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2015年4月15日 (水)

韓国アシアナ航空エアバスA320が広島空港で着陸失敗、滑走路逸脱 27人が負傷・2

14日午後8時5分ごろ、広島県三原市の広島空港で、韓国仁川国際空港発発広島行きアシアナ航空162便エアバスA320型機(登録番号HL7762)が着陸の際、滑走路を南側に逸脱して停止した。乗員8人、乗客74人の計82人は脱出装置などを使い、空港ターミナルに避難したが、うち27人が負傷し、7人を搬送した。いずれも症状は軽いとみられるという。

広島空港事務所によると、アシアナ機は東向きに着陸後、滑走路中央付近で南側に逸脱した。その際に機の左翼が何かに接触するなどして、中央部分で折れ曲がり、エンジンカバーも外れた。また市消防本部によると機のテール部分が地面に接触し、火柱が出たという目撃情報がある。現在、同空港はこの事故のため滑走路が閉鎖されている。

なお、同空港には、視界不良の状態でも低高度までの進入降下が継続出来るカテゴリー3bのILS(計器着陸システム)が設置されているが、アシアナ機は同設備のない東側からアプローチして事故に至ったとされる。

アシアナ航空は、2013年7月6日、米カリフォルニア州サンフランシスコ国際空港で、仁川発サンフランシスコ行き214便ボーイング777が、自動操縦装置(オートパイロット)の不適切な操作によって着陸に失敗、大破炎上して3人が死亡、182人が負傷する事故を起こしている。

最初のニュース

リンク:〔広島空港〕16日の国内線全56便欠航(16日12時30分現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島空港の発着便、16日午後も欠航 岩国線は大型化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最新方式だったアシアナ機着陸、なぜ事故に パイロット気象変化に対応できず? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機、27人けが 人為的要因も焦点/「安全意識に問題」指摘も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機、27人けが 悪天候、計器誘導なく 30メートル低く進入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:滑走路手前の灯火も破損=機体が衝突か、原因調査―アシアナ機事故・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機あわや斜面転落、フェンスまで十数m - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:天候急変、対応できず? - 速報:@niftyニュース.
リンク:アシアナ機、30m低く進入…気象急激に悪化か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>記録装置を回収 16日から本格解析 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>直前に視界悪化 30メートル低く進入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:16日もANAやJALの広島便欠航 アシアナ機事故で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>滑走路脇に機体 運航再開はいつ? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:専門家「人為的ミスが争点」 度重なる事故、アシアナ航空側の安全姿勢に疑問 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機事故 一時的な濃霧発生、機長が滑走路を誤認か 計器誘導も受けられず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔広島空港〕滑走路閉鎖続く あす16日も一部の便の欠航決まる(15日20時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:30メートル低く進入か=無線交信に異常なし―復旧のめど立たず・アシアナ機事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故現場を調べる航空調査官ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:通常より30メートル低く飛行 - 速報:@niftyニュース.
リンク:残骸と捜査員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:機体を調べる航空事故調査官ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機着陸失敗 パイロットの操縦ミスか 識者「条件のいい空港」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機事故は手動着陸の「滑走路28」 操縦ミスか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機事故 墜落、着陸失敗…過去にも死傷事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>専門家ら「操縦ミス」「乱気流」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ航空、広島空港で着陸時に事故…乗客73名中、18名が病院へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故機、数十m低く進入か…地上アンテナに接触 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:風向きで誘導装置使えず、識者「操縦士ミスか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:破損した無線アンテナ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:破損した無線アンテナ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アシアナ機が滑走路外れ停止、23人軽傷 広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:着陸10分前、突然大揺れ…急降下と急上昇3回 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>広島空港の閉鎖続く 復旧の見込み立たず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<アシアナ機事故>機内混乱「赤ちゃん大丈夫か」「死意識」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

〔広島空港〕16日の国内線全56便欠航(16日12時30分現在)
レスキューナウニュース 4月16日(木)12時30分配信

広島空港では、14日20:00過ぎに発生したアシアナ機の事故の影響で、現在も滑走路が閉鎖されており、運用再開の見通しは立っていません。
16日12:30現在、国内線では全56便の、国際線では夜の到着便を除く11便の欠航が決定しています。また、JALは17日の広島発一部初便の欠航も決定しています。
なお、16日の発着全便の欠航を決定しているANAは、無手数料変更・払戻対応を行っているほか、羽田-岩国線で大型機材へ変更しており、岡山空港の利用も含め旅程変更を呼びかけています。

■16日12:30時点での運航未定便
【国際線】
・台北:CI112


広島空港の発着便、16日午後も欠航 岩国線は大型化
Aviation Wire 4月16日(木)11時2分配信

 韓国のアシアナ航空(AAR/OZ)が広島空港で4月14日に起こした滑走路逸脱事故の影響で、16日午後便にも欠航が生じている。

 16日の広島発着便のうち、全日本空輸(ANA/NH)は14便、日本航空(JAL/JL、9201)は18便全便の欠航が決定。両社合わせて約4070人に影響が出る見通し。

 ANAでは、羽田-岩国線4往復8便のうち5便の機材を、エアバスA320型機(166席)からボーイング767-300型機(270席)へ大型化して運航する予定。


最新方式だったアシアナ機着陸、なぜ事故に パイロット気象変化に対応できず?
乗りものニュース 4月16日(木)10時59分配信

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事故を起こしたアシアナ航空A320型の同型機(2011年、大村基嘉撮影)。

自動着陸よりもハイテク、適切だった着陸方法
 2015年4月14日(火)の夜に広島空港で発生したアシアナ航空162便(エアバスA320型機)の着陸失敗事故の真相は、15日から始まった事故調査により、事故当時の状況がだんだん分かってきました。ここでは、旅客機が広島空港に着陸するための方式を中心に、162便のパイロットが取った行動について解説します。

 広島空港への着陸パターン(進入方式)は主に4つあります。

【1】ハイテク化されたコンピューター(飛行管理システム)により事前のプログラムに沿って着陸する「アールナブ・アプローチ」。「滑走路28」側、つまり滑走路の東側から着陸するときに使用。

【2】「計器着陸装置(ILS)」を使用した「ILSアプローチ」。「滑走路10」側、つまり滑走路の西側から着陸するときに使用。

【3】「VOR」と呼ばれる電波標識を使って計器を見ながら滑走路の直前まで飛行させる「VORアプローチ」。これは「滑走路10/28」の両方、つまり東西両方向からの着陸に対応する複数のパターンを設定。

