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2014年7月 1日 (火)

安倍首相、「北朝鮮が拉致問題の全面調査を約束」と発表・7

安倍晋三首相は29日、日本と北朝鮮による外務相局長級の政府間協議を受け、北朝鮮が全ての拉致被害者と拉致の可能性が排除できない特定失踪者について、包括的な全面的調査をすると約束したことを明らかにした。
安倍晋三首相は29日、日本と北朝鮮による外務相局長級の政府間協議を受け、北朝鮮が全ての拉致被害者と拉致の可能性が排除できない特定失踪者について、包括的な全面的調査をすると約束したことを明らかにした。

首相官邸で記者団に語った内容は次の通り。
「ストックホルムで行われた日朝協議の結果、北朝鮮側は拉致被害者および拉致の疑いが排除されない行方不明の方々を含め、全ての日本人の包括的全面調査を行うことを日本側に約束をしました。
その約束に従って、特別調査委員会が設置をされ、日本人拉致被害者の調査がスタートすることになります。
安倍政権にとりまして、拉致問題の全面解決、最重要課題の一つであります。
全ての拉致被害者のご家族がご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日がやってくるまで、私たちの使命は終わらない。この決意を持って取り組んできたところでありますが、全面解決へ向けて第一歩となることを期待しています」

※以上、産経新聞の報道より。

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リンク:北朝鮮制裁解除でNSC開催=政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【拉致再調査】岸外務副大臣、米に対北制裁一部解除の方針伝える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致調査委、金正恩氏の直轄に - 速報:@niftyニュース.
リンク:拉致再調査特別委は正恩氏直轄、保衛部幹部が責任者 政府「強力な権限」確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮>政府、制裁解除へ 「拉致」進展を期待 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の経済制裁一部解除へ - 速報:@niftyニュース.
リンク:北制裁解除、安倍首相「誠意見極め判断したい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相、ウンギョンさんの訪日否定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:制裁一部解除、3日に閣僚会議 - 速報:@niftyニュース.
リンク:対北制裁、3日に関係閣僚会議開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議、独自制裁の一部解除へ 安倍首相らに報告後 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<拉致問題>安倍首相「ウンギョンさん訪日予定ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致再調査 90歳母、時間との闘い「息子を忘れてしまったら…」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ウンギョンさん来日「予定ない」=安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮制裁、解除判断へ=3日閣僚会議―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮制裁の一部解除、3日最終判断へ…政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国紙「めぐみさんの娘が11月訪日」 菅長官は否定…政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議 保衛部の特別委入りがカギ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議、拉致特別委構成を聴取 ミサイル発射に抗議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対北制裁一部解除へ 北京で日朝協議 政府、4日に閣議決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議 「全ての日本人」が調査対象…拉致置き去り懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>北朝鮮が調査委説明 日本、制裁一部解除検討へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日朝協議>被害者家族「人間らしい誠実な対応を」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ようやく始まった」=日朝協議、内容に期待―被害者家族ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、拉致再調査委を「丁寧に説明」…日朝協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致調査委「丁寧な説明あった」=伊原局長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議、日米韓に悪影響ない=制裁解除「適切に判断」―安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議 「帰る日まで生きられるか」期待と不安に揺れる有本恵子さんの母 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議 拉致再調査で一部制裁解除 ミサイル発射直後、異論も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議 拉致調査委の陣容聴取 日本、ミサイル抗議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、拉致調査の態勢説明=制裁解除、3日に判断―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:拉致解決へ真摯な対応を=再調査「見極める」―菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝政府間協議、「中身、しっかり見極める」古屋拉致問題担当相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日朝協議始まる「諸懸案解決へ重要な一歩に」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

北朝鮮制裁解除でNSC開催=政府
時事通信 7月3日(木)10時26分配信

 北朝鮮への独自制裁の一部解除をめぐり、政府は3日午前、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開いた。 


【拉致再調査】岸外務副大臣、米に対北制裁一部解除の方針伝える
産経新聞 7月3日(木)10時20分配信

 【ワシントン=加納宏幸】訪米中の岸信夫外務副大臣は2日、米国のウォーマス国防次官(政策担当)、シャノン国務長官顧問と会談し、日朝の外務省局長協議について説明し、協議結果を受けて日本の独自制裁を一部解除する方針を伝えた。岸氏がワシントンでの記者会見で発表した。

 一連の会談で、岸氏は「北朝鮮から(拉致被害者らの安否再調査のための)特別調査委員会の組織、人事の提示があった。その中身を精査し、制裁解除を含めて決めていく」と説明。制裁解除はあくまでも拉致問題で特別に科した部分に限られると強調した。

 岸氏によると、米側は拉致問題は人権上の問題であるとし、日朝協議や制裁解除方針に理解を示した。


拉致調査委、金正恩氏の直轄に
2014年7月3日(木)8時50分配信 共同通信

 北朝鮮が設置する拉致被害者の再調査に関する特別調査委員会が、金正恩第1書記がトップを務める国防委員会の幹部が中心メンバーとなることが分かった。第1書記の直轄組織の位置付けになる。調査委の下に「拉致被害者」など四つの分科会も設ける。1日の日朝政府間協議で北朝鮮側が伝えた。日本政府関係者が3日明らかにした。政府は同日中に関係閣僚会議と国家安全保障会議(NSC)を開き、独自経済制裁の一部を解除する方針を決める。4日に閣議決定する方向だ。

 北朝鮮側も5月末の日朝合意に基づき、速やかに調査委を設置し、再調査を開始するとみられる。


拉致再調査特別委は正恩氏直轄、保衛部幹部が責任者 政府「強力な権限」確認
産経新聞 7月3日(木)7時55分配信

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共同北朝鮮組織図(写真:産経新聞)

 拉致被害者らの安否を再調査するために設置される北朝鮮の「特別調査委員会」が、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をトップとする国防委員会直轄で、拉致被害者の管理に関わる国家安全保衛部も参加する強力な組織と位置づけられていることが2日、分かった。特別調査委の責任者は保衛部の幹部が務める。

