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2012年8月10日 (金)

宮城沖地震に関するニュース・976,2012年8月10日

引き続き、昨年3月11日に発生した、東北関東大震災に関するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:<消費増税>強まる不信感 官邸前デモ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<消費増税>明日見えぬ生活、心配 「復興にスピードを」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:津波漂流物の対策必要=高浜原発の耐性評価で—保安院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発デモ代表と面会、首相「お盆休み後くらい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対策拠点、5〜30キロに移転=泊原発事故時の施設—北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:川内など5原発、「敷地内に活断層ない」と結論 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<川俣町>除染実施計画を公表 環境省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<線量計未装着>東電が対策実施 10日も一例発覚 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:志賀原発直下の断層、北陸電力が再調査開始 - 速報:@niftyニュース.
リンク:<浜岡原発>「腐食問題ない」…5号機の海水流入で中電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<保安院>高浜原発の審査 判断先送り示す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:4号機の「ふた」撤去=格納容器、福島第1原発—東電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発事故でチョウに異常 - 速報:@niftyニュース.
リンク:東日本大震災の被災自動車7万台、撤去ほぼ終了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:電力会社、元請けも確保を=福島事故の線量計不足で—厚労省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<楢葉町>「警戒」解除 久しぶりの古里、墓参りへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:女川原発「健全に機能」=IAEA調査団、再稼働判断せず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:燃料集合体、ほかにも17体欠損 - 速報:@niftyニュース.
リンク:線量計また着け忘れ=作業員、福島第1原発で—東電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浜岡5号機、原子炉に腐食か - 速報:@niftyニュース.
リンク:電事連「どの選択肢も問題」=エネルギー政策の意見公募 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:クラゲの大群、再び来襲! 関電・火力の赤穂2号機が出力抑制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:赤穂火力2号機の出力抑制=クラゲ回収装置の損傷で—関電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:廃炉の署名23万人超す - 速報:@niftyニュース.
リンク:福島県の夫婦が地ビールを開発 フルーティーな味わい「ななくさビーヤ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:清水建設、福島県広野町のセシウム汚染土壌実証浄化プラントが本格稼働開始 - 速報:@niftyニュース.
リンク:静岡県が原発協に脱退届 - 速報:@niftyニュース.
リンク:脱原発否定的な財界を特別視せず - 速報:@niftyニュース.
リンク:株主=国民を無視した東電テレビ会議映像「不完全公開」のあくどさ - 速報:@niftyニュース.
リンク:経産相「原発比率目標、2030年に固執せず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政治混迷「早期の見直し」棚上げ 原子力損賠支援法施行1年 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:復興庁半年 高まる評価 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発事故>楢葉町も避難区域再編 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<枝野経産相>30年にこだわらぬ…原発依存度、目標の時期 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:楢葉町の警戒区域解除=再編5番目、福島原発事故 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<消費増税>強まる不信感 官邸前デモ
毎日新聞 8月10日(金)22時31分配信

 消費増税の関連法が成立した直後、首相官邸前では毎週金曜日に行われている「脱原発」抗議行動が始まり、集まった人々が「原発いらない」「談合政治はいらない」と訴えた。参加者からは政局に明け暮れる永田町を突き放す声が聞かれた。

 「増税を決める前に国民の声を聞いてほしかった」。6歳と3歳の子供を連れて参加した東京都世田谷区の翻訳業、岩田祐未子(ゆみこ)さん(43)は「一連の政局で政治家への不信感はますます強まった」といい「解散するなら、すぐにしてほしい」と注文した。明治学院大4年、蓮沼佑助さん(22)は「近いうち」に行われる衆院選で「『原発ゼロ』とはっきり言ってくれる人を選びたい」と話した。

 一方、「選挙の時期には興味がない」という墨田区の大学教員、竹内幸雄さん(67)は「エネルギー政策を重視して1票を投じたいが、現状は民主も自民も今ある新勢力も期待できない」と語った。【福島祥】


<消費増税>明日見えぬ生活、心配 「復興にスピードを」
毎日新聞 8月10日(金)22時27分配信

 消費増税の関連法が参院本会議で可決、成立した。自民党とのドタバタの末に「成立した暁には近いうちに国民に信を問う」と衆院を解散する姿勢を示した野田佳彦首相。だが、信を問われる有権者からは「選挙より、東日本大震災からの復興のスピードを上げてほしい」「民主も自民も自分たちが当選するかどうかしか考えていない」と冷ややかな声が上がっている。【根本太一、平林由梨、野原大輔】

 「なぜ『近いうちに』解散なのか理解できない。どの政党が勝つかより、復興のスピードが落ちはしないかが心配。私たちは明日が見えない暮らしをしているんです」。岩手県大船渡市の主婦、佐藤久美子さん(37)はそう批判する。

 東日本大震災で市内にあった自宅兼整体治療院が津波で流され、プレハブの仮設建物で再開した夫(38)の事務仕事を手伝う傍ら、高3と小4の娘2人を育てている。生活再建への不安を抱えての消費増税に「北欧のように社会保障が担保された増税なら反対しません。でも仕分けした事業が復活したり、役人の天下りを放っておいたりして『財源がない』では筋が通らない」と話した。

