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2014年8月27日 (水)

広島で豪雨による土砂崩れ、72人死亡、不明者は10人に・12

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ72人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は10人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

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リンク:<広島土砂災害>死者72人、身元判明は64人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:行方不明者の氏名=広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者72人に…不明者は10人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、市営住宅入居へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:土砂災害、死者72人に=広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 土石流75カ所で同時多発的発生 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 癒えぬ悲しみ 奇跡の願い届かず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災医師が無償診療=避難所で「地域と生きる」―77歳桑原さん・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者72人に=不明者、懸命の捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 湯浅夫妻の死亡確認 奇跡信じた妊婦の父、思い届かず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 避難所生活の注意点は「十分な栄養補給と睡眠」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 長引く避難生活で尽きぬ不安 「みんなといれば安心」安らぎ感じる高齢者も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>一番安全な部屋…逃げ込めなかった夫と次女 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 復旧現場に流れ着いた写真…犠牲となった友との“奇跡の再会” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>授業始まらなくても…児童ら避難所清掃活動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>小さな命宿した若夫婦…親族つらすぎる遺体 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>1キロ離れた雨量計 局地豪雨反映できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 豪雨災害を教訓に…過去の被災地で進む「住民主体型」の避難行動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:危険箇所以外でも土石流=家屋9棟に被害―広島県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:異なるメカニズムで土石流か=雨量計の問題を指摘―土木・地盤工学会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島・土砂災害、見えぬ生活再建 - 速報:@niftyニュース.
リンク:猫好きで優しい「しーちゃん」=中3一家死亡に嘆き―広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者71人に…行方不明15人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:20代新婚夫婦ら身元判明=土砂災害、死者71人に―不明者の捜索続く・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 笑顔、忘れない…鮮やかに浮かぶ犠牲者の横顔 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 「逃げられない」未明の通報600件、のまれた悲鳴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「生」伝えた明かり 団地3家族励まし合い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害、75か所で土石流…がけ崩れ37か所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害での空き巣 「外国人の犯行」県警が否定 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<広島土砂災害>PTSD防げ…子供の心をケアで支援チーム - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「しーちゃん悲しいよ」身元判明中3の友人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:記憶まだ鮮明「悲しくて怖い」=公営住宅当選に安堵も―発生1週間・広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害、避難1400人…一部小中学校は再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>足ほぐれて被災者から笑顔…足湯を提供 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<広島土砂災害>死者72人、身元判明は64人に
毎日新聞 8月28日(木)11時20分配信

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行方不明者の捜索をする消防隊員たち=広島市安佐南区八木で2014年8月28日午前9時16分、山崎一輝撮影

 広島市北部の土砂災害で28日、広島県警は新たに1人の遺体が見つかり、死者は72人になったと発表した。また、収容されていた遺体のうち、同市安佐南区八木4、自営業、高野和郎さん(58)の身元が判明した。これで身元が判明した死者は64人、行方不明者は10人になった。県警や消防、自衛隊などは引き続き、約3000人態勢で行方不明者の捜索や土砂の除去などの作業にあたる。

 一方、広島市や広島県が被災者に無償提供する公営住宅への入居が28日、始まった。市と県はこれまでに市営・県営住宅157戸を用意。27日に抽選を実施した。28日は午前中から当選者が同市南区の市営住宅などへの入居を始めた。【入江直樹、石川裕士、稲生陽】


行方不明者の氏名=広島土砂災害
時事通信 8月28日(木)9時50分配信

 広島市災害対策本部が公表した行方不明者は次の通り。(28日午前7時現在、敬称略)
 【安佐南区緑井・1人】佐々木昇(60代)
 【安佐南区八木・9人】佐々木秀敏(50代)、大屋弘子(60代)、大屋幸雄(70代)、石川史郎(40代)、石川仁美(30代)、木原幹治(40代)、西田末男(60代)、高野千津子(60代)、渡辺美恵子(60代)。 


広島土砂災害、死者72人に…不明者は10人
読売新聞 8月28日(木)9時20分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は28日、新たに1人の死亡が確認され、死者は計72人になったと発表した。

 行方不明者は1人減り、計10人となった。


広島土砂災害、市営住宅入居へ
2014年8月28日(木)9時19分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で、自宅が損壊するなどして避難所で生活していた住民の市営住宅80戸への入居の受け付けが28日、始まった。現在も約1300人が避難しており、避難生活の長期化を懸念し、市は県や国、民間にも協力を求めながら被災者への住宅支援を急ぐ。

 県警は同日、新たに1人の遺体を発見し、死者が72人になったと発表。死者のうち1人の身元も確認され、行方不明者は10人となった。警察や消防、自衛隊が捜索を続けている。

 市によると、市営住宅の家賃は無償で、原則最大6カ月間住むことができる。


土砂災害、死者72人に=広島
時事通信 8月28日(木)9時7分配信

 広島県警は28日、土砂災害による死者が72人になったと発表した。行方不明者は10人。 


広島土砂災害 土石流75カ所で同時多発的発生
産経新聞 8月28日(木)7時55分配信

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土砂崩れ発生から1週間が経過し、現場には花が添えられていた =27日午前、広島市安佐南区緑井(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害は、27日で発生から1週間が経過した。広島県警によると、死者は71人、行方不明者は11人となった。死者のうち妊娠していた主婦の湯浅みなみさん(28)ら10人の身元が新たに判明した。一方、県は土石流が75カ所、崖崩れが37カ所で同時多発的に起きていたことを明らかにした。捜索が続く安佐南区の八木・緑井地区では調査に入れていない地点もあり、今後土砂災害の発生箇所が増える可能性もある。

 約1300人の住民がいまだに避難所で生活を続けている。約15万人を対象とした避難指示・勧告が現在も継続しており、生活再建のめどは立っていない。


広島土砂災害 癒えぬ悲しみ 奇跡の願い届かず
産経新聞 8月28日(木)7時55分配信

 わずか1週間前、広島の山あいの町で普通の暮らしをおくり、笑顔を見せていた人たち。新たな生命の誕生を待ち望む新婚夫婦、絵が上手な女の子、男気あふれる地域の顔…。家族や友人にとってかけがえのない命を、突然の大雨と、大量の土砂がさらった。悲しみは癒えることはない。みんな、だれかに慕われていた。

                  ◇

 ■妊娠7カ月、湯浅夫妻

 27日に死亡が確認された広島市安佐南区八木の湯浅康弘さん(29)と妻のみなみさん(28)は昨年10月に結婚したばかりだった。みなみさんは妊娠7カ月。父の若松順二さん(51)=香川県東かがわ市=は災害発生日から毎日捜索現場に足を運び、「奇跡を信じるしかない」と無事を祈り続けたが、その思いは届かなかった。