 政府は、特別調査委が党や軍などの全機関を調査できる権限を持ち実効性が認められると判断、北朝鮮に対する日本独自の制裁の一部解除を4日に閣議決定する方針だ。閣議決定を受け北朝鮮は5月下旬の日朝合意に基づき、間を置かずに特別調査委を設置し、再調査に着手するとみられる。

 特別調査委の下には、4つの「分科会」ないし「調査チーム」を設置。分科会は拉致被害者▽特定失踪者▽残留日本人▽昭和20年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人遺骨-に分けて調査する。各分科会の責任者を明確にし、保衛部が責任を持って調査を行う態勢を組む。また、調査が北朝鮮全域に及ぶよう、地方組織にも情報収集など系統だった通達ができる権限も付与されているとしている。

 安倍晋三首相は3日午前に菅義偉(よしひで)官房長官、岸田文雄外相、古屋圭司拉致問題担当相らによる関係閣僚会議を開催し、政府としての対応を正式決定する。

 安倍首相は2日夜、外務省の斎木昭隆事務次官や伊原純一アジア大洋州局長らから、1日の日朝協議の報告を受けた。

 特別調査委を直轄する国防委員会は政権の中枢組織。秘密警察である保衛部は拉致被害者らに関する情報管理も統括してきたとされる。このことから、拉致問題の全容解明につながると判断したとみられる。

 解除の対象となる対北制裁は、人的往来の規制▽北朝鮮居住者らへの送金、現金持ち出しに関する届け出の規制▽人道目的の北朝鮮船籍船舶の入港禁止-の3項目。

 菅長官は2日、北朝鮮貨客船「万景峰(マンギョンボン)92」の入港禁止措置に対して「万景峰の扱いについては十分に意識している」と述べ、慎重に対応する考えを強調した。


<北朝鮮>政府、制裁解除へ 「拉致」進展を期待
毎日新聞 7月3日(木)2時30分配信

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貨客船「万景峰号」入港禁止などの制裁は当面継続する=撮影は2013年6月、北朝鮮・元山港で

 政府は、北京で1日に行った日本人拉致被害者らの再調査に関する日朝外務省局長級協議を受け、人的往来の制限などの制裁を解除する方針を固めた。3日に国家安全保障会議(NSC)を開き、安倍晋三首相が最終判断する。閣議決定は4日の見通し。北朝鮮側が特別調査委員会を発足させ、調査を開始するのと同時に解除する。北朝鮮が核・ミサイル開発を進める中、制裁を解除することに慎重論もあったが、首相が目指す拉致問題の全面解決には、調査の進展が欠かせないと判断した。【福岡静哉、村尾哲】

 ◇人的往来など3分野

 解除するのは、日本が独自に実施している(1)北朝鮮籍者や当局職員の入国禁止、北朝鮮への渡航自粛など人的往来の制限(2)北朝鮮への10万円超の現金持ち出しの届け出義務と、300万円超の送金の報告義務(3)人道目的の北朝鮮籍船舶の入港禁止--の3分野。5月末のスウェーデンでの日朝局長級協議で、特別調査委の調査開始と同時に解除することで合意していた。

 政府は北朝鮮による2006年7月の弾道ミサイル発射以降、制裁を発動してきたが、解除すれば初めてになる。

 貨客船「万景峰号」の入港禁止▽日朝間の航空チャーター便の乗り入れ禁止▽北朝鮮への輸出入の禁止--などの制裁は当面継続する。核・ミサイル開発に関与する団体や個人に対し、国連安全保障理事会決議に基づいて実施している資産凍結も維持する。

 1日の日朝局長級協議では、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が特別調査委の体制を説明した。2日に帰国した外務省の伊原純一アジア大洋州局長は首相や菅義偉官房長官らに内容を報告し、岸田文雄外相は「北朝鮮側から丁寧な説明があったと報告を受けた」と記者団に明らかにした。

 北朝鮮は04年、人民保安省(現・人民保安部)捜査担当局長を責任者とする調査委を設けて再調査したが、このときは「拉致は特殊機関が実施したため、調査に限界があった」と主張し、進展しなかった。日本側は今回の協議で、金正恩第1書記に直結した秘密警察の役割を担う情報機関「国家安全保衛部」を特別調査委に参加させるよう求めていた。

 関係者によると、特別調査委の体制は、国家安全保衛部と警察機関「人民保安部」の幹部が人選を進め、両部主体のメンバー構成になるとみられる。

 ただ、北朝鮮は6月29日、日本海に向けて弾道ミサイルを発射しており、日本の制裁解除によって、核・ミサイル開発への警戒を強める米国や韓国との足並みが乱れるのを懸念する声もある。

 首相は2日、岩手県大槌町で「北朝鮮の誠意が本当にあるのかを見極めて判断したい」と記者団に語った。


北朝鮮の経済制裁一部解除へ
2014年7月3日(木)2時22分配信 共同通信

 政府は北朝鮮に対し独自に科している経済制裁の一部を解除する方向で最終調整に入った。3日午前にも安倍晋三首相が出席して開く関係閣僚会議で方針を決める。政府関係者が2日、明らかにした。4日の閣議で正式決定する方向だ。日朝政府間協議で北朝鮮側から説明を受けた拉致被害者らの安否再調査などに関する特別調査委員会に実効性があり、十分な調査が見込めるとの評価に傾いた。

 日本が4日に閣議決定すれば、北朝鮮は5月下旬の日朝合意に基づき、間を置かずに調査委を設置し、再調査に着手するとみられる。


北制裁解除、安倍首相「誠意見極め判断したい」
読売新聞 7月2日(水)23時11分配信

 安倍首相は2日夜、北京で行われた日本と北朝鮮の外務省局長級協議の内容について、交渉に当たった外務省の伊原純一アジア大洋州局長から首相公邸で報告を受けた。

 政府は3日に関係閣僚会合を開き、日本人拉致被害者らを調査する北朝鮮の「特別調査委員会」が実効性のある調査を行うと判断できれば、対北朝鮮制裁の一部を解除することを決める。

 伊原氏らは、1日の協議で北朝鮮側から「特別調査委」の責任者と主要メンバーの氏名と出身、所属機関のほか、構成や進め方などについて詳細な説明を受けたことを首相に報告した。これに先立ち、首相は2日午後、岩手県大槌町で記者団に、制裁の一部解除について「北朝鮮の誠意が果たして本当にあるのかを見極め、判断したい」と述べた。


