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2014年10月 8日 (水)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、死者計55人・20

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や消防、自衛隊は10月4日、山頂付近で新たに心肺停止状態の4人を発見し麓まで搬送したが、全員の死亡が確認された。8日までに噴火による死者は計55人となった。

火山活動による被害では、平成3年に43人が犠牲となった長崎県の雲仙普賢岳を上回り、戦後最悪となった。

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リンク:決死の救助「強く心に決めた」=山肌でギリギリ高度維持―救難ヘリ機長・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:体温奪う強風「立つのがやっと」=続く捜索、傷病者も―御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、終日捜索も不明者発見できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>不明者新たに見つからず 11日再捜索へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 発生2週間で2回目の台風接近 専門家「少量の雨でも土石流起きる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、不明者新たに見つからず - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山噴火 捜索活動再開 最大規模の550人投入も新たな不明者発見なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:捜索、時間との闘い=迫る降雪「事実上不可能に」―不明8人・御嶽山噴火2週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪や台風にらみ…御嶽捜索、時間との闘い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>普段から防災グッズ 30年前の土石流で集落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>最多546人 現場で捜索再開 台風と雪迫る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、捜索を再開…「2日間が正念場」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 警視庁の機動隊も応援…捜索活動再開 最大規模の550人体勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:最大規模550人で捜索=対象エリア7割終了―依然8人不明・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、最大規模で捜索再開 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>頭部や首に噴石、即死20人…検視の医師 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索範囲の7割終了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>登山計画書の提出義務化を検討…長野知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:火山灰に首まで埋まり、高山病を発症 御嶽山捜索「打ち切るべき」と二次災害危惧する声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:山頂の地表、刻々変化=神経すり減らす隊員―不明者捜索、再開目指す・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「過酷な状況で活動、心強い」=坂本消防庁長官が隊員激励―長野県王滝村・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山の捜索、悪天候で中止 寒さ厳しく、過酷な捜索環境 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:遺品のカメラ、「帰宅」の夜だけなぜか写真が… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:迫る冬、焦る捜索隊…再び活動中止・台風も接近 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>山小屋配備のヘルメット役立った - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 天候不順で捜索活動中止 10日に再開を判断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山捜索は天候不良で中止 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>天候悪化で捜索活動中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:天候不順で捜索中止=依然8人行方不明―噴火の死者55人・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火、捜索難航 1人発見で死者55人に 身元2人判明、不明は8人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火、捜索難航 標高3000メートル 隊員の体力奪う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山>死者55人に 火山灰に埋まり、懸命の捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>パワーショベル遠隔操作で 砂防ダム工事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:火山ガス・凍った泥状の灰…御嶽山、過酷な捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

決死の救助「強く心に決めた」=山肌でギリギリ高度維持―救難ヘリ機長・御嶽山噴火
時事通信 10月11日(土)2時35分配信

 戦後最悪の犠牲者を出した御嶽山噴火。発生翌日の9月28日に激しく煙を吐く噴火口近くで救助活動を行った救難ヘリの機長が10日までに取材に応じ、「厳しい任務になると思ったが、1人でも多く救助しなければと強く心に決めた」と当時の心境を初めて明かした。
 陸上自衛隊第12ヘリコプター隊第1飛行隊(北宇都宮駐屯地)に所属する40代機長で、救助活動で御嶽山に一番乗りしたUH―60救難ヘリを操縦した。
 命令が下ったのは噴火直後。過酷な任務と覚悟した上で、1人でも多く無事に救助することが任務だと自分に言い聞かせた。家族に具体的な内容は知らせなかったという。
 28日午前6時20分ごろ、救助員2人を含む計5人で松本駐屯地(長野県)を出発。約30分で御嶽山に到着した。
 間近で見た山肌は「積もった火山灰に無数の大小の穴が開き、月面のような印象を受けた」という。噴煙の状態から火山活動は活発だと感じた。
 登山者がいた場所は標高約3000メートル。空気が薄いために操縦が難しくなるほか、エンジンの出力低下などトラブルの原因になる火山灰が山への接近を阻んだ。
 登山者をつり上げるため高度を下げると、プロペラの下降気流で灰が舞い上がった。ゆっくりと降下して吹き飛ばす「ギリギリの高度での救助活動」を実施した。
 噴火発生から11日で2週間。絶えず噴煙が立ち上る中、機長は捜索隊員らを乗せて山頂と麓の往復を繰り返している。 


体温奪う強風「立つのがやっと」=続く捜索、傷病者も―御嶽山噴火
時事通信 10月10日(金)21時33分配信

 天候が回復し、2日ぶりに再開された御嶽山の行方不明者の捜索。厳しい寒さと足場の悪い過酷な環境で、低体温症や高山病にかかる捜索隊員もいた。10日の捜索では、不明者は見つからず、隊員らは「非常に残念」と悔しさをにじませた。
 徒歩で下山した関東管区機動隊松本小隊の林盛広隊長(35)によると、山頂は風が強く、立っているのがやっとな状態。「隣の人の声が聞こえないほどで、一気に体温が奪われた」という。懸命の捜索も、「発見できずに残念」と顔を曇らせた。
 ヘリコプターで下山した自衛隊の1等陸曹(29)も「午後に急激に気温が下がり、寒さで体が動かなくなった」と疲れた様子だった。
 この日は、警視庁から山岳救助を得意とする第7機動隊が初めて参加。これまで捜索されていない険しい場所を担当したが、ぬかるんだ火山灰は想像以上に深く、胸まで埋まる隊員もいた。ジュラルミン製の盾に膝を乗せ、沈み込まないよう工夫して捜索に当たった。
 厳しい状況の下、警視庁ではこの日だけで、低体温症の疑いで1人、高山病の疑いで2人が医療機関に搬送された。第4機動隊の大石光泰副隊長(50)は「現場は想像を絶していたが、(火山灰で体が)沈むことを恐れては活動できない。見つかるまで何度でもやる」と厳しい表情。自衛隊でも、複数の隊員が高山病の症状を訴えた。 


御嶽山、終日捜索も不明者発見できず
読売新聞 10月10日(金)21時13分配信

 55人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、警察と消防、陸上自衛隊などの合同救助隊は10日、これまでで最多の546人を山頂付近に投入、行方不明者8人を捜索したが、終日活動した日では初めて不明者を発見できなかった。

 11日で噴火から2週間。降雪期が近づく中、12日以降は台風19号の影響も懸念され、長野県災害対策本部は「11日の捜索が極めて重要」としている。

 10日の捜索は、後方支援も含めて約1100人態勢で臨み、警視庁の山岳レンジャー部隊も加わった。山頂の剣ヶ峰周辺や登山道「八丁ダルミ」脇の斜面などを捜索。救助隊は7日から、剣ヶ峰から1キロ圏内に重点を置いて活動しており、県災対本部は10日夜、「重点エリアの全てを少なくとも1回は捜索した」と説明した。