【4】計器や管制からの誘導に頼らず、パイロットが目視で周辺の状況を確認しながら手動で着陸する「ビジュアル・アプローチ」。

 162便が使用した進入方式は、【1】の「アールナブ・アプローチ」です。事故当時の風向きは「北北西」、つまり西よりの風。それを考慮して向かい風になるよう東側から着陸する「滑走路28」を指示したのは広島空港の管制官で、その判断に間違いはなかったと考えられます。この「アールナブ・アプローチ」は、GPSを使った高精度な位置情報とコンピュータープログラムを用いる最新の進入方式で、現代の旅客機はこの方式で着陸できる性能を持っています。

 コクピットの画面には、アールナブによって飛行すべきコースが表示されるため、パイロットは画面の指示と実際に飛行している位置を確認しながら操縦していくことになります。最終着陸態勢に入るまでは「自動操縦」が可能。そして滑走路の延長線上(10~18km手前)からはパイロットが手動で操縦します。

【2】の「ILSアプローチ」は、パイロットが「手放し」で完全自動着陸に対応しますが、162便の進入時、西側から着陸する「滑走路10」を使うことは「追い風」状態になってしまいます。よってこの方式は着陸時のリスクを高めることになるため、適当とはいえません。

見えなければ「ゴーアラウンド」がルール
 162便の着陸時は夜間で見通しが悪く、空港周辺の気象状況もあまり良くありませんでした。しかし着陸直前、20時の時点で滑走路を見渡せる距離(視距離)は1800mを維持しており、「アールナブ・アプローチ」での着陸に問題ない条件です。

 ただその後、雲(霧)の発生で数分、数秒単位で視距離が低下した可能性があり、この場合、瞬間的にパイロットから滑走路が見えなくなることがあり得ます。「アールナブ」は信頼性の高いシステムなので、空港からの距離があれば、その状態でも計器によって進入を続けられますが、安全のための「リミット」は定められています。地上から約450mの高度まで降下した時点で窓から滑走路が見えなければ、「着陸やり直し(ゴーアラウンド)」をしなければいけません。

 山を削って建設した広島のような空港は、最終着陸態勢で乱気流の影響を受け、機体がガクンと突き落とされるようなことも考えられます。しかし、そうした状況も予期できていれば「あらかじめ少し高い高度で進入する」「エンジンのパワーをすぐに上げられる状態を保って慎重に操縦する」など、経験を元にパイロットはあらゆる状況変化に対応する能力を持っているものです。

 162便に判断ミスはなかったのか、事故調査の焦点になるでしょう。


アシアナ機、27人けが 人為的要因も焦点/「安全意識に問題」指摘も
産経新聞 4月16日(木)7時55分配信

 なぜ、アシアナ機は着陸に失敗したのか。国土交通省などによると、事故機は、滑走路の手前から異常な低空姿勢を取っていたという。濃霧の発生や下降気流など悪天候が指摘されるが、専門家は「人為的要因も大きな焦点になる」と話す。また、アシアナ航空(韓国)は、これまでも度重なる事故を起こしており専門家は安全意識にも問題があると分析する。

 事故機は、滑走路手前約325メートルの位置にある無線設備に接触した。24本あるアンテナの高さは約6・4メートル。この上空では通常、無線設備より約30メートル高い位置を飛行するといい、事故機は5分の1程度まで降下していた。

 国交省によると、着陸を許可した約5分前は視界が良かったが、湿度が高くガスがたまりやすい状態だったという。霧のたまりも空港の南東から南に存在、その後に急激に視界が悪くなった可能性もあるという。

 国交省は、視程1600メートルが着陸の最低基準だとする。ただ、最終的な着陸の判断は操縦士に任されているといい、航空評論家の青木謙知さんは「詳しい状況は不明だが、気象条件が悪ければ、着陸をやり直すなどの選択肢もあったはずだ」と疑問を呈する。

 事故機は、アンテナに接触後、滑走路を大きく外れ旋回。180度回転する形で停止したが、その先は斜面で、大惨事につながる恐れもあった。国交省によると、滑走路には深さ約1~3センチ、幅約2センチの傷が約1キロにわたって残っていたという。青木さんは「大きく損傷はしたが、火災が発生しなかったことが被害を抑えられた要因だ」と話す。

 アシアナ航空は、平成21年、関西国際空港で着陸の際、機体後部を滑走路に接触させる事故を起こした。23年には、韓国の済州島沖で貨物機が墜落。25年には、米サンフランシスコ国際空港で着陸時に護岸に接触させるなどした事故も起こした。この際、米運輸安全委員会(NTSB)が機長らの操縦ミスなどを指摘した。

 このNTSBの指摘に韓国側は抗議。青木氏は「抗議は、事故で反省点を見いだし次につなげようとする意識に欠ける行為にみえる。このような姿勢も事故多発の背景にあるように思える」と話している。


アシアナ機、27人けが 悪天候、計器誘導なく 30メートル低く進入
産経新聞 4月16日(木)7時55分配信

 広島県三原市の広島空港でソウル発のアシアナ航空162便エアバスA320が着陸に失敗した事故で、国土交通省は15日、機体が通常より30メートル低い高度で滑走路に入ろうとし、無線設備に接触していたと明らかにした。当時は急激に天候が悪化していたが、事故機は計器で正確に誘導できない東側から進入していたといい、国土交通省などは悪天候が着陸に影響を与えた可能性があるとみている。

 一方、運輸安全委員会の事故調査官は同日、「下降気流が発生し飛行に影響した可能性も考えられる」と明らかにした。

 国交省によると、乗客ら27人が負傷。着陸約5分前に管制官が着陸を許可した際は、支障のあるような雨風はなかったが、その後に濃霧などで視界が急激に悪くなったという。

 広島空港は霧が出やすいといい、霧の中でも電波で航空機を正確に滑走路に誘導する計器着陸装置(ILS)と呼ばれる無線設備が、滑走路東側に整備されていた。

 ILSの電波は、西側から進入する際にしか受信できないという。風向きなどによっては、東側からの進入となるが、この場合は、機長が目視などで着陸を行う。事故機も東側からの進入だった。

 国交省などは、着陸誘導が受けられない中、視界不良で操縦士が高度を下げ過ぎた恐れや、局地的な乱気流に巻き込まれた可能性があるとみている。国交省は15日、アシアナ航空に調査への協力などを要請したことを明らかにした。


滑走路手前の灯火も破損=機体が衝突か、原因調査―アシアナ機事故・広島
時事通信 4月16日(木)7時23分配信

 アシアナ航空機が広島空港(広島県三原市)に着陸する際、滑走路を逸脱した事故で、滑走路手前にある「進入灯」という航空灯火17個が破損していたことが16日、国土交通省への取材でわかった。
 運輸安全委員会のこれまでの調査で、滑走路手前の地面にえぐられたような跡が見つかっており、機体がぶつかった可能性がある。
 運輸安全委は同日、機長や客室乗務員らに加え管制官からも聴取。機体から取り外したフライトレコーダーなどを解析し、原因の分析を進める。 


