« 三笠宮殿下がご退院 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・18 »

2014年10月 3日 (金)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、計47人が死亡・15

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や自衛隊、消防は10月1日早朝、約1000人態勢で2日ぶりに捜索を再開した。自衛隊などは、心肺停止状態で見つかり山頂付近に取り残されていた24人のうち16人を収容。長野県警によると、全員の死亡が確認され、死者は計47人になった。

火山活動による被害では、平成3年に43人が犠牲となった長崎県の雲仙普賢岳を上回り、戦後最悪となった。

9番目のニュース
10番目のニュース
11番目のニュース
12番目のニュース
13番目のニュース
14番目のニュース

リンク:御嶽山に向かい黙とう=噴火1週間、捜索続く山頂 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:さらに1人を発見=御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 新たに心肺停止の1人発見 山中捜索で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>突然の悲劇から1週間 黙とうや直立不動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:心肺停止とみられる2人発見…御嶽山の山頂付近 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:心肺停止の2人発見=発生1週間、不明者捜索急ぐ―天候回復、活動再開・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 新たに2人見つかる 心肺停止状態 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索再開 山頂付近で心肺停止の3人発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>批判、予約キャンセル…長野県木曽町の苦悩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>火山灰ぬかるみに エリア広げて捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索に過酷な環境 ガス対策に陸自特殊防護隊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>ふもとの暮らしも打撃 宿泊キャンセル相次ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 2日ぶりに捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、新たに3人を発見 - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山噴火、46時間ぶりに捜索を再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>930人規模捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明16人捜索急ぐ=発生1週間、麓住民ら黙とう―天候回復、活動再開・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:魔の噴煙、最後の写真 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:噴火の予知難しく 予算・人材不足で研究不十分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 1分前は絶景、1分後には… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火1週間 下旬には雪、迫るリミット - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火1週間 犠牲者、神社付近に集中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火1週間 今日こそ、帰ろう 小5の娘・父親…不明なお - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火1週間 国交省、土石流シミュレーション - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>噴煙から逃げ、小屋に…9合目付近 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>暗闇から噴石 生死分けたのは…山頂付近 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山 台風上陸で土石流も…不明16人 雨で捜索中止に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 登山届、浸透せず 御嶽は義務化対象外 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火、死者の7割が山頂付近に集中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>山頂に死者7割…4日で1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>不明の小5、リュック発見…中に名入りタオル - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:気象庁、御嶽山周辺に臨時の雨量観測所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:火山活動の発表方法改善へ=御嶽山の噴火前情報問題で―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>大雨で土石流懸念…5日以降、台風接近 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

御嶽山に向かい黙とう=噴火1週間、捜索続く山頂
時事通信 10月4日(土)13時25分配信

 御嶽山の噴火から1週間となった4日、長野県木曽町などでは噴火時刻の午前11時52分、住民らが黙とうをささげ、静かに犠牲者の冥福を祈った。長野県側の麓では、登山客が列をなしていた週末の駅前が閑散とする一方、再開された捜索で山頂付近に隊員らを運ぶヘリが何度も往復した。
 JR木曽福島駅前で土産物店を営む川合克巳さん(47)によると、これまでは週末の朝になると100人近い登山客がバス停に列をつくったが、この日はほとんど姿がみられず、閑散としていた。川合さんは、犠牲者の多さに「(御嶽山が)入りやすくて人気だった裏返しでもある。週末の昼でタイミングも悪かった」と悲しそうな表情を浮かべた。
 山岳ガイド小川さゆりさん(43)は下見のため、山頂付近で噴火に遭った。御嶽山5合目を訪れた小川さんは「生きていて良かった」と話し、今も見つかっていない不明者に「全員下山してほしい」と声を落とした。
 同県王滝村のヘリ発着場では、朝から山頂での捜索活動に向かう隊員らを乗せたヘリが何度も往復。捜索で使うスコップや長い棒を持った隊員らが慌ただしくヘリに乗り込んだ。
 昼前、木曽町内に防災無線が流れると、町長らが庁舎前に整列。御嶽山の方向に向かって、約30秒間黙とう。王滝村のヘリ発着場でも、待機していた消防隊員ら約65人が整列し、犠牲者の冥福を祈った。
 黙とうを終えた木曽町の原久仁男町長は「行方不明者が早く見つかってほしい」と話した。


さらに1人を発見=御嶽山噴火
時事通信 10月4日(土)13時18分配信

 長野県警などは4日、さらに1人を心肺停止状態で発見した。 


御嶽山噴火 新たに心肺停止の1人発見 山中捜索で
産経新聞 10月4日(土)13時17分配信

 長野・岐阜県両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、4日午前から山頂付近を捜索していた自衛隊や警察などの捜索隊が、新たに山中で心肺停止状態の1人を発見した。この日、発見されたのは計3人になった。


<御嶽山噴火>突然の悲劇から1週間 黙とうや直立不動
毎日新聞 10月4日(土)13時1分配信

Photo_19
御嶽山噴火の発生から1週間が経ち、発生時刻に黙とうする消防隊員たち=長野県王滝村で2014年10月4日午前11時52分、小出洋平撮影

 4日午前11時52分、御嶽山(おんたけさん)噴火からちょうど1週間を迎え、ふもとに位置する長野県木曽町では、町民や捜索活動に当たる消防隊員らが犠牲者に黙とうをささげた。

 同町は同11時半ごろ、行政防災無線を通じて住民に黙とうを呼びかけた。町役場では職員ら約30人が庁舎の外に出て「黙とう」の合図とともに御嶽山の方角を向いて犠牲者の冥福を祈った。原久仁男町長は「犠牲になられた方のご冥福と、行方不明者の方が早く見つかってほしいと祈った」と話した。

 同県王滝村の公園にあるヘリポートでは、県内各地から集まった消防隊員約60人が1分間、黙とうをささげた。黙とうを終えた隊員らは、安否不明者の救助活動の後方支援のため、車両に分乗して7合目付近に向かった。村役場では職員らがあわただしく仕事に追われる中、瀬戸普(ひろし)村長が御嶽山側にある窓に近づき、こうべを垂れた。

 遺体安置所が設置されている木曽町の旧上田小学校では、男性警察官が1人、交通整理のため出入り口にいたが、午前11時52分になると立ち止まって直立不動の姿勢をとった。この警察官は「黙とうしたかったが、任務中のため目を閉じることはできず、姿勢を正して(哀悼の意を)示した」と語った。【戸上文恵、山崎征克、松浦吉剛】


