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2015年3月 1日 (日)

宮城沖地震に関するニュース・1921,2015年3月1日

引き続き、2011年3月11日に発生した、東北関東大震災に関するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:<原発再稼働>同意手続き、周辺自治体の過半数「反対」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<常磐道全線開通>沿道で放射線量の低減策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<常磐道>3年遅れて全線開通 復興事業加速に期待 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相「復興さらに加速」…常磐道300キロ結ぶ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英王子「私も大切な母を…」被災者に語りかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相、中間貯蔵施設予定地を視察…福島・双葉町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ウィリアム王子>宮城・石巻を訪問 津波遺族と懇談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東日本大震災>復興住宅の孤立防げ 陸前高田市が取り組み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「川内」か「高浜」か…再稼働第1号原発はどちらかで悩む政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:津波をスマホで可視化し避難 - 速報:@niftyニュース.
リンク:常磐道が全線開通=復興加速に期待―原発事故で工事遅れ・福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:女川中卒業生 命守る教科書作り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英王子、被災住民らと交流=津波跡、復興商店街を訪問―宮城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中間貯蔵「丁寧に進める」=JR常磐線の全通急ぐ―安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウィリアム王子が宮城訪問 - 速報:@niftyニュース.
リンク:装着すれば「あの日」の閖上 AR技術活用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:常磐自動車道が全線開通 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<大震災4年>集中期間「延長を」100% - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相と英王子、福島訪問…浴衣で地元食材に舌鼓 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉から南三陸へ復興祈る遍路みち - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウィリアム王子が首相と福島訪問 被災地に笑顔と歓声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<復興住宅>65歳以上36% 平均上回る、孤独死5件 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<原発再稼働>同意手続き、周辺自治体の過半数「反対」
毎日新聞 3月1日(日)22時27分配信

 原発から30キロ圏内にある立地自治体以外の周辺117市町村で、過半数の首長が立地自治体のみの同意で再稼働を進めることに反対していることが毎日新聞の全国調査で分かった。同時に周辺市町村の4割以上が国の原発政策に「自治体の意向が反映されていない」と考えている。再稼働の手続きに加われないことに不満を持つ自治体が多い現状は、今春の統一地方選にも影響しそうだ。

 1月下旬から、国が原発事故時の緊急防護措置区域(UPZ)と定める135市町村に、稼働に向け安全審査中のJパワー(電源開発)大間原発(青森県)の30キロ圏4市町村を加えた139市町村の首長にアンケートを実施。全首長が回答した。

 九州電力川内原発の再稼働の地元同意手続きは立地する鹿児島県と薩摩川内市だけで行われた。この方式について、原発が立地する22市町村では半数の11市町が「妥当だと思う」と理解を示し、「妥当だと思わない」としたのは1村だった。一方で、原発から30キロ圏内にあるその周辺の117市町村は過半数の60市町村が妥当だと思わないとし、妥当としたのは14市町村だった。「周辺自治体の住民は再稼働に重大な関心を寄せており、もはや立地自治体の意向のみで解決しがたい」(静岡県藤枝市)などの声が出ている。

 新規制基準に適合した原発の再稼働について尋ねたところ、立地自治体22市町村では9市町村が「再稼働してもよい」としたのに対し、「再稼働するのはよくない」としたのは5町村。一方、周辺117市町村では3分の1にあたる39市町村が再稼働するのはよくないと答え、再稼働してもよいとしたのは23市町村だった。立地自治体と周辺自治体の温度差が目立つ。

 周辺117市町村のうち52市町村長が国の原発政策について「自治体の意向が反映されていない」とし、「反映されている」としたのは34市町村にとどまった。反映されていないとした52市町村のうち29市町村が再稼働するのはよくないと答えた。

 またUPZ内の21道府県知事にも同様のアンケートを実施した。立地自治体のみの同意で再稼働を進めることについて妥当と回答したのは、立地自治体の福井と鹿児島の2県。妥当だとは思わないと回答したのは、立地自治体では茨城、静岡の2県、周辺自治体では滋賀、京都、鳥取、長崎の4府県だった。

 周辺自治体には再稼働について発言権がなく、住民の意向を反映させる方法がない。「国と直接協議できる場がない」(北海道倶知安町)▽「原発政策では住民の理解が最も重要だが、自治体の意向は反映されていない」(静岡県袋井市)▽「自治体の声を国に伝える機会や手法がない」(水戸市)--などの不満が出ている。【内田久光】

 <原発30キロ圏首長アンケートの対象自治体>※は立地自治体

■139市町村

【泊原発】(13町村)※北海道泊村▽共和町▽岩内町▽神恵内村▽寿都町▽蘭越町▽ニセコ町▽倶知安町▽積丹町▽古平町▽仁木町▽余市町▽赤井川村

【東通原発】(5市町村)※青森県東通村▽むつ市▽六ケ所村▽横浜町▽野辺地町

【女川原発】(7市町)※宮城県女川町▽※石巻市▽登米市▽東松島市▽涌谷町▽美里町▽南三陸町

【福島第1・第2原発】(13市町村)福島県いわき市▽田村市▽広野町▽南相馬市▽川俣町▽川内村▽※大熊町▽※双葉町▽浪江町▽※富岡町▽※楢葉町▽葛尾村▽飯舘村

【柏崎刈羽原発】(9市町村)※新潟県柏崎市▽※刈羽村▽長岡市▽上越市▽小千谷市▽十日町市▽見附市▽燕市▽出雲崎町

【東海第2原発】(14市町村)※茨城県東海村▽日立市▽ひたちなか市▽那珂市▽常陸太田市▽常陸大宮市▽城里町▽水戸市▽茨城町▽大洗町▽高萩市▽大子町▽笠間市▽鉾田市

