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2015年1月23日 (金)

「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 72時間以内、身代金2億ドル要求・6

シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」を名乗るグループが20日、湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表した。イスラム国による日本人殺害警告が確認されれば初めてとなる。

殺害警告を受けて、安倍晋三首相は菅義偉官房長官に対し、事実関係の確認に全力を挙げるとともに、関係国と協力し、人命第一に対応するよう指示。安倍首相は訪問先のエルサレムで記者会見し、「人命を盾に脅迫することは許し難いテロ行為で、強い憤りを覚える。直ちに解放するよう強く要求する」と表明した。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。

※以上、時事通信の報道より。

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リンク:後藤さん母親「健二はイスラム国の敵ではない」涙の会見 “原子力のない国”持論も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:身代金支払いはG8首脳宣言に反することに 法曹関係者、文化人など“提案”続々も… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:人質の「待遇」 拷問などの傷跡はうかがえないが… イスラム国日本人殺害予告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ターゲットはイスラム国最高指導者 「多国籍部隊」地上戦に投入も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国は重大な過ちを犯している」「人質の無条件解放を」 在日ムスリム団体がフェイスブックで抗議声明、反響広がる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 犯行グループからの連絡は「なし」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:邦人解放へ努力続ける=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たなメッセージ「ない」=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 政府のNSCが終了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 政府、国家安全保障会開く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国「人質」ジャーナリスト後藤健二さんの母が緊急会見――開催までの「経緯」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日本人拘束>命最優先で…ジャーナリスト会議が声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「要求のめばテロに屈するのと同じ」=麻生財務相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【イスラム国日本人殺害予告】後藤さん、生後2週間の赤ちゃんいた - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん母、特派員協会で解放訴える 「健二は幼い頃から心の優しい子でした」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日本人拘束>「願い届いて」 後藤さん知人らメッセージ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 迫る期限、首相は記者団の問いかけに答えず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2人の安否「未確認」官房長官「極めて厳しい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日本人拘束>政府、解放へ働きかけ 情報収集急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2邦人安否、なお未確認=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相「早期解放に全力を」=閣僚懇談会で指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「健二は敵ではありません」…母が涙で解放訴え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さんの母、解放訴え声明 - 速報:@niftyニュース.
リンク:邦人人質事件で連携=日米防衛相が電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相「解放へ全力を」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<日本人拘束>「健二はイスラム国の敵ではない」母が会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「健二の命を救って」=後藤さん母が記者会見―「イスラム国」人質事件・東京 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤健二さんの母が会見「健二はイスラム国の敵ではありません」と呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【イスラム国日本人殺害予告】後藤さんの母が会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<イスラム国拘束>母が解放訴え「健二の命 救って下さい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:殺害警告期限迎え緊迫=安倍首相「早期解放へ全力」―邦人人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:邦人人質、迫る「72時間」=「無事で」「猶予を」―焦燥募らす2人の知人ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「72時間」募る焦り…必ず生きて帰って - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「何か起こっても責任は私にあります」後藤さん - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

後藤さん母親「健二はイスラム国の敵ではない」涙の会見 “原子力のない国”持論も
夕刊フジ 1月23日(金)16時56分配信

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記者会見で涙をぬぐう後藤健二さんの母、石堂順子さん =23日午前、東京・有楽町(写真:夕刊フジ)

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人2人の拘束事件で、フリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の母、石堂順子さん(78)が23日、都内で会見を開いた。「健二はイスラム国の敵ではありません。釈放してください」と涙ながらに訴えた。母親としての苦しい心情をのぞかせる一方、「原子力のない国をつくってもらいたい」と事件とは直接関係のない内容を主張するなど動揺する様子もうかがえた。

 「日本国民、日本政府の方々、ご迷惑をお掛けすることを心からおわび申し上げます」

 東京都千代田区有楽町の日本外国特派員協会。

 石堂さんは、会見の冒頭、集まった25台以上のテレビカメラや約150人の報道陣の前で、深々と頭を下げた。

 「私はこの3日間、ただただ何が起こっているのかわからず悲しく迷っておりました」と自らの胸の内を吐露。「残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください」と訴えた。

 石堂さんは「昨日(22日)、(後藤さんの)嫁と電話で初めて交信しました。2週間前に、赤ちゃんが生まれたそうです。びっくりしました」と明かし、後藤さんがシリアに向かったことについて、「先に拘束されている知人を助けるために何が何でもということで飛んでいってしまったと言っていました」と振り返った。

 記者との質疑応答では、日本政府からのコンタクトの有無を尋ねられると、「日本政府からうんぬんというのはまったくございません」。続けて、イスラム圏の子供に向けたメッセージとして、「日本で学んでみたいというお子さんがいらっしゃれば、私ができる限りのことをやらせていただくとお約束します」と話した。

 涙ながらに息子の無事を祈る母親としての姿を見せた石堂さんだったが、会見では後藤さんの話題から外れることもあり、「地球の平和」という言葉を何度も語り、「日本は唯一の被爆国」「原子力のない国をつくってもらいたい」と持論を披露した。

 協会関係者によれば、石堂さんは、イスラム国による後藤さんの拘束が明らかになった20日、「息子を救ってほしいというメッセージを世界に向けて発したい」として関係者を通じて会見開催を協会側に要請した。

 23日朝には、親族とみられる男性から会見中止を求める連絡があったが、石堂さんの意向で実施した。石堂さん本人のもとにも中止を求める電話があったが、無言で切ったという。

 イスラム国に向けて、「健二はイスラム国の敵ではありません。釈放という良い結果が出たら、未来のため、子供たちのためにも尽くしていけると思います」と話し、わが子の解放を求めた。その願いは届くのか。


身代金支払いはG8首脳宣言に反することに 法曹関係者、文化人など“提案”続々も…
夕刊フジ 1月23日(金)16時56分配信

 「イスラム国」が日本人2人を拘束、殺害警告をした事件をめぐり、犯行グループが要求する身代金2億ドル(約236億円)を日本政府が支払うべきだ-とする意見がインターネット上などに出回っている。しかし、テロリストに対する身代金の支払いは、G8(主要8カ国)首脳宣言などに明確に違反するのだ。

 「身代金を払って人質を解放する。その上で犯罪を非難する声明をあげればよい」「誘拐犯のいうことを聞く。そこから、命の奪還が始まる」

 ツイッターでは、法曹関係者や文化人による日本政府への“提案”が相次いでいる。

 こうした声は、テロリストによる人質事件のたびに浮上するが、2013年6月に、英国・北アイルランドで開かれたG8首脳会議(ロックアーン・サミット)では、首脳宣言に《テロリストへの身代金支払いを全面的に拒否する》ことが盛り込まれた。

