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2014年10月 5日 (日)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、死者計51人・17

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や消防、自衛隊は10月4日、山頂付近で新たに心肺停止状態の4人を発見し麓まで搬送したが、全員の死亡が確認された。噴火による死者は計51人となった。

火山活動による被害では、平成3年に43人が犠牲となった長崎県の雲仙普賢岳を上回り、戦後最悪となった。

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リンク:御嶽山、6日の捜索中止…雨で二次災害懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2日連続で捜索中止=噴火の御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:また災害が…大島・御嶽・広島、続いた警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>6日の地上の捜索断念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>土石流警戒に追われる…王滝村や木曽町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 台風接近、土石流に警戒…麓の住民不安「この先どうなるのか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 見逃した2つのサイン…突然晴れた濃霧、強烈な腐卵臭 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土石流の恐れ…避難勧告 王滝村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「環境さらに厳しく」 捜索また足踏み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、土石流への警戒続く - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>気象庁「警戒レベル1維持」検討重ねた裏側 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風接近、土石流警戒続く=麓の住民ら不安な一夜―不明者捜索に影響・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 土石流に厳戒態勢、高齢者多い麓に暗い影 住民「この先どうなるのか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>身元確認…留守守る親族「心の整理まだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>誰が貸した?ジャケット着た11歳無言の帰宅 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山麓、土石流の恐れ避難勧告 - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山噴火 見逃した2つのサイン…生還者が語る後悔と“教訓の風化” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県南木曽町、282人に避難準備情報 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>養殖池に火山灰混じり イワナ5000匹放流 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>下山待つ家族にも疲れ 雨で大半いったん帰宅 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>雨で捜索中止 4日発見4人の身元確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 台風の雨が捜索阻む 火山灰は粘土状に、手がかり消滅を懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:噴石シェルター、10火山のみ - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>土石流の恐れ王滝村の一部10世帯に避難勧告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土石流警戒、避難勧告=台風接近で捜索中止―死者51人全員判明・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県王滝村で避難勧告、台風18号接近で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火で「保険金支払い」決める 生命保険協会 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山>4日発見の4人全員の身元確認、残る不明者12人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山頂周辺で4日発見の4人、全員身元判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土石流、警戒強まる=台風接近で捜索中止―死者51人全員判明・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>4日発見の男性の身元確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 新たに1人の身元判明 死因は損傷死 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、5日の捜索中止…降雨で2次災害避ける - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、台風接近で捜索中止 - 速報:@niftyニュース.

以下、参考のために同記事を引用

御嶽山、6日の捜索中止…雨で二次災害懸念
読売新聞 10月6日(月)14時48分配信

 51人が死亡した御嶽山(おんたけさん)の噴火で、長野県は6日午後2時5分、県警などの合同救助隊による同日の捜索活動の中止を決めた。

 御嶽山周辺では夕方まで雨が降り続くと見込まれており、二次災害の恐れがあることから、捜索再開を見送ることにした。


2日連続で捜索中止=噴火の御嶽山
時事通信 10月6日(月)14時46分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は、大型の台風18号の接近に伴う天候不良のため6日の捜索を見送った。捜索中止は2日連続。 


また災害が…大島・御嶽・広島、続いた警戒
読売新聞 10月6日(月)13時52分配信

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台風の影響で捜索活動ができず、止まったままの自衛隊の車両(6日午前8時46分、長野県王滝村で)=尾賀聡撮影

 台風18号は、土石流災害や噴火で最近、被害を受けた地域も直撃した。

 昨年10月、台風による土石流災害で甚大な被害が出た東京都大島町(伊豆大島)では、住民たちが避難所に集まった。また先月、噴火災害に襲われた御嶽山(おんたけさん)周辺では、土石流の発生に備え、自治体職員が警戒に当たった。

 ◆伊豆大島

 死者36人、行方不明者3人を出した土石流災害から間もなく1年を迎える大島町。川島理史(まさふみ)町長は5日午前、役場の会議で「いかなることがあっても被害を出さないため、早めに対策に臨む」と話し、同日夜、元町地区などの393世帯に避難勧告を発令。6日午前5時過ぎに土砂災害警戒情報が出たのを受け、避難指示に切り替えた。さらに530世帯に新たに避難勧告を出した。

 「また土石流災害が起きるのではないかと心配になった」。元町地区の書店経営、成瀬田鶴夫(たづお)さん(55)は6日朝、役場内に設けられた避難所に身を寄せた。猛烈な風雨に襲われた町内は店舗のシャッターが軒並み閉ざされ、街路樹や電柱が倒れるなどの被害も出た。成瀬さんは「一刻も早く台風が通り過ぎてくれるのを祈るしかない」と話した。

 ◆御嶽山

 先月27日に噴火した御嶽山では、6日午前の行方不明者の捜索が中止され、地元では河川近くの区域を中心に、火山灰による土石流の警戒が続いた。

 長野県木曽町では、河川近辺の5地区26世帯に避難準備情報を発令。6日午前9時現在、開田地区の5世帯6人が自主避難した。避難先の集会場では6日午前、一晩過ごした住民が直接職場に出勤。雨が弱まったのを見て帰宅した人もいた。

 同県王滝村では5日夕方から滝越地区の10世帯14人に避難勧告を発令。同村役場では6日朝から全職員約50人が、土石流の発生や住民からの問い合わせに備えた。実際に避難した住民はいないが、同村は「噴火後の土石流の懸念もあり、警戒を続ける」としている。

 ◆広島市

 8月の土砂災害で74人が死亡した広島市北部では、台風18号が接近した5日夜、二次災害などを警戒し、前日夜より31人多い76人が避難所に身を寄せた。6日正午現在、被害は出ていないものの、被災地では、同市安佐南区の813世帯2065人を対象に避難勧告が継続されている。

 土砂災害で自宅が損壊した同市安佐南区の女性は同区の佐東公民館に避難。大雨にはならなかったが、「夜は風の音がすごかった。何度も目が覚め、怖かった」と話した。


<御嶽山噴火>6日の地上の捜索断念
毎日新聞 10月6日(月)11時33分配信

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台風で強風が吹く中、担架を背負って歩く消防隊員。奥にはうっすらと御嶽山の稜線(りょうせん)が見える=長野県王滝村で2014年10月6日午前9時50分、兵藤公治撮影

 51人が死亡し少なくとも12人が安否不明となっている御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は6日朝、気象庁の職員を交え、同日の捜索活動の方針を検討した。御嶽山周辺は午後3時ごろまでに雨はやむとみられるが、日没までの時間はあまりなく、登山口からの地上の捜索は断念。午後に再び会議を開いて、ヘリを使った捜索が可能かどうか検討する。

 長野県警は同日、上空からリアルタイムの地上映像を送信できるヘリコプターテレビシステム(ヘリテレ)を使い、捜索を兼ねて現場を視察する。また、先遣隊を乗せたヘリコプターを出動させ、山頂付近に着陸できるかなどを確認する。