心肺停止とみられる2人発見…御嶽山の山頂付近
読売新聞 10月4日(土)12時43分配信

 御嶽山の噴火で、長野県警は4日、山頂付近の捜索で、新たに心肺停止とみられる2人を発見したと発表した。


心肺停止の2人発見=発生1週間、不明者捜索急ぐ―天候回復、活動再開・御嶽山噴火
時事通信 10月4日(土)12時38分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日、行方不明者16人の捜索活動を再開し、心肺停止状態の2人を発見した。捜索は2日から降り続いた雨で中断を余儀なくされていたが、天候が回復し、二次災害の危険性はないと判断した。噴火発生から1週間となる4日正午前には、麓にある長野県木曽町の全町民が犠牲者への黙とうをささげた。
 捜索は約930人態勢で実施。これまでは登山道や山小屋周辺での目視による確認が中心だったが、登山道から離れた場所にも範囲を広げる。
 自衛隊は時計や携帯電話などの金属製品を検知する地雷探知機を導入し、ヘリで山頂付近に運んで活用する。長野県警なども、山岳遭難で使用する金属探知機などを使い、火山灰に埋まった人がいないか調べる。
 山頂付近は前夜まで降り続いた雨の影響で火山灰が泥状になっているため、ヘリの着陸地点を変更。このため、予定されていた大型ヘリから中型機に切り替えた。
 長野県によると、同行者や家族の話などから、不明の16人は噴火時に山中にいたことが確実とみられるが、この他にも取り残されている人がいる可能性があるという。
 長野地方気象台によると、麓の同県王滝村周辺では、4日日中は晴れて夜からは曇りの予報。5日は台風18号の影響で、明け方以降は場所によって雨が降る見通し。 


御嶽山噴火 新たに2人見つかる 心肺停止状態
産経新聞 10月4日(土)12時19分配信

 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、4日午前から山頂付近を捜索していた自衛隊や警察などの捜索隊が、心肺停止状態の2人を発見した。

 一方、麓の長野県木曽町では町民らが発生時間の午前11時52分ごろに合わせて黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。


<御嶽山噴火>捜索再開 山頂付近で心肺停止の3人発見
毎日新聞 10月4日(土)12時16分配信

Photo_17
雨が降った後で足もとがぬかるむ中を登る捜索隊員たち=御嶽山山頂上付近で2014年10月4日午前11時9分、本社ヘリから徳野仁子撮影

 47人が死亡し少なくとも16人が安否不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日朝、捜索活動を再開、山頂付近で3人を心肺停止状態で発見した。台風18号の接近で現場付近は5日昼過ぎ、大雨になる恐れがあり、捜索が急がれている。戦後最悪の火山災害が9月27日に発生してから1週間の4日、ふもとの長野県木曽町では噴火時刻の午前11時52分に町民らが黙とうした。

 捜索は2日から悪天候のため中断されていた。4日に投入された捜索隊は、長野側の王滝登山口などから入った地上部隊と、ヘリコプターで山頂付近に降り立った計931人態勢。岐阜県警の12人も加わっている。これまでに犠牲者の多くが見つかったエリアを重点に、範囲を広げて捜索。火山灰の中を捜すため、金属探知機や地雷探知機を使っている。しかし、登山道に積もった火山灰が前日の雨でぬかるみ、地上部隊が頂上付近に到着するまで予想以上に時間がかかった。

 王滝村役場に詰める陸上自衛隊広報室の山崎潤2等陸佐は4日午前、「地上部隊は8合目を過ぎたあたりから、灰が水分を含んで足首が埋まるほどぬかるみ、片足ずつ持ち上げながら進んでいる」と現場の状況を説明した。山頂付近では転倒する隊員もいたという。

 当初は可能な限り多くの部隊を速やかにヘリで山頂に運ぶ予定だった。だが、山頂付近のヘリポートとなっている一ノ池は水たまり状態になっており、二ノ池もぬかるんでいるという。最大約50人を運べる自衛隊の大型ヘリ(CH47)の使用は断念し、約10人ずつを運ぶ中型ヘリ(UH60)2機を使った。一部の隊員は地上部隊に回った。

 気象庁によると、台風18号の接近に伴い、御嶽山付近は5日昼過ぎから大雨となる。台風は6日朝から昼前に最接近する見込みだ。火山灰が積もった場所では雨で土石流が発生する恐れがある。【関谷俊介、山崎征克、猪飼健史、光田宗義、飯田和樹】


<御嶽山噴火>批判、予約キャンセル…長野県木曽町の苦悩
毎日新聞 10月4日(土)12時12分配信

Photo_16
降灰により駐車していた車の跡が残る御岳ロープウェイスキー場の駐車場=長野県木曽町で2014年10月2日午後0時57分、森田剛史撮影

 御嶽山の東側のふもとの長野県木曽町の町観光協会に「どうして観光地として売り出したのか」など心ない批判が寄せられていることが分かった。協会が会員業者にアンケートしたところ、7割が「噴火で大きな影響がある」と回答し、旅館やペンションでは予約のキャンセルが相次ぐ中、今後の経営に不安を抱く業者らに追い打ちを掛けている。

 同協会によると、電話やメールなどで「噴火するかもしれない火山と分かっていて、どうして観光地として売り出したのか」「どう責任を取るのか」といった批判が20~30件、協会に入っているという。

 アンケートは噴火直後の9月末に実施し、回答があった31業者のうち21業者が「大きな影響がある」とした。

 同町の観光業は、7~11月が年間収益の7割を占め、11月末までの見通しについて12業者が「死活問題」と大きな危機感を抱いていた。宿泊業では、既に予約客の2~5割がキャンセルしたという。会員らは「町全体が火山灰に覆われていると思い込まれている」などとして、協会に風評対策を要望した。

 噴火に伴う入山規制の範囲は限定的なため、御嶽山のロープウエー以外の主な観光施設は営業できる状態だが、3日に開かれた協会の役員会では「捜索活動が続く中、当面はPRせず、収束を待つ」と決めた。

 近くの同県南木曽町で7月に起きた土石流災害でJR中央線が約1カ月間寸断され、木曽町を訪れる観光客が2~3割減少。8月も天候不順で登山客数が落ち込んだ。【古川修司、深津誠】


<御嶽山噴火>火山灰ぬかるみに エリア広げて捜索再開
毎日新聞 10月4日(土)11時53分配信

Photo_15
捜索が再開され、御嶽神社奥社付近に到着した自衛隊や消防隊員たち=御嶽山山頂で2014年10月4日午前10時4分、本社ヘリから徳野仁子撮影

 47人が死亡し少なくとも16人が安否不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日朝、捜索活動を再開した。2日から悪天候のため中断されていた。台風18号の接近で現場付近は5日昼過ぎから大雨になる恐れがあり、捜索が急がれている。戦後最悪の火山災害発生から1週間が経過した4日、ふもとの長野県木曽町では噴火時刻の午前11時52分に町民らが黙とうした。

 捜索隊は、長野側の王滝登山口などから入った地上部隊と、ヘリコプターで山頂付近に降り立った計約930人態勢。岐阜県警の12人も捜索に加わった。これまでに犠牲者の多くが見つかったエリアを重点に、範囲を広げて捜索する。火山灰の中を捜すため金属探知機や地雷探知機も使う予定だ。しかし、前日の雨で登山道に積もった火山灰がぬかるみ、地上部隊が頂上付近に到着するまで予想以上に時間がかかった。

 王滝村役場に詰める陸上自衛隊広報室の山崎潤2等陸佐は「地上部隊は8合目を過ぎた辺りから、灰が水分を含んで足首が埋まるほどぬかるみ、片足ずつ持ち上げながら進んでいる」と現場の状況を説明した。山頂付近では転倒する隊員もいたという。

