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2014年10月17日 (金)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、死者計57人・24

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や消防、自衛隊は10月4日、山頂付近で新たに心肺停止状態の4人を発見し麓まで搬送したが、全員の死亡が確認された。23日までに噴火による死者は計57人となった。

火山活動による被害では、平成3年に43人が犠牲となった長崎県の雲仙普賢岳を上回り、戦後最悪となった。

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リンク:御嶽山の献花台に多くの人、犠牲者の冥福祈る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 1週間前に登山男性「人ごとじゃない」 献花台訪れ手を合わせる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:登山届提出義務化の検討は2火山 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>1カ月 教訓どう生かす 識者5人に聞く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、観光で切実な声相次ぐ - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽神社で慰霊大祭合祀祭…犠牲者57人に祈り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<火山噴火予知連>「御嶽山、火砕流伴う噴火の可能性も」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火の死者57人に - 速報:@niftyニュース.
リンク:「小規模な噴火」今後も恐れ=御嶽山、1カ月で活動低下―火山噴火予知連 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山で発見の1人、身元判明…死者57人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>遺体は東京の男性と判明 犠牲者57人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽噴火、死者57人に=東京の男性死亡確認―長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「息子の勇気を褒めてあげたい」照利さんを暖めたジャケットが両親に戻る…御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>寒がる女児に渡したジャケット、遺族へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山の融雪量を調査へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:噴火で犠牲の小5着用のジャンパー、持ち主判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:勇気のジャンパー、遺族へ=横浜の男性、少女に着せる―御嶽噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、7割が「噴火で客足減」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>ふもとの神社で犠牲者慰霊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:屋根に30cmの穴、積もる火山灰…御嶽山小屋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もし巻き込まれていたら…「登山届」提出が増加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、山小屋スタッフが入山 - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山噴火3週間 救助隊の葛藤 山との共生難しく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>霊山で犠牲 信者心痛 全国から義援金 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>女児救おうとしたジャケット 負傷男性も犠牲に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>現地対策本部が解散 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:とても残念…御嶽山救助隊、捜索拠点から撤収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:一部の家族が継続希望=捜索隊へ感謝の言葉も―長野副知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、国の現地対策本部が解散 - 速報:@niftyニュース.
リンク:「全員帰すつもりだった」悔しさにじむ救助隊員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>「救助や捜索、ありがとう」王滝村で感謝式も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「全力の活動に感謝」=捜索隊、麓から撤収―御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 土砂・火山災害ワーキンググループ設置 山谷防災担当相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:春の捜索再開時も協力=江渡防衛相―御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

御嶽山の献花台に多くの人、犠牲者の冥福祈る
読売新聞 10月25日(土)19時30分配信

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犠牲者を悼み、献花台に供えられた千羽鶴(25日、長野県木曽町で)=菊政哲也撮影

 御嶽山の麓にある長野県木曽町と王滝村の献花台には25日、多くの人が訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 木曽町の「太陽の丘公園」に設置された献花台に来た同県箕輪町、信金職員竹入功さん(51)は、噴火で同僚の高木啓光(ひろみつ)さん(37)を失った。「噴火前日に『また飲みに行こう』と約束したのに果たせず、最期の場所を遠くから見つめることしかできないなんて」と唇をかんだ。

 同県小諸市から妻の裕子さん(60)と来た無職掛川喜久雄さん(63)は噴火当時、2人で御嶽山に登っていたが、喜久雄さんの足が痛み出したため、8合目付近で登頂を断念した。喜久雄さんは「道すがらあいさつを交わした人たちが犠牲になったかもしれないと思うと、しばらく寝付けなかった」と打ち明けた。


御嶽山噴火 1週間前に登山男性「人ごとじゃない」 献花台訪れ手を合わせる
産経新聞 10月25日(土)18時41分配信

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献花台に花を手向け犠牲者の冥福を祈る親子=25日午後、長野県木曽町(加藤園子撮影)

 長野県木曽町が御嶽山を望む同町三岳の「太陽の丘公園」に設置した献花台には関係者らの姿が絶えない。晴天に見舞われた25日も大勢が訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 同県安曇野市の松本市職員、岡沢優樹さん(29)も両親らと訪れた。岡沢さんは噴火1週間前の同じ時間に、御嶽山の火口付近にいた。御嶽神社を参拝して写真を撮っていたという。報道などで犠牲者の情報に接する度に自分自身と重なった。

 「1週間遅かったら自分も犠牲になっていたかもしれない。亡くなった人や行方不明の人のことを思うと胸が痛い」。岡沢さんは山頂の方に目を向け、そっと手を合わせた。

 同日午後には、同県の阿部守一知事も姿をみせ、「心から冥福を祈ると同時に噴火の対策に全力で取り組むと誓った」と述べた。

 献花台は、同県王滝村も御岳高原に設けている。


登山届提出義務化の検討は2火山
2014年10月25日(土)18時20分配信 共同通信

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 噴煙を上げる御嶽山=25日午後、共同通信社ヘリから

 入山者に登山届の提出を義務化することを自治体が検討している火山は、気象庁が常時観測の対象とする全国47火山のうち、御嶽山(長野・岐阜)と新潟焼山(新潟)にとどまることが25日、共同通信の調べで分かった。御嶽山の噴火から27日で1カ月となるが、義務化は「観光にマイナス」などとして消極的な自治体も少なくない。

 ヘルメットが新たに配備されたのは10火山で、安全対策が進まない実態が明らかになった。

 御嶽山の噴火で行方不明の人数確定が難航したのは、登山届を提出していない人が多かったのが一因とされている。


<御嶽山噴火>1カ月 教訓どう生かす 識者5人に聞く
毎日新聞 10月25日(土)15時46分配信

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噴煙が上がる御嶽山=2014年10月10日午後1時48分、本社ヘリから

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火発生から、27日で1カ月。登山者に突如襲いかかった惨禍は、自然の脅威を改めて実感させた。我々は痛ましい犠牲から何を学ぶべきなのか。それぞれの立場で火山に関わる5人に聞いた。【聞き手・一條優太、斎川瞳、堀智行】

