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2014年8月28日 (木)

広島で豪雨による土砂崩れ、72人死亡、不明者は2人に・13

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ72人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は2人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

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リンク:思い出の巾着袋、どこに=「落ち込む祖父に元気を」―土砂掘り続ける孫・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 行動派だった渡辺さん、社長の右腕だった佐々木さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 土砂の最終処分めど立たず…土のにおい、ごみの悪臭 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 復旧ジレンマ、不通のJR可部線が住民の「生活道路」に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 資産価値より命を優先…「警戒区域」前倒し指定の動き - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害防止法改正に着手=基礎調査の公表義務化へ―太田国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害防止法の改正を指示…太田国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>避難所に段ボールベッド 床より寝やすく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 死者72人全員の身元判明、歯の鑑定も効果 不明者2人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者72人特定、不明2人に=避難解除、「一両日中に判断」-広島土砂災害 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<広島土砂災害>大量の土砂やがれき、公園など占拠 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>死者72人全員の身元判明 行方不明2人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島、死者72人全員の身元判明 - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂災害、死者72人の身元確認…不明2人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 石川さん夫妻の死亡確認、アパートの住人8人全員死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 二次災害防ぐプロ集団「TEC-FORCE」稼働中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 あふれる土砂、仮置き場増設へ 最終処分めど立たず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難住民にエコノミー症候群兆候 - 速報:@niftyニュース.
リンク:死者72人特定、不明2人に=避難解除、「一両日中に判断」―広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島の災害、行方不明者の人数確認はなぜ遅れたのか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>つろうてかなわん 一家4人死亡、涙の別れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>公営住宅入居始まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>死者72人に 不明は4人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>砂防ダムの整備急務 八木地区、2基工事中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者72人、行方不明は4人に…広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害、行方不明4人に=6遺体の身元判明―広島県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島災害の土砂置き場、迫る満杯 - 速報:@niftyニュース.
リンク:土砂災害、続く捜索=29日で発生10日目―死者72人・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 奇跡的に無傷で残った神社、捜索活動の前線基地に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 高野さん死亡確認 妻は依然不明…「一緒に弔いたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>妻と約束の旅果たせず 65歳夫、心残り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警戒区域への支援検討=土砂災害防止法改正で―古屋防災相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>ボランティア対応で混乱も 2次災害の恐れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:加藤官房副長官、初動の不手際認める=安倍首相指示公表2時間遅れ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

思い出の巾着袋、どこに=「落ち込む祖父に元気を」―土砂掘り続ける孫・広島
時事通信 8月29日(金)17時32分配信

 大きな被害が出た広島市安佐南区八木地区。長年連れ添った妻を失い落ち込む祖父を励ましたいと、2人の思い出の品である祖母の黄色い巾着袋を捜し続ける大学生がいる。「見つかるまで掘り続けたい」。大好きな祖父と祖母への感謝を込め、泥だらけでスコップを振るった。
 土砂災害当日、大学1年の原田大輔さん(18)は、夜が明けると隣に並んで建っていたはずの祖父母宅が消えていることに気が付いた。祖父義明さん(83)は運よく助かったが、祖母トシエさん(75)が寝ていた部屋は大きな石に押しつぶされており、がれきの中から変わり果てた姿で見つかった。
 2人は評判のおしどり夫婦だった。「最後に旅行に連れていってやりたかった」と落ち込む義明さん。避難所を訪問した松井一実広島市長に「結婚50年という長い年月を一緒にやってきた。大変残念です」と切々と悲しみを訴える義明さんの姿を見て、大輔さんは「何とか元気づけたい」と強く思った。
 連日捜している黄色い巾着袋は、トシエさんが生前大切にしていたもの。義明さんは「どうしても見つかってほしい」とこだわっている。大輔さんは「中身は知らないが、2人の重要なものが入っているはずだ。諦めたくない」と話した。 


広島土砂災害 行動派だった渡辺さん、社長の右腕だった佐々木さん
産経新聞 8月29日(金)15時20分配信

 29日、死亡が確認された渡辺美恵子さん(69)は山好きで、毎日ジムに通って体力作りを欠かさない行動派の女性だった。

 「数年前に亡くなったご主人とも町内会の登山サークルで夫婦仲良く自然を楽しんでいた。いつも元気に山を登っていた」。近所に住む花戸信子さん(65)は、渡辺さんがうれしそうに山登りの醍醐味(だいごみ)を語る姿が忘れられない。

 花戸さんは「お盆に大山(だいせん)の5合目まで登ることができたから、その報告をしようと思っていたのに…」と声を詰まらせた。

 午後には、28日夜に身元が特定された佐々木秀敏さん(53)の遺体が荼毘(だび)に付される。勤務先ののり加工会社で「商品の目利きが確か」と頼りにされていた。社長の浜野孝治さん(67)は「私の右腕だった。幹部として会社の将来を託したかったが、残念すぎる」と肩を落とした。

 2人は約30年前から仕事上の付き合いがあり、約10年前から佐々木さんは、浜野さんの会社で働き始めた。生産部長として商品の仕入れや品質管理を担当。毎朝、規則正しく午前7時に家を出て、誰よりも早く出社する「会社になくてはならない存在だった」(浜野さん)という。

 地元ではソフトボールを楽しみ、小学校のPTAチームでは投手。愛妻家と評判で、ともに土砂に流され、亡くなった妻の厚子さん(53)と映画や買い物に出かける姿が週末ごとに見かけられていた。


広島土砂災害 土砂の最終処分めど立たず…土のにおい、ごみの悪臭
産経新聞 8月29日(金)15時20分配信

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土砂崩れで被災した安佐南区緑井でがれきの撤去をする住人=29日午前、広島市安佐南区緑井(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)

 家や道路、線路を埋め尽くした土砂。復興に向け、撤去作業は急ピッチで進められているが、広島市の推計で50万立方メートルという膨大な土砂の撤去は終わりが見えない。仮置き場に集められた土砂の最終処分もめどが立っておらず、町を覆う土のにおいは消えない。

 国や広島県、市は道路を覆う土砂の撤去作業を24時間態勢で進めているが、国土交通省中国地方整備局によると撤去の進捗(しんちょく)率は27日夜現在35%にとどまる。

 住宅内に流入した土砂もボランティアの手を借り撤去が進んでいるが、かき出した土を詰めた土嚢(どのう)の回収が追いつかず、積み上げられた土嚢で道路がふさがっている場所もある。

