« 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は52人に・5 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、42人死亡、不明者は43人に・7 »

2014年8月22日 (金)

広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は52人に・6

広島市北部の安佐南、安佐北両区で20日未明、局地的に猛烈な雨が降り、10カ所以上の土砂崩れが発生、多数の住宅に土砂が流れ込んだ。

広島県警によると、この土砂崩れ39人が死亡し、調査が進むにつれ、行方不明者は52人になったほか、けが人も多数出ており、自衛隊・消防隊などが救出や捜索を続けている。

最初のニュース
2番目のニュース
3番目のニュース
4番目のニュース
5番目のニュース

リンク:<広島土砂災害>緊急災害調査団を発足、調査開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 首相、24日に現場視察、閣僚会議で「生活再建に全力を」と指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相、24日に広島被災地訪問…被害現場視察へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>死者40人、行方不明者47人 22日午後 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助・捜索を阻む雨、死者40人・不明47人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>八木3丁目…狭いエリアに被害が集中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 被災地で警察官装った不審電話や空き巣、県警が注意呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:23日も大雨突風警戒=前線の影響、広域で―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂流出、50カ所で=航空写真を分析―国土地理院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「心も体もしんどい」避難住民 疲労も極致 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>「過去に何度も土石流」 広島大大学院教授 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難勧告2時間前から基準雨量 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<広島土砂災害>安倍首相が現場視察へ 関係閣僚会議  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ワイヤセンサー20カ所設置へ=土砂の二次崩壊、事前に検知―国交省など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島被災地で空き巣、避難呼びかけるニセ電話も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 川で男性遺体発見 死者40人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:愛された「鳥ちゃん」=犠牲の球児、夢かなわず―捜索見守った仲間無念・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、24日現地視察=広島土砂災害、対策アピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島の不明者捜索に「特殊救助隊」派遣…警視庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:機動隊員ら250人、広島派遣=土砂災害で緊急援助隊―警視庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<広島土砂災害>大量のがれき処理費9割を負担 政府方針 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「できれば避けたかった」=広がる避難指示、介護父と退避 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「発生72時間」募る焦燥=断続的雨、活動阻む―捜索の自衛隊に同行・広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島などの激甚指定検討=8月豪雨に「一体対応」―古屋防災相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もう1人も心肺停止=広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「表層崩壊」人工の雨で再現 - 速報:@niftyニュース.
リンク:豪雨での斜面崩壊実験公開=避難指示の指標に―防災科研 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災地で空き巣相次ぐ=警察が注意喚起―広島市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:捜索難航、たびたび中断=死者40人、不明47人に―広島市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:山崩れの兆候、捜索中断=県警など退避―広島土砂災害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 流出アパートの新婚夫婦不明、お腹に赤ちゃん…家族悲痛 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 球児の死亡確認、同級生の祈り届かず… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 集会所にも土砂…86歳女性が犠牲に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:広島土砂災害 再び大雨、焦る捜索隊 一時中断「もどかしい」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<広島土砂災害>緊急災害調査団を発足、調査開始
毎日新聞 8月22日(金)21時49分配信

 広島市の土砂災害を受け、土木学会中国支部が22日、緊急災害調査団(団長=土田孝・広島大教授)を発足させ、災害現場の調査を始めた。約1カ月間調査し、報告書を取りまとめる。調査団は地盤工学や気象学、防災計画の専門家ら10人で構成。土砂崩れの発生状況や被災実態、住民の避難行動なども調べる。

 この日は、土田団長ら7人が被害の最も大きかった安佐南区八木などを歩いて視察。土田団長は周辺に堆積(たいせき)している真砂土(まさど)を手に取り「約90%は砂浜の砂のような粒子でできていて、水を含むと粒子の結びつきが弱まり崩れやすくなる」と話した。

 また、広島工業大の熊本直樹教授(地盤工学)は「昔は時間雨量が100ミリを超えることは珍しかったが、近年は頻繁に起こっている。都市計画や防災計画を根本から考え直さないといけないのでは」と話した。【吉村周平】


広島土砂災害 首相、24日に現場視察、閣僚会議で「生活再建に全力を」と指示
産経新聞 8月22日(金)21時38分配信

 政府は22日、広島市の土砂災害に対する関係閣僚会議を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「被災自治体や関係機関との緊密な連携の下、全力を挙げて救命救出活動や被災者支援に万全を期してほしい」と指示した。首相は被害規模や復旧作業の状況を把握するため24日に広島市を訪問し、現地視察する。

 首相は被災者支援に関し「ライフラインの早期復旧に努め、食料・医療など生活必需品の供給、精神面も含めた健康確保のほか、被災者の生活再建に向けた支援に政府一体となって対応してほしい」と語った。

 古屋圭司防災担当相は会議後、災害復旧事業で国の補助率を引き上げる激甚災害指定について「台風11、12号、前線による一連の大雨被害を一体的に見る考え方で対応したい」と記者団に述べた。

