« 宮城沖地震に関するニュース・1786,2014年10月15日 | トップページ | 慰安婦「性奴隷」報告のラディカ・クマラスワミ、修正要求を拒否 »

2014年10月15日 (水)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、死者計56人・23

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や消防、自衛隊は10月4日、山頂付近で新たに心肺停止状態の4人を発見し麓まで搬送したが、全員の死亡が確認された。11日までに噴火による死者は計56人となった。

火山活動による被害では、平成3年に43人が犠牲となった長崎県の雲仙普賢岳を上回り、戦後最悪となった。

17番目のニュース
18番目のニュース
19番目のニュース
20番目のニュース
21番目のニュース
22番目のニュース

リンク:御嶽山捜索の自衛隊が撤収 - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山捜索中止 なお不明7人「断腸の思い」 二次災害の恐れに関係者複雑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽捜索続行を断念 積雪で危険 再開は来春以降に判断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 阿部守一長野県知事「大変過酷な中での捜索活動」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>不明5人の家族19人 ヘリから見つめた捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>「スキー場が開くのか、山はいつ登れるのか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索20日間「発見に至らず申し訳ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「つらい」「言葉ない」=御嶽山麓の2町村長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「安全対策徹底できず」=岐阜知事もコメント―御嶽山捜索打ち切り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>火山灰との戦い、雨、降雪…捜索打ち切り苦渋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山警戒「見直す段階にない」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:目うるませ「苦渋の決断」=捜索打ち切りで長野知事ら―御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索打ち切り 最大人員でも不明者発見できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:現地対策本部を廃止=御嶽山捜索打ち切りで―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 不明者7人残し今年の捜索活動中止 知事「断腸の思い」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 長野県が不明者の捜索を打ち切り 積雪で環境悪化を懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、年内の捜索打ち切り…再開は来春以降に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「必死にやった」「歯がゆい」=捜索打ち切りに現場の隊員―御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、年内の捜索中止を決定 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>不明者の捜索打ち切る方針 来春再開を検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、年内の捜索活動打ち切り - 速報:@niftyニュース.
リンク:年内の捜索打ち切り=環境悪化で「断腸の思い」―不明7人、春以降再開へ・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火災害 ヘリに雪ぞり、高地ホバリング…懸命の活動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、最多の1961人態勢で捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>捜索再開 地上から960人現場へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火には「前兆現象」があった?入山規制しなかった国や自治体に責任はないのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1000人規模で捜索=登山道から徒歩―御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索、来春まで中断も…積雪で危険高まり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山の捜索を再開 - 速報:@niftyニュース.
リンク:日中気温、氷点下1~3度の見込み…御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>「台風前と違う」…捜索隊員ら寒さに苦慮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>「五の池小屋」雪に備え補強…冬場唯一の避難小屋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雨と火山ガス、捜索阻む=16日の再開検討―御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、積雪でも可能な限り捜索 - 速報:@niftyニュース.

以下、参考のために同記事を引用

御嶽山捜索の自衛隊が撤収
2014年10月17日(金)8時23分配信 共同通信

Photo_3
 御嶽山での行方不明者の捜索が打ち切られ、撤収作業をする自衛隊員=17日朝、長野県王滝村

 56人が死亡した御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部が今年の捜索活動の打ち切りを決めたことを受け、陸上自衛隊は17日早朝から撤収作業を始めた。

 捜索の拠点となった長野県王滝村では県や地元自治体が、陸自や警察に感謝の意を伝える式典を開いた。阿部守一知事は「大変、過酷な捜索状況の中、活動を展開していただき心からお礼を申し上げる」と述べた。

 この日の山頂は雲で覆われていた。9月30日以降、1日約300人の疲れを癒やした自衛隊の入浴施設では、早朝から洗面器やシートなどの片付けが始まった。


御嶽山捜索中止 なお不明7人「断腸の思い」 二次災害の恐れに関係者複雑
産経新聞 10月17日(金)7時55分配信

 御嶽山(おんたけさん)の噴火での行方不明者の捜索が、16日で打ち切られた。再開は来春以降の判断となるが、捜索隊は厳しい環境の中で懸命に活動し、不明者をあと7人残すというところまで捜索した。それだけに、関係者は複雑な表情を浮かべた。

 「家族の帰りを待っている方々がいる状況で、断腸の思いだ」。長野県の阿部守一知事は16日夜の記者会見でこう語り、悔しさをにじませた。

 御嶽山の噴火では、警察や消防、陸上自衛隊は後方支援も含め最大2千人近い態勢で捜索を進めた。しかし、噴火当日は硫化水素の発生で山に入れず、その後も火山活動の活発化や雨で中断を余儀なくされた。

 雨でぬかるんだ火山灰に足を取られ、首までつかる捜索隊員も。標高3千メートルを超える酸素濃度が薄い場所での活動に高山病の症状を訴える隊員も出た。これまでに計19人が体調不良を訴えた。

 「隊員は命がけの活動に全力を注いだ」。阿部知事は活動を振り返った。

 初冠雪した15日には気温は氷点下まで冷え込み、滑落の危険のほか、雪や火山灰の凍結により探索棒が使えなくなることが予想され、捜索中止が決まった。

 「一生懸命やったが、なぜ結果が出ないのか歯がゆい」。環境が日ごとに厳しさを増す中、活動を続けてきた捜索隊。警視庁災害対策課の志村和彦理事官(58)は「力及ばず、申し訳ありません」と話すのが精いっぱいだった。

 15日に現地入りした自衛隊員は「来たばかりでの捜索中止は心残りがある」。別の隊員も「まだ捜したいという思いはある」と声を落とした。

 静岡市消防局の辻泰司令長(59)は「隊員の士気は高く、捜索の中断は残念だが、隊員の安全管理が基本だ。再開して全員を発見できることを願っている」と語った。


御嶽捜索続行を断念 積雪で危険 再開は来春以降に判断
産経新聞 10月17日(金)7時55分配信

 56人が死亡、7人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は16日、積雪で捜索環境が悪化し二次災害の恐れがあるなどとして、今年の不明者の捜索活動を打ち切ることを決めた。