 土砂の処分も大きな課題だ。現在、公園や空き地に確保した仮置き場に集積されているが、がれきやごみを含んだままでは埋め立て処分地に搬入できない。分別について、松井一実市長は29日の会見で「プラントの整備に4カ月はかかる」と話しており、仮置きが長期にわたる可能性がある。

 積み上がった土砂は、紛れ込むごみのにおいも加わり、悪臭を放つ。被害が大きかった安佐南区八木で泥出しを手伝った男性(65)は「早く撤去してほしい」と話していた。


広島土砂災害 復旧ジレンマ、不通のJR可部線が住民の「生活道路」に
産経新聞 8月29日(金)15時20分配信

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土砂撤去作業が進むJR可部線。しかし、線路は被災者らの“生活道路”にもなっている=29日、広島市安佐南区(頼光和弘撮影)(写真:産経新聞)

 土砂災害に襲われた広島市北部を通るJR可部線緑井-可部間の復旧を目指すJR西日本広島支社が、ジレンマを抱えている。土砂で埋まった道路に代わり、線路が地域住民の「生活道路」になっているからだ。早期の運転再開を求める利用者とのはざまで、鉄道マンの努力が続く。 

 「家の前の道路に泥が入ってきて隣にも行けん。しばらく線路を使わせてもらえりゃあ助かるけど…」

 線路にたまった土砂をスコップですくい、土嚢(どのう)に詰めるJR西の作業員を眺めながら、地元の男性(61)がつぶやいた。可部線沿線では29日、土砂で埋まった道路の代わりに、線路を歩く人の姿があちこちでみられた。

 土砂災害では可部線も安佐南区の八木地区で、がれきや泥がレールを覆った。

 「これほどの被害が出るのは初めて。作業員の手配も容易ではない」とJR西広島保線区の佐藤靖司副区長(58)。復旧作業は枕木や保安設備を傷つけないよう重機は入れず、手作業で進む。レールを支えるバラスト(敷石)は泥に埋まったままだが、枕木が見える程度まで戻り、人が歩くのには支障がない。

 八木地区などで道路の復旧が進まないことから、住民には線路を引き続き「生活道路」として使いたいという気持ちがある。だが、JR西や、可部線の利用者は早期の運転再開を望む。

 代行バスで広島駅まで通勤する安佐南区の女性(50)は毎朝30分早く、家を出なければならなくなった。「道路が渋滞するので予定通りに移動できないし、バスは混み合ってる」とうんざりした様子。

 サッカークラブに通うため可部線を利用していた同区の中学3年の男子生徒(15)も「毎回、友達の親に車で送迎してもらうのは心苦しい」と訴える。

 被災者の思いと、利用者のニーズのはざまで、JRの担当者は「線路を生活道路として使っている人にも配慮しつつ、できるだけ早く復旧したい」としている。


広島土砂災害 資産価値より命を優先…「警戒区域」前倒し指定の動き
産経新聞 8月29日(金)15時17分配信

 広島市の土砂災害を受け、近畿各府県で土砂災害の恐れがある「土砂災害危険箇所」を土砂災害防止法に基づく「警戒区域」「特別警戒区域」に前倒しで指定する動きが相次いでいる。ただ、指定の進捗(しんちょく)状況を示す「指定率」は30%から136%(完了)まで自治体間のばらつきも大きい。指定が遅れれば、住民が危険性を認識しないまま災害に巻き込まれる可能性もあり、各自治体は指定を急ぐ構えだ。

 国土交通省は、平成14年度に土砂災害の危険性がある地点を土砂災害危険箇所として公表。全国52万5307カ所のうち、35万4769カ所が土砂災害警戒区域に指定されており、指定率は68%にとどまる。

 近畿2府4県の砂防担当課によると、指定率のトップは京都府(136%)で、兵庫県(97%)、奈良県(87%)、大阪府(86%)、滋賀県(74%)、和歌山県(30%)と続く。京都府の担当者によると、危険箇所の周辺部も含めて現地調査を進めた結果、100%を超えたという。一方、和歌山県の担当者は指定率が低い理由について「危険箇所が県内に1万8千カ所以上と多く、指定が追いつかない」とこぼす。

 広島県は危険箇所が全国最多の3万1987カ所で、指定率が37%にとどまっていたために住民の危機意識が希薄になり、逃げ遅れたとの見方もある。こうした現状に大阪府の松井一郎知事は「居住地域の危険性を認識してもらうためにも警戒区域の指定を急ぎたい」とし、指定完了時期を当初の28年度末から前倒しするよう部局に指示した。

 滋賀県も当初の32年度から2年前倒しし、和歌山県の仁坂吉伸知事も指定を迅速化させる意向。兵庫県は現在1カ所しかない特別警戒区域を今年度内に数十カ所、指定する方針という。

 ただ、警戒区域の指定には現地の地質調査や住民への危険周知などが必要で、より危険性が高い区域は特別警戒区域に指定するが、宅地開発が制限される。このため「資産価値が下がる」といった住民の反発もあり、なかなか進まないのが実情で、国交省の担当者は「時間がかかるようであれば、すでに公表済みの危険箇所を改めて住民に周知してほしい」としている。

 ◆法改正に着手

 一方、太田昭宏国交相は29日の記者会見で、住民への早期周知に向け、指定前に対象区域の公表を義務付ける方向で土砂災害防止法の改正作業に着手したことを明らかにした。秋の臨時国会での成立を目指す。


土砂災害防止法改正に着手=基礎調査の公表義務化へ―太田国交相
時事通信 8月29日(金)13時12分配信

 太田昭宏国土交通相は29日の閣議後記者会見で、広島市の土砂災害を受け、土砂災害防止法の改正案の作成に着手したことを明らかにした。都道府県が土砂災害警戒区域などの指定の際に行う基礎調査(実施調査)について、結果の公表を義務付けることなどを盛り込む。秋の臨時国会で成立を目指す。 


土砂災害防止法の改正を指示…太田国交相
読売新聞 8月29日(金)13時8分配信

 広島市北部で起きた土砂災害で、太田国土交通相は29日の閣議後の記者会見で、土砂災害防止法の改正を指示したことを明らかにした。

 都道府県が土砂災害危険箇所を調査して警戒区域か特別警戒区域に指定する際、基礎調査を行った時点で結果公表を義務づけることが柱で、秋の臨時国会での成立を目指す。

 国土交通省によると、土砂災害危険箇所は全国で約52万5300あるが、7月末現在、都道府県が基礎調査を行って、指定を終えた警戒・特別警戒区域は約35万4800か所で、指定率は67・5%にとどまる。今回の現場のほとんどは指定されていなかった。

