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2014年8月25日 (月)

広島で豪雨による土砂崩れ、58人死亡、不明者は28人に・10

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ58人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は28人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

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リンク:広島で被災者に勇気の「ファイト!新聞」避難所で少女2人が発行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:15年前に危機管理不備を警告 - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂災害、生活再建支援金の受け付け始まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「一刻も早く見つけて」 捜索に祈る肉親ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 誕生日を迎えた行方不明の母へ 宗畑秋子さんの無事祈る娘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 混乱続いた不明者確認 専門家「もっと早く公開すべきだった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>県知事、警戒区域の運用見直しを表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、新たに4遺体発見…死者58人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>土石流、瞬間時速144キロも…専門家分析 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「土の臭い」「山鳴り」で前兆感じ取り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>停電や断水が続く地区も 生活再建まで遠く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>激甚災害指定し国が全面支援へ…安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<広島土砂災害>新たに8遺体発見 死者58人に - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:仕事探し、雑巾掛け=小中学生が奮闘―授業再開希望も・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:砂防ダム計画は9基、完成ゼロ - 速報:@niftyニュース.
リンク:激甚災害に指定したい…広島の土砂災害で首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:土砂災害の補償 行政はどれだけ… 生活再建へ長い道のり 広島、大阪、礼文島でも被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
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広島土砂災害 行方不明者の氏名を公表 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:首相、捜索隊員を激励「激甚災害に指定したい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 行方不明者の氏名公表 - 速報:@niftyニュース.

以下、参考のために同記事を引用

広島土砂災害 砂防ダム建設間に合わず 9基計画の予定地大半被災
産経新聞 8月26日(火)7時55分配信

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砂防ダムの働き(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で多数の犠牲者が出た安佐南区八木地区で、国土交通省が土石流の危険があるとして9基の砂防ダム建設を計画していたが、1基も完成していないことが25日、国交省中国地方整備局への取材で分かった。着工したものもあったが、対策の遅れは深刻だ。同整備局は「現場が住宅密集地だったため整備が遅れた」と説明。新たな災害を防ぐため建設の前倒しを検討するとしている。

 砂防ダムは砂防堰堤(えんてい)ともいい、山地の渓流につくられる。コンクリート製の堤で土砂や流木をせき止める不透過型と、鉄製の柵を設置する透過型がある。

 同整備局太田川河川事務所によると、9基の砂防ダムは八木地区の山間部の渓流7カ所に建設する計画だった。今回の災害で予定地7カ所のうち5カ所で土石流が発生したとみられることが分かった。

 うち2基は平成19年度に着工し、来年度に完成予定だった。ほかの予定地も現地調査を終え、八木地区の一部自治会には災害2日前、「9月以降に山中で測量やボーリング調査を実施する」と通知したという。

 広島県内では、11年6月に多数の死者を出した豪雨災害を受け、13年から国直轄の砂防ダム整備事業が始動し今年3月までに53基が完成。同事務所は被災地での建設が後回しになった理由について「県内には同等の危険箇所があり、高速道路の近くなどへの設置を優先した」としている。

 八木地区の八木ケ丘町内会の奥迫信治会長によると、災害2日前の現地説明会では、住民から「なぜこんな時間がかかるのか」と質問も出ていたという。奥迫会長は「砂防ダムさえあれば、これほどの被害は出なかったのに」と悔やんだ。

 砂防ダムの整備は全国でも遅れている。土石流の危険のある渓流は全国で9万カ所近くあるが、砂防ダムの設置は22%にとどまる。

 その背景には費用と工期の問題がある。現地の周辺整備や工事用道路の設置、本体工事などを合わせると1基の整備費は数億円かかるとされる。山深い場所に整備することも多いため冬季は工事できないなどの制約があり、工期が延びがちになってしまうという。

 社団法人「全国治水砂防協会」(東京)の岡本正男理事長は「すべての渓流に建設するのは現実には難しい。危険な場所に住宅を作らないなどのまちづくりも重要だ」と提言している。


広島土砂災害 混乱続いた不明者確認
産経新聞 8月26日(火)7時55分配信

 広島市が25日に公開した土砂災害の行方不明者名簿は避難所にも掲示され、友人や知人の名前がないか、心配そうに眺める被災者の姿が見られた。

 25日午後、600人が避難している同市安佐南区八木の梅林(ばいりん)小学校。近所の平野奈美さん(39)は掲示板の名簿を指でなぞりながら、一人一人の名前を確認。知人がいないことにほっとした様子だったが、多数が不明になっていることに「早く見つかってほしい」と表情を曇らせた。

 発生翌日の21日午前、市は行方不明者数を「31人」と発表。一方、県警は「7人」としていた。現場でともに捜索活動に当たっているにもかかわらず、把握している情報が大きく食い違っていることに批判が寄せられ、互いの情報を照合して不明者数を統一した。

 市が「プライバシーへの配慮」を理由にこれまで公開を見送ってきた点について、関西大の河田恵昭(よしあき)教授(防災・減災)は「不在が分かれば空き巣被害に遭う恐れもある」と一定の理解を示しつつも、「広い住所地や姓だけにとどめるなど第三者に特定されない方法はある」と指摘。「どこを集中的に捜索すべきかを把握するためにも、関係機関で正しい情報をいち早く共有すべきだ」とした。


広島土砂災害 料理好きの母どこに 娘「もう一度煮付け食べたい」
産経新聞 8月26日(火)7時55分配信

 広島市が公表した28人の行方不明者名簿に、安佐南区八木4丁目の宗畑(むねはた)秋子さんの名前がある。料理と犬が大好き。「母の煮付けをもう一度食べたい」と、娘は再会にいちるの望みをかける。25日は宗畑さんの72回目の誕生日だった。

 実家は土砂につぶされ、跡形もなくなった。長女の中野奈々恵さん(52)=同市安芸区=は近くにしゃがみ、消防隊員らの捜索活動をじっと見つめた。

 中野さんは20日早朝、愛犬の散歩から帰り、テレビをつけて災害を知った。実家の電話も母の携帯もつながらなかった。母だけが家にいたため、就寝中に巻き込まれた可能性が高い。

 母は料理が好きで、中野さんが実家に戻るときは好物のサバとカボチャの煮付けを必ず用意してくれた。

 犬も大好きで、中野さんが飼っているトイプードルや、次女から預かったラブラドルレトリバーの「ハナ」を娘のようにかわいがった。ハナが昨年9月に病気で死ぬまで、毎日懸命に看護していたという。

 どこかで救出されて連絡が取れないだけでは、とも思う。中野さんは心の中でハナに呼びかける。「母さんをまだ連れて行かないで」


広島で被災者に勇気の「ファイト!新聞」避難所で少女2人が発行
スポーツ報知 8月26日(火)7時5分配信

 広島市の土砂災害で被災した住民約600人が避難している安佐南区の市立梅林(ばいりん)小で、小学生と中学生の少女2人が壁新聞「ファイト! 梅林しんぶん」の発行を24日から始めた。東日本大震災で宮城県気仙沼市の小学生が手作りした「ファイト新聞」にならった新聞は、大きなショックを受けた被災者の励ましとなっている。