 気象庁によると、御嶽山周辺の6日の24時間最大雨量は106.0ミリ。午前9時現在、増減を繰り返しながら振幅の小さな火山性微動が続いており、火山灰の噴出を伴う噴火が続いているとみられる。4日からごくわずかな変化が観測されていた傾斜計については、5日午前8時ごろ以降は変化が止まっているという。

 現場は水分を含んだ火山灰が堆積(たいせき)し、足場が極めて悪くなっていることが予想される。土石流などの恐れもあり、県は捜索再開の独自基準を設定。(1)雨がやんでから、斜面が安定する3時間が経過(2)ヘリで現場を確認し、先遣隊を派遣(3)陸路の捜索部隊が往復に要する最大7時間は降雨がなく、日没までに帰還できる--としている。【福富智、藤野基文】


<御嶽山噴火>土石流警戒に追われる…王滝村や木曽町
毎日新聞 10月6日(月)10時47分配信

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王滝村役場に設置された噴火状況や川や沢を監視するモニター=長野県王滝村で2014年10月6日午前7時3分、徳野仁子撮影

 御嶽山(おんたけさん)噴火で、雨による土石流で集落孤立の恐れがあるとして、5日夕から滝越(たきごし)地区(10世帯14人)に避難勧告を出した長野県王滝村は6日、職員が河川状況の監視作業などに追われた。5日夕に山頂東側の5地区26世帯に避難準備(要援護者避難)情報を発令した木曽町は、一時、最大で12世帯18人が避難所などに自主避難した。

 王滝村によると、6日午前9時現在、村内で被害の報告はなく、滝越地区の住民は全員、避難せずに自宅で過ごしている。同地区には村職員と消防団員計4人が待機しているが、地区住民から援助の要望などは寄せられていないという。

 村役場の当直職員5人は、土石流被害の可能性がある濁沢(にごりざわ)川に国土交通省が設置したウェブカメラのモニターで水位などの監視を続けた。また同地区に続く道路を5日夕から通行止めにしているため、地区に行こうとして引き返した家族らの受け入れ先として、村中心部の公民館を開放し、食料や布団を準備した。保健師を含む職員2人が待機したが、朝までに住民からの問い合わせはなく、役場と雨の状況などについて連絡を取りながら過ごした。避難勧告が解除されるまで続けるという。

 森本克則・村総務課長補佐は「(噴火があり)普段と違うので、被害が予想できない不安がある。今後さらに灰が積もった場合を考え、関係機関と連携していきたい」と話した。【山田麻未、森健太郎、深津誠】


御嶽山噴火 台風接近、土石流に警戒…麓の住民不安「この先どうなるのか」
産経新聞 10月6日(月)7時55分配信

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(写真:産経新聞)

 御嶽山(おんたけさん)の噴火に台風18号による雨が重なり、発生の可能性が高まった土石流。麓の長野県王滝村は5日夕、一部に避難勧告を出した。同県木曽町でも職員が天候の状況をにらみながら対応に追われ、厳戒態勢が取られた。「この先どうなるのか」。噴火の影響は麓の住民の生活にも暗い影を落とした。

                   ◇

 ◆高齢者多く居住

 この日の御嶽山は朝から厚い雲と霧で覆われ、麓には雨が降り続けた。御嶽山の山頂から南に約10キロの王滝村滝越(たきごし)地区近くを流れる濁沢(にごりざわ)川も普段より水かさが増した。水は火山灰を含み灰色に染まった。「集落は一変してしまった」。住民の三浦雪雄さん(89)は語る。

 火山灰に連日の雨。三浦さんは収穫間近のソバの実や白菜の灰を払う作業に追われた。その上、台風の接近で大雨が予想される。濁沢川は国土交通省のシミュレーションで過去30年間の最大雨量を想定した場合、約4キロにわたり土石流が起きる恐れがあるとされた。

 滝越地区は、昭和59年の長野県西部地震での土砂崩れで村の中心部へ通じる濁沢川の橋が崩壊し、孤立した過去がある。三浦さんはヘリで救助され、約40日間の避難生活を強いられた。「土石流に加え、台風でビニールハウスが飛ばされでもしたら…。何が起こるか分からないので心配だ」

 滝越地区は10世帯14人が住んでおり、65歳以上の高齢者の割合は6割超と高い。夜間の移動は厳しく、王滝村は、大雨注意報などの発令を待たず、午後4時に防災行政無線で地区の住民に避難を呼びかけた。

 約40分後には避難勧告も出され、地区に通じる一本道は通行止めの措置が取られた。だが、住民は「住み慣れた地を離れたくない」と、村が用意した役場近くの避難所に行かなかった。村は職員や消防団員を巡回させて警戒を続けた。

 ◆避難呼びかけ

 木曽町にも断続的に雨が降り注いだ。「川沿いの人は身の危険を感じたら避難してください」。町内各所に設置された防災行政無線の屋外スピーカーからは、町が河川周辺の住民に自主避難を呼びかけるアナウンスが流れ、土石流への警戒感が高まった。

 「過去に河川の氾濫はあったが、土石流災害は経験がない」と町の担当者。

 町は、堆積した火山灰が大雨によって土石流を起こす可能性がある柳又や荻の島など5地区計26世帯71人に対し、大雨警報が出なくても状況に応じて「避難勧告」を出すことを決定。午後4時半すぎに大雨注意報が出ると避難準備情報を出した。5カ所の避難所には飲料や毛布を運び込むなどの準備を整え、町道の一部を通行止めにした。

 木曽町も人口約1万3千人のうち35%が65歳以上の高齢者。特に河川の近くに住む住民に対し、5日午後から職員が1軒ずつ電話や直接訪問し、早めに自主避難するよう呼びかけた。

 避難所の近くに住む男性(82)は「被害が何もないことを願っているが、情報に注意して早めに避難するようにしたい」と話した。


御嶽山噴火 見逃した2つのサイン…突然晴れた濃霧、強烈な腐卵臭
産経新聞 10月6日(月)7時55分配信

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火山灰がこびりついたカメラを見つめ、当時の状況を語る津野祐次さん(玉崎栄次撮影)(写真:産経新聞)

 ■突然晴れた濃霧強烈な腐卵臭

 「2つのサインを見逃した…」。御嶽山(おんたけさん)で噴火に見舞われ、山頂付近から生還した長野県伊那市の山岳写真家、津野祐次さん(68)は登り慣れた霊峰の登山道で、普段とは異なる2つの自然現象に遭遇していた。突然に晴れた濃霧、腐った卵のような強烈な臭い。噴火の前兆だった可能性もあり、津野さんは「油断があった」と後悔を語った。(玉崎栄次)

                   ◇

 ◆「いつもよりきつい」

 御嶽山が噴火した9月27日。津野さんは朝、長野県側の黒沢登山口から頂を目指し、濃い霧が立ちこめる登山道を進んだ。視界は50メートルほど。噴火の約40分前となる午前11時10分ごろに8合目半を過ぎた。

