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2015年1月25日 (日)

「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 72時間以内、身代金2億ドル要求・9

シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」を名乗るグループが20日、湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表した。イスラム国による日本人殺害警告が確認されれば初めてとなる。

殺害警告を受けて、安倍晋三首相は菅義偉官房長官に対し、事実関係の確認に全力を挙げるとともに、関係国と協力し、人命第一に対応するよう指示。安倍首相は訪問先のエルサレムで記者会見し、「人命を盾に脅迫することは許し難いテロ行為で、強い憤りを覚える。直ちに解放するよう強く要求する」と表明した。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。

※以上、時事通信の報道より。

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リンク:安倍首相「画像信ぴょう性高い」=後藤さん解放に全力―政府、ヨルダンと連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:湯川さん「殺害」情報、後藤さん母「ぼう然」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:信じたくない…湯川さん「殺害」に衝撃広がる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本人殺害脅迫 湯川さん実家、反応なく…部屋の明かり消え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本人殺害脅迫 ヨルダンの日本大使館、緊迫 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本人殺害脅迫 人質「盾」過去にも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:湯川さん殺害の画像、ネットに掲載 政府確認 死刑囚釈放を要求 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:湯川さん殺害の画像、ネットに掲載 政府、後藤さん解放へ全力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本人殺害脅迫 民主・大野氏が首相批判「悪意の人たちに口実」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【イスラム国邦人人質事件】湯川さん殺害か、写真持った後藤さん画像がネット上に流れる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【イスラム国邦人人質事件】覆面男は英国人元ラッパーか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相声明、アラビア語でも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん解放に全力=ヨルダンの対応焦点―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相「画像の信ぴょう性高い」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:経験不足に焦りも=実績求めシリアへ―「軍事会社」設立・湯川さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:嫌がらせの警戒を指示=「殺害」画像の公開受け―警察庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ネット画像、両家族に説明=政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:報じられていない妻の名も=投稿動画の声―人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 岸田外相「邦人の安全確保を在外公館に指示」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん解放を要求=安倍首相声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 首相、後藤さんと湯川さんの家族に連絡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相「テロ行為は言語道断、許し難い暴挙」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事実か分析中=中谷防衛相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:報じられていない妻の名も=投稿動画の声―人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>新映像に首相「強い怒り」…分析急ぐ政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロに屈せず=安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害 首相、関係閣僚会議後の発言全文 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>新映像「日本政府と家族にも送信」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 首相「強い憤りを覚える」 関係閣僚会議で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:人命第一の解決指示=安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>後藤さん新映像のメッセージ要旨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>新たなネット映像「本当なのか」衝撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム拘束>新映像…後藤さん「湯川さんは既に殺害」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>官房長官が緊急会見「解放を強く要求」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

安倍首相「画像信ぴょう性高い」=後藤さん解放に全力―政府、ヨルダンと連携
時事通信 1月25日(日)9時24分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の人質事件で、安倍晋三首相は25日のNHK番組で湯川遥菜さん(42)が殺害されたとされる画像について、「信ぴょう性は高いと言わざるを得ない」との認識を示した。政府は安否確認を急ぐとともに、インターネットに音声付き画像が配信された後藤健二さん(47)の早期解放に全力を挙げる。犯行組織がヨルダンで拘束されたサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を交換条件としているため、同国と緊密に連携して対応する方針だ。
 菅義偉官房長官は25日午前に記者会見。画像について「現時点で殺害を否定する根拠は見いだせない」と述べた。ただ「殺害を断定するには、遺体を確認したわけではないので、引き続き画像の分析、関連の情報収集を進める」とも語った。この画像を政府が確認したのは「24日午後11時10分か20分」と説明した。
 犯行組織は、画像で後藤さんとみられる人物が英語で読み上げたメッセージを通じて、ヨルダン当局が2005年にアンマンで起きた自爆テロに関与したとして拘束した死刑囚の釈放を新たに要求。その一方で2億ドル(約235億円)の身代金要求を取り下げたことも示唆している。
 首相は同番組で、死刑囚の釈放をヨルダン政府に求めているかどうかについて「事態が動いているので、お答えは控えたい」と言及を避け、「人命第一の観点からヨルダンと緊密に協議し、連携して対応に当たりたい」と強調した。後藤さんの安否については「さまざまな情報に接している」と語った。 


湯川さん「殺害」情報、後藤さん母「ぼう然」
読売新聞 1月25日(日)9時8分配信

 「イスラム国」を名乗る過激派組織による邦人人質事件は24日深夜、拘束されていた千葉市在住の湯川遥菜(はるな)さん(42)とみられる男性が殺害されたとの情報が飛び込み、急展開を見せた。

 政府はビデオ映像の信ぴょう性について確認を急いでいる。安倍首相は25日未明、拘束されているジャーナリスト後藤健二さん(47)の解放を強い言葉で要求。2人を知る関係者は「事実だとすれば許せない」と声を震わせた。

 菅官房長官の記者会見は午前0時過ぎから始まった。落ち着いた様子だったが、表情は終始、硬かった。「後藤氏に危害を加えないよう強く求める」などと用意した文章を読み上げ、「言語道断」「厳しく非難する」と語り、質問を一切受け付けず、緊張した様子で会見場を後にした。

 動画サイトに投稿されたのは、オレンジ色の服を着た後藤さんらしき男性が写真を持った姿。男性は、正面を向き、湯川さんとみられる男性の遺体の写真を持たされていた。後藤さんを名乗る男性の声が流れ、英語で「これは(湯川)遥菜さんが捨てられた写真です」などと話した。

 日本政府の現地対策本部が置かれているヨルダン・アンマンの日本大使館にも緊張が走った。湯川さんが殺害されたとする情報が入った24日午後5時(日本時間25日午前0時)過ぎ、本部長を務める中山泰秀外務副大臣は、外出先から急きょ引き返し、大使館内に入って対応に追われた。

