てて取り組んでくれた。ふがいない代表でこういう結論になって、申し訳ない。次のリーダーを選んでもらって、引き渡したい。それが会の代表としての最後の務めだ」

 松井氏「維新の党は国政政党として存在感を発揮している。国会議員がしっかりと、国政の課題に国民目線で取り組んでいる。大阪維新の会は、2回の統一地方選で第1党の議席を頂いている。大阪の課題について、一番よく分かっている集団だ。市議会の第1党としての重責を果たしてほしい。全国でもこれだけのローカルパーティーがある地域は例がない。市民と府民のために、政治活動をやっていくことが認めてもらえている。次の執行部の下で、これからも活動を頑張ってほしい。任期満了まで、府議会と市議会の中で与えられた仕事をする。他会派と話し合いをしながら、大阪で政党としての存在感を高めてほしい」

 --大阪維新の会の職も退かれる

 松井氏「任期満了までは活動をさせてもらう」

 橋下氏「大阪維新の会のメンバーに認められて、僕みたいなやつがリーダーであり続けられた。感謝している。大阪府・市の職員にも、よく支えてくれたと感謝している」

 --どの部分が有権者の賛成・反対に影響したか、分析してほしい

 橋下氏「トータルで伝わらなかった。こちらの説明不足です」

 --大阪維新の会の役職について、松井幹事長は

 松井氏「任期満了まで知事を務める。与えられた仕事をやりきろうと思っている。この場で辞めるというのは、住民投票で反対されて感情的に言ったと思われるのは嫌なので、とにかく今は任期満了まで務める」

 --今後、任期満了まで半年の議会対応は

 橋下氏「大阪維新の会の市議団が、市議会の中で話をしてくれる。他会派の理解を得られるよう、協議していく」

 松井氏「今後はノーサイド。府議会でも市議会でも第1党なので、他会派のみなさんと、どういう形で改革案件を一歩でも進められるか、話し合いを進める。府市統合本部で3年半かけて、成長のためには統合した方がいい案件、民営化した方がいい案件などをまとめている。1つでも進めることが、府民・市民のメリットになる。リーダーシップを持って、他会派と話し合いをして進めてほしい。すでに議会には(改革案件を)まとめたものは提案しているので、調整して可決されるようにしたい」


橋下氏会見詳報(2)「僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険」政界引退を表明
産経新聞 5月18日(月)0時22分配信

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会見する、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長=17日午後、大阪市北区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 《「今回の住民投票の結果を重く受け止めている。(大阪都構想は)間違っていたということになるんでしょうね」。大阪都構想の賛否を問う住民投票で反対多数となり、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長の敗北宣言で幕を開けた記者会見。報道陣からは、壇上に並んだ橋下氏と維新幹事長の松井一郎大阪府知事に矢継ぎ早に質問が飛んだ》

 --負けてしまった原因は何だと分析しているか

 橋下氏「僕自身に対する批判もあるだろうし、都構想についても説明不足だったということだと思います」

 --都構想が反対多数となった場合、政治家を退くと発言していた。その思いに変わりはないか

 橋下氏「市長の任期はやり遂げるが、政治家はもうやりません。弁護士という肩書はありますから。維新の弁護士としてやらせてもらえませんか、とは言っている。まだ明確な答えはもらえていませんが…。任期満了までの市政については、色んな課題があるが、自民や公明とも話し合って進められるものは進めていきたい」

 《政治生命を賭して訴えてきた大阪都構想の夢が破れた橋下氏。しかし結果とは裏腹に、すがすがしい表情で質問に答えていく》

 橋下氏「自分なりにやれることはやってきました。7年半前の38歳からずっとです。無理してやってきたところもある。でも自分のためにやってきた人間が、公のために何かしたいと思ってここまでやってきた。自分なりに悔いのない、政治家としてこれまでの7年半思う存分やらせていただいた。最後にこういう結果で政治家を辞めると言わせてもらうのは、納税者の皆さんには申し訳ないが、大変ありがたく思う」

 --注目度の高い部分なので繰り返すが、進退についてもう一度。約70万人が都構想に賛成票を投じた。その数を見ても(政治家を辞めるという)思いに変化はないか

 橋下氏「それはないですよ。政治家ですから。負けは負けです。戦を仕掛けて、(反対派を)たたきつぶすとまで言ったが、こちらがたたきつぶされた。これが民主主義なんです。メディアも含めて徹底的に議論してきた。これだけの大層な喧嘩を仕掛けて、でも負けても命まではとられない。日本の政治体制はすばらしいと思う。僕はこれから、違う人生も歩めるわけですから。メディアの皆さんにも言いたいが、報道の自由は民主主義にとって本当に大切だ。僕もメディアに対していろいろと言ってきたけれども」

