« 宮城沖地震に関するニュース・1732,2014年8月21日 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は51人に・4 »

2014年8月21日 (木)

広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、7人不明・3

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ39人が死亡し、生き埋めになるなど7人が行方不明となったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

最初のニュース
2番目のニュース

リンク:広島土砂災害で首相対応「何の問題もない」と古屋防災相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:県大会で活躍・球児が不明…友人ら「信じてる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂崩れどう逃げる? 広島15年前にも死者31人 首都圏でも要注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ 「早期救助に全力を」安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救命活動強化を指示=夏休み切り上げ、公務復帰―安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ 官邸連絡室を対策室に格上げ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島豪雨災害で関係省庁会議を今夕開催 安倍首相も出席 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:石ゴロゴロ・水ボコボコ…災害前、住民前兆察知 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 「まさ土」救助阻む 多量の水含み、体力奪われ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難勧告遅れ「事実で遺憾」=広島市長が避難所訪問 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、静養取りやめ - 速報:@niftyニュース.
リンク:両陛下、静養全日程お取りやめ 広島土砂崩れで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、静養取りやめ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島・土砂崩れに配慮、両陛下が静養取りやめへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>ツイッター見て高校生が泥撤去手伝う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>徹夜作業 悪天候で捜索難航 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「行政に精通ボランティア必要」救援始まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>21日午後3時以降も雨降る可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>分析誤り、住民避難勧告が遅れに 市部長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>家屋損壊は45棟以上 1042人避難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「空振り恐れず、早めに避難を」=古屋防災担当相が現場視察―広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者・不明者の情報錯綜、夜通し手作業で捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:15年前の「教訓」生かさず…砂防ダムは未整備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:収束の期待うらはら、雲が湧いて…雨量分析誤る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>痕跡は葉脈のように…山肌の表層部分流失 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1700人態勢の捜索続く - 速報:@niftyニュース.
リンク:広島土砂崩れ 兄弟生き埋め「助けるからね」消した土砂 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ エリア狭く特別警報発表されず 見直し求める声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島で土砂崩れ39人死亡7人不明 豪雨1時間120ミリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ もろい地盤に複合災害 集中豪雨一瞬で崩壊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ 男児抱え流される 避難誘導中に消防士死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ 遅れた避難勧告、通報の1時間後 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:列島に点在する土砂災害の危険地域 年間1000件、前兆に警戒を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂崩れ 首相「政府一体で救助指示」 ゴルフやめ急遽帰京 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

広島土砂災害で首相対応「何の問題もない」と古屋防災相
産経新聞 8月21日(木)17時54分配信

 古屋圭司防災担当相は21日、首相官邸で記者団に、広島市の土砂災害をめぐり、安倍晋三首相が山梨県鳴沢村の別荘に戻ったことに関し「連携を取りながら対応している。何の問題もない」と述べた。


県大会で活躍・球児が不明…友人ら「信じてる」
読売新聞 8月21日(木)17時28分配信

Photo_22
土砂をかき出し、行方不明の鳥越康太さんを捜す自衛隊員。現場には、昨夏の高校野球広島大会の記念パネルやグラブが散乱していた(21日午前5時44分、広島市安佐南区八木で)=三浦邦彦撮影

 40人超の死者・行方不明者を出した土砂災害から丸1日が過ぎた21日、大きな被害に見舞われた広島市安佐南区と安佐北区の住宅地では、土砂やがれきに阻まれながら懸命な捜索活動が続いている。

 まだ7人が行方不明のままで、眠れぬ夜を避難所で過ごした住民たちは「何とか無事でいてほしい」と、祈るような表情で捜索活動を見守った。

 安佐南区の八木地区では、今夏の高校野球広島大会で活躍した県立安西(やすにし)高校3年、鳥越康太さん(17)の行方がわからなくなっている。自宅は土石流にのみ込まれ、父親の勇司さん(46)が遺体で見つかった。友人や近隣住民らが捜索活動を心配そうに見守っている。

 近隣住民によると、康太さんは左官をする勇司さんと祖母との3人暮らし。木造2階建ての自宅は土石流にのまれて大きく傾き、1階が完全に土砂で埋もれた。ただ、土砂をかき出し過ぎると倒壊する恐れもあり、捜索は難航している。

 「康太さんが放った長打をスタンドで見て、勇司さんが跳び上がって喜んだ」。捜索を見守る同級生らは、県大会での父子の様子を鮮明に覚えている。

 勇司さんは今夏、「控え捕手だけど、息子の最後の夏だから」と頻繁に観戦。夏の広島大会1回戦では、代打で登場した康太さんが左翼越えの二塁打を放った。チームは勢い付き、13―1で大勝。勇司さんは涙を流して喜んだという。

 自宅には21日、康太さんの安否を気遣って野球部員らが集まった。付近にはグラブ、ボールのほか、安西高校が16強に入った昨夏の広島大会の記念パネルなどが泥まみれで散乱。パネルに記された20人の選手名には康太さんの名前もある。

 康太さんはすし職人になるのが夢で、周囲に「高校を卒業したら調理師の専門学校へ通いたい」と話していたという。野球部の後輩の一人は「『職人になって給料をもらったら、世話になっているおばあちゃんに贈り物をする』と話していた。夢が絶たれたとは思いたくない」と話す。

 康太さんと親しい高校3年の荒谷凌汰さん(17)は「小学生の時、勇司さんがブランコとシーソーを作ってくれ、康太君は大喜びして遊んでいた。勇司さんもうれしそうに見守っていた」と振り返る。

 ツイッターでは、康太さんの安否を気遣う友人らから「祈ろう」「絶対大丈夫だ」などの投稿が相次いでいる。小中学校が同じだった高校3年、道住春希さん(18)は「変わり果てた鳥ちゃんの家を見て驚いた。クラスの人気者。生きていると信じたい」と話した。


土砂崩れどう逃げる? 広島15年前にも死者31人 首都圏でも要注意
夕刊フジ 8月21日(木)16時56分配信

Photo_21
行方不明者の捜索が続く被災地=21日、広島市安佐南区(門井聡撮影)(写真:夕刊フジ)

 死者・行方不明者が40人を超え、今年の国内最大級の惨事となった広島市の大規模土砂災害。広島は全国で最も土砂災害の危険箇所が多く、現場は、山間部で開発された「危険な住宅地」だった。明け方に短時間で記録的豪雨に見舞われた今回のケースの対策は難しいが、山あいに住む住民にとってはひとごとではない。ここ数年の異常気象でゲリラ豪雨、巨大台風などが、日本のどこを襲ってもおかしくないためだ。