 雪が解ける来春以降に火山活動の状況を見ながら再開を判断するという。16日夜に記者会見した長野県の阿部守一知事は「断腸の思いだが、大規模な捜索は今日で終了する」と話した。

 対策本部によると、御嶽山は15日に初冠雪。山頂付近は、16日午前8時20分時点で積雪は5センチで、足元は凍結していた。

 この日も、最大規模となる約千人が山頂付近の捜索活動に投入され、噴火時に多くの登山者がいた山頂付近や山小屋、登山道を改めて捜索したが、不明者は見つからなかった。

 一方、不明者7人のうち5人の家族ら約20人が16日昼、自衛隊のヘリコプターに乗り、捜索状況を上空から確認した。

 捜索隊は、これまで山頂付近をくまなく捜索するローラー作戦を展開し、全域の捜索を終えていた。また今後、滑落や雪崩の危険も増し、阿部知事が今年の活動中止を最終判断した。

 救出・捜索活動に投入された人員(警察・消防・自衛隊)は、延べ約1万5千人。来春以降の再開後については、対策本部は、自衛隊には協力を求めず、地元の警察と消防で捜索を実施するという。

 御嶽山は例年、4月ごろまで雪に覆われ、7月初旬に山開きを迎える。


御嶽山噴火 阿部守一長野県知事「大変過酷な中での捜索活動」
産経新聞 10月16日(木)23時9分配信

 捜索救助活動の状況は日に日に厳しくなっている。断腸の思いだが、大規模な捜索救助活動は本日をもって終了することを決断する。大変、苦渋の決断だ。

 噴火直後から人命救助最優先で取り組んできた。警察、消防、自衛隊の皆さんの延べ1万5千人を超える方たちの力をいただく中、全力で懸命な捜索活動を行っていただいた。捜索を通し、できることは全てやり尽くしたと考えている。

 今回は大変過酷な環境の中での捜索活動になった。捜索隊員は命がけの救助活動に全力を注いだ。その懸命な活動に心から感謝の気持ち、敬意を表す。これ以上、捜索救助活動を継続することになれば、悪条件の中、隊員の安全に対して十分に対応が行いにくくなると考えている。捜索そのものが降雪や凍結の中で難しくなる。

 --家族に対し、いつ説明したのか

 「今回の決定については私どもで意思決定をした段階で皆様に伝えた。意思決定から会見に至るまでに、できるだけ連絡させていただいた。誠意を持って、これまでの取り組みを含めて丁寧に説明した」

 --今後の方針は

 「捜索再開は、春以降になる。その時点で検討したい」

 --家族がヘリから現場を確認したのは捜索終了を見据えたものか

 「直接的に関係ない」

 --捜索再開後の規模はどうなる

 「雪解け以降に地元警察や消防の協力を得て活動する。自衛隊などに再要請する考えは現時点ではない」


<御嶽山噴火>不明5人の家族19人 ヘリから見つめた捜索
毎日新聞 10月16日(木)22時37分配信

Photo
大勢の自衛隊員や警察官、消防隊員が捜索活動を続ける御嶽山山頂付近を飛ぶ、行方不明者の家族を乗せた自衛隊のヘリコプター=長野県王滝村で2014年10月16日午後0時2分、木葉健二撮影

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。

          ◇

 長野県が行方不明としている7人のうち5人の家族計19人が16日、ふもとの同県木曽町に集まり、自衛隊のヘリコプターで御嶽山の山頂付近で行われた捜索活動を見守った。

 県によると、7人全員の家族に打診したところ、5人の家族が応じた。41分間フライトし、ヘリでは自衛隊の広報担当者が現場の状況について説明したという。

 木曽町の原久仁男町長によると、家族らはその後、遺留品などが保管されている旧上田小に寄り、不明者に関連するものを持ち帰ったという。町幹部によると、家族は一様に口数が少なく、硬い表情を崩すことはなかった。家族同士で話をする姿もほとんど見られなかったという。【田ノ上達也、横井信洋】


<御嶽山噴火>「スキー場が開くのか、山はいつ登れるのか」
毎日新聞 10月16日(木)22時34分配信

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。

          ◇

 今季の捜索打ち切りについて、御嶽山のふもとの長野県王滝村では今後の集客に不安の声が上がった。

 旅館に勤める80代の男性は「寒い中、無理だったんだと思う。捜索隊員は頑張った」と理解を示した。民宿を経営する60代の女性は「何人かが山に残ったことは気の毒で、家族のことを考えれば何も言えない。スキー場が開くのか、山はいつ登れるのか、先が見えない不安があるが、(観光客を)静かに待つだけです」と話した。

 ふもとの同県木曽町は待機所や宿泊所を設け、心労が募る家族らを支えてきた。原久仁男町長は「家族のことを考えるととてもつらい決定。だが、(15日には)初冠雪があり、山頂での捜索の継続は厳しい。登山口を抱える自治体として、安全に登山を楽しめる御嶽山にするように努めたい」と述べた。【松岡大地、横井信洋】


<御嶽山噴火>捜索20日間「発見に至らず申し訳ない」
毎日新聞 10月16日(木)22時31分配信

Photo_5
御嶽山での捜索活動を終え、疲れた表情で引き揚げる警察官ら=長野県王滝村で2014年10月16日午後3時13分、木葉健二撮影

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。

          ◇

 「凍った火山灰にスコップが入らない」「自分たちの身を確保するのが精いっぱいだった」。今季最後となった16日の捜索を終えた捜索隊員たちは疲れ切っていた。標高3000メートル前後の山頂付近で火山灰に埋もれた行方不明者を捜すという前例のない活動は、冬の到来に行く手を阻まれ、20日間で終了した。