 「たとえどんな結果になっても、みなみの近くにいてあげたい」。若松さんは雨が降っても、炎天下でも、捜索現場を見守り続けた。捜索が進んだ25日以降は、2人が住んでいたアパート付近から次々と遺体が搬送され、その度に近づいて確認した。

 「そうであってほしくない。ただ、もし最悪の結果になってしまっているのなら、重たくて暗い土の中から一刻も早く救い出してきれいにしてあげたい」。心は揺れ動いた。

 湯浅さんとみなみさんは勤務先の東京のマッサージ店で知り合った。以前は都内に住んでいたが、マッサージ師の湯浅さんは広島県出身。「いつか独立して地元に店を持ちたい」と故郷に戻り、7月から新居での生活を始めた。みなみさんは今月17日まで香川県の実家に帰省し、命名辞典を手に「漢字一文字の名前がいいな」と笑顔を見せていた。

 2人の結婚式はまだだったが、みなみさんは家族に「子供が生まれて落ち着いたら、新婚旅行もかねて両家でハワイに行こう」と話していた。


被災医師が無償診療=避難所で「地域と生きる」―77歳桑原さん・広島
時事通信 8月28日(木)5時15分配信

 広島市の土砂災害で最多の約500人が避難生活を送る市立梅林小学校(安佐南区八木)で、被災者の診療に当たる医師がいる。桑原正彦さん(77)。6代続く開業医で、自身も被災したが、「地域はみな知り合い。こんなときだから応援したい」と無償で診察を続けている。
 桑原さんの内科・小児科医院は梅林小の目の前にある。中西浩二校長から要請を受け、災害翌日の21日から始めた。医院が昼休みになる毎日午後1時ごろ、看護師とともに同小の保健室に移動、2~3時間で約20人を診る。
 自身も被災者だ。八木地区にある自宅は、窓からがれきや土砂が入り込み復旧のめどは立たず、夜は医院に寝泊まりする。
 災害直後はショックを受け、相談に来る高齢者が多かった。着の身着のままで逃げ、持病の薬を持ち出せなかった人もおり、当初は医院から持ってきた薬を処方した。血圧が高く、薬をもらった竹下清香さん(72)は「桑原先生はかかりつけなので安心です」と話した。
 発生から1週間がたち、泥かき作業中に負傷するボランティアも増えている。同市の市民病院に勤務する医師の長男健太郎さん(48)も休日は応援に駆け付けた。
 「避難が続き、心身ともに疲れがたまる頃。高齢者だけでなく子供の心のケアも必要になってくる」と語る桑原さん。「地域の医者」として最後まで住民に寄り添うつもりだ。


広島土砂災害、死者72人に=不明者、懸命の捜索
時事通信 8月28日(木)5時11分配信

 広島市北部の土砂災害で、広島県警や消防、自衛隊は28日、引き続き行方不明者の捜索を続けた。県警によると、新たに1人の遺体が見つかり、死者は72人になった。うち8人の身元が分からず、県警は特定を急ぐ。発生から9日目を迎えたが、依然10人の行方が分からなくなっている。
 県警によると、27日夜、安佐南区八木で女性とみられる遺体が見つかった。
 市災害対策本部などによると、20日未明の土砂災害では市内計75カ所で土石流が発生。特に安佐南区の被害が甚大で、死者の大半は八木と緑井の2地区に集中している。
 残る不明者も両地区の住民で、28日の捜索も重点的に行われた。 


広島土砂災害 湯浅夫妻の死亡確認 奇跡信じた妊婦の父、思い届かず
産経新聞 8月28日(木)0時7分配信

 27日に死亡が確認された広島市安佐南区八木の湯浅康弘さん(29)と妻のみなみさん(28)は昨年10月に結婚したばかりだった。みなみさんは妊娠7カ月。父の若松順二さん(51)=香川県東かがわ市=は発生日から毎日捜索現場に足を運び、「奇跡を信じるしかない」と無事を祈り続けたが、その思いは届かなかった。

 2人が住んでいたアパート「ルナハイツ」は土石流で跡形もなく流出した。

 「たとえどんな結果になっても、みなみの近くにいてあげたい」。その一心で連日捜索を見守り続けた。

 だが、27日午前9時半ごろ、捜索現場にいた順二さんの携帯電話が突然鳴った。若松さんはじっと耳を傾け、沈痛な表情を浮かべた。身元の判明を伝える電話だったのか、若松さんは無言で警察署へ向かった。

 家族から報道各社に「私たち親族は今回の災害で大変心を痛めております」とのコメントが出されたのは6時間後だった。

 生存率が急激に低下するとされる「72時間の壁」がすでに経過していたのは分かっていた。

 遺体が見つかる度に若松さんの心は揺れ動いたが、「みなみが見つかったときに近くにいてやれなかったら、絶対に後悔する」と、その場から離れなかった。

 2人は昨年10月に入籍。式はまだ挙げておらず、ウエディングドレスとタキシード姿で今年6月に撮影した記念写真が唯一の結婚セレモニーだった。

 みなみさんは「子供が生まれて落ち着いたら新婚旅行もかねてハワイに行こう」と家族に話していた。その日が来ると祈り続けた1週間だったが、最悪の結果が届いてしまった。


広島土砂災害 避難所生活の注意点は「十分な栄養補給と睡眠」
産経新聞 8月27日(水)23時50分配信

 夏場での長引く避難所生活では熱中症対策、食中毒予防など注意すべき点は少なくない。厚生労働省では注意点のガイドラインを定めているが、兵庫県立大学地域ケア開発研究所(兵庫県明石市)の山本あい子所長は「十分な栄養補給、睡眠が大事」と強調する。

 山本氏によると、避難所では食事が用意されるが野菜や果物が不足しがちになるため、被災者は状況に応じて献立に関する要望を伝えることが大事という。避難所の運営側には寝る場所や着替える場所で仕切りをするなどプライバシーに配慮した工夫も求められる。

 また支援者が被災者に声をかける際は雑談などの日常会話が被災者の気分転換になるという。山本氏は「自分が生き残ったことを思い悩む人もいる。被災者が『生きていていい』と感じられるよう、大切に思う気持ちが伝わればいいのではないか」と話している。


