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2014年9月 1日 (月)

広島で豪雨による土砂崩れ、72人死亡、不明者は2人に・16

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ72人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は2人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

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リンク:広島土砂災害 避難指示は全面解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>下水道 復旧に数カ月か 28カ所破損など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「宮城米で元気になって」=大震災支援のお礼390キロ―広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「息子よ、痛かったね」 大破した自家用車 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>不明者捜索「自分たちの使命」県警機動隊員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<土砂災害危険箇所>国交省が都道府県に住民に緊急周知要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:危険箇所の住民周知要請=広島土砂災害で都道府県に―国交省など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島豪雨、未明から複数警戒情報 - 速報:@niftyニュース.
リンク:発生2週間、避難指示すべて解除…なお2人不明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:復旧の道険しく=避難解除も住宅に土砂―3日で発生2週間・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 愛犬「息子のようなもの」 ペットの同伴可能な避難所も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 傷ついた心に寄り添って…精神対話士活躍、被災者の表情緩む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島市、「1ミリ」予想雨量重視…警告生かさず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>警戒区域調査の結果公表へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 13日ぶりに避難指示全面解除、勧告は継続 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>持ち主不明の拾得物多数 県警が洗浄作業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島市、避難指示を全て解除 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<広島土砂災害>避難勧告区域縮小、対象者2516人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難指示、全て解除=一部勧告は継続―広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「著しく危険」八木、緑井地区で120か所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 豪雨、行き場なく動揺…避難先誤情報に振り回され - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 避難先に浸水の学校 市、確認せず 住民3時間待機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 70ミリ予測、市が見落とし 気象台からのファクス放置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:改正土砂災害防止法 首相、臨時国会成立を指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<土砂災害警戒情報>市町村の避難勧告13%止まり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>空き病棟、避難所に活用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>被災地にまた激しい雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激しい雨で捜索活動が一時中断…広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:兄弟犠牲の家、崖条例対象外 - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島の不明者捜索、雨で中断も - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島、土砂災害で防災訓練中止 - 速報:@niftyニュース.
リンク:土砂災害で不通、広島JR可部線12日ぶり再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 少しずつ「いつもの朝」に…JR可部線、運転再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 広島のお好み焼き、熱い思い…復興に向けて心一つに - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

広島土砂災害 避難指示は全面解除
産経新聞 9月3日(水)7時55分配信

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がれきの中から発見された遺失物の洗浄作業を行う広島県の警察官=2日午前、広島市安佐南区の安佐南署 (志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 死者72人、行方不明者2人を出した広島市の土砂災害は3日で発生から2週間を迎えた。市は2日午前11時半、安佐南区内3地域の約3万人を対象にした避難指示・勧告のうち、番地単位で一部を解除したほか、避難指示も避難勧告に切り替えた。8月20日の災害発生以来出されていた避難指示は、全て解除された。勧告対象は約2500人。

 同区八木などの地域では警察や消防、自衛隊による行方不明者2人の捜索活動が続いている。一方、警察は倒壊した家屋などから流れ出た大量の「落とし物」の保管に苦慮している。

 拾得物は通帳やバッグ、衣類、写真のほか、金庫など多岐にわたる。警察官が泥をぬぐい、見つかった場所ごとに仕分けている。地元の広島県警安佐南署の講堂がいっぱいになり、他の署に保管を依頼している。

 遺失物法では、拾得物は届け出から3カ月の保管期間を過ぎると拾い主のものになる。拾得物は警察や消防、自衛隊が行方不明者の捜索や土砂の撤去作業中に見つけたものも多く、最終的には県の所有になる。

 県警は被災地の拾得物に限り、遺失物登録をせず保管期間に幅を持たせることを検討している。


<広島土砂災害>下水道 復旧に数カ月か 28カ所破損など
毎日新聞 9月3日(水)7時2分配信

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土砂災害で壊れた下水管とマンホール=広島市安佐南区緑井で2014年9月2日午後4時2分、大西岳彦撮影

 広島市の土砂災害で、下水道管の破損や詰まりが少なくとも28カ所で発生し、復旧の見通しが全く立たない状況であることが、同市への取材で分かった。被害の全容は分かっておらず、影響戸数なども把握できていないという。被災地で上水道は126戸(2日正午現在)で断水が続いているが、工事がより大規模となる下水道については復旧が数カ月以上かかる可能性がある。

 市下水道局などによると、土石流被害が甚大だった安佐南、安佐北両区を中心に、道路に埋設した下水道管が流されたり、管の中に土砂が入り込んだりしている。調査できていない箇所もあり、被害は拡大する見通しという。

 それ以外にも、汚水として処理する前の雨水を一時的にためる同市西区の「防災調整池」でのり面が崩壊したり、複数の箇所でマンホールのふたが流されたりする被害も報告されている。

 現在、上水道が復旧した地区を優先して、管をつなぎ直したり管内の土砂をかき出したりする作業を進めており、一部で通水が可能になっている。同課は「自宅に戻った市民の生活に支障がないよう、応急的な復旧を急ぎたい」と話している。

 生活への影響は深刻だ。安佐南区山本5の会社員、竹内翔太さん(24)は、避難勧告が解除された後も避難所となっている市立山本小から通勤している。先月20日未明の豪雨で、アパート1階の部屋はぎりぎりのところで浸水を免れたが、22日の雨で下水道管が破裂し、アパートで生活できない状態が続いている。

