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2015年1月31日 (土)

過激組織「イスラム国」(IS)日本人人質2人を殺害・19

シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」(IS)を名乗るグループが20日、湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表した。「イスラム国」(IS)による日本人殺害警告が確認されれば初めてとなる。

政府は1日朝、過激組織「イスラム国」(IS)とみられる組織が後藤健二さんを殺害したとする動画をインターネットで公開したことを受け、首相官邸で関係閣僚会議を開き、国際社会と連携してテロ対策に臨んでいく方針を確認した。
政府は午前7時すぎから関係閣僚会議を開催。この中で安倍晋三首相は「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携する。日本がテロに屈することは決してない」と強調した。また首相は「中東への食料支援、医療支援といった人道支援をさらに拡大していく」と述べ、引き続き中東に関与していく方針を表明。同時に「国内外の日本人の安全確保を徹底する」と述べた。 

※以上、時事通信の報道をもとに構成。

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リンク:<「イスラム国」>菅官房長官「激しい憤り」 後藤さん動画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:画像の信ぴょう性を確認中=岸田外相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん殺害か、ネットに新声明 - 速報:@niftyニュース.
リンク:対テロ、国際社会と連携=邦人安全確保に万全―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」人質>要求変遷の意図は プロ同士情報戦か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」人質>胸痛める後藤さん知人「やつれてる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朝日記者がシリア国内で取材 「非常に危険」外務省幹部が強い懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 長期戦にらむ意見相次ぐ「交渉進まないのは当然」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」人質>高官「できること待つこと以外ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:期限から2日…ヨルダン情報相「更新情報なし」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「テロを断固非難」と外務省 パキスタンの爆発で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:人質解放へイスラム国と駆け引き - 速報:@niftyニュース.
リンク:安倍首相「緊張感持ち対応を」=後藤さん安否なお不明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」不気味な沈黙のウラ 水面下で別交渉進展か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん妻を引っ張り出した卑劣「イスラム国」 透けて見える弱みと焦り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 岸田外相「現状を今一度確認」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府高官「進展ない」=人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」拘束>シリア=ISじゃない…友好支援団体 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朝日の複数記者、外務省が退避要請のシリア入国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」拘束>後藤さん情報、収集続ける - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「生還のため最後まで努力」…中山外務副大臣 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 政府「情報収集だ」警戒態勢続く 新たな動き出ず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府、午後に閣僚会議=情報収集を継続―日本人人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」拘束>岸田外相「週末も緊張感もって対応」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 身代金など控える要請、米からない 佐々江駐米大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府、交渉見守る構え…情報も逐一届かず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん妻の闘い 気丈「助けたい」一心 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん妻の声明全文 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」支持者、ネット書き込み 「日本人記者を誘拐しろ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トルコ南部 「取材自粛」外務省要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヨルダンで救出デモ「2人は必ず帰ってくる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」脅迫 日本政府、家族と緊密連絡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」脅迫 政府、冷静対応努める ヨルダン・トルコと連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:軍パイロット解放に全力と声明 - 速報:@niftyニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<「イスラム国」>菅官房長官「激しい憤り」 後藤さん動画
毎日新聞 2月1日(日)6時37分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が拘束していた後藤健二さん(47)を殺害したとする動画が1日早朝、インターネット上に公開された。菅義偉官房長官は同日午前6時に首相官邸で緊急記者会見し、「後藤健二氏が殺害されたとみられる動画が配信された。非道かつ卑劣きわまりないテロ行為が再び行われたことに、一層激しい憤りを禁じ得ない。断固として非難する」と述べた。菅氏は国家安全保障局長と内閣危機管理監に対し、関係省庁と連携して情報収集するなどの対応を指示し、関係閣僚会議をただちに開催する考えを示した。菅氏は記者団との質疑は行わなかった。【高橋克哉】


画像の信ぴょう性を確認中=岸田外相
時事通信 2月1日(日)6時34分配信

 岸田文雄外相は1日早朝、後藤健二さんが殺害されたとみられる画像が投稿されたことについて、外務省で記者団に「強い憤りを感じる。それ以上は現在(信ぴょう性を)確認中だ」と語った。 


後藤さん殺害か、ネットに新声明
2015年2月1日(日)6時5分配信 共同通信

Photo
 1月27日、インターネット上に公開された後藤健二さんの音声付き画像。ヨルダン人パイロットとみられる男性の写真を掲げている

 【アンマン共同】中東の過激派「イスラム国」を名乗るグループの人質になっていたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)=仙台市出身=が殺害されたとみられる新たな映像声明が1月31日夜(日本時間2月1日早朝)、インターネット上で公開された。安倍晋三首相は日本時間1日午前6時40分から官邸で記者団に「後藤健二さんを殺害したとみられる動画が公開された」と述べた上で「痛恨の極みだ。非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える」と憤りをあらわにした。

 日本政府は同7時から官邸で関係閣僚会議を開催。安倍首相はさらなる情報収集に努めるよう指示した。


対テロ、国際社会と連携=邦人安全確保に万全―政府
時事通信 2月1日(日)5時49分配信

 政府は1日朝、過激組織「イスラム国」とみられる組織が後藤健二さんを殺害したとする動画をインターネットで公開したことを受け、首相官邸で関係閣僚会議を開き、国際社会と連携してテロ対策に臨んでいく方針を確認した。
 政府は午前7時すぎから関係閣僚会議を開催。この中で安倍晋三首相は「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携する。日本がテロに屈することは決してない」と強調した。
 首相は「中東への食料支援、医療支援といった人道支援をさらに拡大していく」と述べ、引き続き中東に関与していく方針を表明。同時に「国内外の日本人の安全確保を徹底する」と述べた。 


<「イスラム国」人質>要求変遷の意図は プロ同士情報戦か
毎日新聞 1月31日(土)21時41分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)に後藤健二さん(47)が拘束された事件。IS側は後藤さんとみられる映像や音声を4回ネットに公開した。要求を次々と変えた意図は何か?

