« 韓国の破廉恥漢、靖国神社に放火の目的で侵入 | トップページ | 宮城沖地震に関するニュース・1397,2013年9月24日 »

2013年9月23日 (月)

JR北海道函館線で貨物列車脱線、線路の異常を放置・2

引き続き,19日午後6時5分ごろに、北海道七飯(ななえ)町のJR北海道函館線大沼駅構内で発生した、貨物列車脱線事故(※列車自体はJR貨物の所属)に関するニュースを伝達します。

事故原因については当初不明だったが、運輸安全委員会による調査の過程で、事故現場の大沼駅構内をはじめとする多数の箇所で、線路の軌間(ゲージ)寸法の基準値からの広がりを長期間にわたり改修せず放置していた異常な事態が明るみに出た。

JR北海道では、一昨年の石勝線での特急車輌火災事故以来、脱線・火災・発煙・原因不明の緊急停止、あるいは社員による機器の破壊など、致命的な大事故に発展し兼ねない大小の事故・トラブル・異常運行が頻発して、その企業体質・安全姿勢に重大な疑念がもたれていたが,これまでは幸いなことに人命に被害が及ぶ重大な結果には至らなかった。

しかし、列車の安全運行のもっとも基本となる、線路の軌間(ゲージ)寸法の管理すら放置されていた事実が明らかになったことで、JR北海道の安全に関わる姿勢、ひいては鉄道事業者としての姿勢そのものについて、さらに重大な疑義が生ずることになったのは否定出来ない。

これらの一連の事態の背景として考えられるのは、「北海道」という人口密度が小さくかつ広大な面積をもつ地域で、乗客数・営業収入ともに多くを見込めない中、長大な線路施設を維持・管理する必要から、JR北海道は構造的な赤字経営を強いられ、慢性的な人手不足と設備の切り詰めを余儀なくされており、こうした事情が、達成不可能な無理な目標設定や精神主義の強調、過重な労働の強制等に陥る土壌になったのではないかという点だ。

こうした社内体質が横行していたとするなら、矛盾をしわ寄せされる現場では、無気力、無責任、問題の先送り、業務意識の弛緩、規定遵守のモラル・倫理観の低下など、労働環境の荒廃が進むこともまた明らかである。

そうであるなら,線路のゲージの異常の問題にとどまらず、曲線で外側のレールを高くするカント設定量のチェックや分岐器などの保守点検、交流2万ボルトが加わる架線の位置や張力の調整、変電所や送電設備、橋梁や高架橋などの健全性、振子車輌の走り装置、ディーゼル機関や変速・駆動装置、電気車輌の集電装置や電気保安システムの健全性、信号の制御回路のチェックなど、列車の安全運行に不可欠なあらゆる施設・設備の監視や保全もまた同様に、保守点検の手抜きや先送りが行なわれていると考えたほうがよいのではないか。

今年7月にフランスで発生した脱線転覆事故では分岐器の保守の手抜き、またスペインの事故では運行乗務員によるカーブでの速度制限無視が原因であり、いずれも規定無視・モラル崩壊がその基底にあった。

今回の事態について、ひとりJR北海道のみの責任を追及するばかりでなく、それこそ早期に全国家的レベルでその抜本的対策を講じないと,例えば東京電力による福島第1原発の放射能汚染水タレ流しと同様に、責任感の欠如、問題の先送り、意識の弛緩、モラル・倫理観の低下のあげくに、JR北海道自体の組織崩壊という最悪の結果になりかねない。

リンク:JR北、28年前から異常放置か - 速報:@niftyニュース.
リンク:レール異常 JR北放置、新たに170カ所 社長ら経営陣聴取へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北 「鉄道事業者として重大事態」幹部会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>ベテラン保線作業員「資材来ず、人も不足」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>レール異常新たに170カ所 基準誤って検査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:異常放置、新たに170カ所判明=計260カ所以上に—JR北海道- 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道の異常放置、新たに7路線170か所- 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北のトラブル止まらず、監査人員さらに倍増 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北異常放置>「重大事態と認識」 国交省が改善命令へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>レール異常放置 知事「危機的な事態」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>トラブル続く 列車から煙、ブレーキに不具合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:監査担当者さらに増員=JR北海道を総合調査―国交省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北への特別監査、態勢強化を指示…官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:レール異常箇所、270カ所 - 速報:@niftyニュース.
リンク:チェック体制、早急に整備=レール異常放置で―JR北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北、またトラブル…特急でブレーキ不具合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道「危機的事態」=高橋道知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:列車から燃料、白煙上がる=けが人なし、またトラブル—JR北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道の普通列車から煙 - 速報:@niftyニュース.
リンク:JR北海道、今度は普通列車から煙のようなもの - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:異常1年近く放置、少なくとも4か所に…JR北 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<菅官房長官>JR北海道を厳しく批判 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北で続く不祥事「極めて悪質」と菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道異常放置 「組織、体質の問題で極めて悪質」菅長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:異常放置「極めて悪質」=JR北海道を批判―菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道異常放置 「あいた口がふさがらない」国交省、根本的改善を指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国交省がJR北海道の監査強化 - 速報:@niftyニュース.
リンク:JR北、時速130キロ区間でもレール異常放置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北に改善命令へ 線路異常放置 「社内体質に起因」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道 線路97カ所異常放置 言い訳できぬ、安全意識まひ 厳しい自然で赤字 人手不足の逆境… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道 線路97カ所異常放置 国交省「開いた口がふさがらない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>レールの異常放置 4部署に集中 全体の7割 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北海道>国交省が監査期間を4日間延長 27日まで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:脱線現場担当部署が最多=レール異常の放置23件—国交省、特別監査実施 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

