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2015年3月20日 (金)

チュニジアの首都チュニスで武装テロ集団が観光客を襲撃、死傷者多数 日本人3人死亡・5

北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで18日、武装テロ集団が国会議事堂と国立バルドー博物館の敷地内で観光客を襲撃した。シド首相は記者会見で、外国人観光客17人とチュニジア人2人が死亡し、少なくとも24人が負傷したことを明らかにした。
日本政府関係者の確認によれば、この襲撃で邦人3人が死亡・3人が負傷したと伝えられる。

博物館内には一時、多数の観光客が取り残され、一部が人質になったが、その後の治安部隊による救出作戦で全員が解放された。内務省によると、治安部隊は作戦で武装テロ集団の2人を殺害し、治安部隊側の1人も犠牲になった。

これまでイスラム過激派による犯行との見方が広がっていたが、19日、過激派テロ組織「イスラム国」(IS)が犯行を認める音声メッセージをインターネット上に公開した。同組織はさらなる攻撃も予告している。

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リンク:迫る銃声、息潜めた4時間…テロ生還ツアー客 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯、国会突入断念か=「抵抗され変更」―チュニジア襲撃事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアとテロ対策強化=民主化支援―EU首脳会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:EU大統領と外相、31日にチュニジアへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア厳戒態勢、大都市に兵士を展開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<EU>首脳会議でチュニジアテロ非難する声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>テロ実行犯の組織幹部リビア潜伏 ISと連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:遺体が安置されている病院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム法の厳格適用」主張=過激派「アンサール・シャリア」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>悲しみと怒り 国旗掲げ「反テロ」叫ぶデモ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>「日本人犠牲者の遺族に深い同情とお悔やみ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア>目前で妻が撃たれ死んでいった…夫の心に深手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアの博物館前にろうそく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:射殺実行犯、リビアと関係濃厚 - 速報:@niftyニュース.
リンク:リビアから「越境テロ」か=犯行組織の解明急ぐ―チュニジア襲撃事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:郵船クルーズ、中近東情勢悪化で2015年世界一周クルーズの航路見直し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジアテロで浮き彫り 次に危ないのは… 東南アジアリゾート地も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独立記念式典を中止=在日チュニジア大使館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジアテロ>観光客装い侵入 実行犯、軽装で団体紛れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア大使館、今夜の「独立記念式典」中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<参院予算委>「テロとの戦い、全力尽くす」首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:邦人、安全確保に万全=拉致問題解決に全力―安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:生き残ることだけ考えていた…チュニジア襲撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 自民・谷垣幹事長 東京五輪に向け「テロ対策が極めて重要なテーマ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>外国への興味、小説に 宮崎さん高校時代 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア大統領、銃撃犯が「恐ろしい爆発物」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事件背景の分析急ぐ=菅官房長官がチュニジア観光客襲撃テロで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>「IS戦術と一致」 米が捜査協力継続 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 北アフリカに新たなテロ対策支援検討 菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム過激派関与の見方が自然…官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地中海の景観楽しむ人気の船旅…チュニジア襲撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 犯行声明「十字軍と背教者どもを多数殺傷した」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア、新たなテロ攻撃予告 - 速報:@niftyニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 安倍首相「在外邦人の安全確保に万全期す」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

迫る銃声、息潜めた4時間…テロ生還ツアー客
読売新聞 3月21日(土)6時49分配信

 【チュニス=青木佐知子、バルセロナ(スペイン東部)=石黒穣】チュニジアの博物館銃撃テロ事件の犠牲者と同じツアーに参加していた観光客が20日、クルーズ船「MSCスプレンディダ」でバルセロナ港に到着した。

 乗客の一人でバルセロナ在住の女性ガリナ・ブロンスキブさんが、恐怖の体験を語った。

 ガリナさんは娘のビクトリアさんと2人でクルーズに参加し、事件に遭遇した。観光バスが博物館の前で止まり、乗客が降り始めた時に遠くで爆竹のような音を聞いた。

 「何だろうと思っていたら、だんだん近づいてきた。ガラスが割れて、バスの中で何かが飛び散った」

 「とにかく脱出しなければ」と考え、娘と一緒にバスから飛び出した。2人の乗客が昇降口の階段にもたれかかり、頭と胸から血を流していた。

 バスから出ると、迷彩服の2人組が銃を撃っているのが見えた。あたりには何もないので隠れる場所を探して博物館に向かい、奥の部屋に隠れた。

 約4時間後、「警察が来てくれて、助かったことがわかった」という。


実行犯、国会突入断念か=「抵抗され変更」―チュニジア襲撃事件
時事通信 3月21日(土)6時27分配信

 【チュニス時事】日本人3人を含む外国人観光客ら20人以上が殺害されたチュニジアの博物館襲撃事件で、実行犯2人が当初は国会議事堂への突入を図ったものの、警備要員に阻止されたため、隣接する博物館に標的を変えた可能性があることが20日までに分かった。
 当局が事件への関与を指摘する過激派組織「アンサール・シャリア」系の集団は、ウェブサイトを通じて声明を出し、18日に起きた事件の推移に関する主張を明らかにした。
 それによると、実行犯は当初、国会への侵入を試みたが「警官隊が激しく銃撃を加えてきたため」標的を変更。博物館の駐車場に停車した観光バスなどを狙うことにしたという。議事堂と博物館は同じ敷地内にある。 


