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2015年3月30日 (月)

独ジャーマンウイングス150人乗りエアバスA320墜落のニュース・9

引き続き、スペインのバルセロナからドイツのデュッセルドルフへ向かっていた独ジャーマンウイングスのエアバスA320型機(乗客144人、乗員6人)が24日、フランス南部の山岳地帯に墜落したニュースを伝達します。
ジャーマンウイングスは独ルフトハンザ航空傘下の格安航空会社(LCC)。

フランス内務省によると、墜落した航空機の残骸すでに発見されており、救助活動に入っていると報じられているが、オランド仏大統領は、全員の生存が絶望視されると発表した。

事故の詳細はまだ明らかではないが、今回の事故と同型の、エアバスインダストリー製のA320型機は、民間輸送機として世界で初めて電気信号による操縦指示(フライ・バイ・ワイヤ)を採用した機体で、最近では昨年12月28日に162人が乗ったエアアジアの同型機が悪天候の影響によると見られる理由でインドネシア沖に墜落する事故が起きたほか、時就航直後の1988年にエールフランス機がフランス・アブゼム空港でデモフライト中に墜落したのを皮切りに、1990年にはインディアン航空機がインド・バンガロール(ベンガルール)で、1992年にエールアンテール機がフランス・ストラスブールで、2006年にはアルマビア航空機がロシア・ソチでそれぞれ墜落するなど、これまでに操縦系統のトラブルによる多数の重大事故を起こしている。

リンク:身元確認、5日にも完了と仏大統領=独旅客機墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落 身元特定「週内には可能」 独保険企業連合、家族への補償に360億円確保 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独旅客機墜落 日本も操縦室「常時2人」 国交省が義務付け検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:保険金支払い、360億円か=家族への賠償などで―独旅客機墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落、保険支払い3億ドルか - 速報:@niftyニュース.
リンク:独機墜落現場へ新ルート開通、保険会社支払いは360億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独旅客機墜落 副操縦士の視力問題は「心因性」? 捜索は8日終了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:副操縦士、視力低下発覚を懸念し休職検討…独紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦室に2人以上常駐「早急に検討したい」…太田国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:副操縦士の素性めぐり過熱報道 同性愛、交際女性と破局 独機墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「恐怖代」含む補償金、総額“200億円”の可能性 独機墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦士2人常駐ルール化検討…独機墜落で国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落 副操縦士が過去に自殺傾向、動機示す物証なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:動機につながる証拠得られず…独機墜落で検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦室、日本も常時2人検討へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:独機墜落 78人の身元判明、現場に捜査員150人を派遣 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「2人常駐」日本も検討=操縦室内、安全対策を強化―国交省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独旅客機墜落 日本も操縦室の「常時2人体制」導入検討 太田国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独旅客機墜落 副操縦士の視力問題は「心因性」か 米メディア報道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦室「2人常駐」難しく…独機墜落1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落機の副操縦士、過去に自殺傾向 独検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落1週間 検察「副操縦士は精神疾患で自殺傾向」 把握困難…業界に課題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落のドイツ機副操縦士、免許取得前に自殺願望で治療 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落、保険会社の支払いは3億ドルに─アリアンツ推計=業界筋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:なぜジャーマンウイングス機の最後を伝えるのは音だけなのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:医師の守秘義務に見直し論=独機墜落で発言相次ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ドイツ当局、殺人の捜査官を投入-副操縦士について調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:免許取得前に自殺の恐れ=墜落機の副操縦士―独検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:副操縦士、過去に自殺傾向 - 速報:@niftyニュース.
リンク:独旅客機墜落 ルビッツ副操縦士が抱えていた心身の問題…“網膜剥離”診断「機長の夢を閉ざされた」  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<独旅客機>墜落1週間 これが真相解明へのポイント四つ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パイロット間「相互チェック」に異論唱える評論家 では、航空機の精神疾患事故を防ぐにはどうしたら... - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独機墜落 副操縦士の恐ろしい素性 元交際相手に“墜落予言” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ルフトハンザグループ、操縦室2人常駐義務付けへ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

身元確認、5日にも完了と仏大統領=独旅客機墜落
時事通信 3月31日(火)23時17分配信

 【パリ時事】フランスのオランド大統領は31日、仏南東部アルプス山中のドイツ機墜落に関し、「遅くとも今週末までに全犠牲者の身元を特定できるだろう」と述べ、身元確認が5日にも完了するとの見通しを示した。訪問先のベルリンで行った記者会見で語った。
 墜落現場のセーヌレザルプ付近では仏当局の憲兵隊らが遺体の収容やDNA鑑定に当たっている。オランド大統領は「家族がきちんと喪に服せるよう最大限努力している」と述べた。 


独機墜落 身元特定「週内には可能」 独保険企業連合、家族への補償に360億円確保
産経新聞 3月31日(火)23時3分配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機墜落で、米CNNテレビ(電子版)は3月30日、旅客機を墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が抱えていたとされる視力の問題は、精神状態に起因する「心因性」の症状だったと報じた。捜査状況に詳しい関係筋の話として伝えた。

 副操縦士は今年に入って以降、眼科医に視力の悪化を伝え、医師は症状は心因性のものだと答えていたという。副操縦士は別の神経心理学の医師を訪ねた際、仕事で過剰なストレスを感じていると訴えていた。

 視力の問題では、独検察当局者は30日、器官の不調を原因とする「器質性」のものではないとの見方を示していた。独メディアは副操縦士が網膜剥離を患っていたとも伝えていた。

 一方、フランスのオランド大統領は31日、墜落機の乗員乗客150人の身元特定が「遅くとも週内には可能だ」との見解を示した。欧州メディアによると、墜落現場で行われている遺体収容や機体の残骸の捜索作業は4月8日までに終了する見通しという。

 DPA通信によると、ドイツの保険企業連合は31日、乗客の家族に対する補償金など各種費用のため、計3億ドル(約360億円)を確保したと明らかにした。


独旅客機墜落 日本も操縦室「常時2人」 国交省が義務付け検討
産経新聞 3月31日(火)21時48分配信

 太田昭宏国土交通相は31日の閣議後会見で、フランス南東部でのドイツ機墜落を受け、操縦室に常時2人の人員を配置するよう日本の航空各社に勧告することを早急に検討する考えを示した。

 ドイツ機墜落をめぐっては、欧州連合(EU)の欧州航空安全庁(EASA)が3月27日、各国航空当局と各航空会社に対し、操縦室に常に2人以上の人員がいることを義務付ける規則導入を求める「暫定勧告」を出している。

 欧州でのこうした動きを受け、太田国交相は「日本でも航空各社と連携して(操縦室での常時2人体制の義務付けについて)早急に検討を進めたい」と述べた。

 国交省によると、航空法に基づく規則では、機長または副操縦士がトイレなどのため離席する場合のルールを各航空会社が定めるよう求めているが、常に操縦室内に2人が居残るようにするかについての対応は各社で分かれている。


