« 宮城沖地震に関するニュース・1889,2015年1月28日 | トップページ | 「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 うち1人を殺害か・16 »

2015年1月28日 (水)

「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 うち1人を殺害か・15

シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」を名乗るグループが20日、湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表した。イスラム国による日本人殺害警告が確認されれば初めてとなる。

殺害警告を受けて、安倍晋三首相は菅義偉官房長官に対し、事実関係の確認に全力を挙げるとともに、関係国と協力し、人命第一に対応するよう指示。安倍首相は訪問先のエルサレムで記者会見し、「人命を盾に脅迫することは許し難いテロ行為で、強い憤りを覚える。直ちに解放するよう強く要求する」と表明した。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。

※以上、時事通信の報道をもとに構成。

9番目の記事
10番目の記事
11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事

リンク:後藤さん安否なお不明=「24時間」の期限経過―政府、解放へ懸命 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 欧州議会議員「日本に対して連帯をもって見守っていきたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 「卑劣な行為」与野党、非難強める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:無事願う多くの人々「解放」を求めて祈り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:操縦士と女死刑囚の交換用意 - 速報:@niftyニュース.
リンク:パイロットと交換で死刑囚釈放…ヨルダン情報相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<参院代表質問>後藤さん救出で協力 野党、政府批判控える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<「イスラム国」拘束>早期解決願い集う 首相官邸前 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<後藤さん新映像>ヨルダン政府の協力願う…国内関係者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<後藤さん新映像>「首相よ、救って」母、懸命の訴え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国の宣伝し過ぎている? テレ朝「報ステ」に疑問の声も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:現地メディアがヨルダン死刑囚釈放を報道 情報錯綜、はたして後藤さん解放なのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 現地対策本部長・中山外務副大臣「発表できる情報ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん救出、一層緊迫 - 速報:@niftyニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 菅長官「ありとあらゆることを全力で」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「日本の地踏ませたい」=後藤さん母、涙ぐみ訴え―安倍首相との面会断られる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「24時間」期限迫る=政府、後藤さん解放へ懸命―ヨルダンの対応注視 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「演説英文が事件誘発」=参院本会議で野党主張、安倍首相は否定―邦人人質 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:後藤さん母が首相に「嘆願書」 社民・福島前党首の仲介で政府高官と面会へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シリア、後を絶たない日本人渡航計画に危険レベル最高「退避勧告」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独自に解放へ働きかけも…国内のイスラム教徒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岸田外相「努力続ける」=人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:母、議員通じ救出訴え…知人ら「帰ると信じる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ただただ無事戻ってと祈るばかり…湯川さんの母 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「戦場の同志」再会信じて=「生還してこそ」口癖に―後藤さんの仕事仲間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:邦人人質、新情報なし=政府関係者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「24時間」期限迫る=政府、後藤さん解放へ懸命―ヨルダンの対応注視 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府、ヨルダン対応注視…首相「政府一丸」指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<後藤さん新映像>「彼の命を奪わないで」ツイッターに続々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<後藤さん新映像>「絶対にあきらめないで」 関係者祈る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<後藤さん新映像>首相「ヨルダン政府へ協力要請変わらず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 外相「(起点は)27日午後11時」 首相、政府一丸の対応指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イスラム国殺害脅迫 与党対策会合 谷垣氏「政府を引き続き全面支援する」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:与党、政府対応を全面支持=邦人人質事件 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

後藤さん安否なお不明=「24時間」の期限経過―政府、解放へ懸命
時事通信 1月28日(水)23時3分配信

 日本政府は28日、過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されている後藤健二さん(47)の解放に向け、懸命の努力を続けた。想定される「24時間」の期限は午後11時ごろに経過したが、後藤さんの安否は依然不明だ。一方、ヨルダン国営テレビは同日、ヨルダン当局がイラク人女死刑囚を釈放する可能性について報道。政府はアンマンの現地対策本部と連絡を取りつつ、鍵を握るヨルダンへの協力要請を継続した。
 安倍晋三首相は28日夜、公邸に待機し、現地からの報告を随時受けたとみられる。官邸では菅義偉官房長官と3人の官房副長官らが対応に当たった。 


イスラム国殺害脅迫 欧州議会議員「日本に対して連帯をもって見守っていきたい」
産経新聞 1月28日(水)23時2分配信

 【ブリュッセル=杉本康士】プレンコビッチ欧州議会議員は27日夕(日本時間28日未明)、「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件について「欧州連合(EU)の市民も同じ状況に陥った。急進的な過激派の動きは世界に対する脅威と挑戦だ」と批判した。その上で「世界の連帯が必要で、日本に対して連帯をもって見守っていきたい」と述べた。ブリュッセル市内で産経新聞などの取材に答えた。


イスラム国殺害脅迫 「卑劣な行為」与野党、非難強める
産経新聞 1月28日(水)22時50分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が拘束している後藤健二さんとみられる男性の新たな音声付き画像が公開された。同時に示されたのは24時間という交渉期限-。与野党各党は28日、「卑劣な行為」などと「イスラム国」への非難を強めた。同日夕には「イスラム国」が要求しているサジダ・リシャウィ死刑囚釈放に関する情報も飛び交ったが、真偽は不明で、各党は終日、固唾をのんで事態の行方を見守った。

 28日昼に国会内で開かれた第3回与党対策本部会合。出席者には資料が配られ、そこには後藤さんとみられる男性のメッセージの内容がつづられていた。

 「これが私の最後のメッセージだと言われた。時間は今や非常に少ない。ボールは今やヨルダン政府のコートにある」

 改めて事態の深刻さをかみしめる与党幹部たち。会合では、日本政府の取り組みを全面支援していくことを確認した。会合後、自民党の谷垣禎一幹事長は記者団に「非常に卑劣な行為だ。一日も早い釈放を要求しなければならない。官邸はあらゆるルートを通じてヨルダン政府と協議しながらベストを尽くしてほしい」と述べた。

 これに先立ち、公明党の山口那津男代表は参院議員総会で「人の命がかかった重要な局面だ。わが国とヨルダン政府とが緊密な連携を保ち、協力を仰がなければならない」と語った。