 積雪は約5センチ。長野県警の山崎守・機動隊長(53)は「人海戦術だけでは厳しい。岩場や火口付近では氷で滑って落ちる危険もある」と2次災害の危険性を指摘した。

 山梨県笛吹市消防本部の斉藤貴亮・司令補(37)は「ふもとに下りても手がかじかんでいる。足は凍るような冷たさ」と語った。名古屋市消防局の鈴木斎・消防司令長(56)は「8~9合目のぬかるみで体力を奪われた。自力では足が抜けなかった」と話した。

 20日間の捜索は圧倒的な自然の猛威に振り回された。雨、火山ガス、台風、そして強風と雪。ある隊員は「火山灰の硬さも、固まった場所も天候次第で日々変わる。それが一番難しかった」と振り返る。棒を刺して捜す方法からスコップで掘り進む方法に切り替え、人の体の一部や遺留品を見つけ人海戦術での掘り返しに自信を深めた。その直後の台風19号。2日間の中断を余儀なくされ、今度は雪に見舞われた。

 この日は最新鋭の金属探知機を初めて使用し、約20センチ下から折れた黒いストック1本を探り当てた。だが、新たな行方不明者は発見できず、タイムリミットを迎えた。「できることは100%やったと思う」と警視庁の池田安夫・第7機動隊副隊長(50)。一方で、捜索を終えた隊員たちは同じ言葉を口にした。「行方不明者を家族に帰したいと思ってやってきたが、発見に至らず申し訳ない」【稲垣衆史、松岡大地、金森崇之】


「つらい」「言葉ない」=御嶽山麓の2町村長
時事通信 10月16日(木)22時27分配信

 行方不明者の情報を求めて家族らが待機し、相談に乗ってきた長野県木曽町では16日夜、原久仁男町長が記者会見し、捜索打ち切りについて「家に連れて帰りたい家族の思いを考えるとつらい決定だが、環境が厳しいので致し方ない」と疲れた様子で語った。
 原町長は「大惨事を二度と起こさないよう取り組む」と強調。避難用シェルターの必要性を訴え、「山の変化の情報提供もしっかりやらなければ」と話した。
 捜索のために警察、消防、自衛隊が集結していた同県王滝村の瀬戸普村長も「家族の心中を察すると言葉がない」と険しい表情。「過酷な現状を考えるとやむを得ない判断だ。二次被害があってはいけない」と話した。 


「安全対策徹底できず」=岐阜知事もコメント―御嶽山捜索打ち切り
時事通信 10月16日(木)22時22分配信

 岐阜県の古田肇知事は16日、御嶽山での行方不明者捜索の打ち切り決定を受け、「ご家族のお気持ちを考えると断腸の思いだが、安全対策が徹底できず、二次災害の恐れがある。また、噴火警戒レベル3という危険な状態に変わりはなく、県として引き続き監視体制を徹底していきたい」などとするコメントを発表した。 


<御嶽山噴火>火山灰との戦い、雨、降雪…捜索打ち切り苦渋
毎日新聞 10月16日(木)22時14分配信

Photo_4
火山灰と雪が積もった御嶽山山頂付近で列になって捜索する自衛隊隊員たち=2014年10月16日午前(陸上自衛隊提供)

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。

          ◇

 阿部守一・長野県知事は報道陣から捜索方針を問われるたび、「全力で続ける」と繰り返してきた。だが15日夜、発言は「現捜索計画の終了時点で判断せざるを得ない」に変わった。

 台風19号の接近で13、14日の捜索は中止。3日ぶりに再開された15日は午後から降雨が予想され、約1900人態勢で臨んだものの約2時間で中止を余儀なくされた。山頂付近で積雪が初めて確認されたのも、この日だった。

 水分を含んだ火山灰の上に雪が積もった「知見がない」(専門家)状況下の捜索。それが現実味を帯びてきた。本格的な降雪時期までのわずかな間、現場に投入する部隊をさらに増やそうとしても、捜索隊関係者は「ヘリの輸送力から、これ以上は無理」と明かす。15日昼に知事と話した県関係者によると、「線引き(終了時期)が難しいですね」と話しかけると、知事は「そうなんです」と厳しい表情でうなずいたという。

 16日午前、行方不明者の家族に打診し、希望した5家族19人が自衛隊のヘリに乗り、上空から山頂の捜索活動を見届けた。行方不明者の家族待機所がある長野県木曽町の原久仁男町長によると、数日前に阿部知事から「家族に現地を見せたい」との電話が入ったという。

 御嶽山は11月、稜線(りょうせん)に雪が積もり始め、やがて積雪は2メートルに達する。【福富智】


御嶽山警戒「見直す段階にない」
2014年10月16日(木)22時13分配信 共同通信

 気象庁の西出則武長官は16日の記者会見で、噴火が続く御嶽山について、5段階のうち3(入山規制)としている噴火警戒レベルについて「直ちに見直す段階にはない」との見解を示した。

 西出長官は「火山性地震や火山性微動が減少傾向にあり、噴煙の高さが下がっているのは事実だが、噴火前に比べれば活動は高まった状態にある」と説明した。

 レベルの引き下げや火口から4キロとしている規制範囲の縮小は「噴火の予測も難しいが、その後の予測はさらに難しい」とした上で「一定程度の長期間安定した状態になってから、火山噴火予知連絡会の意見も聞いて判断したい」と述べた。