 竹内さんは「家主から『復旧まで早くて2カ月、半年はかかりそうだ』と告げられた。引っ越しも考えなければいけない」と話していた。【入江直樹、岡崎英遠】


「宮城米で元気になって」=大震災支援のお礼390キロ―広島
時事通信 9月3日(水)4時10分配信

 「あの時受けた恩は忘れていない」。東日本大震災で被災した宮城県石巻市の農家が3日までに、土砂災害に襲われた広島市の避難者に宮城米390キロを贈った。受け取ったNPO法人会長の免出和子さん(74)=広島市佐伯区=は「ありがたい話。早く避難者の元に届けたい」と頬を緩めた。
 宮城米を贈ったのは、石巻市の農家グループ「十日会」。メンバーの斉藤正美さん(59)が、東日本大震災で被災した子どもたちに、このNPOから広島名産もみじまんじゅうや復興を願うミサンガが届いたことを覚えており、他の仲間に「あの時のお礼」を呼び掛けた。
 免出さんは当初、避難所での炊き出しに使おうと考えたが、「避難者おのおのの食べ方で味わってほしい」と思い直し、5キロずつ小分けに。届いた米袋に書かれていたメッセージの文面「このお米を食べて元気になってください 宮城県石巻市 十日会」を張り紙にして、作った60袋に貼り付けた。避難所で配る予定で、残り90キロは別の形で避難者に届けるつもりだ。
 斉藤さんは「震災の時の恩返し。おいしい宮城米を食べて元気になってほしい」と語り、免出さんは「石巻の方々の誠意を大切にしたい」と笑顔で語った。 


<広島土砂災害>「息子よ、痛かったね」 大破した自家用車
毎日新聞 9月2日(火)22時46分配信

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長男の広藤務さんを亡くし、避難時に乗っていたと思われる運転席にお茶を供える母親の孝子さん=広島市安佐南区八木で2014年9月2日午後5時56分、梅田麻衣子撮影

 「びっくりしたね、痛かったね」。広島市の土砂災害で亡くなった安佐南区八木3、トラック運転手、広藤務さん(48)の母孝子さん(75)が2日、広藤さんの自宅を訪れ、大破した自家用車の運転席に花束や紙コップのお茶を供えて手を合わせた。広藤さんはこの車で避難中に土砂に巻き込まれたとみられる。車は災害発生2週間となる3日に撤去される予定。復旧の槌音(つちおと)が響く中、新たな悲しみが広がった。

 1人暮らしだった広藤さんは8月20日早朝、「土砂が来たので避難する」と会社の同僚に告げた後、連絡がつかなくなった。

 安佐北区に住む孝子さんは毎日のように広藤さんの自宅を訪れ、土砂にまみれた部屋の片付けなどをしている。自宅は山が迫った斜面の上にあり、高齢の孝子さんにとって長い坂道を歩くのはきつい。それでも「息子のことを思えば、足が痛いなんて言ってられない」と話す。

 広藤さんは、孝子さんに携帯電話やテレビをプレゼントするなど親孝行だった。災害の3日前、孝子さんを気遣って実家を訪ね、交わした会話が最後になった。「優しい、かわいい息子だった。本当にかわいそうなことをした」

 車はフロントガラスが割れ、ボンネットがめくれている。「ごめんね、悪かったね」。孝子さんは潰れた運転席の窓から上半身を車内に入れ、泥で覆われたハンドルを何度もさすりながら涙を流した。【柳楽未来】


<広島土砂災害>不明者捜索「自分たちの使命」県警機動隊員
毎日新聞 9月2日(火)21時49分配信

 広島市北部の土砂災害は3日で発生から2週間になる。72人の死亡が確認される一方、2人の行方がまだ分かっていない。警察、消防、自衛隊は約2400人態勢で懸命の捜索を続けている。「少しでも早く見つけることが自分たちの使命だ」。発生以来、捜索に当たってきた広島県警機動隊員はこう話す。2日、隊員らに同行し、捜索現場を取材した。【石川裕士】

 午前7時半、機動隊員30人が安佐南区八木3丁目に入った。行方不明の2人が住む地区の下流に当たる。地区を斜めに横切るJR可部線の踏切を越えると、強烈な土の臭いが鼻をついた。周囲は見渡す限り土色だ。民家の1階部分が土砂に埋まり、周辺を歩くとぬかるんで長靴が沈み込む。

 厚手の青い服に身を包んだ機動隊員らは炎天下、シャベルやくわを手に土砂を掘り始めた。近くで自衛隊の重機が土ぼこりを上げながらアームを動かし、警察犬も巡回している。栗栖一典隊長(54)は「発生直後は胸の高さまで泥がたまっていたが、ポンプ車での排水と手作業で土砂を除き、砂利を敷いて重機が通れるようになった」と話す。

 隊員の中に、中井達也巡査(23)の姿があった。安佐南区緑井に住む祖母(81)は無事だったが、自宅の庭に土砂が押し寄せ、一時避難した。発生2日後に現場入りした中井巡査は絶句したという。「小さい頃、祖母と歩いた道が土砂に埋まっているのを見て言葉にならなかった。自分の家族も一歩間違えばどうなっていたか」

 この2週間、ほとんど休まずに捜索を続けてきた。「思い出の詰まった家を傷つけないように、家族が待ちわびる行方不明者を早く見つけ出せるように」と念じながら一掘り一掘りに力を込めた。雨で捜索が中断された時は、2次災害の危険が分かっていても待機車で「早く活動したい」という思いを募らせた。

 捜索は早朝から深夜まで及ぶこともある。だが、中井巡査は「こういう時のために訓練を積んできた」と疲れを見せない。この日の捜索を終え、青い活動服は腰まで茶色くなった。「早く行方不明者を見つけたい。それだけです」。汗まみれの顔を引き締めた。

 広島県警によると、災害発生以降、捜索や後方支援に当たった警察官は県外応援を含め延べ約2万2900人に上る。


<土砂災害危険箇所>国交省が都道府県に住民に緊急周知要請
毎日新聞 9月2日(火)21時32分配信

 広島市の土砂災害を受け、国土交通省は2日、土砂災害警戒区域に指定されていない場所を含めた土砂災害危険箇所について、住民に緊急に周知するよう全国の都道府県に要請すると発表した。

 警戒区域は土砂災害防止法で住民への周知が義務付けられているが、未指定の危険箇所は各都道府県で対応が分かれている。ホームページや広報誌、地域の回覧板などで1週間以内に周知を始めるよう求める。また、これまでの周知方法や防災訓練の実施状況などの調査も要請する。