 -そうは言っても、過去に自身の進退についての発言を覆したこともある。政治家を続けることは100%ないのか

 橋下氏「(笑いながら)また2万%と言わせたいんですか。あのときはああいう風に言わないと、テレビに出られないという事情があったのでああいう言い方をしましたが、今回はありません」

 -とはいえ12月までは市長だ。もしそれまでに劇的に状況が変わったら、もしくは10年後、20年後に復活する可能性もあるということを期待していいのか

 橋下氏「ないです。僕は今回、住民のみなさんの気持ちを酌(く)めていなかった。そういう人が政治家をやってはいけない。僕みたいな政治家はワンポイントリリーフだ。僕は僕自身を実務家と思っている。僕みたいな政治家が長くやる世の中は危険です。敵をつくる政治家は、必要とされる時期にいるだけ。権力なんて使い捨てでいい。敵をつくる政治家が世の中にずっといるのは害だ。それが健全な民主主義というものです。とはいえ、僕が7年半も政治家をやってこられたのは、ある意味、大阪がそれだけ問題を抱えていたということかもしれない。7年半前には僕みたいな政治家が必要だったが、もう必要がなくなったということだ」


橋下氏会見詳報(1)「政治家冥利に尽きる活動できた」反対多数の結果にも感謝の言葉
産経新聞 5月18日(月)0時4分配信

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会見する大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長=17日午後11時11分、大阪市北区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 5つの特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は17日深夜、反対多数で決着した。政治生命をかけた「大阪都構想」の実現が途絶えた大阪維新の会代表、橋下徹大阪市長と、維新幹事長の松井一郎大阪府知事は午後11時10分から、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)のロイヤルホールで記者会見に臨んだ。

 《7年前に全国最年少の38歳で大阪府知事に就任して以来、事業見直しなど行財政改革に邁進(まいしん)してきた橋下氏。東京都とともに、日本を引っ張る原動力として、西の「大阪都」を作り上げる「大阪都構想」をぶち上げて5年余り。「住民に支持されなかったら政治家の能力がないということだ」。こう話してきた橋下氏はまず、大阪市民に向けて語り始めた》

 橋下氏「本当に重要な意思表示をしていただきありがたい。大変重く受け止めました。都構想は受け入れられなかったということで、僕が間違っていたということになるんでしょうね。(住民投票を経て)大阪市民が一番、行政に精通していると言えると思う。税金を投入して、これまで多くの職員が僕に付き合ってくれてこうした結論になりましたが、政治家冥利に尽きる活動をさせてもらってありがたく思っています」

 《投票締め切り直前までマイクで支持を呼びかけ続け、若干かれ気味の声で淡々と語る橋下氏。隣の松井氏も冒頭、市民にお礼を言ってこう続けた》

 松井氏「それぞれが判断した結果。真摯(しんし)に受け止め、賛成、反対派双方が大阪に問題があるということはわかったわけだから、僕らは残された任期をしっかり働きたい。府庁でも職員が都構想に向けて努力をしてくれた。ストレスがかかることもあったでしょうし、本当に支えてくれたみんなにお礼を言いたい。究極の民主主義で決まりましたが、しっかりこれから働いていきたい」

 《住民から突き付けられた「NO」の意思表示を2人はどう受け止めるのか、今後の政治活動はどうするのか》


橋下市長が政界引退を明言「いらなくなれば交代です」 大阪都構想「住民投票」で敗北
弁護士ドットコム 5月18日(月)0時0分配信

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橋下徹・大阪市長

「大阪都構想」の是非をめぐる大阪市の住民投票が5月17日に行われた。即日開票の結果、賛成69万4844 票、反対70万5585 票で、反対票が上回り、大阪市が存続することが決まった。都構想を推進してきた橋下徹・大阪市長(大阪維新の会代表)は記者会見を開き、「(大阪都構想は)間違っていたということになるんでしょう」「僕への批判もあるし、説明不足だったと思う」と敗北宣言をした。