目うるませ「苦渋の決断」=捜索打ち切りで長野知事ら―御嶽山
時事通信 10月16日(木)22時6分配信

 「苦渋の決断だが、できることは全てやり尽くした」。御嶽山の噴火で、行方不明者の捜索打ち切りが決まった16日午後、災害対策本部長を務める長野県の阿部守一知事は県庁で記者会見し、時折目をうるませながら決断の理由などを説明した。
 厳しい冬を迎える山中に、依然7人の不明者が残る。知事はこの点について、しばらく黙り込んだ後、「御嶽山を愛したみなさんが大勢犠牲になった。残念な思いでいっぱいだ」と声を振り絞った。さらに「犠牲者の思いを受け止め、山の安全対策に取り組みたい」と述べた。
 知事は警察や消防、自衛隊の捜索協力について、「命懸けの活動に全力を注いでいただいた」と謝意を示し、「これ以上継続すれば、凍結や降雪といった悪条件下、捜索隊員の安全確保が十分できなくなる」と強調した。
 会見に同席した陸上自衛隊の後藤孝・第13普通科連隊長は「行方不明者を全て救出するという執念をもって活動してきた」と話し、声に無念さをにじませた。
 また、長野県警の山崎晃義本部長は「降雪期は吹雪で視界不良となり、滑落の危険性が高まる。凍結すると棒やスコップが使用できず、地中の捜索が不可能になる」と説明。「警察の総力を挙げて取り組んできた。思いがかなわず大変残念」と肩を落とした。 


<御嶽山噴火>捜索打ち切り 最大人員でも不明者発見できず
毎日新聞 10月16日(木)21時45分配信

Photo_3
御嶽山での捜索活動を終え、疲れた表情で引き揚げる自衛隊員ら=長野県王滝村で2014年10月16日午後4時、木葉健二撮影

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は16日、年内の捜索を同日で打ち切ることを決めた。山頂付近の捜索をほぼ終え、今後、積雪などによる2次災害に巻き込まれる危険性が極めて高いと判断した。同日夜、記者会見した長野県災害対策本部長の阿部守一知事は「断腸の思いだが、大規模な捜索は今日で終了する」とし、来春以降の再開を検討する。

 警察、消防、自衛隊による捜索は16日、後方支援の要員を含めると最多の約1900人態勢で実施。これまでに犠牲者が見つかった剣ケ峰付近や八丁ダルミ、一ノ池などを重点に、範囲を岐阜県側を含むすべての登山口にも広げた。

 剣ケ峰頂上付近は5センチの積雪があり、氷点下4~5度で風が強く、足元は凍結。岩場や火口付近では氷で滑って落ちる危険性も出てきた。捜索は約8時間にわたり、登山者のものとみられるサングラスとポーチなどを見つけたが、新たな行方不明者の発見には至らなかった。

 長野県は同日の捜索終了後、陸上自衛隊に対する災害派遣要請を解除。両県の災害対策本部はそれぞれ存続させる。来春の再開時期について、阿部知事は「入山可能となった時点で検討する」と述べた。

 気象庁によると、御嶽山で同日、火山活動を示す火山性微動は検知されていない。西出則武・気象庁長官は記者会見で「地震活動や噴煙をみても火山活動が(噴火直後と比べて)徐々に低下している」としたが、噴火警戒レベルについては「見直しという段階にはない」として、レベル3(入山規制)を維持する考えを示した。【川辺和将、野口麗子、石灘早紀、八田浩輔】


現地対策本部を廃止=御嶽山捜索打ち切りで―政府
時事通信 10月16日(木)21時40分配信

 政府は16日、御嶽山噴火に関する非常災害対策本部会議を開き、年内の大規模捜索の打ち切りを受けて長野県庁に設置している現地対策本部(本部長・松本洋平内閣府政務官)を17日に廃止することを決めた。
 非常災害対策本部は継続し、関係省庁が今後も風評被害対策などに取り組むことを確認した。 


御嶽山噴火 不明者7人残し今年の捜索活動中止 知事「断腸の思い」
産経新聞 10月16日(木)20時58分配信

 今年の活動中止が決まった御嶽山(おんたけさん)の噴火での行方不明者の捜索。度重なる雨や環境の悪化で中断を余儀なくされながらも、懸命の活動で不明者をあと7人残すというところまで捜索しただけに、関係者らは複雑な表情を浮かべた。

 「家族の帰りを待っている方々がいる状況で断腸の思いだ」。長野県の阿部守一知事は16日夜の記者会見でこう語り、悔しさをにじませた。

 捜索環境は悪化。噴火直後は暖かい日も続いたが、最近は気温が氷点下に達する場合もあり、降り積もった雪と火山灰が凍り、探索棒が刺さらない状態になっていた。さらに、噴火や火山ガスの危険も続き、阿部知事は「隊員は命がけの活動に全力を注いだ」と説明、「二次災害の防止のため、苦渋の決断になる」と唇をかんだ。

 捜索中止が決められる直前の16日昼、不明者7人のうちの5人の家族ら約20人が自衛隊のヘリコプターに乗り、現場の様子を上空から確認した。

 「大規模な捜索は今日で終了するが、行方不明者の家族に対しては今後も丁寧に対応していきたい」。阿部知事は最後まで厳しい表情を崩さなかった。


御嶽山噴火 長野県が不明者の捜索を打ち切り 積雪で環境悪化を懸念
産経新聞 10月16日(木)20時51分配信

 56人が死亡、7人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は16日、積雪で捜索環境が悪化し二次災害の恐れがあるなどとして、今年の不明者の捜索活動を打ち切ることを決めた。来春以降に再開を判断する。

 山頂付近は15日に初冠雪し、16日は午前の段階で積雪は5センチ。足元は凍結し、この日も最大規模の千人を捜索活動に投入したが、不明者は見つからなかった。

 今後、滑落や雪崩の危険も増し、県災害対策本部は今年の活動中止を判断したという。16日夜に記者会見した長野県の阿部守一知事は「断腸の思いだが、大規模な捜索は今日で終了する」と話した。


御嶽山、年内の捜索打ち切り…再開は来春以降に
読売新聞 10月16日(木)20時18分配信

 56人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、長野県災害対策本部は16日、行方不明者7人の年内の捜索を同日で打ち切ると発表した。