 「わー、きれいだね」。登山者たちがそろって歓声を上げた。立ち込めていた霧が一気に晴れ、澄んだ青空がのぞいた。「こんなこともあるんだな」。20年以上前から年に10回ほど御嶽山に登り続け、通算では200回を超えているが、初めての経験だった。

 いつもと異なる現象は続いた。噴火30分前。8合目半から200メートルほど進んだときだ。不意に卵が腐ったような臭気が鼻を突いた。「いつもよりきついな」。1キロほど西の「地獄谷」と呼ばれる急峻(きゅうしゅん)な谷ではいつもこの臭気がただよっている。「風に乗って、こちらまで流れてきたのかな」

 その30分後、頂上まで残り200メートルほどの地点に立つと、薄黒い夏の積乱雲のような大きな雲が頂を覆っていた。登山者たちは一様に、その異様な光景を見上げていた。噴煙だった。そう気づくや否や、「パチーン」と花火のような乾いた音が響いた。

 山頂付近にいた登山者らは助け合いながら、急いで下山を始めた。「年配の方どうぞ!」「子供は先に!」。背後から巨大な壁のような噴煙が迫る。山小屋に逃げ込む人、さらに下る人とさまざまだった。

 煙に追いつかれた。真っ暗だった。熱い砂が舞っていた。周囲で雷鳴のような音が何度もとどろいた。伏せて待った。「我慢できる限界の暑さだった」。煙が晴れた。近くにいた男性は「子供とはぐれた」と再び山頂へ向かった。津野さんは近くの山小屋へ一時避難し、無事に下山した。

 「今思えば、僕は2つのサインを見逃した。あのとき気づくべきだった」

 津野さんが当時携えていたカメラには火山灰がこびりついていた。悔しそうに続ける。「霧が晴れたのは噴火直前に山が温まり霧を消したのではないか。臭いにも注意すべきだった」

 ◆「体験を語り継ぐ」

 御嶽山は35年前の昭和54年にも噴火している。死者こそ出なかったが、大量の火山灰被害が出た。翌年には日帰り登山が、さらにその翌年には山小屋での宿泊も再開した。噴火後、火山に登山する際の注意を呼びかけるチラシが登山者に配られた。臭気への注意を促す文言もあったという。

 いつしかその教訓は、風化していたかもしれない。津野さんは「僕自身を含め危険な山という認識は薄れていた。今後、この山とどう関わっていくのか見つめ直すためにも、僕は今回の体験を語り継いでいかなければならない」と話した。


土石流の恐れ…避難勧告 王滝村
産経新聞 10月6日(月)7時55分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山の噴火で、麓の長野県王滝村は5日、土石流で孤立する恐れがある滝越(たきごし)地区の住民に避難勧告を出した。同村に隣接する木曽町でも警戒を強めている。

 一方、長野県は5日、台風18号の接近による大雨で二次災害の恐れがあるとして、この日の捜索活動の中止を決めた。あわせて6日朝からの捜索についても、中止を決定した。雨がやめば、あらためてヘリコプターを使った捜索ができるか判断する。

 長野県警は5日、4日に心肺停止状態で発見され、死亡が確認された4人のうち、身元が判明していなかった1人について愛知県豊田市の会社員、高野英人さん(29)と特定した。これで死者51人全員の身元が分かった。4人はいずれも長野県が行方不明としていた16人に含まれていた。県はなお12人が山中で行方不明になっているとしている。


御嶽山噴火 「環境さらに厳しく」 捜索また足踏み
産経新聞 10月6日(月)7時55分配信

 台風18号の雨に5日、行方不明者の救出・捜索活動は再び阻まれた。6日も雨が予想され、捜索中止が決まった。長雨は、不明者がいるとみられる山頂付近の環境をさらに悪化させる恐れがある。捜索隊員らは焦りを募らせた。

 「さらに捜索が厳しい環境になるのではないか」。山梨県緊急消防援助隊の山本順一大隊長(58)は、台風通過に伴う長雨を危ぶむ。山頂付近は、ここ数日間の雨でぬかるみ、降り積もった火山灰が粘土状になった。4日の捜索では麓から徒歩で向かった隊員は苦戦を強いられ、通常の倍以上の時間がかかる場所も多かったという。

 一歩を踏み出すだけでもひざ下が埋まり、こびりついた泥で靴が3倍ほどの重さになった。しかも作業は3千メートルの高所で、山本大隊長は「体力を非常に消耗する。気力だけで登っているようなものだ」と苦しい現状を明かす。足を取られて転倒する隊員らもいた。

 捜索場所は火山灰で一面灰色だ。4日はペットボトルのホルダーが地表面からのぞき、色の違いが行方不明者の発見につながった。しかし、雨でこうした手がかりが灰にかぶってしまう可能性がある。「色が消えるのが心配だ」。そう話す隊員もいた。

 山本大隊長は「長い戦いになる。『行方不明者の救出にまだ望みがある』と信じ挑みたい」と意気込む。

 これまで登山道を中心にした目視による捜索がメーンだったが、斜面などにも徐々に範囲を広げていっている。捜索隊は天候が回復次第、山頂の状況を確認し作業を急ぐとしている。

 陸上自衛隊第13普通科連隊本部管理中隊長、大沢浩喜3佐(54)も「一刻も早く不明者をご家族の元に帰せるよう、全身全霊を尽くしたいという一心だけだ」と話した。


御嶽山、土石流への警戒続く
2014年10月6日(月)6時46分配信 共同通信

 噴火で登山者51人が死亡し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の麓、長野県王滝村や木曽町では6日も接近する台風18号や前線の影響で雨が続き、周辺河川近くの住民に土石流への警戒を呼び掛けた。

 長野県は朝からの捜索活動を見送った。雨が上がり次第、ヘリコプターで山頂付近の状況を確認し、同日中の捜索ができるかどうか判断する。気象庁によると、御嶽山周辺では雷を伴った激しい雨となる恐れがあるが、昼ごろにはやむ可能性がある。

 山中には大量の火山灰が積もっており、まとまった雨が降れば土砂とともに流れ落ちる土石流の危険が高まる。


<御嶽山噴火>気象庁「警戒レベル1維持」検討重ねた裏側
毎日新聞 10月6日(月)6時30分配信

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御嶽山の火山活動と気象庁の発表

 戦後最大の火山災害となった御嶽山(おんたけさん)の噴火は、気象庁が警戒レベル1(平常)と判断する中で起きた。噴火後、「レベルを引き上げておくべきだった」との批判も出ているが、気象庁は2週間以上前から火山性地震などの兆候に注目して自治体に情報提供し、専門家と検討を重ねていた。レベルを上げる機会を逸したまま噴火に至った経緯からは、データの蓄積が乏しい中で判断せざるを得ない噴火予知の難しさが浮かぶ。