 広島市では一夜明けた21日も広島県警や消防、陸上自衛隊など約1700人態勢で行方不明者の捜索や救助を続けた。県警によると、死者は39人、行方不明者は7人。安佐南署には遺族が呼ばれ、身元確認の作業も夜通しで続けられた。

 国土交通省国土技術政策総合研究所の職員らは被害が大きかった安佐北区、安佐南区などの地域で調査を続行し、広範囲で土石流が発生した原因究明に当たっている。

 広島県では1999年6月にも、広島市と呉市を中心に豪雨による大規模土砂災害が発生。死者31人に上り、今回大きな被害が出た安佐北区、安佐南区でも死者が出た。

 「広島県は、古い花崗(かこう)岩の地盤が多い。花崗岩は風化が進むとボロボロの砂状になるため、雨で水がたまると、斜面の崩壊や土石流が発生しやすい。崩れやすい地質であることは周知の事実で、国や県、市も注意してきた」

 南極や北極など極地の調査研究が豊富で、災害にも詳しい広島大大学院の長沼毅准教授(生物海洋学)は、こう話す。国交省の「土砂災害危険箇所」によると、広島県は土砂災害の危険性が高い場所が約3万2000カ所あり、全国で最多だった。

 土砂災害の危険性が高まった背景には、人口増加に伴う宅地開発がある。現場付近では、昭和40年代から開発が進み、崖の直下などにも住宅が建設された。

 長沼氏は「日本中の山地部の住宅は、どこでも危険性はある」と指摘し、こう続ける。「県や市はハザードマップを作って警戒を呼びかけているが、行政は情報提供しかできない。どのような土地に建設するかは、デベロッパーや住民が精査しないといけない」

 国交省がインターネット上に開設している災害のハザードマップによると首都圏では、川崎市や埼玉県鶴ヶ島市、毛呂山町など、関西では兵庫県西宮市、奈良県大淀町などが地盤被害マップを公表しているので、日頃から自宅周辺のチェックを心がけたい。

 今回は20日未明の降雨量が観測史上最大となり、逃げる間もなく、大量の土石流が襲いかかった。被害を最小に食い止めるためには、どうしたらいいのか。

 「強い雨でなくても被害が拡大する可能性があるため、明るいうちに避難した方がよい。災害から身を守るためには、一人では限界がある。コミュニティー全体で守るという意識を持つことが重要。宅地開発されて、新しくできたコミュニティーほど、きちんと連絡網を作っておかないといけない。普段から声を掛け合うこと。自治会をもっと機能させることが防災につながる」(長沼氏)

 全国で頻発する土砂災害。地域全体での警戒態勢が求められている。


広島土砂崩れ 「早期救助に全力を」安倍首相
産経新聞 8月21日(木)16時55分配信

 安倍晋三首相は21日、広島市の土砂災害に関する関係省庁対策会議を官邸で開き「被災自治体と緊密に連携し、政府一丸となって一刻も早い救命、救助に全力を尽くしてほしい」と指示した。被災者の生活再建や復興支援にも全力を挙げると強調した。

 古屋圭司防災担当相は20、21両日の現地視察の結果を報告。「避難勧告や指示に遅れがあった」と指摘し、再発防止策について検討する考えを示した。


救命活動強化を指示=夏休み切り上げ、公務復帰―安倍首相
時事通信 8月21日(木)16時23分配信

 広島市の土砂災害が発生して2日目となる21日、安倍晋三首相は夏の休暇を切り上げ、公務に復帰した。同日午後に首相官邸で開いた関係省庁災害対策会議では、「被災自治体と緊密に連携し、政府一丸となって一刻も早い救命、救出に全力を尽くしてほしい。二次災害や被害拡大の防止にも万全を期してもらいたい」と指示した。
 首相は同日、静養先の山梨県鳴沢村の別荘を出て、官邸入り。同会議に先立ち、古屋圭司防災担当相から被災状況の報告を受けた。首相の災害対応をめぐっては、災害初日にゴルフを始めたことに対して野党から批判の声が出ている。
 被害が拡大する中、政府は21日午後、官邸の危機管理センターに設置している官邸連絡室を官邸対策室に格上げした。 


広島土砂崩れ 官邸連絡室を対策室に格上げ
産経新聞 8月21日(木)15時58分配信

 政府は21日、首相官邸の危機管理センターに設置している広島市の土砂災害に対する官邸連絡室を官邸対策室に格上げしたと発表した。


広島豪雨災害で関係省庁会議を今夕開催 安倍首相も出席
産経新聞 8月21日(木)15時35分配信

 政府は21日、広島市の豪雨災害に関し、関係省庁災害対策会議を午後4時から首相官邸で開くと発表した。安倍晋三首相も出席する。


石ゴロゴロ・水ボコボコ…災害前、住民前兆察知
読売新聞 8月21日(木)15時34分配信

 大きな被害をもたらした広島市の土砂災害が起きる前、地元住民らは、異常な音や強い土の臭いなど、普段とは異なる前兆を感じていた。

 気象情報や住民の行動を時系列で示した気象庁の指針と合わせ、迅速な避難など身を守る行動に役立てるよう、識者らは呼びかけている。

 20日未明に近くの山が崩れ、自宅に岩や木が流れ込んだ安佐南区の八木地区に住む主婦(67)は「土砂崩れの前に、家の外で石がゴロゴロ転がる音がし、下水管から水があふれる時のようなボコボコという音が聞こえた」と振り返る。

 同地区の別の主婦(38)は自宅の被害はなかったが、「当時、激しい雨と雷の中、土の臭いがあたりに立ちこめていた。初めての経験だった」という。


広島土砂災害 「まさ土」救助阻む 多量の水含み、体力奪われ
産経新聞 8月21日(木)14時44分配信

Photo_20
撤去作業を行う自衛隊員ら。泥やがれきが行く手を阻む=21日午前10時14分、広島市安佐南区(写真:産経新聞)

 被災現場に特有の軟らかい地盤は、行方不明者の救助・捜索活動にも大きな壁となって立ちはだかっている。花崗(かこう)岩が風化してできた「まさ土(ど)」は粒の直径が1ミリにもならないほどきめ細かく、多量の水を含んで足に絡みつく。現場では警察、消防、自衛隊員らが夜を徹して作業を続けたが、重い土砂と大量の流木、山肌からえぐり取られた岩石の撤去は、思うように進まない。