保険金支払い、360億円か=家族への賠償などで―独旅客機墜落
時事通信 3月31日(火)21時39分配信

 【フランクフルト時事】フランス南東部でのドイツ旅客機墜落事故をめぐり、事故機の保険を引き受けていた複数の保険会社が、支払う保険金の総額を3億ドル(約360億円)と想定していることが分かった。複数の独メディアが31日に報じた。保険金の大部分は、搭乗客の家族への賠償金に充てられる見通しという。
 賠償金のほか、機体損失による損害の補填(ほてん)、捜索活動の費用などに保険金が使われるもよう。事故機を運航していた会社の親会社である独ルフトハンザ航空は、当面の措置として犠牲者1人当たり最大5万ユーロ(約650万円)の見舞金を支払う方針だが、賠償金はこの見舞金を大幅に上回る額になるとみられる。
 事故機の保険を引き受けていたのは、独アリアンツや、米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)など。 


独機墜落、保険支払い3億ドルか
2015年3月31日(火)21時25分配信 共同通信

 【ベルリン共同】ドイツのメディアは31日までに、フランス南部のドイツ旅客機墜落で、保険会社が、乗客の家族への補償金の支払いなどは計3億ドル(約360億円)に上ると見込んでいると伝えた。保険業界筋の話としている。

 保険会社は、ドイツ大手アリアンツを中心とした企業連合。事故機の損害保険は650万ドルとされる。

 旅客機を運航していたのは、ドイツのルフトハンザ航空傘下の格安航空会社ジャーマンウイングス。フランスの検察当局によると、副操縦士が故意に旅客機を墜落させた疑いが持たれている。乗客144人と乗員6人の生存が絶望視されている。


独機墜落現場へ新ルート開通、保険会社支払いは360億円
AFP=時事 3月31日(火)20時55分配信

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独格安航空会社ジャーマンウイングス9525便が墜落した仏セーヌレザルプに近い現場へのルートを切り開く作業に当たるブルドーザー(2015年3月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】今月24日、独格安航空会社ジャーマンウィングス(Germanwings)の旅客機が墜落したフランス南東部のアルプス(Alps)の現場へ到達するために作られた新たな道路が開通し、捜索隊は31日、機体の残がいや遺体の捜索を再開した。

ドイツ機墜落、犠牲者78人のDNA採取 「前例ない」捜索続く

 同機の残がいは、険しい山の斜面の約2ヘクタールの範囲に散乱している。新ルートの開通により、現場の麓まで45分でトラックが行きつけるようになった。

 捜索の焦点となっているのは、ブラックボックスのうち未発見のフライトレコーダー(飛行記録装置)だ。土中に埋もれている可能性も考慮し、捜索隊は掘削作業も行っている。

 一方、ジャーマンウィングスの親会社である独ルフトハンザ航空(Lufthansa)の31日の発表によると、150人が死亡した墜落で、保険会社各社は総額3億ドル(約360億円)の補償金を用意している。独日刊紙ハンデルスブラット(Handelsblatt)の報道を認める形でAFPの取材に答えたルフトハンザ広報によれば、これには犠牲者の遺族への補償に加え、墜落したエアバス(Airbus)A320型機の保険も含まれている。【翻訳編集】 AFPBB News


独旅客機墜落 副操縦士の視力問題は「心因性」? 捜索は8日終了
産経新聞 3月31日(火)19時42分配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機墜落で、米CNNテレビ(電子版)は3月30日、旅客機を墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が抱えていたとされる視力の問題は、精神状態に起因する「心因性」の症状だったと報じた。捜査状況に詳しい関係筋の話として伝えた。

 副操縦士は今年に入って以降、眼科医に視力の悪化を伝え、医師は症状は心因性のものだと答えていたという。副操縦士は別の神経心理学の医師を訪ねた際、仕事で過剰なストレスを感じていると訴えていた。

 独検察当局は30日、副操縦士が過去に精神疾患で治療を受け、自殺傾向があったと発表した。また、検察当局者は、副操縦士の視力の問題は器官の不調を原因とする「器質性」のものではないとの見方を示した。

 独メディアは副操縦士が網膜剥離を患っていたとも伝えていた。

 欧州メディアによると、墜落現場で行われている遺体収容や機体の残骸の捜索作業は4月8日までに終了する見通しという。一方、フランスの捜査当局者は30日、乗員乗客の150人の身元特定には「最低2~4カ月」を要するとし、「全員を特定できるかは約束できない」と語った。


副操縦士、視力低下発覚を懸念し休職検討…独紙
読売新聞 3月31日(火)18時52分配信

 【ベルリン=工藤武人】フランス南東部のアルプス山中で起きたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機墜落で、ドイツ大衆紙ビルトは31日、副操縦士のアンドレアス・ルビッツ容疑者(27)が、視力低下など健康上の問題が発覚することを懸念し、休職しようとしていたと伝えた。

 ルビッツ容疑者については、回収されたボイスレコーダーの記録などから、3月24日午前に離陸後、機長がトイレのために操縦室を離れた際に鍵をかけて1人になり、同機を降下させて意図的に墜落させた疑いがあるとみて、ドイツとフランスの捜査当局が関係者などから事情を聞いている。

 ドイツ検察当局は3月30日の声明で、「動機につながる証拠は得られていない」と発表したが、捜査関係者はビルト紙に対し、動機のひとつとして、「健康上の問題から、(航空機の操縦に必要な)飛行適性証明書が更新されないことを恐れていた」との見方を示した。


操縦室に2人以上常駐「早急に検討したい」…太田国交相
レスポンス 3月31日(火)18時45分配信

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ジャーマンウィングス(参考画像)

太田昭宏国土交通相は3月31日の閣議後会見で、ドイツの旅客機墜落事故を受けて欧州航空安全庁が操縦室に常に2人以上の乗員を配置するよう勧告したことについて「航空会社と連携して、コクピット常時2名配置や他の方策について早急に検討を進めたい」と述べた。

[関連写真]

また、ドイツの旅客機事故では、副操縦士の健康上の問題が指摘されているが、パイロットの精神面を含む心身の状態確認について太田国交相は「日本では、航空身体検査証明制度が厳格に適用され、重大な精神障害がある場合には乗務できない。1982年の羽田沖墜落事故があり、航空会社も健康管理を厳格化してきている」と述べ、日本では今回のドイツのような事態が発生する可能性は低いとの認識を示した。

そのうえで国交相は「さらに万全を期すため、疲労も含めたパイロットの健康管理体制の充実に取り組んでいきたい」と述べた。

《レスポンス 編集部》


副操縦士の素性めぐり過熱報道 同性愛、交際女性と破局 独機墜落
夕刊フジ 3月31日(火)16時56分配信

 海外のメディアでは、ルビッツ副操縦士の素性をめぐる報道が過熱している。

 英大衆紙デイリースター(電子版)は、副操縦士が同性愛の性癖で悩んでいた疑いがあると報じた。副操縦士が自身の性癖をひた隠しにしているストレスによって精神状態を悪化させたとも指摘。同僚のパイロットから同性愛者を意味する蔑称で呼ばれてからかわれたことを気に病んでいたともいう。