 湯川さんの両親が暮らす千葉市の実家には、25日未明に多くの報道陣が詰めかけたが、中は静まり返ったままだった。ネット上で新たな映像が公開されたとする報道の後、消されていた室内の電気がいったんつけられる場面もあったが、その後、間もなく消され、中の様子をうかがい知ることはできなかった。

 一方、後藤さんの母の石堂順子さん(78)は同日未明、東京都内の自宅で、湯川さんが殺害された可能性を伝えるテレビのニュースを、食い入るように見つめた。石堂さんは報道陣の取材に応じたものの、事態をよくのみこめていない様子だった。テレビで放送された後藤さんとみられる映像を見て、「やせているね……」と短く漏らした。

 その上で、「ただただ、ぼう然としている。現実のこととは信じられない。早く健二が帰ってきてくれることだけを信じている」と祈るように話した。さらに、「私が皆さんにコメントする何倍も、健二は危険を感じていると思う。表情から緊張が見える」などと話した。

 傍らには夫の行夫さん(78)が立ち、石堂さんのことを気遣いながら、「(イスラム国側が)ゆさぶりをかけているのではないか。信じるわけにはいかない」などと、自らに言い聞かせるように語った。


信じたくない…湯川さん「殺害」に衝撃広がる
読売新聞 1月25日(日)9時8分配信

 24日夜、湯川さんとみられる男性が殺害されたとする情報が伝わり、2人の安否を心配していた関係者の間には衝撃が広がった。

 「ニュースを聞いてから、体の震えが止まらない。殺されたとは信じたくない」 湯川さんが設立した「民間軍事会社」の顧問で元茨城県議の木本信男さん(70)(水戸市)は自宅で報道陣の取材に応じ、表情をこわばらせて語った。

 後藤さんと1996年にヨルダンで取材をした、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会の豊田直巳さん(58)は、「事実だとすれば許せない」と怒りをあらわにした。そのうえで、「混乱している。どうすればいいか、今すぐにはわからない」と困惑した思いも明かし、「後藤さんを何とかして救いたい」と声を震わせた。

 また、イスラム国の支配地域を取材した経験があるフリージャーナリストの常岡浩介さん(45)は、「湯川さんを何とか救出したいと思っていたが、これが事実なら残念だ。非道で卑劣な行為で、許せない」と非難した。


日本人殺害脅迫 湯川さん実家、反応なく…部屋の明かり消え
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が人質としていた日本人2人のうち、湯川遥菜(はるな)さん(42)が殺害されたとする画像が日本時間の24日深夜、インターネット上で確認された。政府は信憑(しんぴょう)性について確認を急いでいるが詳細は分かっていない。イスラム国による2人の殺害を予告するビデオ声明の公表から4日。日本にいる家族や知人が不安を募らせる中、事態は急展開を見せた。

 千葉市の湯川遥菜さんの実家では、25日未明に菅義偉(すが・よしひで)官房長官が記者会見を行った直後、徐々に集まってきた多数の報道関係者から室内にいる家族に声がかけられた。反応はなく、直前まで奥の室内にともっていた明かりが静かに消えた。

 湯川さんの両親は、身代金支払いの期限とされた23日午後以降、ほとんど外出はせず家の中で推移を見守っていた。

 湯川さんの父親、正一さん(74)は、シリア北部で拘束されたとみられる昨年8月、千葉市の実家で取材に応じ、「親として無事を祈るだけ」と心情を吐露。連絡が取れない息子の安否を気遣ってきた。

 正一さんの話によると、湯川さんは千葉県の高校を卒業し、アルバイトやミリタリーショップの経営などさまざまな職業を経験。20代後半のころに結婚したが、数年前に妻と死別していた。音信不通の時期があり、各地を転々としていたとみられる。

 昨年1月、紛争地域での護衛や後方支援などを目的とした「民間軍事会社」の事務所を東京都内に設立。「現地で実績をつくり会社を軌道に乗せたい。人生のラストチャンスだ」と意気込んでいた。

 同年春にシリアに渡航。持参した包帯や医薬品が現地で喜ばれ、「自分にできることが何かあるんじゃないか」「シリアの人たちは家族の絆が強く素晴らしい」と帰国後、正一さんに目を輝かせながら語ったことも。夏に再びシリアに向かい、北部で拘束された。

 ■水戸の知人「震え止まらない」

 湯川さんが経営する「民間軍事会社」と称する「ピーエムシー」顧問で、元茨城県議の木本信男さん(70)は25日未明、水戸市の自宅で報道陣の取材に応じ、「(湯川さんが殺害されたとする)画像を見て、震えが止まらない」と動揺を隠せなかった。

 「どうか間違いであってほしい。人の命はこんなに簡単なものなのか。(イスラム国に対して)憤りを感じる」と声を落とし、疲れ切った様子で話した。

 ■「後藤さんの無事祈る」

 後藤健二さんの知人で武蔵大教授の永田浩三さん(60)は25日未明、滞在先の愛知県で報道陣からの連絡を受けて画像が公開されたことを知った。一瞬言葉を失った永田さんは「これまで『後藤さんが殺される理由がない』『殺してはいけない』と言い続けてきた。それが伝わることを祈るしかない」と後藤さんの無事を祈った。

 一方、イスラム国側が要求を変えたとみられることについて、「身代金支払いは絶望的だと思っていたが、人質交換であれば若干は脈がある可能性があり、イスラム国側が歩み寄ってきたのかもしれない。あとは日本政府がそのボールをどう受け止めるかだ」と事態打開に希望を示した。

 後藤さんと取材をともにしたことがあるフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)は「後藤さんの表情は最初の動画が公開されてから100時間くらいしかたっていないのに、やつれていて、一気に年を取ったようだった」と後藤さんを気遣った。後藤さんと親交があり、イラクでの拘束経験もあるフリージャーナリストの安田純平さん(40)は「従来とスタイルが違うことが起きている。交渉の裏で行われるべきである『仲間の釈放』などの交換条件は、表に出てこない話のはず。政府がイスラム国と交渉ができていない証拠だ」と話した。

