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2014年9月30日 (火)

御嶽山噴火、登山者多数が負傷、18人死亡・心肺停止25人以上・10

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)が噴火した。気象庁によると、山の南側斜面を3キロ以上にわたって噴煙が流れ下るのが確認されたという。警察や自衛隊、消防は10月1日早朝、約1000人態勢で2日ぶりに捜索を再開した。自衛隊などは、心肺停止状態で見つかり山頂付近に取り残されていた24人のうち16人を収容。長野県警によると、新たに6人の死亡が確認され、死者は計18人になった。また長野県によると、別に山頂付近で7人が心肺停止状態で見つかったほか、上空から目視で3人程度を発見した。

長野県警によると、噴火が起きた27日までに303人の登山届が出されており、うち7人の安否が不明という。

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リンク:<御嶽山噴火>「何としても今日中に」…捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山、新しい火口5か所を確認…国土地理院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>心肺停止、新たに7人…捜索再開、搬送進む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:頭や背中に噴石の雨、無数の打撲痕…御嶽山 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 新たに3人を搬送 1日の搬送者計7人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 陸自の大型ヘリ出動、隊員に硫化水測定器と防毒マスク - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 新たに4人を搬送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに心肺停止の4人をヘリ搬送…御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>心肺停止の11人を搬送…救出活動再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに6人死亡確認=死者18人に、御嶽山噴火―2日ぶり捜索再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>新たな不明者情報…岐阜県警、捜索活動を開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 地震計壊れ、計測できず 山頂近くに長野県設置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 募る焦燥感 少ない情報、家族ら「みんな苦しんでいる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山捜索を中止 活動活発化、再噴火の恐れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 捜索中止…早朝に火山性微動増大し警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 登山者への警告どこまで 情報伝達に課題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 死因は噴石直撃と気道熱傷か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 捜索隊、苦渋の撤退 「72時間」無情に経過 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>救出活動を再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者18人、心肺停止は25人超 - 速報:@niftyニュース.
リンク:小5女児が依然行方不明のまま…御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:下山の男性、そばにいた女性死亡に涙「助けられなかった」…御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:捜索中断に家族ら焦り「もっと情報を」…御嶽山噴火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山 再噴火の恐れ、心肺停止24人搬送できず救助中断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助・捜索を再開…御嶽山、一定の安全確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 気象庁が発表資料を訂正 火山性微動の単位に誤り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>岐阜側、新たな不明者か 男性「はぐれた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>身元が判明した方々(長野県警など発表) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>笑顔、情熱帰らない 通夜に仲間ら200人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山噴火 富士通テン 自動車安全システム設計・開発担った2人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ドキュメント御嶽山噴火(30日) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<御嶽山噴火>命奪った大量の噴石 検視の医師が示唆 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:御嶽山の地震計壊れ、計測できず - 速報:@niftyニュース.
リンク:噴火口は5~9カ所か=レーダー観測で判明―国土地理院 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<御嶽山噴火>「何としても今日中に」…捜索再開
毎日新聞 10月1日(水)12時8分配信

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御嶽山の山頂付近からヘリで降ろした登山者を車両で運ぶ際、目隠しをする警察官ら=長野県王滝村で2014年10月1日午前9時32分、幾島健太郎撮影

 御嶽山(おんたけさん)の噴火から5日目の1日、行方不明者などの捜索活動が2日ぶりに再開された。「いつまた救助活動が中断されるか分からない。なんとしても今日中に見つけてほしい」。山頂から東約20キロの長野県木曽町で待つ安否不明者の家族らは次々に町役場の待機所に集まった。

 安否不明となっている同県松本市岡田町の若林和男さん(66)の親類男性(71)は「次はいつ救助活動が行われるか分からないから、今日中に家に帰してほしい」と訴えた。

 友人と登った若林さんは、9月27日の噴火後から連絡が取れない。無事に下山した友人によると、若林さんは噴火直後から意識がなかったという。親類男性は「待ち続けることがつらい。救助活動の状況など何でもいいから教えてほしい」と力なく話した。

 ヘリポートになっている同県王滝村の松原スポーツ公園では、山頂付近での捜索を行う消防隊員らが防毒マスクや酸素ボンベを持ち、自衛隊ヘリに次々に乗り込んだ。午前9時半ごろには、自衛隊ヘリで到着した心肺停止の数人が警察車両へ運び込まれた。陸上自衛隊第12旅団司令部の井上薫広報室長は「今日はできるだけ救助、搬送作業を進め、早くご家族に会わせてあげたい。とにかく家族の元に帰すのが一番」と話した。

 岐阜県警なども1日午前6時半、同県側山頂付近の捜索・救助活動を開始した。噴火口から同県側に向かって風が吹いており、降灰や有毒ガスの影響が懸念される。登山口がある下呂市の職員で捜索に同行した大森大助さん(37)は「風向きが悪いが、何とか目的地までたどり着きたい」と語った。【神保圭作、関谷俊介、真野敏幸、井上知大、谷口拓未】


御嶽山、新しい火口5か所を確認…国土地理院
読売新聞 10月1日(水)12時7分配信

 国土地理院は9月27日に噴火した御嶽山で、航空機からのレーダー観測などで少なくとも5か所の火口が確認されたと発表した。

 27日の噴火後、火口は少なくとも3か所あるとみられていたが、さらに詳しくわかった。他にも4か所の火口の可能性がある場所が見つかったが、噴煙は上がっていないという。

 国土地理院は同28日から30日にかけて、雲や噴煙の下の地形を把握できるレーダーと航空写真で、御嶽山付近を観測した。その結果、山小屋などがある剣ヶ峰山頂の西側から南側にかけて、地獄谷の周辺に5か所の火口と、4か所の穴のような地形があることがわかった。この地形について、国土地理院は「火口か、大きな噴石が衝突してできた跡の可能性もある」と説明している。


<御嶽山噴火>心肺停止、新たに7人…捜索再開、搬送進む
毎日新聞 10月1日(水)12時6分配信

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御嶽山頂上付近で登山者の救出活動を続ける自衛隊や消防隊員ら=2014年10月1日午前10時23分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、両県警や自衛隊などは1日朝、山頂付近などに取り残されている登山者らの救出活動を2日ぶりに再開した。長野県側では王滝頂上から剣ケ峰までの登山道「八丁ダルミ」で、心肺停止状態の7人が新たに発見された。上空からは、さらに別の3人程度が倒れているのが見つかった。また、新たに6人の死亡が確認され、犠牲者は計18人になった。