 中東を研究する水口章・敬愛大教授は、欧米人が拘束された時と同様、黒ずくめの男とともに後藤さん、千葉市出身の軍事関連会社経営、湯川遥菜さん(42)を映し、2億ドルを要求した1本目(20日)は「直接攻撃に参加しなくても、(米英ヨルダンなど)有志国連合に協力すれば拘束対象になることを全世界にアピールする狙いがあった」と分析する。

 一方、後藤さんの静止画や音声が使われた2本目(24日)以降は、内容がヨルダンで収監されている死刑囚と後藤さんの交換で一貫しており「これが本当の狙い」と推測する。4本目(29日)以降はIS側からの動きは表面上ないが「水面下で交渉が続いている」とみている。

 IS側の要求に基づき、後藤さんの妻は29日、「これが夫にとって最後のチャンスになることを恐れている」などとする声明を発表した。この点について、水口教授は「日本国内で後藤さんの解放を求める国民からの圧力が強まるのを狙ったのではないか」と話す。

 板橋功・公共政策調査会第一研究室長は、3本目(27日)でヨルダン人パイロットとの「交換」ではなく、死刑囚と後藤さんの1対1であることを強調した点に着目する。「パイロットも含めた交換を意図しているのではないか」との報道や、湯川さん殺害を示す2本目の写真の信ぴょう性を疑問視する声があり、「ISの意図と異なる報道が続き、フラストレーションがたまった」とみる。

 板橋氏は、ISにイラクの旧フセイン政権の情報機関出身者がいるとみており「高いレベルの情報機関を持つヨルダンとの間で、プロ同士の情報戦が繰り広げられている」と分析する。【鈴木泰広、高島博之】


<「イスラム国」人質>胸痛める後藤さん知人「やつれてる」
毎日新聞 1月31日(土)21時37分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)に後藤健二さん(47)が拘束された事件は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。後藤さんの最後の画像が公開されてから31日夜で既に4日が経過した。知人らは「だんだんやつれていっている。追い込まれているのではないか」と心配する。

 「普段は柔和な印象だが、映像では表情が硬く頬もこけている。声も押し殺したような感じで緊張感が半端ではないのだろう」。番組制作で知り合い、約15年前から親交のある元NHKプロデューサーの永田浩三・武蔵大教授は話す。映像を通じ戦争の悲惨さを訴えてきた後藤さん。「映像の力を知っているから、今回の映像が与える影響をすごく怖いと思っているのではないか」と胸中を推し量る。「地獄のような状況だろうが、つらい目に遭っていることを見せないように振る舞おうとする意志を感じた」と語る。

 元警察庁科学警察研究所副所長の鈴木隆雄氏(鈴木法科学鑑定研究所長)は24、27日の音声を分析。「27日は24日より早口になっており、緊張感が高まっているように感じた」とみる。さらに「27日はボリューム調整が行われていないように感じられ、ISが急いで録音を行ったのではないか」とも話す。

 後藤さんとともにアフリカ・ザンビアの難民キャンプなどの調査をしたことがある杉木明子・神戸学院大教授は「拘束後の3回の画像を見ると、次第に覇気がなくなり、やつれてきたようだ。私の知っているエネルギッシュな表情とは、まるで違う」と胸を痛める。

 IS側の指定した死刑囚との交換期限は現地時間の29日日没(日本時間29日深夜~30日未明)だった。杉木教授は「安否が心配。ネットで報道などを確認しているが、どの情報が正しいのかも分からない」と不安を募らせた。【一條優太、青島顕】


朝日記者がシリア国内で取材 「非常に危険」外務省幹部が強い懸念
産経新聞 1月31日(土)20時44分配信

 朝日新聞のイスタンブール支局長が、シリア国内で取材していることが31日、分かった。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件を受け、外務省は1月21日、報道各社にシリアへの渡航について「いかなる理由であっても」見合わせるよう求めている。外務省幹部は「記者も当事者意識を持ってほしい。非常に危険で、いつ拘束されてもおかしくない」と述べ、強い懸念を示した。

 支局長はツイッターで、26日にシリア北部のアレッポに入ったと伝え、現地の様子を写真を交えてリポートしている。


イスラム国殺害脅迫 長期戦にらむ意見相次ぐ「交渉進まないのは当然」
産経新聞 1月31日(土)20時36分配信

 【アンマン=森本充】「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、現地対策本部が置かれているヨルダンの日本大使館では、31日も職員らが24時間態勢で情報収集などに追われた。

 ヨルダンでは、後藤健二さん(47)と同様にイスラム国に拘束されているヨルダン軍パイロットの解放が最大の争点となっている。

 ただ、事態は膠着(こうちゃく)状態の様相を呈しており、ヨルダン市民の間では、“長期戦”になるという観測が広がっている。

 靴店を営むマハムード・ザーレハさん(74)は「(イスラム国は)人命を弄んでいるだけで、交渉に使う2人に本当に危害を及ぼすことはないだろう」と指摘した上で、「パイロットが生きていることが示されない限り交渉が進まないのは当然のことだ」と話した。


<「イスラム国」人質>高官「できること待つこと以外ない」
毎日新聞 1月31日(土)20時22分配信

 政府は後藤健二さんの解放に向けて情報収集に全力を挙げている。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=IslamicState)との人質交渉で厳しい立場に立たされるヨルダンだけでなく、トルコ、エジプトなど周辺各国にも協力を求めながら早期解決を目指している。

 安倍晋三首相は31日、首相公邸で菅義偉官房長官と岸田文雄外相から報告を受け、「極めて厳しい状況にある中で、ヨルダンをはじめ関係各国と緊密に連携を取り、後藤さんの解放に向けて最大限、引き続いて緊張感を持って当たるように」と指示した。

 政府はヨルダンとの連携を最重視しているが、ヨルダンは軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉とサジダ・リシャウィ死刑囚の解放交渉の対応に苦慮しているため、周辺諸国による協力にも期待を寄せている。日本と関係が深いトルコ、エジプトなどの周辺国に加え、イラク・シリアでISを空爆する「有志国連合」の米国、英国、フランスなど欧米各国へも支援を要請し、後藤さんの安否確認も含めた情報収集を急いでいる。

 岸田氏は外務省で記者団に「すぐに何か起こっても不思議はないし、まったく予断はできない。あらゆる事態に備えて全力を尽くさなければならない」と語った。

 菅氏は加藤勝信、世耕弘成、杉田和博各官房副長官らと首相官邸に詰め、協議を続けた。政府高官は「情報収集と各国への協力要請を続けているが、できることは待つこと以外にない」と語った。【木下訓明、高橋恵子】