 一方、民主党は同日昼、党本部で3回目の連絡会議を開催。政府が昨年11月に後藤さんが行方不明になったと把握しながら対策室設置を非公表としていたことなどについて「29日の衆院予算委員会などで議論すべきだ」との意見が出た。だが、岡田克也代表は「少し慎重に考えたほうがいい」と述べ、当面は政府の対応を見守ることを確認した。

 参院本会議で行われた代表質問では、民主党の柳田稔元法相が「卑劣なテロ行為は絶対許されない」と憤り、共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で「こうした卑劣な行為は絶対に許せない。政府は人命最優先であらゆることをやるべきだ」と語った。

 与野党が「イスラム国」への批判で足並みをそろえる中、「日本を元気にする会」の松田公太代表は参院本会議で、安倍晋三首相が17日にエジプトで「イスラム国」対策の支援を表明した演説に関し「英訳の意味が違う」と指摘した。

 首相は日本語の演説で人道支援を表明したが、松田氏は「(英訳では)戦闘要員や戦闘の基盤を構築するため」と解釈できるとし、「日本が戦争に加担することになったと捉えることができる」と述べた。これに対して首相は「英文は和文に忠実な形で訳され、ニュアンスが異なるとの指摘はあたらない」と否定した。


無事願う多くの人々「解放」を求めて祈り
読売新聞 1月28日(水)22時21分配信

Photo_9
首相官邸前に集まり後藤さんの解放を訴える人たち(28日午後8時11分、東京都千代田区で)=立石紀和撮影

 祈りは届くのか。

 「イスラム国」を名乗る過激派組織に24時間と区切られたジャーナリストの後藤健二さん(47)の交渉期限。28日深夜を迎え、ヨルダンで交換相手の死刑囚の動向を巡り、様々な情報が錯綜(さくそう)する中、母親や友人、そして無事を願う多くの人々が「解放」を求めて祈りをささげた。

 列島各地で立場や宗教を超え、様々な人々が後藤さんの無事を祈った。

 東京・永田町の首相官邸前には28日夜、精神科医の香山リカさんや翻訳家の池田香代子さんらの呼びかけに応じ、ろうそくをともした紙コップなどを手にした約150人が集まった。

 「後藤さんを救え」「FREE KENJI!」など思い思いの言葉を書いた紙を掲げ、午後7時頃から約1時間、「ふるさと」を合唱するなど、祈りをささげた。


操縦士と女死刑囚の交換用意
2015年1月28日(水)21時2分配信 共同通信

 【アンマン共同】ヨルダンのメディア担当相は28日、中東の過激派「イスラム国」に拘束されている軍パイロット、カサスベ中尉が解放されれば、ヨルダンで収監しているイラク人の女リシャウィ死刑囚を釈放する用意があると述べた。国営ペトラ通信が報じた。担当相は、邦人人質事件で拘束されている後藤健二さん(47)には言及しなかった。

 後藤さんの解放に向けて、イスラム国とみられる犯人側は後藤さんとリシャウィ死刑囚との1対1の交換を要求している。ヨルダン政府が、公式に人質交換に言及するのは初めて。後藤さんの解放交渉にどのように影響するかは、現時点では不明確だ。


パイロットと交換で死刑囚釈放…ヨルダン情報相
読売新聞 1月28日(水)21時2分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」を名乗るグループによる日本人人質事件で、政府は28日、ヨルダン政府に対し、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の解放に向けた協力要請を続けた。

 イスラム国側は、後藤さん解放の条件として、ヨルダンで拘束中のサジダ・リシャウィ死刑囚の24時間以内の釈放を求め、応じなければ後藤さんとヨルダン軍パイロットのムアズ・カサースベ氏(26)の2人を殺害すると予告している。

 これに対し、ヨルダン国営テレビは28日、カサースベ氏との引き換えなら「リシャウィ死刑囚を釈放する用意がある」とのヨルダン情報相の発言を速報で伝えた。


<参院代表質問>後藤さん救出で協力 野党、政府批判控える
毎日新聞 1月28日(水)20時58分配信

 民主党など野党は、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられる犯行グループに拘束された後藤健二さんの救出に向け、政府に協力する姿勢を示している。27日の衆院本会議に続き、28日の参院本会議でも政府の対応を厳しくただす場面はなかった。交渉の当事者はヨルダンで、政府は主体的に動けないため、追及材料に乏しいという事情もあるようだ。

 28日の参院本会議で、民主党の柳田稔氏は「卑劣なテロ行為は絶対に許されない。民主党も政府の外交努力をしっかり後押ししたい」と強調した。維新の党の川田龍平氏、共産党の井上哲士氏らも政権批判を控えた。

 人質拘束事件を受け、与野党は26日の国会召集日に、安倍晋三首相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相の審議出席に柔軟に対応することで合意した。これを踏まえて菅氏と岸田氏は28日の参院本会議中に退出し、現地への指示などにあたった。

 28日の民主党情報連絡会議では「政府の対応を検証すべきではないか」という意見も出たが、当面は国会での追及を自重する方針を確認した。岡田克也代表は終了後、「一段落したら政府からいろいろ説明を聞かなければならない」と記者団に語った。

 普段は安倍政権に厳しい共産党も、同党の池内沙織衆院議員が政権の対応をツイッターで批判すると、志位和夫委員長が26日の記者会見で「政府が全力で取り組んでいる最中に不適切」とすぐさま注意した。

 犯行グループの要求が後藤さんの身代金から人質交換に変わり、救出に向けて政府が独自に動ける余地は狭まった。野党が政府の取り組みを批判しようにも、情報は乏しい。強引な政権批判はかえってマイナスという判断もあるとみられる。【佐藤慶】


<「イスラム国」拘束>早期解決願い集う 首相官邸前
毎日新聞 1月28日(水)20時48分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループによる人質事件で、拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の解放を後押ししようと、東京・永田町の首相官邸前で28日夜、約100人が英語とアラビア語で「FREE KENJI」などと書かれた紙を掲げ、事件の早期解決を願った。

 国際交流を支援するNGO「ピースボート」が中心となり、精神科医の香山リカさんや映画監督の森達也さんら6人がフェイスブックなどで呼びかけた。ピースボート共同代表の川崎哲さんは「後藤さん解放への願いが、政府や報道を通じて世界中に伝わってほしい」と訴えた。

