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2015年3月19日 (木)

チュニジアの首都チュニスで武装テロ集団が観光客を襲撃、死傷者多数 日本人3人死亡・4

北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで18日、武装テロ集団が国会議事堂と国立バルドー博物館の敷地内で観光客を襲撃した。シド首相は記者会見で、外国人観光客17人とチュニジア人2人が死亡し、少なくとも24人が負傷したことを明らかにした。
日本政府関係者の確認によれば、この襲撃で邦人3人が死亡・3人が負傷したと伝えられる。

博物館内には一時、多数の観光客が取り残され、一部が人質になったが、その後の治安部隊による救出作戦で全員が解放された。内務省によると、治安部隊は作戦で武装テロ集団の2人を殺害し、治安部隊側の1人も犠牲になった。

これまでイスラム過激派による犯行との見方が広がっていたが、19日、過激派テロ組織「イスラム国」(IS)が犯行を認める音声メッセージをインターネット上に公開した。同組織はさらなる攻撃も予告している。

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リンク:チュニジア襲撃テロ 「犠牲者のために祈りたい」現場の博物館で市民献花 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 日系企業、急がれる危機管理 渡航中止の動きも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯、爆発物所持か=保安の欠陥認める―軍配置、警戒強化・チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃 首相「テロ強く非難」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃、3邦人死亡 「イスラム国」犯行声明 死者23人 9人逮捕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃 22歳の夢奪った凶弾 母と「卒業旅行」…大好きだった地中海 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃 狭山の母娘犠牲、知事「かける言葉も…」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム過激派「観光地テロ」 インドネシア・フィリピンなどアジアも警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃 「春の終焉」欧米衝撃 「民主化の模範」混乱警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ組織ネットワーク拡散、リスク増大 未然防止は困難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃 アフリカでも脅威拡散 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国と手口似ている - 速報:@niftyニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 「イスラム国」が犯行声明か インターネットに音声、実行犯をたたえる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」?犯行声明…「雨の最初の一滴」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」、政権へ打撃狙う=チュニジアの観光客襲撃テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>IS潜在的脅威 中東や欧州渡航者は注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」が犯行声明=チュニジア襲撃、9人逮捕―邦人犠牲は東京・埼玉の3人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 死者は23人、うち3人が日本人観光客 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>日本、警戒レベル引き上げ検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロでチュニス寄港中止=大手クルーズ運航2社 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ アフリカ進出の日本企業、渡航中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃、当局9人を拘束…死者23人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 安否不明の邦人観光客17人の無事確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃を非難=対テロに全力―英首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニス「渡航の是非を検討」…危険度引き上げ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア襲撃>地中海クルーズに参加 死亡の女性3人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>過激派テロと断定…死者20人超す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>母娘の旅、突然の凶弾 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:観光客襲撃テロ、4人を逮捕=チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死傷6人以外の無事確認=チュニジアテロ事件―観光庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ現場内で一夜、無事救助=スペイン人ら3人難逃れる―チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 「非イスラム」なら破壊対象 アフリカにも拡散する過激派の脅威 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:チュニジア襲撃テロ 死亡の宮崎遥さん、女子栄養大卒業したばかり 指導教授「光るところがある学生」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チュニジア銃撃>日本人と協力、床に伏せ20分…伊の男性 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

チュニジア襲撃テロ 「犠牲者のために祈りたい」現場の博物館で市民献花
産経新聞 3月20日(金)9時31分配信

 【チュニス=大内清】チュニジアの首都チュニスで日本人3人を含む多数の外国人観光客が殺害された事件で、現場となったバルドー博物館では19日、献花のためのスペースが設けられ、多くのチュニス市民が犠牲者の死を悼んだ。

 博物館そのものは封鎖され立ち入り禁止となっているものの、チュニジア当局は市民が敷地内に入ることを許可。博物館入り口前の献花スペースには市民が手向けた花やロウソクが並んだ。その横の床には治安部隊が突入した際にできたという穴が残されており、制圧作戦の激しさを物語る。

 事件翌日のタイミングで現場での献花の機会を設けたことについて警備に当たっていた警官は「国民が一丸となってテロに屈しない姿勢をいち早く示す」ためだと説明した。

 「テロにノーを」と書かれた手製のプラカードを持参した会社員、ハフシア・ジャブーさん(40)は「許してはならない事件が起きた。犠牲者のために祈りたい」と沈痛な表情を浮かべた。

 現地メディアによると、同国文科省は19日、来週にも博物館を再開すると見通しだと表明。テロによる混乱からの回復をアピールし、観光客を呼び戻す狙いがあるとみられる。


チュニジア襲撃テロ 日系企業、急がれる危機管理 渡航中止の動きも
SankeiBiz 3月20日(金)8時15分配信

 チュニジアの首都チュニスで18日に起きた博物館襲撃テロを受け、現地に拠点を持つ日本企業は社員の渡航中止や情報収集などの対応に追われた。アフリカは成長が見込まれ、進出企業も増えている。テロの脅威が拡大する中、社員の安全確保などのリスク管理が急務だ。

 自動車部品メーカーの矢崎総業は現地拠点でワイヤーハーネス(自動車用電線)などを生産・販売。テロの発生を受け、社員が渡航することが多いドイツの欧州法人が渡航を一時中止する指示を出したという。同社は世界各地に展開しており、「海外の安全対策には常に取り組んでいる」と気を引き締める。

 チュニスで現地企業とトラックの組み立て生産を行う三菱自動車は「工場の稼働停止の情報は入っていない」と話す。日本人駐在員はいないが、社員に注意を呼びかけている。

 人口が多く豊富な資源を持つアフリカは、アジアや南米に続く成長市場とされ、日本企業にとって今後、インフラや自動車など幅広い分野でビジネスが期待できる。外務省の海外在留邦人数調査統計によると日本企業の事務所や現地法人は12拠点。

 ビジネス機会を探るために現地法人を置いている伊藤忠商事は日本人駐在員もおり、「連絡を密にとりつつ、情報収集や安全確保に努めている」という。

 日本自動車工業会の池史彦会長は19日の会見で「(『イスラム国』に)呼応して連鎖的にいろんなことが起きている。企業としてリスク管理をさらに強めていかなければならない」と指摘した。


実行犯、爆発物所持か=保安の欠陥認める―軍配置、警戒強化・チュニジア
時事通信 3月20日(金)8時0分配信

 【チュニス時事】チュニジアの観光客襲撃事件で、カイドセブシ大統領は19日、フランスのテレビ番組に対し、首都チュニスの博物館を襲った実行犯が「恐ろしい爆発物」を所持していたと語った。AFP通信が伝えた。治安部隊が起爆を阻止し、惨事の拡大を防いだという。
 大統領は「恐ろしい爆発物を身につけていたことが分かった」と述べた。実行犯は銃撃で日本人を含む多数の観光客を死傷させたが、治安部隊の適切な対応が爆発物を使う時間的な余裕を与えなかったとの見方を示した。
 AFP通信などによると、シド首相はテロ対策法案を審議中だった国会に近い博物館で事件が起きたことについて「保安体制に欠陥があった」と認め、軍と治安機関の緊密な協力が必要だと強調した。 


