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2014年9月30日 (火)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、12人死亡・24人が心肺停止・9

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。長野県警などは29日、新たに8人の死亡を確認、死者は計12人となった。また同日、5人が山頂付近で倒れているのを新たに発見。心肺停止状態の人はこれで計24人となったが、救助隊が近づけないため、24人は山頂付近に取り残されたままで、救出は30日以降に持ち越された。

長野県警によると、山頂付近で登山者ら31人が心肺停止の状態で見つかり、そのうち男性4人の死亡を確認したと発表した。同県警などによると、山頂付近には噴火当時、登山者ら約250人がいたとみられる。

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リンク:<御嶽山>至難の再噴火予測「最初以上に難しい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>火山性微動、捜索の壁 振幅再び大きく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 約2週間前に地震増加も警戒レベル1 気象庁「情報利用のあり方考えたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴石浴び、傷が背中に集中 - 速報:@niftyニュース.
リンク:カメラ、センサーを設置=御嶽山、土石流を警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 火山性微動が噴火当日のレベルに…「再噴火の危険性も」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「少しでも希望を持ちたい。安否を知りたい」…家族に募る焦燥 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「落下物の当たり方が生死を分けた」と医師 噴石直撃の被害多数 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>山頂周辺、地震計故障 5基中3基データなく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「72時間」が無情に経過 「捜索できていれば」苦渋の撤退 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:家族ら「早く捜索進めて」=進まぬ救助、募るもどかしさ―御嶽山噴火・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:噴煙400メートル上空に=火山性微動、増減繰り返す―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「御嶽山噴火」山頂に取り残された人々 「捜索・救出」の費用は個人が負担するのか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:捜索中止、無念の思い=御嶽山再噴火「いつ起きても」―救助隊員ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 救助難航、捜索打ち切る 大型ヘリ投入し直接要員運ぶ計画も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全国危ない47火山 箱根山、富士山、那須岳など…専門家が警告! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「情報が欲しい」安否不明家族 捜索活動中断にいら立ちも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 噴石で6カ所骨折…生還の男性が語った「地獄絵図」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 30日中の捜索打ち切り 火山性微動大きく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、火山活発化で捜索できず - 速報:@niftyニュース.
リンク:御嶽山噴火、捜索・救助活動を中止…微動続き - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「おとなしくて優しい娘さん」犠牲の高田紗妃さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリによる捜索も見送り=御嶽山噴火で警察など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>捜索を終日見送り 火山活動活発化の恐れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>防災担当相「火山情報提供のあり方など検証」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>雨降ると火山灰が重い泥状に 土石流の危険も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「会社の中核を担う人材だった」富士通テンの社員ら犠牲 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 「防災体制の強化を検討」 山谷防災相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大型輸送ヘリ待機続く、火山性微動で捜索できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地上からの捜索見送り=「新たな噴火の恐れ」―山頂付近、厳しい環境・御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>「早く状況好転して」納まらぬ噴煙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山 新たな噴火の恐れで救助活動中断 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<御嶽山噴火>発生から3日 救出活動に火山ガスの壁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火、火山活動再び活発化 揺れ大きく捜索の800人は待機 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<御嶽山>至難の再噴火予測「最初以上に難しい」
毎日新聞 9月30日(火)22時5分配信

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複数の火山口から立ち上る噴煙=御嶽山頂上付近で2014年9月30日午後1時47分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(3067メートル)の噴火で、捜索を阻む火山性微動について、気象庁は地下のマグマや火山ガスの移動、地下水の沸騰など、新たな動きを警戒している。微動は噴煙によっても起きるが、御嶽山の噴煙の勢いに変化はない。29日には、山麓(さんろく)で28日の2倍に当たる1000トンの火山ガス(二酸化硫黄)の放出を観測した。

 揺れの大きな火山性地震の回数は減りつつある。噴火が始まった27日は421回に上ったが、28日以降は大幅に減った。ただし、噴煙の通り道ができる噴火初期は地震が多発しやすく、地震の減少は火山活動の収束を必ずしも意味しない。山岡耕春(こうしゅん)・名古屋大教授(地震・火山学)は「29日以降、微動に変化が生じている。火山活動は続いており、細心の注意が必要」と話す。

 今後の見通しが不透明な背景に、御嶽山の噴火例が極めて少ないことがある。水蒸気爆発を起こした1979年まで「死火山」とみられ、その後も2回の小噴火だけ。桜島(鹿児島県)を観測する京都大火山活動研究センター長の井口正人教授(火山物理学)は「一度噴火が起きた火山で次の噴火を予測するのは、最初の時以上に難しい」と話す。地下構造が変わって微動の原因を特定しづらくなるうえ、桜島のように火山性地震がほとんどないまま爆発するケースもあるからだ。

 産業技術総合研究所の山元孝広・総括研究主幹は、「今後、マグマが上昇して噴火する前触れ現象である可能性もある」と指摘する。気象庁はマグマ上昇によって放出量が高まるとされる二酸化硫黄の濃度を測定するチームを現地に派遣。東京大地震研究所は、火山灰の成分の変化を分析する予定だが、27日のような水蒸気爆発の予知は難しい。災害医療に詳しい石峯康浩・国立保健医療科学院上席主任研究官は「2次被害の恐れがあるうちは、捜索活動も慎重にならざるを得ない」と話す。【藤野基文、河内敏康、相良美成、清水健二】


<御嶽山噴火>火山性微動、捜索の壁 振幅再び大きく
毎日新聞 9月30日(火)21時53分配信

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山頂付近を覆うように噴煙が上がる御嶽山=2014年9月30日午前11時4分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などは30日朝から、心肺停止状態で山頂付近などに残されている登山客らの救出活動を再開したが、火山活動が再び活発になる恐れがあるとして、直後の午前7時ごろに中断したまま同日中の捜索を見送った。夜に入っても火山性微動は続いており、長野県は1日早朝時点のデータを検討し、同日の捜索を巡る態度を決めるとしている。収束しない場合、捜索は難しく、救出活動が長期に及ぶ可能性も出てきた。

 気象庁によれば、この日の捜索を阻んだのは、微小な振動が続く火山性微動だった。29日午後7時20分から30日午前1時15分まで振れ幅が徐々に大きくなり、いったんは収束しかけたが、午前6時12分ごろから噴火当日の27日夜と同程度の振れ幅に戻った。

 長野県警などは中断後も再開を目指したが、午後も振れ幅の大きさは変わらず断念。長野県は再開の目安を火山性微動が2時間以上収まっていること、としているが、気象庁火山監視・情報センターの宮下誠・火山防災官は「山の浅い部分で何かが起きている。深い部分で起きる地殻変動とは考えにくいが、同規模の噴火の可能性はこれまでよりも高まっている」とみる。

 気象庁によると、噴煙は30日午後5時50分現在、火口の縁から約400メートルの高さで東に流れている。

 今回の噴火に伴う死者は30日の時点で12人、心肺停止状態が確認されているのは24人。【稲垣衆史】


御嶽山噴火 約2週間前に地震増加も警戒レベル1 気象庁「情報利用のあり方考えたい」
産経新聞 9月30日(火)21時48分配信

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御嶽山8合目付近の樹林帯から沸き上がる噴煙(中央)=30日午前11時43分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 御嶽山(おんたけさん)では噴火の約2週間前に地震が増えたが、一般への情報提供は不十分だった。登山者の多くは無警戒だったとみられ、情報伝達に課題を残した。

 御嶽山で火山性地震が増え始めたのは9月10日。この日だけで52回、翌日も85回を観測し、気象庁は11日に火山解説情報を発表し山頂付近で火山灰が噴出する可能性があるとして警戒を呼び掛けた。