 東京都立川市の高松町商店街振興組合理事長、矢嶋通雄さん(78)も「近いうち」の解散・総選挙に「なぜ、いまなのかまったく見えない」と話す。長年自民党を支持してきたが「今の自民党は、政権を取りたいという姿が目に余る。党の利益ではなく、もう少し大きな視野で国のことを考えてほしい」。JR立川駅周辺に次々と大型店が出店し、かつて100店を超えた加盟店は約60まで減少。総選挙で重視するのは、やはり商店街や中小企業の振興策という。「消費増税の分を価格に転嫁すれば売り上げに響き、経営の足元が揺さぶられかねない。財源は社会保障に充てるということで仕方ないとも思うが、弱者にしわ寄せがいくことも理解してほしい」

 千葉県松戸市の無職、八谷達憲さん(84)も「民主も自民も自分たちが当選するかどうかしか考えていない」と憤る。前回の衆院選は民主党に投票したが、今回は「投票先がないので、このままでは『白票』だ」。

 福島第1原発事故で飛散した放射性物質の被害を受けた神奈川県小田原市の茶農家、田中康介さん(61)も、国会の動きを「各政党が党利党略で動いている」と言う。「安心・安全な食べ物を提供する者にとって原発依存から脱することが重要」と考えており、総選挙の際はエネルギー政策を重視して1票を投じるつもりだ。

 さいたま市浦和区の無職、小池俊夫さん(64)は「すぐにでも総選挙を実施すべきだ」と話したが「民自公3党の話し合いは国民不在という感じがする。政府・民主党への信頼は失われており、総選挙はいつやっても結果は同じだと思う」とみていた。


津波漂流物の対策必要=高浜原発の耐性評価で—保安院
時事通信 8月10日(金)22時0分配信

 関西電力高浜原発(福井県高浜町)3、4号機に津波が押し寄せた場合、漂流物が道路などをふさぎ、緊急対応に支障を来す可能性があることが分かった。経済産業省原子力安全・保安院が10日、原発再稼働の前提となるストレステスト(耐性評価)の専門家意見聴取会で示した。
 保安院は、高浜原発は敷地が低いため想定を超える津波が押し寄せた場合、全長約100メートルの輸送船や重量30トンの大型タンクなどが道路に漂着すると仮定。資機材の搬入が妨げられる恐れがあると指摘した。 


原発デモ代表と面会、首相「お盆休み後くらい」
読売新聞 8月10日(金)21時41分配信

 野田首相は10日の記者会見で、原子力発電所の再稼働反対を訴え首相官邸前で抗議デモを続ける市民団体代表との面会について、「お盆休み後くらいに日程調整して実現したい。(原発再稼働に)賛成、反対、いろんな立場の方の声に耳を傾けたい」と述べ、国会のお盆休み明けの20日以降に応じる考えを表明した。

 首相とデモ代表との面会を巡っては、枝野経済産業相が「反対」を明言しているほか、与野党や経済界からも反発や疑問の声が上がっている。


対策拠点、5〜30キロに移転=泊原発事故時の施設—北海道
時事通信 8月10日(金)21時35分配信

 北海道電力泊原発(泊村)の事故時の現地対策拠点となる「オフサイトセンター」(共和町)をめぐり、道は10日、同原発から約2キロ離れた現在地から約5〜30キロ内に移転する案をまとめた。同日開催した原子力防災計画の在り方を検討する道の有識者専門委員会(座長・島津洋一郎福井大特命教授)に提示した。
 オフサイトセンターについて、経済産業省原子力安全・保安院は新たな設置基準を原則的に半径5〜30キロ圏内とする方針。道はこれに沿って検討し、専門委の意見を受けて年内にも移転候補地を国に提示する。 


川内など5原発、「敷地内に活断層ない」と結論
2012年8月10日(金)21時32分配信 読売新聞

 全国の原子力発電所の敷地直下に活断層があるかどうかを調べている経済産業省原子力安全・保安院は10日、専門家の意見聴取会を開き、九州電力川内原発(鹿児島県)など5原発を「敷地内に活断層がない」と、結論付けた。

 川内以外の4原発は九電玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)、日本原子力発電東海第二原発(茨城県)、東北電力女川原発(宮城県)。

 聴取会の専門家4人が、各原発の敷地内の断層について〈1〉原子炉直下で地震を起こす〈2〉敷地近くの活断層に引きずられて動き、地盤をずらす〈3〉遠くの地震が影響して地盤をずらす――のいずれかに該当するかどうかを検討。過去の掘削調査の結果などから、5原発はどれにも当てはまらないと判断した。

 一方、福井県の関西電力美浜原発と日本原子力研究開発機構「もんじゅ」は〈2〉に、関電高浜原発は〈3〉に、それぞれ該当する可能性があるとして、結論を出すための追加調査を求めた。中部電力浜岡原発(静岡県)と中国電力島根原発(松江市)も〈3〉に該当する。


<川俣町>除染実施計画を公表 環境省
毎日新聞 8月10日(金)21時27分配信

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国が直轄で行う川俣町の除染計画

 環境省は10日、東京電力福島第1原発事故に伴って、国が直轄で除染する福島県内11市町村の「除染特別地域」(旧警戒区域と旧計画的避難区域)のうち、川俣町の実施計画を公表した。町の南東部の旧計画的避難区域に該当する約37.1平方キロが対象となる。対象区域内の人口は約1180人。今回で、計画策定は6自治体目となる。

 計画によると、町南東部の北側と東側にある住宅地など約11.1平方キロを12年度内に実施する。この地域は、町内を流れる河川の上流域に当たり、放射性物質の拡散状況などを踏まえ選定した。残りの下流域にある住宅地など約26.0平方キロは13年度に完了させる予定。

