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2014年10月30日 (木)

安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・22

安倍晋三首相は29日、日本と北朝鮮による外務相局長級の政府間協議を受け、北朝鮮が全ての拉致被害者と拉致の可能性が排除できない特定失踪者について、包括的な全面的調査をすると約束したことを明らかにした。
安倍晋三首相は29日、日本と北朝鮮による外務相局長級の政府間協議を受け、北朝鮮が全ての拉致被害者と拉致の可能性が排除できない特定失踪者について、包括的な全面的調査をすると約束したことを明らかにした。

首相官邸で記者団に語った内容は次の通り。
「ストックホルムで行われた日朝協議の結果、北朝鮮側は拉致被害者および拉致の疑いが排除されない行方不明の方々を含め、全ての日本人の包括的全面調査を行うことを日本側に約束をしました。
その約束に従って、特別調査委員会が設置をされ、日本人拉致被害者の調査がスタートすることになります。
安倍政権にとりまして、拉致問題の全面解決、最重要課題の一つであります。
全ての拉致被害者のご家族がご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日がやってくるまで、私たちの使命は終わらない。この決意を持って取り組んできたところでありますが、全面解決へ向けて第一歩となることを期待しています」

※以上、産経新聞の報道より。

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リンク:拉致被害12人を個別調査と説明 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<日朝協議>拉致被害者、入国有無含め再調査…官房長官説明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致再調査 「結果出す」と安倍首相 拉致解決へ制裁再発動も視野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致被害者の安否「具体的通報なかった」…菅氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被害者安否「通報なし」=北朝鮮、招待所など調査―官房長官が説明・拉致問題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、ゼロベースで調査=安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「客観・科学的に調査」=安否情報示されず―拉致問題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致再調査 代表団帰国、首相に報告 家族ら早期の結果伝達求める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、過去の調査こだわらず 首相表明 帰国の代表団報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>家族の帰り待ちわび…期待と不安交錯 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、拉致回答期限示さず=日朝協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>調査進展の見通しなく…家族会は結果に不満 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北「拉致機関を徹底調査」と説明…訪朝団が帰国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>北朝鮮への「対話と圧力」難しいかじ取り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致安否情報伝えず=北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>首相「新しい角度で調査すると聞いた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致再調査 首相「新しい角度で調査深める方針示された」 平壌での協議報告受け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致調査「新しい角度で」=北朝鮮、日本側に説明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>状況伝達も合意履行…徐委員長アピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>政府代表団が帰国 首相に内容報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議、首相が説明へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致再調査 政府代表団が帰国 安倍首相に北の説明を報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「過去の結果こだわらず」 - 速報:@niftyニュース.
リンク:政府訪朝団同行のTBSを呼びつけて取材妨害 何が北朝鮮当局を怒らせたのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相に協議結果報告=訪朝団・伊原局長―拉致問題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府代表団が北京に…今夜帰国、首相らに報告へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致「後回しは絶対に避けて」家族会・飯塚さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>安倍首相が結果発表へ…衆院予算委で意向表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<政府訪朝団>帰国の途に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府代表団が平壌から帰途に - 速報:@niftyニュース.
リンク:政府代表団、拉致最優先再び要求 北の調査「準備段階」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、TBS記者聴取 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北の遺骨強調説明「最初から懸念あった」 家族会、拉致後回しに不安 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本人遺骨調査終了、北が一方的通告…日朝会談 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

拉致被害12人を個別調査と説明
2014年10月31日(金)12時1分配信 共同通信

 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、拉致被害者の安否再調査などを議題にした平壌での日朝協議で、北朝鮮側からあらためて個別に安否不明の拉致被害者12人に関し入国の有無や経緯、生活環境などを調査しているとの説明があったことを明らかにした。被害者に関係する新たな証人も探しているとした。

 これに関し、安倍晋三首相は31日の衆院地方創生特別委員会で「北朝鮮側からは『調査の信頼性を確保するため、客観的かつ科学的な方法で調査する』との説明があった。北朝鮮はゼロベースで調査を始めると理解している」と強調した。


<日朝協議>拉致被害者、入国有無含め再調査…官房長官説明
毎日新聞 10月31日(金)11時56分配信

 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、平壌で28、29両日行われた政府代表団と北朝鮮の特別調査委員会との協議で、北朝鮮側から、安否が分からない拉致被害者の入国の有無や生活状況などを改めて調べているとの説明があったことを明らかにした。菅氏は、特別調査委から初回の結果報告を受ける時期について「常識的には年内だ」と述べた。

 これに関連し、安倍晋三首相は31日午前の衆院地方創生特別委員会で「拉致を実行した特殊機関に対しても、徹底した調査が今度は行われる。(北朝鮮が)信頼性を確保する客観的・科学的調査をゼロベースで始めると理解している」と説明した。

 菅氏は会見で、北朝鮮側が拉致被害者に関する再調査について「調査はこれから深める段階で、現時点で客観的に明白なものは発見されていない」と主張したと説明。そのうえで北朝鮮側が「個別に入境の有無、経緯、生活環境などを調査している。滞在した招待所跡など関連場所を改めて調査するとともに、新たな物証・証人を探す作業を並行して進めている」と説明したことを明らかにした。

 菅氏は、特別調査委について「すぐに結果が出るという簡単な問題ではないが、いつまでもずるずる行くということではなく、1年を目途に対応したい」と強調。再調査開始から1年になる来夏までに最終報告を出すよう北朝鮮に求める考えを示した。【福岡静哉】


拉致再調査 「結果出す」と安倍首相 拉致解決へ制裁再発動も視野
産経新聞 10月31日(金)11時46分配信

 安倍晋三首相が31日午前、衆院地方創生特別委員会に出席し、拉致被害者らの再調査をめぐる日本政府代表団と北朝鮮側との協議結果に関して「北朝鮮はゼロベースで調査を始めるものと理解している。今後の対応は今回の協議で得られた情報を分析し、各方面の意見にも耳を傾けながら政府全体で総合的に検討していく」と述べた。