 背景には、イスラム原理主義勢力「タリバン」らによるテロが頻発し、民間人が多数犠牲となっていたことがあった。09年12月の国連安全保障理事会でも、タリバン、アルカーイダの両テロ組織や関係団体・個人を対象に、身代金支払いを行わないことが決議されている。

 今回の殺害警告をめぐり、日本の政府・与党内で主流を占める「政府が身代金を払うことはできない」(自民党の高村正彦副総裁)との認識は、こうした世界的な潮流を踏まえたものだ。

 一部野党議員らの間には、安倍晋三首相による人道支援表明を批判する向きもある。

 民主党の徳永エリ参院議員はフェイスブックで「イスラム世界の国々は親日でした(中略)集団的自衛権の行使容認、憲法改正(中略)国際社会は日本は変わってしまったと受け止めている」などと、イスラム国とイスラム諸国を混同したかのような“持論”を展開し、人道支援のアピール方法を批判した。

 元官房副長官補の柳澤協二氏は、ジャーナリストの岩上安身氏によるインタビュー(動画で公表)の中で「(人道支援の)メッセージを出した(安倍首相)本人が辞めるというのが、大きな可能性としてやってみる価値がある」と発言した。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「日本人2人の無事を祈りたい。だが、身代金を支払えば、次のテロの資金を与え新たな犠牲者を生むことにつながる。安倍首相の支援表明を批判する人は、テロリストの『恐怖感を与え、人を操ろう』という狙いにはまってしまっているといえる」と語った。


人質の「待遇」 拷問などの傷跡はうかがえないが… イスラム国日本人殺害予告
夕刊フジ 1月23日(金)16時56分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されたフリージャーナリストの後藤健二さん(47)と湯川遥菜さん(42)。身代金を要求するビデオ映像のなかで、オレンジ色の「囚人服」を着せられ、ひざまずかされていたものの、拷問を受けたような激しい傷跡などはうかがえなかった。とらわれの身となった現地でどんな扱いを受けているのか。

 「昨年10月までは、イスラム国の人間とコンタクトが取れていた。彼らの報告を100%信用するわけではないが、その時点で湯川さんについては『健康である』と聞かされていた」

 こう語るのは、イスラム国の支配地域へ渡航経験があるジャーナリストの常岡浩介氏。昨年8月、湯川さんが現地で拘束されたとの情報が流れて以降、救出のためイスラム国側と連絡を取り続けていた。現在は、コンタクトが取れず、近況は得られていないという。

 2人はシリア北部で拘束されているとの一部情報があるが不明だ。

 公開された映像を見ると、湯川さんにやや暴行を受けたような跡がある印象を受ける以外は、憔悴や疲弊の程度が大きくないとみられることから、ある程度の生活が保障されている様子もうかがえる。

 「もっとも、合成映像の可能性もあるので、いま現在の姿かどうかはわからない。これまでにイスラム国に拘束された人質のなかには、残酷な扱いを受けた者もいる」と常岡氏は語る。

 米紙ニューヨーク・タイムズは昨年10月、シリアでイスラム国の人質にされた場合、身代金支払いの有無が殺害か解放かを左右している状況を報じた。同紙が報じた時点では拘束された12カ国23人の人質のうち、身代金に応じない方針を決めている米英の出身者4人が殺害され、首が斬り取られた映像が公開された。

 殺されたロシア人1人を除くフランス人やスペイン人など残りは全員解放され、1人当たり平均200万ユーロ(約2億7200万円)以上の身代金が支払われたとされる。

 実のところ、常岡氏もイスラム国ではないものの、2010年にイスラム圏のアフガニスタンで拘束された。

 「拘束したのは政府側の人間で、取材中の私をたまたま見つけて『日本人ならカネになる』と悪ノリした素人だ。彼らは反政府組織のタリバンを装い、日本側に身代金を要求したが、もくろみは失敗した。その後、自分の人脈もあってか、解放が決まった。それまで食事は1日に2~3回、パンと水が支給されるだけだったが、やつれたままだと印象が悪いと思ったのか、時にデザートまで出てくるようになった」

 イスラム国とみられるグループが身代金引き渡しのリミットとして指定した時間は日本時間23日午後。緊迫の状態が続く。


ターゲットはイスラム国最高指導者 「多国籍部隊」地上戦に投入も
夕刊フジ 1月23日(金)16時56分配信

 フリージャーナリストの後藤健二さん(47)と湯川遥菜さん(42)の命と引き換えに、日本政府に身代金2億ドル(約236億円)を突き付けたイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループ。蛮行を繰り返すテロ集団に対し、オバマ米大統領は「最終的には壊滅させる」と強い決意を示した。専門家は「多国籍のゲリラ部隊のほか米軍特殊部隊が加わる可能性もある」と指摘。中東で米国主導の殲滅(せんめつ)作戦が本格化する。

 「広範な有志連合を率いて、『イスラム国』を弱体化させ、最終的に壊滅させる」

 オバマ米大統領は20日(日本時間21日午前)、上下両院合同会議での一般教書演説で、こう力を込めた。

 同時にイスラム国の壊滅には時間がかかると述べ、長期的な取り組みが必要になるとも指摘。米国の結束を示すため米議会に対し、イスラム国との戦いに焦点を絞り、大統領に軍事力行使権限を与える決議をするよう求めた。

 対テロ戦を主導する米国のリーダーが旗幟(きし)を鮮明にしたことで、イスラム国と、米国を中心とした欧州、中東関係国の連合部隊との戦闘が激化するのは確実だ。

 すでに臨戦態勢は整いつつある。今月13日には、米国と連携するフランス海軍の主力空母シャルル・ドゴールが、イスラム国空爆作戦に参加するため、フランス南部トゥーロン港を出港した。ペルシャ湾近海に展開し、シリア、イラク領内のイスラム国の拠点に向けた艦載戦闘機による空爆が行われる見込みだ。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「これまではアラブ首長国連邦やヨルダンのフランス軍の地上基地から空爆を仕掛けていたが、空母の動員で、より広範囲な攻撃を加えられる。フランス空母の周囲には、米国海軍の駆逐艦も展開しており、巡航ミサイル『トマホーク』などによって連携攻撃を仕掛けるはずだ」と解説する。

 海と空からの攻撃だけでなく、陸からの包囲網も固める。

 米国防総省は16日、イスラム国の壊滅を目指すオバマ米大統領の包括戦略に沿い、シリアの穏健な反体制派武装勢力を軍事訓練するため、トルコ、カタール、サウジアラビア周辺3カ国に米軍数百人の派遣を始めることを明らかにした。