 フリージャーナリストらが加入する「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」も同日夜、インターネットの動画配信サービスを利用して後藤さん解放をISに呼び掛ける緊急集会を都内で開いた。

 参加したのは後藤さんの知人のジャーナリストら。中継用のカメラに向けメッセージを読み上げ、通訳がアラビア語に翻訳した。

 フリージャーナリストの綿井健陽さんは「後藤さんはこの放送を見ている皆さんの友人。早く解放してほしい」と訴えた。フォトジャーナリストの豊田直巳さんも「一人一人は理解し合える。暴力を振るう必要はない。解放は平和につながる」と強調した。【狩野智彦、山本将克】


<後藤さん新映像>ヨルダン政府の協力願う…国内関係者
毎日新聞 1月28日(水)20時33分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループによる人質事件で、拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)解放の条件として挙げているのが、ヨルダンで収監中の女性死刑囚の釈放だ。ヨルダンは自国軍のパイロットが既に拘束されていることもあり、解放交渉では難しい役割を迫られているが、日本国内のヨルダン関係者は「ヨルダン政府は後藤さん解放のため、何とか協力してほしい」と願う。

 NGO「国境なき子どもたち」(東京)でシリア難民の支援を担当している加藤香子(こうこ)さん(35)は「ヨルダン政府は難しい立場にあると思うが、後藤さんが無事帰ってくることを祈っている」と話す。

 同NGOは2007年からヨルダンで支援活動を続けている。加藤さんも約5年間、現地で暮らしたことがあり、今月も22日まで約1週間ヨルダンに滞在した。多くのヨルダン人がパイロットが拘束されたことに心を痛めていたという。「ヨルダン人は第一に家族や身内を大切にする一方で親日的。政府は2人の解放に向けて尽力してほしい」と声を振り絞った。

 フォトジャーナリストの安田菜津紀さん(27)はシリア難民の取材で何度もヨルダンを訪れた。「ヨルダン国内の情勢を見ると、人質と死刑囚との交換について、国内でも意見が分かれている」という。その上で「ヨルダン人は人のために祈ることを大切にしており、後藤さんを心配するメールもたくさん送ってくれた。私もヨルダン人とともに無事を祈りたい」と語った。

 公益社団法人「日本国際民間協力会」(京都市)の職員、安田真司さん(32)は13年から1年間、ヨルダンでシリア難民の支援に携わった。「支援を通じて日本人への理解を深めてくれている。ヨルダン政府にISへの働きかけの糸口があるのであれば、協力してほしい」【奥山智己、関谷俊介】


<後藤さん新映像>「首相よ、救って」母、懸命の訴え
毎日新聞 1月28日(水)20時26分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループによる人質事件で、拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の母、石堂順子さん(78)は28日午後、東京・永田町の参院議員会館内で記者会見し、安倍晋三首相に向け、「健二の命を救ってください」と訴えた。この日、石堂さんは後藤さんの救出を直接訴えたいと、安倍首相や菅義偉官房長官への面会を求めたが、官邸側が応じなかったため、急きょ会見を開いた。

 石堂さんは集まった報道陣に深々と頭を下げた後、「ヨルダン政府との交渉にどうか最後まで全力を挙げてください。残された時間はあとわずかです」と用意した安倍首相あての書面を立ったまま読み上げた。

 石堂さんは面会を求めた理由について「身びいきになるが、心の優しい子で、『友人を助けたい』と日本をたった。(皆さんに)ご迷惑をかけに行ったわけではないとご理解いただきたかった」と話した。その上で「我が身をささげることをいといません。守ってくださるようお願い申し上げます」と訴えた。

 「ヨルダン政府に(ISが解放の交換条件として求めている)女性死刑囚を解放してほしいか」との質問に対しては、「事情がよく分かりません。何一つ情報がありません」と下を向いた。

 石堂さんは緊張状態から疲れがたまっている様子で、「何を言ったのか、真っ白になって。ただ涙だけが出てしまいます」と語り20分ほどで会見場を後にした。【青島顕】


イスラム国の宣伝し過ぎている? テレ朝「報ステ」に疑問の声も
J-CASTニュース 1月28日(水)19時48分配信

 テレビ朝日系「報道ステーション」がイスラム国の紹介をし過ぎて、宣伝のようになっていると、ネット上で疑問の声も相次いでいる。番組では、残虐な行為は許されないと強調してはいるが、イスラム国側に立ち過ぎているのではないかというのだ。

 特にやり玉に挙がったのが、2015年1月27日夜の放送だった。

■「一過激組織というふうにはくくれない」

  「『イスラム国』の隠れた野望 領土拡大で国家建設の戦略」

 こんなタイトルが付いた特集は、古舘伊知郎キャスターが「いわゆる一過激組織というふうにはくくれない」と宣言して始まった。

 古舘氏はまず、イスラム国の急拡大について、2つの原因を挙げた。

 1つは、アメリカがイラクやシリアで失敗したということだと指摘した。イラクには戦争を起こして多くの犠牲者を出し、シリアでは悲惨な内戦に見て見ぬふりをしたことを指している。もう1つは、イギリスやフランスが100年前に国境を勝手に決めた線引きの不自然さにあるとした。アラブの人たちは、それに対し、複雑な思いを共有しているという。

 そして、番組では、様々なイスラム国の映像を流し、イスラム国は領土を獲って、国家を打ち立てようとしているところが、アルカイダなど他の過激派と違うところだと強調した。

 イタリア出身の政治アナリストにもインタビューしており、このアナリストは、イスラム国が近代的な行政・官僚機構を持ち、人々が望むことを行って必要なものを与えていると説明した。その例として、何でも反対したタリバンと違って、「病気の子供たちの世話もしています。例えば、ポリオワクチンの接種サービスも行っています」と挙げた。そして、イスラム国の残虐行為を正当化できないとしながらも、「テロリストとは何なのでしょうか? 『自由を求める義勇兵』と何が違うのでしょうか?」と語っていた。

「イスラム国の内情がよく分かる」と評価も
 また、番組では、イスラム国を現地取材して平穏な市民生活をリポートしたというドイツ人作家などの証言や映像も紹介した。宣伝リポーターにさせられている人質のイギリス人ジャーナリストが「空爆が原因で子供たちは大きな音をひどく嫌がります。電気も通っていて、必要な医療品が手に入ります」と紹介する映像も流された。