【浜岡原発】(11市町)※静岡県御前崎市▽牧之原市▽菊川市▽掛川市▽吉田町▽袋井市▽焼津市▽藤枝市▽島田市▽森町▽磐田市

【志賀原発】(9市町)富山県氷見市▽※石川県志賀町▽七尾市▽輪島市▽羽咋市▽かほく市▽宝達志水町▽中能登町▽穴水町

【敦賀・美浜・大飯・高浜原発】(23市町)岐阜県揖斐川町▽※福井県敦賀市▽※美浜町▽小浜市▽※おおい町▽※高浜町▽南越前町▽鯖江市▽越前市▽越前町▽池田町▽福井市▽若狭町▽滋賀県長浜市▽高島市▽京都府舞鶴市▽京都市▽福知山市▽綾部市▽宮津市▽南丹市▽京丹波町▽伊根町

【島根原発】(6市)鳥取県米子市▽境港市▽※島根県松江市▽出雲市▽安来市▽雲南市

【伊方原発】(8市町)山口県上関町▽※愛媛県伊方町▽八幡浜市▽大洲市▽西予市▽宇和島市▽伊予市▽内子町

【玄海原発】(8市町)福岡県糸島市▽※佐賀県玄海町▽唐津市▽伊万里市▽長崎県松浦市▽佐世保市▽平戸市▽壱岐市

【川内原発】(9市町)※鹿児島県薩摩川内市▽いちき串木野市▽阿久根市▽鹿児島市▽出水市▽日置市▽姶良市▽さつま町▽長島町

【大間原発】(建設中、4市町村)北海道函館市▽※青森県大間町▽風間浦村▽佐井村

■21道府県

 ※北海道▽※青森県▽※宮城県▽※福島県▽※新潟県▽※茨城県▽※静岡県▽富山県▽※石川県▽岐阜県▽※福井県▽滋賀県▽京都府▽鳥取県▽※島根県▽山口県▽※愛媛県▽福岡県▽※佐賀県▽長崎県▽※鹿児島県

 【ことば】原発再稼働の地元同意

 同意の範囲などに法律上の明確な根拠はない。福島第1原発事故後の新規制基準に適合し、地元同意手続きを終えた九州電力川内原発の場合は、立地する鹿児島県と薩摩川内市が九電と結ぶ安全協定を根拠に、同意を必要とする範囲を「県と薩摩川内市」とし、市議会、市長、県議会、知事の順に同意を表明した。国は川内の方式をモデルに他の原発の再稼働も目指している。


<常磐道全線開通>沿道で放射線量の低減策
毎日新聞 3月1日(日)22時11分配信

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3月1日の全線開通に向けて報道公開された常磐自動車道常磐富岡IC-浪江IC間の、放射線量がもっとも高いとされる地点付近。のり面にコンクリートを吹き付けている=福島県双葉町で2015年2月17日午後0時33分、山本晋撮影

 1日に開通した常磐(じょうばん)自動車道の常磐富岡インターチェンジ(IC、福島県富岡町)-浪江IC(同県浪江町)間は、帰還困難区域などの避難区域を通るため、放射線量の低減策が取られている。一方、区間内の大熊、双葉両町には原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設が建設される予定。13日に搬入が始まるため、汚染土を積んだトラックの事故発生を懸念する声も出ている。

 東日本高速道路会社によると、除染の結果、路面から1メートルの高さの空間線量は除染前に最大で毎時35.9マイクロシーベルトだったが、同4.8マイクロシーベルトに下がった。放射線量の高い双葉町内では、ガードレールの外にあるのり面に厚さ15センチのコンクリートを総延長715メートルにわたって吹き付けた。放射性物質を吸収する草木や土から利用者を少しでも遠ざけるためだ。

 事故が起きればガードレールの外側で待機するが、車外に1時間いた場合の被ばく線量は最大6.4マイクロシーベルト。胸部X線集団検診の被ばく線量(1回あたり60マイクロシーベルト)の約10分の1で、同社は「問題ない数値」と説明する。開通区間の3地点には線量を確認できる大型の表示板を設置した。

 一方、中間貯蔵施設の予定地に近い常磐富岡、浪江の両IC付近は交通量の増加が予想される。全町避難が続く浪江町の馬場有(たもつ)町長は「輸送面の安全が確保されるか心配だ」と話す。

 福島県警高速隊は開通に備えて昨年12月、南相馬市内に分駐隊を発足させており、「利用者の不安を払拭(ふっしょく)するため、より迅速な事故処理に徹したい」としている。

 高速道を通行後、車両の放射性物質を落とす「スクリーニング」の義務はないが、希望者は常磐富岡ICなどの近くにあるスクリーニング場で無料で受けることができる。【宮崎稔樹】


<常磐道>3年遅れて全線開通 復興事業加速に期待
毎日新聞 3月1日(日)21時4分配信

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常磐自動車道の全面開通を記念して通り初めを行う車列。周辺には除染廃棄物置き場が広がっていた。奥には福島第1原発が見える=福島県大熊町で2015年3月1日午前10時28分、本社ヘリから梅村直承撮影

