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2014年8月23日 (土)

広島で豪雨による土砂崩れ、50人死亡、不明者は38人に・8

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ50人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は38人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

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リンク:広島土砂災害、死者50人に=捜索難航、不明依然38人―二次災害警戒、雨で中断も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>安倍首相が現場視察中止 天候の悪化で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害防止法の改正必要 - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂災害 過去最大級の流出土砂…搬出に大型トラック8万台以上 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、広島土砂災害現場の視察を中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者は50人に…行方不明38人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>72時間経過 捜索阻む「壁」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助犬も懸命の捜索…各団体から延べ84頭 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者50人に - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂災害、死者50人に=捜索難航、不明依然38人―二次災害警戒、作業中断も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 もう彼の新作は見られない…気鋭の映像クリエイターも犠牲に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相、広島の災害視察を中止 - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂災害 首相の被災地視察取りやめ 天候不良、現場混乱の恐れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 複合要因で最大級被害に 未明の発生や避難勧告遅れなど - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 72時間経過「関係ない」 救助信じる住民/避難所では体調不安 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>警戒区域指定を棚上げ 県マニュアル不備で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害の広島で避難者住宅に空き巣、避難を促すニセ電話も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島ボランティア1000人超 LINEで友人ら呼び掛け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土石流50カ所11キロに集中 - 速報:@niftyニュース.
リンク:土砂災害、行方不明者の氏名公表「早急に検討」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>避難所で心のケア 2次災害防止へ対策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>一代社長無念の死 泥の中からアルバム - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:総務相、広島の災害現場視察…財政支援前倒しへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害、死者49人に…夜を徹し捜索続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>死者49人、不明41人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「市に財政支援」新藤総務相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>国土地理院が地図公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>犠牲の兄弟悼む花束 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同じ「まさ土」…山裾の住宅地、他都市も危機感 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者46人、不明41人に - 速報:@niftyニュース.
リンク:避難所の住民に住宅提供=広島土砂災害―政府対策会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4人の死亡確認、死者は46人に…広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明41人、捜索継続=死者は46人に―広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 体調管理、募る不安…避難所高齢者ら入浴できずストレス - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

広島土砂災害、死者50人に=捜索難航、不明依然38人―二次災害警戒、雨で中断も
時事通信 8月24日(日)17時47分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は24日、新たに1人の死亡が確認され、死者は計50人になったと発表した。行方不明者は38人。県警や消防、自衛隊は約3600人態勢で懸命な捜索を続けたが、雨による二次災害への懸念で一時中断を余儀なくされるなど、作業は難航した。
 発生から5日目を迎えても多数の行方が分からず、市は不明者の氏名の公表を検討。避難の長期化に備え、公営住宅への入居の申し込み受け付けや、仮設住宅建設候補地の調査も始まった。
 県によると、甚大な被害が出た安佐南区の13カ所、安佐北区の37カ所で土石流が発生。長さ約15キロ、幅約3キロの帯状の範囲内に集中していた。一帯は「まさ土」と呼ばれるもろい地質が広がる川沿いの傾斜地で、土砂崩れが相次いだ20日未明に大量の雨雲がかかった地域と一致するという。 


<広島土砂災害>安倍首相が現場視察中止 天候の悪化で
毎日新聞 8月24日(日)16時54分配信

 政府は24日、安倍晋三首相が同日に予定していた広島市北部の豪雨土砂災害の現場視察を中止した。天候の悪化で「現場への負担や混乱が生じる可能性がある」(官邸関係者)と判断したためで、25日以降の日程で再調整する。首相は自衛隊のヘリコプターで被災地を上空から視察した後、避難所となっている同市内の小学校で被災者を激励する予定だった。【佐藤慶】


土砂災害防止法の改正必要
2014年8月24日(日)11時11分配信 共同通信

 古屋圭司防災担当相は24日のNHK番組で、局地的豪雨に伴う土砂災害を防ぐ目的で都道府県が対策の重点対象とする「土砂災害警戒区域」の指定を促すため、制度を規定した土砂災害防止法の改正が必要との認識を示した。

 多数の死者・行方不明者を出した広島市の災害現場の多くは、警戒区域に指定されておらず、対策が遅れた可能性が指摘されているためだ。

 古屋氏は「都道府県知事が指定をするので、知事の背中を押してあげられるような改正を国土交通省や与党を中心に考えてもらいたい」と述べた。


広島土砂災害 過去最大級の流出土砂…搬出に大型トラック8万台以上
産経新聞 8月24日(日)10時30分配信

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水の流れを変えるため土嚢をリレーして積み上げていく住民やボランティア=23日午後5時26分、広島市安佐南区緑井(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害で、流出した土砂が被害の大きかった同市安佐南区八木など4地区だけで計約50万立方メートルと推定されることが23日、市への取材で分かった。被災地全域では、流出土砂量がさらに増加する。36人が死亡した昨年10月の伊豆大島土石流災害でも17万5千立方メートルで、今回の土砂量は過去最大規模となる。広島県警は23日、新たに6人の遺体が見つかったほか、重体の男性1人も死亡し、死者が49人になったと発表した。

 また、行方不明者は、安否不明者と連絡が取れるなどしたため2人減って41人。市は安否確認を急ぐため、不明者の氏名の公表に向け検討を始めた。

 流出土砂については、過去の大規模土石流災害でも数万立方メートル程度とされるが、広島市が航空写真をもとに分析した結果、50万立方メートルと算出された。この土砂量を大型トラックで搬送すると8万台以上が必要になるといい、撤去には約100億円がかかる見通しという。

 また、安佐南区や安佐北区の計50カ所で土石流が発生していたことも広島県への取材で新たに判明。県はこれまで、航空写真の分析で28カ所としてきたが、職員らが現場で詳細に調査した結果、さらに増えた。

 20日未明から両区の住民約16万4千人が対象の避難勧告・指示は23日も継続。避難所には同日夜も約1700人が身を寄せた。天気は安定せず、広島地方気象台は24日にかけて現場周辺での雷雨を予想。二次災害を警戒しながら懸命の捜索が続いた。


安倍首相、広島土砂災害現場の視察を中止
読売新聞 8月24日(日)10時15分配信

 安倍首相は24日、予定していた広島市の土砂災害現場の視察を取りやめた。

 現地の天候が悪く、捜索活動を行っている自衛隊や警察の負担になると判断した。


広島土砂災害、死者は50人に…行方不明38人
読売新聞 8月24日(日)10時7分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は24日、新たに1人の死亡が確認され、死者は計50人になったと発表した。