<御嶽山噴火>不明者新たに見つからず 11日再捜索へ
毎日新聞 10月10日(金)21時8分配信

 55人が死亡し、少なくとも8人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察と消防、自衛隊による捜索隊は10日、山頂に近い御嶽頂上山荘周辺などを捜索した。警視庁などからの応援も得て現場に546人、後方支援も含めると計1117人と、噴火後で最大の態勢をとったが、不明者は新たに見つけられなかった。

 噴火した9月27日以降の捜索で、天候悪化により中断した日を除き、不明者を発見できなかったのは初めて。長野県災害対策本部は、地形などから「捜索可能」と判断した山頂付近の約26万平方メートルの捜索について「(面的に)ほぼ100%終了」と発表した。ただ、不明者を見落とした可能性も否定できないとして、11日は既に捜索したエリアを同規模の態勢で再捜索する。

 気象庁などによると、11日の山頂付近は雨は降らず、日中(午前9時~午後6時)の気温は4~5度、風速7~8メートルと予想。台風19号の接近に伴い、県内は13日から雨が降り始め、14日にかけて大雨になる恐れがある。御嶽山の噴火は継続しており、10日午後9時現在の噴煙の高さは約100メートル。同日午前0時~午後7時に9回の微小な火山性地震を観測した。引き続き警戒を呼びかけている。

 10日の山頂付近は朝から晴れ間が広がった。関東管区機動隊松本小隊の林盛広小隊長(35)によると、前回捜索した8日に比べ、火山灰が乾燥し、足を取られにくくなった代わりに、捜索棒が地面に刺さりにくくなった。

 初めて捜索に加わった警視庁山岳レンジャー隊は、2人が高山病の症状で下山した。第4機動隊の大石光泰副隊長(50)は「入念な準備はしていたものの、環境は過酷だった」と話す。

 火口近くの急峻(きゅうしゅん)な登山道「八丁ダルミ」付近などを再捜索した緊急消防援助隊愛知県隊の鈴木英文隊長(59)は「緊急時に判断を誤り、普段は行かないような場所に避難しようとした可能性もある」と登山客の行動を推察する。「残された時間は少ないが、より険しいところも捜索する必要があるのではないか」と語った。【大平明日香、福富智、川辺将和、田ノ上達也】


御嶽山噴火 発生2週間で2回目の台風接近 専門家「少量の雨でも土石流起きる」
産経新聞 10月10日(金)19時58分配信

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捜索に向けヘリに乗り込む警察ら=10日午前、長野県王滝村(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)

 御嶽山の噴火から2週間が経過した現在も、専門家は「土石流には警戒が必要だ」と指摘している。山肌には水を通しにくい火山灰が厚く堆積。少量の雨でも、周囲の土砂を巻き込んで流れ出し、土石流を引き起こす可能性があり、林野庁などがセンサーや監視カメラで警戒を続けている。

 台風18号に伴う大雨が降った5日夕、長野県王滝村を流れる濁沢(にごりざわ)川で土石流発生を感知するため、林野庁中部森林管理局(長野市)が設置したワイヤセンサーが作動した。比較的小規模な土石流だったとみられるが、センサーが破断したため、同局は新たにセンサーを張り直したという。

 さらに、勢力が強い台風19号の接近が予想され、再び大雨が降る可能性が高まっている。産業技術総合研究所総括研究主幹の山元孝広氏(活断層・火山研究部門)によると、平成3年に死者・行方不明者43人を出した雲仙普賢岳(長崎県)の噴火では、20ミリほどの降雨量でも、山頂付近で土石流が発生した例があったという。

 台風18号では麓の王滝村などで大規模な被害は出なかったが、山元氏は「台風18号で大きな土石流が発生したとしても不思議ではなかった。噴火から時間が経過しているからといって危険が去ったわけではない」と指摘し、厳重な警戒を呼びかけている。


御嶽山、不明者新たに見つからず
2014年10月10日(金)19時57分配信 共同通信

 55人が死亡、8人が行方不明になっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は10日午後も捜索を続けたが、不明者は新たに見つけられなかった。天候不良で捜索できなかったか、すぐに打ち切った日を除き、発見できなかったのは初めて。

 山頂付近の立ち入り可能な捜索対象エリア約26万平方メートルは、同日までに一通りの捜索を完了。見落としがないよう、11日以降は同じエリアを再度調べる。

 全ての不明者が見つからなかった場合は、危険性が高く現時点では目視以外での確認が難しい火口付近や急ながけも、何らかの方法で捜索できないか検討する。


御嶽山噴火 捜索活動再開 最大規模の550人投入も新たな不明者発見なし
産経新聞 10月10日(金)19時52分配信

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捜索に向けヘリに乗り込む警察ら=10日午前、長野県王滝村(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)

 55人が死亡し、8人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、悪天候で中断していた行方不明者の救出・捜索活動が10日、再開された。新たに警視庁や岐阜県警の機動隊員ら約150人が加わり、最大規模となる約550人が山頂での救出・捜索活動に投入されたが、新たな不明者の発見には至らなかった。御嶽山の噴火は11日で発生から2週間を迎える。

 捜索隊は、山頂全域に捜索範囲を広げ、くまなく一帯をつぶしていくローラー作戦を展開。長野県によると、8日までに捜索可能エリアの7割を完了した。残る3割を11日までに終わらせる方針だ。

 10日は、早朝から大型ヘリ「CH47」を使って隊員を山頂に運ぶなどし、午前7時前から捜索が再開された。今後、台風19号による雨が予想される上、降雪の時期も近くなっていることから、捜索隊は「少ない機会を最大限生かしたい」と活動を急いだ。

 現場を視察した陸上自衛隊トップの岩田清文陸上幕僚長は「厳しい環境を確認した。自然との闘いになるが、持てる力を最大限に出し、1日も早く全員を救出したい」と話した。


捜索、時間との闘い=迫る降雪「事実上不可能に」―不明8人・御嶽山噴火2週間
時事通信 10月10日(金)16時8分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火から11日で2週間。死者は55人に上り、山頂付近では行方不明者8人の捜索が続く。降雪の時期が迫る中、警察や消防、自衛隊の捜索活動は「時間との闘い」の様相を呈している。
 10日は、過去最大となる550人態勢(後方支援を除く)で捜索したが、不明者は発見できなかった。当面は同程度の規模を維持するとみられる。
 長野県災害対策本部によると、捜索の対象範囲は山頂付近に広がる約26万平方メートル。8日までに登山道や山小屋周辺など約7割は調べたが、残りは火口付近や崖など急峻(きゅうしゅん)な場所が多く、ロッククライミングの技術が必要な場合もある。火山灰による足場の悪さなど困難な状況も続き、全域の捜索が終わる見通しは立っていない。
 これまでの捜索は天候に大きく左右され、6日に台風18号が接近した際、捜索は2日連続で中止となった。気象庁によると、御嶽山周辺は台風19号の接近などにより、12~14日は雨が降る見込み。
 昨年は10月中旬に山頂付近で初雪が見られた。陸上自衛隊幹部は「雪が降れば捜索は事実上不可能になる」と話し、残された時間は少ないとの見方を示す。
 麓にある同県木曽町の施設には、10日も不明者の家族計8人が待機。捜索の行方を見守った。 