 「とにかくスコップが重い。必要以上に体力が奪われていると感じる」

 被災地の中でも特に被害が大きかった広島市安佐南区の八木地区。現地で捜索にあたる自衛隊員が大きくため息をついた。あたり一帯は泥で茶色く染まり、岩や流木がごろごろと転がっていた。

 現場は山肌を切り開いた斜面の造成地だ。もともと「日本一地滑りが起きやすいエリア」(兵庫県立大学の室崎益輝・防災教育センター長)と言われていた。

 高校3年の男子生徒が行方不明になっている同地区の別の捜索現場。自衛隊員ら約50人が夜通しで泥のかき出しにあたったが、スコップで土をすくうたびに水を含んだまさ土が坂道を下ってくる。その繰り返しだった。難航する捜索の様子を遠巻きに見つめていた同級生(17)は「見守るしかない」と祈るように話した。

 近接する民家3軒が土石流の直撃を受け、男女5人の安否が分からなくなっている安佐南区の緑井地区。ここでは流木が捜索活動を阻んだ。

 無数の木々が泥の上に折り重なっているため、消防隊員がチェーンソーを使って細かく寸断。それをバケツリレーの形式で脇によけて、ようやく重機の移動ルートを確保するという手順を強いられた。

 同地区の男性(78)はめいと連絡が取れない状態が続いている。「作業がはかどらず、気をもんでいる。こんな光景見たことがない」と涙ながらに話す。流木や岩石は泥の中にも潜む。「本来なら、軟らかいまさ土はスコップが入りやすいはずだが、木の根がじゃまして、スコップが入らない」と、ある消防団員がうめいた。

 ただ前日からの懸命の活動により各所で重機の通り道ができつつあり、別の消防隊員は「木や土石を取り除かないと捜索は進まない。重機が来たので、これからだ」と気合を入れ直した。

 まさ土の影響は住民の復旧作業にも及んでいる。安佐南区緑井地区の無職、河野徳磨さん(87)の自宅ガレージには高さ20センチの泥が積もり、軽乗用車のタイヤが埋まっていた。「地道にやるしかないが1、2週間じゃ片付かない。人力だとかなりの重労働だ」と大粒の汗を浮かべて、スコップを動かした。


避難勧告遅れ「事実で遺憾」=広島市長が避難所訪問
時事通信 8月21日(木)13時33分配信

 広島市の松井一実市長は21日午後、家を失った住民らの避難所となっている同市安佐南区八木の市立梅林小学校を訪れた。松井市長は報道陣に対し、「避難勧告が遅れたのは事実で遺憾。しっかり検証して、是正するべきところは是正したい」と語った。
 松井市長は午後0時45分ごろ、同小の体育館を訪れ、住民らに声を掛けて回った。高齢男性が駆け寄って号泣した場面もあり、市長は「50年連れ添った奥さんを亡くされた方がおり、どきっとした」と振り返った。
 市長は避難勧告が遅れたことを認めた上で、「集中豪雨の中、発令していいのか、ちゅうちょしていた部分もあるのでしっかり検証したい」と説明。「避難している方にきちんとした仮住まいを提供できるよう、可能な限りの対応をさせていただきたい」と語った。 


両陛下、静養取りやめ
2014年8月21日(木)13時30分配信 共同通信

 宮内庁は21日、天皇、皇后両陛下が広島市の土砂災害で多くの犠牲者が出ていることに配慮し、22日から予定していた長野・軽井沢と群馬県草津町での静養を取りやめられた、と発表した。

 両陛下は27日まで軽井沢に滞在した後、草津町に移ってコンサート鑑賞などをして過ごし、29日に帰京する予定だった。

 宮内庁は20日、軽井沢でのテニスや大日向開拓地散策などの予定取りやめを発表していた。両陛下が当初、静養自体を中止する意向を示したのに対し、宮内庁が秋以降続く行事に備えて静養を取るよう勧め、いったんは了承していたが、被害が拡大したため、あらためて取りやめを決めたという。


両陛下、静養全日程お取りやめ 広島土砂崩れで
産経新聞 8月21日(木)13時20分配信

 宮内庁は21日、広島県で発生した土砂災害で多くの犠牲者が出ていることを受け、天皇、皇后両陛下が22~29日に予定していた長野、群馬両県での静養について、全日程を取りやめられると発表した。

 宮内庁によると、両陛下は、被害状況を心配し、行方不明者の安否を気遣われているという。

 両陛下は27日まで長野・軽井沢に滞在、群馬県草津町に移り、29日に帰京される予定だった。宮内庁は20日、軽井沢での予定の一部取りやめを発表していたが、被害が拡大していることから全日程を取りやめられた。


両陛下、静養取りやめ
時事通信 8月21日(木)12時37分配信

 宮内庁は21日、広島市での豪雨災害を受け、天皇、皇后両陛下が22~29日に予定していた長野県軽井沢町などでの静養を取りやめられると発表した。
 同庁によると、両陛下は多数の死者、行方不明者が出ていることに心を痛めているという。両陛下は静養中に群馬県草津町も訪れ、29日に帰京する予定だった。 


広島・土砂崩れに配慮、両陛下が静養取りやめへ
読売新聞 8月21日(木)12時36分配信

 宮内庁は21日、広島市で土砂崩れによる多数の死者や行方不明者が出ていることに配慮し、天皇、皇后両陛下が、22~29日に予定されていた長野県軽井沢町と群馬県草津町での静養を取りやめられると発表した。


<広島土砂災害>ツイッター見て高校生が泥撤去手伝う
毎日新聞 8月21日(木)12時30分配信

 広島市北部で20日未明に相次いで発生した土石流などの土砂災害で、同市安佐南区八木では、近くの広島県立安古市(やすふるいち)高校3年の男子生徒7人がボランティアで住宅前の泥の撤去などを手伝った。友人同士、ツイッターで呼びかけ合って午前8時に集合し、現場に入ったという。

 高橋誠さん(18)は「昨日はまだ土砂崩れの危険があったので、連絡を取り合いながら今朝から手伝うことにした。少しでも地元の人の力になれたら」と汗をぬぐいながら話した。【小松雄介】


<広島土砂災害>徹夜作業 悪天候で捜索難航
毎日新聞 8月21日(木)12時26分配信

Photo_19
不安そうに捜索活動を見つめる女性ら。現場近くに家族が住んでいて、行方不明のままだ=広島市安佐南区八木で2014年8月21日午前8時2分、長谷川直亮撮影