 ピンク色の題字に手書きの記事、カラフルな挿絵が紙面いっぱいに並んでいる。「ファイト! 梅林しんぶん」創刊号だ。

 梅林小の卒業生で中学1年の宮本博代さん(12)は避難勧告を受け、20日から梅林小に身を寄せている。体育館内で生活する中、周囲の大人が落ち込んでいる様子を見て、東日本大震災で宮城県気仙沼市の小学生が始めた「ファイト新聞」を思い出した。

 梅林小5年の道上ゆなさん(11)も避難勧告を受けて21日から避難してきており、得意の絵を描いてもらおうと誘った。製作には支援物資として提供されたスケッチブックとサインペンを使った。

 第1号のトップ記事は「スリッパをそろえよう!」との見出しで、スリッパをテーマにした。数日前、使用後にそろえない人が多いことを指摘していた避難者を見た2人が「避難生活を少しでも快適にしてあげたい」と採り上げることにした。

 校舎各階のトイレを回り、スリッパがそろえられているかを数え、紙面には一覧表も付けた。「トイレも共同スペースの一部なので最後に向きを変えるだけなのでスリッパをそろえましょう!」と訴えた記事の下には「マッサージ師さん参上!」という明るい話題も。教頭が拡大コピーして、校内各所に貼り出した。

 宮本さんは「悲しいことやストレスの多い避難者に役に立つ情報や前向きなニュースを発信したい。伝えることで災害の大変さを誰かに分かってももらえるかもしれない。毎日発行したい」と話している。

 避難生活を送る上原芳子さん(81)は「共同生活は大変なことが多い。子供たちの頑張りを見ると、前向きな気持ちになれる」。60代の女性は「避難所の雰囲気が明るくなる」と感謝した。

 ◆ファイト新聞 東日本大震災発生から1週間後の2011年3月18日、宮城県気仙沼市立気仙沼小の体育館で避難生活を送る小中学生4人が発行を開始。「元気になってもらうこと」を編集方針に掲げた手作りの壁新聞は被災者を励まし、大きな話題に。編集した子供たちは翌年、パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)から顕彰された。


15年前に危機管理不備を警告
2014年8月26日(火)5時23分配信 共同通信

 1999年6月に広島県で起きた豪雨災害で土木学会(東京)の緊急調査団が、同8月にまとめた報告書で、当時の状況を「危険と分かった時点で避難勧告を出しても間に合わなかった」と指摘、危機管理体制の不備を警告し、短時間豪雨による突発事態に対応できるシステム構築を行政側に促していたことが26日、分かった。

 広島市は今回の土砂災害で、避難勧告の指標となる「避難基準雨量」に達した地域があったにもかかわらず、2時間後まで勧告に踏み切れなかったことが既に判明。調査に参加した政策研究大学院大の江頭進治連携教授は「15年後も対応が後手に回ってしまったのは残念だ」と話している。


広島土砂災害、生活再建支援金の受け付け始まる
読売新聞 8月25日(月)23時39分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害は25日、死者は58人、行方不明者は28人になった。

 安佐南区八木地区の被害が特に大きく、死者37人、行方不明者が25人に上っている。市は同日、行方不明者の氏名や住所を市のホームページなどで公表。被災自治体が、行方不明者の個人情報を明らかにして、情報提供を求める異例の措置に踏み切った。被災地では、約3300人態勢で行方不明者の捜索が続く一方、被災者生活再建支援金の受け付けも始まるなど、復旧・復興の動きも出始めている。

 公表された行方不明者28人の住所はいずれも安佐南区だった。特に、8人が暮らしていた2階建てアパートが全壊するなどした八木3丁目に20人が集中し、最大規模の土石流に襲われた被害の大きさが、改めて浮き彫りになった。

 八木3丁目付近の被害が大きかった理由について、土木学会と地盤工学会の合同緊急調査団長の土田孝・広島大教授は「土石流が山を下ったところに住宅が迫っていたため、大量の土砂とともに大きな岩や流木が一気に住宅地に流れ込んだのではないか」と分析している。現場には、2~3メートルの岩が数多く残されていたという。


<広島土砂災害>「一刻も早く見つけて」 捜索に祈る肉親ら
毎日新聞 8月25日(月)22時21分配信

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高野さん夫妻の自宅があった周辺。懸命の捜索が行われた=広島市安佐南区八木で2014年8月24日午後4時22分、目野創撮影

 広島市北部を襲った土砂災害から6日目となった25日、同市は行方不明者の氏名を公表して情報提供を求めるとともに、被災現場では不明者のいる八木、緑井地区を約3000人が集中的に捜索した。肉親や知人を捜す人たちは現場の様子を見守りながら、「一刻も早く見つけ出して」と悲痛な表情を浮かべた。

 土石流で広島市安佐南区八木の自宅を流された高野和郎さん(58)、千津子さん(60)夫妻は行方不明になっている。和郎さんを母親に代わって育てた叔母の高野美恵子さん(69)=広島県北広島町=は、捜索現場に駆け付け「笑顔を思い出すと涙が出てくる」と声を詰まらせた。

 和郎さんは小学校に入る前に父親を交通事故で亡くした。その後、事情があって母親の元を離れ、叔父の高野英昭さん(故人)、叔母の美恵子さん夫妻と一緒に生活した。

 年齢が10歳ほどしか離れていないこともあり、和郎さんは美恵子さんを「お姉ちゃん」、英昭さんを「お兄ちゃん」と呼んでいた。美恵子さんは「かわいい子だった」と振り返る。

 美恵子さんは今でも、中学生だった和郎さんの授業参観の様子を思い出すという。教室の後ろに並ぶ保護者たち。その中に美恵子さんの姿があるのを確認してから、和郎さんは授業に臨んでいた。「私がいるのを見て安心したんでしょう。何年たっても、その時の笑顔は忘れられない」と語る。和郎さんは結婚して八木地区に移り住み、自身で設立した電気工事会社で、熱心に仕事に打ち込んでいたという。

 捜索現場からは和郎さんの旅行写真など数点しか見つかっていない。「土の中にいると思うと、居ても立ってもいられない。早く出してあげてほしい」。美恵子さんは祈るように語った。【目野創、杉山雄飛】


広島土砂災害 誕生日を迎えた行方不明の母へ 宗畑秋子さんの無事祈る娘
産経新聞 8月25日(月)22時15分配信

 広島市の土砂災害で、市が公表した28人の行方不明者名簿。その28番目に安佐南区八木4丁目の宗畑(むねはた)秋子さんの名前がある。料理と犬が大好き。「母の煮付けをもう一度食べたい」と、娘は再会にいちるの望みをかける。25日は宗畑さんの72回目の誕生日だ。