雪や台風にらみ…御嶽捜索、時間との闘い
読売新聞 10月10日(金)15時26分配信

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山頂付近での行方不明者捜索のため大型ヘリに乗り込む救助隊員(10日午前7時37分、長野県王滝村で)=菊政哲也撮影

 天候が回復し、2日ぶりに行方不明者の捜索が再開された10日の御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)。

 いつ初冠雪を迎えてもおかしくない時期に入り、雪の御嶽山での捜索経験者は、もし雪が積もれば捜索は極めて困難になるという。台風19号が近づく中、救助隊は時間との闘いも迫られている。

 ◆気温2~3度 

 「火山灰で足元が悪い3000メートル級の山は経験がないが、冷静に活動したい」。10日から捜索に投入された警視庁の災害救助専門部隊「特殊救助隊」の清水邦彦警部(45)は、表情を引き締めた。

 10日の捜索には同庁の山岳レンジャー部隊や岐阜県警も加わり、これまでで最も多い約550人で実施。9合目から山頂付近にかけて行方不明者8人の手がかりを捜している。

 麓の長野県木曽町によると、御嶽山の初冠雪は昨年が10月6日で、一昨年は10月7日だった。

 気象庁の推定では最近は山頂の朝の気温が2~3度程度に下がっている。救助隊によると、山頂付近では朝、水たまりに薄い氷が張るようになり、救助活動の開始当初、作業着の下にTシャツだけだった隊員も、数日前からセーターを着込んでいるという。

 ◆凍り付く地面 

 御嶽山などで40年以上捜索活動を経験し、遭難者100人以上を救助してきた木曽地区山岳遭難防止対策協会の前救助隊長・千村稔さん(66)(木曽町)によると、雪が積もった山での捜索には、靴に装着する爪状のアイゼンや、滑落した際に自力で止めるためなどに使うピッケルなど、スリップ防止のための冬山用装備が不可欠になる。

 初冠雪があっても、2、3日晴天が続いて気温が上がれば雪は解けるが、氷点下の日が続けば、地面は早くて10日間ほどで完全に凍ってしまう。「その場合、地中を探る棒を使った捜索は極めて難しくなる」という。

 今後の天候について、長野地方気象台は「台風が抜けた後、北から寒気が入り込めば一気に雪が降ることもある」と分析している。千村さんは「隊員の疲れはピークに達していると思われるが、山頂付近が凍るまでに何とか全員を見つけ出してくれるよう祈りたい」と話す。


<御嶽山噴火>普段から防災グッズ 30年前の土石流で集落
毎日新聞 10月10日(金)13時22分配信

 御嶽山噴火で積もった火山灰により土石流の危険性が高まる中、台風19号が列島に近づいている。土石流が発生した場合、孤立の恐れがある長野県王滝村滝越(たきごし)地区(10世帯14人)の住民の多くは、防災グッズを普段から備えるなどしている。高い防災意識を支えているのは、30年前の長野県西部地震で起きた土石流の記憶だ。

 村中心部から西へ約13キロ。対向車がすれ違うのがやっとの村道を抜けると、ソバ畑などの間に点々と家が建ち並ぶ。時々ヤギの鳴き声が聞こえる以外、ほとんど音はしない。台風18号が近づいていた今月5日、1人暮らしの農業、三浦雪雄さん(89)は、いつも枕元に置く防災リュックに自分で握ったおにぎり4個を詰めた。普段の寝床は1階だが、2階に移した。

 1984年9月14日、同村を震源に発生した長野県西部地震で御嶽山の山腹が大崩壊し土石流が発生。死者・行方不明者は29人に上った。滝越地区の住民によると、同地区では女性1人が土石流に巻き込まれ死亡し、集落は孤立。住民は自衛隊ヘリで避難して一時、集落から人が消えたという。

 当時、営林署事務所に勤務していた三浦さんは、集落の東端にある滝越ダムに大量の土砂がなだれ込むのを目撃。「山の木が立ったままダムに滑り落ちた。水がドッと噴き上がって水柱となった」と振り返る。

 三浦さん宅にはヘルメットや懐中電灯など一般的な防災用品のほか、手製のロープを常備している。1階から出られなくなっても、いざとなったら2階から脱出できるからだ。「30年前は家のすぐそばで地滑りが起こった。何が起きるか分からない」と話す。

 同地区の会社員、新井隆さん(56)も防災リュックを常備している。「貴重品や乾パンを入れてあるし、長靴やヘルメットもある。この地区は各家庭で準備しているから、みんな、すぐに避難できる。西部地震の経験があるからね」と語った。【井上知大】


<御嶽山噴火>最多546人 現場で捜索再開 台風と雪迫る
毎日新聞 10月10日(金)12時7分配信

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捜索が再開され御嶽山に向かう自衛隊の大型輸送ヘリに乗り込む消防隊員ら=長野県王滝村の松原スポーツ公園で2014年10月10日午前8時11分、竹内紀臣撮影

 55人が死亡し、少なくとも8人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察と消防、自衛隊は10日午前6時、現場に投入する人員を約100人増強し、2日ぶりに捜索を再開した。大型で非常に強い台風19号の接近で12日以降は悪天候が見込まれ、間もなく降雪も始まる。捜索隊関係者は「残された時間は少ないと感じている。一日一日を大切にしたい」と話した。

 長野県災害対策本部によると、同県側の王滝登山口から地上部隊181人、大型輸送ヘリコプターで山頂付近に365人を派遣し、これまでより約100人多い546人が現場で捜索にあたる。後方支援を含めれば計1117人態勢。

 御嶽山周辺は朝から晴れ、雨が降る可能性も極めて低いとして、災害対策本部は現場の状況を事前に確認する先遣隊の出動を省き、本隊に出発を指示した。長野地方気象台によると、山頂付近の日中(午前9時~午後6時)の気温は5~6度、風速は4~7メートルと予想している。

 一方、気象庁によると、台風19号は10日午前9時現在、沖縄の南の海上を時速約10キロで北上し、11日以降、沖縄や奄美地方に接近する見通し。中心気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。半径190キロ以内は風速25メートル以上の暴風域になっている。

