« 「河野談話」作成に携わった石原元官房副長官、いわゆる「従軍慰安婦」聞き取りの裏付けなしと証言 | トップページ | 宮城沖地震に関するニュース・1547,2014年2月21日 »

2014年2月20日 (木)

関東甲信など東日本各地で大雪による被害拡大、死者続出・10

14日夜から続いた大雪の影響で、関東甲信など東日本各地で雪崩、建物の崩落、交通の麻痺、停電などの被害が広がっている。

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リンク:大雪孤立地区、すべて解消…2週間ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:記録的大雪にネットの力 「危機的状況」いち早く伝えたツイッター - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪による孤立、依然200人超 - 速報:@niftyニュース.
リンク:気温上昇で雪崩に注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪かき詐欺注意して、山梨県が先手打った - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関東甲信で依然200人超が孤立 - 速報:@niftyニュース.
リンク:大雪による孤立、4都県115人…雪崩で避難も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>いまだ続く孤立…山梨など4都県で256人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>農畜産業被害、過去最悪140億円 群馬 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>記録的積雪から1週間、防災のもろさ露呈 群馬 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>「謙信から信玄に塩」のよう 除雪車、山梨などへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<豪雪>孤立集落ルポ「せめて病院に行きたい」 山梨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<豪雪>雪崩で厳戒態勢、山間に大量残雪 山梨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>110番急増、15日に過去最高863件 長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>甲斐から越後に「ありがとう」メール 除雪車応援に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪、埼玉県の農業被害は229億円 自然災害で過去最大に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪で野菜に打撃 春には関東産の流通減少か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>公立8割が休校・授業短縮…1週間、山梨で影響続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>孤立いまだ480人 青梅線・西武秩父線は全線再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>スキー場、客足回復へ躍起 県も新HPを開設 長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:24人死亡、223人依然孤立…大雪1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪、「想定外」に長引く影響 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<大雪>雪捨て場が不足 想定外の積雪に悲鳴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪から1週間、処理能力超えた積雪に初期対応の遅れ、重機もなく長期化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪で4都県、いまだに643人が孤立状態 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>依然400世帯が孤立状態 雪崩の注意呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪1週間 自衛隊など孤立地域で支援活動続く 埼玉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪1週間 能力超えた積雪 重機なく長期化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大雪1週間 休校なお156校、孤立状態は1000人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大雪>観光業界に打撃 イベント中止、旅館キャンセル - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

大雪孤立地区、すべて解消…2週間ぶり
読売新聞 3月1日(土)19時14分配信

 関東甲信を中心とした記録的な大雪で、孤立した状態が続いていた山梨県身延町八坂地区の1世帯1人が1日、近隣地区と徒歩で行き来できるようになった。

 これで、大雪による東日本での孤立状態は約2週間ぶりにすべて解消された。

 読売新聞の調べでは、先月14~15日の大雪で道路を寸断されるなどして孤立状態となったのは、群馬、山梨、静岡など11都県で9000世帯を超えた。


記録的大雪にネットの力 「危機的状況」いち早く伝えたツイッター
産経新聞 2月24日(月)10時0分配信

 「全国ニュースはオリンピックですが、山梨県孤立してます」−。記録的な大雪が関東などを襲った15日、こんな「SOS」がツイッターで各地から発信された。都心の雪だるまなどほのぼのとした写真に交じって、交通や物流が遮断されたことを示す写真などが共有。現地の危機的状況をテレビより迅速に伝え、ネットの力を改めて見せつけた。

 「[拡散希望] 現在山梨では交通網が遮断され断水や停電している地域、車中泊を余儀なくされている人もたくさんいます」

 山梨県のネットユーザーは、雪が屋内まで浸入している画像や、雪の重みで車庫がつぶれている画像を次々にツイッターに投稿した。「車内に閉じ込められている」といった状況が明らかにされると、それを読んだ他のユーザーが「マフラーが雪でふさがれると、排ガスが車内に入り込み危険」などの情報を発信し、注意をうながすケースもあった。

 長野県佐久市の柳田清二市長はツイッターで道路の状況や孤立者情報の提供を呼びかけ、その返信で市内の状況把握に努めた。ツイッターを通じて市民と対話し、雪捨て場の情報なども発信する様子に、「災害時のトップとしてあるべき姿」(ツイッター)と称賛の声も寄せられた。

 ◆報道に不満の声も

 一方、「なぜマスコミは山梨の現状を報道しないのか」という不満の声も上がり、主にNHKが批判の対象となった。その理由はさまざまに詮索され、ソチ五輪でテレビ局が多額の放送権料を支払っているため、災害ニュースが後回しや手薄になっているという“事情通”の指摘も。匿名掲示板では、大手マスコミの取材拠点が都内にあるため、交通が遮断された地に取材班が到着するのが遅れるといった報道態勢の問題を指摘する声も散見された。

 批判はマスコミ以外にも飛び火。首相動静で、安倍晋三首相が大雪の影響が続く16日夕、東京・赤坂の天ぷら料理店で支援者らと会食していたことに、前衆議院議員の女性が「せめて、会合場所を公邸にできなかったのか」とかみついた。これに音楽評論家の女性、メディアジャーナリストの男性らが同調し、安倍首相のフェイスブックが一時炎上する一幕も。しかし、「的確な指示がしてあればいい」「天ぷら食べなかったらどうにかなったのか」「災害があったら首相は断食でもしないといけないのか」などと批判した側への逆批判も起き、ジャーナリストらが釈明に追われる状況にもなった。

 ◆不可欠なインフラ

 山梨などとは対照的に、被害が少なかった地域では「雪遊び」の写真が盛んに投稿された。東京・渋谷からは「道玄坂がスキー場になってる」(ツイッター)として道路でスキーに興じる姿や、ハチ公像の横に作られた「友達」の犬の雪像の写真がアップされた。芸術的な仕上がりの雪だるまの写真も多数投稿。“力作”を披露する書き込みからは、「一人の雪遊びでも共有できるから楽しい」という感覚がうかがえる。

 被災地域でネットユーザーが「ニュースが当てにならないから、自分たちが情報を外に出さないと」として積極的に動いた今回の大雪。ただ、停電や携帯電話の基地局のトラブルで、情報を発信したくてもできなかった人々が大勢いたことも事実だろう。ネットが今や必要不可欠なインフラになっていることを、再認識させた天災だった。(本)

【用語解説】今年の大雪

 2月8日に関東甲信を中心に記録的な大雪となり、都心で20年ぶりに積雪が20センチを超えた。さらに14日から15日にかけて本州南岸を通過した低気圧の影響で再び大雪に。19日現在で大雪による死者は8県で20人。山梨県では積雪のため電車や道路が通行不能になり、車内に閉じ込められた人が出たほか、物流もストップ。埼玉県秩父市や群馬県南牧村などでも住民が孤立した。