JR北、28年前から異常放置か
2013年9月25日(水)10時17分配信 共同通信

Photo_22
 新たにレールの異常放置が見つかったJR北海道の札沼線石狩当別駅付近を走行する普通列車=25日午前、北海道当別町

 レールの異常放置が新たに170カ所見つかったことを受け、JR北海道の鉄道事業本部長の豊田誠常務は25日、札幌市の本社で会見を開いた。旧国鉄時代の1985年に変更された規定の適用を誤っていたといい、当時から継続的に誤認していた可能性について「否定できない」と述べた。レールの異常放置をめぐっては、少なくとも1年近く放置されてきた例が発覚しているが、今回のケースは28年前にさかのぼる可能性がある。


レール異常 JR北放置、新たに170カ所 社長ら経営陣聴取へ
産経新聞 9月25日(水)7時55分配信

Photo_21
JR北海道の主な特急列車とレール異常の放置が判明した路線(写真:産経新聞)

 JR北海道が97カ所のレール異常を補修せず放置していた問題で、JR北海道は24日、新たに約170カ所のレール異常の放置をしていたことを明らかにした。放置は約270カ所に膨らんだ。国土交通省は同日、野島誠社長ら経営陣への聴取も含めた社内体質の本格調査に乗り出す方針を固めた。特別保安監査の態勢も倍増強化し、対象も全支社に拡大。また問題を見抜けなかった同省内部の指導体制も検証する。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は24日の記者会見で、「(異常を)分かって対処していないのは極めて悪質性がある。組織、体質的な問題もあるのではないかとの観点で監査すべきだ」と述べた。

 国交省によると、鉄道の運行部門は、電気、車両、土木、運転の4つに分かれている。

 今回の特別保安監査は、JR北が9カ所でレール異常を確認していながら放置していたとして、土木部門に対し、21日から実施された。

 本社や札幌保線管理室に入り、保線担当者らへの聴取やパソコン内の管理記録などを確認した。

 だが、異常放置が計97カ所に増加。国交省は「土木の他の部門でも法令違反がある恐れがある」とし、電気や車両、運転の分野に範囲を広げ、25日からは監査員を9人から20人に強化して本格調査に乗り出す。

 これまで本社と函館支社に限っていた監査対象も25日から、旭川、釧路の両支社を加えた全支社に拡大するという。

 またJR北は、レールの補修について運行本数の多い箇所を優先したなどと説明しており、国交省はどの部分に優先的に予算を配分していたのかにも注目。野島社長ら経営陣らへの聴取も検討する。聴取には主任監査員があたる予定。

 一方で、JR北をめぐっては、昨年来、整備不良などによる特急列車の発煙・出火が多発。無断発車などのトラブルが絶えない。国交省や北海道運輸局は再三指導しながら、ずさんな管理を見抜けなかった。

 国交省幹部は「JR北は坂道を転がる没落ぶりだ。基本さえできていなかったのは予想外だが、われわれも発見の機会はあったはずだ」と話しており、内部の指導体制も検証する。


JR北 「鉄道事業者として重大事態」幹部会見
産経新聞 9月25日(水)7時55分配信

 JR北海道は24日、豊田誠鉄道事業本部長が札幌市の本社で記者会見を開いた。豊田氏は「鉄道事業者として重大事態と認識している」と述べるとともに、「初心に戻り、第一歩から踏み直す所存」と強調するのが精いっぱいだった。

 19日の脱線事故以降、同社の会見は、異常の放置や放置の実態の説明に続き3回目。報道関係者約40人が詰め掛けた本社1階の会見場で豊田氏は、脱線や異常の放置など一連の不祥事をあらためて謝罪した。「極めて悪質性がある」との菅義偉官房長官発言については、座り直して姿勢を正し、「いかに利用客の信頼を損なったか非常に重く痛感している」と話した。

 だが、会見中には新たな列車の発煙トラブルが発生し、説明を求められると慌てて自身の携帯電話で事実関係を確認する場面も。「また心配を掛ける事象が発生し、申し訳ない」と力なく陳謝した。


<JR北海道>ベテラン保線作業員「資材来ず、人も不足」
毎日新聞 9月25日(水)7時29分配信

Photo_20
貨物列車の脱線現場で、復旧作業に当たる作業員ら=北海道七飯町で2013年9月21日午後0時43分、鈴木勝一撮影

 ずさんなレール管理の実態が明らかになったJR北海道。保線業務を担当するベテラン社員は24日、毎日新聞の取材に「レール幅の異常は5ミリでも分かる。絶対に放置できないはずだ」と話した。同僚でさえ信じられない事態。安全運行の根幹ともいえる線路で、なぜ異常は放置されていたのか。国土交通省の特別保安監査で、どこまで解明されるかが焦点になる。

【基準誤って検査していた】レール異常新たに170カ所

 この社員は、道東地方の保線部署に勤務し、今回明らかになった放置には関わっていない。レールの異常については「担当者なら軌間(レール幅)は目視で気づくはず」と言い切る。補修基準以下でも、現場で「異常」と判断すれば何らかの手を入れるのが通例だ。ところが、今回はJR函館線大沼駅で28ミリのレール幅拡大が発覚。97件の異常放置は、担当の大沼保線管理室など4部署に集中していた。「脱線しかねない非常事態。保線社員なら絶対に放置できないと分かっているはずだ」と首をかしげる。

 一方で、異常を認識し、本社に新たな設備投資を求めても要求通りに資材が投入されることはまれだという。現場では線路の砂利を敷き直すなど応急措置で乗り切るしかなく、「だましだまし補修しても、その後“予定通り”にレールが破断したこともあった」と証言した。

 レールの異常は車輪にもダメージを与え、乗客には振動や騒音などで乗り心地の悪さにもつながる。「目先の補修ばかりで、問題を先送りするだけ。現場には、どうせモノ(更新すべき資材)が来ないというあきらめムードが広がっている」と話す。