チュニジア襲撃 首相「テロ強く非難」
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 ■国際緊急展開班派遣/現地情報発信を強化

 政府は19日、チュニジアの博物館襲撃テロ事件で日本人3人が犠牲になったことを受け、現場となったチュニス市の危険情報レベルを最も低い「十分注意」から1段階上の「渡航の是非検討」に引き上げた。チュニスはテロ事件が頻発する中東・アフリカ地域でも比較的安全とされてきただけに、予測不能なテロから在外邦人らを守る対策が急がれる。

 安倍晋三首相は19日、官邸で記者団に「テロは断じて許されない。強く非難する。今後、国際社会と連携を深め、テロとの戦いに全力を尽くす」と述べ、万全の態勢で臨む考えを改めて示した。

 政府は事件発生後、在チュニジア日本大使館に現地対策本部、官邸に情報連絡室を設置した。また、警察庁の国際テロリズム緊急展開班(TRT-2)を派遣し、襲撃の経緯や犯行組織に関する情報収集・分析を進める。国外犯規定に基づいた捜査も検討する。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は記者会見で「世界のどこでどうなるか分からない状況でもあるので、できる限り事前情報を集約する中で対応したい」と強調した。ただ、拡散するテロがいつどこで起きるかを完全に把握することは困難といえる。渡航者らの安全を確保するため、危険な地域への渡航を禁止することも、憲法の「海外渡航の自由」などがあって難しい。

 外務省は19日、チュニジアへの渡航者や滞在者に不必要な外出を避けるよう要請した。テロの標的となりやすい公共交通機関を利用せず、政府関係施設やデパートなどを訪れないよう注意を促している。政府は、テロが頻発する地域などの情勢を把握することで、渡航者らに対し「注意喚起、危険情報の発出をよりきめ細かくしていく」(岸田文雄外相)方針だ。


チュニジア襲撃、3邦人死亡 「イスラム国」犯行声明 死者23人 9人逮捕
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 【チュニス=大内清】チュニジアの首都チュニスにある国立バルドー博物館が武装集団に襲撃された事件で、ロイター通信は19日、アイディ保健相の話として、外国人観光客20人が死亡したと伝えた。チュニジア人3人も死亡した。日本政府は同日、死亡した外国人観光客に日本人3人が含まれていることを確認した。日本人3人も負傷したという。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は19日、博物館襲撃の犯行を認める音声声明をインターネット上で発表した。声明は、男2人の名前をあげ、襲撃の実行犯として「イスラム国の騎士」とたたえた。ただ、当局が発表したチュニジア国籍の実行犯2人の名前とは異なっており、同一人物かは不明。

 チュニジア当局は19日、襲撃に直接関与したとして4人を逮捕、テロを実行した組織に関わっているとして5人を逮捕した。

 チュニジアのカイドセブシ大統領は18日、フランスのテレビ番組に、実行犯がイスラム過激派アンサール・シャリーアと関係があるとして、テロと断定した。アンサール・シャリーアが犯行を示唆する声明を出したとの情報もある。

 一方、シド首相は19日、フランスのラジオ番組で、治安当局が実行犯のうち1人について認識していたが、テロ組織と関連づけられなかったと述べた。

 日本人以外の死亡した外国人は英国、イタリア、スペイン、ポーランド、フランスなどからの観光客と確認された。


チュニジア襲撃 22歳の夢奪った凶弾 母と「卒業旅行」…大好きだった地中海
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

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海外で日本人が被害者となった主な事件(写真:産経新聞)

 北アフリカの観光地で突然の銃撃に巻き込まれ、日本人3人の死亡、3人のけがが確認された。チュニジアの首都チュニスを18日昼(日本時間同日夜)に襲ったテロ。母とともに命を落とした22歳の女性は大学を卒業したばかり。「仲がいい家族だったのに…」。大学の恩師は教え子の突然の死に声を詰まらせた。親子で負傷した娘は、母を置いて逃げざるを得なかった悲惨な現場の様子を語った。

 犠牲となった宮崎遥さん(22)はともに亡くなった母、チエミさん(49)と父と埼玉県狭山市の自宅で、3人で暮らしていた。父は自宅前に集まった報道陣に「取材はお断りします。そんな気分じゃない」と硬い表情で話した。隣の家に住んでいる祖母は「私は何も分からない」と当惑した様子だった。

 遥さんは9日に女子栄養大(埼玉県坂戸市)の栄養学部食文化栄養学科を卒業したばかりだった。母と連れだっての「卒業旅行」だったのか。

 遥さんを指導した磯田厚子教授(65)は「おっとりした子だったので、逃げ遅れてしまったのかな」と涙ぐむ。

 磯田教授によると、遥さんは「おとなしいが、光るところがある学生」。ゼミでは手作りのクッキーやパウンドケーキを持参することもあり、「作りたくなったので、作ってきました」とひょうひょうとしていたという。

 高校時代に、チュニジアと同じ地中海に面するトルコに旅行したことでトルコ料理に興味を持ったらしく、ゼミでもトルコ料理を研究のテーマにしていた。昨夏に再びトルコ旅行をした際も家族と一緒だったといい、「家族の話はあまりしなかったが、仲がいい家族だと思っていた」と振り返る。

 卒業論文ではトルコ以外にもギリシャ、イタリアなど地中海付近の料理の由来や歴史を書いていた。「将来は食品メーカーで働きたい」と話していたという。

 磯田教授は「9日が卒業式で、まだ10日しかたっていない。ゼミ生を海外に連れて行くときは口うるさく注意しなさいと言っていたが、こんなことになるとは…」と言葉を詰まらせた。

 一方、亡くなった東京都荒川区の成沢万知代さん(66)。自宅マンション隣室に住む女性は「いつもにこにこしていて、本当に温かくて朗らかな方だったので、その方がまさか…」と声を詰まらせた。

 女性によると、成沢さんはよく夫と外出していたという。3、4週間前にも「いい天気ですね」と挨拶を交わしたばかりといい、「この憤りをどこにぶつければいいのか分からない」と話した。

 成沢さんと面識のある男性によると、成沢さんは夫と2人暮らし。「1年ほど前には、マンションを訪れた若い男性を『うちの息子です』と紹介されたのに…」と驚いた様子だった。