大雪による孤立、依然200人超
2014年2月23日(日)19時53分配信 共同通信

 関東甲信の記録的大雪に伴い、群馬、埼玉、山梨、東京の4都県で83世帯215人が依然として孤立していることが、23日夕現在の共同通信のまとめで分かった。雪崩などの恐れによる避難勧告は埼玉、山梨両県の4世帯6人に上った。

 まとめによると、孤立しているのは群馬県が1世帯2人▽埼玉県が26世帯38人▽山梨県が20世帯34人▽東京都が36世帯141人。

 気象庁は23日も関東甲信の各地になだれ注意報を発表した。向こう1週間の気温は平年並か平年より高くなる予想。気温が上昇すると雪崩が起きやすくなるため、積雪の多い地域では注意が必要だ。


気温上昇で雪崩に注意
産経新聞 2月23日(日)7時55分配信

 関東甲信などに降った記録的な大雪がまだ残る中、23日は関東甲信で晴れや曇りの天気となる見込みで、気温も上がることから、気象庁などは雪崩への注意を呼びかけている。山梨県や埼玉県では一部の地域に避難指示や避難勧告、避難準備情報が出ている。

 23日の予想最高気温は甲府が7度、熊谷(埼玉)が8度。気象庁は「日中に晴れて気温が上がると雪崩が起きやすい。気をつけてほしい」としている。


雪かき詐欺注意して、山梨県が先手打った
スポーツ報知 2月23日(日)7時3分配信

 記録的な大雪に見舞われた山梨県は22日までに、ホームページ(HP)で、「雪かきボランティア」を装った振り込め詐欺や、個人情報の詐取に注意するよう呼びかけた。実際の詐欺被害は確認されていないが、ボランティア活動が本格化する中、善意につけ込んだ卑劣な行為を予防するのが狙い。甲府市内ではこの日も県内外から、50人以上の雪かきボランティアが活動したものの、残雪の置き場所不足という問題も浮上し、影響は長引いている。

 14日から1メートル以上の積雪を記録した山梨県。雪害に不慣れな地方で、高齢者宅などの雪かきを担うボランティア活動が本格化するなか、同県では21日にHPで、こんな呼びかけを行った。「『雪かきボランティア』をよそおった『振り込め詐欺』や『個人情報の詐取』にご注意ください」―。

 県では「多くの人にボランティア活動が広がることを願っている。万が一でも善意を悪用するような被害がないよう注意を喚起した」と説明。HPによると、ボランティアの募集や派遣で、自治体や社会福祉協議会(社協)から手数料や募金・振り込みを求めることはなく、世帯構成や口座番号を照会することも「絶対にない」としている。実際に被害は確認されていないが、善意に頼るボランティア活動に影響がないよう先手を打った。

 県の担当者は「自治体や社協をかたった電話や郵便があったら、最寄りの警察署などに連絡してほしい」と強調。甲府市の災害ボランティアセンターでも「22日も、県内や東京・京都などから来た56人のボランティアが早朝から雪かきをしている」と、今も復旧の最中であることを明かし「活動に支障がないような行動を望みたい」と“大雪詐欺防止”を呼びかけた。

 一方、同県内では、住民らが街中に積み上げられた雪の置き場に悩まされている。甲府市内のある小学校の校庭には、高さ2メートルの雪山が2つある。いずれも市民が17日から持ち込んだ雪。すでに満杯になったため受け入れを中止した。甲府市は最終的に河川敷に捨てる予定だが、量が多すぎて移送し切れていない。

 甲府地方気象台によると、降雪以降、例年より厳しい冷え込みが続き、雪が解けにくくなっているという。雪氷防災研究センター(新潟県)では、「残雪は日増しに固く、重くなる。完全になくなるまで除雪を続けていくしかない」と指摘している。


関東甲信で依然200人超が孤立
2014年2月22日(土)20時25分配信 共同通信

 14日から降った記録的大雪による関東甲信4都県の住民の孤立状態は、前日から100人以上が解消された一方、依然計256人に上っていることが22日、各自治体のまとめで分かった。大雪から1週間以上が経過しており、影響が長引いている。

 気象庁は週明け以降、気温が平年並みか高い所が多いと予想。雪が多く残っている地域では、雪崩や落雪の危険があり、関東甲信の一部などになだれ注意報を発表し、注意を呼び掛けた。

 東京都は青梅市と奥多摩町で計148人が孤立。ほかの3県の孤立は、埼玉県で計56人、山梨県で計47人、群馬県で計5人となっている。


大雪による孤立、4都県115人…雪崩で避難も
読売新聞 2月22日(土)19時59分配信

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ヘリで甲府市高成町から避難し、県防災新館に降り立つ住民(22日午後1時43分、甲府市丸の内で)

 関東甲信を中心とした記録的な大雪の影響で孤立状態となっている住民は、読売新聞の22日午後5時現在のまとめで、埼玉、山梨、東京、群馬の4都県で計66世帯115人まで減った。

 山梨県では、救急車などの緊急車両が通行できなかった甲府市高成町の7世帯7人が同日、ヘリで救出され、親戚宅や避難所に向かった。県内全体では25世帯47人が孤立状態で残っており、各自治体では除雪を急いでいる。

 雪崩や建物などからの落雪の危険があるとして、同県では西桂町の3世帯7人に避難指示が、富士川町などの計4世帯9人に避難勧告がそれぞれ出ている。

 同町災害対策本部によると、町内では15日に雪崩が起きたという。現場近くに住み、避難勧告を受けて避難した深沢嘉造さん(82)は、「自宅は築約90年の木造。心配で眠れない」と話していた。

 ほかに、埼玉県でも秩父市の1世帯2人に避難勧告が出ている。


<大雪>いまだ続く孤立…山梨など4都県で256人
毎日新聞 2月22日(土)19時28分配信

 大雪の影響で、毎日新聞のまとめでは22日午後7時現在、東京、山梨、埼玉、群馬の4都県で計102世帯、256人が孤立している。昨日夜に比べほぼ半減した。26日からは気温が上昇するため、気象庁は雪崩や屋根からの落雪に注意するよう呼び掛けている。

 山梨県では、西桂町が3世帯に避難指示と1世帯に避難勧告、富士川町が3世帯に避難勧告、道志村は全629世帯に避難準備情報を出した。埼玉県秩父市も大滝地区の1世帯に避難勧告をした。孤立状態は、東京40世帯148人▽埼玉35世帯56人▽山梨25世帯47人▽群馬2世帯5人。