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で建設が一時中断した常磐(じょうばん)自動車道の常磐富岡インターチェンジ(IC、福島県富岡町)-浪江IC(同県浪江町)の14.3キロ区間が1日、当初予定より3年遅れて開通した。これで埼玉県三郷市の三郷ジャンクション(JCT)と宮城県亘理町の亘理ICを結ぶ総延長300.4キロの全線が結ばれ、復興事業を加速させる役割が期待される。

 開通区間のうち8.7キロは帰還困難区域(年間積算放射線量50ミリシーベルト超)、残りは居住制限区域(同20ミリシーベルト超~50ミリシーベルト以下)を通る。高速道沿いには除染で出た汚染土がシートに覆われて仮置きされている。内閣府によると、車に乗って制限時速70キロで1回通行する際の被ばく線量は0.17マイクロシーベルト。胸部X線集団検診の被ばく線量(1回当たり60マイクロシーベルト)の約340分の1にあたり「問題ない数値」という。

 常磐道は太平洋沿岸地域の経済発展などを目的として1970年から整備が始まり、総事業費は1兆610億円。開通式には安倍晋三首相も出席し、福島県の内堀雅雄知事は「被災地の未来を開く希望の道として県民に夢と希望を与え、復興・再生に向けた力強い追い風になる」と述べた。【宮崎稔樹】


首相「復興さらに加速」…常磐道300キロ結ぶ
読売新聞 3月1日(日)20時13分配信

 東京電力福島第一原発事故で建設工事が中断していた福島県内の常磐自動車道のうち、常磐富岡―浪江インターチェンジ間(約14キロ)が1日、開通した。

 埼玉県三郷市から宮城県亘理町までの約300キロを結ぶ太平洋側のルートがつながり、首都圏と東北方面との交通の便が向上。福島県大熊町の本線上で開かれたセレモニーに出席した安倍首相は、「復興をさらに加速させることができる」と述べた。


英王子「私も大切な母を…」被災者に語りかけ
読売新聞 3月1日(日)20時6分配信

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日和山で被災状況などの説明を受ける英国のウィリアム王子(1日午前10時44分、宮城県石巻市で)=冨田大介撮影

 来日中の英ウィリアム王子は1日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県を訪問し、震災翌日から手書きの壁新聞を発行し続けた石巻市の「石巻日日(ひび)新聞社」の資料館で、津波で3人の子を亡くした東松島市の木工作家、遠藤伸一さん(46)、綾子(りょうこ)さん(46)夫妻と懇談した。

 王子は真剣な表情で夫妻の話を聞き、伸一さんの腕をさすって「私も若いころ、大切な母を亡くした。2人の気持ちは分かります。これからつらい時は、今日のことを思い出します。あなたは立派な父親だ」と語りかけた。

 王子は、石巻湾を見下ろす石巻市の日和山公園では、小雨の中、傘も差さずに献花し、女川町の仮設商店街「きぼうのかね商店街」では店員や住民らと交流した。王子は1日午後、次の訪問先の中国へ出発した。


首相、中間貯蔵施設予定地を視察…福島・双葉町
読売新聞 3月1日(日)20時6分配信

 安倍首相は1日、福島県双葉町を訪れ、東京電力福島第一原発事故による汚染土などを保管する中間貯蔵施設の予定地を視察した。

 首相は記者団に、「地権者を始め、皆様の古里を思う気持ちをしっかりと受け止めながら、丁寧に進めていきたい」と語った。

 汚染土の搬入は、先月下旬に地元自治体が容認したことを受け、今月13日から一部の予定地でスタートする。首相の視察に同席した伊沢史朗町長が、「非常に迷惑な施設だが、苦渋の重い判断をした。町の復興のため継続的な支援をお願いします」と語ると、首相は「しっかりと除染を加速させ、復興を確かなものとしていきたい」と応じた。

 中間貯蔵施設の予定地は、双葉町と同県大熊町にまたがる1600ヘクタール。ただ、2千数百人に上るとされる地権者の特定作業などが難航している。


<ウィリアム王子>宮城・石巻を訪問 津波遺族と懇談
毎日新聞 3月1日(日)18時54分配信

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地元の子どもから折り鶴のプレゼントを受け取る英国のウィリアム王子=宮城県石巻市で2015年3月1日午前10時51分、代表撮影

 初来日中の英国のウィリアム王子は1日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市を訪れ、津波で当時8~13歳だった子供3人を亡くした遠藤伸一さん(46)、綾子(りょうこ)さん(46)夫妻と懇談した。王子は1997年に亡くなった母ダイアナ元妃に触れ「私も15歳の時に大切な母を亡くし、お気持ちが分かる。母を思い出してつらい時は2人のことを思い出します」と励ました。

 懇談は約20分間にわたり、伸一さんは津波で亡くなった長女花さん(当時13歳)、長男侃太(かんた)君(同10歳)、次女奏(かな)さん(同8歳)の写真を見せ、涙を流しながら当時の状況を説明。真剣な表情で聴き入った王子は伸一さんの腕をさすり「あなたは立派な父親だ」と語りかけた。伸一さんは懇談後、「温かい人柄が伝わってきた」と話した。