 10日朝に山頂付近の捜索状況を視察した防衛省の岩田清文陸上幕僚長は「台風が接近し、降雪の時期も近づいている。これからは自然気象との闘いだ。全力を出して不明者を捜したい」と話した。

 長野県木曽町の家族待機所には10日早朝、2人が訪れて捜索結果を待った。町によると、付き添いの警察官が捜索状況を家族に伝えている。噴火から2週間近くがたち、家族には疲労の様子が見えるという。

 御嶽山では火山活動が継続しており、気象庁によると、火山性地震は10日午前0~8時に計4回観測され、噴煙の高さは約300メートル。引き続き警戒を呼び掛けている。【大平明日香、飯田和樹、山田麻未、横井信洋、河内敏康】


御嶽山、捜索を再開…「2日間が正念場」
読売新聞 10月10日(金)12時2分配信

 55人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、警察と消防、陸上自衛隊などの合同救助隊は10日、行方不明になっている8人の捜索を再開した。

 2日ぶりの捜索には警視庁の山岳レンジャー部隊も新たに加わり、山頂付近には噴火後最多の546人が投入された。気象庁によると、11日までは晴れる見込みだが、12日以降は台風19号の影響が予想される上、降雪期が迫っており、長野県災害対策本部は「この2日間は正念場」として捜索に全力を挙げている。

 県災害対策本部によると、後方支援も含めると10日の態勢は総勢1117人。181人が王滝登山口から登り、365人が大型ヘリコプターで山頂に向かった。救助隊は横一列になって、捜索用の棒(長さ約2メートル)で確認後、火山灰に覆われた土を掘り起こしながら、一歩ずつ進んでいる。

 救助隊はこれまで、山頂の剣ヶ峰から約1キロ圏内の重点捜索エリアで、金属探知機や捜索用の棒を使って火山灰の中に人がいないかを横一列になって確認するローラー作戦を展開。7、8日の2日間では、山頂北側の窪地(くぼち)「一ノ池」や南側の尾根道「八丁ダルミ」斜面などから計4人を発見。9日は天候悪化で捜索が中止になった。

 県災害対策本部は10日、重点エリアの7割は捜索が終了したと発表した。この日は急斜面の多い剣ヶ峰北側の登山道脇と火口に近い八丁ダルミ西側、二ノ池付近の3区域を捜索している。

 長野地方気象台の予報によると、10日の山頂付近の最高気温は6度。ここ数日に比べると3度近く高いが、寒さが続いている。気象庁によると、台風19号接近の影響で、12~14日は降雨が予想される。


御嶽山噴火 警視庁の機動隊も応援…捜索活動再開 最大規模の550人体勢
産経新聞 10月10日(金)9時7分配信

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捜索に向け待機する消防隊員。有毒ガスに備え、ガスマスクを身につけていた=10日午前、長野県王滝村(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)

 55人が死亡し、8人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、悪天候で中断していた行方不明者の救出・捜索活動が10日、再開された。

 活動には、新たに警視庁や岐阜県警の機動隊員ら約150人が加わり、これまでで最大規模となる約550人が、山頂での救出・捜索活動に投入された。

 この日は、早朝から大型ヘリ「CH47」を使って隊員を山頂に運ぶなどし、午前7時前から捜索が開始された。今後、台風19号による雨が予想される上に、初冠雪の時期も近づくことから、捜索隊は「少ない機会を最大限生かしたい」と活動を急いだ。

 不明者は登山道を大きく外れた斜面でも多く見つかっており、捜索隊は、この日も山頂全域に捜索範囲を広げ、くまなく一帯をつぶしていくローラー作戦を展開する。


最大規模550人で捜索=対象エリア7割終了―依然8人不明・御嶽山噴火
時事通信 10月10日(金)8時54分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は10日、これまでで最大の規模となる550人態勢(後方支援を除く)で山頂付近の捜索を行った。台風19号の接近を控え、天候が安定している間に行方不明者8人の発見を急ぐ。
 長野県災害対策本部は同日、行方不明者がいるとみられる山頂付近のエリア計約26万平方メートルのうち、8日までに登山道付近など約7割の捜索が完了したと発表した。残りは火口付近や急斜面といった活動が困難な場所で、ロープを使ったクライミングなどの技術が必要という。
 10日朝、捜索現場を訪れて隊員を激励した岩田清文陸上幕僚長(57)は取材に応じ、「例年だとそろそろ降雪の時期となる。不明者の捜索に全力を出したい」と話した。
 気象庁によると、御嶽山周辺では10~11日の日中は天候が比較的安定する見通し。12日から崩れ始め、その後は台風の接近で雨が降るとみられる。
 6日に台風18号が接近した際は、雨の影響で2日間の捜索中止を余儀なくされた。通過後も山頂に堆積した火山灰は雨水を吸ってぬかるみ、捜索活動を阻んだ。
 行方不明者の捜索は、山頂付近の一帯を区画に分けて実施。捜索関係者は「降雪の時期を迎える前に、すべての範囲を終えたい」と話している。
 10日からは警視庁の機動隊員らも捜索に参加した。同庁警備部の石川誠理事官(50)は山頂へ向かう前、「体力のある人を連れてきた。皆、気合が入っている」と力強く語った。 


御嶽山、最大規模で捜索再開
2014年10月10日(金)7時53分配信 共同通信

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 行方不明者の捜索に向かう警視庁の捜索隊員=10日午前、長野県王滝村

 55人が死亡し、8人が行方不明になっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は10日朝、捜索を再開した。台風19号の影響で12日以降は雨が見込まれていることから、山頂にこれまでで最大の500人以上を投入した。

 対策本部は10日、山頂付近の捜索可能なエリアのうち8日までに7割の捜索を完了したと明らかにした。残る3割の捜索は11日までにすべて終わらせる方針。その時点で全行方不明者を発見できなかった場合、範囲の拡大を検討する。


<御嶽山噴火>頭部や首に噴石、即死20人…検視の医師
毎日新聞 10月10日(金)7時31分配信

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大型ヘリコプターで御嶽山山頂へ向かうも、天候不良のためふもとの松原スポーツ公園に設けられた臨時ヘリポートへ降りてきた自衛隊員=長野県王滝村で2014年10月9日、兵藤公治撮影

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で犠牲になった55人のうち、20人が頭部や首に噴石が当たって死亡したことが9日、検視に関わった医療関係者への取材で分かった。いずれも即死だったという。

 ◇撮影し逃げ遅れも

 この20人以外の死因は、34人が頭や胸など複数箇所に噴石が当たるなどした外傷性ショック死や多発外傷の疑いという。他の1人は気道熱傷だった。

 複数の医師が毎日新聞の取材に応じた。

 10人近くの検視を担当した医師によると、7~8割の人が後頭部や背中に致命傷を負っており、噴石から遠ざかろうと逃げたり、地面に伏せたりしていたことをうかがわせる。小石が頭蓋骨(ずがいこつ)を貫通し、頭部に1円玉大の傷が残っていたケースもあった。医師は「たとえヘルメットをかぶっていても助からなかったと思う」と話す。