 ■後藤さん母、「ただ呆然」

 後藤健二さん(47)の母、石堂(いしどう)順子さん(78)は東京都小金井市の自宅で「信じられない。ただただ呆然(ぼうぜん)としている」と話した。

 石堂さんは自宅内で後藤さんが映し出されたテレビのニュースを食い入るように見つめ、耳を傾けた。「(画像の後藤さんは)非常に厳しい表情をしている。私が想像する何倍もの危険を感じていると思う」と話し、「健二には殺される理由はない」と話した。

 義理の父、行夫さん(78)は「この画像を信じることはできない。(イスラム国は)合成写真をつくったりする連中だ。自分の子が生きていてよかったと思うことはできない」と話し、「(後藤さんは)とても平常心ではいられないのではないか」とおもんぱかった。


日本人殺害脅迫 ヨルダンの日本大使館、緊迫
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

 【アンマン=森本充】官房長官会見の報に現地対策本部が置かれているヨルダンの日本大使館前には24日夕(現地時間)、大勢の報道陣が詰めかけたが、職員らからは何の情報発信もなく、緊迫した雰囲気が漂った。

 この日、現地対策本部長の中山泰秀外務副大臣は恒例の朝の報道陣の取材をキャンセル。予定を切り上げて未明に大使館入りし、情報収集や地元有力者との面会取り付けなどを進めていたとみられる。

 現地の日本大使館では期限の72時間が経過した後も「無事解放に全力を尽くすだけだ」などとし、部族長や宗教家ら解決の糸口となる重要人物のパイプづくりを進めていた。

 その中で、さまざまな2人に関する情報が行き交い、中山氏は「頂いた、もしくは、取りに行った情報はすべて貴重。厳しいが慎重に調べる」などとし、難しい対応を強いられていることを明らかにしていた。

 ただ、大使館では、24時間態勢で職員が対応にあたるなど2人の救出に全力を傾けていた。

 中山氏は「必ずや2人を日本に連れ戻すという任務を成し遂げる」と話していたが、事態は厳しい局面を迎えた。


日本人殺害脅迫 人質「盾」過去にも
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

 日本政府は過去にも、人質を「盾」に身代金や仲間の解放などを要求する国際テロに直面してきた。1970年代に相次いだ日本赤軍のテロではテロリストの要求に応じたが、2004年にイラク武装勢力が男性を拘束した事件では要求を拒否、男性は殺害された。過去の経験から政府はテロリストの要求に応じない姿勢で、交渉の難航は予想されていた。

 中東を拠点に世界でテロ行為に及んだ日本赤軍。政府は1975年の「クアラルンプール事件」と77年の「ダッカ日航機乗っ取り事件」で、「超法規的措置」によって日本赤軍の要求に応じた。日本赤軍はクアラルンプール事件で、在マレーシアのアメリカとスウェーデンの大使館などを占拠。職員らを人質に、日本で服役中の活動家らの釈放を要求した。結局、当時の三木武夫首相が日本赤軍に参加する意思を示した5人の釈放を決断した。

 2年後のダッカ事件で日本赤軍は、パリ発東京行きの日航機を乗っ取り、同様に活動家の釈放と身代金600万米ドルを要求。この際も、福田赳夫首相の「人命は地球より重い」との判断で活動家6人は釈放され、身代金も渡った。

 釈放されたメンバーは日本赤軍に加わり、その後のテロ事件にも関与。経済発展の著しい日本に欧米から「テロまで輸出するのか」との批判が寄せられた。

 ただ、当時はテロリストの要求を受け入れ仲間を釈放することは珍しくなく、その後、ドイツ当局がハイジャック犯を制圧したことで、特殊部隊の運用などテロ対策が確立。テロリストに譲歩しないという国際認識も浸透した。

 一方、2004年には、イスラム国の前身「イラクの聖戦アルカーイダ」が、イラクで香田証生さん=当時(24)=を拉致、自衛隊のイラクからの撤退を求めたが、当時の小泉純一郎首相は「テロに屈しない」と明確に拒否。香田さんは殺害され、首を切断する動画も公開された。


湯川さん殺害の画像、ネットに掲載 政府確認 死刑囚釈放を要求
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)とみられる男性が、湯川遥菜(はるな)さん(42)は既に殺害されたとの声明を読み上げる画像がインターネット上に掲載された。安倍晋三首相は25日未明、関係閣僚会議の冒頭で「このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙で、強い憤りを覚える。断固非難する」と述べた。これに先立ち、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は官邸で緊急の記者会見を行い、配信を確認するとともに「残る後藤氏に危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する」と強調した。

                  ◇

 画像は日本時間の24日午後11時すぎに投稿。後藤さんとみられる男性は、首を切断されたように見える別の男性の写真を掲げ、英語で「仲間のハルナ・ユカワがイスラム国の土地で殺された写真」と説明。

 声明で犯人グループは、後藤さんを解放する条件として従来の身代金要求を取り下げ、代わりに自爆テロの共謀罪で、ヨルダンで死刑判決を受け収監中のイラク人、サジダ・アルリシャウィ死刑囚をヨルダン政府に釈放させるよう要求した。

 これを受け、政府は25日午前1時すぎから関係閣僚会議を開催し、情報の収集、分析を進めるとともに、今後の対処方針について協議した。

 菅氏は会見で西村泰彦内閣危機管理監と谷内正太郎国家安全保障局長に対し「関係省庁と連携して情報収集などしっかり対応するように」と指示したことを明らかにした。

 イスラム国側は今月20日、身代金2億ドルを72時間以内に支払わなければ、湯川さんと後藤さんの2人を殺害すると警告するビデオ声明をネット上に公表。中東を歴訪していた安倍首相がイスラム国対策として表明した2億ドルの支援を殺害警告の理由にしていた。

 これに日本政府は再三、資金拠出が非軍事の人道支援であることを強調し、人質の早期解放に向け、イスラム国側の態度の軟化を促してきた。同時に、首相は「わが国は決してテロに屈することはない。国際社会と手を携え、卑劣なテロとの戦いに万全を期す」との姿勢を強調していた。