 ◇「予兆ありき」、認識を改めなければ

 山田正美・那須岳火山防災協議会会長(61)=栃木県那須町副町長=の話 火山のある自治体の職員として御嶽山の噴火は衝撃だった。那須岳も「監視・観測体制の充実が必要な火山」に選定された47火山の一つ。町としてできることは対応しなければならない。私と那須塩原市副市長、県危機管理監で構成する那須岳火山防災協議会の会合を9日に臨時開催し、早急に対策を検討していくことを確認した。

 これまでは噴火の予兆ありきで考えていた面があった。ある程度の時間的余裕があり、登山客は入山規制で対応できると認識し、山荘など観光業関係者の避難に軸足を置いていた。しかし、御嶽山ははっきりとした予兆がなかった。認識を改めなければならない。

 対策の一つとして避難小屋の整備が考えられる。御嶽山では山荘などの損傷も目立ち、より頑丈にすることが必要かもしれない。町単独では実施できないので国と協議したい。

 ◇「安全と観光」のバランス、悩ましく

 相原八男・宮城県蔵王町観光協会会長(74)の話 御嶽山噴火以来、観光客の危機感の高まりを実感している。蔵王山(宮城、山形県)は当分噴火はないと言われていたが、9日に火山性微動や火口湖「御釜(おかま)」の白濁が観測されたと発表された途端、旅館のキャンセルが出始めた。紅葉シーズンで一番のかき入れ時だが、突然噴火した御嶽山を見ると、観光客に安全を強調しすぎる怖さも感じている。

 蔵王山も多くの登山者や観光客が訪れる。噴火の危険性を伝えれば客足が遠のきかねず、経済効果を考えるとあまり広報したくない気持ちもある。どうバランスをとるか悩ましい。蔵王山は宮城、山形両県から頂上まで車で登れる。山頂に約200台分の駐車場があるが、避難小屋は数カ所だけ。噴火時、どうやって人数を把握し避難させるか考えなければならない。不幸な出来事が起こらないよう祈るしかない。

 ◇危機意識の風化は否めず

 太田一也・元九州大島原地震火山観測所長(79)=同大名誉教授=の話 長崎県雲仙・普賢岳災害(1991年)では長年の火山観測の経験に照らし、ぎりぎりまで考えて周辺自治体の首長に避難勧告を助言した。首長も勇気のいる重い決断をしたと思う。御嶽山のように登山者が多い山では観光業に与える影響も大きいので、入山規制などの判断は極めて難しく、慎重にならざるを得ないのが現実だ。

 ただ、雲仙・普賢岳災害を機に高まった火山への危機意識が23年を経過して風化していたのは否めない。行政の担当者らは気象庁の火山活動情報にもっと緊張感を持ち、きめ細かい監視体制を敷くことが必要。火山を観光地とするならば、避難施設や防災無線を整備しておくことも行政の当然の責任だろう。

 観光業者や山小屋の管理人、周辺住民も火山災害の歴史を学び、危険性を知るべきだ。日ごろの災害教育や危機意識啓発が重要だ。

 ◇積極的な情報提供も重要

 竹内敬一・日本山岳ガイド協会理事(60)=山梨県警北杜署山岳救助隊長=の話 山登りを40年続けているが、火山のものすごいパワーと怖さを改めて感じた。御嶽山は登山者も多いので、避難用シェルターが整備されていてもよかったのではないか。浅間山の外輪山・黒斑(くろふ)山(群馬、長野県)などには、噴火を想定した金属製のドーム型シェルターが設置されている。そうした整備が今後は求められるだろう。

 登山者の多くは火山の危険性を判断する材料を持っていない。御嶽山の場合も、ほとんどの人は火山性地震が起きていたことを知らなかった。登山道入り口に火山情報を伝える掲示板を置くなど積極的な情報提供も重要。

 山はきれいだが、非日常の世界で危険も多い。登山者には目や耳を働かせて山の変化に敏感になってほしい。入山届を出さない登山者も多いが、入山時間やルートが分かり、迅速な救助につながることを知ってほしい。

 ◇「運が悪かった」には違和感ある

 富士山ガイドの天野和明さん(37)の話 御嶽山噴火では、登山者が全く予想できないまま巻き込まれた。私がガイドをしている富士山も噴火の可能性があるとされる。1日数千人が登る夏季に噴火があったらと想像せずにいられなかった。現状では早く逃げる以外すべがないだろう。

 今回の噴火では噴石が体に当たった人が多かったと聞く。被害を少なくする方法としてシェルターの設置が考えられる。食料や水を備蓄すれば、けがやガスなどで一時的に下山できない人が少しの間しのげる可能性が出てくる。あらかじめ、入山者を避難が可能な人数だけに絞っておく方法もあり得るだろう。

 対策で全ての被害を防げるとは思わないが、報道で耳にする「運が悪かった」との言葉には違和感がある。それで片付けては亡くなった方があまりに気の毒。教訓として被害が広がらない方法を考えていくべきだ。


御嶽山、観光で切実な声相次ぐ
2014年10月25日(土)13時39分配信 共同通信

 57人が死亡、6人が行方不明となった御嶽山(長野・岐阜県)の噴火で、長野県の阿部守一知事と地元の観光関係者らによる意見交換会が25日、麓の同県木曽町で開かれ、関係者からは「売り上げが半減した」「被災者の気持ちを考えると安全性のアピールも自粛せざるをえない」など、切実な声が相次いだ。

 自らもペンションを経営する木曽町観光協会の幹部は「700人のキャンセルが出た宿泊施設もある。観光客から『危ないから別の場所に泊まろう』という声も聞き、風評被害は深刻だ」と訴えた。町商工会のアンケートでは回答した124施設のうち約7割が、客足が減少したとしている。


御嶽神社で慰霊大祭合祀祭…犠牲者57人に祈り
読売新聞 10月24日(金)13時40分配信

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御嶽山噴火による犠牲者を追悼する人たち(24日午前10時1分、木曽町で)