住民投票で都構想が否定された場合、政界を引退することを表明していたが、今回の結果を受けて、「任期満了以降は政治家をやらない」と政界引退を明言した。将来、政治家として再登板する可能性について問われると、「ないですよ、そんなの」「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ、いらなくなれば交代です。僕が長くやるのは害悪です」と答えた。

この日の会見で橋下市長は終始晴れやかな表情を浮かべた。「7年半、自分なりにやれることはやったつもり。思う存分やらせていただいた」と振り返った。

会見には松井一郎・大阪府知事(大阪維新の会幹事長)も同席し、「大阪市民の皆さんに、悩ましい問題の二者択一の判断を求めました。それぞれが悩んで判断した結果だと思います」「残された任期は様々な問題解決に取り組みたい」と語った。


<大阪都構想>民意つかむセンス/「独裁的」批判も…橋下氏
毎日新聞 5月17日(日)23時53分配信

 大阪市民(約270万人)は「橋下政治」にノーを突きつけた。大阪都構想の是非を問う住民投票は反対が多数となり、大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が唱えた都構想は否定された。「住民投票で負けたら政界引退」と公言していた橋下氏。この日の結果を受け、改めて政界引退を表明した。

 ジーパン、茶髪にサングラス。舌鋒(ぜっぽう)鋭い弁護士としてテレビ番組で人気者だった橋下氏は突然、全国最年少知事として大阪府知事(2008年1月)に転身し、世間を驚かせた。

 「皆さんは破産会社の従業員です」。就任直後から刺激的な言葉で注目を集めた。「財政非常事態宣言」を出し、一般職員の給与を4~16%カット。2年後には約484億円の人件費を削減する手腕を見せた。

 民意をつかむセンスはずば抜けていた。既成政党や相手陣営を自らの改革の「抵抗勢力」と位置づけて一刀両断。09年の堺市長選で、元府部長の新人、竹山修身氏の支援に回り、民主や自民など4党が相乗りの現職を破る力を見せつけた。

 地域政党「大阪維新の会」を10年に設立し、都構想の実現に向けて動き出した。知事を辞職して府市ダブル選を仕掛けた。

 ただ、こうした民意を背に、強気で二者択一を迫る政治手法は「独裁的」と評され、周囲との溝を深めることになり、「ハシズム」との造語も生まれた。【念佛明奈】


<大阪都構想>橋下劇場、閉幕へ…「負けは負け」
毎日新聞 5月17日(日)23時48分配信

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「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で反対多数が確実となり、記者会見する大阪維新の会の橋下徹代表(左)と松井一郎幹事長=大阪市北区で2015年5月17日午後11時10分、川平愛撮影

 大阪市民(約270万人)は「橋下政治」にノーを突きつけた。大阪都構想の是非を問う住民投票は反対が多数となり、大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が唱えた都構想は否定された。「住民投票で負けたら政界引退」と公言していた橋下氏。この日の結果を受け、改めて政界引退を表明した。

 橋下徹氏は17日午後11時過ぎから、松井一郎・大阪府知事(大阪維新の会幹事長)とともに大阪市北区のホテルで記者会見し、住民投票での敗北を率直に認めた。橋下氏は「(今年12月の)市長任期まではやるが、それ以降は政治家をやらない」と語り、政界引退を表明した。そして「残る任期中に自民、民主、公明、共産のみなさんと話し合っていきたい」とも述べた。

 橋下氏はスーツ姿で会見場に登場し、深々と一礼し、時折笑みをみせながら、「負けは負け。都構想が間違っていたということになるんでしょうね」と語った。住民投票の結果については「大阪市民のみなさんが重要な意思表示をした。ありがとうございます。大変重く受け止めている」と述べた。

 都構想を提唱したことに関し「これまで多くの税金を投入してきた。特に大阪府市の大都市局の職員は相当なエネルギーを費やしてくれた。政治家冥利につきる」と感慨深げに話した。

 松井氏は「大阪市の皆さん、市民が悩んで判断した結果だ。この結果を真摯(しんし)に謙虚に受け止め、残された任期をしっかりと働きたい」と話し、次の知事選には出馬しない考えを示した。

 一方、大阪維新の会の国会議員や地方議員ら数十人はこのホテルの控室で住民投票の結果を待っていた。午後10時半ごろ、テレビで「反対多数」のテロップが流れると、室内は静まりかえった。

 国会議員の一人は「最後は勢いがあったと感じていた。ぼうぜん自失で言葉が出ない。都構想を実現するためにやってきた政党なので、今後のことは全く考えていない」と話した。