チュニジアとテロ対策強化=民主化支援―EU首脳会議
時事通信 3月20日(金)23時17分配信

 【ブリュッセル時事】ブリュッセルで開かれていた欧州連合(EU)首脳会議は20日、チュニジアでのテロ事件を急きょ論議し、テロ対策で同国との協力関係を深める方針を確認した。会議は2日間の日程を終えて閉幕した。
 トゥスクEU大統領は記者会見で「テロ攻撃を非難する。テロリストの脅威に対抗し、希望にあふれる民主主義を強化するため、チュニジアとの協力を深めることで合意した」と述べた。「アラブの春」の先駆けで民主化が根付きつつある同国を支える方針を強調した。
 また首脳会議は、チュニジアの隣国で内戦状態のリビア情勢を議論し、挙国一致政権が樹立された場合には治安やテロ対策などの支援実施で合意した。チュニジアのテロの容疑者はリビアで軍事訓練を受けたとみられている。 


EU大統領と外相、31日にチュニジアへ
時事通信 3月20日(金)23時7分配信

 【ブリュッセルAFP=時事】欧州連合(EU)当局者は20日、EUのトゥスク大統領とモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)が31日に観光客襲撃テロ事件が起きたチュニジアを訪れることを明らかにした。 


チュニジア厳戒態勢、大都市に兵士を展開
読売新聞 3月20日(金)21時46分配信

 【チュニス=青木佐知子】チュニジアの博物館銃撃テロ事件で、同国のセブシ大統領は19日、チュニスで治安対策会議を開き、大都市に兵士を展開させ、厳戒態勢を取る方針を決めた。

 銃撃犯のうち2人は射殺され、それ以外は逃走した。国営テレビなどによると、このうち1人は、逃走中に銃撃を受けたという。チュニジア大統領府は19日、事件に関与した疑いで9人を拘束したと公表したが、詳細は明らかにしていない。

 大統領は19日、フランスのテレビ局「TF1」に対し、テロの銃撃犯2人が「恐ろしい爆発物」を持っていたことを明らかにした。事件発生後、インターネット上にはイスラム過激派組織「イスラム国」を名乗る犯行声明が出され、今後のテロ攻撃を示唆した。

 チュニジア保健省は20日、23人としていた死者数について、この中に銃撃犯2人が含まれており、日本人3人を含む外国人観光客が20人、チュニジア人警官が1人だったと明らかにした。


<EU>首脳会議でチュニジアテロ非難する声明
毎日新聞 3月20日(金)21時42分配信

 【ブリュッセル斎藤義彦】チュニジアの国立バルドー博物館襲撃事件で、欧州連合(EU)首脳会議は20日、「おぞましいテロを非難する」との声明を発表した。事件では、EU加盟国の仏、英、伊、スペイン、ベルギー、ポーランド人が犠牲になっており、EUとして首脳レベルで改めてテロを非難した。

 声明は、EUとチュニジアがテロの脅威を「共有している」と位置づけ、テロとの戦いで協力を強化することを確認した。また、チュニジアの民主化改革を「将来有望」と評価し、民主化プロセスを支援し経済援助を行うとした。


<チュニジア>テロ実行犯の組織幹部リビア潜伏 ISと連携
毎日新聞 3月20日(金)20時58分配信

 【チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスの博物館襲撃事件で、実行犯2人が所属するチュニジアのイスラム過激派組織「アンサール・シャリア」の主要幹部の大半がリビアに潜伏し、一部はイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)と連携を図っていることが20日、チュニジア治安当局関係者への取材で分かった。ISはリビア東部で軍事訓練キャンプを運営しており、リビアへ渡航歴がある実行犯2人もこのキャンプで訓練を受けていた疑いがある。

 治安当局関係者によると、アンサール・シャリアは2011年の民主化要求運動「アラブの春」による革命後、イスラム法(シャリア)に基づく統治を掲げ活動を開始。治安当局は13年にイスラム組織に批判的な野党指導者2人が相次いで暗殺された事件にアンサール・シャリアが関与したと断定し、同年8月にテロ組織に指定。その後、主要幹部は内戦後に治安の混乱が続く隣国リビアに逃れ、一部はISと連携を図ったという。襲撃事件直前の今月中旬にはISが実効支配するリビア中部シルトで、ISと共闘していた軍事部門トップが戦闘で死亡している。

 ロイター通信によると、チュニジア治安当局は、実行犯2人も昨年9月にリビアに渡航し、軍事訓練を受けたとしている。ISは昨年12月にチュニジアを攻撃するとの声明を発表。2人はこの声明前後にリビアから帰国したとみられる。

 アンサール・シャリアに近いウェブサイトは、犯行の詳細を説明する18日付の声明を公表。「不信心者を殺害した」としたうえで「事件の背後の存在については今は答えられない」とした。一方、ISを名乗るグループも19日に公表した犯行声明で、実行犯を「(ISが自称する)カリフ制国家の騎士」と称賛した。


遺体が安置されている病院
時事通信 3月20日(金)20時15分配信

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チュニジアで起きた観光客襲撃事件の犠牲者の遺体が安置されているシャルルニコル病院=20日、チュニス