 気象庁によると、山梨県富士河口湖町で79センチ、甲府市で19センチ、秩父市で36センチの積雪がある。関東甲信の気温は23~25日はほぼ平年並みだが、26日は平年を上回るという。【まとめ・一條優太】


<大雪>農畜産業被害、過去最悪140億円 群馬
毎日新聞 2月22日(土)18時40分配信

 大雪による農畜産業被害への支援対策を検討するため、群馬県は21日、大沢正明知事を本部長とする「農業被害対策本部」を設置し第1回会合を開いた。

 県によると、県内全域で農業用ハウスの倒壊があり、キュウリやトマトなどに甚大な被害が出ている。21日までに判明している推計被害総額は、畜産業やきのこ栽培も合わせて過去最悪の約140億円で、今後も増える見通しだという。茂木一義・農政部長は「できるだけ早く支援策を決定したい」と話した。対策本部は毎日会合を開き、情報収集や支援策を検討する。

 また、同日、農林水産省から横山信一・大臣政務官が来県し、被災した前橋市内のキュウリ農家などを視察。国として積極的に支援する考えを示した。【塩田彩】


<大雪>記録的積雪から1週間、防災のもろさ露呈 群馬
毎日新聞 2月22日(土)18時38分配信

 記録的な積雪を観測してから、22日で1週間。孤立集落は21日までに15世帯まで減少し、群馬県内の交通網は正常化しつつあるが、今回の大雪では「想定外」に対する群馬の防災力のもろさが露呈する形になった。県がPRし続けてきた「災害に強い群馬」が揺らいでいる。【喜屋武真之介、塩田彩】

 「『もしも』に備え、『ぐんま』を選ぶ」。地震や津波などの大災害が起きにくい地理的優位性を生かし、企業や行政機関のバックアップ機能誘致に取り組んできた県のキャッチフレーズだ。今回の豪雪災害にも、県幹部らは「想定外」という言葉を連発。観測史上最大の積雪を、例外的とする向きもある。

 しかし、群馬で起こりうる大災害の一つが、浅間山の大噴火だ。「異物が積み重なって交通網がまひするのは灰も雪も同じ。東日本大震災を考えれば『想定外』は許されず、今回の大雪は教訓にしなければなけれない」。そう警鐘を鳴らすのは、浅間山や富士山のハザードマップ作りを進めている火山学者の荒牧重雄・東大名誉教授(83)だ。

 死者1400人以上となった1783年の浅間山の「天明の噴火」では、江戸にも火山灰が降り積もった。現代では、灰が積もると車はスリップしやすくなり、雪同様に立ち往生する車が相次ぐことが予想される。また、灰は雪よりも重く、溶けないため、荒牧氏は「積もるのが数センチでも雪よりやっかい。農作物などにも大きな被害が出る」と指摘する。

 しかし、浅間山周辺自治体以外の緊張感は低い。前橋市や伊勢崎市では、雪害だけでなく噴火被害も地域防災計画に含まれていなかった。県も平野部に降灰があった場合の対策は「現在検討中」という。めったに起きない災害に対し、ハード面を整備することは費用対効果の悪さで難しいが、想定の有無が実際の被害の大きさを左右する可能性もある。今回の豪雪災害をどう生かすかに、真に「災害に強い群馬」の実現がかかっている。


<大雪>「謙信から信玄に塩」のよう 除雪車、山梨などへ
毎日新聞 2月22日(土)18時22分配信

 今回の記録的大雪を巡って、新潟県内からは21日現在、ロータリー除雪車や除雪ドーザー32台、職員や委託業者ら80人以上が甚大な被害を受けた山梨県など3県に除雪作業のために派遣された。同県を中心に職員らが除雪や復旧作業を続けている。戦国時代、越後の上杉謙信が甲斐の武田信玄に「塩を送った」逸話を思い起こさせる新潟県の対応に、現地から感謝の声が上がっている。【塚本恒】

 被害が明らかになった16日、県は山梨県からの支援要請を受けて、同県に、新潟県が除雪作業を委託している建設業者の除雪車8台を出動させた。翌17日には、災害時相互応援協定を結ぶ埼玉県に除雪車4台を派遣した。

 さらに、ホームセンター「コメリ」が設立した新潟県のNPO法人「コメリ災害対策センター」などの協力を得てかんじき60足とソリ100台を送り届けた。いずれも、知事同士のやり取りが端緒で決まったという。上越、柏崎、新潟、胎内、長岡、十日町の6市も山梨や群馬などに除雪車計20台や職員を派遣した。

 県が迅速に除雪派遣に動いた背景には、県内での積雪が例年に比べ少なかった事情もある。新潟地方気象台によると、新潟市の昨年11月からの累積降雪量は平年の3割ほどの54センチにとどまっている。県防災局の担当者は「今年は県内の除雪にかかり切りという状況でなかったことが幸いした」と語る。かかる費用についてはどこがもつかはきまっていないという。

 除雪作業のノウハウがある新潟県の素早い支援に、被災地からは感謝の声も上がる。山梨県災害対策本部の担当者は、「これだけの豪雪被害は山梨県では過去になく、本格的な除雪機械が少なかった。経験の蓄積がある新潟県などの支援は本当にありがたい」と語った。


<豪雪>孤立集落ルポ「せめて病院に行きたい」 山梨
毎日新聞 2月22日(土)18時8分配信

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山間部にある御門集落。積雪は最大150センチ近かったという=山梨県北杜市須玉町小尾で

 豪雪で一時は2000世帯以上が孤立した山梨県内では、除雪が急ピッチで行われ、孤立状態の解消が進んでいる。孤立した山間部の集落は、多くが高齢化が進んだ過疎地だ。住民からは「今後も雪崩や降雪がありうる。せめて病院に行ける態勢を」と切実な声が漏れる。

 北杜市須玉町小尾の御門集落。29世帯39人が暮らす。14~15日の降雪で1メートル以上の雪に閉ざされて孤立した。18日夕、4日ぶりに道が通った。

 20日に集落を訪ねた。農業、白倉栄一さん(76)が公民館前の雪を黙々とかいていた。「俺が一番の若手。ここくらいは雪をかいておかないと」

 高齢化で雪のかき手はおらず、多くの家の玄関先は1人がやっと通れる幅だけしか開いていない。近くの集落から応援に来た建設会社の社長が1人で重機を使い、集落内の道を除雪したという。取材中に防災無線で「再び降雪の可能性がある」との放送が流れた。白倉さんは「次に何かあったら、もうかなわん」とつぶやいた。

 山里のため食料や燃料は普段から多めに買っていた。ただ、不安は急病人だ。大雪の数日前には集落内の80代男性が体調を崩して市内の病院に入院。白倉さんは「降った後なら救急車どころか、担架で運び出すことすらできなかった」と振り返る。