 積雪や火山灰の凍結など捜索環境が悪化し、救助隊員の二次災害の危険性が高まっていると判断した。捜索再開は、火山活動を見極めながら判断するが、来春以降になる見通し。

 災対本部長の阿部守一知事は16日夜の記者会見で、「まだ不明者が発見できておらず断腸の思いだが、できることはやり尽くした。苦渋の決断だ」と述べた。

 御嶽山では15日の初冠雪以降、山頂付近の気温は氷点下となり、17日も氷点下が見込まれる。今後は本格的に雪が降るため、災対本部は行方不明者の捜索が困難になると判断。「救助隊の安全確保も十分できない可能性がある」(阿部知事)として打ち切りを決めた。

 捜索再開については、雪解け後、県警や地元消防が中心となって検討する。長野地方気象台によると、山麓の開田高原(長野県木曽町、標高1130メートル)の雪解けは例年4月中旬。地元の木曽町観光協会によると、山頂付近は6月中旬まで雪が残るという。


「必死にやった」「歯がゆい」=捜索打ち切りに現場の隊員―御嶽山
時事通信 10月16日(木)19時38分配信

 行方不明者の発見を目指し、御嶽山に登り続けてきた現場の捜索隊員らは、年内の捜索打ち切りを複雑な思いで受け止めた。
 「とにかくみんな必死にやった。もっとやりたい、全員救出して終わりにしたいという隊員ばかりだと思う」。木曽広域消防本部(長野県木曽町)の楯啓二木曽消防署長(59)は、苦しい胸の内を打ち明けた。
 同本部は噴火直後、救出活動に参加。その後も隊員らは案内役として山に登ったが、山頂付近の状況は日を追うごとに厳しさを増した。「3000メートル級の冬山での作業はどの隊員も経験がない。装備も100%じゃない」
 楯署長は「ここ2、3日山が凍ってきて滑落したという話も聞く。これからもっと厳しくなる。時期を考えれば仕方ないのか」と話した。
 16日午後、捜索に当たっていた長野県警の中村香之警部補(39)は「なかなか思うように進展せず、歯がゆい気持ちだ」と明かした。寒さは厳しくなっており、「冬が近づいている。体感温度は低かった」と話した。
 中村警部補はこの日、登山道を中心に捜索。「火山灰がぬかるんだり、固まっていたり。雪が凍っているところもあった」。捜索打ち切りについては「考えたくない。隊員としては考えるべきでない」と強い口調で語った。 


御嶽山、年内の捜索中止を決定
2014年10月16日(木)19時36分配信 J-CASTニュース

56人が死亡し、少なくとも7人が行方不明となっている御嶽山の噴火で、長野県の対策本部は2014年10月16日で年内の捜索を中止する方針を決めた。NHKや信濃毎日新聞が報じた。

16日には最大規模となる1900人態勢で捜索が行われたが、新たな不明者は発見できなかった。山頂付近ではすでに積雪が確認され、再開は来年春以降になるという。


<御嶽山噴火>不明者の捜索打ち切る方針 来春再開を検討
毎日新聞 10月16日(木)18時52分配信

Photo
御嶽山山頂付近を飛ぶ、行方不明者の家族らを乗せたと見られる自衛隊のヘリコプター=長野県王滝村で2014年10月16日午後0時2分、木葉健二撮影

 御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県の災害対策本部は16日、行方不明者の捜索を同日で一時打ち切る方針を固めた。来春の再開を検討する。


御嶽山、年内の捜索活動打ち切り
2014年10月16日(木)18時9分配信 共同通信

 56人が死亡し、依然として7人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は16日、この日を最後に今年の捜索活動を打ち切ると決めた。山全域の捜索をほぼ終えた上、積雪などで二次災害の危険性が高まっているため、阿部守一知事が最終的に判断した。

 16日夜に記者会見した阿部知事は「家族の帰りを待っている方がいる。苦渋の決断」と述べた。雪が解ける来春以降に火山活動のレベルをみながら捜索再開を検討する。ただ、自衛隊に協力は求めず、地元の警察と消防で実施する方針。


年内の捜索打ち切り=環境悪化で「断腸の思い」―不明7人、春以降再開へ・御嶽山
時事通信 10月16日(木)17時30分配信

 56人が死亡し戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県の災害対策本部は16日、積雪や凍結など環境の悪化により二次災害の恐れが大きくなっていると判断し、行方不明者7人の年内の捜索を打ち切った。再開は来春以降になる見通し。
 長野県の阿部守一知事は同日記者会見し、「ご家族の帰りを待っている方々がいる状況だが、環境は日に日に厳しくなっている。断腸の思いだ」と述べた。同県は行方不明者の氏名を今後も公表しないという。
 噴火は9月27日正午前に発生。警察や消防、自衛隊による捜索活動は翌日から開始され、当初は登山道や山小屋、山頂付近を目視で確認。今月7日からは、金属探知機や棒などを使い山頂一帯をくまなく調べるローラー作戦を始めた。
 15日以降は「全山捜索」と位置付け、最多の1000人規模の態勢で、捜索が済んだ山頂付近や登山道などを調べ直していた。
 ただ、火山灰のぬかるみなどで足場が悪く、捜索は当初から難航。台風の接近などの天候の崩れや有毒ガスの発生などで中断も相次いだ。15日には山頂付近で積雪が確認され、気温の低下で日中も凍結するなど、捜索環境が悪化していた。
 捜索が再開されるのは入山規制がなくなった時点となり、阿部知事は「早くとも春以降になる。その時点で改めて検討したい。基本的に雪解け以降でないと、対応できる状況ではない」と説明。噴火レベルや雪解け状況を考慮しながら判断し、地元の警察と消防で再開するという。 


御嶽山噴火災害 ヘリに雪ぞり、高地ホバリング…懸命の活動
産経新聞 10月16日(木)14時52分配信

 御嶽山の噴火災害で、自衛隊のヘリコプターが行方不明者の救助や捜索隊の輸送にあたっている。現場は急峻(きゅうしゅん)な斜面が多いことに加え、今月に入ってからは雨が続き、降り積もった火山灰がぬかるんでいる。15日には現場の山頂付近が初冠雪し、悪条件も重なる。自衛隊は寒冷地で使用するスキー板のような部品をヘリに取り付けるなど工夫を重ねながら、16日も引き続き、ヘリで活動を続ける。