「イスラム法の厳格適用」主張=過激派「アンサール・シャリア」
時事通信 3月20日(金)19時56分配信

 【チュニス時事】チュニジアで起きた観光客襲撃事件で、治安当局は過激派「アンサール・シャリア」の関与に注目している。アンサール・シャリアはアラビア語で「イスラム法を支援する人々」を意味し、中東・北アフリカ各国で政権と対立する過激派が自称。イスラム法の厳格適用を訴え、支持拡大を画策している。
 カイドセブシ大統領は18日、事件の実行犯について「アンサール・シャリアと関係している」と断じた。チュニジアのアンサールは2013年、イスラム勢力に批判的な野党指導者を相次いで暗殺したとされ、事件前から暴力性をあらわにしていた。
 アンサール・シャリアを名乗る組織は、チュニジア以外にも、リビア、イエメン、エジプトなどに存在。それぞれ別組織で「勝手連」のような形で各地に広がっている。
 主にシリアとイラクで活動する過激派組織「イスラム国」は、思想的に共通点も多い各地のアンサールの活動に注目し、関係強化を模索している。リビアでは、アンサールが同組織に忠誠を誓うことで既に共闘関係が成立。今回の事件の実行犯は、チュニジアとリビアのアンサールに参画していた可能性が高い。
 一方、イエメンのアンサールは、国際テロ組織アルカイダとのつながりが強い。シリア情勢をめぐってアルカイダと険悪な関係にある「イスラム国」とは距離を置いているもようだ。 


<チュニジア>悲しみと怒り 国旗掲げ「反テロ」叫ぶデモ
毎日新聞 3月20日(金)19時44分配信

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チュニジアの首都チュニスの国立バルドー博物館前で、テロに抗議するデモ隊=2015年3月19日午後5時50分、秋山信一撮影

 【チュニス秋山信一】血だまりに一輪の花がささげられた。心の傷をそっと癒やすように。ある人は鎮魂のろうそくに灯をともし、ある人は「反テロ」を声高に叫ぶ。静と動のコントラストが、チュニジアの動揺を物語っていた。

 日本人3人を含む23人が犠牲になった国立バルドー博物館襲撃事件から一夜明けた19日、閉鎖されていた博物館の敷地の一部が開放され、数百人のデモ隊が入り口の前まで行進した。「血塗られたチュニジアに自由を、テロリズムを追い出せ」。赤を基調とした国旗を掲げ、国歌を歌うデモ隊の姿は、テロに屈しない市民の意思を体現していた。

 イスラム過激派に警察官の夫を殺害されたジュディ・アメンさん(49)は約120キロ離れた中部スースから駆けつけた。「夫のことを思い出し、昨夜は眠れなかった」。反テロのシュプレヒコールを勇ましく叫ぶが、心境を問うと「とても悲しい」と答えが返ってきた。

 近くに住む中学1年生のワディ・サルミさん(12)は、博物館裏手にある商店で母親と買い物をしていた時に事件に遭遇した。連続する銃撃音の大きさに「(2011年の)革命の時に聞いた祝砲とは違うとすぐに分かった」。逃げ惑う観光客の姿が脳裏に焼き付き、「チュニジアのために行動したい」と母親に訴えて、デモに参加した。

 警察官が厳重に警備する入館口前の路上には、10カ所以上に血だまりが残り、ガラスの破片が散らばっていた。血だまりの近くには、ピンクのバラや大小のろうそくが供えられていた。

 博物館から離れると、チュニス市内は平穏な空気が漂う。19日夕、約4キロ東の目抜き通りでは、春の陽気に誘われて、路上ライブや屋外カフェがにぎわっていた。

 だが表層には出ない緊張感もある。「なぜ日本人と一緒にいるんだ」。記者がチュニジア人通訳(20)と歩いていると、私服警官が声をかけてきた。通訳が持っていた身分証が期限切れだと指摘し、発行元の会社に身元確認の電話を入れる念の入れようだった。

 チュニジアは国民の約2割が観光関連の仕事に就く「観光立国」だ。外国人観光客が多数巻き込まれた事件に衝撃を受け、治安当局は「第二のバルドー」を厳重に警戒する。「バルドー博物館の警備要員として新たに警察官400人が採用されることになりました」。19日にラジオから聞こえてきたニュースは、過剰とも思える政府の反応を伝えた。

 「この先、どうなるのか心配です」。中心街のホテルに勤めるソニアさん(40)はため息をついた。客商売に笑顔は欠かせない。ソニアさんは事件後も明るく振る舞うが、接客が途絶えると表情が曇る。「こういう痛み、あなたに分かるかしら」。両拳を心臓の前に合わせ、ソニアさんはギュッと目をつぶった。

 チュニジアは20日、独立記念日を迎え、中心街にはチュニジア国旗が並ぶなど高揚感が漂っている。直前の襲撃事件を受けて、国民の連帯を表す大規模な集会も予定されている。


<チュニジア>「日本人犠牲者の遺族に深い同情とお悔やみ」
毎日新聞 3月20日(金)19時14分配信

 在日チュニジア大使館は19日、日本人女性3人が犠牲となった国立バルドー博物館襲撃事件を受けて、「日本人犠牲者の遺族の方々に深い同情とお悔やみを申し上げたい」と述べ、「卑劣なテロ行為」を強く非難する声明文を発表した。また、こうしたテロには、スタートしたばかりのチュニジアの民主主義を不安定化し、経済発展を妨げる狙いがあると指摘。テロの脅威と向き合うために、更なる国際社会の支持と協力を求めた。【米村耕一】