広島土砂災害 長引く避難生活で尽きぬ不安 「みんなといれば安心」安らぎ感じる高齢者も
産経新聞 8月27日(水)23時40分配信

 広島市の土砂災害の避難生活が長引き、大きな被害が出た安佐南区八木3丁目にある梅林小学校では、1週間が経過した今も約540人が不自由な暮らしを続ける。子供の健康を気づかう母親や働いて家族を支えたい父親。夏休みを楽しめない子供たち。安らぎを感じる1人暮らしの高齢者。それぞれの立場で悩みや不安は異なり、尽きることはない。

 弁当やお菓子、お茶にシャンプー、リンス…。体育館には毎日、続々と支援物資が届く。角田久美子さん(46)は「避難所にいれば、そろわないものはない。本当にありがたい」と手を合わせた。

 ただ、おにぎりや弁当が多い食生活で、看護師の丸山愛さん(36)は小学生の子供2人の健康を心配して青汁を飲ませるようになった。

 被災者が寝起きする教室には子供たちのにぎやかな声が響くことも。無邪気に遊んでいるように見えても悩みがないわけではない。

 小1から中1まで男子ばかり3人の父親、笹倉千佳弘さん(43)は「インターネットが使えず、ゲーム機やタブレット端末で息抜きができないのでストレスをためているようだ」。

 笹倉さんは家族や自宅の状況が心配で、被災後ずっと自営の建設業を休んできた。暮らしを立て直すためにも9月には再開したいが、仕事で使う車が土砂崩れで流失してしまい、「先の見通しが立たない」と焦りを感じている。

 平野真理さん(41)は被災のショックが癒えない。裏山から、壊れた自宅に泥水が流れ込んでいた様子を思い出すと、恐怖で過呼吸になる。

 「もう山の近くには住みたくない」と、長女(13)の学区内で転居先を探したが、山近くの物件しかなく断念。賃貸物件も探すが、住宅ローンと家賃の二重の支払いの負担が重い。

 田畑美幸さん(29)も転居を考えている。できれば人工透析が欠かせない母親(68)の病院や、小学5年の長男(11)が通う学区を変えずに済ませたい。「暮らす場所のことを思うと不安で眠れなくなる」と表情を曇らせた。

 一方、避難所に安らぎを感じているのは田中正子さん(73)。「ここにいたら罹(り)災(さい)証明などの情報もある。一人で家にいるより気が休まる」と話す。被災した自宅に住めないこともないが、周囲は空き家だらけ。夜、一人で過ごすのは気味が悪い。「みんなといれば安心」とほほ笑んだ。


<広島土砂災害>一番安全な部屋…逃げ込めなかった夫と次女
毎日新聞 8月27日(水)23時12分配信

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土石流に押し流された木原さん宅=広島市安佐南区八木3で2014年8月20日午後4時21分、石川将来撮影

 「万が一の時は長女の部屋へ」--。土砂災害で行方不明になった広島市安佐南区八木3の木原幹治(かんじ)さん(46)は建築会社の社員らしく、2階の一室が構造上、自宅で一番安全なことを知っていた。自宅が土砂に襲われた時、日ごろからそう聞かされていた妻(48)と三女は長女の部屋へ逃げ込み、行方不明の幹治さん、亡くなった次女未理(みり)さん(17)と明暗を分けた。妻は「せめて未理を起こして避難させていれば」と悔やんでいる。

 幹治さんがこの家を建てたのは12年前。設計こそ専門家に任せたが、木材を自ら吟味するなど造りにはこだわった。2階の長女の部屋が一番安全なのは、たとえ土砂崩れがあっても直撃されない谷側にある上、納戸にも使えるよう小ぶりで内壁もしっかりしているからだ。

 家族の知人によると、被災当時、幹治さんは1階の和室で就寝中。雨があまりに激しく、樹木が折れる音も聞こえたため、妻は土砂災害を恐れ「怖いから避難しよう」と幹治さんを起こした。ところが幹治さんはすぐには逃げなかった。妻が1階リビングでおびえていると、突然土砂が押し寄せた。「お父さん」。呼び掛けに返事はなく、2階から長女(20)と三女(14)の泣き叫ぶ声が聞こえた。

 娘3人はそれぞれ自室で寝ており、妻が2階に駆け上ると、山側の部屋の未理さんは土砂の下敷きになり姿が見えない状態だった。娘2人と泥をかき出そうとしたが、手が届かない。「このままでは自分たちも土砂に巻き込まれてしまう」。3人は泣く泣く長女の部屋に逃れ、その後ヘリコプターで屋根から救助された。

 この知人によると、幹治さんはきっぷが良く、誠実で人望が厚かった。勤め先では多くの顧客を担当し、信頼を得ていた。7月末に1級建築施工管理技術検定の1次試験に合格し、10月の実地試験のため毎晩午後11時ごろまで勉強を続けていた。

 また、未理さんは中学、高校ともソフトテニス部に所属。通っていた広島県立安古市(やすふるいち)高校(安佐南区)の関係者によると、入学してから無遅刻・無欠席で明るい性格だった。25日の始業式で校長が亡くなったことを報告すると、何人かの友人は泣き崩れた。【石川勝義、石川将来】


広島土砂災害 復旧現場に流れ着いた写真…犠牲となった友との“奇跡の再会”
産経新聞 8月27日(水)23時10分配信

 流れ込んだ大量の土砂やがれきが用水路を埋め、あふれ出た水が犠牲者の遺品を友人の手元に届けた。

 土砂災害の犠牲になった竹内純子さん(80)の写真を、近くに住む坂本勝子さん(77)の家族が自宅裏の水たまりで偶然発見した。27日には竹内さんの葬儀が営まれたが、坂本さんは「お別れのときに合わせて写真が手元に届くなんて奇跡としか思えない」と“再会”を喜んだ。

 竹内さんと坂本さんは、高齢者が集まる公民館の卓球サークル仲間。週1回の練習に2人一緒に歩いて通い、よく「姉妹みたい」と笑い合っていたという。

 竹内さんは「女学校時代は選手だったのよ」と自慢していたといい、小柄ながら機敏な動きと正確なスマッシュを披露して、周囲を驚かせたという。

 坂本さんによると、竹内さんはお盆休みの16日、誕生日に合わせて孫から「傘寿」の祝いを盛大に開いてもらったという。被災前日の19日には「すごく楽しかったから聞いてほしいの」とうれしそうな電話があり、20日に竹内さんから話を聞くことになっていた。

 街が一瞬のうちに土砂に覆われ、竹内さんは命を落とした。かつて2人で卓球を楽しんだ公民館の避難所に身を寄せる坂本さんの手元に偶然届いた写真。そこには穏やかにほほ笑む竹内さんの姿が写っていた。