 さらに同紙は、副操縦士が、地元のドイツ西部モンタバウアーで、女装した男性ダンサーらが集まるナイトクラブに入り浸っていたとの情報も報じている。

 結婚を前提に交際していた女性と破局してからふさぎ込むようになったとも伝えられる副操縦士だが、その心の闇は謎に包まれたままだ。


「恐怖代」含む補償金、総額“200億円”の可能性 独機墜落
夕刊フジ 3月31日(火)16時56分配信

 フランス南部のドイツ機墜落(乗客乗員150人)で、航空会社の補償金問題に注目が集まっている。故意に機体を墜落させた疑いがあるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は過去に自殺しようとする傾向があったため、長期間の精神治療を受けていたことが判明している。精神疾患を隠して乗務していた可能性があることから、航空会社の管理責任が問われるのは必至だ。乗客への“恐怖代”を含めた補償額は「総額200億円以上に達する可能性がある」(専門家)という。

 墜落したエアバスA320機を運航する格安航空会社ジャーマンウイングスの親会社、ルフトハンザ航空は「急な出費を補償するため、乗客1人当たり最大5万ユーロ(約650万円)を支払う」と乗客の家族に補償金の一部を前払いする方針を表明した。

 これはあくまで補償金の一部。最終的に遺族側に支払われる総額は一体どれくらいになるのか。

 世界各国の航空会社が加盟する専門機関では、航空事故で乗客が死亡した場合の補償額の目安が定められているとされる。額は約14万5000ユーロ(約1885万円)で、各航空会社はそれをまかなえるように保険をかけているという。

 航空ジャーナリストの伊藤弘輝氏は「多くの航空会社は、それとは別に民間の保険会社で追加保険にも加入しているはずだ。言い換えると、自賠責保険に加えて、任意保険に加入するようなもの。航空会社が提示する額は乗客の国籍に応じてその国の平均年収や、年齢、性別に応じて補償額が算出されることになる」と説明する。

 今回の墜落は、単なる事故ではなく、副操縦士が故意に機体を墜落させた事件の可能性が高い。

 副操縦士は深刻な鬱状態で、網膜剥離を患っていた疑いも指摘されており、リスクを見抜けなかった航空会社の責任も焦点となりそうだ。

 27日付のフランス紙ルモンド(電子版)は、乗客144人の生存が絶望視されていることを踏まえ、補償金の総額は最低でも合計約2100万ユーロ(約27億3000万円)に上るとの見方を伝えた。

 民事訴訟となり会社側の落ち度が認定されれば、金額はさらに膨らむことになる。

 航空評論家の青木謙知氏は「確かに補償額の算出は、乗客が国籍を持つ国の経済レベルや生活レベルで変動する。ただ、今回の墜落で犠牲になったのは、多くが先進国のドイツやスペインの人たちだ。遺族側からの賠償請求は1人10億円規模に達する可能性もある。航空会社との交渉はかなり難航するだろう」とし、こう続ける。

 「会社員なら、所属先の会社の年収にもよるが、働き盛りの30~40代の会社員だと億単位の賠償になるだろう。それがひとつのベースになって増減はあるだろうが、総額で200億円を超えてもおかしくない」

 悲劇の代償は計り知れない。


操縦士2人常駐ルール化検討…独機墜落で国交相
読売新聞 3月31日(火)13時55分配信

 ドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの墜落を巡り、太田国土交通相は31日、閣議後の記者会見で「操縦室に常時2人を配置することについて早急に検討を進めたい」と述べ、国内航空会社を対象に、操縦室内に操縦士2人を常駐させることのルール化を検討する考えを示した。

 今回の墜落を巡っては、欧州の航空会社が再発防止策として、2人常駐の義務化を相次いで打ち出しているが、日本の航空法では、このようなルールは規定されていない。


独機墜落 副操縦士が過去に自殺傾向、動機示す物証なし
CNN.co.jp 3月31日(火)12時30分配信

(CNN) フランス南部で起きた独ジャーマンウィングス機の墜落で、ドイツの検察当局は30日、同機の副操縦士について、過去に自殺傾向があったことが分かったと発表した。ただ、動機の解明につながる手がかりは依然として見つかっていない。

同機の墜落原因について当局は、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が故意に墜落させたとの見方を強めている。しかしドイツ・デュッセルドルフの検察は、ルビッツ副操縦士が書き残したものからも、同僚との会話からも、動機をうかがわせる内容や自殺をほのめかす内容は見つかっていないとした。

ただ、診療記録を調べた結果、過去に自殺傾向があり、心理療法を受けていたことが分かったという。ただしこれは操縦士免許を取得する前のことで、墜落前に自殺をほのめかしたり、挙動が不審だったりした形跡はないと説明している。

検察はまた、ルビッツ副操縦士がパイロットとして不適格という医師の診断を受けていたことも確認した。

欧州の政府関係者によれば、ルビッツ副操縦士は視覚の問題を訴えて眼科医を受診したことがあった。医師は心因性の症状と判断し、それも一因となって、パイロットとして不適格と診断したという。

また、別の神経心理医を受診した際には、仕事に強いストレスを感じていると打ち明けていた。

いずれも受診した時期は不明だが、今年に入ってからだった可能性がある。

航空当局者は、ルビッツ副操縦士が自発的に受診して操縦士として不適格と診断されていたのであれば、自分から申告する義務があったと指摘する。

デュッセルドルフの大学病院は、ルビッツ副操縦士が2度にわたって来院したことがあり、直近の診察は今月10日だったと明らかにした。しかし鬱病の治療はしていなかったと話している。


動機につながる証拠得られず…独機墜落で検察
読売新聞 3月31日(火)11時53分配信

 【ベルリン=工藤武人】ドイツ検察当局は30日、仏南東部のアルプス山中にジャーマンウィングスの旅客機を意図的に墜落させた疑いのある副操縦士のアンドレアス・ルビッツ容疑者(27)に関する捜査状況について、「動機につながる証拠は得られていない」との声明を出した。

 検察当局は声明で、犯行声明など墜落を事前に予告する物的証拠や関係者からの証言は依然として見つかっていないと説明した。

 また、同容疑者が旅客機の操縦免許の取得前、「長期間、自殺傾向を抱え、精神疾患の治療を受けていた」ことも明らかにしたが、最近の通院では「自殺傾向や他人への攻撃性は確認できていない」という。


操縦室、日本も常時2人検討へ
2015年3月31日(火)11時29分配信 共同通信

 太田昭宏国土交通相は31日の閣議後の記者会見で、フランス南部でのドイツ機墜落を受け、欧州航空安全庁(EASA)が操縦室に常に2人以上の人員を配置するよう勧告したのに対応し、「日本でも航空会社と連携し、早急に検討を進めたい」との考えを示した。