 同市安佐南区の八木地区で、女性の遺体が見つかったという。行方不明者は死者の身元判明などで3人減り、38人となった。


<広島土砂災害>72時間経過 捜索阻む「壁」
毎日新聞 8月24日(日)10時5分配信

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がれきや泥の撤去作業をする警視庁の警察官ら=広島市安佐南区八木で2014年8月23日午後5時58分、三浦博之撮影

 20日未明に広島市北部を襲った大規模土砂災害は、23日で発生から4日目に入った。3日を過ぎると生存率は極めて低くなると言われるが、行方不明者は依然として40人を超えている。警察、消防、自衛隊は約3000人を投入しているが、住宅街に流れ込んだ粘性の強い大量の土砂と、断続的な雨による2次災害の恐れ、行方不明者を巡る情報の混乱が、捜索活動を阻む「壁」になっている。

 ◇大量の土砂 重機活用できず

 救助や安否確認の最大の妨げになっているのは、住宅地に流れ込んだ大量の土砂だ。泥は水をたっぷり含んで重い。一見締まっているようでも、一歩足を踏み出すとふくらはぎまで沈んでしまう場所も多い。

 被害が最も大きかった安佐南区の八木、緑井両地区では、花こう岩が風化して表層に堆積(たいせき)した「真砂土(まさど)」と呼ばれる土が水を含んで一気に崩落、町を覆い尽くした。倒壊した家屋に泥だけでなく倒木や岩が入り込み、手作業での生存者捜索が難しい状況だ。

 豪雨をたっぷり吸い込んで地盤がゆるんでいるため、大きな重機が入れられない場所も多い。22日深夜には、土砂に覆われてぬかるんだ斜面で、棒を手に持った自衛隊員が一列に並んで、地面の中にいるかもしれない不明者を捜す姿が見られた。天候が回復し、重機がほとんどの場所に入れられるようになったのは、23日になってからだった。

 防衛省幹部によると、被災地には土木作業を専門とする陸上自衛隊の施設部隊が、広島県内の部隊だけでなく、岡山、島根両県の駐屯地からも投入されたが、がれきと粘性の強い土砂にはばまれ、作業が当初は思うように進まなかった。また、現場上流の谷筋には土砂が小さなダムのようにたまったままの危険な場所もあるなど、作業も慎重になりがちだという。

 現場で指揮を執る陸上自衛隊第46普通科連隊長の一宮大介1等陸佐(46)は「現場は土砂やがれきの山で、上から滝のように水が流れてくる」と話した。東日本大震災でも捜索に当たった消防隊員(60)は「今回はがれきよりも土砂が多く、重たくてかき出すのが大変だ」と語った。

 災害発生直後に現場を視察した、防災システム研究所長で防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏は、「現場は非常に狭くて急峻(きゅうしゅん)な地形で、重機などの機材で土砂や岩石などを取り除いた場合、周辺の土砂などが一気に崩れ落ちる危険性があり、簡単に撤去もできない」と指摘している。【目野創、杉山雄飛、久野洋】

 ◇2次被害 雨、何度も撤退

 20日未明の土砂災害発生後も被災地では断続的に雨が降った。ただでさえ困難な現場で2次災害の恐れが高まり、捜索を困難にさせた。

 「全員、下山せよ」。22日午後3時前ごろ、大量の土砂で覆われた被災地の斜面に、緊急退避を指示する無線が響いた。この日早朝に雷を伴う強い雨が降り、「山が変形している」との情報が入ったためだ。約1時間後に安全が確認され捜索は再開されたが、その間、警察官や消防、自衛隊員は救出活動をストップして待機を強いられた。

 広島地方気象台によると、大気の不安定な状況が続いていることから、23日夜まで大雨注意報が出されたままだった。雨脚が強まるたびに作業中断を余儀なくされる状況が続いた。22日には午前5時過ぎから夕方まで大雨警報が出され、23日にも午前4時50分、雷注意報が発表された。

 広島市は地盤が緩んでいるため少しの雨でも2次災害が起こる可能性があるとして、安佐北、安佐南の両区に出した避難勧告を継続している。同気象台は「土壌に含まれる水分は減ってはきているが、まだ安全ではない。雨が降ったら十分に気をつけてほしい」と呼び掛ける。

 23日に八木地区の現地調査に入った広島大学大学院の海堀正博教授は、住宅地の上に位置する山の斜面で、数メートルから数十メートルおきに土砂や石などが流れ止まった場所が複数あったことを確認した。

 30~50センチの岩や流木などが絡み合う形で土砂がせき止められており、「一度に土砂が住宅街に流れてきたわけではなく、今でも相当な量が山の斜面に堆積している。今は止まっているが、今後の雨などによってはいつそれが動き出してもおかしくない状況だ」と話している。【平川義之】

 ◇不明者数 全体像見えず

 今回の土砂災害では、県警と市災害対策本部が発表する行方不明者数が大きく食い違う混乱もあった。安否確認が進まないもう一つの理由に、捜索すべき行方不明者が絞りきれないことがある。

 21日朝時点で県警は行方不明者を7人、市は31人と発表した。県警は目撃情報などから確実に被害に遭ったとみられる人だけをカウントしたが、市は「川で流されている人を見た」「親族と連絡が取れない」など市消防局に寄せられた被害の有無が分からない通報も行方不明者に含めて発表した。総務省消防庁は「災害報告取扱要領」で行方不明者を「災害が原因で所在不明となり、かつ死亡の疑いのあるもの」と規定しているが、「あくまで原則で、災害様態などに合わせ現場の判断で報告してもらっている」のが実情という。

 広島市などによると、消防は救出作業が任務の中心となる一方、警察は不明者や救出者の身元確認も重視することから、今回も数え方に差異が生じた。市民や報道機関から「双方の発表数字に乖離(かいり)がありすぎる」などの問い合わせが相次いだことを受け、21日午後までに県警と消防が情報を共有、行方不明者数を統一させた。

 その後、県警は23日午後4時に行方不明者数を41人と発表。前日の午後5時半に47人と発表しており、表面上は行方不明が6人減ったように見えたが、ここでも事情は複雑だ。

 この間、行方不明とされながら無事が確認された12人と、身元が判明した死者2人の計14人が行方不明者リストから除外された。一方で、知人や勤務先から「連絡が取れない」などの情報が寄せられ、行方不明者リストに新たに8人が加わったという。

 県警は避難所を巡回して行方不明者の生存が確認されればリストから削除している。行方不明者が自宅に戻っていないか調べてもいるが、生存者の捜索活動を最優先にしていたこともあり、確認作業は思うように進んでいないという。