【噴火前に確認された現象は】

 御嶽山に変化が表れたのは、噴火17日前の9月10日。前日は10回だった火山性地震が52回に急増した。50回を超えたのは2007年1月以来で、この時は2カ月後にごく小さな水蒸気噴火が起きている。気象庁は翌11日午前に「火山の状況に関する解説情報」を出し、地元の長野、岐阜両県と4市町村にメールした。解説情報は、警戒レベルを上げるほどではない火山活動の変化を知らせるものだ。御嶽山で出すのは初めてだったため、念のため電話でも伝えたという。

 火山性地震は11日も85回とさらに増えた。気象庁は、5段階で定められている噴火警戒レベルを1から2に上げ、火口周辺1キロの立ち入りを規制すべきかを検討した。07年の噴火時は約3カ月前から、小さく長い揺れが続く火山性微動と地下のわずかな膨らみが確認されていた。火山性地震の回数も1日最大164回と今回よりも多かった。こうした点から、気象庁は「様子見の段階」と結論付けた。菅野智之・火山活動評価解析官は「レベル2を視野に入れていたが、火山性微動や地殻変動がなく、地震も減少傾向にあったので(上げる)判断には至らなかった」と振り返る。

 これと並行して、気象庁は、御嶽山の観測を長年続けている名古屋大地震火山研究センターに意見を求めた。11日、データとともに「何かあればご意見をください」と書かれたメールを受け取った山岡耕春(こうしゅん)教授(地震・火山学)は「低周波地震が起きたら要注意、火山性微動が起きれば噴火でしょう」と返信した。浅い地下で水などが動いて起きる低周波地震は水蒸気噴火の前に増える傾向があり、07年噴火の前にも起きたからだ。

 長年、御嶽山を観測している木股文昭・元名古屋大教授も「当時は、地震発生で噴火への一つの段階は越えたが、次に地殻変動や微動が来ると考えていた」と語る。メールは同じころ、国際会議でインドネシアに出張中の藤井敏嗣・東京大名誉教授、石原和弘・京都大名誉教授ら火山噴火予知連絡会の幹部にも届いた。

 14日には、山岡教授が言及した低周波地震が2度起きたが、頻発しなかったため、気象庁はここでもレベル引き上げを見送った。紅葉シーズンで登山者が多いといった要素は、特に考慮しなかったという。

 山岡教授は「悩んだ末のレベル維持だったと思う。私にも、引き上げを主張すべきでなかったかという後悔がある。地元でも『レベル1のままだから』と対応が取られなかった。今回はレベル分けのマイナス面が出た」と指摘する。

 そして迎えた27日。午前11時41分に火山性微動が始まり、4分後に山頂の南東3キロに設置した傾斜計がわずかな山体膨張を捉えた。東京・大手町の気象庁にある「火山監視・情報センター」の緊張感が一気に高まり、警戒レベルを2に上げる作業が始まったところで、11時52分に水蒸気噴火が起きた。過去の例からは予測がつかないスピードで事態が進み、気象庁はレベルを1段とばしで3(入山規制)に引き上げた。

 火山噴火予知連の藤井会長は「レベル2に上げていたら、これだけの被害は出なかったのは事実。水蒸気噴火の予知は困難だが、警戒レベルの引き上げ方や情報伝達のあり方を検証する必要がある」と話す。【八田浩輔、清水健二、藤野基大】


台風接近、土石流警戒続く=麓の住民ら不安な一夜―不明者捜索に影響・御嶽山噴火
時事通信 10月6日(月)5時19分配信

 噴火した御嶽山(3067メートル)の麓にある長野県木曽町と王滝村は6日、台風18号の接近に伴い、5日から降り続く雨により土石流が発生する恐れがあるとして、厳重な警戒を続けた。
 御嶽山周辺では早朝から激しい雨が降ったが、午前9時すぎから晴れ間がのぞいた。ただ、山頂付近は雨を吸った火山灰で足場が悪く、警察や自衛隊による行方不明者の捜索活動に影響しそうだ。
 気象庁によると、御嶽山付近の6日午前10時までの48時間雨量は約110ミリ。火山灰が堆積した場所は、雨水が地面に染み込みにくくなり、少ない雨でも土石流につながる可能性があり、注意を呼び掛けていた。
 王滝村は5日午後、大雨注意報の発令を受け、土石流が発生した場合に孤立する恐れがあるとして、滝越地区(10世帯14人)に避難勧告を出した。同村は職員や消防団員を地区内に派遣、住民らは避難所に移らず自宅で一夜を明かした。
 同村によると、道路や河川の状況に異常はなく、人的被害も確認されなかったという。
 木曽町も、川に近い集落で特に危険性が高いとして避難準備情報を出し、住民数人が自主避難した。
 県警や自衛隊などは、二次災害の恐れがあるとして、5日は行方不明者の捜索を中止した。6日も早朝からの捜索は見合わせ、天候を慎重に見極めた上で再開を決める。 


御嶽山噴火 土石流に厳戒態勢、高齢者多い麓に暗い影 住民「この先どうなるのか」
産経新聞 10月5日(日)23時43分配信

 御嶽山の噴火に台風18号による雨が重なり、発生の可能性が高まった土石流。麓の長野県王滝村は5日夕、一部に避難勧告を出した。同県木曽町でも職員が天候の状況をにらみながら対応に追われ、厳戒態勢が取られた。「この先どうなるのか」。噴火の影響は麓の住民の生活にも暗い影を落とした。

 この日の御嶽山は朝から厚い雲と霧で覆われ、麓には雨が降り続けた。御嶽山の山頂から南に約10キロの王滝村滝越(たきごし)地区近くを流れる濁沢(にごりざわ)川も普段より少し水かさが増した。水は、火山灰を含み灰に染まった。「集落は一変してしまった」。住民の三浦雪雄さん(89)は語る。

 火山灰に連日の雨。三浦さんは収穫間近のそばの実や白菜の灰を払う作業に追われた。その上、台風の接近で大雨が予想される。濁沢川は国土交通省のシミュレーションで過去30年間の最大雨量を想定した場合、約4キロに渡り土石流が起きる恐れがあるとされた。

 滝越地区は、昭和59年の長野県西部地震での土砂崩れで村の中心部へ通じる濁沢川の橋が崩壊し、孤立した過去がある。三浦さんはヘリで救助され、約40日間の避難生活を強いられた。「土石流に加え、台風でビニールハウスが飛ばされでもしたら…。何が起こるか分からないので心配だ」

 滝越地区は10世帯14人が住んでおり、65歳以上の高齢者の割合は62・5%と高い。夜間の移動は厳しく、王滝村は、大雨注意報などの発令を待たず、午後4時に防災行政無線で地区の住民に避難を呼びかけた。

 約40分後には避難勧告も出され、地区に通じる一本道は通行止めの措置が取られた。だが、住民は「住み慣れた地を離れたくない」と、村が用意した役場近くの避難所に行かなかった。村は職員や消防団員を巡回させて警戒を続けた。