 危険箇所は全国に約53万カ所。3割を超える約17万カ所は警戒区域への指定が済んでいない。【安高晋】


危険箇所の住民周知要請=広島土砂災害で都道府県に―国交省など
時事通信 9月2日(火)21時30分配信

 国土交通省、内閣府、総務省消防庁は2日、広島市の土砂災害を受け、土砂災害の危険箇所と警戒区域を住民に周知するよう都道府県に要請した。約1週間以内に、都道府県のホームページや自治会の回覧板などを通じ、市町村の作成したハザードマップや避難場所の位置情報を住民に知らせ、危ない場所を速やかに認識してもらう。
 さらに約1カ月以内に、危険箇所について、周知の状況や市町村による避難勧告の発令基準、防災訓練の実施状況などを点検し、国交省に報告することも要請した。 


広島豪雨、未明から複数警戒情報
2014年9月2日(火)21時3分配信 共同通信

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 行方不明者の捜索と復旧作業が続く広島市安佐南区の土砂災害現場=2日午後、共同通信社ヘリから

 広島市の土砂災害が起きた8月20日未明、市が午前1時台から、見落としていた「1時間70ミリ」の雨量予報のほか、大雨への警戒を呼び掛ける複数の気象情報を受け取っていたことが2日、市などへの取材で分かった。

 中には「1ミリ以下」と予測する内容もあり、市は小康状態が続くと判断。避難勧告を出したのは、生き埋めなどの通報が相次いだ後の午前4時台だった。3日で災害発生から2週間。市は今後、寄せられた気象情報の取り扱いなど当時の状況を検証する。


発生2週間、避難指示すべて解除…なお2人不明
読売新聞 9月2日(火)19時40分配信

 広島市北部の土砂災害は8月20日の発生から3日で2週間が経過する。

 市は2日、避難指示・勧告が出ていた同市安佐南区の対象地域を縮小し、避難指示については、13日ぶりにすべて解除した。一方、身元が確認された死者は72人で、行方不明2人の捜索は、警察、消防、自衛隊など約2400人態勢で続いている。

 市によると、この日の解除で、避難勧告が続くのは、土石流の被害が大きかった安佐南区八木・緑井両地区の一部で、対象者は2516人。1週間前の8月26日現在の指示・勧告の対象者は15万131人で一気に縮小した。ただ残る地域は、大量の土砂の撤去作業が進まないなど復旧のメドは立っておらず、解除までに時間がかかる可能性もある。


復旧の道険しく=避難解除も住宅に土砂―3日で発生2週間・広島
時事通信 9月2日(火)19時5分配信

 70人を超える犠牲者が出た広島市北部の土砂災害は3日で発生から2週間。依然2人が行方不明で、県警などの捜索が続く。避難指示・勧告の解除も始まったが、自宅に流入した大量の土砂が残るなど生活再建の道は険しく、2日も約800人が避難所に身を寄せた。
 市は8月末、安佐南区の一部を除き避難指示・勧告を解除し、2日には指示地域がなくなった。松井一実市長は「ボランティアの活動範囲も広がる」と、復旧への弾みとなることを期待。安全が確認され次第、継続地域も追加解除する方針だ。
 ただ、吉原武安佐南区長は「全面解除は月単位で考えないといけない」と話す。課題は避難経路の確保。政府の現地対策本部によると、1日までに同区八木と緑井で道路を埋めた土砂の87%を撤去したが、「道が細く重機が入れず、残り13%が難しい」という。 


広島土砂災害 愛犬「息子のようなもの」 ペットの同伴可能な避難所も
産経新聞 9月2日(火)15時18分配信

 避難所では、犬や猫などのペットとともに暮らしている人もいる。平成23年の東日本大震災では、飼い主と離ればなれになったペットが餓死する悲劇もあったが、広島土砂災害ではペットの同伴を認める避難所も開設された。

 市災害対策本部などによると、ペットの取り扱いは避難所によって異なる。安佐南区の市立山本小学校では条件付きで容認。避難者間で話し合い、合意できた場合に限って一緒に過ごせる。一方、原則ペットの同伴を認めていない避難所もある。

 420人が避難する同区の市立梅林(ばいりん)小学校では、ペットを連れた避難者専用の教室を開放。犬や猫が苦手な避難者にも配慮し、市の担当者が毎日、教室内を消毒するなど衛生面にも気を配っている。

 梅林小でラブラドルレトリバーの10歳の愛犬「ランボー」とともに避難生活を送るパート従業員の女性(52)は「ランボーは息子のようなもの。置いてくることは想像もしなかった」と振り返る。

 女性は8月20日未明、ランボーが室内をオロオロ歩き回ってパニックになっている音で目が覚めた。普段ならおとなしくじっとしているが、動き回り、ドアに体をぶつけたりしていた。

 玄関が土砂にふさがれてなかなか脱出できず、ベランダや窓から近所と連絡を取り合って災害を知った。次男(28)と家の外に出たころには、災害発生から丸1日以上が経過。21日の朝になってようやく梅林小にたどりついた。自宅はとても住める状態ではないが「避難所もいつかは閉鎖されるかもしれない」と不安は尽きない。女性は「ランボーが住める家が見つからない限り、車の中で寝泊まりするしかない」とため息を漏らした。


広島土砂災害 傷ついた心に寄り添って…精神対話士活躍、被災者の表情緩む
産経新聞 9月2日(火)15時17分配信

 広島市の土砂災害は発生から2週間近くが経過し、避難勧告の対象地域は徐々に縮小しているが、なお800人あまりが避難生活を続けている。家族や友人を亡くしたり、土石流でわが家を失ったりした人らは、慣れない暮らしが長引くにつれ、心の痛みやストレスを募らせている。ボランティアで心のケアに努める精神対話士、ペットを心の支えとする避難者-。避難所ではそれぞれが寄り添いながら苦難に向き合っている。

 「お話を聞かせてもらっていいですか」。安佐南区の広島市佐東公民館。広島県東広島市の精神対話士、広岡圭一郎さん(48)は、避難者が段ボールで作った敷居のすき間から一人一人に話しかけて回った。