 当初は可能な限り多くの部隊を速やかにヘリで山頂に運ぶ予定だった。だが、山頂付近のヘリポートとなっている一ノ池は水たまり状態になっているという。二ノ池もぬかるみ、一度に最大約50人を運べる自衛隊の大型ヘリ(CH47)の使用を断念した。約10人ずつを運ぶ中型ヘリ(UH60)2機を使った。一部の隊員は地上部隊に回った。

 気象庁によると、台風18号の接近に伴い、御嶽山付近は5日昼過ぎから大雨となり、6日に最接近する見込みだ。火山灰が積もった場所では雨で土石流が発生する恐れがある。【関谷俊介、山崎征克、猪飼健史、光田宗義、飯田和樹】


<御嶽山噴火>捜索に過酷な環境 ガス対策に陸自特殊防護隊
毎日新聞 10月4日(土)11時45分配信

Photo_14
自衛隊のヘリで御嶽山頂付近に降りる捜索隊員ら=御嶽山山頂付近で2014年10月4日午前10時23分、本社ヘリから徳野仁子撮影

 御嶽山(おんたけさん)が噴火して1週間。有毒な硫化水素や二酸化硫黄を含む火山ガスや火山灰、天候不良に阻まれながら、自衛隊は対生物化学兵器装置などさまざまな装備品を活用して捜索を続けている。

 陸自は今月1日から中央特殊武器防護隊(さいたま市)を現場に派遣している。生物化学兵器や放射能に汚染された地域で偵察や除染を担当する専門部隊だ。地下鉄サリン事件(1995年)や東海村JCO臨界事故(99年)、福島第1原発事故(2011年)にも出動した。車両やヘリコプターに積んだ装置から赤外線を照射し、離れた場所から有害物質の有無を探知できる「化学剤監視装置」を陸自で唯一保有している。

 陸自は生物化学兵器などに対応する防護マスクは保有しているが、火山ガスへの対応は想定しておらず、分子が小さい硫化水素などを除去できなかった。対応可能なマスクを緊急調達し、ガス検知器とともに隊員に携行させたが、現場は標高3000メートル前後の高所で酸素が薄い「過酷な環境」(自衛隊幹部)。マスクを装着した状態で活動するのは困難という。幹部は「ガスが捜索隊へ近付く前に警告できるため、2次災害を防げる」と話す。

 自衛隊は当初、十数人乗りの中型ヘリで遭難者の捜索や救助を行っていたが、30日から一度に50人以上が乗れる大型輸送ヘリ(CH47)を投入した。これにより重機や車両、金属探知機や地雷探知機を山頂付近に運びやすくなった。

 ただ、火山灰が降り積もった現場での飛行は危険が伴う。ローターで巻き上がると視界が悪くなる上、エンジンが灰を吸い込むと出力が低下し、墜落する恐れがある。着陸前に上空でホバリングして風圧で火山灰を飛ばしているが、高所は空気が薄いため地上に比べると操舵(そうだ)が難しい。

 また、大型ヘリは機体が重たいため地面が固い場所でないと離着陸が困難だという。防衛省幹部は「雨で地盤が緩んだ場合、天候回復後もヘリの活動が制約される可能性がある」と話す。


<御嶽山噴火>ふもとの暮らしも打撃 宿泊キャンセル相次ぐ
毎日新聞 10月4日(土)11時37分配信

Photo_13
立ち入り禁止の看板が立てかけられている先に、スキー場のリフトが見える=長野県王滝村で2014年10月3日、藤沢美由紀撮影

 47人が死亡し、なお16人の安否が不明となっている御嶽山(おんたけさん)の噴火から4日で1週間が経過。地元では宿泊客のキャンセルが相次ぎ、生活への不安が広がる。いわれのない批判を受けていることも分かった。戦後最悪の火山災害は、ふもとの暮らしにも影を落としている。

 御嶽山の南に広がる長野県王滝村。東京23区の半分ほどの約310平方キロに865人、409世帯(10月1日現在)が暮らす。標高2180メートルの王滝口へ続く道の両脇には、ひなびた民宿や飲食店が点在する。葉が色づくこの時期、例年なら多くの登山客や行楽客でにぎわうが、今は捜索隊の関係車両ばかりが目立つ。

 「我々には山しかないんです」。村の商工観光担当者は悲痛な声を上げた。村内の登山口から御嶽山へ入る登山客は年間約6万5000人。ほぼ同数が昨年、村唯一のスキー場を訪れた。御嶽登山と、現在は立ち入り規制区域内にあるスキー場は観光収入に支えられた村の2本柱だ。地元の人が親しみを込めて呼ぶ「お山」への客足減は、約30ある宿泊施設と飲食店、商店などの経営を直撃する。

 7合目付近のレストランで働いていた女性(59)は、立ち入り規制で店が閉じたため、休むよう言われた。冬場はスキー場のレストランで働き、年間を通じて御嶽山と関わってきたという。「このままでは無職。今は山を見守ることしかできない」と漏らした。

 民宿を営む50代の男性は、ニュースで村の名前が出るたび不安になると話した。「村には観光業しかなく、若者に残れとは強く言えない。その観光業も万全の避難態勢を作らない限り、胸を張って客に『来てください』と言えない」。噴火は村の過疎化を一層深刻にするのではないかと考えている。

 危険地域への立ち入りを規制した警戒レベルはいつ引き下げられるのか、12月のスキー場開きはどうなるのか。村民は祈る思いで「お山」を見上げる。

 4合目半にある宿泊施設「おんたけ休暇村」は降灰がほとんど確認されていないが、既に約100件のキャンセルがあった。大半は登山客。隣接する日帰り温泉施設の客も減り、担当者は「一日も早い救助と噴火の収束を願っています。穏やかな日を取り戻したい」とつぶやいた。【藤沢美由紀】


御嶽山噴火 2日ぶりに捜索再開
産経新聞 10月4日(土)10時5分配信

 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、長野県は4日午前、雨のため2日から中断していた山頂付近で、県警と消防、陸上自衛隊が捜索を再開したことを明らかにした。ヘリコプターなどを使って捜索範囲を拡大し、金属探知機で火山灰に埋まっている人がいないか捜す方針だ。

 御嶽山の噴火では、登山者47人が死亡。行方不明者は16人とされるが、不明者の多くは火山灰や噴石などに埋もれているとみられ、捜索は難航しそうだ。

 噴火から1週間となる4日、麓の長野県木曽町では住民らが発生時間の午前11時52分ごろに合わせて黙とうし、冥福を祈るという。

 大型で非常に強い台風18号が日本列島に近づいており、御嶽山付近は日曜日から雨が降る恐れがある。山中には大量の火山灰が積もっていることから、雨が降ると土砂とともに流れ出す土石流が起きる可能性が高まる。木曽町は、周辺河川の付近住民に警戒を呼び掛けている。