 旅客機の操縦室には通常、パイロット2人が配置されるが、ドイツ機では副操縦士がトイレに立った機長を操縦室から閉め出し、故意に墜落させた疑いが強まっている。

 欧州ではこの事態を受け、1人がトイレなどで退室した際、客室乗務員などを代わりに入室させ、不測の事態に備える航空会社が増えている。


独機墜落 78人の身元判明、現場に捜査員150人を派遣
CNN.co.jp 3月31日(火)11時26分配信

(CNN) フランス南部で起きた独格安航空ジャーマンウィングス機墜落で、ドイツ当局は30日、フランス・アルプス山間部の墜落現場にも殺人担当の捜査員など150人あまりを派遣したことを明らかにした。副操縦士の自宅と両親の自宅から押収した証拠品についても警察が捜査を進めている。

一方、フランスの捜査当局によると、乗客乗員150人のうち、これまでに78人の身元がDNA鑑定で判明した。ただ、遺体の一部は損傷が激しく、150人全員の遺体は発見できない可能性もあるという。

30日の捜索活動は悪天候に阻まれて難航した。しかし現場に通じる道路があと100メートルで完成する予定で、完成すれば現場に到達しやすくなる見通し。地元市長は「家族もそれを望んでいると思う。できるだけ近くへ行きたいと要望された」と話している。

ジャーマンウィングスは同日の記者会見で、これまでに乗客の家族など325人が現場を訪れたことを明らかにした。


「2人常駐」日本も検討=操縦室内、安全対策を強化―国交省
時事通信 3月31日(火)11時24分配信

 フランス南東部でのドイツ旅客機墜落に関連し、太田昭宏国土交通相は31日の閣議後の記者会見で、「国内の航空会社と連携し、コックピット(操縦室)へ常時2人を配置するなど、対策を早急に検討したい」と話し、操縦室内がパイロット1人だけにならないようにする方針を明らかにした。
 欧州航空安全局(EASA)が27日、EU圏内の航空会社に対し、操縦室内に乗員2人を常駐させるなどの安全対策を勧告。日本でも同様の対策を目指し、数週間以内に航空会社に指示する方針だ。 


独旅客機墜落 日本も操縦室の「常時2人体制」導入検討 太田国交相
産経新聞 3月31日(火)10時59分配信

 太田昭宏国土交通相は31日の閣議後会見で、フランス南部でのドイツ機墜落を受け、操縦室に常時2人の人員を配置するよう日本の航空各社に勧告することを早急に検討する考えを示した。

 ドイツ機墜落をめぐっては、欧州連合(EU)の欧州航空安全庁(EASA)が27日、各国航空当局と各航空会社に対し、操縦室に常に2人以上の人員がいることを義務づける規則導入を求める「暫定勧告」を出している。

 欧州でのこうした動きを受け、太田国交相は「日本でも航空各社と連携して(操縦室での常時2人体制の義務付けについて)早急に検討を進めたい」と述べた。

 国交省によると、航空法に基づく規則では、機長または副操縦士がトイレなどのため離席する場合のルールを各航空会社が定めるよう求めているが、常に操縦室内に2人が居残るようにするかについての対応は各社で分かれている。


独旅客機墜落 副操縦士の視力問題は「心因性」か 米メディア報道
産経新聞 3月31日(火)10時56分配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウィングスのエアバスA320機墜落で、米CNNテレビ(電子版)は30日、旅客機を墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が抱えていたとされる視力の問題は、精神状態に起因する「心因性」の症状だったと報じた。捜査状況に詳しい関係筋の話として伝えた。

 それによると、ルビッツ副操縦士は今年に入って以降、眼科医を訪れて視力の悪化を伝えた。医師はこれに対し、症状は心因性のものだと答えていたという。副操縦士は別の神経心理学の医師も訪ね、その際には仕事で過剰なストレスを感じていると訴えていた。

 独検察当局は30日、ルビッツ副操縦士が過去、精神疾患で治療を受け、自殺傾向があったと発表。一方で検察当局者は副操縦士の視力の問題は、器官の不調を原因とする「器質性」のものではないとの見方を示した。

 独メディアは副操縦士が網膜剥離を患っていたとも伝えていた。

 一方、DPA通信によると、フランスの捜査当局者は30日、エアバス機の乗員乗客150人の身元特定には「最低2~4カ月」を要すると述べた上、「全員を特定できるかは約束できない」と語った。


操縦室「2人常駐」難しく…独機墜落1週間
読売新聞 3月31日(火)10時27分配信

 フランス南東部のアルプス山中で起きたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機墜落から、31日で1週間となる。

 副操縦士のアンドレアス・ルビッツ容疑者(27)は、医師に搭乗不可と診断されたことを隠し、機長を閉め出した操縦室内で意図的に機体を急降下させた疑いが濃厚だ。各国の政府や航空各社は再発防止に向け、操縦室の複数常駐とパイロットの健康状態の把握に取り組むが、改善には時間がかかりそうだ。

 墜落現場では30日も仏当局の捜索活動が続いた。当局は収容した遺体などから、約80人分のDNAを採取し、鑑定作業を進めている。飛行内容を記録するフライトデータレコーダーはまだ、回収されていない。

 欧州航空安全局(EASA)は同機墜落後、パイロット1人を含む2人以上が操縦室に常駐するよう欧州の航空各社に勧告。ジャーマンウィングスの親会社ルフトハンザ航空など主要航空会社が、2人常駐体制への移行を表明した。2人常駐を維持するためには、1人がトイレなどで離れる場合に中に入る「3人目」が必要だが、慢性的なパイロット不足が指摘される中、各社が人員を増やすのは容易ではない。

 独検察当局は30日、ルビッツ容疑者が旅客機の操縦免許取得前、「長期間、自殺傾向を抱えていた」との声明を発表した。航空会社などが操縦士の心身状態をどのように把握するかについても課題となっている。

 EASAは航空各社に対し、操縦士の精神・体力両面の検査を求めており、ドイツの航空各社は年1回実施している。ただ、結果は本人にのみ伝えられ、会社は実態を把握できないという。うつ病と診断された操縦士の7割以上が、会社などに報告していなかったという調査結果もある。

 フランスで操縦士の診察を担当するサミー・メクルフィ医師は「操縦士の心理的負担は大きい。察知する仕組みが必要だ」と語った。(ベルリン 工藤武人、パリ 本間圭一)


墜落機の副操縦士、過去に自殺傾向 独検察
AFP=時事 3月31日(火)8時34分配信

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2009年にドイツ北部ハンブルクで開催されたマラソン大会に出場した、独格安航空会社ジャーマンウイングス9525便のアンドレアス・ルビッツ副操縦士(2009年9月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)9525便をフランスのアルプス(Alps)山中に意図的に墜落させたとみられているアンドレアス・ルビッツ(Andreas Lubitz)副操縦士(27)は、「数年前に」自殺傾向があると診断されていたことが分かった。独検察当局が30日、発表した。ただ、最近はより安定した状態にあったという。

 独仏の捜査当局が動機の解明を目指す中、ルビッツ副操縦士が神経科医や精神科医らによる治療を受けており、医師らが勤務先に病欠を届け出るための診断書を過去に何度も出していたことが明らかになった。