 これに先立ち、政府は土砂災害に関する非常災害対策本部を設置した。災害対策基本法に基づき、関係省庁会議を格上げした。

 本部長の古屋氏は初会合で「救出活動の長期化も予想される。行方不明者の救出や被害拡大防止に全力を挙げてほしい」と各省庁に指示した。


首相、24日に広島被災地訪問…被害現場視察へ
読売新聞 8月22日(金)21時34分配信

 政府は22日、広島市の土砂災害を受けた関係閣僚会議を首相官邸で開き、迅速な救命救助と被災者支援に全力を挙げる方針を確認した。

 安倍首相は会議で、「多数の方々が避難所などで不自由な状況に置かれている。一日も早く元の生活に戻れるよう、政府一体となって対応していただきたい」と指示した。首相は24日に被災地を訪れ、被害現場などを視察する予定だ。

 古屋防災相は会議後、被災地の激甚災害指定について、「台風12号、11号、一連の前線(による豪雨被害)の状況を一体的に見て対応を考えている」と記者団に述べ、今回の土砂災害を含め、今年起きた複数の災害への指定を検討していることを明らかにした。


<広島土砂災害>死者40人、行方不明者47人 22日午後
毎日新聞 8月22日(金)21時18分配信

Photo_6
土砂災害が起きた現場で捜索活動をする消防隊員ら。周囲にはカラフルな折り鶴が落ちていた=広島市安佐南区八木で2014年8月22日午後5時38分、小川昌宏撮影

 20日未明に広島市北部を襲った豪雨による土砂災害で、広島県警は22日午後、死者が1人増え40人になったと発表した。新たに川に流された高齢男性の遺体が見つかった。一方、行方不明者は安否確認が進んだため47人となった。被災地ではこの日、警察や自衛隊、消防が約2700人態勢で救助活動にあたったが、新たな生存者の救出はなかった。現場は23日未明、生存率が極端に下がるとされる「発生後72時間」を迎えることから夜通しの捜索が続いた。

 県警によると、22日午前11時50分ごろ、同市中区上幟(かみのぼり)町の京橋川にかかる栄橋付近で、近くの女性から「人が流されている」と110番があった。県警と消防が下流で高齢の男性を引き上げたが、死亡が確認された。20日午前5時ごろ、直線距離で約16キロ上流にある同市安佐北区三入(みいり)南2で「80代男性が川に流された」との通報があり、県警はこの男性の可能性が高いとみて確認を進めている。

 また、県警は死者のうち同市安佐南区八木3、薬剤師、井上裕美さん(36)と同所、無職、西山俊彦さん(53)の2人の身元が確認されたと発表した。

 被災地では22日昼ごろまで断続的に雨が降り、市は2次災害の危険があるとして一部地域に避難指示を出した。安佐北区と安佐南区の全域に出された避難勧告も継続中で、依然約2000人が避難所での生活を強いられている。

 一方、市社会福祉協議会は22日、安佐南区地域福祉センター(同区中須1)と安佐北区総合福祉センター(同区可部3)の2カ所に災害ボランティアセンターを設置。被災者から土砂撤去などの要望が多く寄せられており、既に市民や大学生らがボランティアとして参加しているという。問い合わせは安佐南区(080・2931・3142)、安佐北区(080・2931・4242)。午前9時~午後5時。【石川裕士、高橋咲子、黄在龍】


救助・捜索を阻む雨、死者40人・不明47人に
読売新聞 8月22日(金)21時17分配信

Photo_5
二次災害の危険性が指摘され、警察官に誘導されて避難する住民(22日午後3時42分、広島市安佐南区八木で)=菊政哲也撮影

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害で22日、新たに1人の死亡が確認され、死者は40人になった。

 広島県警によると、身元や安否の確認が進み、行方不明者は47人。生存率が急激に低下するとされる「災害発生から72時間」が23日未明に迫り、22日も懸命な救助・捜索活動が続けられたが、断続的に雨が降り、二次災害の恐れがあるため中断が繰り返された。各地の避難所には2200人近くの住民が身を寄せており、帰宅のめどは立っていない。

 県警によると、新たに死亡が確認されたのは、広島市安佐北区三入(みいり)南の男性(83)とみられ、豪雨の際に川へ流され、行方不明になっていた。男性は22日午前11時50分頃、現場から約20キロ下流の同市南区京橋町の京橋川で見つかった。

 県警は21日に行方不明者数を51人と発表していたが、身元や安否の確認が取れたため、人数が減ったと説明している。

 死者のうち新たに3人の身元が判明し、身元がわかったのは34人になった。


<広島土砂災害>八木3丁目…狭いエリアに被害が集中  
毎日新聞 8月22日(金)21時6分配信

 広島市北部を襲った土砂災害の被災地のうち、特に人的被害が大きかったのは同市安佐南区の八木3丁目周辺だ。この一帯だけで約40人が死亡したり、行方不明になったりしたとされる。新築間もないアパートも1棟ごと流失した。被害地域を上空から眺めると、住宅地が谷筋に深く食い込んだ極めて狭いエリアに被害が集中したことが見て取れる。22日も多くの警察官や自衛隊員などが現地で救助活動をしたが、山から流れ下る水は途切れることがなく、2次災害の脅威にさらされ続けた。