 気象庁はこの情報をホームページに掲載したほか、地元自治体にも提供。しかし、マグマ活動に関連する火山性微動や地殻変動は観測されなかったため、噴火警戒レベルは1(平常)のままとし、自治体に対し登山者への警戒呼び掛けなど新たな対応を求めることはなかった。

 情報提供を受けた岐阜県下呂市防災情報課は「地震の多発を注視していた。しかし、その後は減っており、噴火につながるとは考えず外部に発信しなかったのが反省点」という。

 気象庁火山課は「自治体に手厚く説明できたか、一般への呼び掛けが分かりやすかったかなどを検討し、情報利用のあり方を考えたい」としている。

 山谷えり子防災担当相は30日の閣議後会見で「情報提供のあり方を今後、考えていく」と述べ、検証する考えを示した。

 周知体制に課題

 噴火予知が難しい中で、前兆とは確認できていない段階での情報を、登山者にどう伝えたらよいのか。

 平成12年の噴火で予知に成功し、初の事前避難が実現した有珠山(うすざん)。地元の北海道洞爺湖町は周辺住民の避難計画は策定済みだが、登山者への情報周知の体制は未整備だ。「今回のように予兆を事前に把握できない噴火は想定していなかった。情報をどう伝えたらよいかが抜け落ちていた」(企画防災課)と話す。

 静岡県は富士山噴火の避難計画を作成中で、「どういうタイミングで登山者に警戒情報を伝えるか考えていかなければならなくなった。メーリングリストなどに登録してもらい、リアルタイムで登山者に情報を直接流すことも考えられる」(危機情報課)という。

 福島県は今回の御嶽山噴火の前から、専門家を交えた火山の防災協議会を11月にも立ち上げることを予定していた。「避難計画の策定状況などを議論するが、情報伝達のあり方は今回の教訓として議題になる」(災害対策課)としている。

 火山の啓発活動をしている磐梯山(ばんだいさん)噴火記念館(福島県北塩原村)の佐藤公(ひろし)副館長(58)は「予兆がない噴火に備えて、山頂付近に防災無線を早急に整備すべきだ。登山口には電光掲示板などで直近の情報を流すことで、登山客に判断の材料としてもらうことも重要だ」と提案する。

 日本山岳協会の小野寺斉常務理事は「現在は登山者同士で情報のやり取りをしているが、今後はこうした災害情報を協会でも共有し、情報ルートに入れていかなくては」と話す。

 誤解・混乱の恐れ

 ただ、地震増加などの情報を単に伝えるだけでは、かえって誤解や混乱につながる恐れもある。避難や入山規制などの防災対応は、気象庁の噴火警戒レベルに基づいて行う体制になっており、今回のようにレベルの引き上げがない段階での情報活用は難しい。

 東大地震研究所の中田節也教授(火山学)は「情報伝達の仕方を工夫する必要はあったが、一般の人が地震増加などの情報を突然受けても、危険性がどの程度あるのか判断できない。十分に理解できるようにして伝える必要があり、実際は簡単なことではない」と指摘する。

 その上で中田教授は「情報がなかったことを後追いのように議論するのではなく、自然災害について真剣に考える社会全体の姿勢や教育が重要だ」と話した。


御嶽山噴石浴び、傷が背中に集中
2014年9月30日(火)21時25分配信 共同通信

 降り注ぐ大小の噴石から逃れてきた人たちのけがは背中側に集中し、全身が灰に覆われて傷口を見つけるのも難しかった。御嶽山の噴火で、災害派遣医療チーム(DMAT)として救護に当たった長野赤十字病院(長野市)の医師らが30日、取材に応じ、緊迫した治療の現場を振り返った。

 噴火当日から現地に入った降旗兼行医師(45)は、長野県立木曽病院や山中の救護所で活動した。

 木曽病院で診察した男女5人ほどの患者全員が、肩の骨を折ったり、背中に岩がぶつかって肺が破裂したりと、背中側に傷が集中していたという。「頭を腕で守りながら逃げようとして、けがをしたのではないか」と推測した。


カメラ、センサーを設置=御嶽山、土石流を警戒
時事通信 9月30日(火)21時21分配信

 御嶽山の噴火に関連し、国土交通省中部地方整備局は30日、火山灰が雨で流されて土石流が発生する恐れがあるとして、警戒のための監視カメラとセンサーを山中と麓の計5カ所に設置すると発表した。
 整備局によると、山頂付近を監視するカメラ3台が既に設置されているが、火山灰が降り積もった長野県側にある五つの沢沿いでも警戒が必要と判断した。土石流を防ぐための大型の土のうなども周囲の県から持ち込む方針。 


御嶽山噴火 火山性微動が噴火当日のレベルに…「再噴火の危険性も」
産経新聞 9月30日(火)21時3分配信

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王滝村からみる水蒸気をあげる御嶽山。大型輸送ヘリはガスや火山活動が活発となり待機している=30日午前、長野県王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)(写真:産経新聞)

 30日の救助・捜索活動が中止となったのは、御嶽山の火山性微動の振幅が同日早朝に増大したからだ。火山ガスの発生も加わり、気象庁は火山活動が活発化しているとの見方を示した上で「再び噴火する可能性もある」と注意を呼びかけている。

 気象庁によると、火山性微動はマグマや水など何らかの流体物の移動により、地中で起きる小さな振動で、火山活動の動きを見る指標となる。

 気象庁が剣ケ峰南東約2キロに設置している観測点のデータでは、火山性微動が9月27日午前11時52分の噴火の約10分前から発生。振幅は噴火後に徐々に落ち着いていたが、29日午後7時20分ごろから30日午前1時15分ごろにかけて増大した。その後収まったが、同6時12分ごろから再び増大、増減を繰り返した。

 一方、地下で何らかの破損が起きて発生すると考えられている火山性地震も多い状態が続く。27日は午前11時以降に399回を観測し、その後は減少傾向にあるが、28日131回、29日53回、30日も午後2時までに42回を記録している。

 火山性微動と火山性地震の発生はいずれも火山活動が活発なことを示しており、気象庁は今後も27日と同規模の噴火が起きる可能性があるとして警戒を呼び掛けている。ただ、傾斜計には特段の変化はみられず、気象庁は「現段階でマグマが関与する大規模な噴火が起こるとは考えにくい」と指摘している。


御嶽山噴火 「少しでも希望を持ちたい。安否を知りたい」…家族に募る焦燥
産経新聞 9月30日(火)21時2分配信

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王滝村からみる水蒸気をあげる御嶽山。大型輸送ヘリはガスや火山活動が活発となり待機している=30日午前、長野県王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)(写真:産経新聞)

 「みんな疲れ切っている」。麓にある長野県木曽町役場の待機所を訪れた名古屋市の女性(60)は、息子が安否不明のままだ。救助・捜索活動中断の知らせに「早く見つけてほしい。それだけです」と言葉少なに語った。

 待機所では、この日午前9時ごろから集まった約80人の家族らに対し、県警と町は状況を説明。救助中断を告げると、一様に疲れ切った表情で「一刻も早く再開してほしい」との強い声が上がったという。

 友人を捜している愛知県豊田市の男性(47)によると、県警の担当者から救助中断の報告があったが、具体的な状況が把握できないことに対し、「どうなってるんだ」と職員に詰め寄る人もいたという。男性は「少しでも希望を持ちたいとみんな思って苦しんでいる。安否を知りたい」と切実に語った。