アシアナ機あわや斜面転落、フェンスまで十数m
読売新聞 4月16日(木)6時13分配信

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滑走路をはずれて停止したアシアナ機(15日午後3時17分、広島空港で、読売ヘリから)=片岡航希撮影

 広島空港(広島県三原市)で14日夜、韓国・仁川(インチョン)発のアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、滑走路を逸脱したアシアナ機は、フェンスまでわずか十数メートルの地点で停止していたことがわかった。

 仮に機体がフェンスを突き破っていれば、機体は斜面を転落し、大惨事になっていた可能性が高い。

 国土交通省などによると、広島空港の東側から着陸を試みたアシアナ機は、通常よりも約30メートル低い高度で滑走路に進入しようとして、滑走路の東端から325メートル離れた場所にある無線アンテナ(高さ約6・4メートル)に接触した後、機体を半回転させながら滑走路を外れ、南端の道路手前で停止した。しかし、この地点の十数メートル先にあるフェンスを突き破った場合、斜面を滑り落ち、数十メートル下の池(深さ3メートル)に転落しかねない状態だった。


天候急変、対応できず?
2015年4月16日(木)5時10分配信 共同通信

 広島空港でアシアナ航空機が着陸に失敗し滑走路から外れた事故で、約15分前まで全日空機や日航機などがアシアナ機と同じ「RNAV方式」と呼ばれる方法で着陸していたことが16日、国土交通省への取材で分かった。

 国交省によると、事故が起きるまでの約3時間半にわたり、8機が同じ東方向から進入、うち7機が同じ方式を使って着陸した。運輸安全委員会は直前に急な天候悪化や人為的ミスがあった可能性もあるとみて、回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)などを解析して当時の状況を調べる。


アシアナ機、30m低く進入…気象急激に悪化か
読売新聞 4月15日(水)23時50分配信

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アシアナ機(奥)が着陸時に接触し損傷した無線アンテナ(15日午前8時52分、広島空港で、読売ヘリから)=片岡航希撮影

 広島空港で14日夜に韓国・仁川(インチョン)発広島行きアシアナ航空162便(エアバスA320型機、乗員乗客計81人)が着陸に失敗した事故で、国土交通省は15日、アシアナ機が滑走路に進入する前後に視界が急激に悪化し、滑走路が見えにくい状態になったと明らかにした。

 同機は通常の着陸時より約30メートル低い高度で滑走路に進入しており、着陸直前の気象条件の変化で操縦を誤った可能性もあるとみられる。

 国交省によると、同機は着陸に失敗して滑走路をはずれる約5分前の午後8時頃、空港まで約18キロの地点を飛行中に管制官から着陸許可を受けた。同機が着陸を試みた滑走路に安全に着陸するには約1600メートルの視界が必要。少なくとも300メートル~500メートルほど手前で滑走路が視認できなければ、着陸は不可能とされる。


<アシアナ機事故>記録装置を回収 16日から本格解析
毎日新聞 4月15日(水)22時49分配信

 広島空港(広島県三原市)で韓国・仁川(インチョン)発広島行きアシアナ航空162便(エアバスA320)が着陸に失敗した事故で、広島空港で事故調査に当たる国土交通省運輸安全委員会の日野和男・主管調査官は15日夜、現地で報道陣の取材に応じ「フライトレコーダー(飛行記録装置)とボイスレコーダー(音声記録装置)を無事に回収した」と話した。16日朝から本格的な解析を始める。

 また、実際に現場を見た印象として「過去に経験した事故との比較でも異質。(進入)高度が低く、びっくりしている」と述べ、非常に危険な事故だったことを示唆した。事故原因と天候の関係について「当日は雨で若干視界も悪かったと聞いている。乗員へのインタビューで話が聞ければ何か見えてくると思う」とも語った。

 一方、乗客らが「2度、大きな衝撃があった」などと話している点について「(アンテナと滑走路の間の)芝生をえぐったような跡があった」と明らかにし、機体が1度バウンドしたとの見方を示した。【菅沼舞、矢澤秀範】

           ◇

 アシアナ機は着陸直前、急激な視界不良に見舞われたとみられるが、広島空港は以前から濃霧による欠航が多い空港として知られていた。

 短い滑走路しかなかった旧広島空港(広島市、現在はヘリポートとして利用)に代わる大規模な空港として1993年に開港し、年間約270万人の利用がある。ただ、広島市の中心部から北東に約40キロ離れた三原市の山間部にあり、利用者の多くはマイカーやリムジンバスを利用している。

 台地を削って造成された場所にあり、標高は331メートル。霧が出やすく、広島県空港振興課によると、精度の高い計器着陸システムが導入される以前は、年間平均で約75便が欠航していた。ただ、システム導入後の2009年以降は同約14便に減った、という。【高橋咲子】


<アシアナ機事故>直前に視界悪化 30メートル低く進入
毎日新聞 4月15日(水)21時29分配信

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アシアナ機162便の進入経路

 広島空港(広島県三原市)で韓国・仁川(インチョン)発広島行きアシアナ航空162便(エアバスA320)が着陸に失敗した事故で、事故機が通常よりも約30メートル低い高度で滑走路に進入した可能性が高いことが15日、わかった。着陸直前は気象の影響で急激に視界不良になっていたとみられ、運輸安全委員会などは異常な高度低下との関係を調べている。また、国交省は同日、負傷者数を乗客25人、乗員2人の計27人と発表した。

 広島空港で調査に当たっている運輸安全委員会の調査官は「可能性として下降気流もあったかもしれない」と話し、下降気流の発生の有無も調査対象になることを示した。

 事故機は滑走路に進入する際、滑走路の東端から325メートル離れた位置にある高さ約6.4メートルの「ローカライザーアンテナ(着陸誘導用アンテナ)」に接触して破損させた。国土交通省の調べで、この地点で航空機は通常、アンテナより約30メートル高いところを飛行していることが判明した。

 国交省によると、広島空港の管制官が事故機に対して着陸許可を出したのは14日午後8時ごろ。同空港で東側から着陸する際の条件となる視界は1600メートルで、天候に問題はなかったとみられる。広島空港に観測所がある関西航空地方気象台によると、この時点で滑走路付近の視界は1800メートル以上あった。しかし、その後視界は急に悪くなり、事故が起きた8時5分ごろには300~500メートルにまで悪化していたという。午後8時ごろの空港周辺は弱い雨が降り、一部に霧がかかっていた。