 この医師が検視した犠牲者のほぼ半数が噴火の写真を撮影していた。携帯電話を手に持ったまま亡くなっていた人もいた。噴火4分後の27日午前11時56分に撮影した記録が残るカメラもあった。噴火直後は自分たちが巻き込まれるとは思っていなかった可能性がある。医師は「写真を撮らず早く逃げていてくれれば」と残念がる。

 数人を検視した開業医は、頭部に激しい傷を負ったケースが多く、大半が即死状態だったとみられるという。転倒が原因とみられる傷が残っている人も多く、足場の悪い山肌を必死で逃げようとしたと推測される。【春増翔太、松本光樹、深津誠、木村敦彦】


<御嶽山噴火>捜索範囲の7割終了
毎日新聞 10月10日(金)7時30分配信

 御嶽山の噴火による行方不明者捜索は、8日までに捜索対象範囲の7割強を終えたことが分かった。捜索隊幹部が9日明らかにした。捜索の進捗(しんちょく)状況が判明したのは初めて。ただ「完了した範囲であっても、不明者が取り残されていないとも限らない」としており、捜索活動は長期化する恐れもある。

 ◇台風接近、10日は最大540人山頂へ

 少なくとも8人が行方不明になっている。9日の捜索は天候悪化で中止になった。10日は警視庁の部隊も加わり、これまでで最大の約540人が、残る対象範囲で捜索活動にあたる予定だ。山頂付近は夜間に氷が張るほど気温が下がっているほか、台風19号も接近するなど捜索環境は悪化している。

 捜索隊関係者によると、捜索を終えていないのは山頂付近の一ノ池、二ノ池の一部や、剣ケ峰から南方へ王滝頂上付近までの登山道「八丁ダルミ」の一部など。急斜面などで捜索が困難なエリアが多く、滑落した人が残されている可能性がある。

 警察や消防、自衛隊による捜索は山頂周辺を中心に行われてきた。初期は登山者の目撃証言などがある地点を捜索し、その後、行方不明者がいる可能性が高い登山道の捜索を終えた。

 7日以降は、捜索隊員が一列に並んで行方不明者をくまなく捜す「面的」な捜索活動に移した。【森健太郎、山田麻未】


<御嶽山>登山計画書の提出義務化を検討…長野知事
毎日新聞 10月9日(木)20時51分配信

 御嶽山の噴火を受け、長野県の阿部守一知事は9日の記者会見で「今回は登山者の把握がなかなか難しかった。登山計画書(の提出)は有効な視点で、条例化について関係者の意見を聞いた上で早急に結論を出したい」と述べ、提出義務化も視野に県条例策定を検討する考えを示した。

 御嶽山登山口のある岐阜県では、古田肇知事が6日、北アルプス登山を対象に計画書提出を義務付けた県条例の適用範囲に、御嶽山も加える方向で検討するよう指示している。同県では8日に「火山登山届出促進検討チーム」が設置された。今回の噴火では、計画書を出さなかった登山者が多かったとみられ不明者の把握に時間がかかった。【光田宗義】


火山灰に首まで埋まり、高山病を発症 御嶽山捜索「打ち切るべき」と二次災害危惧する声
J-CASTニュース 10月9日(木)19時11分配信

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陸上自衛隊による捜索の様子(10月2日に公開したYouTube陸上自衛隊広報チャンネルから)

 噴火した御嶽山(長野・岐阜県境)の救助が難航している。2014年10月9日現在、山頂付近には少なくとも8人の不明者がいるとみられる。

 水分を含んだ火山灰は粘土状になり、捜索隊員の足にまとわりつく。腰や首まで埋まり、沼のようになっている場所もあるという。高所での作業が続き、高山病や低体温症になる隊員も出始めた。

■少なくとも8人の不明者がいるが...

 9月27日の噴火から2週間近くが経過。死者は55人に達し、噴火災害では戦後最悪となった。

 山頂には不明者がいるため捜索は続いているが、これまでの状況は思わしくない。噴火直後は火山ガスの充満や火山性微動が確認され、噴火のおそれがあるため、何度も中断を余儀なくされた。火山活動が安定すると、今度は雨で中断した。

 再開した10月7、8日は警察、自衛隊、消防合わせて960人以上が動員され、登山道周辺以外もくまなく捜索が行われた。しかし、火山灰は朝方に凍結し、時間をかけて水分を含んだ粘土状になるため、ぬかるみに足がはまり、首までは埋まった隊員もいたという。斜面が崩れる大規模な二次災害のおそれもある。

 標高3000メートルを超える御嶽山の山頂付近での活動のため、高山病や低体温症の発症、連日の活動で体調を崩す隊員が出始めている。

再来週の捜索計画も立てられている
 これまで死亡が確認されている55人のほとんどが、噴石が直撃したことによる損傷死だ。災害救助の1つの目安とされる72時間はすでに経過し、山頂付近にいる不明者の生存を望むのは極めて難しくなっている。

 そのため、

  「捜索打ち切りを判断する段階になってきた。 捜索隊の2次遭難だけは絶対に避けないと」
  「もう打ち切りで良いだろ...。山頂は零度を下回り下手すると二次災害を引き起こすよ」
  「不明者の家族には気の毒だが、捜索打ち切りをしても良いのではないか。二次被害が心配だ」

と捜索を打ち切り、二次災害の発生を避けるべきだという意見がツイッターなどで散見されるようになってきた。

 警察庁によると、経過日数や二次災害のおそれなど、自然災害時の捜索打ち切りの基準はないという。過去の災害を振り返ると、1991年に起きた雲仙普賢岳の噴火の際は数か月に及ぶ捜索活動が続けられた。2014年8月20日に発生した広島市の土砂災害では9月18日に最後の不明者の遺体が発見されるまで1000人近い態勢で捜索が行われた。一方、大雨洪水や雪崩の場合に数日から1週間ほどで打ち切られたこともある。災害状況によって対応は異なるようだ。