<チュニジア>目前で妻が撃たれ死んでいった…夫の心に深手
毎日新聞 3月20日(金)19時8分配信

 【チュニス秋山信一、宮川裕章】「妻にどうしても会いたい」。夫は医師にそう懇願し、妻の遺体と静かに対面した--。日本人女性3人が犠牲になったチュニジアの国立博物館襲撃事件。死亡した成沢万知代さん(66)の夫は、精神的ショックに苦しみ、周囲とのコミュニケーションも難しい状況が続いているという。惨劇を生き延びた人たちも、体と心に深い傷を負っている。

 チュニスの公立ラパタ総合病院には事件当日の18日、日本人男性2人を含む12人が搬送された。

 「立て続けに負傷者が運び込まれ、正確な時刻も覚えていない」。事務長のハナン・アーファさん(50)は振り返る。運び込まれた成沢さんの夫は外傷はないが、目の前で妻が凶弾に倒れるのを見たショックから入院が必要と判断された。当初は病院スタッフとの意思疎通も難しいほどふさぎ込んでいたが、18日夜になって万知代さんとの面会を希望。医師の特別許可を得て、別の病院に安置されている遺体と対面した。

 一方、シャルルニコル病院では、陸上自衛隊3等陸佐の結城法子さん(35)と母親(68)が治療を受け、2人とも快方に向かっている。同病院を19日に見舞いに訪れたサイド・アイディ保健相は報道陣の取材に「結城さんは18日には不安を訴えていたが、19日に別の病院に入院していた母親を同じ病室に移したことで心理的に安定した。2、3日で退院できるだろう」と語った。同病院のスワイ医師によると、結城さんは左耳と左手を負傷し、母親は左耳に傷を負い手術を受けた。結城さんは、医師の質問に英語で「私は大丈夫です」などと答えたという。


チュニジアの博物館前にろうそく
時事通信 3月20日(金)18時36分配信

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19日、観光客襲撃テロの起きたチュニジア・チュニスの国立バルドー博物館前に、ろうそくを置いて追悼する男性。


射殺実行犯、リビアと関係濃厚
2015年3月20日(金)18時33分配信 共同通信

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 19日、チュニスの国立バルドー博物館前で「テロ反対」と書かれたプラカードを掲げる女性ら(AP=共同)

 【チュニス共同】チュニジアの首都チュニスで日本人観光客らが殺害された博物館襲撃テロで、実行犯として射殺されたハテム・ハシュナウィとヤシン・ラアビディの両容疑者は、内戦状態に陥りイスラム過激派が伸長した隣国リビアとの関係が深いことが判明した。治安当局はハシュナウィ容疑者の父親ら家族2人を拘束し、背後関係の解明に乗り出した。

 両容疑者はチュニジア人。ロイター通信によると、同国内務省筋は、2人がチュニスのモスク(イスラム礼拝所)で過激派に勧誘され、昨年9月、リビアにある施設で軍事訓練を受けたと語った。


リビアから「越境テロ」か=犯行組織の解明急ぐ―チュニジア襲撃事件
時事通信 3月20日(金)18時17分配信

 【チュニス時事】日本人3人を含む外国人観光客ら20人以上が殺害されたチュニジアの博物館襲撃事件で、治安当局は20日、現場で射殺した実行犯2人の背後関係に関する捜査を進め、犯行組織の解明を急いだ。内戦が続くリビアで勢力を拡大するイスラム過激派が、戦線をチュニジアに拡大して起こした「越境テロ」の可能性も否定できない状況だ。
 事件をめぐっては、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。当局はチュニジアの過激派「アンサール・シャリア」が関与したとみているが、両組織間で指揮命令系統が統一されていたかどうかは定かでない。
 実行犯2人は内戦状態の隣国リビアに渡航。リビアにある同名の組織「アンサール・シャリア」が活動する東部ベンガジやダルナで軍事訓練を受けたとみられている。ダルナに対しては2月中旬、エジプト軍が過激派の拠点を標的に空爆作戦を実施した。
 チュニジアとリビアの過激派は、国境を越えて頻繁に行き来しており、専門家は「過激派にとって、リビアとチュニジアは一体化した領域」とみている。 


郵船クルーズ、中近東情勢悪化で2015年世界一周クルーズの航路見直し
レスポンス 3月20日(金)17時18分配信

郵船クルーズは、中東情勢の悪化を受けて「2015年世界一周クルーズ」の航路を変更すると発表した。

同社では、当初予定していたムンバイ~アカバ間の乗客の下船と各種オプショナルツアー催行を中止する。乗客は「飛鳥II」に乗船したままアデン湾海域を航行し、スエズ運河を通峡して地中海に出るスケジュールに変更する。