 米国は、世論の反発もあって、地上戦闘部隊を派遣しない方針を鮮明にしている。そのため、イスラム国との地上戦では、戦力面で対抗しうる実力組織がなく、対峙する穏健反体制派の訓練が急務。米国は「多国籍部隊」を現地に作り上げ、戦線に投入する構えだ。

 「部隊に加わるのは、トルコ、カタール、サウジアラビアの3国のスンニ派住民のほか、アサド政権率いるシリア政府軍とイスラム国から逃れたシリア難民も含まれる。米軍は、いわば『逆イスラム国』のようなゲリラ部隊を組織し、シリア領内に送り込むことをもくろんでいる」(世良氏)

 地上戦には加わらない姿勢の米軍だが、日本人2人の身代金問題やフランスの風刺週刊紙銃撃事件など、エスカレートするテロ行為を受け、将来的にその基本方針を見直す可能性もある。

 「軍事訓練のために派遣される陸軍所属の軍事教官400人と数百人規模の陸軍部隊には、陸軍特殊部隊『グリーンベレー』も含まれる。イラクにはイスラム国対策として、300人の軍事顧問団を派遣し、3000人規模の陸軍部隊が駐留している。この部隊にもグリーンベレーが所属しているほか、対テロ戦の特殊部隊である『デルタフォース』も参加している。情勢の悪化で、こうした精鋭部隊が『イスラム国掃討作戦』に加わることが十分に考えられる」(同)

 展開次第では2011年5月、パキスタンで、国際テロ組織「アルカーイダ」のリーダー、オサマ・ビン・ラディン容疑者の暗殺作戦に従事した米海軍特殊部隊「シールズ」の投入も検討される可能性もある。当時、ステルス型ヘリ「ブラックホーク」などに搭乗した作戦部隊は闇夜に紛れて、パキスタン郊外にあるビン・ラディン邸を強襲。銃撃戦の末、殺害に成功した。

 米軍主導の「多国籍部隊」が狙うのは、イスラム国の最高指導者アブバグル・バグダーディ容疑者(40代前半)だ。

 「米軍は昨年11月、イラク北部のモスルで潜伏を続けるバグダーディ容疑者を捉え、殺害の一歩手前にまで追い詰めている。結局、バグダーディ容疑者は命からがら逃げ延びたが、空爆によって致命傷を負わせたと米国メディアは報じた。今後、米軍が諜報活動をより本格化させることで居場所の特定につなげることはできるはずだ。『シールズ』が投入されれば、一気に制圧し、壊滅に追いやることができる」(同)

 テロと戦う国際社会の包囲網がイスラム国を追い詰める。


「イスラム国は重大な過ちを犯している」「人質の無条件解放を」 在日ムスリム団体がフェイスブックで抗議声明、反響広がる
J-CASTニュース 1月23日(金)16時54分配信

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「イスラム国」を強く非難した(画像は「イスラミックセンター・ジャパン」の公式フェイスブックページより)

 イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件で、在日ムスリム団体「イスラミックセンター・ジャパン」(東京都世田谷区)が2015年1月23日、抗議声明をフェイスブック上に発表した。

 冒頭、「重大な過ちを犯している」と「イスラム国」を断じ、「良識的な意見に耳を傾け、人質を即座に且つ無条件で解放するように要求します」と主張した。

■「日本はイスラム国に宣戦布告しない国」

 文中ではその「理由」を5つ提示している。

 1つは「日本が、パレスチナとイスラエルが紛争をしている際に、パレスチナに対して支援をする等、多くの場面において、相対的に公正な立場」をとってきたこと、2つは日本がパレスチナに対する最大の援助国であること。3つはイスラム教徒が日本で平穏無事に暮らしていること、4つは日本にいるイスラム教徒の宗教活動に政府が干渉しないこと、5つは「日本がイスラム国を含めいかなる国に対しても宣戦布告をしない唯一の国」であること。5つ目に関しては「おそらく最も重要な理由」と強調している。

 続いて、「日本人2人の人質を殺すことで、日本人のイスラムに対するイメージ、そして 日本に住んでいるイスラム教徒に、とても大きな影響を与える」と警告、「このような影響に対して、我々は全能のアッラーの前で、イスラム国が責任を負うべきだ」「日本人の人質を殺すことについて、いかなる弁解の余地もなく、正当性もない」と厳しく非難した。

 声明文の最後には

  「アッラーは、宗教上のことであなたがたに戦いを仕掛けたり、またあなたがたを家から追放しなかった者たちに親切を尽くし、公正に待遇することを禁じられない。本当にアッラーは公正な者を御好みになられる」

というイスラム教の聖典「コーラン」の記述にも言及し、人質の殺害がコーランの教えにも反すると主張した。

感謝と賛同の声、続々
 やや遅すぎたかもしれない抗議声明だが、大きな反響を呼び、23日16時20分現在、780以上シェアされている。

  「ISILに届きますように。強く願っています」(原文ママ)
  「日本にいらっしゃるモスリムの方々が私たち、日本人とともに仲良くしていただいてることに感謝し、『イスラム国』を自称する愚かなテロリストとモスリムの方々が関係ないことを広めて行きたいと思います。シェアさせて頂きます」(原文ママ)
  「シェアしました。『人質の殺害は、コーランの教えにも反します。アッラーが、コーランのAl-Mumtahana(試問される女)章8節で述べられています』。こういうことはイスラム教を詳しく知らない私たちには言えません。言ってくれてありがとう!」
  「有難うございます。同時に今までイスラム世界を知ろうとしなかった自分を恥じています。本当にありがとう、皆様のお気持ちに感謝しています」

など、抗議声明を出したことへの感謝と賛同が目立っている。

 また、さらに、

  「パソコンインターネットの文字の世界から出て来て、街頭でやってください。テレビカメラが来るでしょう。新聞社が来て広めてくれるでしょう。インターネットやモスクの中で叫んでも何の役にもたちません」

と、リアルな世界での活動を要望する声もあった。


イスラム国殺害脅迫 犯行グループからの連絡は「なし」
産経新聞 1月23日(金)16時46分配信

 菅義偉官房長官は23日午後の記者会見で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件について、犯行グループ側からの連絡はないと述べた。

 また、政府が判断している身代金支払いの期限が過ぎたとみられることについて「依然として厳しい状況だが、2人の解放に向けて全力で取り組む」と述べた。


邦人解放へ努力続ける=菅官房長官
時事通信 1月23日(金)16時20分配信

 菅義偉官房長官は23日午後の記者会見で、過激組織「イスラム国」側が示した邦人殺害予告の期限が過ぎたことに関し、「依然厳しい状況にあるが、2人の邦人の解放に向け全力で取り組む」と述べ、関係国への働き掛けなどを続ける方針を示した。 