期限から2日…ヨルダン情報相「更新情報なし」
読売新聞 1月31日(土)19時47分配信

 【アンマン=溝田拓士、シャンルウルファ(トルコ南部)=酒井圭吾】イスラム過激派組織「イスラム国」を名乗るグループによる日本人人質事件は、1月31日、イスラム国がジャーナリストの後藤健二さん(47)とサジダ・リシャウィ死刑囚(ヨルダンで収監中)の引き渡し期限とした同29日日没(日本時間29日深夜)から2日が過ぎた。

 イスラム国は同29日のメッセージ以降、新たなメッセージなどを公表しておらず、交換交渉にあたるヨルダンのモマニ情報相は同31日午前(同31日夕)、本紙の取材に「更新情報はなく、調査を続けている」と語った。

 1月30日夜(同31日未明)には、イスラム国の広報担当とみられる男が、ツイッターに「新しいメッセージを間もなく出す」と書き込んだが、その後の動きは確認されていない。一方で、イスラム国とヨルダン政府による水面下の交渉は続いている模様で、アンマンの日本政府現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣は1月31日未明(同31日朝)、記者団に「事態が推移している状況だ」と説明した。


「テロを断固非難」と外務省 パキスタンの爆発で
産経新聞 1月31日(土)18時24分配信

 外務省は31日、パキスタン南部で30日に起きたテロとみられる爆発で多数の死傷者が出たことについて「許し難い行為であり、テロ行為を断固非難する」との報道官談話を発表した。「多くの死傷者が出た出たことに強い衝撃と悲しみを覚える。いかなるテロ行為も正当化し得ない」と強調した。

 爆発はイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で発生し、過激派「イスラム国」を支持する組織が犯行声明を出したという。


人質解放へイスラム国と駆け引き
2015年1月31日(土)18時11分配信 共同通信

 【アンマン共同】中東の過激派「イスラム国」を名乗る組織による邦人人質事件で、ヨルダン政府は31日、フリージャーナリスト後藤健二さん(47)解放交渉の焦点となっている、ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉(26)の生存確認を求め、イスラム国側との駆け引きを続けたもようだ。交渉の内情は不明だが、ヨルダン政府は部族関係者や宗教指導者らの仲介者を通じイスラム国に働き掛けているとみられる。

 犯人側は29日未明(日本時間同日朝)の声明を最後に沈黙。表立った動きを止めており、「膠着状態」だ。


安倍首相「緊張感持ち対応を」=後藤さん安否なお不明
時事通信 1月31日(土)17時54分配信

 安倍晋三首相は31日午後、首相公邸で菅義偉官房長官、岸田文雄外相と会い、過激組織「イスラム国」が後藤健二さんを拘束している事件について、現状の報告を受けた。席上、首相は「極めて厳しい状況にある中で、ヨルダンはじめ関係各国と緊密に連携を取り、後藤さんの解放に向け引き続き緊張感を持って当たるように」と指示した。
 政府はこの日もヨルダン政府への協力要請や情報収集に全力を挙げた。だが、ヨルダンとイスラム国の人質解放交渉は動きが見られず、犯行組織からの新たなメッセージも確認されていない。後藤さんの安否についても、政府高官は「分からない」と述べた。
 菅長官は、首相への報告に先立ち、官邸に加藤勝信、世耕弘成両副長官や谷内正太郎国家安全保障局長、外務省幹部らを集めて情報集約のための会議を開催。外務省も緊急対策本部を開いた。
 岸田外相は外務省に登庁した際、記者団に「今すぐ何か起こっても不思議はない。(展開は)全く予断できない」と語った。 


「イスラム国」不気味な沈黙のウラ 水面下で別交渉進展か
夕刊フジ 1月31日(土)16時56分配信

 イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、イスラム国とヨルダン政府側による解放交渉が、さらに緊迫感を増している。後藤健二さん(47)とヨルダン人パイロット、イラク人の女死刑囚の3人のほか、水面下で別交渉も進められているとの観測もある。一方的に設定した女死刑囚の移送「期限」が過ぎても、沈黙を続けるイスラム国。後藤さんの安否が心配される中、イスラム国の次なる出方に、関係者は神経をとがらせている。

 「事態は膠着(こうちゃく)状態になっている」

 アンマンの現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣は30日夜(日本時間31日早朝)、記者団に後藤さんの生還についての認識をこう語った。

 後藤さん解放の条件として、イラク人の女、サジダ・リシャウィ死刑囚(ヨルダンで収監中)の釈放を要求するイスラム国は、人質を殺害する期限とした「29日の日没」(日本時間29日深夜)から30時間以上過ぎても人質に関する発信をしていない。

 29日午後(日本時間同日夜)には、ヨルダン政府はイスラム国に拘束された軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の生存確認の証拠が最優先だと表明。ボールはイスラム国に再び投げられた形となっており、後藤さんとカサスベ中尉の生還は予断を許さない情勢となっている。

 人質交渉は難航しているもようだが、水面下では何が行われているのか。ヨルダンの専門家の間では、表に出ていない別の人物の解放に向けた交渉が並行して進められているとの観測も出ている。

 イスラム過激派の事情に詳しいヨルダンのアルワン・シェハーダ氏は産経新聞に対し、「後藤さんとリシャウィ死刑囚の交換とは別に、カサスベ中尉は、ヨルダンにいる55人のイスラム国関連の受刑者の釈放に使われる、と聞いている」と話す。また、現地のシンクタンクの所長は同紙に「政府は後藤さんとカサスベ中尉を解放させるため、さらに多くの受刑者を釈放する並行協議をしたいとの意向を示している」と述べた。

 イスラム国はなぜ沈黙を続けるのか。『イスラムのテロリスト』(講談社プラスアルファ新書)の著書があるジャーナリストの黒井文太郎氏は、「ヨルダン政府は情報統制を徹底しており、日本政府にすべては明らかにしていない可能性がある。現状では、何らかの交渉が続いている可能性のほか、イスラム国がカサスベ中尉に関する映像公開などに手間取っている可能性も考えられる。ヨルダン政府が水面下でリシャウィ死刑囚の釈放を伝えない限り、交渉は決裂するだろう。イスラム国は言ったことはやる、というルールを徹底している。事態は楽観視できない」と話す。