湯川さん殺害の画像、ネットに掲載 政府、後藤さん解放へ全力
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

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日本人1人が殺害された画像が公開されたという報告を受け、官邸に入る安倍晋三首相=25日未明(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 インターネット上に殺害された湯川遥菜さんとみられる男性の画像が流れたが、日本政府は関係国との連携を一層密にし、後藤健二さんの解放に全力を挙げる。同時に、「イスラム国」が後藤さん解放に向けて出した新たな要求に対しては、「テロとの戦い」に一歩も引かぬ姿勢で臨む。

 日本政府は25日未明、関係閣僚会議を急遽(きゅうきょ)開催し、今後の対応を協議した。

 今回の「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に対し、日本政府は法外といえる身代金要求には断固拒否の姿勢を取り続けた。

 同時に、ヨルダンやトルコ、中東への影響力がある米国、英国など関係国への働きかけを続け、部族長や宗教指導者らを通じ、犯行グループ側との接触を図ってきた。しかし犯人側は湯川さんとみられる男性を殺害した画像を流した上で、後藤さんの解放条件として身代金を取り下げ、代わりに自爆テロの共謀罪でヨルダンで収監中の死刑囚を解放させるよう要求した。

 日本政府はこれまで、身代金が解放の条件だったことから日本と犯人側との交渉という構図だった。今後はヨルダンをはじめとする関係国との連携を強烈に示すことが一層必要になる。このため今後、在ヨルダン大使館の現地対策本部を通じて後藤さんの解放への対応を急ぐ。さらに、現地へ新たに職員を派遣する構えだ。

 ここまでは成果を挙げるには至っていない。しかし、仮に要求をのむことになれば、世界各国で収監されているテロ犯罪者の“奪還”のためにイスラム国が外国人の拘束を繰り返す行為が続きかねない。

 「テロとの戦い」で国際共闘が進んでおり、日本政府はこの要求に断じて応じるわけにはいかない。


日本人殺害脅迫 民主・大野氏が首相批判「悪意の人たちに口実」
産経新聞 1月25日(日)7時55分配信

 民主党の大野元裕参院議員は24日のTBS番組で、「イスラム国」の日本人殺害脅迫事件に関し、「人道支援はやるべきだが、言い方は、悪意で待っている人たちにいい口実を与えた」と語った。安倍晋三首相が事件発覚前の17日にエジプトでイスラム国対策として中東諸国に2億ドルの支援を表明した演説内容やタイミングを問題視した形だ。

 首相が事件直後に「テロに屈しない」と表明した20日のイスラエルでの記者会見も取り上げ、「イスラエルの国旗がすぐ横にあった。不用意な政府側の言動は、アラブの人たちを向こうへ追いやってしまう」と指摘した。

 大野氏はヨルダンやシリアの日本大使館に勤務した経験がある。

 外遊先での首相記者会見は日本と訪問国の国旗を掲揚するのが一般的で、20日の記者会見は事件発覚前から予定されていた。


【イスラム国邦人人質事件】湯川さん殺害か、写真持った後藤さん画像がネット上に流れる
スポーツ報知 1月25日(日)7時5分配信

 シリアとイラクで活動する過激派「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の殺害予告事件で、日本時間24日夜、インターネットの動画投稿サイトで仙台市出身の後藤健二さん(47)とみられる男性の画像が流れた。画像では後藤さんとされる男性が千葉市の湯川遥菜さん(42)と見られる男性が殺害されたとする写真を手にしている。信ぴょう性は不明だが、殺害予告の期限から30時間以上が経過し事態は急展開した。

 2億ドルの支払期限である72時間から丸1日以上過ぎた24日の午後11時過ぎになって、事件が大きく動いた。拘束された人質が殺害されるという、最悪の結末を迎えた可能性が濃厚になった。

 流された映像は、3分弱のもの。「後藤健二の家族と日本政府に送る」という英語のメッセージの後、オレンジ色の服を着て、手錠をはめられた後藤さんと思われる上半身の写真が映し出された。衝撃的だったのは、その両手に持たれた1枚の写真。後藤さんと共に拘束されていた湯川さんと見られる男性が、首を切断され、殺害されているように受け取ることのできる内容だった。後藤さんの妻にも同じ画像を添付したメールが送られていたという。

 映像には、後藤さんが話しているとみられる英語の音声が流れ「私は後藤健二です」と話し「湯川遥菜さんは殺された。私は妻と2人の娘に会いたい」と懇願する様子が見て取れた。また、「彼らはもはや、金を欲しがっていない。だから、テロリストに金を渡す心配をする必要もない」と、要求していた2億ドルの身代金を必要としていないとも明かした。その代わりに彼らが要求したのは、仲間の解放。中東のメディアなどによると、仲間は自爆テロの共謀罪でヨルダンで逮捕され、死刑判決を受けて収監中の女性、サジダ・リシャウィ被告という。

 湯川さんは昨年1月に紛争地域での護衛や後方支援などを目的とした民間軍事会社の事務所を設立し、春にシリアに渡航。同8月頃に同国北部で拘束されたとみられていた。父親の正一さん(74)によると、「現地で実績を作り、会社を軌道に乗せたい。人生のラストチャンスだ」と意気込みを見せていたという。

 菅義偉官房長官は深夜0時過ぎに記者会見を行い「後藤健二さんに危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する」と述べ、関係閣僚会議を速やかに開催することを明らかにした。

 政府は関係閣僚会議を開催。安倍晋三首相は25日未明、官邸で記者団に「引き続きテロに屈することなく、国際社会とともに世界の平和と安定に積極的に貢献する。邦人の解放に政府を挙げて取り組む」と述べた。


【イスラム国邦人人質事件】覆面男は英国人元ラッパーか
スポーツ報知 1月25日(日)7時3分配信

 過激派「イスラム国」とみられるグループが、湯川遥菜さん(42)と思われる男性が殺害されたとする映像を動画投稿サイトに投稿した。こうした中、20日に投稿された予告映像にある覆面の男の声紋が、過去に米英の人質を相次いで殺した疑いがある通称「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」と酷似していることが、警察庁の科学警察研究所(科警研)の分析で判明した。