 御嶽山(おんたけさん)を信仰する木曽御嶽本教の慰霊大祭合祀(ごうし)祭が24日、長野県木曽町三岳の御嶽神社里社若宮で行われた。

 約300人の参加者らが、57人に上る噴火の犠牲者へ祈りをささげた。

 大祭は毎年開催されているが、今年は噴火を受け、一時は中止も検討された。だが、関係者に「亡くなった人々の冥福を祈りたい」との思いが強く、みこし行列など一部の行事を自粛し、開催を決めた。木曽御嶽本教の三代目管長で、御嶽神社宮司の武居哲也さん(53)が犠牲者に向けて「尊き御霊(みたま)、とわに安らかに」と述べ、慰霊した。

 木曽御嶽本教の総務部長、武居博美さん(73)は「山を愛する気持ちは信者も登山者も同じ。行方不明の人が早く見つかり、家族のもとへ帰れることを願いたい」と話した。


<火山噴火予知連>「御嶽山、火砕流伴う噴火の可能性も」
毎日新聞 10月23日(木)21時32分配信

 ◇引き続き警戒呼びかけ、レベル3を維持

 火山噴火予知連絡会(会長=藤井敏嗣・東京大名誉教授)は23日、長野・岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)の火山活動について「低下傾向がみられる」との見解を発表した。一方で「今後地震活動などが活発化する場合には、火砕流を伴うような噴火が発生する可能性がある」として、引き続き警戒を呼びかけている。気象庁は御嶽山の噴火警戒レベル3(入山規制)を維持している。

 気象庁によると、御嶽山では今月11日以降は火山灰を含む有色の噴煙は観測されていない。火山ガスの二酸化硫黄の放出量についても、噴火直後の半分以下となる1日当たり100~500トンで推移している。火山性地震は減少傾向にあり、小さな揺れが長く続く火山性微動も検知できなくなった。

 予知連では、入山規制されている火口から4キロ以内での調査も視野に、総合観測班を設けることを了承した。班長は名古屋大の山岡耕春教授が務める。

 記者会見した藤井会長は、御嶽山の活動について「さらに下がるのか、上がるのか見極めるほどのデータは現時点ではない。今後数カ月の推移を見る必要がある」と語った。

 8月に34年ぶりに噴火した鹿児島県の口永良部島・新岳は、活発な活動が続いており、今後も同程度の噴火が発生する可能性があるとした。宮崎・鹿児島県境の霧島山系・新燃岳では、2013年末から地下のマグマだまりの膨張を示す地殻変動が継続しており、小規模な噴火が発生する可能性があるとした。

 今年夏以降、火山性微動が観測された宮城・山形県境の蔵王山は噴火予報を平常に据え置いているが、山頂に近づく観光・登山客には注意を呼びかけている。【八田浩輔】


「小規模な噴火」今後も恐れ=御嶽山、1カ月で活動低下―火山噴火予知連
時事通信 10月23日(木)20時12分配信

 噴火開始から約1カ月がたった長野、岐阜両県境の御嶽山について、火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東京大名誉教授)は23日、気象庁での定例会合後、「火山活動には低下傾向がみられるものの、火口列からの噴煙活動や地震活動が続いており、今後も小規模な噴火が発生する可能性がある」との見解を発表した。
 予知連は「噴気活動や地震活動が活発化する場合には、火口周辺に大きな噴石を飛散させ、火砕流を伴うような噴火となる可能性がある」と指摘。積雪期に火砕流の発生や熱水の流出が起きると、火山泥流が発生する恐れがある。気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、警戒を呼び掛けた。 


御嶽山噴火の死者57人に
2014年10月23日(木)14時3分配信 共同通信

 長野県警は23日、噴火した御嶽山の捜索で発見されていた人の体の一部は、DNA鑑定の結果、東京都港区南青山の藤井徹さん(51)と身元が判明し、死亡を確認したと発表した。日本生命保険の子会社「ニッセイアセットマネジメント」によると、藤井さんは同社社員。

 藤井さんは県が行方不明者とした7人のうちの1人。御嶽山噴火での死者は57人、行方不明者は6人になった。

 藤井さんの体の一部は11日に山頂付近で発見、収容された。県警は現場の状況などから、生存の可能性はないとして死亡を認定した。


御嶽山で発見の1人、身元判明…死者57人に
読売新聞 10月23日(木)13時27分配信

 御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、長野県警は23日、11日の捜索で発見された1人について、死亡を確認し、東京都港区、藤井徹さん(51)と判明したと発表した。

 死因は不詳としている。噴火による死者は57人になり、行方不明者は6人になった。

 藤井さんは山頂にある御嶽神社奥社付近で見つかった。県警は、DNA鑑定し、身元確認を進めていた。

 藤井さんは都内の投資運用会社「ニッセイアセットマネジメント」社員で、御嶽山の噴火で犠牲となった同僚の上方麻衣さん(東京都中央区)や、堀口英樹さん(同豊島区)らとともに登山していた。


<御嶽山噴火>遺体は東京の男性と判明 犠牲者57人に
毎日新聞 10月23日(木)13時20分配信

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は23日、今月11日の捜索で見つかった遺体の一部の身元は東京都港区南青山、会社員、藤井徹さん(51)と判明したと発表した。長野県が安否不明者として把握していた。噴火の犠牲者は計57人となった。藤井さんは、剣ケ峰の斜面付近で見つかった。【福富智】


御嶽噴火、死者57人に=東京の男性死亡確認―長野県警
時事通信 10月23日(木)13時17分配信

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は23日、捜索で見つかっていた人体の一部について、身元を東京都港区の藤井徹さん(51)と特定し、死亡を確認した。噴火による死者は計57人、行方不明者は6人となった。


「息子の勇気を褒めてあげたい」照利さんを暖めたジャケットが両親に戻る…御嶽山噴火
スポーツ報知 10月23日(木)7時4分配信

 息子を褒めてあげたい―。御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で亡くなった横浜市中区の会社員・近江屋洋さん(26)が、避難中に同じく犠牲となった愛知県豊田市の小学5年・長山照利(あかり)さん(11)に着てもらうため手渡したジャケットが22日、近江屋さんの両親の元に、長野県警から返された。近江屋さんの父親(65)は、息子の行動をたたえながらも「2人とも生還できなかった…」と、つらい胸の内を明かした。

 突然の噴火で、一帯が噴煙に包まれ噴石が飛び交う中、自身の危険を顧みず、ただ目の前にいる少女を温め、守りたい一心で手渡したジャケットが、横浜市栄区の遺族の元に返った。緑色のジャケットには、当時の噴石の激しさを物語るような複数の穴が開いていた。