 実家は土砂につぶされ、跡形もなくなった。長女の中野奈々恵さん(52)=同市安芸区=は近くにしゃがみ、消防隊員らの捜索活動をじっと見つめた。

 中野さんは20日午前6時過ぎ、愛犬の散歩から帰り、テレビをつけて災害を知った。「まさか」。実家の電話も母の携帯もつながらなかった。

 父親は前日から帰省しており、母だけが家に残っていた。1階で就寝中に巻き込まれた可能性が高い。

 母はマツダの社員食堂で働いていたこともあり、料理が好きだった。中野さんが実家に戻るときは好物のサバとカボチャの煮付けを必ず用意してくれた。

 イヌも大好きで、中野さんが飼っているトイプードルや、次女から預かったラブラドルレトリバーの「ハナ」を娘のようにかわいがった。ハナが昨年9月に病気で亡くなるまで、毎日懸命に看護していたという。

 もうだめかもしれない。だが、どこかで救出されて連絡が取れないだけでは、とも思う。72歳の誕生日なのにプレゼントも渡していない。中野さんは心の中でハナに呼びかける。「母さんをまだ連れて行かないで」


広島土砂災害 混乱続いた不明者確認 専門家「もっと早く公開すべきだった」
産経新聞 8月25日(月)22時12分配信

 広島市が25日に公開した土砂災害の行方不明者名簿は避難所にも掲示され、友人や知人の名前がないか、心配そうに眺める被災者の姿が見られた。不明者情報をめぐっては発災当初、市と広島県警の把握数が大きく食い違うなど混乱した。専門家からは「迅速な情報整理のために、もっと早い段階で公開すべきだった」との指摘も出ている。

 25日午後、600人が避難している同市安佐南区八木の梅(ばい)林(りん)小学校。近所の平野奈美さん(39)は掲示板の名簿を指でなぞりながら、一人一人の名前を確認。知人がいないことにほっとした様子だったが、多数が不明になっていることに「早く見つかってほしい」と表情を曇らせた。

 発生翌日の21日午前、市は行方不明者数を「31人」と発表。一方、県警は「7人」としていた。現場でともに捜索活動にあたるにもかかわらず、把握している情報が大きく食い違っていることに「情報共有もできないで、的確な捜索ができるのか」との批判が寄せられ、互いの情報を照合して不明者数を統一した。

 市消防局の幹部は「かつてない被害の規模で、発生当初は情報をつかむのが難しかった」と漏らす。

 市が「プライバシーへの配慮」を理由にこれまで公開を見送ってきた点について、関西大の河田恵昭教授(防災・減災)は「不在が分かれば、空き巣被害に遭う恐れもある」と一定の理解を示しつつも、「広い住所地や姓だけにとどめるなど第三者に特定されない方法はある」と指摘。「どこを集中的に捜索すべきかを把握するためにも、関係機関で正しい情報をいち早く共有すべきだ」とした。


<広島土砂災害>県知事、警戒区域の運用見直しを表明
毎日新聞 8月25日(月)22時8分配信

 広島市北部の土砂災害で、広島県による「土砂災害警戒区域」指定の遅れが指摘されている問題で、湯崎英彦知事は25日、「運用の見直しを図っていかなければならない」と述べた。湯崎知事はこの日、被災地を視察に訪れた安倍晋三首相に指定を促進させるための財政支援策を要請した。

 湯崎知事は安倍首相との意見交換会で「住民に直接のメリットがなく、指定のための基礎調査や住民説明会なども自治体の大きな負担になっていることが課題だ」と指摘。住民への助成制度の新設、基礎調査や住民説明会などを行う都道府県への財政支援を求めた。

 広島県では、土砂災害の危険があるとされる場所が全国最多の3万1987カ所に上る。一方、警戒区域に指定された場所は1万1834カ所(37%)にとどまっている。今回被害が大きかった地域で警戒区域に指定されていたのは広島市安佐北区の可部地区だけだった。【吉村周平、稲生陽】


広島土砂災害、新たに4遺体発見…死者58人に
読売新聞 8月25日(月)21時55分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は25日午後、新たに4人の遺体を見つけ、死者は58人になったと発表した。

 行方不明者は28人。


<広島土砂災害>土石流、瞬間時速144キロも…専門家分析
毎日新聞 8月25日(月)21時53分配信

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土石流の直撃を受けた住宅地で生存者の捜索をする県警職員や消防職員とそれを見守る住民たち=広島市安佐南区で2014年8月20日午後1時21分

 広島市北部の局地的豪雨による土砂災害で発生した土石流が、複数の地点で時速約40キロに達していたことが専門家の分析で分かった。瞬間的には時速144キロのスピードだった可能性も指摘されている。土石流のスピードは一般に時速20~40キロとされており、現地特有の地質条件によって引き起こされた「表層崩壊」によって、高速の土砂が民家などを襲った状況が浮かび上がってきた。

 広島工業大の菅雄三教授(空間情報科学)は25日、アパートが1棟ごと流失するなど特に被害が甚大だった安佐南区八木3の土砂崩れ現場について、分析結果を公表した。

 台湾国家宇宙センターが撮影した衛星画像を三次元衛星画像解析し、地形や地質のデータなどを加味すると、土石流は八木地区の裏山である阿武山の標高261メートルの地点で発生。傾斜20~28度の急斜面約590メートルを一気に駆け下り、1分未満で住宅地へ浸入したとみられる。平均速度は時速40キロ弱だが、瞬間的には時速108~144キロに達していた可能性があるという。菅教授は「現地には10トン近くの巨大な岩も運ばれていた。土石流に相当な速度があったことに間違いはない」と話す。

 砂防学会の現地調査でも、安佐北区三入南地区を襲った土石流の速度は時速約40キロに達していたとの試算が出された。

 海堀正博・広島大教授(砂防学)を団長に第1次調査団が23、24両日に安佐南区八木地区と安佐北区三入南地区で調査。三入南地区で土石流が発生した高松山の斜面を調べたところ、土石流の高さは約3メートルとみられ、斜面の勾配や谷底の状態を加味すると、流速は時速約40キロに及んだと試算した。この沢から流出した土砂は約3000立方メートルに上ると推計している。

 同学会会長の石川芳治・東京農工大大学院教授(砂防学)は「崩落現場では表層から深さ約1.5メートル~2メートルが崩れ落ちており、岩盤には及んでいない。典型的な表層崩壊だ」と指摘した。

 また、7月9日に長野県南木曽町で4人が死傷した土石流の現場と比較。石川教授によると、長野県の現場では直径2~3メートルの巨大な岩が多く見られた一方、三入南地区では1メートル以下の小ぶりな岩石が中心だった。石川教授は「長年土砂災害が起きておらず、花こう岩の風化が進み粒子の細かい真砂土(まさど)が多く滑りやすくなっていた」と分析。「2次災害が発生しやすい状況が続く。雨が降ったら安全な場所に避難してほしい」と呼びかけている。【黄在龍、吉村周平】

 ◇表層崩壊 

 山の表面の厚さ0.5~2メートルの土壌だけが崩れる山崩れや崖崩れで、土壌の下の岩盤まで一緒に崩れる「深層崩壊」に比べ規模が小さいとされる。広島の土砂災害で被害が大きかった地域の地質は、花こう岩が風化した「真砂土」で他の地質に比べて水を含むと崩れやすい。局地的な豪雨により狭い範囲で表層崩壊が多発したために、大規模な土石流が起きたとみられる。