 一方、「現場はとにかく人が足りない」とも証言。JR北海道の社員数は、1987年に国鉄から分割民営化したときより約6000人少ない約7000人。野島誠社長は22日の記者会見で「必要な要員は配置している」と人員不足は否定したが、この社員は「ベテランの経験や技術でしのいできたが、限界もある」と話す。

 さらに、近年は北海道新幹線(2015年度末開業予定)の関連工事で、外注先に出向している社員も少なくない。外注業者も新幹線工事に追われており、この社員は「これまでなら外注に回していた仕事が、逆に本体に戻ってくるケースもある。人も金も新幹線工事に割かれ、在来線の仕事が手薄になっているのではないか」と話す。【森健太郎】


<JR北海道>レール異常新たに170カ所 基準誤って検査
毎日新聞 9月25日(水)2時0分配信

Photo_19
昨年10月、JR千歳線で破断したレール=JR北海道提供

 JR北海道がレール幅の拡大など多数の異常を放置していた問題で、JR北海道は25日未明、新たに7路線で約170カ所の異常があったと明らかにした。レール検査の際、誤った基準を適用していたという。同社は「異常放置ととられても仕方ない」と釈明。これにより、「異常放置」は、これまで明らかになった97カ所を大きく上回り、260カ所を超すことになった。

【補助金漬け、責任あいまい 採用抑制、中核世代少なく】安全軽視の企業体質を問う

 7路線は▽宗谷線▽江差線▽札沼線▽函館線▽釧網線▽富良野線▽留萌線。それぞれ補修作業を進めている。

 国土交通省は24日、事態を重視して鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)の監査員を9人から20人に増強すると発表した。24日からは、保線作業など軌道部門だけでなく▽電気系統▽車両管理▽運転管理--と列車運行に関わる全ての部門も法令違反があるとみて、監査対象を拡大。国交省は事業改善命令を出す方針で、同社の安全管理体制の実態解明を目指す。

 監査員の増強は菅義偉官房長官の指示を受けた措置。立ち入り検査は当初「監査員4人で23日まで」の予定だった。20人まで増やすのは極めて異例だ。JR北海道は2011年5月に79人の負傷者を出した石勝線脱線事故でも事業改善命令を受けている。同命令は過去6件出ているが、2回受けるのは初めてとなる。

 同社の豊田誠・鉄道事業本部長は24日、札幌市中央区の本社で記者会見し「事業の根幹である安全に関わる重大事態だと認識している。乗客の命を預かっていることを全社員で肝に銘じたい」と述べた。【山下智恵、野原寛史】


異常放置、新たに170カ所判明=計260カ所以上に—JR北海道
時事通信 9月25日(水)0時34分配信

 JR北海道は25日未明、道内7路線の約170カ所で新たにレール異常の放置が判明したと発表した。定期的な検査でレール幅の広がりや高さのずれなど社内基準を超える異常値を見つけながら、同社が規定の15日以内に補修せず放置した場所は、既に公表されている97カ所と合わせて260カ所以上となった。
 豊田誠常務は同日朝、札幌市内の本社で記者会見し「度重なる報告内容の変更や一部車両の停止で多大な迷惑を掛けた。深く深くおわびしたい」と改めて陳謝した。
 同社には午前10時ごろ、国土交通省鉄道局の技術企画課長らが特別保安監査に入った。
 同社によると、函館線大沼駅(七飯町)での貨物列車脱線事故を受け、レールの保守管理に関する緊急点検結果を23日に国土交通省に提出。しかし、その後の再チェックで一部線路の検査に誤った基準を適用していたことが分かり、異常の放置場所が大幅に増えた。
 旧国鉄時代から使っている古いレールの曲線部分のゆがみを新しいレールの整備基準で算出していた。新旧二つの基準が併存するようになった28年前からこうした状況が続いていた可能性があるという。
 同社は新たに異常が判明した7路線で24日夜、列車の運転を見合わせ、既に出発していた札幌発稚内行きの特急1本を含め5本の列車を運休、タクシーの代行輸送などで対応した。約170カ所に及ぶ問題線路の補修は25日朝までに終了したが、この影響で同日午前も普通列車など10本の運休が決まった。
 新たなレール異常の判明を受けて同社が運転を止めたのは、札沼線の北海道医療大学駅—新十津川駅間と石狩当別駅2番線、函館線の熱郛駅—目名駅間と銀山駅—蘭島駅間、小樽駅4番線、釧網線の塘路駅1番線、留萌線の増毛駅—深川駅間、富良野線の上富良野駅—美馬牛駅間、宗谷線の天塩中川駅—南稚内駅間、江差線の江差駅—木古内駅間。 


JR北海道の異常放置、新たに7路線170か所
読売新聞 9月25日(水)0時27分配信

Photo_18
北海道白糠町のJR根室線・白糠駅で、停車中の普通列車から白煙が上がる事故があり、車体を調べる釧路署員ら(24日午後)=森近正撮影

 レールの幅などに社内基準を超える異常を確認しながら放置していたなどとして、鉄道事業法に基づく国土交通省の特別保安監査を受けているJR北海道は24日深夜、新たにレールの幅などの異常を放置していたのが7路線で見つかったと発表した。

 新たな放置が判明したのは、約170か所に上るという。同社は22日、放置箇所を97件と発表していたが、大幅に上回ることが確実となった。

 JR北海道によると、国交省への報告後にデータを精査したところ、放置していた箇所は新たに函館線や札沼線、釧網線など7路線で見つかった。

 この影響で、札幌発稚内行き特急「スーパー宗谷3号」を含む計5本が運休した。小樽駅で列車を待っていた若い女性は「ふだん使っている列車の線路に異常があったなんて信じられない」と動揺を隠せない様子で語った。

 JR北海道では、24日も車両トラブルが続いた。同社によると、24日午後2時15分頃、JR根室線白糠(しらぬか)駅(白糠町)で、停車中の釧路発帯広行き普通列車の床下エンジン付近から白煙が上がっているのを男性運転士が見つけた。乗員、乗客計15人が乗っていたが、けがはなかった。