 午後に完全に捜索が打ち切られ、この日の救助の見込みが完全に断たれると、待機所から仮眠所となっている町内の公民館に次々と戻る家族の姿も。

 息子の帰りを待つ男性(52)は「自然だから仕方がないが、本音を言えばヘリを飛ばしてほしい」と訴える。噴火から4日目を迎え、妻(52)は疲労やストレスから体調を崩したという。「希望もなくなり、(息子の体が)戻ってくるのを待つだけだが、役場に行っても情報が得られない」とこぼし、公民館に入った。

 情報量の少なさについて、木曽町の原隆副町長は「安否情報は県が一本化しているが、同時に共有できておらず、町にも情報が入らない」と情報集約に課題があることを認める。

 木曽町によると、29日夜には公民館などの仮眠所で50人以上が夜を明かしたという。ある男性は「昨日は眠れなかった。今もだいぶ疲れている」と憔悴(しょうすい)した様子だった。

 3日連続で午後早くに救出活動は打ち切られており、待機生活は長期化も懸念される。このため、町は、保健師や看護師らを仮眠所や待機場所となっている役場に常駐させ、家族からの体調不良などの相談受け付けを始めた。

 情報が少ない中で時間だけがたっていく状況に、家族らの焦燥感は募るばかりだ。友人を捜しに待機所を訪れた男性は「町には緊急時の対応に関するマニュアルがないようだ。今回の災害を教訓にすべきではないか」と話した。


御嶽山噴火 「落下物の当たり方が生死を分けた」と医師 噴石直撃の被害多数
産経新聞 9月30日(火)20時44分配信

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噴煙を上げる御嶽山=30日午前9時20分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 多数の死傷者を出した御嶽山の噴火。警察は死亡が確認された人の死因を公表していないが、多くの負傷者の応急処置に当たった病院関係者は、死因の多くは噴石の直撃や熱風を吸い込んだことによる気道熱傷との見方を示している。

 山頂付近にいた時、噴火に遭遇した茨城県ひたちなか市の鈴木貴浩さん(35)。一緒にいた大学時代の後輩の女性(35)が噴石を脚に受けて意識不明となった。脚は不自然に折れ曲がり、大量出血していた。止血し、心臓マッサージをしたが、鼓動が止まったのが分かったという。

 埼玉県熊谷市の加藤佳幸さん(29)は降り注ぐ噴石から身を守ろうと、とっさに頭を両腕で覆った。山小屋に逃げ込む余裕もなく、その上から岩や石が容赦なく打ち付け、鎖骨や腕など6カ所を骨折した。

 死亡が確認された静岡県御前崎市の会社員、増田直樹さん(41)は頭部を噴石が直撃。遺族は警察から脳挫傷が死因と説明を受けたという。

 29日までに計61人のけが人が運ばれた長野県立木曽病院によると、このうち9割が噴石が直撃したことによる骨折・打撲や、熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だったという。

 井上敦院長(60)は搬送された患者について「重傷者の大半が噴石や熱風によるもの。中には落下物が頭や胸に当たり、脳出血や肺損傷の疑いのある患者もいた。落下物の当たり方や打ち所が生死を分けたのではないか」と話した。


<御嶽山噴火>山頂周辺、地震計故障 5基中3基データなく
毎日新聞 9月30日(火)20時26分配信

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噴煙が立ちこめる御嶽山=御嶽山頂上付近で2014年9月30日午後1時44分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 長野、岐阜両県が県境にある御嶽山の山頂周辺に設置した地震計5基中3基が、老朽化による故障などで、27日の噴火時はデータが取れない状態だったことが分かった。このうち長野県設置の1基は火口に最も近い御嶽山頂にあった。気象庁火山監視・情報センターは「データがあっても噴火警戒レベルを引き上げられた可能性はないが、火山活動の推移を追う上で、特に山頂のデータがない影響はある」と話す。

 御嶽山を巡っては、両県や名古屋大などが設置した13基の地震計のデータなどを気象庁が24時間態勢で見ている。同センターによると、地震計のデータは火山性地震の震源把握に必要で、特に山頂のものは深さを知るのに役立つ。

 長野県の地震計は土砂災害対策で1997~2000年度に設置。しかし、老朽化や落雷などで毎年のように補修が必要で、昨夏以降は2基が故障したままだった。そのため県と火山観測で連携している名古屋大が近く地震計を設置予定だった。一方、岐阜県は01年度に火山対策で地震計を2基設置したが、1基はスキー場の電源で動くため、夏場は稼働していなかった。

 気象庁はデータの欠測について「認識はしていた。地震計はさまざまな理由で故障するので改善要請などはしなかったが、何らかの働きかけをしてもよかったかもしれない」としている。【飯田和樹】


御嶽山噴火 「72時間」が無情に経過 「捜索できていれば」苦渋の撤退
産経新聞 9月30日(火)20時25分配信

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陸上自衛隊の大型輸送ヘリ(後方)と待機していた警察官ら=30日午後、長野県王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)(写真:産経新聞)

 陸上自衛隊、警察、消防は30日、9月27日の噴火以来、初めて丸一日捜索活動を断念する事態に陥った。この日は災害時の生存率が急速に低下するとされる「72時間の壁」が迫る中、前日の3倍となる自衛隊員らの投入による捜索の進展が期待されていた。それだけに、足止めされた隊員たちは悔しがった。

 「休めるときに休むんだ」。長野県王滝村の臨時ヘリポートに待機した県警機動隊の若手隊員は、出動できずにもどかしがる後輩にこう言葉をかけた。「仕方ない…」と言葉を継いだが、悔しげな表情は自らに言い聞かせるようだった。

 この日は、これまでの中型ヘリコプター(輸送人員14人)に替わり、大型ヘリ「CH-47」(同55人)を投入。前日の3倍となる180人の隊員を山頂に送り込む予定だったが、翌日に持ち越された。噴火から72時間を超えた正午過ぎには、登山口から山頂を目指した隊員らも山頂を目前に下山した。

 有毒な硫化水素への新装備もそろっていた。防毒マスクが配られ、高性能検知器も全部隊に配備。捜索が実現すれば、数時間に限られていた活動を延長できる可能性も高かったという。

 山頂付近は硫化水素濃度が上昇し、再噴火の恐れも出た。緊急消防援助隊愛知県大隊の渡辺勝己大隊長(51)は「1人でも多く連れ戻したいが、自分の身を守れない環境では救出活動はできない」と話した。

 麓へ搬送こそできなかったが、心肺停止とみられる16人をすぐにヘリに収容できる地点まで運んでいる。新たに5人の位置も確認した。陸自第13普通科連隊の田中浩二3佐(54)は「捜索できていれば、16人と5人は収容できたのではないかと思う」と悔しさをにじませた。


家族ら「早く捜索進めて」=進まぬ救助、募るもどかしさ―御嶽山噴火・長野
時事通信 9月30日(火)20時22分配信

 御嶽山の噴火で、長野県木曽町役場で不明者の帰りを待つ家族らは30日、思うように救助・捜索活動が進まない状態にもどかしさを募らせた。
 同町は30日午前9時ごろ、待機場所に集まった家族らに対し捜索の一時中断を伝えた。同町によると、家族らは終始硬い表情で、「一刻も早く捜索を進めていただきたい」などと声を上げたという。
 午後3時すぎには、同日の捜索を打ち切ることを報告したが、家族らは「やはり打ち切りになったか」と半ば諦めた様子だったという。
 待機場所を後にした男性(53)は「もうきょうは情報がないから宿泊先に移動する。もどかしいが仕方がない」と話し、重い足取りで立ち去った。
 一方で、捜索が中断する前の午前7時ごろ、待機場所に到着した男性(52)は「二次災害の危険もあるが、それでも親族としては早く捜索してほしい」と、複雑な心境をのぞかせた。