 ウィリアム王子はこの日、震災で社屋が被災しながら手書きの壁新聞を発行し続けた石巻市の石巻日日新聞も訪れ、壁新聞の実物や被災直後の写真を熱心に見学。女川町の「きぼうのかね商店街」でも被災者らと握手して回るなどした後、次の訪問地の北京へ出発した。【百武信幸】


<東日本大震災>復興住宅の孤立防げ 陸前高田市が取り組み
毎日新聞 3月1日(日)18時1分配信

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かさ上げが進む土地に建つ「下和野団地」。これほど大規模な集合住宅は震災前はなく、住民に戸惑いもある=岩手県陸前高田市高田町で

 東日本大震災から間もなく4年を迎え、災害公営住宅(復興住宅)への入居が今後本格化していく。団地として新たに形成された「社会」は、旧来の集落のような住民同士のつながりはまだ薄い。誰にもみとられずに独居者が死亡する「孤独死」も県内で少なくとも4件あった。これを教訓にした取り組みが岩手県陸前高田市で始まった。【春増翔太】

 黒沢守さん(70)が孤独死したのは、昨年10月に入居が始まった同市唯一の復興住宅「下和野団地」。全120戸の大半が埋まり、1月1日で305人が暮らすが、住民の40代女性は「自治会の集まりは入居直後の1度だけ。元々親交があった人以外とは付き合いはない」と話す。

 熊谷たつ子さん(73)も「仮設住宅は小さくて壁が薄く、隣と軒先を共有している状態だったが、かえって隣人の気配があり互いに気遣っていた。ここでは少し部屋が離れると会うこともない」と指摘する。震災以前から黒沢さんと知り合いで、仮設では隣同士だったが、復興住宅では部屋が離れ、入居直後に「また一緒だねえ」と話した程度。他の住民とも、ボランティア団体が共用部屋で開く手芸教室などで顔を合わせるが「機会も参加者も少ない」とつぶやく。

 市によると、団地の半数以上の63世帯が独居。65歳以上は125人おり、高齢化率は41%に達する。黒沢さんの孤独死もあり、現状を危惧する住民からは自治会長の臼井佐一さん(66)に「皆が顔を合わせる機会を」との要望が寄せられるようになった。

 臼井さんは「孤立を防ぐため、住民がコミュニケーションを取る機会を増やしたい」と、皆が使える畑を4月から近くに借りることを決めた。ほとんど使われていない最上階の共用部屋は、「お茶飲み場」に活用できるよう今月中の総会で提案することを考えている。

 市も黒沢さんのケースを受け、新聞販売店に「新聞がたまっているなど異変を感じたら市に通報を」と協力を依頼。「互いに見守り、孤立のない地域にしたい」(市長寿社会課)としている。


「川内」か「高浜」か…再稼働第1号原発はどちらかで悩む政府
産経新聞 3月1日(日)17時31分配信

 原発再稼働がいよいよ現実味を帯びてきた。関西電力高浜原発3、4号機(福井県)が2月12日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に次いで、許可審査に合格。一方、川内原発は認可審査での書類作成に時間がかかっており、ここにきて「高浜原発が再稼働一番乗りを果たすのでは」との見方も政府内で浮上している。東京電力福島第1原発事故から間もなく4年。国内の全原発が停止する中、ようやく稼働するという歴史的な節目は、川内原発なのか、それとも高浜原発なのか-。政府は軸足をどちらに置くかで悩んでいる。(原子力取材班)

 ■なぜ川内は遅れているのか

 「昨年末には当方の指摘が終了し、記載(書類)を再度提示するよう指摘してきたが、おおむね分かっていただいたということでよろしいですね?」

 2月上旬の審査会合の場で、原子力規制庁の審査官は、まるで子供に諭すようにやんわりと、九電に書類の早期提出を促した。

 九電の中村明上席執行役員は「現在、強度や耐震に関する説明書の一部で、記載内容の最後の詰めを行っている。全体構成を考慮しながら作業しているが、もうしばらく時間が必要と思っている」と苦しい言い訳をした。

 川内原発は昨年9月に事実上の審査合格を果たし、機器の設計図などを確認する認可審査に移行していた。しかし書類(工事計画認可申請書と保安規定変更認可申請書)は、2基で4万ページを超える膨大な紙幅が必要で、九電は昨年から、「年末まで」「今冬まで」と提出を次々と先延ばしにしてきた。

 結局、1号機については「今年2月末まで」、2号機については「3月末まで」とさらに延期し、2カ月ほどの使用前検査を含めると、再稼働は今夏以降にずれ込む公算が大きくなった。

 九電にも言い分がある。規制庁側から書類作成について、日本語の使い方など細かいチェックが入り、1つの言葉を直すことになると、全体に影響が及ぶため時間がかかっているという。

 規制庁は「新規制基準の下、初めての認可書類なのでいい加減なものはできない」との思いが強く、微に入り細に入り目を光らせている。

 審査を担当する原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は「うちの検査部隊をどこにいつから投入するか、もうそろそろ目途がつかないようでは困る」と九電の対応の遅れに苦言を呈している。

 ■追いつくか、高浜の充実ぶり

 川内原発がぐずぐずしている間に猛追してきたのが高浜原発だ。昨年7月、川内原発と同時期に審査を申請し、川内原発に5カ月遅れて合格を果たした。

 規制庁幹部から直接「合格証」を手渡された後、記者団に囲まれた関電の森中郁雄常務執行役員は「審査に関係いただいた皆様に、心よりお礼を申し上げる。再稼働に向け、一歩前進することができたと考えている。安全性が確認されたプラントは、1日も早く再稼働に全力で取り組む」と気を引き締めていた。