 また基礎調査を行っても、手続きに時間がかかるほか、地価下落などを懸念して住民の合意が得られないなどの理由で、指定が進まないケースが約4万か所(昨年12月末現在)あるといい、早期に結果を公表することで、住民の防災意識の向上につなげたい考えだ。


<広島土砂災害>避難所に段ボールベッド 床より寝やすく
毎日新聞 8月29日(金)12時37分配信

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避難所に敷き詰められた段ボール製の簡易ベッド=広島市安佐南区緑井で2014年8月28日午後4時10分、山崎一輝撮影

 広島市安佐南区緑井の避難所では、段ボールで作る簡易ベッドが整然と並んでいる。小さな段ボール箱24個と天板で組み立てたもので、被災者が快適に眠れるようにと、大阪府八尾市の段ボールメーカー「Jパックス」が400人分を届けた。

 1人用は長さ195センチ、幅90センチ、高さ35センチ。箱の中に補強用の仕切りが入っており、重さは約9.5トンまで耐えられるという。

 避難生活を送る70代の女性は「硬い床に布団を敷いていたので背中が痛かったが、段ボールベッドは軟らかくて寝やすい」と喜んでいた。【山崎一輝】


広島土砂災害 死者72人全員の身元判明、歯の鑑定も効果 不明者2人
産経新聞 8月29日(金)12時10分配信

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広島市安佐南区緑井で自宅から荷物を取りに来た住人=29日午前、宮崎裕士撮影(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で、広島県警は29日、死者2人の身元について、いずれも安佐南区八木4丁目の渡辺美恵子さん(69)と高野千津子さん(60)と確認したと発表した。死亡した72人全員の身元が判明した。なお行方不明となっているのは2人で、いずれも60代の大屋弘子さんと西田末男さん。犠牲者の身元特定には歯科医らも尽力した。

 県警や消防、自衛隊は29日も不明の2人が住んでいた八木地区を集中捜索。小雨がぱらつく中、土砂で住宅が流された跡地を警察官らがスコップで掘り返し、手がかりを探した。重機も4台投入して土砂を運び出し、移動の妨げとなる大きな流木は、のこぎりで短く切って撤去していた。

 身元特定は近年、DNA型鑑定が主流だが、歯の鑑定は昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故などでも活用された。


死者72人特定、不明2人に=避難解除、「一両日中に判断」-広島土砂災害
2014年8月29日(金)11時56分配信 時事通信

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行方不明者の捜索が続く土砂災害現場=29日午前、広島市安佐南区八木

 広島市北部の土砂災害で、広島県警は29日、これまでに死亡が確認された72人全員の身元を特定したと発表した。行方不明者は2人になった。災害発生から10日目。県警、消防、自衛隊は約3500人態勢で、2人が住んでいた地域を集中的に捜索している。
 松井一実市長は同日、同市安佐南区と安佐北区で継続している避難指示・勧告の解除について、「全体が大丈夫となれば、全面解除してもいい。一両日中に判断する」と述べた。市は両区の約15万人に指示・勧告を出しており、この日も小学校などの避難所に約1200人が身を寄せている。
 県警などによると、依然行方が分からない2人は大屋弘子さんと西田末男さん。いずれも60代で、安佐南区八木に住んでいた。
 市災害対策本部などによると、20日未明の土砂災害では市内計75カ所で土石流が発生。八木地区では50人が死亡した。 


<広島土砂災害>大量の土砂やがれき、公園など占拠
毎日新聞 8月29日(金)11時34分配信

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土砂災害現場から一時的に公園に運ばれてきた土のう=広島市安佐北区で2014年8月29日午前10時7分、大西岳彦撮影

 広島市北部の土砂災害で、住宅地や道路に流れ込んだ大量の土砂やがれきが、仮置き場になっている公園や広場を次々と占拠する事態になり、市は仮置き場の手配に追われている。市の試算では、土砂は東京ドーム0.4杯分に相当する50万立方メートルもあり、昨年10月の伊豆大島の土石流(死者・行方不明者39人)で東京都が試算した約17万立方メートルをはるかに超える。最終処分のためには土砂とごみの分別も必要で、市は29日、市内に分別プラントを建設することを決めた。完成に4カ月かかるといい、作業完了にどれだけの期間が必要か全容をつかめていない。

 市によると、これまで確保した仮置き場は、安佐北区の可部運動公園など4カ所と安佐南区の伴西公園の計5カ所。発生1週間ほどで、それぞれ650~7000平方メートルの敷地の5~8割が、運び込まれた土のうやがれきなどで埋まった。このままでは運び入れる場所がなくなってしまう上、運搬するトラックが往来する関係から仮置き場周辺住民との調整が必要なため、候補地選定を急いでいる。

 特に被害が大きかった安佐南区では28日夜までに、新たに区内の市有地7カ所(計約7万5000平方メートル)を確保。順次開設し、土砂やがれきを受け入れる。安佐北区では29日から、中国電力の研修所の敷地を一部(約2万平方メートル)、新たな仮置き場として使用できることになった。市は当面の仮置き場は確保できたとしているが、担当者は「どれだけの敷地が必要になるか分からないので、仮置き場の候補地探しは続けていく」としている。

 最終処分するには、仮置き場に集まった土砂などと木くずやプラスチックの分別が必要。市は広島港近くの同市南区に分別プラントを造る予定だ。県も処分への協力を決めており、分別の済んだがれき類と土砂をそれぞれ受け入れる。このうち土砂は最大29万立方メートルの受け入れが可能で、追加受け入れも検討している。【寺岡俊、吉村周平】


<広島土砂災害>死者72人全員の身元判明 行方不明2人に
毎日新聞 8月29日(金)11時30分配信

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土のうが山積みにされた住宅地の中で不明者の捜索活動をする警察官ら=広島市安佐南区八木で2014年8月29日午前10時34分、後藤由耶撮影

 広島市北部の土砂災害で、広島県警は29日、新たに収容されている遺体のうち2人の身元が判明したと発表した。行方不明者とされていた4人のうちの2人で、同市安佐南区八木4丁目の高野千津子さん(60)と渡辺美恵子さん(69)。これで死者72人の身元が全員、判明した。残る行方不明者は2人。県警や消防、自衛隊などは約3000人態勢で捜索や土砂の撤去を続けている。行方不明者が被災したとされる安佐南区八木3丁目周辺に人員を集中投入して捜索する。