噴煙400メートル上空に=火山性微動、増減繰り返す―気象庁
時事通信 9月30日(火)19時36分配信

 気象庁は30日夜、御嶽山の噴煙が同日午後5時50分の時点では、火口の縁から約400メートル上がり、東へ流れていると発表した。27日昼前の噴火開始直前から始まった火山性微動は増減を繰り返し、火山性地震も多い状態が続いている。同庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、火口の半径約4キロ以内は大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。
 29日の火山ガス観測では、二酸化硫黄の放出量は1日平均1000トンで、28日から倍増した。天気予報では岐阜県は10月2~3日、長野県は同3日に一時雨が降る可能性があり、降った場合は土石流に注意が必要。火山灰が降る範囲は御嶽山周辺にとどまった。 


「御嶽山噴火」山頂に取り残された人々 「捜索・救出」の費用は個人が負担するのか?
弁護士ドットコム 9月30日(火)18時25分配信

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御岳山には自衛隊が派遣され、捜索・救助活動が続けられている

長野・岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)が突然、噴火した。紅葉シーズンの週末ということもあって、異変が起きた9月27日昼には多くの登山者が訪れていた。警察や消防、自衛隊らが捜索した結果、山頂付近で30人以上が心肺停止状態で見つかり、10人以上の死亡が確認されている。

まだ行方がわからない人たちもいると見込まれており、捜索・救助活動が続いている。一方、ネットでは、救助された人が捜索活動にかかった費用を請求されるのではないかと、心配する声が出ている。こうした疑問に対し、「当然、個人が支払います」と断言している人もいる。

これは本当だろうか。捜索・救助のためにかかる費用は、今回のようなケースでは莫大な額になると推定されるが、救助された人が個人的に支払わなければならないのだろうか。

●公的機関の救助活動は「税金」でまかなわれる

今回の噴火については、「災害救助法」という法律が、地元自治体に適用されたと発表されている。それによって、救助費用がまかなわれたりしないのだろうか。内閣府の防災担当の職員に聞いた。

「御嶽山の噴火では、多くの人が生命や身体に危害を受け、継続的な救助が必要となっています。そのため、長野県が、木曽郡の木曽町と王滝村に災害救助法を適用することを決めました。

これによって、被災者の救助にかかる費用の一部を、国と長野県が分担して負担することになります。具体的には、避難所の設置や、避難所で行われる応急処置、炊き出しの費用などがまかなわれることになります」(担当職員)

警察・消防・自衛隊などが行う捜索・救出活動の費用も、それでまかなわれる?

「いえ、警察や消防、自衛隊は、救助が業務に含まれますから、災害救助法は直接関係ありません。いずれにしても、救助費用は税金でまかなわれますので、救助された人が支払う必要はありません」(同職員)

今回の捜索や救助にかかった費用は、基本的に税金でまかなわれるため、救助された人が個人で支払う必要はないようだ。

●民間の救助費用は「保険」でカバーされるか?

一方、山にくわしい溝手康史弁護士は、「民間の山岳遭難対策協議会などに出動を要請した場合、費用を個人で支払う必要が出てきます」と指摘する。民間団体に救助を要請するというのは、たとえば、どういうシチュエーションだろうか。

「今回は公的機関からかなりの人数が動員されているようですが、一般的な捜索の場合、人手が十分でないことがあります。また、公的機関が、いつまでも生存者の捜索・救助活動をしてくれるわけではありません。捜索により多くの人手をかける場合や、長期間の捜索を行う場合には、民間に頼むことになります」

仮に民間の団体に頼んだ場合、どれぐらい捜索費用がかかるのだろうか。

「捜索員・救助員の日当は一人あたり3~5万円くらいといわれています。また、救助に民間のヘリコプターを使った場合は、一回につき数十万から数百万はかかります」

そうしたお金は、個人で負担することになる。もちろん命はお金にはかえられないが、かなりの負担になることは、間違いなさそうだ。そのときにカギになるのが、保険だ。

山でケガしたときのために傷害保険に入る人もいるだろうが、遭難したときの捜索・救出費用は、一般的な保険ではカバーしていない。そのような場合に備え、遭難救助の特約がついた「山岳保険」もあるという。ただ、保険会社に問い合わせると、今回の噴火のような特殊事態でも保険金が支払われるかどうかは、即答できないということだった。

現在、山頂付近は、自衛隊ですら近寄ることができないと伝えられている。このような状況下だと、一般人にできることは限られている。まずは、公的機関の捜索活動がうまくいくことを祈るべきだろう。

【取材協力弁護士】
溝手 康史(みぞて・やすふみ)弁護士
弁護士。日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構、国立登山研修所専門調査委員会、日本山岳文化学会、日本ヒマラヤ協会等に所属。著書に「登山の法律学」(東京新聞出版局)等。アクタシ峰(7016m)等に登頂。
事務所名:溝手康史法律事務所
事務所URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~mizote/


捜索中止、無念の思い=御嶽山再噴火「いつ起きても」―救助隊員ら
時事通信 9月30日(火)18時5分配信

 御嶽山の噴火で、警察や消防、自衛隊による救出・捜索活動の見送りが決まった30日、いったん現場に向かった隊員らは中止の連絡を受け、断腸の思いで山を後にした。二次災害の危険と隣り合わせの活動は困難を極めている。
 救助隊員らは同日朝、8合目まで登ったところで待機するよう連絡を受け、近くの山小屋に入った。その後、活動見送りが決まり、静岡県富士市消防本部の消防司令補井出竜二さん(45)は重い足取りで下山してきた。
 麓から見えていた山頂付近の山小屋が、この日の朝は噴煙のため見えなくなっており、5合目の登山口から入山してすぐ、前日まではなかった硫黄の臭いを感じたという。井手さんは「いつ噴火が起きても不思議はなかった。すぐ避難できるように準備をしていた」と、山小屋で待機中の緊迫した状況を振り返った。「本当に、一日でも早く救出したい」とうつむいたまま話し、悔しさをにじませた。
 自衛隊のヘリで山頂へ行く予定だった愛知県緊急消防援助隊の大隊長渡辺勝己さん(51)は午前7時ごろ、隊員への訓示を終えてヘリの出発を待っていた時に、一時中止の連絡を受けた。「『活動場所が危険』と言われれば、われわれは手も足も出ない。ご家族の心情を思うと非常につらい。一人でも多くの人を救出して、少しでも苦痛を和らげていただければ本望だが、残念だった」と語った。 


御嶽山噴火 救助難航、捜索打ち切る 大型ヘリ投入し直接要員運ぶ計画も
産経新聞 9月30日(火)17時8分配信

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陸上自衛隊の大型輸送ヘリ(後方)と待機していた警察官ら=30日午後、長野県王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)(写真:産経新聞)

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県警や消防、陸上自衛隊は30日、火山活動が活発化しているとして、救助・捜索活動を再開直後に打ち切った。有毒ガス発生などで28、29日も中断しており、難航-。

 長野県によると、30日の救助・捜索活動は約850人態勢。陸自の大型ヘリコプターを投入し、山頂に直接要員を運ぶ計画だった。早朝に捜索隊が山に登り始めたが、火山性微動の振れ幅が大きいため、実質的な活動をしないまま中断。午後まで再開のタイミングを計ったが、危険な状況は変わらなかった。

 山頂付近には心肺停止状態の24人が依然として取り残されている。届けを出していない登山者もおり、ほかにも遭難者がいる可能性がある。


全国危ない47火山 箱根山、富士山、那須岳など…専門家が警告!
夕刊フジ 9月30日(火)16時56分配信

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石室山荘の裏には巨大な岩が転がっていた=29日午前9時32分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影)(写真:夕刊フジ)

