« 宮城沖地震に関するニュース・1770,2014年9月28日 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・17 »

2014年9月28日 (日)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、31人が心肺停止・4

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。長野県によると午前9時半現在、噴火による重軽傷者は30人、家族らと連絡が取れない人が45人(速報値)いる。負傷者は、県内の医療機関を受診した人を集計したという。また、自衛隊ヘリが午前10時半までに山頂付近で7人を救助した。

長野県警によると、山頂付近で登山者ら31人が心肺停止になっているのを確認した。同県警などによると、山頂付近には噴火当時、登山者ら約250人がいたとみられる。

最初のニュース
2番目のニュース
3番目のニュース

リンク:<御嶽山噴火>「水蒸気噴火」予知連見解…低温の火砕流発生 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 登山届“形骸化”し情報錯綜 難しい安否確認「面倒だから…」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>4人死亡、27人心肺停止…山頂付近で発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、今後も噴火の恐れ - 速報:@niftyニュース.
リンク:長野県庁に現地対策本部=御嶽山噴火で―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 心肺停止4人を相次ぎ搬送 木曽町の旧小学校跡地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>政府が非常災害対策本部を設置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助・捜索加速化を…政府の対策本部が初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>紅葉シーズン暗転…タイミング悪く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>長野、山梨、岐阜で降灰…木曽町では白菜畑に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 紅葉シーズン最初の週末 初心者でも安心登山 “人気の山”が被害拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「山の怖さ思い知った」 救助の山小屋スタッフ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 山谷防災担当相「救助、捜索の加速化を」 政府対策本部初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>懸命の救助、祈る家族…ドキュメント28日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 噴火は水蒸気爆発、火砕流も発生 予知連「予測は難しい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「息子が…」次々と患者搬送 家族ら憔悴し院内へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「水蒸気噴火」、火砕流発生=御嶽山、規模は79年と同程度―観測充実を・予知連 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「他人事ではない」 噴火防災に頭悩ませる観光関係者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 心肺停止の1人、麓の施設へ 火口近くに10人、救出難航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 助け求め震える手、力なく倒れる男性…懸命の救助活動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:迫る噴煙、必死の救助=山頂のヘリ、尾根進む救援隊―斜面染める一面の灰・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 、被害広がる 山頂付近で31人が心肺停止 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>火山灰や岩降る…下山の女性、山頂付近で一夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警視庁がヘリ派遣=東京消防庁も救助隊―御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 心肺停止は31人 長野県関係者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:負傷者が次々到着=ドクターヘリで転院も―県立木曽病院・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「何もできなかった」=動かぬ登山者、複数目撃―リュックで命拾いも・御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:噴煙300メートル上空に=火山性地震減少―気象庁・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 カッパ着込んで下山「全員無事」…大阪の旅行会社ツアー参加者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>山頂と長野県側の東約5キロに火山灰飛散 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>火砕流とは認められず 気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:西村内閣府副大臣らを派遣=御嶽山噴火で―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 30人以上の心肺停止確認 長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>山頂付近で31人の心肺停止確認 長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<御嶽山噴火>「水蒸気噴火」予知連見解…低温の火砕流発生
毎日新聞 9月28日(日)21時31分配信

Photo_12
噴煙を上げる御嶽山=2014年9月27日午後3時15分、本社ヘリから梅田麻衣子撮影

 御嶽山の噴火を受け、気象庁の諮問機関で学識者らで構成する火山噴火予知連絡会は28日、臨時の拡大幹事会を開いた。火山灰に新鮮なマグマ由来の物質が含まれていないことなどから、「水蒸気噴火(爆発)」とする見解をまとめた。また、噴火に伴い火砕流が南西方向に3キロ流れ下ったことや、噴煙の高さが約7000メートルに達したことなどが確認された。藤井敏嗣会長(東京大名誉教授)は記者会見で「総噴出物は100万トン程度で、小規模噴火の分類に入る」と述べた。

 水蒸気噴火はマグマが火口まで達さず、地下水が加熱されることによって引き起こされる。現在も火山性地震が多く火山活動が高まった状態で推移しているため、予知連は「今後も同程度の噴火が発生し、火砕流を伴う可能性がある」と警戒を呼びかけた。ただし、地下のマグマの上昇によって起こる地殻変動が観測されていないことから「(現時点で)大規模噴火につながる兆候は認められない」との見解を示した。

 また、火砕流によって樹木が焦げた痕跡は確認できなかったという。藤井会長は「噴出物が重力によって斜面を流下する現象が火砕流であり、低温のものもある」と話した。火砕流が被害を拡大したかどうかは現状では不明とした。【渡辺諒】


御嶽山噴火 登山届“形骸化”し情報錯綜 難しい安否確認「面倒だから…」
産経新聞 9月28日(日)21時31分配信

 噴火から一夜が明け、御嶽山では自衛隊や警察、消防による負傷者らの救助活動が本格化した。ただ、登山者の安否をめぐる情報は錯綜(さくそう)した。登山者の安否確認が難しいのは、「登山届」を提出していない登山者が多く、警察などが登山者の正確な人数や個人名を把握するのが難しいためだ。また、御嶽山が長野、岐阜県境にあり、自治体が複数にまたがり情報の集約をしにくかったことも影響したとみられる。

 長野県木曽広域消防本部は27日午後10時ごろ、御嶽山の噴火で「女性1人が死亡」と報道関係者に説明した。しかし、その後「根拠がない情報だった」として取り消した。負傷者の数をめぐっても、県や消防などで情報が食い違う場面もみられた。

 「不特定多数が訪れる登山では、登山者の安否確認を百パーセント実行するのは残念ながら不可能だ」。長野県王滝村の担当者は、こう指摘する。

 事故などの場合に登山者の捜索の重要な手がかりとなるのが登山届だ。登山者が氏名や住所、緊急連絡先、装備などを記載して登山口のポストに投函(とうかん)する。ただ、きちんと提出する人はそれほど多くはない。

 御嶽山には長野、岐阜両県の計4ルートにそれぞれ設置されているが、登山条例で義務づけられている富山、群馬両県と違い、提出は任意だ。長野県では提出率を上げるため事前にスマートフォンでの提出も始めたが、同県木曽町観光協会の担当者は「面倒だから提出しない人も多い。半数程度しか提出していないのではないか」と話す。頂上まで登らないことから登山ではないと勝手に判断し、登山届を出さないケースも少なくないという。