イスラム国によるテロなどで中近東情勢が緊迫しており、情勢の把握と分析・検討した結果、スケジュールの変更を決定したとしている。

チュニジアで発生した武装グループによるテロと見られる事件では、地中海クルーズに参加していた日本人が亡くなっている。

《レスポンス 編集部》


チュニジアテロで浮き彫り 次に危ないのは… 東南アジアリゾート地も
夕刊フジ 3月20日(金)16時56分配信

 チュニジアの首都チュニスのバルドー博物館で、銃で武装した集団が外国人観光客らを襲撃し、日本人6人が死傷した事件。白昼の観光地で起きた惨劇はテロの恐怖をまざまざと見せつけたが、これから海外に出かける人にとっては注意が必要だ。専門家は「地中海沿岸の欧州諸国や東南アジアでテロのリスクが高まっている」と警告する。日本国内も例外ではなく、警戒は怠れない。

 「雨の最初の一滴にすぎない」

 チュニジアでのテロから一夜明けた19日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がインターネット上に公開した約3分間の音声ファイル。

 英紙インデペンデントによると、イスラム国はこの中で博物館襲撃の犯行を認め、独特の表現でさらなる攻撃を示唆した。

 犯行声明では男2人の名前を襲撃の実行犯として挙げ、「イスラム国の騎士」ともたたえた。

 ただ、チュニジア当局は、同国やイエメン、リビアなどで活動するイスラム過激派「アンサール・シャリーア」が銃撃の実行犯と指摘している。

 白昼の凶行は、西側諸国からの観光客を狙った無差別テロの可能性が高いが、衝撃的だったのは、事件が当局の虚をつく形で起きたことだ。

 「外務省は今回の事件で、チュニスへの渡航情報を『渡航の是非を検討』というレベルに引き上げたが、それまでは、最も危険度の低いことを示す『十分注意』という表現にとどめていた」(外務省関係者)。テロへの警戒レベルはそれほど高くはなかったという。

 中東情勢に詳しい軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「現在、イスラム国と旧来のイスラム過激派勢力との間で、存在感を誇示するためのテロの応酬が繰り返されている。危険度は確実に増している」と警告する。

 2013年4月には、米国マサチューセッツ州で開かれたボストンマラソンで5人が死亡する爆弾テロ事件があった。

 米国人の実行犯は、イスラム国に比肩するほどの影響力を持つ、イエメンを拠点にするイスラム過激派「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」の影響を受けてテロを起こしたとされる。

 AQAPやイスラム国は、国外の過激派に感化されてテロを起こすこのような「ホームグロウンテロ」を盛んに呼びかけており、危険は世界各地に広がっている。

 世良氏は「地中海沿岸の欧州の大都市は特に危険。スペインは、イスラム過激派の活動が活発な北アフリカと地理的に近く、イタリアはイスラム国が台頭するリビアの対岸にあたる。イスラム国の支配地域と欧州の経由地となっているトルコに隣接するギリシャも警戒が必要な地域だ」と指摘し、こう続ける。

 「東南アジアのリゾート地も危ない。インドネシアで活動するイスラム過激派『ジェマ・イスラミア』は、数百人規模の戦闘員をイスラム国に送り込むなど友好関係にある。日本人にも人気があるバリやジャワ島ではいつになくテロの危険が高まっている。マレーシアやフィリピンにもイスラム過激派のシンパが多く注意が必要だ」

 イスラム国は日本への攻撃も示唆しており、外国人の流入が多い東京や大阪など大都市もテロのリスクと無縁ではない。「多くの人が集まる祭りやスポーツ大会などのイベントは標的になりやすい」(公安関係者)。いつ何が起きてもおかしくはないと踏まえておいた方がいい。


独立記念式典を中止=在日チュニジア大使館
時事通信 3月20日(金)16時44分配信

 チュニジアの首都チュニスで起きた観光客襲撃事件を受け、在日チュニジア大使館(ファルハト・クリフ大使、東京都千代田区)は、20日夜に都内のホテルで開催予定だった独立記念式典を中止することを決めた。
 式典は1956年3月20日にチュニジアがフランスから独立したことを祝うもので、国交を結んでいる各国の駐日大使らを招いて毎年開催していた。今年も民族楽器「ウード」の演奏会などを予定していたが、テロ事件を受け中止を決めた。 


<チュニジアテロ>観光客装い侵入 実行犯、軽装で団体紛れ
毎日新聞 3月20日(金)15時0分配信

 【チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスで国立バルドー博物館が襲撃され日本人ら20人以上が犠牲になったテロ事件で、実行犯の男2人が当初、報じられていた軍服ではなく、普段着姿で観光バスで来館した団体客に紛れて入館していたことが20日、チュニジア政府当局者への取材で分かった。犯人は団体客が館内に入ったのを見計らって無差別銃撃を開始し、犠牲者の大半は即死だった。また男の一人が博物館近くに住んでいたことも判明し、土地勘を生かして周到に計画していた疑いが濃厚になった。

 保健省当局者や治安当局関係者によると、実行犯は自動小銃と手投げ弾をリュックに入れ、スポーツウエアなど動きやすい服装で、観光客を装っていた。シド首相は当初、実行犯は軍服姿で変装していたと発表していたが、監視カメラの分析などから普段着姿だったと判明した。

 実行犯は18日正午ごろ、来館した大型フェリーの団体客に紛れて博物館に潜入。当初は不審な動きを見せず、団体客が館内に入りきったところで発砲を始め、2時間以上にわたって治安部隊と銃撃戦を続けた。