御嶽山、新たに3人を発見
2014年10月4日(土)10時1分配信 共同通信

Photo_18
 捜索活動が再開され、御嶽山の山頂にある御嶽神社付近に到着した自衛隊員ら=4日午前10時4分、共同通信社ヘリから

 登山者47人が死亡し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火から1週間となる4日、長野県警と消防、陸上自衛隊は2日ぶりに捜索活動を再開し、新たに心肺停止状態の性別不明の3人を発見した。山中には行方不明となっている男女が少なくとも16人いるとみられ、3人を麓に搬送し身元の確認を急ぐ。

 麓の長野県木曽町では町民らが発生時刻の午前11時52分ごろに合わせて黙とうし、冥福を祈った。

 ここ2日間の雨の影響で火山灰が泥状にぬかるんでいるため、陸自の大型ヘリコプターが使えず、約930人態勢の捜索隊は中型ヘリや徒歩で山頂へ向かった。


御嶽山噴火、46時間ぶりに捜索を再開
読売新聞 10月4日(土)9時52分配信

Photo_12
捜索活動のため、御嶽山の山頂付近を登る救助隊(4日午前8時14分、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影

 47人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警や消防、自衛隊などの合同救助隊は発生から1週間となった4日、雨のため2日午前に中断した捜索活動を46時間ぶりに再開した。

 火口周辺の4地区を捜索の重点エリアとして、1000人規模で行方不明者16人の発見に全力を挙げる。台風18号の接近に伴い5日から再び雨に見舞われる恐れもあり、合同救助隊は限られた時間内でぎりぎりの作業を強いられている。

 二次災害に遭わないよう安全に捜索できるか確認するため、合同救助隊は4日午前5時過ぎ、空と陸から先遣隊を出発させた。ヘリコプターを使って山頂や登山道に崩落しそうな場所や土石流の危険がないか調べたほか、陸路では長野県木曽町の登山口「黒沢口」と、同県王滝村の同「王滝口」の2か所から入り、火山ガスの発生状況などを調べた。

 目視ではこれまでほぼ確認しているが、救助隊は、時計や携帯電話などに反応する金属探知機を使って登山道を改めて調べているほか、捜索範囲を火口近くの斜面や登山道近くの斜面、木々が生えている場所などに拡大して捜索している。また、火山灰が降り積もった地面を棒で突くなどして埋まっている人や物を捜している。


<御嶽山噴火>930人規模捜索再開
毎日新聞 10月4日(土)9時44分配信

Photo_11
天候が回復し、御嶽山へ行方不明者の捜索に向かう消防隊員たち=長野県王滝村で2014年10月4日午前5時55分、小出洋平撮影

 47人が死亡し、16人が安否不明となっている長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん、3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日午前9時25分、約930人規模による捜索を再開した。

 悪天候のため2日午後から中断されていた。一方、大型で非常に強い台風18号が接近しており、現場付近は5日昼過ぎから大雨となる恐れが出ている。【光田宗義】


不明16人捜索急ぐ=発生1週間、麓住民ら黙とう―天候回復、活動再開・御嶽山噴火
時事通信 10月4日(土)9時41分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日朝、行方不明者16人の捜索活動を再開した。2日から降り続いた雨で中断を余儀なくされていたが、天候が回復し、二次災害の危険性はないと判断した。噴火発生から1週間となる4日正午前には、麓にある長野県木曽町の全町民が犠牲者への黙とうをささげる。
 捜索は約930人態勢で実施。これまでは登山道や山小屋周辺での目視による確認が中心だったが、登山道から離れた場所にも範囲を広げる。
 自衛隊は時計や携帯電話などの金属製品を検知する地雷探知機を導入し、ヘリで山頂付近に運んで活用する。長野県警なども、山岳遭難で使用する金属探知機などを使い、火山灰に埋まった人がいないか調べる。
 山頂付近は前夜まで降り続いた雨の影響で火山灰が泥状になっているため、ヘリの着陸地点を変更。このため、予定されていた大型ヘリから中型機に切り替えた。
 長野県によると、同行者や家族の話などから、不明の16人は噴火時に山中にいたことが確実とみられるが、この他にも取り残されている人がいる可能性があるという。
 長野地方気象台によると、麓の同県王滝村周辺では、4日日中は晴れて夜からは曇りの予報。5日は台風18号の影響で、明け方以降は場所によって雨が降る見通し。


魔の噴煙、最後の写真
読売新聞 10月4日(土)9時2分配信

 御嶽山の噴火で犠牲になった長野県池田町池田、会社員野口泉水(いずみ)さん(59)が撮影した噴煙の写真が3日、遺族から公開された。

 写真は1日、遺体とともに妻・弘美さんに引き渡された、壊れたデジタルカメラに残っていた最後の1枚。

 弘美さんは「本当は写真なんて撮らずに逃げてほしかった。でも、夫が命がけで撮った写真。二度と悲劇が起きないよう役立ててほしい」と話している。


噴火の予知難しく 予算・人材不足で研究不十分
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

 110の活火山がある「火山大国」の日本。だが噴火の直前予知に成功したのは平成12年の有珠山(うすざん)(北海道)が初のケースで、多くの火山では予知は難しい。予算や人材の不足を背景に、研究や観測も十分とはいえないのが現状だ。

 有珠山は噴火前に地震が多発する「癖」があり、周辺住民の事前避難が実現した。しかし、こうした火山は例外的だ。数少ない成功例から「噴火は予知できる」との誤解が一部で広がったことに、火山学者から戸惑いの声も聞かれる。

 「噴火予知はもともと難しい。有珠山は地震だけみていても分かる火山だが、噴火が少ないほとんどの火山では分からない。有珠山が成功したからといって、全ての火山で予知が可能と思ってほしくない」。気象庁火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、こう話す。

 予知は過去の経験則だけでなく、異変を検知する観測体制が欠かせない。御嶽山は気象庁が常時監視している47火山の一つだが、これまでは静かだったこともあって、桜島(鹿児島県)など活発な火山と比べれば観測機器は少なかった。

 研究も手薄だった。文部科学省は20年、各大学が観測する33火山のうち、活動が盛んな16火山の観測強化を決定。大学の法人化で予算が厳しくなり、優先順位を付ける必要が生じたためだが、御嶽山はこの強化対象に選ばれなかった。国の20年度の研究費は、火山は19億円で、地震のわずか1割。被害の規模や発生頻度などを考慮した結果とみられるが、文科省は「予算が十分だったか点検し、充実の必要があるか検討する」(地震・防災研究課)としている。

 人材育成も課題だ。日本の火山学者は「40人学級」と揶揄(やゆ)されるほど少ない。火山学を志す若手も減少傾向にある。噴火は頻繁には起きないので短期間で研究成果を出しにくく、近年の成果主義になじまないことが背景にあるという。


御嶽山噴火 1分前は絶景、1分後には…
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

Photo_10
(写真:産経新聞)

 御嶽山が噴火した9月27日、山岳写真家の津野祐次氏が山頂から約200メートル下った場所から、午前11時52分の噴火前後の様子を撮影していた。

 噴火約1分前には青空が広がり、山頂から少し離れた二ノ池はエメラルドグリーンの水をたたえていた。しかし、噴火約1分後には、山頂近くにある山荘の向こう側から噴煙が高く立ち上っている。噴煙から逃れようと懸命に下りてくる登山者や、噴煙を見上げる登山者の姿があり、噴火がいかに突然であったか、うかがい知れる。