 現地を歩くと、ふもとから山頂に向かって生活道路が一直線に延びていた。坂はかなり急で、車のスリップを防止するための模様が目立つ。1棟ごと流失したとみられるアパート「ルナハイツ」があった場所は、山の上部の谷筋とつながっており、周辺の民家もろとも、跡形もなく押し流されていた。

 この日午後3時ごろ、付近で救出作業にあたる警察官らに「山が動いている」という情報が流れ、緊張が走った。自衛隊員や消防隊員らも相次いで作業を中断し、一時避難した。上空や地上から点検したが、山に異常はなく、同4時ごろ、捜索は再開された。広島市消防などによると、付近の人から「沢の近くの地形が変わったようだ」と通報があったという。

 近くには、片付けや掃除のために帰宅していた住民も多く、慌てて避難した。避難所となっている市立梅林(ばいりん)小には荷物を持った住民が次々に訪れた。自宅に荷物を取りに帰っていたという男性(52)は、「沢の上流から警察官が一度に駆け下りてきたので『やばい』と思った。雨が降ったらいつ土砂崩れが起きてもおかしくない場所。すぐに逃げました」と興奮した様子で話した。別の男性(64)は「家は大丈夫だったが、警察官がマイクで避難を呼びかけていたので、急いで逃げた。指示だから仕方ない。避難所は初めてで、後から来た私の居場所は端っこです」と疲れた様子だった。【田辺佑介、加藤小夜、久野洋、岸川弘明】


広島土砂災害 被災地で警察官装った不審電話や空き巣、県警が注意呼びかけ
産経新聞 8月22日(金)21時2分配信

Photo_4
不明者の捜索を再開する消防隊員たち=22日午前、広島市安佐南区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 土砂災害の被害を受けた広島市の被災地で、警察官をかたって、住民に避難を呼びかける不審な電話や訪問があったとして、広島県警が注意を呼びかけている。窃盗目的で住民をおびき出す手口の可能性があるという。被災地では、避難後の民家を狙った空き巣も発生しており、県警は警戒を強めている。

 県警によると、同市安佐南区八木で21日、民家に警察官を名乗る女から「避難勧告が出ているので避難してください」などと電話があった。

 一方、県警によると、同市安佐北区可部東では20日午後4時~翌21日午前9時のいずれかの時間に、避難して住人が不在となった民家に空き巣が入った。破損したドアから室内に侵入したとみられ、帰宅した住人が、現金約1万円と腕時計4個(計1万円相当)が盗まれていたのに気付いた。

 このほか、同じ地区にある別の住宅には室内を物色された形跡が残っていたという。県警幹部は「パトロール強化に努めているが、住民の方々も戸締まりを徹底し、貴重品はできるだけ身に付けてほしい」と話した。


23日も大雨突風警戒=前線の影響、広域で―気象庁
時事通信 8月22日(金)20時55分配信

 気象庁は22日、日本列島の広い範囲で23日にかけて非常に激しい雨が降る所があるとして、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。落雷や突風、降ひょうにも注意が必要。
 列島沿いに延びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるほか、上空に寒気が流入し、大気の状態が非常に不安定になる見込み。
 23日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、北海道150ミリ、東北120ミリ、北陸100ミリ、中国70ミリ。 


土砂流出、50カ所で=航空写真を分析―国土地理院
時事通信 8月22日(金)20時43分配信

 広島市北部の土砂災害で、国土地理院は22日、航空写真を基に土砂の流出範囲を割り出した地図をホームページで公開した。安佐南区から安佐北区にかけて、約50カ所で土砂が流出していたとみられる。
 公開された地図によると、大きな被害が出た安佐南区八木付近では、狭い間隔で土砂が流出しており、約15カ所で流れ出していた。 


<広島土砂災害>「心も体もしんどい」避難住民 疲労も極致
毎日新聞 8月22日(金)20時23分配信

 広島市北部で相次いで発生した土石流などの土砂災害。被災地では、21日夜から雨が降り始め、広島市は安佐南区、安佐北区の一部に避難指示。市立梅林小では22日午前、避難者が約490人まで増えた。避難を強いられている住民の疲労もピークに達している。

 無職、清水ヌラエさん(72)は「昨夜は雨音で眠れなかった。この生活が何日も続くと思うと心も体もしんどい」と語った。

 水飲み場で孫の写真についた泥を落としていた主婦(62)は「雨が降ったら戻れないと思い、昨日の昼間に家から写真を捜してきた」。自宅は半壊し、土砂がたまっているといい「今は目の前のことで頭がいっぱいだ」と話した。【加藤小夜、石川将来】