<広島土砂災害>「土の臭い」「山鳴り」で前兆感じ取り
毎日新聞 8月25日(月)21時44分配信

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泥状の土砂を掘り起こして行方不明者の捜索をする消防隊員たち=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午後2時46分、宮間俊樹撮影

 20日未明に広島市で土砂災害が発生した際、「土の臭い」など土石流の前兆とされる現象を複数の住民が感じ取っていたことが取材で浮かび上がってきた。地響きやごう音を聞いたとの証言も多数あり、直後に上階へ逃げて助かった人もいた。気象警報や避難指示・勧告の発令が遅れたり、十分に伝わらなかったりした場合、どのようにして身を守るのか。今回の住民らの体験が教訓になる可能性がある。

 政府広報オンラインのホームページは土石流の前兆現象として、▽山鳴りがする▽腐った土の臭いがする▽立木が裂ける音や石がぶつかり合う音がする--などを挙げている。

 安佐南区八木の県営住宅に住む1人暮らしの男性(69)は「土の臭いがすると間もなくガーと音がして、木ぎれや水が窓を突き破って入ってきた」と証言。同区山本の土砂崩れ現場近くの集会所に避難していた主婦(25)も「朝4時半ごろ、家中が土臭いなと感じて外を見ると、家の前まで土と流木が流れてきていた」と話した。

 前兆となる「土の臭い」については一般に、「葉っぱが腐ったような臭い」や「ヘドロのような臭い」と言う人もおり、感じ方はさまざまだという。

 一方、安佐南区緑井の1人暮らしの女性(74)は20日午前3時ごろ「ゴゴゴ」という地響きを聞き、市立梅林小体育館に避難していた50代夫婦は「ゴーッと3回聞こえた」と語った。同区内の県営住宅に住む女性会社員(27)も同時刻に「ゴゴーッ」という雷のような音を聞き「バリバリと木が折れるようなごう音が響いてベランダにあふれた雨が屋内に入ってきた」と話した。

 共同通信によると、自宅を土砂にのみ込まれながら助かった安佐南区の会社員、洞木(うつろぎ)薫さん(63)は同じ頃、激しい雨音にまじり、裏山から「ゴー」という音を聞いた。「山が崩れるのかもしれない」と思い、1階で寝ていた耳の悪い妻の手を引いて階段を駆け上がると、20秒もしないうちに大量の水や泥が台所の窓を突き破って流れ込んだという。

 兵庫県立大の室崎益輝防災教育センター長は「大雨が降ったら耳をそばだて土砂崩れの前兆現象を把握してほしい。夜間や大雨で外出できない場合は、2階に避難したり、山側ではなく谷側の部屋に移動したりするだけで助かる可能性がある」と指摘している。【加藤小夜、石川将来、吉村周平】


<広島土砂災害>停電や断水が続く地区も 生活再建まで遠く
毎日新聞 8月25日(月)21時37分配信

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支援物資などが並び、被災者が出入りする市立八木小学校の体育館=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午前9時21分、小川昌宏撮影

 広島市北部の土砂災害から6日目となった25日、被災地ではライフラインの復旧作業が本格化しつつある。だが、現地では依然として停電や断水が続く地区もあり、辛くも自宅が残った住民でさえ、日常生活は取り戻せていないのが実情だ。「洗濯は手洗いするしかない」「出勤に使っていた車が埋もれた」--。生活再建までの道のりは遠く、長期化する被災生活に不安が広がっている。

 広島市や中国電力によると、25日現在で被災地の停電は440戸、断水は170戸。災害初日の20日にはそれぞれ7100戸と2662戸に上っており、復旧は進んだが、被災者の生活となると事情は異なる。

 安佐南区八木の賃貸アパート2階で1人暮らしをする会社員、横山圭二さん(52)は、自室こそ無事だったが、1階や周辺道路は流れ込んできた土砂に埋まったため住める状況になく、避難所になっている近くの梅林小学校で寝泊まりしている。自家用車も流され、市内の職場までの交通手段を失った。仕事は休んでいるという。「新しく車を調達しても置き場もない。土砂がなくならないとどうしようもない」と話した。

 同じ地区の稲垣隆義さん(80)も、自宅は残ったが、寝泊まりは市内の知人宅を頼っている。自宅の電気は止まったままで、水は出るものの排出口が土砂で詰まっているからだ。「ちょっとした手洗いぐらいしかできず、精神的に参っている」とため息をつく。昼間だけ自宅に戻り、自宅1階に入った土砂や、庭にたまった深さ数十センチの土砂を取り除いている。

 近くに住む女性(67)の自宅も、倒壊こそしなかったが庭は土砂で埋まったまま。水は出るが停電が続いており、洗濯物は手洗いするしかない。電気なしの生活は難しく、夜間は梅林小の避難所に寝泊まりしているという。「避難所があることには感謝しているけれど、やはり家はほっとする。早く普通に生活できるようになればいいが……」と、切実な思いを語った。【釣田祐喜、大森治幸】


<広島土砂災害>激甚災害指定し国が全面支援へ…安倍首相
毎日新聞 8月25日(月)21時35分配信

 安倍晋三首相は25日、広島市北部で発生した土砂災害の現場を視察し、「激甚災害」に指定して国の全面支援で復旧にあたる考えを表明した。

 首相は土砂崩れであらわになった山肌や流された住宅などの被災状況を自衛隊のヘリコプターで上空からも視察。「改めて土砂災害の深刻さを認識した。安心した生活に戻っていただくために政府としてできることはすべてやっていきたい」と記者団に語った。

 また、菅義偉官房長官は25日の記者会見で、首相の初動対応について「事態の変化に即応する形で静養先から首相官邸に戻り、対策を指示するなど必要な措置は講じた。対応に問題はない」と述べた。しかし、野党は首相が発生当日の朝、ゴルフに出かけたことなどに批判を強めており、衆参両院の災害対策特別委員会が28日に行う閉会中審査の焦点になりそうだ。

 一方、自民、公明両党は25日、現地で捜索・救助活動が続いていることを踏まえ、広島県選出以外の国会議員の視察を当面自粛することを申し合わせた。【佐藤慶、阿部亮介】


<広島土砂災害>捜索かプライバシーか 行方不明者氏名公表
毎日新聞 8月25日(月)20時57分配信

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重機を使用して大規模な捜索活動が続く土砂災害現場=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午前9時29分、三浦博之撮影

 広島市が25日、土砂災害による行方不明者の氏名公表に踏み切った背景には、迅速な捜索とプライバシー保護の間で揺れた行政マンらの苦悩があった。松井一実市長は「私の責任でやることを決めた」と強調した。

 リストには避難して一時的に所在が分からないだけの人が含まれている可能性がある。公表は無事の人を除外することで、捜索範囲を絞ることが目的だ。市のホームページにはアクセスが殺到。広島県警は25日、専従担当者2人を置いて24時間態勢で情報の受け付けを始めたが、25日夕までに無事が判明した人はいない。

 松井市長が不明者の氏名を公表する意向を示したのは、23日午前だった。被災地では20日未明の災害発生から72時間を迎えていた。当時、不明者は約40人いたとされる。それから25日までに、県警や市などの調べで不明者は相当絞り込まれた。