 ◇死者18人に

 9月30日までに心肺停止の24人が頂上付近に取り残されていた。14人が1日、自衛隊ヘリコプターで長野県王滝村に搬送され、うち6人の死亡が確認された。

 同県災害対策本部は火山性微動は継続しているものの、振れ幅が一定レベルで安定していると判断、救助活動再開に踏み切った。長野側の救出活動は約1000人態勢。約180人が王滝口登山口から山頂を目指し、自衛隊の大型輸送ヘリは捜索隊約180人を山頂付近にピストン輸送した。

 岐阜県側では新たな行方不明者の情報があったため、同県警などが同日、岐阜側山頂付近の捜索・救助活動を開始した。同県下呂市小坂町落合の小坂口登山口から県警と消防、市職員らの28人態勢で山に入った。噴火で負傷し入院中の男性会社員(46)=愛知県一宮市=が、岐阜県側で同僚男性(49)とはぐれたと証言しているという。

 また長野県警は、噴火のあった9月27日までに登山届を出していた303人のうち、連絡が取れない安否不明者が7人いると発表した。死亡が確認された12人のうち5人は登山届を出していなかったという。

 気象庁によると、1日正午現在、御嶽山の火山性微動の振れ幅は、増減を繰り返している。同庁火山課は「振れ幅は減少傾向だが、噴火は続いており、火山活動が弱まったとは言えない」としている。噴煙は同日午前8時50分現在、火口の縁から約400メートルの高さまで上がり、東に流れている。【稲垣衆史、野口麗子、谷口拓未、阿部周一】


頭や背中に噴石の雨、無数の打撲痕…御嶽山
読売新聞 10月1日(水)11時9分配信

 遺体の状況から、多くの人が噴石の直撃によって亡くなった可能性が高いことが明らかになった御嶽山(おんたけさん)の噴火。

 死亡確認に当たった医師らの証言からは、深手を負い、懸命に生きようとした登山者たちの姿も浮かぶ。雨のように噴石が降る中、負傷者の多くも身をかばい、後頭部や背中にけがを負った。山頂付近の現場には、今もまだ、多くの人が倒れたままだ。

 ■「想像絶する状況」

 複数の人を調べた医師は、長野県警から「ほぼ灰に埋もれていた」と説明を受けたという。骨が粉々になっていたり、無数の打撲痕があったりしており、その損傷部位から、医師は「逃げる途中で噴石に当たって亡くなり、その後、灰に埋まった方がほとんどではないか」と分析する。

 別の医師によると、体はいずれも損傷が激しく、様々な状況下で亡くなったことが推察された。噴石で致命傷を負いながら山小屋に逃げ込んだものの、そこで力尽きた人、携帯電話を手にしたまま亡くなっていた人、リュックを抱えて息絶えていた人――。医師は「想像を絶する状況だったのだろう」と推し量った。

 ■山を背に下山

 大けがを負った登山者たちを治療した医師の証言からも、噴石の恐ろしさがうかがえる。

 「負傷者は山を背にして下山したため、負傷部位は背中が中心。複数の部位を骨折しているのは、噴石の衝撃のためだ」。災害派遣医療チーム(DMAT)のスタッフとして治療にあたった長野赤十字病院(長野市)の降旗兼行医師(45)は30日の記者会見で、死亡確認をした医師らと同様の見方を示した。


御嶽山噴火 新たに3人を搬送 1日の搬送者計7人に
産経新聞 10月1日(水)11時0分配信

 長野県は1日、同日午前に御嶽山の山頂付近から新たに登山者3人をヘリコプターで麓に運んだことを明らかにした。この日の搬送者は計7人となった。


御嶽山噴火 陸自の大型ヘリ出動、隊員に硫化水測定器と防毒マスク
産経新聞 10月1日(水)10時36分配信

 御嶽山(おんたけさん)での救助・捜索活動が再開した1日早朝、長野県王滝村の臨時ヘリポートには陸上自衛隊や警察、消防の隊員ら約200人が集結し、今回の作業に初めて投入された陸自の大型輸送用ヘリ「CH-47」(輸送人員55人)に続々と乗り込み山頂を目指した。

 捜索隊に加わった自衛官の1人は、今回新たに配備された硫化水素の数値を正確に測定できる高性能検知器をたすき掛けにして搭乗を待っていた。隊員らには有毒な硫化水素を防ぐ防毒マスクも支給された。

 この日は、前回9月29日の捜索でヘリに収容する準備が整っていた16人を救助。心肺停止状態とみられる。位置を確認していた5人も搬送するという。

 一方、これまで十分な捜索が行われていなかった地点を重点的に捜索する。傾斜が急な「八丁ダルミ」と呼ばれる地点や、頂上の北側にある「白竜避難小屋」の屋内や周辺も登山者がいないかどうか確認する。

 救助開始から約1時間半後の午前9時半ごろ、心肺停止とみられる登山者を収容した最初の中型ヘリが麓に帰還。県警の白いワゴン車へ移し替えられ、家族らの待つ隣接の木曽町へ搬送された。


御嶽山噴火 新たに4人を搬送
産経新聞 10月1日(水)10時30分配信

 御嶽山噴火で、長野県などによると、1日午前に再開された捜索で、山頂付近に取り残されていた心肺停止状態の人々のうちの4人が、陸上自衛隊のヘリコプターで麓に搬送された。


新たに心肺停止の4人をヘリ搬送…御嶽山噴火
読売新聞 10月1日(水)10時19分配信

 御嶽山の噴火で、救助隊が1日午前9時25分、陸上自衛隊ヘリコプターで、新たに心肺停止状態の4人を、山頂付近から長野県王滝村の公園に搬送した。


<御嶽山噴火>心肺停止の11人を搬送…救出活動再開
毎日新聞 10月1日(水)9時53分配信

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御嶽山頂上付近で登山者の救出活動を続ける自衛隊や消防隊員ら=長野県木曽町で2014年10月1日午前10時24分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)の噴火で、長野県警や自衛隊などは1日午前、心肺停止状態で山頂付近などに残されていた11人をふもとに搬送した。この日朝から登山者らの救出活動が再開されている。