新たなメッセージ「ない」=菅官房長官
時事通信 1月23日(金)16時20分配信

 菅義偉官房長官は23日午後の記者会見で、過激組織「イスラム国」側からの新たなメッセージについて「特別ない」と述べた。


イスラム国殺害脅迫 政府のNSCが終了
産経新聞 1月23日(金)14時42分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件への対応を協議するため、政府が首相官邸で開いた関係閣僚による国家安全保障会議(NSC)は23日午後、終了した。

 出席した岸田文雄外相は、記者団に「中東情勢について議論した」と述べた。中谷元防衛相は「内容は菅義偉官房長官がまとめてお答えする。次回(の会議)はまだ分からない」と語った。


イスラム国殺害脅迫 政府、国家安全保障会開く
産経新聞 1月23日(金)13時56分配信

 安倍晋三首相は23日午後、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件への対応を協議するため、岸田文雄外相、中谷元・防衛相ら関係閣僚を官邸に集め、国家安全保障会議(NSC)を開いた。


イスラム国「人質」ジャーナリスト後藤健二さんの母が緊急会見――開催までの「経緯」
弁護士ドットコム 1月23日(金)13時33分配信

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フリージャーナリスト後藤健二さんの母という石堂順子

中東の過激派組織「イスラム国」とみられる武装グループに拘束されているフリージャーナリスト後藤健二さんの母という石堂順子さんが1月23日午前、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。石堂さんは「息子はイスラムのことは決して嫌いではありません。解放されることを願っています」と涙ながらに訴えた。

武装グループは「72時間以内に2億ドル(約240億円)の身代金を支払われなければ、後藤さんら人質2人を殺害する」と予告している。そのタイムリミットは、23日の午後2時50分ごろとみられている。石堂さんの会見は、人質の母による「最後の訴え」として、多くの報道関係者が詰めかけた。テレビカメラの数は20台を超え、その中には、日本の各局のほか、アメリカのCNNや中東のアルジャジーラも含まれていた。

●「息子を救ってほしい」というメッセージを世界に発信したい

国内外のメディアから注目を集めたこの会見は、事件発生後に急きょ、決まった。

外国特派員協会の報道企画委員会の神保哲生委員長によると、人質の「殺害予告ビデオ」がネットで公開された20日、石堂さんの知人である協会関係者を通じて打診があったという。「息子を救ってほしいというメッセージを、世界に向けて発信したい」という相談だった。「協会の報道企画委員会で検討した結果、記者会見を開くべきだという結論に至った」(神保委員長)。

だが、会見当日の23日朝、後藤さんの兄を名乗る人物から「会見に反対している」という電話が同協会にあったという。すでに到着していた石堂さんが直接電話に出て応対したが、記者会見を開くという意志は変わらなかった。

石堂さんは会見で、目に涙を浮かべながら、周囲からの反対について説明していた。

「会見をやめるようにという電話が入っていますが、それは間違いだと思います。(記者の)みなさんがお忙しいなか、私どもの拙い息子のために、お時間をつくって下さったのですから、感謝を申し上げるのが当たり前ではないかと思い、電話を無言で切りました」

命の危機にさらされている子どもを救いたいという母親の思いが実現させた記者会見だったようだ。その思いがイスラム国側に届くのか、期限とされる時刻が迫っている。


<日本人拘束>命最優先で…ジャーナリスト会議が声明
毎日新聞 1月23日(金)12時50分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに日本人2人が拘束された事件で、日本ジャーナリスト会議(東京都千代田区)は23日、イスラム国に2人の即時解放を求め、日本政府にも命を最優先して解放に総力を挙げるよう要求する声明を発表した。


「要求のめばテロに屈するのと同じ」=麻生財務相
時事通信 1月23日(金)12時28分配信

 麻生太郎財務相は23日の閣議後記者会見で、過激組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を警告した事件に関し、「テロリストの要求をのめば、それはテロリストの要求に屈するのと同じだ」と語った。イスラム国は、2億ドル(約235億円)の身代金を72時間以内に支払うよう要求するビデオ声明を投稿したとされている。 


【イスラム国日本人殺害予告】後藤さん、生後2週間の赤ちゃんいた
スポーツ報知 1月23日(金)12時20分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されたジャーナリスト・後藤健二さん(47)の実母、石堂順子さん(78)が23日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、22日に後藤さんの妻と初めて連絡をとり、生後約3か月になる赤ちゃんがいたことを知ったと明かし、「(生後間もない)赤ちゃんをなぜ置いて行ってしまったのか。健二に憤りを感じた」と話した。妻によると、後藤さんは先に拘束されている知人を救出するためにシリアへ飛んで行ってしまったという。

 憔悴した様子の石堂さんは会見冒頭、用意した声明文を手に「日本国民や日本政府の皆さん、ここにお集まりの諸外国の方々に感謝と、ご迷惑をおかけしますことをおわび申し上げます」とあいさつ。「(後藤さんの拘束を知ってからの)この3日間、ただただ悲しく泣いていました。健二はヨチヨチ歩きのころから友達に優しく接する子でした」と振り返った。

 後藤さんがシリアに向かった理由の一つとして「イスラムの方々も話しをすれば分かってくれると思っていたはず」と述べ、「健二はイスラムの方々の敵ではありません」と解放を訴えた。

 石堂さんは数日前に「世界を通じて『息子を救ってほしい』というメッセージを送りたい」と関係者を通じて会見開催を提案。この日、会見をやめるよう後藤さんの兄から電話があったが、石堂さんは出席したという。


後藤さん母、特派員協会で解放訴える 「健二は幼い頃から心の優しい子でした」
J-CASTニュース 1月23日(金)12時14分配信

 イスラム国が日本人2人の身代金の支払期限にしていた「72時間」が迫るなか、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の母親、石堂順子さん(78)が2015年1月23日午前、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、「健二はイスラム国の敵ではありません」などと解放を訴えた。

 あわせて、イスラム関係の子どもを自宅で教育するという独自のアイディアも披露した。

■「3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました」

 日本政府は、この「72時間」の期限は23日の14時50分頃だとみている。会見に先立って配布された声明で、石堂さんは、

  「私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。健二は幼い頃から心の優しい子でした」
  「イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください」
  「あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください」

などと訴えた。

 後藤さんが拘束されて以降、イスラム国側が後藤さんの妻に身代金を要求するメールを送りつけていたことが明らかになっている。ただ、後藤さんは、シリア行きも石堂さんに伝えていなかった。

 そして妻と初めて電話で話したことにも触れ、

  「赤ちゃんを産んで、まだ2週間にもなっていないということ。私は健二に憤りを感じた。なぜ、そんな乳飲み子を残しながら行くのか、ということ。『友達が、友人が...』と言っても、2週間しか経っていない子どもを守ってあげるのは親しかいないではないか」