 しかし独西部デュッセルドルフ(Duesseldorf)検察当局のラルフ・ヘレンブルック(Ralf Herrenbrueck)報道官は医師らの話として、最近の同副操縦士には自分や他人を傷つける意図を示す兆候はみられなかったとしている。

■「器質性障害」はなし

 ヘレンブルック報道官は、ルビッツ副操縦士の動機をめぐる推測が飛び交っている状況を批判。独当局は「臆測」に加担しないと述べ、世界で起きている過熱報道にくぎを刺した。

 また、医療文書と知人の証言からは、同副操縦士が誰かに計画を話していたり遺書を残したりしていることは示されていないという。同報道官によると、「動機となり得るものの明確な証拠を提示する特定の事情は、(ルビッツ副操縦士の)公私いずれの環境にも確認されていない」。さらに、どの医療ファイルからも「器質性障害」につながるものは見つかっていないとしている。

 一方で同報道官は、同副操縦士が数年前、つまり2013年に操縦士の資格を取得する以前に、「自殺傾向があるとの診断により長期にわたって」心理療法を受けていたことは認めた。しかし最近医師らは、24日の同機墜落を示唆することは見出していなかったとしている。

 これまでの報道では、同副操縦士が重度のうつのため服薬していたことや、視力の問題を抱えて治療を受けていたことが伝えられている。視力の問題は、操縦士資格の剥奪にもつながりかねない網膜剥離だった可能性も浮上している。【翻訳編集】 AFPBB News


独機墜落1週間 検察「副操縦士は精神疾患で自殺傾向」 把握困難…業界に課題
産経新聞 3月31日(火)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機墜落で、独検察当局は30日、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が過去に精神疾患で治療を受け、自殺傾向があったと発表した。墜落から31日で1週間。故意とされる墜落の背景には、心身の問題で「夢」を断たれそうになっていた姿が浮かび上がる。同時にそうした操縦士を乗務させていた航空会社側には、管理のあり方が課題となっている。

 検察当局は副操縦士が操縦士資格を得る数年前、精神疾患で長期の治療を受け、「顕著な自殺傾向」があったと指摘。ただ、その後の診断では、この傾向はみられていないともした。副操縦士は精神的問題を抱えていたとされたが、当局が認めるのは初めて。網膜剥離といった視力の問題も患っていたと伝えられ、精神状態に起因する可能性も指摘される。

 墜落が起きた24日を含む9~26日を「勤務不可」とされた診断書を破り、その頃に眼科も訪れていた。2013年に操縦士になり、機長も志したが、「夢を閉ざされたと気付いた」(元交際相手)。心の内をそう察する見方もある。

                ■  ■  ■

 「悲しい特殊ケース」。ジャーマンウイングスのシュポア社長は墜落についてこう強調する。副操縦士は過去、養成施設での訓練が一時中断され、精神的問題が理由だったとされる。社長は操縦士になる際に心理検査が行われ、副操縦士は「百パーセント適格だった」とするが、採用後、操縦士への心理検査は行われていなかった。

 同社では最低年1回、専門医の適性検診はあるが、身体を重視する内容。独当局に提出された副操縦士の証明書には、定期的治療の必要性を示す印が記載されていた。花粉症から精神疾患まで幅広い症状の可能性と医師の守秘義務もあって具体的に知るのは難しいが、同社が把握できなかったのかとの疑問も残る。

 親会社のルフトハンザ広報担当者は30日、検察の発表について「何も話せない」と述べた。DPA通信が伝えた。

 欧州メディアによると、エールフランスのように厳しい状況下での模擬飛行で操縦士の精神状態を把握する会社もあるが、心理検査に国際的な基準はないという。対応は各国などの判断に任されている状況で、国連の国際民間航空機関(ICAO)は墜落後、精神面を含む定期的検査の実施を求める声明を出した。

 ただ英紙フィナンシャル・タイムズによると、精神を患った操縦士の75%が勤務先に事実を隠しているとの調査結果も過去にある。航空分野に詳しいドイツの心理学者、ライナー・ケムラー氏は「操縦士が隠そうと思えば、発見は難しい」と指摘している。


墜落のドイツ機副操縦士、免許取得前に自殺願望で治療
ロイター 3月31日(火)7時40分配信

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 3月30日、独ジャーマンウィングスの旅客機墜落で、デュッセルドルフの州検察当局は、機体を故意に墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(写真)が、自殺傾向のために過去に治療を受けていたと明らかにした。2009年9月撮影(2015年 ロイター/Foto-Team-Mueller)

[ベルリン 30日 ロイター] - 独ジャーマンウィングスの旅客機墜落で、デュッセルドルフの州検察当局は30日、機体を故意に墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が、自殺傾向のために過去に治療を受けていたと明らかにした。

発表文によると、副操縦士はパイロット免許を取得する前、数年間にわたり心理療法を受けていたことがあった。それ以降の診断では、自殺行動や他者への攻撃傾向は確認されなかったという。

検察は、副操縦士が旅客機墜落を計画していた証拠は見つかっていないと述べ、動機につながる手掛かりもつかめていないとした。

一方、ジャーマンウィングスの親会社であるルフトハンザ<LHAG.DE>の広報担当は、診療記録は医師と患者の機密事項であり、会社側は内容について知り得ないと語った。

ドイツの国内法では、雇用主に被雇用者の診療記録を見る権利はなく、病欠のための診断書でも病状に関する情報は明らかにされない。


独機墜落、保険会社の支払いは3億ドルに─アリアンツ推計=業界筋
ロイター 3月31日(火)7時30分配信

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 3月30日、業界筋が明らかにしたところによると、独保険大手アリアンツは独ルフトハンザ航空の格安航空部門、ジャーマンウィングス機墜落事故について、乗客家族への賠償など保険会社による保険金支払い額が3億ドルに上ると見込んでいる。写真は墜落事故の犠牲者を追悼するために掲げられたオーストラリアなどの国旗(2015年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

[フランクフルト 30日 ロイター] - 独保険大手アリアンツ<ALVG.DE>は独ルフトハンザ航空<LHAG.DE>の格安航空部門ジャーマンウィングス機墜落事故について、乗客家族への賠償など保険会社による保険金支払い額が3億ドルに上ると見込んでいる。業界筋が30日明らかにした。

事故機にかけられていたと見込まれる約650万ドルの損害保険、救援費用、訴訟費用、乗客の家族への賠償が含まれる。

関係筋の1人は「極めて初期段階の推計で、実際は上下する可能性がある」とした。アリアンツは墜落機の筆頭保険引き受け会社。


なぜジャーマンウイングス機の最後を伝えるのは音だけなのか
Bloomberg 3月31日(火)7時3分配信

【記者:Justin Bachman】  (ブルームバーグ・ビジネス):ジャーマンウイングスの旅客機を故意に山に激突させた副操縦士は、生涯の最後の10分間に冷静だった。フランス当局によれば、墜落機のコックピットボイスレコーダー(CVR)は問題の副操縦士の安定した息遣いを伝えている。墜落に関する説明はどれも、この最後の瞬間を伝える。操縦室にはアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)1人だけ、警告音が鳴る中で機長は閉ざされたドアを外から死に物狂いでたたいている。ルビッツ副操縦士は最後の瞬間までしゃべらない。