 一方、広島市は29日、同市安佐南区の市立梅林小に避難している被災者を対象に、市内のホテルを2次避難所として提供すると発表した。計83人分を確保しており、随時追加する。梅林小ではこの日から新学期が始まる予定だったが、教室が避難所として使われているため延期した。市は避難者を減らして少しでも早く授業を再開させる方針。即日受け付けを始め、9月1日から入所を始める。【入江直樹、石川裕士】


広島、死者72人全員の身元判明
2014年8月29日(金)11時23分配信 共同通信

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 行方不明者の捜索を続ける警察官=29日午前、広島市安佐南区八木

 広島市の土砂災害で、広島県警は29日、死者の2人について、同市安佐南区八木4丁目の渡辺美恵子さん(69)と高野千津子さん(60)と身元を確認したと発表した。死亡した72人の身元は全員判明したが、なお2人が行方不明となっている。

 市災害対策本部によると、行方不明になっているのは安佐南区八木3丁目の大屋弘子さんと西田末男さんで、いずれも60代。県警や消防、自衛隊は、2人が住んでいた安佐南区八木地区を集中的に捜索している。

 八木地区では小雨がぱらつく中、土砂で住宅が流された跡地を警察官らがスコップで掘り返し、手がかりを探した。


広島土砂災害、死者72人の身元確認…不明2人
読売新聞 8月29日(金)11時16分配信

 広島県警は29日、今回の土砂災害で2人の遺体の身元が判明し、これまでに死亡した72人全員の身元が確認されたと発表した。

 行方不明者は2人減って2人になった。警察と消防、自衛隊は約3400人態勢で、不明者が居住していた広島市安佐南区八木3を重点的に捜索している。

 松井一実市長は29日、避難指示・勧告について「二次災害の危険がなければ、一両日中に全面解除を判断する」と述べた。

 市は29日正午現在、安佐南、安佐北両区の21地区6万3291世帯、15万131人に避難指示・勧告を発令。約1200人が小学校や公民館などで避難を続けている。


広島土砂災害 石川さん夫妻の死亡確認、アパートの住人8人全員死亡
産経新聞 8月29日(金)11時3分配信

 6月に結婚したばかりの夫婦の新居は跡形もなくなっていた。28日、石川史郎さん(42)と妻の仁美さん(37)の死亡が確認され、建物ごと土石流に押し流された安佐南区八木3丁目のアパート「ルナハイツ」に住んでいた8人全員の死亡が判明した。

 看護師の仁美さんは子供好きで小児科に勤務。同僚が体調不良で入院した際は真っ先に病室に駆けつけた。史郎さんのことを「優しい人なの」と打ち明け、ほおを赤らめたという。

 史郎さんはグループホームの管理者として、認知症のお年寄りをサポートしていた。「常に利用者目線で考えろ」と部下に言い聞かせる熱血漢だった。

 同僚の宮崎雅子さん(59)は「これからは私たちがこのグループホームを守っていく番です」と声を震わせ、死を悼んだ。


広島土砂災害 二次災害防ぐプロ集団「TEC-FORCE」稼働中
産経新聞 8月29日(金)11時0分配信

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広島市安佐北区で、雨の影響などで崩落した道路や河川の被害を調査するTEC-FORCEの隊員ら(中国地方整備局提供)(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害現場で、行方不明者の捜索や復旧を下支えするプロ集団が活動している。国土交通省で河川や砂防を担当する職員でつくる緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE(テックフォース)」。被災現場から流れ出る水の量などから二次災害の危険度を分析し、捜索隊に伝えるほか、被災箇所をどのような順番で復旧させるのが最適かを自治体にアドバイスするのが役目だ。隊員らは土石流被害の予防策も探りながら、緊張感をもって現場を見つめている。

◆“プロの目”

 住宅地に迫る山の斜面に土石流の痕跡が生々しい広島市安佐南区、安佐北区の災害現場。隊員は連日、被害が起きた斜面を登り、“プロの目”で現場を見て、土石流の流れ方などの状況を確認している。

 現地では、雨による二次災害の危険が消えない。国交省国土技術政策総合研究所土砂災害研究室(茨城県つくば市)から隊員として派遣されている国友優さん(46)は「一番怖いのは、土砂が沢の途中でせき止められているケース。ちょっとしたことで一気に土石流が起こる可能性がある」と表情を引き締める。

◆東日本大震災でも稼働

 TEC-FORCEは、大規模災害時に被災自治体をサポートする目的で、平成20年度に発足した。隊員は、国交省の各地方整備局で河川や道路整備などに精通している職員たちで、災害復旧の初動対応で力を発揮する。

 1班4~5人で編成され、調査などに当たる。現場歴が10年以上のベテランが配置されることが多く、二次災害防止の手立て▽復旧作業の優先順位▽今後の予防策-などを分析する。

 平成23年3月の東日本大震災や同年9月の紀伊半島豪雨、25年10月の東京・伊豆大島での土石流災害などの現場でも稼働。今年5月までに延べ約3万4千人が派遣された。

◆態勢100人超

 広島市の土砂災害を受け、国交省は発生当日の20日に、中国地方整備局などからTEC-FORCEのメンバー57人を派遣。その後、100人以上に増員して活動を続けている。

 現場では警察や消防、自衛隊が一刻も早く行方不明者を探し出そうと捜索を続けているが、これまで降雨により、二次災害による被害を避けるため活動が妨げられた。TEC-FORCEは、斜面から流れ出る水の量や濁りの有無を確認するなどして、捜索の中断や再開の判断にも関わっているという。

 「今回ほど、多くの住宅が巻き込まれた土砂災害は見たことがない」。これまで伊豆大島の現場なども経験した国友さんは、改めて爪痕の大きさをかみしめるとともに、「今回の現場でも、土石流を防ぐ砂防堰(えん)堤(てい)や鉄筋コンクリートの建物で被害が食い止められているところがある。今後の土砂災害対策の参考にしなければならない」と話した。


広島土砂災害 あふれる土砂、仮置き場増設へ 最終処分めど立たず
産経新聞 8月29日(金)10時50分配信

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黙々と家の周りに堆積した土砂を取り除き、袋に詰める女の子=27日、広島市安佐南区八木(頼光和弘撮影)(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で、被災現場から撤去した土砂を集積している仮置き場について、市が新たに3カ所を増設する方針を固めたことが28日、市への取材で分かった。現在の仮置き場の一部が満杯になる恐れが出てきたため。一方、仮置き場から最終処分地に搬出するには土砂に混じるがれきなどを取り除く必要があり、市は分別計画の策定なども急ぐ。