 木曽町にも雨が断続的に雨が降り注いだ。「川沿いの人は身の危険を感じたら避難してください」。町内各所に設置された防災行政無線の屋外スピーカーからは、町が河川周辺の住民に自主避難を呼びかけるアナウンスが流れ、土石流への警戒感が高まった。

 「過去に河川の氾濫はあったが、土石流災害は経験がない」と町の担当者。

 町は、堆積した火山灰が大雨によって土石流を起こす可能性がある柳又や荻の島など5地区計26世帯71人に対し、大雨警報が出なくても状況に応じて「避難勧告」を出すことを決定。午後4時半すぎに大雨注意報が出ると避難準備情報を出した。5カ所の避難所には飲料や毛布を運び込むなどの準備を整え、町道の一部を通行止めにした。

 木曽町も人口約1万3千人のうち35%が65歳以上の高齢者。特に河川の近くに住む住民に対し、5日午後から職員が1軒ずつ電話や直接訪問し、早めに自主避難するよう呼びかけた。

 避難所の近くに住む男性(82)は「被害が何もないことを願っているが、情報に注意して早めに避難するようにしたい」と話した。


<御嶽山噴火>身元確認…留守守る親族「心の整理まだ」
毎日新聞 10月5日(日)22時57分配信

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は4日の捜索で新たに発見した4人全員の死亡と身元を確認し、死者は計51人となった。4人は噴石直撃などによる「損傷死」で、いずれも県が安否不明者として把握していた。

 死亡が確認された愛知県豊田市の会社員、高野英人さん(29)は金沢大で機械材料工学を研究。技術系人材派遣会社に就職し、豊田市内の自動車関連企業で働いていた。指導教官だった同大名誉教授、北川和夫さん(71)=金沢市=は「有為な人材だった。大切な財産を失った」と無念を語った。

 高野さんは、新潟県加茂市出身で同県内の高校を卒業し、金沢大に進んだ。2006年度に北川さんの研究室に在籍し、自動車や航空機の材料軽量化などを研究した。就職活動では、大学推薦による大手企業への入社を断り、自ら見つけた派遣会社への就職を決めた。

 北川さんは反対したが、高野さんは「自分は大学院に行くより、実社会で経験を積んで何かをやり遂げたい」という強い信念があったという。推薦を断る学生は珍しく、北川さんの記憶に強く残った。「自発的に信念を持って行動する性格だった」と振り返る。

 卒業1年後に一度だけ会った際、「仕事は楽しい」と話していたという。高野さんが噴火に巻き込まれた可能性があることは報道機関の問い合わせで知った。以来、眠れぬ夜を過ごした北川さんは「人生これからという時に、噴火で死ぬなんて」と残念がった。

 一方、豊田市の自宅近所の女性(34)によると、高野さんは妻、長女と3人暮らし。休日は皆で出かける姿をよく見た。自宅のベランダで高野さんが長女と遊んでいる声が聞こえたという。

 高野さんが働いている工場関係者によると、出社や帰宅時に、大きな声であいさつをする快活な人柄だった。

 新潟県加茂市にある高野さんの実家はひっそりとし、両親らは高野さんの遺体が安置されている長野県木曽町に行ったという。留守番をしていた親族の女性は「心の整理がついていないので、何も話せない」と疲れた表情だった。

 近所の人によると、高野さんは3人兄弟の長男。小学生時代は冬でも短パンで登校する元気な子どもだったという。高校時代の同級生で、同市職員の男性(30)は「誰とでも気さくに話す人だった。30歳手前と若いのに命を落とすなんて残念だ」と悔やんだ。【中津川甫、駒木智一、三上剛輝、柳沢亮】


<御嶽山噴火>誰が貸した?ジャケット着た11歳無言の帰宅
毎日新聞 10月5日(日)22時49分配信

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自宅に運ばれる長山照利さんのひつぎ=愛知県豊田市平和町で2014年10月5日午後0時44分、井口慎太郎撮影(一部画像を処理しています)

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は4日の捜索で新たに発見した4人全員の死亡と身元を確認し、死者は計51人となった。4人は噴石直撃などによる「損傷死」で、いずれも県が安否不明者として把握していた。

 4日に死亡が確認された愛知県豊田市立平和小5年の長山照利(あかり)さん(11)の遺体が5日昼過ぎ、1週間ぶりに同市平和町の自宅に帰った。

 登山グループの関係者によると、長山さんは同県知立(ちりゅう)市の県立安城南高3年、伊藤琴美さん(18)=死亡を確認=らと先頭を歩き、先に山頂に到着した。伊藤さんはスマートフォンで長山さんとのツーショットの写真を撮影、長山さんの家族に送信した。背負っていたピンクのリュックサックも、山頂付近で見つかっていた。遺体は、誰かに借りたとみられる男物の水色のジャケットを身につけていた。

 長山さんの父(44)はグループを通じ4日夜、「(ジャケットを)親切に貸してくださった方にお礼を言いたい。照利を見つけ出してくださったことに、心から感謝申し上げます。本当にほっとしたというのが、正直な気持ちです」との心情を明らかにした。

 同じマンションに住む女性会社員(35)によると、初めて会った頃は恥ずかしがっていた長山さんが、次第に「こんにちは」と声を掛けてくれるようになり、最近では小学校でクラブ活動をしていた「バスケットボールが楽しい」と話していたという。弟の自転車の練習を手伝っている姿も見かけた。女性は「お母さんの気持ちを考えるとやりきれない」と目に涙をためながら話した。

 長山さんの自宅はマンション5階。平和小の教諭や知人約10人が、花を乗せたひつぎを支えて階段を上った。夜は家族全員で過ごすという。【中島幸男、岡大介、金寿英、井口慎太郎】


御嶽山麓、土石流の恐れ避難勧告
2014年10月5日(日)22時6分配信 共同通信

 噴火で登山者51人が死亡し戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の麓にある長野県王滝村は5日、大雨による土石流で孤立する恐れがある滝越地区の住民に避難勧告を出した。同日までに死者51人全員の身元が判明。長野県は、なお12人が山中で行方不明になっているとしている。

 長野県は台風18号の接近による大雨で二次災害の恐れがあるとして、5日の捜索活動を中止。6日朝からの捜索も取りやめると発表した。王滝村に隣接する木曽町でも避難準備情報を出し、警戒を強めている。

 気象庁によると、御嶽山周辺は台風や前線の影響で6日まで雨が続く見込み。


御嶽山噴火 見逃した2つのサイン…生還者が語る後悔と“教訓の風化”
産経新聞 10月5日(日)21時0分配信

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火山灰がこびりついた愛用のカメラを見つめ、当時の状況を語る津野祐次さん(玉崎栄次撮影)(写真:産経新聞)

 「2つのサインを見逃した…」。御嶽山で噴火に見舞われ、山頂付近から生還した長野県伊那市の山岳写真家、津野祐次さん(68)は登り慣れた霊峰の登山道で、普段とは異なる2つの自然現象に遭遇していた。突然に晴れた濃霧、腐った卵のような強烈な臭い。噴火の前兆だった可能性もあり、津野さんは「油断があった」と後悔を語った。(玉崎栄次)