 御嶽山の捜索はどうなるのか。長野県警広報は取材に対し、「来週、再来週を見越して計画を立てています。捜索打ち切りはまったく考えていません」と答えた。


山頂の地表、刻々変化=神経すり減らす隊員―不明者捜索、再開目指す・御嶽山
時事通信 10月9日(木)18時27分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊などが捜索活動を行う火山灰の積もった山頂付近は、場所や時間により地表の硬さが複雑に異なっていることが9日、捜索関係者の話で分かった。表面が硬そうに見えても実際は軟弱な場合があり、刻々と変わる状態に捜索隊は神経をとがらせている。
 捜索隊によると、雨水を吸った灰はぬかるんだ後、水分が抜け始めて次第に粘度を増す。隊員の1人は「歩を進めるたび膝が抜けるようだった」と話し、粘土状のケースが最も体力を奪われるとした。
 さらに乾くと、表面は石こうに似た状態に変化する。8日の捜索に加わった消防隊員(53)は「見た目は硬そうに見えても中は柔らかい所があり、歩くのに気を使った」と話す。
 隊員らは棒を刺して灰の中に埋もれている行方不明者がいないか確かめているが、乾燥した場所の硬さも異なるようだ。「崩してから棒を入れなければならず作業が大変」と話す隊員がいる一方、「サクッと棒が入り、崩れ落ちる感じ」との声もあった。
 早朝の捜索開始後、凍っていた地表は日中に解け出す一方、岩陰などは凍ったままで、状態は一定ではない。複数の隊員が「場所や時間によって状態が全然違う」と指摘する。
 9日の捜索は天候不順のため中止となった。10日は気象状況を見極めた上で、再開するか判断する。 


「過酷な状況で活動、心強い」=坂本消防庁長官が隊員激励―長野県王滝村・御嶽山
時事通信 10月9日(木)17時43分配信

 御嶽山の噴火で、総務省消防庁の坂本森男長官が9日、長野県王滝村を訪れ、安否不明者の捜索に当たっている消防隊員に「活動状況は逐一報告を受けている。過酷な状況でよく頑張っており、非常に心強く感じている」と激励した。
 地元消防隊員ら104人を前に、「心身ともに疲労が蓄積していると思うが、安全に留意し、一刻も早い救助をお願いしたい」との高市早苗総務相のメッセージを代読。その上で、「冬が迫ってきており、長い時間はかけられない。一生懸命やっていただくことを期待している」と述べた。
 長野県消防相互応援隊の今井喜久男隊長(60)は「不明者の方を少しでも早く家族の元に戻すため、あすからまた全力を尽くしたい」と話した。 


御嶽山の捜索、悪天候で中止 寒さ厳しく、過酷な捜索環境
産経新聞 10月9日(木)14時57分配信

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山頂に降下できず、臨時ヘリポートに着陸する大型ヘリ=9日午前、長野県王滝村(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)

 55人が死亡し、8人が行方不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県は9日、山頂付近が厚い雲に覆われヘリでの降下が厳しいことなどから、県警と消防、自衛隊によるこの日の行方不明者の救出・捜索活動を中止した。県は10日、天候の様子を見ながら活動再開を判断する。

 山頂付近は寒さが厳しく、過酷な捜索環境になってきている。台風18号による雨でぬかるんだ火山灰も、ここ数日で多少は改善されているが、まだ足を取られることもあるという。

 灰の表面が凍ったり、雨で灰が流されて岩肌が露出したりした危険な地点も点在。降雪時期も近づき「捜索スピードをあげたい」(捜索隊幹部)として、9日は最大規模の約460人を山頂の捜索に投入する予定だった。


遺品のカメラ、「帰宅」の夜だけなぜか写真が…
読売新聞 10月9日(木)14時30分配信

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火山灰にまみれた若林さんのカメラ

 55人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜両県境)の噴火で、犠牲者たちの遺品が遺族の元に戻ってきた。

 火山灰にまみれたカメラ、噴石で穴が開いたリュックサック……。かけがえのない家族と最期まで共にあった品々に、遺族は面影を重ね、思いを継ごうとしている。

 ◆「父の思い出」

 その赤いデジタルカメラは火山灰がこびりつき、白くなっていた。

 ボランティアグループの仲間5人と御嶽山へ出かけ、亡くなった長野県松本市の無職若林和男さん(66)が最近買ったばかりのカメラ。登山や釣りなどに出かけては風景を写真に収めるのが大好きで、次女(34)は「御嶽の自然を撮るのも楽しみにしていたようだ」と話す。

 若林さんは今月1日夜、カメラと共に無言の帰宅をした。カメラは修理が困難なほど壊れていたが、その夜だけ、中に残る撮影済みの写真を、なぜか見ることができた。

 御嶽の景色や一緒に登った仲間の笑顔、登山前に撮った孫の顔――。若林さんが愛したものが、そこに数多く収められていた。


迫る冬、焦る捜索隊…再び活動中止・台風も接近
読売新聞 10月9日(木)13時46分配信

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空模様を気にする自衛隊員たち(9日午前7時27分、長野県王滝村で)=菊政哲也撮影

 長野県の災害対策本部は9日午前、御嶽山の山頂付近で雲がかかるなどして視界が悪い上、午後1時過ぎから雨の予報が出ているため、この日の捜索の中止を決めた。

 終日捜索中止となるのは4回目。気象庁によると、10日は天候が回復する見込み。

          ◇

 再び天候に阻まれ、8人の行方不明者の捜索が中止となった9日の御嶽山(おんたけさん)の救助活動。不明者の家族や救助関係者には焦りと疲労が色濃くにじむ。降雨や台風19号、火山ガスなどに加え、火山灰を含む土壌の凍結など、長びく救助活動に冬の到来が影を落とし始めている。救助隊は時間の猶予はなく、一刻も早く捜索に入りたいとしている。

 長野県災害対策本部は、台風接近前の7~11日を「正念場の5日間」と位置づけ、9日も8日に引き続き約450人を山頂に投入し、行方不明者の発見に全力を挙げる予定だった。

 しかし、捜索環境は日ごとに悪化。7日以降、山頂付近を覆う火山灰は雨でぬかるみがさらにひどくなり、「膝下約40センチ近くまで足が沈み、想像以上に体力が奪われた」(消防)という。山頂付近の気温も0度近くまで冷え込み、「午前中は地表面が凍結して捜索のための棒が使えない」(警察)という声もある。

 木曽町観光協会によると、御嶽山では例年10月中旬から初雪が見られる。その後積雪は多いところで約2メートルに達する。今年も多くの山小屋が11~13日の連休後から冬季閉鎖をする予定になっていた。

 台風19号は11日からの3連休中に御嶽山周辺に接近する見込みで、それ以降は、「雪が捜索できる期間を左右する」(関東管区機動隊)という懸念もある。

 ヘリで山頂に向かう予定だった緊急消防援助隊の静岡県隊の川口裕史隊長(57)は「天候には勝てない。悔しい」と話した。


<御嶽山噴火>山小屋配備のヘルメット役立った
毎日新聞 10月9日(木)12時0分配信

 御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県境)の噴火で、噴石を逃れ、下山してきた登山者に、山小屋に配備されていたヘルメットが役立った。地元自治体が配備した登山用ヘルメットで、浅間山など六つの火山のある長野県でも、同様な取り組みをしていたのは御嶽山だけ。今回の噴火を教訓に、火山のある県内外の自治体にヘルメットを用意する動きが出ている。