 防衛省によると、自衛隊は、15日時点で延べ281機のヘリを投入。スキー板のような部品は「雪ぞり」と呼ばれ、本来は南極などの寒冷地で離着陸する際に使用する部品だったが、今回は泥濘(でいねい)と化した山頂に着陸するため、ヘリに取り付けられることになった。

 一方、噴火直後は機体を着陸させずホバリングさせた状態で遭難者を引き上げるケースが多く、危険と隣り合わせの仕事が続いた。

 「3千メートルの高さでのホバリングは技術的に難しい。斜面に近づけば激突する恐れも高まる。慎重な操縦が必要だ」と話すのは同省の担当者。

 ホバリング中、パイロットはエンジン出力やローター(回転翼)をコントロールし、機体を空中に静止させる。御嶽山山頂のような高地は空気が薄く、上昇気流や下降気流のほか突風も吹くため、高度な操縦技術がなければ機体を静止させられないという。

 平成21年9月には岐阜県の北アルプス山中で、遭難者の救助にあたっていた県の防災ヘリが、ホバリング中にバランスを崩して墜落。操縦士ら3人が死亡する事故も起きている。

 航空評論家の鍛冶壮一氏は「ホバリングは、風向きが変わっても即座に反応できる技術と判断力が求められる。噴火直後で視界不良の中で操縦できているのは、よほどの訓練を積んでいる証しだ」と、指摘する。

 防衛省幹部は「厳しい現場だが、適切に対応しながら最後の1人まで発見したい」と話した。


御嶽山、最多の1961人態勢で捜索再開
読売新聞 10月16日(木)12時26分配信

Photo_8
雪の残る御嶽山の山頂付近で捜索する自衛隊員ら(16日午前10時42分、読売ヘリから)=竹田津敦史撮影

 56人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、警察、消防、陸上自衛隊による合同救助隊は16日朝、後方支援も含めてこれまでで最多の1961人態勢で捜索を開始した。

 長野県災害対策本部によると、捜索は午前6時に始まり、958人が三つの登山口から入山。登山道の周辺や脇道に行方不明者がいないか調べながら、山頂を目指した。埼玉県警や東京消防庁などのヘリコプターによる上空からの捜索も本格化し、常時2機が山頂周辺を飛び、火口付近や急斜面に所持品などの手がかりがないか、乗員が双眼鏡で調べている。

 山頂の剣ヶ峰には5センチの積雪があり、前日に続いて雪との闘いが続いている。剣ヶ峰付近の午前8時半の気温は1度。雪の下の地面は凍結している。午前9時までに隊員2人が体調不良を訴え、途中で下山した。


<御嶽山>捜索再開 地上から960人現場へ
毎日新聞 10月16日(木)11時27分配信

Photo_7
噴煙が上がる中、雪に覆われた御嶽山=長野県王滝村で2014年10月16日午前6時16分、木葉健二撮影

 56人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は16日朝、捜索活動を再開した。天候悪化に備えてヘリコプターによる山頂付近への捜索隊員輸送を見送り、約960人が徒歩で山に入った。後方支援を含めると約1900人態勢。

 長野県災害対策本部によると、剣ケ峰頂上は午前8時現在で積雪5センチ、気温1.3度、南の風3メートル。足元は凍結しているものの、視界は良好という。9合目付近でも1センチの積雪を確認した。捜索隊員2人が体調不良を訴えて下山したという。

 対策本部は15日から、これまでに犠牲者が見つかった剣ケ峰付近や八丁ダルミ、一ノ池などを行方不明者捜索の重点エリアにしている。見落としがなかったか確認するとともに、岐阜県側を含むすべての登山口に捜索範囲を拡大している。15日の捜索は天候悪化の可能性があり午前11時に打ち切られていた。

 気象庁によると、御嶽山は16日、火山性微動は検知できない程度になっているが、火山活動が高まった状態は続いている。噴煙は同日午前8時50分現在、火口から約200メートルの高さまで上がり、北東に流れているという。【川辺和将、鳥井真平】


御嶽山噴火には「前兆現象」があった?入山規制しなかった国や自治体に責任はないのか
弁護士ドットコム 10月16日(木)11時12分配信

Photo_6
国交省・多治見砂防国道事務所のサイトに掲載された御嶽山ライブカメラの画像

戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から半月が経過した。死者の数は10月14日時点で56人にのぼっている。まだ安否不明の人たちがいるが、台風など天候の影響もあり、ただでさえ困難な山頂付近での捜索はさらに難航している。

その御嶽山は現在、「入山規制」の対象となっている。気象庁は噴火直後に規制を行ったが、ツイッターなどでは、気象庁が噴火前の9月25日に発表した「週間火山活動概況」などを根拠にして、「噴火前に入山規制をかけることはできなかったのか?」と、疑問の声が上がっている。

この「活動概況」によると、9月10日ごろから御嶽山の山頂付近を震源とする火山性の地震が増加し、11日には85回の火山性地震が観測されていた。専門家でつくる火山噴火予知連絡会は、今回の噴火を「予見できなかった」と表明しているが、その説明に納得できない人たちは、こうした「前兆」があったのだから、警戒レベルを上げておけばよかったのではないかと主張しているのだ。

たとえば、今回のような自然災害のケースで、「入山規制を怠った」と主張して、法的に国や自治体の責任を問える可能性はあるだろうか。伊藤隆啓弁護士に聞いた。

●国の責任が認められるには、高いハードルがある

「入山規制を行う権限は、国(気象庁)ではなく、火山のある山域を所管する市町村長や都道府県知事にあります(災害対策基本法60条)。

ただ、市町村長等の判断は、実際のところ、気象庁が発表した警戒レベルに基づいて行われることが普通でしょう。

したがって、気象庁による火山活動の監視や火山防災情報の発表は、極めて重要といえます」

入山規制を決めるのは国ではないが、国(気象庁)の発表が判断に大きな影響を与えているとすれば、国にも何らかの責任があると言えないだろうか?