 後藤さん救出は今が、正念場だ。


後藤さん妻を引っ張り出した卑劣「イスラム国」 透けて見える弱みと焦り
夕刊フジ 1月31日(土)16時56分配信

 どこまで狡猾なのか。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、拘束されているフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の妻の声明が初めて公表された。「次は健二だ」。妻はイスラム国のメッセージを世界に公表するよう強要するメールを受けていたという。妻は後藤さん解放に残された時間は少なく、これが「最後のチャンス」かもしれないとも訴えた。要求を通すためには家族も脅す。冷血なテロ集団に世界が憤っている。 

 イスラム国に拘束されている後藤さんと、ヨルダンで収監中の女テロリスト、サジダ・リシャウィ死刑囚の人質交換の件で、イスラム国側が設定した死刑囚のトルコ国境への移送の期限が、29日深夜に過ぎた。

 一方、ヨルダンは、イスラム国に捕らわれたヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)とリシャウィ死刑囚の交換を要求。パイロットの安否が確認できずにいるため、ヨルダン政府は死刑囚が期限後もヨルダン国内にいるとしている。

 イスラム国が29日、インターネット上で公開した画像声明のなかで、後藤さんとされる男性が「私(=後藤さん)の命と引き換えにリシャウィ(死刑囚)をトルコ国境に連れてこなかった場合、ヨルダン軍パイロットをただちに殺害する」と通告していたことから、後藤さんらに危害が加わっていないか、緊張状態が続いている。

 身柄交換が膠着化するなか、これまで沈黙を守ってきた後藤さんの妻が29日午後10時過ぎ、ロイター通信を通じて、後藤さん解放に残された時間は少なく、ヨルダン、日本両政府に命運が委ねられていることを理解してほしい-と訴える声明を公表した。

 流ちょうな英語で約3分50秒にわたって語られ、英BBCをはじめ、米CNNが相次いで報道。英ロンドンのジャーナリスト支援団体からも発表されるなど一瞬にして世界を駆け巡った。

 声明のなかで、妻は昨年10月26日以降、後藤さんの解放に向けて水面下で努力してきたとし、メディアの取材に応じなかった理由として取材から家族を守るためだったと打ち明けた。

 端々に辛く苦しい家族の心情がにじみ、「これ(=後藤さんの救出交渉)が私の夫にとって、最後の機会になってしまうことを恐れている」とし、「夫と私には2人の小さな娘がいる。次女は夫が(日本を)離れたとき、わずか生後3週間だった。長女は2歳で、彼女が父親に再び会えることを願っている」と吐露。後藤さんについては「苦しんでいる人たちのことを伝えるためにシリアに行った」とし、昨年8月に身柄を拘束された「湯川遥菜さんを捜そうとしたのかもしれない」と振り返った。

 イスラム国にこのメッセージを国際的なメディアに公開しろ、さもなくば「次は健二だ」と要求される内容をメールで突き付けられていたという。

 29日発売の週刊文春によると、妻は東大を卒業し、現在、政府系機関に勤務しているとされる。

 声明の中で妻は、幼いころ家族とともにヨルダンで過ごし、アンマンの学校に通っていたことにも触れ、「ヨルダンとその国民に親愛の情と懐かしい思い出があります」とも語っている。

 なぜ、イスラム国は後藤さんの妻まで引っ張り出す必要があったのか。

 中東情勢に詳しい国際政治アナリストの菅原出(いずる)氏は「『イスラム国』に焦りの色が透けてみえる。どうしてもリシャウィ死刑囚を取り返したいと思っているのだろう。逆に言えば、イスラム国のほうにも“弱み”があることを露呈した」と指摘し、こう続ける。

 「これまでの外国人誘拐は、組織のプロパガンダが主な目的だった。あわよくば金や物資をせしめ、できなければ殺してしまえばいいというのが基本スタンスで、欲しいものがないから“弱み”もなく、交渉で優位に立てた。だが、今回は、何度も期限を引き延ばし、頑なにリシャウィ死刑囚の身柄にこだわっている。米国が主導する有志連合が敷く包囲網で資金が枯渇し、戦力もダウンしている。リシャウィ死刑囚奪還によって支持者からの信頼を取り戻し、求心力を回復しようという狙いがあるのだろう」

 後藤さんの妻は、声明の中で、昨年12月2日からイスラム国側と電子メールでやりとりしてきたことも明かしている。数度にわたる接触で、イスラム国側が後藤さんの妻に「利用価値がある」と踏んだ可能性もある。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「後藤さんの奥さんは日本政府よりも先にイスラム国とコンタクトを取ってきた。その過程で、イスラム国側は、英語が堪能でヨルダンで過ごしたこともあるという彼女が有能であると考えたのだろう。米国をはじめとした有志連合の攻撃でイスラム国は弱体化の一途をたどっている。是が非でも後藤さんを使ってリシャウィ死刑囚を釈放させ、世界にその存在をアピールしたい。その最終手段として奥さんに声明を発表させたのではないか」と分析している。

 ■後藤さん妻声明要旨 

 私はシリアのグループに拘束されているジャーナリスト、後藤健二の妻です。彼は、2014年10月25日に私から引き離され、私は彼の救出のために舞台裏で精力的に取り組んできました。

 夫と私には幼い2人の娘がいます。健二が出発したとき、赤ちゃんはまだ生まれて3週間でした。まだ2歳である長女が、再び父親に会えることを願っています。2人とも父親のもとで成長してほしい。

 私の夫は人々の窮状を伝えるためにシリアに行きました。人の良い、正直な人です。夫は湯川遥菜さんを捜そうとしたのかもしれません。私は遥菜さんの死を本当に悲しく思います。私の思いは彼の家族とともにあります。

 健二がトラブルに巻き込まれたことを知ったのは12月2日に拘束したグループからメールを受け取ったときでした。

 その後、グループとの間でメールのやり取りがありましたが、過去20時間の間に誘拐犯は、最新で最後と思われるものを私に送信してきました。

 「あなたがこのメッセージを世界のメディアに公表しなければ、健二は次(の犠牲者)になるだろう。29日の日没までにリシャウィ死刑囚をトルコ国境で健二と交換する準備ができない場合、ヨルダンのパイロットは直ちに処刑されるだろう」