 特集の最後では、古舘氏は「イスラム国がやっている蛮行、こんなものは許されるわけはありません」と強調しながらも、遠くの方から見ることもできるとして、「柔軟に見なきゃダメですね」と述べた。これに、朝日新聞の恵村順一郎論説委員も相づちを打ち、「イスラム国の土壌を育てたのは、幾重にも積み重なった人々の怒りなんじゃないかと思う」と漏らした。つまり、アメリカがイラクやシリアでしたことが重くのしかかっているということだという。

 報道ステーションを巡っては、イスラム国問題について特集した1月23日の放送も波紋を呼んだ。

 そこでは、元経産官僚の古賀茂明さんが、安倍晋三首相は、日本人の人質が犠牲になるかもしれないことを知っていながら、イスラム国を刺激するような中東支援発言をしたと指摘した。そして、イスラム国を空爆しているアメリカやイギリスの仲間に入れてほしいと思っていたのではないかとした。さらに、自分だったら、「I am not Abe」というプラカードを掲げて、「日本人は違いますよ」と主張していたともした。

 もっとも、古舘氏は、「古賀さんのお考えと一緒の方、まったく違うという方、少し違う、いろいろあると思います」とはフォローしていた。

 こうした報ステの報道については、ツイッターなどで、イスラム国の内情がよく分かる、政府対応のまずさを指摘した、などと評価する声はある。その一方で、イスラム国のプロパガンダ放送みたいになってるけど大丈夫か、イスラム国を利用して安倍首相批判をしている、といった疑問や批判がいくつも出ている。

 こうした点について、テレビ朝日の広報部では、取材に対し、次のようにコメントした。

 「1月27日放送の『報道ステーション』は、今回の人質事件発生の背景として『イスラム国』が生まれた経緯や、その組織を客観的に説明したものです。番組については日ごろから様々な貴重なご意見、ご指摘を頂いております。視聴者の皆様からも日常的に様々なご意見を頂戴しますが、具体的な内容や件数は従来公表しておりません」


現地メディアがヨルダン死刑囚釈放を報道 情報錯綜、はたして後藤さん解放なのか
J-CASTニュース 1月28日(水)19時30分配信

Photo_8
動画は27日23時ごろに公開されたとみられる

 イスラム国に拘束されているジャーナリスト後藤健二さんをめぐる動きがあわただしくなってきた。

 ヨルダン政府がサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を決定したと、現地メディアを引用する形で日本の複数メディアが2015年1月28日、伝えている。ただ、現地対策本部を指揮する中山泰秀外務副大臣は「引き続き厳しい状況に変わりはない」と慎重な姿勢を崩していない。

■後藤さん安否は情報収集中か

 フジテレビがイスラエルの大手通信社「ザムプレス」、TBSがアラブ紙「アルクッズ・アルアラビ」の報道を伝える形で、ヨルダン政府がリシャウィ死刑囚の釈放を決定したとそれぞれ報じた。

 また、TBSはイスラム国の動向を伝えるサイト上に、

  「ヨルダンで服役しているイラク出身のリシャウィ氏が刑務所からどこかへ連れて行かれた。交換の準備が始まったのだろうか」

という書き込みがあったと伝えた。

 ただ、現段階で報じられているのはいずれも日本、ヨルダン両政府の公式発表ではない。中山外務副大臣は17時すぎ(日本時間)に緊急会見を開いたが、事態の進展について「現時点で申し上げる情報はない」、後藤さんの安否は「情報収集に取り組んでいる」として、いずれも具体的な話はなかった。

 菅義偉官房長官も17時の記者会見でヨルダン政府から釈放に関する連絡は「全くない」としている。ただ、菅官房長官と岸田文雄外相が28日午後の参院本会議を一時退席し、報告を受ける場面があった。

 イスラム国はリシャウィ死刑囚の釈放を後藤さん解放の条件だとしている。27日23時ごろに公開された動画では「残された時間は24時間しかない」と期限を示し、後藤さんとヨルダン軍パイロットの殺害を警告していた。


イスラム国殺害脅迫 現地対策本部長・中山外務副大臣「発表できる情報ない」
産経新聞 1月28日(水)17時47分配信

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、ヨルダンのアンマンに置かれた現地対策本部長を務める中山泰秀外務副大臣は28日午前(日本時間同日夕)、後藤健二さん(47)の解放交渉について記者団に「現時点でみなさまに答えを申し上げる情報はない」と述べた。

 中山氏は後藤氏の安否について「各方面から情報収集に取り組んでいる。相手がいる問題でもあり、今、オンゴーイングで進んでいる問題でもある。事案の性質上、答えは差し控えたい」と語った。(アンマン 森本充)


後藤さん救出、一層緊迫
2015年1月28日(水)17時34分配信 共同通信

 【アンマン共同】中東の過激派「イスラム国」を名乗るグループが後藤健二さん(47)を人質に取り、ヨルダンで収監中の女死刑囚の引き渡しを要求している事件は28日、犯行グループ側から27日夕(日本時間同夜)に示された「24時間」の期限設定の声明を受け、一段と緊迫した。日本政府はヨルダン側と緊密に連携し、救出に全力を挙げている。

 後藤さんの画像声明は、後藤さんとヨルダン軍パイロットのカサスベ中尉の殺害を予告する一方、サジダ・リシャウィ死刑囚と後藤さんの1対1の交換を要求。中尉の解放には言及しておらず、ヨルダン側は死刑囚釈放の是非を最終判断する見通しだ。


イスラム国殺害脅迫 菅長官「ありとあらゆることを全力で」
産経新聞 1月28日(水)17時19分配信

 菅義偉官房長官は28日午後の記者会見で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんの解放に向け、ヨルダン政府に対して行っている協力要請などを挙げ「ありとあらゆることを全力で取り組んでいる」と述べた。