 県警幹部は「比較的見つけやすい場所で行方不明になった方はほとんど見つかったはずだが、土砂のもっと奥深くで生き埋めになった人もいるはずだ」としたうえで、「いったいどれだけの人が亡くなっているのか、いまだに見当がつかない」と話す。【石川裕士、斎川瞳】


救助犬も懸命の捜索…各団体から延べ84頭
読売新聞 8月24日(日)10時5分配信

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行方不明者の捜索に向かう災害救助犬(23日午後、広島市安佐南区八木で)=永尾泰史撮影

 広島市北部の土砂災害で、鋭い嗅覚で行方不明者を捜し出す災害救助犬が捜索活動に加わっている。

 発生後、最初の週末となった23日には、大きな被害が出た同市安佐南区八木地区での捜索に、関東や関西のボランティア団体から計33頭が集まった。

 NPO法人・災害救助犬ネットワーク(富山市)によると、これまでに各団体から延べ84頭が参加。この日の捜索では土砂が厚く堆積してにおいを感じるのが難しい中、がれきなどの下に人がいないか、救助犬たちが懸命に捜し回った。

 同法人・日本救助犬協会(東京都)の浜野一男さん(53)は「一刻も早く見つけ出し、なんとか命を救いたい」と話した。


広島土砂災害、死者50人に
2014年8月24日(日)9時46分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で、広島県警は24日、新たに女性とみられる遺体が見つかり、死者は50人となったと発表した。死者のうち安佐南区緑井の室屋敏夫さん(83)の身元が確認され、判明したのは39人となった。行方不明者は38人。市内の避難所には、依然として約1700人の住民が身を寄せている。

 警察と消防、自衛隊は23日夜から被害の大きい安佐南区八木地区などで捜索したが、24日午前3時20分に、雨による二次災害の恐れがあるとして中断。7時間余りたった午前10時40分ごろから再開した。安倍晋三首相の同日の現地視察も取りやめとなった。


広島土砂災害、死者50人に=捜索難航、不明依然38人―二次災害警戒、作業中断も
時事通信 8月24日(日)9時18分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は24日、新たに1人の死亡が確認され、死者は計50人になったと発表した。行方不明者は3人減ったが依然38人。県警や消防、自衛隊の救出作業は夜を徹して行われたが、雨による二次災害への懸念から、作業は一時中断されるなど捜索は難航している。
 県警によると、死亡が確認されたのは広島市安佐南区緑井の室屋敏夫さん(83)。また不明だった2人の無事が避難所で確認され、行方不明者の数は3人減った。
 発生から5日目を迎えても多数の行方が分からず、市は不明者の氏名の公表を検討。また、避難の長期化に備え、民間住宅の借り上げや仮設住宅を設置することも視野に入れている。
 自衛隊や県警などは、23日夜も約1300人態勢で捜索に当たった。被害が集中した安佐南区を中心に実施したが、雨が強まり、24日午前3時20分に中断した。夜が明けても再開できない状態が続いたが、ヘリで上空から安全を確認し、約7時間半後の午前10時40分に捜索を再開。約3600人態勢で不明者を捜した。
 避難指示・勧告は、安佐南、安佐北両区の約16万4000人に出されており、約1700人が避難所に身を寄せている。 


広島土砂災害 もう彼の新作は見られない…気鋭の映像クリエイターも犠牲に
産経新聞 8月24日(日)9時5分配信

 土石流で最大の被害が出た広島市安佐南区八木3丁目。広島市立大の非常勤講師、戸川蛍(けい)さん(32)と父の博文さん(59)もこの地で犠牲になった。

 蛍さんは、将来を嘱望された気鋭の映像クリエイターだった。「自分に厳しく、他人に優しい。やると決めたら、妥協しない性格だった」。会社員の井戸裕之さん(33)は小学校からの友人をそう評した。

 高校時代は陸上部で、長距離走のトップランナーとして人一倍練習して自分を追い込んだ。卒業後は市立大の芸術学部に進学。実写とCGアニメを融合させた映像を作り、「あめのうた」という卒業制作は高い評価を受けたという。

 海外にも留学して表現力を磨き、CMや雑誌関連の広告クリエイターとして活動。母校の非常勤講師を務めるかたわら、理想の映像を追い求めていた。

 蛍さんと親交のあった会社員女性(33)は「納得いくまでとことん突き詰める。それがクリエイターとしての最大の武器だったと思う」と振り返るが、もう新作を見ることはできない。「想像もつかないような、すてきなものを作ってくれたはずなのに」と目を真っ赤に腫らした。


首相、広島の災害視察を中止
2014年8月24日(日)8時50分配信 共同通信

 首相官邸は24日、安倍晋三首相が同日に予定していた広島市の集中豪雨による土砂災害現場の視察を中止すると発表した。広島市の悪天候により、現場で混乱が生じる可能性があるためとしている。後日、首相の視察を再調整する。

 首相は当初、自衛隊のヘリコプターに乗り、多数の死者、行方不明者が出るなど被害の大きかった同市安佐南区と安佐北区の状況を上空から確認。湯崎英彦広島県知事、松井一実広島市長から県庁で被災の現状や課題に関する説明を受け、政府の現地対策本部訪問や、避難所となっている安佐南区の小学校で被災者を激励する予定だった。


広島土砂災害 首相の被災地視察取りやめ 天候不良、現場混乱の恐れ
産経新聞 8月24日(日)8時0分配信

 政府は24日、安倍晋三首相が同日に予定していた広島市の土砂災害の被災地視察について、天候不良のため取りやめると発表した。政府関係者は「捜索活動も中止している中で、首相が視察に出向くと、現場の混乱が懸念されるため」と説明している。


広島土砂災害 複合要因で最大級被害に 未明の発生や避難勧告遅れなど
産経新聞 8月24日(日)7時55分配信

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犠牲者の多かった過去の主な土砂災害(写真:産経新聞)

 広島市の土砂災害は、過去最大級の人的被害になった。未明の発生、避難勧告の遅れ、土砂災害が起きやすい地域での宅地開発、水路整備の不十分さ…。専門家の分析からは、複合的な要因で被害が拡大したことが浮かぶ。

 ◆大気不安定な時間

 犠牲者の多かった過去の土砂災害でも、住民が寝静まった夜に発生したケースが多い。夜間から早朝にかけて上空の雲が熱を放射して冷え、大気の状態が不安定になるため、豪雨になる可能性が高まるからだ。平成23年9月の紀伊半島豪雨や昨年10月の東京・伊豆大島豪雨では、雨脚が強まった深夜から未明に川の氾濫や土石流が相次ぎ、甚大な被害が出た。