 噴火から26日目のこの日、ジャケットを受け取った後に、近江屋さんの父親は、コメントを出した。「切迫した中で息子が女の子を守ってあげようとした勇気を褒めてあげたい」とする一方で「2人とも生還できなかったことは、本当に残念で残念でなりません。状況を知るほど、悲しみは増します」と心中を吐露している。

 父親は取材にも応じ、近江屋さんが発見された時、薄いジャンパーとTシャツ姿だったと明らかにし「寒くなかったのかな。頑張ったねと言ってあげたい」と思いやった。

 照利さんの父・幸嗣さん(44)は21日の記者会見で「人を助けることはなかなかやらない世間だと思うが、山の上で助け合った。救いになる」と話していた。

 関係者によると、噴火後、近江屋さんと照利さん、女性の3人が山頂付近の同じ岩陰に避難。照利さんが「寒い」と話したため、近江屋さんはジャケットをリュックサックから出し、照利さんに着せるよう女性に頼んだ。近江屋さんも負傷していたが、照利さんの足のけがを手当てもしたという。

 長野県警が無事だった女性に事情を聴くなどし、照利さんが発見された時に着ていた大人用ジャケットの持ち主を捜していた。

 近江屋さんは勤務先の損保ジャパン日本興亜の同僚9人で、照利さんは無事だった母親を含む17人のグループで、それぞれ登山していた。


<御嶽山噴火>寒がる女児に渡したジャケット、遺族へ
毎日新聞 10月22日(水)21時1分配信

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で犠牲になった会社員、近江屋(おうみや)洋さん(26)=横浜市中区=が、同じ噴火で亡くなった小学5年、長山照利(あかり)さん(11)=愛知県豊田市=に避難中に差し出した登山ジャケットが22日、長野県警から近江屋さんの両親に返された。近江屋さんが寒さを訴える長山さんに差し出したもので、長山さんは発見時、このジャケットを着ていた。

 ジャケットは2着あり、ともに緑色で1着は所々が破れて中の綿が出ている状態だった。受け取った近江屋さんの父親(65)は「これを見るまで(長山さんにジャケットを渡したのが)息子じゃないんじゃないかって気持ちがありましたが、本当に息子がやったんだなと感じた」と言葉を詰まらせた。近江屋さんは発見時、薄いジャンパーとTシャツ姿だったといい、「寒くなかったのかな。頑張ったね、と言ってあげたい」と話した。

 また、報道機関に対し「目の前にけがをした子がいれば、誰であっても同じことをしたと思います。ただ2人とも生還できなかったことは、本当に残念で、残念でなりません」とのコメントを出した。

 関係者によると、近江屋さんと長山さんは9月27日午前11時52分の噴火直後、噴石と噴煙から逃げるために頂上付近の岩陰に避難し、偶然出会った。噴煙に覆われ周囲が暗い中、肩を負傷していた近江屋さんは「寒い、寒い」という長山さんの声を聞き、ザックからジャケットを取り出し「(長山さんに)着せてあげてください」と、近くにいた他の登山者に手渡したという。【水戸健一】


御嶽山の融雪量を調査へ
2014年10月22日(水)17時50分配信 共同通信

 噴火した御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)で来春、解けた雪が土石流の原因になる危険性があるとして、新潟大と信州大の研究チームが22日までに、融雪量を調査するための観測機器を7合目の田の原登山口(長野県王滝村)に近く設置することを決めた。融雪量のデータを地元自治体に提供する。

 新潟大災害・復興科学研究所の河島克久准教授(雪氷学)によると、噴火で積もった火山灰は下の土壌に水を浸透させにくい上、凍る可能性がある。積雪が解けたり降雨で水分を多く含んだりすると雪崩のようになり、土砂を巻き込んで土石流を発生させる恐れがあるという。


噴火で犠牲の小5着用のジャンパー、持ち主判明
読売新聞 10月22日(水)11時56分配信

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近江屋さんが長山さんに渡したジャンパー(代表撮影)

 56人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で犠牲になった、愛知県豊田市の小学5年長山照利(あかり)さん(11)が発見時に着ていた大人用のジャンパーが、同じく噴火で亡くなった横浜市中区、会社員近江屋洋さん(26)が避難のさなかに渡したものだったことが、長野県警の調査でわかった。

 2人と一緒にいた登山者の証言で確認された。県警は22日、横浜市に住む近江屋さんの両親の家を訪れて、ジャンパーを返却した。

 県警などによると、長山さんは9月27日午前11時52分頃、仲間と山頂近くで昼食を食べていて噴火に遭った。噴石などから身を守るために隠れた岩陰で、近江屋さんと別の登山者と一緒になり、3人は名前を教え合った。その際、長山さんが「寒い、寒い」と訴えていたため、近江屋さんがリュックサックから、緑色のアウトドア用ジャンパーを取り出し、「着せてあげて」と言って、もう一人の登山者に手渡したという。

 その後、3人は別々に避難。登山者は無事に下山したが、長山さんは今月4日、山頂付近から歩いて15分程度離れた「二ノ池」付近で、近江屋さんは1日、山頂近くの窪地(くぼち)「一ノ池」付近で見つかった。

 県警は、長山さんが着ていたジャンパーが長山さんのものではなかったため、持ち主を捜していた。

 ジャンパーを受け取った近江屋さんの父親(65)は、「息子を偉いなと思う。生きて帰ってきてくれれば褒めてあげたかった。(息子は)見つかった時、薄いジャンパーとTシャツだった。頑張ったね、と言ってあげたい」と語った。

 長山さんの父幸嗣さん(44)は21日夜、愛知県豊田市内で取材に応じ「自分のことで精いっぱいの状況の中で、照利のために着せてくれた。照利は人一倍臆病で怖かっただろうが、少しでも和らいだと思う。(近江屋さんが)生きていたら、感謝の言葉を伝えたかった」と話した。