と話した。

 石堂さんはこのように述べ、後藤さんがシリアに渡った時点で生後2週間の子どもがいたことを明かした。

唐突に原子力の問題を訴える
 会見では、石堂さんは終始独自の主張を披露した。後藤さんの拘束問題とどのように関係するかは不明だが、「私は不思議でならないことがある」として挙げたのが原子力の話題で、原子力を平和的に活用すべきだと訴えた。

 また、石堂さんは「イスラム国」と「イスラム諸国」を同じだと理解している様子で、イスラム関係の子どもを招待したい考えだ。

  「もし、イスラムのお子さんが日本で勉強したいとか、そのような方がいらっしゃったら、私が全力をもってお守りする。私のうちで、しっかりお勉強していただくことをお約束する」

 石堂さんによると、日本政府からは特段の連絡はないといい、

  「地球のために力をあわせて頑張ります!」

と言い残して会見場を後にした。

 会見を主催した特派員協会の神保哲生さんによると、動画がアップロードされた1月20日に石堂さん側から「『息子を救ってほしい』と世界に伝えたい」などとして会見の申し入れがあった。会見の直前になって、後藤さんの兄を名乗る人物から会見を中止するように特派員協会に電話があったが、すでに特派員協会に到着していた石堂さんが電話に出て、電話を切ったという。


<日本人拘束>「願い届いて」 後藤さん知人らメッセージ
毎日新聞 1月23日(金)11時54分配信

 無事に解放して--。「イスラム国」とみられるグループが湯川遥菜さん(42)と後藤健二さん(47)を拘束して殺害を予告し、身代金を要求している事件で、2人の知人らからは無事を祈る声が相次いだ。

 1996年にヨルダン・アンマンで後藤さんと取材を共にしたフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)の所属するジャーナリスト協会は「後藤さんは、イラクやシリアで戦火に苦しむ市民を報道してきた数少ないジャーナリスト。武力ではなく、交渉で問題解決の道が見つかる」との声明をウェブサイトに発表。アラビア語にも翻訳し、2人の早期解放を呼びかけている。豊田さんは「彼のような誠実なジャーナリストが無事に戻ることを祈っている」と語った。

 昨年2月に神戸市で後藤さんを交えたトークライブを開いた演出家の馬場さくらさん(41)の元にも、ライブを企画した仲間や参加者から、無事に解放してほしいという声が寄せられたという。「気持ちの整理がなかなかつかないが、みんなの願いが届いてほしいと思っています」

 後藤さんが東日本大震災の取材をしていた時に知り合ったという岩手県ユニセフ協会の藤原綾子事務局長は、「震災前から、紛争地の子どもの実情を精力的に発信していた。被災地も国内外に伝えてくれてありがたかった。無事で帰って来てほしい」と話した。

 湯川さんが最高経営責任者を務めている会社の顧問の木本信男さん(70)は、「時間が経過するにつれ、不安が増すばかりだ。国には粘り強くあらゆる努力をしてもらいたい」と訴えた。

 イスラム教の礼拝堂を運営する「日本イスラム文化センター」(東京都豊島区)事務局長でパキスタン出身のクレイシ・ハールーンさん(48)は「本当に痛ましい。2人は戦争のためではなく、シリア人のために現地に行っていたのに」と声を落とした。同センターでは既に、シリア人難民の支援で交流のあるNGO(非政府組織)を通じ、イスラム国に2人の解放を呼びかけているといい、クレイシさんは「2人を助けるため、できることをしたい」と話した。【深津誠、杉本修作、中里顕、浅野孝仁】

 ◇ギリギリまで交渉を…イラク人質事件・今井紀明さん

 2004年4月にイラクで武装勢力に拘束された経験があり、現在は教育支援NPO「D×P」共同代表を務める今井紀明さん(29)は「どんな人間であっても、政府は国民を守る義務がある。ぎりぎりまで(交渉に)尽力すべきだ」と話した。

 取材でイラクを訪れていた今井さんは、フリーカメラマンら2人とともに武装勢力に拉致された。しかし、危険地帯だったこともあり、自身が拘束された際、「自己責任論」によるバッシングを浴び、帰国後には一時自殺を考えるまで精神的に追い込まれたという。

 それだけに、今回の事件でも同様の論調が生まれないか危惧する。「仮に本人に落ち度があったとすれば、帰国後に反省すればいい。今は彼らを切り捨ててはいけないと思う」【鵜塚健】


イスラム国殺害脅迫 迫る期限、首相は記者団の問いかけに答えず
産経新聞 1月23日(金)11時50分配信

 政府は23日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件で、身代金支払いの期限とされる同日午後2時50分を前に、引き続き人質救出に向けた関係国への働きかけを続けた。ただ、2人の安否は依然確認できておらず、重苦しいムードが漂っている。

 首相は同日午前の閣僚懇談会で「内閣を挙げて人質の早期解放に全力で取り組んでほしい」と指示した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は同日午前の記者会見で「極めて厳しい状況の中だが、早期解放へ今後も最大の努力をしていく。ありとあらゆるチャンネルを行使して行っているところだ」と述べた。「日本としてテロに屈することはない」とも重ねて強調した。

 一部報道で「しばらくしたらイスラム国側から声明が出る」と報じられたことに関しては「真偽について政府としてコメントすることは控える」と語った。

 中谷元防衛相は米国のヘーゲル国防長官と電話会談し、情報収集、人質の早期解放への協力を要請した。

岸田文雄外相は記者会見で犯行グループ側との接触について「いろんな関係者を通じて、さまざまなやりとりを行っている。それ以上は控えたい」と述べるにとどめた。

 首相は午前9時前に官邸入り。記者団からの「事態打開への糸口は」との問いかけには答えないまま執務室に入った。午前中は閣議や新型インフルエンザの対策訓練などの日程を予定通りこなした。

 官邸筋は同日朝、「今のところ関係閣僚会議を開く予定はない」として、イスラム国側の出方を見守る考えを示した。ただ、首相は午後、官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、菅官房長官や岸田文雄外相ら関係閣僚と情報分析を進めるとともに、今後の対応を協議した。

 一方、在ヨルダン日本大使館に設置された現地対策本部では、中山泰秀外務副大臣らがヨルダン当局と断続的に接触し、引き続き情報収集に当たった。


2人の安否「未確認」官房長官「極めて厳しい」
読売新聞 1月23日(金)11時43分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を予告している事件で、政府は現地の部族関係者などあらゆるルートで解放を働きかけたほか、国連で各国に支援を要請した。