 北朝鮮が不誠実な態度を続けた場合の制裁再発動の可能性については「さまざまな選択肢を頭に入れながら結果を出していきたい」と語った。

 安倍政権が掲げる「地方創生」に関しては「地方の発意に基づく総意あふれる取り組みについて客観的なデータを国が提供していく。国と地方が連携して若者が将来に夢や希望を持てる魅力ある地方作りに邁進(まいしん)していきたい」と強調した。

 一方、衆院地方創生特別委は31日午前の理事会で、地方創生の基本理念などを定めた関連2法案について11月5日に採決する日程を決めた。与党の賛成多数で可決され、6日の本会議で衆院を通過する見通し。参院は7日の本会議で審議入りする方向だ。


拉致被害者の安否「具体的通報なかった」…菅氏
読売新聞 10月31日(金)11時40分配信

 菅官房長官は31日午前の記者会見で、27~30日に平壌を訪問した日本政府代表団が北朝鮮側から聴取した内容について説明した。

 菅長官は、北朝鮮側が拉致被害者らの調査について「新たな物証や証人を探す作業を進めている」と語る一方、「現時点で客観的な資料は発見できていない」と伝えていたことを明らかにした。

 また、菅長官は拉致被害者の安否情報について「具体的な通報はなかった」と語った。

 伊原純一外務省アジア大洋州局長をトップとする日本政府代表団は28、29の両日、北朝鮮が7月に拉致被害者らの再調査のために設置した特別調査委員会の徐大河(ソデハ)委員長ら幹部と平壌市内で会談した。菅氏によると、北朝鮮側は拉致被害者に関する調査について「客観的で科学的な調査を行い、新しい角度からくまなく調査を深める」と述べた。


被害者安否「通報なし」=北朝鮮、招待所など調査―官房長官が説明・拉致問題
時事通信 10月31日(金)11時2分配信

 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、日本人拉致被害者らの再調査をめぐる平壌での日朝協議について説明を行った。菅長官は、北朝鮮が「客観的、科学的調査を行う」などと発言したことを明らかにする一方、被害者の安否情報については「具体的な通報はなかった」と述べた。
 菅長官によると、北朝鮮側は「招待所などの関連場所を改めて調査するとともに新たな物証、証人等を探す作業を並行している」と強調。拉致調査に関する初回通報に関しては、「途中段階で臆測を招く説明は避ける」として時期を明示しなかった。
 菅長官は、次回の協議日程は「決まっていない」とした上で、北朝鮮からの初回通報が年内に行われることに期待を示した。
 安倍晋三首相は31日午前の衆院地方創生特別委員会で渡辺周氏(民主)の質問に答え、「北朝鮮側から、過去の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深めていくとの方針が示された。特殊機関にも徹底的に調査を行うとの説明があった」と改めて指摘。「北朝鮮はゼロベースで調査を始めるものと理解している」との認識を示した。
 再調査をめぐって日本側は、外務省の伊原純一アジア大洋州局長らを平壌に派遣。28、29両日、北朝鮮特別調査委員会の徐大河委員長らと協議を行った。協議結果について、政府は31日午後、家族会や自民党に説明する。 


北朝鮮、ゼロベースで調査=安倍首相
時事通信 10月31日(金)10時56分配信

 安倍晋三首相は31日午前の衆院地方創生特別委員会で、日本人拉致被害者らの再調査をめぐる北朝鮮との協議について「北朝鮮はゼロベースで調査を始めるものと理解している」との認識を示した。 


北朝鮮「客観・科学的に調査」=安否情報示されず―拉致問題
時事通信 10月31日(金)10時54分配信

 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、日本人拉致被害者らの再調査をめぐる平壌での日朝協議について、北朝鮮側から「客観的、科学的調査を行う」との説明があったことを明らかにした。安否情報については「具体的な通報はなかった」と述べた。 


拉致再調査 代表団帰国、首相に報告 家族ら早期の結果伝達求める
産経新聞 10月31日(金)7時55分配信

 今度こそ誠意は示されるのか。拉致被害者らの再調査をめぐり、訪朝した日本政府代表団の報告を受けた安倍晋三首相が30日夜、記者会見した。北朝鮮は過去の調査結果にこだわらず調査すると説明したというが、裏切られ続けてきた被害者家族の不信は根強い。拉致被害者の調査結果報告という行動で誠意を見せるよう北朝鮮に求めた。

 「北朝鮮側の説明が本当なら、少しは進歩したのかもしれない」。30日夜、横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(78)は期待をわずかに込め、そう話した。

 だが、家族は北朝鮮の不誠実な行動に何度も振り回されてきた。平成16年5月の日朝首脳会談で、金正日(キム・ジョンイル)総書記は小泉純一郎首相(当時)に対し、「改めて『白紙』に戻して徹底的な再調査を行う」と約束。その後に出てきた結果は矛盾にあふれた説明と、めぐみさんの偽の遺骨だった。

 朝鮮労働党傘下で日本人拉致を含む工作活動を行った特殊機関についても、10年前の再調査で調査対象となりながら、結果は出なかった。早紀江さんは「北朝鮮はいつ裏返すか分からない」と語る。

 増元るみ子さん(60)=同(24)=の弟、照明さん(59)も10年前の再調査を振り返り、「金正日が白紙に戻すと言ってあのような結果だった。(特別調査委員会の)徐大河(ソ・デハ)委員長が何と説明しようと、結果が出なければ意味がない」と話した。

 田口八重子さん(59)=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は「もう少し強く出てほしかった」と指摘。北朝鮮からの調査報告について、「半年後や来年の秋となればどうしようもない」と早期の調査結果伝達を求めた。

 政府は31日、家族に今回の訪朝について報告する。拉致被害者の支援組織「救う会」の西岡力会長も「大事なのは結果だ。北朝鮮がいつ拉致被害者について結果を出すといったのか、それともいわなかったのかを聞きたい」と話した。


北、過去の調査こだわらず 首相表明 帰国の代表団報告
産経新聞 10月31日(金)7時55分配信

 日本人拉致被害者らの安否などを調べる北朝鮮の特別調査委員会幹部との協議を終えた政府代表団は30日夜、平壌から北京経由で帰国し、団長を務めた外務省の伊原純一アジア大洋州局長らが首相公邸で安倍晋三首相らに報告した。