<広島土砂災害>「過去に何度も土石流」 広島大大学院教授
毎日新聞 8月22日(金)20時20分配信

 広島市北部で相次いで発生した土石流などの土砂災害。今回の土砂災害について、軟らかい地質の真砂土(まさど)だけでなく硬い地質でも起きたと指摘している広島大大学院総合科学研究科の海堀(かいぼり)正博教授(砂防学)が22日、広島市安佐南区八木の土石流現場の写真を毎日新聞に提供した。土石流跡に硬いはずの30~50センチの堆積(たいせき)岩や流紋岩のかけらがみられ、風化して真砂土になる前の花こう岩の巨岩はないことが分かるという。

 海堀教授は「過去に何度も土石流が起きていたことも分かった。今後の雨でこれらの土石が下流に流れる危険性も考えた対策が必要だ」と話した。【小山由宇】


避難勧告2時間前から基準雨量
2014年8月22日(金)20時12分配信 共同通信

 広島市の土砂災害で市が20日未明に避難勧告を出す2時間以上前から、勧告を出す指標となる「避難基準雨量」に達していた観測地域があったことが22日、市への取材で分かった。基準雨量は1999年6月の広島市の豪雨災害を教訓に導入されたが、避難に生かすことはできなかった。

 市は「基準に達した後の雨量が想定以上だった」と説明。松井一実市長は22日、速やかに勧告を出せるよう手順を見直す考えを示した。

 市は99年の豪雨災害を受け、土壌に吸収された水分量を算出した「実効雨量」を市内52地域で観測。地形など特性に応じ、地域ごとに避難基準となる雨量を設定している。


<広島土砂災害>安倍首相が現場視察へ 関係閣僚会議 
毎日新聞 8月22日(金)19時56分配信

 政府は22日、首相官邸で広島市北部の大規模土砂災害に関する関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は「現場の救命活動への影響を勘案し、事情が許せば速やかに現場を視察したい」と述べ、近く被災現場を視察する意向を示した。24日に現地入りする予定。消防庁を所管する新藤義孝総務相も23日に現場に入り、行方不明者の救出活動にあたる消防隊員を激励する。

 首相は関係閣僚会議の冒頭、「非常災害対策本部を設置し、政府一体となって対応を加速化する体制を整えた。一刻も早い救命、救助に全力を尽くすようお願いしたい」と指示。その上で、電気や水道などライフラインの復旧、食料や衣服など生活必需品の提供、心のケアも含めた住民の健康対策に取り組む考えを強調した。【佐藤慶】


ワイヤセンサー20カ所設置へ=土砂の二次崩壊、事前に検知―国交省など
時事通信 8月22日(金)19時38分配信

 国土交通省と広島県は22日、広島市安佐南区と安佐北区の土石流発生現場で、二次的な土砂崩壊を事前に検知する「ワイヤセンサー」を設置することを決めた。大規模な土石流などが発生した31カ所のうち、上部に大量の土砂が残っていて崩れる危険がある20カ所程度に設置する。
 ワイヤセンサーは、山の谷筋に張ったワイヤが土砂のわずかな移動で切断されると、下流に設置したサイレンが鳴る仕組み。 


広島被災地で空き巣、避難呼びかけるニセ電話も
読売新聞 8月22日(金)19時32分配信

 広島市北部の土砂災害の被災地域で、避難者宅を狙った空き巣被害が出ていることが、広島県警への取材でわかった。

 県警は、メールマガジンなどで住民に注意を呼びかけるとともに、パトロールを強化する。

 県警によると、同市安佐北区可部東で21日午前、避難先から自宅の様子を見に戻った住民が、1万円と腕時計4個(時価計1万円相当)がなくなっているのに気づき、110番した。土砂崩れでドアが壊れ、施錠できなくなった玄関から何者かが侵入したらしい。

 付近の民家でも同日朝、避難先から戻った住人が、1階の窓が割られ、室内を土足で歩いたとみられる靴跡を見つけた。盗まれたものはなかったという。

 同市安佐南区では21日、マンションに住む男性宅に警察官を名乗る女から「避難勧告が出たので避難してください」と電話があったほか、別の男性宅にも警察官を名乗る男が訪れ、避難を呼びかけた。当時、避難勧告が出ていなかった地域という。


広島土砂災害 川で男性遺体発見 死者40人に
産経新聞 8月22日(金)19時26分配信

 広島市北部の大規模土砂災害で、市災害対策本部は22日、新たに同市内の川で高齢男性の遺体を発見したと発表した。「川に流された」との通報があり、消防などが捜索していた。死者は40人となった。