 先月27日の噴火に遭遇した30代の男性会社員は、約20分かけてたどり着いた王滝頂上山荘でヘルメットを渡された。「何もかぶらず石の飛んでくる中にいたので、すごく安心した」。下山は必死で噴石に気付かなかったが、「噴石が降ってくる可能性はいくらでもあり、本当に感謝している」と振り返った。

 ふもとの同県木曽町と王滝村は2007年度、それぞれ県の事業「地域発元気づくり支援金」(計365万8000円)を活用。計1000個のヘルメットなどを山荘や山頂の社務所に配備した。王滝村の森本克則・総務課長補佐は「06年末に御嶽山の活動がやや活発になり、登山シーズンに噴火するとまずいと考え、対策を取った」と説明する。

 噴石から十分に身を守るにはシェルターなどの施設が必要だが、建設には費用と時間がかかる。今回の噴火を受け、同県松本市は北アルプス焼岳山頂近くの焼岳小屋へ既に観光客用のヘルメット37個を運び入れた。山岳観光課の加藤市朗課長補佐は「シェルターなどは他の部署と連携し計画を立てる必要があるが、ヘルメットならすぐ配備できる」と話す。

 新潟焼山がある新潟県糸魚川市も3日にヘルメットを20個配備した。市消防本部の小竹和雄防災室長は「火山は緩やかな山が多いイメージで、これまでヘルメットという認識はなかった」と話す。

 また、年間30万人が頂上に登る富士山でも山梨県が「落石対策としても重要だ」(横内正明知事)として、各小屋へのヘルメットやマスクの配備を検討。立山火山がある富山県立山町は、弥陀ケ原の山小屋など計9施設に1000個を配備する予定だ。

 日本山岳協会の小野寺斉常務理事は「山は自分の責任で登るものなので、協会としては持参を推奨している。ヘルメットを持参するのが基本」としつつも、「現状では観光客にその認識を持ってもらうのは難しく、個人経営の山小屋は経営が大変ということを考えると、自治体が用意するのは良いことだ」と評価する。【飯田和樹、味澤由妃】


御嶽山噴火 天候不順で捜索活動中止 10日に再開を判断
産経新聞 10月9日(木)10時16分配信

 御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県は9日、山頂付近が厚い雲に覆われヘリでの降下が厳しいことなどから、県警と消防、自衛隊によるこの日の行方不明者の救出・捜索活動を中止した。県は10日、天候の様子を見ながら活動再開を判断する。

 山頂付近は寒さが厳しく過酷な救出・捜索環境になってきている。台風18号による雨でぬかるんだ火山灰も、この数日の晴天で、多少は状況が改善されているが、まだ足を取られることもあるという。

 灰の表面が凍ったり、雨で灰が流されて岩肌が露出した危険な地点も点在。降雪時期も近づき「捜索スピードをあげたい」(捜索隊幹部)などとして、9日は最大規模の約460人を山頂の捜索に投入する予定だった。

 今回の噴火では、55人が死亡し、8人が行方不明となっている。


御嶽山捜索は天候不良で中止
2014年10月9日(木)9時59分配信 共同通信

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 行方不明者の捜索再開に備え、打ち合わせをする捜索隊=9日午前、長野県王滝村

 55人が死亡し、8人が行方不明となっている御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は9日、天候不良のため同日の捜索中止を決めた。

 長野地方気象台によると、御嶽山周辺は9日午後から雨が降る可能性があり、二次災害の危険があると判断した。

 9日の捜索活動は、後方支援を含めて千人近い態勢で実施する準備を進めていた。山頂付近は粘土状の火山灰に加え、8日の捜索に加わった消防隊員が「日陰は泥の表面が凍っており、昼でも寒い」と漏らすなど過酷な状況が続いている。


<御嶽山噴火>天候悪化で捜索活動中止
毎日新聞 10月9日(木)9時46分配信

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捜索の有無を待つ間、臨時ヘリポートで御嶽山方面を見つめる自衛隊員=長野県王滝村で2014年10月9日午前8時50分、兵藤公治撮影

 55人が死亡し、少なくとも8人が行方不明となっている長野・岐阜県境の御嶽山(おんたけさん、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は9日午前9時10分、天候悪化による2次災害の恐れから、警察や消防、自衛隊による同日の捜索活動の中止を決めた。

 この日は、長野県側の王滝登山口からの地上部隊と大型輸送ヘリコプターで山頂付近に降りる捜索隊、後方支援など計1030人態勢であたり、これまでで最大の約460人が現場に入る予定だった。【大平明日香】


天候不順で捜索中止=依然8人行方不明―噴火の死者55人・御嶽山
時事通信 10月9日(木)9時36分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は9日、山頂の天候が不順なため、同日の行方不明者捜索を中止した。山頂付近には少なくとも8人の不明者が残されているとみられ、天候の回復を待ち、10日以降捜索を続ける。
 長野県警によると、8日までの捜索で見つかったのは55人。全員の死亡が確認されており、ほとんどが噴石の直撃などによる「損傷死」だった。
 陸自は捜索を急ぐため、長野県の松本空港からも大型ヘリに隊員を乗せ、直接山頂に向かったが、9日は天候が悪く隊員を降ろせなかった。これまでは、御嶽山の麓にある同県王滝村にいったん着陸し、捜索隊の第1陣を運んでいた。
 長野地方気象台によると、御嶽山周辺では9日午後1時以降は雨が降る見込み。場所によっては午後9時ごろまで続くという。
 山頂付近は水を含んだ火山灰がぬかるみ、捜索活動を阻んでいた。好天が続いたことで乾き始めていたが、降雨により再び現場の状態が悪化する可能性がある。 


御嶽山噴火、捜索難航 1人発見で死者55人に 身元2人判明、不明は8人
産経新聞 10月9日(木)7時55分配信

 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県警、消防、陸上自衛隊の捜索隊は8日、行方不明者の救出・捜索活動を行い、山頂付近で新たに1人を発見、死亡を確認した。死者は計55人となった。

 県警によると、発見されたのは京都府亀岡市、中学校教諭、伊藤浩二さん(55)。また7日に発見された3人のうち身元が確認されていなかった1人は静岡県袋井市、会社員、袴田祐示さん(28)と判明。伊藤さんと袴田さんは、県が行方不明とする10人に含まれ、残る不明者は8人となった。

 この日の救出・捜索活動には、前日に続き、最大規模となる約440人が山頂付近の捜索に投入された。山頂での作業時間をより長く確保するため、活動時間を早めて未明から徒歩部隊が山頂を目指した。

 大型ヘリ「CH47」も1機追加され、3機態勢で隊員を山頂に運んだ。山頂では前日同様に捜索範囲を山頂全面に拡大。1列に隊列を組み、探索棒などを用いて、くまなく捜索する“ローラー作戦”を実施した。