 登山届に代わり、自治体が安否確認の根拠にしているのが、山小屋の従業員や下山者への聞き取り。登山者と連絡が取れなくなった家族からの情報も重要視しているが、断片的な情報を集約するのは難しい。

 御嶽山が長野、岐阜両県の4市町村にまたがっていることも、安否情報が混乱る原因となったとみられる。このため、長野県は28日、ばらつきがある安否情報をすり合わせる目的で県と木曽町、王滝村間の情報集約を始めた。しかし、両県間での情報のすり合わせはまだ始まっておらず、長野県側のルートから入山し、岐阜県側ルートで下山した登山者の安否確認などには不安が残る。


<御嶽山噴火>4人死亡、27人心肺停止…山頂付近で発見
毎日新聞 9月28日(日)21時23分配信

Photo_11
御嶽山から自衛隊ヘリで搬送された登山者(中央)=長野県木曽町で2014年9月28日午後1時15分、丸山博撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、長野県警は28日、山頂付近の登山道周辺で登山者ら31人が倒れており、ふもとの木曽町に運んだ男性4人の死亡を確認したと発表した。他の27人は心肺停止の状態だが、噴火に伴う有毒ガスの影響で同日中の搬送は断念した。火山災害で犠牲者が出たのは、1991年と93年の火砕流で計44人が死亡・行方不明となった長崎県の雲仙普賢岳(1359メートル)災害以来。

 警察や自衛隊、消防などは28日早朝から、計約500人の態勢で救助活動を開始。救助活動には自衛隊の化学防護隊も参加し、ガスを検知しながら実施した。

 陸上自衛隊松本駐屯地によると、9合目以上の場所で、火山灰の中に倒れている人を目視で10人以上確認した。噴煙や険しい地形で近づけなかったが、いずれも動く気配はなかったという。王滝頂上山荘や剣ケ峰周辺では灰が50センチ近く積もっており、灰に埋もれた人もいたという。

 長野、岐阜両県警によると、負傷者は計40人で、ヘリコプターで搬送される人も相次いだ。長野県側では30人が病院に運ばれ、うち10人が重傷とみられる。岐阜県側では10人のうち2人が骨折の重傷。長野県警などは29日も取り残されている人がいないか確認作業を続ける方針。岐阜側での救出活動は完了した。

 御嶽山の噴火は2007年以来7年ぶり。気象庁は噴火時間を1分早い27日午前11時52分と修正した。週末に合わせ、御嶽山の山頂付近は約250人の登山者でにぎわっていたとされる。長野県や岐阜県警によると、28日までに長野側に計136人、岐阜側に計52人が自力で下山した。

 国土交通省は28日午前、御嶽山の上空をヘリコプターから調査し、火山灰が東へ約5キロ以上飛散していることを確認した。噴火口は山頂南西側に3カ所あり、うち東側の1カ所から火山灰の噴出が続いているという。同省国土技術政策総合研究所の国友優・土砂災害研究室長は「通常の雨量なら、住宅などに被害が出る土石流が起きる可能性は低い」との見解を示した。【福富智、川辺和将、巽賢司、三上剛輝】


御嶽山、今後も噴火の恐れ
2014年9月28日(日)21時17分配信 共同通信

 御嶽山の噴火について、気象庁火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東大名誉教授)は28日、気象庁で臨時拡大幹事会を開いた後に記者会見し「火山活動は高まった状態が続いており、今後も噴火の可能性がある」とする見解をまとめた。噴煙は火口から上空7千メートル(標高1万メートル)付近に到達したと推定している。

 噴火のタイプは、採取した火山灰から新しいマグマによる物質は確認されなかったことから、地下水がマグマによって熱せられ高圧の水蒸気となり、地上に噴出する「水蒸気爆発」と判断。

 噴火直後、山頂付近の南西斜面を流れ落ちた噴煙については、火砕流が発生していたと判断した。


長野県庁に現地対策本部=御嶽山噴火で―政府
時事通信 9月28日(日)21時16分配信

 政府は28日、災害対策基本法に基づいて同日設置した御嶽山噴火に関する非常災害対策本部(本部長・山谷えり子防災担当相)の第1回会議を開き、長野県庁に現地対策本部を設置することを決めた。現地対策本部長として、松本洋平内閣府政務官を派遣した。今後、国と県で迅速に情報を共有し、連携強化を図る。
 山谷防災相は会議で、非常災害対策本部設置の理由について「山岳地域という厳しい条件の下、救助、捜索の対応を加速化し、二次災害防止など万全の対策を取る必要がある」と説明。行方不明者の安否確認や救助に尽力し、徹底した火山活動の監視により被害拡大防止に努めるよう関係省庁に要請した。 


御嶽山噴火 心肺停止4人を相次ぎ搬送 木曽町の旧小学校跡地
産経新聞 9月28日(日)21時14分配信

Photo_10
山頂付近で救助活動をする消防・自衛隊員ら=28日午後12時2分、長野・岐阜県境(甘利慈撮影)(写真:産経新聞)

 御嶽山の噴火で心肺停止となった登山者31人のうち4人が28日夜、相次いで長野県木曽町の旧町立上田小学校跡地の体育館に運び込まれた。

 午後5時ごろ、王滝村の登山口を出発した1台目の警察車両は同6時15分ごろ、暗闇に包まれた跡地のグラウンドの中にゆっくりと滑り込んできた。後部ドアが開けられると、約10人の警察官がグレーのシートに包まれた1人を運び込んだ。その後、約20分ごとに3人が相次いで運ばれた。


<御嶽山噴火>政府が非常災害対策本部を設置
毎日新聞 9月28日(日)20時58分配信

 政府は28日、御嶽山噴火の被害の拡大を受け、山谷えり子防災担当相を本部長とする非常災害対策本部を設置した。長野県庁にも内閣府の松本洋平政務官を本部長とする現地対策本部を設置した。

 対策本部会議で、山谷氏は「心肺停止者が多数残されており、救助、捜索を加速化する必要がある」と述べた。そのうえで(1)安否確認や救助に全力を尽くす(2)2次被害防止など安全確保に万全を期す(3)火山活動の監視体制を確保し、被害拡大を防止する--の3点を指示した。