勇気のジャンパー、遺族へ=横浜の男性、少女に着せる―御嶽噴火
時事通信 10月22日(水)11時54分配信

 御嶽山の噴火で死亡した愛知県豊田市の小学5年、長山照利(あかり)さん(11)が発見時に着ていた登山用ジャンパーが22日、持ち主で同じ噴火で亡くなった横浜市中区の会社員近江屋洋さん(26)の遺族に届けられた。近江屋さんが噴火直後、長山さんに着せたという。
 長野県警の警察官が同日午前、横浜市栄区の近江屋さんの実家を訪れ、両親に手渡した。
 ジャンパーを手にした近江屋さんの父親(65)は、「息子のものと確信しました。切迫した状態の中で、息子が女の子を守ってあげようとした勇気を褒めてあげたい。2人とも生還できなかったことは、本当に残念で残念でなりません」とコメントした。
 近江屋さんは発見時、薄いジャンパーとTシャツ姿だったといい、父親は「寒くなかったのかな。頑張ったねと言ってあげたい」と話した。
 長山さんが大人サイズの緑色のナイロンジャンパーを着ていたため、長野県警が持ち主を捜していた。 


御嶽山、7割が「噴火で客足減」
2014年10月21日(火)18時51分配信 共同通信

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 営業開始の見通しが立っていない長野県王滝村のスキー場=21日午後

 御嶽山(長野・岐阜県)の噴火を受け、地元商工会が旅館や飲食店に経営への影響をアンケートした結果、約7割が客足の減少を訴えていることが21日、分かった。

 調査した木曽町商工会(長野県木曽町)の三尾章事務局長(62)は冬場を前に「スキー客が減少すれば、雇用や収入面で地元は大打撃を受ける」と話し、影響の拡大を懸念している。

 アンケートは10日、商工会が長野県王滝村と木曽町の約560事業者に郵送、これまでに124から回答があった。

 噴火後の客足について、回答のうち52%が「大幅に減少した」、19%が「多少減少した」を選択。「あまり変わらない」は29%だった。


<御嶽山噴火>ふもとの神社で犠牲者慰霊
毎日新聞 10月19日(日)21時1分配信

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御嶽山の噴火による犠牲者の冥福を祈り、黙とうする参列者ら=長野県王滝村で2014年10月19日午前8時58分、喜屋武真之介撮影

 噴火で56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になった御嶽山(おんたけさん)のふもとの御嶽神社(長野県王滝村)で19日、慰霊大祭があった。霊山として御嶽山を信仰する地元住民ら約160人が参列し、犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげた。

 宮司の滝和人さん(61)は祝詞で「噴火を一日も早く静めてほしい」と述べ、参列した同村の稗田甲(きのえ)さん(69)は「まずは行方不明の人たちが早く見つかってほしい」と話していた。【喜屋武真之介】


屋根に30cmの穴、積もる火山灰…御嶽山小屋
読売新聞 10月19日(日)20時9分配信

 56人が死亡した御嶽山の噴火で、長野県木曽町の許可を得て18日早朝に入山した山小屋の関係者5人が19日、下山した。

 下山したのは、山に入った計9人のうち山頂北東の二ノ池本館の関係者3人と、9合目の石室山荘の同2人。

 二ノ池本館を経営する新井龍雄さん(70)らによると、同館は噴石で屋根に30センチほどの穴が開き、周辺には火山灰が10センチほど積もっていた。屋根の穴の応急処置や雨戸の取り付け、新たな支柱の設置などを行ったが、窓のサッシや外の資材の上にも火山灰が積もり、作業に手間がかかったという。「これでこの冬はなんとか越せると思う」と新井さんは話した。


もし巻き込まれていたら…「登山届」提出が増加
読売新聞 10月19日(日)16時52分配信

 山頂付近で約250人が巻き込まれ、56人の死者が出た御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境)の噴火災害を教訓に、登山者の意識が変わりつつある。

 各地の山で「登山届」を提出する人が増加。長野、岐阜両県も登山届の義務化に向けて検討を始めるなど意識向上への取り組みも始まった。18日で噴火から3週間。ヘルメットを持参し、万一の噴火に備える登山者も目立つようになっている。

 ◆浅間山

 長野、群馬両県にまたがる活火山・浅間山。3連休初日の今月11日は紅葉のピークに重なり、大勢の登山者でにぎわった。「自分が巻き込まれていたらと恐ろしくなり、今回は登山届を出した」と話したのは東京都内の50歳代男性。噴火1週間前に御嶽山に登った際には提出しなかったという。


御嶽山、山小屋スタッフが入山
2014年10月18日(土)16時9分配信 共同通信

 噴火によって入山が規制されている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)で、一部の山小屋のスタッフが18日、地元自治体の許可を得た上で入山した。噴石や火山灰による建物の被害状況を確認したり、冬に向けて雪の重みに耐えられるように補強したりする。

 長野県木曽町にある黒沢口から御嶽山に入ったのは、9合目にある「石室山荘」などのスタッフ計9人。入山を許可した木曽町によると、午前6時ごろから登り始め、3~4時間で山荘に着いた。山荘で1泊するという。町の職員や警察官は同行していない。

 山頂周辺の山小屋では、噴石によって屋根に穴が開くなどの被害が出ている。


御嶽山噴火3週間 救助隊の葛藤 山との共生難しく
産経新聞 10月18日(土)15時16分配信

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御嶽山での救難活動について語る山岳救助隊の田中慎太郎さん=岐阜県下呂市(写真:産経新聞)

 御嶽山(おんたけさん)の噴火は18日、発生から3週間を迎えた。依然7人が行方不明だが、積雪の影響ですでに今季の捜索は打ち切られた。噴火直後から岐阜県側の登山ルートで救出活動に加わった同県下呂市職員で山岳救助隊メンバーの田中慎太郎さん(45)は「二次災害の危険も伴うため打ち切りはやむを得ない」と自然の脅威に理解を示し、慣れ親しんだ「山」との共生の難しさを改めて感じている。

 木々の紅葉はコントラストを増し、山頂は白い雪に覆われた。「捜索を続けられればよかったが、実際にはできるような状態ではないだろう。この3週間で状況は大きく変わった」。田中さんは振り返る。

 噴火翌日の9月28日早朝、岐阜側の登山道の中腹で、頂上付近の山小屋で一夜を過ごした26人を出迎えた。灰にまみれた人たちの口元がかすかに緩んだ。一人、また一人と下山する登山者が姿を見せる。「無事でいてくれたんだ」