首相、ウンギョンさんの訪日否定
産経新聞 7月2日(水)21時32分配信

 安倍晋三首相は2日、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさんが11月に日本を訪問することで日朝両政府が合意したとの韓国紙、東亜日報の報道について「ウンギョンさんが日本を訪問する予定はない。報道は事実と異なる」と否定した。視察先の岩手県大槌町で記者団に答えた。


制裁一部解除、3日に閣僚会議
2014年7月2日(水)19時59分配信 共同通信

 岸田文雄外相は2日、中国・北京での日朝政府間協議を受けた独自の経済制裁の一部解除に関し、関係閣僚会議を3日に開き、政府対応を決定すると外務省で記者団に表明した。北朝鮮が設置する拉致被害者らの安否再調査などに関する特別調査委員会に実効性があると判断すれば解除を決め、4日の閣議で正式決定する方向だ。安倍晋三首相は2日夜、協議に出席した外務省の伊原純一アジア大洋州局長から報告を受けた。

 調査委は、北朝鮮内の全組織を対象にできる強い権限を持つかが焦点。首相は2日、視察先の岩手県大槌町で「報告を受けた後、北朝鮮に誠意があるか見極めて適切に判断したい」と述べた。


対北制裁、3日に関係閣僚会議開催
産経新聞 7月2日(水)17時44分配信

 岸田文雄外相は2日、北京で1日に行われた日本と北朝鮮の外務省局長協議を受け、3日に関係閣僚会議を開催することを明らかにした。会議結果を受けて北朝鮮に対する日本独自の制裁の一部解除方針を決定する。

 岸田氏は1日の協議で、北朝鮮側から拉致被害者らの安否再調査のために設置する「特別調査委員会」の権限、主要メンバーの氏名、参加機関、調査の進め方などについて説明を受けたことも明らかにした。


日朝協議、独自制裁の一部解除へ 安倍首相らに報告後
夕刊フジ 7月2日(水)16時56分配信

 中国・北京での日朝協議を終えた伊原純一アジア大洋州局長が2日、帰国。安倍晋三首相は、夜にも協議内容についての報告を受け、北朝鮮に対する日本独自の制裁の一部解除を閣議決定する方針を固めた。拉致問題は、進展に向けた重大局面を迎える。

 「北朝鮮側から丁寧な説明があった」

 伊原氏は1日夜、北京での外務省局長級による日朝協議の内容について、こう話した。

 協議では、拉致被害者の安否再調査などに関する特別調査委員会の陣容について説明を受けた。

 調査委に関しては、強力な権限が付与されているかが焦点となっている。伊原氏は、人的往来や北朝鮮居住者らへの送金の規制などの制裁解除に関し、具体的な内容と準備状況について説明したという。

 伊原氏は2日に成田空港に帰国後、夜には安倍首相に報告する予定。

 関係者によると、安倍首相は、この報告をもとに菅義偉官房長官や岸田文雄外相ら関係閣僚と3日に協議。北朝鮮の説明内容に問題がなければ、独自に科す経済制裁の一部解除を決め、4日の閣議で正式決定する方向だ。

 安倍首相は1日の官邸での記者会見で、対北制裁の一部解除について言及し、「しっかり見極めて適切に判断する」と断言していた。


<拉致問題>安倍首相「ウンギョンさん訪日予定ない」
毎日新聞 7月2日(水)15時46分配信

 安倍晋三首相は2日、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさんが11月に訪日するとの報道について、「ウンギョンさんが日本を訪問する予定はない。事実と異なる」と否定した。視察先の岩手県大槌町で記者団に語った。

 韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成竜代表が、めぐみさんの父滋さんと母早紀江さんが3月にモンゴルでウンギョンさんと面会した際、日朝当局が訪日で合意したと報道機関に語っていた。【田中裕之】


拉致再調査 90歳母、時間との闘い「息子を忘れてしまったら…」
産経新聞 7月2日(水)15時22分配信

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息子の山下貢さんの写真を手にするきよ子さん。四半世紀余り、帰りを待ち続けてきた=福井県敦賀市(写真:産経新聞)

 特定失踪者問題調査会が北朝鮮による拉致の疑いが「濃厚」と判断した特定失踪者77人の家族は、政府が認定した拉致被害者の家族と同じように高齢化が進んでいる。90歳を超えた人もいる一方で、失踪の真相が分からないまま亡くなった人も少なくない。「もう時間がない」。北朝鮮を疑う家族たちは焦燥感を募らせている。

 平成元年に福井県越前町で行方不明になった山下貢さん=失踪当時(39)=の母、きよ子さん(90)は2年前までミニバイクに乗るほど元気だったが、最近は足が弱くなり、昨年11月、次女の中原妙子さん(58)が働く同県敦賀市内の特別養護老人施設に入所した。

 「もう少し、若くて達者だったら(北朝鮮に自分で)調査に行きたいぐらいの気持ちだが、この年齢になるとさすがに行けない」ときよ子さんは言う。

 失踪者の家族として、10年ごろから帰国実現を目指す集会などに参加していたが、施設入所後は外出する機会も減っている。

 自宅で暮らしていたころは、毎朝ご飯を炊き、仏壇の隣に置いた貢さんの写真に配膳していた。「息子は生きている」と信じる気持ちと、「亡くなっているかもしれない」というぬぐえない不安。相反する思いのなかで、四半世紀余り貢さんの帰りを待ち続けてきた。

 「母の人生の後半はすべて兄のことだけ。帰って来てほしいという一念、それだけに費やしてきた。口を開けば兄の話になり、北朝鮮の話になり、最後は泣いていた」と妙子さん。施設に入り、貢さんのことを口にする回数が減ったのを気にかけている。

 高齢による記憶の薄れを最も恐れているのは、きよ子さん自身かもしれない。「息子が日本に戻ってきたとき、その息子のことを忘れてしまっていたら、これほどみじめなことはない」。8月下旬、91歳の誕生日を迎える。