 広島県警は死者のうち新たに6人の身元が判明し行方不明者が4人となったと発表した。死者は72人。

 市は、安佐南区八木など被害が大きかった地域に流れ込んだ土砂量を約50万立方メートルと推定。公園など計5カ所の仮置き場を設け、回収土砂を搬入してきた。

 しかし、「民家から道路脇に出される土砂が、回収しても回収しても出てくる状態」(市担当者)が続いており、数日中に満杯になる場所も出てきている。


避難住民にエコノミー症候群兆候
2014年8月29日(金)10時47分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で、避難所生活を送る住民23人のうち4分の1を超える6人に、「エコノミークラス症候群」の兆候とされる血栓が静脈中にできていたことが29日、新潟大大学院講師の榛沢和彦医師らによる検診で分かった。避難所で生活する人はなお約1200人いて、窮屈な生活は長期化することも懸念されており、健康対策は急務となっている。

 エコノミークラス症候群は、長時間座ったままなど同じ姿勢を保つことで足や腕がうっ血し、血栓ができる症状。一般的に血栓の発生率は4%程度とされており、10%を超えるのは異常な状態という。


死者72人特定、不明2人に=避難解除、「一両日中に判断」―広島土砂災害
時事通信 8月29日(金)9時40分配信

 広島市北部の土砂災害で、広島県警は29日、これまでに死亡が確認された72人全員の身元を特定したと発表した。行方不明者は2人になった。災害発生から10日目。県警、消防、自衛隊は約3500人態勢で、2人が住んでいた地域を集中的に捜索している。
 松井一実市長は同日、同市安佐南区と安佐北区で継続している避難指示・勧告の解除について、「全体が大丈夫となれば、全面解除してもいい。一両日中に判断する」と述べた。市は両区の約15万人に指示・勧告を出しており、この日も小学校などの避難所に約1200人が身を寄せている。
 県警などによると、依然行方が分からない2人は大屋弘子さんと西田末男さん。いずれも60代で、安佐南区八木に住んでいた。
 市災害対策本部などによると、20日未明の土砂災害では市内計75カ所で土石流が発生。八木地区では50人が死亡した。 


広島の災害、行方不明者の人数確認はなぜ遅れたのか?
THE PAGE 8月29日(金)9時31分配信

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[画像]行方不明者の捜索現場で、一時的に待機する捜索隊員ら(広島市安佐南区緑井7丁目で)

広島市の土砂災害は、20日未明の発生から1週間以上が経過しました。28日19時に県警が発表している死者は72人、行方不明者は4人。捜索はいまだに昼夜を問わず続けられています。さまざまな課題が浮かび上がっている今回の災害、行方不明者数の確認も難航を極めました。その理由と教訓は何でしょうか。

<フォト・ジャーナル>広島土砂災害

■同時多発の土石流、捜索の手阻む

行方不明者数は当初、広島県警発表で7人ほどでしたが、2日目の21日に突如、51人にまで急増。その後も52人にまで増えたかと思うと47人、41人と減っていくなど、大きく揺れ動きました。時間とともに身元が判明していくという事情を超えて、当局が混乱していることは誰の目からしても明らかでした。

一番の原因は、今回の災害があまりにも「同時多発」で、救助や捜索が追いつかなかったことにあります。未明の3時間に平年1カ月分の降雨量を超える集中豪雨で、密集した住宅地の崖は一気に崩壊。土石流の発生場所は同市安佐北区と安佐南区の11キロで少なくとも50カ所にのぼったと見られています。消防、警察には通報が殺到。被害の全体像がつかめぬまま一カ所の地区に入ると、大量の土砂やがれきに阻まれ、狭い傾斜地で車両も進めず、捜索は大いに手間取りました。

筆者も発生3日目の22日に安佐南区緑井7丁目を回りましたが、数軒の家が泥に埋まっていても手つかずの地域が多く、「この辺にはまだぜんぜん捜索が入っていない」と住民の悲鳴が。ようやくたどり着いた警察の捜索隊も「ここで何人を捜せばいいのかは聞いていない。とにかく1カ所ずつしらみつぶしにしていって、次に移るしかない」と漏らしていました。

■核家族化、プライバシーも壁

現場は家が一軒丸ごと跡形もなくなっているような状況です。「一家全員と連絡が取れない」という事態が多発したのに加え、高齢化や核家族化が進み、地域のつながりが薄いこと、さらに夏休みで外出していたり、逆に遠方から家族が戻ってきたりしている可能性など、流動的な要素が次々に浮かび上がりました。

もう一つは、捜査当局の縦割りの問題が挙げられます。現場の捜索を担っていたのは主に広島県警と広島市消防局。それぞれに把握している地域の情報や被害情報が食い違い、それをすり合わせるのに時間がかかりました。

広島市の松井一実市長はこれまでの記者会見で「警察は県の組織、消防は市の組織で、縦割りのようなところがあった」として、そのすり合わせをどうするかで「実質1日かかり、2日目からやり始めた」と認めています。結局、国も交えた合同対策本部でそれぞれの情報を持ち寄り、重複をなくしたり、避難先や外出先で無事かどうかなどを確かめたりするのに時間が費やされました。

それでも所在がつかめない人たちは、氏名や住所の公表に踏み切るしかありませんでした。ここで行く手を阻んだのは「プライバシーの壁」です。市には当初、個人情報保護法の観点から「親族の同意なく氏名や住所などの個人情報を公表はできない」という慎重論がありました。しかし、個人情報保護条例の「市民の生命や財産を守る必要がある際には、個人情報を第三者に提供できる」との規定を確かめた上で、松井市長が「私の責任でやる」と判断、25日に市のホームページやマスコミを通じて不明者リストを公表しました。

松井市長は同日の会見で「警察、行政として今までの諸ルールから、慎重にやろうじゃないかということでやっていた。前例がなかった」と、数日間の苦渋を明かしました。一方、昨年の伊豆大島の土砂災害では、大島町が翌朝には行方不明者の氏名リストを役場の掲示板に張り出しており、広島市との対応の違いが議論を呼んでいます。

このように、不明者数の確認、公表という面からも都市型災害の課題をまざまざと見せつけた今回の災害。南海トラフ地震や首都直下型地震では、さらに甚大で「同時多発」の被害が想定されます。行政の救助や捜索にすべてを頼ることはできません。あらためて身の回りの危険性や、地域のつながりを再確認することが欠かせない教訓だと言えるでしょう。

(関口威人/ジャーナリスト)