 旧警戒区域は福島第1原発から半径20キロ圏、旧計画的避難区域は同圏外で累積放射線量が年間20ミリシーベルトに達する恐れがあるとして政府が避難を要請した区域。【比嘉洋】


<線量計未装着>東電が対策実施 10日も一例発覚
毎日新聞 8月10日(金)21時25分配信

 東京電力は10日、福島第1原発で事故収束作業に当たっていた50代男性が、警報付き線量計を装着していなかったと発表した。同様の問題が相次いだことから、東電は同日夕、作業前に線量計装着を確認する専従職員を置くなどの再発防止対策を急きょ実施した。

 未装着だったのは、東電グループ会社の下請け作業員。同日午前、原発敷地内で同僚2人と共に約1時間20分、工事用の重機の動作確認をしていた。作業を終えて男性本人が付け忘れに気付いたという。線量計を装着していた同僚の被ばく線量は0.03ミリシーベルトだった。

 東電は「重大な問題と受け止めている。遅きに失したが、本日より対策を徹底した」と釈明した。【八田浩輔】


志賀原発直下の断層、北陸電力が再調査開始
2012年8月10日(金)21時15分配信 読売新聞

 北陸電力は10日、活断層の可能性が指摘された志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町)の原子炉建屋直下にある断層(破砕帯)の再調査を始めた。

 調査結果の最終報告は来年1月の予定で、活断層と確認されれば、廃炉を迫られる可能性もある。

 問題の破砕帯は、1号機原子炉建屋の南西角の地下を走っており、長さ約300メートル、深さ約250メートル。7月に開かれた経済産業省原子力安全・保安院の専門家意見聴取会で「典型的な活断層」と指摘された。

 これに対し、北陸電力は「亀裂は岩盤の割れ目で、建屋の下にあった段差は波による浸食でできた」などと主張している。

 専門家の意見聴取会では、1980年代に国に出された設置許可申請書に添付されていた図面と写真で検討した。そのため、保安院は、北陸電力に再調査を指示した。


<浜岡原発>「腐食問題ない」…5号機の海水流入で中電
毎日新聞 8月10日(金)20時45分配信

 昨年5月、中部電力浜岡原発5号機(静岡県)の原子炉内などに海水が流入した事故の影響について、中部電は5日、模型を使った試験結果を公表した。原子炉内の主要部品に使われているステンレス金属の接合部分が劣化する「すきま腐食」が発生している可能性を認めたものの、「腐食は問題のない程度で、設備を交換すれば使用可能」と説明した。

 分析は10日、今回の事故影響を議論している経済産業省原子力安全・保安院の意見聴取会で報告された。中部電は今年5月、海水ですきま腐食が発生したとの報告書を保安院へ提出しており、模型試験でも裏付けられた。

 しかし、中部電は「海水につかったのは一時的で、その後の濃度は薄まった。廃炉が決まった東京電力福島第1原発1〜3号機と異なる」と分析。核燃料も「燃料を覆う金属に腐食はほとんどなく、健全な状態と確認できた」としている。今月下旬にも圧力容器内にある872本の回収を始め、健全性を確認できれば再使用する。

 保安院は今月23日に開く会合で中間報告をとりまとめるが、再稼働の判断は9月にも発足する原子力規制委員会に委ねる。【中西拓司】


<保安院>高浜原発の審査 判断先送り示す
毎日新聞 8月10日(金)20時32分配信

 経済産業省原子力安全・保安院は10日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の安全評価(ストレステスト)1次評価の審査結果案を専門家会合に提示した。保安院は関電の安全対策の一部に不十分さが残るとして、評価が妥当かどうかの判断は先送りする考えを示し、専門家会合も了承した。

 審査結果案によると、保安院は、(1)立地場所が船舶などの漂流物が集中しやすい地形のため、それに対する十分な対応が必要(2)敷地内に断層(破砕帯)があり、追加検討が必要(3)緊急時に事故収束作業の前線基地となる「免震事務棟」の前倒し建設と代替策が必要−−などとして、判断を保留した。

 政府は1次評価を再稼働の条件と位置づけ、各電力会社が提出した内容について、保安院と内閣府原子力安全委員会が確認作業を進めてきた。今回の審査結果案の先送りは、再稼働の判断を9月に発足予定の原子力規制委員会に委ねたことにもなる。

 1次評価をめぐっては、今月8日にも北海道電力泊原発1、2号機(北海道)と九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)でも審査結果案の妥当性について保安院が判断を先送りしている。【中西拓司】


4号機の「ふた」撤去=格納容器、福島第1原発—東電
時事通信 8月10日(金)20時15分配信

 東京電力は10日、福島第1原発4号機原子炉建屋で、格納容器のふたを撤去したと発表した。解体作業の一環で、東電は圧力容器のふたも10月上旬までに撤去する方針。
 撤去されたふたは直径約9メートル、重さ約52トン。10日午前に大型クレーンで15分かけて持ち上げ撤去した。作業員36人で行い、最大被ばく量は0.39ミリシーベルトだった。 


福島第1原発事故でチョウに異常
2012年8月10日(金)19時46分配信 共同通信

 東電福島第1原発事故による放射性物質の影響で、チョウの一種「ヤマトシジミ」に遺伝的な異常が出たとする調査結果を琉球大の研究チームがまとめ、10日までに英科学誌電子版に発表。チームは昨年5月と9月、福島県内のほか茨城など計10カ所で採集。5月に集めた成虫144匹から生まれた卵をふ化させて育て、孫の世代まで調べたところ、いわき市など福島県内のチョウは、子の世代で死ぬ確率がほかの地域に比べ高かった。