チュニジア襲撃 狭山の母娘犠牲、知事「かける言葉も…」
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 北アフリカのチュニジアで18日に起きた銃撃テロで、狭山市に住む宮崎チエミさん(49)と遥さん(22)の母娘が犠牲となった。上田清司知事は19日夕、報道陣に「深刻に受け止めている。非常につらい思いで、ご家族にはかける言葉もない」と沈痛な表情で語った。県は同日朝から情報収集に当たったが、外務省から被害者の情報は共有されず対応に苦慮。担当者は「正式に確認できない状況では、家族への支援にも当たれない」と悔しさをにじませた。

 県は、県民が海外で重大な事件・事故、災害に巻き込まれた場合、独自に策定した「国際危機事案対処マニュアル」に沿って、情報収集や県内に残る家族の心のケア、パスポートを持たない家族への緊急発給などを行う。今回は県パスポートセンターが外務省から要請を受けて、宮崎さんの家族に緊急発給した。

 県危機管理課は午前8時半から情報収集を開始。国の窓口となる外務省邦人テロ対策室に計4回、県内在住者の有無を確認したが、返ってきたのは「県内在住かを含めて、家族の同意を得ていないので情報は出せない」という答えだった。

 担当者は「インターネットやテレビでニュースを見て、情報を集めるしかなかった」という。過去に同様の事案が起きるたびに確認してきたが、情報は共有されなかったといい、「毎回、家族の同意という壁のために一番知りたい情報が得られない」と話した。

 同課が、被害者が宮崎さん親子という情報を得たのは午後2時過ぎのテレビ報道だった。その後、宮崎さんが住む狭山市に後方支援の必要性などを確認した。

 担当者は「危機管理の事後対策はいかに情報を取るかが重要で、情報があって初めて動くことができる。政府が正式に発表した際には、家族の心のケアなどの対応を取りたい」と話している。

 上田知事は取材に対し、海外渡航について「安全性について調べた上で選択する時代になりつつある。テロはどんな大義があっても許せないと世界中で発信すべきだと思う」と話した。


イスラム過激派「観光地テロ」 インドネシア・フィリピンなどアジアも警戒
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 【シンガポール=吉村英輝】世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアでは、イスラム教過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)などが、日本人の死傷者を出した2002年と05年のバリ島テロのほか、米国系ホテルや豪州大使館を狙った爆弾テロを起こしてきた。

 これら組織は取り締まりで弱体化したが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の台頭に伴いネットワークが復活しつつあり、治安当局は、チュニジアでの観光客襲撃による影響を警戒している。東南アジアでは、フィリピン南部やタイ南部でもイスラム武装勢力らによるテロ活動が長年続く。フィリピンやマレーシアでは近年、過激派組織の資金源獲得とみられる外国人旅行客の身代金目的誘拐も発生しており、地域の観光業に大きなダメージを与えている。


チュニジア襲撃 「春の終焉」欧米衝撃 「民主化の模範」混乱警戒
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=加納宏幸】チュニジアの首都チュニスの博物館が襲撃された事件を受け、欧米は大きな衝撃を受けている。特に欧州は1月のフランス連続テロ後、域内の対策強化に努めてきたが、今回は域外で多くの出身者が犠牲となった。北アフリカの一段の不安定化は欧米にも大きな影響を与えるだけに警戒感が高まっている。

 「愛国的で文化的な一般人、われわれ全員への攻撃だ」。犠牲者が出たイタリアのレンツィ首相は18日、議会近くの博物館という民主主義と文化の「象徴的な場所」が標的とされた事件を強く批判。DPA通信によると、スペインのラホイ首相も事件を非難し、実行犯に法的裁きを受けさせると強調した。

 欧州では今年、フランスのほか、デンマークでも2月に連続テロが起きた。過激化して中東などの戦闘に参加した欧州出身の若者が帰国後にテロを起こすことへの警戒が高まり、欧州連合(EU)は対処のため、中東や北アフリカ諸国との協力を強化する方針を決めている。

 ただ、今回の襲撃事件は欧州域内のみならず、域外でもテロの危険にさらされている実態を改めて浮き彫りにした形だ。フランスのバルス首相は事件について「欧州や地中海周辺諸国、世界が直面する脅威を示した」と強調した。

 地中海を挟んで対岸にある北アフリカの不安定化は欧州の懸案で、特に国が分裂状態のリビアは大きな悩みだ。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系武装組織も台頭しており、混乱が続けば、同国が欧米に対するテロの「拠点」となり、地中海を渡る避難民に過激派が紛れ込んで欧州に侵入する恐れもある。

 そのリビアに接し、「アラブの春」の先駆けともなったチュニジアについて、欧米は民主化の「模範例」として支援してきた。襲撃事件を受け、欧州メディアは「春の終焉」(独紙南ドイツ新聞・電子版)とも報じるが、欧米としては同国にまで混乱が拡大する事態は回避したい。

 ケリー米国務長官は声明で、「安全で繁栄した民主的なチュニジア」を前進させるため、同国政府の取り組みを支えていくと強調。EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表も「テロとの戦いでチュニジアを支援するため、あらゆる手段を動員する決意だ」と表明した。


テロ組織ネットワーク拡散、リスク増大 未然防止は困難
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 【ワシントン=青木伸行】チュニジアで起きた襲撃事件は、主に外国人を狙った無差別テロだ。国際社会はテロの脅威が拡散し、実行主体が多様化する「テロとの戦争」の真っただ中にある。未然に防止する困難さを改めて浮き彫りにした惨劇を受け、テロの阻止に向けて連帯する決意と行動が求められている。

 2001年の米中枢同時テロから今年9月で14年。世界は、当時とは質的に異なるテロの脅威に直面している。ヒト、モノ、カネ、情報のグローバル化はテロ組織をも利し、「ホームグロウン」(自国育ち)のテロリストを含め、イスラム過激思想と過激派ネットワークの拡散、テロのリスクを増大させている。

 これらを要因に、世界で昨年(1~9月まで)に起こったテロの件数と死者数は、それぞれ1万3千件と3万1千人と、過去45年間で最悪となっている(米国家情報長官室)。

 過激派のネットワークは東南・南アジア、中東、アフリカなどを覆っている。これまでの趨勢(すうせい)を概観すると、同時テロを実行した国際テロ組織アルカーイダの中核は弱体化する一方、その思想に共鳴する「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」など、アルカーイダ系が勢力を増大させてきた。そこへイラクのアルカーイダ系組織を由来とする現在の「イスラム国」が、新たな“ブランド”として台頭した。

 今回のチュニジアでのテロに関し、米CNNテレビは19日、チュニジアの過激派組織がイスラム国に「忠誠」を誓うタイミングに合わせ、実行された可能性があるとの見方を伝えた。フィリピンのアブサヤフやナイジェリアのボコ・ハラム、「パキスタンのタリバン運動(TTP)」にもイスラム国と連携する動きがある。

 今回のテロとイスラム国との関係について、米政府は「現時点で結論は出せない」(国務省のサキ報道官)としている。だが関与や影響が確認された場合、国際社会と対テロ戦を主導する米国は、「イスラム国系」の増殖という深刻な局面を迎えることになる。