<広島土砂災害>つろうてかなわん 一家4人死亡、涙の別れ
毎日新聞 8月28日(木)23時2分配信

 「見ていてこっちまで和むような家族だった」--。広島市北部の土砂災害で自宅を流された安佐南区八木3のアルミサッシ販売業、冨永利夫さん(61)の一家は4人全員が亡くなった。介護ヘルパーで妻の真由美さん(55)、一人娘の美奈子さん(31)、義母の吉村シズコさん(85)。先に見つかった利夫さんの葬儀は終わり、28日、3人の合同葬儀が市内で営まれた。約200人の参列者は涙にくれながら、夫婦を中心とした仲良し家族の思い出を胸に刻んだ。【加藤小夜、大森治幸、岡村崇】

 真由美さんの30年来の友人という女性は、冨永さんの家族が仲良くカラオケや県内観光に出掛けていたことを覚えている。「冨さん(利夫さん)と真由美はおしどり夫婦だったし、3世代みんなが仲がよかった。忘れない」。災害が起きた20日、無料通信アプリ「LINE」で「おはよう、大丈夫でしたか」「連絡して 心配してます」とメッセージを送り続けた。祈るような気持ちだった。しかし、返信はなかった。

 「今日で7日目だよ 美奈ちゃんと帰ってきてよ」と送った26日夜、広島県警から真由美さんと美奈子さんの死亡が発表された。女性は4月末、真由美さんと買い物に出掛けた。「今日はありがとう39(サンキュー)。また連絡しまーす」。女性は「あのLINEの連絡が最後になるなんて」と涙を浮かべた。

 買い物の付き添いなど真由美さんに介護を頼んでいた女性(76)も「優しいし、気が利くし、ようしてくれちゃった(よくしてくれた)」。足が不自由なため葬儀には参列できなかったが、「娘のように思っていた。身内が亡くなったような……。つろうてかなわん」としのんだ。

 一方、美奈子さんは高校時代にダンスに熱中し、友人とチームを組んでイベントに出ていた。知人らによると、明るく成績優秀、スポーツもできた。土石流が起きたのは、美奈子さんらが幼い頃、探検ごっこをして遊んだ裏山。参列した幼なじみの女性(34)は「山はよく遊びに行った思い出の場所。言葉がありません」と肩を落とした。

 美奈子さんは10年ほど前に中学校で英語を教えたことがあり、教え子の成人式の2次会に駆けつけたことも。葬儀に参列した教え子の女性会社員(22)は「先生の分まで一生懸命に生きます」と話した。


<広島土砂災害>公営住宅入居始まる
毎日新聞 8月28日(木)22時32分配信

 広島市北部の土砂災害で、自宅が全半壊した被災者を対象とする市営・県営住宅への入居が28日、始まった。避難所や親戚宅での仮暮らしを強いられていた被災者らはほっとした様子だったが、入居期間が限られるなど、不安が残る中での新生活スタートとなった。

 現地では依然、約1200人が避難所生活を続けており、住宅供給は追いついていない。市は国家公務員宿舎や、民間アパートも活用して確保に努める。

 土石流でアパートが1棟ごと流されるなど、大きな被害が出た同市安佐南区八木3の県営住宅1階に住んでいた無職、佐々木守さん(76)、孝子さん(71)夫妻は28日午前、南区の市営高層住宅に入居した。

 自宅は家の中まで土砂が入り込み、2人は親戚宅に身を寄せていた。復旧のめどは全く立っていない。孝子さんは「土砂崩れのことはもう思い出したくない。1、2階は嫌になりました」と7階の部屋を選んだ。

 新生活は文字通りゼロからのスタートだ。洗濯機など家電製品は泥で使えなくなったが、家電量販店「エディオン」から被災者向けの家電セットを提供された。

 この日は近くのスーパーで食器や洗剤、ハンガーなど最低限の日用品を購入。「これで安心してゆっくり寝られる」と畳の感触を確かめていた。【石川将来、岡崎英遠】


<広島土砂災害>死者72人に 不明は4人
毎日新聞 8月28日(木)22時31分配信

 広島市北部の土砂災害で28日、広島県警は新たに1人の遺体が見つかり、死者は72人になったと発表した。また収容されていた遺体のうち7人の身元が判明した。これで身元が判明した死者は70人、行方不明者は4人になった。県警や消防、自衛隊などは引き続き、約3000人態勢で行方不明者の捜索や土砂の除去などの作業にあたる。【入江直樹、石川裕士】


<広島土砂災害>砂防ダムの整備急務 八木地区、2基工事中
毎日新聞 8月28日(木)22時21分配信

 広島市北部で発生した土砂災害で、広島県が被災地周辺に設置した砂防ダム(21基)の下流域では、いずれも人的被害や建物損壊が出ていなかったことが28日、県の現地調査で分かった。砂防ダムは国と県が地域を分担して整備を進めているが、土石流で多くの人が亡くなった同市安佐南区八木地区では国が砂防ダム整備を計画しながら、一基も完成していないことが分かっている。ダム整備の遅れが大きな被害の差を生んだ可能性が出てきた。

 被災地区周辺に県が設置した砂防ダムは、同市安佐南区山本地区に13基、安佐北区可部町、可部東、安佐町の3地区に計8基。県の現地調査では、一部のダムで少量の土砂や木が流れ出した痕跡が確認されたが、砂防ダムの効果が期待される危険渓流の下流域では土砂災害はなかった。例えば山本地区には11歳と2歳の兄弟が死亡した現場もあるが、危険渓流沿いではなく裏山の崖崩れが原因とされている。安佐町の1基だけは現地確認が済んでいないが、被害の報告はないという。

 一方、国は安佐南区八木地区内で危険とされる九つの渓流に少なくとも9基の砂防ダムを整備する計画を持っていた。最初に着手した2基は工事中で、来年度中に完成予定だった。工事の難しさと予算不足が主な原因といい、国土交通省中国地方整備局の担当者は「完成していれば少なくとも流れる土砂は減らせたはず」と認めている。

 一方、広島市は28日、同市北部の安佐北、安佐南両区の広い範囲を対象に出されている避難勧告・指示を近く解除する方針を決めた。同日現在で計約15万人が対象となっているが、天候や土砂災害の危険性が低いと判断できれば部分的に先行して解除する。

 同市の松井一実市長は「2次災害の恐れがなくなれば、解除を打ち出す段取りを考えている」と明言したうえで、「全体として解除し、危険な箇所については立ち入り禁止とする。解除されればボランティアの活動範囲も広がると思う」と話した。【吉村周平、稲生陽、高橋咲子、寺岡俊】