これらの情報は操縦室でのやり取りを記録するための高性能のマイクが捉えている。事故調査官らはこの音声データと、飛行状況を伝えるフライトデータレコーダー(FDR)の電子データによって事故原因を探ろうとする。ジャーマンウイングス機の操縦室にビデオカメラは設置されていなかったし、近年の民間航空機の事故でカメラが設置されていた例はない。パトカーやスクールバス、外洋船、ロシアのタクシーなど監視カメラが設置されている乗り物は多いが、旅客機の操縦室にはない。

これは一つには、パイロットとその組合が、プライバシーを侵害するだけで安全性の向上にはつながらないと主張しているためだ。2001年9月11日の米同時多発テロ事件の後も、ビデオカメラが設置されることにはならなかった。

今回も航空パイロット協会(ALPA)が27日、「操縦室内の監視カメラは事故を抑止しない」とあらためて言明。ビデオは「誤った解釈につながり得る。実際、調査を正しい結論から遠ざけてしまうこともあり得る」と論じた。

フランスのパイロット労組の全国航空パイロット組合(SNPL)はさらに、CVRの音声が公表されたことについて訴訟を計画していると27日にAP通信に対し明らかにした。フランスの法律では調査継続中の関連情報の開示を禁じている。

原題:Why the Final Moments Inside the Germanwings Cockpit Are
Heard and Not Seen(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Justin Bachman ,jbachman2@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Aaron Rutkoff
木下晶代 ,arutkoff@bloomberg.net


医師の守秘義務に見直し論=独機墜落で発言相次ぐ
時事通信 3月31日(火)6時37分配信

 【ベルリン時事】フランス南東部でドイツ旅客機を墜落させたとみられる副操縦士が、勤務先の航空会社に心身の病気を隠していた疑いが指摘される中、医師の守秘義務の在り方を見直そうという発言が独政治家から出始めた。ただ、患者の秘密を守る義務は、市民の人権に関わるため、ハードルは高そうだ。
 ドイツでは、医師は患者の病気を雇用者に報告することは求められておらず、病欠を認める診断書に病状を記入する必要もない。最大与党、キリスト教民主同盟(CDU)のフィッシャー連邦議会(下院)議員は独紙に「操縦士は雇用者側が決めた医師に診てもらうべきだ」と主張。連立政権に参加する社会民主党(SPD)のラウターバッハ議員も患者が他人の命を脅かす恐れがある場合は「医師は雇用者に勤務不可能と伝える義務がある」と強調した。
 だが、行政や医師は、性急な見直しには否定的だ。保健省報道官は30日の記者会見で、医師の守秘義務免除が正当化されるのは「(他人などへの)危害の回避方法が他にない場合に限られる」と語った。
 与党議員からは、操縦士のような責任の重い職業従事者に対する医師の診断をどう扱うべきかについて、専門家委員会で協議すべきだという提案も出ている。一般市民にも影響が及ぶ可能性があり、議論の行方に関心が集まっている。 


ドイツ当局、殺人の捜査官を投入-副操縦士について調査
Bloomberg 3月30日(月)22時55分配信

  (ブルームバーグ):ドイツ当局は30日、墜落したジャーマンウイングス9525便をアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が故意に墜落させたかどうかを調べるため、殺人事件を専門とする捜査官を投入したことを明らかにした。

デュッセルドルフの警察は副操縦士について捜査する200人のチームの一部として、殺人担当の捜査官50人を配置した。同市の警察の捜査としては数十年で最大規模の一つになる。

ルビッツ副操縦士が機長を操縦室から締め出し、その後に旅客機を山に激突させ自身と149人の乗客乗員を死亡させたと当局はみており、この当初の見解が正しいかどうかを確認しようとしている。

ルビッツ副操縦士はパイロットとしてのキャリアを断念せざるを得ないような診断を受けていた可能性がある。当局はうつ症状を抑える精神安定剤の処方せんを発見したが同副操縦士は処方薬を受け取っていなかったと、ドイツ紙ビルトが情報源を示さずに報じていた。デュッセルドルフの検察当局は30日、進行中の捜査について追って声明を発表するとコメントしたが時間枠は示さなかった。

原題:Germanwings Crash Investigated by Homicide Commission in
Germany(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:デュッセルドルフ Tino Andresen
,tandresen1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Chad Thomas ;
Benedikt Kammel
Angela Cullen ,cthomas16@bloomberg.net,bkammel@bloomberg.net


免許取得前に自殺の恐れ=墜落機の副操縦士―独検察
時事通信 3月30日(月)22時47分配信

 【ベルリン時事】フランス南東部でのドイツ旅客機墜落で、独西部デュッセルドルフの検察当局は30日、声明を出し、故意に墜落させたとみられるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は、操縦士免許の取得前に自殺の恐れがあったと明らかにした。ただ、最近は自殺や他人への攻撃性の懸念は確認されていなかった。
 捜査当局は24日の旅客機墜落後、副操縦士の関係先を捜索した。声明は、押収した診断書などを調べた結果、副操縦士は数年前に自殺の恐れがあり、長期にわたって心理面の治療を受けていたと指摘。その後も受診を続けていたが、最近は自殺の懸念や暴力的な傾向は診断されていなかったという。
 米メディアなどによると、副操縦士の免許と適性証明書には「慢性的な疾患があり、定期的な診察が必要」と記載されていた。副操縦士が勤務していた独格安航空会社ジャーマンウィングスと親会社ルフトハンザ航空もこれを把握していた可能性があり、どこまで深刻に考えていたかが焦点になる。
 会社側は墜落後の記者会見で、副操縦士には「安全飛行のための100%の能力があった」との見解を示していた。 


副操縦士、過去に自殺傾向
2015年3月30日(月)22時11分配信 共同通信

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 2009年9月13日、ドイツ北部ハンブルクのマラソン大会に参加したルビッツ副操縦士(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】フランス南部のドイツ旅客機墜落で、ドイツ西部デュッセルドルフの検察は30日、機体を故意に墜落させた疑いが強まっているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が、過去に自殺傾向があったため、精神治療を受けていたと発表した。

 また、米ダウ・ジョーンズ通信は同日までに、ドイツ航空当局者の話として、副操縦士の免許と適性証明書に、慢性的疾患を抱え、定期的な治療を必要とすることを示す記述があると報じた。

 旅客機を運航していた格安航空会社ジャーマンウイングスと親会社ルフトハンザ航空がこうしたことを認識していたかどうかが焦点となりそうだ。


独旅客機墜落 ルビッツ副操縦士が抱えていた心身の問題…“網膜剥離”診断「機長の夢を閉ざされた」 
産経新聞 3月30日(月)21時13分配信

 【ベルリン=宮下日出男】乗員乗客150人を乗せたドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機が仏南東部に墜落して31日で1週間。アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が故意に墜落させたとされる背景として、心身の問題で「夢」を断たれそうになっていた姿が浮かび上がってきた。同時に、そうした操縦士を乗務させていた航空会社側には、管理のあり方が課題となっている。