 御嶽山が噴火した9月27日。津野さんは朝、長野県側の黒沢登山口から頂を目指し、濃い霧が立ちこめる登山道を進んだ。視界は50メートルほど。噴火の約40分前となる午前11時10分ごろに8合目半を過ぎた。

 「わー、きれいだね」。登山者たちがそろって歓声を上げた。立ち込めていた霧が一気に晴れ、澄んだ青空がのぞいた。「こんなこともあるんだな」。20年以上前から年に10回ほど御嶽山に登り続けているが、初めての経験だった。

 いつもと異なる現象は続いた。噴火30分前。8合目半から200メートルほど進んだときだ。不意に、卵が腐ったような臭気が鼻を突いた。「いつもよりきついな」。1キロほど西の「地獄谷」と呼ばれる急峻(きゅうしゅん)な谷ではいつもこの臭気がただよっている。「風に乗って、こちらまで流れてきたのかな」

 その30分後、頂上まで残り200メートルほどの地点に立つと、薄黒い夏の積乱雲のような大きな雲が頂きを覆っていた。登山者たちは一様に、その異様な光景を見上げていた。噴煙だった。そう気づくや否や、「パチーン」と花火のような乾いた音が響いた。

 山頂付近にいた登山者らは助け合いながら、急いで下山を始めた。「年配の方どうぞ!」「子供は先に!」。背後から巨大な壁のような噴煙が迫る。山小屋に逃げ込む人、さらに下る人とさまざまだった。

 煙に追いつかれた。真っ暗だった。熱い砂が舞っていた。周囲で雷鳴が何度もとどろいた。じっと伏せて待った。「我慢できる限界の暑さだった」。煙が晴れた。近くにいた男性は「子供とはぐれてしまった」と再び山頂へ向かった。津野さんは近くの山小屋へ一時避難し、無事に下山した。

 「今思えば、僕は2つのサインを見逃した。あのとき気づくべきだった」

 津野さんが当時携えていたカメラには火山灰がこびりついていた。悔しそうに続ける。「霧が晴れたのは噴火直前に山が温まり霧を消したのではないか。臭いにも注意すべきだった」

 御嶽山は35年前の昭和54年にも噴火している。死者こそ出なかったものの、大量の火山灰被害が出た。翌年には日帰り登山が、さらにその翌年には山小屋での宿泊も再開した。噴火後、火山に登山する際の注意を呼びかけるチラシが登山者に配られたという。

 いつしかその教訓は、風化していたかもしれない。津野さんは「僕自身を含め危険な山という認識は薄れていた。今後、この山とどう関わっていくのか見つめ直すためにも、僕は今回の体験を語り継いでいかなければならない」と話した。

 火山に詳しいNPO法人「防災情報機構」の伊藤和明会長の話「登山者が証言する強烈な臭気は、地上に近づいたマグマから二酸化硫黄が噴出するなどした現象を感じていた可能性があり、噴火の予兆だったとも考えられる。濃霧が突然晴れるのを見た人もいるようだが、一般的な気象の変化とも受け止められる。数時間前に白い噴気を目撃したとの情報もあり、結果的に噴火の前兆だったとされる現象は多いが、一般の登山者が気づくのは困難だ」


長野県南木曽町、282人に避難準備情報
読売新聞 10月5日(日)20時33分配信

 長野県南木曽町は5日午後7時40分、7月に土石流が発生し、1人が死亡した同町読書(よみかき)地区の115世帯282人に対し、避難準備情報を発令した。


<御嶽山噴火>養殖池に火山灰混じり イワナ5000匹放流
毎日新聞 10月5日(日)20時11分配信

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は5日、降雨のため、警察や消防、自衛隊による同日の捜索活動を中止した。本州中部の固有種の渓流魚「ヤマトイワナ」を養殖している長野県木曽町開田高原の「御岳淡水」は5日、養殖池に火山灰混じりの水が入り込み、弱るイワナが出てきたことから、来年2月に放流用として出荷する予定だったイワナ約500キロ(約5000匹)を、地元の木曽川漁協と協力して木曽川上流域に緊急放流した。

 同漁協が購入予定だったイワナで、今後、費用負担について調整するという。

 ヤマトイワナは体長約20センチで、魚体側面に赤色の斑点があるのが特徴。乱獲や水質悪化などで一時は個体数が減少した。御岳淡水は卵から3年かけて成魚に育て、同漁協が年4回程度に分けて計約1500キロを購入し、放流している。

 養殖池の水は、近くの鹿ノ瀬川から引いているが、噴火以降、水に火山灰が混じるようになった。灰がエラにつまり弱り始めたイワナがいることから、放流を決断した。

 この日早朝から、イワナに酸素を送るためのポンプと水槽を積んだトラックが次々と養殖池に到着。イワナをネットですくい上げ、トラックに積み込むと火山灰の影響が少ないとみられる各地の放流地点へと向かった。

 御岳淡水を経営する狩野勝郎さん(67)は「万が一を考えて放流を決めた。養殖池では、その後の放流分を育てており、大きな噴火が起きないことを祈るばかりだ」と話していた。【木村敦彦】


<御嶽山噴火>下山待つ家族にも疲れ 雨で大半いったん帰宅
毎日新聞 10月5日(日)20時8分配信

 御嶽山(おんたけさん)の噴火で行方不明となっている登山者の家族や友人らは、台風18号接近に伴う雨で5日の捜索が中止されたため、大半がいったん自宅に戻った。

 長野県木曽町は県や日本赤十字社と協力して、町が家族らのために用意した宿泊施設に保健師を常駐させるなどして、家族の健康や心理的ケアに当たってきた。原隆・副町長によると、家族らに重篤な体調悪化は見られないという。

 4日まで家族らの宿泊所となっていた中部公民館では、家族らが話し込んだり、広間にあるテレビのニュース映像に皆で見入ったりしていたという。原健・中部区長(65)は「疲れた様子だった。かわいそうで掛ける言葉もなかった」と話していた。【松浦吉剛】


<御嶽山噴火>雨で捜索中止 4日発見4人の身元確認
毎日新聞 10月5日(日)19時50分配信

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大雨注意報が発令されたため、通行止めとなった御嶽山黒沢口へと続く道路=長野県木曽町で2014年10月5日午後6時42分、徳野仁子撮影

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県災害対策本部は5日、降雨のため、警察や消防、自衛隊による同日の捜索活動を中止した。台風18号の接近などの影響で天候回復の見通しが立たず、土石流など2次災害が起きる恐れがあると判断した。

 また、県警は4日の捜索で新たに発見した4人全員の死亡と身元を確認し、死者は計51人となった。4人は噴石直撃などによる「損傷死」で、いずれも県が安否不明者として把握していた。山頂付近にはなお、少なくとも12人が取り残されている可能性が高いが、6日も降雨が予想されている。