「日本の地踏ませたい」=後藤さん母、涙ぐみ訴え―安倍首相との面会断られる
時事通信 1月28日(水)17時19分配信

 過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されたジャーナリスト後藤健二さん(47)の母石堂順子さん(78)が28日午後、東京・永田町の参院議員会館で記者会見し、「健二が日本の地を踏むことを願っている。命を救ってください」と涙ながらに訴えた。
 「残された時間はあとわずか。尽力をお願いします」。会見場に入室した石堂さんは「ご心配をお掛けしています」と周囲に何度も頭を下げた後、用意した文書をゆっくりと読み上げた。「健二は中東の子どもたちのことをいつも案じていた。イスラム国の敵ではありません」と呼び掛けた。
 関係者によると、石堂さんは同日午前、安倍晋三首相や菅義偉官房長官らに面会を申し込んだ。しかし、時間が取れないことを理由に断られたため、息子の命を助けてほしいと求める文書を首相官邸にファクスしたという。 


「24時間」期限迫る=政府、後藤さん解放へ懸命―ヨルダンの対応注視
時事通信 1月28日(水)17時10分配信

 日本政府は28日、過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されている後藤健二さん(47)の解放に向け、懸命の努力を続けた。「24時間」とされる交渉期限が同日夜に迫る中、アンマンの現地対策本部と連絡を取りながら、事態打開の鍵を握るヨルダンへの協力要請を継続。情報収集や分析、関係各国への働き掛けに全力を挙げた。
 菅義偉官房長官は28日夕の記者会見で「後藤さんの一刻も早い解放のために、ありとあらゆる、日本としてできることをすべてやる」と強調した。
 岸田文雄外相は午後3時前、参院本会議を一時退席し、外務省に戻った。この後、記者団に「現地対策本部と連絡を取った。現状を確認し、指示を出した。努力を続ける」と語った。外相は本会議場に戻り、安倍晋三首相に状況を報告した。これに先立ち、菅長官も午後2時ごろ、参院本会議の合間に議場を抜け、谷内正太郎国家安全保障局長らから報告を受けた。
 犯行組織は、後藤さんとみられる人物の音声メッセージ付き画像を27日夜、インターネット上で公開した。メッセージは最後通告として、ヨルダンが収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の24時間以内の釈放を要求。これに応じない場合は、後藤さんと、イスラム国が人質にしているヨルダン空軍パイロットのムアス・カサスベ氏を殺害すると警告した。
 日本政府がこの画像を確認したのは27日午後11時ごろで、遅くとも28日午後11時ごろが交渉期限となる。 


「演説英文が事件誘発」=参院本会議で野党主張、安倍首相は否定―邦人人質
時事通信 1月28日(水)17時4分配信

 「日本を元気にする会」の松田公太代表は28日の参院本会議で、中東への2億ドル支援を表明した安倍晋三首相のエジプト・カイロでの演説について、英訳された結果ニュアンスが変わり、過激組織「イスラム国」による日本人人質事件を誘発した可能性があると主張した。これに対し、首相は「英文は和文に忠実な形で訳されており、指摘は当たらない」と否定した。
 松田氏が取り上げたのは、首相が中東歴訪中の17日に行った演説のうち、「地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISIL(イスラム国)と戦う周辺各国に総額で2億ドル程度、支援をお約束する」と述べた部分。
 松田氏は、公表された英文は構成と順序が変えられ、「ISILと戦っている国が戦闘要員、戦闘の基盤を構築するために、2億ドルを支援する」と読めると指摘。「日本が本格的に戦争に加担することになったと捉えることができ、(犯行の)口実を与えてしまった可能性がある」と語った。 


後藤さん母が首相に「嘆願書」 社民・福島前党首の仲介で政府高官と面会へ
夕刊フジ 1月28日(水)16時56分配信

 「イスラム国」に拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の母、石堂順子さん(78)が28日、菅義偉官房長官ら政府高官と面会し、安倍晋三首相宛ての嘆願書を提出することを打診し、官邸で調整している。

 関係者によると、政府高官との面会は、石堂さんと旧知の間柄である、社民党機関紙「社会新報」の編集幹部が企画。同党の福島瑞穂前党首が仲介役となり、官邸サイドに28日朝に打診した。

 石堂さんは、息子の早期解放に向けた尽力を要請するとともに、「健二のいのちを救って下さい。ヨルダン政府との交渉にどうか最後まで全力を挙げて下さい。残された時間はあとわずかです」などと記した、安倍首相宛ての嘆願書を提出する予定という。

 同じくイスラム国に拘束されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の父親も「息子の命は、何よりも貴重なものだ」といい、ヨルダン政府に対応を求めている。


シリア、後を絶たない日本人渡航計画に危険レベル最高「退避勧告」
夕刊フジ 1月28日(水)16時56分配信

 「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に絡み、日本政府は、湯川遥菜さん(42)と、ジャーナリストの後藤健二さん(47)が昨年8月と11月にそれぞれ行方不明となったことを把握し、対策室などをひそかに設置していた。政府は「2人以外に日本人の人質は把握していない」としているが、イスラム国支配地域への渡航計画は後を絶たず、足取りを追うことが困難な邦人もいるという。

 「極めて卑劣な行為であり、強い憤りを覚える。厳しい、大変厳しい状況の中で、後藤さんの早期解放に向けて、政府一丸となって取り組むよう、改めて指示した」

 安倍晋三首相は28日午前の関係閣僚会議終了後、イスラム国による後藤さんへの殺害予告を受け、記者団にこう語った。

 政府は、湯川さんと後藤さんの行方不明事案を把握した昨年8月17日と同11月1日付で、官邸に連絡室、外務省に対策室、在ヨルダン日本大使館に現地対策本部を立ち上げていた。安全確保の観点から非公表にしていたという。

 菅義偉官房長官は27日の記者会見で、安倍首相の中東歴訪判断に2人の事案が影響したかと問われ、「首相の中東歴訪と非道なテロを結び付けることは適当ではない」と強調。同時に「イスラム国の活動を含め、あらゆる要素を総合的に検討したうえで(中東歴訪を)判断した」と語った。

 2011年4月以来、外務省はシリアについて危険レベル最高の「退避勧告」を出し、目的を問わず渡航を控えるよう呼び掛けているが、12年8月には、ジャーナリスト、山本美香さん=当時(45)=が取材中に銃撃されて死亡した。

 昨年11月には、シリアのイスラム国の支配地域入りの意向を示していた日本人女性とアルジェリア系フランス人の夫がシリアの隣国トルコへ出国後、音信不通となった。日仏政府関係者も渡航自粛を要請したが、戦闘目的や法令違反は確認されず出国を引き留められなかったという。陸路でイスラム国の支配地域に入った場合、把握は困難だ。