チュニジア襲撃 アフリカでも脅威拡散
産経新聞 3月20日(金)7時55分配信

 北アフリカ・チュニジアで起きた日本人観光客らへの襲撃。「アラブの春」の成功例とされた国での事件は、拡散するテロの脅威を見せつけた。

 【チュニス=大内清】チュニジアで日本人を含む多くの外国人が犠牲になった襲撃テロは、アフリカに広がるイスラム過激派の脅威を改めて突きつけた。チュニジアは2011年以降のいわゆる「アラブの春」で唯一の成功例といわれ、民主的な政権移行を進めてきたが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」など過激派には現代国家がそもそも「非イスラム的=悪」であり破壊対象だ。世俗派主導の政権への敵対心を先鋭化させ、経済に打撃となる観光客襲撃を実行したとみられる。

 北アフリカではアルジェリアで13年、国際テロ組織アルカーイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQIM)」の分派によるテロで日本人10人を含む外国人人質約40人が死亡。エジプト東部やリビアでは、イスラム国系組織が活動を活発化させている。

 また、西アフリカ・ナイジェリアのボコ・ハラムや、ソマリアのアッシャバーブも、周辺国を含む広い地域でテロを展開しており、過激派の脅威は拡散の一途をたどっている。

 チュニジアでは11年1月、権威主義的な統治を敷いたベンアリ政権が民衆デモを受けて崩壊した。その後の議会選ではイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダが躍進し暫定政府の主導権を掌握。旧政権期には厳しく監視されていた過激なイスラム勢力も活動の自由を得て、アンサール・シャリーアなどの組織を結成し、国内外の組織と連携を深めた。

 これに対し、フランス統治時代の影響から世俗主義が根強いエリート層はアンナハダと激しく対立。14年の大統領選で世俗派エリートの代表格であるカイドセブシ氏が当選したことでアンナハダは求心力を低下させ、過激派に対する取り締まりも厳しさを増した。

 チュニジアでは、政権移行こそ民主的に実現したものの、現実には現在の国家体制を支える世俗派とイスラム勢力の権力闘争があり、それが過激派の動向にも影響を与えている。

 こうした中で外国人観光客が襲撃されたのは、政権に経済的打撃を与える狙いからに他ならない。観光以外に目立った産業がないチュニジアで観光客の足が遠のくことは、外貨収入の大幅な減少に直結する。

 しかも過激派の論理では、非イスラム的政府を支える観光客の殺害はジハード(聖戦)として正当化される。同様の戦術は、イスラム過激派のテロが頻発した1990年代のエジプトでもみられ、97年にはルクソールで日本人10人を含む外国人60人以上が死亡した。

 チュニジアからは約3千人がイスラム国に参加し、うち500人ほどがすでに帰国したとされる。地元メディアでは1年以上前から帰還者のテロを警戒する声が高まっていたが、隣国リビアが内戦状態にあることなどから、人や武器の流れを管理するのは難しい。

 カイドセブシ政権は今後、強権的な手法も含めたテロ対策に乗り出すものとみられるが、それによって追い詰められたと感じる過激派がさらなるテロ闘争に出る恐れもある。


イスラム国と手口似ている
2015年3月20日(金)6時59分配信 共同通信

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスのアーネスト報道官は19日の記者会見で、チュニジアの博物館襲撃テロに関し、過激派組織「イスラム国」によるこれまでの手口と似ているとの見方を示し、同組織が関与した疑いがあるとして注視していることを明らかにした。

 アーネスト氏は「罪のない市民をいささかも顧みることなく蛮行に及ぶイスラム国の手口と少しも矛盾しない」と指摘。その一方で「現時点では確認はできていない」とも述べた。

 イスラム国は犯行を認める音声声明をインターネット上に流した。


チュニジア襲撃テロ 「イスラム国」が犯行声明か インターネットに音声、実行犯をたたえる
産経新聞 3月20日(金)1時28分配信

 【チュニス=大内清】チュニジアの首都チュニスにある国立バルドー博物館が武装集団に襲撃された事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は19日、博物館襲撃の犯行を認める音声声明をインターネット上で発表した。

 声明は、男2人の名前をあげ、襲撃の実行犯として「イスラム国の騎士」とたたえた。ただ、当局が発表したチュニジア国籍の実行犯2人の名前とは異なっており、同一人物かは不明。

 チュニジア当局は19日、襲撃に直接関与したとして4人を逮捕、テロを実行した組織に関わっているとして5人を逮捕した。

 ロイター通信は19日、チュニジア政府の話として、外国人観光客20人と、チュニジア人3人が死亡したと伝えた。死亡した外国人観光客には日本人3人も含まれている。


「イスラム国」?犯行声明…「雨の最初の一滴」
読売新聞 3月20日(金)1時23分配信

 【カイロ=溝田拓士】イスラム過激派組織「イスラム国」によるとみられる博物館襲撃の犯行声明が19日、音声ファイルでインターネットに公開された。

 事件を「雨の最初の一滴」とし、さらなるテロ攻撃を示唆した。

 約3分間の音声ファイルでは、「背教者と腐敗した者の巣窟であるチュニジアで、(『イスラム国』の)戦士たちが自動小銃と手投げ弾でバルドー博物館を攻撃した」と述べている。

 米国のテロ情報監視団体「SITE」のリタ・カッツ代表も自身のツイッターで「確証はないが、『イスラム国』が犯行を認めた」と発信した。


「イスラム国」、政権へ打撃狙う=チュニジアの観光客襲撃テロ
時事通信 3月20日(金)1時12分配信

 【チュニス時事】チュニジアで18日に起きた観光客襲撃テロ事件は、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。同組織を含むチュニジアのイスラム過激派は「反イスラム主義」を掲げるカイドセブシ大統領や世俗派与党に強い反感を抱いており、政権に打撃を与える狙いがあったのは間違いなさそうだ。
 同組織に対しては最近、ナイジェリアのボコ・ハラムやエジプトの「イスラム国シナイ州」など各地の過激派が忠誠を誓った。一方、フランスで1月に起きた風刺紙襲撃事件の実行犯の1人が同組織への「帰属」を表明するなど、影響力が拡大している。
 チュニジアに組織としての「イスラム国」が浸透しているかは定かでない。ただ、チュニジアからシリアやイラクに渡航して組織に加わる若者の数は3000人を優に超えているとされ、潜在的な共鳴者が相当数存在する。
 今回の事件をめぐり、ツイッターには事前に犯行を予告するような内容の過激なメッセージも掲載されていた。投稿者が実際に犯行に関与したかは不明だが、ネットメディアを使ったアピールは「イスラム国」の常とう手段だ。
 事件では、首都チュニスの博物館が標的となった。チュニジアは「中東民主化の優等生」とも評されてきた観光立国だが、外国人観光客に大きな犠牲が出ればイメージ低下は必至。自由な選挙を経て新政権が2月に発足したばかりで、過激派は出はなをくじこうと機会をうかがっていた可能性が高い。 