新たに6人死亡確認=死者18人に、御嶽山噴火―2日ぶり捜索再開
時事通信 10月1日(水)9時43分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊、消防は1日早朝、約1000人態勢で2日ぶりに捜索を再開した。自衛隊などは、心肺停止状態で見つかり山頂付近に取り残されていた24人のうち16人を収容。長野県警によると、新たに6人の死亡が確認され、死者は計18人になった。また長野県によると、別に山頂付近で7人が心肺停止状態で見つかったほか、上空から目視で3人程度を発見した。
 9月30日は火山性微動の振幅が大きく、新たな噴火の恐れもあることから、安全が確保できず、山頂付近での活動ができなかった。29日も硫化水素を含んだ有毒ガスの濃度が上がり、活動を途中で切り上げた。
 救助隊は1日、火山性微動の観測データに注意しながら、徒歩で約180人が山頂に向かった。また、自衛隊の大型ヘリコプターがピストン輸送で山頂付近に救助隊員約185人を運んだほか、約640人が後方支援に当たった。
 他にも巻き込まれた人がいないか、登山道周辺を中心に捜索も続ける。長野県警によると、噴火が起きた27日までに303人の登山届が出されており、うち7人の安否が不明という。
 一方、岐阜県側でも、登山道に男性1人が取り残されている可能性があり、県警や消防が1日朝から約30人態勢で捜索を始めた。
 長野県警などによると、犠牲者の多くは火口から近い山頂周辺の屋外で見つかり、噴石が当たるなどして死亡したとみられる。 


<御嶽山噴火>新たな不明者情報…岐阜県警、捜索活動を開始
毎日新聞 10月1日(水)9時13分配信

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御嶽山で捜索活動を行う自衛隊や消防、警察の隊員を乗せた自衛隊ヘリ=長野県王滝村の御嶽山5合目で2014年10月1日午前7時44分、丸山博撮影

 御嶽山(3067メートル)の岐阜県側山頂付近で新たな行方不明者の情報があり、岐阜県警などは1日、同県側山頂付近の捜索・救助活動を開始した。同日午前6時半に、同県下呂市小坂町落合の登山口から県警や消防など30人態勢で山に入った。

 9月27日の噴火で負傷し、同県高山市内の病院に入院中の男性会社員(46)=愛知県一宮市=が、一緒に登山をしていた同僚男性(49)とはぐれた、と証言したため。【谷口拓未】


御嶽山噴火 地震計壊れ、計測できず 山頂近くに長野県設置
産経新聞 10月1日(水)8時0分配信

 長野県が御嶽山の山頂近くに設置していた地震計が昨年8月に老朽化のため壊れ、地震を観測できていなかったことが30日、長野県への取材で分かった。機器の調達や予算の関係で、10月中旬ごろに更新する予定だったという。

 気象庁によると、御嶽山では同庁や長野、岐阜両県などが計12カ所に地震計を設置。データは同庁に提供され、長野県のものは火口に最も近い。気象庁の担当者は「正常なら山麓などの観測点で捉えられない微少な地震が分かった可能性はあるが、噴火は規模が小さく、事前に警戒レベルを上げられたかどうかは分からない」と話している。

 長野県によると、土砂災害対策として平成9~12年度、3カ所に地震計を設置。風雨や雷の影響で壊れやすく、修理して使ってきたが、昨年6~8月、山頂を含む2カ所の機器が壊れた。県の担当者は「雨量計や監視カメラもあるので問題ないと考えていた」と説明している。


御嶽山噴火 募る焦燥感 少ない情報、家族ら「みんな苦しんでいる」
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

 御嶽山(おんたけさん)の噴火から4日目の30日、長野県警と消防、自衛隊による救助・捜索活動は活発な火山活動に阻まれ、1人も搬送できないまま中止となった。安否不明となっている登山者の家族は一刻も早い救助を望んでいるが、一向に進まぬ救助活動に焦燥感を募らせている。救助に携わる関係者ももどかしさを抱えているが、火山活動に衰える気配はなく、救助・捜索活動の長期化も懸念される。

 「みんな疲れ切っている」。麓にある長野県木曽町役場の待機所を訪れた名古屋市の女性(60)は、息子が安否不明のままだ。救助・捜索活動中断の知らせに「早く見つけてほしい。それだけです」と言葉少なに語った。

 待機所では、この日午前9時ごろから集まった約80人の家族らに対し、県警と町は状況を説明。救助中断を告げると、一様に疲れ切った表情で「一刻も早く再開してほしい」との強い声が上がったという。

 友人を捜している愛知県豊田市の男性(47)によると、県警の担当者から救助中断の報告があったが、具体的な状況が把握できないことに対し、「どうなっているんだ」と職員に詰め寄る人もいたという。男性は「少しでも希望を持ちたいとみんな思って苦しんでいる。安否を知りたい」と切実に語った。

 午後に完全に捜索が打ち切られ、この日の救助の見込みが完全に断たれると、待機所から仮眠所となっている町内の公民館に次々と戻る家族の姿も。

 息子の帰りを待つ男性(52)は「自然だから仕方がないが、本音を言えばヘリを飛ばしてほしい」と訴える。噴火から4日目を迎え、妻(52)は疲労やストレスから体調を崩したという。「希望もなくなり、(息子の体が)戻ってくるのを待つだけだが、役場に行っても情報が得られない」とこぼし、公民館に入った。

 情報量の少なさについて、木曽町の原隆副町長は「安否情報は県が一本化しているが、同時に共有できておらず、町にも情報が入らない」と情報集約に課題があることを認める。

 木曽町によると、29日夜には公民館などの仮眠所で50人以上が夜を明かしたという。ある男性は「昨日は眠れなかった。今もだいぶ疲れている」と憔悴(しょうすい)した様子だった。

 3日連続で午後早くに救出活動は打ち切られており、待機生活は長期化も懸念される。このため、町は、保健師や看護師らを仮眠所や待機場所となっている役場に常駐させ、家族からの体調不良などの相談受け付けを始めた。

 情報が少ない中で時間だけがたっていく状況に、家族らの焦燥感は募るばかりだ。友人を捜しに待機所を訪れた男性は「町には緊急時の対応に関するマニュアルがないようだ。今回の災害を教訓にすべきではないか」と話した。


御嶽山捜索を中止 活動活発化、再噴火の恐れ
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)の噴火で、長野県警と消防、陸上自衛隊は30日、火山活動が活発化しているとして、心肺停止状態のまま山頂付近に取り残された登山者らの救助・捜索活動を中止した。有毒ガスの発生などで9月28、29両日も中断しており、救助・捜索活動は難航している。

 長野県によると、30日の活動は約850人態勢で、心肺停止状態の登山者を搬送し、山中に取り残されている恐れがある連絡の取れない人を捜索する予定だった。陸自はこれまで使用していた中型ヘリコプター(輸送人員14人)に代わり、大型ヘリ「CH-47」(同55人)2機を投入し、捜索隊180人を山頂付近に送り込む計画だった。地上からの捜索隊は早朝に長野県側の王滝登山口から山頂を目指し入山を始めた。