 私は、これは夫の最後のチャンスであることを恐れています。2人の男性の運命はヨルダンと日本政府の手にあることを理解していただけるよう願います。

 私はヨルダンと日本の政府の努力に感謝します。両国の人々の思いやりに感謝します。私の家族はヨルダンにいて、私は12歳までアンマンの学校に通いました。私はヨルダンとヨルダンの人々に深い愛情と思い出を持っています。

 夫とヨルダンのパイロット、モアズ・カサスベ中尉の生存を祈っています。

 ※原文は英語。フリージャーナリストと家族を支援する国際NGO団体「ローリー・ペック・トラスト」のサイトから


イスラム国殺害脅迫 岸田外相「現状を今一度確認」
産経新聞 1月31日(土)16時16分配信

 岸田文雄外相は31日午後、「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に関し「現地とも連絡し、現状を今一度確認したい。現地もこれから1日が始まる時間帯なので、引き続き全力で後藤さん解放に向けて努力する」と述べた。外務省で記者団に語った。

 ヨルダンの現地対策本部で指揮をとる中山泰秀外務副大臣は「膠着(こうちゃく)状態になっている」と述べたが、岸田氏は「今すぐ何か起こっても不思議はないし、全く予断はできない。あらゆる事態に備えて全力をつくさなければならない」とした。


政府高官「進展ない」=人質事件
時事通信 1月31日(土)15時19分配信

 政府高官は31日午後、過激組織「イスラム国」による日本人人質事件の状況について「進展はない」と述べた。 


<「イスラム国」拘束>シリア=ISじゃない…友好支援団体
毎日新聞 1月31日(土)15時0分配信

 ◇誤解を危惧 寄付金減少で活動に支障も

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人拘束事件は、日本とシリアの友好を支える団体にも影響を及ぼしている。関係者が懸念するのは、シリアとISが同一視されることだ。国連によると、紛争が続くシリアの難民や国内避難民は約645万人に上る。日本国内では複数の団体が支援をしているが、活動に支障が出ているケースもある。

 日本シリア友好協会(千葉県浦安市)は、日本で寄付を集め、シリアの難民キャンプに毛布や薬などを援助している。ISによる後藤健二さん(47)らの殺害予告がインターネットで明らかになった今月20日以降、協会への寄付は2割減った。今月下旬に開催を予定していたシリア難民に関する報告会も中止になった。

 同協会のシハブ・モハメッド会長(45)は「日本ではISとシリアを同じだと思っている人が多い。寄付集めの最大の機会である報告会が中止になったことも痛い」と残念がる。

 支援物資を現地に運ぶことも難しい状態だ。シハブ会長は今月末にも、フリージャーナリストの西谷文和さんと一緒にトルコ国境に向かい、シリアの難民キャンプに食料などを援助する予定だった。しかし情勢が緊迫化しているとして外務省から渡航を止められている。

 同協会は殺害予告後の24日、「日本の家族にとってかけがえのない人質を解放するようイスラム国に懇願する」との声明を発表。シハブ会長は「後藤さんが無事に解放されることはシリア人の思いだ。同時に難民への支援が滞ることも避けなければいけない」と強調する。

 青年海外協力隊として活動した人たちで組織し、シリア難民を支援する市民団体「サダーカ」(横浜市)。年に数回開く勉強会には多い時で100人ほどが参加する。後藤さんの解放が見通せない中、桑田和幸事務局長(67)はシリアへの誤解が広がることを危惧する。「私たちはシリアでの活動を通じて、この国のよさを感じている。誤解が広がらないよう、今後も地道に活動していきたい」

 1979年からパレスチナやアフガニスタンなどの難民支援をしている京都市の公益社団法人「日本国際民間協力会」の大豊盛重広報部長(36)は「これから私たちの活動にどう響くのか見えない。日本と中東の関係に亀裂が生じないよう、事件が平和的に解決してほしい」と話す。

 同会はヨルダンにも難民支援センターを置き、日本人とヨルダン人の職員が活動している。事件後、安全な行動を職員に呼びかけるなど緊張状態が続く。「今まで通り中立を貫いて人道的な活動を続けていれば、日本と中東の間に不安が生じたとしても、払拭(ふっしょく)に貢献できる」と大豊さんは話している。【川上晃弘、奥山智己】


朝日の複数記者、外務省が退避要請のシリア入国
読売新聞 1月31日(土)13時33分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件で、外務省が退避するよう求めているシリア国内に、朝日新聞の複数の記者が入っていたことが31日分かった。

 同省は21日、日本新聞協会などに対し、シリアへの渡航を見合わせるよう強く求めていたが、朝日のイスタンブール支局長はツイッターで、26日に同国北部のアレッポに入り、現地で取材した様子を発信していた。

 朝日新聞社広報部は「イスタンブール支局長はシリア政府のビザを取得したうえで、取材のために入っている。記者は当初の予定・計画に従って行動・取材をしている」と回答。同省から記者を出国させるよう要請があったかについては「回答を差し控える」としている。


<「イスラム国」拘束>後藤さん情報、収集続ける
毎日新聞 1月31日(土)12時41分配信

 政府は31日も、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に拘束された後藤健二さんに関する情報収集を続けた。安倍晋三首相は同日も、首相官邸の隣にある公邸に滞在し、事態の緊迫化に備えた。同日午後には菅義偉官房長官が官邸に入り、現地対策本部の中山泰秀副外相から状況の報告を受ける。

 世耕弘成官房副長官が午前11時ごろ官邸に入り、記者団に「情報収集する」と語った。ヨルダン政府とISの交渉が目立った進展をみせないなか、「人質交換」をめぐる臆測が飛び交っており、岸田文雄外相は30日深夜、記者団に「さまざまな情報は絶えず飛び交っている。週末も緊張感をもって対応したい」と述べた。【飼手勇介】


「生還のため最後まで努力」…中山外務副大臣
読売新聞 1月31日(土)12時1分配信

 【アンマン=仲川高志】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件で、ヨルダン・アンマンの現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣は31日未明(日本時間31日朝)、記者団に対し、「交渉期限を過ぎたが、後藤(健二)さんの生還のため、最後まで努力を積み重ねるだけだ」と述べ、引き続きヨルダン政府と連携しながら、情報収集や分析に取り組む考えを示した。