 事故直前の管制官との交信では、パイロットが何らかの異常を伝えるやりとりはなかったという。

 山間地の台地にある広島空港は、霧が発生しやすく、最も精度の高い「カテゴリー3」と呼ばれる計器着陸装置(ILS)で着陸機を誘導している。ILSは西側からの進入だけに対応し、東側からの着陸には対応していない。事故機は東側から進入し、滑走路の照明を見ながら着陸していた。

 滑走路には事故機が接触した際にできたとみられる傷があり、周辺には部品が散乱。事故機は左右の主翼や胴体後方の下部などを損傷していた。着陸後に地面に接触して左旋回し、滑走路を外れて停止したとみられる。【佐藤賢二郎、狩野智彦、斎川瞳】

 ◇航空ジャーナリストの坪田敦史さんの話

 雲や霧の状況は秒単位で変わるため、管制官が着陸許可を出した時点では問題がなかったとしても、瞬間的に視界が悪い状態になった可能性は考えられる。パイロットは滑走路がよく見えていない状況で進入を続けたのではないか。パイロットはいかなる状況にも適切に対処できなければならず、視界不良などの問題が起きたのならゴーアラウンド(着陸やり直し)の判断をすべきだった。


16日もANAやJALの広島便欠航 アシアナ機事故で
Aviation Wire 4月15日(水)21時11分配信

 韓国のアシアナ航空(AAR/OZ)が運航するソウル(仁川)発広島行きOZ162便(エアバスA320型機、登録番号HL7762)が4月14日夜、広島空港へ着陸時に滑走路を逸脱する事故を起こしたため、15日は滑走路が終日閉鎖となった。広島を発着する全便が欠航したことで、5000人以上に影響が出た。16日も午前の便を中心に、欠航などの影響が出ている。

 16日の広島発着便は、全日本空輸(ANA/NH)が8便、日本航空(JAL/JL、9201)は9便の欠航を決定。両社で約2660人に影響が出る見通し。ANAでは、羽田-岩国線の機材を、エアバスA320型機(166席)からボーイング767-300型機(270席)へ大型化して運航する予定。767の座席数は、機材繰りにより異なる場合がある。

 OZ162便は14日午後8時すぎ、広島空港の滑走路(磁方位28)へ東側から進入して着陸後、滑走路を逸脱。滑走路脇にあるILS(計器着陸装置)のローカライザーの一部が壊れ、機体も左エンジンや水平尾翼などが破損した。

 国土交通省によると、乗客25人と客室乗務員2人の計27人がけがをした。また、運輸安全委員会(JTSB)は15日、航空事故調査官3人を現地に派遣している。


<アシアナ機事故>滑走路脇に機体 運航再開はいつ?
毎日新聞 4月15日(水)20時55分配信

 着陸の失敗で乗員乗客計27人が負傷した広島空港(広島県三原市)のアシアナ航空機事故。15日になり事故原因の究明が始まったが、事故機は滑走路脇に止まったままで、同空港発着の60便全便が運休した。同空港事務所によると16日の運航は未定で、影響は広がっている。

 国土交通省によると、滑走路の舗装面は、機体が接触したことで長さ約1キロにわたって深さ2センチほどえぐれたが、航空機の発着には支障がない程度という。ただ、アシアナ機が接触した「ローカライザーアンテナ」(着陸誘導用アンテナ)は、システムを構成する24本組みのアンテナ一式が破損した。運航を再開する場合、離着陸に制限が生じる可能性があるという。

 現場では日没まで、国交省運輸安全委員会から派遣された5人の航空事故調査官による事故調査が続いた。報道陣の取材に応じた調査官は「閉鎖で迷惑がかかっていることは頭にあるが、破片の状況から明らかになる事実もあり、安易に再開といかない。ジレンマだ」と苦悩をのぞかせた。一方、広島県警の現場検証もあった。調査や捜査は16日も続く予定。

 広島空港には15日、運休を知らずに訪れて、困惑する利用客もいた。結婚50年の金婚式の記念に、夫婦で台湾ツアーに出掛けるはずだった広島県福山市の男性(74)は、ツアー中止を空港で知った。「妻もとても楽しみにしていたので残念だ」と肩を落とした。広島市東区の会社員、石津哲さん(28)は、朝の便で上海に向かう予定だった。夜間の事故で航空会社と連絡が取れなかったため、空港まで来たが「情報が手に入らない」と困惑した様子だった。

 一方、事故の影響で、航空輸送する郵便に半日から1日程度の遅れも出た。

 日本郵便中国支社(広島市)によると、影響が出たのは、広島、山口の両県と北海道、東北、関東との間でやりとりされる郵便物。ゆうパック(小包)にも一部遅れが生じた。同社は急きょ、他県の空港を利用するなど、別ルートに振り替えて対応しており、影響は当面続くという。【加藤小夜、高橋咲子】


専門家「人為的ミスが争点」 度重なる事故、アシアナ航空側の安全姿勢に疑問
産経新聞 4月15日(水)20時5分配信

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警察と消防による現場検証が行われたアシアナ航空の旅客機。エンジンにオレンジ色の金属が刺さっているのが見られる=15日午前9時29分、広島県三原市(安元雄太撮影)(写真:産経新聞)

 広島空港のソウル発アシアナ航空162便エアバスA320型機による事故で、なぜ同機は着陸に失敗したのか。国土交通省などによると、事故機は、滑走路の大きく手前から異常な低空姿勢を取っていたという。急な霧の発生による視界不良が指摘され、専門家は「人為的なミスが大きな争点になる」とする。ただ、アシアナ航空(韓国)は度重なる事故を起こしており、安全に対する意識にも問題があるとみている。

 事故機は、滑走路のはるか手前、約320メートルの位置にある無線アンテナに接触した。アンテナの高さは約6・4メートル。国交省によると、この距離では、通常はアンテナより30メートル程度の高度を取っているという。

 国交省によると、着陸の5分前に管制官が着陸許可を出した際は、問題はなかったが、徐々に、視界が悪くなっていたという。国交省は、1600メートル先まで見通せるのが着陸許可の最低基準だとする。 

 ただ、最終的な着陸の判断は、操縦士に任されるとされており、航空評論家の青木謙知さんは「詳しい調査を待たなければならないが、気象が悪ければ、着陸をやり直す選択肢もあったはずだ」と疑問を呈する。