 オレンジ色の“囚人服”を着た後藤さん、湯川さんの間に立ち、黒色の覆面姿でナイフを手にする不気味な男。その正体は、過去にも人質を殺害した危険人物であることが濃厚となった。

 政府関係者は、科警研が20日に公表されたビデオの映像や声紋を分析した結果、覆面男の声紋が過去に米国人ジャーナリストや英国人活動家などを殺害した、通称「ジハーディ・ジョン」と呼ばれる男と酷似していると判明したことを明らかにした。映像は合成、加工された疑いがあるとみて、引き続き解析を進める。これまで、英国の専門家が声紋分析で同一人物の可能性が高いと指摘していたが、日本の当局が同一性を確認したのは初めてとなる。

 英デイリー・テレグラフ紙(電子版)などは、この人物がエジプト系英国人で、ロンドンに在住していたラップ歌手のL・ジニーであると指摘。「覆面で目しか出していないため、確認はできていないが」と前置きした上で、2人が同一人物の可能性が高いとしている。

 同紙によるとジハーディ・ジョンは24、5歳。音楽活動の際には、L・ジニーの他にリリシスト・ジンと名乗っていたこともあるという。その後、イスラム過激思想に染まり、昨年シリアに入国。イスラム国で活動を続けているとしている。また、エジプト生まれの父は、国際テロ組織アルカイダが1998年に起こしたケニア、タンザニアの米大使館爆破事件に関与したとして逮捕されているという。

 米英当局は「ジハーディ・ジョン」の身元を明らかにしていないが、英国の声紋鑑定の専門家は、声の周波数や高低、構造の分析から、英国特有のアクセントが目立ち、ロンドンの移民が多い地区にいたことが示唆されるとしており、「ジハーディ・ジョン=L・ジニー説」を後押し。ただ、声の抑揚からカリブ海地域の出身者とつながりがある可能性もうかがえるとしている。


安倍首相声明、アラビア語でも
時事通信 1月25日(日)5時55分配信

 安倍晋三首相は25日、過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された後藤健二さんの即時解放を求める声明について、アラビア語と英語にそれぞれ翻訳して発信した。中東地域をはじめ、国際社会に日本の立場を広く理解してもらうのが目的。 


後藤さん解放に全力=ヨルダンの対応焦点―政府
時事通信 1月25日(日)5時41分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の人質事件で、日本政府は25日、インターネットに音声付き画像が配信された後藤健二さんの早期解放に全力を挙げる。犯行組織がヨルダンで拘束された受刑者の釈放を交換条件としているため、同国の対応が焦点となる。また、殺害されたとされる写真が配信された湯川遥菜さんの安否確認も急ぐ。
 安倍晋三首相は25日未明、声明を発表し、「後藤さんに危害を加えないよう、直ちに解放するよう、強く要求する」と主張。これに先立ち、政府は未明に首相官邸で関係閣僚会議を開き、あらゆるチャンネルを通じて後藤さんの早期解放に全力を挙げる方針を確認した。
 犯行組織は、画像で後藤さんとみられる人物が英語で読み上げたメッセージの中で、ヨルダン当局が2005年にアンマンで起きた自爆テロに関与したとして拘束したイラク人受刑者の釈放を新たに要求。その一方で2億ドルの身代金要求を取り下げたことも示唆している。 


首相「画像の信ぴょう性高い」
2015年1月25日(日)5時26分配信 共同通信

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 テレビ番組の出演を終え車に向かう安倍首相=25日午前、東京都千代田区

 安倍晋三首相は25日のNHK番組で、過激派「イスラム国」とみられるグループが後藤健二さん(47)と湯川遥菜さん(42)を人質とした事件をめぐり、湯川さんとみられる男性が殺害された写真を持つ後藤さんのネット上の画像について「信ぴょう性は高いと言わざるを得ない」と明言。後藤さんの即時解放も求めた。

 犯行グループが後藤さん解放の条件として、これまでの身代金要求に代え、自爆テロ犯としてヨルダンで収監中のイラク人女性死刑囚の釈放を要求していることに関し、首相は「事態が動いているので答えを控えたい。人命第一の観点から、ヨルダンと緊密に連携して対応する」と説明した。


経験不足に焦りも=実績求めシリアへ―「軍事会社」設立・湯川さん
時事通信 1月25日(日)4時24分配信

 過激組織「イスラム国」に殺害されたとの映像が投稿された湯川遥菜さん(42)は周囲に、「シリアは危険だ」と漏らしていた。自ら設立した軍事会社の経営がうまくいかず、戦地での実績づくりを目的にシリアに渡ったという。
 湯川さんは自衛隊や警察に勤務した経験はなかったが、昨年1月に軍事会社「ピーエムシー」を設立。民間船舶の警備などを考えたが、経験や資金不足から難航していた。
 元茨城県議で同社顧問の木本信男さん(70)は「焦りから、手っ取り早く経験を積もうとシリアに行ったのだろう」と推察し、「優しく温厚な青年だった」と語った。
 湯川さんは自身のブログで、昨年4月に初めてシリアを訪れた際、反体制派武装組織「自由シリア軍」に拘束されたことを紹介。ジャーナリスト後藤健二さん(47)=イスラム国が拘束=に通訳をしてもらった後は、組織から厚遇されたとつづっていた。 


嫌がらせの警戒を指示=「殺害」画像の公開受け―警察庁
時事通信 1月25日(日)4時19分配信

 過激組織「イスラム国」を名乗るグループが湯川遥菜さん(42)を殺害したとする画像を公開したことを受け、警察庁は25日、国内のイスラム教関係者への嫌がらせや違法行為が懸念されるため、モスクやイスラム教徒が営む店などへの警戒を行うよう指示した。
 警察庁はまた、公開された画像に写っているのが湯川さんや後藤健二さん(47)本人かどうか、科学警察研究所などで解析。関連情報の収集と重要施設の警備も引き続き徹底させた。
 警視庁と千葉県警は刑法の国外犯規定に基づき、2人を監禁した容疑などで捜査している。