 【ことば】砂防ダム

 大雨の際、山の土や砂が水とともに流れ出す土石流を防ぐダム。川の上流域に造られ、コンクリートの仕切り壁のような形がよく見られる。水をためるダムとは異なり土や砂をためるため、土石流を止めたり、川岸や川底が削られたりするのを防ぐ効果がある。たまった土砂は水の流れで徐々に下流に移動する。


死者72人、行方不明は4人に…広島土砂災害
読売新聞 8月28日(木)21時57分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は28日夜、新たに6人の身元を確認したと発表した。

 これで身元が判明したのは70人、行方不明者は4人となった。死者は1人増えて72人。

 28日には、自宅が全半壊した被災者らに広島県と広島市が無償提供する公営住宅の入居が始まったが、入居期間は6か月に限られ、被災者からは不安の声も聞かれた。

 県警によると、身元が分かった人の中には、土石流が直撃した安佐南区八木3の新築アパート「ルナハイツ」に住んでいた石川史郎さん(42)と仁美さん(37)夫婦が含まれていた。2人は26日にアパートのあった場所近くで見つかった。


土砂災害、行方不明4人に=6遺体の身元判明―広島県警
時事通信 8月28日(木)21時26分配信

 広島市の土砂災害で、広島県警は28日、6遺体の身元が新たに判明し、行方不明者は4人となったと発表した。


広島災害の土砂置き場、迫る満杯
2014年8月28日(木)18時24分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で、被災現場から撤去した土砂をいったん集積するために市が設置した仮置き場が数日中に満杯になる見通しであることが28日、市への取材で分かった。生活再建には土砂の撤去が不可欠だが、仮置き場から最終処分場への搬出のめどは立たず、市は仮置き場の増設を急ぐ。

 警察や消防、自衛隊はこの日も捜索を続行。死者72人、行方不明者10人となっている。

 市は、被害地区に流れ込んだ土砂の量を航空写真から約50万立方メートルと推定。土砂はまず仮置き場に集めてがれきや樹木、不燃ゴミなどを取り除いてから、広島港にある県の最終処分場に移して埋め立て処分する方針。


土砂災害、続く捜索=29日で発生10日目―死者72人・広島
時事通信 8月28日(木)17時44分配信

 広島市北部の豪雨による土砂災害で、広島県警、消防、自衛隊の捜索活動は28日午後も続いた。甚大な被害が出た土砂災害は29日で発生10日目となるが、県警によると、依然10人と連絡が取れないという。死者72人のうち、8人の身元も分からないままで、確認を急いでいる。 


広島土砂災害 奇跡的に無傷で残った神社、捜索活動の前線基地に
産経新聞 8月28日(木)14時55分配信

 広島市の土砂災害で最も被害が大きかった安佐南区八木3丁目では、28日も行方不明者の懸命な捜索が続いた。付近の家屋が土砂崩れに巻き込まれて無残な姿をさらす中、土砂の直撃を奇跡的に免れ、捜索活動の前線基地になった神社がある。鎮守の森に守られた光廣神社だ。

 境内の背後にそびえる阿武山(標高586・4メートル)。その中腹で発生した土石流は最高時速100キロ以上で山肌を一気に流れ落ち、大量の土砂がふもとの住宅街を襲った。だが、土砂は付近よりも数十メートル高台に位置する神社を避けるように迂回(うかい)し、境内は無事だった。

 発生当初、境内は被害を受けた住宅街で捜索を行うための前線基地となった。消防隊員の一人は「二次災害の危険性が低く、樹木で風雨もしのげる」と語る。

 土砂の茶色一色となった一帯の中で、樹齢500年以上のご神木や鎮守の森の緑がひときわ目を引く。遺体の収容が進み、捜索隊が引き揚げた26日以降の境内は訪れる人もなく、ひっそりと静まりかえっている。

 神社が立地するのは40メートルの高台。宮司の渡邊修之(なをゆき)さん(73)は「神社はその土地で最も良い条件の場所に造営されることが多い」と指摘し、光廣神社もかつてはふもとの住宅地を見守るように鎮座していた。だが、昭和40年代以降、神社から上の山も削られて宅地開発が進み、今回の土砂災害で大きな被害を受けた。

 神社から下に位置する住宅にはほとんど被害が出ていないだけに、渡邊さんは「開発のときには反対したが、止まらなかった。山のままだったら、これほどの被害は出なかったのではないか」との思いが募る。

 平成23年の東日本大震災でも、壊滅的な津波被害を受けた沿岸部で多くの神社が浸水を免れた。神社と災害について調査している福島市の熊谷航さんによると、東日本震災では福島県北部にあった神社84カ所のうち、8割以上が津波に流されずに残ったという。

 「宅地のために造った道や排水のための溝が土砂の通り道になっている。今後復興を考えるときには、もう無理な山の開発はしないでほしい」。渡邊さんは、しみじみとそう語った。


広島土砂災害 高野さん死亡確認 妻は依然不明…「一緒に弔いたい」
産経新聞 8月28日(木)14時54分配信

 広島市の土砂災害で行方不明となっている安佐南区八木の電気工事業、高野和郎(かずお)さん(58)、千津子さん(60)夫妻のうち、和郎さんの死亡が28日確認された。幼少時に父親を事故で亡くし、母親代わりを務めた叔母の美恵子さん(69)は千津子さんの身を案じつつ、「和郎が土砂の中から出してもらえてほっとした」と話した。

 和郎さんは4歳で父親を亡くした。その後、事情があって母親も家を離れた。和郎さんの叔父と結婚した美恵子さんは、和郎さんが小学6年のときから面倒をみてきた。

 「姉ちゃん、姉ちゃん」。和郎さんは、10歳年上の美恵子さんを母親のように慕い、叔父との結婚を控えた美恵子さんを友達に紹介したくて、15キロも離れた美恵子さんの実家を自転車で訪ねたこともあった。「姉ちゃんがうちに来てくれるんだ」とうれしそうに友達に話した和郎さんの笑顔が、美恵子さんは今も忘れられない。

 祖父母とも同居していたが、学校の授業参観は「姉ちゃんじゃないといやだ」と言って聞かなかった。ほかの父兄と並んで美恵子さんが教室の後ろに立っていると、ニコニコと後ろを振り向いた。そんな和郎さんを、美恵子さんは「やんちゃで本当にかわいい子だった」と実の息子のように見守ってきた。

 20歳を過ぎ、和郎さんは千津子さんと結婚。独立して電気工事の仕事を始め、懸命に働いた。子宝には恵まれなかったが、千津子さんは優しく和郎さんを支え、仲むつまじい夫婦生活だったという。