JR北のトラブル止まらず、監査人員さらに倍増
読売新聞 9月24日(火)22時8分配信

 レールの幅などに社内基準を超える異常を確認しながら放置していたなどとして、鉄道事業法に基づく国土交通省の特別保安監査を受けているJR北海道では、24日も車両トラブルが相次いだ。

 同省は同日夜、監査の態勢を現在の9人から20人に増強することを決定。今後、監査対象を本社と函館支社だけでなく全支社に広げ、同社の安全管理態勢全般について、徹底的な調査を行う方針だ。

 JR北海道によると、24日午後2時15分頃、JR根室線白糠駅(白糠町)で、停車中の釧路発帯広行き普通列車の床下エンジン付近から白煙が上がっているのを男性運転士が見つけた。運転士がエンジンを停止させたところ、白煙は上がらなくなった。乗員、乗客計15人が乗っていたが、けがはなかった。

 JR北海道によると、エンジン付近から漏れた油が、高温になったシリンダーに付着して煙が発生したとみられる。同社では、列車を釧路運輸車両所に移動し、油が漏れた原因を詳しく調べる。

 また、約2時間後の同日午後4時20分頃、JR石北線網走駅(網走市)では、網走発札幌行き特急「オホーツク8号」(5両編成)の先頭車両でブレーキの不具合が見つかった。運行前の点検で、台車部分と車輪のブレーキをつなぐピンが脱落していた。JR北海道によると、ブレーキは1両あたり八つの車輪すべてに付いており、ピンがなかったのはこのうち一つだった。


<JR北異常放置>「重大事態と認識」 国交省が改善命令へ
毎日新聞 9月24日(火)22時7分配信

 JR北海道がレール幅の拡大など多数の異常を放置していた問題で、国土交通省は24日、鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)の監査員を9人から20人に増強すると発表した。24日からは、保線作業など軌道部門だけでなく▽電気系統▽車両管理▽運転管理--と列車運行に関わる全ての部門も法令違反があるとみて、監査対象を拡大。国交省は事業改善命令を出す方針で、同社の安全管理体制の実態解明を目指す。

【レールの異常放置 4部署に全体の7割が集中 】

 監査員の増強は菅義偉官房長官の指示を受けた措置。立ち入り検査は当初「監査員4人で23日まで」の予定だった。20人まで増やすのは極めて異例だ。JR北海道は2011年5月に79人の負傷者を出した石勝線脱線事故でも事業改善命令を受けている。同命令は過去6件出ているが、2回受けるのは初めてとなる。

 同社の豊田誠・鉄道事業本部長は24日、札幌市中央区の本社で記者会見し「事業の根幹である安全に関わる重大事態だと認識している。乗客の命を預かっていることを全社員で肝に銘じたい」と述べた。

 これまでに明らかになったレールの異常放置は97カ所(本線49、副本線48)。本線の中には、特急列車が最高時速130キロで走行する札幌-旭川間も含まれていた。最も多い23カ所で異常放置があった函館保線所・大沼保線管理室(七飯町)に関し同社は「本線の補修を優先し、副本線の補修を失念していた」としている。

 豊田本部長は「失念や報告忘れで情報が途切れてしまわないよう、チェック体制を作っていかないといけない」としながらも、「何千件とある補修を全て本社が把握するのがいいのか、議論すべきだ」といい、再発防止の具体策までは踏み込まなかった。

 異常放置について菅官房長官が24日の閣議後の記者会見で「極めて悪質性がある」と指摘したことについて、豊田本部長は「悪質とまで言われ、非常に重たい。今回の事態がいかに鉄道利用客の信頼を損なう事態だったかと痛感している」と話した。【山下智恵、野原寛史】


<JR北海道>レール異常放置 知事「危機的な事態」
毎日新聞 9月24日(火)21時26分配信

 JR北海道がレール異常を放置していた問題で、北海道の高橋はるみ知事は24日、道議会本会議で「危機的な事態で極めて遺憾」と述べ、安全体制の再構築などを野島誠社長に求める考えを示した。国土交通省の特別保安監査が終了次第、野島社長を呼んで直接要請する方針。

 高橋知事は議員の質問に「鉄道事業者の原点に立ち返り、外部の視点を十分に踏まえた抜本的な再発防止策を確立するよう、安全対策の再構築に総力を挙げて取り組んでもらわなければならない」と答えた。

 同社の豊田誠・鉄道事業本部長は同日朝、道庁を訪れて脱線事故やレールの異常放置を謝罪。荒川裕生副知事は「(JR北海道)1社だけでなく、北海道全体に関わる極めて重大な問題」とし、業務のあり方を見直すよう求めたという。道の石橋秀規交通企画監は道運輸局を訪れ、情報提供などの協力を求めた。【円谷美晶】


<JR北海道>トラブル続く 列車から煙、ブレーキに不具合
毎日新聞 9月24日(火)21時19分配信

Photo_17
煙が出た普通列車を調べる道警の捜査員ら=北海道白糠町のJR白糠駅で2013年9月24日午後3時53分、近藤卓資撮影

 運行をめぐる問題が相次ぎ特別保安監査中のJR北海道で、24日も普通列車から煙が上がったりブレーキの不具合が見つかったりした。

 午後2時15分ごろ、北海道白糠町のJR根室線白糠駅構内で停車中の釧路発帯広行き普通列車(1両編成)の床下から煙が出ているのを運転士が発見。エンジンを止めると煙は収まった。乗客乗員15人にけがはなかった。

 同社によると、ディーゼルエンジンの燃料タンク付近から油が漏れていた。油がエンジンの熱で気化し、煙が出た可能性があるという。運行前の点検では異常がなかったといい、同社は油漏れの原因を調べている。