御嶽山噴火1週間 下旬には雪、迫るリミット
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

Photo_4
天候が悪化して視界がきかない中、ガス検知器を使って硫化水素ガスなどの濃度を測る長野県警の捜索隊員=2日午前11時半ごろ、御嶽山王滝口9号目 (長野県警提供)(写真:産経新聞)

 御嶽山の噴火以来、陸上自衛隊や警察、消防は懸命に捜索を試みてきたが、噴煙が収まる気配はなく、霊峰は行く手を阻み続ける。有毒ガス、火山灰、そして雨。3日の捜索は全面的に中止となった。台風接近も予想され、隊員たちの焦燥感は高まるばかりで、一進一退の捜索活動は長期化を強いられている。

 ◆視界不良・強風

 標高3千メートル付近。60人ほどの隊員を率いた陸自第13普通科連隊の柿内慎治中隊長(36)は2日、薄黒いねずみ色の火山灰の層からブーツを引き抜き、さらに一歩踏み出した。30キロの装備を背負った体を支える靴底が、再び灰の層に沈み込んでいく。くるぶしまで埋もれる深さだ。雨水を吸った灰の塊が足にずしりとのしかかる。長野県側の黒沢口から登り始め4時間がたつ。

 ゴーグルにぬれた灰がこびり付き10メートル先が見えない。雨交じりの強風が顔をたたきつけ、マスクの上からでも痛みを感じる。硫化水素の臭いが鼻を突く。ようやく山頂に立つと強風に体がよろけた。一歩誤れば、急勾配を滑落してしまう。身をかがめじっと風がやむのを待った。

 「1、2、3…」。待機時間を数えた。捜索時間が刻一刻と削られていく。天候は回復せず、30分後、本部から撤退命令が出た。結局、捜索はできなかった。

 ◆遭難の危険性

 長野県によると、今月3日までの捜索活動には、陸自隊員や警察の機動隊員、消防のハイパーレスキュー隊員ら延べ約4千人が参加。だが、山頂付近の硫化水素濃度上昇や天候悪化で捜索は連日、中断を余儀なくされている。

 週明けには、台風18号が接近しており、捜索は再び足止めされる可能性がある。さらに、例年10月下旬ごろからは雪も降り始める。登山道が凍結すれば、冬山で遭難する二次災害の恐れもある。山が雪に覆われれば、捜索はほぼ不可能となるため、タイムリミットが迫りつつある。

 関東管区機動隊長野中隊の浅岡真中隊長(42)は「はがゆい。(悪天候のため)昨日できたことが、一転してできなくなった」と悔しそうに話していた。


御嶽山噴火1週間 犠牲者、神社付近に集中
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

Photo_9
御嶽山噴火まとめ(写真:産経新聞)

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、長野県は3日、被災したとみられる行方不明者が午前9時現在で16人と発表した。県内外の男女という。名前や住所は公表していない。噴火から4日で1週間。すでに登山者47人の死亡が確認されている。県警や消防、自衛隊は不明者の救助・捜索活動に全力を挙げる。

 県は県警や消防、自治体に入った情報のほか、登山届、駐車場に止めてあった車、同行者や家族の申告などを総合的に判断したとしている。

 その上で「まだ人数が増える可能性はある」とした。16人の家族には不明者と判断したことを伝えていないとし、安否に関する相談があったほかの家族への配慮からと説明した。

 不明者の多くは火山灰や噴石などに埋もれているとみられる。御嶽山周辺は3日、前線の影響で朝から雨が降り、この日の捜索活動は中止となった。


御嶽山噴火1週間 今日こそ、帰ろう 小5の娘・父親…不明なお
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

 発生から4日で1週間を迎える御嶽山(おんたけさん)の噴火は47人もの尊い命を奪った。だがいまなお多数の人の安否が分かっていない。長野県によると、3日現在の行方不明者は16人。おにぎりをほおばっていた小学生の女の子や大学生、4人の子供を持つ父親…。有毒ガスや降雨が、「今日こそは連れて帰りたい」と願う家族らの前に立ちはだかり、何度も捜索を中止させた。「一日も早く家族の元へ」。発見を待つ友人らの焦りも増すばかりだ。

                   ◇

 ◆面倒見良いお姉さん

 愛知県豊田市立平和小学校5年の長山照利(あかり)さん(11)は、母親や兄、噴火での死亡が確認された同県立安城南高3年の伊藤琴美さん(18)を含む登山グループ仲間の計17人で入山。家族は無事に下山したが、照利さんはいまだ見つかっていない。

 同じグループで下山を果たした同市の男性(59)によると、噴火が発生した時間、照利さんは伊藤さんと一緒に頂上広場でおにぎりを食べていた。「お母さんの手作りかな」。男性はおいしそうにほおばる照利さんに目を細めた。

 その直後、音もなく灰色の煙が上がり、ドーンという爆発音で辺りは真っ暗になった。気がつくと2人の姿は見えなくなり、頂上付近にある神社の北側で、照利さんのリュックサックだけが発見された。

 平和小学校の黒田恵教頭によると、照利さんはバスケットボール部に所属。近隣住民には「幼い弟の面倒をみていた優しいお姉さん」という姿が印象に残っている。同じ学校に通う息子を持つ母親(38)は「息子がテレビの映像を見て、『あの(火山灰の)中にいるのかな』と心配そうにつぶやいた。一日も早く見つかれば…」と話す。

 黒田教頭は「年下の子供たちへの面倒見が良い優しい子。学校の友達はみんな『絶対帰ってくる』と信じて待っている」。

 ◆4人の子が待つ

 照利さんと一緒に登山した同市の会社員、三宅真一郎さん(50)も行方不明者の一人だ。

 三宅さんは小学生から大学生まで4人の子供を持つ子煩悩な父親。一緒に登山し、無事だった男性(29)は、噴火後に逃げ込んだ山荘で誰かに名前を呼ばれ、「けがはないか」と声をかけられた。灰で目が痛み、はっきりとは分からなかったが、雰囲気から三宅さんだと思った。だが、三宅さんは下山していない。「はぐれずにずっと一緒にいれば良かった」。男性は自責の念が消えない。

 愛知大1年の野村亮太さん(19)は親族の男性と登山中、行方不明になった。安否情報を求めて木曽町役場に連日訪れていた父親は1日、「今日こそは連れて帰りたい」と話していたが、いまだに息子と対面を果たせていない。

 会社の同僚と登山中に巻き込まれた人も多数おり、損害保険大手の損保ジャパン日本興亜(東京)では、登山中だった9人のうち5人の死亡が確認され、1人の行方がいまだに分かっていない。投資顧問業「ニッセイアセットマネジメント」(同)でも2人の死亡が確認され、男性社員1人が安否不明となっている。


御嶽山噴火1週間 国交省、土石流シミュレーション
産経新聞 10月4日(土)7時55分配信

Photo_8
土石流に備えて新たに設置された監視カメラ。砂防ダムでは、たまった土砂を重機で撤去する作業が進められていた=3日午前、長野県木曽町 (松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