 規制委の田中俊一委員長は定例の記者会見で「求めてきたレベルの安全性が確保された」と述べる一方、「リスクがゼロになったと確認したわけではない。審査が通ったからオッケーではなく、スタートだと思ってほしい」とクギを刺した。

 高浜原発が川内原発に比べて有利な点は、その人材力にある。九電の2原発6基に対し、関電は3原発11基保有。福島第1原発事故前は、東京電力が業界のトップを走っていたが、事故後は、電気事業連合会の会長を関電社長が務めるなど、関電は“業界の雄”に取って代わった。

 総従業員数で比べれば、九電の約1万3000人に対し、関電は約2万3000人。九電も原子力部門以外の人材を川内原発の審査に投入しているが、関電の人材力には及ばない。

 さらに、高浜原発は既に工事計画認可の補正書類を提出していることも大きい。その量は約8万2000ページで、川内原発の倍となっている。

 ■カギを握る「地元の同意」

 ただ、一番のハードルは「地元の同意」だ。

 川内原発の地元の同意はスムーズに進んだ。昨年11月には、鹿児島県の伊藤祐一郎知事が「諸般の状況を総合的に勘案し、やむを得ないと判断した」という微妙な表現を使って、川内原発の再稼働に同意を表明。同10月には立地自治体である薩摩川内市の岩切秀雄市長も「日本の経済発展のため、国が責任を持って再稼働させられる原発は動かしてほしい」と再稼働を要望した。

 川内の場合、防災指針の目安となる原発から半径30キロ圏は鹿児島県内だけという地理上の特性がある。

 一方、高浜原発で厄介なのは、半径30キロ圏に京都府や滋賀県が含まれ、「地元」が県境をまたぐのか、その範囲が定まっていないことだ。

 事故時には即時避難が求められる半径5キロ圏にある京都府舞鶴市の多々見良三市長が、高浜原発の合格について「再稼働は市民の安全確保が第1で、規制委による安全性の確認や実効性のある避難計画など条件が整う中で、国などは丁寧な説明をしてほしい」と要望した。

 審査後の地元説明会については、福井県は求めない意向を示しているが、京都府は規制委に既に問い合わせをしており、立地自治体以外で説明会を開催する可能性もある。

 関電も福井県の西川一誠知事も川内原発と同様、「地元同意は立地自治体(福井県と高浜町)だけ」という見方を示しているが、周辺自治体がどう関与してくるか、状況は予断を許さない。


津波をスマホで可視化し避難
2015年3月1日(日)16時43分配信 共同通信

 京都大が開発している津波避難のスマートフォン向けアプリの実証試験が1日、堺市沿岸部で初めて行われた。浸水予測や衛星利用測位システム(GPS)機能を使い、スマホ上で津波を可視化して避難に役立てる。参加者からは「安心して避難できる」と好評だった。

 南海トラフ巨大地震が発生し津波が来ると想定、住民ら千人以上が参加した訓練の一環。うち約100人が実証試験に加わり、スマホ片手に近くの学校などの避難場所を目指した。

 開発しているのは京大防災研究所の矢守克也教授(防災心理学)のチーム。避難経路とともに津波からの距離や猶予時間を表示、マークや色の変化で危険を知らせる。


常磐道が全線開通=復興加速に期待―原発事故で工事遅れ・福島
時事通信 3月1日(日)15時7分配信

 東京電力福島第1原発事故などの影響で工事が遅れていた常磐自動車道が1日、全線開通した。事故により、南北に分断された原発周辺地域が高速道路で結ばれ、復興の加速が期待される。
 同日午前に行われた式典などには計約800人が参加。安倍晋三首相も出席し、「福島のさらなる復興の起爆剤になる」と述べた。また、福島県の内堀雅雄知事も「被災地の未来を切り開く道だ」と期待を込めた。
 開通したのは、最後の工事区間だった常磐富岡インターチェンジ(IC、福島県富岡町)―浪江IC(同県浪江町)間の計14.3キロ。うち8.8キロは放射線量が高く、原則立ち入り禁止の帰還困難区域だ。
 計測によると、除染前の車外の空間線量は最大毎時35.9マイクロシーベルトだったが、1日は同5.4マイクロシーベルトまで下がった。時速70キロで1回走行した場合の被ばく線量は0.2マイクロシーベルトで、胸部エックス線検査1回分の約300分の1に当たるという。
 東日本高速道路は、運転手への情報提供として、区間内に放射線量を測定するモニタリングポストを3カ所設置し、上下線計6カ所と両IC入り口の掲示板で線量を表示する。 


女川中卒業生 命守る教科書作り
河北新報 3月1日(日)14時55分配信

 ◎震災の教訓・体験後世に関連シンポで発表

  女川町女川中出身の高校生が自然災害から命を守る対策などを集めた「いのちの教科書」作りを進めている。女川中時代、東日本大震災の教訓を後世に伝える「いのちの石碑」の建設を始め、新たな活動につながった。生徒たちは仙台市で始まる国連防災世界会議の関連シンポジウムで取り組みを発表する。