 午後4時20分ごろには、網走市新町のJR石北線網走駅で、札幌発網走行き特急オホーツク3号(5両編成)の運行後の点検で、ブレーキ部品の一部が無くなっているのを整備士が発見。同社によると、ブレーキパッドを動かす部品で、走行中に落下した可能性があるという。【近藤卓資、円谷美晶】


監査担当者さらに増員=JR北海道を総合調査―国交省
時事通信 9月24日(火)21時8分配信

 JR北海道がレール幅などの異常を放置していた問題で、国土交通省は24日、9人に増員していた特別保安監査の態勢をさらに強化し、鉄道局の技術企画課長をトップとする20人に増やすと発表した。特別保安監査としては異例の規模という。
 菅義偉官房長官が同日、徹底した監査を指示したことなどを受け、JR北海道の安全管理体制を全社的に調べるのが狙いで、25日から増員し、調査範囲を拡大する。 
 

JR北への特別監査、態勢強化を指示…官房長官
読売新聞 9月24日(火)20時13分配信

 菅官房長官は24日夕の記者会見で、JR北海道でレール異常の放置が相次いで発覚している問題について、「人命に関わる極めて重大な問題だと分かっていて放置しており、悪質性を非常に感じる。組織全体として安全管理に取り組む姿勢、職務規律のあり方に問題がある」と厳しく批判した。

 菅氏は同日午前、本田勝国土交通審議官らを首相官邸に呼び、国交省が同社に実施している特別保安監査の態勢を強化するよう指示した。菅氏は記者会見で「原因究明と同時に、組織的な問題も含め徹底して監査し、対策がとられるだろう」と述べた。


レール異常箇所、270カ所
2013年9月24日(火)19時51分配信 共同通信

 JR北海道で多数のレールの異常が放置されていた問題で、JR北海道は25日、新たな異常が約170カ所見つかったと発表した。異常は北海道全域で約270カ所になった。JR北海道は増加の理由について「社内規定の基準値を誤って認識して計測していたため」と説明、結果として「放置」となった。24日までに異常が確認された計97カ所の中には特急が最高時速130キロで走る本線の区間が3路線4区間あったことも判明。


チェック体制、早急に整備=レール異常放置で―JR北海道
時事通信 9月24日(火)19時40分配信

 JR北海道の豊田誠常務は24日、札幌市の本社で記者会見し、レールの幅や高低などの異常を検査で発見しながら、多数の場所で放置していたことについて改めて謝罪するとともに、問題の原因を把握した上で「現場が納得できるようなチェック体制を早急につくっていきたい」との考えを表明した。
 同社のレール異常放置については、菅義偉官房長官が同日の記者会見で「極めて悪質」と厳しく批判。これに関連し、鉄道事業本部長である豊田常務は「顧客の命を預かる鉄道事業の責任者として、非常に重く受け止めている。いかに全国の利用者の信頼を損ねたか痛感している」と述べた。 


JR北、またトラブル…特急でブレーキ不具合
読売新聞 9月24日(火)19時6分配信

 JR北海道に入った連絡によると、24日午後4時20分頃、北海道網走市のJR石北線網走駅構内で、網走発札幌行き特急(5両編成)でブレーキの不具合が発生した。

 JRでは一部区間を運休し、乗客をバスで途中駅まで代行輸送している。


JR北海道「危機的事態」=高橋道知事
時事通信 9月24日(火)16時18分配信

 北海道の高橋はるみ知事は24日の道議会本会議で、JR北海道がレールの幅などの異常を放置していた問題について、「安全運行に大きな責任を負う公共機関として決してあってはならないことだ。道内外の方々の信頼を大きく損なう危機的な事態で、極めて遺憾だ」と強く批判した。 


列車から燃料、白煙上がる=けが人なし、またトラブル—JR北海道
時事通信 9月24日(火)15時52分配信

 24日午後2時15分ごろ、JR根室線白糠駅(北海道白糠町)で、釧路発帯広行きの普通列車の床下から燃料が漏れ、白煙が上がっていることに、男性運転士が気付いた。列車には乗客12人が乗っていたが、駅のホームに避難し、けがはなかった。
 JR北海道によると、列車は1両編成のディーゼル車で、同駅で乗客2人を降ろして出発する直前だった。警察や消防が同駅に駆け付けたが、火災は確認されなかった。
 運転士がエンジンを止めたところ、燃料漏れと煙は収まったといい、同駅でこの列車の運転を打ち切り、原因を調べている。
 この影響で、乗客のうち8人がタクシーで目的地に向かったほか、対向列車1本が約55分遅れた。
 同社の豊田誠常務は同日の記者会見で「また皆さまに心配いただく事象が起き、大変申し訳ない」と謝罪した。
 一方、石北線の網走駅(網走市)では同日夕、札幌行きの特急列車で出発前にブレーキの不具合が判明。乗客約40人は途中の遠軽駅までバスで移動し、その先は札幌方面から遠軽に着いた別列車の折り返し運転で対応。逆に遠軽で途中下車となった約80人はバスで網走方面に向かった。 


JR北海道の普通列車から煙
2013年9月24日(火)15時22分配信 共同通信

Photo_16
 煙が出た車両を調べる北海道警の職員ら=24日午後、JR白糠駅

 24日午後2時15分ごろ、北海道白糠町にあるJR北海道の根室線白糠駅構内で停車中の釧路発帯広行き普通列車の床下から煙が出ているのを運転士が見つけた。乗客乗員15人にけがはなかった。この車両はディーゼル車で床下の燃料タンクから燃料油が漏れているのが確認された。漏れた油がエンジン付近の熱によって気化したとみて、この列車を釧路運輸車両所に運び、詳しい原因を調べる。出発前の点検では異常はなかったという。