 ■川沿い4~5キロ、民家近くも

 噴火が続く御嶽山について、国土交通省は3日、降雨による土石流発生のシミュレーション結果を発表した。川沿いで4~5キロにわたって土石流が起き、一部の道路やロープウエーの駅などが被害を受ける可能性を示した。川沿いの民家の近くにまで到達する恐れもあるため、注意を呼びかけている。

 シミュレーションでは、御嶽山で過去30年間に観測された24時間当たりの最大雨量(361ミリ)を想定。火山灰が厚く堆積した東側の流域にある湯川、白川と南側の濁沢(にごりざわ)川を対象に計算した結果、湯川沿いでは約5キロにわたって土石流が発生すると推定。湯川近くの御岳ロープウエーの鹿ノ瀬駅に土砂が流出する可能性もあるとした。白川では約4キロで発生し、川沿いの道路が氾濫範囲に入り、付近の民家にも到達する恐れもある。濁沢川でも約4キロで土石流が起こるとした。

 国交省は同日、シミュレーション結果を地元自治体に説明。自治体側は実際の雨量などを踏まえ、避難勧告などを検討する。国交省などは土石流の発生に備え、シミュレーション対象とした3河川を含む5河川にカメラを設置するなどして監視態勢を強化している。

 気象庁は御嶽山火口から南東約3キロの地点で雨量観測しているが、3日、火口から南東約10キロの地点(長野県王滝村)に新たに雨量観測所を設置。今後の噴火活動によっては既設の施設に障害が起きる可能性があるため、臨時に設置した。


<御嶽山噴火>噴煙から逃げ、小屋に…9合目付近
毎日新聞 10月4日(土)7時31分配信

Photo_7
御嶽山が噴火し、無数の煙が上げる火口付近。右端には山小屋が見える=2014年9月27日午後3時28分、本社ヘリから梅田麻衣子撮影

 犠牲者が集中した御嶽山の山頂付近と違い、9合目付近では死者はいなかった。噴火口に近い山頂に比べて噴石が小さかったことと、噴煙や噴石が到達するまでの時間が山頂よりも長く、山小屋など身を隠す場所に逃げ込む時間があったことが要因のようだ。それでも、9合目付近にいた人たちは噴石の雨に襲われ、火山灰が覆った暗闇の中、死を意識していた。

 ◇「生きた心地しなかった」

 愛知県小牧市の男性会社員(63)は登山歴40年。会社員の娘(30)との親子登山だった。午前11時45分ごろに下山し始め、9合目の石室避難小屋が下の方に見えていたころ、「ゴロゴロ」と雷のような音が背後から聞こえた。振り返ると、白煙が降りてきた。近くにあった小さなほこらの陰に身を隠した。この最初の噴火では、小さな砂利のようなものがバラバラ降る程度で、けがはなかった。

 なるべく離れようと、9合目の避難所に寄らず下山を続けた。すると2回目の噴火が起き、火山灰に包まれた。目を開けていても、つむっているのと同じ暗闇。離ればなれにならないよう、娘としっかり手をつなぎ合った。サウナの中にいるような暑さを感じた。「生きた心地がしなかった」。先ほどより一回り大きい石が降ってきた。

 名古屋市の楠幸久さん(50)は、9合目よりも少し上にある王滝頂上付近で、次男(24)と噴火に遭遇した。剣ケ峰方面を向いて写真を撮っていると、「バーン、パラパラ」と花火のような音がした。左方向を見ると白い煙が上がり、灰色に変わって迫ってくる。雲仙普賢岳災害のニュース映像が脳裏をよぎった。

 「逃げろ!」。荷物を全部捨てて山小屋に向けて走った。楠さんは噴煙から逃げ切って小屋にたどり着いた。数十秒遅れた次男は噴煙に一瞬巻き込まれたが無事だった。

 9合目にある山小屋「覚明堂」。スタッフの田中明典さん(64)は噴火直後、ベランダで貯水タンクの設置をしていた。地震のような揺れの後、「ドン」という爆発音が聞こえ、まもなく山頂から噴煙が上がった。

 火山灰が降ってきた直後、約40人の登山者が小屋に駆け込んできた。頭や腕から血を流している。「逃げている途中で夫とはぐれた」と訴える中年女性もいた。田中さんは振り返った。「恐怖一色。この世のものとは思えなかった」


<御嶽山噴火>暗闇から噴石 生死分けたのは…山頂付近
毎日新聞 10月4日(土)7時30分配信

 山頂で何があったのか。噴火直後に取材した登山者や、生還した人たちから新たに集めた証言から「9月27日午前11時52分」に迫った。見えてきたのは、火山灰が作った暗闇に噴石が降り注ぐ中、身を隠す場所を見つけられた生還者らの姿だった。

 ◇「9月27日午前11時52分」…その時、何が

 愛知県豊田市の会社員、山本道雄さん(54)は山頂付近にいた。「噴火前、強い硫黄の臭いがした」

 午前11時52分 青い空に灰色の噴煙がもくもくと上がる。1分後、噴煙が目の前に迫った。火山灰と共にこぶし大の石が降り始め、近くの小屋の外階段の下に潜り込んだ。息が詰まる熱風が押し寄せ、周囲は真っ暗になった。

 噴煙の中、閃光(せんこう)が30分は続いた。火山灰や水蒸気などの粒子同士の摩擦で起きる静電気が放電されて起きる現象「火山雷」だ。

 午後0時30分 階段脇から外を見ると、一面灰まみれだった。「灰をかぶって横たわる人の足が見えた。助からないと死を覚悟した」。しばらくして別の小屋に入ると、登山客が数十人、身を寄せていた。小屋にあったヘルメットをかぶって、ここに避難した人たちと下山を始めた。

 死者が31人にのぼった山頂にある御嶽神社付近。社務所のひさしの下に隠れて助かった千葉県松戸市と栃木県日光市の65~73歳の女性3人は噴火当時、昼の弁当を広げようとしていた。噴火は午前11時52分。多くの登山者が山頂にいた。

 犠牲になった47人は山頂付近に集中し、46人は噴石が直撃したことなどによる「損傷死」。長野県警機動隊が1日に御嶽神社付近で見つけた5遺体は直径2~3メートルの岩と岩の間に挟まっていたという。「軽自動車みたいに大きな岩」と表現した生還者もいた。

 生死を分けたのは、噴石から身を守れたかだった。 石川県小松市の団体職員、中西幸一さん(64)は、山頂にある山荘から約300メートル下った「八丁ダルミ」の中ほどにいた。身を隠せる場所がほとんどないこの地点の死者は10人と、御嶽神社周辺に次いで多い。

 中西さんは「ゴー」という音を聞いた。白かった噴煙はすぐ灰色になった。20~30メートル走って逃げたが、背中から噴煙に覆われた。何も見えない。地面にうずくまった。爆発音の到達と共に灰や噴石が降った。