 「ご親族に許されれば、写真はずっと大切にしたい」。坂本さんはハンカチで目頭をおさえながら、「あんなに仲


<広島土砂災害>授業始まらなくても…児童ら避難所清掃活動
毎日新聞 8月27日(水)22時47分配信

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避難所になっている校舎の掃除をする広島市立梅林小学校の児童たち=広島市安佐南区八木で2014年8月26日午前9時52分、大西岳彦撮影

 広島市の土砂災害で最も多くの人が避難している市立梅林小学校(安佐南区)では、被災者に快適に過ごしてもらおうと児童らが有志で清掃活動を始めている。同小は29日が始業式の予定だったが、めどは立っておらず、児童たちは授業の再開を願いながら廊下や階段のぞうきんがけに汗を流している。

 PTAから避難所を清潔に保とうとの提案があり、一部の児童と保護者が清掃を始めることにした。24日以降、多い日には約200人が参加している。

 同小5年の宮永翔君(10)は25日、汚れがたまりやすい校舎1階の廊下を担当した。雑巾で水拭きしながら「気持ちよく使ってもらえるよう、少しでもきれいにしたい」と話していた。【大森治幸】


<広島土砂災害>小さな命宿した若夫婦…親族つらすぎる遺体
毎日新聞 8月27日(水)22時26分配信

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ヘッドライトの明かりを頼りに捜索活動を続ける警察官ら=広島市安佐南区八木で2014年8月27日午後6時47分、後藤由耶撮影

 広島市北部の土砂災害で、広島県警は27日、新たに5人の遺体が見つかり、死者は71人になったと発表した。また、収容されていた遺体のうち10人の身元が判明した。このうち2人は、同市安佐南区八木で土石流に1棟ごと流されたアパート「ルナハイツ」に住んでいた会社員、湯浅康弘さん(29)、みなみさん(28)夫婦だった。これで身元が判明した死者は63人、行方不明者は11人になった。被災地では、時折濁り水が出て中断されながらも、懸命の捜索活動が続いている。

 ルナハイツは4世帯8人の入居者全員が行方不明となった。1階に住んでいた湯浅さん夫婦の遺体は26日、自宅付近の土砂の下から発見され、27日に身元が確認された。災害発生直後から1週間にわたって捜索活動を見守り続けていた親族らの希望は無残に砕かれた。

 27日午前、捜索現場を見守るみなみさんの父、若松順二さん(51)=香川県東かがわ市=に電話がかかった。電話の内容を尋ねると「今から署に行きます」とだけ話した。その後、現場近くの避難所で若松さんを見かけた記者が「どうしたんですか。何か連絡があったんですか」と尋ねると、若松さんはそれまで見せたことのない疲れた顔でうつむき、涙を流しながら去って行った。

 湯浅さん夫婦は東京の会社に勤務中に知り合い、昨年10月、婚姻届を出した。野球やマラソンなどスポーツが得意な康弘さんは、マッサージ師として広島での独立を目指し転職。7月にルナハイツに入居した。みなみさんのおなかには赤ちゃんが宿り、11月に出産予定だった。

 みなみさんはお盆に実家に帰省した。「もっとゆっくりすればいいのに」と引き留められたが、17日に広島に戻った。赤ちゃんは男の子で、みなみさんは実家から子供の名付けに関する本を3冊、借りて行ったという。

 若松さんは災害が発生した20日から駆け付け、病院や避難所を回って湯浅さん夫婦を捜した。しかし、手掛かりはなく、21日からは捜索現場に通う日々が始まった。

 大量の土砂や流木に阻まれ、捜索活動は難航した。雨が降り、2次災害の危険から何度も中断したが、家族らは「近くにいてあげたくて……」と通った。深夜、懐中電灯を頼りに男親だけで訪れることもあった。若松さんは、記者の質問に「奇跡を信じています」と言い続けた。

 24日朝、現場近くを歩いていた若松さんは、見覚えのある黄緑色のランニングシューズを見つけた。2011年の東京マラソン出場が決まった康弘さんに、スポーツ用品メーカーに勤める若松さんが贈ったものだ。「なかなか細身の体でね。3時間台で走ったと聞いたよ」と懐かしんだ。マラソン大会の記録によると、康弘さんは3時間40分台で快走している。若松さんは靴を康弘さんの親族に渡した。

 26日朝、捜索隊員が掘り出したバッグや卒業証書、マラソンの完走証などが現場近くで見つかった。みなみさん名義の預金通帳もあった。みなみさんの母は「お金、ためたんだね……」とつぶやいた。若い夫婦を心配して両親が送った月2万円の仕送りは、使われないままだった。【久野洋、瀬谷健介、平川義之】


<広島土砂災害>1キロ離れた雨量計 局地豪雨反映できず
毎日新聞 8月27日(水)22時7分配信

 広島市の土砂災害を受けて土木学会と地盤工学会は27日、合同緊急調査団を結成、被害の大きい同市安佐南区と安佐北区を現地調査した。調査団は記者会見し、土石流発生現場から約1キロ離れていた最寄りの雨量計が、現地に降った局地的な豪雨を反映できなかった可能性があると指摘した。雨量計の設置場所を再検討するよう求めている。

 団長の土田孝・広島大大学院教授(地盤工学)らによると、最も多くの死者が出た安佐南区八木地区の最寄りの雨量計は、約1キロ離れた太田川近くにある。1時間あたり87ミリを観測したが、現場で起きた土石流の状況や当時の雨雲レーダーの記録などから、実際の雨は、より激しかった可能性があるという。

 土田教授は取材に対し、詳細な雨量データを集積するとともに、被害想定に応じて雨量計を設置すべきだとの考えを示し、「山際の住宅密集地などに集中的に設置することも検討すべきだ」と述べた。

 また、八木地区で起きた土石流に、もろい真砂土(まさど)だけでなく、本来崩れにくい堆積(たいせき)岩も含まれていることを調査団も確認し「これだけの雨が降れば、日本中どこでも同様の被害が起こりうる」と警告した。

 調査団は気象学や都市計画の専門家も含めた約30人で構成し、10月上旬をめどに報告書をまとめる。【吉田卓矢、吉村周平】


広島土砂災害 豪雨災害を教訓に…過去の被災地で進む「住民主体型」の避難行動
産経新聞 8月27日(水)22時5分配信

 広島市の土砂災害で避難勧告の遅れが指摘される中、過去に同じように多数の犠牲者を出した自然災害の被災地では避難のあり方を模索し、「住民主体型」ともいえる試みが始まっている。

 ■勧告を躊躇

 今回の土砂災害で広島県と気象庁は20日午前1時15分、広島市に土砂災害警戒情報を発表。避難勧告の判断材料となるが、広島市が安佐北区の一部に避難勧告を出したのは3時間後の4時15分。すでに各地で土砂災害が発生し、住民からの救急要請が相次いでいた。