 「長距離路線を飛行し、機長になりたいと語っていた」。最近、フライトを共にした同社のある機長は独メディアに対し、ルビッツ副操縦士について、こう振り返った。2013年に同社の操縦士になり、次の目標もあったようだ。

 報道によると副操縦士は精神的な問題を抱えていたとされ、網膜剥離とも伝えられる視力の問題を患い、捜査当局は精神状態に起因する可能性もあるとみる。6月に予定されていた検診では操縦士として不適格と判断されかねないとも報じられた。

 墜落が起きた24日を含む9~26日を「勤務不可」とされた診断書を破っていた副操縦士はその時期、眼科も訪れていた。「夢を閉ざされたと気付いた」(元交際相手)。墜落させた心理をそう察する見方もある。「唯一ではないが、重要な糸口」。仏捜査当局関係者も個人的事情に注目し、全容解明を進めている。

 「悲しい特殊ケース」。ジャーマンウイングスのシュポア社長は墜落についてこう強調する。

 副操縦士は過去、養成施設での訓練が一時中断されたことがある。精神的問題が理由だったとされる。社長は操縦士になる際に心理検査が行われており副操縦士は「百パーセント適格だった」と主張したが、同社では採用後、操縦士に対する心理検査は行われていなかった。年1~2回、外部の専門医による検診はあるが、身体的な問題を重視する内容だ。ドイツでは医師に原則、守秘義務が課され、具体的な診断内容を会社が把握するのは難しい側面もある。

 エールフランスのように厳しい状況下での模擬飛行で操縦士の精神状態を把握する会社もあるが、欧州メディアによると、心理検査に国際的基準はなく、対応は各国の判断だ。このため国連の国際民間航空機関(ICAO)は墜落後、精神面を含む定期的検査の実施を求める声明を出した。

 ただ英紙フィナンシャル・タイムズによると、精神を患った操縦士の75%が勤務先に事実を隠しているとの調査結果も過去に出ているという。航空分野に詳しいドイツの心理学者、ライナー・ケムラー氏は「操縦士が隠そうと思えば、発見は難しい」とその限界も指摘している。


<独旅客機>墜落1週間 これが真相解明へのポイント四つ
毎日新聞 3月30日(月)21時0分配信

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墜落した独旅客機の航路

 仏南部の山中で独格安航空会社(LCC)ジャーマンウイングス機(乗客144人、乗員6人)を意図的に墜落させた疑いがあるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)について、独検察当局は30日、操縦士免許を取得する数年前に、顕著な自殺願望の傾向があるとして精神的治療を受けていたことを明らかにした。ただ、こうした治療歴と「意図的な墜落」との因果関係には依然として不明な点も多く、当局は慎重に調べている。墜落から31日で1週間。真相解明に向けたポイントをまとめてみた。【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】

 ◇意図的か?

 捜査当局が「意図的な墜落」だったと疑う理由は、操縦室の音声を記録したボイスレコーダーの解析から、操縦室から出た機長の入室を副操縦士が拒み、1人で降下ボタンを押していることが分かったからだ。降下ボタンは意図的にしか操作できず、副操縦士の呼吸が正常だったことから、病気や酸欠で意識を失った可能性は低いとみられる。

 独ビルト紙(電子版)によると、墜落から8分ほど前の午前10時32分過ぎ、操縦室から閉め出された機長は「ドアを開けろ」と絶叫。背後では乗客が悲鳴を上げていた。同35分ごろには機長がドアを金属のようなものでたたく音が記録されていた。

 仏検察当局によると、副操縦士は操縦室で1人になった最後の10分間、管制塔や他の航空機からの交信に一切応じず、機長の呼びかけにも沈黙を守ったままだった。こうした状況から「故意の墜落」が浮かび上がるが、捜査容疑は「過失致死」。「技術ミスの可能性」(仏検察)も含めて慎重な捜査が続く。

 ◇動機は?

 「意図的な墜落」の動機解明を急ぐ検察当局は26日、独西部モンタバウアーにある副操縦士の実家やデュッセルドルフの自宅を家宅捜索。墜落当日の24日も加療期間内だった「病気診断書」を押収したが、病名など詳細な中身は公表していない。元恋人などの証言から「精神的な病気で通院していた」との指摘がある一方、網膜剥離など視覚に問題を抱えていたとの報道も。病気が発覚した場合、長距離フライトの機長になる夢が断たれることに絶望したとの見方を伝えている。

 ◇管理責任は?

 ジャーマン社の親会社ルフトハンザは26日の会見で、副操縦士が健康診断や適性検査に合格していたことを根拠に「異常な点はなく、100%操縦能力はあった」と述べていた。だが、独紙ビルトは27日、過去に独連邦航空局に記載された副操縦士の資料には「定期的な医師による治療」の必要性を示す「SIC」の略語があったと報道。ルフトハンザ関係者は30日の独紙ウェルトで、記述について認識していなかったと述べた。今後は、病気の「深刻さ」をどこまでジャーマン社や親会社ルフトハンザが認識していたかも全容解明の焦点となりそうだ。

 ジャーマン社は27日、副操縦士からこれまで病気の診断書は提出されていなかったことを明らかにし、「提出がなければ、雇用側は(病気を)認識するのは難しい」との見解を示している。ただ、南ドイツ新聞(電子版)によると、パイロットには自身の診断記録を会社の医師に報告する義務がなかった上、会社の医師も顕著な健康上の問題について、会社や独航空当局に届け出る必要がなかった。

 ◇捜査の進展は?

 墜落翌日の25日までにボイスレコーダーが発見されたため、副操縦士の言動については比較的早期に解明が進んだ。だが、航路や高度などを記録するフライトレコーダーは今のところ、未回収のまま。仏独捜査当局は発見に全力を挙げる一方、航空会社関係者らから事情聴取を進め、全容解明を目指している。

 墜落機は時速700キロの猛スピードで山に衝突したため、遺体や機体の残骸の多くは地中数メートルの深さに埋まったままだ。現地消防隊は地震などの災害時に土の中を捜索する専門部隊を投入。仏検察当局によると、墜落現場の遺体からこれまでに80人分のDNAを採取した。警察は近くのセーヌレザルプに鑑定施設を設置し、約50人の法医学者や歯科医らがDNAや指紋、歯の治療痕などから遺体の人定作業を急いでいる。


パイロット間「相互チェック」に異論唱える評論家 では、航空機の精神疾患事故を防ぐにはどうしたら...
J-CASTニュース 3月30日(月)19時36分配信

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アンドレアス・ルビッツ副操縦士は医師の診断書を破り捨てていたことが明らかになった(写真はフェイスブックより)

 ドイツの格安航空会社(LCC)、ジャーマンウィングスの旅客機(乗員乗客150人)の墜落事故は、ドイツ国籍のアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の健康上の問題が影響していた可能性がきわめて高くなった。

 その大きな理由のひとつが、副操縦士の自宅から破られた状態で発見された医師の診断書だ。診断書には、仕事を休むように求める医師のコメントが付いており、乗務ができなくなることを嫌った副操縦士が破り捨てていたようだ。今でも航空各社では、2人いるパイロットが相互の状態をチェックするなどしているが、仕組みとして今回のような事態を防ぐのは難しいのが実情のようだ。

■事故直後は「100%基準を満たしていた」と説明していたが...