 また西村康稔副内閣相を団長とする政府調査団を現地に派遣した。【小田中大】


救助・捜索加速化を…政府の対策本部が初会合
読売新聞 9月28日(日)20時58分配信

 政府は28日、災害対策基本法に基づく「御嶽山噴火非常災害対策本部」(本部長・山谷防災相)を設置し、初会合を開いた。

 火山災害での非常災害対策本部の設置は、2000年の伊豆諸島・三宅島の噴火以来。

 山谷防災相は冒頭、「心肺停止の方が多数取り残されている。山岳地域という厳しい条件だが、救助・捜索を加速化する必要がある」と述べ、二次災害に注意をしつつ救助を急ぐよう指示。上空から現地を視察した西村康稔・内閣府副大臣が、「降灰で登山道がわからなくなっており、29日に徹底捜索する」と報告した。

 気象庁は28日、御嶽山の噴火時刻を、当初発表より1分早い27日午前11時52分頃に修正した。


<御嶽山噴火>紅葉シーズン暗転…タイミング悪く
毎日新聞 9月28日(日)20時53分配信

 紅葉シーズン、頂上に到着する日帰りの登山者が最も多い時間帯、好天、週末の土曜日……。最悪のタイミングで御嶽山が噴火し、被害が拡大した。

 御嶽山は全国14位の高峰で、日本百名山にも選ばれている。剣ケ峰(3067メートル)▽継母(ままはは)岳(2867メートル)▽摩利支天(まりしてん)山(2959メートル)▽継子(ままこ)岳(2859メートル)の四つの峰があり、古くから霊山として知られてきた。最近では、日帰り登山ができることから、多くの登山者が訪れる。

 高山植物や希少動物が生息するなど豊かな自然が魅力の一つ。特に9月下旬~10月中旬は、8合目周辺でナナカマドなどが色づき、1年間で最も登山者が多くなる。

 山頂につながる登山道は王滝口、黒沢口、開田(かいだ)口、日和田(ひわだ)口、小坂(おさか)口の五つ。このうち、手軽な日帰りコースとして人気なのが王滝口と黒沢口だ。

 王滝口は標高2180メートルまで車道が通じており、駐車場に車を止めて登山できる。最高峰の剣ケ峰までは約3時間の行程だ。ロープウエーで標高2150メートルまで登ることができる黒沢口からも、約3時間半で登頂可能。いずれも朝から登れば昼ごろに頂上に到達し、夕方に下山できる。今回噴火した正午前は、こうした日帰り登山者が最も多い時間帯と重なった。

 夏山シーズンの8月は、悪天候が続き登山客が少なかっただけに、地元は紅葉シーズンに期待していた。木曽町観光協会の須藤邦男事務局長は「(噴火があった)土曜日から紅葉が始まっていた。しかも好天で絶好の登山日和。被害は本当に残念で、一日も早く安全に登山できるようになればいいが」と話した。【坂口雄亮】


<御嶽山噴火>長野、山梨、岐阜で降灰…木曽町では白菜畑に
毎日新聞 9月28日(日)20時49分配信

 御嶽山の噴火で、降灰が確認されたのは長野、山梨、岐阜3県の少なくとも21市町村に上ることが28日、毎日新聞のまとめで分かった。このうち長野県木曽町では、白菜畑計約18ヘクタールに降り、同県が出荷の可否を調査している。各地の農協などによると、その他の地域では農産物への影響はないという。

 21市町村の内訳は、長野県で木曽町など16市町村、山梨県で甲府市など3市、岐阜県で下呂市など2市。長野地方気象台によると、28日の火山灰の噴出は少なく、上空の風も弱いことなどから、降灰の量や範囲は限られている。国土交通省によると、火山灰が一定量降ったと上空から目視できたのは、山頂から東へ約5キロ以上、幅が南北約1.5キロ程度の範囲。

 一方、交通各社によると、28日は降灰による列車の運休や高速道路の通行止めなど乱れはなく、空の便の国内線もおおむね平常通りの運航という。【狩野智彦】


御嶽山噴火 紅葉シーズン最初の週末 初心者でも安心登山 “人気の山”が被害拡大
産経新聞 9月28日(日)20時47分配信

Photo_9
噴煙を上げ続ける御嶽山=28日午後、長野県王滝村(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 御嶽山は標高3千メートルを超える高峰だが比較的登りやすく、ハイキング客に人気の山として知られる。紅葉シーズンの9月下旬から10月初旬にかけては1日数千人が入山するといい、週末に噴火が重なったことが被害を大きくしたといえる。

 長野県山岳高原観光課や同県木曽町観光協会によると、御嶽山の紅葉が色づき始めたのは9月13日から。噴火した27日はシーズン最初の週末だった。

 御嶽山は、ゴンドラ駅のある7合目から山頂まで3時間半ほどで登ることができ、「各合目にトイレのある山小屋が整備されているため、子供から高齢者まで登山を楽しめる」(同観光協会)。昨年9~10月の入山者数は推計8万7千人で、週末の多い日には5千人近くが入山。26日も午前中だけで約650人のゴンドラ利用客がいた。

 8合目にある山小屋「女人堂」では、27日には60人が宿泊する予定だった。経営者の起(おこし)信幸さん(38)は「噴火後、避難してくる人を下山ルートに誘導し、登山道などに人がいなくなってから、負傷者らとともに自分も下山した。まだ不明者がいるかもしれないと聞いて心配でならない」と話していた。


御嶽山噴火 「山の怖さ思い知った」 救助の山小屋スタッフ
産経新聞 9月28日(日)20時44分配信

 「山の怖さを思い知った」。9合目にある山小屋「覚明堂」のスタッフ、田中明典さん(64)は救出された後、そう本音を漏らした。

 御嶽山の頂上付近では28日早朝から、自衛隊のヘリが何度も行き交い、取り残された登山者らを1人ずつ引き上げた。田中さんもヘリで救助され、長野県松本市の自衛隊松本駐屯地に降り立った。「大きな不安はなかったが、地上に着いたときはホッとした」と笑みを浮かべた。

 噴火直前、軽い揺れを感じた。そして「ドーン」という音とともに、噴煙で辺りは真っ暗に。覚明堂には山頂を目指していた50人以上の登山者が押し寄せた。頭や腕などに傷を負った人は10人以上おり、登山者の身を守ろうと懸命に誘導した。覚明堂に入れない人には「早く近くの山小屋に入れ!」と声を張り上げた。