 この後、首相は「拉致問題が最重要課題ということを改めて明確に北朝鮮側に伝えた」と強調し、「(北朝鮮側から)過去の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深めていくとの方針が示された」と明らかにした。公邸前で記者団に語った。

 首相はまた、「(北朝鮮側から)特殊機関に対しても徹底的に調査を行うとの説明があった」と述べた。特殊機関は「拉致の実行部隊」を念頭に置いており、北朝鮮側は、再調査を着実に進めることを日本側に強調したとみられる。

 首相はさらに「拉致問題解決に向けた日本の強い決意を北朝鮮の最高指導部に伝えた。今後の迅速な調査、一刻も早い結果の通報を要求した」と発言。「対話と圧力、行動対行動の原則にのっとって、拉致問題の解決に今後とも全力を尽くしていく決意だ」とも強調した。

 北朝鮮は、これまで日本政府が認定する拉致被害者12人に関し「8人死亡、4人未入国」と主張してきた。

 政府関係者は、拉致問題は「解決済み」としていた北朝鮮が態度を変えたとして今後に期待を示した。一方、政府筋は今回の協議について「もともと中身の話はない」とし、北朝鮮側から新たな情報の提示はなかったことを明らかにした。

 代表団は28、29両日、拉致被害者12人の情報を握るとされる秘密警察の国家安全保衛部副部長、徐大河(ソ・デハ)調査委委員長や、調査を直接担当する各分科会の責任者全員と計約10時間半にわたり協議した。


<日朝協議>家族の帰り待ちわび…期待と不安交錯
毎日新聞 10月31日(金)5時30分配信

 北朝鮮が進めている拉致被害者ら日本人に関する安否調査について、政府代表団から報告を受けた安倍晋三首相が30日夜、「過去の調査結果にこだわらないとの方針が(北朝鮮から)示された」と記者団に説明したことに、家族の帰還を待ちわびる関係者らには期待と不安が交錯した。

 拉致被害者の田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は30日夜、報道陣に対し「『過去の調査にこだわらず』をどうとらえたらいいのか。この様子では期待薄な感じがする」と率直な懸念を示した。

 政府認定の拉致被害者の松本京子さん(同29歳)の兄(孟(はじめ))さん(67)は午後9時過ぎからのテレビ中継を見守った。「成果はないと思っていたが、重要な言葉を引き出したことで『8人死亡、4人未入国』という枠が取り払われたと感じた。今後に期待できる」とした。

 東京都渋谷区の自宅を72年に出たまま行方が分からず、拉致の疑いが排除できない「特定失踪者」の生島孝子さん(同31歳)の姉馨子(けいこ)さん(74)も「相手に直接会って『拉致が最重要』と伝えただけでも半歩進んだ。希望は捨てない」と話した。一方で、38年前に埼玉県川口市の自宅を出て失踪した藤田進さん(同19歳)の弟隆司(たかし)さん(56)は「何がどう進んだのかわからない。どういう情報が北朝鮮から出たのか、『早く返せ』とちゃんと言ったのか、詳しく知りたい」と不安げに語った。

 「日本人妻自由往来実現運動の会」世話人で、姉(81)が北朝鮮で暮らす田代かず子さん(69)は「日本人妻についての説明もあったはずだと思うが協議の土俵に上がっただけでも大きな成果で、今後の行方を見守りたい」と述べた。【斎川瞳、藤沢美由紀、川畑さおり】


北朝鮮、拉致回答期限示さず=日朝協議
時事通信 10月31日(金)1時13分配信

 政府関係者は31日未明、日朝協議で北朝鮮側から日本人拉致被害者調査の回答期限が示されなかったことを明らかにした。 


<日朝協議>調査進展の見通しなく…家族会は結果に不満
毎日新聞 10月31日(金)0時39分配信

 安倍晋三首相は30日、今回の日朝協議で北朝鮮から「過去の調査結果にこだわらない」という見解を引きだしたことを明らかにし、平壌に政府代表団を派遣した意義を強調した。しかし、北朝鮮が従来の調査を白紙に戻しとしても、新たな結果の提示につながる保証はない。次回協議の日程も確定しておらず、安倍政権は引き続き「対話と圧力」の難しいかじ取りを迫られる。

 首相は報告に先立ち、30日の衆院予算委員会で「かつて北朝鮮側が日本に伝えてきた(拉致被害者)8人死亡の資料は疑問がある。あの時の立場を白紙に戻すよう改めて伝えることが今回の目的だ」と強調した。その限りでは、再調査を担う特別調査委員会幹部と会談した今回の訪朝は、一定の目的を達したといえる。

 北朝鮮は2002年9月、政府認定拉致被害者について「8人死亡」とし、ほかの4人は「未入国」との調査結果を示した。04年にも再調査に応じたが、結論は変えなかった。その際、横田めぐみさんのものとされる「遺骨」や死亡記録など資料を提出したが、政府は鑑定の結果、「説明を裏付けるものは皆無」と判断した。

 日本側は9月の外務省局長級協議で2回の調査を挙げ、「これまでのような資料では、国内世論は到底納得できない」と主張した。北朝鮮側は今回、「特殊機関に対しても徹底的に調査する」と説明し、再調査への「誠意」をアピールしたが、拉致被害者の安否に関する情報提供はなかった。政府筋は「調査を真剣にやっていると伝える意味があったのだろう」と解説する。

 北朝鮮が7月に特別調査委を設置してほぼ4カ月。日本側が今秋としていた初回の結果報告の時期は見えていない。

 拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は30日夜、埼玉県上尾市で記者団の取材に応じ、「認定被害者が亡くなっているとの前回報告が間違っていたというなら一番いいが、『過去の調査結果にこだわらない』という言い方は意味がわからない。(北朝鮮に対し)もう少し強く出てほしかったという思いはある」と政府の対応に不満をにじませた。