「たしかに、今回は、噴火する前に火山性地震が発生していたため、噴火の『前兆』が全くなかったとは断言できない場合といえます。

そのため、本当は気象庁が警戒レベルを引き上げるべきだったのに、これをしなかったという『不作為』があり、死傷者が出てしまったことについて『国家賠償責任』が問われるべきではないか、といった声が上がるのも理解できます。

しかし、そもそも噴火の予知は、地震の予知よりも難しいと言われています。今回は、『前兆』といえるものはあっても、いったん火山活動が落ち着き、噴火直前まで他の観測項目に変化はありませんでした。

そうすると、警戒レベルを引き上げなかった気象庁の判断について、法的に問題があるとまではいえないでしょう」

予測が難しい自然災害への対応について、国の責任を「法的に」追及するのは、かなりハードルが高いようだ。火山噴火は、なぜ予知が困難なのだろうか?

「日本は、世界の約1割にも相当する110の活火山があります。国は、そのうち今後100年程度の間に噴火するおそれがある47の山について、24時間監視しています。しかし、観測機器の数は山によって違いがあり、それぞれ観測の精度に差が生じざるを得ないことは仕方ありません。

また、本来であれば、火山や山麓の町について詳しい研究者が常駐し、最も現場に近い場所にいる市町村長と密に連携して、入山規制などの対応をすることが理想です。しかし、研究者が現場に常駐している例は稀でしょう。

現在のところ、不十分な観測態勢や、火山専門家の人材不足といった問題が、火山噴火の予知をより困難にさせています」

●タイムリーな情報を伝える対策を

それでは、将来このような悲劇を繰り返さないために、今後どのような対策が考えられるだろうか?

「今後は、観測態勢の強化と人材育成を急ぐべきでしょう。また、これまでの観測や情報提供のあり方についても再検証し、改善する必要があります。

登山者に向けた具体的な対策としては、それぞれの火山の防災情報について、入山者がスマートフォンなどでタイムリーに取得できるようなサービスを、気象庁が提供することなどが挙げられるでしょう。

入山者が噴火の前兆と思われる情報を事前に知ることができれば、自己の判断で入山を控えるといったことも可能となるからです」

伊藤弁護士は、「国、地方自治体、火山専門家、住民、登山関係者のすべてが、今回の未曾有の災害を教訓として、次なる災害に備えるための一歩を踏み出すべきだと思います」と締めくくっていた。

【取材協力弁護士】
伊藤 隆啓(いとう・たかひろ)弁護士
弁護士レオーネ北浜法律事務所 代表弁護士
大阪、京都、神戸からアクセスのよい法律事務所です。労働問題、家庭問題、相続問題など、様々な法的問題に悩む皆様へのきめ細かな法的支援を提供しています。
事務所名:レオーネ北浜法律事務所
事務所URL:http://www.leone-law.jp/


1000人規模で捜索=登山道から徒歩―御嶽山噴火
時事通信 10月16日(木)8時24分配信

 噴火で56人が死亡し、7人が行方不明となっている長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)で、警察や消防、自衛隊は16日、前日に続いて1000人規模の態勢で捜索を行った。雲がかかると着陸が難しいヘリコプターでの人員輸送はやめ、三つの登山口から徒歩で山頂に向かった。
 長野県災害対策本部は、15日からの活動を「全山捜索」と位置付け、一通り捜索が済んだ山頂付近と登山道などを調べ直している。阿部守一知事は同日夜、「全力でやり尽くし、次の対応を考える。環境が厳しくなる中、事故が起きないよう判断する」と述べていた。
 御嶽山の山頂付近は既に雪が積もり、16日の日中は晴れるが氷点下が続くと見込まれる。午後は雲がかかり、雪になる可能性がある。 


<御嶽山噴火>捜索、来春まで中断も…積雪で危険高まり
毎日新聞 10月16日(木)7時20分配信

Photo_3
御嶽山の捜索で金属探知機を持って二ノ池から剣ケ峰に移動する自衛隊員=2014年10月15日午前、陸上自衛隊提供

 56人の死亡が確認された長野・岐阜県境の御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部(本部長・阿部守一知事)は、捜索の一時見合わせも視野に今後の活動について、天候を見ながら16日にも判断する方針を固めた。県関係者への取材で分かった。登山者7人が行方不明のままだが、雪のシーズンを迎え、火山灰の上に雪が積もれば捜索は一層難航し、2次災害発生の恐れも高まるとしている。

 ◇16日にも判断

 関係者によると、15日に山頂付近で噴火後初の積雪を確認。この先、雪の日や天気が良い日中でも氷点下となる日が増える。山頂は風が強く、低体温症や高山病になる隊員も出ている。このため、捜索を一時見合わせ、春を待って再開することを検討している。

 対策本部によると、3日ぶりに再開した15日からの捜索では、剣ケ峰付近や八丁ダルミ、一ノ池などを重点エリアに、岐阜県側を含む全ての登山口に範囲を広げる計画。15日は降雨予想のため約2時間で打ち切ったが、登山道や山小屋の捜索は6割以上が完了したという。同日夜の対策本部の会議で、阿部知事は「現捜索計画の終了時点で、その後の対応をどうするか判断せざるを得ない」と話した。

 16日は、午前5時半から940人が登山口から現場に入り、残る捜索を続ける予定。


御嶽山の捜索を再開
2014年10月16日(木)6時29分配信 共同通信

 56人が死亡、7人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は16日朝、捜索活動を再開した。15日はこれまでで最大の千人規模で入山した。再開後も態勢を維持する方針。

 15日は山頂付近が初冠雪した。気象庁によると、同日午後から再び雪が降りだした。県災害対策本部は、積雪量だけでは中止を決めず、現場の判断を尊重する方針を示している。雨や雪が近く降る予報が出た場合は従来通り捜索しない。