 町全体が一時孤立化し、停電も起きた早川町。高齢化率が49・8%と県内自治体で最も高い。雨畑地区の無職、望月訓男さん(77)は「雪崩や雪解けによる土砂崩れが怖い」と言い、根岸梅江さん(92)も「体が不自由な人が多く、雪下ろしも十分にできない」と孤立解消後も消えない不安を口にする。

 御門、雨畑両集落では多くの住民らが長年、自助、共助で生活を続けてきた。ただ、住民の力に限界が見え始めている。白倉さんは控えめに言う。「行政はよくやってくれたと思うが、小型の除雪機でも集落に置いてもらえればありがたい」【春増翔太、藤河匠】


<豪雪>雪崩で厳戒態勢、山間に大量残雪 山梨
毎日新聞 2月22日(土)18時3分配信

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町全体が一時孤立した早川町に至る県道には、斜面から大量の雪がなだれ落ちている=山梨県早川町で18日

 山梨県内を襲った豪雪から21日で1週間となった。高速道路や鉄道はほぼ復旧したが、県内では9市町村で54世帯90人が孤立している。横内正明知事は22日中に除雪や救助により、孤立集落の解消を目指す考えを示した。一方、山間部では大量の残雪による雪崩の危険性が増しており、専門家らは厳重な警戒を呼び掛けている。

 天候回復で雪が緩み、県内の山間地の斜面などで雪崩の危険性が高まっている。上野原市などでは一度除雪した道路が雪崩で塞がれ、集落が一時孤立。富士川町では21日に避難勧告も出された。甲府地方気象台は週明けから最高気温が10度を超えると予想。専門家は「雪崩が起きやすくなる。斜面からなるべく離れて通るなど注意を」と呼びかけている。

 上野原市棡原小伏、西原腰掛などの集落は、一度は林道や市道を住民が除雪して人が通れるようになったが、それぞれ19日夕に雪崩の発生が確認され、計25世帯55人が一時孤立状態になった。大月市賑岡町奥山の金山集落でも1世帯7人が沿道の雪崩で孤立した。

 富士川町は21日、同町鰍沢・鬼島で雪崩の危険性があるとして、4世帯9人に避難勧告。西桂町でも17日に3世帯7人に避難指示を出した。

 南アルプス市で15日に民家の窓ガラスを突き破って屋内に雪が入るなど、3市町で民家2件、ホテル1件の建物被害も発生した。

 防災科学技術研究所・新庄雪氷環境実験所(山形県)によると、天候が回復すると、地表と雪の間に雪解け水がたまり、雪崩の危険性が高まる。同実験所の小杉健二室長は「斜面に雪に亀裂があったり、雪の塊が転がり落ちてくるなど前兆現象に注意してほしい。直射日光の当たる南向きの所、植物の生えていない所は特に危険」としている。【片平知宏】


<大雪>110番急増、15日に過去最高863件 長野
毎日新聞 2月22日(土)17時58分配信

 長野県警通信指令課は21日、14日未明からの大雪の影響で、15日の110番の受理件数が過去最高の863件になったと発表した。統計開始は同課が発足した2008年3月で、これまでは昨年1月14日の642件が最高だった。1日平均受理数は274件。

 同課によると、15日は雪で道路が通行止めになり車が立ち往生した影響で、「除雪はどうなっているのか。トイレはどこにあるのか」といった問い合わせや、「雪かきのやり方を教えてほしい」など不要不急の問い合わせが計550件に上ったという。

 県警本部内にある同課は計6人で県内の110番通報に対応しており、一度に対応できる通報は4件まで。同課は「今回は緊急性の高い事件がなかったが、不要不急の通報への対応で事件への対応が遅れる可能性もある。道路情報は国や県、市に問い合わせるなど、適切な問い合わせ先を選んでほしい」と呼び掛けている。【巽賢司】


<大雪>甲斐から越後に「ありがとう」メール 除雪車応援に
毎日新聞 2月22日(土)11時19分配信

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「もうすぐ春です」のメッセージを貼り、甲府市で除雪作業にあたる上越市の除雪車=同市提供

 関東甲信地方を襲った記録的な大雪で、除雪車や作業員を多数派遣した新潟県や同県内の自治体に対し、山梨県などの住民から感謝の電話やメールが相次いでいる。中でも上越市が除雪車の車体に「もうすぐ春です」のメッセージを掲げて作業にあたったことが、さりげない気遣いだったと好感を持たれている。インターネット上でも、戦国時代、越後の上杉謙信が敵対する甲斐の武田信玄に「塩を送った」という逸話を思い起こさせてくれると、話題になっている。

 深刻な被害が明らかになった16日、上越市は甲府市との災害時相互応援協定に基づき除雪車を派遣することを決め、19日までに作業を委託した市内の建設会社から除雪ドーザー2台と作業員を送り出した。

 作業員たちは「甲斐の皆様 もうすぐ春です 頑張ってください」というメッセージを車体に貼って除雪作業にあたった。「上越では毎年雪が降るが、春になれば雪が解けて明るい光が差す。だから希望を持ってほしいという気持ちを込めた」という。

 上越市役所には18日以降、「言葉がうれしかった」「迅速な救援、お礼申し上げます」などのメールや電話が6件寄せられた。また前橋市に除雪車8台、作業員ら23人を派遣した新潟市にも「わざわざ除雪に来てくださって助かってます」などのメッセージが数件あったという。

 大雪の被害があった山梨、群馬、埼玉の3県には、新潟県と県内の6市から21日までにロータリー除雪車や除雪ドーザー計32台、職員や委託業者ら80人以上が派遣された。このほか、新潟県は埼玉県にかんじき60足とソリ100台などを提供している。【塚本恒】


大雪、埼玉県の農業被害は229億円 自然災害で過去最大に
産経新聞 2月22日(土)9時13分配信

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雪の重みで屋根が大きく傾き、骨組みが折れ曲がって倒壊したイチゴ栽培用のビニールハウス=19日、横瀬町横瀬の小松沢レジャー農園(写真:産経新聞)

 記録的な大雪による埼玉県内の農業被害は実態が明らかになるにつれて深刻さを増し、県が21日にまとめた被害額は県北部を中心に55市町村で計229億円に達した。野菜や花植木などの作物被害が108億円、パイプハウス倒壊などの施設被害が121億円。昭和57年8月の台風10号による103億円の農業被害を大きく上回り、自然災害としては過去最大となった。

 県農林部によると、最も農業被害が大きかったのは深谷市で62億8200万円。次いで、本庄市21億3600万円▽熊谷市14億3800万円▽上里町9億4400万円▽神川町7億3900万円-などだった。