東日本大震災の被災自動車7万台、撤去ほぼ終了
読売新聞 8月10日(金)19時43分配信

 環境省は10日、東日本大震災で被災した、岩手、宮城、福島3県の自動車計約7万1900台について、仮置き場への撤去を終えたと発表した。

 同省によると、被災自動車の撤去はほぼ完了しており、来年3月までに処分を終了できるとしている。

 撤去台数の内訳は、7月11日現在で、岩手が約1万7200台、宮城が約5万2800台、福島が約1900台。国直轄で撤去・処分を行う福島県の旧警戒区域内の台数は含まれていない。撤去された台数のうち、4万5200台は既に処分されているという。


電力会社、元請けも確保を=福島事故の線量計不足で—厚労省
時事通信 8月10日(金)19時30分配信

 厚生労働省は10日、全国の原子力関連施設で事故が起きた場合に備え、現場の施設だけでなく電力会社本社や作業の元請け会社も個人線量計を十分確保することなどを指導する方針を示した。
 厚労省によると、東京電力福島第1原発事故では昨年3月中旬から下旬にかけ、個人線量計が不足。作業員らの被ばくを見逃す可能性が生じたほか、同原発で内部被ばくを測定するホールボディーカウンターも使用不能になり、被ばく線量の確定に時間がかかった。 


<楢葉町>「警戒」解除 久しぶりの古里、墓参りへ
毎日新聞 8月10日(金)19時27分配信

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「じっちゃん、ばっちゃん、けえってきたぞ」と語りかけながら、墓に水を供える渡辺民夫さん。隣に立っていた墓銘や地蔵は震災で倒れたままになっていた=福島県楢葉町下小塙で2012年8月10日、中尾卓英撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域の再編で10日、警戒区域指定が解除された福島県楢葉町では早朝から町民が我が家に戻り、久しぶりに古里の空気をかみしめた。東日本大震災から11日で1年5カ月。お盆の時期に重なり、墓参する人の姿も見られた。

【酪農家、牛安楽死の悲嘆乗り越え】福島第1原発事故:楢葉町も避難区域再編

 10日午前0時、町は日中の立ち入りが自由になる避難指示解除準備区域に改編され、隣接する広野町との境界付近の国道6号は朝から車列ができた。一時帰宅に向かう町民は、陥没したままの道路や朽ちかけた家屋など、震災の傷痕を横目に自宅への道を急いだ。

 楢葉町下小塙(しもこばな)の広徳院では、島秀隆住職(63)が墓参りの準備や檀家(だんか)からの電話対応に追われた。約280基の墓のうち、約70基は倒れたままになっているという。島住職は「昨年は震災からお盆までの間に約30人の檀家が亡くなったが、納骨さえできなかった。今年はできるだけのご供養をしたい」と話した。

 墓参りに訪れた渡辺民夫さん(64)、幸子さん(63)夫妻は「一時帰還は実現したが、何から手をつければいいのやら。上下水道などのライフラインが復旧しなければ自宅の後片付けもままならない」と話した。【中尾卓英】


女川原発「健全に機能」=IAEA調査団、再稼働判断せず
時事通信 8月10日(金)18時45分配信

 東日本大震災で被災した東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)を視察した国際原子力機関(IAEA)の調査団が10日、東京都内で記者会見した。団長のスジット・サマダーIAEA耐震安全センター長は、同原発が想定を超える揺れや津波に襲われながらも「健全に機能した」と述べた。
 調査団19人は7月30日から女川原発を訪れ、目視による調査や東北電への聞き取りなどを行った。サマダー団長は「津波の被害を受けたエリアは、一部だが損傷はあった。地震の影響による損傷はほとんどなかった」と述べた。
 一方で「隅々まで全部見たわけではない」とも説明。原子炉3基は停止中だが、サマダー団長は再稼働の可否について「判断するものではない」と語った。 


燃料集合体、ほかにも17体欠損
2012年8月10日(金)18時14分配信 共同通信

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 東北電力女川原子力発電所

 東北電力は10日、女川原発(宮城県石巻市、女川町)3号機の燃料集合体1体で外側の金属製カバーの一部に欠損が見つかった問題で、3号機の残りの1385体の燃料集合体を調べた結果、17体に同様の欠損が見つかったと発表した。強度不足などが生じる大きさではないという。原因について東北電は、溶接不良か、燃料集合体を移動した際接触した可能性が考えられると説明。東日本大震災の揺れの影響ではないとの見方を示した。


線量計また着け忘れ=作業員、福島第1原発で—東電
時事通信 8月10日(金)17時56分配信

 東京電力は10日、福島第1原発で同日午前に重機の点検作業を行った協力会社の50代の男性作業員が、個人線量計を身に着けていなかったと発表した。被ばく線量は一緒に作業した2人と同じ0.03ミリシーベルトとみられる。
 東電によると、作業員は「装着したと思っていた」と話しているといい、累積線量を測るガラスバッジは着けていた。
 同原発では、下請け会社が作業員の被ばく線量を少なく見せ掛けるため、個人線量計に鉛カバーを付けさせた問題が発覚。他の作業員や東電社員の個人線量計着け忘れも相次いでいる。
 東電は再発防止策として、「作業現場に向かう前に、免震重要棟や休憩所などで個人線量計を装着したか確認を徹底する」としている。 