大阪都構想ドキュメント 自民、民主、共産、そして維新…縦横無尽入れ乱れ 橋下氏は政界引退表明
産経新聞 5月17日(日)23時48分配信

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会見する大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長=17日午後11時18分、大阪市北区 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が大阪都構想を提唱して約5年。1回きりの「決着」の日を迎えた17日、大阪市民や周辺の人々の動き、発言を追った。

 7・00 西成区の通称・あいりん地区にある投票所には、開門前から40人以上の長い列。一番乗りの無職、渡辺三郎さん(74)は「うわさじゃ住民サービスがよくなくなるという。今のままでいい」と反対。賛成票を投じた無職男性(60)は「住所が変わるのが面倒だから反対、という人が多いが、子供たちの未来を考えて辛抱すべきだ」。

 8・45 市役所(北区)地下1階にある選挙管理委員会の一室。職員たちが各区から届く投票者数の集計や市民からの問い合わせに追われる。みな残業続きだが、「なんとか無事に投票を終わらせたい。天気もいいので投票率も上がってほしい」と堀映子選挙課長。

 9・45 城東区の投票所前では賛成派、反対派の各陣営が鉢合わせ。離れた場所でビラ配りを始めた共産の山中智子市議団幹事長は「大阪市をなくしたら元も子もない。『壊すより 生かして変えよう 大阪市』です」と訴える。

 10・13 大阪府豊中市の服部緑地を家族で訪れた同市の主婦、村岡希実子さん(31)は「大阪だけでなく、周辺の市も自分が子供のころより活気がなくなっている。少しでも変えようと頑張ってもらえるならエールを送りたい」。

 11・00 西成区役所前に自民の柳本顕市議団幹事長が登場。「大阪市と市民を守るために議論に終止符を打ち、これからの発展を築こう」と訴え、「投票用紙には反対、反対と書いてください」と繰り返しマイクで叫ぶ。

 11・40 京都大(京都市左京区)で学生イベントの準備をしていた経済学部1年、北村一将さん(18)は「大阪市住吉区に長く住んでいるが、住所の表記が変わるのは嫌。府と市が連携すれば無駄はなくせるのではないか」。

 13・00 南海難波駅前(中央区)を自民の街宣車が通りすぎた直後、橋下氏が登場。「今にとどまり、かつて(の大阪)に戻るのか。一歩を踏み出して子供たち、孫たちに素晴らしい大阪を渡していきましょうよ」と投票を呼びかける。

 「反対や!」と大声で叫ぶ中年男性もいる中、維新幹事長の松井一郎知事とともに約30分間に及んだ演説を「あと6時間、どうかお力をお貸しください」と締めくくる。

 14・50 堺東駅(堺市堺区)前の商店街に飴の出店を出していた岡田明寛さん(57)は「大阪市の方向性がよければ、堺など周辺にも波及してくる。結果に注目している」。

 15・00 民主の辻元清美衆院議員が淀川区内のスーパー前で女性議員や支持者らとともに、そろいの黄色のTシャツとピンクのスカーフを身にまとい、都構想反対のビラを配る。「今の大阪でいいとは思わないが、都構想はリスクが大きすぎる。金がかかりすぎる」と強調。

 16・40 家族で神戸・三宮に遊びに来た兵庫県西宮市の主婦、近藤千草さん(40)は「都構想によってどのような変化が起きるのか。橋下市長の改革に期待したい」。

 18・30 大阪市役所5階にある住民投票の担当部局、大都市局では6人が出勤し、電話対応。男性職員の1人は「きちんと住民の方々が判断してくださったのであれば、今後もそれに基づいて仕事をしていくのみ」と淡々と答える。

 19・50 投票締め切り間際、浪速区の投票所に会社員、深町晶さん(43)が駆け込む。「どちらが大阪のためになるのか一日中、できる限り情報を集めて考えに考えた。自分なりに出した結論が本当に正しいのか、今も悩む」と苦渋の表情。

 20・00 市内全365カ所で投票締め切り。「終わった」とつぶやいて道路に座り込む支持者の姿も。

 21・00 全24区で開票が始まる。賛成、反対がほぼ同数で推移し、関係者が固唾をのんで作業を見守る。

 22・35 「反対多数」が確実に。

 23・10 橋下、松井両氏が大阪市内のホテルで記者会見。橋下氏は「市民の判断を大変重く受け止める」とし、「政治家はやりません」と政界引退を表明した。

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