 野菜の被害額は82億5千万円。キュウリ29億円、トマト8億4千万円、イチゴ7億7千万円、ブロッコリー6億2千万円など。パイプハウスなどが雪で潰れ、促成栽培で出荷時期を迎えた野菜や、5月以降に出荷する苗の被害が目立った。

 花植木の被害は10億5千万円。ユリ3億円、花壇苗2億2千万円、チューリップ5千万円など。果樹の被害は計2億3千万円。雪の重みによる枝折れ被害が目立ち、ミカン1億8千万円、ウメ3千万円、ブドウ2千万円など。

 畜産の被害は2億2千万円。鶏10万3500羽(1億2千万円)、牛201頭(9千万円)、豚105頭(200万円)が畜舎が潰れて圧死したり、暖房が止まって死ぬなどしたほか、出荷できない生乳は廃棄処分になった。

 施設被害はパイプハウスが52億9千万円、鉄骨ハウスが46億2千万円、ガラスハウスが2億4千万円。このほか、畜舎・堆肥舎などでも屋根が潰れるなど19億2千万円の被害があった。

 県農林部は今後も被害が拡大すると予想。来週中にも県農業災害対策特別措置条例に基づく特別災害として指定する予定。


大雪で野菜に打撃 春には関東産の流通減少か
産経新聞 2月22日(土)9時10分配信

 14日に降り始めた今回の大雪は、埼玉県内の農業に過去最大級の被害をもたらした。現在収穫期の野菜の値上がりは一段落しているが、3月から4月にかけて店頭に並ぶ春物の「近郊野菜」への影響が懸念されている。

 JA全農さいたま(さいたま市浦和区)によると、埼玉、群馬、栃木などで生産がさかんなホウレンソウ▽キュウリ▽トマト▽イチゴ-といった春野菜は、ビニールハウスやガラス室などで栽培される。

 毎年3、4月に出荷のピークを迎え、関東各地の店頭に並ぶ。だが、大雪の影響で県内の産地はもちろん、各県でハウスがつぶれるなど深刻な被害が出ている。JAの担当者は「流通量が少なくなると、九州方面などから野菜を持ってくることになる。輸送費がかかり、値段が上がる可能性もある」と話した。

 「野菜もお客さんも来なくて、店が開けられなかった」。さいたま市浦和区の青果店「てん政商店」の店主、小牧秀一さん(37)は、14、15日ごろをこう振り返った。

 野菜の流通への影響は18、19日が最も大きく、「種類によっては1つの店に1ケースしか届かない野菜もあった」という。小牧さんは「とにかく品物が少なく、お客さんに迷惑をかけて申し訳なかった」と話した。

 また、白菜を買いにきた同区の主婦(47)は「この先、旬の野菜の値段や量が不安定になれば、比較的安定しているモヤシや冷凍野菜を選ばないといけませんね」と思案顔だった。


<大雪>公立8割が休校・授業短縮…1週間、山梨で影響続く
毎日新聞 2月21日(金)21時1分配信

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校庭に捨てられた雪山の脇を登校する児童たち=甲府市丸の内2の市立舞鶴小で2014年2月21日午前10時5分、山口香織撮影

 記録的大雪に見舞われた山梨県で学校教育への影響が広がっている。1週間たった21日も公立校の8割に当たる253校が休校したり、授業を短縮したりした。校庭が雪置き場になった学校は「今年度の野外体育は無理」とし、休校分の授業時間の確保など教員らは頭を抱えている。

 15日に観測史上最多の114センチを記録した甲府市。市立舞鶴小(同市丸の内2)では、グラウンドに約30センチの積雪が残る。さらに市民が軽トラックに積んだ雪を捨てていく。市が指定した河川敷など7カ所の雪置き場では足らず、市立の全36校も仮置き場に追加したためだ。授業再開の20日以降、児童らは高さ2メートルはある雪の山のそばを登下校している。

 舞鶴小の一瀬宏校長は「まだ孤立集落もある。仕方がない」と話すが、今後への不安は隠せない。低温で雪は氷のようになっており、溶け始めた場所も、ぬかるみや車のわだちで傷んだ状態。「校庭で体育の授業を行うのは年度内は無理」と言い、サッカーなどは体育館でのバスケットボールに変える予定だ。

 授業時間の確保も悩ましい。舞鶴小は17~19日に臨時休校し、20、21日には始業を遅らせた。不足分は5時間から6時間授業にし、行事を削るなどして捻出する方針。21日も富士吉田市や北杜市などの88校は休校のままで、各校では土曜日の授業も検討している。【山口香織、松本光樹】


<大雪>孤立いまだ480人 青梅線・西武秩父線は全線再開
毎日新聞 2月21日(金)20時59分配信

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群馬県庁の周辺には降り始めから1週間がたった今も雪が溶けずに残っている=前橋市で2014年2月21日、塩田彩撮影

 記録的な大雪から1週間が経過した21日、内閣府のまとめでは午後10時現在、東京、埼玉、群馬、山梨の4都県18市町村で少なくとも236世帯480人が孤立状態にある。同日午前の段階からほぼ半減した。

 農林水産省は同日、イチゴやホウレンソウなどのビニールハウスの損壊が25都府県で約1万1000件、露地物の農作物被害が13府県約160ヘクタールに及ぶことを明らかにした。農水省は政府系金融機関による長期低利融資などで再建を支援する。 鉄道では午後11時現在、秩父鉄道の影森-三峰口間と上信電鉄の南蛇井-下仁田間が不通のまま。JR青梅線と西武秩父線は夜までに全線で運転を再開した。【町田結子】


<大雪>スキー場、客足回復へ躍起 県も新HPを開設 長野
毎日新聞 2月21日(金)20時27分配信

 14日から続いた記録的な大雪で、長野県内では多くのスキー場が15、16両日に営業休止を余儀なくされ、今週に入ってからも客足の減少などで影響が続いている。県は20日から道路情報やスキー場の情報などを掲載する新たなホームページ(HP)を開設。積極的な情報発信で客足の回復に向けた対策を急いでいる。

 県観光部の聞き取りでは、週末の15、16日は東信や南信地方のスキー場で休業が相次いだ。営業したスキー場でも来場者が平年の4~8割程度と大幅に減少した。

 観測史上最大の積雪を記録した軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場は15、16両日を臨時休業にした。リフト乗り場や施設周辺などの除雪をし、17日から一部コースで営業を再開したが、担当者は「前年に比べて3~4割しか利用客がいない」と嘆く。町内の除雪がまだ続いていることや、上信越自動車道碓氷軽井沢インターチェンジ(IC)が閉鎖されているなど、交通事情が改善していないことが原因とみられる。15~19日の来場者数は前年度比で約95%減に落ち込んだ。