 「拉致濃厚」と判断された特定失踪者は昭和28年に行方不明になった徳永陽一郎さん=同(18)=以降、77人に上る。

 49年に福井県小浜市一番町で失踪した山下春夫さん=同(28)=の兄の寛久さんは平成23年12月、91歳で亡くなったが、弟を心配する気持ちは家族で一番強かった。

 春夫さんは京都市内の郵便局に勤めていたが、寛久さんの紹介で、小浜市内の造船整備会社で働くため地元へ戻った。「そこで働いていたときに失踪してしまったから、兄(寛久さん)としても負い目を感じていたようでした」。妹の大谷とみ子さん(76)はこう振り返る。

 昭和56年、三重県桑名市で失踪した辻与一さん=同(32)=の両親もすでに亡くなっている。「父や母はさぞ、心残りだったでしょう」。調査会の活動にも参加する兄、太一さん(66)は祈るように話した。「何か動きがあればいい。もう時間がない」


ウンギョンさん来日「予定ない」=安倍首相
時事通信 7月2日(水)14時44分配信

 安倍晋三首相は2日午後、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんが11月に日本を訪問することで日朝が合意したとの報道について、「ウンギョンさんが日本を訪問するという予定はない。報道は事実と異なる」と否定した。視察先の岩手県大槌町で記者団の質問に答えた。 


北朝鮮制裁、解除判断へ=3日閣僚会議―政府
時事通信 7月2日(水)13時43分配信

 政府は3日、北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査の態勢を説明したことを受けて関係閣僚会議を開き、北朝鮮に対する独自制裁の一部解除に踏み切るかどうかを判断する。これに関し、安倍晋三首相は2日、視察先の岩手県大槌町で記者団に「北朝鮮の誠意が果たして本当にあるのか見極めて判断していきたい」と述べた。
 1日に北京で行われた日朝政府間協議で、北朝鮮は再調査のため設置する特別委員会の構成や権限を詳細に説明した。協議に出席した外務省の伊原純一アジア大洋州局長は2日夜、首相公邸で協議内容を首相に報告した。これを踏まえ、政府は3日の関係閣僚会議で、実効性のある調査が見込める態勢になったと判断すれば、制裁を一部解除する方針を確認。4日の閣議で正式決定する。 


北朝鮮制裁の一部解除、3日最終判断へ…政府
読売新聞 7月2日(水)13時25分配信

 政府は1日に北京で行われた日本と北朝鮮の外務省局長級協議で、拉致被害者らを再調査する北朝鮮の特別調査委員会について説明を受けたことを踏まえ、3日の関係閣僚会合で対北朝鮮制裁の一部解除を最終的に判断する方針だ。

 日朝協議で6月29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議したにもかかわらず、北朝鮮は2日、再びロケット弾とみられる物体を日本海に発射した。政府はこうした北朝鮮の行動も踏まえ、制裁解除の是非を慎重に判断する。

 日朝協議に出席した外務省の伊原純一アジア大洋州局長ら日本側代表団は2日午後に帰国し、同日中に岸田外相、安倍首相らに協議内容を報告する。特別調査委についての北朝鮮側の説明に関し、伊原氏は「丁寧な説明があった」としており、北朝鮮側から構成や責任者の詳細を伝えられたとみられる。


韓国紙「めぐみさんの娘が11月訪日」 菅長官は否定
産経新聞 7月2日(水)7時55分配信

 韓国紙の東亜日報は1日、韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェソンヨン)代表の話として、北朝鮮による日本人拉致被害者、横田めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさんが11月に日本を訪問することで日朝両政府が合意したと報じた。日本政府は同紙の報道を否定している。

 同紙によると、崔氏が日本政府や北朝鮮内部の消息筋に聞いた話として、めぐみさんの父・滋さんと母・早紀江さんが3月中旬にモンゴルでウンギョンさんと面会する前に合意していた。崔氏は同紙に「北朝鮮はウンギョンさんの両国間の自由往来、日本は永久帰国を主張している」と述べた。

 これに対し、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は同日の記者会見で「私は全く承知していない」と強調した。早紀江さんも産経新聞の取材に「全く聞いていない。いまは拉致問題を先行させてほしい」と語った。


日朝協議 保衛部の特別委入りがカギ
産経新聞 7月2日(水)7時55分配信

 日朝協議で北朝鮮から説明があった拉致被害者らの安否について調べる特別調査委員会。「組織、構成、責任者などについて丁寧な説明があった」(外務省の伊原純一アジア大洋州局長)という。どんなメンバーであれば、拉致問題の進展につながるのか。専門家は国家安全保衛部の幹部が入っていることが一つの鍵とみている。

 「北朝鮮が存立しているのは保衛部があったからこそだ」。北朝鮮に詳しいジャーナリストの恵谷治さん(65)は保衛部の力の強さをそう説明し、「保衛部のしかるべき人間が入っていないと(拉致問題は)進まないだろう」と話す。

 恵谷さんによると、保衛部は秘密警察として、北朝鮮の組織や国民を監視。金正日(キム・ジョンイル)総書記が長く部長を兼任し、現在も北朝鮮のトップである金正恩(ジョンウン)第1書記が直轄しているという。

 日本人拉致に関しては、朝鮮労働党対外情報調査部の工作員らが実行。工作員としては地村保志さん(59)、富貴恵さん(59)夫妻らを拉致した辛光洙(シン・グァンス)容疑者(85)=国外移送目的略取容疑で国際手配=らが知られる。

 一方、保衛部は拉致被害者の管理を担当。関西大の李英和(リ・ヨンファ)教授(59)によると、平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)の訪朝までは、各工作機関が拉致被害者を管理したが、それ以降は保衛部で所在を一元管理するようになった。李教授は「誰がどこにいて、何をしているかを一番知っている立場にあり、拉致被害者だけではなく日本人妻など日本人全般について情報管理している」と話す。

 調査委に関しては、トップにどういう肩書の人物が就くのかが注目される。さらに調査委に付与される「特別の権限」などについて、北朝鮮がどのような説明をしたかが焦点で、李教授は「それなりのメンバーが入っているから『権限がある』とうのみにすると危険だ」と指摘している。


日朝協議、拉致特別委構成を聴取 ミサイル発射に抗議
産経新聞 7月2日(水)7時55分配信

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主な北朝鮮への制裁措置(写真:産経新聞)