 覚明堂から山頂までは700メートルほどしか離れていなかった。噴火の影響で砂利が降り、周辺には多いところで20センチの火山灰が積もっていた。「灰の中に埋もれている人がいる」。避難者がそう話すのを聞き、ただ事ではないと思った。

 登山者は一様に不安そうな様子だった。夫とはぐれたという主婦には、「きっと会えるから元気を出して」と声を掛けたという。

 噴火が少し落ち着くと、「命を守ることが一番大切」との思いから、登山者に下山を促し、午後4時ごろには全員が下山した。田中さんらスタッフ4人は現場で一夜を明かしたが、「気心の知れた仲間で大きな不安はなかった」という。


御嶽山噴火 山谷防災担当相「救助、捜索の加速化を」 政府対策本部初会合
産経新聞 9月28日(日)20時41分配信

 政府は28日夜、御嶽山の噴火で多数の人的被害が出ていることを受けて、災害対策基本法に基づき関係省庁災害対策会議を格上げした非常災害対策本部の初会合を開催した。対策本部長の山谷えり子防災担当相は初会合で、「心肺停止の方がまだ山頂に多数残されている。救助、捜索を加速化させる必要がある」と強調した。

 山谷氏は(1)行方不明者の安否確認、救助に全力を尽くす(2)二次災害の防止(3)被害の拡大防止-の3点を指示した。また、松本洋平内閣府政務官を本部長とする現地対策本部を長野県庁に設置した。

 これに先立ち、政府は現地に西村康稔内閣府副大臣をトップとする5人の調査団を派遣。西村氏は自衛隊のヘリコプターで御嶽山を上空から視察後、長野県庁で阿部守一知事と会談し、知事の支援要請に「全面的に協力する。人命救助を最優先とし、全力で対応したい」と述べた。

 西村氏は同日夜に帰京し、対策本部の会合にも出席。「火口付近の状況は噴煙を排出し続けている。山小屋も火山灰に埋まっている状況だ。周辺の川も濁っている」と現地の状況を報告した上で、「引き続き必要な協力を政府として行う」と述べた。


<御嶽山噴火>懸命の救助、祈る家族…ドキュメント28日
毎日新聞 9月28日(日)20時29分配信

Photo_8
御嶽山の山頂付近で陸上自衛隊のヘリコプターに救助される登山者=2014年9月28日午後0時25分、本社ヘリから小出洋平撮影

 噴火が続く御嶽山で28日、警察や消防、自衛隊などが懸命の救助活動を展開し、下山を待つ家族は無事を祈り続けた。

4・00 全国ハイパーレスキュー隊などの救助隊が長野県木曽町内各所に到着、待機

4・30 岐阜県警山岳警備隊、災害派遣医療チーム(DMAT)など25人の救助隊が同県下呂市の登山口から救助に出発

5・30 長野県松本市の陸上自衛隊松本駐屯地からヘリ2機が救助に向かう

5・58 長野県王滝村で自衛隊、消防、警察、国交省が対策本部会議。救助活動開始

6・19 自衛隊ヘリが登山者6人を確認。6人は自力で下山。同時刻、山頂北の「五の池小屋」にいた登山者ら26人と救助隊が合流、下山開始

6・51 自衛隊ヘリが山頂南の「八丁ダルミ」で2人救助

7・00 木曽町役場で、東京都から来た男性(64)が「娘の状態が危ないと聞いているので心配だ」

7・20 長野県の田の原登山口に向け救助隊が出発。自衛隊化学防護隊が有毒ガスを検知しながら進む。一般車の通行止めを示す看板の前で、女性が泣きながら「私の子が中にいる」

7・40 長野県警や消防、自衛隊計約210人が木曽町の黒沢口から入山

9・15 登山者が岐阜県側の登山口に姿を見せ始める

9・36 岐阜県警ヘリが8合目付近で重傷の女性を救助し岐阜県の高山赤十字病院へ搬送

9・56 長野県警や自衛隊などの救助隊が田の原登山口を出発

9・57~10・17 自衛隊ヘリが避難小屋「覚明堂」で4人救助

11・00ごろ 山頂付近の山荘に計7人が取り残されている状況判明

11・19 重傷の男性が徒歩で下山し、高山赤十字病院へ搬送。岐阜側の登山者下山完了

11・25 自衛隊ヘリが八丁ダルミで1人救助

12・15 高山赤十字病院に登山者2人が到着。同時刻、自衛隊が山頂付近で6人をヘリで、1人を担架で救助

13・00 霞が関の中央合同庁舎災害対策本部会議室で政府の関係省庁災害対策会議。山谷えり子防災担当相が「いまだ確認できていない行方不明者が複数いる。被災者の救助に総力を挙げていただきたい」。その後、長野県庁の阿部守一知事とテレビ会議

14・00 有毒ガス発生で救助活動中止。同時刻、救助隊が6人を発見し徒歩での下山誘導を開始。同時刻、官邸危機管理センターに置いた官邸連絡室を、西村泰彦内閣危機管理監をトップとする官邸対策室に格上げ

14・10 山小屋のスタッフらも岐阜側に下山

14・30ごろ 安否不明者の家族が待機する長野県王滝村の公民館で「心肺停止30人以上」と報じられ、泣き叫ぶ女性も。次男の下山を待つ父(52)は「とにかく無事でいてほしい。それだけです」

15・30 西村康稔副内閣相を団長とする政府調査団が、阿部知事と県庁で意見交換

17・00 政府が災害対策基本法に基づく「御嶽山噴火非常災害対策本部」を設置

17・45 高山赤十字病院が、搬送された女性1人、男性2人は入院すると発表

18・16 山頂付近から徒歩で運ばれた心肺停止状態の登山者4人のうち1人が長野県警車両で木曽町立上田小学校(廃校)に到着

19・00 政府の災害対策本部が第1回の本部会議を開催

19・19 残る3人も小学校に到着し、身元確認作業始まる


御嶽山噴火 噴火は水蒸気爆発、火砕流も発生 予知連「予測は難しい」
産経新聞 9月28日(日)20時11分配信

Photo_7
煙を上げ続ける御嶽山=28日午前、長野県王滝村(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 御嶽山の火山活動について検討するため、専門家らによる火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣(としつぐ)東大名誉教授)は28日、東京・大手町の気象庁で拡大幹事会を開き、会議後に記者会見した。噴火は水蒸気爆発で火砕流も発生したとの見解を示した上で「今後も火砕流を伴う噴火は起こりうる」と警戒を呼びかけた。噴火の規模については、水蒸気爆発で二十数万トンの火山灰を噴出した昭和54年の噴火と同程度とした。