 広岡さんが柔和な表情で声を掛けると、避難生活を送る住民がせきを切ったように、次々と語り出した。

 「子供が苦手で、毎日避難所の中を走り回るのが耐えられない」

 「家族に車いすの利用者がおり日常生活が大変だ」

 「家は全壊し、近所の方も亡くなった。笑顔で『お風呂に行こう』と話す人たちが嫌」

 広岡さんは地元・安佐南区の精神対話士、村上正人さん(52)とともに、最後まで避難者の声に耳を傾ける。「心のケアが僕たちの仕事」。被災者からさまざまな話を聞いて心を解きほぐしていくと「『ほかの人と比べて、私の被害はこの程度だから』と思う人の方がストレスをためやすい」と感じたという。

 安佐南区緑井で住宅が全壊したという夫婦は、会話を進めると次第に表情が緩んだ。避難生活を続ける女性(78)は「2人とも優しいし聞き上手。精神的なリハビリになるんでしょう。表情が豊かになってきた」と笑顔を見せた。

 佐東公民館の市職員は「僕らは専門家ではないので話を聞いてもどう返していいのか分からないときがある。避難者と行政の橋渡し役になってくれれば」と、精神対話士の活躍に期待を寄せている。


広島市、「1ミリ」予想雨量重視…警告生かさず
読売新聞 9月2日(火)15時8分配信

 8月20日に起きた広島市北部の土砂災害で、市が避難勧告を出す2時間以上前から、大雨に強く警戒を呼びかける電話を気象情報会社から相次いで受けていたことが、市への取材でわかった。

 市はこの直前にも「1時間に70ミリの雨が降る可能性がある」とする広島地方気象台の予報ファクスを見落としており、市は外部からの再三の警告を避難勧告の判断に生かせなかった。

 市によると、同気象台が8月20日午前1時15分に土砂災害警戒情報を出し、市は同35分に災害警戒本部を設置。市が契約する気象情報会社は同50分に「安佐北区、安佐南区の予想雨量は午前2~3時に1ミリ」などとする予報を発表した。

 契約で、予報と実際の気象が異なる場合に同社は市に連絡することになっていることから、同社は午前1時57分、警戒本部に「安佐南区の積算雨量が100ミリを超えた。同4~5時には強い雨が降る」と電話。同2時36分にも「あと1時間程度は雨脚の強い状況が続く見込み」と電話した。しかし、警戒本部は、同社による「1ミリ」の予想雨量を重視し、同社からの警告は参考情報にとどめたという。


<広島土砂災害>警戒区域調査の結果公表へ
毎日新聞 9月2日(火)14時16分配信

 広島市の土砂災害で、広島県が土砂災害防止法の「警戒区域」や「特別警戒区域」を指定するために実施した調査の結果を、近く公表する方針を決めたことが2日、県への取材で分かった。県によると、特に被害の大きかった広島市安佐南区の八木、緑井両地区では、家屋に被害が出る恐れのある特別警戒区域に相当する場所が約120カ所あったという。国は調査結果の公表を義務付ける法改正を検討しているが、県は2次災害防止などのため、前倒しで危険箇所を明らかにする。

 土砂災害防止法は、広島市を含む県内で1999年、30人以上が犠牲となった土砂災害を契機に、2001年に施行された。警戒区域や特別警戒区域の指定は、基礎調査で谷の地質や形状を確認したうえで国の定める計算式にあてはめ、危険度を判断して決める。

 県は05年、両地区で基礎調査に着手したが、マニュアル不備で指定が見送られていたことが分かっている。再調査の結果は、昨年末にとりまとめていたが、県は住民説明会を経て公表する方針だったため、土砂災害前に危険性を周知できなかった経緯がある。

 県によると、八木、緑井地区では、警戒・特別警戒に該当する場所を約130カ所で確認。そのうち9割にあたる約120カ所は特別警戒区域に相当する状況だったという。警戒区域に指定されると土地の資産価値が減る可能性があるほか、特別警戒区域には建築規制もあり、「基礎調査終了後から指定まで通常2、3年かかっていた」(県砂防課)。指定に住民の同意は必要ないが、警戒・特別警戒区域では警戒避難体制を整えることが法律で義務付けられており、住民の理解なしに指定を進められないと考えていた、という。

【石川勝義】


広島土砂災害 13日ぶりに避難指示全面解除、勧告は継続
産経新聞 9月2日(火)13時18分配信

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運び込まれた大型ゴミを分別する作業員=広島市安佐北区安佐町の玖谷埋立地(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で、市は2日午前11時半、安佐南区内3地区に発令している避難指示・勧告のうち、番地単位で一部を解除したほか、避難指示対象地域も避難勧告に切り替えた。8月20日の災害発生以来出されていた避難指示は、全て解除された。

 被害が大きかった同区八木3丁目などの地域では、警察や消防、自衛隊による行方不明者2人の捜索活動が続いている。一方、警察は倒壊した家屋などから流れ出た大量の「落とし物」の保管に苦慮している。

 拾得物は通帳やバッグ、衣類、写真のほか、金庫のような大型のものなど多岐にわたる。警察官がタオルで泥をぬぐい、見つかった場所ごとに仕分けている。地元の広島県警安佐南署の講堂がいっぱいになり、ほかの署や警察施設にも保管を依頼している。

 遺失物法では、拾得物は届け出から3カ月の保管期間内に落とし主が現れないと拾い主のものになる。拾得物は警察や消防、自衛隊が行方不明者の捜索や土砂の撤去作業中に発見したものも多く、最終的には県の所有になる。県警は被災地で見つかった拾得物に限り、遺失物としての登録をせず保管期間に幅を持たせることを検討している。


<広島土砂災害>持ち主不明の拾得物多数 県警が洗浄作業
毎日新聞 9月2日(火)12時28分配信

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警察署内に保管されている土砂災害現場の拾得物。警察職員が一つ一つていねいに泥を落としていた=広島市安佐南区の安佐南署で2014年9月2日午前11時4分、丸山博撮影

 広島市北部の土砂災害で、広島県警が捜索中に土砂やがれきの中から見つけた持ち主不明の拾得物が多数あり、返還に向けて洗浄や整理を進めている。

 被害が大きかった安佐南区にある安佐南署の講堂には、土砂の中から見つかったアルバムや衣類などが並ぶ。署員らはバケツに張った水で一つ一つ丁寧に泥を落としたり、干したりしていた。