JR北海道、今度は普通列車から煙のようなもの
読売新聞 9月24日(火)15時21分配信

 JR北海道に入った連絡によると、北海道白糠町のJR根室線で白糠駅に停車していた釧路発帯広行きの普通列車(1両編成)から煙のようなものが出ているのが確認された。 燃料漏れが原因とみられる。乗客乗員にけがはない。


異常1年近く放置、少なくとも4か所に…JR北
読売新聞 9月24日(火)14時31分配信

 JR北海道がレール幅などで社内基準を超える異常を放置していた問題で、異常が確認された97か所のうち1年近く補修されていなかった所が、これまで判明していた1か所に加え、新たに少なくとも3か所あることがわかった。

 長期放置は計4か所になった。利用客からは「安全を最優先に」と厳しい声が上がった。

 同社によると、新たに判明した3か所は、19日に貨物列車の脱線事故が起き、レールの補修を1年近く放置していたことが判明していた北海道七飯(ななえ)町の函館線大沼駅でさらに1か所。残る2か所は、石北線の遠軽(えんがる)駅と室蘭線の豊浦駅。今回の3か所を含む4か所は、いずれも列車の行き違いなどのために使われる「副本線」のカーブ部分だった。

 同社は、カーブ部分ではレール幅が基準値(1067ミリ)より19ミリ以上広がった場合、15日以内に補修するよう内規で定めている。これら4か所では昨年10月の検査時、基準値より20〜28ミリ拡大していた。

 さらに今年6月の検査では、今回わかった大沼駅の1か所で5ミリ、遠軽駅で1ミリ、それぞれ昨年10月時点より幅が広がっていたが、補修されないまま放置された。

 同社は異常が確認された97か所全てで放置期間を調べており、長期間補修されていなかった所は今後、膨らむ可能性もある。国土交通省は、24日も午前9時半から札幌市中央区の同社本社で土木系と運転系の部署を対象に監査を行った。


<菅官房長官>JR北海道を厳しく批判 毎日新聞
9月24日(火)12時25分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、JR北海道が線路の異常を補修せずに放置していた問題について「(今回以外にも)事故が頻繁で、(異常が)分かって対処しないのは極めて悪質性がある。組織、体質的な問題もあるのではないか」と厳しく批判した。菅氏は同日、国土交通省鉄道局長と国交審議官を首相官邸に呼び、特別保安監査を徹底するよう指示した。【鈴木美穂】


菅官房長官、JR北を強く批判…「極めて悪質」
読売新聞 9月24日(火)12時15分配信

 菅官房長官は24日午前の記者会見で、JR北海道でレール補修の放置が相次いで見つかるなど不祥事が続いている問題について、「極めて悪質性がある。個別のミスという問題だけではなく、組織の体質的な問題があるのではないか」と強く批判した。

 国土交通省は同社に対し、鉄道事業法に基づく特別保安監査を実施しているが、菅氏は「現場だけでなく、組織全体の問題もあるということも含め、監査を指示した。徹底した対策が講じられるように国交省で適切に対処する」と述べた。


JR北海道異常放置 「組織、体質の問題で極めて悪質」菅長官
産経新聞 9月24日(火)12時7分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、JR北海道がレール幅の異常を放置していた問題について「極めて悪質だ。個別の事故のミスだけでなく、組織、体質的な問題もあるのではないか」と厳しく批判した。

 菅氏は同日午前、官邸で国土交通省の瀧口敬二鉄道局長らから一連の問題の報告を受け、徹底した特別保安監査を行うよう指示した。


異常放置「極めて悪質」=JR北海道を批判―菅官房長官
時事通信 9月24日(火)12時4分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見でJR北海道がレールの幅などの異常を放置していた問題に関し、「誠に遺憾だ。(トラブルを)分かって対処しないのは極めて悪質性がある。個別事故のミスだけでなく、組織、体質的な問題もあるのではないか」と述べ、同社を厳しく批判した。 


JR北海道異常放置 「あいた口がふさがらない」国交省、根本的改善を指摘
産経新聞 9月24日(火)11時31分配信

 貨物列車脱線事故の過程で発覚したJR北海道のずさんな安全管理体制。点検で補修の必要性を認識していながら、長期間放置された結果、事故を招いたとみられる。放置は97カ所にのぼり、国土交通省は23日、事業改善命令を出す方針を固めた。「あり得ない」「裏切られた」。同省幹部は口をそろえる。

 国土交通省鉄道局には23日も幹部らが朝から顔をそろえ、対応の協議を続けた。幹部は「常識では考えられない。開いた口がふさがらない」と話す。

 異常が見つかったレール幅は、鉄道会社ごとに基準が設けられている。ただ補修の基準よりも厳しい目標を設け、それを超えると即補修する社もある。幹部は「それだけ神経を使うのに長期間放置するという考えが働いたこと自体が理解できない」と話す。

 JR北の放置理由にも疑問を投げかける。同社は主に列車のすれ違いなどに使う副本線で放置が目立ち、本線を優先しているうちに後回しになったと弁解。ただ、数日で全ての補修は終了している。別の幹部は「真剣に安全に向き合っていれば補修は可能。社の姿勢に疑問を持たざるを得ない」とする。

 国交省は事故の原因分析や安全対策推進のため、JR東日本に協力を求めるようJR北に指導し、両社を仲介した経緯がある。幹部は「これだけJR北の信頼回復に知恵と力を注いできたのに裏切られた気持ち。今回はこれまでとは状況が異なる。根本的な体質に問題があり、小手先だけの改善・改革では済まされない」と語気を強めている。


国交省がJR北海道の監査強化
2013年9月24日(火)10時24分配信 共同通信

 国土交通省は24日、多数のレール異常を放置していたJR北海道に対して、監査員を4人から9人に増強して特別保安監査に踏み切った。当初23日までとしていた監査期間を27日まで延長し、対象も保線に当たる工務部門だけでなく、車両や運転など他に運行に関わる部門にまで拡大した。国交省は事業改善命令も視野に、トラブルや事故を抑制できないJR北海道の安全管理体制の実態解明に本腰を入れる。