 保健省のまとめでは、日本人女性3人を含む23人が死亡したが、うち21人は現場で死亡が確認された。頭や手足など複数の箇所に被弾した犠牲者が多く、犯人に強い殺意があったとみられる。2人は病院に搬送後に死亡した。

 地元メディアによると、実行犯の2人はチュニス出身のヤシン・ラアビディ容疑者(21)と西部スビバ出身のハテム・ハシュナウィ容疑者(27)。ラアビディ容疑者は博物館の約2キロ北のイブン・ハルドゥーン地区に居住していた。2人はチュニジアの過激派組織「アンサール・シャリア」のメンバーで、リビアへの渡航歴があり、現地で軍事訓練を受けていたとの情報もある。昨年12月下旬にチュニジアに帰国し、ラアビディ容疑者の自宅近くに潜伏していた模様だ。治安当局は19日、実行犯2人の実家などを捜索し、複数の親族を拘束した。これまでに実行犯の協力者10人前後が逮捕された。一方、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)とみられるグループは19日、犯行声明を出した。


チュニジア大使館、今夜の「独立記念式典」中止
読売新聞 3月20日(金)14時10分配信

 外国人観光客らが銃撃されたテロ事件を受け、在日チュニジア大使館は20日夜にホテルオークラ東京(東京都港区)で開催する予定だった「独立記念式典」を中止する。

 チュニジアは1956年3月20日にフランスから独立。毎年、この日に国交がある各国の駐日大使らを招き、自国の伝統文化などを紹介する記念式典を開催してきた。在日チュニジア大使館は「総合的に判断し、中止することにした」と説明している。


<参院予算委>「テロとの戦い、全力尽くす」首相
毎日新聞 3月20日(金)12時26分配信

 安倍晋三首相は20日午前の参院予算委員会で、日本人3人を含む20人以上が殺害されたチュニジアの博物館襲撃事件を受け「在外邦人の安全確保に万全を期すとともに、国際社会と連携しながらテロとの戦いに全力を尽くしていく考えだ」と強調した。犠牲者に改めて哀悼の意を表し「いかなる理由があったとしてもテロは決して許されない。強く非難する」と述べた。自民党の山崎力氏に対する答弁。【水脇友輔】


邦人、安全確保に万全=拉致問題解決に全力―安倍首相
時事通信 3月20日(金)12時18分配信

 参院予算委員会は20日午前、安倍晋三首相と関係閣僚が出席し、外交・安全保障などをテーマに集中審議を行った。首相は、チュニジアで日本人3人が死亡した観光客襲撃事件について「在外邦人の安全確保に万全を期すとともに国際社会と連携しながらテロとの戦いに全力を尽くしていく」との考えを示した。
 首相はまた、「いかなる理由があったとしてもテロは決して許されない。強く非難する」と重ねて強調。岸田文雄外相は事件に関し「ISIL(過激派組織『イスラム国』)は今般、犯行声明を発出したと承知している」と述べ、引き続き情報収集に努める考えを示した。いずれも自民党の山崎力氏への答弁。
 一方、同党の中原八一氏は、日本人拉致問題の再調査をめぐり北朝鮮がいまだに初回報告の通報をしていないのは不誠実だと批判した。首相は北朝鮮に迅速な通報を要求していることを説明。「拉致問題を解決しなければ北朝鮮の未来を描いていくことが困難だという認識を持たせることが必要だ」と語り、「対話と圧力」の姿勢を貫き解決に全力を挙げる考えを重ねて表明した。 


生き残ることだけ考えていた…チュニジア襲撃
読売新聞 3月20日(金)12時14分配信

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チュニスのバルドー博物館で、血痕が残る事件現場にささげられた花輪=青木佐知子撮影

 【チュニス=青木佐知子、本間圭一】チュニジアの首都チュニスで日本人3人を含む外国人観光客ら23人が死亡した博物館銃撃テロ事件で、事件当時の緊迫した様子が20日、生存者の証言などで明らかになった。

 チュニジア政府は19日、事件現場となったバルドー博物館と周辺を公開した。

 英BBC電子版は、博物館内で妻や日本人観光客と共にバルコニーに隠れて無事だったイタリア人男性、アルベルト・ディポルトさん(71)がイタリア紙に語った内容を報じた。

 ディポルトさんは、妻の誕生祝いとして夫婦でクルーズに参加し、事件発生時は博物館内にいた。「突然、激しい銃声が聞こえ、続いて手投げ弾が爆発した」と振り返る。

 ディポルトさんは、二つの陳列ケースの間に開いている窓を見つけた。銃撃犯が近づいてくる音がしたので、走って窓からバルコニーに出た。日本人4人や同じクルーズの仲間数人がおり、身を伏せ、手をつないで隠れていたという。「生き残ることだけを考えていた。泣いている人もいたが、声を出さないようお互いに気をつけた」


チュニジア襲撃テロ 自民・谷垣幹事長 東京五輪に向け「テロ対策が極めて重要なテーマ」
産経新聞 3月20日(金)12時8分配信

 自民党の谷垣禎一幹事長は20日の役員連絡会で、チュニジアの博物館襲撃テロ事件について「テロは断じて許されない。断固非難する」と批判した。その上で、2020年に東京五輪の開催を控えていることを踏まえ「テロ対策が極めて重要なテーマとなってきた。政府の努力を党としてもしっかり支えていきたい」と述べた。