浜岡5号機、原子炉に腐食か
2012年8月10日(金)17時27分配信 共同通信

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 中部電力浜岡原発。手前が5号機=静岡県御前崎市

 中部電力は、昨年5月に原子炉圧力容器に大量の海水が流入した浜岡原発5号機(静岡県)について、原子炉施設の広い範囲が海水で腐食している可能性があると10日、明らかにした。中部電は「塩分濃度は低く、腐食は問題ない程度。設備の清掃や交換で運転は可能だ」としている。経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議で説明した。


電事連「どの選択肢も問題」=エネルギー政策の意見公募
時事通信 8月10日(金)17時2分配信

 電力10社でつくる電気事業連合会は10日、政府のパブリックコメント(意見公募)に対し、2030年の原発依存度として0%、15%、20〜25%の三つを示したエネルギー政策の選択肢について「いずれも国民負担や経済への影響、実現可能性の点から問題が極めて大きい」と批判する意見を提出した。
 原発依存度に関しては「特に0%はエネルギー源の多様性確保という点で取り得ない。少なくとも20〜25%必要」と主張。再生可能エネルギーを25%〜35%とする目標については、実現可能性に疑問があると強調した。 


クラゲの大群、再び来襲! 関電・火力の赤穂2号機が出力抑制
産経新聞 8月10日(金)13時24分配信

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各地で大量発生し、漁業や発電所の取水口に詰まらせるなどの被害を与えるミズクラゲ(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)

 関西電力は10日、火力の赤穂発電所2号機(兵庫県赤穂市、出力60万キロワット)の取水口のごみを除去するスクリーンの駆動用チェーンの損傷や、クラゲの大量発生に伴い、出力を30万キロワットまで抑制したと発表した。今後、出力を45万キロワットにまで回復させ、早期のフル稼働を目指す。来週は盆に入ることもあり、電力需給に影響はないという。

写真】関電、悲鳴!集塵機でミズクラゲ回収も多すぎて処理処理しきれず

 関電によると、9日午前4時45分に起動操作を行った際、スクリーン4台のうち1台が動かなかったため、点検したところチェーンの損傷が判明。修理には1カ月かかるという。


赤穂火力2号機の出力抑制=クラゲ回収装置の損傷で—関電
時事通信 8月10日(金)13時1分配信

 関西電力は10日、赤穂火力発電所2号機(兵庫県赤穂市、出力60万キロワット)でクラゲ回収装置4台のうち1台が損傷したと発表した。修理が必要で2号機の出力を今後約1カ月間、45万キロワットに抑制する。当面の電力需給に大きな影響はないという。
 9日未明に1台が作動せず、点検したところ、取水口付近に設置したクラゲ回収網の駆動用チェーンが切れていたという。原因は調査中だが、クラゲの大量回収で負荷がかかった可能性がある。 


廃炉の署名23万人超す
2012年8月10日(金)11時34分配信 共同通信

 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働中止と廃炉を求め署名活動している市民団体の代表者らは10日、約6万人分の署名を橋本昌県知事宛てに県庁で提出した。昨年11月から続く提出の4回目で、総数は約23万7千人分。脱原発を訴える県内の19団体が街頭や戸別訪問、インターネットで署名活動を続けていた。提出後、団体側が事前に提出した要望書を基に県の担当者と意見交換した。


福島県の夫婦が地ビールを開発 フルーティーな味わい「ななくさビーヤ」
産経新聞 8月10日(金)11時24分配信
 福島県二本松市で有機野菜の栽培に取り組む農林水産省の元官僚夫妻、関元弘さん(41)と奈央子さん(38)が、東京電力福島第1発電所事故後、地ビール(発泡酒)の開発を手掛け、販売している。

 関さんの畑「ななくさ農園」(nanaxsa.web.fc2.com/)は、福島第1原発から北北西45キロに位置する。関さんら有機農家で作る「オーガニックふくしま安達」(20人)では事故後、放射性物質の影響を恐れ、3人が同県を去ったが、3人が新規就労し、農業の喜びを追求している。

 地ビール名は「ななくさビーヤ」で、原料は「ななくさ農園」の麦。ユズや柿も使ってフルーティーな味わいに仕上がった。330ミリリットル入り、500円。

 元弘さんは「事故の影響で、子供向けの観光農園やエコツアーなどは、だめになった。ワインや地酒、地ビールなど大人向けの農業で村を活性化させたい」と話している。

 問い合わせは、メール(skm@js6.so−net.ne.jp)で。


清水建設、福島県広野町のセシウム汚染土壌実証浄化プラントが本格稼働開始
2012年8月10日(金)11時15分配信 財経新聞

 清水建設は9日、同社が福島県双葉郡広野町に建設したセシウム汚染土壌の実証浄化プラントが本格稼働を開始したと発表した。同実証浄化プラントは、高い浄化率と高い減容率を両立させた新開発のスクラビング(擦りもみ洗浄)機能が特徴。なお、同実証浄化プラントは、環境省の除染技術実証事業として建設したもので、事業を通じてプラントのスクラビング機能を実証するとともに、浄化プロセスの無人化、浄化コスト2万円/m3の実現を目指す。

 環境省では、中間貯蔵施設に保管するセシウム汚染土壌等は東京ドーム23杯分、2,800万m3に達すると試算しており、貯蔵施設の大規模化が懸念されるとともに、建設用地の確保が大きな課題になっている。このため清水建設は、施設に保管する高濃度汚染土の減容化がこうした課題解決につながると考え、今回の浄化プラントを開発した。再利用可能な土壌の基準濃度はまだ示されていないが、浄化処理により最大で汚染土壌の80%程度を再利用できるものと同社は考えているという。