 政府はシリアからの退避を勧告し、渡航延期を呼びかけているが、強制力はない。外務省によると、旅券法に基づき生命保護などの必要があれば旅券の返納命令を出せるが、憲法の「渡航の自由」との兼ね合いから実際に出すのは難しいという。


独自に解放へ働きかけも…国内のイスラム教徒
読売新聞 1月28日(水)16時4分配信

 イスラム教のモスクなどを運営する「日本イスラーム文化センター」(東京都豊島区)では、独自ルートで後藤さんの解放を「イスラム国」側へ働きかける努力を続けている。

 「後藤さんのためにお祈りをしよう」。パキスタン出身の事務局長、クレイシ・ハールーンさん(48)は28日早朝、礼拝に訪れた約20人にそう呼び掛けた。

 クレイシさんは事件発生後、シリア人の知人を通じ、「後藤さんたちを何とか助けてほしい」というメッセージを相手側に送り続けてきた。28日は午前10時頃、この知人に電話し、アラビア語で解放を求める声明を1時間以内に作り、急いで「イスラム国」に伝えるよう求めたという。

 クレイシさんは、27日深夜に投稿された映像について、「過酷な要求にショックを受けた。武装グループは、本当にイスラム教徒なのかと疑問に思う。これ以上、間違いを犯さないでほしい」と訴えた。


岸田外相「努力続ける」=人質事件
時事通信 1月28日(水)15時45分配信

 岸田文雄外相は28日午後、緊急対応のため参院本会議を途中退席し、外務省に戻った。この後、外相は記者団に「現地対策本部と連絡を取った。現状を確認し、指示を出した。(人質解放へ)努力を続ける」と語った。 


母、議員通じ救出訴え…知人ら「帰ると信じる」
読売新聞 1月28日(水)15時37分配信

 「絶対に帰ってくると信じている」。

 「イスラム国」を名乗る過激派組織が公開した新たな殺害予告映像では、交渉期限が「24時間」に区切られた。拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の母親や知人らは28日、深夜に迫ったタイムリミットに焦りを募らせながらも、強い気持ちで解放を待ち望んでいる。

 新たな映像の投稿から一夜明けた28日朝、後藤さんの母親、石堂順子さん(78)は、夫の行夫さん(78)と一緒に東京都内の自宅を出た。これまで息子への思いなどを連日、報道陣に訴えてきた石堂さんだったが、この日は問いかけに答えず、うつむいたままタクシーに乗り込んだ。

 向かった先は、千代田区内の国会議員事務所。石堂さんはこの議員を通じて、安倍首相らに後藤さんの救出を訴えようと、面会を求める要望書を首相官邸に送った。


ただただ無事戻ってと祈るばかり…湯川さんの母
読売新聞 1月28日(水)14時25分配信

 後藤さんとみられる男性の新たな映像が投稿されたことを受け、湯川遥菜(はるな)さん(42)の母親(73)は28日朝、千葉市花見川区の自宅前で、読売新聞の取材にこの映像を見たことを明かし、「ただただ(後藤さんが)無事に戻ってきてくれることを祈るばかりです」とだけ答えた。

 24日に公開された映像には、湯川さんとみられる男性の遺体とされる写真が写っており、言葉少なだった。


「戦場の同志」再会信じて=「生還してこそ」口癖に―後藤さんの仕事仲間
時事通信 1月28日(水)14時24分配信

 「生きて帰らなければ意味がない」。過激組織「イスラム国」を名乗るグループに拘束されたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)は、口癖のように紛争地取材の心得を語っていた。イラクで武装集団に拉致された経験を持つ仕事仲間の安田純平さん(40)も無事を祈る一人。「戦場で同じものを見てきた同志」との再会を信じている。
 東京・赤坂のビルに構えた小さな仕事場。昼間に訪ねてきた安田さんと会話が弾むと、後藤さんはワインを飲み始めた。「自分ばかり飲んでごめん」。明るい気さくな人柄がにじんだ。
 昨年1月に初めて会った時から、安田さんを「ジュンペイ」と呼び親交を深めた。好きなワインを片手に、取材の進め方などを語る。話題は尽きなかった。
 仕事ぶりは緻密で慎重。興味や情緒に流されず、「どうすれば作品になるか」を常に計算する「職業人としてのジャーナリスト」の印象が強い。
 フリーの記者がスパイ扱いされやすいシリアで、後藤さんが取材を始めたのは2011年ごろ。当初は周辺地域で難民を対象に取材した。テレビ出演時の画像などを用意し、現地で信用を得てから取材範囲を広げるなど、周到な準備を重ねた。
 後藤さんは昨年、別の武装勢力に一時拘束されたこともあった。疑いが晴れ、取材許可証をもらったが仕事を打ち切ったという。「(取材結果を)持ち帰らなければ意味がない」。冷静な判断に、安田さんは「チャンスと捉えず、無理せず帰って来るとは」と驚いた。
 安田さんは04年4月、武装集団に拉致され、3日後に解放された。尋問中は相手を刺激しないように一字一句、神経をとがらせて答えた。
 拘束されている間、心の支えになったのは「仕事」だった。自らの置かれた状況も取材対象と考え、記憶にとどめようとした。「きっと後藤さんも同じはず」。安田さんはそう思いながら、救出を祈り続ける。 


邦人人質、新情報なし=政府関係者
時事通信 1月28日(水)14時22分配信

 政府関係者によると、菅義偉官房長官は28日午後2時ごろ、日本人人質事件に関し、ヨルダンの現地対策本部から電話で報告を受けた。新しい情報はなかったという。 


「24時間」期限迫る=政府、後藤さん解放へ懸命―ヨルダンの対応注視
時事通信 1月28日(水)14時19分配信

 日本政府は28日、過激組織「イスラム国」とみられるグループに拘束されている後藤健二さん(47)の解放に向け、懸命の努力を続けた。「24時間」とされる交渉期限が同日夜に迫る中、事態打開の鍵を握るヨルダンへの協力要請を継続するとともに、情報収集や分析、関係各国への働き掛けに全力を挙げた。
 犯行組織は、後藤さんとみられる人物の音声メッセージ付き画像を27日夜、インターネット上で公開した。メッセージは最後通告として、ヨルダンが収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の24時間以内の釈放を要求。これに応じない場合は、後藤さんと、イスラム国が人質にしているヨルダン空軍パイロットのムアス・カサスベ氏を殺害すると警告した。
 日本政府がこの画像を確認したのは27日午後11時ごろで、遅くとも28日午後11時ごろが交渉期限となる。 