<チュニジア銃撃>IS潜在的脅威 中東や欧州渡航者は注意
毎日新聞 3月20日(金)0時44分配信

 外務省は19日、チュニジアでの銃撃事件を受け、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)から帰還した戦闘員による「テロの潜在的脅威」があるとして、チュニジアをはじめ中東・北アフリカ地域や欧州諸国の渡航・滞在者に注意を促す渡航情報を出した。事件が起きた首都チュニスについては危険情報の警戒レベルを1段階引き上げ、渡航の是非を検討するよう求めた。

 渡航情報は、ISと事件の関連性は「明らかではない」としながらも「チュニジアでは特に多くの自国民がISに外国人戦闘員として参加し帰還している」と指摘し、サウジアラビア、ヨルダン、モロッコや英独仏、ベルギー、オランダ、オーストラリアなどについても外国人戦闘員の帰還が報じられているとして「テロの潜在的脅威となっている」と強調。こうした国への渡航・滞在者に対し、最新の情報入手や、デパートなどテロの標的となりやすい場所を訪れる際の注意を促した。【高山祐】


「イスラム国」が犯行声明=チュニジア襲撃、9人逮捕―邦人犠牲は東京・埼玉の3人
時事通信 3月20日(金)0時27分配信

 【チュニス時事】チュニジアの首都チュニスで日本人3人を含む多数の外国人が犠牲となった観光客襲撃テロ事件で、過激派組織「イスラム国」が19日、犯行を認める音声メッセージをインターネット上に公開した。同組織はさらなる攻撃を予告した。AFP通信が伝えた。
 一方、チュニジア大統領府は同日、治安部隊が容疑者9人を逮捕したと発表した。事件に直接関与したのは4人で、残りは犯行グループの関係者という。このほか、実行犯2人が襲撃現場で射殺されている。
 ロイター通信によると、事件の死者は4人増え、23人になった。うち20人が外国人。日本人では、埼玉県の宮崎チエミさん(49)、娘の遥さん(22)、60代の成沢マチヨさん=東京都=が死亡した。負傷者は結城法子さん(35)、天井健二さん=東京都=ら3人。天井さんは軽傷のもよう。
 カイドセブシ大統領は18日、フランスのテレビ局に対し、実行犯はリビア東部を拠点とするイスラム過激派組織「アンサール・シャリア」と関係していると指摘し、「容赦なくテロと戦う」と宣言した。
 事件は18日に発生。武装した男らが国立バルドー博物館を訪れた観光客に銃を乱射した。多くの観光客はイタリアからクルーズ船に乗ってチュニスに入り、バスで博物館に到着した。チュニジア政府は24日までに博物館を再開すると発表した。
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によれば、18日は博物館近くの国会議事堂でテロ対策法案が議論中だったが、事件との関連は不明。観光客が訪れる博物館が襲撃されたため、外国人を狙った犯行との見方も出ている。
 チュニジアは民主化要求運動「アラブの春」で民主化に成功したが、政治活動に対する締め付けが緩和されたため、イスラム過激派が勢力を拡大。「イスラム国」に共鳴する若者ら数千人がシリアなどに渡航したとされる。ニューヨーク・タイムズ紙によると、同組織支持者はインターネット上で襲撃テロを称賛している。 


チュニジア襲撃テロ 死者は23人、うち3人が日本人観光客
産経新聞 3月19日(木)23時41分配信

 【カイロ=大内清】チュニジアの首都チュニスで18日に起きた博物館襲撃テロで、ロイター通信は19日、アイディ保健相の話として、外国人観光客20人が死亡したと伝えた。チュニジア人3人も死亡した。日本政府は同日、死亡した外国人観光客に日本人3人が含まれていることを確認した。日本人3人も負傷したという。

 実行犯はチュニジア国籍の男2人で、現場で治安部隊に射殺された。また、AP通信によると、チュニジア大統領府は19日、博物館襲撃テロに直接関与したとして4人を逮捕、5人を拘束したと発表した。


<チュニジア銃撃>日本、警戒レベル引き上げ検討
毎日新聞 3月19日(木)23時36分配信

 チュニジアの銃撃事件を受け、政府は19日、事件が起きた首都チュニスに関する危険情報の警戒レベルを引き上げ、渡航の是非を検討するよう求めた。チュニスの在チュニジア日本大使館には高原寿一大使を本部長とする現地対策本部を置き、外務省職員や警察庁のテロ対策チームを派遣するなど、情報収集に追われた。

 外務省はこれまでチュニスの警戒レベルを4段階のうち最も低い「十分注意」としていたが、1段階引き上げ、「渡航の是非を検討」するよう求めた。これとは別に、チュニスに渡航・滞在する日本人に不要な外出を避けるよう呼びかける渡航情報も出した。

 菅義偉官房長官は19日午後の記者会見で、ツアー客以外の日本人がいるかどうかについては確認中とした。被害者の身元については「家族の了承を得なければ発表できない」として明らかにしなかった。

 下村博文文部科学相は19日の参院予算委員会で、チュニスの学校に日本人生徒15人が通学していることに触れ、「安全確保に万全を尽くす」と述べた。【木下訓明、鈴木美穂】


テロでチュニス寄港中止=大手クルーズ運航2社
時事通信 3月19日(木)23時9分配信

 【ローマAFP=時事】チュニジアで起きた観光客襲撃テロ事件を受け、乗客が事件に巻き込まれたクルーズ船を運航する大手2社が19日、首都チュニスへの寄港を当面取りやめると発表した。
 中止するのはMSCクルーズ、コスタクルーズの2社。MSCは日本人3人を含む乗客9人がテロ事件で死亡。コスタ社はチュニスに寄港していたクルーズ船が19日にスペインに向けて出港した際、乗客13人が消息不明になっていたという。
 コスタ社は声明で「乗客と乗員の安全を確保することは、穏やかでリラックスできる休日を提供するためには欠かせない」と説明した。 


チュニジア襲撃テロ アフリカ進出の日本企業、渡航中止の動きも
産経新聞 3月19日(木)22時30分配信

 チュニジア・チュニスの襲撃テロを受け、現地に拠点を持つ日本企業は社員の渡航中止や情報収集などの対応に追われた。アフリカ市場は成長が見込まれ、進出企業も少なくない。テロの脅威が拡大する中、社員の安全確保などのリスク管理が急務になっている。