愛された「鳥ちゃん」=犠牲の球児、夢かなわず―捜索見守った仲間無念・広島
時事通信 8月22日(金)19時15分配信

 広島市の土砂災害は「鳥ちゃん」の愛称で親しまれた高校球児の夢も奪った。野球部の仲間たちは生存を信じて捜索活動を連日見守ったが、願いはかなわなかった。
 22日に死亡が確認されたのは、安佐南区八木の県立安西高3年、鳥越康太君(17)。自宅にいたところを土石流にのみ込まれたとみられる。左官業の父勇司さん(46)も死亡した。
 大柄で、めったなことでは怒らない優しい性格。レギュラーではなかったが、7月の県大会1回戦では代打で二塁打を放つ活躍だった。
 野球部の保護者会で会長を務める男性は「バッターボックスに立つだけで、ベンチはもちろん観客席も沸くような子だった。明るいムードメーカーで、一番人間味があった」と振り返る。
 野球部の仲間たちは20日、連絡が取れない鳥越君を心配し、自宅のあった場所近くに駆け付けて捜索を見守った。21日も20人以上が集まり、遅くまで帰ろうとしなかった。
 「料理の専門学校に進学し、すし職人になる」と周囲に夢を語っていた鳥越君。1年の時に同じクラスだった古賀亮祐君(17)は「いつもニコニコしていたのが忘れられない。まだ信じられない」と声を詰まらせた。 


安倍首相、24日現地視察=広島土砂災害、対策アピール
時事通信 8月22日(金)19時11分配信

 安倍晋三首相は、大規模な土砂災害が起きた広島市の現場を24日に視察する。災害後にゴルフを始めたり、静養先に戻ったりした首相の対応を野党が批判しており、早期に現地入りして対策に全力を挙げる姿勢をアピールし、批判をかわしたい考えとみられる。
 首相は22日、広島市土砂災害の関係閣僚会議で「現場の事情が許せば可能な限り速やかに視察したい」と述べた。閣僚会議後、首相は官邸で会った広島県選出の河井克行衆院議員から早期の視察を促されたのに対し「現場に絶対に迷惑は掛けてはいけない」と語り、行方不明者の救出活動に影響が及ばないようにする意向を強調した。 


広島の不明者捜索に「特殊救助隊」派遣…警視庁
読売新聞 8月22日(金)19時8分配信

 広島市北部の土砂災害で、警視庁は22日夕、災害救助の専門部隊「特殊救助隊」(SRT)や機動隊員ら計約250人を現地に派遣した。

 23日から被害の大きい同市安佐南区を中心に不明者の捜索にあたる。SRTは2012年に新設され、昨年10月に伊豆大島で起きた土砂災害にも派遣された。

 一方、厚生労働省は22日、村木厚子次官を本部長とする災害対策本部を設置し、初会合を開催。ライフライン(生活物資補給路)の早期復旧や被災者の健康確保に努めることを確認した。


機動隊員ら250人、広島派遣=土砂災害で緊急援助隊―警視庁
時事通信 8月22日(金)19時5分配信

 広島市で起きた大規模な土砂災害で、警視庁は22日、救出活動を支援するため機動隊員ら約250人の広域緊急援助隊を広島市に派遣した。23日に現地に到着する予定。
 災害救助を専門とする特殊救助隊も派遣し、大きな被害が出た安佐南区付近で活動する。小型重機も持ち込む。
 特殊救助隊は、昨年10月に記録的な豪雨で土石流災害が起きた東京・伊豆大島(大島町)にも派遣された。 


<広島土砂災害>大量のがれき処理費9割を負担 政府方針
毎日新聞 8月22日(金)18時57分配信

Photo_18
流木やがれきを撤去する消防隊員ら=広島市安佐南区緑井で2014年8月21日午前、幾島健太郎撮影

 政府は22日、広島市で発生した大規模な土砂災害に伴う大量のがれき処理費の9割を負担する方針を決めた。

 環境省はがれき処理対応について、総務省など関係府省と協議。その結果、廃棄物処理法に基づく災害等廃棄物処理事業費補助金を活用し、市町村が実施した流木や家屋などのがれき処理費の9割を国が負担する。また、復旧や復興が円滑に進むよう、仮置き場の設置場所や方法などを助言する。

 一方、広島市のみでがれきの処理が難しい場合、他自治体が支援する広域処理ができるように、広島県などと調整する。

 井上信治副環境相は22日の記者会見で「救命救急が最優先だが、一日も早く日常生活を取り戻せるよう対応したい」と語り、24日にも職員を現地に派遣する。【渡辺諒】


「できれば避けたかった」=広がる避難指示、介護父と退避
時事通信 8月22日(金)18時49分配信

 大規模土砂災害が相次いだ広島市では22日、避難指示や避難勧告が広がり、これまでさまざまな理由で自宅にとどまっていた人も、次々と避難所に身を寄せ始めた。警察官に背負われ、山から避難所へと移動する高齢男性の姿もあった。
 安佐南区緑井の公民館に家族5人で初めて逃れてきたという60代女性は、「着の身着のまま、貴重品だけ持って来た。こんなことは初めてで、震えが止まらない」と話した。
 84歳の父親は週に3回、透析のために病院に通っている。足腰も弱く、自力で歩くのは困難だ。女性は「父には避難所での生活は厳しいから、あすから入院させることにした。できるなら避難したくなかったが、息子が『山が崩れる。逃げよう』と言うので、飛んで出てきた」と声を震わせた。
 同区八木の小学校にイヌ2匹を連れて避難して来た山本雅子さん(46)は、「イヌがいるから避難は避けたかったが、解除されるまでは仕方がない。一緒に避難所に入れるか心配」と不安そうに話した。 