政府、ヨルダン対応注視…首相「政府一丸」指示
読売新聞 1月28日(水)14時13分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」を名乗るグループによる日本人人質事件で、拘束されている後藤健二さん(47)とみられる新たな映像が公開されたことを受け、政府は28日、後藤さんの解放に向け、ヨルダン政府に対する協力要請を続けた。

 安倍首相は同日午前、首相官邸で開かれた人質事件の関係閣僚会議の後、「後藤さんの早期解放に向けて政府一丸となって取り組むよう改めて指示した」と記者団に語った。日本政府が映像を確認してから24時間となる28日深夜の期限が迫る中、政府はヨルダン政府の対応を注視している。

 新たな映像は、ヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚を釈放すれば後藤さんを解放するとし、期限を24時間以内と定めた。ヨルダン政府が期限内にリシャウィ死刑囚の釈放に応じなければ、後藤さんだけでなく、イスラム国が拘束するヨルダン軍パイロットのムアズ・カサースベ氏(26)も殺害されると表明した。


<後藤さん新映像>「彼の命を奪わないで」ツイッターに続々
毎日新聞 1月28日(水)13時37分配信

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられる犯行グループに拘束されているジャーナリストの後藤健二さん(47)が映る新たな映像が27日夜にインターネットの動画投稿サイトに公開されたことを受けて、短文投稿サイトのツイッターにもメッセージがあふれた。

 登山家の野口健さんは「極めて厳しい状況でしょうが最後まで諦めないでほしい。後藤さん、そしてヨルダン人パイロットの無事を皆で祈ろう」と訴え、元衆院議員の三宅雪子さんも「今日は後藤さんの命運をわけるかもしれない重要な日です。まずは、後藤さんの無事を祈りましょう」と呼びかけた。

 「後藤さん助かれ!」「生きて!生きて帰って来て~」とストレートに思いを表したり、「みんなの気持ちが後藤さんに伝わりますように」「沢山(たくさん)の祈りに包まれて生還されますように」と願ったりする書き込みもあった。

 また、首相官邸や在日ヨルダン大使館の連絡先を明記し「必ず助けてください」「生きて日本に戻して下さい」と両国政府への働きかけを促す書き込みも。中には「国民1人の命も救えなくて何が政府だ」という激しい内容もあった。

 ISへの呼びかけもあった。「彼の命を奪わないでください!」「後藤さんは世界の平和に貢献する人です。無事解放するように願います」

 今回の事件では、国内の宗教団体やメディア団体、人権NGOなどが解放を求める声明を発表。後藤さんの知人のフリージャーナリストらが加入する「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」が日本語、英語、アラビア語で作成した声明に対しては、28日までに1600人を超える賛同者がネット上で署名している。【佐藤賢二郎】


<後藤さん新映像>「絶対にあきらめないで」 関係者祈る
毎日新聞 1月28日(水)13時34分配信

 「絶対にあきらめないで」--。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループに拘束されたジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな映像がインターネット上に投稿されてから一夜明けた28日、関係者が後藤さんへのメッセージを寄せた。新たな映像で示された「24時間」の交渉期限に向け、緊迫感が高まる中、ネット上にも無事を祈る書き込みが広がっている。【藤沢美由紀、島田信幸、春増翔太】

 後藤さんと同じ教会に通い、20年近い付き合いという東京都世田谷区の坂内(ばんない)和典さん(86)は「ひたすら耐え忍んで、救いを求めて祈って」と呼びかけた。

 後藤さんとは1997年ごろに教会の礼拝で顔を合わせてから親しくなり、結婚式にも招かれた。教会ではアフガニスタンやイラクで苦しむ子供たちの話を聞かせてくれたこともあり、5年ほど前には地域のサークルで講演を依頼した。「話が上手で、みんな聴き入っていた」という。

 爽やかな印象ばかり残るだけに、拘束後に公開された映像を見て「体も痩せて、何とも言えない表情が可哀そうでならない」と思いやる。「再会できたら『無事帰ってきたね』と声をかけたい」

 約10年前から仕事を通じ親交のある品川区の国際支援団体職員、中井裕真(ひろまさ)さん(49)は「無事に帰ることを信じている。絶対にあきらめるな」と力を込めた。

 後藤さんはいつもにこやかで、誰からも好かれた。別れ際にはがっちりと強い握手をしてくれる。2012年のクリスマスには「クリスマスプレゼントです」と書かれたメールで、ヨルダンにあるシリア難民のキャンプから幼い兄弟の写真を送ってきた。自然な笑顔が撮られ、子供に寄り添う彼らしかった。

 「いつもくだらない冗談を言い合う仲なので、帰ったら『ばかやろう』と言いたい。一日も早く家族の元に帰ってほしい」

 中東の難民支援などを通じて04年から親交があるNPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク」事務局長、佐藤真紀さん(53)は「人道支援活動をもう一度一緒にやりたい」と呼びかけた。

 後藤さんは同ネットワークが立ち入りできない危険地域でも取材に入ったといい、佐藤さんは「彼が発信する情報がなければ現地で何が起こっているか分からなかった」と話す。交渉期限を設けられた現状について「精神的、肉体的に厳しいかもしれないが、あきらめないでほしい。日本とヨルダンが一体になれば解放の可能性はあるはず」と訴えた。

 後藤さんは東日本大震災があった11年の7月までに2度、日本ユニセフ協会の支援を記録する委託カメラマンとして岩手県大槌町の吉里吉里(きりきり)保育園を取材していた。協会が園に行ったインタビューの様子などを撮影したという。芳賀明美園長は「気さくで笑顔が似合う人で、(被災した)子供たちを気にかけてくださった」と振り返り、「ただただ無事を願っている。帰ってまた被災地の子供たちを訪ねてほしい」と話した。