 避難勧告など住民に防災情報を伝えるのが遅れたことも響いた。広島市では20日午前3時以降、土砂崩れや生き埋めの通報が相次いだが、市が避難勧告を出したのは午前4時15分以降で、対応は後手に回った。降雨が局所的だったことなどから、避難勧告まで出すか躊躇(ちゅうちょ)したという。

 松井一実(かずみ)市長は「(勧告が早く)出ていれば住民が安全なところへ行けた可能性がある」と述べ、基準を見直す意向を示した。

 避難勧告の遅れ以前に、激しい雷や土石流が防災行政無線の音をかき消したり、スピーカーを破壊したりしていたという事実もあった。そもそも、全住民に勧告が届かないという根本的な問題も浮上している。

 静岡大の牛山素行(もとゆき)教授(災害情報学)は「防災情報は災害前に出さなければ意味がない。避難勧告の発令基準を満たしていなくても、発令の可能性が出てきた段階で、早めに住民に注意喚起することはできる」と指摘する。

 ◆何度も土石流発生

 広島市によると、大きな被害が出た安佐南区は、昭和40年代から大規模な宅地造成の対象となり、山肌にへばりつくように多くの家が立ち並んでいた。広島県の山地は花崗(かこう)岩が風化してできた「まさ土(ど)」と呼ばれるもろい地質。土砂災害危険箇所は全国最多の約3万2千カ所に上る。

 その中でも今回の大規模な土砂崩れが起きた地域について、信州大の大塚勉教授(地質学)は航空写真や地形図から、何度も土石流が発生し、崩れた土砂が堆積してできた「扇状地」だと分析する。

 「扇状地は土石流が発生しやすいため、都市計画の段階で次の発生を想定し、排水ができる幅のある川などを確保すべきだ」と指摘。だが、宅地の確保を優先し、流路を極限まで狭くしたため、地域内には普通の雨量を想定した幅の狭い水路が多く、「行き場を失った土石流があふれ、流される家屋が多かったのではないか」とみる。

 大塚教授は「実際に土石流を経験していない住民にとっては、危機意識が高まらないのかもしれない。危険性を把握している行政が、適切な対応をすべきだった」と話している。


広島土砂災害 72時間経過「関係ない」 救助信じる住民/避難所では体調不安
産経新聞 8月24日(日)7時55分配信

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発生から72時間を過ぎたが、災害救助犬による捜索活動は続いている=23日午前、広島市安佐南区八木(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 広島市を襲った土砂災害から4日目を迎えた23日、生存率が著しく下がるとされる「発生から72時間」を過ぎた。現場では災害救助犬も派遣され懸命の捜索活動が続いているが、街はまだ泥に覆われたままだ。ボランティアの姿も目立ち始めたが、生活再建の兆しは見えず、被災住民の多くは先行きへの不安を抱えたまま避難所で初めての週末を迎えた。

 「絶対生きてるって、信じてる」

 被害が大きかった広島市安佐(あさ)南区八木。泥と岩と流木に埋め尽くされた現場を、4人の女子高生が悲痛な思いで見つめていた。

 発災以来、ここに住んでいた同級生の女子生徒と連絡が取れていない。自宅があった場所は跡形もなくなっていた。スポーツが得意で、笑顔が絶えない「愛されキャラ」だった。

 心配でたまらないが「私たちにできることを精いっぱいやる」と4人でボランティアに志願。土砂のかき出しを手伝い、休憩時間に捜索現場を訪れた。「あの子もきっと頑張って生きている」。そう言い聞かせ、前を向いた。

 「72時間なんて関係ない」。無職、野津竹志さん(59)は行方不明者を思った。田んぼやイチゴ畑が広がる光景が変わり果てた様子に、「悲しい」と言葉少なだった。

 安佐北区の可部小学校の体育館に避難している形部初枝さん(92)は、「高血圧で歩くとふらふらする」と訴えた。

 災害のあった20日朝、警察官に背負われてここに来た。着替えもなく、一度も風呂に入っていない。降圧剤も服用できていなかったが、ようやく病院に行き2週間分の薬をもらった。「いつまでこの生活が続くか分からない。血圧が安定するか心配」と気をもむ。

 安佐北、安佐南の両区に設けられた16カ所の避難所には22日時点で最大で約2400人が避難した。高齢者が多いため各施設で保健師を配置し、健康相談に乗っている。ただ、将来不安を伴う被災生活は過度のストレスをもたらし、体調が悪化するケースも多い。

 安佐南区八木の梅林小学校に避難していた今田洋子さん(72)は「他人が近くにいる環境になじめない」と再び自宅に戻ることを決めた。二次災害の恐れがあるため、前日に警察に促されて小学校へ入ったばかり。だが「夫は人付き合いが苦手で、かたくなに『帰る』と言っている。不安だけれど仕方がない」と荷物を抱えて避難所を後にした。

 23日の捜索活動では、晴れ間が広がったものの水を含んだ細かい砂は乾かず、捜索活動中に深みに足をとられる人も少なくない。一部では特殊重機が使われているが、八木3丁目では消防隊員約100人がバケツリレーで泥を撤去した。

 土中には木の根や岩がまじり、スコップは深く刺さってくれない。それでも手を止めるわけにはいかない。「まだまだ捜し続けますよ」。隊員は大粒の汗をぬぐおうともせず、黙々と作業に当たった。


<広島土砂災害>警戒区域指定を棚上げ 県マニュアル不備で
毎日新聞 8月24日(日)7時20分配信

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 広島市北部を襲った土砂災害で、被害が特に甚大だった同市安佐南区の八木、緑井両地区について広島県が2005~06年、土砂災害防止法に基づく「警戒区域」に指定する作業に着手していたにもかかわらず、県が作成したマニュアルに不備があったことが原因で、指定を見送っていたことが分かった。県は昨年末、ようやく再調査結果をとりまとめたが、住民に説明する機会がなかった。地元からは「説明会などがあれば、土砂災害に敏感になっていたかもしれない」と対策の遅れを指摘する声も出ている。

 広島市を含む県内で1999年に起きた、30人以上が犠牲となった土砂災害を教訓に01年、施行された土砂災害防止法は、都道府県が「警戒区域」や、さらに危険度の高い「特別警戒区域」を指定できると定めている。広島県では、地形や住宅の有無から土砂災害の危険があるとされる場所が全国最多の3万1987カ所に上るが、測量や植生などの調査を経て警戒区域に指定された場所は1万1834カ所(37%)にとどまる。今回被害が大きかった地域のうち、警戒区域に指定されていたのは、広島市安佐北区の可部地区だけだった。県砂防課は「危険箇所がたくさんあって追いつかない。洗い出し段階で増えすぎたかもしれない」と釈明する。