 中山氏は30日夜に宿泊先のホテルに戻った際、記者団に、「事態は膠着(こうちゃく)状態となっている」と述べた。ただ、31日未明にホテルを出発する際には「事態が推移している状況なので、しっかりと対応していく」と語った。


イスラム国殺害脅迫 政府「情報収集だ」警戒態勢続く 新たな動き出ず
産経新聞 1月31日(土)11時35分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、政府は31日午前も警戒態勢を敷いた。犯行グループが最後に示した期限からまる1日以上が経過したが事態に進展はなく、引き続き情報収集に努めた。

 この日午前、安倍晋三首相は公邸で待機。官邸では泊まり込みで警戒に当たる杉田和博官房副長官に加え、午前11時ごろに世耕弘成官房副長官が入り、記者団に「いつも通り。情報収集だ」と語った。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官や世耕氏、加藤勝信官房副長官らはここ数日、未明まで官邸で待機してきた。しかし、30日はそれまでより数時間早い午後11時過ぎに官邸を出た。新たな動きが出ない中、長期戦もにらんだ態勢に移行しているとみられる。


政府、午後に閣僚会議=情報収集を継続―日本人人質事件
時事通信 1月31日(土)11時34分配信

 政府は31日、過激組織「イスラム国」の人質になっている後藤健二さんの解放に向け、情報収集を続けた。午後には首相官邸で関係閣僚会議を開き、最新の状況を確認するとともに今後の対応を協議する見通しだ。
 世耕弘成官房副長官は31日午前11時ごろ官邸に入り、記者団に「情報収集する」と述べた。午後には菅義偉官房長官も官邸入りする予定で、ヨルダンの現地対策本部と連絡を取りながら、ヨルダン政府とイスラム国の交渉の動きを見守る。 


<「イスラム国」拘束>岸田外相「週末も緊張感もって対応」
毎日新聞 1月31日(土)11時5分配信

 ◇安倍首相、官邸隣の公邸に宿泊し事態の緊迫化に備え

 政府は31日も、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に拘束された後藤健二さんをめぐる情報収集を続けた。安倍晋三首相は事件発生後、首相官邸の隣にある公邸に宿泊して、事態の緊迫化に備えている。同日午後には菅義偉官房長官が官邸に入り、ヨルダンに置いた現地対策本部の中山泰秀副外相から状況報告を受ける。

 ヨルダン政府とISの交渉が目立った進展をみせないなか、「人質交換」を巡る臆測が飛び交っている。岸田文雄外相は30日深夜、外務省で記者団に「さまざまな情報は絶えず飛び交っており、情報収集に全力で取り組む」と強調。「週末も緊張感をもって対応しないといけない」と述べた。【飼手勇介】


イスラム国殺害脅迫 身代金など控える要請、米からない 佐々江駐米大使
産経新聞 1月31日(土)10時54分配信

 【ワシントン=加納宏幸】佐々江賢一郎駐米大使は30日の記者会見で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が拘束している後藤健二さん(47)をめぐる解放交渉に関し、米政府から身代金支払いなどを控えるよう求める要請はないと述べた。

 米国務省のサキ報道官は22日の記者会見で、身代金の支払いはテロ組織を利するとの米国の立場を日本政府に非公式に伝えたとしていた。これについて、佐々江氏は「要請はない。米国は(テロリストに譲歩しないとの)一般的な立場を公にしているが、『だから(日本も従ってほしい)』という話はない」とした。

 佐々江氏はまた、米側と情報収集などで緊密に連携していることを強調した。


政府、交渉見守る構え…情報も逐一届かず
読売新聞 1月31日(土)8時55分配信

 日本政府は30日、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件について情報収集を続けた。

 グループが後藤健二さんの解放条件として要求した死刑囚引き渡しの期限は日本時間の29日深夜に過ぎたが、引き続き、死刑囚を収監しているヨルダン政府とイスラム国の交渉を見守る構えだ。

 安倍首相は30日の衆院予算委員会で「テロには屈しないのが基本原則だ」と改めて強調し、「(後藤さんの)早期解放に向け、全力を尽くしたい」と述べた。

 ただ、打てる手は限られている。ヨルダン政府とイスラム国の交渉についてもヨルダン側からの情報提供に期待するしかないのが実情で、日本政府内にはいらだちも広がっている。

 菅官房長官は、ヨルダン政府と緊密に連絡・連携していると説明しているが、実際には「ヨルダン政府とイスラム国の交渉内容が逐一届いているわけではない」(首相官邸筋)とされる。ヨルダン政府は28日、イスラム国に拘束されたヨルダン人パイロットと、ヨルダンで収監中の死刑囚の交換に応じる用意があると表明したが、日本政府に事前の相談はなかったという。


後藤さん妻の闘い 気丈「助けたい」一心
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 ■「つらいのは家族」「恐怖や苦しみは計り知れない」

 後藤健二さんの妻が29日に出した声明によると、「イスラム国」側から最初にメールで連絡を受けたのは昨年12月2日。湯川遥菜(はるな)さん(42)と後藤さんの身代金として2億ドルを要求する映像がインターネット上で公表された今月20日以降は、イスラム国側との間で、数本のメールでのやり取りがあったという。

                  ◇

 〈夫の命を救うために戦ってきました〉

 〈私は、これが夫にとって最後の機会になると恐れています。夫の解放とモアズ・カサスベ中尉(ヨルダン人パイロット)の命を救うために残された時間は、あと数時間しかありません〉

 後藤さんの妻は声明で、メールを通じたイスラム国との“攻防”や、それに対する不安などを、そう記している。

 「一番心配し、つらいのが家族。後藤さんの妻は後藤さんと同じか、むしろそれ以上につらいはず。そんな状況で声明まで作らされるとは…」。後藤さん夫妻と面識があり、イラクで拘束された経験を持つジャーナリストの安田純平さん(40)は後藤さんの妻の心境を、こうおもんぱかる。

 安田さんによると、イスラム国は他の外国人を拘束した際も水面下で家族を脅迫していたが、表立って家族を脅迫に利用したのは今回が初めてだという。

                ×   ×

 〈夫は善良で正直な人間です。人々の苦境を伝えようとシリアに向かいました〉

 〈湯川遥菜さんの状況についても探ろうとしていたと思っています〉

 イスラム国の支配地域に入った理由をそう記す後藤さんの妻。声明ではイスラム国への非難を一切封印しているが、安田さんは「一番、イスラム国を非難したいのは後藤さんの妻。後藤さんを助けるために全てのみ込んでいるのだろう」とみる。