 水を手渡し、同行した医師による診察を手助けした。誰もが疲れた足取りで、焦りの表情を浮かべていた。「一刻も早く下りたい」。横顔を見て、頂上で起きたことを悟った。

 「御嶽山が噴火した」。麓にある自宅のテレビで速報を見たのは、27日正午過ぎ。曇ってはいたが、登山口に向かう途中、見慣れた御嶽山の山頂から煙が噴き出ているのを確認した。当初はここまで大惨事になるとは思ってもみなかった。

 同日夕、「9合目の山小屋に二十数人が残っている」と情報が入った。山小屋と電話や無線で連絡を取りながら救助のタイミングを探るが情報は錯綜(さくそう)する。

 これまでも市職員や一般の登山愛好家で作る山岳救助隊のメンバーとして、パトロールや遭難者の救助に協力したことはあった。だが、今回の噴火は突然すぎて想像もできなかった。

 普段は清らかで穏やかな御嶽山。田中さんは幼い頃に「いつ噴火するかわからん山だ」と周囲の大人に教えられたことを改めて思い出した。地元住民の記憶に刻まれているのは昭和54年10月に起きた、有史以来とされる噴火。小学5年生だった田中さんも、家族とともに噴煙を目にした。

 捜索再開は雪が解ける来春以降とされる。長野県から要請を受けた場合、田中さんらも活動に加わる可能性もある。「一人残らず捜し出さなければ」。田中さんは強い思いとともに、葛藤も抱き続けている。

 「御嶽山の自然と人間は、どうすれば共生できるのか」


<御嶽山噴火>霊山で犠牲 信者心痛 全国から義援金
毎日新聞 10月18日(土)11時59分配信

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山頂にある御嶽神社付近で活動する捜索隊=2014年10月11日午前10時56分、本社ヘリから

 戦後最悪の火山災害をもたらした御嶽(おんたけ)山(長野・岐阜県境、3067メートル)は、日本有数の霊山でもある。古くから信仰の対象とされ、多くの犠牲者が見つかった山頂付近に神社の社務所や祈とう所がある。だが、噴石や火山灰に襲われた今は近づくことすらできない。突然の悲劇に、御嶽信仰に関わる人たちは胸を痛める。

 「神を敬い、恵みをいただいている立場で、思いはとても言葉にできない」。木曽町にある御嶽神社の元職員で、現在も神社に携わる武居博美(ひろみ)さん(73)は複雑な心情を吐露する。2年前まで約45年にわたり、多くの信者が登拝(とはい)する夏の間を社務所に詰めて過ごし、山とともに生きてきた。今回も噴火直後から山荘の従業員らと連絡を取り合い、登山者の下山に協力。救助活動を気に掛けてきた。

 御嶽信仰は、山や自然に神が宿るという日本古来の信仰に、仏教や神道の影響を受けて形成された。奈良時代ごろからあったとされるが、一般の人たちに登拝の道が開かれたのは江戸時代。各地に神霊を分けた神社や「講(こう)」と呼ばれる集団ができ、信者たちが毎年訪れている。

 かつては山を登るのは白装束に金剛杖の信者ばかりだったが、自動車道やロープウエーの開通により、一般の登山者が増えた。信者による登拝は開山祭が開かれる7月から頂上奥社閉山祭がある9月初旬までがほとんどで、今回の犠牲者はほぼ一般の登山者とみられている。しかし、武居さんは「頂上ではたいていの方が手を合わせてくださる。山の一員として犠牲になられた方々の無念を思うと夜も目が覚める」と心を痛める。

 噴石などによる被害を受けた奥社は修復が必要とみられるほか、入山規制解除の見通しも立っておらず、当面は参拝場所としての機能は果たせそうにない。王滝村にある別の御嶽神社の滝和人宮司(61)は「被害程度も確認できず、今はどうすることもできない」と肩を落とす。

 御嶽山を信仰する寺院の一つの「無動山慈門院」(宮城県塩釜市)の住職、黒田祐仙さん(49)は噴火した9月27日、山中にいた。白装束姿の約20人の信者で8合目の遥拝(ようはい)所での参拝を終え、異変に気付いたのは下山途中の4合目だった。「雷鳴のようなごう音が聞こえた。ふもとに戻ると騒ぎになっており、あの音が噴火だったと分かった」と振り返る。

 1979年の初噴火で観光客が激減した際には、信者たちがそれぞれ懇意の旅館に積極的に宿泊して応援したという。ただ、前回と違うのは行方不明者を含めると60人以上に上る犠牲者が出たこと。黒田さんも「あの時よりも観光客を呼び戻すのは難しいと感じる」というが、「大事なのは助け合いの心。私たちはこれからも変わらず山に入り、宿に泊まる」と力を込める。

 御嶽神社に縁のある各地の神社からは、噴火後、支援の輪が広がっている。

 岩手県一関(いちのせき)市の御嶽山御嶽神明社(しんめいしゃ)の宮司、佐藤一伯(かずのり)さん(45)は9月末から義援金を募り始めた。先祖代々の宮司が御嶽山で行を積み、戦後は2年に1度、信者を連れて登拝しているが、2011年の東日本大震災の時に王滝村の企業から水や薬などの支援物資を送られ、被災地の住民に提供した。

 全国から集まった義援金は既に約30万円となり、18日、佐藤さんが届けようと噴火後初めて現地入りした。「山への信仰心だけではなく、苦しい時に手を差し伸べてくれた地域に恩を返したい」と話した。【藤沢美由紀、加藤佑輔】

 ◇御嶽信仰

 山自体を神格化し、信仰する山岳信仰で、富士山を対象にした「富士信仰」などとともに知られる。御嶽信仰の流れをくむ宗教法人は「木曽御嶽本教」(木曽町)、「御嶽教」(奈良市)など、全国各地に数多く存在する。木曽町三岳と長野県王滝村には名前は同じだが、別の総本社の御嶽神社があり、剣ケ峰頂上と王滝頂上にそれぞれ頂上奥社を持つ。両神社によると、王滝の頂上奥社は702(大宝2)年に創建、剣ケ峰の奥社の創建時期は不詳という。