 その上で、飯塚氏は「我々が求めているのは結果。時間をかけていては交渉は失敗と言うしかない。きちんとスケジュールを立て、北朝鮮に示してほしい」と訴えた。【福岡静哉、川畑さおり 】


北「拉致機関を徹底調査」と説明…訪朝団が帰国
読売新聞 10月30日(木)23時23分配信

 北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査について現状を把握するため、平壌を訪れていた伊原純一外務省アジア大洋州局長ら日本政府代表団は30日夜、北京経由で日本に帰国し、首相公邸で安倍首相に北朝鮮側の説明内容を報告した。

 首相は伊原氏らの報告を受けた後、記者団に「北朝鮮側から過去の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深めていくとの方針が示された」と語った。

 政府は横田めぐみさんら17人を拉致被害者に認定し、このうち蓮池薫さんら5人が帰国している。残る未帰国の12人について北朝鮮はこれまで、「8人は死亡、4人は入境の事実がない」と説明していた。

 首相はまた、拉致を実際に行ったとされている特殊機関について、北朝鮮側から「徹底的に調査を行う」との説明があったことも明らかにした。


<安倍首相>北朝鮮への「対話と圧力」難しいかじ取り
毎日新聞 10月30日(木)22時20分配信

 安倍晋三首相は30日、拉致被害者らに関する北朝鮮の再調査状況について、外務省の伊原純一アジア大洋州局長から報告を受けた。伊原氏を団長とする政府代表団は北朝鮮の特別調査委員会に対し、拉致被害者の調査を最優先で行うよう求めたが、北朝鮮側は「すべての日本人に関する調査」と主張しており、双方の認識には隔たりがある。北朝鮮から拉致問題で前向きな回答をどう引き出すか、安倍政権は「対話と圧力」の難しいかじ取りを迫られる。

 首相は30日の衆院予算委員会で、政府代表団の派遣について「かつて北朝鮮側が日本に伝えてきた(拉致被害者)8人死亡の資料はそれぞれ疑問がある。あの時の立場を白紙に戻すよう改めて伝えることが今回の目的だ。北朝鮮側が誠意を持って正直にすべてを伝えてくることが必要だ」と述べた。そのうえで拉致問題について「私の政治生命をかけるとの思いで、何とか解決していかなければならない」と強調した。

 政府が代表団派遣に踏み切ったのは「特別調査委は『拉致問題は解決済み』との前提なのではないか」という懸念があったためだ。2004年11月に政府代表団が訪朝した際、北朝鮮側は横田めぐみさんのものとされる「遺骨」や死亡記録などを提出したが、政府は鑑定の結果、「説明を裏付けるものは皆無」と結論づけた。伊原氏は9月の日朝外務省局長級協議で「これまでのような資料では、国内世論は到底、納得できない」と主張したという。

 ただ、特別調査委との協議に踏み切ったことで、北朝鮮が説得力のある結果を早期に示さなければ、「訪朝は失敗」という批判を浴びるリスクを背負った。北朝鮮側は今回、日本人遺骨や残留日本人などの調査経過も説明しており、日本側には「遺骨調査などの進展を滞らせると、北朝鮮側が態度を硬化させる恐れがある」(日朝交渉関係者)というジレンマもある。

 1980年に留学先のスペインで拉致された松木薫さん(行方不明時26歳)の姉斉藤文代さんは「北朝鮮には何度もだまされてきたので期待はしないようにしている」としながらも「交渉を途絶えさせずに協議を続けていってほしい」と期待を寄せた。

 東京都渋谷区の自宅を72年に出たまま行方がわからない生島孝子さん(同31歳)の姉馨子(けいこ)さんは、特定失踪者に関する政府の態度について「認定拉致被害者とは力の入れ方が違う。妹の年齢を考えると、間に合わず亡くなってしまうのではないか」と不信感を漏らした。【福岡静哉、斎川瞳、藤沢美由紀】


拉致安否情報伝えず=北朝鮮
時事通信 10月30日(木)22時20分配信

 政府関係者は30日夜、平壌での日朝協議で、北朝鮮側から日本人拉致被害者の安否情報は伝えられなかったことを明らかにした。 


<日朝協議>首相「新しい角度で調査すると聞いた」
毎日新聞 10月30日(木)22時6分配信

 安倍晋三首相は30日夜、平壌で28、29両日行われた政府代表団と北朝鮮の特別調査委員会との協議内容について伊原純一外務省アジア大洋州局長から首相公邸で報告を受けた。首相はその後、「北朝鮮側から、過去の調査結果にこだわらず、新しい角度から調査を深めていくという方針が示された」と記者団に説明した。政府は31日、拉致被害者家族に内容を伝える。

 首相は記者団に対し、「(北朝鮮から)特殊機関に対しても徹底的に調査を行うとの説明があった」と語った。「拉致問題解決に向けた日本の強い決意を、北朝鮮の最高指導部に伝えた」とも述べた。

 そのうえで「『対話と圧力』『行動対行動』の原則にのっとった基本方針のもと、拉致問題の解決に今後も全力を尽くしていく」と強調。協議の具体的な内容については、31日に菅義偉官房長官が説明するとして踏み込まなかった。

 北朝鮮が言及した「過去の調査」とは、2002年と04年の調査を指すとみられる。これに関連し、政府関係者は30日夜、今回の訪朝で北朝鮮から拉致被害者の安否情報の提供はなかったことを明らかにした。

 政府代表団は特別調査委員会の徐大河(ソ・デハ)委員長(国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長)らから再調査の状況を聴取し、「拉致問題が最重要課題」との日本政府の立場を伝達。北朝鮮が調査を迅速に実施し、結果を報告するよう求めた。30日に北京経由で帰国し、そのまま首相公邸で首相に報告した。【高橋恵子、田中裕之】


拉致再調査 首相「新しい角度で調査深める方針示された」 平壌での協議報告受け
産経新聞 10月30日(木)21時34分配信

 安倍晋三首相は30日夜、日本人拉致被害者らの安否などを調べる北朝鮮の特別調査委員会幹部との協議を終えて帰国した政府代表団の報告を公邸で受けた後、記者団に「拉致問題が最重要課題であるとの日本側の立場を明確に伝えた。北朝鮮が過去の調査結果にこだわらず新しい角度からくまなく調査を深めていくとの方針が日本に示された」と述べた。