「発生72時間」募る焦燥=断続的雨、活動阻む―捜索の自衛隊に同行・広島土砂災害
時事通信 8月22日(金)18時47分配信

 多数の死者・行方不明者を出した広島市の土砂災害。断続的に雨が降る中、自衛隊や県警、消防隊員らが現場で懸命の捜索を続けている。生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が迫る中、二次災害を警戒しつつ活動する自衛隊の捜索に22日、同行した。
 20人以上が死亡するなど大きな被害を受けた安佐南区八木地区。前夜から降り続いた雨のため、むき出しになった山肌の至る所から滝のように水が流れ出す。40人以上が依然、行方不明になっているとの情報があるが、二次災害の恐れからショベルカーなどの重機は使えない。空は厚い雲に覆われ、隊員数人が絶えず山の斜面を警戒した。
 自衛隊は、陸自第46普通科連隊(広島県海田市)を中心に約650人態勢で活動する。21日深夜に避難指示が出されたため一時退避したが、22日朝に捜索を再開した。
 作業を阻むのは、水を含んでぬかるんだ泥だ。住宅があったとみられる場所で、隊員10人が流されて来た大木を取り除き始めた。押してもびくとも動かず、チェーンソーで切断。ロープを巻き付けて引っ張るが、足場が悪く難航した。
 指揮を執る連隊長の一宮大介1等陸佐(46)は「災害発生から72時間が迫っている。一刻も早い人命救助と二次災害発生のリスク軽減が大切だ」と語る。 


広島などの激甚指定検討=8月豪雨に「一体対応」―古屋防災相
時事通信 8月22日(金)18時40分配信

 古屋圭司防災担当相は22日、広島市の土砂災害などの激甚災害指定について「台風12、11号や一連の前線(による災害)を一体的に見て対応を考えている。そういう考え方に基づいて鋭意精査している」と述べ、8月豪雨で被害を受けた地域の指定を検討していることを明らかにした。首相官邸で開かれた豪雨災害に関する関係閣僚会議後、記者団の取材に答えた。
 8月豪雨では、広島市のほか、京都府福知山市や兵庫県丹波市などに深刻な被害が出た。激甚災害は、地震や台風などの災害で甚大な被害が生じ、被災地の復旧費用が国の基準を超える場合に指定。被災自治体が取り組む復旧事業に対する国庫補助率のかさ上げなどが行われる。
 防災相はまた、広島市の多くの地区が土砂災害防止法に基づく警戒区域に指定されていなかったことに関し「都道府県の指定環境を整えていくのも一つの課題だ。国土交通省を中心に議論してもらえると思う」と述べ、政府内で同法の改正を含め対応を検討する考えを改めて示した。 


もう1人も心肺停止=広島
時事通信 8月22日(金)18時4分配信

 広島市によると、22日に発見された2人のうち、もう1人も女性で、心肺停止状態という。


「表層崩壊」人工の雨で再現
2014年8月22日(金)17時41分配信 共同通信

Photo_3
 人工的に大雨を降らせ、上部から崩れた斜面=22日午後、茨城県つくば市の防災科学技術研究所

 広島市の土砂災害で山の斜面に発生したと考えられている「表層崩壊」に関し、施設内で人工的に雨を降らせて再現する実験を防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が22日、公開した。大量の雨とともに斜面の土砂が上部から大きく崩れ、斜面全体がずり落ちた。

 実験は、崩壊に至るまでの斜面の動きを詳しく調べ、実際の斜面で危険度を察知する手法の開発につなげるのが狙い。酒井直樹主任研究員によると、広島市では土石流とがけ崩れが発生したが、実験ではがけ崩れに似た状況を設定した。

 大型の降雨実験施設内に幅9メートル、高さ4・5メートルで、傾斜が40度の斜面を設置。


豪雨での斜面崩壊実験公開=避難指示の指標に―防災科研
時事通信 8月22日(金)17時22分配信

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は22日、世界最大規模の大型降雨実験施設を用いた斜面崩壊実験の様子を公開した。豪雨時に発生しやすい表層崩壊(土砂崩れ)の内部のメカニズム解明が目的。基礎的なデータを蓄積し、住民に避難指示を出す際の指標として役立てる狙い。
 実験では、土を盛って作った斜面模型に、施設の天井から人工的な雨を降らせた。模型は高さ5メートル、幅9メートル、斜面の傾斜は40度。土中に浸透した水の水位や地表面の変化などを調べる監視装置を埋め込んだ。
 雨量を段階的に上げていき、1時間当たり100ミリに達した約2時間50分後、斜面上部に亀裂が見え始め、その数分後に全体がゆっくりとずり落ちた。浴びせた総雨量はおよそ225ミリだった。
 防災科研の酒井直樹主任研究員は「地下水位がかなり上がってくることが崩壊の一番の要因。それに地表面の変化が加速してきたデータを合わせ、15分前には崩壊を予測できた」と話した。ただ、現実の土砂崩れの予測はまだ難しいという。 