 しかし気象庁によると、30日午前6時すぎから、火山性微動の振れ幅が大きくなり、噴火当日の9月27日夜と同程度になった。気象庁担当者は報道陣に「27日と同規模の噴火が起こる可能性がある」と説明した。

 これを受け、救助・捜索活動を一時中断。午後まで再開のタイミングを計ったが危険な状況は変わらず、全ての活動が中止された。

 山頂付近には心肺停止状態の24人が取り残されている。ほかにも遭難者がいる可能性がある。これまでに12人の死亡が確認され、東京都中央区新川の会社員、上方麻衣さん(31)ら全員の身元が特定された。


御嶽山噴火 捜索中止…早朝に火山性微動増大し警戒
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

 30日の救助・捜索活動が中止となったのは、御嶽山の火山性微動の振幅が同日早朝に増大したからだ。火山ガスの発生も加わり、気象庁は火山活動が活発化しているとの見方を示した上で「再び噴火する可能性もある」と注意を呼び掛けている。

 気象庁によると、火山性微動はマグマや水など何らかの流体物の移動により、地中で起きる小さな振動で、火山活動の動きを見る指標となる。

 気象庁が剣ケ峰南東約2キロに設置している観測点のデータでは、火山性微動が9月27日午前11時52分の噴火の約10分前から発生。振幅は噴火後に徐々に落ち着いていたが、29日午後7時20分ごろから30日午前1時15分ごろにかけて増大した。その後収まったが、同6時12分ごろから再び増大、増減を繰り返した。

 一方、地下で何らかの破損が起きて発生すると考えられている火山性地震も多い状態が続く。27日は午前11時以降に399回を観測し、その後は減少傾向にあるが、28日131回、29日53回、30日も午後2時までに42回を記録している。

 火山性微動と火山性地震の発生はいずれも火山活動が活発なことを示しており、気象庁は今後も27日と同規模の噴火が起きる可能性があるとして警戒を呼び掛けている。ただ、傾斜計には特段の変化はみられず、気象庁は「現段階でマグマが関与する大規模な噴火が起こるとは考えにくい」と指摘している。


御嶽山噴火 登山者への警告どこまで 情報伝達に課題
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

 ■警戒レベル1…気象庁、自治体に対応求めず

 御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)では噴火の約2週間前に地震が増えたが、一般への情報提供は不十分だった。登山者の多くは無警戒だったとみられ、情報伝達に課題を残した。

                   ◇

 ◆周知体制に課題

 御嶽山で火山性地震が増え始めたのは9月10日。この日だけで52回、翌日も85回を観測し、気象庁は11日に火山解説情報を発表し山頂付近で火山灰が噴出する可能性があるとして警戒を呼び掛けた。

 気象庁はこの情報をホームページに掲載したほか、地元自治体にも提供。しかし、マグマ活動に関連する火山性微動や地殻変動は観測されなかったため、噴火警戒レベルは1(平常)のままとし、自治体に対し登山者への警戒呼び掛けなど新たな対応を求めることはなかった。

 情報提供を受けた岐阜県下呂市防災情報課は「地震の多発を注視していた。しかし、その後は減っており、噴火につながるとは考えず外部に発信しなかったのが反省点」という。

 気象庁火山課は「自治体に手厚く説明できたか、一般への呼び掛けが分かりやすかったかなどを検討し、情報利用のあり方を考えたい」としている。

 山谷えり子防災担当相は30日の閣議後会見で「情報提供のあり方を今後、考えていく」と述べ、検証する考えを示した。

 噴火予知が難しい中で、前兆とは確認できていない段階での情報を、登山者にどう伝えたらよいのか。

 平成12年の噴火で予知に成功し、初の事前避難が実現した有珠山(うすざん)。地元の北海道洞爺湖町は周辺住民の避難計画は策定済みだが、登山者への情報周知の体制は未整備だ。「今回のように予兆を事前に把握できない噴火は想定していなかった。情報をどう伝えたらよいかが抜け落ちていた」(企画防災課)と話す。

 静岡県は富士山噴火の避難計画を作成中で、「どういうタイミングで登山者に警戒情報を伝えるか考えていかなければならなくなった。メーリングリストなどに登録してもらい、リアルタイムで登山者に情報を直接流すことも考えられる」(危機情報課)という。

 福島県は今回の御嶽山噴火の前から、専門家を交えた火山の防災協議会を11月にも立ち上げることを予定していた。「避難計画の策定状況などを議論するが、情報伝達のあり方は今回の教訓として議題になる」(災害対策課)としている。

 火山の啓発活動をしている磐梯山(ばんだいさん)噴火記念館(福島県北塩原村)の佐藤公(ひろし)副館長(58)は「予兆がない噴火に備えて、山頂付近に防災無線を早急に整備すべきだ。登山口には電光掲示板などで直近の情報を流すことで、登山客に判断の材料としてもらうことも重要だ」と提案する。

 日本山岳協会の小野寺斉常務理事は「現在は登山者同士で情報のやり取りをしているが、今後はこうした災害情報を協会でも共有し、情報ルートに入れていかなくては」と話す。

 ◆かえって混乱も

 ただ、地震増加などの情報を単に伝えるだけでは、かえって誤解や混乱につながる恐れもある。避難や入山規制などの防災対応は、気象庁の噴火警戒レベルに基づいて行う体制になっており、今回のようにレベルの引き上げがない段階での情報活用は難しい。

 東大地震研究所の中田節也教授(火山学)は「情報伝達の仕方を工夫する必要はあったが、一般の人が地震増加などの情報を突然受けても、危険性がどの程度あるのか判断できない。十分に理解できるようにして伝える必要があり、実際は簡単なことではない」と指摘する。

 その上で中田教授は「情報がなかったことを後追いのように議論するのではなく、自然災害について真剣に考える社会全体の姿勢や教育が重要だ」と話した。


御嶽山噴火 死因は噴石直撃と気道熱傷か
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

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御嶽山は今も盛んに噴煙を上げている=30日午前9時3分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、甘利慈撮影)(写真:産経新聞)

 多数の死傷者を出した御嶽山の噴火。警察は死亡が確認された人の死因を公表していないが、多くの負傷者の応急処置に当たった病院関係者は、死因の多くは噴石の直撃や熱風を吸い込んだことによる気道熱傷との見方を示している。