 40人を超える死者・行方不明者が出ている広島市の土砂災害現場では、20日から21日にかけて徹夜の捜索活動が続いた。しかし、道路が寸断されている上に大量の土砂に阻まれて作業は難航。21日未明には一時、天候悪化の知らせを受けて作業が中断した。避難所では体調不良を訴える住民もおり、不安と疲労の色が濃くなっている。【吉村周平、加藤小夜、平川義之】

 ■災害現場

 「雨雲が急速に発達しているので作業を中止します。みなさんも避難してください」

 日付をまたいで行われていた行方不明者の捜索は21日午前1時過ぎ、消防の現地対策本部からの一報で中断した。雨脚は弱かったが、作業を見守る家族らも現場から一時退去した。

 日が昇った21日朝も現場周辺の濁流の勢いは収まっていない。「家族の方はどこで寝ていましたか」。行方不明者が集中している安佐南区緑井7で、消防隊員らが住民の男性に問いかけた。大量の土砂で家屋の1階が流され、不明者がどこにいるのか見当がつかない。

 男性は「1階に寝ていた母が見つかっていない」と不安そうに話した。

 午前8時過ぎには陸上自衛隊の小型ショベルカーも入り、街を覆うがれきを取り除きながら土石流の流れた方向に沿って掘り進めていた。

 ■避難所

 避難所となっている安佐南区の市立梅林小では、住民ら約330人が不安な夜を明かした。21日早朝には自宅の様子を見に戻る住民の姿もあった。

 梅林小には市や学校の職員ら約20人が泊まり込んだ。体育館に約10台の扇風機を置くなどして暑さ対策をしている。21日朝には避難していた男性が体調不良を訴え、病院に救急搬送された。また、下着や衣服などの支援物資も配られた。

 県営住宅から避難している宮地将夫さん(67)は「午前3時ごろ目が覚めて眠れなくなった」と疲れた様子で話した。

 ■断水続く

 広島市水道局は21日午前6時から、土砂災害で断水した世帯のために市内5カ所で応急給水を実施。安佐南区緑井8の上緑井幼稚園では、ポリタンクなどを持った住民らが給水車の前に列を作った。

 主婦の高野清子さん(66)は「待ちに待った水でうれしい。昨夜までは浴槽に張った水をトイレに使い、備蓄していたミネラルウオーターも底をつきかけて不安だった」と話した。市水道局によると、21日午前6時現在、1230世帯で断水が続いている。


<広島土砂災害>「行政に精通ボランティア必要」救援始まる
毎日新聞 8月21日(木)12時11分配信

 広島市北部の集中豪雨被害で、自治体や団体などが救援、支援に乗り出した。広島市と市社会福祉協議会はボランティア受け入れの窓口となる「災害ボランティアセンター」を近く設置する方針。しかし、被災者のニーズの集約は進んでおらず、対応が急がれる。専門家は「行政に精通したボランティアらが求められる」と指摘する。

 国際医療NGO「AMDA」(本部・岡山市)と岡山県総社市は21日、合同で看護師1人を含む5人の先遣隊を派遣。避難所などにペットボトルのお茶やカップ麺などの救援物資を配るほか、今後の支援に向けた調査を始めた。JA尾道総合病院なども医師や看護師らを派遣した。

 岡山県警や鳥取県警などは機動隊員らを派遣。大阪市消防局も特別高度救助隊員ら7人を派遣した。大阪府は、広島県から支援要請があれば物資援助や職員の派遣を検討している。

 ただ、今月豪雨災害にみまわれた京都府福知山市や兵庫県丹波市にもボランティアが多数入っている。NPO「レスキューサポート関西」(東大阪市)の萩政明理事長は「すぐには手が回らない。まずは救援物資を送ることを考えたい」と話した。

 紀伊半島を中心に死者82人、行方不明者16人に上った2011年9月の台風12号災害で対応に当たった高瀬一郎・和歌山県危機管理局長は「正確な情報収集が第一。犠牲者の情報がない地域でも物的被害が広がっていた。市町村は現場対応に追われており、県職員を派遣した」と振り返った。

 関西大の河田恵昭教授(巨大災害)は「泥掃除、河川のゴミ拾いなど、やることはたくさんあるが、行方不明者の捜索が最優先」と指摘。今回は大都市が近く、物資的な不足は少ないとの見立てを示し、「被災者生活再建支援法の適用など、専門ボランティアが多く必要になる」と話した。【まとめ・小山由宇】


<広島土砂災害>21日午後3時以降も雨降る可能性
毎日新聞 8月21日(木)12時7分配信

 広島県内は21日も太平洋側から暖かく湿った空気が流れ込み、大気は不安定な状況が続いている。広島地方気象台によると、同日午後3時以降、豪雨で被害が出た広島市安佐北区や安佐南区などの地域で雨が降る可能性があるほか、22日以降も大気が不安定な状況が続くという。気象台は「少量の雨でも土砂崩れなどの危険性がある」と注意を呼び掛けている。

 気象台によると、22日正午まで24時間雨量は、広島県の多いところで40ミリと予想している。21日午前11時現在、広島市▽大竹市▽廿日市市▽安芸高田市▽安芸太田町▽北広島町--で大雨注意報が発令されている。広島市には洪水注意報も出ている。

 広島県内では花こう岩が古くなった「真砂土(まさど)」と呼ばれるもろい地質が広がっており、これまでに降った雨が土壌にどれだけたまっているかの危険性を指数化した「土壌雨量指数」が、大雨注意報が発令された場合の基準値を超えており、同気象台は「斜面などには近付かないでほしい」と話している。【松井聡】


<広島土砂災害>分析誤り、住民避難勧告が遅れに 市部長
毎日新聞 8月21日(木)12時2分配信

 広島市北部を襲った豪雨では、住民に避難を促すタイミングの難しさが改めて浮き彫りになった。市消防局の金山健三・危機管理部長は「誰も経験したことのない急激な雨だった」とした上で「分析を誤った部分もあるし、勧告が遅かったことも間違いない。基準を更に見直し、将来の糧にしなければいけない」と述べた。

 同市と広島県呉市にまたがる地域では1999年にも30人以上が亡くなる豪雨災害が発生。当時どの程度の雨で避難を促すか基準がなく避難勧告を出せなかった反省から、広島市は2000年、土壌に残る雨の量を計算し、更に予想雨量を加味して危険度を判定する独自の避難基準を設けた。