<後藤さん新映像>首相「ヨルダン政府へ協力要請変わらず」
毎日新聞 1月28日(水)13時29分配信

 ◇「24時間」対応急ぐ日本政府

 政府は28日午前、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられる犯行グループに拘束されているジャーナリストの後藤健二さん(47)が映る新たな映像が27日夜にインターネットの動画投稿サイトに公開されたことを受けて、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は会議で、早期解放に向けて全力で取り組むよう指示した。新たな映像が示した期限は「24時間」。政府は引き続きヨルダン政府に協力を求めるなど対応を急いだ。

 首相は会議で「後藤さんの早期解放に向けて、ヨルダン政府に協力要請を行ってきており、今後ともその方針に変わりはない」と述べ、「国内外の日本人の安全に万全を期すように」とも要請。この後、官邸で記者団に対し、「極めて卑劣な行為であり、強い憤りを覚える。政府一丸となって取り組むよう改めて指示をした」と説明した。

 加藤勝信官房副長官は28日午前の記者会見で、新たな映像の画像について「確認作業中だが、今の段階で本人の物でないという証拠はない」と述べ、音声についても「そうでないと申し上げる状況にない」と指摘。いずれも後藤さん本人のものである可能性が高いとの認識を示した。「24時間」の期限の起点については「政府が画像を確認したのは27日午後11時ごろだ」と述べるにとどめた。

 岸田文雄外相は28日午前、外務省で記者団に対し「後藤さんの早期解放に向け、あらゆるレベルでヨルダン政府と緊密に連携している。首相の指示の下、改めて協力を要請した」と述べた。岸田氏はまた、ヨルダンの現地対策本部に派遣した中山泰秀副外相に対し、「極めて厳しい状況の中で、ヨルダン政府に協力を要請するという基本方針は変わらない」と伝達したことを明らかにした。

 安倍首相は28日午前の参院本会議で、テロの脅威が増大しているとの認識を示した上で「在留邦人の安全確保に向けた迅速な情報提供、国内における警戒警備の実施、水際対策の徹底などを推進する」と述べた。さらに「今後もテロに屈することなく、世界の平和と安定のために積極的に貢献する」と訴えた。自民党の関口昌一氏への答弁。

 また自民、公明両党の幹部は同日昼、与党対策本部を国会内で開き、政府側から対応状況について報告を受けた。自民党の谷垣禎一幹事長は記者団に「非常に卑劣な行為で、一日も早い釈放を要求する。政府にはヨルダン政府と協議をしながらベストを尽くしてほしい。与党は全面的にバックアップする」と述べた。

 また、公明党の山口那津男代表は国会内であった同党の参院議員総会で「人の命のかかった重要な局面だ。今は対応が極めて重要で、論評はまだ早いと肝に銘じ、与党としての責任を果たしていきたい」とあいさつした。【鈴木美穂、水脇友輔、高橋克哉】


イスラム国殺害脅迫 外相「(起点は)27日午後11時」 首相、政府一丸の対応指示
産経新聞 1月28日(水)12時57分配信

 安倍晋三首相は28日午前、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)とみられる男性の新たな画像の公表を受けた関係閣僚会議で「極めて厳しい状況の中で、後藤さんの早期解放に向け、ヨルダン政府に協力要請する方針に変わりはない」と政府一丸の対応を指示した。メッセージで示された「24時間」の期限が迫っており、ヨルダンに協力を要請し、早期解放に全力を挙げる。

 加藤勝信官房副長官は28日午前の記者会見で、新たな画像について「確認中だが、今の段階で後藤さん本人のものでないという証拠はない」との見解を明らかにした。

 首相は関係閣僚会議で、「極めて卑劣な行為に強い憤りを覚える。断固非難する」と強調。「引き続き緊張感を持って連携し、後藤さんの解放に向け全力で取り組んでほしい」と求めた。首相はこの後の参院本会議で、テロ対策に関し「国際社会と緊密に連携し、国内での警戒警備の実施などを推進していく」と語った。

 岸田文雄外相は外務省で記者団に対し、イスラム国側が新たに設定した「24時間」の期限の起点については「政府としては日本時間の27日午後11時ごろメッセージと画像を確認した」と述べた。イスラム国は後藤さん解放の条件としてヨルダンが収監する女のイラク人死刑囚の釈放を要求しており、日本政府は、ヨルダン側に原則として交渉を委ねているとみられる。


イスラム国殺害脅迫 与党対策会合 谷垣氏「政府を引き続き全面支援する」
産経新聞 1月28日(水)12時43分配信

 自民、公明両党の幹部らは28日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件について、国会内で与党対策本部の会合を開き、与党として引き続き日本政府の取り組みを全面支援していくことを確認した。

 自民党の谷垣禎一幹事長は会合後、記者団に「非常に卑劣な行為で、(邦人の)一日も早い釈放を要求する」と改めて強調。その上で、「日本政府にはあらゆるルートを通じてヨルダン政府と連携し、(人質解放を実現できるよう)ベストを尽くしてほしい」と述べた。公明党の井上義久幹事長も谷垣氏に同調した。


与党、政府対応を全面支持=邦人人質事件
時事通信 1月28日(水)12時41分配信

 自民、公明両党の幹事長らは28日、「イスラム国」によるとみられる邦人人質事件に関する合同対策本部の会合を国会内で開いた。加藤勝信官房副長官らから現状の説明を受け、拘束された後藤健二さんの早期解放に向けた政府の対応を全面的に支えていくことを確認した。
 この後、自民党の谷垣禎一幹事長は記者団に「ヨルダンと連携しながら、あらゆるルートを通じてベストを尽くしてほしい」と語った。これに先立ち、公明党の山口那津男代表は党参院議員総会で「政府・与党がしっかり呼吸を合わせて臨みたい。人の命が懸かった重要な局面だ」と強調した。 

« 宮城沖地震に関するニュース・1889,2015年1月28日 | トップページ | 「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 うち1人を殺害か・16 »

ニュース」カテゴリの記事

侵略・支配・抑圧」カテゴリの記事

国防・軍事・安全保障」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/61048274

この記事へのトラックバック一覧です: 「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 うち1人を殺害か・15:

« 宮城沖地震に関するニュース・1889,2015年1月28日 | トップページ | 「イスラム国」日本人人質2人殺害予告 うち1人を殺害か・16 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30