 事故機は、アンテナに接触した後、滑走路を大きく外れ旋回。180度回転する形で停止したが、少し先は斜面で、大惨事につながる恐れにあった。広島空港事務所によると、滑走路には深さ約2センチ、幅約2センチの傷が約1キロにわたって残っていたという。青木さんは「大きく損傷はしたが、火災が発生しなかったことが被害を抑えられた要因だ」とみている。

 アシアナ航空は、平成21年、関西国際空港で着陸に際し、機体後部を滑走路に接触させる事故を起こしている。23年には、韓国の済州島沖で貨物機が墜落し乗員2人が死亡。25年には、米サンフランシスコ国際空港で着陸時に護岸に接触させるなどした炎上事故も起こした。この際は、米運輸安全委員会(NTSB)は機長らの操縦ミスなどが原因とする調査結果を示している。

 ただ、このNTSBの決定には韓国側が抗議。青木氏は「抗議は事故で反省点を見出し次につなげようとする意識に欠ける行為にみえる。このような姿勢も事故多発の背景にあるようにも思える」と話している。


アシアナ機事故 一時的な濃霧発生、機長が滑走路を誤認か 計器誘導も受けられず
産経新聞 4月15日(水)20時4分配信

 広島空港でソウル発のアシアナ航空162便エアバスA320型機が着陸に失敗した事故で、当時、一時的な濃霧が発生していた可能性があることが15日、分かった。事故機は計器で正確に滑走路に誘導できない東側から進入しており、国土交通省などは、操縦士が視界不良で滑走路の場所を手前に誤認していた恐れもあるとみて詳しい状況を調べている。

 国交省は15日、アシアナ航空に対し、調査への協力と原因究明、再発防止策の報告を指示したことを明らかにした。

 国交省などによると、事故当時の天候は雨だったが風は強い状態ではなく着陸に支障はなかった。ただ、一時的に発生した濃霧などで視界が急激に低下していたという。

 広島空港は、霧の影響を受けやすい標高約330メートルの山間部に位置。このため霧の中でも電波で航空機を正確に滑走路に誘導する計器着陸装置(ILS)と呼ばれる無線アンテナが、空港東側に整備されていた。

 電波は、西側から進入してくる航空機だけしか受信できなかったという。風向きなどによっては、東側からの進入になるが、この場合は機長がGPS(衛星利用測位システム)などを利用して着陸を行う。事故機も東側からの進入だった。

 事故機は、手動操縦で着陸体勢に入っていたとみられ、国交省などは、計器誘導が受けられない中、一時的な濃霧で、操縦士が滑走路を手前に誤認した可能性があるとみている。


〔広島空港〕滑走路閉鎖続く あす16日も一部の便の欠航決まる(15日20時現在)
レスキューナウニュース 4月15日(水)19時45分配信

広島空港では、14日20:00過ぎに発生したアシアナ機の事故の影響で、現在も滑走路が閉鎖されており、運用再開の見通しは立っていません。
広島空港の発着便は、きょう15日は国内線・国際線ともに全便の欠航が決まったほか、あす16日についても、午前中を中心に既に欠航の決まっている便があります。
なお、ANAは、あす16日も終日、広島空港の発着便について無手数料変更・払戻対応を行っているほか、羽田-岩国線で大型機材へ変更しており、岡山空港の利用も含め旅程変更を呼びかけています。


30メートル低く進入か=無線交信に異常なし―復旧のめど立たず・アシアナ機事故
時事通信 4月15日(水)19時37分配信

 アシアナ航空機が広島空港(広島県三原市)に着陸する際、滑走路から逸脱した事故で、同機が着陸直前、通常より約30メートル低く飛んでいたとみられることが15日、国土交通省への取材で分かった。事故前の無線交信で異常はなかったといい、運輸安全委員会は機長らから事情を聴き、当時の状況を調べる。
 国交省によると、滑走路東端から約320メートル離れた計器着陸装置(ILS)用無線アンテナが破損。一般的な進入角度で着陸を試みた場合、アンテナより約30メートル上を通過する計算になるという。
 管制官は14日午後8時ごろ、空港から約18キロに近づいた同機の着陸を許可。その後も風向きや風速に関して交信をしたが、異常を知らせるようなやりとりはなかった。
 空港事務所によると、無線アンテナは、幅40メートルに立てられた24本のほぼすべてが破損。滑走路上には幅と深さが2センチほどの傷が約1キロにわたって付いており、滑走路上の灯火なども破損していた。
 運輸安全委の現場調査が終わり次第、機体の撤去や補修作業に着手するが、空港再開のめどは立っていない。国交省幹部は「アンテナの復旧には時間がかかる。ILSを使わない形で復旧することになる」と話した。 


事故現場を調べる航空調査官ら
時事通信 4月15日(水)18時30分配信

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広島空港の滑走路手前の誘導用無線アンテナ付近を調べる運輸安全委員会の航空事故調査官ら(手前)。奥はアシアナ航空の機体=15日午後、広島県三原市


通常より30メートル低く飛行
2015年4月15日(水)18時17分配信 共同通信

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 破片が散乱する、アシアナ航空機が接触したとみられる滑走路手前の無線設備周辺=15日午後、広島空港(共同通信社ヘリから)

 広島空港でソウル発のアシアナ航空機が着陸に失敗し滑走路から外れた事故で、国土交通省は15日、通常のコースより約30メートル低い高度で滑走路に向かい、高さ約6・4メートルの無線設備に接触したとみられると明らかにした。着陸直前のパイロットと管制官の無線のやりとりに異常はなかった。

 広島空港事務所によると、無線設備にはアンテナが24本あり、そのほぼ全てが破損していた。運輸安全委員会の航空事故調査官が現地入りし、進入高度が低かった原因を調べている。

 無線設備は計器着陸装置と呼ばれ、進入機を精密誘導するが、アシアナ機は計器誘導ができない東側から進入した。


残骸と捜査員
時事通信 4月15日(水)17時43分配信

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アシアナ航空の機体の一部とみられる残骸を調べる広島県警の捜査員=15日午後、広島県三原市
(時事通信社)


機体を調べる航空事故調査官ら
時事通信 4月15日(水)17時21分配信

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アシアナ航空の機体を調べる運輸安全委員会の航空事故調査官と広島県警の捜査員ら=15日午後、広島県三原市


アシアナ機着陸失敗 パイロットの操縦ミスか 識者「条件のいい空港」
夕刊フジ 4月15日(水)16時56分配信

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警察と消防による現場検証が行われたアシアナ航空機=15日午前、広島県三原市(写真:夕刊フジ)

 14日夜に広島空港で発生したソウル発アシアナ航空機(韓国)の滑走路逸脱事故。着陸前に高度を下げすぎて、滑走路手前の無線設備に車輪を接触させたことが原因とみられている。広島空港は台地の上にあり霧や雲が出やすいことで有名だが、「パイロットにとって条件のいい空港」(専門家)。パイロットの操縦ミスの可能性も指摘されており、飛行機の「安全神話」にまたしても疑問符がついた。