 ところが今回、降雨量は20日午前3時ごろに複数の観測地点で基準を超えたが、実際に避難勧告が出されたのは同4時15分。既に安佐北と安佐南の両区で土砂災害が起きていた。【高橋咲子】


<広島土砂災害>家屋損壊は45棟以上 1042人避難
毎日新聞 8月21日(木)11時58分配信

Photo_18
行方不明者が出ている民家(奥)に流れ込んだ流木やがれきを撤去する消防隊員ら=広島市安佐南区緑井で2014年8月21日午前9時7分、幾島健太郎撮影

 広島市北部で20日未明に相次いで発生した土石流などの土砂災害で、市の災害対策本部は21日、市内の家屋の損壊は少なくとも45棟、床下・床上浸水家屋も122棟に上ると発表した。崖崩れは112カ所、道路・橋の損壊は197カ所。ライフラインも寸断されており、1230世帯で断水し、900戸で停電が続いている。避難者は同日朝の時点で434世帯、1042人。2次災害の危険などから同市安佐(あさ)北、安佐南の両区で約16万人を対象に出された避難勧告は継続しており、避難生活が長期化する可能性も出ている。

 広島県警のまとめでは、死者は39人、行方不明7人。同日朝になり、新たに安佐南区八木の無職、立川洋二さん(81)、幸子さん(82)夫妻▽同区緑井、無職、田中和子さん(75)▽同区八木、自営業、戸川博文さん(59)--の4人の身元が確認された。

 一方、市災害対策本部の集計によると、行方不明者数はもっと多いという話が出るなど情報が入り乱れている。市はこの行方不明者数について「119番通報で出動した消防隊員らが現場で聞き取った『この家にいたはずの一家が見当たらない』などの情報を集約したもの」としており、同日中にも県警と情報交換する方針だ。

 現地では、消防のほか警察官約1700人、陸上自衛隊約520人が救助作業にあたっている。広島市内の消防団員347人、広島県内12の消防本部から派遣された消防士約100人も捜索に加わっており、生存率が大幅に下がるとされる72時間に向け、懸命の作業が続けられている。【石川裕士、吉村周平、高橋咲子】


「空振り恐れず、早めに避難を」=古屋防災担当相が現場視察―広島
時事通信 8月21日(木)11時58分配信

 古屋圭司防災担当相は21日午前、広島市安佐南区の土砂災害現場を視察し、豪雨災害の際の自治体や住民の心構えについて、「空振りになることを恐れず、早めの避難を」と訴えた。
 防災服姿の古屋担当相はまず、広島県警の安佐南署を訪れ、末本太署長から災害の全体状況について説明を受けた。署長が「まだ区内で数十人の安否確認ができていない」と説明すると、硬い表情で「数十人ですか」と繰り返し聞き直し、居合わせた署員らを「これからも緊張感を持って対応してください」と激励した。
 続いて同区緑井の災害現場に移動。土砂崩れでえぐられた山肌が見える自動車修理工場の屋上で、県担当者らの説明に聞き入った。 


死者・不明者の情報錯綜、夜通し手作業で捜索
読売新聞 8月21日(木)11時38分配信

Photo_17
警察や自衛隊らによる捜索活動を見守る男性(21日午前7時43分、広島市安佐南区八木で)=里見研撮影

 豪雨に伴う土砂災害で大きな被害を受けた広島市北部では21日午前にかけ、夜を徹して救助・捜索活動が続けられた。20日未明の発生から丸1日が経過したが、大量の土砂に阻まれて活動は難航している。

 広島県警によると、39人の死亡が確認され、なお7人が行方不明になっている。

 県警によると、死者39人のうち25人は安佐南区八木地区に集中しており、このほかは同区の緑井地区8人、山本地区2人など。行方不明者7人のうち5人も八木地区という。

 広島県などによると、21日の捜索態勢は、警察約1700人、陸上自衛隊約520人、消防・消防団約640人の計約2800人。しかし、土砂で押し流された家が多く、状況確認が難しい地域もある。

 安佐南区緑井地区には午前8時前、自衛隊の重機が初めて現場に入った。消防隊員によると、20日までは道がふさがれ、夜通し手作業での捜索が続いた。

 21日は、倒木をチェーンソーで切り、倒壊家屋のがれきとともに除去した上で重機を投入、捜索にあたった。周辺には行方不明者の家族らも駆けつけ、不安そうに作業を見守った。

 一方、広島市災害対策本部は、消防隊員らに聞き取った結果、21日午前6時現在で安否が確認できていないのは31人とした。市消防局は「連絡を取れない人を広く捜索対象としている」と説明。ただ、死者数は県警が確認した39人より少ない34人としており、情報は錯綜(さくそう)している。

 同本部によると、広島市内では21日午前6時現在、安佐南区の八木、緑井など7地区と安佐北区の可部南など15地区の計6万8813世帯16万4108人を対象に避難指示・勧告が出ている。安佐南、安佐北両区などで少なくとも住宅45棟が損壊したほか、113か所でがけ崩れが確認されたという。


15年前の「教訓」生かさず…砂防ダムは未整備
読売新聞 8月21日(木)11時12分配信

 広島県では1999年6月にも死者・行方不明者が32人に上る土砂災害が発生した。

 これを受け、県の有識者会議が砂防ダム建設など防災対策の強化を求めたが、今回の被害を防げなかった。

 県は99年の災害後、砂防学の専門家らによる有識者会議を設置。同年11月の提言で、広島市域について、「平地が極めて少なく、人口増加に伴って山沿いの崖の直下まで宅地が造成され、危険区域が多い」と指摘した。その上で土石流被害を防止する対策として▽適正な森林の整備▽石や樹木が流れ落ちるのを防ぐためのダム設置――などを示していた。

 県はこれまでに、県内約600か所に砂防ダムの新設や山の斜面の補強などを進めてきたが、県砂防課によると、今回の被災地区では未整備だったという。


収束の期待うらはら、雲が湧いて…雨量分析誤る
読売新聞 8月21日(木)11時12分配信

 広島市北部を襲った局地豪雨で、同市消防局の金山健三・危機管理部長は20日午後、記者団に対し、避難勧告の遅れを認めたうえで「今回は(雨量の)分析を誤った面があるのは間違いない」と語った。