  生徒たちは昨春の卒業生で、石巻市などの高校に通う約20人。「女川1000年後のいのちを守る会」のメンバーだ。

  教科書は70ページ前後を想定。(1)住民の絆を強める(2)高台に避難できるまちづくりを進める(3)震災の記録を後世に残す-などの対策を盛り込む方向。震災での女川の被災状況や自分たちの被災体験も記載する。

  生徒たちが中学時代に取り組んだ「いのちの石碑」事業は、津波到達地点より高い場所に石碑を建てるプロジェクト。町内21カ所の浜に計画しており、これまでに6基が完成した。

  教科書作りは支援を寄せてくれた世界の人たちにも命を守る対策を発信しようと発案。生徒たちは毎月話し合いを重ねてきた。

  国連防災世界会議では日本ユニセフ協会主催の事業などで発表する予定。震災後につながりのできたユニセフが参加を働き掛けた。

  生徒は28日には女川町内で原稿や発表資料の準備に当たった。石巻西高1年鈴木美亜さん(16)は「自然災害で命を失う人がいなくなるよう、自分たちの経験や話し合ってきたことを伝えたい」と語った。

  教科書は年内完成が目標。東京の教科書出版会社が発行に関心を示しているという。


英王子、被災住民らと交流=津波跡、復興商店街を訪問―宮城
時事通信 3月1日(日)14時27分配信

 来日中の英国のウィリアム王子は1日、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市と女川町を訪れ、商店街で住民らと交流するなどした。
 石巻市では震災後に手書きの新聞を発行し続けた地元の石巻日日新聞の記者から当時の様子を聞いたり、津波の被害を受けた場所を見下ろす日和山公園を訪問したりした。
 女川町では、復興を目指す「きぼうのかね商店街」を訪れ、商店街に集まっていた町民らと言葉を交わして交流。震災後にがれきの中から見つかった旧女川駅舎のからくり時計の鐘を鳴らし、慰霊した。
 女川町で被災した阿部すが子さん(67)は王子と握手を交わしたといい、「優しく、すてきな人だった」と話した。仙台市に住む高校生の谷村ひとみさん(17)は、被災高校生と米国の高校生との国際交流プログラムに参加したことを王子に話し、「被災して悲しい気持ちのとき、他国と交流して元気をもらった。英国ともぜひできればと伝えた」という。 


中間貯蔵「丁寧に進める」=JR常磐線の全通急ぐ―安倍首相
時事通信 3月1日(日)13時29分配信

 安倍晋三首相は1日、福島県双葉町を訪れ、東京電力福島第1原発事故後の除染で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設の予定地を視察した。この後、首相は記者団に「地元の皆さんに受け入れを判断いただき、改めて感謝申し上げたい。ふるさとを思う気持ちをしっかりと受け止めながら、丁寧に進めていきたい」と述べた。
 首相は双葉町役場の屋上から、同町と大熊町にまたがる約16平方キロメートルの予定地の現状を確認。案内した双葉町の伊沢史朗町長は「非常に迷惑な施設だが、苦渋の思いで判断をした。継続的な支援をお願いしたい」と要請。首相は「しっかりと除染を加速化させ、復興を確かなものとしていきたい」と約束した。汚染土の搬入は13日に始まる。
 また、首相は東日本大震災の被害で不通区間が残っているJR常磐線について「開通に向けて検討するよう太田昭宏国土交通相に指示をしている」と語り、全線開通を急ぐ考えを示した。不通区間は、竜田(福島県楢葉町)―原ノ町(同県南相馬市)間と、相馬(同県相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)間。 


ウィリアム王子が宮城訪問
2015年3月1日(日)12時40分配信 共同通信

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 宮城県石巻市の日和山公園で、地元の子どもから折り鶴を受け取る英国のウィリアム王子=1日午前(代表撮影)

 来日中の英国のウィリアム王子は1日、東日本大震災の被災地、宮城県を訪問し被災者と交流した。

 石巻市では、震災直後に手書きの新聞を発行した石巻日日新聞を訪れ、津波で3人の子どもを亡くした遠藤伸一さん(46)夫妻と面会した。王子は真剣な表情で話を聞き、伸一さんが時折涙を流すと、肩をさすりながら「私も昔大事な母を亡くしている」と、故ダイアナ元妃のことに触れ、「これからつらいときに今日のことを思い出す。あなたは立派な父親だ」と語り掛けた。

 夫妻は、がれきの木と英国の国木であるオークで作ったストラップを、キャサリン妃と生まれてくる子どもたちのためにプレゼントした。


装着すれば「あの日」の閖上 AR技術活用
河北新報 3月1日(日)12時40分配信

  東日本大震災で被災した名取市閖上地区で28日、宮城農高(同市)の生徒が拡張現実(AR)の技術を搭載した眼鏡型情報端末を使ったツアーを開催した。参加者は被災直後の様子などを体感し、震災の記憶を胸に刻んだ。

  ツアーは河北新報社などの復興支援事業「今できることプロジェクト」の一環。約60人が参加し、食品化学科2年の13人が閖上小・中や日和山などで震災当時の状況を説明した。

  配布した眼鏡は、半透明のグラスに任意の映像が表示される情報端末。2011年4月と9月に現地で撮影した360度の景色が映し出された。仙台市青葉区の会社員石崎敦子さん(29)は「震災後の状況をその場で見ることができたのは貴重な体験」と話した。