 市によると、公表に向けてネックになったのは「親族の同意なく個人情報を公表すれば苦情が寄せられるなど問題になる可能性がある」という懸念だった。だが最終的に、市の個人情報保護条例にある「市民の生命や財産を守る必要がある際には個人情報を第三者に提供できる」との規定を根拠に問題はクリアできると判断した。

 市の担当者は「プライバシーには最大限、配慮した」と言う。名前をフルネームで公表する一方、住所は「丁目」まで、年齢は「60歳代」などと大まかな年代にとどめた。一部をぼかすことで、無事の申告があった際に本人確認ができるなどの利点もあるという。

 意向表明から実際の公表までに2日かかったことについて、松井市長は「これまでの個人情報の取り扱いがどうだったのか、慎重に検討した結果だ。この間も行方不明者を放置していたわけではなく、不明者を確定する作業は続けていた」と釈明した。

 東京都大島町の伊豆大島で昨年10月発生した土石流災害では、同町が行方不明者の氏名などを公表した例がある。個人情報保護に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授は「大規模災害時に行方不明者の個人情報を公開するのは、迅速な捜索や救助によって当事者の生命を守るという、プライバシーを上回る利益があり、正当性がある。全て秘匿ではなく、ケース・バイ・ケースで考えるべきだ」と指摘する。【高橋咲子、黄在龍、石川裕士、堀江拓哉】


<広島土砂災害>新たに8遺体発見 死者58人に
毎日新聞 8月25日(月)20時49分配信

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重機を使って行方不明者の捜索を続ける警察官や自衛隊員ら=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午前11時18分、小川昌宏撮影

 広島市北部で発生した土砂災害で、広島県警は25日、新たに男性3人、女性5人の遺体が見つかり、死者が58人になったと発表した。このうち身元が確認されたのは46人。行方不明者は依然28人。広島市は25日、行方不明者の氏名を公表したが、情報を受け付けた県警によると、同日夕までに無事が確認できた人はいなかった。

 また県警は、検視で判明した死因を明らかにした。死者58人中36人が窒息死で、土砂などに生き埋めになった結果という。次いで流木に当たったり、建物の下敷きになったりした脳挫傷が18人だった。他に溺死が1人、肺挫傷が1人、長時間圧迫された後に多臓器が不全となる「クラッシュ症候群」が1人。残る1人は確認中としている。【石川裕士】

広島市安佐南区

<緑井>無職、村田利主(としかず)さん(59)▽無職、村田宏美さん(54)▽無職、開田スミ子さん(81)

<八木>高校3年、木原未理さん(17)

(25日氏名判明分、広島県警発表)


広島土砂災害 土石流時速144キロの可能性 逃げる間もなく被災か
産経新聞 8月25日(月)20時47分配信

 広島市の土砂災害で最も被害が大きかった安佐南区八木3丁目で発生した土石流は、山肌を1キロメートル流れ下り、最高で時速144キロに達していた可能性があることが25日、広島工業大の菅雄三教授(測量学)の調査で分かった。土石流は流れ始めてから1分とかからず住宅地に達したといい、被災者が逃げる間もなく大量の土砂に襲われていた様子がより鮮明になった。

 衛生写真のデータから土石流の起点や斜面の角度などを解析した上で、被災者の目撃証言なども考慮し、シミュレーションした。

 八木3丁目は、これまでに判明した死者・行方不明者計82人のうち、半数を超える46人が集中し、アパート1棟が丸ごと流失した地域。現場では懸命の捜索が続いており、被害はさらに拡大する可能性がある。

 菅教授は宇宙航空研究開発機構(JAXA)を通じ各国の研究機関に被災地の衛生写真の提供を求め、台湾の宇宙機関から送られてきた衛星写真を入手した。

 衛星写真の画像を専用ソフトで三次元に変換し、土石流が発生した阿武山(標高586・4メートル)の中腹地点から、被害を受けた裾野に広がる八木3丁目の住宅街の地形を解析した。

 土石流の起点を確認したところ、4合目付近の標高261メートルの地点から土砂が流れ始めていた。土砂は20~28度の急斜面を加速をつけながら一気に流れ落ち、標高64メートルの住宅地が始まる1合目付近に到達。流失したアパートや民家、多くの人命を飲み込みつつ、標高12メートルの地点にあるJR可部線付近で止まっていた。

 起点から終点までの距離は1060メートル。被災面積は3万3893平方メートルに上ったという。

 土石流の速度については時速36キロ~144キロと推定した。算出に際し、衛星写真のデータ解析から判明した斜面の角度や土石流の量に加え、現場から重さ数トンの岩石が見つかったことや、被災者の「あっという間に流れてきた」という目撃証言も考慮したという。


<広島土砂災害>被災者、ライフライン復旧訴え…首相視察に
毎日新聞 8月25日(月)20時45分配信

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避難所を訪れ、被災者の声に耳を傾ける安倍首相(左)=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午前11時41分(代表撮影)

 広島市北部の土砂災害発生から6日目の25日、現場を初めて視察した安倍晋三首相に対して歓迎する被災者もいたが、「遅すぎた」と対応を批判する声も上がった。ただ、被災者は口々にライフラインの早期復旧を訴えていた。

 避難所になっている梅林小学校(安佐南区)では、高齢男性が首相の手を握りながら「妻を助けることができなかったのが残念だ」と悲しみを口にした。黙って聞いていた首相は、最後に「安心して生活できるような環境整備を約束する」と語った。避難している中島タツ子さん(70)は「実際に被災地に足を運んだことは評価できる」と語ったが、「まず電気と水道の復旧を急いでほしい」と注文を付けた。

 また、首相から「大変でしたね」と声をかけられたという会社員の石垣武志さん(49)は「少し来るのが遅かったのではないか。親としては子どもの学習面のケアが心配だ。復興を実感できるような対応策を早く示してほしい」と話した。【宮嶋梓帆、石川将来】


広島土砂災害 広島県警「メイプル隊」結成、被災地でパトロール強化
産経新聞 8月25日(月)20時29分配信

 広島市の被災地で、警察官をかたる不審電話や避難後の民家を狙う空き巣が相次いだ問題で、広島県警は25日、男女2人1組の「メイプル隊」を結成し、パトロールした。被災者から悩みや相談を聞き取り、支援につなげる役割も担う。