 シリアやレバノン、パレスチナなどで武装集団などに拘束された経験があるフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)は「家族にまでメールを送りつけて脅迫するやり方は本当に卑劣だ。後藤さんの妻の恐怖や苦しみは計り知れないものがある」と語る。

                ×   ×

 〈2人の娘には父親を知りながら成長してほしいと思っています〉

 幼い子供たちと父親との再会を望む後藤さんの妻は、一方で解放に向けた努力を続ける人々を気遣い、こう述べている。

 〈両政府のすべての努力に感謝いたします。ヨルダンと日本の人々の思いやりにも感謝いたします〉

 豊田さんは「自分を支えるのに精いっぱいという心理状態の中、小さなお子さんたちを不安にさせないように、笑顔を作って踏ん張っておられるのではないか」と話す。

 一方で「イスラム国が何度も声明を出しているのは交渉を進めたいという意思の表れで、後藤さんの妻へのメールは、交渉成立に結びつけるため圧力をかけるメッセージなのかもしれない」とも推測。「そうすると後藤さんは生きていると考えられる。望みを捨てず後藤さんが無事に戻ると信じてほしい」と訴えた。


後藤さん妻の声明全文
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんの妻が、29日に公表した声明の全文は次の通り。

 私は、シリアの組織によって拘束されているジャーナリスト、後藤健二の妻です。彼は昨年10月25日、私の元から連れ去られました。以来、私は彼の解放のために水面下で動き続けてきました。

 私は今まで声を上げませんでした。それは、夫の置かれた苦境が作り出した世界中のメディアの注目から、私たちの子供と家族を守るためでした。

 夫と私には2人の幼い娘がいます。赤ちゃんの娘は健二が出発したとき、わずか生後3週間でした。私はまだ2歳の娘が父親に再会できることを願っています。2人の娘には父親を知りながら成長してほしいと思っています。

 夫は善良で正直な人間です。人々の苦境を伝えようとシリアに向かいました。夫は湯川遥菜さんの状況についても探ろうとしていたと思っています。遥菜さんの死を本当に悲しく思い、彼のご家族に心から同情いたします。ご家族がどれだけつらい思いをされているか痛いほど分かるからです。

 夫がトラブルに巻き込まれたと気付いたのは、昨年12月2日、夫を拘束する組織から一通のメールを受け取ったときでした。

 1月20日に湯川さんと夫の命と引き換えに、2億ドルを要求するビデオを見ました。それ以来、組織と私の間で数本のメールのやりとりがあり、夫の命を救うために戦ってきました。

 過去20時間に、誘拐犯は最新で、最後とみられる要求を私に送ってきました。

 「(妻の名前)、おまえは今、このメッセージを世界のメディアに公表し、さらさなければならない! さもなければ健二が次だ! もしサジダ(・リシャウィ死刑囚)が健二との交換に備え、1月29日木曜の日没までにトルコ国境にいなければヨルダン軍パイロットは即座に処刑されるだろう」

 私は、これが夫にとって最後の機会になると恐れています。夫の解放とモアズ・カサスベ中尉(パイロット)の命を救うために残された時間は、あと数時間しかありません。私はヨルダンと日本の両政府に、この2人の命運が両政府の手中にあることを理解していただきたいと思います。

 両政府のすべての努力に感謝いたします。ヨルダンと日本の人々の思いやりにも感謝いたします。子供の頃、私の家族はヨルダンに在住しており、私は12歳までアンマンの学校に通っていたので、ヨルダンとヨルダンの人々には特別の愛着と思い出があります。

 最後に、私の家族、友人、そして夫の同僚に対し、この3カ月にわたる娘と私への支援に感謝します。

 夫とカサスベ中尉の無事を祈っています。

 (原文は英語。個人情報に関する部分を一部割愛)


「イスラム国」支持者、ネット書き込み 「日本人記者を誘拐しろ」
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 ■通訳装い接近 「人質売買」が横行

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が設定していた人質交換の期限が経過し、後藤健二さん(47)の解放を待つ関係者の間には緊張感が高まっている。ここに来て、中東の地で取材する日本人記者にもイスラム国による危機が忍び寄っていることが判明。後藤さんの妻が公表した声明では、イスラム国が自分たちの要求を世界に発しなければ「健二が次だ」と妻を脅迫していたことなどに対し、海外で武装集団などに拘束された経験を持つジャーナリストは卑劣な行為を強く非難した。

 【アクチャカレ(トルコ南部)=内藤泰朗】「日本人記者を誘拐し別の捕虜交換に利用しろ」-。「イスラム国」の支持者らが29日、後藤健二さんら人質事件を取材する日本人記者を標的にした書き込みをツイッター上でしていることが明らかになった。過激派支配地域では、人質を売買する誘拐ビジネスが横行、記者活動は厳しい状況に置かれている。

 地元トルコや日本、欧米の報道陣数十人は29日、後藤さん解放の可能性があるとみて、シリアのイスラム国支配地域の「正面玄関」で、過去に人質交換が行われたアクチャカレ検問所の前に集結した。

 しかし、ツイッター上では、イスラム国支持者とみられるユーザーらが検問所前で待機する日本の報道陣の写真を掲載。中には記者の顔がはっきりと判別できる写真もあり、ユーザーらからは「このうちの誰かを誘拐して、別の捕虜交換に利用しろ」といった書き込みが相次いだ。

 欧米メディアの記者たちによると、シリア北部では昨年以降、通訳やガイドを装って外国人に近づき、数万ドル(数百万円)でイスラム国に売り渡す誘拐ビジネスが横行。イスラム国が敵視する米英など欧米を中心とした記者たちが最大の標的になっている。

 後藤さんも、仲介していた同行ガイドに裏切られ、人質取引の材料となった可能性が指摘されている。29日の日本記者への脅しは、日本人も標的の一つになったことを示した形だ。

 イスラム国は、500万ドル(約6億円)程度とされる高額の身代金のほか、欧米に屈しない姿勢を世界に誇示する政治宣伝などを目的に、人質の国籍で使い分けている。今回は、日本とヨルダンの人質2人を使って両国の対テロ連携を引き裂く狙いがあるものとみられている。