 県は八木、緑井の両地区に関し05年度、最初の調査を実施。二つの業者が県のマニュアルに沿って測量調査し、被害を想定したが調査結果に食い違いが出た。「業者間でマニュアルの解釈が違い、被災が想定される面積に大きな差が出た」という。マニュアルは谷の形によって土砂崩れのパターンを例示したが、谷の形がどちらに当てはまるかについて複数の解釈ができるケースがあったため、結果に違いが生まれたという。

 このため、県は結果を棚上げしてマニュアルを改定。その作業に時間がかかり、12年度に再開した調査は昨年末までに及んだ。「今年度中に説明会などを開き、指定する予定を知らせる計画だった」という。出来谷(できたに)規人砂防課長は「指定が間に合っていれば結果は違った。説明会があれば周知はできたはず」と悔やむ。

 警戒区域に指定されると、自治体は避難方法を定めた防災計画の策定を義務づけられ、土砂災害ハザードマップの公表を求められる。開発や不動産売買が制限され資産価値が下がるなど、住民に不利益も出る。自治体は指定に慎重にならざるを得ないのが現状だ。

 八木地区で被災した面出義郎(おもで・ぎろう)さん(79)は経緯を聞き「警戒区域に指定されていたら市ももっと早く勧告を出しただろう。避難勧告の遅れで市が批判されているが、県には県の責任があった」と遅れを批判した。

 ◇国の砂防ダム整備も間に合わず

 一方、国の砂防ダム整備も間に合わなかった。99年の土砂災害を受けて県内西部で整備が決まった28カ所の砂防ダム予定地のうち、八木地区に2カ所が含まれるなど、重要視されていた。にもかかわらず、いまだに一基も完成していない。工事の難しさと予算不足が主な原因といい、中国地方整備局は今後、八木地区を優先的に整備する方針。【稲生陽、小山由宇】

 【ことば】土砂災害特別警戒区域にかかる規制

 特別警戒区域に指定されると、新たに住宅など居室のある建物を建てる際、外壁や基礎を鉄筋コンクリート造りにするなど土砂災害に耐えうる構造とするか、災害の影響が建物に及ばないよう防護壁などを設ける必要がある。

 また、社会福祉施設、病院など災害弱者が利用する施設の建設を目的に開発行為を行うことは原則としてできなくなる。宅地建物取引業者は、特定の開発行為について都道府県知事の許可がなければ、宅地の広告や売買契約の締結ができない。


土砂災害の広島で避難者住宅に空き巣、避難を促すニセ電話も
スポーツ報知 8月24日(日)7時4分配信

 広島市で20日に発生した土砂災害で、被災地域の避難者らの住居を狙った空き巣が相次いで確認されたことが23日までに、分かった。県警では、被災住宅に避難を促すニセ電話をかけ、住民を外出させようとする手口も確認しており、注意を呼びかけている。一方、発生から初の週末を迎えた現地では、災害ボランティアの姿も増え、この日は1000人以上が、がれきの除去などにあたった。

 2011年の東日本大震災でも一部で問題となった空き巣行為が、捜索活動の続く広島市で確認された。

 安佐北署によると、23日までに2件の被害を確認。安佐北区可部東6丁目近くでは、避難先から自宅の様子を見に来た住民が、現金1万円と時計4個(計1万円分)がなくなっているのを見つけた。濁流の影響で壊れた玄関のドアから侵入したとみられる。

 さらに、そこから徒歩圏内の別の一軒家でも、1階のガラス窓が割られて何者かが土足で住宅内を歩き回った跡が残っていた。住民男性(73)は、貴重品を持って避難していたが、タンスやカバンの中が荒らされていたといい、男性は「まさか自分がこんな目に遭うとは」と、悲しそうに語った。

 2件とも、住民は避難のため、災害当日の20日午後から21日早朝まで家を空けていた。空き巣は、この時間帯を狙ったものとみられる。22日からパトロール用の警察官を増員した安佐北署では、「被災で窓やドアが壊れているところもあり、カギをかけるのが、難しい家もある。外に出る時は、せめて貴重品だけは常に着けてほしい」と避難者に訴えた。

 一方、安佐南区では、八木地区の住宅に、警察官を名乗る女性から「避難勧告が出たので避難してください」との電話があった。何者かが空き巣目的に外出させようとした可能性があるとみている。県警では「電話で避難を呼びかけることはない」としている。


広島ボランティア1000人超 LINEで友人ら呼び掛け
スポニチアネックス 8月24日(日)7時1分配信

 局地的豪雨による広島市の土砂災害は23日未明、生存率が著しく下がるとされる発生から72時間が経過し、初めての週末を迎えた。広島県内を中心に各地から1000人超のボランティアが支援に駆け付け、がれきの除去などに当たった。県警は同日、新たに8人の遺体が見つかったほか、重体だった男性1人も死亡したため、死者は計49人になったと発表した。

 安佐南区、安佐北区では、両区の社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを開設し、朝から作業着や長靴姿の人が集合所に列をつくった。駆け付けたボランティアは被害の甚大さに言葉を失いながらも、担当者から割り振られた場所で懸命に作業に取り組んだ。

 軍手をし、石の除去作業を手伝っていたのは、広島県立安古市高の生徒横山楓さん(18)。人手が足りないと無料通信アプリLINE(ライン)で呼び掛け、多くの友人もこれから参加予定という。「地元だし、少しでもできることがあればと思って」と力を込めた。

 地元の高校3年生、北村航平さん(17)は「受験勉強もあるが、少しでも力になれれば」と友人と一緒に参加。広島市東区の大学准教授の米国人女性(45)は「仕事で日本人に言葉のサポートを受けている。掃除でもなんでもいいから手伝いたい」と話した。訪問マッサージの会社で働く楠田孝司さん(53)=福岡県大野城市=は職場の仲間の無事を祈りながら「自分にもできることを」と広島市の避難所でボランティアを実施。同僚の湯浅康弘さん(29)=広島市安佐南区=が、男児を妊娠中の妻みなみさん(28)とともに行方不明のままだ。「自分たちにも何かできないか」と職場の仲間とボランティアをすることを決め、湯浅夫妻の無事を願いながら、22日から被災者のマッサージをしている。

 また、天候悪化から中断を繰り返した捜索には、災害救助犬を引き連れたボランティアも参加。前線で活躍する姿が見られた。

 これまでに遺体が見つかった計49人の死者のうち、新たに広島市安佐南区の吉村シズコさん(85)らの身元が確認され、身元が判明した人は38人。安否の分からなかった人と連絡が取れるなどしたため、行方不明者は41人となった。広島市は23日、安否確認を急ぐため、行方不明者の氏名の公表に向け検討を始めた。