 身代金支払いの期限とされた「72時間」は遅くとも23日午後に経過するため、緊迫感が高まっている。拘束されているジャーナリストの後藤健二さん(47)の母・石堂順子さん(78)は日本外国特派員協会で記者会見し、「健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください」と訴えた。

 安倍首相は23日午前の閣僚懇談会で、「内閣を挙げて2人の早期解放に全力で取り組むように」と指示した。政府は午後、首相官邸で、首相や麻生副総理・財務相、菅官房長官、岸田外相らが参加して国家安全保障会議(NSC)を開いた。今後の対応を協議したとみられる。

 菅官房長官は閣議後の記者会見で、「極めて厳しい状況の中だが、人質の早期解放に向けて最大限努力をしていきたい。ありとあらゆるチャンネルを行使して行っている」と述べた。イスラム国側との接触については明言を避け、2人の安否に関しては「様々な情報には接しているが、未確認だ」とした。


<日本人拘束>政府、解放へ働きかけ 情報収集急ぐ
毎日新聞 1月23日(金)11時42分配信

 安倍晋三首相は23日午前の閣僚懇談会で、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが人質2人の殺害を予告し、身代金を要求した事件について「内閣を挙げて2人の早期解放に全力で取り組むように」と指示した。政府は同日午後が交渉期限とみて、情報収集や関係各国への働きかけを強めている。

 菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、拘束された湯川遥菜さん(42)と後藤健二さん(47)の安否について「さまざまな情報には接しているが、未確認だ」と説明。「極めて厳しい状況だが人質の早期解放に向けて最大の努力をする。テロに屈することなく、国際社会のテロへの取り組みに貢献する考えに変わりはない」と強調した。

 また、中谷元防衛相は23日午前(日本時間)、就任後初めて米国のヘーゲル国防長官と電話で協議した。ヘーゲル氏は「米国は日本国民との強い連帯を示している。2人の救出を実現するため、あらゆる方策で協力したい」と述べ、中谷氏は「情報共有など全面的な協力に感謝する」と応じ、さらなる支援を求めた。

 政府はグループが指定した72時間の交渉期限は同日午後2時50分と判断している。首相と菅官房長官、岸田文雄外相らが同日午後、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議した。

 外務省は同日午前、岸田外相が斎木昭隆事務次官や上村司中東アフリカ局長ら担当幹部らを招集して、対応を協議した。人質解放に向け、中東や欧米各国に支援を要請しているほか、「イスラム国」と同じイスラム教スンニ派の宗教団体関係者や部族有力者らを通じて日本人2人の解放に向けた働きかけを続けている。

 同省幹部は記者団に「いろいろとやりとりしていかなければならない」と述べ、あらゆるルートを通じて、解放を強く働きかける考えを示した。中山泰秀副外相が政府の現地対策本部があるヨルダンの首都アンマンで、ヨルダン政府の協力を得ながら情報収集を進めている。

 政府筋はイスラム国との接触について「第三国を通じて接触している。交渉という段階までは行っていない」と述べ、人質解放の見通しは立っていないことを明らかにした。別の政府関係者は「やれることは限られている。ひたすらこちらのメッセージを届けるしかない」と語った。【木下訓明、福岡静哉】


2邦人安否、なお未確認=菅官房長官
時事通信 1月23日(金)11時26分配信

 菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、「イスラム国」とみられる組織が殺害を警告した日本人2人の安否について「さまざまな情報に接しているが未確認だ」と述べた。 


安倍首相「早期解放に全力を」=閣僚懇談会で指示
時事通信 1月23日(金)11時13分配信

 安倍晋三首相は23日午前の閣僚懇談会で、過激組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を警告した事件について「内閣を挙げて2人の早期解放に全力で取り組むように」と指示した。 


「健二は敵ではありません」…母が涙で解放訴え
読売新聞 1月23日(金)10時34分配信

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記者会見で涙をぬぐう、イスラム国に拘束された後藤健二さんの母、石堂順子さん(23日午前10時、東京都千代田区で)=関口寛人撮影

 「健二は敵ではありません」。

 「イスラム国」を名乗る過激派組織に拘束されたジャーナリストの後藤健二さん(47)の母、石堂順子さん(78)が、身代金支払い期限の「72時間」が目前に迫った23日午前、東京都内で記者会見し、解放を訴えた。後藤さんが2週間前に生まれた子どもを置いてシリアに向かったことを明かし、「どうか命を救って下さい」と呼びかけた。

 日本外国特派員協会(東京都千代田区)で午前9時半過ぎに始まった記者会見には、海外メディアの特派員も含め、約100人が詰めかけた。

 石堂さんは冒頭、「日本国民の皆様、政府の皆様に感謝し、ご迷惑をおかけしたことをおわびします」と涙ながらにあいさつ。続けて「(後藤さんが出国する)2週間前に赤ちゃんが生まれたそうです」と、後藤さんの妻から22日に電話で聞いたという話を明らかにした。後藤さんは昨年10月下旬、拘束されていた知人の湯川遥菜(はるな)さん(42)を助けようとシリアに向かっており、「何が何でも知人を助けたかったのだろう」と、息子の心情を推し量った。


後藤さんの母、解放訴え声明
2015年1月23日(金)10時20分配信 共同通信

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 記者会見で「イスラム国」とみられるグループに拘束されている後藤健二さんの解放を訴える母石堂順子さん=23日午前、東京・有楽町の日本外国特派員協会

 過激派「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を予告した事件で、ジャーナリスト後藤健二さん(47)の母親石堂順子さんが23日午前、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、「健二はイスラム国の敵ではない。解放してください」などと訴える声明文を発表した。

 イスラム国への身代金支払期限は23日午後とされる。石堂さんは声明文で「残された時間はわずか。日本政府の皆さん、健二の命を救ってください」と強調。「(映像が公表されてから)この3日間、ただただ悲しくて泣いていた」と悲痛な思いを記した。


邦人人質事件で連携=日米防衛相が電話会談
時事通信 1月23日(金)10時12分配信

 中谷元防衛相は23日午前、ヘーゲル米国防長官と電話で会談し、過激組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を警告した事件について、「情報収集や人質2人の早期解放に向けた協力や支援を引き続きお願いしたい」と伝えた。ヘーゲル長官は「日本と連帯して立ち向かう。引き続き緊密に連携することを誓う」と応じた。 


首相「解放へ全力を」
2015年1月23日(金)10時10分配信 共同通信

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 首相官邸に入る安倍首相=23日午前

 安倍首相は23日午前の閣僚懇談会で、過激派「イスラム国」とみられるグループが人質の後藤健二さん(47)と湯川遥菜さん(42)を殺害するとして身代金2億ドル(約236億円)を要求した事件について「内閣を挙げて2人の早期解放に全力で取り組んでほしい」と指示した。後藤さんの母親石堂順子さんは記者会見し、後藤さんの解放を訴えた。政府が、グループが72時間以内とした身代金支払いの「期限」を同日午後2時50分ごろと判断する中、事態は緊迫の度を増した。