  同高は昨年、地域の観光プランを競う全国コンテスト「観光甲子園」にAR技術を使った被災地ツアーを提案し、グランプリを受賞。研究機関などの協力で今回初めて実践した。


常磐自動車道が全線開通
2015年3月1日(日)12時19分配信 共同通信

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 常磐自動車道の全線開通を記念した式典で、テープカットする安倍首相(中央)ら=1日午前、福島県

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で建設が遅れていた福島県内の常磐自動車道浪江―常磐富岡インターチェンジ(IC)間が1日午後、開通した。これにより常磐道は全線開通となった。

 被災地の物流活性化や観光客の増加が見込まれ、「震災、原発事故からの復興の後押しとなる」と地元からは期待の声が上がっている。

 開通に先立ち常磐富岡IC付近で開かれた式典で、安倍晋三首相は「開通が福島のさらなる復興の起爆剤になると確信している」と述べ、内堀雅雄福島県知事、沿線自治体の首長らとともにテープカットやくす玉開きで祝った。


<大震災4年>集中期間「延長を」100%
河北新報 3月1日(日)9時25分配信

  東日本大震災から4年になるのを前に、河北新報社は岩手、宮城、福島3県の被災42市町村の首長にアンケートを実施した。住宅、インフラ、産業など幅広い分野で復興の遅れを指摘する声が上がり、地域再生が道半ばにあることを裏付けた。2015年度の終了が見込まれる国の集中復興期間は全員が延長を望んだ。

  「復興が遅れている分野」(複数回答)の結果はグラフの通り。最多は「住宅再建・宅地造成」の35.7%となった。「鉄道・道路」「商工業」が33.3%で並び、「農水産業」(31.0%)「防潮堤」(28.6%)が続いた。

  県別の最多回答は分かれた。岩手(対象12人)は「住宅再建・宅地造成」「防潮堤」が各6人、宮城(15人)は「道路・鉄道」を7人が選んだ。福島(15人)は9人が「農水産業」を挙げ、福島第1原発事故による深刻な影響を映した。

  自由記述では「危険区域の土地利用」(宮城県亘理町)「原発事故による被害の賠償」(福島県広野町)との回答があった。

  集中復興期間に関しては全員が「継続を望む」と回答。国の財政支援が先細ることへの強い警戒感が表れた。各首長からは「事業全体が遅れている」(岩手県野田村)「全住民が避難中」(福島県葛尾村)といった切実な声が上がった。

  国は、集中復興期間を15年度までの5年間と定め、事業規模を19兆円程度に設定。12年12月に発足した安倍政権は13年1月、25兆円に拡充した。竹下亘復興相は16~20年度について新たな財源を一括提示する意向を示しているが、政府方針としては定まっていない。

 <調査の方法>

  震災で津波被害を受けたり、原発事故に伴う避難区域が設定されたりした岩手、宮城、福島3県の42市町村長を対象に実施。1月下旬に調査票を郵送し、2月中旬までに全員から回答を得た。


首相と英王子、福島訪問…浴衣で地元食材に舌鼓
読売新聞 3月1日(日)8時52分配信

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子供たちと交流した英国のウィリアム王子(右)と安倍首相(左)(28日午後、福島県本宮市で)=代表撮影

 安倍首相と来日中の英ウィリアム王子は28日、東日本大震災で被災した福島県を訪れた。

 2人は同県本宮市で、原発事故で外出を控えがちな子どもたちの運動不足を解消するためにつくられた施設「スマイルキッズパーク」で、子どもたちとボール遊びなどをして交流。同日夜は、同県郡山市の磐梯熱海温泉の老舗旅館に宿泊し、夕食会で福島県産食材を使った料理に舌鼓を打った。

 首相と王子は、ともに浴衣姿で夕食会に臨んだ。首相は「福島の食材を味わっていただき、福島が苦しんでいる風評被害を払拭する上で大きな力になるかもしれない」と述べ、被災地訪問に感謝した。王子は「友好的に温かく迎えてもらったことに心からお礼を言いたい」と述べた。

 王子は1日には宮城県を訪問する。


岩泉から南三陸へ復興祈る遍路みち
産経新聞 3月1日(日)7時55分配信

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三陸遍路みちのルート(写真:産経新聞)

 東日本大震災から4年となる3月11日、犠牲者を追悼するために、三陸沿岸の寺院60カ所をつなぐ「津波霊場・三陸遍路みち」ができる。岩手県岩泉町から宮城県南三陸町までの9市町にまたがる約330キロの鎮魂の道が宗派の壁を越えて実現した。11日には、有志がルートの両端からそれぞれ、犠牲者の冥福と復興を祈る行脚に出発する。 

 「遍路みち」を呼びかけたのは、岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)町出身の三味線奏者、駒幸夫さん(60)。2月22日、大槌町で開かれた遍路みち開通報告会のコンサートで、駒さんは「このままでは、被災地のまちは、人が半分になる。震災の記憶を忘れないためになんとかしなければ」と訴えた。昨年6月から、沿岸の寺院に札所となるように協力を依頼し、岩手県岩泉町の宗得寺(そうとくじ)から宮城県南三陸町の大雄寺(だいおうじ)まで、8宗派にまたがる60の寺院が賛同した。各寺院には霊場であることを示す道しるべの幟(のぼり)が立てられ、追悼の碑が設置される予定だ。