 【北京=山本雄史】日本人拉致被害者の再調査を行う「特別調査委員会」の設置を約束した日朝合意から約1カ月ぶりに行われた局長級協議。北朝鮮側は特別調査委の構成や権限について詳細な説明を行うなど、制裁解除に照準を合わせた積極的な動きをみせた。

                   ◇

 ◆話題を切り替え

 北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使は着席するなり外務省の伊原純一アジア大洋州局長に笑みを浮かべて「お元気でしたか。お忙しそうですね」と親しげに話しかけた。今回の協議を終えれば、今度は日本側が独自制裁の一部解除に動き出す番との期待がにじみ出ているかのような笑みだった。

 対照的に、日本側の伊原氏は硬い表情のままで「本当に重要なのはこれからだ。日朝合意を着実に履行して実効性のあるものにしていく必要がある」とクギを刺した。北朝鮮による弾道ミサイル発射に関しても「国連安全保障理事会の決議、日朝平壌宣言の趣旨と相いれない。二度と繰り返さないように強く求める」と抗議した。報道陣の前で抗議したのは、日本が拉致問題の解決を優先させ、核やミサイル問題を後回しにするのではないかという国際社会の懸念を払拭する狙いがあった。日本側の抗議に対し、宋氏は過剰な反応は示さず、すぐに特別調査委の話題に切り替えた。

 ◆日本側の準備質問

 北朝鮮の最大の関心は、再調査と引き換えの制裁解除。午後の会談の冒頭、宋氏がわざわざ、制裁解除に向けた日本側の準備状況について説明を求めたのもそのためだ。中でも、北朝鮮が注目しているのが人的往来規制の解除だ。日本との行き来が自由になれば、北朝鮮の指導部が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の幹部らに直接「指示」ができるようになる。さらに、日本人の渡航自粛もなくなり、北朝鮮への渡航者増加が見込め、外貨獲得の機会を増やす突破口にもなるのだ。

 ただ、北朝鮮に対する日本政府の独自制裁は多岐にわたる。今回の解除メニューには輸出入の全面禁止、北朝鮮からの航空チャーター便の乗り入れ禁止、「万景峰(マンギョンボン)92」の入港禁止などは入っておらず継続される。今後、北朝鮮は再調査の進展を口実に、さらなる制裁解除を求めてくるのは確実なだけに、安倍晋三首相が示す「行動対行動の原則」が貫かれるかが焦点となる。


対北制裁一部解除へ 北京で日朝協議 政府、4日に閣議決定
産経新聞 7月2日(水)7時55分配信

 【北京=山本雄史】政府は1日、北朝鮮に対する日本独自の制裁の一部解除を4日に閣議決定する方針を固めた。1日に北京で開催された日朝外務省局長級協議で、北朝鮮側は日本人拉致被害者らの安否再調査のために設置する「特別調査委員会」の構成や権限などを説明した。安倍晋三首相は、2日夜に局長級協議に出席した外務省の伊原純一アジア大洋州局長から報告を聞き、3日に関係閣僚会議を開催する方針だ。

 1日の局長級協議で、日本側は特別調査委が金正恩(キムジョンウン)第1書記に直結した組織で、軍や党機関を含む全組織を調査できる強力な権限を持っているかなどを中心に北朝鮮側の説明内容を精査し、疑問点をただした。同時に、特別調査委設置の見返りとして一部解除を検討する日本独自の制裁の内容について説明した。

 日本政府は、特別調査委の実効性を最終的に確認した上で、人的往来の規制▽北朝鮮居住者らへの送金、現金持ち出しに関する届け出の規制▽人道目的の北朝鮮船籍船舶の入港禁止-の3つの制裁を解除する。

 局長級協議は、伊原氏と北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が出席。午前中は北京市内の北朝鮮大使館、午後は日本大使館で計4時間半にわたって行われた。警察庁の北朝鮮専門家も同席した。伊原氏は協議終了後、記者団に「北朝鮮側から特別調査委の組織、構成、責任者などについて丁寧な説明があった」と述べた。その上で「説明の内容を見極め、(6月29日の)短距離弾道ミサイル発射事案を踏まえながら、政府全体として総合的に判断する」と語った。

 一方、伊原氏は協議の冒頭、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、厳重に抗議した。


日朝協議 「全ての日本人」が調査対象…拉致置き去り懸念
産経新聞 7月2日(水)7時55分配信

 拉致被害者らの再調査をめぐる日朝政府間協議が開かれた1日、被害者や特定失踪者の家族は拉致問題の進展を祈り、協議の行方を見守った。一方で調査対象の範囲が広く、日本人配偶者なども含まれるため、拉致問題が後回しになるのではないかという懸念もあり、今後の調査に向け期待と不安が交錯している。

 「全然動かない状態から動き始めて、いよいよ始まったんだという感じがします。北朝鮮には人間らしい誠実な対応をしてほしい」。日朝政府間協議の終了を受け、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(78)は報道陣に対し、そう期待を話した。

 長く膠着(こうちゃく)状態が続いた拉致問題が「再調査」という形で動き出そうとしていることに被害者家族の期待は高まっているが、「全ての日本人」という調査対象の広さが家族に不安を投げかけている。

 日朝両政府の合意文書に記された調査対象としては、拉致被害者や特定失踪者以外に、昭和20年前後に北朝鮮で死亡した日本人の遺骨や終戦時に北朝鮮に残った日本人、在日朝鮮人の帰還事業で北朝鮮に渡った日本人配偶者も含まれる。

 めぐみさんの父、滋さん(81)は「(調査対象が)相当多いですから、そう簡単に全部調査は終わらないと思う。それこそ1年くらいかかるのではないかと思います」と話した。

 平成14年9月の日朝首脳会談で、北朝鮮はめぐみさんら被害者8人について「死亡」と説明。その主張は今も変わっていない。滋さんは「『8人死亡』を取り消すのは北朝鮮は好ましくないと思っているかもしれないが、待っている家族も高齢化しているので、まずはそこから取りかかってほしい」と希望する。

 田口八重子さん=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)も調査範囲の広さに触れ、「被害者家族としてはもっと早く交渉を進められないものかという思いが常にある」と語った。