 菅官房長官は23日の記者会見で、2人の安否に関し「政府としてはさまざまな情報に接しているが、未確認だ」と説明した。


<日本人拘束>「健二はイスラム国の敵ではない」母が会見
毎日新聞 1月23日(金)10時5分配信

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日本外国特派員協会で涙ぐみながら記者会見する後藤健二さんの母、石堂順子さん=東京都千代田区で2015年1月23日午前9時44分、森田剛史撮影

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されたジャーナリストの後藤健二さん(47)の実母・石堂順子さん(78)が23日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見した。「健二はイスラム国の敵ではない。命を救ってください」と涙ながらに訴えた。

【後藤さん母のコメント全文】解放訴え「健二の命を救って下さい」

 石堂さんは100人を超す国内外の報道陣が詰めかけた会場に緊張した面持ちで入り、頭を下げた。会見前には「この3日間、ただただ、悲しくて泣いていました」「イスラム国の皆さん、健二は敵ではありません。解放して下さい」「残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい」などとつづった声明が配られ、石堂さんはその一部を読み上げた。

 石堂さんによると、後藤さんの妻と22日に電話で話した際に「2週間前に赤ちゃんが生まれた」と聞いたという。家族を置いてシリアに向かった後藤さんに最初は憤りを感じ、「生まれて間もない子を残して、なぜ遠いところへ行ったのか」と疑問をぶつけた。妻は「知人を救出するために何が何でもと飛んで行ってしまった」と答え、すでに拘束されていた湯川遥菜さん(42)の救出が渡航の目的と説明したという。

 石堂さんは後藤さんについて「小さい頃から、友達に心優しく接していた」と言葉を詰まらせながら振り返った。記者からイスラム国へのメッセージを尋ねられると、「(湯川さんの)釈放を願って、単身で渡った子です。恨みつらみはやめてほしい」と声を震わせた。【関谷俊介、一條優太】


「健二の命を救って」=後藤さん母が記者会見―「イスラム国」人質事件・東京
時事通信 1月23日(金)10時4分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を警告した事件で、人質となったジャーナリスト後藤健二さん(47)の母石堂順子さん(78)が23日午前、東京都内で記者会見し、「健二はイスラム国の敵ではありません。命を救ってください」と訴えた。
 会見は東京・有楽町の日本外国特派員協会で開かれ、国内外の多くのメディアが参加した。順子さんは冒頭、「日本国民や政府にご迷惑をお掛けし、心からおわびします」と陳謝。「この3日間、ただただ何が起こっているのか分からず、悲しく、迷っていた」と苦しい心境を吐露した。
 順子さんによると、後藤さんは出発の約2週間前に子供が生まれたばかりだった。順子さんと電話で話した後藤さんの妻は、「先に拘束されている知人を救出するため、何が何でもと飛んで行ってしまった」と説明していたという。
 順子さんは「乳飲み子を置いて行った健二に憤りを感じた。子供を守るのは親しかない」と語った。一方で、取材で海外に行く前に順子さんには連絡していなかったことを明かし、「幼い頃から心が優しく、親思いな子だった。心配を掛けまいとしたんだろう」と思いやった。
 時折、声を詰まらせながら、「健二は会って話し合えば分かると判断し、現地に行ったんだと思う。イスラム国の敵ではありません」と繰り返した。ユニセフの活動に協力するなど子供の教育に熱心だったことも挙げて、「無事で帰ったら世界を回って次の世代の教育に携わってほしい。皆さんのお力でどうか命を救ってください」と涙ながらに訴えた。 


後藤健二さんの母が会見「健二はイスラム国の敵ではありません」と呼びかけ
弁護士ドットコム 1月23日(金)10時3分配信

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ジャーナリスト後藤健二さんの母・石堂順子さん

イスラム国に拘束されていると見られるジャーナリスト・後藤健二さんの実母という石堂順子さんが1月23日朝、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。

石堂さんは会見の冒頭、「健二が大変ご迷惑をおかけしていることを心よりお詫びします」と述べた。そして、「健二はイスラム国の敵ではありません」と、イスラム国に向けて呼びかけた。

石堂さんは会見に先だってメッセージが記された紙を配布した。その全文は次の通り。

●会見で配布されたメッセージ

私は石堂順子と申します。

ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。

多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。

日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫びします。

私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。

健二は幼い頃から心の優しい子でした。

健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。

中立な立場で戦争報道をしてきました。

イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放して下さい。

日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。

日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。

日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。

あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。


【イスラム国日本人殺害予告】後藤さんの母が会見
スポーツ報知 1月23日(金)9時59分配信

 過激派「イスラム国」に拘束されているジャーナリストの後藤健二さん(47)の母・石堂純子さんが23日、外国人記者クラブで涙ながらに会見をした。

 石堂さんは「奥さんと2週間前に生まれた子供を置いて知人を助けに行った」と話すと「健二はイスラム国の敵ではない。解放してください」と訴えた。


<イスラム国拘束>母が解放訴え「健二の命 救って下さい」
毎日新聞 1月23日(金)9時48分配信

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日本外国特派員協会で涙ぐみながら記者会見する後藤健二さんの母、石堂順子さん=東京都千代田区で2015年1月23日午前9時44分、森田剛史撮影

 ジャーナリストの後藤健二さん(47)の母・石堂順子さんが23日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)での記者会見の冒頭に、コメントを発表した。