 同プラントの浄化プロセスは、分級(フルイ分け)処理、スクラビング処理の順に進む。最初に汚染土壌をフルイに投入し、粒径2mm以上の再利用可能な土壌をフルイ分けて回収。続いて残りの土壌を遠心分離機(ハイドロサイクロン)にかけ、粒径63μm以下の高濃度汚染土と粒径63μm~2mmの土壌とに再分級する。次のスクラビング処理では、新開発の機能により、粒径63μm~2mmの土壌からセシウム付着部を効果的に剥がし取り回収する。

 新開発のスクラビング機能の特徴は、高い浄化率(汚染濃度を83~96%低減)を維持したまま、高濃度汚染土の減容化率を従来より10ポイント程度、例えば減容化率が70%なら80%にアップできること。これは、土粒子表層を効果的に薄く剥離させる薬剤とその使用量、スクラビング時間の組み合わせの最適化により可能になったもの。実験では、脂肪酸塩等のアニオン系薬剤を用いることにより、直径比率で汚染土壌表層部のわずか2%を剥ぎ取ることに成功している。従来は、土粒子を掻き混ぜ粒子表面を擦り合わせるだけの単なる機械的な処理であったため、剥離圧を調整できず土粒子の表面を必要以上の厚さで剥離させていたため、一層の減容化が求められていた。

 なお、同実証プラントでは、高濃度汚染土壌の減容化を進めるだけでなく、浄化の最終プロセスである高濃度汚染土の脱水作業、脱水した土壌の袋詰作業を自動化することで、作業者の被曝も最小限に留めている。また、プラントの要素技術は、清水建設が200万トンの浄化実績を持つ重金属等を対象にした土壌洗浄プラントを基に開発したものであり、処理能力が40~80t/時の実用レベルのプラントの建設が可能となっている。


静岡県が原発協に脱退届
2012年8月10日(金)11時9分配信 共同通信

 静岡県は10日までに、原発が立地するか立地予定の14道県でつくる「原子力発電関係団体協議会」(会長・三村申吾青森県知事)に脱退を届け出た。協議会が国に提出を検討していたエネルギー政策に関する要請書に、再稼働を推進する表現があったことが理由。県原子力安全対策課によると、9日付で三村知事宛てに文書を郵送した。書類が届き次第、受理される見込みという。


脱原発否定的な財界を特別視せず
2012年8月10日(金)11時8分配信 共同通信

 枝野幸男経済産業相は10日、閣議後の記者会見で、経済団体が相次いで脱原発に否定的な見解を表明していることに関して「官邸に集まるデモの個々人の意見と同列の、一つの意見だ」と述べ、特別視しない考えを示した。経産相は経済界の声を「従来のシステムで成果を挙げてきた皆さんの消極的な意見を乗り越えなければ時代は前に進まない」と述べた。政府が示した原発3選択肢に対し、経団連は3案とも問題が多いと批判している。


株主=国民を無視した東電テレビ会議映像「不完全公開」のあくどさ
2012年8月10日(金)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 東京電力が6日、福島原発事故後の社内テレビ会議映像を報道関係者に“公開”した。これが何から何まで異例だったのだ。いかにこの会社が国民をナメているか、よ~く分かった。

 まずは“公開”前の説明会だ。東電の公開内容を判断するとして、「第三者」を名乗る弁護士が登場。映像の一部非公開を決めた東電の方針は「プライバシー保護の観点から妥当」と強調した。「全面公開」を求める報道陣の機先を制する作戦。この期に及んで隠蔽姿勢を貫き、視聴のために提供した本店1階会議室には、監視カメラまで設置する念の入れようである。入試か何かと勘違いしているらしい。

 入室時には事前登録した名前も厳しくチェックされた。映像を見られたのは、机の上に置かれた65台の専用パソコンだけ。座席はあらかじめ決められていた。

<居心地悪い暑くて小さい部屋>

 しかも、映像ファイルは6分割されたもので小さくて見えづらく、音声も聞き取りにくい。ひっきりなしに「ピー音」が入るからチンプンカンプンだ。カメラやICレコーダーは持ち込み不可で、やりとりをノートやパソコンに記録するのも骨が折れた。

「とにかく隠したいという気持ちでいっぱいなのでしょう。クーラーの効きが悪い暑くて小さな部屋にギュウギュウ詰めされたのも、居心地を悪くして集中力を鈍らせ、長居させないためじゃないか」(ある民放記者)

 もともと東電は情報公開に消極的だった。映像は昨年3月11~15日の150時間分。そのうち100時間分は事故を免れた福島第2原発で録画された音声ナシの映像だ。しかも、東電によると、映像・音声処理した場面は1700カ所あるというから、ふざけている。

「東電は『会議映像は公開を前提に録画されたものではないから、一部非公開は当たり前』との立場を崩していないが、それで許されるのは民間企業の場合です。今や1兆円もの公的資金を投入された国有会社。東電の株主は国民なのです。その国民が全面公開を求めているのに平然と突っぱねるなんて勘違いも甚だしい。弁護士のお墨付きがあると逃げる計算でしょうが、東電が選んだ『第三者』は中立といえません」(経済ジャーナリスト)

 こんな会社に今後も血税がジャブジャブ使われるのかと思うとホントに腹立たしい。

(日刊ゲンダイ2012年8月7日掲載)