 初日は地域の小学校などを巡回し、避難生活を送る女性(78)から民家の留守を確認する不審な男を目撃した話などを聞いた。

 一方、心身の疲れを訴える住民も多く、藤元未来子(みなこ)巡査(24)は「パトロールを強化して住民の安心につなげたい」と話した。

 被災地では20日夕から21日朝にかけて、安佐北区の可部東地区で2件の空き巣被害が発生した。警察官をかたり住民に避難を呼びかける不審電話も相次いだ。


仕事探し、雑巾掛け=小中学生が奮闘―授業再開希望も・広島
時事通信 8月25日(月)19時56分配信

 広島市の土砂災害で、約600人が避難する市立梅林小学校(安佐南区八木)では25日、夏休み中の小中学生が物資運びや床の掃除などを手伝った。避難所で過ごす子どもたちのため、遊び相手にもなったが、同小に通う児童からは「早く授業が始まってほしい」との声も上がった。
 同小では、廊下や階段がすぐ泥で汚れるため、ボランティアの中学生らが雑巾掛けを買って出た。同級生4人と手伝いに来た市立高取北中学校3年の国弘歩さん(14)は「避難所ではリラックスできないと思うので、少しでも力になりたい」と汗を流した。
 現場に行く人のため、長靴の仕分け作業を手伝った市立城山北中学校1年の柴田りこさん(12)と宮島美来さん(13)は、「自分たちのできることをしたい」と話した。避難所スタッフの男性市職員は「彼らは自分で仕事を見つけてくる。ちょっとしたことでも本当にありがたい」と語った。
 同小の図工室では同日午前、ボランティアの中学生ら十数人が、各自持ち寄った折り紙などで避難所の児童ら約10人と遊んだ。同小4年の丸山慎太郎君(9)は友達とボードゲームに熱中、「また遊びたい」と笑顔を見せた。
 小学生の娘2人を連れてきた女性(42)は「避難所には高齢者もいて室内では遊びにくい。子供もストレスがたまっており、こうした遊び場はありがたい」と話した。
 積み木を使い低学年児童の面倒を見ていた同小6年の片山梨乃さん(11)は「小学校最後の年なので、早く学校が始まってほしい」と授業の再開を待ち望んでいた。 


砂防ダム計画は9基、完成ゼロ
2014年8月25日(月)19時54分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で被害が集中した安佐南区八木地区で、国土交通省が土石流の危険性を懸念し少なくとも9基の砂防ダムを建設する計画をしていたが、1基も完成していないことが25日、分かった。対策が必要な全国の土石流危険渓流約8万9千カ所でも費用面の問題などから建設が追いつかず、整備率は2割にとどまっており、対応の遅れが深刻だ。

 1999年に広島県で起きた豪雨災害を受け、国交省は同県の砂防ダム整備に着手。同省太田川河川事務所によると、八木地区では07年度に工事用の道路整備を始め、大半の整備を終えた最初の2基が14年度中に完成する予定だった。


激甚災害に指定したい…広島の土砂災害で首相
読売新聞 8月25日(月)19時13分配信

 安倍首相は25日、土砂災害が発生した広島市を訪れ、自衛隊機で上空から被害状況を確認した。

 これに先立ち、首相は広島県庁で湯崎英彦知事、松井一実広島市長らと意見交換し、避難所や災害現場を視察。記者団に「台風11号、12号とも合わせて、激甚災害に指定したい。そのための作業を急がせたい」と述べた。指定を受ければ自治体が行う災害復旧事業への国の補助率がかさ上げされる。


広島土砂災害、死者58人に
2014年8月25日(月)17時45分配信 共同通信

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 災害発生から6日目、大勢の消防隊員らが捜索を続ける広島市安佐南区の土砂崩れ現場=25日午後2時30分

 広島県警は25日、新たに男女とみられる6遺体が見つかり、死者は58人となったと発表した。行方不明者は28人。警察や消防、自衛隊の捜索は、約3400人態勢で範囲を広げ継続したが、雨で地盤が緩くなったことによる二次災害の恐れから一時中断した。発生から6日目でも重機が投入できない地域があり、捜索は難航している。

 県警によると、広島市が行方不明者の氏名を午前11時に公表したことに伴い、県警が設置した情報提供窓口には午後8時までに57件の電話が寄せられたが、行方不明者を心配する知人らからのものも多いという。


土砂災害の補償 行政はどれだけ… 生活再建へ長い道のり 広島、大阪、礼文島でも被害
夕刊フジ 8月25日(月)16時56分配信

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行方不明者の捜索をする警察・消防ら=25日、広島市安佐南区(松永渉平撮影)(写真:夕刊フジ)

 発生から約1週間となった広島市の土砂災害。25日午前現在、死者52人、行方不明者28人となり、同種の災害としては戦後最悪の規模になる見通しだ。広島にとどまらず、関西、北海道でも死者が出るなど記録的な豪雨が続いている。気になるのは、突然の悲劇に見舞われた被災者のこれからだ。生活再建に向けた長い道のりを歩むことになるが、どの程度の補償を受けられるのだろうか。

 広島市の土砂災害は警察と消防、自衛隊による懸命な捜索が続いているが断続的に降る雨で中断が相次ぎ、難航している。

 大阪府箕面市でも24日夜、局地的な大雨が降り、土砂災害が発生する恐れがあるとして約1200世帯、計約2700人に避難指示を出したほか、兵庫県丹波市も同日午後、約3500世帯、約9400人に避難勧告を出した。

 北海道礼文島では同日午後1時ごろ、大雨の影響による土砂崩れがあり、住宅が全壊して女性2人が死亡した。

 突然の自然災害に翻弄される日本列島。住み慣れたわが家や家族を失った被災者に行政からどれだけの支援の手が差し伸べられるのか。

 広島市のケースを例にすると、家族を失った被災者には災害弔慰金が支給されるという。

 「生計維持者、つまり、一家の大黒柱を失った場合には500万円以下、それ以外の家族が亡くなった場合には250万円以下を支給。災害で重度の障害を負った人には災害障害見舞金として、やはり250万円以下と125万円以下の見舞金が支払われます」(市担当者)

 住宅被害には、被災者生活再建支援制度が適用される。全壊で100万円、大規模半壊で50万円の支援金が被災者に支給され、このほか、「住宅を再建する場合には建設や購入で200万円、補修に100万円、アパートなどを新たに借りる場合には50万円」(同)と決められている。

 被災者が受けられる融資制度もあるが、すべてを失った人たちが人生をやり直すための資金としてはいかにも心許ない。

 では、火災保険はどうだろうか。

 災害補償に詳しく『地震保険はこうして決めなさい』(ダイヤモンド社)の著書があるファイナンシャルプランナーの清水香氏は、「火災保険でカバーできる災害の中に土石流による水害も含まれます。契約内容に『水災』の補償が入っていれば保険金を受け取ることができます」とし、こう説明する。

 「ほとんどの火災保険では、床上浸水以上の被害が保険金支払いの条件になります。保険会社によって条件は違いますが、現在販売されている火災保険の多くが、契約した保険金額を上限として実際の損害額が保険金として支払われる仕組みになっています。水害保険金が支払われると、合わせて『臨時費用保険金』が加算されることもあります。損害保険金の10~30%程度のあらかじめ定められた保険金がさらに上乗せされる」

 ただ、注意が必要なのは保険の加入時期だ。

 「昔の火災保険に継続して入っている場合は注意が必要です。昔の保険の中には、水害保険金の上限を保険金額の7割に設定していたり、住宅が30%以上損壊しないと修理費の全額が保険金でまかなえないような仕組みになっている例がある。それに住宅にかけられた火災保険では家財の損害まではカバーできない。家財に対しても火災保険をかけておくべきです」(先の清水氏)

 悲劇の教訓を無駄にするわけにはいかない。


新たに2遺体発見、死者54人に…広島土砂災害
読売新聞 8月25日(月)16時28分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は25日午後、安佐南区八木3で新たに2人の遺体を見つけ、死者は54人になったと発表した。