 「国境なき記者団」(本部・パリ)は先月、昨年1年間で、イスラム国の支配地域があるシリアとイラクで計47人のジャーナリストが誘拐されたことを明らかにした。これは世界で誘拐された記者の4割に当たる数だという。

 過激派に詳しいトルコ人記者は「イスラム過激派たちは、外国の記者たちは全てイスラム国の破壊をもくろむスパイだという基本的な認識をもっている。そのスパイを逆に利用して敵(外国)に打撃を与えるのは正当なことだと考えている」と指摘した。


トルコ南部 「取材自粛」外務省要請
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 外務省は30日、シリア国境に近いトルコ南部で取材活動している報道各社の記者らに対し「不測の事態に巻き込まれる可能性が高く、非常に危険」として、滞在を控えるよう求める注意喚起を行った。事実上の取材自粛要請といえる。

 同省はさらに、トルコ南部に関し、渡航情報の中で最も厳しい「退避勧告」を出した。日本人記者らが国境沿いに集結しているとの情報を「イスラム国」関係者が把握し、拘束や誘拐、テロなど危害を及ぼすおそれがあるとしている。


ヨルダンで救出デモ「2人は必ず帰ってくる」
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 【アンマン=森本充】死刑囚との交換期限とされた「日没」から一夜明けたヨルダンでは30日、「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんとヨルダン人パイロットの2人の身を案じる声が聞かれた。

 金曜日のこの日、ヨルダン国内は休日で、地元警察によると、礼拝後に救出を求めるデモが行われる。タクシー運転手のイブラハム・アイヤーダさん(58)は「日本人ジャーナリストに非はない。パイロットもヨルダンのために働いていた。2人が無事に解放されることを願う」と話す。

 ヨルダン政府は、パイロットの生存が確認されない限り、死刑囚の釈放に応じない姿勢を見せており、多くの市民も「生存確認は交渉開始の大前提だ」と理解を示している。

 フセイン・ムハンマド・フセインさん(48)は「イスラム国の設定する期限は単なるパフォーマンスにすぎず、2人は必ず帰ってくる。ヨルダン政府は期限を気にせず、じっくりと交渉すればよい」と語った。


「イスラム国」脅迫 日本政府、家族と緊密連絡
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件が表面化してから10日がたった30日、日本政府は拘束されている後藤健二さんの解放に向け、ヨルダン政府への働きかけなどを続けた。安倍晋三首相は同日の衆院予算委員会で「テロには屈しない、これが基本原則だ。その中で何とか日本人を救出したい」と重ねて訴えた。

 首相は午前の閣議後に官邸で岸田文雄外相と会談、「事態は推移している。引き続き緊張感を持って対応するように」と指示した。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官と岸田氏は、事件対応に当たるため衆院予算委を冒頭で退席、それぞれ首相官邸と外務省に詰めて、在ヨルダン大使館の現地対策本部と連絡を取り合うなど、深夜まで情報収集に努めた。

 岸田氏は深夜、外務省を離れる際、記者団に対し、「新たに申し上げる情報はない」と述べた。その上で「さまざまな情報は絶えず飛び交っている。ヨルダンをはじめ、さまざまな所で動きは存在する。真偽のほども含めて判断していきたい」とも語った。

 菅氏は記者会見で、ヨルダン政府との調整に関し「事柄の性質上、話すのは控えたい」と答えた。

 ヨルダンのメディア担当相が、イスラム国に拘束されている空軍パイロットの安否が確認できるまでサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放に応じない考えを示したことについては、「いろんな駆け引きの中での発言だったと思う」と指摘した。

 29日に声明を発表した後藤さんの妻とは緊密に連絡を取っているとした上で、声明については「解放に向けての思いを述べられたのだろう」と語った。


「イスラム国」脅迫 政府、冷静対応努める ヨルダン・トルコと連携
産経新聞 1月31日(土)7時55分配信

 日本政府は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」側が人質交換のため設定した「日没」(日本時間29日深夜)から一夜明けた30日も、後藤健二さん(47)の安否確認と早期解放に向けた情報収集などの作業を続けた。ヨルダン政府の対応を引き続き見守るほか、イスラム国との人質解放交渉に成功した経験を持つトルコとも連携を密にしている。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は30日の記者会見で、ヨルダン政府との協議に関し「日本とヨルダンは極めて緊密な連絡のもとに、信頼関係に基づいて連携している」と強調した。日本政府の立場にヨルダンから理解を得られていることをにじませた。

 事態は時々刻々と変わっているようで、菅氏と岸田文雄外相は30日も衆院予算委員会を早々と退席し、それぞれ官邸と外務省に戻って情報収集の指揮を執った。ただ、政府筋は30日、「日没」になった後も「明確な情報には接していない」と強調した。

 事件から10日が経過し、イスラム国側は人質解放の見返りを身代金支払いから、女性死刑囚の釈放に切り替えたり、後藤さんの妻にメールで接触して強要したりするが、政府は冷静な対応に努めている。

 政府筋は「彼らは話を大きくしようとしているだけだ」と指摘する。菅氏も30日の記者会見で「次から次へと相手から一方的に(要求が)打ち出されている。できることを冷静に着実にやり遂げる」と強調。その上で「卑劣極まりないテロは、まさに人類の敵だ」と指弾し、テロには屈しない姿勢を改めて示した。

 菅氏はまた、トルコとも協力関係を維持していることを強調した。

 イスラム国の人質がシリアの国境と接するトルコ南部で解放されたケースが多いため、在トルコ大使館があらゆる事態を念頭に、対処できる態勢を整えている。


軍パイロット解放に全力と声明
2015年1月31日(土)4時24分配信 共同通信

 【アンマン共同】過激派「イスラム国」を名乗る組織による邦人人質事件で、ヨルダン軍報道官は30日、拘束されている軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の解放に向けた取り組みを、関係機関がイスラム教の休日である金曜を含む昼夜にわたり全力で続けているとの声明を発表した。

 日本政府は人質事件の発生から2度目の週末も警戒態勢を継続した。安倍晋三首相は事件発生以来、東京都内の私邸に戻らず、首相官邸と同じ敷地内にある公邸で待機。官邸では事務方トップの杉田和博官房副長官が泊まり込んだ。

 ヨルダン軍報道官の声明は「進展があれば適切な時期に情報を開示する」としている。

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