 拾得物は、本人や家族のものと確認されれば返還するが、遺失物法で警察での保管期間は3カ月と規定されている。通常の拾得物は見つけた人に引き渡されるが、警察官が職務で拾得した品は県のものとなる。県警の担当者は「できるだけ早く洗浄などの作業を進め、多くの持ち主にお返ししたい」と話していた。【石川裕士、目野創】


広島市、避難指示を全て解除
2014年9月2日(火)12時16分配信 共同通信

 広島市は2日、甚大な被害が出た安佐南区の八木、緑井両地区の一部に出されている避難勧告・指示を解除した。対象は約2万7千人。避難指示地域はなくなり、残る約2500人に対する勧告は継続する。

 土砂の撤去が進み、再び大雨が降ったとしても避難できる状況が整ったことなどが理由という。解除した地域も、大雨警報や土砂災害警戒情報が出された場合は再び避難勧告・指示を出す方針。

 市は8月31日、約15万人を対象に出されていた勧告・指示のうち、安佐北区の全ての地区と安佐南区の一部の計約12万人に対する勧告・指示を解除した。


<広島土砂災害>避難勧告区域縮小、対象者2516人に
毎日新聞 9月2日(火)12時8分配信

 広島市は2日午前11時半、広島市安佐南区の約3万人を対象に出していた避難勧告・指示の区域をさらに縮小した。緊急性の高い避難指示の地域はなくなり、避難勧告の対象となる住民は2516人となった。

 避難指示を避難勧告に切り替えたり、避難勧告を解除したりした。市は今後の雨の状況によって再度、勧告や指示をする可能性があるとして注意を呼びかけている。

 残る避難勧告地域は▽緑井7丁目の一部▽緑井8丁目の一部▽八木3丁目の一部▽八木4丁目の一部▽八木6丁目の一部▽八木8丁目の一部--となった。

【寺岡俊】


避難指示、全て解除=一部勧告は継続―広島土砂災害
時事通信 9月2日(火)11時33分配信

 広島市北部の土砂災害で、市は2日、危険が切迫している場合に出す住民への避難指示を一部地域で解除し、残る地域でも勧告に切り替えた。これにより、避難指示地域はなくなった。避難勧告の追加解除も行ったが、二次災害の恐れがある地域での解除は見送り、約980世帯の約2500人に対する勧告は継続する。
 会見した松井一実市長は「住民の安全を確保しながら、復旧、復興を急ぐ。解除地域の土砂の撤去を一斉に進める」と話した。
 解除により避難所からの住民の帰宅が進むと見込まれ、市は、約400人が身を寄せる市立梅林小学校を来週中に再開させる方針。 


「著しく危険」八木、緑井地区で120か所
読売新聞 9月2日(火)10時32分配信

 広島市北部の土砂災害で大きな被害を受けた同市安佐南区八木、緑井両地区に、土砂災害防止法に基づき、災害発生時に著しく危険が生じる恐れがあると指定される「特別警戒区域」に相当する場所が約120か所あることが、広島県への取材でわかった。

 これまでに、県が両地区の約130か所を警戒区域に指定する方針だったことが判明しているが、うち9割は、より危険度が高い場所だったことになる。

 都道府県は、土石流やがけ崩れの恐れがある場所を土砂災害危険箇所として地形図などから選定。地質や土地の利用状況などを実地調査し、30度以上の勾配がある急傾斜地や危険な渓流の下流など、災害発生の可能性が高い場所を「警戒区域」に定めている。

 「特別警戒区域」に指定されるのは、この中でも、急傾斜の谷の出口にあたる川沿いに住宅が密集する地域など住民に著しい危害を及ぼす恐れがある場所だ。


広島土砂災害 豪雨、行き場なく動揺…避難先誤情報に振り回され
産経新聞 9月2日(火)9時30分配信

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土砂災害発生当日の安佐南区の動き(写真:産経新聞)

 豪雨の中、住民が着の身着のまま駆けつけた避難所の門扉は閉ざされていた。広島市の土砂災害で発生当日の早朝、市側が避難先とした安佐南区の市立梅林(ばいりん)小学校が実際には浸水のため使えず、開設が避難勧告から約3時間半後にずれ込んだ問題。区は同校への避難を呼びかけたが住民は入れず、不安と混乱を増幅させた。やむを得ず門扉を乗り越えて逃げ延びたり、その場を動けなくなったりした住民もおり、市や区の初動対応のまずさが表れた。

■土石流迫る寸前に

 梅林小があり、これまで39人の死亡が確認された安佐南区八木3丁目。会社員、高野秀弘さん(54)は就寝中の8月20日午前3時半ごろ、自宅が揺れて飛び起きた。外を見ると山すそが崩れているのが確認できた。

 寝ていた母親(74)や妻、子供ら家族4人をたたき起こして車に乗り込んだが、道路が冠水していて前に進めなくなった。いったん家に戻り、電話で近くの消防署に問い合わせた。

 「避難先は梅林小学校でいいのか」

 「そうです」

 同校は自宅から50メートルほどの距離。土砂が川のように流れる道路で、足の悪い母親を長男(18)が背負い、泥に足を取られながらたどりついたが、門扉は閉まっていた。

 近くで脚立を見つけ、一家はやむなく門扉を乗り越えて同校の敷地内へ。施錠されていた正面玄関のドアを力尽くでこじ開け、無我夢中で校舎4階に駆け上がった。窓から自宅が土石流にのまれるのが見えた。約3時間待ったが、ほかに避難者は来なかった。

 「避難所と聞いていたのに、なんで開いていなかったのか」。高野さんは今も強い憤りを感じている。

■情報錯綜で混乱

 「あのときは、どうしたらいいのかとばかり考えていた」。八木地区の山すそで約100世帯が暮らす県営緑丘住宅。避難先情報に振り回された住人の女性が振り返った。

 午前4時半の避難勧告を受け、住民たちは自然と外に集まった。梅林小までの距離は約300メートル。だが、正確な情報を得ようとそれぞれが消防などに問い合わせた結果、錯綜(さくそう)する情報にかえって混乱させられた。