 和郎さんの死亡確認の知らせを聞き、美恵子さんは「できれば夫婦一緒に弔いたい。和郎も1人では寂しいだろう。早く一緒にしてあげたい」と願った。


<広島土砂災害>妻と約束の旅果たせず 65歳夫、心残り
毎日新聞 8月28日(木)12時41分配信

 広島市北部を襲った豪雨災害。土石流で一瞬にして自宅を押し流され、妻を失った男性が避難所で途方に暮れていた。「『仕事が一段落したら、日本全国いろんなところに車で行こう』と話していたのに。約束を守れなかったのが心残りです」。被害がもっとも甚大だった同市安佐南区八木地区に住む池田敏則さん(65)は、亡くなった妻恵津子さん(63)を思い、目に涙を浮かべていた。

 1973年に結婚。恵津子さんは控えめで優しい性格だったという。それでも、敏則さんが冗談を言うと「とにかくよく笑ってくれた」。家庭菜園で栽培してくれたトマトなどの野菜を「自分で育てると一段とおいしいね」と言いながら食べたのも過去のことになってしまった。

 夫婦で一番の思い出は、還暦祝いにと、独立した3人の子供たちがプレゼントしてくれた数年前の石垣島(沖縄県)旅行だった。恵津子さんは川平(かびら)湾の海岸が気に入り、海やサンゴを見ては「きれいだね」とほほ笑んだ。

 土砂災害に遭った20日未明、敏則さんは愛犬とともに自宅2階の布団に入ったが、豪雨が大きな音をたて、眠れないほどだった。恵津子さんは1階で寝ていた。突然、犬が窓の方を見つめて、じっと動かなくなった。

 「なんだろう」。立ち上がった直後、「ゴロゴロ」とごう音が鳴り、岩が飛んできた。家が、裂けるような音とともに沈み込む感じがした。気が付くと、立ったままの姿勢でがれきの中に埋もれていた。家は完全に壊れ、土石流に流されていた。敏則さんは自力で抜け出したが、恵津子さんは見つからなかった。

 「助けを呼ばなくては」。夢中で裸足のまま土砂の中を進んだ。途中、何かに手で触れて感電したり、足にけがをしたりした。泥まみれになりながらも無事だった近所の家にたどり着き、電話を借りて119番通報した。その後、関東地方に住む子供3人も駆けつけ、夜中まで現場を探してくれた。だが25日、収容されていた遺体から恵津子さんが確認された。DNA鑑定だった。

 「このベージュの帽子がすごく似合ってね。私にはもったいないぐらいの女房だった」。敏則さんは恵津子さんの写真にじっと見入った。2人とも仕事があり、いずれ行こうと話していた全国旅行は果たせなかった。ただ「妻の写真を抱えて、行こうと思います。約束でしたから」。【杉山雄飛】


警戒区域への支援検討=土砂災害防止法改正で―古屋防災相
時事通信 8月28日(木)12時4分配信

 衆院災害対策特別委員会は28日、広島市の土砂災害を受け、閉会中審査を行った。古屋圭司防災担当相は、土砂災害防止法の改正について「(警戒区域指定を)強制的にやらせるという意味合いだけではなく、いろいろな総合的な対策が必要」と述べ、都道府県が指定に向けて行う基礎調査に対する交付金の拡充や、警戒区域内の住民への支援制度を検討する考えを明らかにした。公明党の斉藤鉄夫氏への答弁。 


<広島土砂災害>ボランティア対応で混乱も 2次災害の恐れ
毎日新聞 8月28日(木)11時54分配信

 広島市北部を襲った土砂災害の被災地では、28日朝の時点でも1271人が避難所暮らしをしており、被災者の生活再建は急務だ。支援のボランティア活動も本格化しており、27日までに延べ6684人が参加した。現地では土砂の除去などニーズは非常に多く、参加希望者も多いが、一方で2次災害の危険などから活動場所は限られるのが現状で、受け入れ態勢の確保が課題となっている。

 広島市ボランティア情報センターによると、ボランティアは主に浸水した民家で家財を運び出したり、泥をかき出したりする作業をしている。泥が堆積(たいせき)したままの広島市安佐南区八木の住宅地では28日、同区内にある広陵高校の野球部と柔道部の生徒らが駆け付けた。男子柔道部の2年、宮本麻久莉(まくり)さん(16)は「こんなにすごいとは。僕らは体力があるから、少しでも役に立ちたい」と話す。同センターの担当者は「天候がずっと不順だったこともあり、特に泥かきが進んでいない」と指摘。「今後は在宅の被災者の話し相手や、被災家屋からの引っ越し作業の手伝いも必要になるかもしれない」としている。

 ただ現地は断続的に降る雨のため、警察や消防の捜索活動も度々、中断する状況。市社会福祉協議会は、活動できる人数が限られているとして、当面、参加者を広島県内在住者に限定している。それでも各区の災害ボランティアセンターでは、受け付け開始前から申込者の行列ができている。対応が間に合わず混乱する場面もあり、参加者からも「態勢を改善してほしい」という声が寄せられているという。

 一方、広島市は被災地の復旧活動を加速させるため、今後県外からも受け入れる可能性があるボランティアや土砂運搬の車について高速道路の無料化手続きを簡素化することを決めた。無料化は22日から開始しているが、団体のボランティアが定期的に来訪するような場合、受け入れ先の市社協から受け入れ証明書を受け取った後、自分が住む自治体の窓口に提出し、利用する高速道路と区間をその都度申請しないと料金が減免される証明書を取得できない。

 このため、市は減免の証明書をその都度発行する代わりに、許可した車両には「災害派遣」と書かれたステッカーを配布。これを車体に貼ることで、料金所を無料で通過できるようにする。手続きを簡素化することで、工事車両やボランティアの流入を容易にし、復旧作業を加速化する狙いだ。【高橋咲子、吉村周平、寺岡俊、後藤由耶】


加藤官房副長官、初動の不手際認める=安倍首相指示公表2時間遅れ
時事通信 8月28日(木)11時51分配信

 民主党の長島昭久衆院議員は28日の衆院災害対策特別委員会の閉会中審査で、広島市の土砂災害で安倍晋三首相が20日朝に山梨県の別荘から出した指示の公表が約2時間遅れとなったことを追及した。加藤勝信官房副長官は「被害状況の把握などでいろいろばたばたし、事務の遅れがあった」と述べ、初動対応の不手際を認めた。 

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