 さらに「対話と圧力、行動対行動の原則にのっとって、拉致問題の解決に今後とも全力を尽くしていく決意だ」と強調した。


拉致調査「新しい角度で」=北朝鮮、日本側に説明
時事通信 10月30日(木)21時33分配信

 安倍晋三首相は30日夜、日本人拉致被害者らの再調査をめぐり、北朝鮮側から「過去の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深める」との方針が示されたことを明らかにした。北朝鮮は「特殊機関も徹底的に調査する」と説明したという。政府訪朝団から報告を受けた後、首相公邸前で記者団に語った。 


<日朝協議>状況伝達も合意履行…徐委員長アピール
毎日新聞 10月30日(木)21時19分配信

 【北京・西岡省二】北朝鮮の国営朝鮮中央通信は30日、今回の協議について「特別調査委員会の徐大河(ソ・デハ)委員長が(北)朝鮮領内のすべての日本人に関する今までの調査状況を概括して日本側に知らせた」と報じた。北朝鮮は「(調査は)拉致問題だけにこだわるものではない」(29日付在日本朝鮮人総連合会機関紙・朝鮮新報)との立場で、調査状況の伝達自体も合意履行の一環と位置づけているようだ。

 今回、秘密警察である国家安全保衛部の要職を兼ねる徐委員長らがそろって日本の報道陣の前に姿を見せるなど、北朝鮮側は異例の対応を取り、特別調査委が合意事項の履行に誠実に取り組んでいるとアピール。日本との対話を維持しようとする姿勢を見せた。

 北朝鮮側には、2002年の日朝首脳会談で故金正日(キム・ジョンイル)総書記が拉致の事実を認めて謝罪したのに評価されず、逆に日本の世論が硬化した記憶が強烈に残っている。今協議でも終始、日本の世論が自国の措置を前向きに評価するよう神経をとがらせていた。

 ただ、調査状況は一度にすべてを伝達するという方法は取らなかった模様だ。北朝鮮側関係者は「共和国(北朝鮮)側は安倍政権が本気で関係改善を望んでいるのか、まだ疑問を持っている。拉致被害者の情報を出した途端、米国と組んで再び我々を圧迫するのではないか」と警戒する。

 北朝鮮の交渉戦術は、相手が見返り措置を取ると同時に相手との約束を履行するという「行動対行動」原則に基づく。このため「初期の段階で北朝鮮が『これが最終的な形だ』と明かすはずはない」(北京の外交関係者)という理屈だ。

 また、北朝鮮側には「不信感が根強い段階で多くの結果を報告しても、日本側からは『でっち上げではないか』とたたかれる」という懸念が非常に強い。

 このため、北朝鮮としては▽遺骨問題など立場の違いが少ない事項に焦点を当て、日本の要求に従って検証を進めて日本側に自分たちの真剣さを理解させる▽第1次、第2次、第3次と調査状況を報告するうちに、日本の世論が北朝鮮の本気度を評価して軟化▽関係改善が進み、国交正常化交渉再開の道筋が見えた段階で拉致問題に関する最終報告を出す--という手順を想定しているとみられる。


<日朝協議>政府代表団が帰国 首相に内容報告
毎日新聞 10月30日(木)21時6分配信

 北朝鮮を訪問していた政府代表団(団長・伊原純一外務省アジア大洋州局長)は30日、北京経由で帰国した。拉致被害者らの再調査を行っている北朝鮮の特別調査委員会との協議について、同日夜に安倍晋三首相に報告する。

 首相は30日の衆院予算委員会で、自民党の河村建夫氏の質問に対し「国民に私から話をさせていただく」と答弁し、伊原氏の報告内容を自ら発表する考えを示した。政府は、拉致問題の再調査を迅速に進めて結果を報告するよう北朝鮮に求めており、首相は今後の対応方針にも言及するとみられる。

 政府代表団は28、29両日、特別調査委員会の徐大河(ソ・デハ)委員長(国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長)らから再調査の状況を聴取した。代表団は首相に報告するまで内容を明らかにしない方針だった。【高橋恵子】


日朝協議、首相が説明へ
時事通信 10月30日(木)20時54分配信

 安倍晋三首相は30日夜、記者団の取材に応じる。政府関係者が明らかにした。北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査に関する日朝協議について説明するとみられる。 


拉致再調査 政府代表団が帰国 安倍首相に北の説明を報告
産経新聞 10月30日(木)19時50分配信

 日本人拉致被害者らの安否などを調べる北朝鮮の特別調査委員会幹部との協議を終えた政府代表団は30日夜、平壌から北京経由で帰国した。団長を務めた外務省の伊原純一アジア大洋州局長らは、調査委側の説明内容を安倍晋三首相らに報告する。

 代表団派遣に関し、首相は30日の衆院予算委員会で「北朝鮮側に拉致問題について誠実に調査し、正直に、決して虚偽をまぜることなく報告するよう強く要請している」と述べた。また「残念ながら『(拉致被害者の)誰々は生存している、この人は返す』といった回答を得ることは今回は不可能だと承知している。調査委の責任者にしっかりとわれわれの考え方、拉致問題が最優先であるということを直接伝えることに意義がある」と強調した。

 代表団は28、29両日、拉致被害者12人の情報を握るとされる秘密警察の国家安全保衛部副部長、徐(ソ)大(デ)河(ハ)調査委委員長や、調査を直接担当する各分科会の責任者全員と計約10時間半にわたり協議した。

 代表団は「拉致問題が最重要課題だ」との日本側の立場を繰り返し強調し、迅速な調査と一刻も早い初回報告を求めた。調査委側は拉致問題に限らず、北朝鮮に残る日本人の遺骨や日本人配偶者問題でも詳しい調査の現状を説明した。拉致の疑いが拭えない行方不明者についても協議した。