 山頂付近にいた時、噴火に遭遇した茨城県ひたちなか市の鈴木貴浩さん(35)。一緒にいた大学時代の後輩の女性(35)が噴石を脚に受けて意識不明となった。脚は不自然に折れ曲がり、大量出血していた。止血し、心臓マッサージをしたが、鼓動が止まったのが分かったという。

 死亡が確認された静岡県御前崎市の会社員、増田直樹さん(41)は頭部を噴石が直撃。遺族は警察から脳挫傷が死因と説明を受けたという。

 埼玉県熊谷市の加藤佳幸さん(29)は降り注ぐ噴石から身を守ろうと、とっさに頭を両腕で覆った。山小屋に逃げ込む余裕もなく、その上から岩や石が容赦なく打ち付け、鎖骨や腕など6カ所を骨折した。

 9月29日までに計61人のけが人が運ばれた長野県立木曽病院によると、このうち9割が噴石が直撃したことによる骨折・打撲や、熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だったという。

 井上敦院長(60)は搬送された患者について「重傷者の大半が噴石や熱風によるもの。中には落下物が頭や胸に当たり、脳出血や肺損傷の疑いのある患者もいた。落下物の当たり方や打ち所が生死を分けたのではないか」と話した。


御嶽山噴火 捜索隊、苦渋の撤退 「72時間」無情に経過
産経新聞 10月1日(水)7時55分配信

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陸上自衛隊の大型輸送ヘリを使った救助活動に向け警察官らが待機していたが、この日の現場入りは中止となった=30日午後、長野県王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)(写真:産経新聞)

 陸上自衛隊、警察、消防は30日、9月27日の噴火以来、初めて丸一日捜索活動を断念する事態に陥った。この日は災害時の生存率が急速に低下するとされる「72時間の壁」が迫る中、前日の3倍となる自衛隊員らの投入による捜索の進展が期待されていた。それだけに、足止めされた隊員たちは悔しがった。

 「休めるときに休むんだ」。長野県王滝村の臨時ヘリポートに待機した県警機動隊の若手隊員は、出動できずにもどかしがる後輩にこう言葉をかけた。「仕方ない…」と言葉を継いだが、悔しげな表情は自らに言い聞かせるようだった。この日は、これまでの中型ヘリコプター(輸送人員14人)に代わり、大型ヘリ「CH-47」(同55人)を投入。前日の3倍となる180人の隊員を山頂に送り込む予定だったが、翌日に持ち越された。噴火から72時間を超えた正午過ぎには、登山口から山頂を目指した隊員らも山頂を目前に下山した。

 有毒な硫化水素への新装備もそろっていた。防毒マスクが配られ、高性能検知器も全部隊に配備。捜索が実現すれば、数時間に限られていた活動を延長できる可能性も高かったという。

 山頂付近は硫化水素濃度が上昇し、再噴火の恐れも出た。緊急消防援助隊愛知県大隊の渡辺勝己大隊長(51)は「一人でも多く連れ戻したいが、自分の身を守れない環境では救出活動はできない」と話した。麓へ搬送こそできなかったが、心肺停止とみられる16人をすぐにヘリに収容できる地点まで運んでいる。新たに5人の位置も確認した。陸自第13普通科連隊の田中浩二3佐(54)は「捜索できていれば、16人と5人は収容できたのではないかと思う」と悔しさをにじませた。


<御嶽山噴火>救出活動を再開
毎日新聞 10月1日(水)7時26分配信

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御嶽山頂上を目指す自衛隊と警察の捜索隊=長野県王滝村の御嶽山5合目で2014年10月1日午前7時51分、丸山博撮影

 長野、岐阜県境の御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県の災害対策本部は1日早朝、両県警や自衛隊などによる救助・捜索活動を再開した。火山性微動はまだ大きいものの、安定していると判断した。捜索隊は同日午前6時15分、王滝口から入山を開始した。自衛隊の大型ヘリコプター2機で約180人を山頂付近に搬送する。この日の活動には約1000人が参加する。

 災害対策本部によると、専門家は短時間で活動するよう求めたという。【稲垣衆史】


死者18人、心肺停止は25人超
2014年10月1日(水)7時10分配信 共同通信

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 御嶽山山頂付近で登山者の救助活動を続ける自衛隊員ら=1日午前10時47分、共同通信社ヘリから

 御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県は1日、新たに10人程度の心肺停止状態の登山者らが見つかったと発表した。同日、6人の死亡が確認され、死者は計18人となった。死亡確認された人のほか、25人以上が心肺停止状態とみられ、69人が重軽傷。

 気象庁によると、火山活動による被害では、火砕流で43人(行方不明者含む)が犠牲になった1991年の長崎県の雲仙・普賢岳が戦後最悪だった。御嶽山では、死者や心肺停止状態が45人前後に上り、上回る可能性が出てきた。


小5女児が依然行方不明のまま…御嶽山噴火
スポーツ報知 10月1日(水)7時5分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊などは30日早朝、山頂付近などに取り残された登山者の救出・捜索活動を開始したが、火山活動が活発化し二次災害の恐れがあるため、3日連続で捜索は打ち切られた。

 母や兄らと一緒に登っていた愛知県豊田市の小学5年の女児(11)が、行方不明のままだ。日帰り登山の17人のグループに参加し、27日午前8時ごろに長野県側から入山。同グループでは、同県知立市の高校3年・伊藤琴美さん(18)の死亡が確認されている。女児の母と兄は無事だった。

 女児らと一緒にいた豊田市の男性(59)によると、頂上にある御嶽神社で昼食を食べ終えた直後、境内のわきから音もなく灰色の煙が上がった。「逃げろ」。とっさに目の前にあった社務所の軒下に飛び込んだ。ドーンという爆発音に続き、辺りは真っ暗に。噴石が辺りに降り注ぎ、暗闇の中で悲鳴やうめき声が聞こえた。

 薄明かりが差したときに周りを見ると、まるで雪のように灰が降り積もっていた。目の前にある山頂広場で、楽しそうに並んでおにぎりをほおばっていた伊藤さんと女児の姿はなかった。周りにいた10人ぐらいの姿も消えていた。

 女児が通う小学校の教頭は、28日に木曽町の集会所で女児の両親と面会。両親は疲れた様子だったが、女児が救出されるのを信じて待ち続けているという。学校によると、女児はバスケットボールクラブに所属。活発でやさしい性格だったという。小学校は全校生徒と保護者に災害の件を報告し、30日に予定していた栗拾いを中止にした。