 同スキー場ではコース整備などを進め、22、23両日には全10コースのうち8コース程度で営業を再開したい考え。スキー場のHPでも交通情報などを掲載し、「軽井沢に行くことへの不安をなくしていきたい」と話す。

 上信越道直結のスキー場として知られる佐久市の「佐久スキーガーデンパラダ」では今回の大雪で一気に約1メートル積もり、リフトなどが雪に埋まった。14~19の6日間は休業を余儀なくされ、20日、全7コースのうち3コース限定で営業を再開した。今週末には全コースをオープンさせる方針だ。担当者は「リフトの掘り出しやゲレンデ整備に時間がかかった。上信越道やアクセス道路も不通になり、客が来られる状態ではなかった」と説明。同スキー場は今年で開業20周年だが、大雪による休業は初という。

 20日から営業を再開した富士見パノラマリゾート(富士見町)は、HP上に中央自動車道諏訪南ICからの道路状況を写真で掲載する。「町内でもまだ除雪が進んでいない場所がある。安全に来るためのルート案内をしたい」と話す。

 県はHP開設の他、市町村の観光協会やスキー場、宿泊施設にも、各事業者のツイッターやフェイスブックなどを活用した情報発信を呼び掛ける。県観光振興課は「大雪の影響を減らすため、安全に長野県に来られることをPRしたい」と話している。【小田中大、武田博仁】


24人死亡、223人依然孤立…大雪1週間
読売新聞 2月21日(金)20時21分配信

 関東甲信を中心とした記録的な大雪は21日、降り始めから1週間となった。

 政府が同日まとめた大雪の被害状況によると、群馬、埼玉県などで計24人が死亡、計596人が負傷した。住宅被害は全壊が62棟、半壊・一部損壊は381棟に上った。読売新聞のまとめでは午後5時現在、山梨、埼玉、群馬、東京の4都県で少なくとも223人が依然、孤立状態となっている。

 農畜産物や関連施設の被害総額は、2週間前の降雪を含め、埼玉、群馬、栃木県など1都6県で約481億円に上っている。降雪が激しかった山梨、長野県は集計できておらず、さらに被害額は拡大する見込み。

 一方、道路が寸断されるなどして孤立状態に陥ったのは11都県50市町村231地区で、少なくとも1万8700人に上った。山梨県早川町(人口1183人)や群馬県南牧村(人口約2300人)は全域で孤立、東京都檜原村は人口の3割にあたる800人が一時、身動きがとれなくなった。


大雪、「想定外」に長引く影響
2014年2月21日(金)18時35分配信 共同通信

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 20日、解けずに残った雪が次々と小学校の校庭に運び込まれていた=山梨県富士吉田市で共同通信社ヘリから

 関東甲信と東北中心に被害が出た記録的な大雪から21日で1週間が経過した。総務省消防庁のまとめで死者は24人。経済的損失は農業で特に大きく、野菜や果物の価格高騰などで全国にも波及した。依然として4都県で364人の孤立が続いており、想定外の大雪の影響は長引きそうだ。

 14日からの大雪で甲府市114センチ、前橋市73センチ、埼玉県秩父市98センチと計17地点で観測史上最多の積雪を更新。その後も気温が低く、21日午後5時の時点でもそれぞれ26センチ、12センチ、38センチの雪がいまだに積もっている。


<大雪>雪捨て場が不足 想定外の積雪に悲鳴
毎日新聞 2月21日(金)16時2分配信

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雪を積んだトラックが出入りする「グリーンドーム前橋」駐車場=前橋市岩神町1で2014年2月20日午後2時9分、塩田彩撮影

 群馬県内の自治体から、除雪した雪の捨て場不足を懸念する声が上がっている。自治体の多くは所有する公園や駐車場などを一時的な捨て場に指定しているが、想定外の積雪量に「とてもすべてを搬入できない」という悲鳴も。こうした事態を受け、国土交通省高崎河川国道事務所は20日、管理している高崎市内の烏川河川敷などに、自治体が除雪した雪を受け入れる考えを示した。【塩田彩、喜屋武真之介】

 前橋市の利根川沿いにある「グリーンドーム前橋」駐車場の一角には、雪を積んだトラックがひっきりなしに出入りしている。市は18日から、駐車場のうち約1万平方メートルを一時的な残雪の捨て場として利用。同市道路管理課は「市民から『道路を通りやすくしてほしい』という要望が寄せられている。道路脇に積み上げた雪を移す必要があるが指定した駐車場もすでに狭くなってきている」と話す。

 一部では、市民が除雪した雪を農業用水路に廃棄し水路が詰まる事態も発生しているといい、市は地域の公園などに雪を集めることができるよう、各自治会に呼びかけている。

 渋川市は市内にある県有地の公園の一角を利用することを検討中。「積み上がった雪のせいで主要道路も1車線通行のまま。市民からは『早くなんとかしてほしい』という電話がたくさんある。早急に捨て場を確保したい」と話す。

 こうした要請を受け、国土交通省高崎河川国道事務所は20日、管理する高崎市下和田町の烏川左岸河川敷に約1万5000平方メートルの敷地を確保。同事務所や県のほか、市町村が除雪した雪を受け入れるという。同事務所は「要請が増えれば、さらなる受け入れ場所を検討する」としている。

 雪はいつまで残るのか。前橋地方気象台によると、今月14~15日に降った雪は、20日午後2時現在で、前橋市内で15センチ、みなかみ町(藤原)で153センチ残っている。独立行政法人「雪氷防災研究センター」によると、関東地方の1~2月の気候で解ける雪は1日2~3センチ。同センターは「積雪は少なくともあと数日残る」としており、除雪で積み上げられた雪は当分の間残るとみられる。


大雪から1週間、処理能力超えた積雪に初期対応の遅れ、重機もなく長期化
産経新聞 2月21日(金)14時59分配信

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大雪の影響が続き、除雪されず通行できない道路やトンネルがみられた=21日、山梨県早川町(陸自ヘリから、財満朝則撮影)(写真:産経新聞)

 関東甲信で記録的な大雪が観測されてから、21日で1週間。この間、各地で孤立集落が相次いだが、機材不足から除雪が進まず、孤立の把握が遅れる自治体もあった。一方、各地で起きた車の立ち往生では、国などの通行止めの判断が遅く除雪を優先できなかったことが発端だったとされる。大雪時の対応をめぐり、自治体や国の教訓が浮かび上がった。

 一時、全域が孤立した山梨県早川町。現状の把握もままならず自衛隊に救助要請したのは、大雪から2日が経過した16日午後7時だった。担当者は「孤立は予想できたが除雪が進まず、満足な情報もつかめないまま後手の対応に回らざるを得なかった」と振り返る。