 予知連は「火砕流が南西に3キロ以上流下し、噴煙は東に流れて、高度は火口上約7キロと推定される」と説明。上空からの調査では、噴火は剣ケ峰山頂の南西側の火口列から発生したとみられ、大きな噴石が火口列から1キロの範囲に飛散しているのが確認された。火砕流は発生したものの、樹木などが焦げたような痕跡は認められなかったという。

 また、火山灰には新鮮なマグマに由来する物質は確認されず、噴火はマグマの熱が地中を伝わって地下水が沸騰し、圧力が急激に高まって爆発する「水蒸気爆発」だったと判断。噴火の11分前から発生した火山性微動は噴火後、振幅の大きい状態が約30分間続いたという。傾斜計では噴火の7分前から山側が隆起、噴火後からは山側が沈降するような変化が観測されたことも明らかにした。

 11日にも火山性地震が多発していたが、藤井会長は「大きな噴火だと兆候が明確に分かるが、今回の噴火の規模では予知することは難しかった」と述べた。


御嶽山噴火 「息子が…」次々と患者搬送 家族ら憔悴し院内へ
産経新聞 9月28日(日)19時39分配信

Photo_6
御嶽山でのこの日の救助活動を終え、登山口方面から降りてきた消防車両=28日午後、長野県王滝村(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 「早く顔が見たい」「無事でいてほしい」。御嶽山の麓にある長野県立木曽病院では、28日正午前から患者が次々と運び込まれ、タクシーや自家用車で駆けつけた家族らは言葉少なに中へと急いだ。午後になると、救急車のサイレンが一段とけたたましく鳴り響き、病院や災害派遣医療チーム(DMAT)の医師たちが対応に追われた。

 「息子が…」。愛媛ナンバーの車で病院を訪れた男性は、憔悴(しょうすい)しきった様子でこうつぶやいた。「息子はまだ打撲とやけどで済んだが、友人の1人は意識不明のまま」と話し、それ以上は記者の問いかけに答えなかった。

 この日は、けがの程度に応じて救助者の優先順位を付ける「トリアージ」が、黒沢口と王滝口の2つの登山口で行われた。患者の緊急度を緑色(軽傷)、黄色(中等傷)、赤色(重傷)、黒色(心肺停止・死亡)に分類するトリアージ。自衛隊ヘリで近くの長野県木曽青峰高校まで移送した患者を救急車で病院に搬送する作業が終日続けられた。

 病院に隣接するヘリポートではドクターヘリが次々と降り立ち、医師たちが重傷患者を担架に乗せて運び込む。火山灰を吸い込んで呼吸困難に陥った女性(52)や、右大腿(だいたい)骨を骨折した三重県の女性(45)らが長野県松本市の信州大医学部付属病院などに転院していった。

 病院側によると、午後5時半現在で、男女23人が病院に搬送され、前日と合わせると計53人となった。現在6人が入院しているといい、同病院の井上敦院長は「いずれも経過は順調だが退院時期は未定」と話し、「重傷患者の搬送は今日で一段落。DMATが早期に参集し、万全の態勢で対応できた」と語った。


「水蒸気噴火」、火砕流発生=御嶽山、規模は79年と同程度―観測充実を・予知連
時事通信 9月28日(日)19時33分配信

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火で、火山噴火予知連絡会は28日、拡大幹事会を開き、今回の噴火は1979年の噴火と同規模で比較的小さく、地下の水がマグマに熱せられて起きる水蒸気噴火と考えられるとの見解をまとめた。また、91年に長崎県の雲仙・普賢岳で起きたような高温の火砕流ではないが、南西方向に3キロ以上流れ下った噴煙は火砕流と認定した。
 気象庁は今後も今回と同程度の噴火が起きる可能性があるとして、大きな噴石のほか、火砕流にも警戒するよう呼び掛けた。
 会長の藤井敏嗣東京大名誉教授は記者会見で「行楽シーズンで天気が良く、多くの登山者が火口近くにいたために被害が拡大した」と指摘。規模にかかわらず、人がたくさんいる所で噴火が起きれば被害が大きくなると述べた。
 今後は水蒸気噴火がこのまま長く続く可能性は低いが、いったん収まってからまた起きたり、マグマが噴出する本格的な噴火に発展したりする可能性も否定できないとの考えを示した。
 予知連がまとめた調査結果では、噴火は山頂や79年噴火の火口から南西側に新たにできた火口列で発生。噴煙は東へ流れて高さが火口上空約7000メートルに上り、直径50センチ程度の大きな噴石が半径1キロの範囲に飛散した。噴出物の総量は100万トン程度と推定された。分析した火山灰に新しいマグマ物質が含まれず、水蒸気噴火と判断した。
 9月11日ごろに火山性地震が一時増加したが、地殻変動が観測されないまま噴火に至ったことについて、藤井会長は「御嶽山では経験したことがないタイプの噴火」と指摘し、観測体制を充実させるべきだと訴えた。
 気象庁が11~16日に計3回、火山性地震が増えたとの解説情報を発表したが、異常事態の発生が登山者に伝わっていなかった可能性があり、発表の仕方を工夫してもよかったという。


御嶽山噴火 「他人事ではない」 噴火防災に頭悩ませる観光関係者
産経新聞 9月28日(日)19時29分配信

Photo_5
山頂付近の山小屋で救助活動をする救助隊員ら=28日午前11時53分、長野・岐阜県境(甘利慈撮影)(写真:産経新聞)

 これまで噴火警戒レベルが平常の「1」だった御嶽山で起きた今回の噴火。同じレベルの火山を抱える観光関係者らは、想定外の噴火を受け、観光客の安全対策の再考を改めて突きつけられた形だ。

 山梨県と静岡県にまたがる富士山の八合目で山小屋を営む女性は御嶽山の噴火に「ひとごととは思えない」と声を震わせた。女性は数年前、専門家から「噴火は予知ができるので、報道に耳を傾けてほしい」と聞かされたという。