経産相「原発比率目標、2030年に固執せず」
SankeiBiz 8月10日(金)8時15分配信

 枝野幸男経済産業相は9日、インターネットの番組に出演し、政府の新たなエネルギー・環境戦略について「2030年で線を引くことを決めているわけではない」と述べ、30年時点の総発電量に占める原発の比率を「0%」「15%」「20〜25%」とする3つの選択肢の目標時期は柔軟に検討する考えを示した。経産相は番組終了後、記者団に「30年に執着して一歩も動かないという硬直的なものではない」と述べるとともに、原発比率についても「必ず3つから1つを選ぶわけではない」とし、選択肢以外の結論もあり得るとの意向を改めて示した。


政治混迷「早期の見直し」棚上げ 原子力損賠支援法施行1年
SankeiBiz 8月10日(金)8時15分配信

 東京電力福島第1原発事故の賠償の仕組みを定めた原子力損害賠償支援機構法が施行され、10日で1年。国会の付帯決議では、法の施行後1年をめどに、国の責任のあり方を含め現行の原子力損害賠償制度の見直しを検討すると定めているが、国の負担肩代わりには反発が強く、消費税増税などの懸案を前に議論は棚上げされたままの状態が続いている。

 機構法は、付則に「できるだけ早期に賠償制度における国の責任のあり方に検討を加え、原子力損害賠償法(原賠法)の改正をはじめとする必要な措置を講じる」と明記。付帯決議では見直し時期を「1年をめど」と定義している。

 現行の規定下では、政府は賠償を円滑に進めるため必要な資金援助を行うが、最終的には事業者が返済するため、財政負担はほとんど生じない。この点について、「事業者と“一体”で原子力政策を進めてきた政府の責任が十分反映されていない」という批判が上がっており、今後の見直しでは両者の責任分担が課題になる。

 政府は東電の賠償支援のため機構に5兆円の交付国債を現金化することを認めており、既に2兆5000億円の枠が固まっている。

 しかし、東電幹部は、避難区域内にある土地や家屋などの賠償額が膨らめば「すぐに5兆円を超えてしまう」と懸念を漏らす。さらに今後、数兆円単位で廃炉費用などがのしかかることを考えれば「今の枠組みは長く続かない」(経済産業省幹部)のは明らかだ。

 ただ、政府内では国民の負担によって東電を救済することに強い抵抗感があるほか、議論の下地となる政府の新しい原子力政策の策定も遅れている。課題山積の民主党政権内では、賠償制度見直しの機運が高まらないのが現状だ。


復興庁半年 高まる評価
産経新聞 8月10日(金)7時55分配信

 ■幹部自ら被災地へ/地方と距離感縮む/予算確保どこまで

 10日で発足半年を迎える復興庁をめぐり、国と地方の関係が劇的に変わりつつある。「屋上屋を架す」との批判もあった復興庁だが、来年度予算ではこれまで自治体がほとんど口を挟めなかった概算要求段階で、被災自治体が加わった折衝が始まった。被災地のコンサルタントとして、事実上初となる復興庁の予算編成でどこまで地方の意向を反映できるのか。今月末にも予想される概算要求の提示で、復興庁の真価が問われる。(荒船清太)

                   ◇

 7月末、復興庁原子力災害復興班の太田秀也参事官の姿は、東京・霞ケ関の復興庁になかった。各省庁が財務省に提示する来年度予算の概算要求が大詰めを迎えた今も、「毎週のように福島に出張している」と太田参事官は言う。

 カウンターパートの福島県企画調整課も夏休み返上で折衝にあたる。「これまで自治体は、6月に重点要望を出したらまな板のコイ。年末に財務省原案が出た後に折衝するだけだったんですが…」と振り返るのは同課の林千鶴雄主幹。発足当初は「被災地を向いて仕事をしていない」と厳しい批判が向けられた復興庁だが、その後は「状況は全く変わった」と話す。

 「概算要求段階でヒアリングをして予算に反映させる」。例年通りを想定していた県に、復興庁から連絡が来たのは6月中旬。7月には県庁内で復興庁、関係省庁、県の関係部署の部課長、被災市町村幹部が一堂に会した折衝が始まった。

 東京電力福島第1原発事故で警戒区域に指定された自治体の担当者は、国と地方の関係を根本から変える変化が3つあったと指摘する。「接触相手のレベル」「場所」「頻度」だ。

 従来、中央省庁の課長級(参事官)が面会するのは県なら知事か局長級、市町村は首長が会えるかどうかだ。それも霞ケ関までわざわざ足を運ぶ。それが現在は復興庁の統括官や参事官が県に毎週のように赴き、市町村の課長どころか主任級の現場担当者からもヒアリングを繰り返し、各省庁と調整するなど国と地方の関係は一変した。

 ただ、概算要求の折衝に入り、国の窓口として一本化したはずの復興庁の限界も見え始め、県と各省庁が直接やり取りする場面が増えたのも事実。県企画調整部の幹部は「調整官庁で終わるのか、予算を確保できる実力官庁になれるのか。その真価が問われている」と話している。


<福島第1原発事故>楢葉町も避難区域再編
毎日新聞 8月10日(金)1時41分配信

 東京電力福島第1原発事故で、大半が立ち入り禁止の警戒区域に指定された福島県楢葉町は10日午前0時、避難指示解除準備区域に再編され、日中は自由に行き来できるようになる。東日本大震災から1年5カ月。同町で牧場を営み、130頭の牛を死なせた蛭田博章さん(43)は「家族と地域のために」を胸に、バリケードが撤去された町境を通って、この日も除染作業に向かう。【中尾卓英】