下山の男性、そばにいた女性死亡に涙「助けられなかった」…御嶽山噴火
スポーツ報知 10月1日(水)7時4分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊などは30日早朝、山頂付近などに取り残された登山者の救出・捜索活動を開始したが、火山活動が活発化し二次災害の恐れがあるため、3日連続で捜索は打ち切られた。

 長野県側に27日、下山した愛知県豊川市の男性(52)は「助けられなかったのが一番…」と声を詰まらせた。避難した山頂近くの社務所で一緒にいたのは15人前後。そばにいた女性の呼吸が止まるのを見ているしかなかった。

 男性は下山中、7~8人が火山灰に埋もれるのを目撃。助けようと懸命に灰を掘ったが、次々にまた崩れていくだけ。その場を離れた。噴石の直撃を受けた人を建物に運び入れたという栃木県の女性(65)も「見捨ててきたような気がする」と無念さをにじませた。

 日本山岳ガイド協会理事の竹内敬一さん(60)は「自分の身を守ることを最優先に行動してほしい」と呼び掛けている。


捜索中断に家族ら焦り「もっと情報を」…御嶽山噴火
スポーツ報知 10月1日(水)7時4分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や自衛隊などは30日早朝、山頂付近などに取り残された登山者の救出・捜索活動を開始したが、火山活動が活発化し二次災害の恐れがあるため、3日連続で捜索は打ち切られた。長野県木曽町役場にある「災害対策本部」には連絡されず、待機家族への通知が遅れるなど混乱が続いた。長野県警は、29日に死亡を確認した1人を東京都中央区の会社員・上方(かみかた)麻衣さん(31)と発表。死者12人全員の身元が判明した。

 山頂付近に心肺停止状態の24人が取り残されたまま、またも救助活動は打ち切られた。長野県によると、30日の救助・捜索活動は約850人態勢。陸自の大型ヘリコプターで山頂に直接要員を運ぶ一方、陸上から捜索隊が山頂に向かう予定だった。10月1日朝に再開する予定だが、有毒ガスの発生など火山活動次第で、救出活動が長期化する可能性もある。

 長野県災害対策本部では1時間おきに県、警察、消防、自衛隊などの職員が検討を続けた。「早く山が静かにならないのか」といった声も飛んだという。現場の自衛隊からは「ヘリコプターで少数の部隊に絞って現場に投入したい」との提案も上がった。

 だが、“現地”では混乱が続いていた。長野県木曽町によると、捜索打ち切りは午後2時20分ごろ決まったが、木曽町役場「災害対策本部」には、県や対策本部にいる警察官からも知らされないまま。約40分後、テレビなどの報道を通じて知ったという。御嶽山に登った可能性がある約46人の安否確認を求め、訪れた家族ら約120人に知らされたのは午後3時すぎだった。すでに報道で打ち切りを知っていた一部の家族らは午後2時半ごろ、災害対策本部の発表を待たずに町役場を後にした。

 この日午前7時ごろ、町役場を訪れた愛知県一宮市の男性は、次男が安否不明になっており、「搬送した人の衣服の写真を見せるぐらいの情報提供があってもいいのでは」と話した。「もっと多く情報を知りたい。何が分かったのか、さっぱり分からない。なぜ教えてくれないのか」と憤る人や「早く捜索を進めてほしい」と願う家族もいた。家族らが宿泊に使う公民館などにもテレビはあるため「情報ならわざわざ町役場まで来なくても(公民館にいても)変わらない」と、あきれて話す不明者の知人もいた。他の情報でも、木曽町が報道以上に早く知ることはまれだという。

 行方不明になっている神奈川県小田原市在住のめいの無事を祈り、毎日訪れている長野県駒ケ根市の60代女性は「何も情報はなかったです。捜索に期待して明日も来ます」と憔悴(しょうすい)した様子だった。


御嶽山 再噴火の恐れ、心肺停止24人搬送できず救助中断
スポニチアネックス 10月1日(水)7時1分配信

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で30日、火山活動が活発化したため一人も搬送できないまま救助・捜索活動が途中で打ち切られた。地下で水蒸気などが移動することによって発生する火山性微動の振幅が大きくなったことが理由で、気象庁は27日と同規模の噴火が起きる恐れもあるとしている。山頂付近に心肺停止状態の24人が取り残されており、救助は10月1日朝に再開する予定。

 悪条件に阻まれ、捜索・救助活動が28日から3日連続で途中で断念を余儀なくされた。この日中断した最大の理由は、火山活動が活発化し二次災害の恐れがあるためだった。

 気象庁によると、微動の幅が29~30日午後、噴火当日の夜と同水準に拡大。29日には火山ガスの二酸化硫黄の放出量が1日当たり1000トンで、前日から倍増していたことも判明した。気象庁は「活動の高まりがみられる」として、二次災害の危険性があるとみている。

 ただ、地殻変動などは観測されておらず、マグマ自体が噴出するような噴火の兆候はない。27日と同規模の水蒸気爆発による噴火の可能性はあるが、噴火警戒レベルを3(入山規制)から上げる程度ではないとした。

 微動は、新しく形成された火口内の狭い通り道を噴気が通り抜けたり、地下水が熱せられたりした際に発生する可能性があるとみている。29日夜から突発的な水蒸気噴出などの振動で空気が揺れる「空振」も発生しているが、原因は不明。

 長野県によると、この日の救助活動は約850人態勢。陸自の大型ヘリコプターを投入し、山頂に直接要員を運ぶ計画だった。陸路からも早朝に捜索隊が山に登り始めたが、火山活動が活発化したと判断し、午前7時ごろには中断を余儀なくされた。午前11時52分には最初の噴火から丸3日が経過し、災害時に生存率が急激に低下するとされる「72時間の壁」を越えた。

 山麓にある公園のグラウンドでは山頂に向かう予定だった陸自ヘリと、警察官や消防隊員を含めた救助隊がいつでも出発できるよう準備していたが、午後2時20分に打ち切りが決まった。第12旅団司令部広報室長の井上薫1等陸尉も「残念だが、二次被害が起きるのも防がなければならない。ジレンマだ」と唇をかんだ。

 噴火ではこれまでに12人の死亡が確認されており、全員の身元が判明している。心肺停止状態の24人が山に残されており、安否不明者も全容が分かっていない。火山活動がこのまま収まらず、有毒ガスの発生が続けば、救出活動が長期化することも危惧されている。