JR北、時速130キロ区間でもレール異常放置
読売新聞 9月24日(火)7時55分配信

 JR北海道が97か所でレールの幅などに社内基準を超える異常を確認しながら放置していた問題で、最高時速130キロの特急列車が走行する札幌―旭川間など高速運転区間でも、不具合を改修せずに運行していたことがわかった。

 事態を重く見た国土交通省は、特別保安監査を27日までに延長し、同社の安全体制全般の総点検に乗り出した。

 同社によると、不具合が放置されていたのは、1日60本超の特急が通過する札幌―旭川間の函館線で1か所、最高時速110キロが可能な美深―稚内間の宗谷線でも9か所見つかった。国交省は「鉄道を安全に運行するシステム全般に問題がある恐れがある」として、監査要員をこれまでの4人から9人に増強。調査結果などをふまえ、事業改善命令など行政処分も検討する。


JR北に改善命令へ 線路異常放置 「社内体質に起因」
産経新聞 9月24日(火)7時55分配信

 JR北海道がレール幅の異常を確認しながら放置していた問題で、国土交通省は23日、事故につながる危険があったとして同社に事業改善命令を出す方針を固めた。同社は平成23年6月にも、石勝線トンネルでの特急脱線炎上事故で同命令を受けている。

 太田昭宏国交相は23日、訪問先の静岡県吉田町で「知らなかったとか、忘れていたで済まされる問題ではなく、極めて遺憾に思っている。どういう措置や対応を取るか詰めていきたい」と厳しい姿勢で臨む意向を示した。

 国交省は23日も新たに札幌周辺の線路の点検や補修業務を担う札幌保線所に特別保安監査を実施、脱線事故に関する調査を進めた。

 国交省や同社の内部調査では、脱線事故現場のレール幅は昨年10月の検査で基準値より広がっていることが判明。通常は15日以内に補修する内規だったが、通過列車が少ない副本線だったために放置していた。

 JR北は異常が発覚した際、列車の通過が多い本線は問題はないとして、調査の必要性も否定。だが、国交省に確認を指示され、記録を再調査した結果、本線を含め計97カ所の異常放置を明らかにした。

 基準値に達する前の目標値を設け、早期対処を図る鉄道事業者もある中で、国交省は「著しい安全意識の欠如。最低限の情報さえ本社の担当部門に上がっていないのは異常な状態だ」(幹部)と、JR北の企業姿勢を批判している。

 こうした状況から国交省は監査終了の前段階での異例の業務改善命令の検討に入っていた。国交省は「社内体質に起因する面も大きい」とし、処分時には一連のトラブルにも言及、包括的改善を求めていく方針。

 国交省は23日夜、同日までの予定で実施していたJR北に対する特別保安監査を、27日まで延長すると発表した。


JR北海道 線路97カ所異常放置 言い訳できぬ、安全意識まひ 厳しい自然で赤字 人手不足の逆境…
産経新聞 9月24日(火)7時55分配信

 JR北海道が多数のレール異常を放置していた問題は、鉄道事業者としての安全意識と責任感が希薄化していることを浮き彫りにした。識者らは「もはや鉄道事業者としての資質にもかかわる」と問題視する。JR北で今、何が起きているのか。

 ◆保守技術伝承できず

 JR北の鉄道路線計約2500キロのうち、半分の約1170キロがローカル線の「地方交通線」だ。幹線も人口密度の低い地域を走っており、大半が不採算の赤字路線とされる。「北海道の厳しい自然環境に対応するため、レールの保守にはかなりの手間がかかるが、赤字経営のJR北では限られた予算、人員で対応してきた」。こう語るのは、鉄道の安全性を研究している日大生産工学部の綱島均教授(54)=機械工学=だ。

 JRの構造的な問題は、ほかにもある。鉄道アナリストの川島令三(りょうぞう)氏(63)は「国鉄末期に採用を抑制し民営化後も人員を整理した結果、世代間の断絶が生じ、技術の伝承もできていない」と指摘する。

 ◆「感覚信じられぬ」

 だが、昨年10月の定期検査で異常を把握しながら、補修せずに1年近く放置していたJR北の対応は、これだけでは説明できない。

 JR他社の関係者は「基準値を超えているのに、そのまま放っておいてもいいだろうという感覚が信じられない」と疑問視する。

 旧国鉄の保線区長やJR貨物の保全部長を歴任した北海学園大工学部の上浦正樹教授(63)=鉄道工学=は、「レールの保守に携わる人間は基準値を超えることが恐ろしく、早く直さなければいけないという気持ちになる。列車の運転を取りやめて補修するのが保線区の使命だ」と語る。

 脱線現場の枕木は、レール幅が広がりやすい木製だったが、レールを固定するくぎを打ち直せば比較的容易に補修できたとされる。

 脱線現場は列車の待避や追い越しなどに使われる「副本線」。異常を放置していた担当者は「本線より優先順位が後という意識があった」と話したというが、異常箇所は、特急列車が高速で通過する「本線」にも及び、北海道内全域に広がった。

 上浦教授によると、レールの異常が分かる「軌道検測チャート図」というデータが保線区から本社に報告される仕組みになっており、「本社も数値を見ればすぐに『これはまずい』と気付いたはず」だという。

 現場の保線区だけでなく、会社組織全体の問題が問われている事態に、上浦教授は「鉄道マンとしての安全意識が希薄としか思えない」と批判した。


JR北海道 線路97カ所異常放置 国交省「開いた口がふさがらない」
産経新聞 9月24日(火)7時55分配信

 貨物列車脱線事故の過程で発覚したJR北海道のずさんな安全管理体制。点検で補修の必要性を認識していながら、長期間放置された結果、事故を招いたとみられる。放置は97カ所にのぼり、国土交通省は23日、事業改善命令を出す方針を固めた。「あり得ない」「裏切られた」。同省幹部は口をそろえる。