 広島県警は15日、業務上過失傷害の疑いで事故機を現場検証した。負傷者は乗客23人と、乗員2人の計25人と発表。3歳と生後11カ月の女児、5歳の男児のほかは、いずれも20~60代の男女としている。

 またアシアナ航空は乗客数を73人とし、うち46人が日本人、中国人9人、韓国人8人など計9カ国と明らかにしたが、子供の人数が含まれていない可能性がある。

 国土交通省などによると、広島空港は、国内の主要空港の中でも「カテゴリー3(CAT3)」と呼ばれる精度が高い計器着陸装置(ILS)を整備。滑走路東側から、西側へ電波を出し、精密誘導する。通常は西側から着陸するが、事故当時の風向きは北西で、同機は向かい風となる東側から着陸進入をしたとみられる。ILSは東側からの着陸には対応していない。

 航空アナリストの杉浦一機氏は、広島空港について「滑走路の長さ(3000メートル)も十分でILSが整備されるなど、条件のいい空港」とした上で、こう続ける。

 「なぜ通常よりも低い航路で滑走路に進入したのか。操縦ミスか気象条件の一時的な変化が考えられる。事故時の風速は1メートルという情報があり、運航に影響を与えるものではない。多少の気象変化は想定され、通常のパイロットの技量があれば対応できるはずだ。ただ、山間部では着陸時に天候が急変することがあり、事故につながった可能性も残されている」

 アシアナ航空は2013年7月に米サンフランシスコ国際航空で着陸に失敗し、3人が死亡する事故を起こした。「大韓航空と比べると事故は少なく、安全性が高いとみられてきたが、サンフランシスコの事故でボーイング777型機の乗務経験が43時間しかないパイロットが操縦するなど、運航部門の問題が指摘された。急激な気象の変化が原因でないとすれば、アシアナ航空のパイロットの技量に疑問が生じてくる」(杉浦氏)

 あわや大惨事の事故。死者が出なかったことが幸いだったが、徹底調査が求められる。


アシアナ機事故は手動着陸の「滑走路28」 操縦ミスか
乗りものニュース 4月15日(水)15時29分配信

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「28」と書かれた滑走路の右側、縦方向にあるオレンジ色の線が「計器着陸装置(ローカライザー・アンテナ)」(空中写真出典:国土地理院)。

パイロットが最終的に手動で着陸する「滑走路28」
 2015年4月14日(火)の20時すぎ、広島空港で発生したアシアナ航空162便(韓国・仁川発広島行き、エアバスA320型機)の着陸失敗は、滑走路端に設置されている「計器着陸装置(ローカライザー・アンテナ)」に機体の一部が接触。事故に至ったと考えられ、左エンジンと中央左車輪、左主翼、左水平尾翼の損傷が見受けられます。

 広島空港には、3000mの滑走路が東西方向に1本あります。162便は滑走路東側から「アールナブ」と呼ばれる方式で着陸しようとしていました。これはコンピューターのプログラム機能により途中まで自動操縦で降下し、最終的にはパイロットが手動で滑走路に着地させる飛行方式です。人工衛星からの位置情報も使用します。

 接触した「ローカライザー」は「滑走路10」、すなわち162便が進入した方向とは反対の西側から着陸する場合に使われる電波装置なので、今回の着陸とは関係がありません。そもそも162便が着陸しようとした方向、東側から進入する「滑走路28」には計器着陸装置が設置されていないため、自動操縦での着陸はできず、コンピューターと手動を組み合わせた「アールナブ」方式が一般的な着陸手順です。そのため162便もこの方式で、最終的にはパイロットが手動で操縦したと考えられます。

 山間部にある広島空港は標高が300mと高く、夜間は周辺の明かりが少ないこともあり、安全な着陸には経験が不可欠です。飛行場の状況をしっかり確認するためパイロットは細心の注意を払う必要がありますが、事故当時、機長と副操縦士のどちらが操縦していたかは明らかになっていません。コクピットにいるパイロット2名のうち、操縦を担当しないパイロットも気象状態を窓からチェックし、滑走路に近づく頃には最終着陸コースからずれていないか常に監視するという役割を持っています。

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事故を起こしたアシアナ航空A320型の同型機(2011年、大村基嘉撮影)。

高度が極端に低かった162便
 損傷状況から分析すると、おそらく機体が少し左に傾いた状態で「計器着陸装置(ローカライザー・アンテナ)」に接触したと思われます。本来162便が滑走路の正常な位置に着地する、その数秒前の出来事です。

 メディア映像ではエンジンのカバーと思われる残骸が「ローカライザー」周辺に飛び散っているほか、エンジンに「ローカライザー」のものと思われる赤い部品が付着。メインギア(主車輪を含む降着装置)も破損した様子で、それで左右ブレーキのバランスを崩したため、滑走路から機体が逸脱して芝地帯に突っ込んだ可能性もあります。

 また滑走路の端に設置されている「ローカライザー」に接触したということは、滑走路へ進入する際に機体は、横方向にはずれていませんでしたが、垂直方向にずれていたと考えられます。

 本来の滑走路上の「接地点」へ着地するには、高さが約6mある「ローカライザー」の上空を、30~50mの高さで通過しなければいけません。しかし接触したとなると、その高度が極端に低かったことを意味します。

 当時の空港は風が弱かったため、一時的に追い風を受けた可能性もあり、その場合は適正なコースを飛行するためエンジンのパワーを減らして速度を再調整するなど、操縦の難易度が上がっていた可能性もあります。またA320型機の着陸寸前の速度は約250km/hですが、実際には向かい風や追い風の影響を受けて、少なからず常に変化します。

 ただ、仮に乱気流(突風)や急激な視界の悪化など気象条件が引き金になったとしても、状況を瞬時に判断し、「着陸やり直し(ゴーアラウンド)」をするなど、適切に対処を行うのがパイロット。今回それがどうなっていたのか、問われることになるかもしれません。


アシアナ機事故 墜落、着陸失敗…過去にも死傷事故
産経新聞 4月15日(水)15時4分配信

 アシアナ航空は2013年、米サンフランシスコ国際空港で、ボーイング777が着陸時に機体後部を滑走路端の護岸に接触させ、胴体着陸した後に炎上。緊急車両にひかれた女子高生を含む中国人3人が死亡、日本人男性ら180人以上が負傷した。米運輸安全委員会は機長らが「自動操縦に過度に依存した」とする調査結果をまとめた。