救助・捜索を再開…御嶽山、一定の安全確認
読売新聞 10月1日(水)6時47分配信

 長野県は1日朝、前日中断した御嶽山での救助・捜索活動の再開を決めた。

 マグマなどの動きを示す「火山性微動」の振幅が前日より弱まり、一定の安全が確認されたとしている。長野県警などの救助隊の一部は1日午前6時15分に入山を開始した。


御嶽山噴火 気象庁が発表資料を訂正 火山性微動の単位に誤り
産経新聞 10月1日(水)1時43分配信

 気象庁は30日夜、御嶽山の噴火に関して発表した資料の一部に誤りがあったとして、ホームページ上におわび文を掲載した。

 誤っていたのは、30日に高まった火山性微動の振動幅を示すグラフ上の単位。本来は「10マイクロメートル毎秒」と記載するべきなのに、「10のマイナス1乗(10分の1)マイクロメートル毎秒」と記載。このため、グラフ上の数値が実際の100分の1に見えるようになっていた。


<御嶽山噴火>岐阜側、新たな不明者か 男性「はぐれた」
毎日新聞 10月1日(水)1時15分配信

 岐阜県警は30日、御嶽山の噴火で負傷し入院中の愛知県一宮市の男性会社員(46)が一緒に登山していた同僚の男性(49)とはぐれたと話していることを明らかにした。県警は1日午前6時から30人態勢で捜索する。

 県警によると、会社員らは山頂付近で噴火に遭遇。岐阜県側の「五の池小屋」に向かおうとした際、同県側に入ってすぐの地点で同僚とはぐれた。会社員は「同僚に噴石が当たった」と話しているという。県警は、はぐれたとされる地点よりも手前の山小屋「二の池新館」までしか捜索していなかった。【梶原遊】


<御嶽山噴火>身元が判明した方々(長野県警など発表)
毎日新聞 9月30日(火)23時14分配信

 27日に発生した御嶽山噴火の犠牲者のうち身元が判明した方々は次の通り(30日まで。長野県警発表)

 名古屋市中村区亀島、会社員、浅井佑介さん(23)▽岐阜市次木(なめき)、同、三浦勇さん(45)▽長野県塩尻市峰原、同、林卓司さん(54)▽同県松本市中川、無職、横田和正さん(61)▽静岡県御前崎市白羽、会社員、増田直樹さん(41)▽岐阜県中津川市中津川、同、関口泰弘さん(39)▽東京都大田区下丸子、同、高田紗妃さん(29)▽川崎市麻生区上麻生、同、高橋秀臣さん(41)▽横浜市港北区大豆戸町、同、本多達一さん(39)▽神戸市、同、山上貴史さん(45)▽愛知県知立市東長篠、高校3年、伊藤琴美さん(18)▽東京都中央区新川、会社員、上方麻衣さん(31)


<御嶽山噴火>笑顔、情熱帰らない 通夜に仲間ら200人
毎日新聞 9月30日(火)23時8分配信

 御嶽山の噴火から4日目の30日、死亡が確認された登山者の遺族らは、沈痛の面持ちで「地獄の山」から戻ったひつぎと対面した。失われた明るい笑顔、仕事への熱い情熱の大きさに、仲間や同僚は言葉を失い「何もしてやれなかった」と悔やんだ。

 ◇愛されキャラに別れ 名古屋の会社員、浅井さん

 名古屋市中村区の会社員、浅井佑介さん(23)の通夜が30日夜、同区内の斎場で営まれた。「山にはちょくちょく行っているとは聞いていたけど。どうして」。同僚や友人たちは、浅井さんの若すぎる死を悼んだ。

 「死が受け止められない」。通夜の後、報道陣の取材に応じたいとこの会社員、後藤尚弘さん(40)は声を落とした。

 事故当日、浅井さんは高校時代の友人で登山仲間の2人と出かけた。御嶽山は小学校の時に家族と数回登ったことがある山だった。無料通信アプリ「LINE(ライン)」で母親に写真が送られてきたのは、27日午前10時ごろ。登山道で撮った写真だった。その約2時間後、山は噴火した。

 事故後、家族に警察から連絡があった。目撃者の話から、山頂の山小屋付近で噴石が右の肩の後ろに当たった。山小屋に逃げ込んだが、外傷性ショック死で息を引き取ったのだという。2人の友人の安否は今も不明だ。

 中学時代の親友で会社員の井川公輔さん(23)は「あいつが巻き込まれるなんて」と信じられない様子で話した。浅井さんは中学時代、ラグビー部で活躍。「体が大きかったから、後ろの席だと黒板が見えなかった」という。現在は名古屋市内のインターネット関連会社に勤め「愛されキャラで、周囲から頼りにされていた」(職場の同僚男性)という。今春には正社員になったばかりだった。

 「無職でまともな生活をしていなかった俺に、自分の職場に来いと言ってくれた」。別の会社を見つけたが、その心意気に、井川さんは今も感謝しているという。

 通夜には親族や友人、会社関係者など約200人が参列したという。高校時代の卒業アルバムの写真が遺影に掲げられた。【大野友嘉子、山本佳孝、三上剛輝】

 ◇同僚失い「力出ない」富士通テン

 御嶽山の噴火で社員2人が死亡した富士通グループの「富士通テン」は30日、神戸市兵庫区の本社で記者会見を開いた。上司や同僚ら3人が「2人を失ったのは大きな損失だ」と肩を落とした。

 死亡したのは、山上貴史さん(45)=1989年入社、神戸市=と関口泰弘さん(39)=98年入社、岐阜県中津川市。2人は、自動車の安全制御に関する開発に従事していた。

 山上さんと同じ職場の東昭宏さん(46)は「設計で難しい問題に行き当たっても行動力でうまく進めてくれた。先週も相談に乗ってくれた」と思い出を語った。上司の品川登起雄さん(44)も「業務に大きく貢献してくれた。亡くなったことが現実と思えない」と下を向き、唇をかんだ。

 関口さんは昨年7月から同社中津川テクノセンター(中津川市)に勤務。転勤前に同じ職場だった元上司の盛林敏之さん(56)は「研究熱心で、周りが心配するくらい集中して仕事をこなしていた。プロジェクトが一段落し、気晴らしに山に出かけたのだろう。ショックで気が抜け、力が出ない」と表情を曇らせた。

 同社では他に、管理職の男性1人の安否が分かっていない。【矢澤秀範】


御嶽山噴火 富士通テン 自動車安全システム設計・開発担った2人
産経新聞 9月30日(火)23時7分配信

 御嶽山噴火で死亡した電子機器製造「富士通テン」(神戸市兵庫区)社員、山上貴史さん(45)=兵庫県=と関口泰弘さん(39)=岐阜県中津川市=の同僚らが30日、同社で報道陣の取材に応じ、悲痛な胸の内を明かした。