6遺体発見、死者58人に=捜索難航、依然28人不明―広島土砂災害
時事通信 8月25日(月)16時12分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警と自衛隊、消防は25日午後も、行方不明者の救助・捜索を続けた。県警によると、死者はさらに6人増え、58人になった。不明者は依然28人。二次災害の恐れで現場から一時退避を余儀なくされるなど、捜索は難航している。
 県警によると、被害が大きい安佐南区八木で、身元不明の男性2人、女性4人の遺体が新たに発見された。市災害対策本部は連絡が取れない28人の氏名を公表し、情報提供を呼び掛けている。
 県警は同日、58人の死者のうち、検視の終わっていない1人を除く死因を発表。窒息死が36人、脳挫傷が18人、水死・肺挫傷・クラッシュ症候群が各1人だった。
 市によると、災害現場を写した航空写真などから土石流などで流れでた土砂の量を推計したところ、50万立方メートルに上るとみられることが分かった。県によると、土石流は被害が大きい安佐南区と安佐北区の50カ所で発生していた。
 県警などは25日、約3400人態勢でがれきの撤去などを進めた。安佐南区八木、緑井両地区を集中的に捜索したが、二次災害の兆候とも取れる変化が見られ、緑井での捜索は一時中断した。 


広島土砂災害 全国から「ほっとけない」 東北から恩返し 子供ら遊び相手
産経新聞 8月25日(月)15時10分配信

 広島市の土砂災害の被災地では、警察や消防、自衛隊による安否不明者の捜索が続く一方、被災者の復旧や癒やしの一助になればと、ボランティアによる支援の輪が広がっている。「ほっとけない」と東日本大震災の被災地から駆けつけた男性、子供たちの気持ちを和らげる地元の女子中学生…。傷ついた被災地で「助け合いの心」が根付いている。

 「ザッ、ザッ、ザッ」。25日、安佐南区の緑井地区。東日本大震災の津波で家を流された岩手県大船渡市の新沼暁之(たかゆき)さん(39)が、スコップで民家に流れ込んだ泥を外にかき出していた。新沼さんは発生翌日の21日からボランティアに当たっている。

 「これは山津波。住民の明日が見えない気持ちはよく分かる」。大船渡から来たと言うと、決まって返ってくるのが「あんたの方がひどかったじゃろ」という気遣いの言葉。苦境にあって思いやりを忘れない被災者の人柄に、心を打たれているという。

 同地区の佐東公民館は、子供の笑い声であふれている。絵本の読み聞かせや手作りの輪投げで遊び相手をするのは、被災を免れた隣の地区に住む城北中学校の女子生徒たちだ。絵本は寄付されたもの。輪投げセットは使用済みのペットボトルと古新聞を再利用した。支援物資からクッキーやチョコレートを景品に分けてもらい、場を盛り上げる。

 始めた当初は、暗く、無表情の子供が目立ったという。「怖い思いをしたんだろうな」「明るくしたいね」。そんな優しさが自発的な活動につながった。

 公民館で暮らす梅林(ばいりん)小1年の中村妃華(ひめか)ちゃん(6)は「雨ばっかりだけど遊んでもらって楽しい」。父の寿雄さん(32)は「会社はホテルを勧めてくれたけど、子供があまりに楽しそうなので避難所にいる。本当に助かっています。給料をあげたいぐらい」と笑顔をみせた。

 梅林小の体育館は甚大な被害が出た八木地区の避難所になっており、地元の家電量販店「エディオン八木店」が届けたテレビ2台が情報を伝えている。発生当日、店員らが扇風機や携帯電話の充電器、販売促進グッズのバスタオルと一緒に届けた。避難者の会社員男性(51)は「リアルタイムで気象情報が入ってくるので助かる」と話す。

 避難所暮らしで飼えなくなったペットを無償で預かるサービスも始まった。NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が、秋田犬のリュウら2頭を世話する。

 飼い主の奥山竜也さん(45)は八木地区で被災し、自宅が全壊した。10年間育てて今では家族同然のリュウだが、動物が苦手な人もいる避難所で飼うのは難しい。一時は手放すことになるのかと悲しくなったが、今は「生活を立て直して、早く一緒に暮らしたい」と前を向いている。


広島土砂災害 「笑顔また見たい」願いかなわず 高3木原さん死亡、広がる悲しみ
産経新聞 8月25日(月)15時5分配信

 奇跡を信じ続けた仲間たちの祈りは届かなかった。広島市の土砂災害の現場では24時間態勢の懸命な捜索活動が続けられ、不明者の安否も次々と判明。発生から6日目を迎えた25日朝も、新たに4人の死者の身元確認が発表された。その中にはクラスのみんなに愛された17歳の女子高生もいた。泥の海の中で、若い命がはかなく消えた。

 広島県立安古市高校3年の木原未理さん。土石流の被害が最も激しかった広島市安佐南区八木3丁目に自宅があった。

 「笑っていないときを見たことがない」

 同級生の山田恭子さん(17)の頭に浮かぶのは木原さんの笑顔ばかり。学校で会うと、あいさつ代わりに「お腹減った」。クラスのみんなに愛される明るいキャラクターだった。

 昔からスポーツが得意で高校ではソフトテニス部に所属。1年生のころからレギュラーとして活躍し、県大会にも出場した。

 後輩の面倒見もよく、1年の女子生徒は手とり足とり指導してもらったことを思い出す。学年が下でも友達のように接してくれた。「いつも笑わせてくれる先輩。いるだけでその場が楽しくなった」

 発災後に連絡が取れなくなり、心配した同級生らは現場に駆けつけた。土砂に埋もれた現場の凄惨な光景に言葉を失った。それでも「また未理ちゃんの笑顔が見たい」と生存を信じた。山田さんは他の同級生たちとともに「今できることを精いっぱいやりたい」と被災地のボランティアにも志願していた。

 だが、奇跡は起こらなかった。広島県警によると、遺体は23日午前に自宅近くで発見され、24日夜に身元が確認されたという。

 木原さんの死亡を知った友人らには悲しみが広がっている。中学で同級生だった別の県立高校3年、森重恒太さん(17)は「行方不明と聞いて心配していた。信じられない」とうつむき、言葉を失った。

 木原さんの自宅近くに住む中学3年の田中庫木(こうき)さん(14)は「いつも笑っていて、周りに人が集まっていた。亡くなったなんて信じられない」。中学3年の中谷虎樹(とらき)さん(14)も「未理さんによくかわいがってもらった。優しい人だった。残念です」と声を詰まらせた。


広島土砂災害 行方不明者の氏名を公表
産経新聞 8月25日(月)15時5分配信

 広島市災害対策本部が25日に発表した行方不明者の氏名は次の通り。行方不明者名簿は避難所に配布するほか、市のホームページでも公開する。

 【安佐南区緑井】竹内純子▽佐々木昇▽佐々木多喜子

 【安佐南区八木】佐々木秀敏▽佐々木厚子▽広兼龍典▽広兼真理子▽大屋弘子▽大屋幸雄▽冨永美奈子▽冨永真由美▽湯浅康弘▽湯浅みなみ▽松枝隆弘▽三好千賀子▽三好麗奈▽石川史郎▽石川仁美▽木原幹治▽西田末男▽古井滋▽古井香織▽古井志津▽高野千津子▽高野和郎▽渡辺美恵子▽池田恵津子▽宗畑秋子 (敬称略)