土石流50カ所11キロに集中
2014年8月24日(日)6時0分配信 共同通信

 広島市の土砂災害を国と広島県が現地調査して確認したところ、土石流が発生した場所は計50カ所あり、川沿いの長さ11キロの帯状の範囲に集中していることが23日分かった。

 県によると、土石流が集中した場所は、JR可部駅付近がほぼ中心となっており、南西方向の太田川沿いに安佐南区で13カ所、北東方向の支流沿いに安佐北区で37カ所ある。航空写真の分析で分かった28カ所や、その周辺を現地調査して判明した。

 県と国はこの50カ所のうち、土砂が不安定に残り二次災害の危険がある計14カ所に、土石流を検知するワイヤセンサーを、2週間をめどに設置することを決めた。


土砂災害、行方不明者の氏名公表「早急に検討」
読売新聞 8月24日(日)0時22分配信

 広島市の松井一実市長は23日、行方不明者の氏名などを公表して情報提供を求めることで、所在確認を進めることができないか検討する考えを明らかにした。

 この日あった国、県、市の合同会議で、市に対し「連絡がつかない」と申告のあった人の氏名公表について検討が議題に上った。松井市長はその後の記者会見で「プライバシーなどへの配慮も必要だが、早急に検討したい」と述べた。ただ、市に詳細な情報がないケースもあり、公表は容易ではないという。


<広島土砂災害>避難所で心のケア 2次災害防止へ対策
毎日新聞 8月23日(土)22時52分配信

 「2次災害を防げ」。2000人以上が避難生活を送る広島市北部の土砂災害の被災地周辺では、さらなる犠牲を防ごうと、物心両面の対策が始まった。

 被災地に設けられた避難所に、災害直後の医療活動に関し専門的な研修を受けた精神科医らでつくる災害派遣精神医療チーム(DPAT)の一行3チームが訪れている。被災者の心のケアが目的だ。2011年の東日本大震災を機に、被災者の精神的ケアの重要性が高まったとして国が各都道府県などに設置を呼び掛けており、広島県によるとチームが実際に活動するのは全国で初めて。

 DPATは、現地に精神科医などを派遣できる医療機関を都道府県が国に登録。ライフラインや通信手段の途切れた地域でも自力で活動できる装備を持ち、要請により現地に駆けつけるチームだ。

 100人以上が避難する市立緑井小学校(安佐南区)では23日、市精神保健福祉センターの皆川英明所長や心理療法士ら3人が保健室を借り、避難者の相談に乗った。「あの日の夢を見てしまう」といった悩みや、いつ帰れるか分からない不安やストレスによる不眠症状の訴えが寄せられたという。皆川所長は「不眠などの症状を元々持っていた人が、被災によるストレスでさらに悪化する恐れもある」と指摘する。

 広島県と国土交通省は23日、今後の雨で2次災害が発生する可能性がある地区に、土石流を検知して住民に知らせる「ワイヤセンサー」を設置すると明らかにした。設置は安佐南区八木地区など安佐南、安佐北両区の少なくとも計14カ所の予定。大規模捜索が続く地区から順次設置を進め、9月上旬ごろまでの完了を目指す。

 センサーは不安定な土砂が残る上流に横断する形でワイヤを張り、土砂が再び流れ出すとワイヤが切れて下流の住宅街に設置したサイレンと回転灯が作動する仕組み。屋外の救助作業者に避難を促すことができるという。

 ◇ボランティア活動が本格化

 一方、週末を迎えた23日、被災地でボランティア活動が本格化した。広島市社会福祉協議会が22日、被害の大きかった安佐北、安佐南の両区内に災害ボランティアセンターを設置して参加者を募り始め、希望者が23日早朝から列を作った。宿泊などの手配ができていないため、今のところ原則として広島県民を対象に募集している。【田辺佑介、石川裕士、吉村周平】


<広島土砂災害>一代社長無念の死 泥の中からアルバム
毎日新聞 8月23日(土)22時12分配信

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土砂に流された父、星野藤夫さんの自宅付近を片付ける長男保雄さん=広島市安佐南区で2014年8月23日午前10時53分、浅野翔太郎撮影

 広島市北部で起きた土砂災害で肉親を失った多くの遺族が、土砂でおしつぶされた家屋周辺で思い出の品を探している。一代で土木会社を築いた父星野藤夫さん(当時79歳)=安佐南区八木3=を失った建設会社社長、保雄さん(55)=安佐北区口田南7=は23日、がれきの中から泥にまみれたアルバムを見つけた。写真の中で笑う父に、保雄さんは誓う。「父が起こした会社をしっかりと継いでいく」

 災害当日の20日午前3時33分。離れた場所に住む父藤夫さんからの電話が鳴った。「そっちの雨はどうだ。こっちはまだ水は出ていない」「夜中に起こして悪かったな」。短い会話だった。

 翌朝、ニュースで父の自宅近くの惨状を見て駆けつけると、道路脇に泥だらけの藤夫さんが毛布にくるまれて横たえられていた。警察で検視してもらうと、流木か土石流による脳挫傷で即死だったという。

 藤夫さんは約40年前、建設会社「星野組」を設立。「頑固で、ワンマン。だからこそ一代でここまで会社をしっかりさせられた」と保雄さんは話す。

 ある新築の家を建てた時、当初の設計や採算は気にせずに「ここはこうした方がいい」と施主に進言し、感謝された。約20年前に後を継いだ保雄さんは「客の目線で考える、父にはそんなことを教えられた」と振り返る。

 災害から初の週末となった23日、保雄さんは藤夫さんの自宅周辺の土砂をショベルカーで取り除いた。がれきの中から4、5冊の家族アルバムやおもちゃ、仕事で使う図面などが次々に出てきた。幼い孫たちに囲まれて相好を崩す藤夫さんの写真に、保雄さんは作業の手を止めて目を細めた。「ワンマンな父だったけど、こんな表情、するんだな」【浅野翔太郎】


総務相、広島の災害現場視察…財政支援前倒しへ
読売新聞 8月23日(土)22時11分配信

 新藤総務相は23日、広島市内で土砂災害現場の視察などの後、報道陣の取材に応じ、同市からの財政支援の要請を受けて、普通交付税の一部を9月に前倒しして交付する方針を示した。

 特別交付税の増額についても、「今後、市からよく話を聞き、最大限の支援ができるよう対応したい」と前向きな姿勢を見せた。

 新藤総務相はこの日、総務省消防庁のヘリで被災地を視察し、殉職した安佐北消防署消防司令補・政岡則義さんの自宅を弔問。安佐南消防署で松井一実・広島市長らと意見交換した。