 ◇「1人じゃない」…牛安楽死の悲嘆乗り越え

 ソメイヨシノ100本に囲まれた山あいに「蛭田牧場」がある。長女あやのさん(11)が学校から帰り、牛たちに一日の報告をすると「モー」と返事をする。こんな「アルプスの少女ハイジ」のような生活は原発事故で引き裂かれた。

 一家は35キロ離れた同県いわき市などに避難。昨年4月22日、警戒区域に指定されると、蛭田さんは牛たちの背中をなでながら「ごめんな」と餌を与えた。この様子は「最後の一日」として報道された。だが、蛭田さんはその後も3日に1度、「抜け道」を車で約2時間走り牧場に通った。

 猛暑になると牛舎の環境は劣悪になった。牧場から約150キロ離れた同県会津美里町で母ゆかりさん(47)と暮らすあやのさんは昨夏、菅直人首相(当時)に手紙を書いた。

 「わたしの家族は137(人)です。お父さんとお母さんとじいじとばあばと(曽祖父の)じいちゃんとばあちゃんと130頭の牛たちです」「わたしは牧場をつごうと思っていて、お仕事を手つだってきました。生きている牛をぜったいころさないで」

 蛭田さんは昨年12月27日、最後の11頭を薬剤で安楽死させた。「殺されることが分かっているのに、近づいてくるんだよね」。涙であふれる牛の目に自分の顔が映った。心の中で「暴れてくれよ」と叫んだ。

 自殺を考えたことさえあった。だが酪農仲間に「再開する時はいつでも言ってくれ。すぐに牛を送る」と励まされたことが頭をよぎった。「人は一人で生きているんじゃない。困った人にお返しできる人間になりたい」と思えた。

 蛭田さんは今年7月、9人の酪農仲間らと農地の除染作業を請け負った。牧草を集めていたトラクターに乗って除染作業に汗を流す。いわき市の仮設住宅では仲間と夏祭りを企画。盆踊りの輪は600人に広がった。仲間と飲む打ち上げの酒は、復興に立ち上がる気力をわかせた。

 ◇双葉町のみ応じず

 避難区域再編の動きは福島県内の対象11市町村のうち10市町村に拡大する見通しだ。再編は10日の楢葉町で5例目。残る6自治体(大熊町、葛尾村、川俣町、富岡町、浪江町、双葉町)のうち双葉町を除く5町村長が毎日新聞の取材に住民説明会の開催など再編に向けた手続きに入ると回答した。政府が7月下旬、土地や家屋など財物賠償の基準を示したことなどを受け、帰還準備が必要と判断した。

 政府は11市町村について今年4月以降、帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)▽居住制限区域(同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)▽避難指示解除準備区域(同20ミリシーベルト以下)の3区域への再編を進めてきた。【乾達】


<枝野経産相>30年にこだわらぬ…原発依存度、目標の時期
毎日新聞 8月10日(金)0時41分配信

 枝野幸男経済産業相は9日、インターネット番組に出演し、政府が検討している将来のエネルギー・環境政策について「2030年に線を引くと決めているわけではない」と述べた。政府は、30年時点の原発依存度について「0%」「15%」「20〜25%」の三つの選択肢を示している。しかし、ゼロへの賛成意見の中にも「いつなくすか」を巡り、国民からさまざまな声が寄せられていることから、30年にとらわれず検討すべきだとした。

 枝野氏は出演後、記者団に「(原発依存度を53%にする)今のエネルギー基本計画が30年(基準)なので、それをもとに議論してきたが、こだわるものではない」と強調した。

 また、民主、自民、公明の3党首が「近いうちに国民に信を問う」ことで合意したことに触れ、「政権として(エネルギー政策を)決められるなら決めて、評価を受けるのが選挙だ」と語り、解散・総選挙前にエネルギー政策を決めたい意向を示した。【丸山進】


楢葉町の警戒区域解除=再編5番目、福島原発事故
時事通信 8月10日(金)0時12分配信

 東京電力福島第1原発事故で、福島県楢葉町に設定されていた警戒区域が10日午前0時、解除された。避難指示解除準備区域(年間放射線量20ミリシーベルト未満)に再編され、月内にも国が本格的な除染作業を始める。原発周辺11市町村のうち、避難区域の再編は5番目。
 楢葉町は南部の工業団地などを除き、ほぼ全域が警戒区域になっていた。原則として立ち入りは禁止され、住民約7600人は大半が同県いわき市に避難している。

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» 夏の海釣りで黒鯛と真鯛 [脳挫傷による見えない障害と闘いながら]
8月に駿河湾の沼津市多比へ海釣りに行き、黒鯛と真鯛を釣りました。早朝3時半に出発し、午前8時頃まで回遊魚を狙い、休憩し午後2時半から午後7時頃まで黒鯛を狙いました。堤防釣りで、てるみんこふが、30センチクラスの黒鯛を2匹釣り上げ、デジカメ撮影。次は、嫁が12センチ程の真鯛を釣った時のデジカメ写真。:ことわざで、「海老で鯛を釣る」があり、用意した海釣りの寄せ餌を嫁が、混ぜて作ってるところをデジカメ写真撮影したが、寄せ餌:エサ(コマセ)はオキアミとチヌパワ 、付け餌はオキアミ。 ... [続きを読む]

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