 平壌への政府代表団派遣は平成16年11月以来10年ぶり。外務省と内閣官房、警察庁、厚生労働省の計12人で編成された。


「過去の結果こだわらず」
2014年10月30日(木)19時29分配信 共同通信

 北朝鮮は28、29両日の平壌での日朝協議で、拉致問題に関し「過去2回の調査結果にこだわらず、新しい角度からくまなく調査を深めていく」との方針を伝えた。安倍晋三首相らが30日夜、記者団に明らかにした。北朝鮮は「特殊機関に対しても徹底的に調査する」と表明した。日本側が最重要課題とする拉致被害者の安否確認に関し、北朝鮮側から新しい情報の提示はなかった。

 拉致被害者12人に関し、北朝鮮は「8人死亡、4人未入国」と主張してきた。今回の発言は、過去の立場を事実上白紙に戻す考えを示したとも受け取れ、日本政府としては問題解決にどこまでつなげられるかが焦点になる。


政府訪朝団同行のTBSを呼びつけて取材妨害 何が北朝鮮当局を怒らせたのか
J-CASTニュース 10月30日(木)19時19分配信

 拉致被害者らの再調査の状況を確認するための政府訪朝団に同行していたTBSの記者が、協議2日目にあたる2014年10月29日朝、事情聴取を名目に北朝鮮に呼び出された。北朝鮮取材に制限が多いことは広く知られているが、それでも同行記者団の中の特定の社を呼びつけて取材を妨害するのは珍しい。

 前日の28日の放送内容が問題視されたようだが、何が北朝鮮を怒らせたのか。

■29日の昼ニュースではTBSだけ生中継がなかった

 10月29日朝には2日目の協議が始まり、各局とも昼のニュースでその様子を伝えた。NHK、日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビは平壌から生中継するなど、比較的大きな扱いだ。これに対してTBSだけ様子が大きく違い、生中継も事前録画の現地記者レポートもなく、協議の冒頭の「頭撮り」の映像を流しながら東京のアナウンサーが短く原稿を読むというスタイルだった。

 その理由を、菅義偉官房長官は同日午後の会見でこう説明した。

  「政府担当者の平壌派遣に同行している記者が本29日朝に北朝鮮側からの要請を受け、我が方も外務省職員の立会いのもとで事情聴取を受けたという報告を受けている。すでに事情聴取は終了しているとの報告は受けている」

 事情聴取が行われている間は取材に出ることができず、生中継もできなかったというわけだ。その上で、菅氏は、北朝鮮側の対応を強く非難した。

  「どんな意図でこんなひどいことをしたのか政府としては承知する立場にはないが、北朝鮮側に対して政府として抗議すべきは当然抗議したい」

3社が特別委員会の建物について違った角度で論評
 取材妨害の原因は。前日の10月28日夜のレポートの内容に北朝鮮にとって問題がある内容が含まれていたことにあるようだ。では、何が問題だとされたのか。

 28日夜のニュース番組で平壌から生中継したのはテレビ朝日、TBS、フジテレビの3社。各社とも、特別調査委員会の徐大河(ソ・デハ)氏が秘密警察にあたる国家安全保衛部の副部長という肩書を持っており、保衛部の現役幹部がカメラの前に姿を見せるのは異例だという点を強調した。これは北朝鮮の「本気度」を示しているともとれるが、3社の生中継ではそれぞれ違う角度で論評。特に、特別調査委員会が入居する建物の評価が大きく分かれた。

 フジテレビの記者は、「簡素」だという点を紹介した。

  「北朝鮮がそれなりの人物を出席させたのは、日本側が国内の反対を押し切って訪朝したことを評価したからで、いわば北朝鮮側も日本の本気度を試したと言えます。また、委員会の事務所は、一見簡素ですが、『元々、保衛部の事務所』との情報もあり、保衛部が調査を主導していることをうかがわせています」

 テレビ朝日の記者は、生中継では

  「今日取材をしていて印象に残ったことなんですけれども、実際に協議が行われた委員長室の向かい側に、分科会の部屋がいくつか作られていまして、その中の1室に、白い看板に英語でアブダクション(abduction、拉致)と明記されていたのが印象的でした」

と話すにとどまり、特段の論評はなかった。ただし、同じ番組の中で流れた事前収録のリポートでは、

  「協議が行われた部屋は、およそ20畳ほどで、関係者によりますと、7月以降に改装したということですが、部屋にはまだ、かすかに塗料のにおいがただよっていました。スチール製の戸棚には、資料のようなものは見当たらず、急ごしらえの印象は否めません」

などと北朝鮮の「本気度」に疑問符をつけた。

拉致問題分科会の部屋では「熱心に作業が行われている雰囲気はなかったようです」
 TBS記者による生中継のリポートは、北朝鮮が拉致問題に真剣に取り組んでいないことを示唆する内容だ。

  「調査の報告が想定より遅れているなか、日本側への配慮を示す一方で、『調査はきちんとやっている』とアピールする狙いがあるとみられます。一方でその調査の状況ですけれども、特別調査委員会が入る建物の委員長室の向かいには、『拉致問題』などと書かれた分科会の部屋もあったのですが、熱心に作業が行われている雰囲気はなかったようです」

 その上で、TBSの記者はこう続けた。北朝鮮の国内事情の変化が交渉に影響を及ぼすという分析だ。28日夜の生中継で、この点に言及したのはTBSだけだ。

  「ある政府関係者は『再調査で合意した夏前とは明らかに状況が変わってきている』と話していて、先ほどのVTRにもありましたように、金正恩第1書記の動静や、北朝鮮内の権力闘争など、国内事情の影響もあり、交渉の行方が不安定なところが大きいと言えます。とにかく拉致問題の解決につなげたい日本側としては、今後も難しい交渉が続くとみられます」

 ごく当たり前の分析と思われるが、こうした指摘が北朝鮮を刺激することになった可能性もある。北朝鮮の取材妨害は10月29日午前のみだったとみられ、同日夕方のニュース番組では、TBSも平壌からの生中継が復活していた。そこでは特に呼びつけられたことについての言及はなかった。TBSの記者は帰国後に改めて説明するとみられる。