 45リットルのザックを盾のように持って噴火口に向け、身長168センチの体を横にして、膝を折り曲げ、全身をなんとかザックで隠した。口を両手で覆ったが灰が入ってきた。ザックに石がバチバチ当たる音がした。呼吸を確保するため、人さし指で灰をかき出した。大きな石も降り、真っ暗で何も見えない。「大きな石が当たったら即死だ」。左肩に石が当たり、うめいた。これ以上、石が当たらないよう祈った。石は15~20分降り続けた。【まとめ・山本浩資】


御嶽山 台風上陸で土石流も…不明16人 雨で捜索中止に
スポニチアネックス 10月4日(土)7時1分配信

 登山者47人が死亡した御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火から4日で、1週間。長野県は3日、取り残されているとみられる行方不明者は16人に上ると発表した。一方、この日は朝から雨が降り続き、陸上自衛隊などによる捜索活動は中止に。週明けには大型で非常に強い台風18号が接近する可能性もあり、地元住民の間には土石流への警戒感が広がっている。

 降りしきる冷たい雨が捜索を阻んだ。長野県が行方不明者が16人に上ると発表したこの日の捜索活動は、朝5時に中止が決定。発見を急ぎたい消防関係者からは「天候で捜索に行けないのはもどかしい」といらだちの声が上がった。報道陣の取材に応じた消防幹部は「予期せぬことに巻き込まれた登山者の悔しさは計り知れない。早く助けてあげたい」と声を落とした。山頂付近では毎年10月下旬には雪が降る。

 国土交通省はこの日、御嶽山の過去最大級の雨が降った場合、長野県の湯川や白川、濁沢川の一部で土石流が起き、氾濫する可能性があるとの試算を発表した。影響が及ぶ範囲に住宅はないとみられるが、道路の一部や、ロープウエーの駅に被害が出るとしている。

 降雨に追い打ちをかけるのが、台風18号だ。週明けには大雨が予想され、気象庁は、噴火により大量の火山灰が積もっている御嶽山周辺では、少しの雨でも土石流が発生する恐れがあるとし、警戒を呼び掛けている。

 木曽町では1979年の噴火の際、高さ約3メートルある堤防の縁まで土石流で埋まったという。屋敷野地区の川沿いで旅館を営む浦沢英一さん(82)は「上にたまった泥がいつ流れてくるかと不安です。台風も来ているので、水が増えたら心配だ」と話し、テレビの天気予報を食い入るように見つめていた。

 気象予報士の増田雅昭さん(ウェザーマップ)は、御嶽山付近の天気を「4日は雨が弱まり晴れる。5日と6日は台風が日本列島に上陸、または非常に接近するので大荒れの可能性が高い」と説明する。

 4日には捜索活動が再開できる可能性があるものの、火山灰に覆われている足場の状況などによっては、再開は台風通過後の7日以降にずれ込む恐れも。今後について増田さんは「来週後半に新たな台風が発生し、北上してくる可能性がある」と指摘。救出・捜索活動が長期化する恐れも出てきた。


御嶽山噴火 登山届、浸透せず 御嶽は義務化対象外
産経新聞 10月3日(金)23時26分配信

Photo_6
御嶽山噴火 ヘリコプターで吊り上げる重機の準備をする自衛隊員ら=3日午後、長野県木曽町の開田高原(甘利慈撮影)(写真:産経新聞)

 御嶽山の噴火では、行方不明者の把握や犠牲者の身元確認の過程で、警察や自治体による安否情報が錯綜(さくそう)した。要因の一つは、登山届(登山計画書)が未提出だった登山者がいたことだ。長野県警によると、同県側で噴火当日に出されていた登山届は303人分。今回、改めて登山届の重要性が浮き彫りとなった形だが、登山には観光やレジャーとしての側面もあり、届け出の義務づけを躊躇(ちゅうちょ)する自治体もある。

 公益社団法人日本山岳協会によると、登山届に決まった様式はないが、グループ構成や行動予定、緊急連絡先のほか、備蓄食糧や無線、燃料などの装備も記入する。提出に際しては、登山口にあるポストや案内所に投函(とうかん)、持参するほか、山域を所管する警察署に持参するかファクスを送る方法もある。

 また、多くの警察本部はインターネットでの提出も受け付けており、大分県警は、携帯電話からアクセスして必要事項を入力できるサイトを用意している。

 ただし、提出は任意。群馬、新潟両県にまたがる谷川岳と富山県の剱岳の一部地区では、条例に基づいて提出する義務があり、届け出をしなかった登山者には罰金または科料となる。

 ただ、いずれも対象は危険な岩場や山岳地帯で、ほとんどの入山者は登山届の重要性を認識している。群馬県谷川岳登山指導センターによると、平成25年は1572件の届け出があり、罰金が科せられたのは数件のみだった。

 岐阜県は12月1日から同様の条例を施行するが、対象は遭難者が多い北アルプスに限られ、中腹までロープウエーが通り、初心者でも日帰り登山が可能な御嶽山は含んでいない。

 日本山岳協会の担当者は「北海道から九州まで山ほど登山ルートがあり、どの程度の人が登山届を出しているかは分からない。講習やホームページで啓発しているが、行楽客など一般の人までは浸透していない」としている。


御嶽山噴火、死者の7割が山頂付近に集中
読売新聞 10月3日(金)23時15分配信

 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県警は3日、死亡確認された47人が倒れていた場所を明らかにした。

 7割が山頂付近に集中。昼食時に山頂にいた人たちが噴石を受けたとみられる。長野県は同日、見つかった死者とは別に、行方不明者が16人いることも発表した。3日の捜索活動は雨で中止となった。4日で噴火から1週間。今後は、台風18号が接近するなど悪天候も予想され、捜索が長期化する懸念も出てきた。

 県警によると、死者47人のうち、31人が山頂の剣ヶ峰付近で見つかった。剣ヶ峰から南側の王滝頂上を結ぶ尾根沿いの登山道「八丁ダルミ」で10人、剣ヶ峰と北側の火山湖「二ノ池」を結ぶ二つの登山道沿いで、それぞれ2人、八丁ダルミ南側の王滝頂上山荘で1人、「王滝奥の院」周辺で1人が発見された。

 今回の噴火では、主な火口から北東方向約500メートル以内に、噴石による多数の穴があったことが判明しており、山頂付近では「両手を広げても届かないほどの大きさの石があった」(捜索関係者)という。死者47人のうち46人が噴石の直撃などによる損傷死(多発性外傷など)で、1人は熱傷死(気道熱傷)だった。山頂は、主な火口から500メートル以内。紅葉シーズンまっただ中の土曜日で好天にも恵まれ、昼食を楽しむ人など山頂付近にいた多くの登山者が犠牲になったとみられる。

 一方、長野県災害対策本部は3日、登山の同行者や家族への聞き取り、登山届などの情報から、山中で行方が分からなくなっている遭難者が同日現在、16人いると発表した。県警の大林英夫警備部長は「死亡した47人の身元確認を待つ必要があった。確実性が高い数字」としており、捜索を急ぐ方針だ。