 日本人遺骨の問題をめぐってはすでに、北朝鮮で遺族による墓参が進んでおり、拉致被害者や特定失踪者の家族には拉致問題が置き去りにされないかという不安がある。昭和43年12月に北海道稚内市で行方不明になった特定失踪者、斉藤裕(ひろし)さん=同(18)=の姉、由美子さん(77)は「拉致は現在進行形の問題。生きて救出を待っている被害者の問題を後回しにするようなことがあってはいけない」と訴えた。


<日朝協議>北朝鮮が調査委説明 日本、制裁一部解除検討へ
毎日新聞 7月1日(火)21時51分配信

 【北京・福岡静哉】日本と北朝鮮は1日、日本人拉致被害者の再調査に関する外務省局長級協議を中国・北京で開いた。北朝鮮側は拉致被害者ら全ての日本人の安否を調査する「特別調査委員会」の組織や責任者などを説明。日本側は持ち帰って内容を精査し、実効性があると判断すれば、4日にも人的往来の制限など日本独自の制裁を一部解除する方針だ。

 日本側は外務省の伊原純一アジア大洋州局長、北朝鮮側から宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が出席。午前は北朝鮮大使館、午後は日本大使館で計約4時間半行われた。協議終了後、伊原氏は「宋氏から特別調査委の組織、構成、責任者について丁寧な説明があり、全機関を対象とした調査を行う権限が適切に付与されているか、集中的に質疑した」と説明。日朝の局長級協議は5月のスウェーデンの協議以来となる。

 伊原氏は2日に帰国し、同日中に協議結果を安倍晋三首相に報告。政府は3日に関係閣僚会議で内容を精査し、実効性があると判断すれば、4日の閣議で(1)人的往来の制限(2)送金・現金持ち出し規制(3)人道目的の北朝鮮船舶の入港禁止--の制裁解除を行う日程で調整を進めている。

 ただ、北朝鮮は6月29日に短距離弾道ミサイルを発射し、米韓両国は日朝接近に懸念を強めている。伊原氏も協議冒頭、弾道ミサイル発射について「国連安全保障理事会決議などの趣旨に相いれず、極めて遺憾だ」と抗議。これに対し、宋氏は「地域の平和と安全はもとより、国際航海秩序や生態環境に影響を与えず順調に進めた」と反論した。

 安倍首相は1日の記者会見で、北朝鮮への制裁解除について「代表団の帰国後に報告を受けた後、しっかりと見極め、適切に判断していく」と表明。米韓両国との関係についても「平素から緊密に連携を取っている。日朝協議の開催によって、日米韓の連携に悪影響が出ることはない」と強調した。


<日朝協議>被害者家族「人間らしい誠実な対応を」
毎日新聞 7月1日(火)21時39分配信

 北朝鮮による拉致被害者らの再調査について話し合う日朝外務省局長級協議が1日始まったことについて、拉致被害者の横田めぐみさん(行方不明時13歳)の母早紀江さん(78)は川崎市内で取材に応じ「全然動かなかったことを考えると大きいが、待っているのはしんどい。北朝鮮は人間らしい誠実な対応をして、両国とも幸せになる道を考えて」と訴えた。同席した父滋さん(81)は「簡単に全部終わるとは思っていない。『死亡』とされている拉致被害者の調査にまず取りかかってほしい」と注文を付けた。

 また、拉致被害者の田口八重子さん(同22歳)の兄で拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄さん(76)は埼玉県春日部市内で「(拉致は犯罪だから)日本は無条件に帰せと言える立場だが、制裁を解くかどうかは、政府に見極めてもらうしかない。上手に交渉してほしい」と話した。【酒井雅浩、大島英吾】


「ようやく始まった」=日朝協議、内容に期待―被害者家族ら
時事通信 7月1日(火)21時16分配信

 北朝鮮による拉致被害者の再調査をめぐる日朝協議が行われたことを受け、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(76)が1日夜、埼玉県春日部市で取材に応じ、協議の内容に期待を寄せた一方、「以前のように決裂して、また元に戻ってしまうということは絶対に避けてもらいたい」と述べた。
 飯塚代表は「われわれが、まず求めたいのは(北朝鮮側の)拉致被害者の調査によって名簿が出てくることだ」と強調。その上で、日本政府に対しては「特定失踪者の名簿が出てきて、もしそれが足りなければ『まだいるはずだ』と強く交渉してもらいたい」と求めた。
 横田めぐみさんの父滋さん(81)と母早紀江さん(78)も川崎市で会見。早紀江さんは「全然動かなかった状態から、『ようやく始まったな』という感じはある」と述べたが、「(協議参加者が)日本に帰ってから、雰囲気や感触が出てくると思う。それがないと、何と言っていいか分からない」と話した。
 めぐみさんら北朝鮮が死亡したと主張している8人について、「全員が生きていると信じている。人間らしい誠実な対応があれば、両国ともに幸せになれることだと思っています。みんなを家族のもとに返してほしい」と訴えた。 


北、拉致再調査委を「丁寧に説明」…日朝協議
読売新聞 7月1日(火)21時5分配信

 【北京=寺口亮一、吉田敏行】日本と北朝鮮の外務省局長級による政府間協議が1日、北京で行われた。

 北朝鮮側は5月末の協議で、日本人拉致被害者らの再調査のために設置を約束した「特別調査委員会」の構成や責任者について日本側に説明した。日本政府は北朝鮮側の説明内容を見極めた上で、再調査に実効性があると判断した場合は3日にも関係閣僚会合を開き、日本独自の対北朝鮮制裁を一部解除することを決める。

 協議には、日本側から外務省の伊原純一・アジア大洋州局長、北朝鮮側から宋日昊(ソンイルホ)・日朝交渉担当大使が出席した。協議は午前中は北朝鮮、午後は日本の各大使館で計4時間半行われた。

 伊原氏によると、協議では北朝鮮側から特別調査委員会について「丁寧な説明」があり、日本側は同委員会に北朝鮮の全機関への調査権限が与えられているかどうかを集中的に質問した。伊原氏らは2日に帰国し、安倍首相に協議内容を報告する。