 しかし、今回の噴火を見て、「前触れもなく噴火することもあることが分かった。どうすればいいのか…」と話した。

 「火山灰がすごいことを実感した」。富士山の観光関連団体でつくる「富士スバルライン五合目自主防災協議会」の小佐野紀之会長(74)は御嶽山の噴火について、そう語った。

 協議会では、今年6月に地震を想定した防災訓練を実施。「噴火にも取り組まなければいけない」という意見が出て、10月に火山の専門家を招いた研修会を開く予定だった。

 「噴火防災は非常に難しいので、専門家の話を聞いて準備に入ろうと思っていた」という小佐野会長。「観光客に迷惑をかけないよう、防災対策を進めていきたい」と語った。

 那須岳(栃木県)の那須山岳救助隊の大高登隊長(86)は御嶽山の噴火を知り、「静かな山だと思っていたが…」と驚いたという。那須岳も近年、煙の噴出量が減少した「静かな山」。隊の活動や登山者への注意も「遭難や転倒に関することが中心」だった。

 御嶽山で、噴火は身近な問題となった。大高さんは「自然は、何があるか分からない」として、那須岳を訪れる多くの観光客の安全を守るために、町と協力して改めて対策を考えるという。


御嶽山噴火 心肺停止の1人、麓の施設へ 火口近くに10人、救出難航
産経新聞 9月28日(日)19時14分配信

Photo_4
けが人をヘリで吊り上げる自衛隊員ら=28日午後12時54分、長野・岐阜県境(甘利慈撮影)(写真:産経新聞)

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火で、心肺停止となっている31人のうち1人が28日午後6時すぎ、長野県側の麓の施設に運び込まれた。28日は計4人を搬送する。一方、長野県の関係者によると、心肺停止となっている登山者のうち10人近くが、噴火が続く火口のそばに倒れており、28日の捜索では救出が困難だったという。


御嶽山噴火 助け求め震える手、力なく倒れる男性…懸命の救助活動
産経新聞 9月28日(日)19時1分配信

 御嶽山の山頂付近で、その手は小さく震えながら助けを求めていた。28日、上空のヘリコプターからは、火山灰で固まった山頂付近で、力なく倒れている登山客の姿も見えた。無慈悲な自然の力を前に、自衛隊や長野県警、地元消防などによる懸命の救助活動が続けられた。(荒船清太、本社チャーターヘリから)

 午前11時半ごろ、車ほどの大きさの岩石がごろごろと転がり、火山灰で灰色に埋まって噴煙が立ち上る山頂付近。石造りの台座によりかかり、膝を抱えて座り込む女性の姿が見えた。

 紫色のフード付きジャンパーに登山靴。女性は自衛隊などのヘリに気付いたのか、フードをかぶっていた顔をかすかに上向かせ、リュックを抱えていた右手の先を、力を振り絞るようにして小さく震わせた。噴火からほぼ24時間。体力も限界なのだろう。右手と顔以外はピクリとも動かない。

 傍らには、両手を広げ、仰向けのまま動かない男性。さらに数メートル先には、リュックやポリ袋があり、目を固くつむったまま動かない仰向けの男性がいた。救助隊は間もなく、3人を救助した。

 一方、山の中腹からは白いマスク姿の救助隊100人以上の列が火山灰で登山道の消えた稜線(りょうせん)に連なり、途中途中の山小屋に入っていった。火山灰に埋まっている可能性を見越してか、長い棒を持つ自衛隊員もいる。

 山小屋は火山灰に覆われ、鈍く光る。石が落ちてきたのだろう。屋根には車ほどの大きさの穴が何カ所も空き、爆撃を受けたかのよう。山頂の石像は頭部が欠け、鳥居も破損していた。

 周囲では自衛隊のヘリ数機が山肌をなめるように飛び、登山客を探す。「ここにいます!」。無線では、報道ヘリが救助隊のヘリに報告する声も入り乱れた。

 午後3時半ごろ、降灰の少ない中腹で、自衛隊のヘリが接近を数回試した後に滞空し、ロープを垂らし始めた。待機していた救助隊数十人は、担架に載せた登山客をロープにくくりつける。ヘリは登山客を引き上げると、約10分後には、近くのグラウンドまで飛んでいった。

 登山客を魅了してきた紅葉の木々は枝ごともげて火山灰で白く染まり、青緑色に水をたたえていた池は岩石や火山灰で灰色に濁っていた。懸命の救助が続く中、黒く焦げたような噴火口は、止まることなく白煙を吐き続けていた。


迫る噴煙、必死の救助=山頂のヘリ、尾根進む救援隊―斜面染める一面の灰・御嶽山
時事通信 9月28日(日)18時17分配信

 噴き上がる白煙のすぐ脇で、自衛隊の救難ヘリは山頂への接近を何度も試みた。大規模な噴火が登山者を襲った長野、岐阜両県にまたがる御嶽山。噴火から一夜明けた28日も間断なく噴煙が立ち上り、山頂付近に取り残された負傷者らの救助は困難を強いられた。
 ヘリで南側から御嶽山に近づくと、変わり果てた高峰の姿が目に飛び込んだ。山肌はセメントのような灰色の火山灰で覆われ、大きな岩石がいくつも転がる。紅葉が色鮮やかな麓とは、まったく異なる光景が広がっていた。
 頂上の南西側にある「地獄谷」と呼ばれるV字型に切り込んだ山の中腹からは、上空まで煙が激しく噴き出していた。蒸気のような白色で、火山灰が混じった様子はうかがえない。
 上空から確認できた噴火口は少なくとも3カ所。山頂近くにある二つの山荘は、最も勢いよく煙を吐き出す噴火口の、目と鼻の先にあった。
 午前11時すぎ、陸上自衛隊の救難ヘリが山荘近くの比較的なだらかな斜面に向けて、ゆっくりと降下していった。地表に近づくと、舞い上がった火山灰に包み込まれそうになり再び上昇。同じ動作を何度も繰り返した。
 火山灰を吸い込めばエンジンが停止する危険があるといい、取材ヘリの操縦士は「積もった灰を吹き飛ばして着陸を試みているのではないか」と話した。間もなく負傷者を救助するため、救難ヘリから隊員がロープで降下する様子が見えた。
 尾根を伝う細い登山道には、オレンジ色や迷彩色の服装に身を包んだ救助隊の姿も。50人以上の隊列は、避難者が待つ山荘に向かっていた。11時半までに次々と救助隊が山荘にたどり着くのが見えたが、風向きが少し変わると白煙は建屋の近くに迫った。
 山頂付近を周回するように飛行を続けた約1時間、噴火の勢いは一度も衰えることがなかった。上空で流された白い帯が南アルプスを望む遠方まで伸びていた。 