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)が突然、噴火した。登山者でにぎわう日本百名山の1つは、水蒸気爆発と火砕流にまみれ、多くの犠牲者を出した。活火山は国内各地に点在し、気象庁が常時観測しているものだけで47も存在する。専門家はそのどれもが不意を打って噴火する可能性を指摘する。箱根山、那須岳、吾妻山、もちろん富士山も例外ではない。

 専門家らでつくる火山噴火予知連絡会は、噴火は地中のマグマによって熱せられた地下水が水蒸気となって地上に噴出する「水蒸気爆発」で、「今後も噴火の可能性がある」との見解をまとめた。噴煙は高さ約7000~1万メートル、火砕流が発生したとした。

 行楽シーズン真っ盛りの休日に噴火した御嶽山。実のところ、9月に入ってから1日に50回を超える火山性地震が繰り返し観測されていた。だが、地下のマグマ活動を示す可能性がある火山性微動が検知されず、地殻変動も変化がなかったという。

 気象庁は「これだけで前兆とは言えるようなものでない」と説明。記録が残る御嶽山の噴火は2007年、1991年、79年だけで「噴火の数そのものが少ない火山のためデータも少なく、前もって情報を出すだけの材料がなかった」(同庁)と予測について技術的な限界を口にした。

 産業技術総合研究所の山元孝広総括研究主幹(地質学)は「予測が容易なのは、地下からマグマがせり上がって起きる大規模な噴火のときだ。今回の噴火は、山頂付近で熱水が噴き出し、水蒸気爆発を起こしたものと考えられ、山頂付近で起きるこうした規模の小さい噴火は予測が非常に困難。噴火の頻度が高い伊豆大島や桜島などとは違い、ほとんどの活火山は山頂付近は観測の対象になっていない。規模が小さければ小さいほど予測は難しくなる」と解説する。

 怖いのは日本全国に分布する活火山が、御嶽山と同じような噴火リスクを抱えていることだ。

 山元氏は「特に風光明媚(めいび)で温泉もあって、という火山には多くの人が集まるため、噴火すれば大きな被害が出る。関東近辺なら、1977年に噴火した福島の吾妻山、63年に噴火した福島、栃木にまたぐ那須岳が危ない。行楽スポットとして人気の箱根山も同様だ」と警告する。

 武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授(地球物理学)も「箱根山は昨年5月ごろに群発地震が発生しており、気になる。ケーブルカーも止まるほどの揺れで、大涌谷の近くで噴気が増えて林が枯れているスポットがあり、噴火の兆候らしきものが出ている。それと約300年も噴火が起きていない富士山にも警戒が必要だ。静穏期が終わって火山活動が再び活発化する可能性がある。静穏期はいつ終わりを迎えてもおかしくはない」と警告する。

 火山学では噴火の周期性がはっきりしていないのが厄介で、「三宅島のように短いスパンで噴火を繰り返すものもあれば、長い静穏期を経て噴火するものもある」と山元氏。すべての活火山に噴火の恐れが伴うことを再認識しなければならない。


御嶽山噴火 「情報が欲しい」安否不明家族 捜索活動中断にいら立ちも
産経新聞 9月30日(火)15時13分配信

 御嶽山の噴火から4日目の30日。麓の長野県木曽町で待機している安否不明者の家族や友人らは疲れ切った表情で情報を待ちわびた。火山活動の活発化に伴い、救助・捜索活動がこの日も一時中断するなど難航し、いら立ちを隠せない関係者も。待機生活の長期化が懸念される。

 早朝に木曽町役場を訪れた愛知県一宮市の男性は「搬送した人の衣服の写真を見せるぐらいの情報提供があってもいいのでは」と不満を漏らした。次男が安否不明になっており、「とにかく一刻も早く見つかってほしい」と焦燥感を募らせる。役場の待機所では、家族らに対し長野県警や町から状況説明が行われているが、「情報が欲しくて訪れているのに、テレビの情報と変わらない」とこぼす男性も。

 友人を捜している愛知県豊田市の男性(47)によると、この日も県警の担当者から救助・捜索活動を一時中断したと報告があったが、状況が把握できないことに対して、「どうなってるんだ」と職員に詰め寄る人もいたという。男性は「少しでも希望を持ちたいとみんな思って苦しんでいる。安否を知りたい」と語った。


御嶽山噴火 噴石で6カ所骨折…生還の男性が語った「地獄絵図」
産経新聞 9月30日(火)15時12分配信

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噴煙を上げる御嶽山=30日午前9時20分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 とっさの行動が命を救った。噴火直後の御嶽山(おんたけさん)の山頂付近で容赦なく降り注ぐ噴石を体に浴び、6カ所を骨折する重傷を負いながら、頭だけは守って一命を取り留めた男性がいる。頂上付近の山小屋で一夜を過ごし、ヘリコプターで救出された男性は病室で父親と再会。「地獄絵図だった」と惨状の一端を語った。

 埼玉県熊谷市の会社員、加藤佳幸(よしゆき)さん(29)。27日、登山サークルの仲間とともに御嶽山に登り、山頂付近で噴火に直面した。

 「地獄絵図のようだった」

 救助後の28日夕、連絡を受けて熊谷市から病院に駆けつけた父、寿さん(59)に、加藤さんはこう振り返ったという。

 寿さんによると、加藤さんは噴火時に山頂付近にいた。「バーンという噴火の音がして『やばい』と思って逃げたが、火山弾が降ってきた」と語った。

 山小屋に駆け込む時間的余裕はなく、落下物から身を守るため、腕を上げて頭をガードした。その上から火山弾が無慈悲に降り注いだという。

 その衝撃で、加藤さんは左右の鎖骨や腕など6カ所を骨折する重傷を負う。しかし、頭を守る姿勢でじっと耐えたことで、命だけは救われた。

 足元から熱に襲われたためか、足にはやけどを負っていた。周辺には噴石の直撃を受けて倒れた人の姿も目に入ってきた。

 全身傷だらけとなった加藤さんは、一緒に登山した仲間らと頂上付近の山小屋に避難。仲間には自分を残して下山するように伝えたといい、1人でその山小屋にとどまったという。

 一夜明けた28日朝、山小屋で救助され、自衛隊のヘリコプターで長野市の病院に運ばれた。

 登山仲間から連絡を受け、寿さんは加藤さんが御嶽山に登っていたことを知った。「まさか、御嶽山に行っていたとは知らなかった。生きていることを知り、本当にほっとした」。寿さんは胸に手を当て、そう語った。

 病院で再会し、寿さんが「生きていてよかった」と声を掛けると、加藤さんは「迷惑を掛けて悪かったね」としっかりとした口調で答えたという。


御嶽山噴火 30日中の捜索打ち切り 火山性微動大きく
産経新聞 9月30日(火)15時10分配信

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噴煙を上げる御嶽山=30日午前9時20分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 長野県災害対策本部は、御嶽山での30日の捜索をすべて打ち切ると発表した。午後2時20分に判断した。

 火山性微動が大きくなっていることなどから、午前8時前から捜索を中断していた。


御嶽山、火山活発化で捜索できず
2014年9月30日(火)15時7分配信 共同通信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県警や消防、陸上自衛隊は30日、火山活動が活発化しているとして、救助・捜索活動を再開直後に打ち切った。有毒ガス発生などで28、29日も中断しており、難航している。

 長野県によると、30日の救助・捜索活動は約850人態勢。陸自の大型ヘリコプターを投入し、山頂に直接要員を運ぶ計画だった。早朝に捜索隊が山に登り始めたが、火山性微動の振れ幅が大きいため、実質的な活動をしないまま中断。午後まで再開のタイミングを計ったが、危険な状況は変わらなかった。