 自動車部品メーカーの矢崎総業は現地拠点でワイヤハーネス(自動車用電線)などを生産・販売している。テロ発生を受け、渡航する社員が多いドイツの欧州法人が、渡航の一時中止を指示したという。同社は世界各地に展開しており、「海外の安全対策には常に取り組んでいる」と気を引き締める。チュニスで現地企業とトラックの組み立て生産を行う三菱自動車は「工場の稼働停止の情報は入っていない」と話す。日本人駐在員はいないというが、社員に注意を呼びかけている。

 人口が多く、豊富な資源を持つアフリカは、アジアや南米に続く成長市場とされる。日本企業は今後、インフラや自動車など幅広い分野でビジネスが見込まれる。

 外務省の海外在留邦人数調査統計によると、日本企業の事務所や現地法人は12拠点ある。伊藤忠商事の現地法人には、日本人駐在員もいるという。このため同社は「連絡を密にとりつつ、情報収集や安全確保に努めている」と説明した。


チュニジア襲撃、当局9人を拘束…死者23人に
読売新聞 3月19日(木)22時26分配信

 【チュニス=本間圭一、カイロ=溝田拓士】北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで18日、武装集団が国会議事堂に隣接するバルドー博物館を訪れた外国人観光客らを無差別に銃撃したテロ事件で、AFP通信によると、チュニジアの保健相は19日、外国人の死者は20人に増えたと明らかにした。

 警察官らチュニジア人被害者と合わせると死者は計23人になる。チュニジア大統領府は19日、事件に関与した疑いで9人を拘束したと明らかにした。

 新たに判明した外国人の死者はベルギー人、イギリス人ら。

 治安当局は、容疑者らは地元のイスラム過激派組織と関連があったとみている。シード首相は、射殺されたのはヤシン・ラアビディ、ハテム・ハシナウィの両容疑者と明らかにし、いずれもチュニジア人だと述べた。チュニジア政府は事件を受け、主要都市に治安部隊を配置する方針を決めた。

 中東の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」は地元メディアを引用し、容疑者らは地元のイスラム過激派組織のメンバーで、所属組織がウェブサイト上で犯行声明を出したと報じた。ただサイトはその後閉鎖されたといい、情報が交錯している。

 現場にいた実行犯の武装集団は5人とみられ、2人はその場で射殺された。国営テレビなどによると、さらに1人が逃走中に射殺されたとの情報がある。

 博物館近くに住む男性は19日、本紙の取材に対し、武装集団は観光バスの後を追いかけてきたと述べ、最初から外国人を狙っていたとの見方を示した。

 武装集団は18日昼、博物館周辺で観光客らに銃を乱射した後、同館に侵入して人質を取って立てこもった。事件発生から約3時間後、治安部隊が突入した。

          ◇

 安倍首相は19日、日本人3人の死亡と3人の負傷を確認したと明らかにし、「テロは断じて許されない。強く非難する」と強調した。政府関係者によると、死亡したのは、成沢万知代さん(66)(東京都)と、宮崎チエミさん(49)(埼玉県)、遥さん(22)(同)親子の計3人で、いずれも女性。けがをした3人は、結城法子さん(35)と敍子(のぶこ)さん(68)、天井健二さん(75)(東京都)。

 日本の観光庁によると、事件発生当時、チュニスに寄港していたクルーズ船「MSCスプレンディダ」号には、100人以上の日本人が乗っていた。うち91人の乗船を手配したクルーズプラネット(東京都渋谷区)には、1人が死亡、別の1人がけがをしたとの連絡があった。旅行会社「ベストワンドットコム」(同)は21人の乗船を手配。19日、2人が死亡したとの連絡が入ったという。


チュニジア襲撃テロ 安否不明の邦人観光客17人の無事確認
産経新聞 3月19日(木)22時25分配信

 観光庁は19日夜、武装集団による襲撃事件があったチュニジアの首都チュニスを訪れていた日本人観光客のうち、安否が不明だった17人の無事を確認したと発表した。ツアーを企画した都内の旅行専門会社から同日午後8時半ごろ、連絡があったという。


チュニジア襲撃を非難=対テロに全力―英首相
時事通信 3月19日(木)22時12分配信

 【ロンドン時事】キャメロン英首相は19日、チュニジアの観光客襲撃テロ事件を「ぞっとするような残忍な行為だ」と強い調子で非難した上で、「これは過激派テロの直近の事例であり、われわれは持てるものすべてを使って(テロと)戦わなくてはならない」と表明した。
 首相は英メディアとのインタビューで、「テロリストに民主主義や自由を損なわせるべきでない。われわれの価値観をしっかり守り続ければ、勝つことができる」と強調。事件では英国人女性1人の死亡も確認され、「遺族を支援するためできる限りのことをする」と述べた。


チュニス「渡航の是非を検討」…危険度引き上げ
読売新聞 3月19日(木)22時12分配信

 チュニジアでの観光客襲撃事件を受け、外務省は19日、事件が起きた首都チュニスへの渡航情報(危険情報)のレベルを1段階引き上げた。

 これまでは4段階ある危険度のうち、最も低い「十分注意」だったが、今後は「渡航の是非を検討」するよう求める。


<チュニジア襲撃>地中海クルーズに参加 死亡の女性3人
毎日新聞 3月19日(木)22時5分配信

 チュニジア襲撃事件で死亡した女性3人は地中海を周遊するクルーズツアーに参加中だった。7泊8日でスペインやフランス、イタリアなどを巡り、シニア層を中心に人気があったという。

 ツアーを手配した二つの旅行会社などによると、3人はイタリアのクルーズ会社「MSCクルーズ」が運航するクルーズ船「MSCスプレンディダ号」の乗客だった。乗客は3714人でそのうち日本人は177人。航空券込みで十数万円からという利用しやすい価格帯だったことも、人気の理由だったとみられる。

 船は18日の現地時間午前8時にチュニスに到着し、その日の午後4時に出港予定だった。寄港地では船会社のバスツアーがあるほか、個人で観光する人もいるという。【一條優太、大平明日香、深津誠】


<チュニジア銃撃>過激派テロと断定…死者20人超す
毎日新聞 3月19日(木)22時3分配信

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銃撃のあった博物館を後にする警官ら=チュニスで2015年3月19日、AP

 【チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスで18日、国立バルドー博物館が襲撃された事件で、同国の当局者は19日、外国人観光客20人を含む23人が死亡したと発表した。ロイター通信などが伝えた。犠牲者は21人との情報もある。日本政府は日本人3人が死亡し、3人が負傷したことを明らかにした。チュニジアのカイドセブシ大統領は19日、イスラム過激派組織「アンサール・シャリア」によるテロだと断定、徹底対決の姿勢を示した。

 ロイター通信によると、チュニジアの当局者が19日、日本人、スペイン人、ポーランド人、コロンビア人など外国人20人と、チュニジア人の治安部隊員ら3人が死亡したことを明らかにした。40人前後が負傷したとみられる。