 同対策本部は5日午前4時と同5時に会議を開いて御嶽山周辺の天候などを確認し、終日の捜索中止を決めた。また、ふもとの同県王滝村は大雨注意報が出されたことに伴い、午後4時37分、土石流が発生した場合に孤立の恐れがあるとして、滝越地区(10世帯14人)に避難勧告を出した。

 気象庁によると、前線と台風18号の接近に伴い、御嶽山周辺では5日朝から雨が降り、6日午前にかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨となる恐れがある。6日昼過ぎから天気は次第に回復する見込み。6日午後6時までの24時間予想雨量は120ミリ。

 6日の捜索について、同対策本部は当日朝に可否を判断する。県の担当者は「雨がやめば何とか捜索を実施したい」と説明しているが、県は土石流などの被害を防ぐため、捜索再開の独自基準を設定。(1)雨がやんでから、斜面が安定する3時間が経過(2)ヘリで現地を確認し、先遣隊を派遣(3)捜索部隊が移動に要する最大7時間は降雨がなく、日没までに帰還できる--としており、6日朝の再開は困難とみられる。

 そのため、移動時間を大幅に短縮できるヘリコプターで捜索隊を空輸することも想定している。しかし、降り積もった火山灰が雨を吸収し、山頂付近は足場が極めて悪くなっていることが予想されるうえ、ヘリの着陸が可能かどうかは分からないのが実情だ。【光田宗義、川辺和将、狩野智彦】


御嶽山噴火 台風の雨が捜索阻む 火山灰は粘土状に、手がかり消滅を懸念
産経新聞 10月5日(日)18時4分配信

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「大雨注意報」発令時の通行止めを知らせる看板 =5日午前、長野県王滝村の滝越地区 (川口良介撮影)(写真:産経新聞)

 台風18号の雨に5日、行方不明者の救出・捜索活動は再び阻まれた。6日以降も雨が予想され、捜索隊は焦りを募らせる。長雨は、不明者がいるとみられる山頂付近の環境をさらに悪化させる恐れがあり、隊員らは上空をにらんだ。

 「さらに捜索が厳しい環境になるのではないか」。山梨県緊急消防援助隊の山本順一大隊長(58)は、台風通過に伴う長雨を危ぶむ。山頂付近は、ここ数日間の雨でぬかるみ、降り積もった火山灰が粘土状になった。4日の捜索では麓から徒歩で向かった隊員は苦戦を強いられ、通常の倍以上の時間がかかる場所も多かったという。

 一歩を踏み出すだけでもひざ下が埋まり、こびりついた泥で靴が3倍ほどの重さになった。しかも作業は3千メートルの高所で、山本大隊長は「体力を非常に消耗する。気力だけで登っているようなものだ」と苦しい現状を明かす。足を取られて転倒する隊員らもいた。

 捜索場所は火山灰で一面灰色だ。4日はペットボトルのホルダーが地表面から少しのぞき、色の違いが行方不明者の発見につながった。しかし、雨でこうした手がかりに灰がかぶってしまう可能性がある。「色が消えるのが心配だ」。そう話す隊員もいた。

 山本大隊長は「長い戦いになる。『行方不明者の救出にまだ望みがある』と信じ挑みたい」と意気込む。

 これまで登山道を中心にした目視による捜索がメーンだったが、斜面などにも徐々に範囲を広げていっている。捜索隊は天候が回復次第、山頂の状況を確認し作業を急ぐとしている。

 陸上自衛隊第13普通科連隊本部管理中隊長、大沢浩喜3佐(54)も「一刻も早く不明者をご家族の元に帰せるよう、全身全霊を尽くしたいという一心だけだ」と話した。


噴石シェルター、10火山のみ
2014年10月5日(日)17時31分配信 共同通信

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 阿蘇山・中岳の火口近くに設置されたシェルター(熊本県阿蘇市提供)

 火山が噴火した際、飛んでくる噴石から登山者の身を守る避難壕(シェルター)を設置している国内の活火山は、気象庁の常時監視対象47火山のうち、草津白根山(群馬・長野)、浅間山(群馬・長野)、阿蘇山(熊本)など10火山にとどまっていることが5日、共同通信の調べで分かった。

 噴火した御嶽山(長野・岐阜、3067メートル)にシェルターはなく、死亡した人の多くが、噴石が当たったことによる「損傷死」だった。

 専門家は「シェルターは有毒ガスや溶岩流への効果は低いが、噴石から一時的に身を守るには有効」と指摘。一方、自治体からは「設置、維持の費用負担は重い」との声もある。


<御嶽山噴火>土石流の恐れ王滝村の一部10世帯に避難勧告
毎日新聞 10月5日(日)17時20分配信

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長野県王滝村滝越地区に避難勧告が発令され、土石流災害が警戒される濁沢川に架かる橋の上を避難を呼びかけながら走行する村役場の車両=2014年10月5日午後5時8分、兵藤公治撮影

 噴火した御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の周辺で土石流が発生する可能性があるとして、ふもとの長野県王滝村は5日午後4時37分、村西部の滝越(たきごし)地区(10世帯14人)に避難勧告を出した。台風18号の接近により、同村に大雨注意報が出されたことを受けた措置。今回の噴火に伴い避難勧告が出たのは初めてだ。

 火口南側に位置し、同村を流れる濁沢(にごりさわ)川流域には、噴火によって火山灰が大量に堆積(たいせき)している。火山灰堆積層は透水性が低いため雨水の流出量が多くなり、土砂や流木を巻き込んで下流になだれ込む土石流が起きやすくなる。

 村によると、滝越地区は村中心部から約13キロ西に位置し、集落と中心部を結ぶのは1本の村道しかない。村道の途中に橋がかかる濁沢川で土石流が発生した場合、集落が孤立する恐れがある。このため村は3日、新たに避難基準を作り、大雨注意報が出た場合は地区住民に避難勧告を出すことにしていた。【関谷俊介】


土石流警戒、避難勧告=台風接近で捜索中止―死者51人全員判明・御嶽山
時事通信 10月5日(日)17時15分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)周辺は5日、日本列島に台風が接近した影響で早朝から雨が降り、麓にある長野県王滝村は土石流が発生した場合に孤立する恐れがあるとして、滝越地区(10世帯14人)に避難勧告を出した。長野県警や自衛隊などは、噴火による行方不明者の同日の捜索を、二次災害の恐れがあるとして中止した。
 火山灰が堆積した場所は、雨水が地面に染み込みにくくなり、少ない雨でも土石流につながる。ただ、国土交通省は灰の積もった範囲や集落までの距離を踏まえ、「集落に達する恐れは小さい」と予測している。
 県警は同日、4日に死亡が確認された4人のうち1人を愛知県の会社員高野英人さん(29)と確認。これまで死亡が確認された51人全員の身元が判明した。4人とも噴石直撃などによる「損傷死」だった。4人は長野県が3日発表した行方不明者16人に含まれており、安否不明は12人となった。
 6日以降の捜索は、天候などを考慮して判断する。登山道周辺の捜索はほぼ終えており、再開後は山頂を中心に広い範囲を調べる。
 王滝村によると、滝越地区は道路に架かる橋が流されると孤立化する恐れがある。村は5日午後4時、防災行政無線を使って自主避難を呼び掛け、気象庁が大雨注意報を発令したのを受け、同37分に避難勧告を出した。
 同県木曽町では、6地区で危険性が特に高いとみられている。25世帯82人が暮らし、高齢者が多いという。町は大雨警報が発令された場合に避難勧告を出す方針。河川に近い住民には電話や戸別訪問を行い、事前の自主避難を呼び掛けるという。 