                  ◇

 市災害対策本部は、広島県警災害警備対策本部に行方不明者相談ダイヤル((電)082・223・3777)を設置した。


広島土砂災害 首相、天候回復しヘリで上空からも被災地視察
産経新聞 8月25日(月)15時1分配信

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土砂崩れの被災現場で未だに水が引かない場所を視察する安倍晋三首相=25日午後、広島市安佐南区八木(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は25日、集中豪雨による土砂災害で大きな被害が出ている広島市北部の災害現場を視察した。天候の回復を受け、一時は中止したヘリコプターによる上空からの視察も行った。

 首相はまた、県庁で湯崎英彦知事、広島市の松井一実市長と会談。その後、避難所となっている安佐南区の市立梅林小学校を訪れ被災者を激励した。捜索活動の拠点となっている現地調整所では、救命救助活動にあたっている警察や消防、自衛隊員らから現状報告を受けた。


<広島土砂災害>避難所に1669人 授業始められない…
毎日新聞 8月25日(月)14時0分配信

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支援物資などが並び、被災者が出入りする市立八木小学校の体育館=広島市安佐南区八木で2014年8月25日午前9時、小川昌宏撮影

 今月20日未明に広島市北部を襲った土砂災害で避難所生活を送る人がいまだ1669人に上る中、避難所として使われている学校の一部が25日、夏休み明けの授業再開日を迎えた。しかし、大きな被害が出た同市安佐北、安佐南の両区内では11の小中学校が避難所や駐車場として使われており、授業開始のめどが立たない学校もある。避難生活と子供の学習環境の両立が課題となってきた。

【災害6日目】視察のため現地入りし子どもたちを励ます安倍首相

 同市安佐北区の三入東小は25日に授業を再開する予定だった。だが同校には同日朝現在、114人が避難中だ。体育館だけでなく教室に避難している人もおり、市教委は再開日の延期を決めた。再開日は未定という。また、被害が甚大だった安佐南区八木地区にある城山北中も、警察など緊急車両の駐車場として使用されていることから25日の再開日を9月1日に延期した。

 今後、27日は25人が避難する安佐南区の山本小、28日には192人が避難する八木小や118人が避難する緑井小(ともに安佐南区)など3校が再開予定だが、予定通りの再開は困難な状況だ。

 625人が避難し、最大の避難所となっている梅林小(安佐南区)は、多くの人が教室や体育館で寝泊まりする生活が続く。子供3人を含めた家族5人で避難生活を送っている安佐南区緑井8の吉城寺(きちじょうじ)幸子さん(33)の自宅は無事だったが、周辺の道路には膝の高さほどまで土砂があるため出入りは困難。「この状態では避難生活の方が優先度が高い。再開は長引いても仕方がないのでは」と話す。

 同小で避難所生活を送る女性(73)は安佐南区八木3の自宅1階が泥に埋まった。「自宅には住めない。避難所では食事も衣服もいただきありがたい」と語る一方、「小学校が再開できないのは気の毒。水害がなければ子供たちは勉強できるのに」と気をもんでいた。【稲生陽、釣田祐喜、大森治幸】


首相、捜索隊員を激励「激甚災害に指定したい」
読売新聞 8月25日(月)13時33分配信

 安倍首相は25日、広島市で発生した土砂災害について、「台風11号、12号とも合わせて、激甚災害に指定したい。そのための作業を急がせたい」と表明した。

 訪問先の広島市で記者団に語った。指定後は、災害復旧事業への国の補助率がかさ上げされる。

 首相は同日昼、土砂災害の避難所となっている広島市安佐南区の小学校を訪問。避難生活を続ける被災者に「何か困ったことはありますか」と声をかけた。また、土砂災害現場を訪れ、ビルの屋上から双眼鏡で被災状況を視察。捜索活動にあたっている自衛隊員や警察官、消防隊員らを激励した。

 首相はこの後、「被災者支援チームをたちあげ、生活再建支援を加速させていかなければいけない」と記者団に強調した。


<広島土砂災害>殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見
毎日新聞 8月25日(月)13時31分配信

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広島県動物愛護センターから引き取られた夢之丞=ピースウィンズ・ジャパン提供

 広島市北部で起きた土砂災害の捜索現場では、多くの災害救助犬が活躍している。かつて捨て犬だった雑種の「夢之丞(ゆめのすけ)」(雄、3歳)もその一匹。殺処分寸前だったところをNPOスタッフに引き取られ、訓練を重ねてきた。初めての災害現場となった今回は、20日に押し潰された家屋から1人の遺体を見つけた。奇跡的に命を助けられた犬が人命救助を担っている。

 多数の死者、行方不明者が出た安佐南区八木地区で20日、ぬかるんだ地面の臭いを嗅ぎながら、夢之丞が勢いよく駆けていった。倒木に押し潰された民家のそばで立ち止まると、訴えかけるような表情でハンドラー(操作者)をじっと見つめた。「ここに人がいるかもしれない」。捜索隊が確認すると、中から男性の遺体が見つかった。

 2010年11月、生後3~4カ月だった夢之丞は、広島県動物愛護センター(同県三原市)のガス室前にぽつんと置かれたケージの中でおびえていた。ガス室が満杯になり、殺処分が延期されたところだった。偶然センターを訪れていた、国外の紛争や災害の人道支援をしているNPO「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)のスタッフ、大西純子さんが腕に抱いた。すると自分の番が来たと直感したのか、小さな体が約30分間小刻みに震え続けたという。

 NPOスタッフは他にも数匹の子犬を引き取っていたが、夢之丞だけは人間を避けるように部屋の隅でじっと過ごすことが続いた。だが、スタッフが食事や睡眠を共にするなど心のケアをしながら訓練を始めると、徐々に打ち解けていった。訓練でも好奇心や粘り強さを発揮するようになり、昨冬には、雪山で行方不明者を捜索する訓練もクリアした。

 大西さんによると、初出動を終えた夢之丞は使命感に満ちあふれた表情に変わったという。被災地では今も、行方不明者が救出を待ち続けている。大西さんは「一刻も早く見つけてあげたい。命の大切さを知る夢之丞がその力になれれば」と話している。

 今回の災害では、23日までの4日間で延べ約80匹の救助犬が活動しているという。【宮嶋梓帆】


広島土砂災害 行方不明者の氏名公表
2014年8月25日(月)13時17分配信 J-CASTニュース

広島市北部で発生した土砂災害で、広島市は2014年8月25日に行方不明者の指名、住所、年齢、性別をホームページなどで公表した。行方不明者数が日々増減し、確定させることができていないため。これまで個人情報に関する条例との兼ね合いから公表していなかった。

県警によると25日午前、行方不明者は安否の確認が取れたなどとして10人減って28人になった。死者は新たに2人の遺体が見つかり52人になった。

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