 13、14日は台風19号の影響で捜索は行われなかった。15日は一時再開したものの、降雨の恐れから午前中の約2時間で中止された。


日中気温、氷点下1~3度の見込み…御嶽山
読売新聞 10月15日(水)23時50分配信

 56人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、行方不明者7人の捜索は15日、これまでで最多の1896人態勢で3日ぶりに再開されたが、悪天候により約2時間で活動を中止した。

 山頂付近は同日、今季初めて約1センチの積雪を観測。警察、消防、陸上自衛隊による合同救助隊は16日も同規模の態勢で臨む方針だが、日中の気温は氷点下1~3度まで下がる見込みで、捜索現場は一段と厳しさを増している。

 15日からは、全ての山小屋や登山道を調べる「全山捜索」が始まったが、9合目付近で二酸化硫黄の濃度が安全基準を超え、午後から雨になる予報もあり、午前11時に捜索中止が決まった。

 長野地方気象台によると、山頂付近は16日も朝晩を中心に1時間あたり最大3ミリの雨が予想されている。


<御嶽山噴火>「台風前と違う」…捜索隊員ら寒さに苦慮
毎日新聞 10月15日(水)22時7分配信

Photo_2
登山者の捜索で、雪が降った斜面を上る自衛隊員=御嶽山山頂付近で2014年10月15日午前9時51分、本社ヘリから小関勉撮影

 56人の死亡が確認された御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、15日午前8時半過ぎから、自衛隊のヘリコプターで順次山頂に降り立った約140人の隊員たちを待っていたのは、雪と寒さだった。積雪は1~2センチ、頂上付近の気温は氷点下5度。水たまりには氷が張っていた。

 「台風前とは明らかに違う。状況はかなり厳しい」。二ノ池付近を捜索した関東管区機動隊の松島真彦・長野小隊分隊長(31)は語る。雪が溶けた部分は火山灰と水分でドロドロになり、靴に粘りつく。バランスを崩して転倒する隊員もいた。

 山頂から下山した警視庁第7機動隊の池田安夫副隊長(50)によると、火山灰は台風の雨で流れて薄くなっている場所もある半面、くぼみにたまっており「8~9合目では膝付近まで埋もれた」。以前調べた場所の状態が変化した箇所も。

 さらに9合目から頂上までの硫化水素の濃度は4~7ppmと、人体に影響を及ぼす手前とされる2ppmを上回った。霧も深く、地上から頂上を目指した部隊は8合目付近で前進できなくなった。

 後発隊で途中で下山を命じられた関東管区機動隊の浅岡真・長野中隊長(42)は「2日間の中断で隊員たちは疲れも取れ、万全だっただけに、落胆している」と言う。

 ふもとの長野県王滝村の森本克則・総務課長補佐は「火山灰が凍ってしまうのでは。見つかっていない方々、命がけで捜索をされる方々の双方が心配だ」と話した。【松岡大地、柳沢亮、金森崇之】


<御嶽山>「五の池小屋」雪に備え補強…冬場唯一の避難小屋
毎日新聞 10月15日(水)20時12分配信

 御嶽山で冬場、唯一の避難小屋となる9合目の「五の池小屋」が雪の重みでつぶれる恐れがあるとして、同小屋を運営する岐阜県下呂市は15日、補強作業を実施、完了した。同市小坂振興事務所は「無事に終わり、ほっとしている」と話した。

 市職員ら8人が午前4時ごろから入山。建物の屋根を支える柱を設置するなどし、午後2時半ごろに完了したという。

 同小屋では噴火の際、登山者約30人が逃げ込んで一夜を明かし、全員が無事下山した。【飯田憲】


雨と火山ガス、捜索阻む=16日の再開検討―御嶽山噴火
時事通信 10月15日(水)18時46分配信

 噴火で56人が死亡し、7人が行方不明となっている長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)では15日、警察や消防、自衛隊が3日ぶりに行った捜索が降雨を見越して午前中で終了した。捜索隊の一部は火山ガスに行く手を阻まれ、積雪も確認された。悪条件が重なる中、長野県は16日の捜索再開の可否を検討している。
 長野県災害対策本部によると、15日の捜索は約940人が参加したが、ヘリコプターが着陸できたのは3回で、山頂付近に到達したのは徒歩を含め約160人だった。同県王滝村の7合目から入山した捜索隊は、二酸化硫黄の濃度が基準を超えたため待機を迫られ、下山した。
 山頂付近は同日朝、1センチ程度の積雪があり、夕方以降も雪が見込まれる。県の担当者は「雪があるから捜索をやめるということはないが、雨と同じく降りやんで3時間たつのが(再開の)条件だ」と話した。 


御嶽山、積雪でも可能な限り捜索
2014年10月15日(水)18時32分配信 共同通信

Photo_10
 初冠雪が確認された御嶽山の二ノ池周辺で活動する捜索隊員。その後、捜索は中止となった=15日午前(長野県警提供)

 56人が死亡、7人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は15日、雪が積もっても可能な限り捜索を続ける方針を明らかにした。積雪量だけで捜索中止を決めることはせず、現場の判断を重視する。

 山頂付近では同日朝、初冠雪が確認され、台風19号に伴う降雨で地表はぬかるんでいた。捜索環境が日に日に厳しさを増す中、警察や消防、自衛隊は16日の活動再開に向けた準備を進める。

 対策本部は、積雪が一定量に達した場合に捜索を中止するルールを設けるかどうか検討したが、現場の様子を見ながら臨機応変に対応する方が適切と判断した。

« 宮城沖地震に関するニュース・1786,2014年10月15日 | トップページ | 慰安婦「性奴隷」報告のラディカ・クマラスワミ、修正要求を拒否 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/60484867

この記事へのトラックバック一覧です: 御嶽山噴火、登山者多数が負傷、死者計56人・23:

« 宮城沖地震に関するニュース・1786,2014年10月15日 | トップページ | 慰安婦「性奴隷」報告のラディカ・クマラスワミ、修正要求を拒否 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30