御嶽山噴火 、被害広がる 山頂付近で31人が心肺停止
2014年9月28日(日)17時42分配信 J-CASTニュース

御嶽山の噴火で、警察や自衛隊などは2014年9月28日、山頂付近で救助活動を進めたが、31人が心肺停止になっているのを確認したという。NHKなどが報じた。硫黄の臭いが強いことなどから、この日の山頂付近の救助活動はいったん中断した。


<御嶽山噴火>火山灰や岩降る…下山の女性、山頂付近で一夜
毎日新聞 9月28日(日)17時4分配信

Photo_32
岐阜県側登山口では、五の池小屋で一夜を過ごして下山した人たちの診断が行われた=岐阜県下呂市小坂町の登山口で2014年9月28日午前9時20分、加藤沙波撮影

 御嶽山の山頂付近で噴火に遭遇、岐阜県側の「五の池小屋」で一夜を過ごした女性登山者3人が28日、下山し、必死に逃げた様子を報道陣に語った。

 千葉県松戸市と栃木県日光市の65~73歳の3人で、2人は姉妹でもう1人は友人。27日昼、山頂付近の神社の社務所裏側で、3人が昼食を取ろうとザックを下ろした時、爆発音が聞こえ、噴煙が上がったという。

 「逃げろ!」。大声が聞こえたので、社務所のひさしの下に入り、うつぶせになった。次々に他の登山者が折り重なり、その上に火山灰や岩が降った。

女性の一人は、頭を守ろうと上にかざしたザックの中で、噴石が直撃したのか、魔法瓶がペシャンコになっていることに後で気付いたという。「魔法瓶が、ザックが、私の命を守ってくれたんだと思います」と話した。【山本佳孝、金寿英、飯田和樹】


警視庁がヘリ派遣=東京消防庁も救助隊―御嶽山噴火
時事通信 9月28日(日)16時59分配信

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火で、警視庁は28日、中型ヘリ「おおとり」を長野県に派遣した。噴火の状況を撮影し画像を送信するなどして、救助活動を支援する。
 一方、東京消防庁は28日までに、ハイパーレスキュー隊や山岳救助隊などで構成する計約70人を現地に派遣。同庁は消防ヘリ「おおたか」も派遣している。 


御嶽山噴火 心肺停止は31人 長野県関係者
産経新聞 9月28日(日)16時50分配信

 長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)の噴火で、頂上付近の捜索で心肺停止となっているのが確認されたのは31人に上った。長野県災害対策本部の関係者が明らかにした。


負傷者が次々到着=ドクターヘリで転院も―県立木曽病院・御嶽山噴火
時事通信 9月28日(日)16時21分配信

 長野県木曽町の県立木曽病院には28日、噴火により負傷した登山客が次々と搬送された。救急車が到着すると、病院関係者が周囲に「(登山客についた)火山灰を吸い込まないように」と声を掛けた。
 病院によると、同日昼ごろまでに、男女7人の負傷者を受け入れた。同病院にはヘリポートが隣接。うち重傷とみられる2人がドクターヘリで他の病院に転院し、残る5人は軽傷で帰宅するなどしたという。
 午後になっても、負傷者を乗せた救急車が次々と到着。マスクにゴーグル姿の病院関係者がストレッチャーに乗せられた登山客を慎重に病院内に運び入れていた。 


「何もできなかった」=動かぬ登山者、複数目撃―リュックで命拾いも・御嶽山噴火
時事通信 9月28日(日)16時3分配信

 「灰に埋もれて動かなくなっている人を見た」「どうすることもできなかった」。御嶽山山頂で噴火活動に巻き込まれ、9合目の山小屋で一夜を明かした登山者らが28日午前、岐阜県側から下山し、山頂付近での過酷な体験を振り返った。
 千葉県松戸市の女性(69)は27日午前、妹や友人と3人で剣ケ峰に登頂。山頂にある社務所のそばで昼食を取ろうとリュックを下ろした瞬間、爆音とともに煙が上がった。噴煙であたりは真っ暗になり、噴石が次々と襲い掛かった。とっさに頭の上に乗せたリュックにも大きな石が当たり、「中の魔法瓶がぺしゃんこにつぶれた」という。
 気付くと、膝の下まで火山灰が積もり、体の上に倒れ込んだ登山者2人の重みで身動きが取れなかった。妹らの手を借りて脱出したが、倒れていた2人は動かなくなっていたという。女性は「既に亡くなっているようだった。他に頭に大けがをして出血している人もいたが、どうすることもできなかった」と声を落とした。
 女性らは社務所の中に逃げ込んだが、絶えず噴石がぶつかる音が鳴り響き、中には屋根を突き破って落ちてくる石も。女性の妹(65)は「背中を負傷した登山者が板に乗せて運び込まれてきた。最初は『痛い、痛い』と言っていたが、30分ほどして動かなくなった」と語り、「私は社務所に近かったから助かった」と表情をこわばらせた。 


噴煙300メートル上空に=火山性地震減少―気象庁・御嶽山
時事通信 9月28日(日)15時49分配信

 気象庁は28日、御嶽山の噴火は同日夜も続いていると発表した。噴火に伴う火山性微動が継続しているためで、午後5時50分には噴煙が火口の縁から約300メートル上がって南へ流れていた。ただ、火山性地震の回数は28日に入って減少傾向にあり、午前0~1時には20回だったが、午後7~8時は2回となった。
 御嶽山は27日午前11時52分に最初の噴火が起きたが、これに先立つ同11時から28日午前0時までの13時間に発生した火山性地震は365回だった。
 噴火警戒レベル3(入山規制)が続いており、気象庁は火口から4キロ以内では大きな噴石の飛散や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。 