 11年7月には、済州島の西約100キロの海上で仁川国際空港から中国・上海に向かっていたボーイング747貨物機内で火災が発生し墜落。乗員2人が死亡している。1993年7月には、韓国南部の山中にソウル発木浦行きのボーイング737が墜落し、乗員乗客110人のうち日本人を含む60人以上が死亡した。

 2009年10月には関西国際空港で、今回と同型機が着陸時に機体後部を滑走路に接触させ、着陸をやり直した。機体に損傷があり、国土交通省は「航空事故」と判断した。


<アシアナ機事故>専門家ら「操縦ミス」「乱気流」
毎日新聞 4月15日(水)15時1分配信

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滑走路脇に停止したアシアナ航空機。左エンジンが損傷し、非常用シューターが展開している=広島県三原市で2015年4月15日午前9時34分、本社ヘリから三浦博之撮影

 着陸に失敗して乗員乗客計27人が負傷した14日夜の広島空港(広島県三原市)のアシアナ航空機事故で、同機は滑走路手前の無線アンテナに接触したとみられることから着陸時の高度に問題があった可能性が出ている。トラブルはなぜ起きたのか。専門家らは、気象条件の急変や、パイロットの操縦ミスなどの可能性を挙げる。

 「規定より高度を下げ過ぎたとみられる。さらに下がっていたら、大惨事になっていた恐れがある」。航空評論家の小林宏之さんは、そう指摘する。原因の一つとして考えられるのは人為ミスだという。「広島空港は霧や雲が発生しやすい空港で、事故当時、雲が低いところにあったため、パイロットが滑走路を見つけようとして高度を下げ過ぎてしまったのかもしれない」。航空機がトラブルを抱えていた場合に起こりえることとしては「エンジン系の出力が突然低下したとも推定される」と話す。

 鈴木真二・東京大大学院教授(航空工学)は、乱気流が影響した可能性があるとの見方だ。「局所的に発生した乱気流に巻き込まれて高度が急激に下がったとすると、たてなおしのためにエンジンの推力を上げる必要があるが、間に合わないことがある。最近は気象の急変が多く、気象状況をきめ細かく把握できるシステムづくりは不可欠だ」

 航空評論家の青木謙知さんは「パイロットが自動操縦を解除して手動で高度を下げ、滑走路への着陸を試みることはよくある」と語り、操縦方法とアクシデントとの関係に注目する。「空港ごとに定められた最低高度があるが、今回の事故は、手動着陸の際にそれより低い高度で進入したか、浅い角度で進入したため、機体が無線アンテナに接触した可能性がある」という。【三木陽介、狩野智彦】


アシアナ航空、広島空港で着陸時に事故…乗客73名中、18名が病院へ
レスポンス 4月15日(水)14時54分配信

14日、広島空港でアシアナ航空OZ162便が着陸時に発生した事故について、アシアナ航空は関連情報を発信している。15日12時34分の発表によると、乗客73名中、軽傷者18名は4つの病院に移動し、検診後に17名は異常なく帰宅、うち1名の日本人乗客は打撲傷により1日入院しているという。

事故は4月14日18時34分に仁川空港を出発したOZ162便が、2015年4月14日20時05分、広島空港滑走路で着陸中に発生した。各所の報道によると事故直前に急降下があったとも伝えられているが、原因は現在も調査中。

OZ162便には2名の運行乗務員が搭乗、機長の総飛行時間は8233時間、副機長は1583時間だった。

事故による広島空港の滑走路閉鎖にともない、15日中のOZ162便は欠航。16日の運行計画については15日午後に発表される見通し。

《レスポンス 編集部》


事故機、数十m低く進入か…地上アンテナに接触
読売新聞 4月15日(水)14時36分配信

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アシアナ機の破損した尾翼を調べる捜査員ら(15日午前9時28分、広島空港で、読売ヘリから)=片岡航希撮影

 広島県三原市の広島空港で14日夜、韓国・仁川(インチョン)発広島行きアシアナ航空162便(エアバスA320型機、乗員乗客計81人)が着陸に失敗した事故で、アシアナ機は通常の着陸時よりも数十メートル低い高度で滑走路に進入していたとみられることが、国土交通省への取材で分かった。

 けが人は乗客25人、乗員2人となったが、いずれも負傷程度は軽いとみられる。同空港は滑走路の閉鎖が続き、復旧のめどはたっていない。

 広島県警は、120人態勢の捜査本部を設置し、15日午前、業務上過失傷害容疑で現場検証を始めた。事故原因の調査にあたる運輸安全委員会の調査官ら4人も15日午後、現地に入った。今後、韓国人機長らへの聞き取りや機体の調査を行う。

 国交省によると、東西に延びる滑走路の東端から325メートル離れた場所にある高さ約6・4メートルの着陸誘導用の無線アンテナ24本のうち、北側の約10本が損傷しており、アシアナ機が接触したとみられる。通常、着陸時にはアンテナの数十メートル上を通過するが、何らかの原因で高度が下がったらしい。


風向きで誘導装置使えず、識者「操縦士ミスか」
読売新聞 4月15日(水)14時0分配信

 山あいにある広島空港は霧や雲が発生しやすいため、着陸機を滑走路まで誘導する計器着陸装置は国内空港でも最高水準のものが運用されているが、アシアナ航空162便は風向きの影響でこの装置が利用できない東側から進入した。

 この際、通常よりもかなり低い高度で滑走路に入ったとみられているが、どんな原因が考えられるのか。

 元日航機長で航空評論家の小林宏之さんは「当時、空港周辺の低いところに雲があったようだ。パイロットが滑走路を確かめようと高度を下げ過ぎたか、滑走路までの距離と維持すべき高度を見誤ったのではないか」と推測。「機材故障もありえるが、ヒューマンエラーで起きた可能性がある」と指摘する。

 元日航機長で航空評論家の諸星広夫さんによると、破損した着陸誘導用の無線アンテナがある滑走路の手前約300メートルの地点では通常、機体の高度は50~60メートルはあるはずだという。「高さ約6メートルの無線アンテナに接触したのは、滑走路前での高度が低すぎたということ。計器着陸装置が使えなかった場合、手動の着陸になり、もし慣れないパイロットなら緊張するかもしれない」とみる。


破損した無線アンテナ
時事通信 4月15日(水)12時53分配信

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アシアナ機が着陸の際に接触し、破損したとみられる滑走路手前の無線アンテナ。右奥は事故を起こした機体=15日午前、広島県三原市


破損した無線アンテナ
時事通信 4月15日(水)12時53分配信

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アシアナ機が着陸の際に接触し、破損したとみられる滑走路手前の無線アンテナ。右奥は事故を起こした機体=15日午前、広島県三原市