 行政側は、どう対応したのか。時系列で追った。

 ◆雲が湧いている

 市内に8消防署、約1300人を擁する同市消防局は19日夜、338人という通常の当直態勢だった。事前に接近が予測できる台風などとは異なり、増員はしていなかったという。

 19日午後4時3分、広島地方気象台が大雨洪水注意報を発令。同9時26分、大雨洪水警報に切り替わった。消防局は、気象台や気象情報会社から提供された情報をもとに対応を進めた。

 日付が変わる頃には雨脚が弱まり、「収束してくれるかなという期待」(金山部長)もあったが、20日午前1時頃、状況は悪化した。消防局員が注視していた気象レーダーには、安佐北区付近に帯状の非常に強い雨雲が映り、一向に動かない。「雲がそこで湧いている」という状態だった。

 市は同1時35分、広島県などの土砂災害警戒情報を受けて市災害警戒本部を設置。同2時頃からは「家の中に水が入ってきた」などの119番が相次いだ。

 ◆発令基準

 警戒本部は同2時41分、市民ら約5万7000人が登録している防災情報メールで「危険を感じた場合には速やかに避難行動を」と知らせ、防災行政無線でも注意を呼びかけた。しかし、避難勧告を出したのは、それから1時間半たった4時15分だった。


<広島土砂災害>痕跡は葉脈のように…山肌の表層部分流失 
毎日新聞 8月21日(木)11時11分配信

Photo_16
大雨による土砂災害から一夜明け、山肌に大きな傷跡が残る八木地区=広島市安佐南区で2014年8月21日午前8時45分、本社ヘリから望月亮一撮影

 土砂災害に見舞われた広島市安佐南区の八木、緑井地区を上空から望むと、背後の山の谷筋に土砂が流れた痕跡が現れていた。山肌の表層部分が流失したとみられる。

 その様子は山の裏側にもくっきり。かなり上部から駆け下った土砂が途中で合流し、ふもとに至った様子が一目瞭然で、その跡は葉脈のようにも見える。【望月亮一】


1700人態勢の捜索続く
2014年8月21日(木)10時15分配信 共同通信

Photo_15
 発生から一夜明け、行方不明者の捜索を続ける自衛隊員=21日午前6時46分、広島市安佐南区

 局地的豪雨による土砂災害に襲われた広島市では、一夜明けた21日も広島県警や消防、陸上自衛隊など約1700人態勢で、行方不明者の捜索や救助を続けた。県警によると、死者は39人、行方不明者は7人。安佐南署では身元確認の作業が夜通しで続けられた。

 広島市安佐南区の土砂崩れ現場では、行方不明になっている男子高校生を捜索。応援に来た大阪府警や岡山県警の警察官ら数十人がスコップで泥をかき出していた。

 20日に上空から視察した古屋防災担当相は21日、多くの家屋が流された安佐南区を訪れ「広範囲に被害が及んでいることを実感した。不明者の捜索に全力を挙げたい」と述べた。


広島土砂崩れ 兄弟生き埋め「助けるからね」消した土砂
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

Photo_14
土砂が流れ込んだ住宅街では、警察官や消防隊員らが、水に漬かりながら住民の救助にあたっていた=20日午後0時8分、広島市安佐南区(森田達也撮影)(写真:産経新聞)

 深緑の山々を切り裂く大量の土砂が、住民が寝静まった未明の集落をのみ込んだ。39人が死亡、7人が行方不明になった20日の広島市の土砂災害。「子供が生き埋めに。誰か助けてください」。幼い息子が生き埋めになった母親の悲痛な叫び声が響く。懸命の救助活動が続く中、消防隊員が死亡する二次被害も起きた。避難所となった学校で夜を迎えた住民たちの不安と疲労は濃い。

 午前2時半ごろ、安佐(あさ)南区の山本地区。あまりの雷雨の激しさに寝つけなかった自営業の村上正幸さん(35)は突然、自宅が揺さぶられるのを感じた。窓から外をのぞくと、裏山の一部が崩落していた。

 「早く避難しないと」。すぐに一家5人で付近のコンビニに向かった。10分もしないうちに再度の崖崩れが起き、1階の壁が土砂でなぎ倒された。「間一髪でした」と声を絞り出した。

 平野遥大(はると)君(11)と都翔(とわ)ちゃん(2)兄弟が生き埋めになり、死亡した民家は隣の家だった。

 「子供が埋まっている。男手がいる」。午前3時ごろ、住民たちが叫ぶ声を、近くの団体職員、服部良輝さん(34)が聞いた。外に出ると、1階部分に大量の土砂が流れ込んだ民家が目に飛び込んできた。

 民家の向かいに住む男性会社員(47)は救出に走り出した。和室の前で兄弟の母親が「ここにいる。助けてあげて」と必死に訴えてきた。母親が指さす土砂の下に腕一本だけが入る隙間があった。そこから手を伸ばすと、人肌に触れた。まだ温かかった。

 「早く助けるからね」。そう呼びかけて、目の前の土砂を夢中でかき分けた。服部さんや他の住民も救助に加わったが、土砂が大量すぎて手に負えなかった。それでも土を掘り続けた男性の両手は爪が3枚はがれ、血にまみれた。「そこにいるのが分かっていて何もできなかった。無力だ」と声を詰まらせた。

 午前3時半ごろ。同区八木地区の県営住宅1階に住む無職、田丸美栄子さん(50)は地震のような揺れと音で目を覚ました。直後に泥が押し寄せてきた。山側の部屋にいた父の芳嗣(よしつぐ)さん(76)は目と鼻と口を残して全身が埋まり、身動きが取れない状態に。

 真っ暗な中、力いっぱい引っ張り、肩のあたりまで泥の中から助け出した。その瞬間「ドドドド」と戦闘機のような音。再び土砂が流れ込み、顔さえもふさぎそうになった。近所の男性4、5人に助けを求め、何とか救助した。

 小学校の体育館で、芳嗣さんは寝たきりのまま「埋もれているときは、ふわふわと浮いているような感じ。死ぬかもしれないという実感すらなかった」と消え入りそうな声で話した。


広島土砂崩れ エリア狭く特別警報発表されず 見直し求める声
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

 広島市で発生した大規模な土砂災害は大きな被害を出したが、気象庁が雨に対する最大の警戒を呼びかける「特別警報」を発表することはなかった。気象庁は「発表基準を満たさなかった」と説明するが、過去に特別警報が出た自治体からはより限定された地域での大雨でも特別警報の対象になるよう発表基準の見直しを求める声が上がる。