ネット画像、両家族に説明=政府
時事通信 1月25日(日)4時17分配信

 政府は過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された湯川遥菜さんと後藤健二さんとみられる画像がインターネット上で配信されたことについて、湯川さんと後藤さんの家族にそれぞれ説明した。中谷元防衛相が25日未明、記者団に明らかにした。
 中谷氏によると、首相官邸で同日午前1時すぎに開催された関係閣僚会議で報告された。政府関係者が連絡した際、家族側から「丁重に対応していただいて誠にありがとうございます」と謝意が示されたという。 


報じられていない妻の名も=投稿動画の声―人質事件
時事通信 1月25日(日)3時6分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループによる邦人人質事件で、拘束されたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)の映像と共に流れた男性の声は、これまで国内で報じられてこなかった後藤さんの妻の名前を口にした。
 男性の声は動画の中で、後藤さん本人だと名乗った上で、「最愛の妻」と名前を呼び、2人の娘に会いたいと語り掛けた。事件が発生した20日以降、妻の実名を扱った報道はなく、公の場に登場した家族は23日に東京都内で記者会見した母の石堂順子さん(78)が初めてだった。
 動画で男性は、妻に対し、友人や所属する報道機関の同僚らとともに、日本政府に圧力をかけるよう求めていた。 


イスラム国殺害脅迫 岸田外相「邦人の安全確保を在外公館に指示」
産経新聞 1月25日(日)2時41分配信

 岸田文雄外相は25日未明、「邦人の安全確保を全在外公館に改めて強く指示を出したい」と述べた。外務省で記者団に答えた。


後藤さん解放を要求=安倍首相声明
時事通信 1月25日(日)2時23分配信

 安倍晋三首相は25日未明、過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された後藤健二さんの画像がインターネットで配信されたことについて、後藤さんの速やかな解放を求める声明を発表した。湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真に関しては「このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙だ」と声明で強く非難した。 


イスラム国殺害脅迫 首相、後藤さんと湯川さんの家族に連絡
産経新聞 1月25日(日)2時16分配信

 安倍晋三首相は25日未明の関係閣僚会議で、後藤健二さんと湯川遥菜さんの家族に連絡したことを明らかにした。会議終了後、中谷元(げん)防衛相が記者団に説明した。


首相「テロ行為は言語道断、許し難い暴挙」
読売新聞 1月25日(日)2時12分配信

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報道陣の質問に答える安倍首相(25日午前1時29分、首相官邸で)=前田尚紀撮影

 安倍首相の記者団への発言(全文)

 「現在あらゆる外交ルート、手段を尽くし、解放に向けて取り組んでいる。その中で、湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真がインターネットに配信された。ご家族のご心痛は察するに余りあり、言葉もない。このようなテロ行為は言語道断であり、許し難い暴挙だ。強い憤りを覚える。断固として非難する。改めて後藤健二さんに危害を加えないよう、そしてただちに解放するよう強く要求する。日本政府としては引き続き、テロに屈することなく、国際社会とともに世界の平和と安定に積極的に貢献していく。今後も邦人の解放に向けて、政府を挙げて取り組んでいく」


事実か分析中=中谷防衛相
時事通信 1月25日(日)2時2分配信

 中谷元防衛相は25日未明、湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真について「政府として事実かどうか分析している」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 


報じられていない妻の名も=投稿動画の声―人質事件
時事通信 1月25日(日)1時56分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループによる邦人人質事件で、拘束されたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)の映像と共に流れた男性の声は、これまで国内で報じられてこなかった後藤さんの妻の名前を口にした。
 男性の声は動画の中で、後藤さん本人だと名乗った上で、「最愛の妻、リンコ」と呼び、2人の娘に会いたいと語り掛けた。事件が発生した20日以降、妻の実名を扱った報道はなく、公の場に登場した家族は23日に東京都内で記者会見した母の石堂順子さん(78)が初めてだった。
 動画で男性は、妻に対し、友人や所属する報道機関の同僚らとともに、日本政府に圧力をかけるよう求めていた。 


<イスラム国拘束>新映像に首相「強い怒り」…分析急ぐ政府
毎日新聞 1月25日(日)1時46分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された仙台市出身のジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像が24日午後(日本時間24日夜)、インターネット上の動画投稿サイトに公開された。後藤さんは同様に拘束されている千葉市出身の湯川遥菜さん(42)の遺体とみられる写真を持たされ、男性の声で「湯川さんは既に殺害された」と英語で訴えた。

          ◇

 安倍晋三首相は25日午前1時半ごろ、首相官邸で記者団に「あらゆる外交ルート、手段を尽くして解放に向けて取り組んでいる中で、湯川さんが殺害されたとみられる写真がインターネットに配信された」とした上で「ご家族のご心痛を察するにあまりあり、強い憤りを覚える」と語った。「日本政府としては、引き続きテロに屈することなく、国際社会とともに、世界の平和と安定に積極的に貢献していく」と述べた。

 一方、菅義偉官房長官は25日午前0時過ぎに緊急記者会見し、「残る1名の後藤健二氏に危害を加えないよう、また直ちに解放するよう強く要求する」と表明。記者団からの質問は受けず、硬い表情で会見を打ち切った。

 菅氏は内閣危機管理監と国家安全保障局長に関係省庁と連携して情報収集するよう指示した。政府は映像の真偽を含めた確認、分析を急いでいる。

 これに関連し、首相は24日夕、首相公邸でヨルダンのアブドラ国王と電話協議した。同席した岸田文雄外相は記者団に具体的な内容を明らかにせず、「今日の動きを確認、分析し、今後の対応を検討する」と語った。その後、岸田氏は外務省内で斎木昭隆事務次官、三好真理領事局長、上村司中東アフリカ局長らと協議した。