 神戸大の室崎益輝名誉教授(防災計画学)によると、自治体は、避難の必要がなかった際に「空振り」と批判を受けることを恐れ、避難勧告の発令を躊躇(ちゅうちょ)する傾向があるという。しかし、「避難勧告は土砂災害警戒情報が出た時点で機械的に出さなければならない」と指摘する。

 ■増水チェック

 過去の被災地では、住民が積極的に避難計画にかかわる試みが進んでいる。

 平成21年、豪雨災害で20人が死亡した兵庫県佐用町。避難勧告発令時にはすでに川があふれ、避難途中の住民らが巻き込まれた。これを教訓に同町は23年、住民から河川の増水情報を集める「災害モニター制度」を始めた。自宅から河川が見える住民に災害モニターに登録してもらい、豪雨などの際は町が電話で増水具合を尋ねる仕組みだ。

 現在、登録者は26人。原則夜間でも問い合わせに応じ、情報は避難勧告発令の判断材料になる。同町の担当者は「川があふれてからでは遅い。その前に避難できるよう、住民の目を参考にしている」と話す。

 ■隣組で行動

 昭和46年の集中豪雨で13人が死亡した三重県尾鷲市では「住民主導型避難体制」を採用する。住民同士で小規模な「隣組」をつくり、避難時には組単位で行動。いざというときに備え、高齢者など救援が必要な世帯や人数を把握する。

 一方、群馬県内の複数の地区では、住民が経験した災害の前兆現象や、「土砂災害前には井戸の水が濁る」といった言い伝えなどを、地図上に落とし込む取り組みを実施。地図は住民で共有し、異変を感じたらそれぞれが区長に報告、早めの避難につなげる。

 群馬大の片田敏孝教授(災害社会工学)は「現在の技術では正確な雨量予測や災害発生地の特定は難しい。住民も避難勧告に依存しすぎず、普段から自分の住んでいる場所の特性を把握し、避難の判断につなげることが大切だ」としている。


危険箇所以外でも土石流=家屋9棟に被害―広島県
時事通信 8月27日(水)20時36分配信

 広島市北部の大雨に伴って起きた75カ所の土石流について広島県は27日、警戒区域指定候補となる「土砂災害危険箇所」以外でも、土石流が発生していたことを明らかにした。大規模な土石流が帯状に発生した安佐南区八木、緑井とは山を挟んで反対側の同区毘沙門台東の1カ所で、家屋9軒に土砂が流入するなどした。 


異なるメカニズムで土石流か=雨量計の問題を指摘―土木・地盤工学会
時事通信 8月27日(水)20時28分配信

 広島市北部の土砂災害で、土木学会と地盤工学会の合同緊急調査団(団長・土田孝広島大学教授)が27日、現地調査を行った。記者会見したメンバーは、これまでとは異なるメカニズムで土石流が起きた可能性や、雨量計の設置場所に関する問題点を指摘、10月上旬をめどに報告書を公表する方針を示した。
 調査団によると、今回の災害は、豪雨以前の1週間に降った「先行雨量」が非常に少ないにもかかわらず、同時多発的に土石流が発生したことが大きな特徴という。これまでは、危険性を検討する場合、先行雨量を重要な参考情報にしており、熊本直樹広島工業大学教授は「どのようなメカニズムだったのかをきちんと調査する必要がある」と話した。 


広島・土砂災害、見えぬ生活再建
2014年8月27日(水)19時20分配信 共同通信

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 発生から1週間を迎えた現場で捜索を行う消防隊=27日午後3時35分、広島市安佐南区八木

 広島市の土砂災害は、27日で発生から1週間が経過したが、約1300人が避難所で生活を続けている。約15万人を対象とした避難指示・勧告が現在も継続しており、住民の生活再建のめどは立っていない。

 広島県警は、死者が1人増えて71人になったと発表した。死者のうち妊娠していた主婦の湯浅みなみさん(28)ら3人の身元が新たに判明した。行方不明者は15人となった。

 県は土石流が75カ所、崖崩れが37カ所だったことを明らかにした。捜索が続く安佐南区の八木・緑井地区では調査に入れていない地点もあり、県は今後土砂災害の発生箇所が増える可能性があるとしている。


猫好きで優しい「しーちゃん」=中3一家死亡に嘆き―広島
時事通信 8月27日(水)19時3分配信

 広島市の土砂災害で、27日に父滋さん(42)、母香織さん(39)とともに亡くなっていたことが確認された安佐南区八木の市立城山北中学3年古井志津さん(15)。動物好きで優しい女の子だったといい、同級生や学校関係者は「信じられない」と、早すぎる死を悼んだ。
 同級生の有井紗良さん(14)は「『しーちゃん』と呼び、小学校からずっと一緒だった。ショックです」と唇をかんだ。「飼い猫を本当に大切にしていた。市内の猫カフェにも一緒に行き、『かわいい。かわいい』と繰り返して、楽しそうになでていた」と振り返った。
 城山北中の松島範明校長は「無事を信じていたので残念」と落胆。志津さんは1年のときに美術部に所属し、アニメの絵を描くのが好きだったという。同中は9月1日の授業再開時に全校で黙とうをささげ冥福を祈る予定だ。 


広島土砂災害、死者71人に…行方不明15人
読売新聞 8月27日(水)16時23分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は27日、新たに1人の遺体が見つかり、死者は71人、行方不明者は15人になったと発表した。

 死者のうち、身元が判明したのは59人になった。


20代新婚夫婦ら身元判明=土砂災害、死者71人に―不明者の捜索続く・広島
時事通信 8月27日(水)16時7分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警などは27日午後も引き続き、行方不明者を捜索した。県警によると、新たに1人の遺体が見つかり、死者は71人になった。また、身元が分からなかった遺体が新婚夫婦らと分かり、不明者は15人になった。死者のうち12人の身元が分からず、県警は確認を急ぐ。
 県警などによると、同日、安佐南区八木で女性とみられる1人の遺体を発見した。また、身元不明の遺体のうち、3人は同所のマッサージ師湯浅康弘さん(29)と妻みなみさん(28)らと確認された。
 湯浅さんの家族によると、夫婦は昨年10月に結婚したばかり。みなみさんは妊娠しており、今年11月に男児を出産予定だった。 