<御嶽山>女児救おうとしたジャケット 負傷男性も犠牲に
毎日新聞 10月18日(土)8時0分配信

 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で亡くなった小学5年の長山照利(あかり)さん(11)=愛知県豊田市=が発見された時に着ていた大人用の登山ジャケットは、同様に犠牲になった会社員、近江屋(おうみや)洋さん(26)=横浜市中区=が、避難のさなかに提供したものだったことが分かった。長野県警が2人と一緒にいた登山者の証言などから確認した。少女を救おうとした緑色のジャケットは、県警から近江屋さんの両親に渡される。

 ◇「寒い、寒い」「着せてあげて」

 関係者によると、9月27日午前11時52分の噴火直後、近江屋さんと長山さん、別の登山者の3人が、噴石と噴煙から逃げるため、頂上付近の岩陰に避難、顔を合わせた。3人はそこで名前を教え合った。岩陰には他にも数人が入れ代わり立ち代わり避難してきたという。

 噴煙に覆われて辺りは暗かった。長山さんは「寒い、寒い」と言っていた。近江屋さんは肩を負傷していたが、ザックから登山ジャケットを取り出し、「自分のジャケットを(長山さんに)着せてあげてください」と、もう1人の登山者に手渡した。その時、長山さんは足を負傷しており、近江屋さんが手当てもした。その後、3人は別々に避難を続けた。

 「損保ジャパン日本興亜」に勤務する近江屋さんは同僚9人で御嶽山に登り、噴火に巻き込まれた。一ノ池付近で発見され、今月2日に死亡が確認された。

 長山さんはグループ17人で登山。噴火前、亡くなった高校3年の伊藤琴美さん(18)=愛知県知立市=らと山頂付近でおにぎりを食べている姿が目撃されていた。山頂で撮影したとみられる長山さんと伊藤さんの2人の写真が残っていた。

 長野県警や関係者によると、長山さんはグレーのパーカを着て登山していた。だが、今月4日に二ノ池付近で発見された時は、大人が着る緑色の登山用ジャケットを身につけていた。長山さんのものではなく、県警は所有者不明として保管し、持ち主を捜していた。

 長山さんの父幸嗣(こうじ)さん(44)は17日夜、取材に「生きていらっしゃったら直接お礼を言いたかったのに」と残念がり、「誰もが自分を守ることに精いっぱいの状況で、本当にありがたいことです」と、何度も近江屋さんへの感謝の言葉を述べた。

 近江屋さんの両親は「長野県警から説明を受けたが、心の整理がつきません」と話した。【水戸健一、巽賢司、中島幸男】


<御嶽山>現地対策本部が解散
毎日新聞 10月17日(金)22時42分配信

 御嶽山噴火の捜索打ち切りを受け、政府が長野県庁に設置した非常災害現地対策本部は17日、解散した。解散式の冒頭、出席者らは犠牲者らに黙とうをささげた。本部長の松本洋平・内閣府政務官は「残る行方不明者7人の捜索に、国として引き続き全力でバックアップしていきたい」とあいさつした。

 同本部は噴火翌日の先月28日に設置され、内閣府や国土交通省、防衛省、警察庁、消防庁などの計30人が関係機関の調整にあたった。長野県災害対策本部長の阿部守一知事も式に参列し、「全面的な支援に感謝する」と謝意を伝えた。

 行方不明者7人の家族に捜索打ち切り方針を伝えた加藤さゆり副知事は報道陣の取材に「ご家族は捜索隊に感謝の念を示すとともに、来春以降の捜索再開を期待している」と話した。【福富智】


とても残念…御嶽山救助隊、捜索拠点から撤収
読売新聞 10月17日(金)21時29分配信

 56人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、行方不明者7人の年内捜索が中止になったことを受け、警察や消防、陸上自衛隊による合同救助隊が17日、捜索の拠点となった長野県王滝村から撤収した。

 隊員らは「とても残念だ」「悔しい」と無念さを口にした。長野県庁に置かれた国の非常災害現地対策本部も17日、解散した。長野県警は、リュックやストック、カメラなど捜索で見つけた100点以上の所持品を、持ち主や家族に返す手続きを進めている。


一部の家族が継続希望=捜索隊へ感謝の言葉も―長野副知事
時事通信 10月17日(金)18時54分配信

 56人が死亡した御嶽山の噴火で、年内の捜索打ち切り決定に際し、行方不明者7人の家族の対応に当たった加藤さゆり長野県副知事が17日、県庁で報道陣の取材に応じ、複数の家族が捜索継続を希望していたと明らかにした。
 県災害対策本部が打ち切りを決めた16日夕、副知事は不明者の家族に電話で説明した。一部の家族が継続を求めたが、副知事は「冬山に変わり、非常に厳しい状況になっている」と理解を求めた。
 また、来春以降、雪解けや火山活動の状況を見ながら警察や消防による再捜索を検討することも伝えた。家族は再捜索に希望をつないでいるといい、「何月ごろから始めていただけますか」と聞く人もいたという。
 副知事は「心中察するに余りあるが、ご家族は捜索活動に従事した隊員への感謝の言葉を述べていた。今後も引き続き丁寧に対応したい」と述べた。 


御嶽山、国の現地対策本部が解散
2014年10月17日(金)18時1分配信 共同通信

 56人が死亡、7人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火に伴い、9月28日に長野県庁に設置された国の現地対策本部が17日、解散した。本部長を務めた内閣府の松本洋平政務官は解散式で「7人の捜索は、国としてもバックアップを続けたい」と述べた。具体的な方法は県からの要望を受けて検討するとした。

 長野県の阿部守一知事は「国と一緒だったので全力で捜索活動ができた。今後は観光面などで打撃を受けた周辺自治体の復興にも取り組むので、引き続き支援してほしい」と要請した。


「全員帰すつもりだった」悔しさにじむ救助隊員
読売新聞 10月17日(金)14時4分配信

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地元消防に見送られながら王滝村を離れる自衛隊車両(17日午前9時39分)=中村光一撮影
 「行方不明者全員を帰すつもりだった」――。