広島土砂災害、死者49人に…夜を徹し捜索続く
読売新聞 8月23日(土)22時5分配信

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重機を使って夜も続く行方不明者の捜索。交代に向かう消防署員の青白いヘルメットの列が続く(23日午後7時24分、広島市安佐南区緑井で)=菊政哲也撮影

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警の発表によると、23日午後7時現在、死者は7人増えて49人、行方不明者は41人となった。

 災害発生から4日目を迎えたが、災害現場での夜を徹しての捜索活動は難航している。同市安佐南、安佐北両区では、1685人の被災者が小学校などに避難しているが、周辺地域では二次災害の危険が続く中、避難生活も長期化する見通しだ。避難者には体調不良を訴える人もおり、県は災害派遣精神医療チーム(DPAT)を避難所に派遣、被災者の心のケアに乗り出した。災害現場へのDPAT派遣は全国初。

 市災害対策本部によると、23日午後6時現在、安佐南区で1429人、安佐北区で256人が12か所の学校や公民館などに身を寄せている。避難指示・勧告の対象者は16万4108人に上っている。

 被災者の心のケアにあたるため、県は22日夜からDPATを派遣。5か所の避難所で精神科医ら2~3人でつくる計3チームが希望する被災者と面談し、「不安で眠れない」「土石流の轟音(ごうおん)を思い出す」などの悩みが寄せられているという。


<広島土砂災害>死者49人、不明41人に
毎日新聞 8月23日(土)21時4分配信

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日没後もライトをつけ、重機で行方不明者の捜索をする警察官ら=広島市安佐南区緑井で2014年8月23日午後7時14分、小川昌宏撮影

 広島市北部の土砂災害被災地では23日午後も、警察や消防、自衛隊などによる約3000人規模の捜索が継続され、警視庁の広域緊急援助隊員約250人が活動に加わった。この日未明、生存率が急速に下がるとされる「発生後72時間」が過ぎたが、引き続き人命最優先で捜索にあたった。広島県警は同日、土砂災害による死者が49人になったと発表。捜索で新たに遺体が見つかり、重体だった男性1人が死亡した。一方、安否が不明だった人と連絡が取れるなどしたため、行方不明者は41人になった。

 死者のうち広島市安佐北区三入南2、無職、坂原昭夫さん(83)▽同市安佐南区八木3、樋口奈緒子さん(37)▽同、吉村シズコさん(85)--の身元が確認された。重体だった男性は同市安佐北区可部東2、無職、宮本敏治さん(74)という。

 県警が実施している行方不明者の確認作業は難航している。所在不明だった人の無事が確認される一方で新たな不明者情報も寄せられているという。このため県警は23日、遺体で収容された女性のうち1人の似顔絵を公開して一般からの情報を求めることにした。女性は20日早朝、広島市安佐南区八木8の水路付近で見つかった。年齢は40代以上とみられ、身長約155センチ。ややウエーブのかかった黒髪で首の後ろに約10センチの手術痕があった。連絡先は広島県警災害警備対策本部(082・228・0110、内線6413)。【石川裕士、高橋咲子】

◆死亡が確認された方々◆

<安佐北区>

□可部東□畑中和希(3)▽益村勉(60)▽宮本敏治(74)□可部町桐原□中川喜代子(86)□三入□坂原昭夫(83)

<安佐南区>

□山本□平野遥大(11)平野都翔(2)□緑井□沢本範子(77)▽竹内重喜(54)▽岡村健二(89)▽田中和子(75)▽宮下日富民(84)▽宮下治世(80)□八木□星野藤夫(79)▽真鍋美千子(68)▽鳥越勇司(46)▽鳥越康太(17)▽戸川博文(59)▽戸川蛍(32)▽立川洋二(81)▽立川サチコ(82)▽滝本雅彦(53)▽広藤務(48)▽原田トシエ(75)▽安藤広男(75)▽宮村祐之(72)▽宮村逸子(71)▽橋本晴允(66)▽橋本恵美子(60)▽伊呂波康男(51)▽伊呂波雅子(52)▽冨永利夫(61)▽井上裕美(36)▽西山俊彦(53)▽樋口奈緒子(37)▽吉村シズコ(85)□毘沙門台□政岡則義(53)

<神奈川県藤沢市>

石井文子(68)

(23日午後7時現在、氏名判明分のみ、敬称略)


<広島土砂災害>「市に財政支援」新藤総務相
毎日新聞 8月23日(土)20時48分配信

 新藤義孝総務相は23日、豪雨による土砂災害に見舞われた広島市を訪問した。松井一実市長と面会後、記者団に対し「財政に不安のないよう市を最大限支援していきたい」と述べ、地方交付税の繰り上げ交付などで市の災害対応の支援をしていく考えを明らかにした。

 この日、ヘリコプターで被災地を視察した新藤総務相は「11月分の普通交付税の一部の繰り上げを検討している」としたうえで、災害などの緊急時に国が支払う特別交付税についても「市とよく話をしながら、しっかり対応していきたい」と交付に前向きな姿勢を示した。【畠山哲郎】


<広島土砂災害>国土地理院が地図公開
毎日新聞 8月23日(土)19時54分配信

 広島市北部の土砂災害で、国土地理院は航空写真を基に土砂の流出範囲を割り出した地図をホームページ(http://www.gsi.go.jp/common/000094873.pdf)で公開している。地図によると、安佐南区から安佐北区にかけて約50カ所で土砂が流出していたとみられ、安佐南区八木付近では狭い間隔で土砂が流出。安佐北区では山の至る所から土砂が流出していた。


<広島土砂災害>犠牲の兄弟悼む花束
毎日新聞 8月23日(土)19時29分配信

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土砂災害で犠牲となった平野遥大君と都翔君の自宅玄関前には、花束や手紙、お菓子などが手向けられていた。周辺には、飛び散った土砂が残っていた=広島市安佐南区山本で2014年8月23日午後2時18分、小川昌宏撮影

 広島市の土砂災害で犠牲となった平野遥大(はると)君(11)と都翔(とわ)君(2)の告別式翌日の23日、自宅には白や黄色の花束が手向けられていた。

 自宅にはまだ土砂が残り、外に置かれたままの家具も。花束の脇にはお菓子とともに置かれた手紙もあった。「決して忘れないからね」の文字が見えた。【小川昌宏】


同じ「まさ土」…山裾の住宅地、他都市も危機感
読売新聞 8月23日(土)17時59分配信

 広島市北部を襲った土砂災害は、過去の主な風水害が広範囲に及んでいるのとは異なり、極めて狭い地域に甚大な被害をもたらしたのが特徴だ。

 計30人以上が亡くなった同市安佐南区の八木、緑井両地区は、わずか半径1・5キロの範囲内。局地的な豪雨が各地で相次ぐ中、山の近くに住宅地を抱える他の都市部の自治体は危機感を抱いている。