広島土砂災害 笑顔、忘れない…鮮やかに浮かぶ犠牲者の横顔
産経新聞 8月27日(水)15時26分配信

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甚大な被害が出た八木地区で、災害現場に供えられた花=27日、広島市安佐南区(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 わずか1週間前、広島の山あいの町で普通の暮らしをおくり、笑顔を見せていた人たちの命を、突然の大雨と大量の土砂がさらっていった。おしゃれで活発なおばあさん、野球少年、男気あふれる地域の顔…。かけがえのない人を失った家族や友人の悲しみが癒えることはない。みんな、だれかに慕われていた。

 ■患者の信頼厚い薬剤師

 井上裕美さん(36) 「雨が降ってきたね。気をつけて帰ろう」。19日夜、不安定になった空模様を気にしながら、勤務先の広島市立安佐市民病院を後にした。患者や医師から頼りにされ、今後の活躍が期待される前途有望な薬剤師だった。

 広島大の薬学科を首席で卒業する前、大学4年で実習に訪れたのが安佐市民病院。「物静かだけど、すごく勉強熱心だな」。当時の井上さんを知る上司は、少し緊張した面持ちでメモを取る姿を覚えている。

 4月から婦人科に配属され、乳がん患者に投与する抗がん剤の調合などを担当していた。1つの科を通常は2人で担当するが、知識と経験が豊富な井上さんは1人で婦人科を切り盛りしていた。「患者さんの負担を軽くしてあげたい」。緩和ケアに必要な認定薬剤師の資格試験を来年、受験する予定だった。

 発災前日、月に1度の部会で、新任の薬剤師が10月から配属されることになり、「がんばって指導していきましょう」と職場の結束を高めていた。

 少しのミスも許されない医療の世界で誰からも信頼を置かれる中堅に成長していた。

 趣味はお菓子づくり。飲み会では笑顔を絶やさず、みんなの話を聞いた。母親と韓国旅行に出かけたり、富士山に登ったりしたことをうれしそうに話していた。訃報を聞いた同僚たちは涙を流し、早すぎる死を悼んだ。

 ■ネコ好き15歳 夢は漫画家

 懸命の捜索が続く27日、広島市の土砂災害の現場から見つかった遺体が市立城山北中学3年、古井志津さん(15)ら家族3人と確認された。小柄でおとなしく、猫好きの少女。絵も上手で、将来の夢は漫画家だった。

 「しーちゃんともう会えないなんて信じられない」。志津さんの幼なじみ、前河内(まえごうち)奈々さん(15)は目を腫らした。

 「しーちゃん」「ななちゃん」と呼び合い、互いの家で飼い猫と遊ぶ仲。休日に2人で猫カフェに訪れたこともあった。

 農業高校での青春を描いた漫画「銀の匙 Silver Spoon」のファンで、よくイラストを描いていた。同級生の野上秀時見(ひとみ)さん(14)は「生きていてほしかった。今は何も言葉が出ない」と肩を落とした。

 父親の滋さん(42)は広島市西区の食品会社「ゆめデリカ」で働いていた。真面目な性格で周囲からの信頼も厚かった。土居誠司統括部長は「残念の一言だ」と悔やんだ。

 母親でパートの香織さん(39)は志津さんと同じく小柄で、柔和な笑顔が印象的。知人女性(65)は「よく子供の手を引いて保育園や小学校の登校の集合場所に連れていっていた」と振り返った。

 ■おしゃれな愛犬家・男気あるリーダー・理想の映像追求

 斎藤要子さん(73) おしゃれで活発。カラオケが大好き。結婚して海外に移住した次女から犬を預かり、長年かわいがった。

 犬の散歩と言いながら抱っこして歩き、知人女性は「それじゃ散歩にならないと言って、お互い笑い合った」。

 ■鳥越康太さん(17) 広島県立安西高の野球部に所属。ポジションは捕手。高校最後の地方大会には代打で出場し、二塁打を放った。「とりちゃん」の愛称で親しまれたチームのムードメーカー。卒業後の夢はすし職人だった。

 安否が分からない間は同級生や野球部の先輩が自宅前に大勢駆けつけ、無事を祈り続けたが、かなわなかった。

 ■坂原昭夫さん(83) ボランティアで資源ゴミを回収したり、石垣を修理したり、みんなに頼られる地域の“顔”。家に水が入った近くの女性に頼まれ、側溝のがれきを取り除こうとして流された。

 知人男性は「男気のある人で、私にとっても地域にとっても大恩人。これから誰に相談すればいいのか」と声を詰まらせた。

 ■戸川蛍さん(32) 新進気鋭の映像制作クリエーター。父の博文さん(59)とともに犠牲になった。

 高校卒業後に広島市立大の芸術学部に進んだ。妥協を許さない性格で理想の表現を追求。実写とCG(コンピューターグラフィックス)アニメを融合させた映像は高い評価を受けていた。ドイツ留学や広告会社勤務を経て母校の講師として働いていた。

 ■室屋敏夫さん(83) 物腰が柔らかく、面倒見が良かった。大の祭り好き。得意の横笛で、みこしが練り歩くのを盛り上げた。

 日課は公園でのグラウンドゴルフ。老人クラブのゴルフ仲間と一緒に温泉地に日帰り旅行するのを楽しみにしていた。友人は「地域にはなくてはならない人だった」。


広島土砂災害 「逃げられない」未明の通報600件、のまれた悲鳴
産経新聞 8月27日(水)15時22分配信

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砂災害当日「戦場のようだった」という通信指令室。通報内容のメモは机に収まらず、床に並べられた=広島市消防局(写真:産経新聞)

 未明の119番はおよそ600件にのぼり、平時の20倍近くに達した。災害発生当日の広島市消防局通信指令室。「もう逃げられない!」。あちこちの回線から悲鳴が漏れた。消防車両は濁流に行く手を阻まれた。後手に回った対応は批判の的となり、幹部は「経験が足りなかった」と悔恨をにじませた。あのとき、救助指揮の最前線で何があったのか。

 始まりは普段と変わらぬ夜だった。消防局5階の指令室。警防課の重光省二さん(57)は20日朝までのシフトで、市内や近隣町の119番を引き受けることになっていた。

 19日午後9時26分、同市内に大雨・洪水警報。しかし日付が変わっても、119番の頻度は通常のまま。雨脚が徐々に強まる。午前1時15分、土砂災害警戒情報発令。職員が緊急招集され、同1時35分、災害警戒本部が立ち上がった。

 「家の中に水が入ってきた」。このころ、安佐南、安佐北の両区からこんな119番が入り始めた。だが人的被害の通報はなく、最大級の警戒態勢である災害対策本部への移行はまだ視野に入らない。