御嶽山噴火 カッパ着込んで下山「全員無事」…大阪の旅行会社ツアー参加者
産経新聞 9月28日(日)15時6分配信

Photo_3
山小屋で一夜を過ごし、下山して救急隊員の手当てをうける登山客ら=28日午前9時18分、岐阜県下呂市(松永渉平撮影)  (写真:産経新聞)

 27日に噴火した長野、岐阜県境の御嶽山(おんたけさん 3067メートル)は、紅葉の見頃を迎え、関西からも多くの登山客が訪れる人気スポットだった。旅行会社「パステルツアー」(大阪市天王寺区)のバスツアーで27日に御嶽山を登山中だった20~70代の男女約40人は全員無事に帰阪したが、同社の担当者は「登山客の不安が高まっており、他の登山ツアーにも影響が出るかもしれない」と話した。

 同社によると、一行はバスで26日夜に大阪を出発。27日午前5時半ごろから入山し、約4時間後には山頂に到達したという。

 登山経験のあるスタッフ4人が引率しており、噴火時は八合目まで下山していた。最初は雷が鳴ったような音が聞こえたが灰が降ってきたため、急いでかっぱを着て山を下りたという。参加者とスタッフ全員にけがはなく、27日夜に帰阪した。

 同社の担当者によると、御嶽山登山のバスツアーは7~10月に6~7回開催。御嶽山は初心者でも6~7時間で登頂できるため、幅広い年齢層に人気があるという。担当者は「ツアーの参加者は無事に戻ってこられたが、まだ登山者の中にはけがをした人や安否の確認ができていない人もいる。安易によかったとはいえない」と話していた。


<御嶽山噴火>山頂と長野県側の東約5キロに火山灰飛散
毎日新聞 9月28日(日)14時52分配信

 国土交通省は28日、噴火した御嶽山の上空をヘリコプターから調査し、火山灰が山頂周辺と長野県側の東約5キロの範囲を中心に飛散していたと発表した。噴火口は山頂南側から西にかけて3カ所を確認した。東側の1カ所から灰色の噴煙が上がり、火山灰の噴出が続いているとみている。

 国交省は28日午前6時~同8時半にかけ、土砂災害防止法に基づき、上空から調査した。

 国交省土砂災害研究室の国友優室長らが調査後、名古屋市内で記者会見した。火山灰は少なくとも東へ約5キロ、幅が南北約1.5キロの範囲で広がっていることを目視し、厚さは土石流が起きやすくなる目安の1センチ未満とみられる。国友室長は「現時点では、火山灰の影響で、通常より少ない雨で住宅などに被害が出る土石流が起きる可能性は低い」との見解を示した。【三上剛輝】


<御嶽山噴火>火砕流とは認められず 気象庁
毎日新聞 9月28日(日)14時44分配信

Photo_2
噴火直後の御嶽山の様子。画面中の「滝越」は、定点観測カメラの所在地=2014年9月27日午前11時55分、国土交通省中部地方整備局提供

 気象庁の宮下誠・火山防災官は28日、御嶽山上空をヘリコプターで調査した後、名古屋市内で記者会見し、噴火により火口付近から長野県側の南側斜面を3キロ超流れ下りた噴煙について、「正確に調査しなければ判断できないが、おそらく火砕流ではないだろう」との見解を示した。

 宮下火山防災官は「樹木などが燃えた痕跡や、火砕流の発生時にできる分厚い堆積(たいせき)物は確認されなかった」と説明した。また、マグマが含まれているような動きはみられないといい、「これ以上は大きな噴火はないのではないか」と述べた。【三上剛輝】


西村内閣府副大臣らを派遣=御嶽山噴火で―政府
時事通信 9月28日(日)14時41分配信

 政府は28日、御嶽山噴火を受け、西村康稔内閣府副大臣を団長に、同府職員ら計5人でつくる調査団を現地に派遣した。ヘリコプターで上空から被災状況を確認した後、長野県庁で阿部守一知事らと今後の対応について意見交換する。 


御嶽山噴火 30人以上の心肺停止確認 長野県警
産経新聞 9月28日(日)14時37分配信

 長野。岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、長野県警は28日、30人以上が心肺停止状態であることを確認したと明らかにした。


<御嶽山噴火>山頂付近で31人の心肺停止確認 長野県警
毎日新聞 9月28日(日)14時28分配信

Photo
噴火で大きく崩れた御嶽神社頂上奥社本宮(右)や山小屋から救助されて運ばれる登山客=御嶽山山頂付近で2014年9月28日午後0時、本社ヘリから小出洋平撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊、消防などの救助部隊は28日朝からヘリコプターなどで救出活動を開始し、長野県警によると、山頂付近で登山者ら31人が心肺停止になっているのを確認した。火山災害としては、1991年と93年に火砕流で計44人の死者・行方不明者を出した長崎県の雲仙普賢岳(1359メートル)災害以来の惨事となった。

 長野県警によると、心肺停止の31人のうち4人については陸路でふもとの木曽町に向けて搬送しているが、残る27人については噴火に伴う有毒ガスの影響で、同日中の搬送は困難とみられる。

 また警察庁によると、28日正午過ぎまでに、長野県側で30人、岐阜県側で7人の負傷者が病院に搬送された。救出作業はまだ続いており、負傷者数は増える可能性がある。

 気象庁によると、御嶽山は27日午前11時52分に噴火。国土交通省によると、山頂南側から西側に3カ所の噴火口が確認された。週末に合わせ、御嶽山の山頂付近は約250人の登山者でにぎわっていた。

 噴火から一夜明けた28日、警察や自衛隊など計約500人が午前6時20分ごろから長野県側の複数の登山口から入山。山頂付近に取り残された登山者らの救助や捜索に向かった。この日の救出作業では自衛隊の化学防護隊も出動し、ガスを検知しながら山頂を目指していた。

 御嶽山の噴火は2007年以来7年ぶり。気象庁は27日の噴火を受け、5段階の噴火警戒レベルを、火口内への立ち入りを制限する「1」(平常)から登山の禁止や危険地域への立ち入りを規制する「3」(入山規制)に引き上げた。【福富智、川辺和将、巽賢司】

« 宮城沖地震に関するニュース・1770,2014年9月28日 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・17 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/60391759

この記事へのトラックバック一覧です: 御嶽山噴火、登山者多数が負傷、31人が心肺停止・4:

« 宮城沖地震に関するニュース・1770,2014年9月28日 | トップページ | 安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・17 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31