 20日朝も131世帯198人の孤立が続いた。担当者は前例のない降雪量に加え、重機の不足が孤立の長期化を生んだとみている。町には除雪機はなく、地元建設会社の協力で除雪しているが、「不景気で会社も減る中、あれだけの大雪で手が回らなくなった地点も出た。正直、お手上げ状態だった」と話した。

 群馬県下仁田町では、孤立集落の正確な把握が降り始めから3日以上後にずれ込んだ。町内の道路は狭く重機が容易に入り込めない上、雪を除くスペースの確保にも苦しみ、入り組んだ集落の状況が把握できなかった。担当者は「今度同じような大雪になっても、どう対応してよいのか分からない」と頭を抱える。

 これまでの倍となる観測史上最高の積雪73センチを記録した前橋市。孤立はなかったものの、1週間を迎える今も除雪に苦慮している。総延長約4千キロの市道のうち9割の3600キロは手つかずで車が通れないところもある。同市道路管理課の稲垣則行課長(58)は「自治体の対応能力を超えた積雪だった」と語る。

 後手の対応は国側にも見られた。長野、群馬県境の国道18号バイパスでは、3日近くにわたり車数百台が立ち往生。道路を管理する国土交通省の通行止めの措置が遅れて集中的な除雪ができず、冬装備の不十分な車が事故を起こして大規模な立ち往生に発展した。

 車を放置して避難する運転手らも続出、除雪の妨げに拍車をかけた。こうした状況に、国交省は今後、早めに通行止めにする方針を示した。世耕弘成官房副長官も20日の政務官会議で、除雪を妨げる放置車両を撤去できるようにする災害対策基本法改正に連携して取り組むよう指示した。

 防災危機管理アドバイザーの山村武彦氏(71)は自治体や国の初動対応の遅れを指摘した上で「雪の少ない地域に大雪が降ると災害に発展するというのを今回の教訓にすべきだ」と強調。「集落に高齢者が多いと生命の危険がある。情報がすべて集まってから動くのでは遅く、情報のかけらを組み合わせて洞察することも大切だ。道路も短時間で大雪が降れば1時間の遅れで大きな影響が出る。国などの管理者は積雪の状況を見ながら、早い段階で交通規制を行うべきだ」と訴えている。


大雪で4都県、いまだに643人が孤立状態
読売新聞 2月21日(金)11時27分配信

 関東甲信を中心とした記録的な大雪の影響は、降り始めから1週間となった21日も続いている。

 読売新聞の同日午前9時現在のまとめでは、山梨、埼玉、東京、群馬の4都県で、少なくとも計643人が孤立状態のままだ。

 東京都内で唯一、72世帯127人の孤立状態が続く奥多摩町では、町立小中学校全4校が休校中で、週明けからの再開を検討している。JR青梅線は奥多摩―御嶽(みたけ)駅間が依然として復旧しておらず、JR東日本は線路で除雪作業を進めるとともに、21日からバスによる代行運転を始めた。


<大雪>依然400世帯が孤立状態 雪崩の注意呼びかけ
毎日新聞 2月21日(金)11時19分配信

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小学校の校庭に、次々に運び込まれる雪=山梨県富士吉田市で2014年2月20日午後2時26分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 記録的な大雪から1週間が経過した21日、毎日新聞のまとめでは午前10時現在、東京、埼玉、群馬、山梨の4都県21市町村で約400世帯が孤立状態にある。農林水産省は同日、イチゴやホウレンソウなどのビニールハウスの損壊が25都府県で約1万1000件、露地物の農作物被害が13府県約160ヘクタールに及ぶことを明らかにした。農水省は政府系金融機関による長期低利融資などで再建を支援する。

 鉄道では、JR青梅線の御嶽-奥多摩間、秩父鉄道の影森-三峰口間、西武秩父線の芦ケ久保-横瀬間が不通のまま。雪解けも始まり、山梨県は大雪の影響による雪崩の注意を呼びかけている。【川名壮志、鳥井慎平】


大雪1週間 自衛隊など孤立地域で支援活動続く 埼玉
産経新聞 2月21日(金)8時32分配信

 埼玉県北西部を中心に大きな被害をもたらした大雪は、14日の降り始めから21日で1週間を迎える。その後の「追加の積雪」がないにもかかわらず、秩父市などでは孤立集落が現在も解消されていない。この日も陸上自衛隊東部方面隊や県警、県が孤立地域などで救助や支援作業を続けた。(佐藤祐介)

 ■自衛隊がヘリポート

 自衛隊が県から災害派遣要請を受けたのは、降り始めから丸3日以上が経過した17日夕。陸上自衛隊東部方面隊は同日中に活動を始めた。20日までに計8市町村で、孤立状態が続く集落の住民に水や食料、灯油などの物資を届けた。

 同隊第1師団第32普通科連隊は18日午前9時ごろ、ヘリコプターで大宮駐屯地から秩父市三峰地区に出動。三峯神社の駐車場にヘリから隊員10人を降下させた。隊員らは駐車場を素早く除雪、同日昼には臨時ヘリポートを設置した。

 このヘリポートは県警や県の活動にも利用され、孤立する同地区への「突破口」となっている。同隊の寺谷義昭3等陸佐(45)は「人命救助に直結する仕事ができ、自衛官冥利に尽きる。今後も行政や住民のニーズに沿った活動を続けたい」と話した。

 ■県警、県も救出

 20日は県警の機動隊員が、孤立が続く秩父市浦山で連絡が取れなくなっていた男性(80)をヘリで救出。また、県のヘリも男性1人を救助した。

 機動隊の中屋誠中隊長ら15人の別隊は同日、陸路から同地区に入った。道の脇には雪崩で高さ4~5メートルの雪が残る。スノーシューを履いた隊員がスコップで道を作り、残りの隊員が進む作業を3時間続け、約3キロ先のキャンプ場を経営する男性(70)と女性(67)の夫婦の安否を確認。アルファ米50食と水30リットルを手渡した。

 14日から人と会っていないという夫婦は、隊員の姿に破顔し、感謝の言葉を何度も口にしたという。中屋中隊長は「とても安心した様子で、笑顔を見られてよかった」。さらに、「薬などの物資を求める人はまだたくさんいる。一刻も早く道を復旧させる」と話した。


大雪1週間 能力超えた積雪 重機なく長期化
産経新聞 2月21日(金)7時55分配信

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除雪作業が終了し、大雪の影響を受けた東京・多摩地域を走行する路線バス「西東京バス」が運行を再開した =20日、東京都檜原村(都提供)(写真:産経新聞)