 「梅林小が水につかっていると聞いた」

 「公民館に行け、といわれた」

 「その場に待機した方がいいらしい」

 このとき、市側からは正式に避難先の変更が住民に周知されていない。山からの土石流が建物の一部に入り込んだ緊迫した状況だったが、情報はどれも不確かで、高齢者も多く、その場にとどまる住民が相次いだ。

 午前6時、市は避難先を住宅から約1キロ離れた広島市佐東公民館に変更する。しかし、雨が降り続く中での移動には不安が大きい。

 「梅林小に行こう」

 最後までとどまっていた住民は結局、同校を目指した。到着したのは8時ごろで、同校が避難所として使えるよう復旧され、ちょうど職員が門を開けていた。

 「現場職員に正しい情報がいっていなかっただけでしょ」。翻弄された住民の男性(53)は吐き捨てるように語った。


広島土砂災害 避難先に浸水の学校 市、確認せず 住民3時間待機
産経新聞 9月2日(火)7時55分配信

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土砂災害発生当日の安佐南区の動き(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で多数の犠牲者が出た安佐南区の八木地区で8月20日に避難勧告が出された際、市が浸水で避難所として使えなくなっていた市立梅林(ばいりん)小学校へ避難を呼びかける情報を住民に送っていたことが1日、分かった。住民によると、避難所として使えるようになるまで校舎内で約3時間待機していた人もいたという。区の担当者は、避難所周辺や準備の状況を十分に確認しないまま情報発信したことを認め、「避難しようとした方々に申し訳なかった」としている。

 八木地区に避難勧告が出されたのは、災害発生直後の8月20日午前4時半。市災害対策本部の公表資料では、梅林小など安佐南区内の4カ所を4時半に避難所として開設したとされ、市は防災行政無線や防災メールを使って通知し、住民に避難を呼びかけた。

 しかし、梅林小についてはその後、浸水していることを確認し、避難所として使えないと判断。区災害対策本部が避難先変更と梅林小が浸水していることを対象住民に伝えたのは、午前6時ごろ。午前8時ごろには避難所として使えるようになったが、それまでずっと待っていた人もいた。

 市のマニュアルによると、区役所は大雨などの警報発令後、状況を見て避難所の開設準備に入るが、安佐南区で開設の検討や避難所の選定に入ったのは、勧告を発令する1時間前の午前3時半ごろだった。区の担当者は「急激に雨が強くなり、勧告発令までの時間が短かった」としている。


広島土砂災害 70ミリ予測、市が見落とし 気象台からのファクス放置
産経新聞 9月2日(火)7時55分配信

 広島市の土砂災害で、現場に雨が降り始めた後に気象情報会社が市に現地の1時間雨量は1ミリ以下とする降雨予想を提供していた問題にからみ、広島地方気象台がほぼ同時刻に発表した「1時間70ミリ」という雨量予測を市が見落としていたことが1日、市や気象台への取材で分かった。

 市によると、当時は水位が急上昇していた河川の情報収集を重視していたという。市が気象台の予測に気づけば、遅れが指摘される避難指示・勧告の発令が早まった可能性がある。

 市や気象台によると、気象情報会社の情報と広島地方気象台の予測が出たのはともに8月20日午前1時50分ごろで、当時は市内の河川で水位が急上昇していた。

 雨量については気象情報会社の予想をパソコンで確認していたが、気象台が発表した予測のファクスは、河川情報などのファクスに紛れて見落としたという。

 記者会見した松井一実市長は、ファクスの見落としを認めた上で「対応に影響が出たのか検証する必要がある」とした。市の滝沢宏二消防局長は「ファクスを見ていなかったことはミス。情報が錯綜(さくそう)している中で、気象情報会社の情報などをどう判断していくかが重要だ」と話した。


改正土砂災害防止法 首相、臨時国会成立を指示
産経新聞 9月2日(火)7時55分配信

 安倍晋三首相は1日、広島市の土砂災害を受け、都道府県知事が土砂災害警戒区域を指定しやすくするため、臨時国会で土砂災害防止法改正案を成立させるよう太田昭宏国土交通相に指示したことを明らかにした。指定の前提となる基礎調査の結果公表を義務付ける。視察先の相模原市で記者団の質問に答えた。

 都道府県は警戒区域指定に先立ち対象地域を調査することになっているが、結果の公表は義務付けられていない。首相は「基礎調査が終了した段階で調査結果を公表するなど、警戒区域指定を後押しする態勢を構築する考えだ」と述べた。

 また、「住民への緊急周知を行う必要がある。警戒情報の伝達方法まで国がしっかりリーダーシップを持って強く促したい」とも強調。夜間の避難勧告を住民に確実に知らせるため、緊急速報メールの整備を促進する考えを示した。


<土砂災害警戒情報>市町村の避難勧告13%止まり
毎日新聞 9月2日(火)7時30分配信

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大雨による土砂崩れが起きた現場=広島市安佐南区八木で20日午前、本社ヘリから望月亮一撮影

 土砂災害警戒情報が今年4~7月に発表された30都県の延べ303市町村のうち、避難勧告や指示を出したのは延べ38市町村(13%)にとどまっていたことが分かった。内閣府は4月に示した避難勧告に関する新指針で、警戒情報を勧告の発令基準として明示し、各市町村の基準を見直すよう求めたが、その後も情報が勧告につながっていなかった。「空振り」への懸念が根強いのが主な理由で、専門家は「住民に警戒情報の精度を理解してもらいながら、勧告を出すことが大切だ」と指摘する。

 ◇新指針生きず…4~7月

 国土交通省が昨年3月にまとめた調査では、土砂災害警戒区域が指定されている1230市町村のうち、地域防災計画で「土砂災害警戒情報が発表されたら避難勧告を発令する」と明記していたのは54市町村(4%)しかなかった。同年10月に東京都大島町(伊豆大島)で起きた土石流災害で、町は警戒情報が発表されていたのに避難勧告を出さず、多数の犠牲者が出た。このため、内閣府は今年4月8日公表の新指針で、警戒情報発表時などに空振りを恐れず避難勧告を出すよう市町村に促した。