 生存者に改めて噴火時の状況を聞き、不明者の目撃情報を基にした重点的な捜索も併せて進められた。


御嶽山噴火、捜索難航 標高3000メートル 隊員の体力奪う
産経新聞 10月9日(木)7時55分配信

 ■高山病、低体温症…「想像以上の厳しさ」

 御嶽山の噴火で8日も続けられた行方不明者の救出・捜索活動。台風18号の雨で泥状になった火山灰が少し固まったが、標高3000メートルの山頂付近での捜索では困難を極めている。空気が薄く高山病のような症状を訴え、離脱を余儀なくされる隊員も出ているという。寒さも厳しく冠雪をにらみながらの苦しい活動が続いている。

 「目の前の20~30メートルがこんなに遠いとは思わなかった」。陸上自衛隊第30普通科連隊第2中隊長の寺田秀文3佐(40)は、山頂付近の活動をこう語る。

 隊員は10~20キロほどの装備を背負い、火山ガスが検出されると防毒マスクを装着。高所で空気が薄く、少しの活動でも「息が上がってしまう」(寺田3佐)。

 隊員はゆっくりと動くように心がけているが、ふとした瞬間に急ぐと、頭痛などの高山病の症状が出ることもあるという。

 7日の捜索では、寺田3佐の隊41人のうち4人が症状を訴え下山を余儀なくされた。

 寒さも厳しく、山荘の軒先には氷柱が下がっているという。連日の雨で水を含んで泥状になった火山灰に首までつかり、低体温症の症状が出て診察を受ける隊員もいた。

 斜面で足を踏み出すと火山灰の表面が動き、大崩落につながる滑落の恐れがある地点もあった。8日は泥状の火山灰は多少固まったが、隊員にはロープを持たせ、万一、再びひどくなった場合は、1人での作業を禁じ、5~6人をつないで一緒に作業させる方針が示されていた。

 寺田3佐は昨年10月の伊豆大島の土石流災害でも救出活動に携わったが、「やはり標高の違いがある。高所の活動がこれほどまでに厳しいとは想像できなかった。ただ、残る不明者の救出のため、一歩ずつ前進させたい」と話していた。


<御嶽山>死者55人に 火山灰に埋まり、懸命の捜索
毎日新聞 10月9日(木)0時32分配信

 長野・岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は8日、山頂周辺を捜索し、「一ノ池」の中央部で新たに発見した1人の死亡を確認した。噴火による犠牲者は55人になった。長野県警によると、7、8日に見つかった4人は噴石直撃などによる「損傷死」で、県が安否不明者として把握していた。まだ少なくとも8人の行方が分かっていない。

 8日の捜索は、捜索開始時間を早めるとともに、大型輸送ヘリ3機で人員を空輸するなどして山頂付近に400人以上を投入したが、発見は1人にとどまった。

 自衛隊員や消防隊員らによると、捜索を阻む最大の要因はやはり火山灰だった。同じ場所でもその日ごとに、そして時刻によって状態が大きく変わる。今後、乾燥が進めばコンクリートのように硬くなるとみられ、新たな障害が待ち受ける。

 「八丁ダルミ」と呼ばれる登山道の西側は日が当たることで火山灰がぬかるみ始めた。担当した関東管区機動隊長野中隊の浅岡真中隊長(42)は「午後はかえって作業が難しくなった」と振り返る。

 陸上自衛隊は7日の捜索で胸元まで埋まった隊員がいたため、8日から隊員5、6人をロープでつなぐ安全対策を取り入れた。だが、8日は地面が硬くなった箇所が多く、指揮隊長の判断でロープは使わなかった。

 主に山頂・剣ケ峰の南側斜面を捜索した緊急消防援助隊愛知県隊は、膝辺りまで火山灰に埋まりながらも予定以上のエリアを達成できた。さらに登山道から外れた「普通は登山者が行かないだろう場所」まで念のため捜索したが、発見には至らなかった。越真司隊長(54)は「捜索範囲をどこまで広げるか」と頭を悩ませる。

 ある自衛隊員は、漏れのないよう根気よく地面に棒を刺しながら捜索したと話す。それでも泥状の地面に気を取られることがあり、「絶対に見落としがない、とはいえない」と不安を口にした。

 気象庁によると、御嶽山の火山活動は活発な状態が続いている。ただ、マグマが上がってくる兆候はなく、直ちに噴火警戒レベルを3(入山規制)から上げる必要はないという。

 長野県災害対策本部は9日の捜索では、これまでで最大規模の約460人を現場に投入する方針だ。しかし、午後から天気が崩れることも予想され、撤収時間を慎重に見極める。【川辺和将、山崎征克、大平明日香、野口麗子】


<御嶽山噴火>パワーショベル遠隔操作で 砂防ダム工事
毎日新聞 10月8日(水)22時39分配信

 御嶽山(おんたけさん)の噴火による火山灰の堆積(たいせき)で土石流発生の危険があるとして、国土交通省中部地方整備局が鹿ノ瀬(かのせ)川(長野県木曽町)に設置を進める簡易型の砂防ダムの工事現場が8日、報道陣に公開された。有毒ガス発生や突然の土石流発生を想定し、無人のパワーショベルを投入している。

 中部地整によると、鹿ノ瀬川上流域では噴火による降灰が確認されたが、このエリアを流れる川で唯一、砂防施設がない。そのため、降雨だけでなく雪が解ける時期にも土石流が発生する危険性が高まっており、砂防施設が必要と判断。2日に山頂から東約10キロの流域で測量に着手した。今月末までにダムを完成させる。

 工事には遠隔操作できる無人のパワーショベルを活用。今後、コンクリートブロック(4トン)を約300個積み上げ、ダムを造成する。【山崎征克】


火山ガス・凍った泥状の灰…御嶽山、過酷な捜索
読売新聞 10月8日(水)22時35分配信

 長野・岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、長野県警は8日、山頂付近で同日午前に心肺停止の状態で発見された1人の死亡を確認し、京都府亀岡市、公立中学校教諭伊藤浩二さん(55)と判明したと発表した。

 これで死者は55人、行方不明者は8人となった。

 気象庁の予報では、御嶽山の周辺は12日以降、天候の悪化が予想されるため、10日の捜索からは警視庁の山岳レンジャー部隊員など計約100人が新たに加わり、山頂付近の捜索はこれまで最大の500人を超える規模に増強されることになった。

 同県警などによると、伊藤さんは山頂北側の窪地(くぼち)「一ノ池」で見つかった。死因は損傷死。

 8日の捜索では、救助隊員をより早く山頂付近に運び、捜索時間を確保するため、大型ヘリコプターを3機に増やした。山頂付近に前日と同規模の約440人が投入された。

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