 関東甲信で記録的な大雪が観測されてから、21日で1週間。この間、各地で孤立集落が相次いだが、機材不足から除雪が進まず、孤立の把握が遅れる自治体もあった。一方、各地で起きた車の立ち往生では、国などの通行止めの判断が遅く除雪を優先できなかったことが発端だったとされる。大雪時の対応をめぐり、自治体や国の教訓が浮かび上がった。

 一時、全域が孤立した山梨県早川町。現状の把握もままならず自衛隊に救助要請したのは、大雪から2日が経過した16日午後7時だった。担当者は「孤立は予想できたが除雪が進まず、満足な情報もつかめないまま後手の対応に回らざるを得なかった」と振り返る。

 孤立世帯は20日午後3時現在で14世帯20人まで減ったが、担当者は前例のない降雪量に加え、重機の不足が孤立の長期化を生んだとみている。町には除雪機はなく、地元建設会社の協力で除雪しているが、「不景気で会社も減る中、あれだけの大雪で手が回らなくなった地点も出た。正直、お手上げ状態」と話した。

 群馬県下仁田町では、孤立集落の正確な把握が降り始めから3日以上後にずれ込んだ。町内の道路は狭く重機が容易に入り込めない上、雪を除くスペースの確保にも苦しみ、入り組んだ集落の状況が把握できなかった。担当者は「今度同じような大雪になっても、どう対応してよいのか分からない」と頭を抱える。

 これまでの倍となる観測史上最高の積雪73センチを記録した前橋市。孤立はなかったものの、1週間を迎える今も除雪に苦慮している。総延長約4千キロの市道のうち9割の3600キロは手つかずで車が通れないところもある。同市道路管理課の稲垣則行課長(58)は「自治体の対応能力を超えた積雪だった」と語る。

 後手の対応は国側にも見られた。長野、群馬県境の国道18号バイパスでは、3日近くにわたり車数百台が立ち往生。道路を管理する国土交通省の通行止めの措置が遅れて集中的な除雪ができず、冬装備の不十分な車が事故を起こして大規模な立ち往生に発展した。

 車を放置して避難する運転手らも続出、除雪の妨げに拍車をかけた。こうした状況に、国交省は今後、早めに通行止めにする方針を示した。

 世耕弘成官房副長官も20日の政務官会議で、除雪を妨げる放置車両を撤去できるようにする災害対策基本法改正に連携して取り組むよう指示した。

 防災危機管理アドバイザーの山村武彦氏(71)は自治体や国の初動対応の遅れを指摘した上で、「雪の少ない地域に大雪が降ると災害に発展するというのを今回の教訓にすべきだ」と強調。「集落に高齢者が多いと生命の危険がある。情報がすべて集まってから動くのでは遅く、情報のかけらを組み合わせて洞察することも大切だ。道路も短時間で大雪が降れば1時間の遅れで大きな影響が出る。国などの管理者は積雪の状況を見ながら、早い段階で交通規制を行うべきだ」と訴えている。


大雪1週間 休校なお156校、孤立状態は1000人
産経新聞 2月21日(金)7時55分配信

 記録的な大雪に見舞われた関東甲信の6都県で、休校が続いている小中学校や高校、特別支援学校、専修学校が156校に上っていることが20日、産経新聞のまとめで分かった。孤立集落や車の立ち往生などが相次いだ大雪の影響は、学校教育にも及んだ。

 休校が最も多いのは山梨県の95校。ほかに埼玉県20校、群馬県17校、長野県11校、神奈川県8校、東京都5校。同じ6都県の252校が登下校時間を調整して短縮授業を続けている。孤立集落の解消や交通機関再開に伴い授業を再開した地域がある一方、群馬県南牧(なんもく)村や上野村では通学路の除雪が進まず今週内の休校を決めた。各地の教育委員会は休校期間分の授業の振り替えを検討している。孤立状態が解消した集落は各地で増えており、降り始めの14日から7日目で、孤立が続くのは4都県の約千人となった。

                   ◇

 ■都内はきょうにも孤立解消

 東京都内では20日午前9時現在で奥多摩町、檜原(ひのはら)村、青梅市で計168世帯376人が孤立しているが、都は同日、除雪が進んだため21日にも孤立状態が解消するとの見通しを示した。


<大雪>観光業界に打撃 イベント中止、旅館キャンセル
毎日新聞 2月20日(木)20時49分配信

 21日で1週間となる記録的な大雪は、関東甲信など広範囲で観光産業に深刻な打撃を与えている。観光イベントは軒並み中止に追い込まれ、旅館やホテルのキャンセルが相次いだ。ゴルフ場では月内の営業再開を断念するところも出ている。

 国内外から多数の観光客が訪れる山梨県富士河口湖町。23日の「富士山の日」には世界遺産登録を受けたイベントが多数企画されていたが、大半が中止となった。毎週末開催している冬場の目玉の花火大会「河口湖冬花火」も取りやめた。

 町では15日、観測史上最高の143センチの積雪を記録し、精進(しょうじ)湖畔のホテルでは100人以上の客が停電の中で缶詰めとなった。今も80センチ以上の積雪で、同町の富ノ湖ホテルによると14~20日の予約は8割がキャンセルに。支配人は「観光地に雪で入れず、バスツアーも相次ぎ中止。来週以降も海外客のキャンセルが入っている」とため息をつく。

 天城山や修善寺など観光名所が目白押しの静岡県伊豆市。代表的な湯治場の天城湯ケ島温泉では、旅館組合の調べで19日午後までに加盟ホテル・旅館15軒で184人のキャンセルが確認された。天城峠や東名・新東名高速の一時通行止めが響き、市によると被害額は宿泊だけで1億数千万円に上るという。

 群馬県草津町の草津温泉では、首都圏と温泉街を結ぶJR吾妻線の一部区間が18日まで運休。旅館「ホテル桜井」の20日までの宿泊キャンセルは日によって9割に。ただ、今週末のキャンセルはなく、担当者は「だいぶ落ち着いた」と話す。

 ゴルフ場の休業も相次いでいる。15日に98センチの積雪があった埼玉県秩父市の「彩の森カントリークラブ」は、20日にようやく従業員が出勤。会員からの問い合わせへの対応に追われた。担当者は「雪で従業員が自宅を出られず、休業せざるを得なかった。今月いっぱい営業できないかもしれない」。

 同県川越市の「霞ケ関カンツリー倶楽部」も8日から休業中。原口豪支配人は「今年で開業85年だが、2・26事件のあった1936年と90年に並ぶ大雪だ。痛手だが自然には勝てない」とあきらめ顔だ。【屋代尚則、奥山はるな、平塚雄太、塩田彩】

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