安倍首相に協議結果報告=訪朝団・伊原局長―拉致問題
時事通信 10月30日(木)14時33分配信

 安倍晋三首相は30日夜、日本人拉致被害者らの再調査をめぐり平壌で北朝鮮側と協議した外務省の伊原純一アジア大洋州局長から首相公邸で報告を受けた。首相はこの後、北朝鮮側の回答内容や、今後の対応方針を記者団に説明する。
 公邸での報告には菅義偉官房長官、岸田文雄外相、山谷えり子拉致問題担当相が同席した。
 伊原氏を団長とする訪朝団は30日夜、北京経由で帰国。訪朝団は28、29両日、北朝鮮の特別調査委員会の徐大河委員長らと計10時間半にわたって協議し、拉致問題の解決が最重要課題であるとの日本政府の立場を伝え、迅速な調査と結果報告を求めた。
 北朝鮮側が拉致調査の現状や報告時期をどう説明したかが焦点だが、伊原氏は首相への報告を優先するとして、北朝鮮側の具体的な発言を明らかにしていない。 


政府代表団が北京に…今夜帰国、首相らに報告へ
読売新聞 10月30日(木)13時32分配信

 【北京=仲川高志】北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査の現状を把握するため、北朝鮮を訪れていた伊原純一外務省アジア大洋州局長ら日本政府代表団は30日昼、平壌から経由地の北京に到着した。

 同日夜に日本に帰国し、安倍首相らに北朝鮮側の説明内容を報告する見通しだ。

 代表団は27日に平壌に入り、28、29の両日、北朝鮮側が7月に拉致被害者らの調査のために設置した特別調査委員会の徐大河(ソデハ)委員長らと会談した。日本政府として拉致問題が最も重要だと考えていると強調し、すみやかに調査結果を報告するよう求めた。


拉致「後回しは絶対に避けて」家族会・飯塚さん
読売新聞 10月30日(木)11時33分配信

 日本政府が10年ぶりに代表団を北朝鮮に送り込み、拉致被害者らの再調査を巡って行われた日朝会談が29日終わった。

 日本側は拉致問題が最優先であることを強調したが、北朝鮮側の態度は不明で、被害者家族らに不安と期待が交錯した。

 「日本が今後、どういう対応をしていくのか注目したい」。田口八重子さん(拉致当時22歳)の兄で、拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(76)は協議終了後、報道陣の取材に、こう話した。

 外務省の伊原純一アジア大洋州局長は「拉致問題が最重要課題」と強調したが、飯塚さんは「(北朝鮮の特別委員会トップの)徐大河(ソデハ)氏に言ったことが、金正恩(キムジョンウン)氏にきちんと伝わるのか。その辺が見えない」と懸念。北朝鮮は拉致問題より日本人遺骨問題に傾注しているとされることについても、「拉致問題以外のことが主題になり、後回しになることは絶対に避けてもらいたい」とくぎを刺した。


<日朝協議>安倍首相が結果発表へ…衆院予算委で意向表明
毎日新聞 10月30日(木)11時25分配信

 外務省の伊原純一アジア大洋州局長は30日午前(日本時間同)、平壌国際空港を出発し中国・北京経由で帰国の途についた。同日夜、安倍晋三首相らと会い、北朝鮮の拉致被害者らの再調査を行う特別調査委員会との協議内容を報告する。首相は同日午前の衆院予算委員会集中審議で「どういう報告を受けたか、国民に私から話をさせていただく」と述べ、伊原氏の報告後、自ら内容を発表する考えを明らかにした。

 首相は「日本側は拉致問題が最優先だ」と強調し「(北朝鮮に)正直に、そのままに、決して虚偽をまぜることなく伝えるよう強く要請している」と語った。河村建夫氏(自民)への答弁。

 伊原氏ら政府代表団は27日に平壌入りし、28日から2日間、北朝鮮の特別調査委員会委員長の徐大河(ソデハ)国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長や2人の副委員長らから、拉致被害者の再調査などの状況について聴取した。代表団は外務省、内閣官房拉致問題対策本部事務局、警察庁、厚生労働省の12人で構成された。【平壌・高橋恵子、葛西大博】


<政府訪朝団>帰国の途に
毎日新聞 10月30日(木)10時3分配信

 【平壌・高橋恵子】外務省の伊原純一アジア大洋州局長を団長とする政府代表団は30日午前(日本時間同)、平壌市内のホテルから帰国の途についた。中国・北京経由で同日夜に帰国する予定。伊原氏は帰国後、安倍晋三首相と菅義偉官房長官と会い、北朝鮮の拉致被害者らの再調査を行う特別調査委員会との協議内容を報告する。

 代表団は27日に平壌入り。28、29両日、北朝鮮の特別調査委員会委員長の徐大河(ソ・デハ)国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長や2人の副委員長、拉致被害者など4分科会の責任者らから、調査状況について聴取した。


政府代表団が平壌から帰途に
2014年10月30日(木)10時1分配信 共同通信

 【平壌共同】北朝鮮の特別調査委員会から日本人拉致被害者らの再調査状況を聴取した政府代表団は30日午前、平壌市内のホテルから帰国の途に就いた。安倍晋三首相は、北京経由で同日夜に帰国する団長の伊原純一外務省アジア大洋州局長から直ちに報告を受け、拉致問題に関する今後の対処方針を検討する見通しだ。

 特別調査委との協議は28、29の両日、平壌市内の庁舎で計約10時間半にわたって行われた。拉致被害者12人の安否情報を握るとされる国家安全保衛部で副部長を務める徐大河委員長と2度面会し、拉致問題を最優先で解決するよう要求。迅速な再調査と報告を求めた。


政府代表団、拉致最優先再び要求 北の調査「準備段階」
産経新聞 10月30日(木)7時55分配信

 【平壌=桜井紀雄】拉致被害者らを調べる北朝鮮の特別調査委員会幹部と日本政府代表団による平壌での協議は29日夕、2日間の日程を終了した。遺骨や日本人配偶者といった拉致被害者以外の調査の進展を強調しようとする調査委に対し、代表団は「拉致問題が最重要だ」と繰り返した。外務省担当者は「調査は適切に継続される」との認識を示し、調査の維持という点では一致をみた。