拉致調査委「丁寧な説明あった」=伊原局長
時事通信 7月1日(火)19時50分配信

 【北京時事】日朝政府間協議を終えた伊原純一外務省アジア大洋州局長は1日、日本人拉致問題の再調査のために北朝鮮が設置する特別調査委員会の組織構成や責任者に関し、「(北朝鮮側から)丁寧な説明があった」と記者団に語った。
 伊原氏は、説明内容について「本国に持ち帰り、政府首脳に報告する」として詳しい言及を避けた。その上で、今後の対応について「6月29日の弾道ミサイルの発射を踏まえ、政府全体として総合的な判断が行われる」との見通しを示した。 


日朝協議、日米韓に悪影響ない=制裁解除「適切に判断」―安倍首相
時事通信 7月1日(火)18時21分配信

 安倍晋三首相は1日午後の記者会見で、北京で開催した日本と北朝鮮による外務省局長級協議について、「日米韓の連携に悪影響が出ることはない」と述べた。韓国の尹炳世外相が、日朝接近が日米韓協調に及ぼす影響に懸念を示したことに関連して答えた。
 首相は「北朝鮮をめぐる問題は平素から米国や韓国と緊密に連携を取っている。今後も引き続き連携していく」と強調した。
 日本独自の対北朝鮮制裁措置の解除に関しては「(日本側)代表団が帰国後に北朝鮮側の説明についてきちんと報告を受けた後に、しっかりと見極め適切に判断していく」と述べた。


日朝協議 「帰る日まで生きられるか」期待と不安に揺れる有本恵子さんの母
産経新聞 7月1日(火)15時17分配信

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有本恵子さんの帰国を願う支援者の千羽鶴が飾られた自宅で、日朝協議に期待を寄せる母の嘉代子さん=1日午前、神戸市長田区有本恵子さん(写真:産経新聞)

 全面解決への扉は開かれるのか。日本人拉致被害者や拉致の可能性が排除できない特定失踪者らの安否をめぐる日朝政府間協議が1日、中国・北京で始まった。「全面的な再調査実施」の発表から1カ月余り。解決を望む世論の高まりを肌で感じる家族らは、「今度こそ」と期待を膨らませる一方で、「あの子が帰るまで生きていられるのか」と不安を募らせる。直前にミサイルを発射するという暴挙に出た北朝鮮。協議の行方は予断を許さない。

【表で見る】政府認定の拉致被害者

 「政府は生存を前提に調査や交渉に当たって、恵子を生きて返してほしい」

 神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さん=拉致当時(23)=の母、嘉代子さん(88)はこの日、同市長田区の自宅で再調査に望みを託した。

 有本さんが英国に留学中の昭和58年に行方不明になってからすでに31年の歳月が刻まれた。同じ欧州で失踪した石岡亨さん=同(22)=と平壌で暮らしているとの消息が失踪5年後に寄せられたが、平成14年の日朝首脳会談で北朝鮮は、有本さんら8人の拉致被害者が「死亡した」と説明した。だが、北朝鮮が提出した有本さんの死亡確認書は生年月日が違っており、その後生存情報も寄せられた。

 そんな「嘘だらけの国」に、嘉代子さんのやり切れなさは募るばかり。日朝協議直前の6月29日には、日本海側に短距離弾道ミサイルを発射し、国際社会を挑発した。「この時期にミサイルを飛ばすなんて、本当によく分からない。今回きちんとした結果を出すまでは、信用できるものなど何もない」と怒りを込める。

 食糧難とされる北朝鮮で暮らす娘の身を案じて毎食欠かさず「陰膳」をし、茶碗(ちゃわん)にご飯をよそって食卓に並べる。「向こうでしっかり食べて元気でいて」と願いながら、娘の帰りをひたすら待ち続けた。

 だが、拉致被害者の家族は年を重ね、日朝首脳会談から進展がないまま12年近くが経過した。嘉代子さんも1月に米寿を迎え、最近は歩くのにつえが必要になった。有本さんの父、明弘さん(85)も体調を崩すことがある。「恵子が帰るまでに2人とも生きていられるか、そればかり頭によぎる」という。

 だからこそ、今回にかける思いは強い。「これで解決しなかったら、もう諦めるしかない。絶対に解決してくれると信じている」

 再調査の先に全面解決はあるのか。その行方をほかの被害者家族も不安の中から見つめている。

 「今度こそいい結果が出てくるのではと期待している」。横田めぐみさん=同(13)=の父、滋さん(81)もそう希望を託す。いったんは拉致被害者の安否に関する再調査に応じながら、北朝鮮が一方的に合意をほごにした20年以降、事態は膠着(こうちゃく)した。それだけに、滋さんは今回の再調査による被害者の帰国実現を期待する。

 田口八重子さん=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(37)は「全ての被害者が帰ってくることが当然のことと思って政府は諸問題にアプローチしてほしい」と訴えた。


日朝協議 拉致再調査で一部制裁解除 ミサイル発射直後、異論も
産経新聞 7月1日(火)15時13分配信

 【北京=山本雄史】北朝鮮側が提示する日本人拉致被害者らの再調査に関する特別調査委員会について受け入れ、再調査が始まれば、日本政府は、実施してきた独自制裁のうち一部を解除する方針だ。

 解除されるとみられるのは、人的往来の規制措置▽北朝鮮居住者らへの送金、現金の持ち出しに関する届け出の規制▽人道目的の北朝鮮船籍船舶の入港禁止-の3つ。解除は法改正の必要がなく、法務、財務、国土交通各省など関係省庁の判断で可能だ。

 ただ、人的往来の規制について日本政府は、北朝鮮が平成18年7月に弾道ミサイルを発射して以降、段階的に強化しており、今年6月29日のミサイル発射直後の解除には異論が出る可能性もある。

 北朝鮮にとっては、日本との行き来が自由になれば、指導部が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の幹部らに直接、「指示」ができる。加えて、日本人の渡航自粛も解除されるため、北朝鮮への渡航者の増加が見込め、外貨獲得の機会を増やす突破口になる。

 「カネ」の面では、送金規制で財務相への届け出の下限額が300万円から1千万円に、現金持ち出しも10万円から30万円にそれぞれ緩和。ただ北朝鮮に流入する資金の監視は弱まる。