<チュニジア銃撃>外国への興味、小説に 宮崎さん高校時代
毎日新聞 3月20日(金)11時48分配信

 チュニジアの首都チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件で、母親の宮崎チエミさん(49)とともに死亡した娘の遥(はるか)さん(22)=埼玉県狭山市=は、高校時代に文芸部に所属し、小説や詩などの創作活動に熱心だった。「SERA」というペンネームで部内の文集に掲載した小説は、第三次世界大戦後、荒廃した世界を舞台にした話。冒頭部分では登場人物の男性に、夢の中で女性が語りかけ、そして願った。「生きて」

 遥さんの作品には外国語の引用が多い。同校の女性教諭は、その作品を読み返しながら「外国に興味があったんでしょう」と話した。

 小学校の卒業文集には「あの日、決めたこと」というタイトルの作文を寄せた。「私には、2つの将来の夢があります。1つ目は、看護婦、2つ目は、小説家」と記した作文には、両親が入院した際に違う病室の女の子がいつも独りぼっちで寂しそうにしていたことに触れ、「私はそういう子供に元気を与えたい。得意な小説や物語を話してあげたい」としていた。また、「看護婦になれば、母や父が倒れることになっても対処することができるようになるかもしれない。勉強をして夢をかなえたい」とし、別の寄せ書きでも、チエミさんに向けた「私を産んでくれてありがとう」とのメッセージを書いていた。

 遥さんとチエミさんの普段の様子について時々、母娘が話をしながら出掛ける姿を見ていたという近所の主婦(55)は「仲が良さそうな2人だった。こんなことになるなんて」と声を詰まらせた。また、遥さんと小中学校の同級生だった大学4年の男性(22)は「教室でいつもおとなしく笑っているイメージの女の子だった」と振り返る。「彼女が海外で亡くなるなんて、とても信じられない。今はまだ悲しさよりも驚きで胸が苦しい」と話した。【島田信幸、川畑さおり、大島英吾】


チュニジア大統領、銃撃犯が「恐ろしい爆発物」
読売新聞 3月20日(金)11時42分配信

 【チュニス=本間圭一、カイロ=溝田拓士】チュニジアで日本人3人を含む外国人観光客ら23人が死亡した博物館銃撃テロ事件で、チュニジアのセブシ大統領は19日、フランスのテレビ局「TF1」に対し、チュニジアの治安部隊に射殺された銃撃犯2人が「恐ろしい爆発物」を持っていたと述べた。

 チュニジア政府は、事件の全容解明を進めている。

 同テレビによると、セブシ大統領は、爆発物について、治安部隊は銃撃犯2人に適切に対処したとし、さらなる「大惨事」を防いだと説明した。爆発物の詳細については語らなかった。

 事件では、チュニジア人のヤシン・ラアビディ、ハテム・ハシナウィの両容疑者ら武装集団5人が18日、博物館内などで銃を乱射し、日本人3人を含む外国人観光客ら23人が死亡した。

 5人のうち、射殺された2人を除く3人は逃走したとみられ、国営テレビなどによると、1人が逃走中に射殺されたという。また、別の1人が拘束されたとの情報もある。チュニジア大統領府は19日、事件に関与した疑いで9人を拘束したと公表したが、詳細は明らかにしていない。


事件背景の分析急ぐ=菅官房長官がチュニジア観光客襲撃テロで
時事通信 3月20日(金)11時40分配信

 菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、チュニジアで起きた観光客襲撃事件に関し「現在、政府として事件の背景について情報収集を進めている」と述べ、分析を急ぐ考えを示した。イスラム過激思想に共鳴したグループによる犯行との観測については「そういう見方が自然だ」と語った。 


<チュニジア銃撃>「IS戦術と一致」 米が捜査協力継続
毎日新聞 3月20日(金)11時36分配信

 【ワシントン和田浩明】米ホワイトハウスは19日、オバマ大統領がチュニジアのカイドセブシ大統領とチュニスの国立博物館襲撃事件について電話協議したと発表した。オバマ氏は犠牲者への弔意を表明し、捜査と治安対策で協力を継続することを確認した。

 オバマ大統領はチュニジアの政治情勢についても触れ「包括的な民主主義」が周辺国の模範になっていると評価。宗派・民族間対立などで紛争が続く中東・北アフリカ地域で、同国が安定的な民主化を続けることへの期待を示唆した。

 一方、アーネスト米大統領報道官は19日の定例会見でテロの実行犯について確認は避けつつ、「博物館襲撃で使われた戦術は、罪のない一般人に対する残虐性などイスラム過激派組織『イスラム国』(IS)の過去の戦術と一致している」と述べた。カイドセブシ大統領は事件をイスラム過激派組織「アンサール・シャリア」によるテロと断定する一方、同組織とつながりのあるISとみられるグループも犯行声明を出している。

 アーネスト氏はチュニジアが、イスラム過激派や各種民兵組織などの活動が激しいリビアと長い国境を接していることに触れ「これがチュニジアと米国の治安協力が重要な理由だ」と説明。モナコ米大統領補佐官が同日、チュニジアのガルサッリ内相と電話でテロ対策での連携などを協議したことを明らかにした。