 気象庁や各都県によると、4月8日から7月までの間、警戒情報の対象になった市町村は、5月に群馬県6市町村▽6月に神奈川や高知など16都県延べ101市町村▽7月に青森や長崎など25県延べ196市町村。避難勧告や指示を出したのは、宇都宮市や高知県土佐清水市など延べ38市町村で、残る延べ265市町村は見送っていた。

 見送った理由で目立ったのは「警戒情報の対象範囲は広いので、避難勧告を出しても混乱するだけ。避難を呼びかけるなら、危険な地域を絞る必要がある」(横浜市など)、「実際の現場では雨量は多くなかった」(高知県宿毛市など)だった。

 広島市の土砂災害では、避難勧告は警戒情報発表から約3時間遅れた。太田昭宏国交相は8月29日、土砂災害防止法を改正し、都道府県に対し市町村への警戒情報提供を義務付ける方針を明らかにしており、市町村にどう迅速な勧告発令を促すかは同法改正の焦点となっている。【奥山智己】

 ◇土砂災害警戒情報◇

 土砂災害の危険性が高まった地域に気象庁と各都道府県が共同で発表する。避難に要する時間を考慮し、2~3時間後に雨量と土壌に含まれる雨水量が各地の基準を超えることが予測された時に出される。運用開始は2005年。


<広島土砂災害>空き病棟、避難所に活用
毎日新聞 9月1日(月)22時29分配信

 広島市北部の土砂災害で、市は1日、被災地に近い同市安佐南区の総合病院「広島共立病院」の旧病院2棟(199床、同区中須2)を新たに避難所として使用することを決めた。5日にも開設する。同病院は1日から市道をはさんだ隣接地で新病院をオープンしており、旧病院が丸ごと使用可能と市に申し出た。市によると、ホテルや旅館が避難所になった例はあるが、使用を終えたとはいえ病棟が丸ごと災害救助法に基づく避難所として使われるケースは極めて珍しい。

 広島共立病院は、被害が大きかった緑井・八木地区に最も近い総合病院で、420人が避難している市立梅林(ばいりん)小から約2.6キロの場所にある。8月27日、病院側から市に無償での貸し出しの申し出があり、災害救助法に基づく避難所として開設可能かどうか、国に判断を仰いでいた。使用期間は3カ月以内。市は避難者が多く学校再開が遅れている梅林小などから一部住民に移転してもらうことを見込み、早期再開を目指す。

 病院を運営する広島医療生活協同組合によると、無償で貸与するのは本館7階建てと東館3階建ての2棟。個室の他2人部屋、4人部屋があり、100床程度のベッドが利用できる。畳を敷くなどして使用すれば、スペース的には500人程度が避難可能とみられる。

 豪雨被害でボイラーが故障したため入浴はシャワーだけだが、冷暖房完備でバリアフリーの配慮も行き届いている。また、1日に全線で運転を再開したJR可部線の大町駅が徒歩圏内で、被害が大きく今も避難勧告・指示が出ている地区への交通も比較的便利だという。

 同病院の村田裕彦院長は「病院も近く、安心して避難生活を送ってもらいたい」と話し、市の担当者も「体育館などの硬い床より、ベッドの方が断然良く、避難者の身体的負担も軽減できる」と歓迎している。【寺岡俊、岡村崇】


<広島土砂災害>被災地にまた激しい雨
毎日新聞 9月1日(月)21時14分配信

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激しい土砂降りの中、濁流が流れる道路を下る自衛隊員ら=広島市安佐南区八木で2014年9月1日午後1時53分、加古信志撮影

 土砂災害の深い爪痕が残る広島市北部は1日、午後から雨となった。市内で午後3時過ぎまでの1時間に31.5ミリを観測するなど時折強く降り、一時は被災地周辺を含む広島県のほぼ全域に大雨注意報が発令された。このため、行方不明者の捜索や土砂の除去などにあたる警察などは2次災害防止のため午後1時過ぎから約2時間、退避した。

 広島市は31日、避難勧告・指示の範囲を大幅に縮小したが、この日は雨のため新たな解除はなかった。広島地方気象台によると、2日は高気圧に覆われ、おおむね晴れる見込みという。【高橋咲子】


激しい雨で捜索活動が一時中断…広島土砂災害
読売新聞 9月1日(月)20時48分配信

 豪雨による土砂災害に見舞われた広島市北部で1日午後、一時、激しい雨が降った。

 同市安佐南区で自衛隊や消防などが続けていた行方不明者2人の捜索は、午後1時頃から約2時間中断した。雨による捜索の中断は5日ぶり。

 広島県などによると、安佐北区白木町では1日午後1時40分までの1時間に35ミリ、安佐南区八木でも同2時10分までに同16ミリの雨量を観測。計約2600人体制で続いていた捜索は、二次災害の恐れがあるとして一時中断された。

 8月31日に避難指示・勧告が解除された地域でも激しい雨となり、同市安佐北区可部の市立可部小に避難中の無職女性(68)は「家の片づけに行きたいが、雨が続けば、また土砂が流れてきそうで怖くて戻れない」と不安そうに話した。


兄弟犠牲の家、崖条例対象外
2014年9月1日(月)19時51分配信 共同通信

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 広島市の土砂災害で、幼い兄弟が犠牲となった安佐南区山本の住宅(左から2軒目)。広島県の「崖条例」の対象外だった。同様に崖下に立つ2軒隣の住宅(右端)は対象だった=8月20日、共同通信社ヘリから

 広島市の土砂災害で、幼い兄弟が犠牲となった安佐南区山本8丁目の住宅が、崖近くに建物を建てる場合に安全対策を求められる広島県の「崖条例」の対象外だったことが1日、分かった。同様に崖下に立つ2軒隣の住宅は対象だった。

 近隣住民は「対象だったら被害を防げた可能性がある」と指摘。県や市は「『崖地』に当たるかは1軒ずつ個別に判断する。崖地かどうか微妙な地形だった可能性がある」と説明しており、住民の安全をめぐって条例運用の難しさが浮き彫りになった。