 政府はヨルダンに現地対策本部を設け、中山泰秀副外相らがトルコなど第三国を通じた情報収集を続けている。【木下訓明、高橋恵子】


テロに屈せず=安倍首相
時事通信 1月25日(日)1時44分配信

 安倍晋三首相は25日未明、過激組織「イスラム国」とみられるグループによる新たな画像がインターネットで配信されたことを受け、「日本政府としては、引き続きテロに屈することなく、国際社会とともに世界の平和と安定に貢献する」と述べた。首相官邸で記者団に語った。 


イスラム国殺害 首相、関係閣僚会議後の発言全文
産経新聞 1月25日(日)1時42分配信

 現在、あらゆる外交ルート、そして手段を尽くして取り組んでいます。解放に向けて取り組んでいます。その中で、湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真がインターネットに配信されました。ご家族のご心痛は察するに余りあり言葉もありません。このようなテロ行為は言語道断であり、許し難い暴挙です。強い憤りを覚えます。断固として非難します。

 改めて後藤健二さんに危害を加えないよう、そして直ちに解放するよう、強く要求します。日本政府としては、引き続きテロに屈することなく、国際社会とともに世界の平和と安定に積極的に貢献して参ります。今後も邦人の解放に向けて、政府をあげて取り組みます。


<イスラム国拘束>新映像「日本政府と家族にも送信」
毎日新聞 1月25日(日)1時36分配信

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された仙台市出身のジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像が24日午後(日本時間24日夜)、インターネット上の動画投稿サイトに公開された。後藤さんは同様に拘束されている千葉市出身の湯川遥菜さん(42)の遺体とみられる写真を持たされ、男性の声で「湯川さんは既に殺害された」と英語で訴えた。内容の信ぴょう性や映像の投稿者の素性は明らかではない。

 犯行グループは今月20日、2人の殺害を予告する映像を公開し、政府に対して「72時間以内に2億ドル(約235億円)を支払え」と要求していた。政府は無条件での即時解放を求めている。

 新たに公開された映像は約3分間。真っ白な背景を背に、オレンジ色の服を着た後藤さんの静止画像が流れ、男性の声で英語でメッセージを伝えている。20日に公開された映像にあった「イスラム国」の広報部門を示すロゴマークなどは今回の映像にはなかった。

 声の主は不明だが、「私はゴトウ・ケンジ・ジョゴだ」と名乗っており、後藤さんの可能性がある。20日の殺害予告映像でも「KENJI GOTO JOGO」と紹介されていた。映像では、後藤さんが、湯川さんのひざまずく姿などを写したとみられる2枚の画像を手にしているように見えるが、合成された可能性もある。

 声の主は「湯川さんは殺害された。期限は与えられていたが、安倍(晋三首相)は脅迫を真剣に受け止めなかった。(2人を)拘束していた者たちは、ただちに言葉を実行した」と主張。さらに「彼ら(犯行グループ)はもはや金を求めていない。要求はシンプルだ。ヨルダンで拘束されている女が釈放されれば、私はすぐに解放される」と述べ、要求事項に変更があったことを示唆した。

 映像では同様のメッセージが、日本政府と後藤さんの家族に送られたと説明。声の主が、後藤さんの妻とみられる女性の名を呼び、「愛している。2人の娘に会いたい。家族や友人、報道機関と協力し、あきらめずに政府に圧力をかけてほしい」という言葉もあった。

 新たに釈放を要求された女の氏名は「サジダ・リシャウィ」。英BBCによると、同姓同名の女は2005年にヨルダンの首都アンマンで起きた自爆テロ事件に関与したとして、ヨルダン当局に拘束され、死刑判決を受けている。この女はイスラム国の前身組織の指導者と近い関係にある。イスラム国が、昨年12月に拘束したヨルダン軍の飛行士と女の「捕虜交換」を要求していたとの情報もある。

 新たな映像は、静止画と音声を組み合わせた映像で、過去のイスラム国による人質事件とは相違がある。人質にイスラム国の主張を代弁させるスタイルの映像は、過去にも確認されている。

 殺害された可能性がある湯川さんは軍事関連会社経営者で、昨年7月下旬にシリア入りし、8月にイスラム国に拘束されたとみられている。後藤さんは昨年11月ごろ、シリア北部でイスラム国に拘束された可能性が高い。湯川さんは民間軍事会社の運営準備、後藤さんは旧知の湯川さん救出や取材が目的だったとみられている。

 犯行グループは、安倍首相が中東を訪問し、非軍事分野で約2億ドル規模のイスラム国対策を表明したことを受ける形で、2人の殺害を予告し、支援額と同額の身代金を要求していた。


イスラム国殺害脅迫 首相「強い憤りを覚える」 関係閣僚会議で
産経新聞 1月25日(日)1時35分配信

 安倍晋三首相は25日未明、関係閣僚会議の冒頭で「家族の心痛は察するに余りあり、言葉もない。このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙で、強い憤りを覚える。断固非難する」と述べた。

 そのうえで「テロに屈することなく、国際社会のテロへの取り組みに積極的に貢献する」とあらためて強調した。


人命第一の解決指示=安倍首相
時事通信 1月25日(日)1時31分配信

 安倍晋三首相は25日未明、首相官邸で開催した関係閣僚会議で、(1)正確な情報収集に努めること(2)人命第一で迅速な解決に取り組むこと(3)国内外の日本人の安全に万全を期すこと―を指示した。 


<イスラム国拘束>後藤さん新映像のメッセージ要旨
毎日新聞 1月25日(日)1時27分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された仙台市出身のジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像が24日午後(日本時間24日夜)、インターネット上の動画投稿サイトに公開された。新たな映像で流れたメッセージの内容は次の通り。