 午前の協議では、日本人遺骨問題や朝鮮籍の夫らと北朝鮮に渡った日本人配偶者らの調査について、調査委分科会の各責任者から説明があった。遺骨問題では、分科会トップの金賢哲(キム・ヒョンチョル)国土環境保護省局長が「全面的調査を実施した」と述べ、遺骨の埋葬場所などを具体的に提示した。

 既に調査の動きが伝えられていた日本人配偶者の調査の進捗(しんちょく)についても分科会責任者から説明があった。「遺骨」「日本人配偶者」という北朝鮮にとって優位な材料で協議を進展させようとの意図がうかがえる。

 代表団代表の伊原純一外務省アジア大洋州局長によると、午後には徐大河(ソ・デハ)委員長ら責任者全員が出席し、総括的質疑を行った。代表団は「拉致問題が最重要課題だ」と改めて強調し、迅速な調査と一刻も早い報告を求めた。協議後、伊原氏は「まず帰って政府首脳に報告したい」と述べ、詳細には触れなかった。調査について「準備段階にあるとの前提だ」とし、今回の調査委の説明を初回報告とみなさない立場を示した。

 代表団は30日夜に帰国し安倍晋三首相に報告する。


北、TBS記者聴取
産経新聞 10月30日(木)7時55分配信

 【平壌=桜井紀雄】北朝鮮訪問中の政府代表団に同行しているTBS記者が29日、北朝鮮側から事情説明を求められ、午前の代表団と北朝鮮の特別調査委員会の協議の取材に参加できなかった。

 外務省の同行担当者によると28日の報道内容が問題視されたという。同記者は午後は通常の取材活動に戻ったが、日本側は協議で抗議の意を伝えた。

 菅義偉官房長官は、29日の記者会見で「どんな意図かまで知る立場にないが、北朝鮮側に抗議するのは当然だ」と述べた。TBSの西野智彦報道局長は、同日の社長定例会見で「詳細は把握できていない」と語った。


北の遺骨強調説明「最初から懸念あった」 家族会、拉致後回しに不安
産経新聞 10月30日(木)7時55分配信

 拉致被害者らについて調べている北朝鮮の特別調査委員会と日本政府代表団との協議が29日、終了した。北朝鮮はこの日、日本人遺骨や日本人配偶者問題についての調査が進んでいることを強調。日本が最優先とする拉致被害者の調査の現状が分からない中、ほかの調査が先行しているようにも映り、拉致被害者の家族は不安をのぞかせた。

 「包括的に解決しようとする雰囲気は感じられた」。田口八重子さん(59)=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)はそう協議全体を評価した。

 だが、北朝鮮が拉致被害者以外の問題でアピールしようとした姿勢に関し、「最初からその懸念を持っていた」と話し、今後の交渉で拉致問題が後回しにならないよう求めた。

 北朝鮮のペースで進むことを懸念し、家族会は今回の訪朝に慎重な姿勢を取ってきた。増元るみ子さん(60)=同(24)=の弟、照明さん(59)は「北朝鮮のプロパガンダに利用されただけだ。日本政府は拉致問題を最優先にするなら、遺骨などほかの問題を聞くこと自体がおかしい」と語った。

 北朝鮮のこの日の説明に対し、日本人遺骨問題を担当する厚生労働省社会・援護局の担当者も「どこまで具体的なものなのか、調査レベルの実態は測りかねる」と困惑している。

 北朝鮮が協力姿勢を示したとしても、北朝鮮側の資料と日本国内の資料をつきあわせる作業が必要となり、さらに実際の墓地や遺骨の有無などについて確認しなければならない。

 同省によると、平成3年に始まったシベリア抑留者の遺骨収集事業では、戦没者約5万3千人のうち、9月末現在で1万7943柱が帰還。だが、墓地の上に建設物が建てられたり、自然災害で流されたりしたケースもあるなど、調査は困難が伴う。

 担当者は「シベリアの例では2国間で何度も協議を重ねながら進めたが、北朝鮮とそういう協議ができるのか」とし、現時点で遺骨収集に着手できる時期は不透明なままとなっている。


日本人遺骨調査終了、北が一方的通告…日朝会談
読売新聞 10月30日(木)7時47分配信

 【平壌=仲川高志】北朝鮮の平壌で29日まで行われた日本政府代表団と北朝鮮の特別調査委員会幹部との会談は、2日間で約10時間半に及んだ。

 外務省の伊原純一アジア大洋州局長は、「(訪朝の目的の)趣旨に沿った形での説明はあった」と一定の手応えを示唆したが、北朝鮮側は日本人遺骨問題の調査が終了したと一方的に通告するなど、双方の主張や立場の隔たりが浮き彫りになる場面もあった。

 「今後も日朝間の話し合いは継続される」

 29日の会談終了直後、外務省幹部はこう強調した。だが、一連の会談での北朝鮮側の反応や発言などについて、日本政府代表団は一様に堅く口を閉ざしている。

 日朝両政府は7月、拉致被害者らの調査期間を最長で1年とし、北朝鮮が「夏の終わりから秋の初め」に1回目の報告を行うことで合意した。今回の訪朝は、9月に北朝鮮側が「調査は初期段階にある」と報告先送りを通告し、その後、「調査状況を知りたければ平壌に来ればいい」と伝えてきたことを受けたもので、拉致被害者家族会の間では「今後の交渉が北朝鮮ペースになりかねない」と懸念する声も多かった。

 このため、日本政府は今回の代表団の訪朝を何らかの合意に向けた「協議」や、公式に報告を受ける場とは位置づけず、拉致問題を最重要視する日本側の主張を北朝鮮の特別調査委幹部らに直接伝え、調査状況を聴取する場としてきた。それにもかかわらず、北朝鮮側は29日の会談で「日本人遺骨問題」の全面調査が終了したと通告した。

 厚生労働省によると、北朝鮮の日本人墓地は平壌郊外などに71か所あるとみられる。関係者によると、これまでの日朝協議で北朝鮮側は「住宅地や道路の整備に支障が出ており、早く解決してほしい」と主張してきたという。

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