 二次災害の恐れから打ち切りとなった御嶽(おんたけ)山(長野・岐阜両県境)の捜索活動。警察や消防、自衛隊の救助隊員らは17日、行方不明者やその家族を気遣い、過酷な現場を振り返った。

 救助隊員一人一人に強く共通している思いは、行方不明者7人を捜し出せなかった悔しさだ。捜索には各地の警察関係者も多く加わり、関東管区機動隊伊那小隊の小原雄太小隊長(38)は「自分の大切な家族だと考えながら、行方不明者を全員、家族の元に帰す気持ちで捜索した。7人を発見できなかったのは申し訳ないし、つらい」と話し、「あまり経験のない現場だった。捜索再開までにしっかり心身共に鍛えて捜索に臨みたい」と誓った。

 捜索の指揮に当たった緊急消防援助隊の辻泰静岡県隊長(59)は「帰りを待ちわびている家族のことを考えながら捜索したが、かなわず残念だった」と話した。飯田広域消防本部の遠山和樹救助隊員(29)は「この先いつ捜索を再開できるかわからないが、その時はぜひ、捜索隊として加わりたい」と語った。

 台風の影響による降雨や火山灰、火山ガスに寒さなど、捜索は困難を極めた。山頂近くの窪地(くぼち)「一ノ池」、「二ノ池」周辺の捜索部隊約200人を指揮した群馬県高崎市の陸自新町駐屯地第12施設隊長の平位一郎2佐(47)は「いつ再噴火するか分からないという不安を抱えながらの捜索だった」と振り返った。

 金属探知機を使って捜索にあたった同隊の黒沢篤3曹(22)は「雪と違い、火山灰は歩けば歩くほど足が重くなる感覚だった」と話した。

 噴火翌日の先月28日から捜索活動が開始されたが、悪天候などに阻まれ、終日活動ができたのは9日間のみ。ヘリの後方支援のため、温度、湿度、雨量、風向など、気象観測を担当した東京都立川市の陸自立川駐屯地にある管制気象隊所属の内山新太郎3曹(33)は「毎日祈るような気持ちだった」と語った。


<御嶽山噴火>「救助や捜索、ありがとう」王滝村で感謝式も
毎日新聞 10月17日(金)12時2分配信

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捜索救助隊の感謝式で隊員を前に話す長野県の阿部守一知事=長野県王滝村で2014年10月17日、木葉健二撮影

 ◇自衛隊が現地からの撤収開始

 56人が犠牲になった御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、行方不明者7人の年内の捜索活動が打ち切られたことを受け、自衛隊は17日朝、現地からの撤収を始めた。ふもとの長野県王滝村立王滝小・中学校の児童と生徒計39人は、同校の校庭に車両などを置いていた自衛隊員たちに感謝の歌を贈った。

 9月27日の噴火以降、約20日間にわたり救助・捜索活動を続けた自衛隊、消防、警察への感謝式も王滝村で開かれた。県災害対策本部長の阿部守一知事は「降雪や凍結という山頂の過酷な状況での捜索は大変危険と判断した。苦渋の選択だった」と捜索打ち切りを決めた経緯を隊員に説明した。「不明者家族の思いに寄り添い、最後の一人まで発見するという強い思いで捜索にあたってもらった。心から感謝したい」と述べた。

 王滝小・中学校の子どもたちは「ありがとうの気持ちを伝えたい」と歌3曲を自衛隊にプレゼント。歌を聴いた陸自松本駐屯地の菅原利幸曹長(48)は「行方不明者を全員見つけられず無念の思いがあったが、感謝を伝えてもらい、たまらなくうれしかった」と話した。【松岡大地、稲垣衆史】


「全力の活動に感謝」=捜索隊、麓から撤収―御嶽山噴火
時事通信 10月17日(金)11時33分配信

 56人が死亡し、7人が行方不明となった長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)の噴火で、捜索に当たった警察や消防、自衛隊は17日午前、拠点にしていた長野県王滝村から撤収した。阿部守一知事は捜索隊員を集めた感謝式で「家族の思いに寄り添い、全力で活動を展開していただき、心からお礼申し上げたい」とあいさつした。
 式には約220人が参加。松本洋平内閣府政務官も「危険と隣り合わせでの活動は国民にも、政府にも誇りだ」とねぎらい、車両で会場を後にする隊員を、阿部知事らとともに拍手で見送った。
 捜索打ち切りについて、関東管区機動隊長野中隊の浅岡真隊長(42)は「率直に言えば、隊員全員が残念に思っている。ご家族に申し訳ない」と話す一方、「標高3000メートルでの未経験の捜索だったが、大きな事故はなくしっかり活動できた」と振り返った。
 名古屋市消防局から派遣された杉田俊也特別消防隊長(54)は「結果としては残念で、晴れ晴れとした気分ではないが、活動を長く続けるのは無理だと思っていた」と心境を明かした。
 長野県によると、捜索活動には警視庁や東京、富山、山梨、静岡各都県の消防も人員を派遣。延べ約1万5000人が参加した。 


御嶽山噴火 土砂・火山災害ワーキンググループ設置 山谷防災担当相
産経新聞 10月17日(金)11時23分配信

 山谷えり子防災担当相は17日、広島市の土砂災害や御嶽山の噴火を受け、政府の防災対策実行会議内に、土砂災害と火山災害対策に関するワーキンググループを設置する方針を示した。この日の閣議後会見で明らかにした。20日に開く同会議で正式決定する。

 山谷大臣は、「広島や御嶽山の災害で顕在した課題がたくさんある。検証課題の整理、対策の検討などが議論の対象になるだろう」と述べた。

 また、御嶽山での捜索活動を16日で打ち切ったことに関しては、「中央の非常災害対策本部は引き続き設置して、二次災害の防止や風評被害の防止について情報収集し、対策を考えたい」と語った。


春の捜索再開時も協力=江渡防衛相―御嶽山
時事通信 10月17日(金)10時6分配信

 江渡聡徳防衛相は17日午前、閣議後の記者会見で、御嶽山噴火による年内の行方不明者捜索が打ち切られたことに関し、「(自衛隊を)撤収せざるを得ないのは残念だ。
 冬に向けて山頂の状況が大変厳しい。春になれば協力したい」と述べた。 

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