長野県王滝村で避難勧告、台風18号接近で
読売新聞 10月5日(日)16時55分配信

 台風18号の接近で、御嶽山(おんたけさん)(3067メートル、長野・岐阜県)の麓の長野県王滝村は5日午後4時37分、10世帯14人に避難勧告を出した。

 噴火による降灰で土石流発生の危険性が高まっているため。勧告対象は、御嶽山を源流とする濁沢(にごりざわ)川に近い滝越(たきごし)地区。


御嶽山噴火で「保険金支払い」決める 生命保険協会
2014年10月5日(日)12時36分配信 J-CASTニュース

生命保険協会は、加盟する全42社が御嶽山噴火の被災者に対して保険金・給付金を全額支払うことを、2014年10月3日に明らかにした。一般的に、災害関係特約には約款上に、噴火や地震などによる災害関係保険金・給付金を削減したり支払わなかったりする「免責条項」が盛り込まれているが、各社とも今回はこれを適用しない。

免責条項は、2011年3月に発生した東日本大震災のときも適用しなかった。


<御嶽山>4日発見の4人全員の身元確認、残る不明者12人
毎日新聞 10月5日(日)11時12分配信

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1週間前の噴火時刻と同じ11時52分、御嶽頂上山荘付近では捜索が続いていた=御嶽山山頂付近で2014年10月4日午前11時52分、本社ヘリから徳野仁子撮影

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火による犠牲者51人のうち、4日に収容された1人について長野県警は5日午前、愛知県豊田市の会社員、高野英人さん(29)と確認したと発表した。これで4日に山頂付近で発見された4人全員の身元が確認された。4人は長野県が3日までに把握していた行方不明者16人に含まれており、今回の噴火による行方不明者は12人になった。

 4日に収容され既に死亡が確認されていた他の3人は▽愛知県豊田市、小学5年、長山照利(あかり)さん(11)▽同県春日井市、会社員、河合芳夫さん(23)▽岐阜市、同、武口求(もとむ)さん(46)。

 長野県警によると、高野さんを含む4人の死因は、いずれも噴石を体に受けるなどした「損傷死」だった。犠牲者51人のうち50人が「損傷死」、他の1人は気道の「熱傷死」となっている。

 御嶽山での行方不明者捜索は難航している。5日の捜索活動は台風18号の接近に伴い中止になった。【光田宗義、神崎修一、川辺和将】


御嶽山頂周辺で4日発見の4人、全員身元判明
読売新聞 10月5日(日)10時50分配信

 51人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は5日、山頂周辺で4日に発見され、死亡が確認された4人のうち、唯一身元が分かっていなかった遺体は、愛知県豊田市、会社員高野英人さん(29)と判明したと発表した。

 死因は損傷死。

 高野さんは、長野県が発表した行方不明者16人に含まれており、これで行方不明者は12人になった。


土石流、警戒強まる=台風接近で捜索中止―死者51人全員判明・御嶽山
時事通信 10月5日(日)10時39分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)周辺は5日、大型で強い台風18号が日本列島に接近した影響で早朝から断続的に雨が降り、麓にある長野県王滝村、木曽町は土石流への警戒を強めた。長野県警や自衛隊などは、噴火による行方不明者の同日の捜索を、二次災害の恐れがあるとして中止した。
 県警は同日、4日に死亡が確認された4人のうち1人を愛知県の会社員高野英人さん(29)と確認。これまで死亡が確認された51人全員の身元が判明した。4人とも噴石直撃などによる「損傷死」だった。4人は長野県が3日発表した行方不明者16人に含まれており、安否不明は12人となった。
 6日以降の捜索は、天候などを考慮して判断する。登山道周辺の捜索はほぼ終えており、再開後は山頂を中心に広い範囲を調べる。
 王滝村で特に土石流の懸念が大きいのは、10世帯14人が暮らす滝越地区。村によると、道路に架かる橋が流されると孤立化する恐れがある。村は全職員の6割を避難の支援や準備に充て、気象庁が大雨注意報を発令した時点で避難勧告を出す。夜間の移動は危険なため見合わせ、早めの自主避難を呼び掛けることも検討している。
 木曽町で危険性が特に高いのは6地区。25世帯82人が暮らし、高齢者が多いという。町は大雨警報が発令された場合、避難勧告を出す方針。河川に近い住民には電話や戸別訪問を行い、事前の自主避難を呼び掛ける。 


<御嶽山噴火>4日発見の男性の身元確認
毎日新聞 10月5日(日)10時31分配信

 御嶽山の噴火による犠牲者51人のうち、身元が確認されていなかった1人について長野県警木曽署は5日午前、愛知県豊田市の会社員、高野英人さん(29)と判明したと発表した。これで4日に山頂付近で発見された4人全員の身元が確認された。


御嶽山噴火 新たに1人の身元判明 死因は損傷死
産経新聞 10月5日(日)10時23分配信

 長野・岐阜県両県にまたがる御嶽山噴火で長野県警は5日、4日の捜索活動で死亡が確認され身元が判明していなかった最後の1人は、愛知県豊田市保見町、高野英人(たかの・ひでと)さん(29)と判明した、と発表した。身元判明者は計51人となった。

 また、4日に収容した4人の死因は損傷死だったことも分かった。


御嶽山、5日の捜索中止…降雨で2次災害避ける
読売新聞 10月5日(日)9時40分配信

 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県は5日早朝、同日の捜索活動の中止を決めた。

 現地で降雨が確認され、今後も降り続けると予測されることから、2次災害を避ける必要があると判断した。


御嶽山、台風接近で捜索中止
2014年10月5日(日)8時8分配信 共同通信

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 雨の中、御嶽山の登山口へ続く道を歩く関係者。台風接近で大雨が見込まれ、捜索活動は中止になった=5日午前5時28分、長野県王滝村

 登山者51人が死亡し戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県は5日、行方不明者の捜索中止を決めた。台風18号の接近で大雨が見込まれ危険と判断した。土石流発生の恐れもあり、麓の木曽町と王滝村は警戒を強めている。

 長野県警は同日、身元が分からなかった1人を愛知県の会社員高野英人さん(29)と明らかにした。これで4日までに死亡確認された51人全員の身元が判明。長野県はなお12人が行方不明としている。

 長野地方気象台によると、御嶽山周辺の長野県側の24時間予想雨量は、6日朝までが120ミリ、7日朝までが50~100ミリ。

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