 同市で災害対策本部が設置されたのは、平成22年7月の大雨が最後。「それ以来、警戒本部はできても、被害は発生していない」。防災課長、久保富嗣さん(53)の頭には、そんな経験則があった。

 119番の発信地は、山手から下方へと急激に広がっていた。安佐南区山本地区で、幼い兄弟が生き埋めになった-。衝撃的な通報が舞い込んだのは午前3時21分。人的被害の通報はこれが最初だった。9分後に災害対策本部を設置。ようやく厳戒態勢が敷かれたが、事態はすでに収拾不能なレベルに達していた。

 119番は爆発的に増えていく。「来てくれ、来てくれ」。息も絶え絶えに住所も告げず、それだけを繰り返す声もあった。

 24本の電話回線は鳴りやまない。通報内容を記したメモは机に置ききれず、床に並べられた。消防車両計約180台の待機状況を示すランプは「出動」の赤色に染まった。

 到着した隊員からは「水流が激しくて進めない」という報告が相次いだ。「まるで戦場だった」と重光さん。「助けますから待っていてください」。そう言うことしかできなかった。

 最初の避難勧告は午前4時15分。現場は極限まで追い詰められていた。久保さんは「ここまでの雨は予測できなかった。経験値が低かった」と繰り返した。


<広島土砂災害>「生」伝えた明かり 団地3家族励まし合い
毎日新聞 8月27日(水)14時15分配信

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自宅を見つめる中山さん。立っている付近で妻を助けた=広島市安佐南区八木で2014年8月25日、目野創撮影

 広島市北部を襲った土砂災害。多くの死傷者が出た広島市安佐南区八木4の一角にある住宅地「八木ケ丘団地」では土石流被害に遭い、裏山には大きくえぐられたような跡が残る。団地に住む三つの家族は、土砂に襲われた1階から家族を救い出した。そして、懐中電灯やヘッドランプの明かりで互いの無事を伝え、生きる勇気を分かち合った。住民の一人は振り返る。「一人じゃないって大事。人は一つになれるんだと感じた」【加藤小夜、目野創】

 ガラガラ、ビッシャーン--。団地に暮らす会社員、中山英(えい)さん(65)は20日午前3時半ごろ、ダンプカーが突っ込んでくるような音を聞いた。ヘッドランプで窓の外を見ると、周囲は滝のように泥水が流れていた。

 「土砂にやられた」。1階に下りたが、体が泥に埋まってしまい、妻の宣子さん(61)も見当たらない。何とか家の外に出ると、宣子さんの声がかすかに聞こえた。ライトで照らすと、10メートルほど離れた斜め向かいの家の門扉にしがみついていた。泥水につかって助けた。

 同じ頃、隣家に住む音楽講師の大崎巳樹代さん(54)と次男の宏樹さん(25)も衝撃音に気づいた。大崎さんと母の土井美代子さん(78)は離れの2階、宏樹さんは母屋の2階にいた。

 母屋の1階で寝ていた父、土井昭雄さん(82)の部屋のドアを開けようとしたが、流れ込んだ土砂で開かない。叫びながら扉を何度かたたくと、たたき返す音が聞こえた。「じいちゃんは生きている」。外に出て、窓ガラスを割るなどして隙間(すきま)をつくり、昭雄さんを足から引っ張り出した。

 また、最も山手に住む小田原利夫さん(78)の妻伊津子さん(76)は自宅1階で寝ていて、足元にぬめりを感じた。利夫さんの呼び掛けに気づいて2階に逃げようとしたが、台所には冷蔵庫などが散乱し、あっという間に胸まで水につかった。浮いていたテーブルの上に乗ると、利夫さんが助けてくれた。

 辺りは停電で真っ暗。「ゴーゴー」という泥流の音で近所の人たちの声すら聞こえない中、離ればなれで恐怖に耐えていた3家族は、窓から懐中電灯やヘッドランプで照らし合い互いの無事を確認した。中山さんは明かりに「頑張ろうとの意味を込めた」と言う。「一人じゃないって大事」と話す大崎さんはこの言葉に応えるように「生きてる、頑張ろうと感じていた」と振り返った。


土砂災害、75か所で土石流…がけ崩れ37か所
読売新聞 8月27日(水)13時33分配信

 広島市北部の土砂災害で、広島県は27日、市内75か所で土石流、37か所でがけ崩れを確認したと発表した。

 これまでは安佐南、安佐北両区で土石流は少なくとも50か所、がけ崩れは3か所としていたが、さらに現地調査したところ、計112か所と大幅に増えた。

 県と国土交通省は、被害の大きい地域から順次現地調査を実施。今回新たに、土石流は安佐北区の可部町など20か所、安佐南区でも4か所増え、西区でも1か所で見つかった。がけ崩れは安佐北区20か所、安佐南区11か所の増で、西、東区でも計3か所あった。未調査の場所もあり、件数は今後増加する可能性があるとしている。


広島土砂災害での空き巣 「外国人の犯行」県警が否定
2014年8月27日(水)13時17分配信 J-CASTニュース

広島市北部の土砂災害の現場で空き巣が発生しており、ネットでは外国人の犯行と指摘する声が広がっていた。これを受け、広島県警は外国人が逮捕された話は聞いていないと否定した。2014年8月26日、毎日新聞が報じた。

安佐北区では住民が避難している間に、未遂を含む2件の空き巣が発生した。これをツイッターなどネットでは、特定の国籍の外国人による犯行だとする書き込みが相次いでいた。


<広島土砂災害>PTSD防げ…子供の心をケアで支援チーム
毎日新聞 8月27日(水)13時1分配信

 広島市北部の土砂災害で大きなショックを受けた子供の心をケアしようと、広島県内の精神科医や児童心理司などからなる「こども支援チーム」が避難所の巡回を始めている。県が医師会や市児童相談所などに呼びかけて結成した。既に精神医療支援に当たっている「災害派遣精神医療チーム(DPAT)」とは別に、対象を子供に特化。心的外傷後ストレス障害(PTSD)など心の傷の重症化につながらないよう目を凝らす。

 「家が流されるといけないから避難所にいこうよ」

 甚大な被害を受けた安佐南区八木地区に住むパート女性(35)の自宅は被害を免れた。しかし、小学6年生の次男(11)は雨が降り出す度にこう心配するようになった。中学3年生の長男(14)は風呂に入っても、すぐに上がってしまう。だから雨の日は近くの避難所に寝泊まりする。女性は「ささいなことでも子供の話を聞いていきたい」と心を砕く。

 被災した子供をケアする支援チームは、宮城県が東日本大震災後に組織して大きな効果を上げている。同県によると、特に震災後の半年間は、夜泣きや暴力的になるなどPTSDとみられる重い症状についての相談が多かった。