御嶽山噴火、捜索・救助活動を中止…微動続き
読売新聞 9月30日(火)14時47分配信

 御嶽山の噴火で、長野県は30日午後2時20分、火山性微動が続いているため、この日の捜索・救助活動を中止すると発表した。


御嶽山噴火 「おとなしくて優しい娘さん」犠牲の高田紗妃さん
産経新聞 9月30日(火)14時29分配信

 御嶽山噴火で亡くなり、身元が確認された東京都大田区下丸子の会社員、高田紗妃さん(29)の自宅玄関には30日、「今は故人を偲んで、静かに見送りたいと思います」と家族の心境などが書かれた報道関係者向けの張り紙がされていた。

 現在、高田さんの遺体は自宅近くの寺に安置されているといい、父親は「こういう状況なので、申し訳ありません」と言葉少なに寺に入っていった。

 近所の主婦(49)は「おとなしくて優しそうな感じの娘さんだった。ご家族のことを考えると、やりきれない気持ちでいっぱい」と話した。


ヘリによる捜索も見送り=御嶽山噴火で警察など
時事通信 9月30日(火)14時28分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊などは30日、この日はヘリでの捜索も行わないことを決めた。 


<御嶽山噴火>捜索を終日見送り 火山活動活発化の恐れ
毎日新聞 9月30日(火)13時54分配信

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御嶽山から立ち上る噴煙。自衛隊や消防、警察の捜索隊が陸自ヘリ(左下)で山頂付近の捜索に向かう予定だったが、待機となった=長野県王滝村で2014年9月30日午前9時、丸山博撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などは30日朝から心肺停止状態で山頂付近などに残されている登山客らの救出活動を再開したが、火山活動が活発になる恐れがあるとして、午前7時ごろから中断した。午後になっても状況は変わらず、捜索は終日見送ることを決めた。この日は午前11時52分で発生から3日。火山ガスなどの影響で捜索できていない場所もある中、災害時に生存率が急激に低下するとされる「72時間の壁」を越えた。

 両県警や自衛隊などはこの日、約850人態勢で午前6時ごろから地上部隊の入山を開始。同7時ごろには捜索隊を乗せた陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターも山頂に向け出発する予定だった。

 しかし、気象庁によると、29日午後7時20分から30日午前1時15分まで火山性微動の振れ幅が徐々に大きくなった。いったん収束しかけたものの午前6時12分ごろから噴火当日の27日夜と同程度の振れ幅に戻った。そのため、県警などは27日と同じレベルの噴火が起きる可能性があるとして、30日午前7時ごろ、地上部隊は8合目付近などで待機するとともに、ヘリの出発も見合わせた。

 火山性微動は体に感じない程度の揺れで、地下のガスや水などの流動に伴って発生すると考えられている。30日朝は火口からの噴煙も増加、8時50分現在で火口上約400メートルで東に流れている。同庁火山課は「昨夜から微動のブレ幅が大きくなっていることと噴煙の量は対応している。今後、大規模な噴火につながる前兆かどうか分からないが、27日と同規模の噴火は起きうるので引き続き警戒してほしい」と注意を呼びかけている。

 一方、今回の噴火で確認された死者12人のうち唯一身元が分かっていなかった女性は30日午前、東京都中央区新川、会社員、上方(かみかた)麻衣さん(31)と判明した。他に24人が心肺停止状態で取り残されている。

 これまでの捜索は頂上付近と頂上に至る登山ルートが中心で、頂上につながらない他のルートや、ルートから外れた場所は捜索できていない。身動きできずに救出を待つ登山者がいる可能性があるが、「72時間の壁」を迎え、捜索には噴火特有の障害も立ちはだかる。

 気象庁の発表によると、御嶽山から放出される火山ガスのうち、低濃度でも有害な二酸化硫黄の量は1日あたり300~700トンと推定。きつい刺激臭があり、ガスが青色を帯びるのが特徴だ。空気中の濃度が高まると、死亡に至ることもある。宇井忠英・北海道大名誉教授(火山地質学)によると、二酸化硫黄は高温の火山ガスに特徴的な成分で、量が増えればより大規模なマグマ噴火の可能性も出てくるという。

 気象条件も厳しく、山頂付近は日中でも約5度で、最低気温は氷点下になることもある。【稲垣衆史、千葉紀和、須田桃子、岡礼子】


<御嶽山噴火>防災担当相「火山情報提供のあり方など検証」
毎日新聞 9月30日(火)13時8分配信

 山谷えり子防災担当相は30日、閣議後の記者会見で、御嶽山(おんたけさん)噴火(27日)の半月ほど前に火山性地震が多発した際に注意を呼び掛けるべきだった、との指摘が出ている点について「情報が登山者に十分に伝わらなかったのではないか。事後検証をし、的確な対応に努めたい」と述べ、火山情報の提供のあり方などを検証する方針を示した。

 御嶽山ではほとんど地震が観測されていなかったが、今月10日に52回、11日に85回観測。しかし、登山者らへの積極的な情報提供はなかった。【奥山智己】


<御嶽山噴火>雨降ると火山灰が重い泥状に 土石流の危険も
毎日新聞 9月30日(火)12時47分配信

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御嶽山の噴火で降った火山灰。水を含むと粘土のようになり、乾燥すると固まる=長野県王滝村役場で2014年9月29日午前11時33分、古川修司撮影

 御嶽山(おんたけさん)では噴火以降、おおむね好天が続いているが、30日から天候が不安定になって雷雨に注意が必要との予報も出ている。雨が降ると火山灰は重い泥状になって捜索や救出を難しくするほか、土石流など2次災害が起こる危険も高まる。

 火口周辺は硫黄臭が立ちこめており、火山灰には硫化物が多く含まれるとみられる。野上健治・東京工業大教授(火山化学)によると、火山灰に水が加わると、成分の硫酸とカルシウムが化学反応を起こして石こうの主成分である硫酸カルシウムに変わる。石こうはぬれているとドロドロに、乾くとセメントのように固まってしまうという。

 伊藤英之・岩手県立大教授(火山砂防)は「今回降った火山灰は粒が細かく、かなり粘土質のようだ」と指摘する。遭難者の上に火山灰が降り積もると、全身が粘土に覆われて体温が奪われるといい、一刻も早い救助を訴える。悪天候下での作業は視界が利かず足場も悪いため滑りがちで、くぼみに滞留した火山ガスへの注意も必要という。

 大雨の場合、積もった火山灰が斜面に沿って一気に流れ落ちる土石流が起きる危険もある。過去の噴火では、降灰後の雨がたびたび2次災害を起こしてきた。全島民が避難した2000年の三宅島(東京都)噴火では、土石流が何度も住宅地を襲い、被害を拡大した。1977年の有珠山(北海道)噴火では、約1年後に大規模な土石流が発生し温泉街で死者2人、行方不明1人の犠牲を出した。

 野上教授は「土石流が起こると下流の川がせき止められ、洪水が起こる可能性がある。火山は複合災害で、降灰があった周辺の地域も警戒が必要だ」と注意を促す。【河内敏康、藤野基文、清水健二】


御嶽山噴火 「会社の中核を担う人材だった」富士通テンの社員ら犠牲
産経新聞 9月30日(火)12時35分配信

 死亡が確認された岐阜県中津川市の関口泰弘さん(39)と、兵庫県の山上貴史さん(45)は電子機器製造「富士通テン」(神戸市兵庫区)の社員だった。関口さんら2人と一緒に出かけた男性社員も連絡が取れておらず、同社が情報収集を急いでいる。

 同社広報担当者によると、関口さんは自動車用電子機器などの研究開発をする「中津川テクノセンター」(中津川市)、山上さんら2人は神戸市内の本社の勤務で、いずれも自動車用電子部品の開発に携わる技術者。このうち山上さんは、車が走行中にレーダーなどを使って他の車に位置を知らせ、安全性を向上させる運転支援装置の開発に携わっていたという。