 コメント全文は以下の通り。

   ◇  ◇  

 私は石堂順子と申します。

 ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。

 多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫びします。

 私はこの3日間、ただただ、悲しくて泣いていました。表現できません。

 健二は幼い頃から心の優しい子でした。

 健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。

 中立な立場で戦争報道をしてきました。

 イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放して下さい。

 日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。

 日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。

 日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。

 あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。


殺害警告期限迎え緊迫=安倍首相「早期解放へ全力」―邦人人質事件
時事通信 1月23日(金)8時56分配信

 シリアとイラクで活動する過激組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人の殺害を警告した事件は、「72時間」とされる身代金支払いの期限の23日を迎えた。安倍晋三首相は同日午前の閣僚懇談会で、「内閣を挙げて2人の早期解放に全力で取り組むように」と指示した。政府は人質解放に向け努力を続けているが、解決のめどは立っておらず、事件は緊迫局面に入った。
 菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、2人の安否について「さまざまな情報には接しているが、未確認だ」と説明。「極めて厳しい状況だが、政府としては人質解放に向けて今後も最大の努力をしたい」と強調した。
 政府は同日午後、首相官邸で国家安全保障会議(日本版NSC)を開き、殺害警告事件への対応を協議した。
 ヨルダンの首都アンマンに設置された現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣は23日未明(日本時間同日午前)、記者団に対し、首相の難民支援表明について、「非軍事分野(の支援)という信念は変わっていない。(イスラム国側に)理解いただけると信じている」と、祈るような表情で語った。
 人質となっているのは湯川遥菜さん(42)、後藤健二さん(47)。イスラム国は、2億ドル(約235億円)の身代金を72時間以内に支払うよう要求するビデオ声明を20日に投稿したとされる。政府は20日午後に動画を確認しており、政府内には23日午後が期限との見方もある。
 政府は、トルコやカタールなどイスラム国と接触し得る中東諸国や部族、イスラム教指導者らを通じ、「24時間態勢」(中山外務副大臣)で情報収集を続けている。ただ、現状では手掛かりを得られていないもようだ。 


邦人人質、迫る「72時間」=「無事で」「猶予を」―焦燥募らす2人の知人ら
時事通信 1月23日(金)8時0分配信

 過激組織「イスラム国」を名乗るグループが、ジャーナリスト後藤健二さん(47)と湯川遥菜さん(42)を拘束し殺害を警告した事件は、23日午後で丸3日が経過する。グループは「72時間」以内の身代金の支払いを要求しているが、期限は明確ではない。知人らは祈る思いで推移を見守った。
 後藤さんは、紛争地域の子どもの人権をテーマに取材を続けてきた。後藤さんが支援に協力した日本ユニセフ協会の関係者は「人に寄り添う温かい視点を持ち、とにかく平和を願う人だった。どうか無事解放してほしい」と訴えた。
 同協会によると、後藤さんは2003年、ユニセフが小中学校で行う出張授業に、自らの取材映像を提供。以来、講演などで協力するようになり、出身地の仙台市にある宮城県ユニセフ協会事務局長の五十嵐栄子さん(61)によると、東日本大震災後は、ユニセフが行う被災地支援活動を映像に残すなどしていた。
 日本ユニセフ協会広報室長の中井裕真さん(49)が忘れられないのは、12年にヨルダンのシリア難民キャンプから送られてきたクリスマスメールだ。幼い兄弟の写真に「彼らにもプレゼントが来る日を」とのメッセージが添えられていた。「兄弟の笑顔から、撮った後藤さんの優しさがあふれている」と言う。
 「子供が生まれるスタッフにお守りを送ってくれるなど、細かい気配りができる人だった」と中井さん。「映像では72時間と言っていたが、具体的な日時は示されていない。交渉次第だと信じている。とにかく無事を祈るだけ」と話した。
 一方、湯川遥菜さん(42)が設立した民間軍事会社の顧問木本信男さん(70)は「時間の猶予をくれとか、命だけは助けてくれとか、交渉の余地はあるのだろうか」と不安を語った。


「72時間」募る焦り…必ず生きて帰って
読売新聞 1月23日(金)7時49分配信

 「イスラム国」を名乗る過激派組織が期限とした「72時間」がきょう23日に迫る中、救出に向けた動きが22日も続いた。

 誰が交渉するのか、窓口はどこなのか。ジャーナリストの後藤健二さん(47)と湯川遥菜(はるな)さん(42)を知るゆかりの人は、「必ず生きて帰って」と無事を祈った。

 「生きて帰ってきてくれる。それしか考えられない」。パキスタンで貧しい子供たちの就学を支援する国際支援団体代表の喜多村(きたむら)潤さん(29)(横浜市)は、焦りの色をにじませた。

 後藤さんとは約5年前に知人の紹介で知り合った。後藤さんは、中東やアフリカの難民キャンプで撮影した映像を国際機関に届けるなどして、子供たちへの支援を広げようとしていた。

 喜多村さんは、危険を冒してまでも、子供たちのために献身する姿に共感した。「苦しんでいる子供たちの声を世界に届けることが彼の目標だった」と語り、「政府は交渉のため何をすべきかを整理して冷静に対応して」と訴えた。

 長崎市の児童養護施設「明星園」の奥貫賢治園長(66)も「とにかく命だけは助かってほしい。子供たちも同じ気持ちです」と願った。

 後藤さんは2010年10月、同施設を訪れ、約40人の子供たちと交流。取材に使う無線機を見せながら、ジャーナリストの仕事を説明した。子供たちと夕食をともにし、「おいしいね」とカレーをおかわり。この年のクリスマスに後藤さんから、チョコレートが届けられた。22日朝には、小学生の女児が奥貫園長に「あのおじちゃん、どうなったの?」と心配そうな表情で聞いてきたという。

 自身が主催するトークイベントで後藤さんに紛争取材の経験を語ってもらった大阪府豊中市の演出家、馬場さくらさん(41)は「『ただいま』と帰ってきてくれると信じています」と祈るように語った。

 湯川さんが設立した会社の顧問を務める元茨城県議の木本信男さん(70)(水戸市)も「命だけは助かってほしい」と声を振り絞るように話し、「身代金を用意するにしても、わずか72時間では難しいことは誰でもわかる。何一つ理解できない」と怒りをにじませた。


「何か起こっても責任は私にあります」後藤さん
読売新聞 1月23日(金)7時44分配信

 【キリス(トルコ南部)=溝田拓士】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されたジャーナリストの後藤健二さん(47)のガイドを務めたことがあるというシリア人のアラアッディーン・ザイムさん(34)が22日、トルコ・キリスの国境検問所で読売新聞の取材に応じた。

 アラアッディーンさんの携帯電話には、後藤さんのビデオメッセージが残されている。

 後藤さんはこのビデオの中で「これからラッカに向かいます。何か起こっても責任は私自身にあります。シリアの人たちに責任を負わせないでください。必ず生きて戻ります」などと、はっきりした口調で語りかけている。

 ビデオの長さは2分26秒。日本語の後、英語でも同じ内容を説明した。

 アラアッディーンさんによると、ビデオメッセージは、アラアッディーンさんが昨年10月25日午前、シリア北部マーレアで携帯電話を使って撮影したという。

 シリア北部アザーズ在住のアラアッディーンさんは2012年夏から、後藤さんのシリア内戦取材で案内役を務めていたといい、後藤さんが別の案内役とマーレアからイスラム国方面に移動する直前、ビデオメッセージの撮影を依頼された。後藤さんは、「連絡が1週間途絶えたら家族に電話してほしい」と伝言を残したといい、アラアッディーンさんは1週間後、後藤さんの家族に連絡。その後、日本政府関係者にも計4回、事情を話したという。

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