 事故現場から回収された音声データなどの分析が進むにつれて、機内の異常な様子が鮮明になってきた。独大衆紙のビルトが2015年3月29日、その内容を詳しく報じている。それによると、機長は「離陸前にトイレに行く時間がなかった」などと話し、ルビッツ氏は「いつでも代わります」と応じた。機長が操縦室を離れ、直後に締め出されたと気づいて「ドアを開けてくれ!」などと叫ぶ声や、非常用のおのでドアをたたき壊そうとしたとみられる激しい金属音も収録されていた。墜落して記録が途絶えるまで、ルビッツ氏は機長に対して無反応だったようだ。

 ジャーマンウィングスの親会社、ルフトハンザ航空のカールステン・シュポア最高経営責任者(CEO)は、3月26日の会見で、ルビッツ氏については「100%基準を満たしていた」などと説明していた。だが、後の検察当局による家宅捜索などで、ルビッツ氏が航空会社に対して精神疾患などを隠していた可能性が高くなっている。

 こういったリスクは、定期的な健康診断や、パイロット同士が互いにチェックすることでしか発見できないのが実情のようだ。

 例えば日本航空(JAL)では、パイロットが乗務前に各種免許やアルコールの状況を相互チェックすることになっている。その際、顔色や挙動に異常があった際は乗務をやめるように促す慣例があると説明している。ただ、正式に制度として決まっている訳ではないという。

相互監視になるとお互いに信頼できなくなる?
 これを「制度」にするかについては異論もあるようだ。例えば航空ジャーナリストの秋元俊二氏は3月30日昼にTBSで放送された情報番組「ひるおび!」で、

  「『ヒヤリ・ハット』と言って、事故にはつながらないが、ちょっと上空で『ひやっとした』といったことは常に報告しあわないと、事故の芽は摘めない。そこが相互監視になると全然言わなくなっちゃうとか、お互いに信頼できなくなる。それがまずい」

などとして、自らの状態を申告しなくなるリスクを指摘している。航空機乗務には信頼関係の構築が最も大事で、それを壊す制度はよくないという考え方だ。ただ、今回のようなケースで具体的にとるべき手段については触れなかった。

 なお、「ヒヤリ・ハット」については、航空業界関係者から事例を集める「航空安全情報自発報告制度」の運用が14年7月から始まっている。通報した内容をもとに国土交通省などから処分を受けるリスクをなくすため、制度は国土交通省から独立した公益財団法人航空輸送技術研究センター(ATEC)が運営。寄せられた情報を個人名や会社名も特定されないようにした上で分析し、安全対策の提言に役立てる。


独機墜落 副操縦士の恐ろしい素性 元交際相手に“墜落予言”
夕刊フジ 3月30日(月)16時56分配信

 ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機を故意に墜落させた疑いが強まっているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の恐ろしい素性が明らかになっている。深刻な視力の問題を抱えていたことや、元交際相手に「いつか全てのシステムが変わる」と墜落を“予言”するような発言をしていたことも判明。乗員乗客150人のうち78人の遺体の一部が発見され、地元当局による懸命な捜索活動は続く。

 深刻な鬱状態だったことが伝えられている副操縦士。それに加え、パイロットとしては致命傷となる健康上の問題を抱えていたことが判明した。

 独大衆紙ビルトによると、副操縦士は最近、視力の悪化で治療を受けており、網膜剥離の可能性があったと報道。6月に予定されていた健康診断で操縦士としての適性が問われる恐れがあったとしている。

 また、同紙は、副操縦士が昨年、「皆が私の名を記憶することになるだろう」などと、元交際相手の客室乗務員の女性(26)にもらしていたとも伝えた。

 副操縦士は女性に「いつの日か、全てのシステムが変わるようなことをする」などと豪語。普段は心のやさしい人物だったが、仕事の話になると別人のようになり、「安い給与や契約の不安」などを訴えていたという。浴室に長時間、閉じこもったり、夜中に突然「墜落する」などと叫んだりする行動もみられた。

 ボイスレコーダー(音声記録装置)から、墜落までの機内の様子も明らかになりつつある。スペイン・バルセロナを出発後、トイレに行き損ねたと話す機長に対し、副操縦士はいつ行っても構わないと返答。機体が正規の高度に達すると「もう行ってもいいですよ」と促した。

 機長が操縦室を離れた後に機体は急降下を始め、乗客からは悲鳴が。機長は「頼むからドアを開けてくれ」と叫び、「金属で打つ」ような大きな音をたてた。機長は非常用のおのを使って扉を破壊しようとした可能性があり、墜落までの8分間に懸命の努力を続けていたことがうかがえる。副操縦士はその間、呼吸の乱れやパニックに陥った様子はなく、無言で墜落を迎えたとみられている。

 自らの健康上の問題を理由に149人を道連れにしたとすれば、身勝手すぎる犯行。ショックはさらに広がっている。


ルフトハンザグループ、操縦室2人常駐義務付けへ
Aviation Wire 3月30日(月)16時52分配信

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コックピット内の乗員2人常駐を義務付けるルフトハンザ=14年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)をはじめとするルフトハンザグループは現地時間3月27日、新たなコックピットの使用手順を導入すると発表した。新使用手順では、乗員2人の常駐を義務付けるとしている。

 3月24日に起きたグループのLCC(低コスト航空会社)、ジャーマンウイングス(GWI/4U)墜落事故によるもの。グループ内の旅客便運航会社やドイツ連邦航空局(LBA)、ドイツ航空協会(BDL)と協議し、早期の導入を目指す。

 安全体制も改善する。グループ内各社の「セーフティー・パイロット」に加え、「グループ・セーフティー・パイロット」を新設。DLHのウェルナー・マース機長が就任し、同社のセーフティー・パイロットと兼任する。マース機長は同グループのカーステン・シュポア会長兼CEO(最高経営責任者)に直接報告できる権限を持つこととなる。

 FAA(米国連邦航空局)は最低2人の乗員がコックピット内に常駐することを定めている。最低1人のパイロットに加えて、パイロットか客室乗務員がもう1人コックピット内にいなければならない。

 日本の航空会社でも、コックピットに2人残るよう規定を定めている会社もある。このうちスカイマーク(SKY/BC)では、パイロットが1人離席する場合は客室乗務員がコックピットに入り、2人体制を維持しているという。

 今回の事故を契機に、海外の航空会社では規定を見直す動きが出ている。日本でもコックピット内に残る人数について、見直す機運が高まりそうだ。JCABの航空事業安全室では「各国の対応を調査中」としており、情報収集を進めながら対応を検討していくという。

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