<御嶽山噴火>山頂に死者7割…4日で1週間
毎日新聞 10月3日(金)22時0分配信

Photo_5
噴煙と厚い雲に覆われた御嶽山山頂付近=2014年10月3日午後2時12分、本社ヘリから森田剛史撮影

 47人が死亡し戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境にある御嶽山(3067メートル)の噴火は4日、発生から1週間を迎える。長野県は47人以外になお16人の安否不明者がいると3日発表し、犠牲者はさらに増える可能性がある。長野県警は死者の7割近くが山頂付近で見つかったと発表。捜索活動は土石流など雨による2次災害の恐れから中止されたが、大量の火山灰が積もった場所での捜索は過去にほとんど例がないとされる上、台風18号などによる影響も予想され、難航は避けられない情勢だ。

 長野県は、安否不明者について、(1)登山届(2)登山口駐車場に止められていた車両(3)登山同伴者や家族への聞き取り--などから16人と判断。さらに増える可能性も示唆した。2日に「19人」と発表した木曽町役場も、誤って死亡した2人を含めるなどしていたとして県と同じ16人に訂正。「35人」としていた木曽広域消防本部(木曽町)も県の発表を受ける形で、16人に修正した。

 また、県警は死亡した47人の発見場所を6エリアに分けて公表。多い順に、剣ケ峰頂上(御嶽頂上山荘と御嶽神社奥社)近くで31人▽八丁ダルミ(長さ約600メートル)10人▽一ノ池の北西2人▽二ノ池の南東2人▽王滝頂上山荘内1人▽王滝奥の院近く1人--だった。

 自衛隊や県警、消防は、捜索の範囲を6エリアの周囲で登山道から外れたところまで広げるとともに、金属探知機で灰の中を捜す。

 気象庁によると、より大きな噴火につながる地下のマグマの移動を示す地殻変動は、現時点では観測されていない。【福富智、稲垣衆史、川辺和将、八田浩輔】


<御嶽山噴火>不明の小5、リュック発見…中に名入りタオル
毎日新聞 10月3日(金)21時50分配信

Photo_4
火山灰に全身を覆われながら、王滝口の9合目に到着した長野県警の警察官たち=2014年10月2日午前11時半ごろ(同県警提供)

 グループ17人で御嶽山に登り、安否不明になっている愛知県豊田市立平和小5年、長山照利(あかり)さん(11)が背負っていたピンクのリュックサックが見つかっていたことが分かり、3日、同グループが写真を公開した。

 リュックは、救助隊が山頂の御嶽神社社務所付近で見つけたという。中に「長山」と書かれたタオルが入っていた。

 また登山開始から約1時間後に撮影されたとみられる写真には、長山さんが数人の集団の最後部を、このリュックを背負って歩く後ろ姿が写っている。長山さんはその後、県立安城南高3年、伊藤琴美さん(18)=9月30日に死亡確認=らと先頭に立って登山。山頂に先に着き、伊藤さんと並んでおにぎりを食べているのが噴火前に目撃されている。

 長山さんが通っていた平和小では児童たちが千羽鶴を折り、帰りを祈っている。【中島幸男】


気象庁、御嶽山周辺に臨時の雨量観測所
読売新聞 10月3日(金)21時16分配信

 気象庁は3日、長野、岐阜県境の御嶽山の周辺に設置されている雨量観測所に加え、噴火活動で故障した場合に備えた臨時の雨量観測所を設置した。

 御嶽山周辺では、火口から南東約3キロの長野県王滝村内で、地域気象観測システム(アメダス)で降水量を観測。今後、降灰などで機器が故障する可能性もあることから、火口から約10キロの地点に新たな雨量観測所を設け、3日午後から観測を開始した。


火山活動の発表方法改善へ=御嶽山の噴火前情報問題で―気象庁
時事通信 10月3日(金)21時6分配信

 気象庁の菅野智之火山活動評価解析官は3日、御嶽山の噴火で多数の犠牲者が出たことを受け、活火山の活動状況の情報が登山者に伝わるよう、ホームページの改善などに取り組む考えを示した。必要に応じて地元自治体にも協力を求め、登山者に呼び掛ける方法を検討してもらう方針。
 御嶽山では9月27日の噴火に先立ち、10~11日に火山性地震が多発。気象庁は16日までに「火山の状況に関する解説情報」を3回発表し、地元自治体にも連絡した。しかし、同庁ホームページ内の掲載場所が分かりにくいこともあり、火山噴火予知連絡会から「登山者に伝わっていなかった可能性がある」との指摘を受けた。
 気象庁は噴火警戒レベルについては、多発していた火山性地震がその後減少し、マグマの上昇や蓄積を示す地殻変動が観測されなかったことから、噴火するまで1(平常)のままとしていた。
 火山性地震が多発した段階で警戒レベルを引き上げなかったことについては、行楽シーズンであることに配慮して差し控えたのではないかとの見方もあるが、菅野解析官は「純粋に山の状態から判断した」と述べて否定した。 


<御嶽山噴火>大雨で土石流懸念…5日以降、台風接近
毎日新聞 10月3日(金)20時52分配信

Photo_3
湯川沿いでは、土石流対策で砂防ダムの土砂を取り除き、土のうを積み上げる作業が続けられていた=長野県木曽町で2014年10月3日午後1時25分、本社ヘリから森田剛史撮影
 大型で非常に強い台風18号が勢力を保ったまま日本列島に接近している。気象庁によると、台風は今後、本州に近づくとみられ、5日から6日にかけて、御嶽山周辺に台風に伴う雨雲がかかる恐れがあるという。

 台風は3日夜、日本の南を北西に進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルで、最大瞬間風速は70メートル。5日には九州の南に位置し、その後、進路を北東に変えて西日本や東日本に接近するとみられる。

 御嶽山付近では4日、強い風が吹くとみられるが高気圧に覆われ、晴れる見通し。だが5日になると、台風に伴う雨雲がかかり、同日18時までの24時間雨量は50~100ミリの大雨になると予想。気象庁は「6日も発達した雨雲がかかる可能性がある」としている。

 大雨の場合、火山灰が積もった御嶽山では土石流の発生が懸念される。国土交通省は3日、御嶽山で土石流が起きた場合に被害が及ぶ恐れのある区域を示したシミュレーション結果を公表した。川沿いの民家近くに達する恐れがあり、国交省は同日、結果を長野県、木曽町、王滝村に説明。自治体は雨量も踏まえ、避難勧告などを検討する。

 火山灰の堆積(たいせき)状況から、山頂東側の湯川と白(しら)川、南側の濁沢(にごりざわ)川流域を対象にした。気象庁の御嶽山雨量観測点で計測された過去30年間で最大の雨量(361ミリ、最大1時間雨量37ミリ)を想定。1センチ以上の土砂が氾濫する範囲と、土砂量の試算はできていないが氾濫する可能性がある範囲を示した。

 その結果、ほとんどの地点で氾濫範囲が川沿いにとどまった。白川沿いの旅館、一部の道路が氾濫範囲に入る。白川近くに民家十数軒があり、土砂が近くまで達する可能性がある。【山本将克、渡辺諒、安高晋】

« 三笠宮殿下がご退院 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・18 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/60417353

この記事へのトラックバック一覧です: 御嶽山噴火、登山者多数が負傷、計47人が死亡・15:

« 三笠宮殿下がご退院 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・18 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31