 私はゴトウ・ケンジ・ジョゴだ。あなたがたは私の同胞、ユカワ・ハルナがイスラム国の地において殺害された写真を見た。あなたがたは警告と期限を聞いた。われわれを補捉した人々は、その警告に沿って行動した。安倍(首相)がハルナを殺害した。あなたは警告を深刻に受け止めず、期限の72時間内に行動しなかった。愛する妻よ。愛している。2人の娘に会いたい。どうか、私にも同じことが起きないようにしてほしい。あきらめるな。あなたは私の家族、友人、同僚たちとともに政府に圧力を加え続けなくてはいけない。彼らの要求は易しく、またフェアになった。彼らはもはや金は要求していない。だから、テロリストに金を渡すことを心配する必要はない。彼らは、ただ獄中にある彼らの姉妹、サジダ・リシャウィの解放を求めているだけだ。それはシンプルだ。あなたがたはサジダを釈放すれば私は解放される。日本政府は石を投げれば届く距離にいる。日本政府代表団は皮肉なことに、彼らの姉妹が獄中にあるヨルダンにいる。私は強調したい。いかに私の命を助けることが簡単なことか。これがこの世での最後の時間になるかもしれない。この言葉をあなたが聞く私の最後の言葉にしないでほしい。どうか安倍(首相)に私を殺させないでほしい。


<イスラム国拘束>新たなネット映像「本当なのか」衝撃
毎日新聞 1月25日(日)1時18分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された湯川遥菜さん(42)を殺害したとする映像が24日深夜、インターネット上に投稿された。映像の信ぴょう性に不明な点があるが、菅義偉官房長官は25日未明に記者会見し「言語道断」と怒りをあらわにした。事件の発生から5日目、状況は突然動き、関係者に不安が広がった。【川名壮志、戸上文恵、川上晃弘、奥山智己、中里顕】

 湯川さんが最高経営責任者を務める会社の顧問で元茨城県議の木本信男さん(70)は、映像の存在を知って「本当か」と絶句。「事実でないことを願うばかり」と絞り出すように言った。今回の映像では、湯川さん殺害を主張し、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の釈放条件も変更されている。木本さんは「確定的な事実でないので、現段階では何とも言えない」と声を落とした。

 後藤さんと一緒にリビアなどを取材したことがあるテレビ東京の福田裕昭解説委員(53)は、「映像を見た限りでは本物かどうか疑わしく、全容もよく分からない。とにかく2人とも無事でいてほしい」と語った。

 後藤健二さんの母、石堂順子さん(78)は25日未明、東京都内の自宅で報道陣の取材に応じた。テレビニュースで後藤さんとみられる映像を見て、「非常にやせている」と一言。「ただぼうぜんとしている。早く健二が帰ってくることだけを望んでいる」と話した。

 シリアなど紛争地域を長年取材している「ジャパンプレス」の佐藤和孝代表は、昨年4月にメールで湯川さんから「シリアに入るので出国前に情報交換したい」とするメールを受け取ったという。面識がなかったため会う機会はなかったが、湯川さんを殺害したとする映像が流れたことに触れ「もし本当なら許されないし、残念至極だ」と話した。

 シリアでの取材経験があるジャーナリストの坂本卓さんは「湯川さんの安全を祈っていたが、もし殺害されたとしたら非常に残念だ。反イスラム国の指導者から『外国人の人質はラッカにいるだろう』と昨年12月末に取材で聞いていた」と話した。

 中東情勢に詳しい静岡県立大の宮田律准教授は「イスラム国は『こちらは本気なんだ』というアピールだろう。イスラム国の日本への強い怒りを感じる。日本に心理的プレッシャーをかけるために最初から2人を拘束し、先にこうした形で出してきた。アラブ流の交渉術に日本はしてやられた。日本政府もこれまでどんな交渉をしてきたのか。日本人の人命や安全を本当に考えているのかと強い憤りを感じる」と語った。


<イスラム拘束>新映像…後藤さん「湯川さんは既に殺害」
毎日新聞 1月25日(日)1時17分配信

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ユーチューブに投稿された後藤健二さんとみられる新たな映像=2015年1月24日

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された仙台市出身のジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像が24日午後(日本時間24日夜)、インターネット上の動画投稿サイトに公開された。後藤さんは同様に拘束されている千葉市出身の湯川遥菜さん(42)の遺体とみられる写真を持たされ、男性の声で「湯川さんは既に殺害された」と英語で訴えた。内容の信ぴょう性や映像の投稿者の素性は明らかではない。これを受けて菅義偉官房長官は記者会見し「言語道断の許し難い暴挙だ。強く非難する」などと述べた。


<イスラム国拘束>官房長官が緊急会見「解放を強く要求」
毎日新聞 1月25日(日)1時17分配信

 菅義偉官房長官は25日午前0時過ぎに首相官邸で緊急記者会見し、湯川遥菜さんを殺害したとする映像がインターネットで配信されたことについて「残る1名の後藤健二氏に危害を加えないよう、また直ちに解放するよう強く要求する」と述べた。さらに内閣危機管理監と国家安全保障局長に対し、関係省庁と連携して情報収集するなどの対応を指示したと明らかにした。

 菅氏は記者団からの質問は受けず、硬い表情で会見を打ち切った。政府関係者は、日本政府が湯川さんの殺害を確認したのかどうかについては明言を避けた。

 安倍晋三首相は菅氏の会見終了後間もなく首相官邸入りし、記者団に「言語道断だ。許し難い暴挙だ。直ちに解放するよう要求する」と述べた。首相は25日午前1時10分から関係閣僚会議を招集。冒頭、「ご家族のご心痛を察するにあまりあり、強い憤りを覚える。政府として関係各国の協力を得て、あらゆるチャンネルを生かして、全力を尽くす」と述べた。

 これに関連し、首相は24日夕、首相公邸でヨルダンのアブドラ国王と電話協議した。同席した岸田文雄外相は記者団に具体的な内容を明らかにせず、「今日の動きを確認、分析し、今後の対応を検討する」と語った。その後、岸田氏は外務省内で斎木昭隆事務次官、三好真理領事局長、上村司中東アフリカ局長らと協議した。

 政府はヨルダンに現地対策本部を設け、中山泰秀副外相らがトルコなど第三国を通じた情報収集を続けている。【木下訓明、高橋恵子】

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