被災地で空き巣相次ぐ=警察が注意喚起―広島市
時事通信 8月22日(金)17時14分配信

 土砂災害により多くの住民が避難生活を強いられている広島市の安佐北、安佐南両区で、避難者宅を狙った空き巣などが相次いでいることが22日、広島県警への取材で分かった。県警は周辺の防犯パトロールを強化し、「避難する際は貴重品を持ち、しっかり戸締まりを」と呼び掛けている。 


捜索難航、たびたび中断=死者40人、不明47人に―広島市
時事通信 8月22日(金)15時53分配信

 甚大な被害が出た広島市北部の土砂災害で、自衛隊や県警などは22日も、行方不明者の救助・捜索活動を続けた。現場付近では山崩れの兆候が見られ、断続的に捜索の中断を余儀なくされるなど、活動は難航した。23日未明で、生存の可能性が著しく落ちるとされる「発生から72時間」が経過。消防隊などは二次災害を警戒しつつ、日没後も懸命に捜索に当たった。
 市災害対策本部などによると、22日午後、被害が集中した同市安佐南区の八木地区で、土砂に埋まった女性を掘り出すなどした。県警によると、死者は40人になった。新たに生存が確認されるなどしたため、不明者は47人になった。
 対策本部などによると、現場付近で山崩れの兆候が見られ、救助活動はたびたび中断。20日未明の豪雨や、21日夜から22日午前にかけて断続的に続いた強い雨の影響で地盤が緩んでおり、重機も思うように使えない状況という。
 県警は300人、自衛隊は720人態勢で、夜間も投光器を使うなどして、捜索や安否確認などを継続。消防隊も天候をにらみながら救助活動を続けた。 


山崩れの兆候、捜索中断=県警など退避―広島土砂災害
時事通信 8月22日(金)15時27分配信

 甚大な被害が出た広島市の土砂災害で、広島県警などは22日午後、同市安佐南区での行方不明者の捜索活動を中断、退避した。市によると、山崩れの兆候が見られたという。 


広島土砂災害 流出アパートの新婚夫婦不明、お腹に赤ちゃん…家族悲痛
産経新聞 8月22日(金)15時15分配信

Photo_20
土砂崩れの被災地を見つめる男性=22日午後、広島市安佐南区八木(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 広島市の住宅街を襲った土砂災害は発生から3日目を迎え、被害の実態が次第に明らかになってきた。安佐南区八木地区では、新たにアパート1棟が跡形もなくなり、住人の男女8人が行方不明となっていることが判明。現場には巨岩があちこちに転がり、土石流の破壊力を物語っていた。住人の家族は自然の猛威を前に、ただひたすらに無事を祈った。

 流失したアパートは2階建てで、4月にできたばかりの新築物件だったという。1階には昨年10月に結婚したばかりのマッサージ師、湯浅康弘さん(29)と妻のみなみさん(28)が住んでいた。みなみさんは待望の男の子を妊娠中。11月中旬に出産予定だった。

 アパートの裏山はえぐられ、土色の斜面がむきだしになっている。二次災害の危険があり、発生当日は捜索ができなかった。21日から自衛隊などが活動を始めたが、不明者は見つかっていない。

 康弘さんとみなみさんの親族によると、2人は東京都内の勤務先のマッサージ店で知り合い、昨年10月に結婚した。康弘さんは広島出身。「いつか独立して地元で店を持ちたい」と7月に郷里に戻り、新居に定めたのがこのアパートだった。

 みなみさんは妊娠7カ月。香川県の実家に帰省した際には子供の名前に関する本を3冊も読み、「1文字の名前を付けたい」と笑顔で話した。「早く息子に会いたい。産むのが楽しみ」と、おなかの赤ちゃんとの対面を心待ちにしていた。

 康弘さんの父、吉彦さん(61)は20日昼に状況を知った。何度も携帯を鳴らしたが、息子にはつながらない。変わり果てた現場の様相に「まさに別世界。涙も出ない」と厳しい表情を浮かべた。

 22日朝、康弘さんの高校時代の同級生で、不明者の捜索にあたる自衛隊員と偶然に再会した。「必ず見つけ出す」。吉彦さんは同級生の言葉を信じている。

 みなみさんの父、若松順二さん(51)も「テレビでも見たが想像以上だ。アパートの跡形もない。厳しいかもしれない」と話す。娘はどこにいったのか。「ただ今は奇跡を信じるしかない」


広島土砂災害 球児の死亡確認、同級生の祈り届かず…
産経新聞 8月22日(金)15時15分配信

 多数の死傷者を出した広島市安佐南区八木では22日、新たに広島県立安西高校の野球部で活躍した3年の鳥越康太さん(17)の死亡が確認された。熱戦が続く甲子園の選手権大会には出場できなかったが、夏の地方大会ではチームの勝利に貢献した。「頼むから無事でいてほしい」と、捜索の行方を見守り続けた同級生の願いは、かなわなかった。