アシアナ機が滑走路外れ停止、23人軽傷 広島
CNN.co.jp 4月15日(水)12時46分配信

(CNN) 広島空港で14日夜、アシアナ航空の旅客機が着陸直後に滑走路を外れる事故があり、空港が封鎖された。消防などによると、この事故で23人が軽傷を負った。

アシアナ航空162便(エアバスA320型機)は同日午後8時5分ごろ、広島空港に到着。アシアナ航空によれば、同機は乗客73人と乗員8人を乗せて現地時間の同日午後6時34分に韓国の仁川国際空港を出発していた。

同機が着陸時に滑走路付近にあった物体に衝突し、機体後部と左翼エンジンのカバー部分が損傷したという情報もあり、当局が確認を急いでいる。

現場からの映像には、機体が進入してきたのとは逆方向を向いて停止した姿が映っている。

エアバスも今回の事故について情報収集に当たっていることを明らかにした。


着陸10分前、突然大揺れ…急降下と急上昇3回
読売新聞 4月15日(水)12時9分配信

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滑走路を外れて停止したアシアナ機(15日午前8時44分、広島空港で、読売ヘリから)=片岡航希撮影

 損傷したエンジン、機体後部に開いた穴――。

 広島空港(広島県三原市)で発生したアシアナ機の事故は、一夜明けた15日、国や広島県警による原因調査が本格化した。大惨事につながりかねなかった「その時」を、乗客らの証言から再現した。

 韓国・仁川(インチョン)空港を14日午後6時49分に出発した機体に異変が起きたのは、着陸約10分前の午後7時55分頃だった。

 突然、左右の翼が大きく揺れ、3回ほど急降下と急上昇を繰り返した。「吐きそうになるほどだった」。広島市佐伯区の女性会社員(52)は振り返る。

 まもなく「ドーン」と突き上げるような激しい衝撃が起きた。着陸誘導用の無線アンテナに衝突したとみられる。機内上部の荷物入れの扉が開き、荷物が次々と落下。窓の外では、エンジンがオレンジ色の光を発していた。

 そして、着陸時とみられる2回目の衝撃音が響いた。広島県廿日市(はつかいち)市の女性(58)は「雷が直撃したかと思った」。機内では、「頭を抱えろ」と男性が叫んだ。

 その後も揺れが続く中、機内は真っ暗に。前方から煙が上がり、焦げた臭いが機内に充満。窓の外では、翼の先端部分が折れ曲がっていた。乗務員が韓国語のような言葉で何かを叫んでいたが、なかなか非常口は開かない。頭から血を流す人、泣きわめく子供たち。パニック状態に陥る乗客もいた。

 乗務員が誘導する様子は見られず、やがて開いたシューターを使い、乗客が助け合って脱出した。


<アシアナ機事故>広島空港の閉鎖続く 復旧の見込み立たず
毎日新聞 4月15日(水)11時49分配信

 広島空港事務所によると、事故を起こした滑走路脇には事故機のアシアナ航空162便(エアバスA320)が止まったままで、滑走路の閉鎖が続いており、復旧の見込みは立っていない。各航空会社によると同日朝までに、61便の欠航が決まった。

【写真を見る】アシアナ機と接触して壊れた着陸用誘導アンテナ

 全日空は広島空港と羽田、札幌、沖縄各空港を結ぶ出発・到着便の全便を終日、欠航。日本航空も全便の欠航を決めた。国際線も、仁川、中国・大連経由北京、上海経由成都、台北の4路線で出発便の全便欠航が決まった。【山口朋辰、武内彩】


<アシアナ機事故>機内混乱「赤ちゃん大丈夫か」「死意識」
毎日新聞 4月15日(水)11時45分配信

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着陸に失敗し、左エンジン部分などを破損したアシアナ航空機=広島県三原市で2015年4月15日午前11時50分、本社ヘリから三浦博之撮影

 着陸に失敗して乗員乗客計27人が負傷した14日夜の広島空港(広島県三原市)のアシアナ航空機事故。雨の中、緊急脱出装置で機外に逃れた複数の乗客が撮影した動画には「赤ちゃん大丈夫か」と叫ぶ人や、乗務員に食ってかかる乗客らしい人の声など、生々しい音声が収録されていた。多くの乗客が「死を意識した」と話す混乱の様子が伝わってくる。

 動画の一つは、韓国で家族旅行をした帰りに事故に遭った広島県安芸高田市の男性会社員(29)が機内から脱出した直後、家族を連れて走って逃げながら撮影したもの。消防車のサイレンが鳴り響き、遠くに機体が見える。暗闇の中、女性が「逃げて! 赤ちゃん大丈夫ですか」などと叫んでいる。

 男性によると、着陸の5分ほど前、高度を下げる機体が大きく揺れた。着陸と同時に「バーン」という大きな音がして上下に揺れ、乗客の女性らの「キャー」という悲鳴が機内に響いた。両側の窓の外に火柱が見え、床から出る焦げ臭い煙で視界が悪くなり、機内は一気にパニック状態になった。

 機体が停止すると、客室乗務員が機体中央の両側の非常口を開けようとしたが、開かない。乗務員までが冷静さを失っている様子を見て、男性は「もうだめかもしれない。外に出られない」と思ったが、後方から「逃げてください」と乗務員の声が響き、何とか機外へ逃れた。

 男性は「機体が爆発するかもしれないと恐怖でいっぱいだった。家族を守ろうと、急いで逃げた。とにかく焦っていた」と話す。

 もう一つの動画は、別の男性(58)が、機体から脱出した直後にデジタルカメラで撮影した。撮影時間は約20秒。傾いた機体や消防車、逃げる人影のほか、女性が甲高い声で乗務員をののしるような声が収められている。

 事故から一夜明けた15日、広島空港は滑走路の閉鎖が続く影響で航空便の欠航が相次いだ。2階出発ロビーでは、搭乗予定客らがキャンセルや別便への振り替えの手続きをしていた。

 事故機に搭乗していた広島市中区の女性(29)は、事故後に三原市内の病院で治療を受けた後、空港に隣接するホテルに宿泊。事故直前の状況について「硬い物同士がぶつかるような『ドン』という衝撃が2回あり、1回目の衝撃の前に急降下があった」と振り返った。その後機内に煙が充満し、「ギャー」「人殺し」などの叫び声などにパニックになって過呼吸を起こしたという。女性は「怖くて飛行機にもう乗れない。真相を早く知りたい」と語った。【宮嶋梓帆、矢澤秀範、瀬谷健介、菅沼舞】

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