 同社によると、2人は、同社が基幹事業化を目指していた車間距離を保つための車の安全システムの設計や研究開発を担当。ソフトウエア開発のリーダーだった山上さんは、社内でも顔が広く行動力があり、関係部署との連携もスムーズに進めた。同僚男性(46)は「難しい問題に直面したとき、うまく進められたのは、元気にみんなに声をかけてくれる山上さんがいたから」と振り返った。

 関口さんは仕事熱心で責任感のある人柄。一緒にプロジェクトに取り組んだ同僚男性(56)は「ショックで気が抜けて力が出ない。2人を失ったことはかなりのダメージだ」とかみしめるように語った。


ドキュメント御嶽山噴火(30日)
読売新聞 9月30日(火)22時54分配信

 5時30分 消防、警察、自衛隊の合同救助隊が救助・捜索活動を再開

 7時05分 火山性微動の振幅が大きくなり、救助隊が活動を中断

 8時50分 死亡した愛知県知立市の伊藤琴美さん(18)が通う高校の緊急全校集会で、生徒らが黙とうをささげる

 9時50分 頂上付近に火山性ガスが多く危険だとして、自衛隊が大型ヘリの出発を見送ると発表

 10時00分 長野県議会の代表質問で、阿部守一知事は「全ての被災者を一刻も早く家族の元に送り届けたい。農業被害者などの復興再建を支援したい」と答弁

 10時45分 救助・捜索活動の中断について、長野県木曽町の原隆副町長が記者会見で「一刻も早く救助活動を進めてほしい」と語る

 10時50分 長野県警が、29日に収容された8人のうち、ただ1人身元が分からなかったのは、東京都中央区の会社員、上方麻衣さん(31)だと発表

 10時58分 山谷防災相が記者会見で、噴石から身を守るシェルター(退避壕(ごう))の不備が指摘されている点について、「事後の検証をしっかりと行い、噴火時の的確な対応に努めていかなければならない」と述べる

 11時20分 江渡防衛相が記者会見で、「有毒な火山ガスの発生も確認されており、二次災害防止のため、適切な防護措置を実施するとともに、必要に応じ早期に退避するなど(自衛隊)隊員の安全確保に配慮している」と語る

 12時15分 長野県は、地上からの救助隊の撤退を決定。大型ヘリに代わり、中型ヘリで自衛隊員らを輸送するか協議へ

 12時45分 長野県の阿部知事が、国土交通省の北川イッセイ副大臣と県庁で会談し、災害対策について要望書を手渡す

 14時20分 長野県は、火山性微動が続いているため、この日の捜索・救助活動を中止すると発表

 17時30分 東京・霞が関で非常災害対策本部の第3回会議が開かれ、山谷防災相が「火山性微動の振幅がやや大きくなったことから、救助活動を中止せざるを得なかったが、一刻も早く実施したい」と強調

 19時30分 長野県が報道陣に「安否不明者71人」とする木曽広域消防本部の資料を配布した。「十分な精査を経て得たものではない」と説明


<御嶽山噴火>命奪った大量の噴石 検視の医師が示唆
毎日新聞 9月30日(火)22時53分配信

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噴石が直撃し、屋根に大きな穴が開いた御嶽頂上山荘周辺で救助活動をする自衛隊員ら=御嶽山頂上付近で2014年9月29日午前9時、本社ヘリから小出洋平撮影

 御嶽山の噴火で、搬送された心肺停止の登山者の検視に立ち会う長野県木曽医師会会長の奥原佐(たすく)医師(65)が30日、毎日新聞の取材に応じ、「今も山に残されている人たちの身元が早く分かるようにしたいが、火山活動で捜索が思うように進まないのがつらい」と語った。

 奥原さんは山頂から約30キロ離れた同県木祖村で診療所を営む。医師会に協力の依頼が入ったのは噴火翌日の28日朝。11ある診療所の医師全員が待機し、同日午後から木曽町にある旧上田小学校体育館に運び込まれた心肺停止状態の登山者の検視に交代で立ち会っている。

 30日までに死亡を確認したのは12人。医師は死因などを記した検案書を作る。奥原さんは「(死因は)噴石が直撃したことによる(外傷性の)ショック死がほとんどではないか」と説明する。火山ガスによる中毒症状は確認されていないという。下山した登山者らの証言のように、大量の噴石が命を奪った可能性がある。

 一様に登山者を覆う火山灰は県警の担当者たちがきれいに取り払っている。リュックサックなど所持品がない登山者の身元確認は難しく、1人あたり3時間近くかかる例もあった。8人が搬送された29日の作業は深夜にまで及んだ。

 奥原さんは、1979年に御嶽山が噴火した際、今回の噴火で災害対策医療の拠点となっている県立木曽病院に勤務していた。「前回はけが人も出なかった。ここまでの災害は初めてだ」と言う。

 開業医たちが待機する間はそれぞれの診療所の診察は止まる。この日、捜索は中断されたが奥原さんは診療の合間に体育館を訪れた。「地域の患者さんもいる。医師の数が少なく、長期化すると大変だが、可能な限り協力したい」【八田浩輔】


御嶽山の地震計壊れ、計測できず
2014年9月30日(火)22時20分配信 共同通信

 長野県が御嶽山の山頂近くに設置していた地震計が昨年8月に老朽化のため壊れ、噴火前に起きる地震を観測できていなかったことが30日、長野県への取材で分かった。機器の調達や予算の関係で、10月中旬ごろに更新する予定だったという。

 気象庁によると、御嶽山では同庁や長野、岐阜両県などが計12カ所に地震計を設置。データは同庁に提供され、長野県のものは火口に最も近い。気象庁の担当者は「正常なら山麓などの観測点で捉えられない微少な地震が分かった可能性はあるが、噴火は規模が小さく、事前に警戒レベルを上げられたかどうかは分からない」と話している。


噴火口は5~9カ所か=レーダー観測で判明―国土地理院
時事通信 9月30日(火)22時15分配信

 御嶽山の噴火について、国土地理院は30日、航空機からレーダーなどを使い観測したところ、噴火口が少なくとも5カ所確認されたと明らかにした。他にも4カ所で噴火口の可能性がある穴が見つかっており、今後精査する。
 地理院は29~30日、「合成開口レーダー」という、噴煙や雲を素通しして地形を観測できる装置を使用。航空写真と照らし合わせて噴煙の有無などを分析した。 

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