 国土交通省鉄道局には23日も幹部らが朝から顔をそろえ、対応の協議を続けた。幹部は「常識では考えられない。開いた口がふさがらない」と話す。

 異常が見つかったレール幅は、鉄道会社ごとに基準が設けられている。ただ補修の基準よりも厳しい目標を設け、それを超えると即補修する社もある。幹部は「それだけ神経を使うのに長期間放置するという考えが働いたこと自体が理解できない」と話す。

 JR北の放置理由にも疑問を投げかける。同社は主に列車のすれ違いなどに使う副本線で放置が目立ち、本線を優先しているうちに後回しになったと弁解した。

 ただ、数日間で全ての補修は終了している。別の幹部は「真剣に安全に向き合っていれば補修は可能。社の姿勢に疑問を持たざるを得ない」とする。

 国交省は事故の原因分析や安全対策推進のため、JR東日本に協力を求めるようJR北に指導し、両社を仲介した経緯がある。

 幹部は「これだけJR北の信頼回復に知恵と力を注いできたのに裏切られた気持ち。今回のトラブルはこれまでとは状況が異なる。根本的な体質に問題があり、小手先だけの改善・改革では済まされない」と語気を強めている。


<JR北海道>レールの異常放置 4部署に集中 全体の7割
毎日新聞 9月24日(火)2時31分配信

 JR北海道が線路の異常97カ所を補修せず放置していた問題で、レールの点検や補修を担当する部署によって異常を放置した数に大きな偏りがあることが同社への取材でわかった。保線を担当する44部署のうち4部署による放置が65カ所と全体の7割を占める一方、29部署では放置がゼロだった。特別保安監査を実施中の国土交通省もこの事実を把握。保線作業が現場任せとなり全社的な統一基準で管理されていなかった可能性があるとして、事業改善命令などの行政処分を検討する。

【放置カ所はなんと…】JR北海道:レール異常放置97カ所…過半数が旅客線

 JR北海道によると、保線作業を担当するのは保線所(工務所)の出先機関である「保線管理室」や、各駅の工務部門など44部署。785人の社員が作業に当たっている。

 異常放置の社内規定違反があった97カ所(本線49、副本線48)のうち、違反が最も多かったのは函館保線所・大沼保線管理室(七飯=ななえ=町)の23カ所(本線4、副本線19)。同管理室は19日に貨物列車の脱線事故が起きた函館線大沼駅を担当しており、国交省が既に立ち入り検査している。

 他に違反件数が多かったのは▽室蘭保線所・苫小牧保線管理室16カ所(全て副本線)▽石狩当別駅14カ所(全て本線)▽北見工務所・遠軽管理室12カ所(本線10、副本線2)。この4部署で全体の7割を占めた。

 一方、札幌保線所管内は、札幌、小樽、江別など五つの保線管理室があるが本線、副本線ともに放置はゼロだった。国交省は放置件数のばらつきの原因を解明するため23日、札幌市中央区の本社と札幌保線管理室にも立ち入り検査に入った。部署ごとの業務内容を詳しく調べ、比較する。

 JR北海道は違反件数のばらつきの理由について「現場社員への聞き取りを進めており、まだ何とも言えない」としている。

 各鉄道事業者は整備基準値を定めており、レール幅(規格1067ミリ)の場合、JR北海道は直線で14ミリ、曲線で19ミリを超えると、15日以内にレールを枕木に固定するくぎを打ち直すなどして補修しなければならないと定めている。【遠藤修平】


<JR北海道>国交省が監査期間を4日間延長 27日まで
毎日新聞 9月23日(月)22時35分配信

 JR函館線で起きた貨物列車の脱線事故に関連し、JR北海道が線路の異常97カ所を補修せず放置していた問題で、鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)を実施していた国土交通省は23日夜、同日までの予定だった監査期間を4日間延ばし、27日まで行うと発表した。

 楠元哲彦・主任監査員は取材に対し「次から次へと不備が見つかっている。さらに詳しく精査するため延長を決めた」と述べた。今後は現在監査している保線作業などの軌道部門だけでなく、電気系統、車両管理、運転管理の3部門にも監査対象を広げ、不備がなかったかを調べる。【遠藤修平】


脱線現場担当部署が最多=レール異常の放置23件—国交省、特別監査実施
時事通信 9月23日(月)17時30分配信

 JR函館線で起きた貨物列車脱線事故に関連し、JR北海道がレールの高さや幅の異常97カ所を放置していた問題で、国土交通省は23日も、札幌市の同社本社や札幌保線管理室に対する特別保安監査を行った。
 保線管理室はレールの保守管理などを担う現場部門で、道内を44に区分して設置しているが、同社によると、脱線事故現場を管轄する大沼保線管理室(七飯町)の担当区間で、道内最多の23カ所の異常が放置されていた。
 同省は21日以降、本社や函館支社、大沼保線管理室の監査を行い、担当者から聞き取りをしたり、レールの検査記録を確認したりした。監査は23日までの予定だったが、多数の異常放置が発覚したことから期間を27日まで延長し、職員も9人に増やした。
 今後、車両や電気設備などの管理状況も含め、異常が放置された背景を総合的に調査。結果を分析し、事業改善命令などを視野に対応を検討する。 

« 韓国の破廉恥漢、靖国神社に放火の目的で侵入 | トップページ | 宮城沖地震に関するニュース・1397,2013年9月24日 »

システム・技術・産業」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

事故・トラブル・インシデント」カテゴリの記事

船舶・鉄道・航空」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/58264440

この記事へのトラックバック一覧です: JR北海道函館線で貨物列車脱線、線路の異常を放置・2:

« 韓国の破廉恥漢、靖国神社に放火の目的で侵入 | トップページ | 宮城沖地震に関するニュース・1397,2013年9月24日 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31