広島の不明者捜索、雨で中断も
2014年9月1日(月)17時59分配信 共同通信

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 激しい雨で捜索を一時中断し、待機する警察官=1日午後、広島市安佐南区八木

 広島市の土砂災害で、警察や消防、自衛隊は1日、残る行方不明者2人の捜索を続けたが、時折降る強い雨の影響で一時中断するなど捜索は難航している。死者72人は全員身元が判明している。

 また、広島市の松井一実市長は同日、900人超の避難住民のうち約440人が生活する安佐南区の市立梅林小の授業の早期再開に向け、広島共立病院を新たに避難所とすると発表した。

 病院からベッド100床分の提供を受け、今月5日以降、梅林小に避難している住民に移ってもらう予定という。


広島、土砂災害で防災訓練中止
2014年9月1日(月)17時45分配信 共同通信

 「防災の日」の1日、全国各地で訓練が実施されたが、大きな土砂災害が起きたばかりの広島市で中止となったほか、消防隊員らを応援に出している広島県内や周辺県の自治体でも中止や規模縮小が相次いだ。

 広島市は、地震発生を想定して約3千人が参加する総合防災訓練を3日に予定していたが、被災現場の復旧や不明者の捜索を優先させるため中止を決めた。

 広島県は3日午後2時から、県内の自治体や企業の参加者に一斉にメールを送り、地震発生時の初動対応などを確認する38万人規模の防災訓練を行う予定だったが、同様に取りやめた。


土砂災害で不通、広島JR可部線12日ぶり再開
読売新聞 9月1日(月)15時58分配信

 広島市北部の土砂災害で不通になっていたJR可部線可部―緑井間(6・65キロ)が1日、発生から12日ぶりに運行を再開した。

 同市安佐北区の可部駅では、ホームで待ち合わせる高校生らが「おはよう」と声を掛け合った。同区亀山南の高校3年生角野司さん(17)は「少しずつ、いつもの光景が戻っていくのがうれしい」。通勤途中の同区亀山南の会社員神戸栄男さん(51)は「本格的な復興が始まることを期待したい」と話した。

 同区間では8月20日未明、線路に大量の土砂やがれきが入り込んで運行を中止。バスによる代行輸送を行っていたが、1日の始発から、通常ダイヤで運行を始めた。

 一方、避難所となっている同市安佐北、安佐南区両区の6小学校で1日、夏休み明けの授業が再開し、子どもたちが同級生らとの再会を喜んだ。既に1小学校で授業が再開されており、被災者が生活する8小学校のうち、授業再開が延期されているのは、最多の450人が過ごす安佐南区の梅林小のみとなった。


広島土砂災害 少しずつ「いつもの朝」に…JR可部線、運転再開
産経新聞 9月1日(月)15時12分配信

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運転を再開したJR可部線に乗り込む高校生ら=1日午前、広島市安佐南区八木の梅林駅(写真:産経新聞)

 広島市北部の土砂災害の影響で一部区間が不通になっていたJR可部線が1日、全線で運転を再開し、被災地の駅では早朝から多くの通勤、通学客が電車に乗り込んだ。

 避難勧告が続く安佐南区八木の梅林駅も12日ぶりに「朝の通勤・通学風景」が戻ってきた。通学で可部線を利用している地元の高校1年、千草空さん(16)は「思ったより早く運転が再開してよかった。これで少しずつ日常の生活に戻れる」とほっとした様子。一方、子供を親族宅に預けて家族離ればなれで暮らしているというパートの西田博子さん(39)は「電車の再開はうれしいが、つらいことが多くやるせない気持ちになる。それでも立ち直っていかなければ」と話していた。


広島土砂災害 広島のお好み焼き、熱い思い…復興に向けて心一つに
産経新聞 9月1日(月)15時11分配信

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お好み焼きの炊き出しを行う「高校生災害復興支援ボランティア派遣隊」=8月30日、広島市安佐南区(写真:産経新聞)

 ■被災店 常連客、復旧へ集結/避難所 中高生ら炊き出し

 広島市の土砂災害で、安佐北区や安佐南区に出されていた避難指示・勧告の解除が進み、復旧作業を手伝うボランティアの活動も本格化している。地元で愛されてきたお好み焼き店では、常連客が土砂の除去作業を手伝い、避難所ではお好み焼きの炊き出しを買って出た。「広島の味」への思いを胸に、被災者とボランティアが復興に向けて心を一つにしている。

 「準備中」の札がかけられた店に連日、100人を超える“客”が訪れる。安佐南区緑井の人気お好み焼き店「うつろ木」。大量の土砂がガラス戸を割って流れこみ、“店の命”といえる鉄板も泥水をかぶった。店の早期再開を心待ちにする常連客らが県内外から集まり、泥をかきだしたりして復旧作業に汗を流す。

 今は岡山市に住む地元出身の大学生、山下健吾さん(19)は「ここでお好み焼きを食べると故郷に帰ってきたなと実感する。少しでも力になりたい」と労をいとわない。店長の西村伸さん(34)は「こんなにも大勢の人が助けてくれるなんて、本当にありがたい。どれだけかかろうと、必ず店は再開させます」と恩返しを誓う。

 お好み焼きで元気を出してほしい-。そういう思いはほかにもある。

 広島市内の中高生らでつくる支援団体「高校生災害復興支援ボランティア派遣隊」は8月30~31日、避難所の市立梅林小学校周辺で炊き出しを行った。避難生活を送る人々に振る舞われたのは、580食分のお好み焼きだ。

 派遣隊は東日本大震災の被災地を支援しようと、昨年3月に結成。福島県内で炊き出しの経験を重ねたメンバーらはコテを手に、なれた手つきで1日8時間、お好み焼きを作り続ける。

 できたてのお好み焼きが届けられると、避難所暮らしを続ける菅保美さん(68)は「広島らしい味。心も温まりますね」と顔をほころばせた。

 学生のメンバーらは今後も、週末を中心に支援を続けていくという。広島市立舟入高校1年の日上温大さん(15)は「温かいお好み焼きを食べれば、みんな笑顔になれる。地元のために少しでも役に立ちたい」と力をこめた。

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