 今回の広島県のチームには小児科医や児童相談所職員、大学の研究者らも参加。避難所を普段から回っている保健師から報告を受け、不調な子供のケアや保護者からの相談などに当たる。面談は1人当たり20分ほど。活動初日の25日と26日の2日間で計19件の相談を受けた。症状の重い子供は1年ほどかけて医療的な支援を続ける予定で、県の本広篤子・働く女性・子育て支援部長は「子供はストレスも大人と違う。早く対応することが大切だ」と力を込める。

 また、全国的にも今回の災害が初活動となったDPATは27日までに、3チームが避難所7カ所で計26人31件の相談に乗った。家族の死による抑うつ状態やプライバシーのない避難所生活でのストレスの他、雨音などちょっとしたことに過敏になるなどの症状が見られるという。

 一方、保護者サイドでも子供を支える自主的な取り組みが始まっている。

 避難所になっている梅林(ばいりん)小学校(安佐南区)では25日から、図工室を子供の遊び場として開放した。不安を少しでも和らげたいというPTAの提案を受けたもので、連日約20人がけん玉や折り紙に夢中になり、歓声を上げている。

 26日に参加した梅林小4年の山口千結(ちゆ)さん(9)は「同じ学校の子が集まり『みんな無事だったんだ』と安心できた」と話した。【稲生陽、大森治幸、吉村周平】


<広島土砂災害>「しーちゃん悲しいよ」身元判明中3の友人
毎日新聞 8月27日(水)12時57分配信

 広島市の土砂災害で広島県警が27日午前、新たな死者として発表した広島市立城山北中3年の古井志津さん(15)=同市安佐南区八木3。行方不明になっていた父滋さん(42)、母香織さん(39)とそろって亡くなっていたことが確認され、友人たちは悲報に涙をこぼした。

 「昨夜は彼女のことを思い出してずっと泣いてしまった」。志津さんと梅林小4年の時にクラスメートで、同じ中学に通う向原千陽(むかいはら・ちあき)さん(15)は肩を落とした。

 小学生の頃は「しーちゃん」と呼ばれ、気遣いのできる友達として親しまれていた志津さん。自宅に遊びに行くと、飲み物やお菓子を笑顔で出してくれたといい、向原さんは「優しかった。当時のことを一番思い出す」と振り返った。【瀬谷健介】


記憶まだ鮮明「悲しくて怖い」=公営住宅当選に安堵も―発生1週間・広島土砂災害
時事通信 8月27日(水)12時43分配信

 土砂災害による犠牲者が集中した広島市安佐南区八木地区では、発生から1週間が経過した27日も、復旧作業に追われる被災者や、不明者の発見を待つ家族や知人の姿が見られた。公営住宅の抽選も始まり、当選した家族は当面の住まい確保に安堵(あんど)した。
 自宅1階が土砂にのまれた奥瀧月子さん(67)は家族総出で、基礎部分がえぐれた自宅の泥出しに追われた。怖かった夜の記憶は鮮明で「もう1週間がたつなんて信じられない」と話す。
 野菜などを分け合った近所の人が大勢亡くなった。「悲しくて怖くて、亡くなった人の住んでいた方向には行かれない」という。「ボランティアの人も来てくれている中で、自分だけ抜けられず葬儀にも出られなかった。心の中で手を合わせています」と冥福を祈った。
 「早く出てこい」。小学校に避難する村岡平吉さん(75)は作業の手を止め、まだ見つからない友人の西田末男さんに呼び掛けた。西田さんは仕事の新聞配達に出た直後に土砂にのまれたとみられる。「大雨だったのに、真面目だから。早朝に奥さんから相談されたが、どうしようもなかった」と肩を落とした。
 近くでは、若松直美さん(52)が娘の湯浅みなみさん(28)夫妻の捜索を見守った。発生の翌日に香川県から駆け付け、連日現場に立ち続けている。「信じて1週間たったけれど」と、言葉を詰まらせた。
 一方、安佐南区役所では午前10時半から、公営住宅への入居希望者の抽選があり、避難者ら約50人が集まった。96歳になる車いすの母親がいる女性は、バリアフリー設備のある住宅に応募。くじ引きで入居できることが決まると、「ありがとうございます」と声を上げて泣き崩れた。
 女性は「これでひと安心だが、抽選に漏れた人のことを考えると、手放しで喜べない」と話した。 


土砂災害、避難1400人…一部小中学校は再開
読売新聞 8月27日(水)12時26分配信

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重機でがれきを撤去し捜索が続く中、土砂災害現場近くに運び出された生活用品(27日午前7時54分、広島市安佐南区八木で)=枡田直也撮影

 広島市北部の土砂災害の被災地は27日、発生から1週間の朝を迎えた。

 午前7時現在、死者は前日から4人増えて70人(うち56人の身元が判明)、行方不明者は18人となった。避難所では引き続き約1400人が不便な生活を送り、不明者の捜索も約3400人態勢で続いている。一方、避難所となっている小中学校の一部では夏休み明けの授業が始まり、児童らが黙とうをささげた。

 被災地区で避難所となっているのは9小学校と小学校以外の3施設。地区内の小学校は、元々は25日から9月1日にかけて順次、夏休み明けの授業を始める予定だったが、災害で延期となり、27日は安佐南区の市立山本小と市立城南中が授業を再開した。

 山本小では、体育館に5世帯19人が避難しているため、吉岡克弥校長が、校内テレビ中継で各教室に呼び掛ける形で朝礼を行った。

 吉岡校長によると、児童らには「想像を超える激しい雨で、本校の平野遥大(はると)君と弟の都翔(とわ)君が命を落としました」と説明。黙とうを行い、「遥大君が元気でいた頃よりも、明るく楽しい学校生活をまた改めて作っていきましょう」と伝えたという。


<広島土砂災害>足ほぐれて被災者から笑顔…足湯を提供
毎日新聞 8月27日(水)12時18分配信

 広島市の土砂災害で避難所となっている市立可部小学校(安佐北区)で27日、神戸市の「被災地NGO協働センター」がボランティアで被災者に足湯を提供した。たらいのお湯で足がほぐれると、被災者からは笑顔がこぼれていた。

 足湯ボランティアは、1995年の阪神大震災を契機に始まったとされ、東日本大震災など自然災害の被災地で続けられてきた。

 この日午前はNGOのスタッフが、被災者に「湯加減はどうですか」などと声を掛けていた。同小に避難している画家の山下真一さん(39)は「眠たくなるほど気持ちいい。癒やされる」と話し、疲れをとっていた。【岡村崇】

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