 気象庁によると、昨年8月の運用開始以降に発表された特別警報は計3例。今回は狭いエリアで短時間に雨が降ったため、特別警報の「府県程度の広がりを持つ被害で、さらに降り続く恐れがある」との基準に該当していなかった。こうした基準について、自治体からは再検討を求める声も上がる。台風11号の接近に伴い、今月9日に大雨特別警報が出た三重県では、各市町への聞き取り調査で、「市町別かブロック別に発表するなど、もう少し精度の高い情報がほしかった」という意見が多かった。県では気象庁に、地域別などきめ細かな発表を行うよう要請する方針を固めている。

 ただ、気象庁はこうした要望に対し、「現在の技術の中では最大限の対応。基準の見直しは科学的にじっくり検討を重ねる必要がある」と慎重な姿勢だ。

 静岡大学の牛山素行(もとゆき)教授(災害情報学)は「基準見直しより、特別警報だけが防災情報ではないという意識を持ち、土砂災害警戒情報など他の情報にも注意を払う必要がある」と指摘している。


広島で土砂崩れ39人死亡7人不明 豪雨1時間120ミリ
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

Photo_13
土砂崩れの現場(写真:産経新聞)

 19日深夜から20日未明にかけ、広島市を中心に局地的な豪雨となり、広島市の安佐(あさ)南区、安佐北区で土砂崩れや土石流が発生、多数の住宅がのみ込まれるなどした。広島県警によると、39人が死亡し、7人が行方不明となっている。安倍晋三首相は急遽(きゅうきょ)、ゴルフを切り上げて関係省庁に救命・救助に全力で取り組むよう指示を出す一方、自衛隊、警察、消防も応援部隊を現地に派遣した。

 被害が大きかったのは安佐南区の八木、緑井、山本、安佐北区可部の各地区。八木地区を視察した国土交通省国土技術政策総合研究所によると、土石流は幅50メートル以上にもなり、スピードを維持したまま急斜面を駆け下りたという。

 日本海にある前線に暖かく湿った空気が流れ込んで大気が不安定になり、安佐北区では20日午前1時半から3時間の降雨量が観測史上最大の217・5ミリを記録した。1時間で最大120ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。

 県警が死亡を確認したのは、広島市安佐南区毘沙門台、安佐北消防署員、政岡則義さん(53)▽同区山本の小学5年、平野遥大(はると)君(11)、都翔(とわ)ちゃん(2)兄弟▽同区緑井の広島市都市交通部長、竹内重喜さん(54)ら。

 広島市災害対策本部によると、20日未明から「土砂で生き埋めになった」「川で流された」と119番通報が相次ぎ、安佐北区可部東で数人が生き埋めになったとの連絡もあった。政岡さんは可部東で住民5人を救助した後、救出した子供を抱いたまま、土砂崩れに巻き込まれて亡くなった。

 気象庁によると、安佐北区付近では20日午前3時50分ごろ、「記録的短時間大雨情報」が出された。広島市は20日午前4時15分以降に各地区に避難勧告を出した。広島市の松井一実市長は避難勧告が遅れたことに、「非常に残念。改善すべき点がないか、よく検討する」と述べた。


広島土砂崩れ もろい地盤に複合災害 集中豪雨一瞬で崩壊
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

Bb
広島市内に豪雨をもたらしたバックビルディング現象(写真:産経新聞)

 広島市で起きた大規模土砂崩れは、「バックビルディング現象」「まさ土(ど)」「表層崩壊」などが重なった「複合災害」だった。

 広島市を襲った20日未明の局地的な豪雨の原因について、気象庁は、積乱雲が連続的に発達する「バックビルディング」と呼ばれる現象が発生した可能性が高いとみている。

 現場周辺は花崗(かこう)岩が風化してできた「まさ土」と呼ばれる、もろい地質が広がり、水分を多く含むと強度が一気に落ちる特徴もあった。短時間の大量の降雨で、地盤の表面が崩れる「表層崩壊」が起きたとみられる。

 気象庁によると、太平洋高気圧の外側に沿った南からの湿った空気と、南西からの湿った空気が大分・愛媛間の豊後水道でぶつかり、日本海に延びた前線に向かって流入。その空気が中国山地にぶつかって上昇気流が生じ、20日未明は広島市周辺で急激に積乱雲が発達していた。

 広島市の中心部付近でも19日夜に1時間雨量で41・5ミリを観測。さらに、20日未明に入ると雨雲の発生エリアがやや北側に移動。気象レーダー画像によると、午前1時ごろから3時ごろにかけ、北東から南西に延びる雨域がかかり続けた。土砂災害のあった安佐(あさ)北区付近では1時間に最大120ミリ程度の猛烈な雨が降ったとみられる。

 今回の豪雨について、気象庁は「バックビルディング現象」が発生した可能性が高いと指摘する。この現象は、風上側の同じ場所で次々と積乱雲が発生して風に流され、ビルの背後に別のビルが並ぶように、積乱雲が1列に並ぶことを指す。

 積乱雲は雨を降らせると消えるが、この現象が発生すると風下で雨が降り続ける。実際、豪雨に見舞われた地区の上空では線状に雨雲が発達していた。

 一方、広島県には水を含むと崩れやすい、まさ土の地盤が広がっている。国土交通省が集計した土砂災害の危険性が高い場所は、広島県が約3万2千カ所で全国最多。それに加え、8月は台風などの影響で雨が多い状態が続き、広島市の19日までの30日間の雨量は平年の2・3倍の297・5ミリを記録。地盤が緩い状態になっていた。

 岩手大の井良沢(いらさわ)道也教授(砂防学)は「まさ土は砂に近い地質で水を含みやすい。極めて土砂災害が発生しやすい状況だった」と指摘。「8月に降り続いた雨の影響で地中に水分が多く含まれていたところに急激に大量な雨が降ったため、一瞬で崩壊したのではないか」と分析している。


広島土砂崩れ 男児抱え流される 避難誘導中に消防士死亡
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

 □安佐北消防署・政岡則義さん

 広島市の土砂災害では、消防士が二次被害に遭い、命を落とした。

 広島市安佐北消防署の消防司令補、政岡則義(のりよし)さん(53)は20日午前3時55分ごろ、「土石流が発生し、住民8人が危険な状況にある」との通報を受け、同僚3人と安佐北区可部東の災害現場へ向かった。