チュニジア襲撃テロ 北アフリカに新たなテロ対策支援検討 菅官房長官
産経新聞 3月20日(金)11時0分配信

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は20日午前の記者会見で、日本人3人が死亡したチュニジアの博物館襲撃テロ事件を受け、同国を含めた北アフリカ地域への新たなテロ対策支援を検討する考えを示した。菅氏は「政府は中東だけではなく、北アフリカ諸国にもテロ対策の観点から支援を実施してきた。今回の事案を受けて、どのような支援を行っていくか検討していきたい」と述べた。


イスラム過激派関与の見方が自然…官房長官
読売新聞 3月20日(金)10時52分配信

 安倍首相は20日の参院予算委員会で、チュニジアで日本人3人が死亡した観光客襲撃テロ事件について、「いかなる理由があったとしてもテロは決して許されない。強く非難する。在外邦人の安全確保に万全を期すとともに、国際社会と連携しながらテロとの戦いに全力を尽くしていく」と重ねて強調した。

 これに関連し、菅官房長官は20日午前の記者会見で、テロ事件にイスラム過激派組織が関与している可能性について、「そういう見方が自然だ」と述べた。その上で、「警察庁のTRT―2(国際テロリズム緊急展開班)を派遣し、背景について情報収集を進めている」と語った。


地中海の景観楽しむ人気の船旅…チュニジア襲撃
読売新聞 3月20日(金)10時50分配信

 ロイター通信などによると、チュニスには事件当日、地中海をクルーズ中の大型観光船2隻が寄港していた。

 死亡した日本人3人は、いずれもクルーズ船「MSCスプレンディダ」号でチュニスに寄港しており、運航会社によると、乗客3714人、乗員1267人が乗船していたという。

 旅行会社「ベストワンドットコム」で乗船を手配した21人のうち、2人が死亡し、2人が負傷した。チュニジアのほか、イタリアやスペイン、フランスに寄港する同号によるクルーズは、美しい地中海の景観を楽しめることから人気があり、オフシーズンの2月中旬から始めたにもかかわらず、これまで約50人が参加したという。

 91人の乗船を手配し、1人が死亡した旅行会社「クルーズプラネット」でも、19日朝から社員らが情報収集に追われた。担当者は「イスラム圏でも比較的安全で人気が高かったのに残念だ」と肩を落とした。


チュニジア襲撃テロ 犯行声明「十字軍と背教者どもを多数殺傷した」
産経新聞 3月20日(金)10時36分配信

 【チュニス=大内清、ワシントン=加納宏幸】チュニジアの首都チュニスの国立バルドー博物館での襲撃事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が19日、音声による犯行声明をインターネット上で公表した。犯行声明の真偽は公式確認されていないが、アーネスト米大統領報道官は同日の記者会見で、博物館襲撃の手口がイスラム国によるこれまでのテロの手口と似ているとの見方を示し、警戒感を表明した。

 犯行声明は、襲撃事件を「自動小銃と手榴弾で重武装した2人の戦士により、チュニジア国会の警備区域にあるバルドー博物館で実行された」と指摘。「十字軍と背教者どもを多数殺傷した」とテロの成果を誇示しつつ、「今日目の当たりにしたことは、最初の雨粒に過ぎない」として、新たなテロを予告した。

 この声明について、アーネスト氏は「真実であるか未確認だ」とした上で、事件が「罪のない市民に対する蛮行に及ぶイスラム国の過去の手口と完全に一致している」と指摘した。

 オバマ米大統領は同日、チュニジアのカイドセブシ大統領と電話協議し、テロに直面しながら団結を守っているチュニジア国民を賞賛。同国の民主化は地域における力強い成功例であるとの認識を伝えた。

 モナコ米大統領補佐官(国家安全保障・テロ対策担当)もチュニジアのガルサッリ内相と電話協議した。

 事件の犠牲者について、チュニジア政府は日本人3人を含む計23人としていたが、計21人に訂正した。射殺された実行犯2人を犠牲者に集計していたもよう。


チュニジア、新たなテロ攻撃予告
2015年3月20日(金)9時59分配信 共同通信

 【チュニス共同】過激派組織「イスラム国」はチュニジアの首都チュニスで起きた博物館襲撃テロ事件の犯行を認めた19日の音声声明の中で、実行犯の「武器を持った2人の戦士」を称賛、襲撃は「最初の雨粒にすぎない」と述べ、新たなテロ攻撃を予告した。

 チュニジアからは多数の若者らが同組織に合流したとされ、一部は帰国したとみられている。同組織は北アフリカの各地で傘下の過激派グループを増やしており、チュニジアでも勢力を誇示する狙いがあるもようだ。

 ただ、イスラム国と連携していたのかどうかなど事件の背景ははっきりしていない。


チュニジア襲撃テロ 安倍首相「在外邦人の安全確保に万全期す」
産経新聞 3月20日(金)9時40分配信

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20日、参院予算委員会でチュニジア襲撃テロについて「亡くなられた方にお悔やみを申し上げたい」と述べた安倍首相(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、日本人も犠牲になったチュニジア・チュニスの襲撃テロについて「いかなる理由があったとしてもテロは決して許さない。強く非難する」と改めて批判した。

 首相は「チュニスに発出されている危険情報を『十分注意して下さい』から『渡航の是非を検討してください』に引き上げた。在外邦人の安全確保に万全を期すとともに、国際社会と連携しながらテロとの戦いに全力を尽くしていく」とも強調した。

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