 人道目的の北朝鮮船籍船舶の入港禁止の解除は、人道支援のための医薬品や衣料品の輸送時に限る。

 一方で、日本政府は輸出入の全面禁止と北朝鮮からの航空チャーター便乗り入れ禁止や、「万景峰92」の入港の禁止などの独自制裁は継続する。特に輸出入の全面禁止は、大きな効果をあげているとされる。北朝鮮が再調査の進展の見返りにさらなる制裁解除を求めるのは確実で、日本政府は北朝鮮の出方を見極め、慎重に判断する方針だ。


日朝協議 拉致調査委の陣容聴取 日本、ミサイル抗議
産経新聞 7月1日(火)15時13分配信

 【北京=山本雄史】日本と北朝鮮の外務省局長級協議が1日午前、北京の北朝鮮大使館で始まった。日本側は、北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査に関する「特別調査委員会」の陣容や権限などの詳細について聴取した。日本政府は、特別調査委に北朝鮮の全機関を調査できる権限があるなどの実効性が確認できれば、北朝鮮側が再調査に着手したと判断し、人的往来の規制など独自制裁の一部解除に踏み切る方向。

 協議に出席した外務省の伊原純一アジア大洋州局長は冒頭、北朝鮮が6月29日に行った弾道ミサイル発射について、北朝鮮の「弾道ミサイル技術を使った全ての発射」を禁じた国連安全保障理事会の決議などに違反するとして「極めて遺憾だ。北朝鮮が国際社会の要求に真剣に対応するよう強く求める」と抗議した。

 その上で北朝鮮が特別調査委設置を約束した日朝合意に関し「実効性のあるものにする必要がある」と求めた。北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使は「合意を着実、誠実に履行するため自分に課された役割を果たす」と述べた。

 日本側は、特別調査委に関する説明内容を持ち帰り、2日夜にも安倍晋三首相、菅義偉官房長官、古屋圭司拉致問題担当相らが対応を協議する。1日の協議は午後も継続。北朝鮮側は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物をめぐる競売問題を持ち出し、揺さぶりをかけてくる可能性もある。

 日朝の公式協議は今年3月、約1年4カ月ぶりに再開した。5月26~28日にスウェーデンのストックホルムでの局長級協議を受け、北朝鮮が拉致被害者を含む全ての日本人の再調査を実施し、その見返りに日本が独自制裁の一部を解除することで合意した。


北朝鮮、拉致調査の態勢説明=制裁解除、3日に判断―政府
時事通信 7月1日(火)14時18分配信

 【北京時事】日本と北朝鮮は1日午後(日本時間同)、北京市内で外務省局長級協議を続行する。北朝鮮側が、日本人拉致被害者らの包括調査に向け設置する特別委員会の構成や権限について午前中に続いて説明。日本側は、金正恩第1書記に直結する顔触れが含まれ、実効性のある調査が見込める態勢になっているか慎重に見極める。
 日本から伊原純一アジア大洋州局長ら、北朝鮮から宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使らがそれぞれ出席する協議は、同日中に終了する予定。
 日本側は協議結果を持ち帰り、2日夜に安倍晋三首相に報告する。首相は3日に関係閣僚を集め、先の日朝合意に沿い日本独自の制裁措置を部分解除するかどうか最終的に判断、自ら結論を発表する。解除する場合は、4日の閣議で正式に決める運びだ。 


拉致解決へ真摯な対応を=再調査「見極める」―菅官房長官
時事通信 7月1日(火)12時17分配信

 菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、日朝の外務省局長級協議について、「北朝鮮が拉致被害者の帰国を含め全ての日本人に関する問題の早期解決に真摯(しんし)に取り組むことを強く期待したい」と述べ、北朝鮮に誠意ある対応を促した。
 菅長官は制裁解除の判断に関し「(拉致被害者らの再調査で北朝鮮が設置する)特別委員会に全ての機関を対象として調査を行う権限が付与されているのか、調査が実際に開始されるかが極めて重要だ。北朝鮮の説明をしっかり見極めたい」と語った。 


日朝政府間協議、「中身、しっかり見極める」古屋拉致問題担当相
産経新聞 7月1日(火)12時15分配信

 古屋圭司拉致問題担当相は1日の閣議後会見で、中国・北京で同日に始まった日朝政府間協議について、「北朝鮮側が特別調査委員会の立ち上げを、どのような中身で返答してくるか、それをしっかり見極めることに尽きる」と述べた。

 北朝鮮が6月29日に弾道ミサイルを発射したことに関しては「こういった行為は今までもあり、想定の範囲内。協議の中で言及し、抗議をしていく」と語った。


日朝協議始まる「諸懸案解決へ重要な一歩に」
読売新聞 7月1日(火)11時50分配信

Jccs
日朝政府間協議に臨む北朝鮮の宋日昊・日朝交渉担当大使(右手前から4人目)と外務省の伊原純一・アジア大洋州局長(左手前から4人目)(1日午前、北京の北朝鮮大使館で)=田村充撮影

 【北京=寺口亮一、吉田敏行】日本と北朝鮮の外務省局長級による政府間協議が1日午前、中国・北京の北朝鮮大使館で始まった。

 5月末の日朝協議で拉致被害者らの再調査のために設置を約束した「特別調査委員会」の組織や責任者について、北朝鮮側が日本側に説明する見通しだ。

 協議には、日本側から外務省の伊原純一・アジア大洋州局長、北朝鮮側からは宋日昊(ソンイルホ)・日朝交渉担当大使が出席した。

 協議の冒頭、伊原氏は「日朝間の諸懸案の解決に向けて、重要な一歩になる。日朝合意を着実に履行し、実効性のあるものにする必要がある」と述べた。6月29日に北朝鮮が複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射したことについては、「国連安全保障理事会決議や日朝平壌宣言の趣旨と相いれないもので、きわめて遺憾だ」と抗議した。

 宋氏は弾道ミサイル発射を「ロケット発射だった」などと説明した。その上で、「私たちが準備してきたことについては、協議で説明する」と述べ、拉致被害者らの再調査を行う特別調査委員会について説明する考えを示した。

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