 駒さんは各寺院の御朱印を押したり、記念写真を貼ったりできる「御朱印帳」を兼ねる遍路マップを作成。マップには周辺の観光情報なども盛り込まれ、宿泊施設や飲食店、道の駅などで1冊700円で販売する。1万部を発行するという。駒さん自身も11日から、宗得寺を起点とする南下コースを歩く旅路に出発し、約2週間かけて踏破を目指す。

 駒さんは米ニューヨーク在住で、国連国際学校で三味線の指導にあたっている。震災では、津波で母の幸子さん=当時(82)=を亡くした。「津波で全て流された。これが唯一の母の形見です」と、三十数年前、芸能活動に悩んでいた時期に母が買ってくれた三味線を手に、慰問演奏を続けている。

 遍路みちの構想は三味線指導で交流のある徳島県に根付く四国お遍路の風習がヒントとなった。「四国のお遍路のように地域に根付かせて、震災の鎮魂だけでなく東北の観光にもつながれば。日本全国、そして海外の人々に発信していきたい」と前を向いた。(高木克聡)


ウィリアム王子が首相と福島訪問 被災地に笑顔と歓声
産経新聞 3月1日(日)7時55分配信

 安倍晋三首相は28日、来日中の英国のウィリアム王子を迎えて、東日本大震災で被災した福島県を視察した。震災と原発事故からの復興を目指す現地の姿を世界に訴え、海外で根強い風評被害を払拭する狙いがある。

 首相の被災地視察は22回目。同県郡山市の復興公営住宅の住民らと意見交換後、児童運動施設「スマイルキッズパーク(同県本宮市)」で王子を出迎えた。

 首相と王子がボールプールに入り、子供たちとふれあった。王子が3つのボールを使ったジャグリングを披露すると、子供たちから「すごい」などの歓声が上がり、首相も「おお」と手をたたいて感心した様子だった。

 2人は同宿先の温泉旅館で浴衣姿でくつろぎ、福島県産食材による和食に舌鼓を打った。1日には首相は王子と別れ、常磐自動車道の開通式などに出席する。


<復興住宅>65歳以上36% 平均上回る、孤独死5件
毎日新聞 3月1日(日)7時30分配信

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島県の災害公営住宅(復興住宅)で、65歳以上の入居者が占める割合を示す高齢化率は全体で36%に上ることが毎日新聞の調査で分かった。各県の平均高齢化率より8~10ポイント高い水準で、「限界集落」に当たる5割を超す自治体もあった。誰にもみとられない孤独死は少なくとも5件確認された。大震災は11日で発生から4年。今後、復興住宅の高齢化がさらに進むのは必至で、コミュニティー形成や見守り支援が大きな課題になる。

 毎日新聞は1~2月、津波被災地や東京電力福島第1原発事故で避難区域などを抱える3県42市町村を対象にアンケートを実施、全市町村が回答した。

 復興住宅には1月1日現在、3県31市町村で計7833人が暮らし、うち1219人は独居世帯だった。65歳以上は2802人だった。県別で最も高齢化率が高いのは岩手の40%で、県平均に比べ10ポイント高かった。宮城は34%で同10ポイント、福島は36%で同8ポイント上回った。

 31市町村のうち、入居者が100人以上いる16市町で比較すると、最も高齢化率が高いのは宮城県女川町の53%。同県山元町も51%と、「限界集落」に当たる5割を超えた。両町とも町全体の平均高齢化率(女川町36%、山元町35%)を大きく上回る。被災地では震災前から高齢化が進んでいるが、復興住宅の多くは自治体全体の高齢化率を上回る傾向にある。

 女川町の担当者は「被災者が自力で住宅再建するための土地整備が遅れているため、若い世帯は待ち切れずに町外に移転するケースが多い。結果的に復興住宅の高齢化率が高くなった」と分析する。

 一方、復興住宅での孤独死は、本格的な入居が始まった2013年度以降、岩手県岩泉町で2件、同県釜石市、陸前高田市、宮城県石巻市で各1件あった。復興庁によると、3県の復興住宅の供給計画は13年度2026戸、14年度7579戸、15年度9289戸など。入居者が増加する中、孤独死も増える懸念がある。

 孤独死は阪神大震災(1995年)の復興住宅で問題化し、兵庫県警の検視事例に基づく毎日新聞の集計では00年以降で864人がみとられずに亡くなった。【まとめ・伊藤直孝】

◇被災3県の復興住宅高齢化率

   入居者 65歳以上 高齢化率

岩手 1653人 654人 40%(30%)

宮城 4009人 1369人 34%(24%)

福島 2171人 779人 36%(28%)----------------

合計 7833人 2802人 36%(27%)※1月1日現在、毎日新聞まとめ。

  かっこ内は県の平均高齢化率

 【ことば】災害公営住宅(復興住宅)

 災害で自宅を失い、自力再建が困難な人のために、国の補助で県や市町村が整備する賃貸住宅。集合住宅が多くを占める。東日本大震災では宮城、岩手、福島の3県で、阪神大震災(約2万6000戸)を上回る約3万戸の整備を予定する。仮設住宅を出て恒久住宅へ移る被災者の生活再建にはこの他、高台などの防災集団移転先や、土地区画整理事業でかさ上げした現地に持ち家を再建する方法がある。復興住宅には、災害で仕事を失い経済的に困窮した人や、長期ローンを組めない高齢者が多く入居する傾向がある。

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