 同級生らによると、康太さんは控えの捕手。打撃が得意で、代打の切り札だった。部活では笑顔を絶やさないムードメーカー。野球部の同級生(18)は「みんなから『鳥ちゃん』と呼ばれる愛されキャラ。鳥ちゃんが打席に立つだけでチームが盛り上がった」と振り返る。

 甲子園をかけた7月の地方大会。康太さんは1回戦で代打に立つと、二塁打を放ってチームを勢いづけ、快勝に結びつけた。惜しくも2回戦で敗退したが、卒業後はすし職人を目指して、料理修業を始めると誓っていたという。

 自宅は大きく傾き、康太さんがいたとみられる1階部分は土砂に埋もれた。男手一つで康太さんを育てた父親もすでに死亡が確認された。

 家の中からは、野球部の記念写真や泥だらけのグラブ、バットが運び出された。いても立ってもいられず同級生や部活の先輩がひっきりなしに現場に駆けつけていた。

 高校1年のときに同じクラスで、康太さんの無事を祈っていた古賀亮佑さん(17)は「笑っている顔しか浮かんでこない。信じられない」とうなだれた。


広島土砂災害 集会所にも土砂…86歳女性が犠牲に
産経新聞 8月22日(金)15時15分配信

 身を寄せようとした集会所が土砂で押し流され、巻き込まれて犠牲になった人もいた。

 知人によると、広島市安佐北区可部町桐原の無職、中川喜代子さん(86)は20日午前3時ごろ、同居する息子とともに自宅横の集会所に避難。近くで「メリメリメリ」と建物が壊れる音を聞き、2人で手をつないで集会所まで歩いたという。

 喜代子さんが、自分の服についた泥で集会所が汚れることを気にして集会所の外にいたところ、裏手の山から落ちた土砂が直撃し、集会所が倒壊。息子は助かったが、下敷きになった喜代子さんは集会所の近くで遺体で見つかった。集会所も道路を挟んだ田んぼまで押し流された。

 知人の女性(80)は「喜代子さんは近所の人たちの電話番号をすべて覚えているような、とてもしっかりした人だった。安全だと思った集会所が壊れて亡くなるなんて」と沈痛な表情を浮かべた。


広島土砂災害 再び大雨、焦る捜索隊 一時中断「もどかしい」
産経新聞 8月22日(金)15時13分配信

Photo_17
降雨による中断後、不明者の捜索を再開した自衛隊員ら=22日午前、広島市安佐南区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 被災地はまた、雷を伴った雨となった。土砂災害で多数の犠牲者を出した広島市では、22日午前5時2分に大雨警報が発令された。発災当日の対応の遅れに批判が集中した市の災害対策本部は、雨量が上がる前から避難指示を出し、二次災害の防止に厳戒態勢を敷いた。

【フォト】不明者の捜索を再開した土砂災害の現場

 被害が甚大だった広島市安佐南区の八木地区。前日まで泥に覆われていた道路は再び冠水し、茶色く濁った水がくるぶしの高さに達していた。

 自衛隊や警察、消防の捜索活動は、降雨により一時中断を余儀なくされた。生存率が著しく落ちる「72時間の壁」まで残り1日を切った。ある自衛隊員(41)は「早く再開したい。担当の現場は不明者が18人と聞いている。状況がもどかしい」と焦りをにじませていた。

 午前9時以降に順次、再開の指示が出され、スコップを持った救助隊員らは表情を引き締めて現場に向かった。

 「あの夜のことが頭をよぎり、眠れなかった」

 同地区の梅林小学校に避難している上原芳子さん(81)は、雨雲に覆われた空を恨めしそうに見つめた。慣れない避難所の暮らしで、骨粗鬆(こつそしょう)症の持病が悪化。着替えも薬も持って来ていない。「ずっとこのままでは死んでしまう」と嘆いた。

 八木地区に自宅がある前河内良夫さん(72)は前日に親戚にも手伝ってもらって、土砂をかき出したばかりだという。「早く片付けて帰りたいのに、また土砂が入ったら大変だ。もう親戚に迷惑をかけられないのに」と、天候の回復を祈った。

 安佐南区と安佐北区では14カ所の避難所に736世帯1713人(午前9時現在)が身を寄せる。ライフラインの復旧にはなお時間がかかり、市民生活への影響は長期化の様相を見せ始めている。

 被災地に降る雨は、すべての活動を停滞させる。ボランティアの高校3年、舛見裕次郎さん(17)は「前日は困っている人に声をかけ、土砂の撤去を手伝ったが、この雨で作業がむだになった。本当に早く雨がやんでほしい」と話した。

« 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は52人に・5 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、42人死亡、不明者は43人に・7 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/60192808

この記事へのトラックバック一覧です: 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は52人に・6:

« 広島で豪雨による土砂崩れ、39人死亡、不明者は52人に・5 | トップページ | 広島で豪雨による土砂崩れ、42人死亡、不明者は43人に・7 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31