 日本政府関係者によると、死亡した日本人3人は全員女性で▽東京都荒川区の成沢万知代さん(66)▽埼玉県狭山市の宮崎チエミさん(49)と遥さん(22)親子。犠牲者は地中海周辺国を巡るクルーズツアーに参加していた。また、NHKは負傷して現地の病院に運ばれた結城法子さんとされる女性の映像を報じた。

 事件では、自動小銃で武装し、軍服で変装した複数の男が18日午前11時(日本時間同日午後7時)過ぎに博物館に侵入し、逃げようとする観光客らに向けて発砲。観光客を人質にして館内に立てこもった。約3時間後、治安部隊が突入して男2人を射殺した。AFP通信によると、大統領府は襲撃に関連したとみられる容疑者9人を拘束したと発表した。

 男らは隣接する国会議事堂を狙ったが、警備が厳重だったため、博物館に標的を切り替えたとの見方もある。18日は議会で対テロ法案の審議が行われていた。

 犯行声明は出ていないが、チュニジアのシド首相は治安部隊に射殺された2人がチュニジア国籍のヤシン・ラアビディ、ハテム・ハシュナウィの両容疑者だと発表した。カイドセブシ大統領は仏テレビ局のインタビューで、両容疑者がアンサール・シャリアと関係していると述べ、テロ組織に対し「慈悲を与えずに最後まで戦う」と強調した。

 ただ、チュニジアの治安当局者の間からは、容疑者の国籍やテロ組織との関係を確認できていないとの見解も示されている。

 バルドー博物館は古代ローマ時代のモザイクの展示が有名で、18日にはチュニスに停泊した大型客船の客らが訪れていた。


<チュニジア銃撃>母娘の旅、突然の凶弾
毎日新聞 3月19日(木)22時1分配信

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銃撃のあった博物館の近くで、ろうそくをともし、政府を支持するスローガンをさけぶ人たち=2015年3月18日、AP

 優雅な地中海クルーズが暗転した。チュニジアの首都チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件。「なぜこんなことが」「またテロか」。突然の訃報に、悲しみと動揺が関係者に広がった。

 死亡が確認されたのは、成沢万知代(なるさわ・まちよ)さん(66)=東京都荒川区=と、宮崎チエミさん(49)、遥(はるか)さん(22)=いずれも埼玉県狭山市。

 ◇世界の食文化に興味…宮崎チエミさんと遥さん

 宮崎チエミさんと遥さんは、近所の住民によると、チエミさんの夫も含めた3人暮らし。19日午後6時半ごろ、自宅からは親族とみられるスーツ姿の男性がスーツケースを持って出てきたが無言のまま。厳しい表情のまま足早にタクシーに乗り込んだ。

 遥さんは今月9日に女子栄養大(埼玉県坂戸市)を卒業したばかり。遥さんをゼミで指導していた磯田厚子教授(65)は「まじめな子。ニュースの被害者が自分の教え子とは信じられない」と落胆する。

 遥さんは高校時代にトルコ旅行へ行った経験から、トルコの食文化に興味を持ち、一昨年9月から各国の食文化などを学ぶ磯田ゼミに参加した。

 これまでにトルコをはじめ、海外旅行を複数回経験。「ケバブだけじゃないトルコ料理」と題した卒業論文を書いた。磯田教授は「昨夏には、トルコ土産のすごく甘いお菓子を持ってきて私を驚かせた。自分の興味があることには活動的に打ちこんでいた」。

 ゆくゆくは食品関係の仕事に就きたいと話していたといい、磯田教授は「卒業式から何日もたっていない。はかま姿の笑顔を思い出すと、とても亡くなったとは思えない」と話した。

 遥さんと小中学校の同級生だという男性(22)は「ニュースで名前と年齢を聞き、『もしかして』と思ったが……。とても驚いている」と語った。

 ◇旅行好き、孫も誕生…成沢万知代さん

 「結婚して孫も生まれたんですよ」。同じマンションに住む主婦(65)は、うれしそうに話す成沢さんの姿が忘れられない。同居していた息子の姿が見えず理由を尋ねた時のことだった。60歳を過ぎても毎朝仕事に出掛ける姿をよく目にしていたといい、「元気な人で私にはできないなと思った。なんて言ったらいいか、分からない。お気の毒で」と言葉を詰まらせた。

 成沢さんは旅行好きだったといい、隣の部屋の主婦(35)は顔を合わせるたびに声をかけられ、旅行の話をよく聞いたという。夫婦仲もよく、「一緒にいるのを見るだけで、二人の温かい人柄が伝わってきた」。事件をニュースで知り、信じられない思いでインターホンを押したが応答はなかったという。「またテロと思ったら、身近な人が巻き込まれた。憤りをどこにぶつけたらいいのか」と目を潤ませた。【関谷俊介、堀智行、山寺香、大島英吾、木村敦彦】


観光客襲撃テロ、4人を逮捕=チュニジア
時事通信 3月19日(木)21時29分配信

 ロイター通信によると、チュニジア大統領府は19日、首都チュニスの観光客襲撃テロ事件で4人を逮捕したことを明らかにした。 


死傷6人以外の無事確認=チュニジアテロ事件―観光庁
時事通信 3月19日(木)21時25分配信

 チュニジアで起きた観光客襲撃テロ事件で、観光庁は19日、ツアー参加者のうち、死傷した6人以外の106人の無事が確認されたと発表した。安否をめぐっては情報が入り乱れ、一時17人が不明となっていた。
 観光庁によると、ベストワンドットコム(東京都)のツアーに参加した21人のうち、2人が死亡、2人が負傷した。残る17人は19日夜、無事に船に戻っていることが分かった。
 クルーズプラネット(同)のツアーは、参加者90人と添乗員1人のうち2人が死傷。残る89人は無事が確認された。両社以外にも日本人が参加するツアーがあるとみられるが、同庁は把握していないという。
 観光庁は事件を受け、日本旅行業協会の田川博己会長に、周辺地域の安全情報に一層注意し、旅行者の安全確保に万全を期すよう求めた。 


テロ現場内で一夜、無事救助=スペイン人ら3人難逃れる―チュニジア
時事通信 3月19日(木)21時23分配信

 【チュニスAFP=時事】チュニジアで起きた観光客襲撃テロで、現場となった博物館に事件発生時に居合わせたスペイン人観光客2人ら3人が、館内の事務所に隠れて難を逃れ、事件から一夜明けた19日に無事救助された。
 救助当局によると、博物館の職員がスペイン人2人を事務所に避難させ、武装集団による襲撃から終結まで約4時間にわたり耐え忍んだ。3人はそのまま一夜を過ごし、救出された後、検査のため病院に搬送された。
 機転を利かせた職員の母親は「息子は死んだと思っていたので、本当にほっとした」と胸をなで下ろした。治安部隊による作戦終了後、3人を発見できなかった理由について、当局からの説明は行われていない。 