 八木、緑井両地区は、JR広島駅まで約30分の通勤圏内にある。両地区の広いエリアが1971年に都市計画法に基づく市街化区域に指定されると、山裾でも開発が加速し、住宅が次々と新築された。

 一方、両地区の地盤は、花こう岩が風化した「まさ土」などで軟らかく、土砂災害のリスクもはらんでいた。20日未明、1時間雨量が100ミリを超す「経験したことのない雨」(市消防局)に見舞われ、未曽有の被害をもたらした。

 山裾に住宅地を持つ他の自治体も対策を進めている。

 神戸市の北側にある六甲山系は、中腹付近まで宅地開発されている。急斜面も多く、市内の土砂災害警戒区域は2175か所に上る。

 土石流などで約670人が犠牲になった阪神大水害(1938年)を踏まえ、国や兵庫県が砂防ダムの整備を進める。だが、国管理の砂防ダムは535か所で、整備計画の58%にとどまる。

 同県の井戸敏三知事は22日の記者会見で「六甲山系は広島と同じまさ土で覆われている。住民に警鐘を鳴らし、安全度の向上に努めたい」と話し、県内の砂防ダムの整備を強化する意向を示した。

 大阪府は土砂災害対策として、住民も巻き込んだハザードマップの作成や避難訓練を府内自治体に促している。担当者は「砂防ダムなどハード面の整備には時間がかかる。逃げる意識を徹底することが効果的だ」という。

 生駒山の山裾に住宅地が広がる東大阪市では昨年、台風で小規模な土砂崩れが2件起きた。同市もハザードマップを作成したが、市危機管理室は「山中の水量計チェックを徹底するなど警戒を怠らないようにする」と危機感を抱く。

 三方を山に囲まれる京都市では、盆地と山との境界付近に開発された宅地が多い。京都府砂防課は「危険箇所や避難場所の住民への周知を進めたい」と話す。


死者46人、不明41人に
2014年8月23日(土)17時58分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で、広島県警は23日、新たに3人の遺体が見つかったほか、重体だった男性1人も死亡し、死者が46人になったと発表した。安否不明者と連絡が取れるなどしたため、行方不明者は2人減って41人。

 重体だった男性は広島市安佐北区可部東、無職宮本敏治さん(74)。また死者のうち広島市安佐南区八木、吉村シズコさん(85)の身元も確認された。これで、身元が判明している死者は計38人となった。

 警察、消防、自衛隊は23日、計約3千人の態勢で捜索を継続。週末ということもあり、千人超のボランティアもがれきの撤去などをした。


避難所の住民に住宅提供=広島土砂災害―政府対策会議
時事通信 8月23日(土)16時38分配信

 政府は23日午後、8月豪雨に関する非常災害対策本部会議を開き、広島市の土砂災害で避難所生活をしている被災者向けに住宅を提供することを決めた。都市再生機構(UR)を所管する国土交通省、雇用促進住宅を管轄する厚生労働省が具体的な対応を検討する。
 古屋圭司防災担当相は同会議で、同市に派遣された西村康稔内閣府副大臣とテレビ会談し、「一日も早く避難所生活を解消できるよう(現地でも)関係省庁と連携を取ってやってほしい」と指示した。 


4人の死亡確認、死者は46人に…広島土砂災害
読売新聞 8月23日(土)16時32分配信

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で、広島県警は23日、新たに4人の死亡を確認したと発表した。

 死者は46人に増えた。行方不明者は41人となっている。


不明41人、捜索継続=死者は46人に―広島土砂災害
時事通信 8月23日(土)16時8分配信

 甚大な被害が出た広島市の土砂災害で、依然、41人の安否が確認できず、広島県警などは23日午後も懸命な救助・捜索活動を続けた。二次災害の懸念から、市は住民16万人以上に対する避難指示・勧告を継続しており、1700人以上が避難を余儀なくされている。
 県警によると、新たに4人の死亡が確認され、災害の死者は46人になった。うち1人は、既に救助されていたが、重体だった同市安佐北区の男性(74)。 


広島土砂災害 体調管理、募る不安…避難所高齢者ら入浴できずストレス
産経新聞 8月23日(土)14時44分配信

 発生から3日が経過した広島市の土砂災害。前日に降り続いた雨で捜索活動は遅れ、街は泥に覆われたままだ。生活再建の兆しは見えず、被災住民の多くは避難所で初めての週末を迎えた。「災害弱者」と呼ばれる身体の不自由な高齢者らは慣れない暮らしに疲労の色が濃く、体調管理が課題になってきている。

 午前8時、広島市安佐北区の可部小学校。雨はやみ、強い日差しが照りつける。体育館に避難している形部初枝さん(92)は「高血圧で歩くとふらふらする」と訴えた。

 災害のあった20日の朝、警察官に背負われてここに来た。着替えもなく、一度も風呂に入っていない。降圧剤も服用できていなかったが、前日にようやく病院に行き、2週間分の薬をもらった。「いつまでこの生活が続くのか分からない。血圧が安定するか心配だ」と気をもむ。

 安佐北、安佐南の両区に設けられた16カ所の避難所には、22日の時点で最大で約2400人が避難した。高齢者が多いため、各施設で保健師を配置し、健康相談に乗っている。ただ、将来不安を伴う被災生活は過度のストレスをもたらし、急激に体調が悪化するケースも多い。

 被害が甚大だった安佐南区八木の梅林小学校に避難していた今田洋子さん(72)は「他人が近くにいる環境になじめない」と再び自宅に戻ることを決めた。

 二次災害の恐れがあるため、前日に警察に促されて小学校へ入ったばかり。だが「夫は人付き合いが苦手で、かたくなに『帰る』と言っている。不安だけれど仕方がない」と荷物を抱えて避難所を後にした。

 安佐南区の緑井小学校に一家7人で身を寄せている主婦(37)は、子供の体調が気がかりだという。一番下の次女はまだ2歳。先天性の内臓疾患があり、7月に手術を受けて退院したばかりだ。

 「胆汁を外に出すための管が、まだささったまま。感染症にならなければいいが」

 自宅が損壊したアルバイトの長島孝二さん(58)は同居していた90歳の母親を入院させ、1人で避難所生活を送る。「母はとてもここでは暮らしていけないから。ぼくみたいなアルバイト生活だと会社の補償があるわけではない。このままだとクビになってしまう」と表情は暗い。

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