 3人はプライベートでも仲が良く、週末の休みを利用して御嶽山に登ったとみられる。27日午後5時ごろ、関係者から3人と連絡が取れないという情報が寄せられたため、同社は社内に対策本部を設置。28日に現地に社員を派遣し、安否の確認や家族のサポートに当たっている。

 広報担当の男性社員は「これから会社を支えていく、中核を担う人材だった」と沈痛な表情で話した。


御嶽山噴火 「防災体制の強化を検討」 山谷防災相
産経新聞 9月30日(火)12時31分配信

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噴煙を上げる御嶽山=30日午前9時39分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 山谷えり子防災担当相は30日の閣議後会見で御嶽山の噴火を受けて「情報提供のあり方や避難場所など、今後考えていくことはある」と述べ、噴火に関して防災体制の強化を検討する考えを明らかにした。

 山谷氏は(1)御嶽山で9月中旬に火山性地震が増加した際に注意警戒を行うべきではなかったのか(2)火山情報が登山者に十分に伝達できなかった-などの課題が浮上していることを説明。「事後検証を行い、噴火時の適切な対応に努めなければいけない。より精度の高い予測が可能になるよう、監視体制の強化も検討したい」と話した。

 山頂などで心肺停止の被災者が取り残されていることについては「二次災害に注意しながら対応を加速化させる必要がある」と述べ、同日「被災者の安否確認、救助に全力を尽くし、火山活動の監視強化など、さらなる被害の拡大防止に万全を期す」ことを関係閣僚に要請したという。


大型輸送ヘリ待機続く、火山性微動で捜索できず
読売新聞 9月30日(火)12時31分配信

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捜索を中断し、待機する自衛隊の大型輸送ヘリ(後方は御嶽山。噴煙は南東方向に流れている)(9月30日午前8時15分、長野県王滝村で)=中村光一撮影

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、長野・岐阜両県警や陸上自衛隊、消防などの合同救助隊は30日、早朝から救助・捜索活動を再開した。

 しかし、気象庁の観測で火山活動が活発になる兆候もみられることから、1時間半後に中断。この日は、山頂付近に心肺停止状態で取り残されている登山者の救助を早めるため、自衛隊の大型輸送ヘリを使用する予定だったが、投入を見合わせた。

 長野県災害対策本部によると、30日の救助隊は同県側で851人態勢。この日は新たに自衛隊の55人乗りの大型輸送ヘリ「CH47」を数機導入し、山頂付近まで180人を一気に輸送する計画だった。しかし、気象庁が30日午前6時12分以降に、噴火直後の27日夜と同程度の火山性微動を観測したことを受け、救助・捜索活動も午前7時5分にいったん中断。大型ヘリの投入は見合わせたが、午後1時現在、中型ヘリを待機させている。

 火山ガスの発生も活動の支障となっている。気象庁の予測では、30日の御嶽山山頂付近の上空3000メートルは、風速5~14メートルの西風や西北西の風。火口付近から噴出した大量のガスが、救助隊の活動エリアに広範囲にわたってかかる恐れがあるという。

 救助・捜索活動が再開されない中、山中にまだ何人が取り残されているのか分からない状況が続いている。県の災対本部関係者によると、御嶽山方面に向かうと申告した「登山者カード」は約300人分見つかっているが、まだ連絡が取れていない登山者がいるなど、安否不明者は数十人に上っており、山中に多数が取り残されている可能性もある。長野県木曽町の木曽広域消防本部は「安否不明者は52人に上る」としている。

 長野、岐阜両県などによると、噴火による被害は30日午前8時現在、死者が12人、このほか24人が心肺停止状態で山中にとどまっている。重軽傷者は69人。死亡した12人の身元は30日までに全員判明した。


地上からの捜索見送り=「新たな噴火の恐れ」―山頂付近、厳しい環境・御嶽山
時事通信 9月30日(火)12時28分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊などは30日、この日の地上からの捜索打ち切りを決めた。山頂付近などで心肺停止状態で発見された24人の救出活動をいったん再開したが、火山性微動が増加し、新たな噴火の恐れがあると判断した。ヘリによる捜索については、同日午後に決める。
 警察や自衛隊などは175人態勢で午前6時20分、長野県王滝村の王滝口登山道から入山を開始。しかし、気象庁から火山性微動の大きさが増したとの連絡が入り、午前7時すぎから8合目で待機していた。
 登山者の多くは屋外で倒れ、火山灰に埋もれるなどして発見されており、長野県警は10月1日以降、判明している以外にも巻き込まれた人がいないか、登山道周辺を中心に捜索も続ける。
 県警は30日、死亡が確認された12人のうち、身元が特定できていなかった1人について、東京都中央区の会社員上方麻衣さん(31)と確認した。
 県警は28日、心肺停止となった31人を主に頂上近くで発見。29日、さらに5人を見つけた。36人のうち、これまでにヘリコプターなどで12人を麓に搬送、全員の死亡が確認された。
 29日は、山頂付近で午後1時ごろ、風向きが変わり硫化水素を含んだ有毒ガスが流れてきたため、捜索・救助活動を打ち切った。28日午後も二次災害の恐れが出たとして活動を中止しており、厳しい環境での作業が続いている。 


<御嶽山噴火>「早く状況好転して」納まらぬ噴煙
毎日新聞 9月30日(火)12時26分配信

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御嶽山の火山活動が活発になる恐れがあるため、山頂付近での捜索が一時中断し待機する消防隊員=長野県王滝村で2014年9月30日午前8時、丸山博撮影

 長野、岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火から4日目の30日、自衛隊や警察、消防による登山者らの救出活動は「火山活動の活発化の恐れ」から中止された。「待つしかない」「少しでも早く救出を」--。安否確認ができない登山者の家族らは、少しでも情報を得ようと、ふもとに設けられた待機場所に詰めかけている。地元の住民たちは、白煙を上げる御嶽山を不安そうに見上げた。

 現地対策本部が置かれている長野県王滝村役場では30日午前、関係各機関の担当者が慌ただしく連絡に追われた。役場職員らは御嶽山の火山活動監視のためのモニター画面を確認していた。

 救出活動の中止について、陸上自衛隊松本駐屯地の田中浩二・第1科長は「朝から天候がよく、大型ヘリコプターや新たな装備も使う準備をしていたので非常に残念。再開の指示があればすぐに動けるようにしている」と話した。

 ヘリポートになっている同村の松原スポーツ公園では、救出活動に向かうはずだった大型ヘリ2機の周りで、自衛隊員や消防隊員が白煙を上げる御嶽山を不安そうに見つめた。緊急消防援助隊に加わる名古屋市消防局の渡辺勝己消防司令長は「最後まであきらめるなと隊員に言ってきた。(噴火から)72時間が刻々と近づき心苦しい。早く状況が好転してほしい」と話した。【古川修司、堀智行】

 ◇地元の旅館「ほとんどキャンセル」

 気象庁から再噴火の可能性も示されたことに、地元住民や商店街からは噴火の影響の長期化を懸念する声が聞かれた。

 「噴火で来月以降の予約は、ほとんどキャンセル。これ以上のマイナス情報は厳しい」。長野県木曽町の旅館「山みず季URARAつたや」の経営者、池田敏生さん(59)はため息をつく。今は紅葉シーズンで観光客でにぎわう時期だが、御嶽山噴火が客足に響いている。「夏は悪天候で客足が伸びず、この時期が勝負だったのに……」と声を落とした。