 現場に着くと、男児(3)を抱きかかえ、ほかの住民7人の避難誘導を開始。そのとき、再び発生した土石流に巻き込まれ、近くにいた男児の母親(42)と3人が生き埋めになった。午前9時55分ごろに助け出されたが、すでに心肺停止の状態で搬送先の病院で死亡。男児も死亡し、母親も負傷した。

 昭和54年に消防士を拝命した政岡さん。同僚は「レスキュー隊の経験が長く、知識も豊富で中堅として活躍していた。現場一筋の熱く正義感の強い人だった」という。

 平成24年7月には、非番の日に路上で単独事故を起こした車を発見。車内にいた重傷者に止血や呼吸確保などの応急処置を施し、無事救急隊員に引き渡したこともあった。

 災害現場での活動中に消防職員・団員が殉職した例は過去にも数多い。今回被害を受けた安佐北区では18年9月、台風13号で消防団員の男性が遺体で見つかった。23年9月の台風12号では和歌山県内の消防団員の男性2人が命を落としている。

 総務省消防庁によると、23年の東日本大震災では消防職員27人、消防団員254人が亡くなった。23年を除く20~24年に災害時に亡くなった職員、団員はいないという。


広島土砂崩れ 遅れた避難勧告、通報の1時間後
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

 平地が少なく、人口増加に伴い山間部を切り開いて宅地開発を行ってきた広島市。過去にも大きな土砂災害がたびたび発生し、現場周辺も危険性が指摘されていた。しかし、避難勧告が出されたのは、最初の土砂崩れ通報から1時間後になるなど対応は後手に。市消防局の金山健三危機管理部長は「災害に対する分析を誤ったのは間違いない。災害が起きる前に避難勧告を出せず遅かった。見直しの必要がある」と話している。

 広島市周辺では10年に1度の割合で、大規模土砂災害が起きている。平成11年6月29日、同市や呉市を中心に発生し、土砂災害防止法制定の契機となった土砂災害では計325カ所が、がけ崩れや土石流で被災、死者31人、行方不明1人という大きな被害となった。今回の現場となった広島市安佐南区と安佐北区でも6人が死亡した。

 広島地方気象台が最初の大雨警報を発表したのは、19日午後9時25分。大雨による土砂災害の危険が高まったとして、県などが広島市と廿日市市に「土砂災害警戒情報」を出したのは20日午前1時15分だった。

 午前3時20分ごろ、安佐南区で「土砂崩れがあり、男の子2人が生き埋めになった」という119番通報が入った。広島市が災害対策本部を設置したのは午前3時半ごろ。広島地方気象台は午前3時50分ごろには、「記録的短時間大雨情報」を発表したが、このころには被害が広がっていたとみられる。

 午前4時20分ごろ、安佐北区で根谷川が氾濫。市対策本部は同じころ、浸水の恐れがある安佐北区の4地区に避難勧告を出したものの、安佐南区で避難勧告が出たのは、土砂崩れ通報から1時間以上たった午前4時半ごろだった。

 広島市内では19日夜から激しい雨が断続的に降り続いたが、市内8消防署の当直態勢は通常と変わらない約330人だった。


列島に点在する土砂災害の危険地域 年間1000件、前兆に警戒を
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

Photo_12
土砂災害の前兆現象(写真:産経新聞)

 広範囲な土砂災害が起きた広島市と同様、傾斜が急な山の多い日本には土砂災害が発生しやすい場所が全国に点在する。引き続き各地で土砂災害が起こりやすい状況で、前兆現象に留意する必要がある。

 広島市の現場は先月、中学生1人が亡くなった長野県南木曽(なぎそ)町の現場と同様に「花崗(かこう)岩」と呼ばれる岩石からできており、土砂災害が起きやすい環境だった。

 内閣府のホームページ「政府広報オンライン」によると、土砂災害が発生する恐れのある危険箇所は全国に約52万カ所。平成25年までの10年間に平均して1年間に千件もの土砂災害が起きている。これまでの大雨で地盤が緩み、増水している河川があることから、引き続き警戒が必要だ。

 気象庁によると、21日正午までの24時間に予想される雨量は多い所で、九州北部で100ミリ、中国で60ミリの見込み。中国の山陽と山陰では21日午後6時までの1時間の雨量は多い所でともに25ミリと予想されている。

 特に、広島県と佐賀県、長崎県で土砂災害の危険度が高い所があるため、少ない雨でも土砂災害が発生する恐れがあるという。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だとしている。

 内閣府ホームページでは、川の水が濁って流木が交じり始める▽崖にひび割れができる▽樹木が裂ける音や山鳴りが聞こえる▽腐った土の臭いがする-といった場合は土砂災害の前兆現象と捉えて、いち早く安全な場所に避難するように呼びかけている。


広島土砂崩れ 首相「政府一体で救助指示」 ゴルフやめ急遽帰京
産経新聞 8月21日(木)7時55分配信

 安倍晋三首相は20日、広島市の集中豪雨による土砂崩れに関し、被害者の救助や被害状況の把握、被害の拡大防止措置を徹底するよう関係省庁に指示した。首相は静養先の山梨県鳴沢村の別荘から急遽(きゅうきょ)帰京し対応に当たり、夜に別荘に戻った。

 首相は同日午前、官邸で古屋圭司防災担当相から報告を受けた後、記者団に「政府一体となって救命、救助の対応に当たるように指示した」と述べた。また、広島県による陸上自衛隊の災害派遣要請を受け、捜索活動にあたる自衛隊員の態勢強化を表明。午後も情報収集などに努め、古屋氏を現地に派遣した。

 政府は20日午前4時20分に危機管理センターに情報連絡室(後に官邸連絡室に格上げ)を設置し、8時50分には首相の指示が午前6時半に出されたと文書で発表した。

 また、関係省庁による対策会議を開き、現地災害対策室を広島県庁に設置することを決めた。

 首相は午前8時ごろから、山梨県富士河口湖町で森喜朗元首相や茂木敏充経済産業相らとゴルフをしていたが、約1時間後に中止。午前11時ごろ官邸に到着した。一部野党からゴルフを始めたこと自体への批判が出ており、首相が夜に別荘に戻ったことについても問題視する可能性がある。

« 宮城沖地震に関するニュース・1732,2014年8月21日 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は51人に・4 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/60184435

この記事へのトラックバック一覧です: 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、7人不明・3:

« 宮城沖地震に関するニュース・1732,2014年8月21日 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は51人に・4 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30