チュニジア襲撃テロ 「非イスラム」なら破壊対象 アフリカにも拡散する過激派の脅威
産経新聞 3月19日(木)21時8分配信

 【カイロ=大内清】チュニジアで日本人を含む多くの外国人が犠牲になった襲撃テロは、アフリカに広がるイスラム過激派の脅威を改めて突きつけた。チュニジアは2011年以降の中東民主化運動「アラブの春」で唯一の成功例といわれ、民主的な政権移行を進めてきたが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」など過激派には現代国家がそもそも「非イスラム的=悪」であり破壊対象だ。世俗派主導の政権への敵対心を先鋭化させ、経済に打撃となる観光客襲撃を実行したとみられる。

 北アフリカではアルジェリアで13年、国際テロ組織アルカーイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQIM)」の分派によるテロで日本人10人を含む外国人人質約40人が死亡。エジプト東部やリビアでは、イスラム国系組織が活動を活発化させている。

 また、西アフリカ・ナイジェリアのボコ・ハラムや、ソマリアのアッシャバーブも、周辺国を含む広い地域でテロを展開しており、過激派の脅威は拡散の一途をたどっている。

 チュニジアでは11年1月、権威主義的な統治を敷いたベンアリ政権が民衆デモを受けて崩壊した。その後の議会選ではイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダが躍進し暫定政府の主導権を掌握。旧政権期には厳しく監視されていた過激なイスラム勢力も活動の自由を得て、アンサール・シャリーアなどの組織を結成し、国内外の組織と連携を深めた。

 これに対し、フランス統治時代の影響から世俗主義が根強いエリート層はアンナハダと激しく対立。14年の大統領選で世俗派エリートの代表格であるカイドセブシ氏が当選したことでアンナハダは求心力を低下させ、過激派に対する取り締まりも厳しさを増した。

 チュニジアでは、政権移行こそ民主的に実現したものの、現実には現在の国家体制を支える世俗派とイスラム勢力の権力闘争があり、それが過激派の動向にも影響を与えている。

 こうした中で外国人観光客が襲撃されたのは、政権に経済的打撃を与える狙いからに他ならない。観光以外に目立った産業がないチュニジアで観光客の足が遠のくことは、外貨収入の大幅な減少に直結する。

 しかも過激派の論理では、非イスラム的政府を支える観光客の殺害はジハード(聖戦)として正当化される。同様の戦術は、イスラム過激派のテロが頻発した1990年代のエジプトでもみられ、97年にはルクソールで日本人10人を含む外国人60人以上が死亡した。

 チュニジアからは約3000人がイスラム国に参加し、うち500人ほどがすでに帰国したとされる。地元メディアでは1年以上前から帰還者のテロを警戒する声が高まっていたが、隣国リビアが内戦状態にあることなどから、人や武器の流れを管理するのは難しい。

 カイドセブシ政権は今後、強権的な手法も含めたテロ対策に乗り出すものとみられるが、それによって追い詰められたと感じる過激派がさらなるテロ闘争に出る恐れもある。


チュニジア襲撃テロ 死亡の宮崎遥さん、女子栄養大卒業したばかり 指導教授「光るところがある学生」
産経新聞 3月19日(木)20時56分配信

 チュニジアの銃撃テロで犠牲となった日本人3人の悲報に、家族や知人らはショックと驚きに包まれた。

 亡くなった埼玉県狭山市の宮崎チエミさん(49)と遥さん(22)。妻子を失った夫は報道陣に「取材はお断りします。今はそんな気分じゃない」と硬い表情で話した。夫の母は「私は何も分からない」と当惑した様子だった。

 遥さんは同県坂戸市の女子栄養大を9日に卒業したばかり。遥さんを指導した磯田厚子教授(65)は「おっとりした子だったので、逃げ遅れてしまったのかな」と涙ぐむ。

 磯田教授によると、遥さんは「おとなしいが、光るところがある学生」。高校時代にトルコに旅行したことでトルコ料理に興味を持ったらしく、ゼミでもトルコ料理を研究テーマにしていた。卒論ではトルコ以外にもギリシャ、イタリアなど地中海付近の料理の由来や歴史を書いていた。「将来は食品メーカーで働きたい」と話していたという。

 一方、犠牲になった東京都荒川区の成沢万知代さん(66)の自宅マンション隣室に住む女性は「いつもにこにこしていて、本当に温かくて朗らかな方だったので、その方がまさか…」と声を詰まらせた。


<チュニジア銃撃>日本人と協力、床に伏せ20分…伊の男性
毎日新聞 3月19日(木)20時55分配信

 【ローマ福島良典】「見ず知らずの日本人と協力して隠れた」--。19日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラは、チュニジアの首都チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件に巻き込まれた男性観光客、アルベルト・ディポルトさん(71)=ローマ在住=の証言を掲載した。

 ディポルトさんは老人病専門医の妻、アンナさんの68歳の誕生日に地中海クルーズをプレゼント。途中寄港したチュニスで事件に遭遇した。

 博物館では爆発音が聞こえた後、「警官の制服」を着たグループが観光客に向かって発砲しながら入ってくるのが見えた。「とんでもない事が起きているわ。隠れなければだめよ」とアンナさんにせかされた。

 夫妻らは博物館の窓からバルコニーに脱出。「部屋の中から見られないように、窓をしっかりと閉じた。見知らぬ日本人観光客が手伝ってくれた」と言う。ディポルトさんを含むイタリア人グループ5人と日本人4人、別のイタリア人1人がそこに隠れた。

 バルコニーに隠れた観光客らは泣きながらも「(見つからないように)黙っていようとお互いに合図した」という。博物館の内部からイタリア人女性が夫を捜す声が聞こえたが、すぐに黙るように誰かが制止した。

 ディポルトさんの目に焼きついたのは隠れる前、博物館の展示室の中で男性が倒れ、血が流れていく場面。「何も考えられなかった。ただただ生き延びたいとだけ思った」と振り返った。

 襲撃は少なくとも20分間続き、3回の爆発音が響いた。「床に横たわって、手をつなぎ」息をひそめた。中庭に駆けつけた治安部隊に合図され、窓の隙間(すきま)からのぞくと、血の海となった床に倒れ動かない2人の人物が見えた。

 治安部隊が窓から武装集団に銃撃を始めた。「私たちの近くでも手りゅう弾が爆発した。部屋の中では全てが壊れ、叫び声が聞こえた。その後、急に静かになった」。突然、窓が内側から開いた。「けがはないか?」。声をかけたのは救出に来た治安部隊員だった。「日本人は(まだ)人質であるかのように両手を上げていた」

 救出の混乱の中でアンナさんとはぐれてしまったディポルトさん。「妻はパリで起きたこと(仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件)にひどくショックを受けていた。どこにいるのだろう」と気をもんだが、「病院に向かっている」と医師から告げられ、ようやく安堵(あんど)した。

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