 王滝村で雑貨店を営む堀内征二さん(76)は「早く沈静化してほしいのに先が見通せず、とても不安。火山灰が降って、外を少し歩いただけでせきが出る。洗濯物も外に干せない。いつになったら収まるのだろうか」という。同村の柴田つねよさん(91)は「こんな自然のすばらしいところで、災害なんてとても悲しい。新たな噴火など、いつ何が起こるか分からなくて怖い」と不安そうに話した。【飯田憲、井上知大、藤沢美由紀】

 岐阜県下呂市小坂町の御嶽山登山口近くにある旅館「湯の谷荘」のおかみ、江間則子さん(53)は「今は何が起こってもおかしくない。不安だ」という。噴火後、外出可能な服を着て就寝するほか、飲料水やヘルメットなどを自家用車に積み込み、いつでも避難できるように備えているという。30日も旅館の予約客があり、「不測の事態があれば、お客さんと一緒に避難する」と話した。【谷口拓未】


御嶽山 新たな噴火の恐れで救助活動中断
2014年9月30日(火)12時8分配信 J-CASTニュース

長野、岐阜県境にある御嶽山の噴火で、警察や消防、自衛隊は2014年9月30日朝から再開した救助活動を新たな噴火の恐れがあるため、中断した。

山頂付近では搬送されていない心肺停止の状態の24人が発見されている。30日現在、死者は12人、負傷者は69人に達した。


<御嶽山噴火>発生から3日 救出活動に火山ガスの壁
毎日新聞 9月30日(火)11時57分配信

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御嶽山から立ち上る噴煙。自衛隊や消防、警察の捜索隊が陸自ヘリ(左下)で山頂付近の捜索に向かう予定だったが、待機となった=長野県王滝村で2014年9月30日午前9時、丸山博撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などは30日から心肺停止状態で山頂付近などに残されている登山客らの救出活動を再開したが、火山活動が活発になる恐れから中止された。この日は午前11時52分で発生から3日。火山ガスなどの影響で捜索できていない場所もある中、災害時に生存率が急激に低下するとされる「72時間の壁」を迎えた。

【硫黄のにおい「これは来る」】山頂直下200メートルにいた山岳写真家が噴火直後を語る

 両県警や自衛隊などはこの日、約850人態勢で午前6時ごろから入山を開始。同7時ごろには捜索隊を乗せた陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターも山頂に向け出発する予定だった。

 しかし、気象庁によると、29日午後7時20分から30日午前1時15分まで火山性微動の振れ幅が徐々に大きくなった。いったん収束しかけたものの午前6時12分ごろから噴火当日の27日夜と同程度の振れ幅に戻った。そのため、県警などは27日と同じレベルの噴火が起きる可能性があるとして、午前7時ごろ、地上部隊は8合目付近などで待機するとともに、ヘリの出発も見合わせた。

 火山性微動は体に感じない程度の揺れで、地下のガスや水などの流動に伴って発生すると考えられている。30日朝は火口からの噴煙も増加、8時50分現在で火口上約400メートルで東に流れている。同庁火山課は「昨夜から微動のブレ幅が大きくなっていることと噴煙の量は対応している。今後、大規模な噴火につながる前兆かどうか分からないが、27日と同規模の噴火は起きうるので引き続き警戒してほしい」と注意を呼びかけている。

 一方、今回の噴火で30日午前11時までに確認されたのは死者12人、心肺停止24人で、これまでの捜索は頂上付近と頂上に至る登山ルートが中心だった。頂上につながらない他のルートや、ルートから外れた場所は捜索できておらず、身動きできずに救出を待つ登山者がいる可能性がある。しかし、「72時間の壁」を迎え、捜索には噴火特有の障害も立ちはだかる。

 気象庁の発表によると、御嶽山から放出される火山ガスのうち、低濃度でも有害な二酸化硫黄の量は1日あたり300~700トンと推定。きつい刺激臭があり、ガスが青色を帯びるのが特徴だ。空気中の濃度が高まると、死亡に至ることもある。宇井忠英・北海道大名誉教授(火山地質学)によると、二酸化硫黄は高温の火山ガスに特徴的な成分で、量が増えればより大規模なマグマ噴火の可能性も出てくるという。

 気象条件も厳しく、山頂付近は日中でも約5度で、最低気温は氷点下になることもある。噴火した27日以降、雨は降っていないが、低体温症も懸念される、【稲垣衆史、千葉紀和、須田桃子、岡礼子】

 ◇厳しい生存の条件

 災害現場に取り残された被災者が発生から72時間を経過しても生き延びた例は過去にあるが、水分を取れたり寒さをしのげたりするなどの条件がそろわないと難しい。

 山で遭難するケースでは、防寒具や沢の水などで命をつなぐケースがある。今年5月に64歳の男性が奥秩父山系で遭難したケースでは、レインコートで寒さをしのぎながらタケノコや山菜を食べ、8日後に救助された。東日本大震災でも家に閉じ込められた住民が冷蔵庫の水や食料と毛布で飢えと寒さをしのぎ、9日後救出された。

 しかし、まだ行方不明者がいるとみられるのは、秋を迎えた御嶽山の山頂高度3000メートル付近。日本気象協会の推計値によると、ふもとの長野県木曽町では日中の気温は25度前後だが、高度3100メートルでは5~6度までしか上がらない。7合目の2150メートル付近まで運行する「御岳ロープウェイ」によると、山頂付近では、噴火後の数日は冷え込みが緩んでいるが、1週間ほど前に氷点下になり、氷が張ったという。

 御嶽山は途中までロープウエーや車を使って山頂に手軽に登れるため、登山客の多くは本格的な防寒装備がないとみられる。

 長野県山岳総合センターの杉田浩康所長(61)は「体温を奪う風から逃れる岩陰や洞穴があればいいが、御嶽山の山頂付近にはあまりない。ただ真冬と違って気温が氷点下十数度に下がるわけではないので、生存するには風をよけつつ、じっと動かないで体力の消耗を防ぎ、携行していた食料や水をとれていることが必要だ」と話す。【岡礼子、町田徳丈】


御嶽山噴火、火山活動再び活発化 揺れ大きく捜索の800人は待機
産経新聞 9月30日(火)10時45分配信

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噴煙を上げる御嶽山=30日午前9時20分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影) (写真:産経新聞)

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県警と消防、陸上自衛隊は30日早朝、心肺停止状態のまま山に取り残された登山者らの救助・捜索活動を再開した。だが火山活動が活発化したため、午前8時前に活動を一時中断した。長野県によると、現場の状況が改善すれば陸上自衛隊の大型ヘリコプターで、捜索隊を山頂付近まで直接送る予定。

 気象庁によると、御嶽山では「火山性微動」と呼ばれる揺れが続いており、噴火後に沈静化していたが、29日午後7時以降に噴火直後の水準まで強まった。揺れが大きいほど有毒な硫化水素の発生量が増え、再噴火の可能性も高くなる。捜索隊は気象庁からの連絡を受け、一時中断を決めた。

 現場は硫化水素の濃度が高く、28、29日ともに活動を午後早くでいったん打ち切っており、二次災害に警戒しながら約800人態勢で臨んでいた。

 陸自は30日の活動で、これまでの中型ヘリ(輸送人員14人)に替わり、大型ヘリ「CH-47」(同55人)2機を投入し、捜索隊180人を山頂付近に送り込む予定だったが、離陸直前に一時待機となった。

 一方、長野県側の王滝登山口から山頂を目指し登っていた捜索隊員らも8合目(標高2470メートル)付近で待機を余儀なくされた。

 今回の噴火では、これまでに12人の死亡が確認され、心肺停止状態の24人が山に取り残されている。けが人は少なくとも69人に上っている。

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